JP2015170909A - パルス負荷用電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力に接続されるパルス負荷が複数の場合にも、スナバ回路を設けることなくオーバーシュートを抑制でき小型化が可能なパルス負荷用電源装置を提供すること。【解決手段】一例のパルス負荷用電源装置は、数複のパルス負荷に対して並列にパルス電圧を印加するパルス負荷用電源装置であって、直流電圧をスイッチングし所定幅のパルスを出力する電源部と、この電源部の出力に接続されたインダクタンスと可変抵抗とから成る並列接続体と、を備え、前記並列接続体の前記可変抵抗の値を、並列に接続される前記パルス負荷の数に応じて変える。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、複数のパルス負荷に接続されるパルス負荷用電源装置に関する。
一般に、パルス負荷に電圧を印加する電源装置では、パルス負荷に急激に高い電圧を印加するのでその印加開始時点でオーバーシュートが生じることが多い。このオーバーシュートを防止するために、パルス負荷の前に、インダクタンスと抵抗の並列回路から成るインピーダンス回路を設けることがなされる。
この場合、インピーダンス回路の抵抗値を変えて出力インピーダンスを変化させるがそれでも完全に一致させることは難しく、そのためにパルス負荷側にいわゆるスナバ回路を設けてオーバーシュートを抑制していた。
その構成例を図1に示す。このパルス負荷用電源装置では、直流電源1を供給源として、DCDCコンバータ2とスイッチ回路3により構成される電源部4で任意の電圧に変換する。
DCDCコンバータ2により変換された電圧はその後のFET素子等により構成されるスイッチ回路3でパルス幅可変の電圧に変えて、インダクタンスL1と固定抵抗R1の並列接続からなるインピーダンス回路5に入力し、負荷回路群6のパルス負荷1〜Nに供給する。
負荷制御回路7から制御回路8を通して、駆動回路9に信号を送りスイッチ回路3のパルス幅を変化させる。一方、負荷制御回路7から各パルス負荷1〜Nにオン制御信号を送って電圧を印加する。
このようなパルス負荷用電源装置1では、インピーダンス回路5の抵抗の値を変えても、パルス負荷の入力部分においてスイッチ回路側の出力インピーダンスとパルス負荷側の入力インピーダンスの不整合によりオーバーシュートが発生しやすい。そこで、図示するように各パルス負荷の入力部分にスナバ回路SB1〜SBNを設けてオーバーシュートを抑制していた。
しかし、上述のパルス負荷が多く接続される場合には、上述のようなスナバ回路をその負荷の数だけ設ける必要があり、装置が大型化するという問題点がある。
本発明の課題は、出力に接続されるパルス負荷が複数の場合にも、スナバ回路を設けることなくオーバーシュートを抑制でき小型化が可能なパルス負荷用電源装置を提供することである。
一実施形態のパルス負荷用電源装置は、数複のパルス負荷に対して並列にパルス電圧を印加するパルス負荷用電源装置であって、直流電圧をスイッチングし所定幅のパルスを出力する電源部と、この電源部の出力に接続されたインダクタンスと可変抵抗とから成る並列接続体と、を備え、前記並列接続体の前記可変抵抗の値を、並列に接続される前記パルス負荷の数に応じて変える。
以下、一実施形態について図面を用いて説明する。この実施形態の構成例を図2に示す。
図2において、パルス負荷用電源装置10は、直流電源11から電力を供給され、DCDCコンバータ12とスイッチ回路13により構成される電源部14と、インダクタンスL2と後述する抵抗Rdの並列回路から成りパルス負荷群16に接続されるインピーダンス回路15と、スイッチ回路13の2つにFET素子、FET1、FET2をオンオフ制御する駆動回路19と、この駆動回路19及び上記抵抗Rdを構成するスイッチを制御する制御回路18、この制御回路18及びパルス負荷群16を構成するパルス負荷1〜Nの各ドライブ回路を制御する負荷制御回路部17と、を有する。FET素子FET1,FET2は、例えばNチャンネルタイプのFET素子である。インピーダンス回路15はインダクタンスL2と可変抵抗Rdの並列回路から成る並列接続体である。
パルス負荷群16は、複数、例えばN個のパルス負荷が並列接続されて成る。他のパルス負荷でも同様の構成をしているが、ここでは代表としてパルス負荷1について述べる。
