JP2015169929A - 光源装置、光源ユニット、及び画像表示装置 - Google Patents

光源装置、光源ユニット、及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リードの磁歪による騒音等を抑制することが可能な光源装置、光源ユニット、及びこれを用いた画像表示装置を提供すること。【解決手段】本技術の一形態に係る光源装置は、光源部と、基板と、ベース部と、振動抑制機構とを具備する。前記光源部は、リードと、前記リードからの電流により発光する発光部とを有する。前記基板は、前記リードに電気的に接続され前記リードに電流を供給する配線部を有する。前記ベース部は、前記光源部と接続される第1の面と、前記第1の面の反対側の前記基板と接続される第2の面と、前記第1及び前記第2の面の間を貫通する前記リードが挿入される貫通孔とを有する。前記振動抑制機構は、前記リードの周囲を囲むように前記貫通孔に挿入される側壁部を有し前記基板に接続された振動抑制部と、前記リードを前記側壁部に固定する固定部とを有する。【選択図】図10

Description

本技術は、光源装置、光源ユニット、及びこれを用いた画像表示装置に関する。
従来からプロジェクタ等の画像表示装置が広く用いられている。例えば光源からの光が液晶素子等の光変調素子により変調され、その変調光がスクリーン等に投影されることで画像が表示される。光源としては、水銀ランプ、キセノンランプ、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等が用いられる。このうちLEDやLD等の固体光源は寿命が長く従来のようなランプ交換が不要であり、また電源を入れて即時に点灯するといった利点を有する。
一方、光源としてLD等が用いられる場合には、レーザ素子に接続されたリードピンの磁歪による振動が問題となる場合がある。すなわちリードピンとして磁性体が用いられる場合にリードピンに電流に流されると磁歪が生じる。そしてリードピンが振動する音が騒音となってしまう場合がある。例えば特許文献1には、リードピンに流れる電流により生じる磁歪変形に起因する破損や騒音を防止するための技術が開示されている。
国際公開第2011/092735号
このようにリードの磁歪による騒音等を抑制することが可能な技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、リードの磁歪による騒音等を抑制することが可能な光源装置、光源ユニット、及びこれを用いた画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る光源装置は、光源部と、基板と、ベース部と、振動抑制機構とを具備する。
前記光源部は、リードと、前記リードからの電流により発光する発光部とを有する。
前記基板は、前記リードに電気的に接続され前記リードに電流を供給する配線部を有する。
前記ベース部は、前記光源部と接続される第1の面と、前記第1の面の反対側の前記基板と接続される第2の面と、前記第1及び前記第2の面の間を貫通する前記リードが挿入される貫通孔とを有する。
前記振動抑制機構は、前記リードの周囲を囲むように前記貫通孔に挿入される側壁部を有し前記基板に接続された振動抑制部と、前記リードを前記側壁部に固定する固定部とを有する。
この光源装置は、リードの周囲を囲む側壁部と、リードを側壁部に固定する固定部とを含む振動抑制機構を具備する。これによりリードの磁歪による騒音等を抑制することができる。
前記固定部は、前記リードと前記側壁部との間に供給される流動性の固定材料であってもよい。
流動性の固定材料を供給することでリードを側壁部に容易に固定することができる。
前記側壁部は、前記リードとの間に、前記固定材料に毛細管力を作用させることが可能な距離を開けて配置されてもよい。
これにより固定部材を十分に供給することが可能となり、リードと側壁部とを十分に固定することができる。
前記側壁部は、1以上の開口部を有してもよい。
これにより固定材料に毛細管力を十分に作用させることができる。
前記側壁部は、メッシュ部を有してもよい。
これにより固定材料に毛細管力を十分に作用させることができる。
前記側壁部は、コイル形状を有してもよい。
これにより固定材料に毛細管力を十分に作用させることができる。
前記側壁部は、前記貫通孔の内周面から離間して前記貫通孔に挿入されてもよい。
これによりベース部との電気的な絶縁を十分に確保することができる。
前記固定材料は、前記リードと前記配線部とを電気的に接続してもよい。
このようにリード及び側壁部の固定と、リード及び配線部の接続とが、ともに固定材料により実現されてもよい。これにより光源装置の組立性を向上させることが可能となる。
前記前記振動抑制部は、前記側壁部に連結され前記基板に当接される鍔部を有してもよい。
鍔部が設けられることで、振動抑制部を基板に十分に固定することが可能となり、リードの磁歪による騒音等を十分に抑制することができる。
前記固定材料は、前記鍔部を前記基板に固定してもよい。
鍔部の基板への固定に固定材料が用いられてもよい。これにより光源装置の組立性を向上させることが可能となる。
前記固定材料は、半田であってもよい。
半田を用いることで光源装置の組立性を向上させることができる。
前記ベース部は、前記光源部の熱を放出可能な放熱部材であってもよい。
これにより光源部から発生する熱の影響を十分に抑えることができる。
本技術の一形態に係る光源ユニットは、前記光源部と、前記基板と、前記ベース部と、前記振動抑制機構とを具備する。
