JP2015167285A - 移動通信システム、呼制御装置、及び移動管理装置 - Google Patents

移動通信システム、呼制御装置、及び移動管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動局に対するVoLTE着信があった場合に、VoLTE着信の呼損を未然に防止する。【解決手段】 移動通信システムは、第1の無線アクセス方式と第2の無線アクセス方式の双方に対応する移動局と、前記第1の無線アクセス方式における第1の移動管理装置と、前記第2の無線アクセス方式における第2の移動管理装置と、前記移動局に対する呼を制御する呼制御装置と、を含み、前記呼制御装置は、前記移動局に対して前記第1の無線アクセス方式での音声通話の着信があった場合に、前記移動局が前記第1の無線アクセス方式の音声通話サービスを提供する第1エリア内の特定のエリアに在圏する場合、または前記第1の移動管理装置もしくは前記第2の移動管理装置における前記移動局の最終アクセス時刻が正常に取得されない場合は、前記移動局に対する前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させる。【選択図】図1

Description

本発明は移動通信の分野に関し、特に、ネットワークでの呼損を防止する呼制御技術に関する。
移動通信の方式は、第三世代(3G)からLTE(Long Term Evolution)へ移行してきている。LTEで提供される音声通話サービスは、VoLTE(Voice over LTE)と呼ばれる。従来の3Gの回線交換方式の無線アクセスシステムと、LTEのパケット交換方式の無線アクセスシステムの双方を収容可能なシステムも存在する。このようなシステムでは移動局(UE:User Equipment)に対して音声通話を提供するドメインを選択可能にするT−ADS(Terminated-Access Domain Selection)が用いられている(たとえば、非特許文献1参照)。
T−ADSは、UEに対するVoLTE着信があったときに、そのUEがLTE(パケット交換)システムに在圏するか、3G(回線交換)システムに在圏するかを決定する。LTEのMME(Mobility Management Entity)と、3GのSGSN(Serving General packet radio service Support Node)にそれぞれ記録されているユーザの最終アクセス時刻を比較することによって、着信に対する無線アクセス種別(RAT:Radio Access Technology)を判断する。
なお、LTE上でVoIP(Voice over Internet Protocol)サービスが直接提供されていない場合でも、従来の音声通話サービスをユーザに提供するために、音声発着信時に3Gに切り替えるCSフォールバック(CSFB:Circuit Switched Fallback)の機能が3GPPで規定されている(たとえば、非特許文献2参照)。
T−ADSは、VoLTEサービスの提供が可能なエリア(「LTE(VoLTE対応)エリア」と称する)であること、及びMMEとSGSNにあるユーザプロファイルの最終アクセス時刻が正常に取得されていること、を前提とする。
UEがLTEエリア内にありながらVoLTEサービスの提供を受けることのできないエリア(「LTE(VoLTE非対応)エリア」と称する)に在圏する場合、MMEへの最終アクセス時刻がSGSNの最終アクセス時刻よりも新しいと、T−ADS制御ではVoLTE着信を行ってしまう。実際は、UEはLTE(VoLTE非対応)エリアにあるため、呼損となる。
また、UEの最終アクセス時刻が、信号異常や取得値異常などの理由で正常に取得されない場合は、着信に対するRATを決定することができない。着信のための優先RATを機械的に決めて着信制御を行うことも考えられるが、UEが実際に優先RATに在圏していない可能性があり、着信が呼損になる。
そこで、VoLTE着信の呼損を防止することのできる呼制御技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、UEに対するVoLTE着信があったときに、UEの在圏状況や最終アクセス時刻の取得状況を判断し、UEがLTEエリア内の特定エリアに在圏する場合や、最終アクセス時刻が正常に取得できない場合は、3Gに着信させる。
