JP2015169287A - 計算方法、計算装置および計算システム - Google Patents

計算方法、計算装置および計算システム Download PDF

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Abstract

【課題】軸受の剛性を正確に計算する。【解決手段】計算方法は、内輪と、ハウジングに接続された外輪と、内輪と外輪との間に配置された玉とを含む玉軸受において、ハウジングに対する内輪のラジアル変位を計算する計算方法であって、まず、玉軸受の荷重作用点周りの外輪のモーメントのつり合い式を用いて、玉軸受のサイズ情報、内輪に作用するアキシアル荷重およびラジアル荷重から、外輪の傾き角と外輪に対する内輪のラジアル変位とを算出する工程(S20)と、外輪の傾き角と外輪に対する内輪のラジアル変位とに基づき、ハウジングに対する内輪のラジアル変位を算出する工程(S30)とを備える。【選択図】図7

Description

この発明は、計算方法、計算装置および計算システムに関し、より特定的には玉軸受のラジアル変位および剛性を計算する計算方法、計算装置および計算システムに関する。
工作機械、ロケットエンジン用ターボポンプおよびダイナモメータなどの機械装置における高速回転軸の支持には、アンギュラ玉軸受が用いられることが多い。また、回転速度が高い場合、あるいは、軸受周辺の温度変化が大きい場合、定位置予圧ではなく、ばねによる定圧予圧機構が用いられる(たとえば、特開2002−254304号公報(引用文献1)参照)。
ここで、従来の機械装置における回転軸の支持機構では、引用文献1の図1のように、一定のアキシアル荷重により予圧を与えたアンギュラ玉軸受が用いられている。ここでは、ばねによるアキシアル荷重を受ける軸受の外輪は、機械装置のハウジングに対してすきまばめで勘合され、軸方向に移動できるようになっている。しかし、外輪は、ハウジングに対してわずかに傾きの自由度を有しており、ラジアル荷重が作用すると傾く。そして、この傾きにより回転軸のラジアル変位が増すため、結果として剛性の低下につながる(M. F. Butner, et.al.、 "THE INFLUENCE OF MOUNTING COMPLIANCE AND OPERATING CONDITIONS ON THE RADIAL STIFFNESS OF BALL BEARINGS:ANALYTIC AND TEST RESULTS"、 DE-Vol.35、 Rotating Machinery and Vehicle Dynamics、ASME 1991)。剛性の低下は工作機用主軸の振れ回り半径の増大(つまり加工精度の低下)や回転体の危険速度の予測精度の低下につながる。また、荷重や自由度の拘束が与えられた状態で、玉軸受内部の荷重分布を求め、玉軸受の内外輪間の変位を求める方法は、すでに論文として発表されている(たとえば角田、「軌道輪が傾けられてラジアル荷重を受ける単列玉軸受の荷重分布」、日本機械学会論文集62,599(1996)276)。
特開2002−254304号公報
M. F. Butner, et.al.、 "THE INFLUENCE OF MOUNTING COMPLIANCE AND OPERATING CONDITIONS ON THE RADIAL STIFFNESS OF BALL BEARINGS:ANALYTIC AND TEST RESULTS"、 DE-Vol.35、 Rotating Machinery and Vehicle Dynamics、ASME 1991 角田、「軌道輪が傾けられてラジアル荷重を受ける単列玉軸受の荷重分布」、日本機械学会論文集62,599(1996)276
ここで、工作機械やダイナモメータでは,共振現象を防ぐために装置の危険速度を予想し,その回転速度未満で使うように設計する。あるいは,常用する回転速度以上に危険速度が来るように設計する。また、たとえばターボポンプでは、同じ大きさのポンプからより高い出力を得るために、1次や2次の危険速度を超えて運転するように設計される。したがって,装置の危険速度の予測技術は重要であり、危険速度の予測精度の向上が求められている。このような危険速度の予測には、上述した軸受の外輪の傾き角や内輪の変位、さらにこれらの情報に基づいた剛性(とくにラジアル剛性)の正確な算出が不可欠である。
