JP2015170110A - スケジュール管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実行すべきタスクを容易に登録することができるスケジュール管理装置を提供する。
【解決手段】スケジュール管理装置は、タスクの登録を指示する操作を受け付けた場合、標準タスクを含むタスクリスト22を取得する。標準タスクは、日常生活において習慣的に行われるタスクの候補であって、タスクの名称と、タスクを実行する標準時刻とを含む。スケジュール管理装置は、タスクリスト22に設定された標準タスクに含まれる名称と標準時刻とを表示し、表示された標準タスクの名称の中から、実行する標準タスクの選択を受け付ける。スケジュール管理装置は、選択された標準タスクに含まれる名称と標準時刻とを対応付けて登録する。
【選択図】図6

Description

本発明は、スケジュール管理装置に関し、さらに詳しくは、実行すべきタスクをユーザが登録するスケジュール管理装置に関する。
携帯電話、スマートフォン、タブレットなどの端末の普及に伴い、ユーザは、スケジュール管理用のアプリケーションプログラム(以下、「スケジュール管理プログラム」と呼ぶ。)を上記の端末にインストールして、スケジュールを管理している。
ユーザは、端末にインストールされたスケジュール管理プログラムを起動し、ユーザ自身が実行すべきタスクを登録する。登録されたタスクは、そのタスクの開始時刻と、そのタスクの名称とを含む。スケジュール管理プログラムは、現在時刻が登録されたタスクの開始時刻になった場合、登録されたタスクの内容を端末のディスプレイに表示して、登録されたタスクの実行をユーザに促す。
特許文献1には、タスクの選択画面を携帯電話、PC(パーソナルコンピュータ)に表示するスケジュール自動調整システムが開示されている。特許文献1に係るシステムにおいて、選択画面は、複数のタスクタイトルが設定されたプルダウンメニューと、タスクの開始時刻を設定するための日付及び時刻を入力するためのプルダウンメニューとを有する。ユーザは、各々のプルダウンメニューを操作して、実行すべきタスクのタイトル及び開始時刻を設定する。
このような従来のスケジュール管理装置は、健常者の使用を前提としている。一方、認知障害を有する障害者の生活を支援するためのスケジュール管理装置は、未だ提供されていない。ここで、認知障害を有する障害者(以下、単に「障害者」と呼ぶ。)とは、高次脳機能障害や、認知症等の症状を有する人のことであり、その症状は、人によって様々である。
障害者の中には、時間の経過や、時間の観念を把握することができない人がいる。スケジュール管理装置を用いて、朝食、昼食及び夕食などのタスクの実行を障害者に促すことができれば、障害者の生活を支援する介助者の負担が軽減される。しかしながら、時間の経過や、時間の観念を把握することができない障害者は、従来のスケジュール管理装置を用いて、日常のスケジュールを設定することは困難である。
特開2013−196535号公報
本発明の目的は、実行すべきタスクを容易に登録することができるスケジュール管理装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のスケジュール管理装置は、取得部と、受付部と、登録部とを備える。取得部は、日常生活で習慣的に実行されるタスクの候補であって、タスクの名称とタスクを実行する時刻として予め設定された標準時刻とを含む標準タスクを取得する。受付部は、取得部により取得された標準タスクに含まれる名称と標準時刻とを表示し、表示された名称の中から、実行すべき標準タスクの選択を受け付ける。登録部は、受付部により受け付けられた標準タスクを登録する。
本発明によれば、タスクの名称と標準時刻とが表示されるため、ユーザは、実行すべき標準タスクを選択する際に時刻を入力しなくてもよい。これにより、タスクを登録する際の作業を簡略化することができるため、容易にタスクを登録できる。特に、時間の経過や、時間の観念を把握することができない障害者が自身でタスクを登録する場合に有用である。
好ましくは、標準タスクは、標準タスクを実行する場合に実行される複数のサブタスクを含む。サブタスクの各々は、サブタスクの名称を含み、サブタスクを実行する時刻を含まない。
これにより、標準タスクを実行する際の細かな作業の手順をユーザが容易に把握することができる。また、スケジュール管理装置は、サブタスクの時刻を通知しない。このため、ユーザが各サブタスクを実行するときに、スケジュール管理装置を操作する煩わしさがない。
好ましくは、取得部は、任意タスクを取得する。任意タスクは、任意に実行されるタスクの候補であって、任意に実行されるタスクの名称を含み、時刻を含まない。受付部は、取得部により取得された任意タスクに含まれる名称を表示し、取得された任意タスクを実行すべき時刻の入力を受け付ける。
これにより、日常生活で習慣的に実行される標準タスクの他に、様々なタスクを登録することができる。
好ましくは、受付部は、選択された標準タスクに含まれる標準時刻の修正を受け付ける。
これにより、標準タスクを実行すべき時刻を所望の時刻に変更できるため、ユーザの日常生活のパターンに応じたスケジュールを作成することができる。
好ましくは、スケジュール管理装置は、さらに、通知部と、応答部とを備える。通知部は、現在時刻が登録部により登録されたタスクの時刻となった場合、タスクの名称を表示してタスクの開始を通知する。応答部は、通知部により通知されたタスクに関する応答を受け付ける。受付部は、応答部による応答の受付が完了するまで、通知を継続するか否かを指示する継続情報の設定を受け付ける。
継続情報を用いて通知の継続を指示するか否かを設定できるため、スケジュール管理装置は、他のタスクに優先して、重要なタスクの通知を継続することができる。これにより、重要なタスクの実行を忘れることを防ぐことができる。
本発明のプログラムは、本発明のスケジュール管理装置に用いられる。
