JP2015164489A - 人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置 - Google Patents

人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015164489A
JP2015164489A JP2014040273A JP2014040273A JP2015164489A JP 2015164489 A JP2015164489 A JP 2015164489A JP 2014040273 A JP2014040273 A JP 2014040273A JP 2014040273 A JP2014040273 A JP 2014040273A JP 2015164489 A JP2015164489 A JP 2015164489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human body
signal
detector
body part
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014040273A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5612788B1 (ja
Inventor
克己 石橋
Katsumi Ishibashi
克己 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Denki Co Ltd filed Critical Sankyo Denki Co Ltd
Priority to JP2014040273A priority Critical patent/JP5612788B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5612788B1 publication Critical patent/JP5612788B1/ja
Publication of JP2015164489A publication Critical patent/JP2015164489A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finger-Pressure Massage (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】 携帯端末機のジャックに接続して身体のツボ、保湿度、体温を検知できるようにする。【課題解決手段】 携帯端末機から発生可能な信号中の特定周波数の信号を、携帯端末機のアプリにより測定信号として生成し、携帯端末機のジャックに出力して当該ジャックに接続されたツボ検知器の出力電極に供給し、出力電極を人体に接触させて出力電極から人体に前記測定信号を印加し、ツボ検知器の入力電極を人体に接触させて、人体に流れた測定信号をツボ検知器の入力電極で受信し、出力電極を移動させて人体への接触部位を変えて人体から得られる検知信号の変化を検知し、変化の大きな部位をツボとして検知するようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末機利用の人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置に関し、携帯端末機を利用して、身体(人体)のツボ、皮膚の保湿量(度)、体温等を検知(測定を含む)できるのは勿論のこと、ツボに刺激を加えることもでき、家庭用の健康機器、美容器、低周波治療器等(これらを「家庭用健康機器」という)の補助機器(ツボ検知器、保湿計、体温計)としても利用できるものである。
東洋医学では、指圧や鍼灸で経穴(ツボ)を刺激することによって、病状の診断や病状が改善されることが知られている。ツボは人体に350程度存在するといわれている。そのため、素人がツボの位置を的確に見つけるのは難しい。
人体の中でも、ツボと呼ばれる部位は他の部位よりもインピーダンスが低いことが知られている。鍼灸術では鍼灸を人体のツボに施術するのが効果的であることが知られている。家庭用健康機器をはじめとする各種電気機器では、人体のツボに電気的或いは機械的刺激を加えるものもある。しかし、人体のツボは素人には探しにくいため、ツボへの鍼灸の施術、電位供給、刺激等を効果的に行うことが難しかった。
人間の皮膚は保湿量(度)が多いと潤いや張りが出たりし、少ないと乾燥肌になって荒れやすくなる。人間の体温は身体の調子によって変化することから、体温測定は体調確認、病状把握、健康管理等の面から非常に重要である。体温測定は体調変化に気付いたとき、或いは起床後、就寝前といった定時に規則的に行うのが望ましいとされている。
従来、人体の前記インピーダンス特性に着目したツボ検知装置が提案されている(特許文献1〜3)。体温計には各種のものがある(特許文献4、5)。
特開平08−215276号公報 実用新案登録第3005421号公報 実用新案登録第3005422号公報 特開平05―118929号公報 特開平10−118033号公報
従来のツボ検知装置は、ツボ検知以外には使用できないものが多いため広く普及しているとは言い難く、ツボ検知専用であるため高価でもある。また、設置型であることが多いため持ち運びに不便であり、外出先では使用できないという難点もある。
体温計は持ち運び可能であるが、計測するには脇の下に挟んだり、耳に当てたりしなければならないため、人前では計測しにくいといった難点があった。
本発明の解決課題は、スマートフォンやタブレット型端末機、携帯型ゲーム機といった汎用の各種携帯端末機のイヤホンジャックに接続して身体のツボを手軽に検知することができ、素人でもツボの位置を的確に検知することができ、外出先でも、人前でも、手軽に体温測定や皮膚の保湿測定ができるようにすることにある。
[人体部位(ツボ)検知方法]
本発明の人体部位検知方法(ツボ検知方法)は、スマートフォンやタブレット型端末機、携帯型ゲーム機等の携帯端末機を利用して、人体のツボ、皮膚の湿度や体温等(以下「人体部位」という)を検知する人体部位検知方法であって、人体部位がツボの場合であり、携帯端末機のアプリケーションソフト(以下「アプリ」という)により、携帯端末機から発生可能な信号(電流又は電圧)から測定信号を生成し、その測定信号を前記携帯端末機のイヤホンジャック(以下「ジャック」という)に接続されているイヤホンプラグ(以下「プラグ」という)を通して、当該プラグに接続されているツボ検知器の出力電極に供給し、その出力電極を人体に接触させて出力電極から人体に前記測定信号を印加し、前記ツボ検知器の入力電極を人体に接触させて、人体に流れた測定信号(電流)の変化(人体の皮膚抵抗値:インピーダンスに基づく信号変化)を検知信号として受信し、前記出力電極を移動させて人体への接触部位を変えて人体から得られる検知信号の変化を検知し、その検知信号を前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信し、その検知信号を前記アプリにより携帯端末機で処理して検知信号の変化の大きな部位をツボとして検知する人体部位検知方法である。
前記ツボ検知方法では、検知されたツボをリアルタイムで携帯端末機のディスプレイに表示することも、ツボ位置に目視となるマークを表示する(マーキングする)こともできる。
[ツボ検知方法及び刺激印加方法]
前記ツボ検知方法では、ツボ検知終了後に、自動的に或いは手動操作により、携帯端末機から発生する測定信号を、ツボ検知器に内蔵されている刺激信号発生回路から発生する刺激信号に切替えて、その刺激信号をツボ検知器で検知されたツボに印加して、ツボを刺激することもできる。この場合、刺激信号をツボ以外の部位に印加することもできる。前記自動切替は、ツボが検知されたことを前記アプリにより自動的に判断し、測定信号から刺激信号に自動的に切替えて行うことができる。刺激は電気信号ではなく、機械的振動、温熱(温灸)等であってもよい。
[人体部位(保湿)検知方法]
本発明の人体部位検知方法(保湿検知方法)は、人体部位が皮膚の保湿量(保湿度)の場合であり、携帯端末機のアプリにより、携帯端末機から発生可能な信号(電流又は電圧)から測定信号を生成し、その測定信号を前記携帯端末機のジャックに接続されているプラグを通して、当該プラグに接続されている保湿検知器の出力電極に供給し、その出力電極を人体に接触させて出力電極から人体に前記測定信号を印加し、前記保湿検知器の入力電極を人体に接触させて、人体に流れた測定信号(電流)の変化(人体の皮膚抵抗値:インピーダンスに基づく信号変化)を検知信号として受信し、その検知信号を、前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信し、その検知信号を前記アプリにより携帯電話機で演算処理、解析等(以下「処理」という)をして皮膚の保湿度を測定(検出)し、その保湿度を前記携帯端末機のディスプレイに表示する方法である。
前記保湿測定において、前記出力電極を移動させて人体への接触部位を変えて、夫々の接触部位(目尻、おでこ等)から得られる検知信号を前記アプリにより処理して、各部位の保湿度を測定することもできる。
[人体部位(体温)検知方法]
本発明の人体部位検知方法(体温検知方法)は、人体部位が体温の場合であり、携帯端末機のアプリにより、携帯端末機から発生可能な信号(電流又は電圧)から測定信号を生成し、その測定信号を前記携帯端末機のジャックに接続されたプラグを通して体温センサ(例えばサーミスタ)に供給し、体温センサを人体の検温箇所に接触させて(宛がって)、体温変化により変化する体温センサのインピーダンス変化(前記測定信号(電圧)の変化)を検知し、その検知信号を前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信し、その検知信号を前記アプリにより処理して体温を検出し、その体温を前記携帯端末機のディスプレイに表示する方法である。
前記体温測定、保湿度測定では、アプリにより、測定体温、測定保湿度の夫々を別々に携帯端末機に記憶させて、蓄積された測定体温又は測定保湿度を携帯端末機のディスプレイに表示することができる。表示形式は表形式、グラフ形式といった各種形式とすることができる。
前記いずれの人体部位検知方法でも、人体から得られる検知信号から、人体に印加する測定信号の周波数帯域と同じ(略同じを含む)周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して、不要信号(ノイズ等)を除去して検知信号とすることができる。前記信号の抽出にはFFT(フーリエ変換)を用いることができる。
[人体部位(ツボ)検知器]
本発明の人体部位検知器(ツボ検知器)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、携帯端末機のジャックに電気的に接続・離脱可能なプラグと、前記携帯端末機から出力される測定信号を人体に印加することのできる出力電極と、人体から検知信号を得て前記プラグからジャックを通して携帯端末機に入力することのできる入力電極とを備え、前記プラグをジャックに接続して出力電極と入力電極を人体の異なる部位に接触させると、前記ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成されるようにしたものである。
前記ツボ検知器は、ペン形にし、ペン形ケースに出力電極と入力電極を設け、そのいずれか一方の電極を片手で持ち、他方を人体の他の部位に接触させることができるようすることができる。このツボ検知器は、検知されたツボ位置にマークを表示できる表示機能(マーキング機能)を備えることもできる。
[人体部位(保湿)検知器]
本発明の人体部位検知器(保湿検知器)も携帯端末機に接続して使用するものであり、携帯端末機のジャックに電気的に接続・離脱可能なプラグと、前記携帯端末機から出力される測定信号を人体に印加することのできる出力電極と、人体から検知信号を得て前記プラグからジャックを通して携帯端末機に入力することのできる入力電極とを備え、前記プラグをジャックに接続して出力電極と入力電極を人体の異なる部位に接触させると、前記ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成されるようにしたものである。
[人体部位(体温)検知器]
本発明の人体部位検知器(体温検知器)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、携帯端末機のジャックに電気的に接続・離脱可能なプラグと、前記携帯端末機から出力される測定信号を印加する体温センサを備え、前記体温センサを人体に接触させる(宛てがう)と体温センサのインピーダンスが体温変化に伴って変化して前記測定信号(電圧)が変化し、その変化電圧を検知信号として取り出し、前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信できるようにしたものである。
[人体部位(ツボ)検知装置]
本発明の人体部位検知装置(ツボ検知装置)は、携帯端末機と、アプリと、ツボ検知器を備え、前記アプリは携帯端末機に入力されており、携帯端末機から出力可能な信号中の所望周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して測定信号を生成して出力電極に出力する機能(測定信号生成機能)と、人体から入力電極に入力される信号中の前記測定信号と同じ(略同じを含む)周波数帯域の信号を抽出して検知信号を生成する機能(検知信号生成機能)と、検知信号を携帯端末機のディスプレイに表示できる表示機能を備え、前記ツボ検知器はプラグを携帯端末機のジャックに接続し、前記出力電極と入力電極を人体の別々の部位に接触させると、携帯端末機‐ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成されて、携帯端末機から出力された測定信号が出力電極を通して人体に印加され、その測定信号が人体を流れることにより変化した検知信号が入力電極に入力され、その検知信号が前記アプリにより処理されてリアルタイムで携帯端末機のディスプレイに表示されるようにしたものである。
前記ツボ検知装置は刺激信号発生回路を備え、その発生回路から出力される刺激信号を前記出力電極から人体に印加できるものであってもよい。この場合、前記ツボ検知器に切替器を実装し、当該切替器の切替操作によって、前記携帯端末機から出力される測定信号と前記刺激信号発生回路から出力される刺激信号とを切替えて前記出力電極から出力できるようにすることもできる。前記切替操作はツボが検知されると自動的に行われるものであっても、人為的に行われるものであってもよい。自動切替の場合は、ツボが検知されたことを前記アプリにより自動的に判断して自動的に切替わるようにする。