しかし、外輪の傾き角を正確に求めるためには、予圧機構ならびにハウジングと外輪との接触によって生じるモーメントも併せて考慮する必要があるが、これについては従来検討されていなかった。このため、当該外輪の傾き角や内輪の変位を考慮した軸受の剛性の計算精度は十分なものとは言えなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、軸受の剛性を正確に計算することである。
この発明に従った計算方法は、内輪と、ハウジングに接続された外輪と、内輪と外輪との間に配置された玉とを含む玉軸受において、ハウジングに対する内輪のラジアル変位を計算する計算方法であって、まず、玉軸受の荷重作用点周りの外輪のモーメントのつり合い式を用いて、玉軸受の諸元、内輪に作用するアキシアル荷重およびラジアル荷重から、外輪の傾き角と外輪に対する内輪のラジアル変位とを算出する工程と、外輪の傾き角と外輪に対する内輪のラジアル変位とに基づき、ハウジングに対する内輪のラジアル変位を算出する工程とを備える。なお、ここで玉軸受の諸元とは、玉軸受のサイズ情報および質量、材質などの情報を意味し、これらの情報のうち必要な情報を適宜選択して用いることができる。
この発明に従った計算方法は、玉軸受のラジアル剛性を計算する計算方法であって、上記ハウジングに対する内輪のラジアル変位を算出する計算方法を用いて、ハウジングに対する内輪のラジアル変位を求める工程と、ハウジングに対する内輪のラジアル変位に基づき、ラジアル剛性を算出する工程とを備える。
この発明に従った計算装置は、内輪と、ハウジングに接続された外輪と、内輪と外輪との間に配置された玉とを含む玉軸受についての計算を行う計算装置であって、入力部と演算部と出力部とを備える。入力部は、玉軸受の諸元、内輪に作用するアキシアル荷重およびラジアル荷重を入力データとして入力可能である。演算部は、玉軸受の荷重作用点周りの外輪のモーメントのつり合い式を用いて、入力部に入力された入力データから、外輪の傾き角と外輪に対する内輪のラジアル変位とを算出し、さらに、外輪の傾き角と外輪に対する内輪のラジアル変位とに基づき、ハウジングに対する内輪のラジアル変位を算出する。出力部は、演算部における演算結果を出力する。
この発明に従った計算システムは、利用者端末とコンピュータネットワークを介して上記計算装置が接続された計算システムであって、入力部には、利用者端末からコンピュータネットワークを介して入力データが入力される。出力部は、演算部における演算結果をコンピュータネットワークを介して利用者端末へ送信可能である。
本発明によれば、外輪に作用する外部からのモーメントも考慮してハウジングに対する内輪のラジアル変位を正確に算出することができる。このため、当該内輪のラジアル変位を用いて、玉軸受のラジアル剛性を正確に算出することができる。
アキシアル荷重下のラジアル荷重とラジアル変位および外輪の傾き角の関係を示すグラフである。 アキシアル荷重下のラジアル荷重とラジアル変位および外輪の傾き角の関係を示すグラフである。 ラジアル荷重とラジアル剛性との関係を示すグラフである。 アンギュラ玉軸受の外輪に生じるモーメントの釣り合いを説明するための模式図である。 アンギュラ玉軸受においてアキシアル予圧およびラジアル荷重が負荷された状態を説明するための模式図である。 2K/(πμ)とcosτとの関係を示すグラフである。 本実施形態の計算方法を説明するためのフローチャートである。 図7に示した計算方法を実施するための計算装置の構成を示す模式図である。 本実施形態の計算装置と利用者端末との関係を示す説明図である。 本実施形態の計算装置と利用者端末との概念構成を示す模式図である。
まず、発明者は、アキシアル予圧下のアンギュラ玉軸受のラジアル剛性に及ぼす外輪の傾きの影響について検証した。その結果を図1および図2に示す。
図1は、アンギュラ玉軸受(呼び番号7209)にアキシアル荷重Fを4000N負荷し、さらにラジアル荷重を変えながら測定したラジアル変位および外輪の傾き角である。また、図2は、同じアンギュラ玉軸受にアキシアル荷重を8000N負荷し、さらにラジアル荷重を変えながら測定したラジアル変位および外輪の傾き角である。また、外輪の傾き角をゼロに固定した場合と、測定して得られた外輪の傾き角を計算の入力値として求めたラジアル変位計算値も併せて示している。なお、図1および図2の横軸はラジアル荷重(単位:N)を示し、左側の縦軸はラジアル変位(単位:mm)、右側の縦軸は傾き角(単位:mrad)をそれぞれ示している。図1および図2からもわかるように、外輪の傾き角を計算に反映させることで、ラジアル変位の計算値は実測値とよく一致した。
