JP2015170342A - 貢献度評価装置及び貢献度評価プログラム - Google Patents

貢献度評価装置及び貢献度評価プログラム Download PDF

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泰之 片岡
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広夢 宮下
伊藤 淳
Atsushi Ito
淳 伊藤
山田 智広
Tomohiro Yamada
智広 山田
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Abstract

【課題】会議における参加者の貢献を評価する。【解決手段】会議ログから会議におけるユーザの行動に関する統計値を抽出して各貢献c1〜c5の評価に用いる素性ベクトルを算出し、機械学習により推定した関連性を表すパラメータと素性ベクトルでユーザの会議に対する貢献度を算出する。これにより、ユーザの会議に対する貢献度を多角的に評価することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、会議を支援する技術に関する。
近年、高性能な携帯端末が爆発的に普及し、携帯端末を利用したサービスが注目を浴びている。同時に、HTML5と呼ばれるW3C標準のWeb技術が進化し、様々なOSやデバイスから多機能なウェブサービスを利用することが可能になった。こうした背景の下、業務支援の為のサービスも数多く普及している。その一つに、会議における意思決定ツールがある。例えばマインドマップのように、アイディアの発散と収束を支援するブレインストーミングのツールは既に産業界に多く存在している。また学術界においては、アイディアの重要度をデータ解析に基づいてリアルタイムに評価し、会議の状況の可視化に試みている先行事例が存在している。
非特許文献1は、オンライン会議における意思決定を支援するツールを提案している。この研究のアプローチでは、マインドマップを構築する際に多様な記号を用いることでユーザの入力データにセマンティクスをもたせる。そしてそれらのデータ、例えばコメント数や代替案の数やメッセージの数に基づき「木」をモチーフとして可視化している。この手法により、リアルタイムに会議の状況SA(Situation Awareness)を示唆することが可能となり、結果として即時的に全体のアイディアの状況を認知することに効果がある評価を得ている。
Jia Li, Dongsong Zhang and Pengzhu Zhang, "Supporting Dynamic Situation Awareness in Online Group Discussion : A Visualization Approach", 2013 46th Hawaii International Conference on System Sciences, IEEE Computer Society, pp.470-479
多地点でオンライン会議を行う場合はコミュニケーションの制約があるため、各メンバの会議への参加度合い(貢献度合い)を知ることが難しいという問題があった。非特許文献1の手法は個々のアイディアの可視化にとどまっており、会議参加メンバの会議への貢献に対して定量的な評価をしていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、会議における参加者の貢献を評価することを目的とする。
第1の本発明に係る貢献度評価装置は、蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが提供したアイディアの数、当該アイディアに対するコメント数、当該アイディアに対する質問数、当該アイディアに与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、会議におけるユーザのオリジナルアイディアの提供による貢献度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記貢献度合いを算出する貢献度算出手段と、を有することを特徴とする。
第2の本発明に係る貢献度評価装置は、蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数、前記アイディアをチェックした数、前記アイディアに疑問を抱いた数、他のユーザのコメントをチェックした数、前記コメントに疑問を抱いた数、および他のユーザのアイディアを理解した数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、会議におけるユーザの他者の意見への傾聴度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記傾聴度合いを算出する貢献度算出手段と、を有することを特徴とする。
第3の本発明に係る貢献度評価装置は、蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアに情報を提供した数および提供した情報に与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、会議におけるユーザの関連情報の調査度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記調査度合いを算出する貢献度算出手段と、を有することを特徴とする。
第4の本発明に係る貢献度評価装置は、蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数、ユーザのコメントがチェックされた数、および前記コメントに与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、会議におけるユーザの他者のアイディアの議論を深めたことに対する貢献度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記貢献度合いを算出する貢献度算出手段と、を有することを特徴とする。
第5の本発明に係る貢献度評価装置は、蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数、他のユーザのアイディアをチェックした数、他のユーザのコメントをチェックした数、および自分のコメントに与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、会議におけるユーザの議論をまとめたことに対する貢献度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記貢献度合いを算出する貢献度算出手段と、を有することを特徴とする。
第6の本発明に係る貢献度評価プログラムは、上記貢献度評価装置の各手段としてコンピュータを動作させてユーザの会議に対する貢献度を評価することを特徴とする。
本発明によれば、会議における参加者の貢献を評価することができる。
本実施の形態における貢献度評価装置を含む全体構成図である。 電子会議中にクライアント端末に表示される画面を示す図である。 貢献度を評価するためのパラメータを算出する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における貢献度評価装置を含む全体構成図である。同図に示す貢献度評価装置1は、複数のクライアント端末2を用いて行われる電子会議における各ユーザの会議に対する貢献度を評価する装置である。貢献度評価装置1は、送受信部11、データベース更新部12、パラメータ算出部13、貢献度分析部14、およびパラメータ蓄積部15を備える。
送受信部11は、各クライアント端末2から各ユーザの電子会議における発言や評価などの会議ログを受信する。また、貢献度分析部13が求めた各ユーザの貢献度を各クライアント端末2へ送信する。
データベース更新部12は、クライアント端末2から受信した会議ログで貢献度評価装置1に接続されたデータベースを更新する。本実施の形態では、貢献度評価装置1に接続されたデータベースとして、アイディア蓄積部31、コメント蓄積部32、評価蓄積部33、関連情報蓄積部34、および理解レベル蓄積部35を図示している。
パラメータ算出部13は、データベースに格納された会議ログから貢献度の解析に用いる素性データを抽出し、抽出した素性データと与えられた正解データから貢献度の評価に用いるパラメータを算出する。算出したパラメータはパラメータ蓄積部15に格納する。
貢献度分析部14は、データベースに格納された会議ログから素性データを抽出するとともに、パラメータ蓄積部15から学習済みのパラメータを読み出して、各ユーザの電子会議に対する貢献度を算出する。なお、パラメータ算出部13及び貢献度分析部14の処理の詳細については後述する。
クライアント端末2は、各ユーザによって操作されて電子会議に用いられる装置である。各ユーザは、自分のアイディア、他人のアイディアに対するコメントや関連情報、他人のアイディアやコメントおよび理解度に対する評価をクライアント端末2に入力する。クライアント端末2は、入力された情報を貢献度評価装置1並びに他のクライアント端末2や電子会議サーバ(図示せず)に送信する。また、クライアント端末2は、貢献度評価装置1から各ユーザの貢献度を受信して表示する。クライアント端末2はこれらの動作をするために、貢献度評価装置1並びに他のクライアント端末2や電子会議サーバとの間で情報を送受信する送受信部21、電子会議の画面を表示する表示部22、およびユーザの操作を入力する入力部23を備える。
なお、貢献度評価装置1及びクライアント端末2が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは貢献度評価装置1及びクライアント端末2が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
次に、クライアント端末2を用いた電子会議について説明する。
図2は、クライアント端末2の表示部22に表示される画面を示す図であり、図2(a)はホーム画面、図2(b)はアイディア検討画面、図2(c)は理解レベル入力画面である。
図2(a)のホーム画面は、電子会議に参加したユーザを表示する参加者提示部201、各ユーザの貢献度を表示する貢献度提示部202、各ユーザが入力したアイディアを示す円205を表示するアイディア可視化部203、およびアイディアを追加するためのアイディア追加部204を備える。
ホーム画面において、ユーザがアイディア追加部204を選択するとアイディア可視化部203にアイディアを示す円205が追加される。参加者提示部201ではユーザ毎に異なる色でユーザの名前を表示し、アイディア可視化部203ではアイディアを追加したユーザの色で円205を表示する。例えば、参加者提示部201でユーザAを赤色で表示した場合、ユーザAが追加したアイディアを示す円205は赤色で表示される。
ユーザがアイディア可視化部203に表示された円205を選択すると、表示部22の画面が図2(b)のアイディア検討画面に遷移する。ユーザ自身のアイディアを示す円205を選択した場合は、アイディア検討画面において自分のアイディアを入力することができる。また、他のユーザのアイディアを示す円205を選択した場合は、他のユーザのアイディアに対するコメントを入力することができる。
貢献度提示部202は、貢献度評価装置1から受信した各ユーザの貢献度を表示する。貢献度提示部202で表示される貢献度は、例えばWebSocketを用いて貢献度評価装置1から受信されて、リアルタイムに更新される。
図2(b)のアイディア検討画面は、アイディアを入力・表示するアイディア表示部211、アイディアに対する評価を受け付けるアイディア評価部212、アイディア表示部211に対するコメントを入力・表示するコメント表示部213、コメントに対する評価を受け付けるコメント評価部214、およびコメントを追加するためのコメント追加部215を備える。
アイディア検討画面で検討するアイディアが自分のアイディアの場合、アイディア表示部211でアイディアを入力することができる。入力されたアイディアは貢献度評価装置1へ送信されてアイディア蓄積部31に格納される。
アイディア検討画面で検討するアイディアが他のユーザのアイディアの場合、他のユーザのアイディアがアイディア表示部211に表示される。ユーザは、コメント追加部215を選択することで自分のコメントを入力するためのコメント表示部213が画面内に表示されてコメントを入力することができる。入力されたコメントは貢献度評価装置1へ送信されてコメント蓄積部32に格納される。他のユーザがコメントを入力した場合、そのコメントを記載したコメント表示部213が表示される。また、コメントにはウェブ上の有益な情報のリンク(URL)を貼ることも可能である。コメント内のリンクは貢献度評価装置1へ送信されて関連情報蓄積部34に格納される。
アイディア表示部211及びコメント表示部213は評価部212,214を備えて、他のユーザのアイディアやコメントを評価することができる。本実施の形態では、「チェックをしたという状態」「疑問がある状態」「高評価を与える状態」の3つの状態を評価部212,214で指定でき、いずれの状態も指定していない「なにもしていない状態」と合わせて4つの状態のいずれかをユーザは選択できる。アイディアやコメントに対する評価は貢献度評価装置1へ送信されて評価蓄積部33に格納される。
なお、入力されたアイディア、コメント、および評価は電子会議サーバに送信され、電子会議サーバから各クライアント端末2に対して送信されて、リアルタイムに更新される。
図2(c)の理解レベル入力画面は、会議終了後に他のユーザの理解度を互いに評価するための画面であり、他のユーザそれぞれについて入力部221と評価部222を備える。入力部221に、他のユーザのアイディアやコメントの内容を入力する。他のユーザは入力された内容が正しいか否かの2つの状態を評価部222を用いて評価する。他のユーザに評価されたユーザの理解度は貢献度評価装置1へ送信されて理解レベル蓄積部35に格納される。
次に、各ユーザの貢献度を評価するためのパラメータを算出する処理について説明する。
図3は、貢献度評価装置1が貢献度を評価するためのパラメータを算出する処理の流れを示すフローチャートである。
パラメータ算出部13は、貢献度評価装置1に接続されたデータベースから会議ログを取得して素性データを抽出する(ステップS11,S12)。本実施の形態では、下記の12種類の素性データを抽出する。
1:ユーザiが出したアイディアの数(=Inu i
2:ユーザiがユーザjのアイディアkにコメントした数(=Ico ijk
3:ユーザiがユーザjのアイディアkをチェックした数(=Ich ijk
4:ユーザiがユーザjのアイディアkに疑問を抱いた数(=Iqu ijk
5:ユーザiがユーザjのアイディアkに高評価を与えた数(=Ili ijk
6:ユーザiがユーザjのコメントlをチェックした数(=Cch ij
7:ユーザiがユーザjのコメントlに疑問を抱いた数(=Cqu ij
8:ユーザiがユーザjのコメントlに高評価を与えた数(=Cli ij
9:ユーザiがユーザjのアイディアkにウェブ上の情報の調査結果を与えた数(=Rwe ijk
10:ユーザiがユーザjのアイディアkにウェブ上の情報の調査結果を与えた際の高評価数(=Rli ijk
11:ユーザiがユーザjの理解度にチェックした数(=Uch ij
12:ユーザiがユーザjの理解度に疑問を抱いた数(=Uqu ij
ここで、ユーザ数をnとしたとき、上記の素性データの各合計値を次式(1)で表現する。
Figure 2015170342
式(1)において、例えば、ユーザiが提供したアイディアに対して他の全てのユーザから獲得できた高評価の数は次のように表される。
Figure 2015170342
続いて、素性データから貢献度の評価に用いる素性ベクトルを算出する(ステップS13)。
本実施の形態では、「オリジナルアイディアの提供による貢献度合い」、「他者の意見への傾聴度合い」、「関連情報の調査度合い」、「他者のアイディアの議論を深めたことに対する貢献度合い」、および「議論をまとめたことに対する貢献度合い」の5つの貢献度の評価に用いる素性ベクトルを以下に示すように設計する。
貢献c1「オリジナルアイディアの提供による貢献度合い」(IP:Idea Providing)
ユーザiの貢献c1の評価に用いる素性ベクトルfIP iは次式(2)で求める。
Figure 2015170342
貢献c1では、ユーザが提供したアイディアの数、それらのアイディアに対するコメント数、質問数、およびアイディアに与えられた高評価数を考慮している。さらに、二乗項を考慮する。
貢献c2「他者の意見への傾聴度合い」(AL:Active Listening)
ユーザiの貢献c2の評価に用いる素性ベクトルfAL iは次式(3)で求める。
Figure 2015170342
貢献c2では、ユーザが他の全てのユーザのアイディアにコメントした数、チェックした数、疑問を抱いた数、さらに他のユーザのコメントをチェックした数や疑問を抱いた数、および他者のアイディアを理解した数を考慮する。
貢献c3「関連情報の調査度合い」(SB:Survey Browsing)
ユーザiの貢献c3の評価に用いる素性ベクトルfSB iは次式(4)で求める。
Figure 2015170342
貢献c3では、ユーザが他のユーザのアイディアにウェブ上の情報を提供した数および提供した情報に与えられた高評価数を考慮する。
貢献c4「他者のアイディアの議論を深めたことに対する貢献度合い」(ID:Idea Deepening)
ユーザiの貢献c4の評価に用いる素性ベクトルfID iは次式(5)で求める。
Figure 2015170342
貢献c4では、ユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数およびそれらのコメントがチェックされた数と与えられた高評価数を考慮する。
貢献c5「議論をまとめたことに対する貢献度合い」(GO:Group Organizing)
ユーザiの貢献c5の評価に用いる素性ベクトルfGO iは次式(6)で求める。
Figure 2015170342
貢献c5では、ユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数とチェックした数、他のユーザのコメントをチェックした数、および自分のコメントに与えられた高評価数を考慮する。
続いて、正解データを入力し、ステップS13で求めた素性ベクトルと正解データとの関連性を線形回帰分析する(ステップS14)。電子会議終了後に、ユーザ毎に貢献c1〜c5についての評価値を他のユーザから与えてもらい、これを正解データとする。会議ログから得られる素性ベクトルと正解データの関連性について具体例を上げると、例えば、ユーザiの貢献c3「関連情報の調査度合い」の素性ベクトルfSB iについては、ステップS12で抽出した素性データf9,f10のスコアが高いほど貢献c3についての正解データの評価値が高くなることが期待される。
各貢献c1〜c5の分析に用いる重みベクトルを以下の式(7)〜(11)のように設計する。
Figure 2015170342
各貢献c1〜c5に対する評価値yiは以下の線形結合の式(12)〜(16)で算出される。
Figure 2015170342
正解データとして得られたユーザiの貢献c1についての評価をy1 iと表し、正解データの縦ベクトルをyIP=[y1 1,y1 2,・・・,y1 2]とし、電子会議のログから取得されたデータのセットをΦIP=[(fIP 1T,(fIP 2T,・・・,(fIP nTTとすると、貢献c1についての重みベクトルは次式(17)で算出される。他の貢献c2〜c5についても同様に次式(18)〜(21)で算出される。
Figure 2015170342
パラメータ算出部13は、算出した重みベクトルを貢献度を評価するためのパラメータとしてパラメータ蓄積部15に格納する。
各貢献c1〜c5についてステップS13,S14の処理を行う(ステップS15)。
以上の処理により、各貢献c1〜c5についての重みベクトルがパラメータ蓄積部15に格納される。
次に、電子会議に参加している各ユーザの貢献度を評価する処理について説明する。
電子会議に参加している各ユーザの貢献度を評価するときは、貢献度分析部14が上記のステップS12,S13の処理と同様にデータベースに格納された会議ログから素性データを抽出して素性ベクトルを算出するとともに、パラメータ蓄積部15からパラメータとして格納された重みベクトルを読み出し、式(12)〜(16)を用いて各貢献c1〜c5に対する評価値y1〜y5を求める。
以上説明したように、本実施の形態によれば、会議ログから会議におけるユーザの行動に関する統計値を抽出して各貢献c1〜c5の評価に用いる素性ベクトルを算出し、素性ベクトルと正解データとの関連性を表すパラメータを線形回帰分析で求めておき、素性ベクトルと求めたパラメータでユーザの会議に対する貢献度を算出することで、ユーザの会議に対する貢献度を多角的に評価することが可能となる。本実施の形態では、「オリジナルアイディアの提供による貢献度合い」、「他者の意見への傾聴度合い」、「関連情報の調査度合い」、「他者のアイディアの議論を深めたことに対する貢献度合い」、および「議論をまとめたことに対する貢献度合い」に関する貢献度を評価するための素性ベクトルについて説明した。
貢献度を多角的に評価することで、例えば、会議において「話す」という行為が観測できなくても、ウェブ上で情報収集するという貢献を可視化することができ、お互いの意思疎通の支援を図ることができる。あるいは、一人よがりで他者の意見に耳を傾けない会議参加者に対して他者の意見を傾聴するように促すことができる。また、学校の先生や会社内のプロジェクト管理者が、グループワークで各メンバがどのような活躍をしたのかを一目で評価することを援助することが可能となる。
1…貢献度評価装置
11…送受信部
12…データベース更新部
13…パラメータ算出部
13…貢献度分析部
14…貢献度分析部
15…パラメータ蓄積部
2…クライアント端末
21…送受信部
22…表示部
23…入力部
31…アイディア蓄積部
32…コメント蓄積部
33…評価蓄積部
34…関連情報蓄積部
35…理解レベル蓄積部

Claims (6)

  1. 蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが提供したアイディアの数、当該アイディアに対するコメント数、当該アイディアに対する質問数、当該アイディアに与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、
    会議におけるユーザのオリジナルアイディアの提供による貢献度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、
    前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記貢献度合いを算出する貢献度算出手段と、
    を有することを特徴とする貢献度評価装置。
  2. 蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数、前記アイディアをチェックした数、前記アイディアに疑問を抱いた数、他のユーザのコメントをチェックした数、前記コメントに疑問を抱いた数、および他のユーザのアイディアを理解した数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、
    会議におけるユーザの他者の意見への傾聴度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、
    前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記傾聴度合いを算出する貢献度算出手段と、
    を有することを特徴とする貢献度評価装置。
  3. 蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアに情報を提供した数および提供した情報に与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、
    会議におけるユーザの関連情報の調査度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、
    前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記調査度合いを算出する貢献度算出手段と、
    を有することを特徴とする貢献度評価装置。
  4. 蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数、ユーザのコメントがチェックされた数、および前記コメントに与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、
    会議におけるユーザの他者のアイディアの議論を深めたことに対する貢献度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、
    前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記貢献度合いを算出する貢献度算出手段と、
    を有することを特徴とする貢献度評価装置。
  5. 蓄積装置に蓄積された会議ログから会議においてユーザが他のユーザのアイディアにコメントした数、他のユーザのアイディアをチェックした数、他のユーザのコメントをチェックした数、および自分のコメントに与えられた高評価数を抽出し、これらの統計値を含む素性を算出する素性算出手段と、
    会議におけるユーザの議論をまとめたことに対する貢献度合いと前記素性との関連性を表す式のパラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段と、
    前記パラメータ蓄積手段から読み出した前記パラメータと前記素性を前記関連性を表す式に代入して前記貢献度合いを算出する貢献度算出手段と、
    を有することを特徴とする貢献度評価装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の貢献度評価装置の各手段としてコンピュータを動作させてユーザの会議に対する貢献度を評価する貢献度評価プログラム。
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