より具体的には、本発明のひとつの態様では、移動ネットワークシステムは、
第1の無線アクセス方式と第2の無線アクセス方式の双方に対応する移動局と、
前記第1の無線アクセス方式における第1の移動管理装置と、
前記第2の無線アクセス方式における第2の移動管理装置と、
前記移動局に対する呼を制御する呼制御装置と、
を含み、
前記呼制御装置は、前記移動局に対して前記第1の無線アクセス方式での音声通話の着信があった場合に、前記移動局が前記第1の無線アクセス方式の音声通話サービスを提供する第1エリア内の特定のエリアに在圏する場合、または前記第1の移動管理装置もしくは前記第2の移動管理装置における前記移動局の最終アクセス時刻が正常に取得されない場合は、前記移動局に対する前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させることを特徴とする移動通信システム。
UEがLTEエリア内でVoLTEサービスを受けられない特定エリアに存在する場合や、最終アクセス時刻が正常に取得されない場合でも、VoLTE着信の呼損を防止することができる。
第1実施形態の移動通信システムの概略図である。 MMEにおけるフラグ処理のフローチャートである。 MMEにおける問い合わせ応答処理のフローチャートである。 HSSにおける着信RAT判定のフローチャートである。 第1実施形態の呼制御処理のシーケンス図である。 実施形態のMMEの概略構成図である。 第2実施形態の移動通信システムの概略図である。 HSSの着信RAT判定のフローチャートである。 最終アクセス時刻が正常に取得されているか否かの判断例を示す図である。 実施形態のHSSの概略構成図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の移動通信システムの概略図である。第1実施形態では、UEがVoLTEサービス提供エリア内の特定エリアに在圏する場合の呼損を防止する。
移動局(UE)10−2は、LTEの音声通話サービスを提供するLTE(VoLTE対応)エリア1内にあるLTE(VoLTE非対応)エリア2に在圏する。LTE(VoLTE非対応)エリア2は、VoLTEサービスに対応していないHome eNodeB(フェムトセル)の通話エリアや、LTE無線アクセスに規制がかかっているエリアなどである。
着呼側のIMS(IP Multimedia Subsystem)装置20に、UE10−2に対する着信があると(手順(0))、着信RATに応じた音声提供ドメインを確定するためにT−ADS(Terminated-Access Domain Selection)が起動され、HSS(Home Subscriber Server)30に対して、UE10−2の最終RATの問い合わせがなされる(手順(1))。
IMS装置20は、アプリケーションサーバ(AS)20aと、呼セッション制御機能(CSCF:Call Session Control Function)20b〜20dを含む。呼セッション制御機能は、HSS30への問い合わせを行うI−CSCF(Interrogating CSCF)サーバ20b、呼のセッション状態を管理するS−CSCF(Serving CSCF)サーバ20c、及び移動局とインタフェースするP−CSCF(Proxy CSCF)サーバ20dを含む。アプリケーションサーバ20aは、多様な加入者サービスを提供するとともに、VoLTE対応のUE10−2への着信時に、T−ADSを起動する。S−CSCFサーバ20cは、アプリケーションに応じたセッション制御を行う。図1では、便宜上、AS20a、I−CSCF20b、S−CSCF20c、及びP−CSCR20dを一つの装置として描いているが、必ずしも一体に構成される必要はなく、個別に配置されてもよい。
HSS30はT−ADSの起動に応じ、LTEの在圏局であるMME50と、3Gの在圏局であるSGSN60にUE10−2の最終アクセス時刻を問い合わせる(手順(2))。HSS30は、問い合わせに対する応答に基づいてUE10−2の最新RATを決定する(手順(3A))。
従来は、最新RATの決定は最終アクセス時刻の比較だけに基づいて行われていた。実施形態ではRAT判定に際して、UE10−2がVoLTEサービスの提供が可能なエリア(「LTE(VoLTE対応)エリア」)に存在するか否かの判断を行う。VoLTEサービスの提供が可能なエリアか否かの判断は、MME50が管理する在圏情報に基づいて行う。
図1の例では、SGSN60に記録されているUE10−2の最終アクセス時刻は10時であり、MME50に記録されているUE10−2の最終アクセス時刻は10時5分である。最終アクセス時刻の比較だけに基づくと、VoLTE着信となる。
しかし、UE10−2はLTE(VoLTE対応)エリア1内のLTE(VoLTE非対応)エリア2に位置する。この場合、MME50が管理するUE10−2のユーザプロファイルには、VoLTEサービス不可フラグ5aまたは5bが立てられる(ONにされる)。一例として、UE10−2がLTE非対応のフェムトセルに在圏する場合は5aがONにされる。このフラグを便宜上、「H」フラグと称する。UE10−2が、LTE無線アクセスが規制されるエリアに位置する場合はフラグ5bがONにされる。このフラグを便宜上、「R」フラグと称する。
「H」フラグ5aは、UE10−2の位置登録の際にeNB(eNodeB)(不図示)からの情報に基づいてONにされる。「R」フラグ5bは、MME50が保守運用システム(OPS:Operation System)の指示に基づいて規制コマンドを投入する際にONにされ、規制解除の際にOFFにされる。
HSS30は、MME50からの回答に少なくとも一つのVoLTEサービス不可フラグが含まれる場合、SGSN(3G)60の最終アクセス時刻がMME50の最終アクセス時刻よりも古い場合でも、従来の3G回線交換網にフォールバックさせる(CSFB)。HSS30は、最終RATに3Gを設定して、IMS装置20のAS20aにT−ADS応答を返す(手順(4))。
IMS装置20は、T−ADS応答から最終RATは3Gであると認識して、MSC(Mobile Switching Center)40経由で3Gに着信させる(手順(5))。
MME50からの回答にVoLTEサービス不可フラグ5a、5bがONになっていない場合は、HSS30は、MME50の最終アクセス時刻とSGSN60の最終アクセス時刻を比較して、着信RATを決定する。なお、フラグの種類は「H」フラグ5a、「R」フラグ5bに限定されず、VoLTEサービスの提供が制限される任意の場合に合わせてフラグを用意してもよい。
この方法により、UE10−2がLTE(VoLTE対応)エリア1内に位置するにもかかわらずVoLTEサービスの提供を受けられない場合の呼損を防止することができる。
図2は、MME50におけるフラグ処理のフローチャートである。UE10−2についてLTEの位置登録が行われる(S11)。UE10−2がLTEに対応していないフェムトセルに在圏する場合は(S12でY(YES))、フェムトセル在圏を示すフラグ(「H」フラグ5a)がONにされる(S13)。また、UE10−2がLTE無線アクセスが規制されるエリアに在圏する場合は(S14でYES)、「R」フラグ5bがONにされる(S15)。「H」フラグの判定ステップ(S12)と、「R」フラグの判定ステップ(S14)は、同時に行ってもよいし、どちらを先に行ってもよい。
図3は、MME50における問い合わせ応答処理のフローチャートである。MME50は、HSS30からUE10−2の最終アクセス時刻に関する問い合わせを受信する(S21)。MME50は、UE10−2がフェムトセルに在圏するか否かを判断し(S22)、フェムトセル在圏の場合は(S22でYES)、HSS30に対して、UE10−2の最終アクセス時刻とフラグ情報(「H」フラグのON/OFFに関する情報、「R」フラグのON/OFFに関する情報その他のフラグのON/OFFに関する情報)を返す(S24)。フェムトセル在圏でない場合は(S22でN(NO))、LTE無線アクセスの規制を受けているか否かを判断する(S23)。LTE無線アクセスに規制が設けられている場合は(S23でYES)、HSS30に対して、UE10−2の最終アクセス時刻とフラグ情報を返す(S24)。
S22とS23の判断は順不同または同タイミングであってもよい。また、S24でフラグ(「H」フラグ5aまたは「R」フラグ5b)がONになっている場合は、最終アクセス時刻の返却は必須ではなく、フラグONの情報のみをHSS30に返却してもよい。あるいは、フラグ情報に替えて、CSFBあるいはRAT(3G)に関する情報のみを返却してもよい。
LTE無線アクセスが規制されていない場合は(S23でNO)、UE10−2の最終アクセス時刻をHSS30に返却する(S25)。
このように、MME50はHSS30からの最終アクセス時刻の問い合わせに対して、フラグ情報に応じた応答を返すことで、HSS30での着信RAT判断の精度を向上することができる。
図4は、HSS30における着信RAT判定のフローチャートである。MME50とSGSN60の双方から、UE10−2の最終アクセス時刻に関する情報を取得する(S31)。MME50からの応答に何らかのフラグ情報が含まれるか否かを判断する(S32及びS33)。たとえば、フェムトセル在圏を示す「H」フラグ5aがONになっている場合(S32でYES)や、LTE無線アクセス規制を示す「R」フラグ5bがONになっている場合(S33でYES)は、3GにCSFBさせる(S34)。この場合は、MSC40を介して3G装置メインに着信される。MME50からの応答にフラグ情報が含まれていない場合は(S32及びS33でNO)、最終アクセス時刻の比較により、3G着信かLTE着信かを判定して、着信RATを対応する無線アクセス種別に設定する(S35)。
図5は、実施形態の呼制御処理のシーケンス図である。UE10−1からUE10−2に対する呼が発せられた場合を例にとって説明する。UE10−1から発せられた呼は、発呼側のP−CSCFで受信され、発呼側のI−CSCFを介して、着呼側のI−CSCF20b及びAS20aで受信される(S42)。AS20aとI−CSCF20bを含むIMS装置20から、HSS30に対してT−ADSの起動及び最終RATの問い合わせが送信され(S43)、T−ADS処理が開始される(S45)。
一方、UE10−2が在圏するeNBを収容するMME50では、フラグ処理が行われている。UE10−2がフェムトセル在圏の場合に「H」フラグ5aがONにされ(S13)、OPSからLTE無線アクセス規制が指示される場合は、「R」フラグ5bがONにされる(S14)。
T−ADS処理において、HSS30は、3Gシステムの移動管理装置であるSGSN60に最終アクセス時刻を問い合わせ(S46)、SGSN60から最終アクセス時刻を取得する(S47)。HSS30はまた、LTE無線アクセスシステムの移動管理装置であるMME50に最終アクセス時刻を問い合わせる(S48)。
MME50は、UE10−2に関してVoLTEサービス不可フラグ(「H」フラグ5a、「R」フラグ5bなど)がONになっているか否かを判断する(S22、S23)。MME50は、一つでもVoLTEサービス不可フラグがONになっている場合は、HSS30にフラグ情報と最終アクセス時刻を返却する(S51)。あるいは、最終アクセス時刻のみを返却してもよいし、一律3G接続として着信RATのみを返却してもよい。VoLTEサービス不可フラグがONになっていない場合は、MME50はHSS30に最終アクセス情報を返却する(S52)。
HSS30は、MME50とSGSN60からの応答に基づいて、IMS装置20にT−ADS応答を返す(S53)。IMS装置20は、着信RATが3Gの場合は、MSC40を介してCSFBさせ(S54、S55)、3GでUE10−2に着信させる(S56)。着信RATがLTEの場合は、LTEでUE10−2に着信させる。
図6は、MME50の概略構成図である。MME50は、通信部51、時刻情報管理部52、フェムトセル在圏管理部53、規制情報管理部54、及び制御部55を有する。通信部51は、所定のインタフェースを介してHSS30と通信を行う。また、別のインタフェースを介して図示しないeNBと通信を行う。
時刻情報管理部52は、LTEにおける各UEの最終アクセス時刻を管理する。フェムトセル在圏管理部53は、eNBからの位置登録要求に基づいて、UEがVoLTEサービスに対応していないフェムトセルに在圏中か否かを管理し、UEがフェムトセルに在圏する場合は、このUEの最終アクセス時刻の記録の「H」フラグをONにする。規制情報管理部54は、OPSから供給される規制情報を管理し、UEがLTE無線アクセスの規制を受けるエリアに位置する場合は、最終アクセス時刻の記録の「R」フラグをONにする。
制御部55は、HSS30からの最終アクセス時刻問い合わせに応じて、最終アクセス時刻を応答する。フラグがONになっている場合は、最終アクセス情報に加えてフラグ情報を送信してもよいし、フラグ情報のみを送信してもよい。あるいはフラグがONになっているときは一律に3Gとする着信RATを送信してもよい。
なお、図示はしないが、MME50は、LTE提供エリアと3G提供エリアが重複する場合に、LTEの位置登録エリアと、3Gの位置登録エリアとのマッピング情報を有していてもよい。
<第2実施形態>
図7は、第2実施形態の移動通信システムの概略図である。第2実施形態では、MME50、あるいはSGSN60から最終アクセス時刻が正常に取得されない場合の呼損を防止する。
IMS装置20にUE10−2に対する着信があると(手順(0))、着信RATに応じた音声提供ドメインを確定するためにT−ADSが起動され、HSS30に対してUE10−2の着信RATの問い合わせが送信される(手順(1))。
HSS30は、T−ADSの起動に応じて、MME50とSGSN60にUE10−2の最終アクセス時刻を問い合わせる(手順(2))。最終アクセス時刻を取得したHSS30は、最終アクセス時刻の取得に異常がないか否かを判断する(手順(3B))。HSS30は、最終アクセス時刻の取得に異常がある場合は、着信RATを3Gとする応答をIMS装置20に返す。最終アクセス時刻の取得に異常がない場合は、MME50とSGSN60の最終アクセス時刻を比較して、最新の無線アクセス時刻を着信RATとする応答をIMS装置20に返す(手順(4))。
IMS装置20は、HSS30からのT−ADS応答が3Gである場合は、CSFBを実施して、UE10−2に対する呼をMSC(Mobile Switching Center)40経由で3Gに着信させる(手順(5))。
手順3Bで、最終アクセス時刻の取得異常とは、たとえば、時刻(数値)が異常である場合、最終アクセス時刻情報の信号受信に異常がある場合、MME50あるいはSGSN60から応答が得られない場合、などである。
これらの場合は、着信RATを一律に3GとしてCSFBを実行することで、UE10−2に対する呼損を防止することができる。LTEエリアは3Gの無線アクセスエリア3と地理的に重複するため、LTEエリア内にありながらVoLTEサービスを受けられない場合(たとえば第1実施形態のLTE(VoLTE非対応)エリア2に在圏するVoLTE場合など)でも、従来の回線交換網による音声通話サービスを受けることができる。
図8は、HSS30における着信RAT判定のフローチャートである。着呼側のAS20aからT−ADSの起動通知を受け取ると(S61)、HSS30はMME50とSGSN60にUE10−2の最終アクセス時刻を問い合わせる(S62)。
その後、HSS30は、最終アクセス時刻が正常に取得されているか否かを判断する(S63)。最終アクセス時刻が正常に取得されている場合であって(S63でYES)、最終アクセス在圏局がMME50である場合、すなわちMME50での最終アクセス時刻の方が新しい場合は(S64でYES)、着信RATにLTEを設定する。最終アクセス時刻が正常に取得されている場合であって(S63でYES)、最終アクセス在圏局がSGSN60である場合は(S66でYES)、着信RATに3Gを設定する。ステップS64とS66の判断は順不同である。
最終アクセス時刻が正常に取得されていない場合は(S63でNO)、一律に3G接続とする(S68)。
図9は、図8のS63の判定例を示す図である。HSS30は、S62でMME50とSGSN60に最終アクセス時刻を問い合わせた後、問い合わせ先から応答があるか否かを判断する(S71)。この判断は、所定の時間間隔で複数回繰り返してもよい。問い合わせ先から応答がない場合は(S71でNO)、一律に3G接続とする(S68)。問い合わせ先から応答がある場合は(S71でYES)、応答の中にUE10−2の最終アクセス時刻が含まれているか否かを判断する(S72)。応答中にUE10−2の最終アクセス時刻が含まれていない場合は(S72でNO)、一律に3G接続とする(S68)。
応答中にUE10−2の最終アクセス時刻が含まれている場合は(S72でYES)、返却された時刻値が正常であるか否かを判断する(S73)。最終アクセス時刻の値が正常でない場合は(S73でNO)、一律に3G接続とする(S68)。たとえば、最終アクセス時刻の値が「99時99分」のようなありえない値である場合は、最終アクセス時刻値の異常と判断される。最終アクセス時刻値が正常の場合は(S73でYES)、S64またはS66で最終RATを判断する。なお、S71〜S73の判断は順不同であり、これらの中の一部のみの判断であってもよいし、さらに判断基準を追加してもよい。
図10は、HSS30の概略構成図である。HSS30は、通信部31と、呼処理部32と、加入者データベース部33と、時刻情報判定部34を有する。通信部31は、所定のインタフェースを介してMME50やSGSN60と通信する。あるいは、SGSNとGGSN(Gateway General packet radio service Support Node)の統合装置であるxGSN(serving/gateway General packet radio service Support Node)と通信を行ってもよい。通信部31は、MME50とSGSN60(またはxGSN)に最終アクセス時刻の問い合わせを送信し、応答を受信する。
通信部31はまた、別のインタフェースを介してIMS装置20のAS20aと通信する。AS20aからT−ADSの起動要求を受信し、判定結果である最終RATを応答する。
呼処理部32は、通信部31を介して送受信される呼処理に関する情報を処理し、必要に応じてそれらの情報を加入者データベース部33に格納する。時刻情報判定部34は、MME50の最終アクセス時刻や、SGSN60(あるいはxGSN)の最終アクセス時刻が正常に取得されているか否かを判断し、UE10−2への着信のための最終RATを判断する。この構成により、最終アクセス時刻の取得に異常がある場合でもCSFBされるので、呼損を防止することができる。
上述した第1実施形態と第2実施形態を組み合わせてもよい。たとえばHSS30の時刻情報判定部34は、第1実施形態のように、MME50からの応答に含まれるフラグ情報の有無を判断してもよい。HSS30は、第1実施形態のエリア判断でUE10−2がVoLTEエリア内に在圏すると判断した後に、第2実施形態の最終アクセス時刻の正常取得を判断してもよい。
MME50とSGSN60(あるいはxGSN)からの情報に基づく最終RATの判断は、必ずしもHSS30で行う必要はなく、MME50やAS20aで行ってもよい。HSS30の最終RAT判断機能と、AS20aのT−ADS制御機能を合わせて「呼制御装置」あるいは「呼制御装置」を構成してもよい。
第1実施形態と第2実施形態を通して、T−ADS処理時に、在圏RAT変更時のISR(Idle mode Signaling Reduction)はOFFにされていてもよい。
1 LTE(VoLTE対応)エリア
2 LTE(VoLTE非対応)エリア
3 3Gの無線アクセスエリア
10−2 移動局(UE)
20 IMS装置
20a アプリケーションサーバ(呼制御装置の一部)
30 HSS(呼制御装置の一部)
31 通信部
32 呼処理部
34 時刻情報判定部
40 MSC
50 MME(移動管理装置)
51 通信部
52 時刻情報管理部
53 フェムトセル在圏管理部(エリア情報管理部)
54 規制情報管理部(エリア情報管理部)
55 制御部
60 SGSN
H フェムトセル在圏フラグ(第1フラグ)
R 規制フラグ(第2フラグ)

Claims (10)

  1. 第1の無線アクセス方式と第2の無線アクセス方式の双方に対応する移動局と、
    前記第1の無線アクセス方式における第1の移動管理装置と、
    前記第2の無線アクセス方式における第2の移動管理装置と、
    前記移動局に対する呼を制御する呼制御装置と、
    を含み、
    前記呼制御装置は、前記移動局に対して前記第1の無線アクセス方式での音声通話の着信があった場合に、前記移動局が前記第1の無線アクセス方式の音声通話サービスを提供する第1エリア内の特定のエリアに在圏する場合、または前記第1の移動管理装置もしくは前記第2の移動管理装置における前記移動局の最終アクセス時刻が正常に取得されない場合は、前記移動局に対する前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記呼制御装置は、前記第1の移動管理装置と前記第2の移動管理装置に前記移動局の最終アクセス時刻を問い合せ、
    前記第1の移動管理装置からの応答に、前記移動局が前記特定のエリアに在圏することを示すフラグ情報または前記第2の無線アクセス方式を指定する情報が含まれている場合は、前記第1の移動管理装置での前記最終アクセス時刻の方が、前記第2の移動管理装置での前記最終アクセス時刻よりも新しい場合でも、前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記特定のエリアは、前記第1エリア内のフェムトセル、または前記第1エリア内で前記第1の無線アクセス方式の前記音声通話サービスの提供が規制されるエリアであることを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記呼制御装置は、前記第1の移動管理装置と前記第2の移動管理装置に前記移動局の最終アクセス時刻を問い合わせ、