本発明の第1の実施の形態に係るスケジュール管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すスケジュール管理プログラムのフローチャートである。 図1に示すタッチパネルに表示されるスケジュール画面を示す図である。 図2に示すタスク登録処理のフローチャートである。 図1に示すタッチパネルに表示されるタスク登録画面の一例を示す図である。 図1に示すタスクリストの一例を示す図である。 図1に示すタッチパネルに表示される選択ウィンドウの一例を示す図である。 図1に示すタッチパネルに表示される選択ウィンドウの他の例を示す図である。 図1に示すタッチパネルに表示される設定ウィンドウを示す図である。 図1に示すタッチパネルに表示される確認ウィンドウを示す図である。 図1に示すスケジュールデータを示す図である。 図2に示す開始通知処理のフローチャートである。 図1に示すタッチパネルに表示される開始通知ウィンドウを示す図である。 図1に示すタッチパネルに表示される応答入力ウィンドウを示す図である。 図1に示すタッチパネルに表示される確認画面を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスケジュール管理装置のタッチパネルに表示される設定ウィンドウを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスケジュール管理装置により用いられるスケジュールデータを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスケジュール管理装置により実行される開始通知処理のフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[1.スケジュール管理装置の構成]
図1は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置1の構成を示す機能ブロック図である。図1を参照して、スケジュール管理装置1は、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどのコンピュータである。スケジュール管理プログラム21が、コンピュータにインストールされることにより、このコンピュータは、スケジュール管理装置1として機能する。本実施の形態では、スケジュール管理プログラム21がタブレットにインストールされた場合を例に説明する。
スケジュール管理装置1は、ユーザによるタスクの登録を受け付け、登録されたタスクの開始時刻になった場合にタスクの実行をユーザに促す。スケジュール管理装置1のユーザには、高次脳機能障害や認知症などの認知障害を有する障害者が想定されている。これらの障害者が、時間の経過や時間の概念を把握することが困難な場合がある。このような障害者であっても、スケジュール管理装置1を用いることにより、自身が実行すべきタスクを容易に登録することができる。その理由については、後述する。
スケジュール管理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、タッチパネル13と、ネットワークインタフェース14と、フラッシュメモリ15とを備える。
CPU11は、RAM12にロードされたプログラムを実行して、スケジュール管理装置1を制御する。RAM12は、スケジュール管理装置1のメインメモリである。RAM12には、フラッシュメモリ15に記憶されている各種プログラムがロードされる。
タッチパネル13は、CPU11によるプログラムの実行結果を表示する。タッチパネル13は、ユーザの指が触れた位置を操作情報として出力する。
ネットワークインタフェース14は、無線LAN(Local Area Network)又は携帯電話通信網を介してネットワークにアクセスし、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)を用いて通信する。
フラッシュメモリ15は、不揮発性の記憶装置であり、スケジュール管理プログラム21と、タスクリスト22と、スケジュールデータ23とを記憶する。スケジュール管理プログラム21は、ユーザが実行すべきタスクの登録を受け付けるとともに、登録されたタスクの実行をユーザに促すためのプログラムである。
タスクリスト22は、ユーザが選択可能な複数のタスクの候補が設定されたデータであり、タスクの登録時に用いられる。タスクリスト22には、2種類のタスクの候補が設定される。2種類のタスクの候補とは、標準タスク及び任意タスクである。標準タスク及び任意タスクの詳細については、後述する。
スケジュールデータ23は、ユーザにより登録されたタスクを記録する。スケジュールデータ23の詳細については、後述する。
[2.スケジュール管理装置の動作]
図2は、スケジュール管理プログラム21のフローチャートである。図3は、タッチパネル13に表示されるスケジュール画面30を示す図である。以下、図2及び図3を参照して、スケジュール管理プログラム21を実行するスケジュール管理装置1の動作を説明する。
スケジュール管理プログラム21が起動することにより、スケジュール管理装置1は、スケジュール画面30をタッチパネル13に表示する(ステップS1)。スケジュール画面30は、ユーザが今日(2014年2月18日)に実行すべきタスクをリスト形式で表示する。
スケジュール画面30は、時刻領域31と、タスク領域32と、メニューボタン33と、切替ボタン34a,34bとを含む。時刻領域31には、今日の日付と現在時刻とが表示される。また、時刻領域31には、アナログ形式の時計が描かれている。メニューボタン33は、スケジュール管理装置1の操作メニューを表示するために用いられる。
切替ボタン34a,34bは、スケジュール画面30及び確認画面の表示の切替を指示するために用いられる。図3では、スケジュール画面30がタッチパネル13に表示されているため、切替ボタン34aがハッチングで表示される。
切替ボタン34bがタップされた場合、確認画面がタッチパネル13に表示される。確認画面が表示された場合、切替ボタン34bがハッチングで表示される。確認画面は、開始時刻が既に経過したタスクの実行結果を入力するために用いられる。確認画面の詳細については、後述する。
タスク領域32は、スケジュールデータ23に登録されたタスクのうち、時刻領域31に表示された日付で実行すべきタスクを表示する。図3では、タスク321及び322が、タスク領域32に表示されている。タスクがスケジュールデータ23に登録されていない場合、タスク領域32は、空欄となる。
タスク321は、タスクの名称「掃除」と、時刻「午後4時00分」と含む。確認ボタン321aは、タスク321に対応して設けられ、タスク321に含まれるサブタスクを確認するために用いられる。サブタスクの詳細は、後述する。タスク322は、タスクの名称「病院」と、時刻「午後5時00分」とを含む。確認ボタン322aは、タスク322に対応して設けられ、タスク322に含まれるサブタスクを確認するために用いられる。