上記の計算結果をもとに、アンギュラ玉軸受のラジアル剛性を整理すると図3のようになる。図3において、横軸はラジアル荷重(単位:N)を示し、縦軸はラジアル剛性(単位:N/mm)を示している。図3からわかるように、外輪が傾くことで、ラジアル剛性は低下し、特にラジアル荷重の小さい領域では、外輪が傾くことによってラジアル剛性は大幅に低下する。よって、ハウジング内で外輪がわずかでも傾く場合に玉軸受のラジアル剛性を精度よく求めるためには、計算において外輪の傾き角を考慮することが重要となる。
外輪の傾きを検討するために、発明者は外輪に生じるモーメントのつり合いを考えた。図4および図5を参照して、アンギュラ玉軸受における外輪のモーメントを考える。
図4を参照して、アンギュラ玉軸受1が回転軸6とハウジング5との間に配置されている。アンギュラ玉軸受1は、回転軸6に接触する内輪4と、転動体としての玉3と、ハウジング5に接する外輪2とを含む。外輪2はハウジング5にすきまばめで挿入されている。外輪2の幅面にはアキシアル予圧を負荷するためのばね7が接触している。ここで、アンギュラ玉軸受1の初期接触角αと、荷重作用点Oとを図4のように規定する。図4では、荷重作用点Oがアンギュラ玉軸受1の外輪2の幅Lよりも外側に位置している場合を示す。図4では、単純化のためアンギュラ玉軸受1の中心軸がハウジング5の内周面に平行な場合を示している。なお、ハウジングに対して軸が非平行な場合でも、軸上の軸方向に基準点を定めれば、その点のラジアル変位およびラジアル剛性を、本発明の考え方に基づき求めることができる。
図4に示した軸受において、アキシアル予圧およびラジアル荷重が負荷した場合の軸受の状態を図5に示す。内輪4にはアキシアル予圧Fおよびラジアル荷重Fが作用する。外輪2には転動体としての玉3からの接触荷重Fen、ハウジング5の内径面からの力Fおよび予圧用のばね7からの力FSCが作用する。図4および図5に示すアンギュラ玉軸受1において、内輪の溝曲率中心の半径Rおよび外輪の溝曲率中心の半径R、外輪外径の半径R、ハウジング内径の半径R、ばね7の接触部の半径R、外輪2の幅L、外輪2の溝中心から端面までの幅Lle、外輪2のチャンファの幅Lを考える。そして、回転軸6には、アキシアル荷重Fおよびラジアル荷重Fが作用する。この場合、外輪2に作用する力には、以下の関係が成立する。
Figure 2015169287
ここで、Fenはn番目の玉3から外輪2に作用する荷重、αはn番目の玉3の接触角、θはO−XZ平面上の外輪2に対する内輪4の傾き角、ΨはX軸とn番目の玉3の角度である。荷重作用点O周りの外輪2のモーメントのつり合い式は次式となる。
Figure 2015169287
ここで、Mrlはハウジング5から外輪2に作用するモーメント、MSCはばね7から外輪2に作用するモーメントである。上記荷重Fenおよび接触角αは次式で与えられる。なお、以下の式は、たとえば「転がり軸受工学」、転がり軸受工学編集委員会編、養賢堂発行(1978)、P.283-285などの記載に基づき導くことができる。
Figure 2015169287
ここで、上記数式(4)、数式(5)中の変数は、次式で与えられる。
Figure 2015169287
上記数式において、δは外輪2に対する内輪4のラジアル変位、δは外輪2に対する内輪4のアキシアル変位、fおよびfは内輪4および外輪2の軌道溝半径と玉直径の比、Dは玉直径を意味する。また、上記数式(4)中のkは軸受の幾何形状、寸法、材質によって決まる接触定数であり、次式で与えられる。
Figure 2015169287
ここで、kおよびkは内輪側および外輪側の接触部における非線形ばね定数であり、次式で与えられる。
Figure 2015169287
ここで、E*は軌道ところの材料の等価弾性係数、2K/(πμ)は補助変数cosτによって決まる定数、Σρは主曲率の和である。2K/(πμ)とcosτには図6に示す関係がある。ここで、図6の横軸はcosτを示し、縦軸は2K/(πμ)を示す。なお、補助変数cosτ、cosτは次式で与えられる。
Figure 2015169287
ここで、fは玉直径に対する軌道溝半径の比である。上記数式中のΣρおよびΣρは、次式で与えられる。
Figure 2015169287
図5に示すように、外輪2の傾き角θ(<0)を考えると、ハウジング5と外輪外径面での接触に生じるモーメントMrlは次式のように表される。