本技術の一形態に係る画像表示装置は、前記光源装置と、画像生成システムと、投射システムとを具備する。
前記画像生成システムは、照射された光をもとに画像を生成する画像生成素子と、前記画像生成素子に前記光源装置からの光を照射する照明光学系とを有する。
前記投射システムは、前記画像生成素子により生成された画像を投射する。
以上のように、本技術によれば、リードの磁歪による騒音等を抑制することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係る画像表示装置の構成例を示す概略図である。 光源装置の構成例を示す斜視図である。 図2に示す光源装置の上面部分を取り外した状態の図である。 図3に示す光源装置を上方から見た平面図である。 光源装置による光の出射を説明するための概略的な構成図である。 集光ユニットの構成例を示す斜視図である。 図6に示す集光ユニットを上方から見た平面図である。 ヒートシンクと、ヒートシンクが有する接続部と、当該接続部に取り付けられる実装基板とを模式的に示す図である。 図8のC−C線での断面図である。 レーザ光源が装着されている部分を拡大して示す図である。 振動抑制部の構成例を示す斜視図である。 他の実施形態に係る振動抑制機部の構成例を示す図である。 他の実施形態に係る振動抑制機部の構成例を示す図である。 半田の供給方法の一例を示す模式的な図である。 リードの磁歪による騒音等を抑制するための他の構成例を示す図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[画像表示装置]
図1は、本技術の一実施形態に係る画像表示装置の構成例を示す概略図である。画像表示装置500は、例えばプレゼンテーション用、もしくはデジタルシネマ用のプロジェクタとして用いられる。その他の用途に用いられる画像表示装置にも、以下に説明する本技術は適用可能である。
画像表示装置500は、白色光を出射可能な光源装置100と、光源装置100からの光をもとに画像を生成する画像生成システム200と、生成された画像を図示しないスクリーン等に投射する投射システム400とを有する。
光源装置100は、赤色光、緑色光、及び青色光を含む白色光Wを出射する。光源装置100については後に詳しく説明する。
画像生成システム200は、照射された光をもとに画像を生成する画像生成素子210と、画像生成素子210に光源装置100からの出射光を照射する照明光学系220とを有する。また画像生成システム200は、インテグレータ素子230と、偏光変換素子240と、集光レンズ250とを有する。
インテグレータ素子230は、二次元に配列された複数のマイクロレンズを有する第1のフライアイレンズ231、及び、その各マイクロレンズに1つずつ対応するように配列された複数のマイクロレンズを有する第2のフライアイレンズ232を含んでいる。
光源装置100からインテグレータ素子230に入射する白色光Wは、第1のフライアイレンズ231のマイクロレンズによって複数の光束に分割され、第2のフライアイレンズ232における対応するマイクロレンズにそれぞれ結像される。第2のフライアイレンズ232のマイクロレンズのそれぞれが、二次光源として機能し、輝度が揃った複数の平行光を、偏光変換素子240に入射光として照射する。
インテグレータ素子230は、全体として、光源装置100から偏光変換素子240に照射される入射光を、均一な輝度分布に整える機能を有する。
偏光変換素子240は、インテグレータ素子230等を介して入射する入射光の、偏光状態を揃える機能を有する。この偏光変換素子240は、例えば光源装置100の出射側に配置された集光レンズ250等を介して、青色光B3、緑色光G3及び赤色光R3を含む白色光を出射する。
照明光学系220は、ダイクロイックミラー260及び270、ミラー280、290及び300、リレーレンズ310及び320、フィールドレンズ330R、330G及び330B、画像生成素子としての液晶ライトバルブ210R、210G、及び210B、ダイクロイックプリズム340を含んでいる。
ダイクロイックミラー260及び270は、所定の波長域の色光を選択的に反射し、それ以外の波長域の光を透過させる性質を有する。図1を参照して、例えば、ダイクロイックミラー260が、緑色光G3及び青色光B3を選択的に反射する。ダイクロイックミラー270は、ダイクロイックミラー260により反射された緑色光G3及び青色光B3のうち、緑色光G3を選択的に反射する。残る青色光B3が、ダイクロイックミラー270を透過する。これにより、光源装置100から出射された光が、異なる色の複数の色光に分離される。なお複数の色光に分離するための構成や、用いられるデバイス等は限定されない。
分離された赤色光R3は、ミラー280により反射され、フィールドレンズ330Rを通ることによって平行化された後、赤色光の変調用の液晶ライトバルブ210Rに入射する。緑色光G3は、フィールドレンズ330Gを通ることによって平行化された後、緑色光の変調用の液晶ライトバルブ210Gに入射する。青色光B3は、リレーレンズ310を通ってミラー290により反射され、さらにリレーレンズ320を通ってミラー300により反射される。ミラー300により反射された青色光B3は、フィールドレンズ330Bを通ることによって平行化された後、青色光の変調用の液晶ライトバルブ210Bに入射する。