[人体部位(保湿)検知装置]
本発明の人体部位検知装置(保湿検知装置)は、携帯端末機と、アプリと、保湿検知器を備え、保湿検知器のプラグを携帯端末機のジャックに接続し、出力電極と入力電極を人体の別々の部位に接触させると、携帯端末機‐ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成されて、携帯端末機から出力された測定信号が出力電極を通して人体に印加され、その測定信号が人体を流れることにより変化した検知信号が入力電極に入力され、その検知信号は前記携帯端末機の前記アプリにより処理されて保湿度が検出され、検出された保湿度が携帯端末機のディスプレイに表示されるようにしたものである。
[人体部位(体温)検知装置]
本発明の人体部位検知装置(体温検知装置)は、携帯端末機と、アプリと、体温検知器を備え、体温検知器のプラグを携帯端末機のジャックに接続し、体温検知器の体温センサを人体の検温部位に接触させると体温センサのインピーダンスが体温変化に伴って変化して前記測定信号(電圧)が変化し、その変化電圧を検知信号として取り出して、前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信し、その検知信号を前記アプリにより処理して体温を検出し、その体温を前記携帯端末機のディスプレイに表示できるようにしたものである。
本発明の人体部位(ツボ)検知方法、人体部位(ツボ)検知器、人体部位(ツボ)検知装置は次のような効果がある。
(1)ツボ検知専用機器を必要とせず、汎用の携帯端末機を使用して手軽にツボを検知することができる。
(2)携帯端末機利用の検知であるため、外出中でもツボを検知することができる。
(3)既存の携帯端末機にアプリを入力すれば使用できるため導入コストが安価である。
(4)刺激信号発生回路を備えた場合は、ツボ検知器を使用してツボを検知できるだけでなく、検知したツボに刺激を印加することも、他の箇所に刺激信号を印加することもできるので低周波電位治療器や低周波電位美容器に代えて使用することもできる。
(5)測定信号の周波数帯域と同じ帯域の検知信号を得ることができるので、ツボ位置の検知精度が向上する。
(6)ツボ位置を携帯端末機のディスプレイに表示できるので、ツボ位置を視覚的に把握することができ、素人でも手軽に、正確にツボ位置を検知することができる。
(7)検知したツボ位置に目視可能なマークを付することができるので、ツボ位置検知終了後に、接触子がツボ位置から外れも、検知したツボ位置の把握が容易であり、ツボ位置への鍼灸処置がし易くなる。
(8)片手で保持可能なペン形にすれば使い易い。
本発明の人体部位(保湿)検知方法、人体部位(保湿)検知器、人体部位(保湿)検知装置の場合は次のような効果がある。
(1)皮膚の保湿状況を把握できるので、皮膚管理ができ、化粧品の選択、使用に役立つ。
(2)外出先でも手軽に保湿測定ができる。
本発明の人体部位(体温)検知方法、人体部位(体温)検知器、人体部位(体温)検知装置の場合は次のような効果がある。
(1)外出先でも手軽に体温測定ができる。
(2)計測した体温を携帯端末機に記憶させて蓄積し、蓄積データを表、グラフ等で表示できるので、特に、女性の体温管理に便利である。
(a)は本発明の人体部位(ツボ)検知装置の一例を示す斜視図、(b)はプラグの詳細説明図。 本発明の人体部位(ツボ)検知方法の一例を示すフロー図。 (a)はツボ検知時の電流レベルを波形で表示した場合の説明図、(b)はツボ検知時の電流レベルをメータ表示した場合の説明図。 (a)は本発明の人体部位(保湿)検知装置の一例を示す斜視図、(b)は保湿度の表示例。 本発明の人体部位(保湿)検知方法の一例を示すフロー図。 (a)は本発明の人体部位(体温)検知装置の一例を示す斜視図、(b)は体温の表示例。 本発明の人体部位(体温)検知方法の一例を示すフロー図。 本発明の体温蓄積データの表示例。 本発明の人体部位(ツボ)検知器の一例を示すブロック図。 本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、ツボ検知機能と刺激信号発生機能を備えた場合であって、手動切替式の一例を示すブロック図。 本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、ツボ検知機能と刺激信号発生機能を備えた場合であって、手動切替式の他例を示すブロック図。 本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、ツボ検知機能と刺激信号発生機能を備えた場合であって、自動切替式を示すブロック図。 (a)(b)は本発明の人体部位(体温)検知器の異なる例のブロック図。 (a)(b)は本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、マーキング機能付き検知器の異なる例の断面図、(c)(d)は(a)(b)のマーキング機能で表示したマークの説明図。
(人体部位(ツボ)検知方法の実施形態)
本発明の人体部位検知方法(ツボ検知方法)の一例を図1〜図3を参照して説明する。このツボ検知方法は、人体の経穴(ツボ)が人体の他の部位よりもインピーダンスが低いことに着目して開発されたものであり、人体に印加されてツボを流れることにより変化する電流量(電流が多くなる)を検知(測定)することによって、ツボの位置を検知する方法である。
具体的には、図1(a)に示すように、携帯端末機Xと、携帯端末機Xで動作するアプリと、ペン型のツボ検知器1を使用する場合である。
携帯端末機Xにはスマートフォン(iPhone(登録商標)を含む:明細書及び特許請求の範囲において同じ。)、タブレット型端末機(iPad、iPad Air、iPad-mini、Nexus、Surface(いずれも登録商標)等を含む:明細書及び特許請求の範囲において同じ。)、携帯型ゲーム機(PSP、Wii U、任天堂DS(いずれも登録商標)等を含む:明細書及び特許請求の範囲において同じ。)等を使用することができる。
前記アプリはダウンロードやアプリが記憶されているメモリの外付け等により携帯端末機Xに入力される。
前記携帯端末機Xは、汎用のものであり、各種電気回路、記憶デバイス、CPU等が内蔵されている。
この実施形態は、携帯端末機Xから出力される信号(音声信号)を人体への入力信号(測定信号:例えば、20Hz〜数十kHz)として使用する方法であり、ツボ検知器1(図1(a))を使用して、図2に示すステップでツボを検知することができる。
(1)前記アプリにより、前記音声信号中の所望周波数帯域(例えば20Hz〜数十kHz)の信号をフィルタリングして、人体に印加する信号(測定信号)として生成するステップ(STEP001)。
(2)前記測定信号を、携帯端末機XのジャックYに接続されたツボ検知器1の出力電極6から人体に印加するステップ(STEP002)。
(3)人体に印加された出力信号が、人体の別の部位から前記ツボ検知器1の入力電極5に入力されるステップ(STEP003)。
(4)入力電極5に入力された入力信号をジャックYから携帯端末機Xに送り、前記アプリにより、測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して検知信号を生成するステップ(STEP004)。
(5)前記検知信号を、前記アプリにより、携帯端末機XのディスプレイDに図3(a)(b)のように表示するステップ(STEP005)。
前記STEP004において、入力信号から測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出して検知信号を生成するのは、測定信号の変化を正確に確認できるようにするためである。この生成により、人体から入力される信号に含まれる不要信号(ノイズ)が除去される。入力信号のフィルタリングには、例えばFFT解析(高速フーリエ変換)や他のフィルタリング方法を用いることができる。(以下の測定、検知において同じ)。前記ディスプレイDに表示された検知信号を目視して電流変化を確認し、電流変化の大きい部位(電流が大きくなった部位)をツボとして認識することができる。
前記ツボ検知方法では、ツボ検知後にツボ検知器1を人体から離すと、検知されたツボ位置が不明になるおそれがある。そこで、この実施形態では、検知されたツボ位置にマークを表示して、ツボ位置を目視で確認できるようにする。表示方法、表記については後述する。
(人体部位(保湿)検知方法の実施形態)
本発明の人体部位検知方法(保湿検知方法)の一例を、図4、図5を参照して説明する。この保湿検知方法は、人体の皮膚、特に顔や手などの皮膚の水分量(保湿量、保湿度)を検知する方法である。皮膚の水分量(保湿量)が多い場合は、少ない場合(乾燥状態)よりもインピーダンスが低くなることから、皮膚(人体)に電流を流すと、保湿量が多い時は電流が多くなり、保湿量が少ないときは電流が少なくなる。この電流量を検知(測定)して皮膚の保湿量の多寡(保湿度の高低)を検知する方法である。
具体的には、図4(a)に示すようにペン型の保湿検知器10のプラグ4を携帯端末機XのジャックYに接続して、図5に示すステップで保湿度を検知する方法である。
(1)前記アプリにより、携帯端末機Xから出力される音声信号中から、所望周波数帯域の信号をフィルタリングして、人体に印加する信号(測定信号)を生成するステップ(STEP001)。
(2)前記測定信号を、携帯端末機XのジャックYに接続されている保湿検知器10の出力電極6から人体に印加するステップ(STEP002)。
(3)人体に印加された測定信号が、人体の別の部位から、前記保湿検知器10の入力電極5に入力されるステップ(STEP003)。
(4)入力電極5に入力された入力信号から、前記アプリにより、測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して検知信号を生成するステップ(STEP004)。
(5)前記検知信号を、前記アプリにより処理して保湿度を演算処理、解析等(以下「処理」という)して、図4(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示するステップ(STEP005)。
前記ディスプレイDに表示された保湿度を目視して、皮膚の保水状態を認識することができる。検知された保湿度は、測定するたびに、前記アプリにより、携帯端末機Xに記憶(蓄積)しておき、その蓄積データを前記表形式、グラフ形式といった各種形式に変換して携帯端末機XのディスプレイDに表示することもできる。
(人体部位(体温)検知方法の実施形態)
本発明の人体部位検知方法(体温検知方法)の一例を図6、図7に基づいて説明する。この体温検知方法は、体温の高低により人体に流れる電流量が変化することを利用して体温を検知(測定)する方法である。
具体的には、図6(a)に示すペン型の体温検知器20のプラグ4を携帯端末機XのジャックYに接続して、図7に示すステップで体温を検知する方法である。
(1)前記アプリにより、携帯端末機Xから出力される音声信号中から所望周波数帯域の信号を測定信号として生成するステップ(STEP001)。
(2)前記測定信号を、携帯端末機XのジャックYに接続されているプラグ4からペン型の体温検知器20(体温センサ:例えば、サーミスタを内蔵)に印加する。
(3)体温検知器20を人体の検温したい部位に宛てて(接触させて)、体温により変化する体温センサの電圧変化(サーミスタは温度変化によりインピーダンスが変化するため測定信号が変動する:検知信号)を検知する。
(4)前記検知信号を、プラグ4-ジャックY‐携帯端末機Xに入力して、前記アプリにより、測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して検知信号を生成し、その信号を処理して、図6(b)のように携帯端末機XのディスプレイDに表示するステップ(STEP005)。
検知された体温は、測定するたびに、携帯端末機Xに記憶(蓄積)しておき、その蓄積データを前記アプリにより、表形式、グラフ形式といった各種形式に変換して携帯端末機XのディスプレイDに図8のように表示することもできる。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態1)
本発明の人体部位検知器(ツボ検知器)1の一例を、図面を参照して説明する。このツボ検知器1は図1(a)のように、携帯端末機XのジャックYに接続して使用するものである。携帯端末機Xには、スマートフォンやタブレット型端末機、携帯型ゲーム機のように、イヤホンジャックYが標準装備されたものが含まれ、後述するアプリが動作するものを意味する。アプリの入力は、ダウンロードやアプリが記憶されているメモリの外付け等により行われる。
一例として図1(a)に示すツボ検知器1は、ペン型の本体2とその本体2に接続されたコード3と当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。プラグ4は前記ジャックYに着脱可能である。図1(a)のプラグ4は汎用のイヤホンプラグと同じものであり、図1(b)のように、L端子、R端子、MIC端子、GND端子を備えている。
前記本体2は、携帯端末機Xから出力される測定信号を人体に出力(印加)する出力電極6と、人体に流れた信号が入力する入力電極5を備えている。出力電極6と入力電極5は絶縁材製の本体ケース7に設けられ、出力電極6と入力電極5の夫々に保護回路8、9(図9)が接続されている。
ツボ検知器1は図1(a)のように使用者が本体2の入力電極5を片手で持ち、出力電極6(出力電極6と入力電極5は極を逆転させて使用しても良い)を使用者の一部に接触させると、携帯端末機Xから出力される測定信号(電流)がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)され、人体に流れた測定信号(電流)が人体から入力電極5に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送されるようにしてある。保護回路8、9は入力電極5及び出力電極6に異常信号が印加されても、その異常信号を減衰させ携帯端末機Xを保護するためのものである。
[マーキング機能]