スケジュール管理装置1は、終了指示を受け付けた場合(ステップS2においてYes)、スケジュール管理プログラム21を終了する。
ユーザは、タスクを新たに登録する場合、メニューボタン33をタップして、操作メニュー(図示省略)をタッチパネル13に表示させる。操作メニューの中から「タスク登録」を選択した場合、スケジュール管理装置1は、タスク登録が指示されたと判断し(ステップS3においてYes)、タスク登録画面をタッチパネル13に表示する。スケジュール管理装置1は、タスク登録画面に対するユーザの操作を受けて、タスク登録処理を実行する(ステップS4)。
タスク登録処理(ステップS4)において、スケジュール管理装置1は、ユーザが実行すべきタスクの登録を受け付け、受け付けたタスクをスケジュールデータ23に登録する。タスク登録処理(ステップS4)の詳細は、後述する。
次に、スケジュール管理装置1は、スケジュールデータ23に登録されたタスクの開始をユーザに促す開始通知処理(ステップS5)を実行する。スケジュール管理装置1は、一定の時間ごと(例えば、1分ごと)に、現在時刻に一致する時刻を有するタスクがスケジュールデータ23に登録されているか否かを判断する。現在時刻に一致する時刻を有するタスクがある場合、スケジュール管理装置1は、このタスクの名称をタッチパネル13に表示するとともに、このタスクを開始する時刻となったことを音声により通知する。開始通知処理(ステップS5)の詳細は、後述する。
なお、図2では、説明の便宜上、開始通知処理(ステップS5)が、タスク登録処理(ステップS4)の後に実行されるように示されているが、開始通知処理の実行中に、ユーザの操作に応じてタスク登録処理を実行して新たなタスクを登録してもよい。
[2.1.タスク登録処理(ステップS4)]
上述のように、タスク登録が指示された場合(ステップS3においてYes)、スケジュール管理装置1は、タスク登録処理(ステップS4)を実行する。図4は、タスク登録処理(ステップS4)のフローチャートである。図5は、タスク登録画面40を示す図である。
(タスク登録画面の表示)
図4及び図5を参照して、スケジュール管理装置1は、タスク登録画面40をタッチパネル13に表示する(ステップS41)。タスク登録画面40は、ユーザが実行すべき新たなタスクを登録するために用いられる。
タスク登録画面40は、時刻領域31と、メニューボタン33と、日付領域41と、登録タスク領域42と、追加ボタン43aと、編集ボタン43bと、削除ボタン43cとを備える。
日付領域41は、新たにタスクを登録する対象となる日付を示す。登録タスク領域42は、日付領域41に表示された日に実行すべきタスクとして登録されたタスクの一覧を示す。日付領域41に表示される日付は、デフォルトでは、図3に示す時刻領域31内の日付である。このため、図5において、登録タスク領域42には、2014年2月18日に実行すべきタスクとして、タスク321及び322が表示されている。登録タスク領域42が空欄の場合、日付領域41に表示された「2月18日」に実行すべきタスクが登録されていないことを示す。なお、日付領域41の左右に配置された「前日」ボタン又は「翌日」ボタンをタップすることにより、日付領域41に表示される日付を変更することが可能である。
追加ボタン43aは、ユーザが実行すべきタスクをスケジュールデータ23に新たに登録(追加)するために用いられる。編集ボタン43bは、スケジュールデータ23に登録済みのタスクの内容を変更するために用いられる。削除ボタン43cは、スケジュールデータ23に登録されたタスクを削除するために用いられる。
ユーザは、追加ボタン43aをタップすることにより、タスクの追加を指示する(ステップS42においてYes)。スケジュール管理装置1は、この操作を受けて、タスクリスト22をフラッシュメモリ15から取得する(ステップS43)。スケジュール管理装置1は、取得したタスクリスト22に基づいて、選択ウィンドウをタッチパネル13に表示し、実行すべきタスクの登録を受け付ける(ステップS44)。スケジュール管理装置1は、ユーザの操作に応じて設定されたタスクをスケジュールデータ23に登録する(ステップS45)。
(標準タスクと任意タスク)
以下、タスクリスト22に設定される標準タスク及び任意タスクについて説明する。
図6は、タスクリスト22を示す図である。図7は、標準タスクを表示する選択ウィンドウ45を示す図である。図8は、任意タスクを表示する選択ウィンドウ45を示す図である。
図6を参照して、タスクリスト22は、選択ウィンドウ45に表示される候補タスク22a〜22kを含む。候補タスク22a〜22fは、標準タスクであり、候補タスク22g〜22kは、任意タスクである。標準タスクと任意タスクとの違いは、標準タスクには標準時刻が設定されているのに対して、任意タスクには標準時刻が設定されていない点である。選択ウィンドウ45の詳細については、後述する。
標準タスク(候補タスク22a〜22f)は、日常生活で習慣的に実行されるタスクの候補であって、タスクの名称とタスクを実行する時刻として予め設定された標準時刻とを含む。候補タスク22a〜22fの名称は、洗面、朝食、着替え、昼食、夕食、お風呂であり、これらのタスクは、一般的に、毎日繰り返し実行される。また、候補タスク22a〜22fを実行する時間帯は、人に関係なく概ね決まっている。このため、候補タスク22a〜22fが実行されると一般的に想定される時刻が、標準時刻として設定される。
任意タスク(候補タスク22g〜22k)は、任意に実行されるタスクの候補であって、任意に実行されるタスクの名称を含む。任意タスクは、標準時刻を含まない。任意タスクとして、例えば、散歩(候補タスク22i)、掃除(候補タスク22j)などが設定されている。候補タスク22i,22jが実行される時刻は、人の生活パターンに応じて異なり、これらのタスクが実行される標準的な時間帯を想定することが困難である。このように、実行すべき標準的な時刻を設定することが困難なタスクの候補は、任意タスクとしてタスクリスト22に設定される。
候補タスク22a〜22kの各々は、サブタスクを含むことができる。図6では、候補タスク22aに含まれるサブタスク221〜224を示し、その他のタスクに含まれるサブタスクの表示を省略している。
(選択ウィンドウ)
図7及び図8を参照して、選択ウィンドウ45は、タスク登録画面40の上に表示される。上述のように、スケジュール管理装置1は、ステップS43においてタスクリスト22を取得し、取得したタスクリスト22に含まれる標準タスク及び任意タスクを選択ウィンドウ45に表示する。選択ウィンドウ45は、標準タスクの名称及び基準時刻を表示し、任意タスクの名称を表示する。スケジュール管理装置1は、選択ウィンドウ45により表示された名称の中から、実行すべきタスクの選択を受け付ける。