    前記第1の移動管理装置もしくは前記第2の移動管理装置から応答がない場合、前記第1の移動管理装置もしくは前記第2の移動管理装置からの応答に前記最終アクセス時刻が含まれていない場合、または、前記第1の移動管理装置もしくは前記第2の移動管理装置からの応答に含まれる前記最終アクセス時刻の値が正常値でない場合は、前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 移動通信システムにおいて、第1の無線アクセス方式と第2の無線アクセス方式の双方に対応する移動局への呼を制御する呼制御装置であって、
    前記第1の無線アクセス方式における第1の移動管理装置と、前記第2の無線アクセス方式における第2の移動管理装置のそれぞれに前記移動局の最終アクセス時刻を問い合わせる時刻情報判定部と、
    前記移動局に対して前記第1の無線アクセス方式での音声通話の着信があった場合に、前記第1の移動管理装置からの第1応答及び前記第2の移動管理装置からの第2応答を参照し、前記移動局が前記第1の無線アクセス方式の音声通話サービスを提供する第1エリア内の特定のエリアに在圏する場合、または前記第1の移動管理装置もしくは前記第2の移動管理装置における前記移動局の最終アクセス時刻が正常に取得されない場合は、前記移動局に対する前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させる呼処理部と、
    を有することを特徴とする呼制御装置。
  6. 前記呼処理部は、前記第1の移動管理装置からの前記第1応答に、前記移動局が前記特定のエリアに在圏することを示すフラグ情報または前記第2の無線アクセス方式を指定する情報が含まれている場合は、前記時刻情報判定部において、前記第1の移動管理装置での前記最終アクセス時刻の方が、前記第2の移動管理装置での前記最終アクセス時刻よりも新しいと判断される場合でも、前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させることを特徴とする請求項5に記載の呼制御装置。
  7. 前記特定のエリアは、前記第1エリア内のフェムトセル、または前記第1エリア内で前記第1の無線アクセス方式の前記音声通話サービスの提供が規制されるエリアであることを特徴とする請求項6に記載の呼制御装置。
  8. 前記呼処理部は、前記第1応答もしくは前記第2応答を取得できない場合、前記第1応答もしくは前記第2応答に前記最終アクセス時刻が含まれていない場合、または、前記第1応答もしくは前記第2応答に含まれる前記最終アクセス時刻の値が正常値でない場合は前記音声通話を前記第2の無線アクセス方式で着信させることを特徴とする請求項5に記載の呼制御装置。
  9. 第1の無線アクセス方式と第2の無線アクセス方式の双方に対応する移動局と、前記移動局に対する呼を制御する呼制御装置とを含む移動通信システムで用いられ、前記第1の無線アクセス方式における前記移動局の移動情報を管理する移動管理装置であって、
    前記移動局による最終アクセス時刻を管理する時刻情報管理部と、
    前記移動局が在圏するエリアに関する情報を管理するエリア情報管理部と、
    前記呼制御装置からの問い合わせに応じて前記移動局の前記最終アクセス時刻を応答する制御部と、
    を有し、前記制御部は、前記エリア情報管理部を参照して、前記移動局が前記第1の無線アクセス方式の音声通話サービスを提供する第1エリア内の特定のエリアに在圏する場合は、前記呼制御装置に対する応答の中に、所定のフラグ情報または前記第2の無線アクセス方式を指定する情報を含めることを特徴とする移動管理装置。
  10. 前記制御部は、前記移動局が前記第1エリア内のフェムトセルに在圏する場合は、前記応答に第1フラグを含め、前記移動局が前記第1エリア内で前記第1の無線アクセス方式の前記音声通話サービスの提供が規制されるエリアに位置する場合は、前記応答に第2フラグを含めることを特徴とする請求項9に記載の移動管理装置。
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