本発明では、前記ツボ検知装置でツボを検知した後に、検知したツボ位置に目印(マーク)を表示すると便利である。本発明ではツボ検知器1にマーキング機能を付加することもできる。その一例を図14に示す。図14(a)(b)において7は本体ケース、40は絶縁材、41はバネ、42はインク壺、43は印字体、44は入力電極5(又は出力電極6)である。図14(a)では本体ケース7、絶縁材40、インク壺42、印字体43は円筒状であり、絶縁材40の内側にバネがあり、バネ41の下に入力電極5(又は出力電極6)が配置されておいる。図14(a)のツボ検知器1では、入力電極5(又は出力電極6)を人体に接触させた状態で、本体ケース7を人体側に強く押すと、印字体43が降下して人体に押し付けられて図14(c)のように印字体43のリング状の輪郭が人体に表示されるようにしてある。この場合、印字体43はインク壺42内のインクを含んでおり、そのインクの色(例えば、赤色、ピンク色等の任意の色)で人体に輪郭(マーク)44が表示されるようにしてある。図14(b)のツボ検知器1では、入力電極5(又は出力電極6)を人体に接触させた状態で、本体ケース7を人体側に強く押すと、印字体43が降下して人体に押し付けられて図14(d)のように印字体43の丸棒状の押し跡が人体に表示されるようにしてある。この場合も、印字体43はインク壺42内のインクを含んでおり、そのインクの色(例えば、赤色、ピンク色等の任意の色)で人体に輪郭が表示(マーク)される。図14(a)(b)のいずれの場合も、本体ケース7の押しを開放すると、印字体43が自動的に本体ケース7内に入る(復帰する)。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態2:ツボ検知及び刺激信号切替(手動切替1))
本発明のツボ検知器1は前記ツボ検知機能の他に、人体に刺激を与える刺激信号を発生する刺激信号発生回路(刺激信号発生機能)を設けたものであってもよい。刺激信号発生回路には低周波パルス信号(電流)発生回路30(図10)を使用することができる。低周波パルス信号(電流)発生回路30はツボ検知器1の本体ケース7(図1(a))内に収納する。この場合、ツボ検知器1の本体ケース7に切替器31(図10)を設けて、その切替器31をツボ側と刺激側に切替可能としてある。
[ツボ検知]
切替器31をツボ側(図10の上側)に設定すると、ジャックY(図1(a))‐ツボ検知器1(図1(a))のプラグ4のL端子(R端子でも可)‐切替器31‐保護回路8‐出力電極6から人体に測定信号が出力され、人体を通過した測定信号が入力電極5から‐保護回路9‐ジャックYのMIC端子に帰還してツボ位置を検知することができる。
[刺激信号切替]
切替器31を刺激側(図10の下側)に切替えると、切替器31‐電源(電池)Eによる低周波パルス電流発生回路(出力)30の駆動、刺激信号の発生‐出力電極6、の刺激信号出力経路が形成されて、人体に刺激信号が印加される(流れる)。この場合、先に検知されたツボに刺激電流を流すことによりツボに確実に刺激を与えることができる。切替スイッチSW(図10)の切替操作は手動で行うことができる。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態3:ツボ検知及び刺激信号切替(手動切替2))
ツボ検知及び刺激信号の切替えは図11の構成で行うこともできる。
[ツボ検知]
図11の構成でツボを検知するには、切替器31を出力側(図11の上側)に設定する。この場合、ジャックY(図1(a))‐ツボ検知器1(図1(a))のプラグ4のL端子(R端子でも可)‐切替器31‐保護回路8‐出力電極6から人体に測定信号が出力され、人体を通過した測定信号が入力電極5から‐保護回路9‐ジャックYのMIC端子に帰還してツボ位置を検知することができる。
[刺激信号切替]
切替器31を刺激側(図11の下側)に切替えると、切替器31‐電源(電池)Eによる低周波パルス電流発生回路(出力)30の駆動‐刺激信号の発生‐出力電極6‐人体‐入力電極5‐低周波パルス発生回路(対極)32の刺激信号出力経路が形成されて、人体に刺激信号が印加される(流れる)。この場合も、先に検知されたツボに刺激電流を流すことによりツボに確実に刺激を与えることができる。切替スイッチSW(図11)の切替操作は手動で行うことができる。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態4:ツボ検知及び刺激信号切替(自動切替))
ツボ検知及び刺激信号の切替えは図12の構成で行うこともできる。図12はツボ検知の終了が自動的に検知されて、自動的に、刺激発生に切替わるようにしたものである。
[ツボ検知]
図12の構成でツボを検知するには、切替器31を出力側(図12の上側)に設定する。この場合、ジャックY(図1(a))‐ツボ検知器1(図1(a))のプラグ4のL端子(R端子でも可)‐切替器31‐保護回路8‐出力電極6から人体に測定信号が出力され、人体を通過した測定信号が入力電極5から‐保護回路9‐ジャックYのMIC端子に帰還してツボ位置を検知することができる。
[刺激信号切替]
図12は切替器31に半導体スイッチTrを使用して、ツボ検知が終了する(検出信号のレベルが最大になる:ツボ検知)と、測定信号に使用していない端子(図12の場合R端子)からの信号で前記半導体スイッチTrを自動的に作動させ、切替器31が自動的に刺激側(図12の下側)に切替わるようにしてある。この測定信号に使用していない端子(図12の場合R端子)の信号の生成は携帯端末機Xにダウンロード又はインストールされたアプリが行う。
図12の切替器31が自動的に刺激側(図12の下側)に切替わると、切替器31‐電源(電池)による低周波パルス電流発生回路(出力)32の駆動、刺激信号の発生‐出力電極6、の刺激信号出力径路が形成されて、人体に刺激信号が印加される(流れる)。この場合も、先に検知されたツボに刺激電流を流すことによりツボに確実に刺激を与えることができる。
前記説明は、刺激信号が低周波パルス電流発生回路40から発生する低周波パルス信号(断続信号)の場合である。この場合は、携帯端末機Xから出力可能な音声出力を、昇圧回路(図示しない)で昇圧してパルス信号として用いることもできる。刺激信号は他の電気的な刺激(連続信号)であってもよい。刺激は機械的振動、温灸等であってもよい。機械的振動の場合は電気信号発生回路に代えて振動発生機構(例えば、バイブレータ)を駆動させることにより発生させることができ、温灸の場合は電気信号発生回路に代えて発熱回路を作動させて温灸に代わる熱を発生させることができる。
(人体部位(ツボ)検知装置の実施形態)
本発明の人体部位検知装置(ツボ検知装置)は、携帯端末機Xと、ツボ検知器1と、アプリを備える。携帯端末機Xは汎用のスマートフォン、タブレット型端末機、携帯型ゲーム機であり、音声信号発生回路をはじめとする標準機能(回路)が装備されており、ジャックYが標準装備されている。
ツボ検知器1は前記実施形態のツボ検知装置である。図1(a)のツボ検知器1はペン型の本体2と、本体ケース7に出力電極6と入力電極5を備え、本体2に接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。出力電極6と入力電極5の夫々には保護回路8、9(図9)が接続されている。
本発明のツボ検知装置では、前記プラグ4を図1(a)のように携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者は本体2の入力電極5を片手で持ち、出力電極6(出力電極6と入力電極5は極を逆転させて使用しても良い)を使用者の一部に接触させる。これにより、ジャックY‐プラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)‐出力電極6(図9)‐人体の出力電極接触部位(図1)‐人体の入力電極接触部位(図1)‐入力電極6(図9)‐保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子‐ジャックY‐携帯端末機Xの閉回路が構成され、携帯端末機Xから出力される測定信号がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)されて人体に流れた電流が変化した信号(検出信号)となる。この検出信号は人体から入力電極5(図9)に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送され、携帯端末機Xのアプリにより処理されて、リアルタイムで、図3(a)(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示されるようにしてある。
[ツボ検知用プログラム:アプリケーションソフト]
ツボ検知用のアプリは、携帯端末機X上で動作するプログラムであり、少なくとも、携帯端末機Xの音声信号発生回路から発生可能な音声信号中の、所定周波数帯域の信号を生成して測定信号とする機能(測定信号生成機能)と、人体から前記ツボ検知器1の入力電極5に入力される入力信号から、前記測定信号と同じ周波数帯域の信号を抽出して検知信号を生成する機能(検知信号生成機能:ノイズ除去機能)と、検知信号を処理する処理機能と、処理された検知信号を波形やレベル(図3(a)(b))として携帯端末機XのディスプレイD(図1)に表示する表示機能を備える。このアプリは、携帯端末機Xに前記したダウンロード、アプリ記憶媒体の外付け等々の方法で入力することができる。
前記測定信号の周波数は20Hz〜数十kHz程度が適し、携帯端末機Xから発生可能な音声信号から、当該周波数の信号を、例えば、FFT解析(高速フーリエ変換)して生成することができる。
前記検知信号生成機能は、人体から入力電極5に入力された入力信号から、前記測定信号と同じ又は略同じ周波数帯域の信号、できれば測定信号と同一周波数の信号を抽出するものである。この周波数成分の抽出にも、例えば、高速フーリエ変換を用いることができる。測定信号の周波数と同一或いはその付近の周波数帯域の信号を抽出することによって、入力信号に含まれるノイズ等の影響を受けずに検知信号を正確に検知することができる。
前記表示機能は検知信号を携帯端末機XのディスプレイDに、図3(a)(b)に示すように表示させるものである。この場合、図3(a)(b)のように、ディスプレイDにレベル表示部13を設けてそのレベル表示部13に前記検知信号を音声信号レベルの強弱として表示できるようにすることもできる。前記表示機能はディスプレイDに検知信号を波形表示させるだけでなく、図3(a)に示すように感度調整部14をも表示して、その感度調整部14への表示を視認しながら、携帯端末機Xで感度調整(強度調整)できる機能を備えたものとすることもできる。図3(a)に示したレベル表示部13には有効ツボレベル(有効領域)があり、信号波形が当該有効レベルに表示された場合に、ツボが検知されたことを確認できるようにしてある。表示は図4(b)、図6(b)のようにデジタル表示することも、図8(b)のようにグラフ表示することもできる。本発明では表示項目、表示内容に応じて他の表示形式にすることもできる。
前記表示機能は検知信号を携帯端末機XのディスプレイDに、図3(b)に示すようにメータ式で表示させることもできる。この場合も、有効ツボレベル(有効領域)を設けて、指針が当該有効レベルを指示した場合に、ツボが検知されたことを確認できるようにしてある。
(人体部位(保湿)検知器の実施形態)
本発明の人体部位検知器(保湿検知器)は図4に示すようにペン型であり、この構成はツボ検知器1(図1(a))と同じである。
図4の保湿検知器10はペン型の本体7と、本体ケースに出力電極6と入力電極5を備え、本体2に接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。出力電極6と入力電極5の夫々には保護回路8、9(図9)が接続されている。
保湿検知器10は図4(a)のように、プラグ4を携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者が本体7を片手で持ち、入力電極5と出力電極6の設置された検出部11を使用者の一部に接触させると、ジャックY‐プラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)‐出力電極6(図9)‐人体の出力電極接触部位(図4)‐人体の入力電極接触部位(図4)‐入力電極5(図9)‐プラグ4のR端子又はL端子‐ジャックY‐携帯端末機Xの閉回路が構成され、携帯端末機Xから出力される測定信号(測定電圧:ツボ検知用の信号と同様の信号)がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)されて人体に流れ、人体の保湿度により変化した信号(検出信号)となる。この検出信号は人体から入力電極5(図9)に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送されるようにしてある。この保護回路8、9(図9)も入力電極5及び出力電極6に異常信号が印加されても、その異常信号を減衰させ携帯端末機Xを保護するためのものである。
(人体部位(保湿)検知装置の実施形態
本発明の人体部位検知装置(保湿検知装置)は、携帯端末機Xを利用すること、ペン型の保湿検知器10(図4(a))を使用することにおいてツボ検知装置と同じである。異なるのは、携帯端末機Xのアプリの機能である。
図4(a)の保湿検知器10は図1(a)のツボ検知器1と同じ構成であり、ペン型の本体2と、本体ケース7に出力電極6と入力電極5を備え、本体2に接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。出力電極6と入力電極5の夫々には保護回路8、9(図9)が接続されている。
本発明の保湿検知装置では、前記保湿検知器10のプラグ4を図4(a)のように携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者は本体2を片手で持ち、入力電極5と出力電極6を使用者の一部に接触させる。これにより、ジャックY‐プラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)‐出力電極6(図9)‐人体の出力電極接触部位(図4(a))‐人体の入力電極接触部位(図4(a))‐入力電極5(図9)‐保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子‐ジャックY‐携帯端末機Xの閉回路が構成され、携帯端末機Xから出力される測定信号(測定電圧:ツボ検知用の信号と同様の信号)がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)されて人体に流れ、人体の保湿度により変化した信号(検出信号)となる。この検出信号は人体から入力電極5(図9)に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送され、携帯端末機Xのアプリにより処理されて、リアルタイムで、図4(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示されるようにしてある。前記アプリは基本的には、図1(a)のツボ検知に使用するアプリと同じであるが、検知信号の解析(処理)機能が保湿度解析機能であること、表示機能が保湿度表示機能であること、データ蓄積機能があること、蓄積データをグラフ、表等の各種表示形式に変換して表示させ得ることができる機能であることにおいて異なる。