液晶ライトバルブ210R、210G及び210Bは、画像情報を含んだ画像信号を供給する図示しない信号源(例えばPC等)と電気的に接続されている。液晶ライトバルブ210R、210G及び210Bは、供給される各色の画像信号に基づき、入射光を画素毎に変調し、それぞれ赤色画像、緑色画像及び青色画像を生成する。変調された各色の光(形成された画像)は、ダイクロイックプリズム340に入射して合成される。ダイクロイックプリズム340は、3つの方向から入射した各色の光を重ね合わせて合成し、投射システム400に向けて出射する。
投射システム400は、画像生成素子210により生成された画像を投射する。投射システム400は、複数のレンズ410等を有し、ダイクロイックプリズム340によって合成された光を図示しないスクリーン等に照射する。これによりフルカラーの画像が表示される。
図2は、光源装置100の構成例を示す斜視図である。図3は、図2に示す光源装置100の上面部分を取り外した状態の図である。図3では、図2に示すヒートシンク90の図が省略されている。
光源装置100は、青色波長域のレーザ光、及び、そのレーザ光によって励起される蛍光物質から生じる赤色波長域から緑色波長域の光を合成して白色光を出射する。図2に示すように、光源装置100は、底部に設けられた基体部1と、基台部1に支持される筐体部3とを有する。基台部1には、1以上の固体光源を有する光源ユニット30と、光源ユニット30の光を受けて白色光を生成して出射する蛍光体ユニット40とが装着される。図3に示すように、筐体部3内の空間部4にて、光源ユニット30からの出射光Lが蛍光体ユニット40に照射される。
基台部1は、平面形状でなり、また一方向に延びる細長い形状を有する。基台部1の細長く延びる長手方向が光源装置100の左右方向となり、長手方向に直交する短手方向が前後方向となる。従って短手方向で対向する2つの長手部分の一方が前方側5となり、他方が後方側6となる。また長手方向及び短手方向の両方に直交する方向が、光源装置100の高さ方向となる。図1に示す例では、x軸、y軸及びz軸方向が、それぞれ左右方向、前後方向及び高さ方向となる。
図3に示すように、基台部1の後方側6には、長手方向に並ぶように2つの光源ユニット30が配置される。光源ユニット30は、1以上の固体光源として、青色レーザ光B1を出射可能な複数のレーザ光源(レーザダイオード)31を有する(図4参照)。複数のレーザ光源31は、前後方向を光軸方向として、その方向に沿って前方側5に向けて青色レーザ光B1が出射されるように配置される。
2つの光源ユニット30の前方には、それぞれ集光光学系が配置される。集光光学系は、複数のレーザ光源31からの青色レーザ光B1を蛍光体ユニット40の所定のポイントに集光させる。図3では、光源ユニット30の前方に支持部32が図示されている。支持部32は、光源ユニット30と集光光学系とを1つのユニットとして支持する部材である。この支持部32により、光源ユニット30と集光光学系とを有する集光ユニット33が構成される。
この集光ユニット33により集光された青色レーザ光B1を励起光として、蛍光体ユニット40から白色光が光軸Aに沿って出射される。白色光の光軸Aの方向は、複数のレーザ光源31からの青色レーザ光B1の光軸方向と同じ方向に設定されている。すなわち蛍光体ユニット40は、青色レーザ光B1の光軸方向と同じ方向で白色光が出射されるように、基台部1の前方側5に配置されている。
図4は、図3に示す光源装置100を上方から見た平面図である。図4では、支持部32の図示が省略されている。図5は、光源装置100による光の出射を説明するための概略的な構成図である。
光源ユニット30が有する複数のレーザ光源31は、例えば、400nm−500nmの波長範囲内に発光強度のピーク波長を有する青色レーザ光B1を発振可能な青色レーザ光源である。固体光源として、LED等の他の光源が用いられてもよい。また固体光源に代えて、水銀ランプ、キセノンランプ等の他の光源が用いられる場合でも、本技術は適用可能である。
集光ユニット33に含まれる集光光学系34は、複数のレーザ光源31から出射された青色レーザ光B1を、蛍光体ユニット40の蛍光体41上に集光する。集光光学系34は、非球面反射面35と、平面反射部36とを有する。非球面反射面35は、複数のレーザ光源31からの出射光を反射して集光する。平面反射部36は、非球面反射面35により反射された光を蛍光体41へ反射する。これにより複数のレーザ光源31からの青色レーザ光B1が、蛍光体ユニット40が有する蛍光体41上の所定のポイントPに集光される。なお集光光学系34の構成は限定されない。
蛍光体ユニット40の内部には、図5に示す蛍光体ホイール42が設けられる。蛍光体ホイール42は、青色レーザ光B1を透過させる円盤形状の基板43と、その基板43上に設けられた蛍光体層41とを有している。基板43の中心には、蛍光体ホイール42を駆動するモータ45が接続され、蛍光体ホイール42は、基板43の中心を通る法線に回転軸46を有し、回転軸46を中心として回転可能に設けられている。回転軸46は、蛍光体層41の所定のポイントPが蛍光体ユニット40の略中央(光軸A上)に位置するように、光軸Aとは異なる位置に配置される。
蛍光体層41は、約445nmの中心波長を持つ青色レーザ光B1によって励起されて蛍光を発する蛍光物質を含んでいる。そして蛍光体層41は、複数のレーザ光源31が出射する青色レーザ光B1の一部を、赤色波長域から緑色波長域までを含む波長域の光(すなわち黄色光)に変換して出射する。蛍光体層41に含まれる蛍光物質としては、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体が用いられる。