Figure 2015169287
ここで、θは微小なため、sinθ≒θおよびcosθ≒1と近似した。また、ばね7と外輪2端面での接触により生じるモーメントMSCは次式のように表される。
Figure 2015169287
ここで、kはばね7のバネ定数であり、δa0はアキシアル荷重により生じるばね7の平均変位量である。
よって、数式(3)は、次式のように書き表される。
Figure 2015169287
アンギュラ玉軸受1の外輪2の傾き角θは、上述した数式(1)、(2)、(4)、(5)および(13)を連立して解けば、求められる。この場合、軸受諸元、ばね7のばね定数k、アキシアル荷重F、ラジアル荷重Fが入力条件であり、出力変数は外輪2の傾き角θ、外輪に対する内輪のアキシアル変位δ、外輪に対する内輪のラジアル変位δ、n番目の玉の接触角α、n番目の玉から外輪に作用する荷重Fenである。
本実施形態に従ったアンギュラ玉軸受1を適用した機械装置において、ラジアル剛性の基準になるのは、ハウジング5に対する内輪4の中心線のラジアル変位である。ただし、外輪2とハウジング5の半径すきまのガタを除いて考えるべきである。よって、ラジアル荷重負荷時のハウジング5に対する内輪4のラジアル変位δrIHは、傾きなくハウジング5に接した外輪2の中心に対する、軸受荷重による接触変形と傾きが生じた状態の内輪4の中心の変位で表されるため、次式のように書き表される。
Figure 2015169287
ここで、Pce2Xは傾いた状態でラジアル荷重が負荷した場合の点PceのX座標、Pce1Xは傾きなく外輪2がハウジング5に接した場合の点PceのX座標である。すなわち、外輪2の基準点の傾きによるX方向の変位を考慮する必要がある。
ただし、ラジアル荷重の反負荷側において外輪2とハウジング5が、外輪の傾きにより接触し始めると、これ以上外輪は傾くことができなくなる。この傾くことのできる限界角度θeMAXは、外輪2とハウジング5のすきまならびに外輪外径面の幅から、次式の関係を解くことで得られる。
Figure 2015169287
したがって、次式のように、外輪2の傾き角θは限界角度以下になるように拘束した上で、ラジアル剛性を求める必要がある。
Figure 2015169287
ここで、MIN(a,b)はaとbの小さい方を選択することを表す。
上述したハウジング5に対する内輪4の変位より、ラジアル剛性SrIHは以下のように求めることができる。
Figure 2015169287
ここで、Fr1は剛性を求めたいラジアル荷重、ΔFは微小なラジアル荷重、δrIH|Fr=Fr1+ΔFrはラジアル荷重FがFr1+ΔFの場合のδrIHの計算値、δrIH|Fr=Fr1+ΔFrはラジアル荷重FがFr1-ΔFの場合のδrIHの計算値である。ΔFはFr1の100分の1程度とすればよい。
なお、上述の説明では、玉に作用する遠心力およびジャイロモーメントの見かけの力の影響を無視した場合、すなわち、比較的低速に軸が回転する場合の計算例を示したが、公知の技術である玉に作用する遠心力およびジャイロモーメントを考慮した玉の運動および軌道に作用する力の計算方法を採用し、これに基づいて本発明の方法を修正してもよい。
上述のような検討に基づき、本実施形態に係るラジアル剛性の計算方法は、図7に示すような工程により実施することができる。図7を参照して、本実施形態に係る計算方法を説明する。
図7を参照して、本実施形態に係る計算方法では、まずデータ入力工程(S10)が実施される。この工程(S10)では、軸受の外輪2の傾き角θeおよび外輪に対する内輪のラジアル変位δを求めるために必要なデータが入力される。具体的には、図4および図5に示したアンギュラ玉軸受1の構成においては、上述した数式(1)、(2)、(4)、(5)および(13)を連立して解くために必要な入力データ(軸受諸元、ばね7のばね定数k、アキシアル荷重F、ラジアル荷重F)が後述する計算装置などに入力される。
次に、外輪の傾き角と、外輪に対する内輪のラジアル変位を算出する工程(S20)が実施される。この工程(S20)では、上記入力データを用いて、所定の計算を行ない上記傾き角とラジアル変位を算出する。具体的には、たとえば上述した数式(1)、(2)、(4)、(5)および(13)を連立して解き、出力変数として、外輪2の傾き角θ、外輪に対する内輪のアキシアル変位δ、外輪に対する内輪のラジアル変位δ、n番目の玉の接触角α、n番目の玉から外輪に作用する荷重Fenを得る。さらに、傾き角θについては、上記数式(15)および(16)に基づき、ラジアル荷重の反負荷側の外輪とハウジングの接触状態により決まる限界角度θeMAXも考慮して決定する。
次に、ハウジングに対する内輪のラジアル変位を算出する工程(S30)を実施する。この工程(S30)では、上記傾き角θおよび上記外輪に対する内輪のラジアル変位δを用いて、内輪のラジアル変位を算出する。具体的には、上記数式(14)を用いて、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位δrIHを算出する。
次に、ラジアル剛性を算出する工程(S40)を実施する。この工程(S30)では、上述した内輪のラジアル変位を用いて軸受のラジアル剛性を算出する。具体的には、上記数式(17)を用いて、アンギュラ玉軸受1のラジアル剛性SrIHを算出する。このようにして、アンギュラ玉軸受1のラジアル剛性を算出することができる。
図7に示した計算方法を実施する計算装置は、たとえば図8に示すような構成を有する。図8を参照して、計算装置10は、その機能構成として、データ入力部20と、演算部30と、記憶部40と、インターフェース部50とを備える。こられの機能は、公知のハードウェアやソフトウェアによって実現される。具体的には、図8に示す機能の全部または一部をLSI(Large Scale Integration)などを用いて実現してもよいし、それに加えて、またはそれに代えて、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサでプログラムを実行させることで実現してもよい。また、単一の装置として実装することもできるし、ネットワークなどを介して複数の装置が連係することで全体として図8に示す機能を実現するような構成を採用することもできる。さらに、図8に示す計算装置10をより大型な装置(例えば、軸受の設計支援装置など)の一部の機能として実装することもできる。図8に示す計算装置をどのように実装するのかについては、適用先などに応じて適宜設計される。
上記データ入力部20は、図7のデータ入力工程(S10)において入力されるデータを計算装置10へ入力する。データ入力部20は、たとえばキーボードやボタン操作部、液晶操作部などの作業者が入力するようなデバイスを含んでいてもよいし、USBメモリなどの記憶媒体を受け入れて当該記憶媒体からデータを受け入れるようになっていてもよい。あるいは、後述するインターフェース部50を介してコンピュータネットワークなどからデータを入力されてもよい。入力されたデータは、一旦記憶部40に記憶される。
演算部30は、上記データ入力部20に入力されたデータに基づき、図7の工程(S20)〜工程(S40)における計算を行なう。具体的には、記憶部40に記憶されているデータ(データ入力部20から入力されたデータ)に基づき、図7の工程(S20)〜工程(S40)における計算を行なう。なお、各工程で算出された計算結果のデータは、それぞれ記憶部40に記憶される。
記憶部40は、データ入力部20や演算部30から入力されるデータを記憶する。具体的な装置構成としては、磁気記録装置や半導体記憶装置など、従来周知の任意の装置構成を採用できる。
インターフェース部50は、表示装置などへのインターフェース機能を有し、たとえば演算部での演算結果を表示装置や外部装置へ出力する処理を行なう。
上述した計算装置10は、図9および図10に示すように、コンピュータネットワークに接続して利用することもできる。図9および図10を参照して、コンピュータネットワークに上述した計算装置10を接続し、利用者端末と組み合わされて構成された本実施形態に係る計算システムを説明する。
図9を参照して、計算システムは、コンピュータネットワーク100に接続された計算装置10および1台以上の利用者端末110とを備える。コンピュータネットワーク100は、たとえば電話回線網等を利用したインターネット等の広域のコンピュータ通信の通信網である。計算装置10は、たとえば軸受メーカに設置されていてもよく、利用者端末110はたとえば軸受を用いた機械装置を製造するメーカなどに設置されていてもよい。計算装置10は、コンピュータネットワーク100を介して利用者端末110からの入力データを受付て、当該入力データに基づき図7の工程(S20)〜工程(40)に示した計算を実施したうえで、計算結果を必要に応じてコンピュータネットワーク100を介して利用者端末110に自動的に送信するように構成されていてもよい。
上述した計算システムの構成例を、図10を参照して説明する。図10を参照して、計算装置10は、インターフェース部50に含まれ、コンピュータネットワーク100から入力データを受信するデータ送受信部60と、この受信された入力データを記憶する記憶部40と、当該記憶部40に記憶されたデータに基づき、必要な計算を行なう演算部30とを備える。なお、図10に示した計算装置10では、インターフェース部50がデータ入力部20を兼ねている。演算部30での計算結果は、記憶部40に記憶され、その後インターフェース部50のデータ送受信部60からコンピュータネットワーク100を介して送信先(たとえば利用者端末110)へ送信される。
利用者端末110は、コンピュータネットワーク100を介して計算装置10に接続された端末であって、使用者が計算に必要な入力データを入力するための入力部112、当該入力部112に入力されたデータを記憶する記憶部114、当該記憶部114に記憶されたデータを、計算装置10へコンピュータネットワーク100を介して送信するとともに、計算装置10から送信される計算結果のデータを受信するためのメール送受信部116とを備える。また、利用者端末110には、当該計算結果を表示する表示装置や、計算結果のデータを外部へ出力するための外部出力装置などが含まれていてもよい。利用者端末110は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型の携帯情報処理端末、またはスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話など、電子メールによる送受などの、コンピュータネットワーク100により情報通信が可能な情報処理装置であればよい。
また、利用者端末110から計算装置10へのデータの送信は、電子メールによる他、ウェブページ(WEB画面)上での入力による方法であっても良い。なお、電子メールによるデータの送受信を行なう場合、図10に示すように、計算装置10および利用者端末110は、それぞれメールサーバ120を介してコンピュータネットワーク100とデータの送受信を行なう。
また、利用者端末110からの入力データとして、複数組の入力データが計算装置10に送信されてもよい。この場合、計算装置10では当該複数組の入力データに対応する計算を行ない、その計算結果を記憶部40に記憶し、複数組の入力データに対応する複数の計算結果を1回または複数回に分けて利用者端末110に送信してもよい。
ここで、上述した実施の形態と一部重複する部分もあるが、本発明の特徴的な構成を列挙する。
この実施形態に従った計算方法は、内輪4と、ハウジング5に接続された外輪2と、内輪4と外輪2との間に配置された玉3とを含む玉軸受(アンギュラ玉軸受1)において、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位を計算する計算方法であって、まず、玉軸受の荷重作用点O周りの外輪2のモーメントのつり合い式を用いて、玉軸受のサイズ情報、内輪4に作用するアキシアル荷重およびラジアル荷重から、外輪2の傾き角θと外輪2に対する内輪4のラジアル変位δとを算出する工程(S20)と、外輪2の傾き角θと外輪2に対する内輪4のラジアル変位δとに基づき、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位δrIHを算出する工程(S30)とを備える。
このようにすれば、外輪2に作用する外部からのモーメントも考慮してハウジング5に対する内輪4のラジアル変位δrIHを正確に算出することができる。このため、当該内輪4のラジアル変位を用いて、アンギュラ玉軸受1のラジアル剛性を正確に算出することができる。
すなわち、上述した計算方法では、外輪2の傾き角とアンギュラ玉軸受1のラジアル変位δとを先に求め、これらからラジアル剛性を計算している。このため、従来の計算では分らなかった軸受荷重によって変わる外輪2の傾き角θを精度よく求めることで、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位δrIHを正確に求め、さらに後述するように玉軸受のラジアル剛性を精度よく求めることが可能になる。これにより、機械装置の危険速度をこれまでよりも正確に求めることができる。また、危険速度が正確に分かれば、機械装置の製作後に生じる振動問題を未然に回避できるため、開発のスピードアップにつながる。あるいは、設計段階で機械装置をより高剛性にするための設計指針を得ることもできる。
上記計算方法において、外輪の傾き角は、ラジアル荷重反負荷側の外輪とハウジングの接触に基づく限界傾き角を考慮して算出されてもよい。この場合、実際の軸受の挙動をより正確に反映するため、より正確にラジアル変位を算出できる。
この発明に従った計算方法は、玉軸受のラジアル剛性を計算する計算方法であって、上記ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位を算出する計算方法を用いて、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位を求める工程(図7の工程(S20)〜工程(S30))と、ハウジングに対する内輪のラジアル変位に基づき、ラジアル剛性を算出する工程(図7の工程(S40))とを備える。
このようにすれば、外輪2に作用する外部からのモーメントも考慮して、玉軸受(たとえばアンギュラ玉軸受1)のラジアル剛性を正確に算出することができる。
この実施形態に従った計算装置10は、内輪4と、ハウジング5に接続された外輪2と、内輪4と外輪2との間に配置された玉3とを含む玉軸受(たとえばアンギュラ玉軸受1)についての計算を行う計算装置であって、入力部(データ入力部20)と演算部30と出力部(インターフェース部50)とを備える。入力部は、玉軸受のサイズ情報、内輪4に作用するアキシアル荷重およびラジアル荷重を入力データとして入力可能である。演算部30は、玉軸受の荷重作用点O周りの外輪2のモーメントのつり合い式を用いて、データ入力部20に入力された入力データから、外輪2の傾き角θと外輪2に対する内輪4のラジアル変位δとを算出し、さらに、外輪2の傾き角と外輪2に対する内輪のラジアル変位とに基づき、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位δrIHを算出する。出力部(インターフェース部50)は、演算部30における演算結果を出力する。このようにすれば、外輪2に作用する外部からのモーメントも考慮して、玉軸受のハウジング5に対するラジアル変位を求める計算装置10を実現できる。
上記計算装置10において、演算部30では、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位に基づき、ラジアル剛性を算出してもよい。この場合、外輪2に作用する外部からのモーメントも考慮して、玉軸受のラジアル剛性を求める計算装置10を実現できる。
この実施形態に従った計算システムは、図9および図10に示すように、利用者端末110とコンピュータネットワーク100を介して上記計算装置10が接続された計算システムであって、入力部(図10のインターフェース部50)には、利用者端末110からコンピュータネットワーク100を介して入力データが入力される。出力部(図10のインターフェース部50)は、演算部30における演算結果をコンピュータネットワーク100を介して利用者端末110へ送信可能である。
このようにすれば、利用者がコンピュータネットワーク100を介して、玉軸受のハウジングに対する精度の高いラジアル変位を得ることができる。
上記計算システムにおいて、入力部(図10のインターフェース部50)は、利用者端末110からコンピュータネットワーク100を介して複数組の入力データを入力可能になっていてもよい。演算部30では、複数組の入力データのそれぞれに基づき、玉軸受の荷重作用点O周りの外輪2のモーメントのつり合い式を用いて、入力部に入力された入力データから、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位を算出してもよい。出力部(図10のインターフェース部50)は、演算部30における複数組の入力データに基づく演算結果を、コンピュータネットワーク100を介して利用者端末110へ送信可能であってもよい。この場合、複数組の入力データを一度に入力することで、当該複数組の入力データに対応する複数の演算結果(玉軸受のハウジングに対するラジアル変位など)を利用者は入手できる。
上記計算システムにおいて、演算部30では、ハウジング5に対する内輪4のラジアル変位に基づき、複数組の入力データのそれぞれに対応するラジアル剛性を算出してもよい。この場合、利用者は複数組の入力データに対応した、複数の精度の高い玉軸受のラジアル剛性のデータを得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、アンギュラ玉軸受のラジアル剛性を高精度で算出することができるため、アンギュラ玉軸受を用いた機械装置の危険速度の予測や当該機械装置の十分な剛性を担保する設計などに有利に適用できる。
1 アンギュラ玉軸受、2 外輪、3 玉、4 内輪、5 ハウジング、6 回転軸、7 ばね、10 計算装置、20 データ入力部、30 演算部、40,114 記憶部、50 インターフェース部、60 データ送受信部、100 コンピュータネットワーク、110 利用者端末、112 入力部、116 メール送受信部、120 メールサーバ。

Claims (8)

  1. 内輪と、ハウジングに接続された外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された玉とを含む玉軸受において、前記ハウジングに対する前記内輪のラジアル変位を計算する計算方法であって、
    前記玉軸受の荷重作用点周りの前記外輪のモーメントのつり合い式を用いて、前記玉軸受のサイズ情報、前記内輪に作用するアキシアル荷重およびラジアル荷重から、前記外輪の傾き角と前記外輪に対する前記内輪のラジアル変位とを算出する工程と、
    前記外輪の前記傾き角と前記外輪に対する前記内輪の前記ラジアル変位とに基づき、前記ハウジングに対する前記内輪のラジアル変位を算出する工程とを備える、計算方法。
  2. 前記外輪の傾き角は、ラジアル荷重反負荷側の外輪とハウジングの接触に基づく限界傾き角を考慮して算出される、請求項1に記載の計算方法。
  3. 玉軸受のラジアル剛性を計算する計算方法であって、
    請求項1または2に記載の計算方法を用いて、前記ハウジングに対する前記内輪のラジアル変位を求める工程と、
    前記ハウジングに対する前記内輪の前記ラジアル変位に基づき、ラジアル剛性を算出する工程とを備える、計算方法。
  4. 内輪と、ハウジングに接続された外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された玉とを含む玉軸受についての計算を行う計算装置であって、
    前記玉軸受のサイズ情報、前記内輪に作用するアキシアル荷重およびラジアル荷重を入力データとして入力可能な入力部と、
    前記玉軸受の荷重作用点周りの前記外輪のモーメントのつり合い式を用いて、前記入力部に入力された前記入力データから、前記外輪の傾き角と前記外輪に対する前記内輪のラジアル変位とを算出し、さらに、前記外輪の前記傾き角と前記外輪に対する前記内輪の前記ラジアル変位とに基づき、前記ハウジングに対する前記内輪のラジアル変位を算出する演算部と、
    前記演算部における演算結果を出力する出力部とを備える、計算装置。
  5. 前記演算部では、前記ハウジングに対する前記内輪の前記ラジアル変位に基づき、ラジアル剛性を算出する、請求項4に記載の計算装置。
  6. 利用者端末とコンピュータネットワークを介して請求項4に記載された前記計算装置が接続された計算システムであって、
    前記入力部には、前記利用者端末から前記コンピュータネットワークを介して前記入力データが入力され、
    前記出力部は、前記演算部における前記演算結果を前記コンピュータネットワークを介して前記利用者端末へ送信可能である、計算システム。
  7. 前記入力部は、前記利用者端末から前記コンピュータネットワークを介して複数組の前記入力データを入力可能になっており、
    前記演算部では、前記複数組の前記入力データのそれぞれに基づき、前記玉軸受の荷重作用点周りの前記外輪のモーメントのつり合い式を用いて、前記入力部に入力された前記入力データから、前記ハウジングに対する前記内輪のラジアル変位を算出し、
    前記出力部は、前記演算部における前記複数組の前記入力データに基づく前記演算結果を、前記コンピュータネットワークを介して前記利用者端末へ送信可能である、請求項6に記載の計算システム。
  8. 前記演算部では、前記ハウジングに対する前記内輪の前記ラジアル変位に基づき、前記複数組の前記入力データのそれぞれに対応するラジアル剛性を算出する、請求項7に記載の計算システム。
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