(人体部位(体温)検知器の実施形態)
本発明の人体部位検知器(体温検知器)は、体温の高低により体温検知器の体温センサ(例えばサーミスタ)のインピーダンスが変化して、サーミスタに流れる電流が変化することを利用して体温を検知するものである。
体温検知器20(図6)は本体21とそれに接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。体温検知器20は図13(a)(b)に示すように抵抗RとサーミスタSが直列接続されて本体21に内蔵されており、携帯端末機Xからプラグ4のL端子又はR端子と接地端子(GND)間に供給される測定電圧が、抵抗RとサーミスタSで分圧されるようにしてある。サーミスタSは温度変化によりそのインピーダンスが変化するため、図13(a)(b)の分圧電圧V1、V2が変動する。この分圧電圧がプラグ4のMIC端子から携帯端末機Xに入力されるようにしてある。
(人体部位(体温)検知装置の実施形態)
本発明の人体部位検知装置は体温検知装置であり、携帯端末機Xを利用することにおいてツボ検知装置と同じである。異なるのは、携帯端末機Xのアプリの機能と、体温検知器である。
本発明の体温検知装置では、前記体温検知器20のプラグ4を図6(a)のように携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者は体温検知器20を使用者の検温部位に接触させて、サーミスタで体温を検知(測定)する。このとき、体温変化によりサーミスタのインピーダンスが変化して、図13(a)(b)の分圧電圧V1、V2が変動する。この分圧電圧がプラグ4のMIC端子から携帯端末機Xに入力され、携帯端末機Xのアプリにより処理されて、リアルタイムで、図6(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示されるようにしてある。前記アプリは基本的には、図1(a)のツボ検知に使用するアプリと同じであるが、検知信号の解析(処理)機能が体温処理機能であること、データ蓄積機能があること、蓄積データをグラフ、表等の各種表示形式に変換して表示させ得ることができる機能であることにおいて異なる。
前記実施形態はあくまでも一例であり、本発明の目的を達成できれば、実施形態以外の構造、形状、機能、材質等に代えることができる。
1 ツボ検知器
2 本体
3 コード
4 プラグ
5 入力電極
6 出力電極
7 本体ケース
8 保護回路
9 保護回路
10 保湿検知器
11 検出部
13 レベル表示部
14 感度調整部
20 体温検知器
21 (体温検知器の)本体
30 低周波パルス信号(電流)発生回路(出力側)
31 切替器
32 低周波パルス信号(電流)発生回路(対極側)
40 絶縁材
41 バネ
42 インク壺
43 印字体
44 輪郭(マーク)
D ディスプレイ
E 電源(電池)
R 抵抗
S サーミスタ
SW 切替スイッチ
Tr 半導体スイッチ
X 携帯端末機
Y (イヤホン)ジャック
本発明は、携帯端末機利用の人体部位検知方法と、携帯端末機に装着して使用する人体部位検知器と、携帯端末機と人体部位検知器で構成される人体部位検知装置に関し、携帯端末機を利用して、身体(人体)のツボ、皮膚の保湿量(度)、体温等を検知(測定を含む)できるのは勿論のこと、検知したツボに刺激を加えることもでき、家庭用の健康機器、美容器、低周波治療器等(これらを「家庭用健康機器」という)の補助機器(ツボ検知器、保湿計、体温計)としても利用できるものである。
東洋医学では、指圧や鍼灸で経穴(ツボ)を刺激することによって、病状の診断や病状が改善されることが知られている。ツボは人体に350程度存在するといわれている。そのため、素人がツボの位置を的確に見つけるのは難しい。
人体の中でも、ツボと呼ばれる部位は他の部位よりもインピーダンスが低いことが知られている。鍼灸術では鍼灸を人体のツボに施術するのが効果的であることが知られている。家庭用健康機器をはじめとする各種電気機器では、人体のツボに電気的或いは機械的刺激を加えるものもある。しかし、人体のツボは素人には探しにくいため、ツボへの鍼灸の施術、電位供給、刺激等を効果的に行うことが難しかった。
人間の皮膚は保湿量(度)が多いと潤いや張りが出たりし、少ないと乾燥肌になって荒れやすくなる。人間の体温は身体の調子によって変化することから、体温測定は体調確認、病状把握、健康管理等の面から非常に重要である。体温測定は体調変化に気付いたとき、或いは起床後、就寝前といった定時に規則的に行うのが望ましいとされている。
従来、人体の前記インピーダンス特性に着目したツボ検知装置が提案されている(特許文献1〜3)。体温計には各種のものがある(特許文献4、5)。
特開平08−215276号公報 実用新案登録第3005421号公報 実用新案登録第3005422号公報 特開平05―118929号公報 特開平10−118033号公報
従来のツボ検知装置は、ツボ検知以外には使用できないものが多いため広く普及しているとは言い難く、ツボ検知専用であるため高価でもある。また、設置型であることが多いため持ち運びに不便であり、外出先では使用できないという難点もある。
体温計は持ち運び可能であるが、計測するには脇の下に挟んだり、耳に当てたりしなければならないため、人前では計測しにくいといった難点があった。
本発明の解決課題は、スマートフォンやタブレット型端末機、携帯型ゲーム機といった汎用の各種携帯端末機のイヤホンジャックに接続して身体のツボを手軽に検知することができ、素人でもツボの位置を的確に検知することができ、外出先でも、人前でも、手軽に体温測定や皮膚の保湿測定ができるようにすることにある。
[人体部位(ツボ)検知方法]
本発明の人体部位検知方法(ツボ検知方法)は、スマートフォンやタブレット型端末機、携帯型ゲーム機等の携帯端末機を利用して、人体のツボ、皮膚の湿度や体温等(以下「人体部位」という:発明の詳細な説明、特許請求の範囲において同じ)を検知する人体部位検知方法であって、人体部位がツボの場合であり、人体の皮膚のインピーダンスがツボ位置で変化することに基づいてツボ位置を検知する人体部位検知方法であり、携帯端末機のイヤホンジャック(以下「ジャック」という:発明の詳細な説明、特許請求の範囲において同じ)に携帯端末機とは別体のツボ検知器のイヤホンプラグ(以下「プラグ」という:発明の詳細な説明、特許請求の範囲において同じ)を接続し、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から所定周波数帯域の測定信号を携帯端末機のアプリケーションソフト(以下「アプリ」という:発明の詳細な説明、特許請求の範囲において同じにより生成し、前記測定信号を前記ジャックに接続されているツボ検知器のプラグを通して当該ツボ検知器の出力電極に供給し、その出力電極を人体に接触させて人体に印加し、その出力電極を移動させて人体への接触部位を変えて、それぞれの接触部位のインピーダンスに基づく前記測定信号の変化をツボ検知信号としてツボ検知器の入力電極に入力し、入力された検知信号を前記プラグのMIC端子から前記ジャックを通して携帯端末機に入力し、入力された検知信号から前記測定信号の周波数帯域と同じ又は略同じ周波数帯域の信号を前記アプリにより抽出し、抽出されたツボ検知信号をリアルタイムで携帯端末機のディスプレイに表示して、ツボ検知信号の変化の大きな部位をツボとして検知する人体部位検知方法である。
前記ツボ検知方法では、検知されたツボ位置に、目視可能なマークを、ツボ検知器のマーキング機能により表示することもできる。
[ツボ検知方法及び刺激印加方法]
前記ツボ検知方法では、ツボ検知終了後に、自動的に或いは手動操作により、ツボ検知器から刺激信号を発生させ、その刺激信号を、出力電極を通して、先に検知されたツボ位置又は人体の他の部位に印加することもできる。この場合、刺激信号をツボ以外の部位に印加することもできる。前記自動切替えは、ツボが検知されたことを前記アプリにより自動的に判断し、測定信号から刺激信号に自動的に切替えて行うことができる。刺激は電気信号ではなく、機械的振動、温熱(温灸)等であってもよい。
[人体部位(保湿)検知方法]
本発明の人体部位検知方法(保湿検知方法)は、携帯端末機を利用して、人体のツボ、皮膚の湿度や体温等の人体部位を検知する人体部位検知方法であって、検知する人体部位が皮膚の保湿度又は保湿量の場合であり、人体の皮膚のインピーダンスが皮膚の保湿量により変化することに基づいて、インピーダンス変化から保湿度又は保湿量を検知する人体部位検知方法であり、携帯端末機のジャックに、携帯端末機とは別体の保湿検知器のプラグを接続し、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から所定周波数帯域の測定信号を携帯端末機のアプリにより生成し、前記測定信号を前記ジャックに接続されている保湿検知器のプラグを通して当該保湿検知器の出力電極に供給し、出力電極を人体に接触させて人体に印加し、接触部位のインピーダンスに応じて変化する前記出力信号を保湿検知信号として保湿検知器の入力電極に入力し、入力された保湿検知信号を前記プラグのMIC端子から前記ジャックを通して携帯端末機に入力し、入力した保湿検知信号から前記測定信号の周波数帯域と同じ又は略同じ周波数帯域の信号を、前記アプリにより抽出し、抽出された保湿検知信号を携帯端末機のディスプレイに表示して、皮膚の保湿度又は保湿量を検知する方法である。
前記皮膚の保湿度又は保湿量を検知する人体部位検知方法において、出力電極を移動させて人体への接触部位を変えて、夫々の接触部位(目尻、おでこ等)から得られる検知信号を携帯端末機のアプリにより演算処理、解析等(以下「処理」という:発明の詳細な説明、特許請求の範囲において同じ)して、各部位の保湿度又は保湿量を検知し、携帯端末機のディスプレイに表示することもできる。前記人体部位検知方法において、測定された保湿度又は保湿量を携帯端末機のディスプレイにリアルタイムに表示するか、又は、携帯端末機に記憶させて蓄積した保湿度度又は保湿量データを携帯端末機のディスプレイに表示することもできる。表示形式は表形式、グラフ形式といった各種形式とすることができる。
[人体部位(体温)検知方法]
本発明の人体部位検知方法(体温検知方法)は、携帯端末機を利用して、人体のツボ、皮膚の湿度や体温等の人体部位を検知する人体部位検知方法であって、検知する部位が人体の体温の場合であり、体温検知器の体温センサのインピーダンスが人体の体温により変化することに基づいて、体温センサのインピーダンス変化から体温を検知する人体部位検知方法であり、携帯端末機のジャックに携帯端末機とは別体の体温検知器のプラグを接続し、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から所定周波数帯域の測定信号を携帯端末機のアプリにより生成し、前記測定信号を前記ジャックに接続されている体温検知器のプラグを通して当該体温検知器体温センサ(例えばサーミスタ)に供給し、前記体温センサを人体に接触させて前記測定信号を印加し、接触部位のインピーダンスに基づく前記測定信号を体温検知信号として前記プラグのMIC端子から前記ジャックを通して携帯端末機に入力し、入力された体温検知信号から前記測定信号の周波数帯域と同じ又は略同じ周波数帯域の信号を、前記アプリにより抽出し、抽出された体温検知信号を携帯端末機のディスプレイに表示して、人体の体温を検知する方法である。
前記人体の体温を検知する人体部位検知方法において、測定された体温を携帯端末機のディスプレイにリアルタイムに表示するか、又は、携帯端末機に記憶させて蓄積した体温データを携帯端末機のディスプレイに表示することもできる。表示形式は表形式、グラフ形式といった各種形式とすることができる。
前記いずれの人体部位検知方法でも、人体から得られる検知信号から、人体に印加する測定信号の周波数帯域と同じ(略同じを含む:発明の詳細な説明、特許請求の範囲において同じ)周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して、不要信号(ノイズ等)を除去して検知信号とすることができる。前記信号の抽出にはFFT(フーリエ変換)を用いることができる。
[人体部位(ツボ)検知器]
本発明の人体部位検知器(ツボ検知器)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、ツボ検知器は片手で持つことができ、携帯端末機のジャックに脱着可能なプラグと、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から携帯端末機のアプリにより生成した所定周波数帯域の測定信号を人体に印加することのできる出力電極と、人体から検知信号を得て前記プラグ入力することのできる入力電極とを備え、前記プラグはL端子とR端子の双方又はいずれか一方とMIC端子とGND端子を備え、前記プラグをジャックに接続し、ツボ検知器を手で持って出力電極を人体に接触させ、人体への出力電極の接触部位を変えると、それぞれの接触部位のインピーダンスに応じて変化する測定信号がツボ検知器の入力電極に入力され、その測定信号はツボ検知信号として前記プラグのMIC端子から前記ジャックを通して携帯端末機に入力されるようにしたものである。
前記ツボ検知器は、ツボ検知器が、検知されたツボ位置にマークを表示できるマーキング機能を備えたものとすることができる。前記ツボ検知器において、ツボ検知器が、刺激信号発生回路と、切替え器を備え、切替え器はツボ検知終了後に自動的に又は手動操作により、刺激信号発生回路と測定信号経路及び検知信号経路とを切替え可能とすることもできる。
[人体部位(保湿)検知器]
本発明の人体部位検知器(保湿検知器)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、保湿検知器は片手で持つことができ、携帯端末機のジャックに脱着可能なプラグと、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から携帯端末機のアプリにより生成した所定周波数帯域の測定信号を人体に印加することのできる出力電極と、人体から検知信号を得て前記プラグ入力することのできる入力電極とを備え、前記プラグはL端子とR端子の双方又はいずれか一方とMIC端子とGND端子を備え、前記プラグをジャックに接続し、保湿検知器の出力電極と入力電極を人体に接触させると、その接触部位のインピーダンスに応じて変化する前記測定信号が検知器の入力電極に入力され、その測定信号は保湿検知信号として前記プラグのMIC端子から前記ジャックを通して携帯端末機に入力されるようにしたものである。