図7に示す選択ウィンドウ45の最上段に、候補タスク22aが表示される。表示される項目は、候補タスク22aの名称「洗面」、標準時刻「午前6時30分」、及びアイコンである。候補タスク22aのアイコンは、人物が顔を洗っている様子が描かれた絵であるため、ユーザが漢字を認識できない場合であっても、候補タスク22aの内容を理解できるようになっている。他の標準タスクも、図7に示す候補タスク22aと同様に表示される。
ユーザは、選択ウィンドウ45をスクロールすることにより、図8に示すように、任意タスク(候補タスク22h〜22j)を表示させることができる。任意タスクは、タスクリスト22において標準時刻が設定されていないため、任意タスクの名称のみが表示される。
(標準タスクの登録)
以下、標準タスクの登録について、ユーザが、選択ウィンドウ45において、候補タスク22aの名称「洗面」を選択した場合を例に説明する。
図7を参照して、ユーザが、選択ウィンドウ45に表示されたタスクの中から「洗面」を選択し、決定ボタン46をタップする。スケジュール管理装置1は、決定ボタン46のタップを受けて、「洗面」に対応する候補タスク22aの設定ウィンドウを表示する。
図9は、候補タスク22aの設定ウィンドウ50を示す図である。図9を参照して、設定ウィンドウ50の「行うこと」欄に、候補タスク22aの名称「洗面」が表示され、「時刻」欄に、候補タスク22aの標準時刻(午前6時30分)が表示される。このように、設定ウィンドウ50の時刻欄には、候補タスク22aの標準時刻が既に入力されているため、ユーザは、洗面を実行する時刻をわざわざ入力しなくてもよい。
標準時刻は、標準タスク(洗面)を実行すべき時刻として予め設定された時刻であり、洗面を行う一般的な時間帯の時刻が設定される。標準時刻が設定ウィンドウ50内の時刻として予め設定されるため、ユーザは、設定ウィンドウ50内の時刻を変更しなくても、一般的な生活パターンに沿ったスケジュールを作成することができる。従って、ユーザが、時間の概念を理解できない場合や、候補タスク22aと既に登録されたタスクとの時間的な前後関係を把握できない場合であっても、容易にタスクを登録することが可能となる。
もちろん、標準時刻がユーザの希望する時刻と異なる場合には、標準時刻を変更することも可能である。ユーザは、標準時刻を変更したい場合、設定ウィンドウ50内の時刻をタップする。これにより、時刻編集用のウィンドウ(図示省略)が表示されるため、ユーザは、選択した候補タスク22aの標準時刻を所望の時刻に変更することができる。
また、ユーザは、確認ボタン52をタップすることにより、候補タスク22aに含まれるサブタスクを確認することができる。図10は、確認ボタン52のタップにより表示される確認ウィンドウ55を示す図である。
図6及び図10を参照して、スケジュール管理装置1は、タスクリスト22に基づいて、候補タスク22aに含まれる複数のサブタスク221〜224の名称を確認ウィンドウ55に表示する。確認ウィンドウ55において、サブタスク221〜224の時刻は表示されない。サブタスク221〜224の時刻を設定するようにした場合、タスク登録の操作が煩雑となる。また、後述する開始通知処理(ステップS5)において、サブタスクの時刻まで通知するようにした場合、タスクの実行時にスケジュール管理装置1を操作する回数が増加し、ユーザが混乱するおそれがある。サブタスク221〜224が時刻を含まないため、ユーザはタスクに含まれるサブタスクをスムーズに実行できる。
ユーザは、確認ウィンドウ55を参照して、候補タスク22aを実行する際に実行すべきサブタスクの内容を確認する。必要であれば、ユーザは、サブタスクの内容を編集する。
例えば、ユーザが女性の場合、サブタスク221(ひげを剃りましょう)を実行しなくてもよい。この場合、ユーザは、サブタスク221を選択した上で削除ボタン58cをタップすることにより、サブタスク221を確認ウィンドウ55から削除する。
ユーザは、サブタスクを追加したい場合、追加ボタン58aをタップする。ユーザは、サブタスクの名称を編集したい場合、編集対象のサブタスクを選択した上で編集ボタン58bをタップする。いずれの場合も、サブタスクの名称を編集するためのインタフェースがタッチパネル13に表示されるため、ユーザは、表示されたインタフェースを用いて、サブタスクの新たな名称を入力する。
また、ユーザは、表示されたサブタスク221〜224の順序を変更してもよい。この場合、ユーザは、順序を変更する対象のサブタスクをタップして選択した上で、上ボタン58d又は下ボタン58eをタップすればよい。
ユーザは、サブタスクの確認が終了した場合、閉じるボタン58fをタップする。これにより、スケジュール管理装置1は、確認ウィンドウ55を閉じ、設定ウィンドウ50を再び表示する。確認ウィンドウ55に最終的に表示されたサブタスクは、RAM12に一時的に記憶される。
再び、図9を参照して、ユーザは、音声設定ボタン54a,54bのいずれかをタップすることにより、タスクの開始を通知するために用いられる音声を設定する。設定された音声は、開始通知処理(ステップS5)を実行するときに用いられる。
ユーザは、スケジュール管理装置1に予め設定された標準の音声を使用する場合、音声設定ボタン54aをタップする。ユーザは、候補タスク22aの開始を通知する際にオリジナルの音声を使用する場合、音声設定ボタン54bをタップする。スケジュール管理装置1は、音声設定ボタン54bのタップを受けて、録音用のインタフェースを表示する。これにより、候補タスク22aの実行を促すためのオリジナルの音声をスケジュール管理装置1に録音することができる。録音音声を用いる理由は、ユーザが特定の声(例えば、子どもの声など)にしか反応しない場合が考えられるためである。
また、ユーザは、詳細設定ボタン53をタップして、選択された候補タスク22aに対するその他の詳細設定を行う。例えば、詳細設定ボタン53をタップすることにより、ユーザは、選択された候補タスク22aを毎日のタスクとして設定するための繰り返し設定を行うことができる。
選択された候補タスク22aについての設定が完了した場合、ユーザは、登録ボタン51をタップする。これにより、選択された候補タスク22aが、設定ウィンドウ50に表示された内容に基づいて、スケジュールデータ23に登録される。
(スケジュールデータ23)
図11は、ユーザにより選択された候補タスク22aがタスク320として登録されたスケジュールデータ23を示す図である。図11を参照して、スケジュールデータ23において、1行分のデータ(レコード)が1つのタスクに対応する。スケジュール管理装置1は、選択された候補タスク22aをタスク320としてスケジュールデータ23に登録する場合、タスク319〜322の時刻が昇順となるようにタスク320を登録する。
なお、図11に示すスケジュールデータ23において、タスク320以外のタスクに含まれるサブタスクの表示を省略している。
スケジュールデータ23には、タスクの名称と、時刻と、使用音声の種別と、サブタスクの名称とが記録される。
タスクの名称は、設定ウィンドウ50(図9参照)の「行うこと」欄に設定された文字列である。タスクの時刻は、設定ウィンドウ50の「時刻」欄に設定された時刻である。サブタスクの名称は、確認ウィンドウ55に表示された文字列である。
使用音声の項目には、設定ウィンドウ50でタップされたボタン(音声設定ボタン54a,54bのいずれか)に基づく情報が設定される。音声設定ボタン54aがタップされた場合、使用音声の欄には、「標準」と記録される。一方、音声設定ボタン54bがタップされた場合、使用音声の欄には、録音された音声のファイル名がフルパスで記録される。
(任意タスクの登録)
以下、任意タスクの登録について説明するが、任意タスクの登録手順は、基本的に標準タスクの登録手順と同様である。
図6を参照して、タスクリスト22には、任意タスク(候補タスク22g〜22k)の時刻が設定されていない。このため、図8に示すように、選択ウィンドウ45においても、任意タスクの時刻は表示されない。
ユーザが、選択ウィンドウ45に表示された任意タスクのうち、候補タスク22h(服薬)をタップして決定ボタン46をタップした場合を例に説明する。この場合、候補タスク22hの内容が表示された設定ウィンドウ50が、タスクリスト22に設定された内容に基づいてタッチパネル13に表示される。
候補タスク22hの開始時刻が設定されていないため、設定ウィンドウ50の時刻欄は、デフォルトでは空白である。ユーザは、空白の時刻欄をタップして、服薬を実行する時刻を設定する。その他の設定については、標準タスクを登録する場合と同様である。
ユーザは、候補タスク22hの内容が表示された設定ウィンドウ50の登録ボタン51をタップして、候補タスク22hの登録を指示する。これにより、候補タスク22hが、新たなタスクとしてスケジュールデータ23に登録される。
[2.2.開始通知処理(ステップS5)]
図12は、開始通知処理(ステップS5)のフローチャートである。図11及び図12を参照して、開始通知処理を実行するスケジュール管理装置1の動作について説明する。
以下、スケジュール管理装置1が、図11に示すスケジュールデータ23を用いて、開始通知処理(ステップS5)を実行する場合を例に説明する。
スケジュール管理装置1は、スケジュールデータ23にタスクが登録されているか否かを判断する(ステップS51)。タスクが登録されていない場合(ステップS51においてNo)、スケジュール管理装置1は、ステップS5の処理を終了する。
一方、タスクが登録されている場合(ステップS51においてYes)、スケジュール管理装置1は、タイマを起動し、所定時間(例えば、1分)が経過したか否かを判断する(ステップS52)。所定時間を経過した場合(ステップS52においてYes)、スケジュール管理装置1は、システム時刻(現在時刻)を取得する(ステップS53)。取得した時刻が、2014年2月18日午前7時00分であるとする。
スケジュール管理装置1は、スケジュールデータ23を参照して、取得した時刻に一致する時刻を有するタスクがないと判断する(ステップS54においてNo)。このため、スケジュール管理装置1は、ステップS52に戻る。スケジュール管理装置1は、システム時刻に一致する時刻を有するタスクがあると判断するまで(ステップS54においてYes)、ステップS52〜S54を繰り返す。
ステップS52で取得した時刻が2014年2月18日午前7時30分である場合、タスク320の時刻が取得した時刻に一致する(ステップS54においてYes)。この場合、スケジュール管理装置1は、タスク320の実行を促す開始通知ウィンドウをタッチパネル13に表示する(ステップS55)。
図13は、タッチパネル13に表示される開始通知ウィンドウ65を示す図である。図13を参照して、スケジュール管理装置1は、タスク320の名称と時刻を含む開始通知ウィンドウ65を表示することにより、タスク320の実行をユーザに促す。
また、スケジュール管理装置1は、開始通知ウィンドウ65の表示とともに、タスク320の実行を促す音声を再生する(ステップS56)。タスク320では、標準音声が設定されている(図11参照)。このため、スケジュール管理装置1は、「洗面」に対応する標準音声を再生する。タスク320の音声として録音音声が設定されている場合は、タスク320のためにユーザにより録音された音声が再生される。
スケジュール管理装置1は、開始通知ウィンドウ65を表示したまま、タスク320の開始通知に対する応答の受け付けを開始する(ステップS57)。スケジュール管理装置1は、開始通知ウィンドウ65内に配置された確認ボタン65aがタップされたか否かを監視する。確認ボタン65aがタップされた場合、スケジュール管理装置1は、応答入力ウィンドウをタッチパネル13に表示してタスク320の実行結果の入力を受け付ける。
図14は、タッチパネル13に表示される応答入力ウィンドウ70を示す図である。図14を参照して、スケジュール管理装置1は、タスク320の名称と、サブタスク221〜224の名称とをスケジュールデータ23から取得して、応答入力ウィンドウ70を生成する。
結果入力欄71が、応答入力ウィンドウ70の下方に配置される。結果入力欄71は、タスク320の名称「洗面」に対応して設けられる。このため、結果入力欄71の左方には、タスク320の名称「洗面」が表示される。結果入力欄71は、タスク320を実行したか否かの総合的な評価を入力するために用いられる。
結果入力欄721〜724が、結果入力欄71の上方に配置される。結果入力欄721〜724は、タスク320に含まれるサブタスク221〜224に対応する。結果入力欄721〜724の左方には、サブタスク221〜224の名称が配置される。結果入力欄721〜724は、サブタスク221〜224の実行結果を入力するために用いられる。