また、蛍光体層41は、励起光の一部を吸収する一方、励起光の一部を透過させることにより、複数のレーザ光源31から出射された青色レーザ光B1も出射することができる。これにより、蛍光体層41から出射される光は、青色の励起光と黄色の蛍光との混色による白色光となる。このように励起光の一部を透過させるため、蛍光体層41は、例えば光透過性を有する粒子状の物質であるフィラー粒子を含んでいてもよい。
モータ45によって基板43が回転することにより、レーザ光源31は、蛍光体層41上の照射位置を相対的に移動させながら、蛍光体層41に励起光を照射する。これにより蛍光体ユニット40により、蛍光体層41を透過した青色レーザ光B2と、蛍光体層41からの可視光である緑色光G2及び赤色光R2を含む白色光が合成光として出射される。
光源装置100の構成は限定されない、例えば図5に示す構成とは異なる構成の蛍光体ユニットが用いられてもよい。あるいは蛍光体ユニットが用いられない構成も考えられる。赤色レーザ光を出射する赤色レーザ光源、緑色レーザ光を出射する緑色レーザ光源、及び青色レーザ光を出射する青色レーザ光源をそれぞれ有する光源装置が用いられてもよい。この場合、RGBの3色のレーザ光が合成されて白色光が生成される。
図6は、集光ユニット33の構成例を示す斜視図である。図6では、支持部32の図示が省略されている。図7は、図6に示す集光ユニット33を上方から見た平面図である。
本実施形態では、光源ユニット30として28個のレーザ光源31を有するレーザ光源アレイが用いられる。光源ユニット30は、開口48が形成された板状のフレーム49を有し、フレーム49の裏面50(後方側6の面)に、複数のレーザ光源31が実装された実装基板51(PCB等)が配置される。複数のレーザ光源31は、フレーム49の開口48を介して、前方側5に向けて光軸Aの光軸方向と同じ方向に沿って青色レーザ光B1を出射する。
フレーム49の前面52(前方側5の面)には、複数のレーザ光源31の位置に応じて28個のコリメータレンズ53が配置される。コリメータレンズ53は、各レーザ光源31から出射される青色レーザ光B1を略平行光束にする。なお図面上においてコリメータレンズ53をレーザ光源31として説明を行う場合がある。
光源ユニット30の構成は限定されず、例えばフレーム49が用いられなくてもよい。レーザ光源31の数や配列、コリメータレンズ53の構成等も限定されない。なお図面上では複数のレーザ光源31(コリメータレンズ53)から出射される青色レーザ光B1の一部の光束が図示されている。
複数のレーザ光源31の前方側5には、非球面反射面35を有する反射部材56が配置される。非球面反射面35は、典型的には鏡面状の凹面反射面であり、複数のレーザ光源31からの青色レーザ光B1を反射して集光可能なように形状が設計される。この非球面反射面35により、青色レーザ光B1が平面反射部36に向けて反射される。
平面反射部36は、非球面反射面35により反射された青色レーザ光B1を蛍光体層41上の所定のポイントPへ反射する平面反射面37を有する。平面反射面37は、典型的には鏡面である。平面反射部36としては、例えば反射ミラーが用いられる。
[光源ユニット]
光源ユニット30についてさらに詳しく説明する。図8は、ヒートシンク90と、ヒートシンク90が有する接続部91と、当該接続部91に取り付けられる実装基板51とを模式的に示す図である。ヒートシンク90の接続部91の表面側に、図6等に示すフレーム49等が接続される。なお図8では、実装基板51に実装されるレーザ光源31(コリメータレンズ53)の図示は省略されている。
図9は、図8のC−C線での断面図である。図9には、ヒートシンク90の接続部91に取り付けられる実装基板51と、実装基板51に実装される複数のレーザ光源31が図示されている。また図9には、実装基板51と複数のレーザ光源31との間に配置されるヒートスプレッダ95が図示されている。
図9に示すように、接続部91には、高さ方向に延在し、左右方向に並ぶ、複数の凹部92が形成されている。図8に示すように、その凹部92を覆うようにして、複数のスリット58を有する実装基板51が取り付けられる。実装基板51は、スリット58間の実装部59が凹部92を覆うように取り付けられる。実装基板51の上にはヒートスプレッダ95が配置され、ヒートスプレッダ95を介して、実装基板51の実装部59上に複数のレーザ光源31が実装される。
図10は、レーザ光源31が装着されている部分を拡大して示す図である。本実施形態のレーザ光源31は、パッケージ型の半導体レーザであり、リード61と、リード61を介して供給される電流により発光する発光部としての半導体レーザ素子62と、ステム63と、パッケージ64とを有する。レーザ素子62はステム63上に配置され、ステム63と気密に接続されるパッケージ64により覆われる。パッケージ64の上面部65には出射領域が設けられ、当該出射領域を介してレーザ素子62からの光が出射される。
レーザ光源31は、本実施形態において光源部として機能する。なお半導体レーザ素子62の具体的な構成は限定されない。
ステム63には、図示しない貫通孔が設けられ、当該貫通孔にリード61が挿入される。そして挿入されたリード61とレーザ素子62とが電気的に接続される。ステム63の下面側のリード61が挿入される部分にはガラス材66が充填され、パッケージ64内の気密性が保たれている。
ステム63及びパッケージ64の材料としては、例えば鉄、銅、鉄・ニッケル系合金等、種々の金属材料が用いられる。ガラス材66としては、例えばソーダ系ガラスが用いられる。リード61の材料としては、例えば鉄ニッケル軟質磁性材料(パーマロイ)等の磁性材料が用いられる。各部材の材料はとくに限定されるわけではない。以下でも説明するように、本技術では、リード61に磁性材料が用いられる場合において、リード61の磁歪による騒音等を十分に抑制することが可能である。
図10には、1本のリード61が図示されているが、紙面の奥側に(z軸方向に並んで)もう1本のリードが配置されている。すなわち1つのレーザ光源31に対して2本のリードが設けられる。なおリードの数は限定されず、例えば1つのレーザ光源31に3本以上のリードが配置されてもよい。
図10には図示されていないが、実装基板51には、リード61に電気的に接続され、当該リード61に電流を供給する配線部としての回路パターンが形成される。回路パターンの所定のランドと、リード61とがスルーホール67を介して電気的に接続されことで、リード61に電流が供給される。実装基板51や回路パターンの材料や具体的な構成は限定されない。
ヒートスプレッダ95は、レーザ光源31と接続される第1の面96と、第1の面96の反対側の実装基板51と接続される第2の面97と、第1及び第2の面96及び97の間を貫通する、リード61が挿入される貫通孔98とを有する。ヒートスプレッダ95は、例えば銅等の熱伝導性が高い材料で形成される。ヒートスプレッダ95は、本実施形態において、ベース部に相当し、レーザ光源31の熱を放出可能な放熱部材として機能する。
ヒートスプレッダ95とレーザ光源31との接続方法、及びヒートスプレッダ95と実装基板51との接続方法は限定されない。例えば図10に示すように、ネジ68を介して、レーザ光源31、ヒートスプレッダ95、及び実装基板51が互いに固定されてもよい。
本実施形態では、ヒートスプレッダ95の厚みT1は約4mmであり、貫通孔98の直径T2は約3mmである。第1の面96に接続されたレーザ光源31の高さ(パッケージの上面部65までの高さ)T3は約5mmである。実装基板51の厚みT4は、約1mmである。貫通孔98に挿入されるリード61の直径は約0.7mmである。これらの寸法に限定されるわけではない。
本実施形態に係る光源ユニット30では、リード61の磁歪による騒音等を抑制するための機構として、振動抑制機構70が設けられる。振動抑制機構70は、実装基板51に接続された振動抑制部71と、リード61を振動抑制部71に固定する固定部72とを有する。振動抑制部71は、リード61の周囲を囲むようにヒートスプレッダ95の貫通孔98に挿入される側壁部73を有する。固定部72は、この側壁部73にリード61を固定する。
図11は、振動抑制部71の構成例を示す斜視図である。振動抑制部71は、中空の円筒形状からなる側壁部73と、側壁部73の一方の端部に形成された鍔部74とを有する。鍔部74は、側壁部73と連結して形成されている。
側壁部73により囲まれている内部空間の大きさ、すなわち側壁部73の断面の直径T5は、約1mmである。また側壁部73の高さT6は、約4mmである。鍔部74の直径T7は約2.5mmである。振動抑制部71の材料は限定されないが、本実施形態では、例えば黄銅(ニッケル下地金メッキ処理有)等の、導電性を有する金属材料が用いられる。その他の材料が用いられてもよい。振動抑制部71として、例えばハトメ部材を用いることが可能である。
振動抑制部71を実装基板51に接続する方法は限定されない。図10に示すように本実施形態では、実装基板51に形成されたスルーホール67に側壁部73が嵌め込まれる。これにより簡単に振動抑制部71を実装基板51に接続することができる。側壁部73がスルーホール67に挿入されると、鍔部74は実装基板51に当接する。これにより振動抑制部71を実装基板51に十分に固定することが可能となる。また鍔部74はストッパーとして機能し、振動抑制部71が必要以上に貫通孔98の内部に入り込むのを防止する。
また側壁部73は、ヒートスプレッダ95に形成された貫通孔98の内周面99から離間して貫通孔98に挿入される。側壁部73と貫通孔98の内周面99との間は、絶縁部として機能し、ヒートスプレッダ95と振動抑制部71との電気的な絶縁が十分に確保される。
本実施形態に係る固定部72は、リード61と側壁部73との間に供給される流動性の固定材料である。本実施形態では、固定材料として半田75が用いられる。流動性の固定材用を用いることで、リード61を側壁部73に容易に固定させることが可能となる。なお固定部72として、固形の固定材料が用いられてもよい。
図10に示すように、側壁部73は、リード61との間に、半田75に毛細管力を作用させることが可能な距離を開けて配置される。従って振動抑制部71の鍔部74に半田75が供給されると、毛細管現象により、リード61と側壁部73との間に半田75が呼び込まれる。この結果、半田75を十分に供給することが可能となり、リード61と側壁部73とを十分に固定することが可能となる。すなわち振動抑制部71は、呼び込み部材としての機能も有する。
また側壁部73は、先端部77(鍔部74が形成されている端部と反対側の端部)が、ヒートスプレッダ95の第1の面96に達しないように、その高さT6が設定されている。これにより側壁部73の先端部77がレーザ光源31のステム63を押圧することで、レーザ光源31の装着に影響を与えてしまうことを防止することができる。
また側壁部73の高さT6が上記のように設定されることで、側壁部73の先端部77がガラス材66に接触すること、又は呼び込まれた半田75がガラス材に接触することを防止することができる。この結果、ガラス材66による封止が損なわれることがなく、パッケージ64内の気密性を十分に維持することができる。
なお側壁部73の先端部77から半田75がはみ出すオーバーランを防止するために、先端部77の部分に半田をはじく加工がされてもよい。例えば半田をはじく材料が先端部77付近に塗布されてもよいし、あるいは先端部77自身が半田をはじく材料で形成されてもよい。そのような材料としては、例えばフッ素材料やシリコン材料等があげられる。
側壁部73の高さT6は、側壁部73や半田75によるステム63やガラス材66への影響が防止可能な範囲で、適宜設計されてよい。
また本実施形態では、鍔部74に半田75が供給されることで、リード61と、実装基板51上の回路パターン(ランド)との電気的な接続が実現される。すなわち本実施形態では、リード61及び側壁部73の固定と、リード61及びランドの電気的な接続とが、ともに半田75により実現される。また半田75により、鍔部74を実装基板51に十分に固定することができる。この結果、光源ユニット30の組立性を向上させることができる。
光源ユニット30の組立の一例を簡単に説明する。リード61を有するレーザ光源31が準備される。上記したように保持部材等により複数のレーザ光源31が一体的に保持されてもよい。実装基板51のスルーホール67に振動抑制部71が装着される。ヒートスプレッダ95の第1の面96にレーザ光源31(保持部材等)が接続され、第2の面97には実装基板51が接続される。この際、側壁部73の内部にリード61が挿入されるように、各部材が接続される。ネジ68等により各部材が固定され、鍔部74に半田75が供給される。このように簡単に光源ユニット30を組み立てることができる。
以上、本実施形態に係る光源装置100、及び光源ユニット30では、リード61の周囲を囲む側壁部73と、リード61を側壁部73に固定する固定部72とを含む振動抑制機構70が用いられる。これによりリード61の磁歪による騒音等を抑制することができる。
例えばリードに磁性材料が用いられている場合に、レーザ光源をPWM(Pulse Width Modulation)駆動させると、磁歪によりリードが振動し、音が発生することが多い。この対策として、PWM駆動ではなく、CW(Continuous Wave)駆動(定電流駆動)させることが考えられる。しかしながらCW駆動の場合、出射光の輝度を変化させるために電流の大きさを変化させると、図5に示す蛍光体層41にあたるレーザ光の強度が変化してしまう。この結果、最終的に蛍光体層41を通った光に色変化が発生してしまう。
また、用いられるヒートスプレッダの厚みを小さくし、リードの振動する箇所を短くすることで、発生する磁歪音をより人が聞こえづらい周波数帯にシフトする方法も考えられる。人が聞こえづらい周波数帯は、例えば可聴周波数帯域の高周波側や可聴周波数帯域外の周波数帯を含む。本出願人が検証した結果、ヒートスプレッダの厚みを4mmから3mmに変更した場合に、磁歪音の周波数を9600Hzから12800Hzにシフトさせることができた。その結果、騒音レベルを+25dBから+14dBに抑えることができた。しかしながらヒートスプレッダの厚みを小さくすると、レーザ光源から発生した熱を放出する性能が低下してしまい、熱による影響を抑えることが難しくなる。例えばレーザ光源の寿命が短くなってしまう。
このような問題に対して、本技術に係る振動抑制機構70は有効である。すなわち実装基板51に振動抑制部71を設け、側壁部73内にリード61を通して半田75を充填させる。これにより、振動するリード61をより強く固定することができ、磁歪により振動が発生し得る箇所を太くすることができる。この結果、リード61の振動を抑制することができる。
また側壁部73の先端部77からはみ出る、半田75がついていない振動しやすいリード部分を短くすることができる。これにより、上記で説明したようなヒートスプレッダの厚みを小さくしたときと同様の効果を実現することができる。すなわち磁歪音の周波数を高い周波数帯にシフトさせて、騒音レベルを低下させることができる。
また実装基板51に、振動抑制部71を自動機等により取り付けることが可能となり、光源装置100、及び光源ユニット30における優れた組立性を実現することができる。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することが
できる。
図12及び図13は、他の実施形態に係る振動抑制機部の構成例を示す図である。図12A−Cに示す例では、固定部として機能する半田に作用する毛細管力を向上させるために、以下に示すような構成が採用されている。
図12Aに示す側壁部151は、1以上の開口部152を有する。開口部152の数、大きさ、形状、形成位置等は限定されない。例えば毛細管力を向上させたい部分のみに、開口部152が形成されてもよい。開口部152を形成することで、側壁部151の比表面積が増大して、毛細管現象が促進される。
図12Bに示す側壁部153は、メッシュ部154を有する。メッシュ部とは、網目状に形成された部分である。メッシュ部154は側壁部153の全体にわたって形成されてもよいし、側壁部153の一部に形成されてもよい。すなわち毛細管力を向上させたい部分のみにメッシュ部154が形成されてもよい。例えば側壁部153の鍔部155側の部分のみにメッシュ部154が形成されるような構成が考えられる。
メッシュ部154は、斜め方向に並ぶ矩形の開口が複数形成されることで実現されてもよい。あるいは、側壁部153に開口部が形成され、そこにメッシュ部材が嵌め込まれることで、メッシュ部154が実現されてもよい。なおメッシュの大きさは限定されない。
図12Cに示す側壁部156は、コイル形状を有する。すなわち側壁部156は、鍔部157と、鍔部157に連結するコイル部158を有する。コイル部158は直線上の棒部材が螺旋状に曲げることで形成される。コイル部158の太さや、コイル部158の巻き数は限定されない。メッシュ部154やコイル部158を形成することにより毛細管現象を促進することができる。
図13Aに示す振動抑制部160では、鍔部161に切欠き162が形成されている。切欠き162は、鍔部161の中心(側壁部163に囲まれた空間の中心)から放射状に広がるような形状で形成されている。切欠き162の数や形状は限定されず、切欠き162の代わりに1以上の開口が形成されてもよい。切欠き162や開口が形成されることで、鍔部161上に供給された半田が実装基板のランドも巻き込んで半田フィレットを形成することになる。この結果、ランド及びリードが確実に電気的に接続される。
なお図14に示すように、鍔部165が存在する領域よりも大きい領域に対して半田75が供給されてもよい。これによりランドを巻き込んだ形で半田フィレット76が形成され、ランド及びリード61が確実に電気的に接続される。
図13Bに示す振動抑制部166では、先端部167に折り返し部168が形成される。折り返し部168により、半田のオーバーランを十分に防止することができる。もちろん折り返し部168に半田をはじく材料が塗布されてもよい。その他、鍔部を有さない振動抑制部が用いられてもよい。この場合、振動抑制部 の構成を簡略化することができ、また材料コストを抑えることができる。
図15は、リードの磁歪による騒音等を抑制するための他の構成例を示す図である。図15Aに示すように、固定部材170がリード171に直接設けられてもよい。固定部材170として、例えばRTV(室温硬化性)ゴム等の接着剤等が設けられる。あるいは熱収縮材、クリップ、チューブ等の部材が、リード171に装着されてもよい。これらの材料は限定されず、例えば樹脂性のクリップやチューブが別途形成され、それらがリード171に装着される。このような固定部材170が用いられることで、リード171の振動を抑制したり、磁歪音の周波数をシフトさせたりすることが可能となる。
図15Bに示すように、リード173に屈曲部174が形成されてもよい。屈曲部174は、直線状のリードの少なくとも一部を折り曲げることで形成される。図15Bに示す例では、半円形状の屈曲部174が2本のリード173に対して互いに向き合うように形成される(図15Bでは、図示の向きが90度回転している)。屈曲部174の数、大きさ、形状、形成位置等は限定されない。屈曲部174が形成されることで、リード173の振動モードを変化させることができ、振動による騒音等を抑制することができる。
図15に示す構成では、リードに固定部材を装着させる工程や、リードを折り曲げる工程が必要となる。従って複数のレーザ光源が用いられる場合に、組立性が悪くなる可能性がある。一方で、図10等に示す振動抑制機構70を用いる構成では、レーザ光源31の数に合わせて実装基板51に振動抑制部71を接続することで、簡単に光源ユニット30を組み立てることが可能である。従って複数のレーザ光源が用いられる場合に優れた組立性を発揮することができる。
図1に示す画像表示装置500では、透過型液晶パネルを用いて構成された照明光学系220が記載されている。しかしながら反射型液晶パネルを用いても照明光学系を構成することは可能である。画像生成素子として、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等が用いられてもよい。さらには、ダイクロイックプリズム340に代わり、偏光ビームスプリッター(PBS)やRGB各色の映像信号を合成する色合成プリズム、TIR(Total Internal Reflection)プリズム等が用いられてもよい。
また上記では、本技術に係る画像表示装置として、プロジェクタ以外の装置が構成されてもよい。また画像表示装置ではない装置に本技術に係る光源装置が用いられてもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)リードと、前記リードからの電流により発光する発光部とを有する光源部と、
前記リードに電気的に接続され前記リードに電流を供給する配線部を有する基板と、
前記光源部と接続される第1の面と、前記第1の面の反対側の前記基板と接続される第2の面と、前記第1及び前記第2の面の間を貫通する前記リードが挿入される貫通孔とを有するベース部と、
前記リードの周囲を囲むように前記貫通孔に挿入される側壁部を有し前記基板に接続された振動抑制部と、前記リードを前記側壁部に固定する固定部とを有する振動抑制機構と
を具備する光源装置。
(2)(1)に記載の光源装置であって、
前記固定部は、前記リードと前記側壁部との間に供給される流動性の固定材料である
光源装置。
(3)(2)に記載の光源装置であって、
前記側壁部は、前記リードとの間に、前記固定材料に毛細管力を作用させることが可能な距離を開けて配置される
光源装置。
(4)(3)に記載の光源装置であって、
前記側壁部は、1以上の開口部を有する
光源装置。
(5)(3)に記載の光源装置であって、
前記側壁部は、メッシュ部を有する
光源装置。
(6)(3)に記載の光源装置であって、
前記側壁部は、コイル形状を有する
光源装置。
(7)(1)から(6)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記側壁部は、前記貫通孔の内周面から離間して前記貫通孔に挿入される
光源装置。
(8)(2)から(7)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記固定材料は、前記リードと前記配線部とを電気的に接続する
光源装置。
(9)(1)から(8)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記前記振動抑制部は、前記側壁部に連結され前記基板に当接される鍔部を有する
光源装置。
(10)(9)に記載の光源装置であって、
前記固定材料は、前記鍔部を前記基板に固定する
光源装置。
(11)(2)から(10)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記固定材料は、半田である
光源装置。
(12)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記ベース部は、前記光源部の熱を放出可能な放熱部材である
光源装置。
30…光源ユニット
31…レーザ光源
52…実装基板
61…リード
62…半導体レーザ素子
70…振動抑制機構
71、160、166…振動抑制部
72…固定部
73、151、153、156、163…側壁部
74、155、157、161、165…鍔部
75…半田
95…ヒートスプレッダ
96…第1の面
97…第2の面
98…貫通孔
100…光源装置
152…開口部
153…メッシュ部154
158…コイル部
200…画像生成システム
210…画像生成素子
400…投射システム
500…画像表示装置

Claims (14)

  1. リードと、前記リードからの電流により発光する発光部とを有する光源部と、
    前記リードに電気的に接続され前記リードに電流を供給する配線部を有する基板と、
    前記光源部と接続される第1の面と、前記第1の面の反対側の前記基板と接続される第2の面と、前記第1及び前記第2の面の間を貫通する前記リードが挿入される貫通孔とを有するベース部と、
    前記リードの周囲を囲むように前記貫通孔に挿入される側壁部を有し前記基板に接続された振動抑制部と、前記リードを前記側壁部に固定する固定部とを有する振動抑制機構と
    を具備する光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記固定部は、前記リードと前記側壁部との間に供給される流動性の固定材料である
    光源装置。
  3. 請求項2に記載の光源装置であって、
    前記側壁部は、前記リードとの間に、前記固定材料に毛細管力を作用させることが可能な距離を開けて配置される
    光源装置。
  4. 請求項3に記載の光源装置であって、
    前記側壁部は、1以上の開口部を有する
    光源装置。
  5. 請求項3に記載の光源装置であって、
    前記側壁部は、メッシュ部を有する
    光源装置。
  6. 請求項3に記載の光源装置であって、
    前記側壁部は、コイル形状を有する
    光源装置。
  7. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記側壁部は、前記貫通孔の内周面から離間して前記貫通孔に挿入される
    光源装置。
  8. 請求項2に記載の光源装置であって、
    前記固定材料は、前記リードと前記配線部とを電気的に接続する
    光源装置。
  9. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記前記振動抑制部は、前記側壁部に連結され前記基板に当接される鍔部を有する
    光源装置。
  10. 請求項9に記載の光源装置であって、
    前記固定材料は、前記鍔部を前記基板に固定する
    光源装置。
  11. 請求項2に記載の光源装置であって、
    前記固定材料は、半田である
    光源装置。
  12. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記ベース部は、前記光源部の熱を放出可能な放熱部材である
    光源装置。
  13. リードと、前記リードからの電流により発光する発光部とを有する光源部と、
    前記リードに電気的に接続され前記リードに電流を供給する配線部を有する基板と、
    前記光源部と接続される第1の面と、前記第1の面の反対側の前記基板と接続される第2の面と、前記第1及び前記第2の面の間を貫通する前記リードが挿入される貫通孔とを有するベース部と、
    前記リードの周囲を囲むように前記貫通孔に挿入される側壁部を有し前記基板に接続された振動抑制部と、前記リードを前記側壁部に固定する固定部とを有する振動抑制機構と
    を具備する光源ユニット。
  14. (a)リードと、前記リードからの電流により発光する発光部とを有する光源部と、
    前記リードに電気的に接続され前記リードに電流を供給する配線部を有する基板と、
    前記光源部と接続される第1の面と、前記第1の面の反対側の前記基板と接続される第2の面と、前記第1及び前記第2の面の間を貫通する前記リードが挿入される貫通孔とを有するベース部と、
    前記リードの周囲を囲むように前記貫通孔に挿入される側壁部を有し前記基板に接続された振動抑制部と、前記リードを前記側壁部に固定する固定部とを有する振動抑制機構と
    を具備する光源装置と、
    (b)照射された光をもとに画像を生成する画像生成素子と、前記画像生成素子に前記光源装置からの光を照射する照明光学系とを有する画像生成システムと、
    (c)前記画像生成素子により生成された画像を投射する投射システムと
    を具備する画像表示装置。
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