[人体部位(体温)検知器]
本発明の人体部位検知器(体温検知器)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、体温検知器は携帯端末機のジャックに脱着可能なプラグと、人体に接触させることができる体温センサを備え、体温センサは体温に応じてのインピーダンスが変化するものであり、前記プラグはL端子とR端子の双方又はいずれか一方とMIC端子とGND端子を備え、前記体温センサには携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から携帯端末機のアプリにより生成した所定周波数帯域の測定信号を印加することができ、前記プラグをジャックに接続し、前記体温センサを人体に接触させると、その接触部位の体温に応じて変化する前記測定信号が体温検知信号として前記プラグのMIC端子から前記ジャックを通して携帯端末機に入力されるようにしたものである。
[人体部位検知器の保護回路]
前記人体部位検知器において、人体部位検知器が出力側保護回路と入力側保護回路をも備え、前記出力側保護回路は測定信号に加わる異常信号を減衰させてその異常信号から携帯端末機を保護できるように出力経路に設けられ、前記入力側保護回路は検出信号に加わる異常信号を減衰させてその異常信号から携帯端末機を保護できるように入力経路に設けられたものとすることもできる。
[人体部位(ツボ)検知装置]
本発明の人体部位検知装置(ツボ検知装置)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、携帯端末機と、携帯端末機で機能するアプリと、ツボ検知器を備え、前記アプリは、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から所定周波数帯域の測定信号を生成して出力電極に出力する測定信号生成機能と、人体から入力電極に入力される検出信号から前記測定信号と同じ又は略同じ周波数帯域の信号を抽出する検知信号抽出機能と、抽出された検知信号を処理する処理機能と、処理後の信号を携帯端末機のディスプレイにリアルタイムに表示できる表示機能を備え、前記ツボ検知器はプラグを携帯端末機のジャックに接続し、前記出力電極と入力電極を人体の別々の部位に接触させると、前記測定信号が携帯端末機のジャック‐ツボ検知器のプラグ‐ツボ検知器の出力電極の経路で人体に印加され、人体への出力電極の接触部位を変えることにより、接触部位のインピーダンスに応じて前記測定電圧が変化し、変化した信号がツボ検知信号として入力電極に入力され、前記ツボ検知信号がツボ検知器のプラグのMIC端子から携帯端末機のジャックに入力され、前記アプリにより処理されて、リアルタイムで携帯端末機のディスプレイに表示されるようにしたものである。
前記ツボ検知装置は、ツボ検知器が刺激信号発生回路と切替え器を備え、切替え器は、ツボが検知されたことがアプリにより判断されると、前記切替え器が自動的に又は手動操作によりツボ検知側から刺激出力側に切替えられて、刺激信号発生回路から出力される刺激信号がツボ検知器から人体に印加されるようにしたものでもよい。
[人体部位(保湿)検知装置]
本発明の人体部位検知装置(保湿検知装置)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、携帯端末機と、携帯端末機で機能するアプリと、保湿検知器を備え、前記アプリは、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から所定周波数帯域の測定信号を生成して出力電極に出力する測定信号生成機能と、人体から入力電極に入力される検出信号から前記測定信号と同じ又は略同じ周波数帯域の信号を抽出する検知信号抽出機能と、抽出された保湿検知信号を処理する処理機能と、処理後の保湿検知信号を携帯端末機のディスプレイに表示できる表示機能を備え、プラグを携帯端末機のジャックに接続し、前記出力電極と入力電極を人体の別々の部位に接触させると、前記測定信号が携帯端末機ジャック‐保湿検知器のプラグ‐保湿検知器の出力電極の経路で人体に印加され、人体への出力電極の接触部位を変えることにより、接触部位のインピーダンスに応じて前記測定電圧が変化し、その変化する信号が検知信号として入力電極に入力され、入力された検知信号が保湿検知器のプラグのMIC端子から携帯端末機のジャックに入力され、前記アプリにより保湿検知信号として処理されて携帯端末機のディスプレイに表示されるようにしたものである。前記保湿検知装置において、検知された保湿度又は保湿量が携帯端末機のアプリにより携帯端末機に蓄積され、蓄積された保湿データを携帯端末機のディスプレイに表示することもできる。
[人体部位(体温)検知装置]
本発明の人体部位検知装置(体温検知装置)は、携帯端末機に接続して使用するものであり、携帯端末機と、携帯端末機で機能するアプリと、体温検知器を備え、前記アプリは、携帯端末機の音声信号発生回路から出力される音声信号から所定周波数帯域の測定信号を生成して出力電極から体温センサに出力する測定信号生成機能と、体温センサから得られる検出信号中の前記測定信号と同じ又は略同じ周波数帯域の信号を抽出する検出信号抽出機能と、抽出信号を処理する処理機能と、処理後の信号を携帯端末機のディスプレイに表示できる表示機能を備え、前記体温検知器はプラグを携帯端末機のジャックに接続し、前記体温センサを人体接触させると、前記測定信号が携帯端末機のジャック‐体温検知器のプラグ‐体温検知器の体温センサの経路で体温センサに印加され、前記測定電圧が人体の接触部位の温度に対応したインピーダンスに応じて変化し、その変化する測定信号が体温検知信号として体温センサで検知され、前記体温検知信号が体温検知器のプラグのMIC端子から携帯端末機のジャックに入力され、前記アプリにより処理されて携帯端末機のディスプレイに表示されるようにすることができる。前記体温検知装置において、検知された体温が携帯端末機のアプリにより携帯端末機に蓄積され、蓄積された体温データを携帯端末機のディスプレイに表示することもできる。
本発明の人体部位(ツボ)検知方法、人体部位(ツボ)検知器、人体部位(ツボ)検知装置は次のような効果がある。
(1)ツボ検知専用機器を必要とせず、汎用の携帯端末機を使用して手軽にツボを検知することができる。
(2)携帯端末機利用の検知であるため、外出中でもツボを検知することができる。
(3)既存の携帯端末機にアプリを入力すれば使用できるため導入コストが安価である。
(4)刺激信号発生回路を備えた場合は、ツボ検知器を使用してツボを検知できるだけでなく、検知したツボに刺激を印加することも、他の箇所に刺激信号を印加することもできるので低周波電位治療器や低周波電位美容器に代えて使用することもできる。
(5)測定信号の周波数帯域と同じ帯域の検知信号を得ることができるので、ツボ位置の検知精度が向上する。
(6)ツボ位置を携帯端末機のディスプレイに表示できるので、ツボ位置を視覚的に把握することができ、素人でも手軽に、正確にツボ位置を検知することができる。
(7)検知したツボ位置に目視可能なマークを付することができるので、ツボ位置検知終了後に、接触子がツボ位置から外れも、検知したツボ位置の把握が容易であり、ツボ位置への鍼灸処置がし易くなる。
(8)片手で保持可能なペン形にすれば使い易い。
本発明の人体部位(保湿)検知方法、人体部位(保湿)検知器、人体部位(保湿)検知装置の場合は次のような効果がある。
(1)皮膚の保湿状況を把握できるので、皮膚管理ができ、化粧品の選択、使用に役立つ。
(2)外出先でも手軽に保湿測定ができる。
本発明の人体部位(体温)検知方法、人体部位(体温)検知器、人体部位(体温)検知装置の場合は次のような効果がある。
(1)外出先でも手軽に体温測定ができる。
(2)計測した体温を携帯端末機に記憶させて蓄積し、蓄積データを表、グラフ等で表示できるので、特に、女性の体温管理に便利である。
(a)は本発明の人体部位(ツボ)検知装置の一例を示す斜視図、(b)はプラグの詳細説明図。 本発明の人体部位(ツボ)検知方法の一例を示すフロー図。 (a)はツボ検知時の電流レベルを波形で表示した場合の説明図、(b)はツボ検知時の電流レベルをメータ表示した場合の説明図。 (a)は本発明の人体部位(保湿)検知装置の一例を示す斜視図、(b)は保湿度の表示例。 本発明の人体部位(保湿)検知方法の一例を示すフロー図。 (a)は本発明の人体部位(体温)検知装置の一例を示す斜視図、(b)は体温の表示例。 本発明の人体部位(体温)検知方法の一例を示すフロー図。 本発明の体温蓄積データの表示例。 本発明の人体部位(ツボ)検知器の一例を示すブロック図。 本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、ツボ検知機能と刺激信号発生機能を備えた場合であって、手動切替式の一例を示すブロック図。 本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、ツボ検知機能と刺激信号発生機能を備えた場合であって、手動切替式の他例を示すブロック図。 本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、ツボ検知機能と刺激信号発生機能を備えた場合であって、自動切替式を示すブロック図。 (a)(b)は本発明の人体部位(体温)検知器の異なる例のブロック図。 (a)(b)は本発明の人体部位(ツボ)検知器であって、マーキング機能付き検知器の異なる例の断面図、(c)(d)は(a)(b)のマーキング機能で表示したマークの説明図。
(人体部位(ツボ)検知方法の実施形態)
本発明の人体部位検知方法(ツボ検知方法)の一例を図1〜図3を参照して説明する。このツボ検知方法は、人体の経穴(ツボ)が人体の他の部位よりもインピーダンスが低いことに着目して開発されたものであり、人体に印加されてツボを流れることにより変化する電流量(電流が多くなる)を検知(測定)することによって、ツボの位置を検知する方法である。
具体的には、図1(a)に示すように、携帯端末機Xと、携帯端末機Xで動作するアプリと、ペン型のツボ検知器1を使用する場合である。
携帯端末機Xにはスマートフォン(iPhone(登録商標)を含む:明細書及び特許請求の範囲において同じ。)、タブレット型端末機(iPad、iPad Air、iPad-mini、Nexus、Surface(いずれも登録商標)等を含む:明細書及び特許請求の範囲において同じ。)、携帯型ゲーム機(PSP、Wii U、任天堂DS(いずれも登録商標)等を含む:明細書及び特許請求の範囲において同じ。)等を使用することができる。
前記アプリはダウンロードやアプリが記憶されているメモリの外付け等により携帯端末機Xに入力される。
前記携帯端末機Xは、汎用のものであり、各種電気回路、記憶デバイス、CPU等が内蔵されている。
この実施形態は、携帯端末機Xから出力される信号(音声信号)を人体への入力信号(測定信号:例えば、20Hz〜数十kHz)として使用する方法であり、ツボ検知器1(図1(a))を使用して、図2に示すステップでツボを検知することができる。
(1)前記アプリにより、前記音声信号中の所望周波数帯域(例えば20Hz〜数十kHz)の信号をフィルタリングして、人体に印加する信号(測定信号)として生成するステップ(STEP001)。
(2)前記測定信号を、携帯端末機XのジャックYに接続されたツボ検知器1の出力電極6から人体に印加するステップ(STEP002)。
(3)人体に印加された出力信号が、人体の別の部位から前記ツボ検知器1の入力電極5に入力されるステップ(STEP003)。
(4)入力電極5に入力された入力信号をジャックYから携帯端末機Xに送り、前記アプリにより、測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して検知信号を生成するステップ(STEP004)。
(5)前記検知信号を、前記アプリにより、携帯端末機XのディスプレイDに図3(a)(b)のように表示するステップ(STEP005)。
前記STEP004において、入力信号から測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出して検知信号を生成するのは、測定信号の変化を正確に確認できるようにするためである。この生成により、人体から入力される信号に含まれる不要信号(ノイズ)が除去される。入力信号のフィルタリングには、例えばFFT解析(高速フーリエ変換)や他のフィルタリング方法を用いることができる。(以下の測定、検知において同じ)。前記ディスプレイDに表示された検知信号を目視して電流変化を確認し、電流変化の大きい部位(電流が大きくなった部位)をツボとして認識することができる。
前記ツボ検知方法では、ツボ検知後にツボ検知器1を人体から離すと、検知されたツボ位置が不明になるおそれがある。そこで、この実施形態では、検知されたツボ位置にマークを表示して、ツボ位置を目視で確認できるようにする。表示方法、表記については後述する。
(人体部位(保湿)検知方法の実施形態)
本発明の人体部位検知方法(保湿検知方法)の一例を、図4、図5を参照して説明する。この保湿検知方法は、人体の皮膚、特に顔や手などの皮膚の水分量(保湿量、保湿度)を検知する方法である。皮膚の水分量(保湿量)が多い場合は、少ない場合(乾燥状態)よりもインピーダンスが低くなることから、皮膚(人体)に電流を流すと、保湿量が多い時は電流が多くなり、保湿量が少ないときは電流が少なくなる。この電流量を検知(測定)して皮膚の保湿量の多寡(保湿度の高低)を検知する方法である。
具体的には、図4(a)に示すようにペン型の保湿検知器10のプラグ4を携帯端末機XのジャックYに接続して、図5に示すステップで保湿度を検知する方法である。
(1)前記アプリにより、携帯端末機Xから出力される音声信号中から、所望周波数帯域の信号をフィルタリングして、人体に印加する信号(測定信号)を生成するステップ(STEP001)。
(2)前記測定信号を、携帯端末機XのジャックYに接続されている保湿検知器10の出力電極6から人体に印加するステップ(STEP002)。
(3)人体に印加された測定信号が、人体の別の部位から、前記保湿検知器10の入力電極5に入力されるステップ(STEP003)。
(4)入力電極5に入力された入力信号から、前記アプリにより、測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して検知信号を生成するステップ(STEP004)。