パルス負荷1では、入力端子に並列にデカップリングコンデンサC1が接続され、その後段にスイッチ素子SW1例えばNチャンネルタイプのFET素子F1が接続され、負荷抵抗R1が接続される。スイッチ素子SW1はドライブ回路D1により駆動される。このドライブ回路D1は先に述べた負荷制御回路部17により駆動制御される。
インピーダンス回路15と、パルス負荷の接続関係を図3に示す。負荷抵抗R1の高電圧側にスイッチSW1が入っている。これは、FET素子F1とドライブ回路D1により構成される。負荷制御回路部17からの制御により複数のパルス負荷が駆動されたときには、これら複数のパルス負荷が並列に接続されることになる。ここで各パルス負荷1〜Nにおける負荷R1〜Nは同じ値とする。
インダクタンスL11と可変抵抗Rdによりこのときのオーバーシュートを防止するためには次の条件が成り立てばよい。
L2/Cz=(Rz)2 (1)
ここで、L2は、インダクタンスL2のインダクタンス値、Czは並列接続されたパルス負荷のコンデンサの合計値である。また、抵抗Rzは、接続されたパルス負荷の並列合成抵抗値Rpと可変抵抗の値Rdにより、
Rz=Rd+Rp (2)
上記(1)及び(2)式が成り立つように前記可変抵抗Rdの値を定める。
ここで、L2は、インダクタンスL2のインダクタンス値、Czは並列接続されたパルス負荷のコンデンサの合計値である。また、抵抗Rzは、接続されたパルス負荷の並列合成抵抗値Rpと可変抵抗の値Rdにより、
Rz=Rd+Rp (2)
上記(1)及び(2)式が成り立つように前記可変抵抗Rdの値を定める。
可変抵抗Rdは複数の抵抗と複数例えばM個のスイッチから成る回路であり、その構成例を図4に示す。可変抵抗Rdは、直列接続されたM個の抵抗Rd1〜RdMと、これらの抵抗の接続点に一端を接続し、他端を共通接続した複数のスイッチS1〜SMから成る。これらにスイッチS1〜SMは制御回路18により制御される。
これらのスイッチS1〜SNをオンオフして上述の抵抗値Rdになるように制御し、接続されているパルス負荷のオーバーシュートを防止する。
ここで、この実施形態の手順及び動作を図5に示すフローチャートにより説明する。
まずA501で、駆動するパルス負荷を決定する。次に、A503でパルス負荷において必要なパルスの幅を参考にして、スイッチ回路4におけるパルス幅を決定する。A503では、先にSA501で決定したパルス負荷の数に応じて可変抵抗RdのスイッチSd1〜SdMのスイッチをオンオフして条件式(1)(2)が成り立つようにRdの値を決定する。この制御は負荷制御回路部17と制御回路18によりなされる。なお、ここで各パルス負荷1〜Nにおける負荷R1〜Nは同じ値とする。勿論各負荷の値が異なる値であってもよい。
次にこのパルス用負荷電源装置を動作させる。まずA504で、直流電源11から電力を供給する。
供給された電力はDCDCコンバータ12を介してFET素子等により構成されるスイッチ回路13で所定幅のパルス信号(オンオフ信号)に変えられる。これは負荷制御回路部17からの制御信号に基づいてなされる。
負荷制御回路部17から制御回路18を通して、駆動回路19に制御信号を送りスイッチ回路13FET素子FET1,FET2で行うスイッチングのパルス幅を変化させる。また、負荷制御回路7から各パルス負荷1〜Nにオン制御信号を送って電圧を印加する。
電源部14のスイッチ回路13出力のパルス幅可変の電圧は、インダクタンスL11と可変抵抗Rdからなるインピーダンス回路15に入力され、パルス負荷群16のパルス負荷1〜Nの駆動されるパルス負荷に供給される。
この実施形態のインピーダンス回路15は、インダクタンスL2と並列接続される可変抵抗Rdから成る。上述のように可変抵抗Rdの値は、負荷群16として接続されるパルス負荷により変えられる。
負荷制御回路部17から駆動されるパルス負荷のドライブ回路に負荷オンの制御信号が送られる。こうしてA506で、電源部14のスイッチ回路13から出力された所定パルス幅の信号がインピーダンス回路15を介してパルス負荷群16の所定のパルス負荷に例えば高電圧のパルス信号が印加される。なお、スイッチ回路13のオンのタイミングと、負荷制御回路部17から駆動されるパルス負荷のドライブ回路に負荷オンの制御信号が送られるタイミングは、同一のタイミングとする。