スケジュール管理装置1は、応答入力ウィンドウ70を用いて、サブタスク221〜224及びタスク320の実行結果の入力を受け付ける。ユーザは、サブタスク221〜224の各々を実行できたか否かを結果入力欄721〜724に入力する。例えば、結果入力欄721がタップされた場合、スケジュール管理装置1は、サブタスク320の実行結果を入力するためのウィンドウ(図示省略)を表示すればよい。ユーザは、サブタスクを実行できた場合、このウィンドウに配置されたOKボタンをタップし、実行できなかった場合にNGボタンをタップする。
また、ユーザは、タスク320全体の評価結果を、結果入力欄71に入力する。タスク320全体の評価結果の入力方法は、サブタスク221〜224の実行結果の入力方法と同じである。ユーザは、タスク320全体の評価結果を、結果入力欄721〜724に入力されたサブタスクの実行結果と連動させなくてもよい。
応答入力ウィンドウ70の閉じるボタン73がタップされた場合、スケジュール管理装置1は、入力されたタスク320の実行結果を、フラッシュメモリ15に記録する。
スケジュール管理装置1は、ステップS57において、応答入力の受付を開始した後に、最後のタスクの通知を終了したか否かを判断する(ステップS58)。ここで、最後のタスクとは、スケジュールデータ23に登録されたタスクの中で、一番遅い時刻を有するタスクのことである。スケジュールデータ23(図11参照)において、タスク321がタスク320の下に登録されているため、タスク320は、最後のタスクではない(ステップS58においてNo)。スケジュール管理装置1は、タスク321の開始を通知するために、ステップS52に戻る。
スケジュール管理装置1は、開始通知ウィンドウ65及び応答入力ウィンドウ70を用いたタスク320の応答の受け付けと並行して、ステップS52〜S54の処理を実行する。そして、開始通知ウィンドウ65又は応答入力ウィンドウ70が表示された状態で、現在時刻がタスク321の時刻となった場合(ステップS54においてYes)、タスク320に関する開始通知ウィンドウ65又は応答入力ウィンドウの表示を中止し、タスク321の実行を促す開始通知ウィンドウ65を新たに表示する(ステップS55)。
一方、ステップS58において、スケジュール管理装置1は、タスク320が最後のタスクであると判断した場合(ステップS58においてYes)、タスク320の応答入力ウィンドウ70に対する実行結果の入力が終了した後に、図12に示す処理を終了する。
[2.3.確認画面]
図3を参照して、スケジュール管理装置1は、スケジュール画面30内に配置された切替ボタン34bをタップすることにより、確認画面を表示することができる。
図15は、タッチパネル13に表示される確認画面80を示す図である。確認画面80は、スケジュールデータ23に登録されたタスクのうち、開始時刻を既に経過したタスクの実行結果を確認するために用いられる。
図15を参照して、確認画面80は、時刻領域31と、メニューボタン33と、切替ボタン34a,34bと、日付領域81と、タスク領域82とを含む。日付領域81は、確認対象の日付を表示する。タスク領域82は、スケジュールデータ23に登録されたタスクのうち、日付領域81に表示された日付が設定されたタスクを表示する。図15において、タスク領域82は、タスク320及び321を表示している。ユーザは、タスク320及び321と同じ日付が設定されたタスク322をタスク領域82に表示させる場合、タスク領域82をスクロールすればよい。
タスク領域82において、タスク320の結果入力欄82a〜82dが配置されている。結果入力欄82a,82bは、タスク320の名称に対応して設けられる。結果入力欄82aに表示される情報は、応答入力ウィドウ70(図14参照)に入力された、ユーザ本人によるタスク320全体の評価結果である。結果入力欄82bは、ユーザの介助者(家族、介護士など)がタスク320全体の実行結果を入力するために用いられる。
結果入力欄82cは、サブタスク221〜224に対応して複数設けられる。結果入力欄82cの各々に入力される情報は、応答入力ウィドウ70(図14参照)に入力された、ユーザ本人によるサブタスク221〜224の各々の評価結果である。結果入力欄82dは、サブタスク221〜224に対応して複数設けられる。結果入力欄82dは、ユーザの介助者がサブタスク221〜224の実行結果を入力するために用いられる。
結果入力欄82a〜82dに対するサブタスクの実行結果の入力方法は、応答入力ウィンドウ70(図14参照)における実行結果の入力方法と同じである。
このように、ユーザの介助者は、確認画面80(図15参照)を用いて、タスク320の実行結果を入力することができる。上述のように、ユーザが認知障害を有しているため、ユーザが、自身の行動を把握できない場合が想定される。従って、ユーザが、タスクあるいはサブタスクを実行できたと判断しても、実際にはタスクあるいはサブタスクが実行されていない可能性がある。このため、介助者が、ユーザのタスクの実行結果を客観的に評価し、その評価結果を確認画面80に入力することにより、日付領域81に表示された日付におけるユーザの行動を正確に記録することができる。
以上説明したように、タスクリスト22には、標準タスク及び任意タスクが設定されており、標準タスクは、タスクの名称と標準時刻とを含む。従って、ユーザは、タスクリスト22に基づいて表示される選択ウィンドウ45の中から標準タスクを選択した場合、選択された標準タスクを実行する時刻を入力しなくてもよい。従って、時間の経過や、時間の概念を把握できないユーザであっても、自身が実行すべきタスクを容易に登録することができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るスケジュール管理装置1について説明する。本実施の形態に係るスケジュール管理装置1は、上記実施の形態に係るスケジュール管理装置1の構成(図1参照)と同じである。
本実施の形態に係るスケジュール管理装置1は、以下の2点において、上記第1の実施の形態に係るスケジュール管理装置1と異なる動作を実行する。
第1の点は、開始通知処理(ステップS5、図12参照)におけるスケジュール管理装置1の動作に関する。本実施の形態に係るスケジュール管理装置1は、開始通知ウィンドウ65又は応答入力ウィンドウ70の表示中に、現在時刻が次のタスクの開始時刻となった場合に、次のタスクの開始を通知せずに、表示中のウィンドウの表示を継続する処理(継続処理)を実行することができる。
第2の点は、継続処理を実行するか否かを指示する継続情報の設定が行われる点である。継続情報の設定は、タスク登録処理(ステップS4、図4参照)で行われる。
継続処理が実行される理由について説明する。ユーザにより登録されたタスクの中には、タスクの実行を忘れた場合にユーザに影響を与える重要なタスクがある。例えば、名称「服薬」を有する候補タスク22hがタスクとして登録された場合において、ユーザが服薬のタスクの実行を忘れた場合、ユーザの症状が悪化するおそれがある。
しかし、上記実施の形態に係るスケジュール管理装置1は、重要なタスクの実行を促す開始通知ウィンドウ65の表示中に、現在時刻が次のタスクの開始時刻となった場合、次のタスクの実行を促す確認画面80を表示する。この場合、ユーザが、重要なタスクを実行することなく、次のタスクを実行する可能性が高い。
本実施の形態に係るスケジュール管理装置1は、継続処理を実行することにより、重要なタスクが実行されないようなケースが発生することを防ぐことができる。
以下、上記第1の点及び第2の点について、詳しく説明し、上記第1の実施の形態と共通する内容についての説明は省略する。また、特に説明のない限り、本実施の形態に係るスケジュール管理装置1を単に「スケジュール管理装置1」と記載する。
{1.継続情報の設定}
図16は、本実施の形態に係る設定ウィンドウ75を示す図である。スケジュール管理装置1は、選択ウィンドウ45(図7参照)に表示されたタスクの中から1つが選択された場合、図9に示す設定ウィンドウ50に代えて、図16に示す設定ウィンドウ75を表示する。
図4及び図8を参照して、スケジュール管理装置1は、選択ウィンドウ45をタッチパネル13に表示し、実行すべきタスクの選択を受け付ける(ステップS44)。ユーザが、選択ウィンドウ45に表示された候補タスク22h〜22jの中から、名称「服薬」を有する候補タスク22hを選択し、決定ボタン46をタップする。スケジュール管理装置1は、ユーザによるこの操作を受けて、図16に示す設定ウィンドウ75を表示する。
図16を参照して、候補タスク22hが任意タスクであるため、ユーザは、選択した候補タスク22hを実行すべき時刻として、「午後3時50分」を入力する。
また、設定ウィンドウ75は、チェックボックス86を有する。チェックボックス86は、継続処理を実行するか否かを指示するためのインタフェースである。デフォルトの設定では、継続処理が実行されないように、チェックボックス86にチェックが入っていない。継続処理の実行を指示する場合、ユーザは、チェックボックス86をタップして、チェックを入れる。ユーザは、設定ウィンドウ75内の登録ボタン51をタップする。スケジュール管理装置1は、登録ボタン51のタップを受けて、候補タスク22hを新たなタスクとしてスケジュールデータ23に登録する。
図17は、候補タスク22hが新たなタスクとして登録されたスケジュールデータ23を示す図である。図17を参照して、設定ウィンドウ75で設定された候補タスク22hが、タスク330としてスケジュールデータ23に登録されている。タスク330は、ユーザにより設定されたタスク330の時刻「午後3時50分」に基づいて、タスク320とタスク321との間に挿入される。
また、図17に示すスケジュールデータ23は、各タスクに対応する継続情報を有する。図17を参照して、各タスクの継続情報は、「表示継続」の欄に記録される。タスク319,320〜322に対応する継続情報は、「継続しない」に設定されている。一方、図16に示す設定ウィンドウにおいて、チェックボックス86にチェックが入っているため、タスク330に対応する継続情報は、「継続する」に設定されている。
{2.開始通知処理(ステップS5)}
図18は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置1により実行される開始通知処理(ステップS5)のフローチャートである。図18に示す処理のうち図12に示す処理と共通する処理については、図12と同じステップ番号を付している。
図17及び図18を参照して、タスク320までの開始通知が終了している。スケジュール管理装置1は、システム時刻(現在時刻)を取得し(ステップS53)、システム時刻に一致するタスクがあるか否かを判断する(ステップS54)。システム時刻が2014年2月18日午後3時50分である場合、システム時刻は、タスク330の時刻に一致する(ステップS54においてYes)。この場合、スケジュール管理装置1は、タスク330の名称「服薬」と時刻「午後3時50分」とを含む開始通知ウィンドウ(図示省略)をタッチパネル13に表示し(ステップS55)、タスク330の実行を促す音声を再生する(ステップS56)。
次に、スケジュール管理装置1は、タスク330の継続情報を参照して、継続処理の実行を指示されているか否かを判断する(ステップS71)。継続処理の実行を指示されていない場合(ステップS71においてNo)、スケジュール管理装置1は、応答入力の受付を開始する(ステップS57)。ステップS57が実行される場合におけるスケジュール管理装置1の動作については、上記第1の実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。
タスク330に関して、継続処理の実行が指示されている場合(ステップS71においてYes)、スケジュール管理装置1は、ステップS57と同様に、応答入力の受付を開始する(ステップS72)。スケジュール管理装置1は、タスク330に対応する開始通知ウィンドウ65又は応答入力ウィンドウ70を表示して、タスク330の実行結果の入力を待機する。
スケジュール管理装置1は、タスク330の応答入力が終了したか否かを判断する(ステップS73)。すなわち、スケジュール管理装置1は、タスク330の応答入力ウィンドウ70(図14参照)に配置された閉じるボタン73がタップされたか否かを監視する。スケジュール管理装置1は、閉じるボタン73がタップされない場合、タスク330の開始通知ウィンドウ65又は応答入力ウィンドウ70を表示した状態を継続する。この場合、スケジュール管理装置1は、タスク330の開始通知ウィンドウ65又は応答入力ウィンドウ70の表示と並行して、ステップS52〜S54の処理を実行しない。
タスク330については継続処理の実行が指示されているため、スケジュール管理装置1は、服薬のタスク330の実行が終了したと判断するまで、他のタスクの実行開始を通知しない。すなわち、タスク330の実行結果の入力が完了するまで、タスク330以外のタスクに関するウィンドウが表示されない。従って、ユーザは、タスク330を設定された時刻に実行できなかった場合であっても、タスク330を他のタスクに優先して実行することが可能となる。
スケジュール管理装置1は、閉じるボタン73がタップされた場合、タスク330についての応答入力が完了したと判断し(ステップS73においてYes)、ステップS58に進む。これにより、スケジュール管理装置1は、タスク330の時刻よりも後の時刻に実行すべきタスクの開始を通知するために、ステップS52に戻る。
以上説明したように、本実施の形態に係るスケジュール管理装置1は、スケジュールデータ23に登録されるタスクについて継続処理を実行するか否かを指示する継続情報の設定を受け付ける。スケジュール管理装置1は、継続処理の実行が指示されているタスクの開始を通知する場合、このタスクに対する応答の入力の受け付けが終了するまで、このタスクに関するウィンドウの表示を継続する。ユーザにとって重要なタスクについては継続処理の実行を指示することにより、重要なタスクが実行されないことを防ぐことができる。
上記実施の形態において、ユーザが、認知障害を有する障害者である場合を説明したが、これに限られない。ユーザは、認知障害を有しない健常者であってもよい。ユーザが健常者であっても、ユーザは、標準タスクを選択した場合に時刻を改めて設定しなくてもよいので、タスクを登録する際の作業を簡略化することができる。あるいは、介助者が、ユーザに代わって、スケジュール管理装置1を操作してもよい。
上記実施の形態において、スケジュール管理装置1が、フラッシュメモリ15からタスクリスト22を取得する例を説明したが、これに限られない。スケジュール管理装置1は、ネットワークインタフェース14を介してネットワークに接続されたサーバ(図示省略)にアクセスし、タスクリスト22をサーバから取得してもよい。
上記実施の形態において、スケジュール管理装置1が開始通知ウィンドウ65の確認ボタン65aがタップされた後に応答入力ウィンドウ70を表示する例を説明したが、これに限られない。スケジュール管理装置1は、応答入力ウィンドウ70を表示しなくてもよい。この場合、第2の実施の形態において、スケジュール管理装置1は、確認ボタン65aのタップにより、開始を通知したタスクに対する応答入力が終了したと判断すればよい。
上記実施の形態において、スケジュール管理プログラム21がタブレット端末にインストールされている例を説明した。スケジュール管理プログラム21をインストールする方法は、特に限定されない。例えば、スケジュール管理プログラム21は、ネットワークに接続されたサーバからダウンロードされ、タブレット端末にインストールされてもよい。あるいは、スケジュール管理プログラム21を記録したコンピュータ読み取り可能な媒体(例えば、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、フレキシブルディスクなど)が配布されている場合、スケジュール管理プログラム21は、その媒体からタブレット端末等にインストールされてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
1 スケジュール管理装置
11 CPU
12 RAM
13 タッチパネル
14 ネットワークインタフェース
15 フラッシュメモリ
21 スケジュール管理プログラム
22 タスクリスト
23 スケジュールデータ

Claims (6)

  1. 日常生活において習慣的に行われるタスクの候補であって、前記タスクの名称と、前記タスクを実行する標準時刻とを含む標準タスクを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された標準タスクに含まれる名称と標準時刻とを表示し、表示された名称の中から、実行する標準タスクの選択を受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けられた標準タスクに含まれる名称と標準時刻とを対応付けて登録する登録部とを備える、スケジュール管理装置。
  2. 請求項1に記載のスケジュール管理装置であって、
    前記標準タスクは、前記標準タスクを実行する場合に実行される複数のサブタスクを含み、
    前記複数のサブタスクの各々は、前記サブタスクの名称を含み、前記サブタスクを実行する時刻を含まない、スケジュール管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のスケジュール管理装置であって、
    前記取得部は、任意に実行されるタスクの候補であって、前記任意に実行されるタスクの名称を含み、時刻を含まない任意タスクを取得し、
    前記受付部は、前記取得部により取得された任意タスクに含まれる名称を表示し、前記取得された任意タスクを実行すべき時刻の入力を受け付ける、スケジュール管理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスケジュール管理装置であって、
    前記受付部は、前記選択された標準タスクに含まれる標準時刻の修正を受け付ける、スケジュール管理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスケジュール管理装置であって、さらに、
    現在時刻が前記登録部により登録されたタスクの時刻となった場合、前記タスクの名称を表示して前記タスクの開始を通知する通知部と、
    前記通知部により通知されたタスクに関する応答を受け付ける応答部とを備え、
    前記受付部は、前記応答部による応答の受付が終了するまで、前記タスクの開始の通知を継続するか否かを指示する継続情報の設定を受け付ける、スケジュール管理装置。
  6. スケジュール管理装置に搭載されるコンピュータに、
    日常生活において習慣的に行われるタスクの候補であって、前記タスクの名称と、前記タスクを実行する標準時刻とを含む標準タスクを取得するステップと、
    前記取得された標準タスクに含まれる名称と標準時刻とを表示し、表示された名称の中から、実行する標準タスクの選択を受け付けるステップと、
    前記受け付けられた標準タスクに含まれる名称と標準時刻とを対応付けて登録するステップとを実行させるためのスケジュール管理プログラム。

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