(5)前記検知信号を、前記アプリにより処理して保湿度を演算処理、解析等(以下「処理」という)して、図4(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示するステップ(STEP005)。
前記ディスプレイDに表示された保湿度を目視して、皮膚の保水状態を認識することができる。検知された保湿度は、測定するたびに、前記アプリにより、携帯端末機Xに記憶(蓄積)しておき、その蓄積データを前記表形式、グラフ形式といった各種形式に変換して携帯端末機XのディスプレイDに表示することもできる。
(人体部位(体温)検知方法の実施形態)
本発明の人体部位検知方法(体温検知方法)の一例を図6、図7に基づいて説明する。この体温検知方法は、体温の高低により人体に流れる電流量が変化することを利用して体温を検知(測定)する方法である。
具体的には、図6(a)に示すペン型の体温検知器20のプラグ4を携帯端末機XのジャックYに接続して、図7に示すステップで体温を検知する方法である。
(1)前記アプリにより、携帯端末機Xから出力される音声信号中から所望周波数帯域の信号を測定信号として生成するステップ(STEP001)。
(2)前記測定信号を、携帯端末機XのジャックYに接続されているプラグ4からペン型の体温検知器20(体温センサ:例えば、サーミスタを内蔵)に印加する。
(3)体温検知器20を人体の検温したい部位に宛てて(接触させて)、体温により変化する体温センサの電圧変化(サーミスタは温度変化によりインピーダンスが変化するため測定信号が変動する:検知信号)を検知する。
(4)前記検知信号を、プラグ4-ジャックY‐携帯端末機Xに入力して、前記アプリにより、測定信号の周波数帯域と同じ周波数帯域の信号を抽出(フィルタリング)して検知信号を生成し、その信号を処理して、図6(b)のように携帯端末機XのディスプレイDに表示するステップ(STEP005)。
検知された体温は、測定するたびに、携帯端末機Xに記憶(蓄積)しておき、その蓄積データを前記アプリにより、表形式、グラフ形式といった各種形式に変換して携帯端末機XのディスプレイDに図8のように表示することもできる。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態1)
本発明の人体部位検知器(ツボ検知器)1の一例を、図面を参照して説明する。このツボ検知器1は図1(a)のように、携帯端末機XのジャックYに接続して使用するものである。携帯端末機Xには、スマートフォンやタブレット型端末機、携帯型ゲーム機のように、イヤホンジャックYが標準装備されたものが含まれ、後述するアプリが動作するものを意味する。アプリの入力は、ダウンロードやアプリが記憶されているメモリの外付け等により行われる。
一例として図1(a)に示すツボ検知器1は、ペン型の本体2とその本体2に接続されたコード3と当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。プラグ4は前記ジャックYに着脱可能である。図1(a)のプラグ4は汎用のイヤホンプラグと同じものであり、図1(b)のように、L端子、R端子、MIC端子、GND端子を備えている。
前記本体2は、携帯端末機Xから出力される測定信号を人体に出力(印加)する出力電極6と、人体に流れた信号が入力する入力電極5を備えている。出力電極6と入力電極5は絶縁材製の本体ケース7に設けられ、出力電極6と入力電極5の夫々に保護回路8、9(図9)が接続されている。
ツボ検知器1は図1(a)のように使用者が本体2の入力電極5を片手で持ち、出力電極6(出力電極6と入力電極5は極を逆転させて使用しても良い)を使用者の一部に接触させると、携帯端末機Xから出力される測定信号(電流)がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)され、人体に流れた測定信号(電流)が人体から入力電極5に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送されるようにしてある。保護回路8、9は入力電極5及び出力電極6に異常信号が印加されても、その異常信号を減衰させ携帯端末機Xを保護するためのものである。
[マーキング機能]
本発明では、前記ツボ検知装置でツボを検知した後に、検知したツボ位置に目印(マーク)を表示すると便利である。本発明ではツボ検知器1にマーキング機能を付加することもできる。その一例を図14に示す。図14(a)(b)において7は本体ケース、40は絶縁材、41はバネ、42はインク壺、43は印字体、44は入力電極5(又は出力電極6)である。図14(a)では本体ケース7、絶縁材40、インク壺42、印字体43は円筒状であり、絶縁材40の内側にバネがあり、バネ41の下に入力電極5(又は出力電極6)が配置されておいる。図14(a)のツボ検知器1では、入力電極5(又は出力電極6)を人体に接触させた状態で、本体ケース7を人体側に強く押すと、印字体43が降下して人体に押し付けられて図14(c)のように印字体43のリング状の輪郭が人体に表示されるようにしてある。この場合、印字体43はインク壺42内のインクを含んでおり、そのインクの色(例えば、赤色、ピンク色等の任意の色)で人体に輪郭(マーク)44が表示されるようにしてある。図14(b)のツボ検知器1では、入力電極5(又は出力電極6)を人体に接触させた状態で、本体ケース7を人体側に強く押すと、印字体43が降下して人体に押し付けられて図14(d)のように印字体43の丸棒状の押し跡が人体に表示されるようにしてある。この場合も、印字体43はインク壺42内のインクを含んでおり、そのインクの色(例えば、赤色、ピンク色等の任意の色)で人体に輪郭が表示(マーク)される。図14(a)(b)のいずれの場合も、本体ケース7の押しを開放すると、印字体43が自動的に本体ケース7内に入る(復帰する)。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態2:ツボ検知及び刺激信号切替え(手動切替え1))
本発明のツボ検知器1は前記ツボ検知機能の他に、人体に刺激を与える刺激信号を発生する刺激信号発生回路(刺激信号発生機能)を設けたものであってもよい。刺激信号発生回路には低周波パルス信号(電流)発生回路30(図10)を使用することができる。低周波パルス信号(電流)発生回路30はツボ検知器1の本体ケース7(図1(a))内に収納する。この場合、ツボ検知器1の本体ケース7に切替え器31(図10)を設けて、その切替え器31をツボ側と刺激側に切替可能としてある。
[ツボ検知]
切替え器31をツボ側(図10の上側)に設定すると、ジャックY(図1(a))‐ツボ検知器1(図1(a))のプラグ4のL端子(R端子でも可)‐切替え器31‐保護回路8‐出力電極6から人体に測定信号が出力され、人体を通過した測定信号が入力電極5から‐保護回路9‐ジャックYのMIC端子に帰還してツボ位置を検知することができる。
[刺激信号切え替]
切替え器31を刺激側(図10の下側)に切替えると、切替え器31‐電源(電池)Eによる低周波パルス電流発生回路(出力)30の駆動、刺激信号の発生‐出力電極6、の刺激信号出力経路が形成されて、人体に刺激信号が印加される(流れる)。この場合、先に検知されたツボに刺激電流を流すことによりツボに確実に刺激を与えることができる。切替えスイッチSW(図10)の切替え操作は手動で行うことができる。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態3:ツボ検知及び刺激信号切替え(手動切替え2))
ツボ検知及び刺激信号の切替えは図11の構成で行うこともできる。
[ツボ検知]
図11の構成でツボを検知するには、切替え器31を出力側(図11の上側)に設定する。この場合、ジャックY(図1(a))‐ツボ検知器1(図1(a))のプラグ4のL端子(R端子でも可)‐切替え器31‐保護回路8‐出力電極6から人体に測定信号が出力され、人体を通過した測定信号が入力電極5から‐保護回路9‐ジャックYのMIC端子に帰還してツボ位置を検知することができる。
[刺激信号切替え]
切替え器31を刺激側(図11の下側)に切替えると、切替え器31‐電源(電池)Eによる低周波パルス電流発生回路(出力)30の駆動‐刺激信号の発生‐出力電極6‐人体‐入力電極5‐低周波パルス発生回路(対極)32の刺激信号出力経路が形成されて、人体に刺激信号が印加される(流れる)。この場合も、先に検知されたツボに刺激電流を流すことによりツボに確実に刺激を与えることができる。切替えスイッチSW(図11)の切替え操作は手動で行うことができる。
(人体部位(ツボ)検知器の実施形態4:ツボ検知及び刺激信号切替え(自動切替え))
ツボ検知及び刺激信号の切替えは図12の構成で行うこともできる。図12はツボ検知の終了が自動的に検知されて、自動的に、刺激発生に切替わるようにしたものである。
[ツボ検知]
図12の構成でツボを検知するには、切替え器31を出力側(図12の上側)に設定する。この場合、ジャックY(図1(a))‐ツボ検知器1(図1(a))のプラグ4のL端子(R端子でも可)‐切替え器31‐保護回路8‐出力電極6から人体に測定信号が出力され、人体を通過した測定信号が入力電極5から‐保護回路9‐ジャックYのMIC端子に帰還してツボ位置を検知することができる。
[刺激信号切替え]
図12は切替え器31に半導体スイッチTrを使用して、ツボ検知が終了する(検出信号のレベルが最大になる:ツボ検知)と、測定信号に使用していない端子(図12の場合R端子)からの信号で前記半導体スイッチTrを自動的に作動させ、切替え器31が自動的に刺激側(図12の下側)に切替わるようにしてある。この測定信号に使用していない端子(図12の場合R端子)の信号の生成は携帯端末機Xにダウンロード又はインストールされたアプリが行う。
図12の切替え器31が自動的に刺激側(図12の下側)に切替わると、切替え器31‐電源(電池)による低周波パルス電流発生回路(出力)32の駆動、刺激信号の発生‐出力電極6、の刺激信号出力経路が形成されて、人体に刺激信号が印加される(流れる)。この場合も、先に検知されたツボに刺激電流を流すことによりツボに確実に刺激を与えることができる。
前記説明は、刺激信号が低周波パルス電流発生回路40から発生する低周波パルス信号(断続信号)の場合である。この場合は、携帯端末機Xから出力可能な音声出力を、昇圧回路(図示しない)で昇圧してパルス信号として用いることもできる。刺激信号は他の電気的な刺激(連続信号)であってもよい。刺激は機械的振動、温灸等であってもよい。機械的振動の場合は電気信号発生回路に代えて振動発生機構(例えば、バイブレータ)を駆動させることにより発生させることができ、温灸の場合は電気信号発生回路に代えて発熱回路を作動させて温灸に代わる熱を発生させることができる。
(人体部位(ツボ)検知装置の実施形態)
本発明の人体部位検知装置(ツボ検知装置)は、携帯端末機Xと、ツボ検知器1と、アプリを備える。携帯端末機Xは汎用のスマートフォン、タブレット型端末機、携帯型ゲーム機であり、音声信号発生回路をはじめとする標準機能(回路)が装備されており、ジャックYが標準装備されている。
ツボ検知器1は前記実施形態のツボ検知装置である。図1(a)のツボ検知器1はペン型の本体2と、本体ケース7に出力電極6と入力電極5を備え、本体2に接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。出力電極6と入力電極5の夫々には保護回路8、9(図9)が接続されている。
本発明のツボ検知装置では、前記プラグ4を図1(a)のように携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者は本体2の入力電極5を片手で持ち、出力電極6(出力電極6と入力電極5は極を逆転させて使用しても良い)を使用者の一部に接触させる。これにより、ジャックY‐プラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)‐出力電極6(図9)‐人体の出力電極接触部位(図1)‐人体の入力電極接触部位(図1)‐入力電極6(図9)‐保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子‐ジャックY‐携帯端末機Xの閉回路が構成され、携帯端末機Xから出力される測定信号がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)されて人体に流れた電流が変化した信号(検出信号)となる。この検出信号は人体から入力電極5(図9)に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送され、携帯端末機Xのアプリにより処理されて、リアルタイムで、図3(a)(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示されるようにしてある。
[ツボ検知用プログラム:アプリケーションソフト]
ツボ検知用のアプリは、携帯端末機X上で動作するプログラムであり、少なくとも、携帯端末機Xの音声信号発生回路から発生可能な音声信号中の、所定周波数帯域の信号を生成して測定信号とする機能(測定信号生成機能)と、人体から前記ツボ検知器1の入力電極5に入力される入力信号から、前記測定信号と同じ周波数帯域の信号を抽出して検知信号を生成する機能(検知信号生成機能:ノイズ除去機能)と、検知信号を処理する処理機能と、処理された検知信号を波形やレベル(図3(a)(b))として携帯端末機XのディスプレイD(図1)に表示する表示機能を備える。このアプリは、携帯端末機Xに前記したダウンロード、アプリ記憶媒体の外付け等々の方法で入力することができる。
前記測定信号の周波数は20Hz〜数十kHz程度が適し、携帯端末機Xから発生可能な音声信号から、当該周波数の信号を、例えば、FFT解析(高速フーリエ変換)して生成することができる。
前記検知信号生成機能は、人体から入力電極5に入力された入力信号から、前記測定信号と同じ又は略同じ周波数帯域の信号、できれば測定信号と同一周波数の信号を抽出するものである。この周波数成分の抽出にも、例えば、高速フーリエ変換を用いることができる。測定信号の周波数と同一或いはその付近の周波数帯域の信号を抽出することによって、入力信号に含まれるノイズ等の影響を受けずに検知信号を正確に検知することができる。