図6に、インピーダンス回路が設けられない場合と本発明一実施形態の場合のパルス負荷に印加される電圧波形を示す。図6において、横軸には周期(T)を取り、縦軸は電圧(V)を取っている。
点線61は、インピーダンス回路が設けられない場合のオーバーシュートが生ずる場合であり、実線62は、可変抵抗Rdの値が適切に設定された場合の波形を示す。このように、可変抵抗Rdの値が適切に設定されることにより、オーバーシュートを防止することができる。
実施形態によれば、出力に接続されるパルス負荷が複数の場合にも、スナバ回路を設けることなくオーバーシュートを抑制でき小型化が可能なパルス負荷用電源装置が得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したがこれらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,11・・・・直流電源
2、12・・・・DCDCコンバータ
3,13・・・・スイッチ回路
4,14・・・・電源部
5,15・・・・インピーダンス回路
6,16・・・・パルス負荷群
9,19・・・・駆動回路
7,17・・・・負荷制御回路部
8,18・・・・制御回路
FET1、FET2、F1〜FN・・・・FET素子、
L2・・・・インダクタンス
Rd・・・・可変抵抗
C1〜CN・・・・デカップリングコンデンサ
D1〜DN・・・・ドライブ回路
2、12・・・・DCDCコンバータ
3,13・・・・スイッチ回路
4,14・・・・電源部
5,15・・・・インピーダンス回路
6,16・・・・パルス負荷群
9,19・・・・駆動回路
7,17・・・・負荷制御回路部
8,18・・・・制御回路
FET1、FET2、F1〜FN・・・・FET素子、
L2・・・・インダクタンス
Rd・・・・可変抵抗
C1〜CN・・・・デカップリングコンデンサ
D1〜DN・・・・ドライブ回路
Claims (4)
- 数複のパルス負荷に対して並列にパルス電圧を印加するパルス負荷用電源装置であって、
直流電圧をスイッチングし所定幅のパルスを出力する電源部と、
この電源部の出力に接続されたインダクタンスと可変抵抗とから成る並列接続体と、を備え、
前記並列接続体の前記可変抵抗の値を、並列に接続される前記パルス負荷の数に応じて変えるパルス負荷用電源装置。 - 前記インダクタンスの値をL2、前記可変抵抗の値をRd、前記パルス負荷の抵抗が並列に接続されたときの合成抵抗値をRp、前記パルス負荷の入力端子に接続されるデカップリングコンデンサの合成容量をCzとすると、
L2/Cz=(Rz)2 (3)
Rz=Rd+Rp (4)
上記(3)(4)式が成り立つようにRdを定める請求項1記載のパルス負荷用電源装置。 - 前記可変抵抗は、直列された複数の固定抵抗と、この複数の固定抵抗の接続点に一端を接続され他端は共通接続されたスイッチとから構成されて成る請求項1又は2記載のパルス負荷用電源装置。
- 前記電源部は、DCDCコンバータとスイッチから構成される請求項1乃至3のいずれか一項記載のパルス負荷用電源装置。
Priority Applications (1)
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JP2014042899A JP2015170909A (ja) | 2014-03-05 | 2014-03-05 | パルス負荷用電源装置 |
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JP2014042899A JP2015170909A (ja) | 2014-03-05 | 2014-03-05 | パルス負荷用電源装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022063513A (ja) * | 2020-10-12 | 2022-04-22 | 株式会社末松電子製作所 | パルス印加制御回路 |
-
2014
- 2014-03-05 JP JP2014042899A patent/JP2015170909A/ja active Pending
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