前記表示機能は検知信号を携帯端末機XのディスプレイDに、図3(a)(b)に示すように表示させるものである。この場合、図3(a)(b)のように、ディスプレイDにレベル表示部13を設けてそのレベル表示部13に前記検知信号を音声信号レベルの強弱として表示できるようにすることもできる。前記表示機能はディスプレイDに検知信号を波形表示させるだけでなく、図3(a)に示すように感度調整部14をも表示して、その感度調整部14への表示を視認しながら、携帯端末機Xで感度調整(強度調整)できる機能を備えたものとすることもできる。図3(a)に示したレベル表示部13には有効ツボレベル(有効領域)があり、信号波形が当該有効レベルに表示された場合に、ツボが検知されたことを確認できるようにしてある。表示は図4(b)、図6(b)のようにデジタル表示することも、図8(b)のようにグラフ表示することもできる。本発明では表示項目、表示内容に応じて他の表示形式にすることもできる。
前記表示機能は検知信号を携帯端末機XのディスプレイDに、図3(b)に示すようにメータ式で表示させることもできる。この場合も、有効ツボレベル(有効領域)を設けて、指針が当該有効レベルを指示した場合に、ツボが検知されたことを確認できるようにしてある。
(人体部位(保湿)検知器の実施形態)
本発明の人体部位検知器(保湿検知器)は図4に示すようにペン型であり、この構成はツボ検知器1(図1(a))と同じである。
図4の保湿検知器10はペン型の本体7と、本体ケースに出力電極6と入力電極5を備え、本体2に接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。出力電極6と入力電極5の夫々には保護回路8、9(図9)が接続されている。
保湿検知器10は図4(a)のように、プラグ4を携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者が本体7を片手で持ち、入力電極5と出力電極6の設置された検出部11を使用者の一部に接触させると、ジャックY‐プラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)‐出力電極6(図9)‐人体の出力電極接触部位(図4)‐人体の入力電極接触部位(図4)‐入力電極5(図9)‐プラグ4のR端子又はL端子‐ジャックY‐携帯端末機Xの閉回路が構成され、携帯端末機Xから出力される測定信号(測定電圧:ツボ検知用の信号と同様の信号)がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)されて人体に流れ、人体の保湿度により変化した信号(検出信号)となる。この検出信号は人体から入力電極5(図9)に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送されるようにしてある。この保護回路8、9(図9)も入力電極5及び出力電極6に異常信号が印加されても、その異常信号を減衰させ携帯端末機Xを保護するためのものである。
(人体部位(保湿)検知装置の実施形態)
本発明の人体部位検知装置(保湿検知装置)は、携帯端末機Xを利用すること、ペン型の保湿検知器10(図4(a))を使用することにおいてツボ検知装置と同じである。異なるのは、携帯端末機Xのアプリの機能である。
図4(a)の保湿検知器10は図1(a)のツボ検知器1と同じ構成であり、ペン型の本体2と、本体ケース7に出力電極6と入力電極5を備え、本体2に接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。出力電極6と入力電極5の夫々には保護回路8、9(図9)が接続されている。
本発明の保湿検知装置では、前記保湿検知器10のプラグ4を図4(a)のように携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者は本体2を片手で持ち、入力電極5と出力電極6を使用者の一部に接触させる。これにより、ジャックY‐プラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)‐出力電極6(図9)‐人体の出力電極接触部位(図4(a))‐人体の入力電極接触部位(図4(a))‐入力電極5(図9)‐保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子‐ジャックY‐携帯端末機Xの閉回路が構成され、携帯端末機Xから出力される測定信号(測定電圧:ツボ検知用の信号と同様の信号)がプラグ4のL端子又はR端子‐保護回路8(図9)を通して出力電極6から人体に出力(印加)されて人体に流れ、人体の保湿度により変化した信号(検出信号)となる。この検出信号は人体から入力電極5(図9)に入力し、保護回路9(図9)‐プラグ4のMIC端子を通して携帯端末機Xに伝送され、携帯端末機Xのアプリにより処理されて、リアルタイムで、図4(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示されるようにしてある。前記アプリは基本的には、図1(a)のツボ検知に使用するアプリと同じであるが、検知信号の解析(処理)機能が保湿度解析機能であること、表示機能が保湿度表示機能であること、データ蓄積機能があること、蓄積データをグラフ、表等の各種表示形式に変換して表示させ得ることができる機能であることにおいて異なる。
(人体部位(体温)検知器の実施形態)
本発明の人体部位検知器(体温検知器)は、体温の高低により体温検知器の体温センサ(例えばサーミスタ)のインピーダンスが変化して、サーミスタに流れる電流が変化することを利用して体温を検知するものである。
体温検知器20(図6)は本体21とそれに接続されたコード3と、当該コード3の先端に設けられたプラグ4を備えている。体温検知器20は図13(a)(b)に示すように抵抗RとサーミスタSが直列接続されて本体21に内蔵されており、携帯端末機Xからプラグ4のL端子又はR端子と接地端子(GND)間に供給される測定電圧が、抵抗RとサーミスタSで分圧されるようにしてある。サーミスタSは温度変化によりそのインピーダンスが変化するため、図13(a)(b)の分圧電圧V、Vが変動する。この分圧電圧がプラグ4のMIC端子から携帯端末機Xに入力されるようにしてある。
(人体部位(体温)検知装置の実施形態)
本発明の人体部位検知装置は体温検知装置であり、携帯端末機Xを利用することにおいてツボ検知装置と同じである。異なるのは、携帯端末機Xのアプリの機能と、体温検知器である。
本発明の体温検知装置では、前記体温検知器20のプラグ4を図6(a)のように携帯端末機XのジャックYに接続して使用する。使用者は体温検知器20を使用者の検温部位に接触させて、サーミスタで体温を検知(測定)する。このとき、体温変化によりサーミスタのインピーダンスが変化して、図13(a)(b)の分圧電圧V、Vが変動する。この分圧電圧がプラグ4のMIC端子から携帯端末機Xに入力され、携帯端末機Xのアプリにより処理されて、リアルタイムで、図6(b)のように、携帯端末機XのディスプレイDに表示されるようにしてある。前記アプリは基本的には、図1(a)のツボ検知に使用するアプリと同じであるが、検知信号の解析(処理)機能が体温処理機能であること、データ蓄積機能があること、蓄積データをグラフ、表等の各種表示形式に変換して表示させ得ることができる機能であることにおいて異なる。
前記実施形態はあくまでも一例であり、本発明の目的を達成できれば、実施形態以外の構造、形状、機能、材質等に代えることができる。
1 ツボ検知器
2 本体
3 コード
4 プラグ
5 入力電極
6 出力電極
7 本体ケース
8 保護回路
9 保護回路
10 保湿検知器
11 検出部
13 レベル表示部
14 感度調整部
20 体温検知器
21 (体温検知器の)本体
30 低周波パルス信号(電流)発生回路(出力側)
31 切替え器
32 低周波パルス信号(電流)発生回路(対極側)
40 絶縁材
41 バネ
42 インク壺
43 印字体
44 輪郭(マーク)
D ディスプレイ
E 電源(電池)
R 抵抗
S サーミスタ
SW 切替えスイッチ
Tr 半導体スイッチ
X 携帯端末機
Y (イヤホン)ジャック

Claims (20)

  1. 携帯端末機を利用して、人体のツボ、皮膚の湿度や体温等の人体部位を検知する人体部位検知方法であって、人体部位がツボ位置の場合であり、
    携帯端末機のアプリケーションソフト(以下「アプリ」という)により、携帯端末機から発生可能な信号(電流又は電圧)から測定信号を生成し、
    前記測定信号を前記携帯端末機のイヤホンジャック(以下「ジャック」という)に接続されているイヤホンプラグ(以下「プラグ」という)を通して、当該プラグに接続されているツボ検知器の出力電極に供給し、
    前記出力電極を人体に接触させて出力電極から人体に前記測定信号を印加し、
    前記ツボ検知器の入力電極を人体に接触させて、人体に流れた測定信号(電流)の変化(人体の皮膚抵抗値:インピーダンスに基づく信号変化)を検知信号として受信し、
    前記出力電極を移動させて人体への接触部位を変えて人体から得られる検知信号の変化を検知し、
    前記検知信号を前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信し、
    前記検知信号を前記アプリにより携帯端末機で処理して検知信号の変化の大きな部位をツボとして検知する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  2. 請求項1記載の人体部位検知方法において、
    検知されたツボ位置をリアルタイムで携帯端末機のディスプレイに表示する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の人体部位検知方法において、
    検知されたツボ位置に、目視可能なマークを表示する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の人体部位検知方法において、
    ツボ検知終了後に、自動的に或いは手動操作により、携帯端末機から発生する測定信号を、ツボ検知器に内蔵されている刺激信号発生回路から発生する刺激信号に切替えて、その刺激信号をツボ検知器で検知されたツボ位置に印加して、ツボ又は人体の他の箇所を刺激する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  5. 携帯端末機を利用して、人体のツボ、皮膚の湿度や体温等の人体部位を検知する人体部位検知方法であって、人体部位が皮膚の保湿量(保湿度)の場合であり、
    携帯端末機のアプリにより、携帯端末機から発生可能な信号(電流又は電圧)から測定信号を生成し、
    前記測定信号を前記携帯端末機のジャックに接続されているプラグを通して、当該プラグに接続されている保湿検知器の出力電極に供給し、
    前記出力電極を人体に接触させて出力電極から人体に前記測定信号を印加し、
    前記保湿検知器の入力電極を人体に接触させて、人体に流れた測定信号(電流)の変化(人体の皮膚抵抗値:インピーダンスに基づく信号変化)を検知信号として受信し、
    前記検知信号を、前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信し、
    前記検知信号を前記アプリにより携帯端末機で処理して皮膚の保湿度を測定(検出)し、
    前記保湿度を前記携帯端末機のディスプレイに表示する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  6. 請求項5記載の人体部位検知方法において、
    出力電極を移動させて人体への接触部位を変えて、夫々の接触部位から得られる検知信号を前記アプリにより携帯端末機で処理して、各部位の保湿度を測定する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  7. 請求項6記載の人体部位検知方法において、
    アプリにより、測定保湿度を携帯端末機に記憶させて、蓄積された保湿度データを携帯端末機のディスプレイに表示する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  8. 携帯端末機を利用して、人体のツボ、皮膚の湿度や体温等の人体部位を検知する人体部位検知方法であって、人体部位が体温の場合であり、
    携帯端末機のアプリにより、携帯端末機から発生可能な信号(電流又は電圧)から測定信号を生成し、
    前記測定信号を前記携帯端末機のジャックに接続されたプラグを通して体温センサに供給し、
    前記体温センサを人体の検温箇所に接触させて、体温変化により変化する体温センサのインピーダンス変化に伴う前記測定信号(電圧)の変化を検知し、
    検知信号を前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信し、
    前記検知信号を前記アプリにより処理して体温を検出し、
    検知された体温を前記携帯端末機のディスプレイに表示する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  9. 請求項8記載の人体部位検知方法において、
    アプリにより、測定体温を携帯端末機に記憶させて、蓄積された体温データを携帯端末機のディスプレイに表示する、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の人体部位検知方法において、
    人体から得られる検知信号から、人体に印加する測定信号の周波数帯域と同じ(略同じを含む)周波数帯域の信号を抽出して、不要信号を除去して検知信号とする、
    ことを特徴とする人体部位検知方法。
  11. 携帯端末機に接続して使用する人体部位検知器において、
    人体部位検知器がツボ検知器であり、
    ツボ検知器は、携帯端末機のジャックに脱着可能なプラグと、携帯端末機から出力される測定信号を人体に印加することのできる出力電極と、人体から検知信号を得て前記プラグからジャックを通して携帯端末機に入力することのできる入力電極とを備え、
    前記プラグをジャックに接続して出力電極と入力電極を人体の異なる部位に接触させると、前記ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成されるようにした、
    ことを特徴とする人体部位検知器。
  12. 請求項11記載の人体部位検知器において、
    ツボ検知器がペン形であり、ペン形ケースに出力電極と入力電極を備え、そのいずれか一方の電極を片手で持ち、他方を人体の他の部位に接触させることができる、
    ことを特徴とする人体部位検知器。
  13. 請求項11又は請求項12記載の人体部位検知器において、
    検知されたツボ位置にマークを表示できるマーキング機能を備えた、
    ことを特徴とする人体部位検知器。
  14. 携帯端末機に接続して使用する人体部位検知器において、
    人体部位検知器が保湿検知器であり、
    携帯端末機のジャックに電気的に脱着可能なプラグと、前記携帯端末機から出力される測定信号を人体に印加することのできる出力電極と、人体から検知信号を得て前記プラグからジャックを通して携帯端末機に入力することのできる入力電極とを備え、
    前記プラグをジャックに接続して出力電極と入力電極を人体の異なる部位に接触させると、前記ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成される、
    ことを特徴とする人体部位検知器。
  15. 携帯端末機に接続して使用する人体部位検知器において、
    人体部位検知器が体温検知器であり、
    携帯端末機のジャックに電気的に着脱可能なプラグと、前記携帯端末機から出力される測定信号を印加する体温センサを備え、
    前記体温センサを人体に接触させると体温センサのインピーダンスが体温変化に伴って変化して測定電圧が変化し、
    前記電圧変化を検知信号として取り出して、前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信できる、
    ことを特徴とする人体部位検知器。
  16. 携帯端末機に接続して使用する人体部位検知装置であり、
    人体部位検知装置がツボ検知装置であり、
    携帯端末機と、携帯端末機で機能するアプリと、ツボ検知器を備え、
    前記アプリは、携帯端末機から出力可能な信号中の所望周波数帯域の信号を抽出して測定信号を生成して出力電極に出力する測定信号生成機能と、人体から入力電極に入力される信号中の前記測定信号と同じ(略同じを含む)周波数帯域の信号を抽出して検知信号を生成する検知信号生成機能と、検知信号を処理する処理機能と、処理後に携帯端末機のディスプレイに表示できる表示機能を備え、
    前記ツボ検知器はプラグを携帯端末機のジャックに接続し、前記出力電極と入力電極を人体の別々の部位に接触させると、携帯端末機‐ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成されて、携帯端末機から出力された測定信号が出力電極を通して人体に印加することができ、その測定信号が人体を流れることにより変化した検知信号が入力電極に入力することができ、
    前記入力された検知信号を前記アプリにより処理してリアルタイムで携帯端末機のディスプレイに表示できるようにした、
    ことを特徴とする人体部位検知装置。
  17. 請求項16記載の人体部位検知装置において、
    ツボ検知器が刺激信号発生回路と切替器を備え、
    切替器はツボが検知されたことをアプリにより自動的に判断して、前記切替器をツボ検知側から刺激出力側に自動的に切替えて、刺激信号発生回路から出力される刺激信号をツボ検知器から人体に印加できる、
    ことを特徴とする人体部位検知装置。
  18. 請求項16記載の人体部位検知装置において、
    ツボ検知器が刺激信号発生回路と切替器を備え、
    切替器はツボ検知後にツボ検知側から刺激出力側に手動切替えると、刺激信号発生回路から出力される刺激信号をツボ検知器から人体に印加できる、
    ことを特徴とする人体部位検知装置。
  19. 携帯端末機に接続して使用する人体部位検知装置であり、
    人体部位検知装置が保湿検知装置であり、
    携帯端末機と、携帯端末機で機能するアプリと、保湿検知器を備え、
    保湿検知器のプラグを携帯端末機のジャックに接続し、出力電極と入力電極を人体の別々の部位に接触させると、携帯端末機‐ジャック‐プラグ‐出力電極‐人体の出力電極接触部位‐人体の入力電極接触部位‐入力電極‐プラグ‐ジャック‐携帯端末機の閉回路が構成されて、携帯端末機から出力された測定信号が出力電極を通して人体に印加され、
    前記測定信号が人体を流れることにより変化した検知信号が入力電極に入力され、
    前記検知信号が前記アプリにより処理されて保湿度が検出され、
    検出された保湿度が携帯端末機のディスプレイに表示される、
    ことを特徴とする人体部位検知装置。
  20. 携帯端末機に接続して使用する人体部位検知装置であり、
    人体部位検知装置が体温検知装置であり、
    携帯端末機と、携帯端末機で機能するアプリと、体温検知器を備え、
    体温検知器はプラグを携帯端末機のジャックに接続し、体温検知器の体温センサを人体の検温部位に接触させると体温センサのインピーダンスが体温変化に伴って変化して測定電圧が変化し、その変化電圧を検知信号として取り出して、前記プラグからジャックを通して前記携帯端末機に送信でき、
    前記検知信号を前記アプリにより処理して体温を検出し、
    検出された体温を前記携帯端末機のディスプレイに表示できる、
    ことを特徴とする人体部位検知装置。
JP2014040273A 2014-03-03 2014-03-03 人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置 Expired - Fee Related JP5612788B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014040273A JP5612788B1 (ja) 2014-03-03 2014-03-03 人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014040273A JP5612788B1 (ja) 2014-03-03 2014-03-03 人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5612788B1 JP5612788B1 (ja) 2014-10-22
JP2015164489A true JP2015164489A (ja) 2015-09-17

Family

ID=52574652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014040273A Expired - Fee Related JP5612788B1 (ja) 2014-03-03 2014-03-03 人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5612788B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017215281A (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 ディメンションズ株式会社 濃度計測装置
CN111511317A (zh) * 2017-12-22 2020-08-07 皇家飞利浦有限公司 家用的用于个性化皮肤处理的设备和系统

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107898462B (zh) * 2017-11-06 2023-11-17 上海道生医疗科技有限公司 手持式穴位阻抗检测仪
CN108744258B (zh) * 2018-05-04 2024-03-08 陈彦彪 一种蜂刺疗法用微针设备及其制备方法
CN110584991A (zh) * 2019-09-05 2019-12-20 天津乐善集生物科技有限公司 一种中医针灸行针测定仪
CN111529927B (zh) * 2020-04-09 2023-05-02 山东丝琳医药科技有限公司 医用中频电极笔
CN111728855A (zh) * 2020-04-25 2020-10-02 周志民 医学压力矩阵获取人体位态和穴位和睡姿评判的方法
CN111437184A (zh) * 2020-05-12 2020-07-24 冯筠荪 经络穴位特性可视化检测装置及其使用方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5832775A (ja) * 1981-08-20 1983-02-25 高田 凱夫 1/f変動を含む音楽等を電気刺激に変換する除痛器
JPS6083644U (ja) * 1983-11-16 1985-06-10 ワコー・コーポレーシヨン・オーバーシーズ・リミテツド つぼ刺激器
JPS6238163A (ja) * 1985-08-12 1987-02-19 オムロン株式会社 皮膚インピ−ダンス測定プロ−ブ
JPS62102770A (ja) * 1985-10-30 1987-05-13 株式会社 福山不動 イヤホンジヤツクを利用する低周波治療具
JP2767744B2 (ja) * 1995-12-22 1998-06-18 日本電気システム建設株式会社 生体リスク管理用アダプター
JP2003069666A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Yamaha Corp 携帯電話装置
US7613510B2 (en) * 2002-12-12 2009-11-03 Razvan Rentea Biofeedback device displaying results on a cellular phone display
JP4119863B2 (ja) * 2004-03-31 2008-07-16 ソフトバンクモバイル株式会社 情報通信端末
JP2009074848A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Citizen Holdings Co Ltd 体温測定装置
JP2012141204A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Terumo Corp 携帯通信装置及び制御方法、並びに音声出力システム
JP6221043B2 (ja) * 2012-07-06 2017-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 肌特性測定器および携帯端末
JP5580383B2 (ja) * 2012-10-05 2014-08-27 株式会社 資生堂 美容機器及び通電方法及び記録媒体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017215281A (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 ディメンションズ株式会社 濃度計測装置
CN111511317A (zh) * 2017-12-22 2020-08-07 皇家飞利浦有限公司 家用的用于个性化皮肤处理的设备和系统
JP2021506517A (ja) * 2017-12-22 2021-02-22 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 家庭用個別化皮膚治療装置及びシステム
CN111511317B (zh) * 2017-12-22 2022-07-22 皇家飞利浦有限公司 家用的用于个性化皮肤处理的设备和系统
US11712367B2 (en) 2017-12-22 2023-08-01 Koninklijke Philips N.V. Device and system for personalized skin treatment for home use

Also Published As

Publication number Publication date
JP5612788B1 (ja) 2014-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5612788B1 (ja) 人体部位検知方法とそれに使用する人体部位検知器及び人体部位検知装置
ES2212783T3 (es) Estructura de electrodos.
WO2013126530A3 (en) Obtaining physiological measurements using a portable device
RU2017125782A (ru) Носимый кардиовертер-дефибриллятор (нкд) и способ для повышения удобства и более продолжительного ношения
JP2019500180A5 (ja)
US20070142738A1 (en) Dynamic heart rate monitor
US20170224273A1 (en) Stress management using biofeedback
KR20160035853A (ko) 체임피던스 측정 장치 및 이를 포함하는 체성분 분석 시스템
JP2010172543A (ja) 経皮水分蒸散量を推定する方法及び皮膚バリア機能評価装置
KR20160065330A (ko) 체형 및 체성분 측정 관리 시스템 및 그 동작 방법
KR101324560B1 (ko) 다채널 임피던스 측정방법 및 측정기
JP2015002779A (ja) 生体測定装置及び生体測定方法
CN105816162A (zh) 一种监测心率和血压的智能手表
KR101030507B1 (ko) 인체의 임피던스 측정을 통한 저주파 출력 제어장치
JP6614705B2 (ja) 脂肪厚推定装置、脂肪厚推定システム、脂肪厚推定方法およびプログラム
TWM495827U (zh) 健康檢測裝置及使用該健康檢測裝置的健康檢測系統
US20220387746A1 (en) Method and apparatus for assessing an effect of a relaxation stimulus exposed to a human
CN209789853U (zh) 一种手握式感应球
CN205107662U (zh) 全身功能状态检查电图仪脚触点装置
KR101637867B1 (ko) 맥파, 피부저항 및 호흡 측정 장치
JP3183845U (ja) 皮膚バリア機能評価装置
KR20200020837A (ko) 심전도 신호 처리 장치, 개인 인증 장치 및 심전도 신호 처리 방법
JP2013192893A (ja) 体内水分計
CN205913347U (zh) 一种移动终端
TWM517596U (zh) 經絡檢測裝置及經絡檢測系統

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5612788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees