JP2015164450A - 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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慎司 相澤
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静人 福田
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Abstract

【課題】操作装置により操作しやすくすることができる情報処理装置、情報処理システム、制御方法、制御プログラム及び記録媒体を提供すること。
【解決手段】情報処理装置は、入力操作に応じた操作情報を操作装置から取得する操作取得部381と、当該入力操作である変換前操作に応じて取得された操作情報を、変換前操作とは異なる変換後操作に応じた操作情報に変換する操作変換部389と、変換後操作に応じた操作情報に基づいて所定の処理を実行する実行部(アプリケーション実行部38B)と、少なくとも変換後操作を示す画面を表示させる表示制御部386と、を備える。
【選択図】図18

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関する。
従来、ゲーム装置と、当該ゲーム装置を操作するコントローラーと、画像を表示する表示装置とを備えたゲームシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のゲームシステムでは、コントローラーには、上下左右に入力可能な方向キーや、複数のボタンが配設されており、これらキー及びボタンの入力に応じた操作信号を出力する。また、ゲーム装置は、いわゆる据置き型のゲーム装置であり、コントローラーから上記操作信号が受信されると、受信された操作信号に応じてゲームを進行させる。また、ゲーム装置は、ゲームの進行状況を示すゲーム画面を表示装置に送信して、当該ゲーム画面を表示させる。
また、コントローラーと表示装置とが一体化され、筐体内に設けられた処理装置が、当該コントローラーから入力される操作信号に応じてゲームを進行させる携帯端末が知られている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、上記ゲーム装置及び携帯端末等の情報処理装置にて実行されるゲームには、予めキーアサインが設定されている。このキーアサインとは、キーやボタンごとに機能を割り当てることであり、例えば、あるボタンの入力に応じてコントローラーが操作信号を出力すると、ゲーム装置は、当該操作信号に基づいて入力されたボタンを特定し、これにより、当該ボタンが入力されたと認識する。
米国特許出願公開第2009/0131171号明細書 米国特許出願公開第2012/0188694号明細書
しかしながら、キーアサインは、ユーザー(すなわち、ゲームのプレイヤー)の好みに必ずしも合致しない場合が多い。このような場合には、ユーザーは、ゲームに設定されたキーアサインに対応して操作する必要がある。
また、上記コントローラーや携帯端末の使用状況によっては、これらコントローラー及び携帯端末を片手でしか操作できない事態も生じうる。このような事態は、一般的なゲームでは想定されていないことが多く、複数種類のキーアサインから選択可能に構成されたゲームであっても、当該ゲームを進行させる操作を行えない場合がある。
このため、操作装置による情報処理装置の操作を実施しやすくする構成が要望されてきた。
本発明は、操作装置により操作しやすくすることができる情報処理装置、情報処理システム、制御方法、制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的の1つとする。
本発明の第1態様に係る情報処理装置は、入力操作に応じた操作情報を操作装置から取得する操作取得部と、前記入力操作である変換前操作に応じた操作情報である変換前操作情報を、前記変換前操作とは異なる変換後操作に応じた操作情報である変換後操作情報に変換する操作変換部と、前記変換後操作情報に基づいて所定の処理を実行する実行部と、少なくとも前記変換後操作を示す画面を表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
なお、操作装置としては、コントロールバッド(コントローラー)及びマウス等のポインティングデバイスを例示でき、操作装置に対する入力操作としては、当該ポインティングデバイスに設けられたボタン等の入力操作や、スティック等の傾倒操作を例示できる。
上記第1態様によれば、操作装置に対して所定の入力操作を実施した場合に、当該所定の入力操作(変換前操作)とは異なる入力操作(変換後操作)に応じた処理を実行させることができる。例えば、一方の手でコントローラーを操作している場合に、他方の手でしか実施できない入力操作を、当該一方の手で実施することも可能となる。従って、操作装置による情報処理装置の操作を実施しやすくすることができる。
また、変換後操作は、表示制御部により画面に表示されるので、当該画面を確認することで、実際の行った入力操作(変換前操作)がどのような入力操作(変換後操作)に変換されたのかをユーザーが把握できる。従って、操作装置による情報処理装置の操作をより実施しやすくすることができる。
上記第1態様では、前記画面は、前記操作装置を模した図柄が設定され、前記変換前操作を示す変換前操作表示領域、及び、前記変換後操作を示す変換後操作表示領域と、前記実行部による前記処理の実行画面が表示される実行画面表示領域と、を含むことが好ましい。
上記第1態様によれば、上記画面には、それぞれ変換前操作及び変換後操作が示される変換前操作表示領域及び変換後操作表示領域の他、実行画面表示領域が含まれる。これによれば、変換前操作及び変換後操作のそれぞれの内容の他、当該変換後操作に応じて実行される処理の実行画面を観察できる。従って、これら変換後操作及び変換後操作の内容を確認しながら、当該処理の実行画面も観察できるので、操作装置により情報処理装置をより一層操作しやすくすることができる。
上記第1態様では、前記変換前操作表示領域及び前記変換後操作表示領域は、同じ表示領域であり、当該表示領域に、前記変換前操作及び前記変換後操作のそれぞれが示されることが好ましい。
ここで、上記のような入力操作の変換処理を実行する情報処理装置のユーザーは、操作装置による操作に慣れるに従って、変換前操作及び変換後操作の内容より、入力操作の結果として実行される処理の実行画面を重視する傾向にある。
これに対し、上記第1態様によれば、変換前操作及び変換後操作は、1つの表示領域にて示されるので、画面において当該各操作が示される表示領域が占める割合を小さくすることができる。従って、当該画面において実行画面表示領域が占める割合を大きくすることができるので、操作装置に対する入力操作の結果として得られる処理の状況及び結果を把握しやすくすることができる。
上記第1態様では、前記変換前操作情報を、前記変換後操作情報に変換する変換情報を生成する変換情報生成部を有し、前記表示制御部は、前記変換前操作が実施される変換前操作登録画面と、前記変換後操作が実施される変換後操作登録画面とを表示させ、前記変換情報生成部は、前記変換前操作登録画面の表示時に取得される前記変換前操作情報と、前記変換後操作登録画面の表示時に取得される前記変換後操作情報とに基づいて前記変換情報を生成し、前記操作変換部は、前記変換情報に基づいて、前記変換前操作情報を前記変換後操作情報に変換することが好ましい。
上記第1態様によれば、変換前操作情報は、変換前操作登録画面の表示時の入力操作に応じて取得され、変換後操作情報は、変換後操作登録画面の表示時の入力操作に応じて取得される。すなわち、変換前操作及び変換後操作は、実際に操作装置を用いてユーザーにより実施される。これによれば、変換情報生成部により、これら変換前操作及び変換後操作が行われた際に取得される操作情報に基づく変換情報が生成されるので、操作変換部により、変換前操作情報を変換後操作情報に確実かつ適切に変換できる。
また、このように変換前操作と変換後操作を実際に行わせて上記変換情報を生成し、生成された変換情報に応じて入力操作を変換するので、操作装置に対する入力操作に応じて実行される処理の内容(換言すると、操作装置を用いた情報処理装置の操作方法)を、ユーザーの好みにカスタマイズできる。従って、操作装置により情報処理装置をより一層操作しやすくすることができる。
上記第1態様では、前記変換前操作情報を前記変換後操作情報に変換する変換情報を保持する外部機器と通信する通信部を備え、前記操作変換部は、前記外部機器から取得される前記変換情報に基づいて、前記変換前操作情報を前記変換後操作情報に変換することが好ましい。
なお、外部機器としては、情報処理装置に直接又は間接的に接続される外部ストレージを例示できる他、有線又は無線で通信接続されるサーバーを例示できる。
上記第1態様によれば、外部機器から変換情報を取得できるので、新たな情報処理装置又は別の情報処理装置を使用する場合や、情報処理装置に保存されていた変換情報が削除された場合(当該情報処理装置にOSを再インストールした場合を含む)等に、上記変換情報の生成処理を再度繰り返し実行することなく、取得された変換情報を用いて、上記操作変換部による変換処理を実行できる。
上記第1態様では、当該情報処理装置を制御する制御プログラムを実行して、当該情報処理装置を制御する主制御部と、前記主制御部による制御下で、所定のアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、を備え、前記主制御部は、前記操作取得部、前記操作変換部及び前記表示制御部を有し、前記アプリケーション実行部は、前記実行部を有することが好ましい。
なお、制御プログラムとしては、OS(Operating System)を例示でき、アプリケーションとしては、ゲームアプリケーション等の各種アプリケーションを例示できる。
上記第1態様によれば、制御プログラムを実行する主制御部が、操作取得部、操作変換部及び表示制御部を有するので、上記入力操作の変換処理は、当該主制御部にて行われることとなる。そして、アプリケーション実行部は、当該主制御部による処理結果を得て、所定のアプリケーションを実行する。これによれば、上記変換処理を実行するプログラムを、アプリケーション毎に組み込む必要がない。従って、アプリケーションの開発工程を簡略化できる。
本発明の第2態様に係る情報処理システムは、上記情報処理装置と、入力操作に応じた操作情報を前記情報処理装置に送信する操作装置と、を備えることを特徴とする。
上記第2態様によれば、上記第1態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第3態様に係る制御方法は、入力操作に応じた操作情報を操作装置から取得する情報処理装置を用いて行われ、前記情報処理装置に所定の処理を実行させる制御方法であって、前記入力操作である変換前操作に応じた操作情報である変換前操作情報を取得する操作取得ステップと、前記変換前操作情報を、前記変換前操作とは異なる変換後操作に応じた操作情報である変換後操作情報に変換する操作変換ステップと、前記変換後操作情報に応じた処理を実行する実行ステップと、少なくとも前記変換後操作を示す画面を表示する表示制御ステップと、を含むことを特徴とする。
上記第3態様によれば、情報処理装置により上記制御方法が実施されることで、上記第1態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第4態様に係る制御プログラムは、入力操作に応じた操作情報を操作装置から取得する情報処理装置により実行され、前記情報処理装置に所定の処理を実行させる制御プログラムであって、前記情報処理装置に、前記入力操作である変換前操作に応じた操作情報である変換前操作情報を取得する操作取得ステップと、前記変換前操作情報を、前記変換前操作とは異なる変換後操作に応じた操作情報である変換後操作情報に変換する操作変換ステップと、前記変換後操作情報に応じた処理を実行する実行ステップと、少なくとも前記変換後操作を示す画面を表示する表示制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
上記第4態様によれば、情報処理装置により上記制御プログラムが実行されることで、上記第1態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第5態様に係る記録媒体は、上記制御プログラムをコンピューター読取可能に記録したことを特徴とする。
上記第5態様によれば、情報処理装置が記録媒体に記録された上記制御プログラムを読み取って実行することで、上記第1態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏することが可能となる。また、記録媒体として、磁気テープ、ディスク型記録媒体、HDD(Hard Disk Drive)、及び、半導体メモリー等を用いることができ、これらを利用して上記制御プログラムをインストール及び実行できる他、当該制御プログラムの配布を容易に実施できる。
本発明の第6態様に係る情報処理装置は、アプリケーションを示すアプリケーション情報が設定されたリスト画面を表示する情報処理装置であって、前記アプリケーション情報のうち、当該情報処理装置に接続された操作装置、及び、当該情報処理装置に予め登録された操作装置の少なくともいずれかの操作装置である接続可能操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、前記接続可能操作装置を利用できないアプリケーションの情報と、をそれぞれ識別可能な前記リスト画面を表示することを特徴とする。
近年、ネットワークを介してサーバーと通信可能なゲーム装置及び携帯端末が普及しており、これらゲーム装置及び携帯端末は、当該サーバーからアプリケーションをダウンロードして実行可能である。この際、ユーザーは、サーバーから提供されて表示されるリスト画面から所望のアプリケーションを選択してダウンロードすることが一般的である。しかしながら、ユーザーが所持しているコントローラー等の操作装置を、当該所望のアプリケーションで利用可能か否か、ダウンロードして実行するまで判別できないという問題がある。
これに対し、上記第6態様によれば、情報処理装置に接続された操作装置、及び、当該情報処理装置に予め登録された操作装置の少なくともいずれかの操作装置である接続可能操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、当該接続可能操作装置を利用できないアプリケーションの情報と、を識別可能なリスト画面が表示される。これによれば、ユーザーが所持している操作装置を利用可能なアプリケーションを識別できる。従って、利用可能なアプリケーションを把握しやすくすることができる。
上記第6態様では、前記リスト画面には、当該情報処理装置に接続された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、当該情報処理装置に予め登録された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、がそれぞれ識別可能に表示され、前記接続された操作装置に対する所定の入力操作に応じて、前記接続された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、前記予め登録された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報とのうち、一方のフィルタリング、及び、それぞれのソートのいずれかを実施した前記リスト画面を表示することが好ましい。
なお、フィルタリングとは、情報処理装置に接続された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、情報処理装置に予め登録された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報とのうち、一方のみを抽出する処理を示す。また、ソートとは、前者のアプリケーションの情報と、後者のアプリケーションの情報とを区別する処理を示す。
上記第6態様によれば、操作装置に対する所定の入力操作により、上記フィルタリング及び上記ソートのいずれかが実施されたリスト画面が表示されるので、ユーザーが所持している操作装置により操作可能なアプリケーションを容易に識別できる。
第1実施形態における情報処理システムの構成を示す模式図。 上記第1実施形態におけるコントローラーを示す正面図。 上記第1実施形態におけるスティックの入力値を示す図 上記第1実施形態における情報処理装置の構成を示すブロック図。 上記第1実施形態における制御部の構成を示すブロック図。 上記第1実施形態におけるマウス接続時の調整画面の一例を示す図。 上記第1実施形態におけるマウスの移動操作時に入力される加速度値の増減の一例を示す図。 上記第1実施形態におけるマウスの入力量の一例を示す図。 上記第1実施形態におけるマウスの移動操作時にプレイヤーキャラクターの視点を一周させるのに要する基準量と、取得された入力量との関係の一例を示す図。 上記第1実施形態における基準量と、入力量と、補正後の入力量との関係の一例を示す図。 上記第1実施形態における調整画面の表示時に取得された入力量に基づく回転角の一例を示す図。 上記第1実施形態における入力値に応じた回転角と、補正後の回転角との関係の一例を示す図。 上記第1実施形態における補正値算出処理を示すフローチャート。 上記第1実施形態における操作補正処理を示すフローチャート。 上記第1実施形態における情報処理システムの変形である情報処理システムが有する情報処理装置の制御部の構成を示すブロック図。 第2実施形態における情報処理システムの構成を示す模式図。 上記実施形態における情報処理装置の構成を示すブロック図。 上記実施形態における制御部の構成を示すブロック図。 上記実施形態における変換前操作登録画面の一例を示す図。 上記実施形態における変換後操作登録画面の一例を示す図。 上記実施形態における変換画面の一例を示す図。 上記実施形態における変換画面の他の例を示す図。 上記実施形態における変換情報生成処理を示すフローチャート。 上記実施形態における操作変換処理を示すフローチャート。 上記実施形態におけるサーバーの構成を示すブロック図。 上記実施形態における情報処理装置の制御部の変形を示すブロック図。 第3実施形態における情報処理システムの構成を示す模式図。 上記実施形態におけるリスト画面の一例を示す図。 上記実施形態におけるメニューが表示されたリスト画面の一例を示す図。 上記実施形態における複数のアイコンが設定されたリスト画面の一例を示す図。 上記実施形態におけるリスト画面の他の例を示す図。 上記実施形態におけるリスト画面の他の例を示す図。 上記実施形態におけるリスト画面の他の例を示す図。 上記実施形態における操作画面の一例を示す図。 上記実施形態におけるリスト画面の他の例を示す図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[情報処理システムの構成]
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す模式図である。
本実施形態に係る情報処理システム1は、図1に示すように、操作装置2と、当該操作装置2から受信される操作信号に応じて所定の処理を実行する情報処理装置3と、当該情報処理装置3から受信される画像を表示する表示装置DPと、を備える。
本実施形態に係る情報処理システム1では、情報処理装置3は、操作装置2から受信される操作信号に応じて所定のアプリケーション(例えば、ゲームアプリケーション)を実行する。また、情報処理装置3は、操作装置2に対するユーザーの入力操作に応じて算出された補正値を用いて操作装置2の入力値を補正して、当該マウス21及びコントローラー22の感度、すなわち、操作装置の入力操作に応じて実行される所定の処理の処理量を調整する。更に、情報処理装置3は、算出された補正値を登録及び取得することで、上記所定のアプリケーションを他の情報処理装置3で実行する場合でも、同じ感度に調整できるように構成されている。
以下、情報処理システム1の各構成について説明する。
[マウスの構成]
操作装置2は、本実施形態では、マウス21及びコントローラー22を有し、これらマウス21及びコントローラー22は、ユーザーの操作に応じた操作信号を、有線又は無線にて情報処理装置3に送信する。
これらのうち、マウス21は、コンピューターの操作装置として一般的に用いられるポインティングデバイスである。このマウス21は、複数のボタン(例えば、左右のボタン)を有し、入力されたボタンの種別を示す操作信号を送信する。また、マウス21は、加速度を検出するセンサー(図示省略)を有し、当該マウス21の移動操作に伴う加速度値を所定のサンプリングレートで検出し、検出された加速度値及び当該加速度値の作用方向を、マウス21に対する入力値として送信する。
[コントローラーの構成]
図2は、コントローラー22を示す正面図である。
コントローラー22は、図2に示すように、正面側から見て逆U字状に構成されたコントロールパッドであり、ポインティングデバイスの一種である。このコントローラー22は、左側端部及び右側端部に、それぞれプレイヤーの左手及び右手によって把持される把持部221L,221Rを有する。このようなコントローラー22は、入力可能な操作対象を複数有する。
具体的に、コントローラー22の正面部22Aにおける左側には、上下左右に入力可能な方向キー222が配設され、右側には4つのボタン223が配設されている。また、正面部22Aには、方向キー222の配置領域及びボタン223の配置領域に挟まれるように、2点検出式のタッチパッド224と、左右のスティック225(左右のスティックを、それぞれ225L,225Rとする)とが配設されている。これらスティック225は、上記アナログスティックと同様の直交二軸のジョイスティック構造を有し、正面部22Aに対して傾倒可能な操作体2251を有する。
タッチパッド224の左右にはボタン226,227が配設され、下側にはスピーカー228が配設されている。
コントローラー22の上面部22Uにおける左端近傍には、奥行方向に2つのボタン229L(奥側の操作ボタンは図示省略)が配設され、右端近傍にも、同様に奥行方向に2つのボタン229R(奥側の操作ボタンは図示省略)が配設されている。
このようなコントローラー22は、情報処理装置3から受信される音声情報に応じた音声を上記スピーカー28により出力する。
また、コントローラー22は、方向キー222及び各種ボタン223,226,227,229L,229Rの入力に応じて、入力されたキー及びボタンの種別を示す操作情報を送信する。また、コントローラー22は、タッチパッド224に対するプレイヤーの操作位置を所定のサンプリングレートで検出し、検出された操作位置に応じた座標を含む操作情報を送信する。
図3は、上記操作体251の傾倒位置が示される座標を示す図である。
更に、コントローラー22は、上記スティック225の操作体2251の傾倒位置を所定のサンプリングレートで検出して、当該傾倒位置に応じた座標を送信する。
具体的に、コントローラー22は、図3に示すように、操作体2251が傾倒されていない場合の基準位置(中心位置)からの傾倒後の操作体2251の平面位置を示す二次元座標の座標値(x座標値及びy座標値)を検出し、検出された座標値を入力値として送信する。この二次元座標におけるx座標値及びy座標値は、0以上、255以下の値でそれぞれ表される。そして、原点(0,0)は、当該二次元座標における左上端に設定され、上記基準位置の座標値は(128,128)である。
例えば、操作体2251を最も右に倒した場合に得られる座標値は(255,128)であり、当該操作体2251を最も上側に倒した場合に得られる座標値は(128,0)である。このように、操作体2251が傾倒されて得られる座標値には、上限がある。
なお、本実施形態では、図3に示した座標系を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、図3における左上端の点を原点(0,0)とした上で、左上端の点を(+128,+128)で表し、右下端の点を(−127,−127)で表してもよい。この場合、x座標及びy座標は、−127以上、128以下の値でそれぞれ示される。更に、x座標値及びy座標値の範囲を、それぞれ0以上、127以下としてもよく、−63以上、+64以下としてもよい。
このようなコントローラー22が送信する操作情報には、上記のように、それぞれ操作対象であるキー222、ボタン223,226,227,229L,229R、タッチパッド224及びスティック225のうち操作された操作対象の種別を示す種別情報、及び、コントローラー22の種別を示す識別情報の他、操作された操作対象がタッチパッド224及びスティック225の場合には上記座標値が入力値として含まれる。
[情報処理装置の構成]
図4は、情報処理装置3の構成を示すブロック図である。
情報処理装置3は、OS及びアプリケーションを実行するものであり、例えば、PC(Personal Computer)やゲーム装置等により構成できる。
このような情報処理装置3は、図4に示すように、送受信部31、通信部32、ストレージ33、記憶部34、描画部35及び制御部36を有し、これらは互いにバスラインBLにより接続されている。
[送受信部の構成]
送受信部31は、上記表示装置DP及び操作装置2と接続されるインターフェースである。この送受信部31は、後述する描画部35により描画された画像を表示装置DPに送信する。また、送受信部31は、上記操作装置2と通信して、マウス21及びコントローラー22等の種別を示す識別情報と、上記操作対象の種別を示す種別情報と、上記入力値とを含む上記操作情報を受信する。更に、送受信部31は、接続された操作装置2がコントローラー22であり、かつ、後述する制御部36からコントローラー22に出力させる音声信号が入力された場合には、当該音声信号を該当するコントローラー22に送信する。
[通信部の構成]
通信部32は、制御部36による制御の下、ネットワークN上のサーバー4(図1参照)と通信する。そして、通信部32は、当該サーバー4から各種プログラム(例えば、アップデートプログラムやゲームプログラム)及び各種データをダウンロードしてストレージ33に保持させる。このような通信部32により送受信されるデータには、動画、音声及びアプリケーション等のコンテンツデータが含まれる。
この他、通信部32は、ストレージ33に保持されたデータをサーバー4にアップロードする。このようなデータには、本実施形態では、後述する調整処理に利用される補正情報が含まれる。そして、このような補正情報は、情報処理装置3のユーザーであるプレイヤーのアカウントに関連付けられて、所定のファイル形式でサーバー4に保存される。
このような通信部32は、後述する描画部35により描画された画像(例えば、ゲームの実行時画面)をサーバー4に送信することも可能である。
[ストレージの構成]
ストレージ33は、情報処理装置3の動作を制御するOS(Operating System)及びゲームアプリケーション等のプログラム及びデータを保持する。このようなストレージ33としては、ディスク型記録媒体又はメモリーカードから少なくともデータの読取が可能な読取装置、並びに、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を例示できる。なお、以下の説明では、当該記憶装置に保持されたプログラム及びデータだけでなく、読取装置により読み取られるプログラム及びデータも総称して、ストレージ33に保持されたプログラム及びデータという。
[記憶部の構成]
記憶部34は、RAM(Random Access Memory)及びVRAM(Video RAM)等を備えて構成され、描画部35及び制御部36の作業領域を提供する。また、記憶部34には、ストレージ33に保持された上記プログラム及びデータの少なくとも一部が展開される。例えば、情報処理装置3が起動している場合、当該記憶部34には、OSの一部のプログラムが展開され、ゲームアプリケーションの実行時には、当該ゲームアプリケーションの少なくとも一部のプログラムが展開される。
[描画部の構成]
描画部35は、GPU(Graphics Processing Unit)等を備えて構成され、制御部36による制御の下、表示装置DPに表示させる画像を記憶部34に描画する。例えば、描画部35は、OS及びアプリケーションの実行画面等の情報処理装置3の動作画面を描画する。この際、描画部35は、予め設定されたフレームレート、例えば、OS又はゲームアプリケーションにより設定されるフレームレートで画像を描画する。
描画部35は、アプリケーションの実行時画面を描画する際に、後述するアプリケーション実行部36Bにより生成された描画情報に基づいて、当該実行時画面を描画する。例えば、描画部35は、当該描画情報に基づいて、仮想の3次元空間(以下、仮想空間という)に配置されたプレイヤーキャラクターの視野内の画像を描画する。
更に、描画部35は、通信部32を介してネットワークN上から取得された画像データ(静止画又は動画)を含むコンテンツをデコードし、デコードされたコンテンツに応じた画像を描画する。
[制御部の構成]
図5は、制御部36の構成を示すブロック図である。
制御部36は、CPU(Central Processing Unit)等を備えて構成され、情報処理装置3の動作を制御する。この制御部36は、図5に示すように、OSを実行するOS実行部36Aと、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部36Bとを有する。
[アプリケーション実行部の機能]
アプリケーション実行部36Bは、本実施形態では処理部に相当し、上記システム制御部362により指定されたアプリケーション等を実行する。例えば、アプリケーション実行部36Bは、ゲームアプリケーションを実行する場合には、当該ゲームアプリケーションに基づくゲームの進行管理や、当該ゲームの仮想空間の構築、当該仮想空間における視点(仮想カメラ)の設定、移動及び回転、並びに、上記描画部35にゲーム画面を描画させる描画情報の生成及び出力等を行う。このようなゲームアプリケーションとして、マウス21の移動操作及びスティック225の傾倒操作に応じて仮想空間内の視点が回転し、当該視点に応じたゲーム画面が表示されるFPS(First Person Shooter)ゲームのアプリケーションを例示できる。
このようなアプリケーション実行部36Bには、マウス21の移動操作に応じて入力される入力値、及び、スティック225の傾倒操作に応じて入力される入力値に基づいて、後述する操作補正部369によって算出された視点の回転角及び回転方向がOS実行部36Aから入力される。そして、当該アプリケーション実行部36Bは、これら視点の回転角及び回転方向を含む描画情報を、上記フレームレートに応じて描画部35から入力される要求信号に応じて、当該描画部35に出力する。このような描画情報の入力に応じて、描画部35は、仮想空間における直前の視点を、描画情報に含まれる回転方向に、当該描画情報に含まれる回転角だけ回転させたゲーム画面を描画し、これにより、当該ゲーム画面が表示装置DPに表示されることとなる。
[操作取得部の機能]
OS実行部36Aは、操作取得部361及びシステム制御部362を有する。
操作取得部361は、送受信部31により受信される操作信号及び入力値を取得する。このような操作信号は、上記のように、マウス21及びコントローラー22の種別を示す情報の他、入力されたボタンの種別を含む信号である。また、当該入力値は、マウス21の移動操作に応じた加速度値及び加速度値の作用方向、或いは、スティック225の傾倒操作(すなわち、操作体2251の傾倒操作)に応じた座標値を含む。このような入力値は、加速度値を検出するマウス21のサンプリングレート又は当該マウス21による情報の送信レート、及び、操作体2251の傾倒を検出するスティック225のサンプリングレート又はコントローラー22による情報の送信レートに応じて受信及び取得される。
[システム制御部の機能]
システム制御部362は、上記OSに基づいて、情報処理装置3を自律的に制御する。また、システム制御部362は、操作取得部361により取得された情報(操作信号及び入力値)に応じた処理を実行する。例えば、ストレージ33に保持されたアプリケーションを実行する旨の操作信号が操作取得部361により取得された場合には、システム制御部362は、該当するアプリケーションをアプリケーション実行部36Bに実行させる。
また、システム制御部362は、OS及びアプリケーションの実行に伴ってコントローラー22から音声を出力する場合には、送受信部31を介して該当するコントローラー22に音声信号を出力する。
また、OS実行部36Aは、操作装置2の入力操作に応じて実行される処理の処理量を調整する調整処理(補正値算出処理及び操作補正処理)を実行する。この調整処理は、プレイヤー(ユーザー)による操作装置2の入力値に応じた処理量を当該プレイヤーの好みに合わせて調整する処理である。具体的に、当該調整処理は、プレイヤー(ユーザー)による操作装置2に対する入力操作に応じた上記視点の回転角を当該プレイヤーの好みに合わせて調整する処理である。このような調整処理により、上記FPSゲームのアプリケーションの実行時には、プレイヤーの好みの入力量に応じて、当該プレイヤーの好みの角度、ゲームの仮想空間における視点、すなわち、ゲーム画面により示されるプレイヤーの視方向を左右又は上下に回転させることができる。
このような調整処理を実行するために、本実施形態では、当該調整処理を実行させる調整プログラムが操作装置2を動作させるドライバーとしてOSに組み込まれている。そして、OS実行部36Aは、当該調整プログラムを実行することでそれぞれ実現される調整画面表示部363、入力量取得部364、補正値算出部365、補正値保存部366、補正値送信部367、補正値取得部368及び操作補正部369を、機能部として有する。
[調整画面表示部の機能]
図6は、マウス21の接続時に表示される調整画面の一例を示す図である。
調整画面表示部363は、補正値算出処理の実行時に、表示装置DPに表示される調整画面を上記描画部35に描画させる。この調整画面は、情報処理装置3にマウス21が接続されている場合と、コントローラー22が接続されている場合の画面とで異なる。
マウス21の接続時には、調整画面表示部363は、例えば図6に示す調整画面APを描画させる。この調整画面APには、実行中のゲームのプレイ画面の一例(静止画)が設定される画像設定領域AP1と、操作対象であるマウス21を示す図柄AP2と、当該マウス21を移動させる方向を示す矢印AP3と、当該調整画面APの説明文AP4とが含まれる。
一方、コントローラー22の接続時には、図示を省略するが、調整画面表示部363は、上記調整画面APにおける上記図柄AP2がコントローラー22を示す図柄に置き換わり、上記説明文AP4が「画面は止まったままですが、視界が一周する分だけスティックを矢印の方向に倒してください」との説明文に置き換わった調整画面を描画及び表示させる。
なお、描画及び表示される調整画面は、上記調整画面の形式に限らない。例えば、上記仮想空間におけるプレイヤーの視点(仮想空間においてレンダリングされてプレイ画面に設定される画像の視点)が一周する動画が上記画像設定領域AP1に設定され、上記説明文AP4に代えて「同じようにマウスを動かして視界を一周させてみてください」旨の説明文が含まれる調整画面を描画及び表示させてもよい。コントローラー22が接続されている場合には、当該調整画面における図柄AP2がコントローラー22を示す図柄に置き換わる。
また、上記調整画面において、プレイヤーによって移動されたマウス21の移動方向を矢印等により示してもよく、検出されたマウス21の移動量を表示してもよい。このような表示がされると、プレイヤーがどの方向にどの程度移動させたかを把握しやすくすることができる。コントローラー22の接続時に表示される調整画面でも同様である。
これら調整画面の表示時に取得されるマウス21及びスティック225の入力量と、画像設定領域AP1に設定される動画像においてプレイヤーキャラクターが視野を回転させる速さとは一致しない。
[入力量取得部の機能]
入力量取得部364は、上記調整画面が表示されているときに操作取得部361により取得される操作装置2の入力量を取得する。
具体的に、マウス21が接続されている場合には、入力量取得部364は、上記調整画面の表示時に、上記視点を一周させる処理(当該視点を所定角度である360°回転させる処理)を実行させる入力量として、マウス21の移動操作が行われて上記入力値が取得されている期間における当該入力値の積算値、すなわち、当該期間における加速度に基づく速度の積分値を取得する。なお、マウス21の接続時には、当該入力量が、入力値に応じて回転される視点の回転角の積分値、すなわち、入力操作に応じて上記視点を回転させる処理量に相当する。
図7は、マウス21の移動操作時に入力される加速度値の増減の一例を示す図である。
ここで、マウス21の移動操作を開始すると、図7に示すように、当該マウス21の移動方向の加速度値は、急激に増加及び減少した後に一定となる。その後、マウス21を停止させる際には、当該マウス21の移動方向とは反対方向の加速度値が急激に上昇及び減少した後に一定となる。
図8は、マウス21の入力量の一例を示す図である。
そこで、入力量取得部364は、上記マウス21の移動操作時において加速度値が一定である期間の速度の積分値を、当該マウス21を用いて上記視点を一周させる入力量として取得する。例えば、入力量取得部364は、図8における期間Tの速度の積分値を当該入力量として取得する。
このように、本実施形態においては、入力量取得部364は、マウス21の移動操作において加速度値が一定である期間の速度の積分値を上記入力量として取得している。すなわち、当該入力量には、加速度値に急激な変化が生じたときの当該速度が含まれていない。これは、急激な加速度値の変化、すなわち、マウス21の移動操作における初動時及び終動時の入力値を無視することで、安定した入力値が取得され、これにより、プレイヤーの意図しない操作に応じた視点の回転処理を行わずに、視点のブレ(すなわち、画面のブレ)が生じないようにするためである。
一方、情報処理装置3にコントローラー22が接続されている場合には、入力量取得部364は、プレイヤーにより操作されるスティック225の操作体が傾倒されている期間(操作期間)と、当該期間内に取得される上記座標値に応じた上記視点の回転角とに基づいて、上記視点を一周させる入力量を取得する。
具体的に、入力量取得部364は、上記調整画面の表示時に、取得される上記座標値と、スティック225の操作期間とに基づいて、上記視点の回転角を積算した角度である回転量を算出し、当該回転量をスティック225の入力量として取得する。この入力量は、上記視点を一周させる際のプレイヤーの好みの入力量に相当する。つまり、入力量取得部364は、上記視点を一周させる入力量として、上記調整画面の表示時にプレイヤーにより実際にスティック225が操作されることにより回転される上記視点の回転量を取得する。
なお、コントローラー22が接続されている場合でも、入力量取得部364は、スティック225の傾倒操作における初動時及び終動時の入力値(操作体2251の傾倒に伴って当該操作体2251に作用する加速度値が急激に変化するときの入力値)を無視している。
[補正値算出部の機能]
補正値算出部365は、上記入力量取得部364により取得された入力量に基づいて、マウス21の移動操作、及び、スティック225の傾倒操作に応じた処理量である視点の回転角を補正する補正値を算出する。
例えば、マウス21の接続時には、補正値算出部365は、実行中のゲームに予め設定された基準量であり、マウス21の移動操作によって上記視点を一周させるのに要する入力量として予め設定された基準量を、入力量取得部364により取得された入力量で除算した結果を補正値として取得する。
コントローラー22の接続時には、補正値算出部365は、入力量取得部364により取得された入力量である回転量に基づいて、スティック225の傾倒操作に応じた入力値(座標値)から算出される上記視点の回転角を補正する補正値を算出する。
例えば、補正値算出部365は、360°(プレイヤーキャラクターの視点の一周分の回転量である基準量)を、取得された回転量(上記調整画面の表示時に取得された入力量から算出される角度である回転量)で除算した結果を補正値として取得する。
なお、実行中のゲームアプリケーションにおいて、描画範囲である視野角を示すFov(field of view)値が選択可能である場合には、上記補正値の算出処理は、選択可能なFov値毎に行われる。
また、上記調整画面にて、マウス21の移動操作及びスティック225の傾倒操作をプレイヤーに複数回実施させ、補正値算出部365が、入力量の平均値に基づく補正値を算出してもよく、或いは、各補正値の平均値を補正値として算出してもよい。
更に、補正値算出部365は、これら方法に限らず、他の方法によって補正値を算出してもよい。
[補正値保存部の機能]
補正値保存部366は、補正値算出部365によって算出された補正値を含む補正情報を、ストレージ33に保持させる。具体的に、補正値保存部366は、算出された補正値、実行中のゲームアプリケーションの識別情報、選択可能であれば上記Fov値、及び、プレイヤーのアカウントを関連付けた補正情報を、所定のファイル形式で保持させる。
[補正値送信部の機能]
補正値送信部367は、上記補正情報を、通信部32を介してネットワークN上のサーバー4にアップロードし、当該補正情報をサーバー4に保存させる。これにより、サーバー4は、プレイヤーのアカウントと関連付けて、ゲームアプリケーション毎及びFov値毎に、上記補正値を保持する。
[補正値取得部の機能]
補正値取得部368及び操作補正部369は、上記調整処理のうち、操作補正処理の実行時に機能する。この操作補正処理は、上記補正値に基づいて、操作装置2から取得される入力値に応じた視点の回転角を、ユーザーの好みの回転角に補正する処理である。
補正値取得部368は、ストレージ33に保持された補正情報から、現在のプレイヤーのアカウント、現在実行中のアプリケーション及びFov値に応じた補正値を取得する。ここで、該当する補正値がストレージ33に保持されていない場合には、補正値取得部368は、通信部32を介して外部機器としてのサーバー4と通信し、当該サーバー4から該当する補正値を取得する。なお、該当する補正値が、ストレージ33及びサーバー4のいずれにも保持されていない場合には、補正値取得部368は、補正値を取得できなかった旨を操作補正部369に通知する。
[操作補正部の機能]
操作補正部369は、補正値取得部368により補正値が取得された場合には、当該補正値に基づいて、入力値に応じた視点の回転角を補正して、操作装置2の感度(応答性)を補正する。
図9は、マウス21の移動操作時に上記視点を一周させるのに要する基準量と、入力量取得部364により取得された入力量との関係の一例を示す図である。
例えば、図9に実線で示すように、上記視点を一周させるためのプレイヤーの好みの入力量(上記入力量取得部364により取得された入力量)が、同図に一点鎖線で示す上記基準量より小さい場合がある。この場合、当該入力量では上記視点は一周しない。
同様に、上記プレイヤー好みの入力量が基準量より大きい場合には、上記視点は一周より大きく回転してしまう。
このように、プレイヤーの好みの入力量と基準量とが一致しない場合、上記視点の回転が小さかったり大きかったりするため、好みの方向に視点を向けづらくなり、プレイヤーはストレスを感じながらゲームをプレイすることとなる。
図10は、上記基準量と、入力量取得部364により取得された入力量と、操作補正部369による補正後の入力量との関係の一例を示す図である。
これに対し、操作補正部369は、マウス21の接続時には、上記補正値を用いて上記入力値を補正することで、補正後の入力量と基準量とを一致させることができる。例えば、図9及び図10において実線で示した入力量を補正することで、図10に点線で示す補正後の入力量(積分値)と基準量(積分値)とを一致させることができる。これにより、プレイヤーは、自分の好みの入力量だけマウス21を移動させることで、上記視点を一周させることができる。
実際には、操作補正部369は、操作取得部361によりマウス21の移動操作に応じた入力値が取得されるごとに、上記補正値を用いて当該入力値を補正する。そして、操作補正部369は、補正後の入力値から上記視点の回転角及び回転方向を算出する。そして、上記アプリケーション実行部36Bが、これら回転角及び回転方向をOS実行部36Aから受け取り、当該回転角及び回転方向を含む描画情報を描画部35に出力することにより、上記視点が当該回転方向に当該回転角だけ回転された画像が描画され、表示装置DPに表示される。
なお、操作補正部369は、上記のように、取得される入力値における急激な加速度値の変化を無視し、加速度値が一定と見なされる際の速度の積分値に対して上記補正を行うことで、視点の急激な回転を抑制している。
図11は、プレイヤーキャラクターの視点を一周させるために、上記調整画面の表示時にプレイヤーがスティック225を操作し、入力量取得部364により取得された入力量に基づく回転角の一例を示す図である。
一方、仮想空間における上記視点を一周させる操作としてプレイヤーがスティック225を操作した際に取得される入力量、すなわち、プレイヤーの好みの入力量に応じた回転角である回転量が、図11において実線の矢印で示すように、基準量である360°より小さい場合がある。この場合、当該入力量では上記視点は一周しない。
同様に、上記入力量に応じた回転角である回転量が基準量である360°より大きい場合には、上記視点は一周より大きく回転してしまう。
このように、プレイヤーの好みの入力量と基準量とが一致しない場合には、好みの方向に視点を向けづらくなり、プレイヤーはストレスを感じながらゲームをプレイすることとなる。
これに対し、スティック225の傾倒操作に応じた入力値が取得された場合には、操作補正部369は、まず、取得された入力値から上記視点の回転角及び回転方向を算出する。そして、操作補正部369は、算出された回転角を、上記補正値を用いて補正する。これにより、図11において点線の矢印で示すように、補正後の回転量を基準量である360°と一致させることができる。従って、プレイヤーは、スティック225に対する自分の好みの入力量で、上記視点の回転量を基準量である360°と一致させることができ、これにより、当該視点を一周させることができる。
図12は、スティック225に対する操作に応じて取得される入力値に応じた回転角と、補正後の回転角との関係の一例を示す図である。
実際には、操作補正部369は、操作取得部361によりスティック225の傾倒操作に応じた入力値が取得されるごとに、当該入力値から回転角及び回転方向を算出し、上記補正値を用いて当該回転角を補正する。このため、図12に実線の矢印で示すように、入力値に応じた回転角は、同図に点線の矢印で示す回転角に補正される。そして、上記アプリケーション実行部36Bが、これら回転角及び回転方向を含む描画情報を描画部35に出力することにより、上記視点が当該回転方向に当該回転角だけ回転された画像が描画され、表示装置DPに表示される。
このような操作補正部369は、補正値取得部368が補正値を取得できなかった場合には、入力値、及び、当該入力値に応じた回転角を補正しない。このため、操作補正部369は、取得された入力値から回転角及び回転方向を算出し、上記アプリケーション実行部36Bは、当該回転角及び回転方向を含む描画情報を描画部35に出力する。
ここで、アプリケーション実行部36Bは、描画部35のフレームレートに応じて入力される要求信号に応じて、上記描画情報を出力する。このため、アプリケーション実行部36Bによる描画情報の出力頻度より、入力値の取得及び補正処理の頻度の方が高い場合がある。すなわち、アプリケーション実行部36Bに要求信号が入力されてから新たな要求信号が入力されるまでの間に、入力値の取得及び補正処理が複数回実行される場合がある。
この場合には、アプリケーション実行部36Bは、要求信号が入力されてから新たな要求信号が入力されるまでの間に取得された入力値をそれぞれ処理し、処理結果を合算させた回転角及び回転方向を含む描画情報を出力する。これにより、描画部35のフレームレートより操作信号の受信及び取得頻度が高い場合や、当該フレームレートが可変である場合でも、マウス21及びスティック225の操作に応じた視点の回転を実現できる。
[調整処理]
図13は、調整処理に含まれる補正値算出処理を示すフローチャートである。
上記のように、制御部36は、補正値算出処理及び操作補正処理を含む調整処理を実行する。これらのうち、補正値算出処理は、例えば、以下の手順で行われる。
補正値算出処理では、図13に示すように、まず、調整画面表示部363が、上記調整画面を表示させる(ステップSA1)。
次に、入力量取得部364が、上記調整画面の表示時における操作装置2(マウス21又はコントローラー22)の上記入力量を取得する(ステップSA2)。
この後、補正値算出部365が、取得された入力量、又は、当該入力量に応じた回転角である回転量と上記基準量とに基づいて、上記補正値を算出する(ステップSA3)。
そして、補正値保存部366が、算出された補正値を保存するとともに(ステップSA4)、補正値送信部367が、当該補正値をサーバー4に送信して保存させる(ステップSA5)。
これにより、補正値算出処理が終了する。
図14は、調整処理に含まれる操作補正処理を示すフローチャートである。
操作補正処理では、図14に示すように、まず、補正値取得部368が、ストレージ33又はサーバー4から該当する補正値を取得する(ステップSB1)。
この後、操作補正部369が、補正値取得部368による取得結果に基づいて、補正値が取得されたか否かを判定する(ステップSB2)。ここで、補正値が取得されなかった場合には、操作補正処理は終了する。この場合、操作補正部369は、上記補正処理を実行せずに、操作取得部361により取得される入力値から上記回転角及び回転方向を算出して、これらをアプリケーション実行部36Bに出力する。そして、アプリケーション実行部36Bにより、これら回転角及び回転方向を含む描画情報が生成され、上記要求信号に応じて、当該描画情報が描画部35に出力される。
一方、補正値が取得されたと判定されると、操作補正部369は、上記のように、操作取得部361により取得される入力値を処理して、上記視点の回転角を補正する(ステップSB3)。すなわち、操作補正部369は、マウス21の移動操作に応じて取得された入力値を上記補正値に基づいて補正し、スティック225の傾倒操作に応じて取得された入力値に応じた回転角を、上記補正値に基づいて補正する。
これにより、操作補正処理が終了する。なお、アプリケーション実行部36Bによる描画情報の生成は、上記と同様である。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る情報処理システム1によれば、以下の効果がある。
取得される入力値に基づく上記視点の回転角を、プレイヤー(ユーザー)の好みの回転角となるように補正する補正値を用いることで、操作補正部369が、操作装置2に対する入力操作に応じて、上記視点をユーザーの好みの回転角だけ回転させることができる。従って、操作装置2に対する入力操作に応じた上記視点の回転角を、ユーザーの好みの回転角に補正できる。
補正値算出部365は、上記視点を一周させるためにプレイヤーが実際に行った入力操作に応じた入力量又は回転量と、当該視点を一周させる入力量又は回転量として予め設定された基準量とに基づいて、補正値を算出する。これによれば、実際のプレイヤーの入力操作に基づいて補正値が算出されるので、入力操作に応じて取得される入力値に応じた回転角を、ユーザーの好みの回転角に確実に補正できる。従って、上記視点の回転のための入力操作を実施しやすくすることができる。
入力操作時においてマウス21により検出される加速度値は、当該マウス21を操作するユーザー毎に大きく異なる。このため、予め設定された補正値を用いて、当該加速度値に基づいて算出される速度の積分値に応じた回転角を補正しようとしても、ユーザーの好みに応じた回転角に補正することが難しい。
これに対し、ユーザーの実際の入力操作に応じて補正値が算出されるので、加速度値を検出する操作装置であっても、ユーザー毎に当該ユーザーの好みの入力値に応じた回転角に確実に補正できる。
補正値算出部365は、上記視点を一周させる操作として行われたスティック225の傾倒操作による座標値に応じた回転角の積分値である回転量を入力量として取得し、当該入力量と、基準量である360°とに基づいて補正値を算出する。そして、操作補正部369は、コントローラー22から取得される座標値に応じた回転角を当該補正値に基づいて補正する。これによれば、座標値に応じた回転角が補正されるので、ユーザーの好みの入力値に応じた回転角に確実に補正できる。
補正値取得部368は、ストレージ33に該当する補正値が保持されていない場合には、外部機器としてのサーバー4から当該補正値を取得する。そして、操作補正部369は、取得された補正値に基づいて、上記補正処理を実行する。これによれば、新たな情報処理装置3又は別の情報処理装置3を使用する場合や、情報処理装置3に保存されていた補正値が削除された場合(当該情報処理装置にOSを再インストールした場合を含む)等に、上記補正値の算出処理を再度繰り返し実行することなく、取得された補正値を用いて、上記操作補正処理を実行できる。
OSを実行するOS実行部36Aが、上記調整処理を実行することにより、アプリケーション実行部36Bが実行するアプリケーション間での操作装置2の操作性を共通化しやすくすることができる。また、アプリケーション毎に上記調整処理を実行するプログラムを組み込む必要がないので、当該アプリケーションの開発工程を簡略化できる。
[第1実施形態の第1変形例]
上記情報処理システム1では、OS実行部36Aが上記機能部363〜369を有し、上記調整処理(補正値算出処理及び操作補正処理)は、OS実行部36Aにより処理されて、処理結果である回転角及び回転方向が、アプリケーション実行部36Bに出力されるとした。しかしながら、これに限らず、これら各機能部363〜369をアプリケーション実行部36Bが有する構成としてもよい。
図15は、上記情報処理システム1の変形である情報処理システムが有する情報処理装置の制御部37の構成を示すブロック図である。
情報処理システム1の変形である情報処理システムは、制御部36に代えて制御部37を有する情報処理装置3を有する他は、上記情報処理システム1と同様の構成を有する。
制御部37は、OS実行部36A及びアプリケーション実行部36Bを有し、上記制御部36と同様の機能を有する。ここで、制御部37のOS実行部36Aは、図15に示すように、上記操作取得部361及びシステム制御部362を有し、アプリケーション実行部36Bは、調整画面表示部363、入力量取得部364、補正値算出部365、補正値保存部366、補正値送信部367、補正値取得部368及び操作補正部369を有する他、上記アプリケーション実行部36Bと同様の処理を行う処理部370を有する。すなわち、本実施形態では、上記調整処理は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部36Bが実行する。
以上説明した本実施形態に係る情報処理システムによれば、上記情報処理システム1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
[第1実施形態の第2変形例]
上記各情報処理システムでは、上記FPSゲーム等のアプリケーションを実行するアプリケーション実行部36Bが、仮想空間の構成、及び、当該仮想空間での視点の回転等の処理を実行するとした。
しかしながら、上記仮想空間の構成、及び、操作補正部369による処理結果に基づくプレイヤーキャラクターの視点の回転を、OS実行部36A(例えば、システム制御部362)が実行してもよい。この場合、アプリケーション実行部36Bは、OS実行部36Aによる処理結果(例えば、回転後のプレイヤーキャラクターの視点を示す仮想空間内の座標)を取得して、アプリケーションを実行する構成としてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
ここで、上記情報処理システム1では、情報処理装置3が操作装置2からの入力値を補正値に基づいて補正した。これに対し、本実施形態に係る情報処理システムでは、情報処理装置は、操作装置に対する操作に応じた操作情報を他の操作に応じた操作情報に変換する。この点で、本実施形態に係る情報処理システムと情報処理システム1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
[情報処理システムの概略構成]
図16は、本実施形態に係る情報処理システム1Aの構成を示す模式図である。
本実施形態に係る情報処理システム1Aは、図16に示すように、操作装置2(コントローラー22)、情報処理装置3A及び表示装置DPと、ネットワークNを介して情報処理装置3Aと通信接続されるサーバー4Aと、を備える。この情報処理システム1Aでは、情報処理装置3Aは、操作装置2から受信される操作情報に応じて所定のアプリケーション(例えば、ゲームアプリケーション)を実行する。この際、情報処理装置3Aは、操作装置2に対する入力操作のうち、予め設定された入力操作に応じた操作情報が受信された場合には、当該操作情報を予め設定された他の入力操作に応じた操作情報に変換し、変換後の操作情報に応じた処理を実行する。
以下、情報処理システム1Aの各構成について説明する。
[情報処理装置の構成]
図17は、情報処理装置3Aの構成を示すブロック図である。
情報処理装置3Aは、上記情報処理装置3と同様に、OS及びアプリケーションを実行し、操作装置2から受信される操作情報に応じた処理を実行するものであり、例えば、PC(Personal Computer)やゲーム装置等により構成できる。
このような情報処理装置3Aは、図17に示すように、送受信部31、通信部32、ストレージ33、記憶部34、描画部35及び制御部38を有し、これらは互いにバスラインBLにより接続されている。
[制御部の構成]
図18は、制御部38の構成を示すブロック図である。
制御部38は、CPU(Central Processing Unit)等を備えて構成され、情報処理装置3Aの動作を制御する。この制御部38は、図5に示すように、制御プログラムとしてのOSを実行するOS実行部38A(主制御部に相当)と、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部38B(実行部に相当)とを有する。
これらのうち、OS実行部38Aは、上記CPUがOSを実行することによりそれぞれ実現される操作取得部381、システム制御部382及びユーザー登録部383を機能部として有する。
[操作取得部の機能]
操作取得部381は、送受信部31により受信された操作情報を取得する。このような操作情報は、上記方向キー222及びボタン223,226,227,229L,229Rの入力(押下)に応じて、また、上記タッチパッド224及びスティック225の操作に応じて、コントローラー22から受信及び取得される。
[システム制御部の機能]
システム制御部382は、上記OSに基づいて、情報処理装置3を自律的に制御する他、取得された操作情報に応じた処理を実行する。例えば、ストレージ33に保持されたアプリケーションを実行させる操作情報が取得された場合には、システム制御部382は、該当するアプリケーションをアプリケーション実行部38Bに実行させる。
また、システム制御部382は、OS及びアプリケーションの実行に伴って上記操作装置2(コントローラー22)から音声を出力する場合には、送受信部31を介して該当する操作装置2に音声情報を出力する。
[ユーザー登録部の機能]
ユーザー登録部383は、ユーザーに関する情報であるユーザー情報をストレージ33に保持させ、これにより当該ユーザー情報を登録する。この他、ユーザー登録部383は、通信部32を介して接続されるサーバー4Aにユーザー情報を送信して、当該ユーザー情報をサーバー4Aに登録する。このようなユーザー情報には、ユーザーのアカウントの他、当該ユーザーが所持する操作装置の種別や、情報処理装置3Aに現在接続されている操作装置2の種別を示す情報が含まれる。
[OS実行部の他の機能部]
OS実行部38Aは、アプリケーション実行部38Bに所定のアプリケーションを実行させる際に、操作装置2に対して行われた所定の入力操作を他の入力操作として認識させて処理させるために、当該操作装置2から受信される操作情報を変換してアプリケーション実行部38Bに出力する操作変換処理を実行する。このため、OS実行部38Aは、上記CPUがOSに含まれる操作変換プログラムを実行することで実現される取得判定部384、変換情報取得部385、表示制御部386、変換情報生成部387、変換情報送信部388、操作変換部389及び操作情報出力部390を、機能部として有する。
なお、ユーザーにより操作変換処理を実行しない設定操作が行われている場合や、アプリケーション実行部38Bにより実行されるアプリケーションが操作変換処理に対応していない場合には、当該操作変換処理は実行されない。
[取得判定部の機能]
取得判定部384は、後述する操作変換部389による操作変換処理に利用される変換情報が上記ストレージ33に保持されているか否かを判定する。
また、取得判定部384は、当該変換情報がストレージ33に保持されていないと判定した際に、通信部32を介して上記サーバー4Aと通信し、当該サーバー4Aに、情報処理装置3Aを使用しているユーザーのアカウントに対応する変換情報が保持されているか否かを判定する。
更に、取得判定部384は、取得された変換情報に、実行中のアプリケーションの識別情報に該当する変換情報が含まれているか否かを判定する。すなわち、変換情報は、ユーザーのアカウント毎、及び、アプリケーション毎に作成及び保持される。
[変換情報取得部の機能]
変換情報取得部385は、アプリケーション実行部38Bにより実行されるアプリケーションに応じた変換情報がストレージ33に保持されていないと取得判定部384により判定され、かつ、ユーザーのアカウントに対応し、かつ、当該アプリケーションに応じた変換情報がサーバー4Aに保持されていると判定された場合に、該当する変換情報を取得して、ストレージ33に保持させる。
[表示制御部の機能]
図19は、変換前操作登録画面RS1の一例を示す図である。
表示制御部386は、表示装置DPに表示させる各種画面の画像を描画部35に描画させる。例えば、表示制御部386は、変換情報を生成する変換情報生成処理の実行時には、例えば図6に示す変換前操作登録画面RS1を描画部35に描画させる。また、表示制御部386は、変換情報に基づいて操作情報を変換する操作変換処理の実行時には、後述する変換画面CS1,CS2(図21及び図22参照)を描画部35に描画させる。なお、変換画面CS1,CS2については、後に詳述する。
変換前操作登録画面RS1は、変換される操作装置2の入力操作(変換前操作)を登録する画面であり、OS及びアプリケーションの実行画面に重なって表示される。この変換前操作登録画面RS1には、上記操作装置2を模した図柄が設定された表示領域RS11と、当該画面RS1の説明文RS12とが設定されており、これら表示領域RS11及び説明文RS12以外の領域は、透過領域RS13となっている。すなわち、当該透過領域R13は、実行画面が表示される実行画面表示領域であり、画面RS1は、当該透過領域RS13を介して上記実行画面を観察可能に表示される。
図20は、変換後操作登録画面RS2の一例を示す図である。
また、上記変換前操作登録画面RS1の表示時に操作装置2に対して変換前操作が行われると、表示制御部386は、図20に示す変換後操作登録画面RS2を描画部35に描画させる。
この変換後操作登録画面RS2は、変換前操作が変換される入力操作(変換後操作)を登録する画面であり、上記画面RS1と同様に、上記実行画面に重なって表示される。この変換後操作登録画面RS2には、上記画面RS1と同様に、上記操作装置2の形状が設定された表示領域RS21と、当該画面RS2の説明文RS22とが設定され、これら表示領域RS21及び説明文RS22以外の領域は、透過領域RS13と同様の透過領域RS23となっている。
上記各画面RS1,RS2において上記表示領域RS11,RS21には、図示を省略するが、操作装置2に対して行われた変換前操作及び変換後操作の操作対象を示すマーカーが付与される。
例えば、画面RS1の表示時に上記ボタン229Lの入力、及び、上記スティック225Lの操作が実施された場合には、上記表示領域RS11におけるボタン229L及びスティック225Lに応じた位置に丸印のマーカーが付与される。
また例えば、画面RS2の表示時に上記スティック225Rの操作が実施された場合には、上記表示領域RS21におけるスティック225Rに応じた位置に丸印のマーカーが付与される。
なお、このようなマーカーに限らず、変換前操作及び変換後操作の操作対象を示すマーカーは他のマーカーでもよい。例えば、当該操作対象を他の部位とは異なる色で示してもよい。また、表示制御部386は、各画面RS1,RS2の表示時に実際にコントローラー22に対して行われた入力操作(すなわち、変換前操作及び変換後操作)に応じた画像を表示領域RS11,RS21に表示させてもよい。例えば、画面RS1の表示時に、ボタン229Lが入力され、スティック225Lが傾倒された場合には、表示制御部386は、表示領域RS11に描画されたコントローラー22におけるボタン229Lが入力され、スティック225Lが傾倒された画像を表示させてもよい。
[変換情報生成部の機能]
図18に戻り、変換情報生成部387及び変換情報送信部388は、上記変換情報を生成する変換情報生成処理の実行時に機能する。
変換情報生成部387は、変換情報を生成する。具体的に、変換情報生成部387は、上記画面RS1の表示時に操作取得部381により取得される操作情報を、変換前操作に応じた変換前操作情報として取得する。また、変換情報生成部387は、上記画面RS2の表示時に操作取得部381により取得される操作情報を、変換後操作に応じた操作情報として取得する。そして、変換情報生成部387は、変換前操作情報を変換後操作情報に変換する変換情報を生成する。この後、変換情報生成部387は、当該変換情報を、ユーザーのアカウント、及び、当該変換情報に基づく入力変換を実施するアプリケーションの識別情報に関連付けてストレージ33に保持させ、これにより、当該変換情報を登録する。つまり、変換情報は、ユーザーのアカウント及び変換処理が行われるアプリケーションの識別情報毎に生成される。
なお、上記画面RS1,RSの表示を含む変換情報生成処理を複数回実行して、アプリケーションの識別情報に関連付けて、それぞれ変換前操作及び変換後操作を含む複数の変換情報を生成することもできる。
[変換情報送信部の機能]
変換情報送信部388は、変換情報生成部387により生成された変換情報を、上記サーバー4Aに送信して、当該変換情報を保持させる。なお、送信された変換情報は、当該サーバー4Aにより、ユーザーのアカウント及びアプリケーションの識別情報に関連付けて保持される。
[操作変換部の機能]
操作変換部389及び操作情報出力部390は、上記変換情報に基づいて操作情報を変換する操作変換処理の実行時に機能する。
操作変換部389は、ストレージ33に保持された変換情報に基づいて、上記操作取得部381により取得された変換前操作情報を、当該変換前操作情報により示される変換前操作とは異なる入力操作である変換後操作に応じた変換後操作情報に変換する。具体的に、操作変換部389は、現在のユーザーのアカウントに対応し、かつ、アプリケーション実行部38Bにより実行されるアプリケーションの識別情報に関連付けられた変換情報が保持されている場合に、当該変換情報に含まれる変換前操作情報が取得されると、当該変換情報に基づいて、変換前操作情報を変換後操作情報に変換する。
例えば、変換情報に、上記ボタン229Lの入力及び上記スティック225Lの操作を示す変換前操作情報が含まれ、上記スティック225Rの操作を示す変換後操作情報が含まれている場合に、当該変換前操作情報が取得された場合には、操作変換部389は、当該変換情報に基づいて、スティック225Rの操作を示す変換後操作情報を生成する。
また例えば、変換情報に、上記ボタン223のうちの1つの入力操作に応じた操作情報が変換前操作情報として含まれ、当該ボタン223のうちの他の1つの入力操作に応じた操作情報が変換後操作情報として含まれている場合に、当該変換前操作に応じた操作情報が取得された場合には、操作変換部389は、当該変換情報に基づいて、当該変換後操作情報を生成する。
なお、情報処理装置3Aを使用しているユーザーのアカウント、及び、実行中のアプリケーションの識別情報に対応する変換情報が保持されていない場合や、当該変換情報は保持されているものの変換前操作とは異なる操作が行われた場合には、操作変換部389は、取得された操作情報を変換しない。
操作情報出力部390は、操作変換部389により処理された操作情報(変換後操作情報の他、変換されなかった操作情報)を、アプリケーション実行部38Bに出力する。これにより、アプリケーション実行部38Bは、実行しているアプリケーションにおいて、当該操作情報に応じた処理を実行する。
[変換画面の構成]
図21は、変換画面CSの一例である変換画面CS1を示す図である。
操作変換部389及び操作情報出力部390により操作変換処理が実行されている場合には、表示制御部386は、例えば図21に示す変換画面CS1を描画部35に描画させ、当該変換画面CS1を表示装置DPに表示させる。
この変換画面CS1は、上記画面RS1,RS2と同様に、OS及びアプリケーションの実行画面に重ねて表示される画面であり、操作装置2(コントローラー22)に対する入力操作の内容と、上記操作変換部389による処理結果の内容とを示す画面である。
具体的に、変換画面CS1には、それぞれ上記コントローラー22を模した図柄が設定された変換前操作表示領域CS11及び変換後操作表示領域CS12が設定され、当該各表示領域CS11,CS12以外の領域は、上記透過領域RS13,RS23と同様の透過領域CS13とされている。すなわち、透過領域CS13は、上記実行画面が表示される実行画面表示領域に相当する。
これらのうち、変換前操作表示領域CS11は、取得された操作情報により示される操作内容が表示される領域である。例えば、当該操作情報により示される操作内容が、方向キー222の下側部位の入力、ボタン229Lの入力及びスティック225Lの操作である場合には、図21に示すように、表示領域CS11における方向キー222の下側部位、ボタン229L及びスティック225Lの位置に、操作情報により示される操作対象を示すマーカーが設定される。
ここで、表示制御部386は、取得された操作情報により示される操作内容のうち、保持された変換情報に含まれる変換前操作に対応する操作対象と、当該変換情報に含まれない操作対象とを、異なるマークによって示す変換画面CS1を描画させる。
具体的に、該当する変換情報に、ボタン229Lの入力及びスティック225Lの操作に応じた操作情報が変換前操作情報として含まれ、方向キー222の下側部位の入力に応じた操作情報が変換前操作情報として含まれていない場合には、表示制御部386は、表示領域CS11におけるボタン229L及びスティック225Lの位置に設定されるマーカーと、方向キー222の下側部位に設定されるマーカーとが異なる変換画面CS1を描画させる。
なお、本実施形態では、図21に示すように、変換前操作に対応する操作対象を、点線の丸印であるマーカーM1により示し、変換前操作に対応しない操作対象を、実線の丸印であるマーカーM2により示している。しかしながら、これに限らず、他のマーカー及び表示により、各操作対象を区別してもよい。
一方、変換後操作表示領域CS12は、操作変換部389により処理された操作情報により示される操作内容が表示される領域である。具体的に、表示領域CS12は、取得された操作情報のうち、操作変換部389により変換された操作情報により示される操作対象と、変換されなかった操作情報により示される操作対象とを、異なるマーカーで示す領域である。
例えば、上記のように、方向キー222の下側部位の入力、ボタン229Lの入力及びスティック225Lの操作に応じた操作情報が取得された場合、ボタン229Lの入力及びスティック225Lの操作を示す操作情報は、操作変換部389によりスティック225Rの操作に応じた操作情報に変換されるので、表示領域CS12におけるスティック225Rの位置には、上記表示領域CS11にてボタン229L及びスティック225Lの位置に設定されたマーカーM1と同じマーカーM1が設定される。この際、当該表示領域CS12におけるボタン229L及びスティック225Lの位置には、マーカーM1は設定されない。
一方、方向キー222の下側部位の入力を示す操作情報は、操作変換部389によって変換されないので、表示領域CS12における方向キー222の下側部位には、上記表示領域CS11にて当該下側部位に設定されたマーカーM2と同じマーカーM2が設定される。
これら表示領域CS11,CS12におけるマーカーの位置は、新たな操作情報が取得される毎に順次更新される。
このような変換画面CS1が表示されることで、ユーザーは、変換前操作及び変換後操作と、変換されない入力操作とを容易に確認できる。
なお、変換前操作表示領域CS11は、変換後操作表示領域CS12に対して左側に位置しているが、上側に位置していてもよい。すなわち、各表示領域CS11,CS12を区別できれば、変換画面CS1における各表示領域CS11,CS12のレイアウトは、適宜変更可能である。
また、上記画面RS1,RS2で説明したように、表示制御部386は、変換画面CS1の表示時に実際にコントローラー22に対して行われた入力操作(変換前操作)に応じた画像を変換前操作表示領域CS11に表示させ、変換後操作に応じた画像を変換後操作表示領域CS12に表示させてもよい。例えば、変換画面CS1の表示時に、ボタン229Lの入力、及び、スティック225Lの傾倒が変換前操作として実施され、当該変換前操作が、変換後操作としてスティック225Rの傾倒に変換される場合に、表示制御部386は、変換前操作表示領域CS11に描画されたコントローラー22におけるボタン229Lが入力され、かつ、スティック225Lが傾倒された画像を表示させ、変換後操作表示領域CS12に描画されたコントローラー22におけるスティック225Rが傾倒された画像を表示させてもよい。
更に、操作量(操作感度)の変換が行われている場合には、変換された操作量を割合等の数値を表示させてもよい。例えば、スティック225Lを右方向に最も傾倒させる変換前操作が、スティック225Rを最も傾倒させる際の半分の傾倒量で左方向に傾倒させる変換後操作に変換される場合に、当該変換前操作が実施された場合には、表示制御部386は、スティック225Rの入力量である「50%」との割合を、変換後操作表示領域CS12に合わせて表示させてもよい。
図22は、変換画面CSの他の例である変換画面CS2を示す図である。
なお、操作情報の変換状態(換言すると、入力操作の変換状態)を示す変換画面CSは、上記変換画面CS1の形態に限らない。例えば、表示制御部386が、図22に示す変換画面CS2を描画及び表示させてもよい。
この変換画面CS2は、上記変換画面CS1と同様に、OS及びアプリケーションの実行画面に重なって表示される画面であり、当該変換画面CS2には、上記操作装置2(コントローラー22)を模した図柄が設定された操作表示領域CS21が設定され、当該操作表示領域CS21以外の領域は、上記透過領域CS13と同様に透過領域CS22(実行画面表示領域に相当)とされている。
これらのうち、操作表示領域CS21は、変換前操作表示領域及び変換後操作表示領域に相当し、取得された操作情報により示される操作内容と、操作変換部389によって処理された操作情報により示される操作内容とが表示される領域である。具体的に、表示領域CS21は、取得された操作情報により示される操作内容(変換されなかった操作情報により示される操作内容と同じ)と、操作変換部389により変換された操作情報により示される操作内容とを異なるマーカーで示す領域である。
例えば、取得された操作情報により示される操作内容がスティック225Lの上方向への傾倒であり、当該操作情報がスティック225Lの下方向への傾倒を示す操作情報に変換される場合、表示制御部386は、図22に示すように、操作表示領域CS21におけるスティック225Lの上側位置に点線の丸印であるマーカーM3を設定し、スティック225Lの下側位置に一点鎖線の丸印であるマーカーM4を設定した変換画面CS2を描画及び表示させる。
なお、操作変換部389により変換されない操作情報により示される操作対象の位置に、異なるマーカー(例えば、実線の丸印であるマーカー)を設定してもよい。
また、上記変換画面CS1での説明と同様に、変換前操作及び変換後操作に応じた画像を操作表示領域CS21に表示させてもよい。この際、変換前操作と変換後操作とを色を変えて示してもよく、各操作を表示するタイミングをずらして表示してもよい。更に、操作量(操作感度)の変換が行われている場合には、上記変換画面CS1での説明と同様に、変換された操作量を割合等の数値を表示させてもよい。
このような変換画面CS2が表示される場合でも、ユーザーは、変換前操作及び変換後操作のそれぞれの操作内容を把握できる。
[変換情報生成処理]
図23は、変換情報生成処理を示すフローチャートである。
制御部38は、ユーザーにより特定のアプリケーションの実行時に入力操作(当該入力操作に応じた操作情報)を変換する設定操作が行われた状態で、該当する変換情報がストレージ33に保持されていないと判定された場合や、ユーザーによって新たに変換情報を生成するための入力操作が行われた場合に、OSに組み込まれた変換情報生成プログラムを読み出して、以下に示す変換情報生成処理を実行する。
この変換情報生成処理では、図23に示すように、まず、表示制御部386が、上記変換前操作登録画面RS1を描画及び表示させる(ステップSC1)。
そして、操作取得部381が、当該画面RS1の表示時に受信された操作情報を、変換前操作情報として取得する(ステップSC2)。
次に、表示制御部386が、上記変換後操作登録画面RS2を描画及び表示させる(ステップSC3)。
そして、操作取得部381が、当該画面RS2の表示時に受信された操作情報を、変換後操作情報として取得する(ステップSC4)。
この後、変換情報生成部387が、変換前操作情報を変換後操作情報に変換するための変換情報を生成し、当該変換情報を、ユーザーのアカウント及び対象アプリケーションの識別情報に関連付けてストレージ33に保持させる(ステップSC5)。
更に、変換情報送信部388が、生成された変換情報をサーバー4Aに送信し、当該サーバー4Aに、ユーザーのアカウント及び対象アプリケーションの識別情報に関連付けて当該変換情報を保持させる(ステップSC6)。
以上により、変換情報生成処理が終了される。
[操作変換処理]
図24は、操作変換処理を示すフローチャートである。
制御部38は、特定のアプリケーションの実行時に入力操作(当該入力操作に応じた操作情報)を変換する設定操作が行われた状態で、アプリケーション実行部38Bにより当該特定のアプリケーションが実行される場合に、OSに組み込まれた操作変換プログラムを読み出して、以下に示す操作変換処理を実行する。この操作変換プログラムには、操作に関する制御プログラムが含まれ、また、操作変換処理には、操作に関する制御方法が含まれる。
この操作変換処理では、図11に示すように、まず、表示制御部386が、上記変換画面CS(変換画面CS1,CS2)を描画及び表示させる(ステップSD1)。
次に、操作取得部381が、操作装置2(コントローラー22)から受信された操作情報を取得する(ステップSD2)。
そして、操作変換部389が、取得された操作情報に変換対象の操作情報(変換前操作情報)が含まれるか否かを判定する(ステップSD3)。この際、操作変換部389は、ストレージ33に、現在のユーザーのアカウント及び実行中のアプリケーションに対応する変換情報が保持されていない場合には、取得された操作情報は変換対象ではないと判定する。また、対応する変換情報が保持されている場合でも、当該変換情報に取得された操作情報が変換前操作情報として含まれていないと判定される場合には、操作変換部389は、取得された操作情報は変換対象ではないと判定する。
このステップSD3の判定処理にて、変換対象の操作情報は含まれないと判定すると、制御部38は、処理をステップSD5に移行する。
一方、ステップSD3の判定処理にて、変換対象の操作情報が含まれると判定すると、操作変換部389は、該当する変換情報に基づいて、変換対象の操作情報を変換後操作情報に変換する(ステップSD4)。この後、制御部38は、処理をステップSD5に移行する。
ステップSD5では、表示制御部386が、取得された操作情報、及び、操作変換部389により処理された操作情報(変換されていない操作情報及び変換後操作情報を含む)に基づいて、上記変換画面CSを更新する(ステップSD5)。
また、操作情報出力部390が、操作変換部389により処理された操作情報をアプリケーション実行部38Bに出力し、アプリケーション実行部38Bに当該操作情報に応じた処理を実行させる(ステップSD6)。
このステップSD6の後、制御部38は、処理をステップSD2に戻し、ユーザーにより操作変換処理が終了されるか、或いは、実行中のアプリケーションが終了されるまで、当該操作変換処理を繰り返し実行する。
[サーバーの構成]
図25は、サーバー4Aの構成を示すブロック図である。
サーバー4Aは、上記サーバー4と同様に、ネットワークNを介して情報処理装置3Aと通信し、各種プログラム及び各種コンテンツ等のデータを提供する。
このようなサーバー4Aは、図26に示すように、通信部41、ストレージ42、記憶部43及び制御部44を備える。
通信部41は、上記通信部32と同様に、制御部44による制御の下、ネットワークNを介して情報処理装置3A等の外部機器と通信する。そして、通信部41は、例えば、情報処理装置3Aから受信された情報を制御部44に出力する他、情報処理装置3Aに送信すべく制御部44から入力された情報を、該当する情報処理装置3Aに送信する。
ストレージ42は、上記ストレージ33と同様の構成を有し、サーバー4Aの動作に必要なOS等のプログラムを記憶している他、アプリケーション、音声及び画像等の各種コンテンツのデータを記憶している。また、ストレージ42は、上記ユーザーのアカウント毎に、当該ユーザーが所持する操作装置の種別及び情報処理装置3Aに現在接続されている操作装置の種別等を含むユーザー情報の他、アプリケーションの識別情報と上記変換情報とを関連付けて保持するデータベースを記憶している。
記憶部43は、RAM等により構成され、制御部44の作業領域を提供する。
制御部44は、CPUを備えて構成され、当該CPUが上記OS等のプログラムを実行することで、サーバー4Aを自律的に制御する他、通信部41により外部機器から受信される情報に応じた処理を実行する。このような制御部44は、当該OSが上記プログラムを処理することで実現される情報取得部441、ユーザー情報登録部442、変換情報登録部443、送信情報生成部444及び情報送信部445を、機能部として有する。
情報取得部441は、通信部41により外部機器から受信された情報を取得する。
ユーザー情報登録部442は、情報処理装置3Aから上記ユーザー情報が取得された場合に、当該ユーザー情報をストレージ42のデータベースに登録する。
変換情報登録部443は、情報処理装置3Aから上記変換情報を含む情報が取得された場合に、当該情報に含まれるユーザーのアカウント及びアプリケーションの識別情報に関連付けて、変換情報をストレージ42のデータベースに登録する。
送信情報生成部444は、情報処理装置3A等の外部機器に送信する情報を生成する。この送信情報生成部444は、例えば、変換情報の送信を要求する要求情報が情報処理装置3Aから取得された場合には、当該要求情報に含まれるユーザーのアカウントに応じた変換情報をストレージ42から取得して、当該変換情報を含む送信情報を生成する。この際、要求情報にアプリケーションの識別情報が含まれる場合には、送信情報生成部444は、ユーザーのアカウント及び当該識別情報に応じた変換情報のみを含む送信情報を生成してもよい。
情報送信部445は、送信情報生成部444により生成された送信情報を、通信部41を介して、該当する情報処理装置3等の外部機器に送信する。例えば、情報送信部445は、上記変換情報を要求する要求情報が取得された場合には、当該要求情報を送信した情報処理装置3Aに、対応する変換情報を含む送信情報を送信する。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る情報処理システム1Aによれば、以下の効果がある。
操作装置2(コントローラー22)に対する入力操作に応じた操作情報が、変換前操作情報として変換情報に含まれる場合には、操作変換部389により、当該操作情報は、対応する変換後操作情報に変換される。これによれば、例えば、上記のように、コントローラー22における右側に配置されたスティック225Rに対する操作を、左側に配置されたボタン229Lの入力及びスティック225Lに対する操作により代替で実施できる。この場合、コントローラー22を把持する左手だけで当該スティック225Rに対する操作に応じた入力操作を実施できる。従って、操作装置2により情報処理装置3Aの操作を実施しやすくすることができる。
また、変換後操作の内容は、上記変換画面CS(CS1,CS2)にて示される。これによれば、当該変換画面CSを確認することで、実際に行った変換前操作がどのように変換されたのかを把握できる。従って、操作装置2により情報処理装置3Aを一層操作しやすくすることができる。
変換画面CS1には、それぞれ変換前操作及び変換後操作が示される変換前操作表示領域CS11及び変換後操作表示領域CS12の他、実行画面を観察できる実行画面表示領域である透過領域CS13が含まれる。また、変換画面CS2には、変換前操作及び変換後操作が示される操作表示領域CS21の他、当該透過領域CS13と同様の透過領域CS22が含まれる。これによれば、OS及びアプリケーションの実行画面に重なって表示される変換画面CSを観察することで、変換前操作及び変換後操作の内容の他、当該変換後操作に応じた処理の状況及び結果を観察できる。従って、これら変換後操作及び変換後操作の内容を確認しながら、上記実行画面も観察できるので、操作装置2により情報処理装置3Aをより一層操作しやすくすることができる。
ここで、情報処理装置3Aのユーザーは、操作装置2による操作に慣れるに従って、変換前操作及び変換後操作の内容より、入力操作の結果として得られる処理の状況及び結果を重視する傾向にある。
これに対し、変換画面CS2では、変換前操作及び変換後操作は、1つの操作表示領域CS21にて示される。これによれば、上記変換画面CS1に比べて、表示画面において変換前操作及び変換後操作を示す操作表示領域CS21が占める割合を小さくすることができる。従って、実行画面表示領域である透過領域CS22が占める割合を大きくすることができるので、操作装置2に対する入力操作の結果として得られる処理の状況及び結果を把握しやすくすることができる。
表示制御部386は、変換前操作登録画面RS1及び変換後操作登録画面RS2を表示させる。そして、変換情報生成部387は、変換前操作登録画面RS1の表示時に取得された操作情報を変換前操作情報として取得し、変換後操作登録画面RS2の表示時に取得された操作情報を変換後操作情報として取得する。すなわち、変換前操作及び変換後操作は、実際にコントローラー22を用いてユーザーにより実施され、変換前操作情報及び変換後操作情報は、ユーザーが実際に行った変換前操作及び変換後操作に応じて取得される。そして、変換情報生成部387は、これら変換前操作情報及び変換後操作情報に基づいて変換情報を生成するので、当該変換情報に基づいて、操作変換部389による変換処理を確実かつ適切に実施できる。
また、実際に行われた変換前操作及び変換後操作に応じて取得される変換前操作情報及び変換後操作情報に基づいて変換情報が生成され、当該変換情報に応じて操作情報が変換されるので、操作装置2に対する入力操作に応じて実行される処理の内容(換言すると、操作装置2を用いた情報処理装置3Aの操作方法)をユーザーの好みにカスタマイズできる。従って、情報処理装置3Aをより一層操作しやすくすることができる。
変換情報取得部385は、サーバー4Aから変換情報を取得できるので、新たな情報処理装置3A又は別の情報処理装置3Aを使用する場合や、情報処理装置3Aに保持されていた変換情報が削除された場合(当該情報処理装置3AにOSを再インストールした場合を含む)等に、上記変換情報生成部387による変換情報の生成処理(上記登録画面RS1,RS2の表示処理を含む)を再度実行する必要がない。従って、取得された変換情報を用いて上記変換処理を実行できるので、情報処理システム1Aの利便性を向上できる。
制御プログラムとしてのOSを実行するOS実行部38Aが、操作取得部381、表示制御部386及び操作変換部389を有するので、上記操作変換処理は、当該OS実行部38Aにて行われる。そして、アプリケーション実行部38Bは、当該OS実行部38Aによる処理結果を得て、所定のアプリケーションを実行する。これによれば、上記操作変換処理を実行するプログラムを、アプリケーション毎に組み込む必要がない。従って、アプリケーションの開発工程を簡略化できる。
[第2実施形態の変形]
上記情報処理装置3Aでは、OS実行部38Aが、上記機能部384〜390を有し、アプリケーション実行部38Bは、操作情報出力部390から入力される操作情報に応じた処理を実行するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。
図26は、制御部38の変形である制御部39を示すブロック図である。
例えば、制御部39は、図26に示すように、OS実行部38Aが、操作取得部381、システム制御部382及びユーザー登録部383を有し、アプリケーション実行部38Bが、上記変換情報生成処理及び操作変換処理を実行する機能部384〜390と、システム制御部382により指示されたアプリケーションを実行するとともに、操作情報出力部390から入力される操作情報に応じた処理を実行する実行部391とを有する。このような制御部39と、上記送受信部31、通信部32、ストレージ33、記憶部34及び描画部35とを備える情報処理装置でも、上記情報処理装置3Aと同様の効果を奏することができる。すなわち、上記操作変換処理を実行するプログラムを、アプリケーションに含めてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理システムでは、サーバーは、上記サーバー4Aと同様の機能を有する他、情報処理装置に提供可能なアプリケーションに関する情報が設定されたリスト画面を当該情報処理装置に配信する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図27は、本実施形態に係る情報処理システム1Bの構成を示す模式図である。
本実施形態に係る情報処理システム1Bは、図17に示すように、操作装置2、情報処理装置3及び表示装置DPを有するユニットU1と、操作装置2、情報処理装置3A及び表示装置DPを有するユニットU2と、ネットワークNを介して情報処理装置3,3Aと通信接続されるサーバー4Bと、を備え、上記情報処理システム1,1Aと同様の機能を有する。
これらのうち、サーバー4Bは、サーバー4,4Aの構成及び機能を併せ持つ。例えば、サーバー4Bは、ネットワークNを介して情報処理装置3,3Aと通信し、各種プログラム及び各種コンテンツ等のデータを送受信する。この他、サーバー4Bは、各情報処理装置3,3Aから、提供可能なコンテンツのリストを要求する要求情報が受信された場合に、当該要求情報を送信した情報処理装置3,3Aに適したリスト画面を送信する機能を有する。この際、サーバー4Bは、当該リスト画面をWebブラウザにより閲覧可能な形式で送信する。すなわち、サーバー4Bは、Webサーバーとしても機能する。
このようなサーバー4Bは、通信部41、ストレージ42、記憶部43及び制御部44を備える。
そして、サーバー4Bの送信情報生成部444は、通信部41を介して、提供可能なコンテンツのリストを要求する要求情報が情報処理装置3,3Aから取得された場合には、当該情報処理装置3,3Aに適したリスト画面LSを生成し、当該リスト画面LSを含む送信情報を生成する。なお、リスト画面LSについては、後に詳述する。
情報送信部445は、送信情報生成部444により生成された送信情報を、通信部41を介して、該当する情報処理装置3,3A等の外部機器に送信する。例えば、情報送信部445は、コンテンツのリストを要求する要求情報が取得された場合には、送信情報生成部444により生成されたリスト画面LSを含む送信情報を、当該要求情報を送信した情報処理装置3,3Aに送信する。そして、情報処理装置3,3Aが当該送信情報を受信して処理することで、リスト画面LSが表示される。
[リスト画面の構成]
図28は、情報処理装置3,3Aに提供可能なコンテンツであるアプリケーションのリスト画面LSの一例であるリスト画面LS1を示す図である。
上記送信情報生成部444は、例えば、図28に示すリスト画面LS1を生成する。
このリスト画面LS1には、アプリケーションのジャンルを示すジャンル表示領域LS11と、ページ番号を表示するページ表示領域LS12と、テーブルLS13とが設定されている。
テーブルLS13は、タイトル行TRを含む複数の行Rと、5つの列CL1〜CL5とを有し、当該タイトル行TRには、各列CL1〜CL5に応じて「タイトル」、「リリース日」、「評価」、「タイプ」及び「価格」と表記されている。そして、各行Rにおける各列CL1〜CL5には、それぞれ、アプリケーションのタイトル情報、リリース日、評価点、利用可能な操作装置の種別、及び、価格が設定される。
具体的に、「タイトル」と表記された列CL1には、該当するアプリケーションのタイトル情報として、タイトル名及びロゴや、タグ情報が設定される。なお、本実施形態では、それぞれの行Rにおけるタイトル情報を選択すると、該当するアプリケーションの詳細な説明が含まれる画面や、キーアサインを示す画面(どのボタンにどの機能が割り当てられているかを示す画面)が表示される。
また、「タイプ」と表記された列CL4は、各行に設定されるアプリケーションにて利用可能な操作装置の種別をアイコンにより示す列である。例えば、コントローラーを模したアイコンCN1は、該当するアプリケーションにてコントローラーを利用可能である旨を示している。また、ポインティングデバイスであるマウスを模したアイコンCN2は、該当するアプリケーションにてマウスを利用可能である旨を示している。
これら列CL1〜CL5のうち、列CL1〜CL3,CL5に示される情報は、昇順及び降順でソート可能である。例えば、図示を省略するが、上記タイトル行TRにおいて列CL5が選択されると、「昇順」及び「降順」と表記された選択項目を含むコンテキストメニューが表示され、これら選択項目のいずれかが選択されると、選択された内容でテーブルLS13の内容がソートされる。
図29は、列CL4の選択に応じたコンテキストメニューMNが表示されたリスト画面LS1を示す図である。なお、図29には、コンテキストメニューMNに含まれる選択項目MN1〜MN3のうち、選択項目MN1にカーソルCRが設定されたリスト画面LS1が示されている。
また、タイトル行TRにおいて列CL4が選択されると、図29に示すように、選択項目MN1〜MN3を含むコンテキストメニューMNが表示される。
これらのうち、「接続中のコントローラー」と表記された選択項目MN1が、ユーザーにより操作可能なカーソルCRにより選択されると、該当する情報処理装置3,3Aに現在接続されている操作装置を利用可能なアプリケーションの情報のみがテーブルLS13の行Rに設定されたリスト画面LS1が表示される。例えば、コントローラーである上記操作装置2が情報処理装置3に接続されている場合には、当該コントローラーを模したアイコンCN1が設定された行Rのみ含まれるリスト画面LS1が、当該情報処理装置3により取得されて表示される。すなわち、選択項目MN1が選択されると、現在接続されている操作装置2を利用可能なアプリケーションの情報のみがフィルタリング(抽出)されたリスト画面LS1が表示される。
また、図示を省略するが、「登録されたコントローラー」と表記された選択項目MN2が上記カーソルCRにより選択されると、ユーザーが所持するとして上記ユーザー情報に設定された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報のみがテーブルLS13の行に設定されたリスト画面LS1が表示される。例えば、ユーザーが所持する操作装置としてコントローラー及びマウスがユーザー情報に設定されている場合には、上記アイコンCN1,CN2の少なくともいずれかが設定された行Rのみが含まれるリスト画面LS1が表示される。すなわち、選択項目MN2が選択されると、予め登録された操作装置2を利用可能なアプリケーションの情報のみがフィルタリング(抽出)されたリスト画面LS1が表示される。
なお、図示を省略するが、「すべて」と表記された選択項目MN3が上記カーソルCRにより選択されると、選択項目MN1,MN2の選択状態が解除され、上記ジャンル表示領域LS11に表示されたジャンルのアプリケーションの全てが行Rに設定されたリスト画面LS1が表示される。
なお、上記選択項目MN1,MN2が選択された場合には、上記条件に該当するアプリケーションの情報のみがフィルタリングされるとしたが、各アプリケーションの情報に対して昇順又は降順のソートを実施したリスト画面LS1が表示されることとしてもよい。更に、フィルタリングとソートとを組み合わせて実行できることとしてもよい。例えば、上記条件に該当するアプリケーションの情報が表示されるようにフィルタリングした後に、アプリケーションの名称等によりソート可能に構成してもよい。
このようなテーブルLS13のフィルタリング及びソートは、サーバー4でユーザー情報を参照して行ってもよく、リスト画面LSを含む送信情報を受信した情報処理装置3,3Aが行ってもよい。
図30は、アプリケーションの情報が設定される1つの行Rにおける列CL4に、複数のアイコンが設定された場合のリスト画面LS1を示す図である。
なお、アプリケーションによっては、複数種別の操作装置2を利用可能なものもある。このような場合には、送信情報生成部444は、利用可能な操作装置2のそれぞれを模したアイコンを設定する。例えば、図15に示すリスト画面LS1における行R4,R7,R8に示されるアプリケーションでは、コントローラー22及びマウス21をそれぞれ利用可能であるので、当該行R4,R7,R8における列CL4には、コントローラー22を模したアイコンCN1及びマウス21を模したアイコンCN2がそれぞれ設定されている。
なお、図28〜図30に示したリスト画面LS1における行Rの数の最大値は8とされており、該当するアプリケーションの数が当該最大値を超える場合には、上記ページ表示領域LS12にリスト画面LS1のページ数が表示される。これらページ数にはリンクが設定されており、当該リンクを選択することにより、該当するページを表示させることが可能である。しかしながら、当該最大値は8に限らず、他の数でもよく、該当する全てのアプリケーションの数に応じた行Rが含まれるテーブルLS13が設定されたリスト画面LS1が生成されてもよい。
図31は、上記リスト画面LSの他の例であるリスト画面LS2を示す図である。
送信情報生成部444は、リスト画面LSとして、図31に示すリスト画面LS2を生成してもよい。
リスト画面LS2は、現在接続されている操作装置又は登録された操作装置により操作可能なアプリケーションと、登録されていない操作装置(ユーザーが所持していない操作装置)により操作可能なアプリケーションとを区別して表示するリスト画面である。このリスト画面LS2は、上記ジャンル表示領域LS11及びページ表示領域LS12の他、上記テーブルLS13と同様の構成を有するテーブルLS23が設定されている。
これらのうち、「タイプ」と表記された列CL4は、上記と同様に、各行Rに設定されるアプリケーションにて利用可能な操作装置2の種別をアイコンにより示す列である。
例えば、ケーブルが接続されたコントローラー22を模したアイコンCN3は、情報処理装置3,3Aに現在接続されている操作装置2(コントローラー22)を利用可能なアプリケーションであることを示す。また、ケーブルが接続されていないコントローラー22を模したアイコンCN4は、ユーザーが所持していると登録されてはいるものの情報処理装置3,3Aに現在接続されていない操作装置2を利用可能なアプリケーションであることを示す。これらアイコンCN3,CN4がそれぞれ付された場合には、現在接続されている操作装置2と、接続されてはいないもののユーザーが所持していると登録された操作装置2とを利用可能なアプリケーションであることを示している。
更に「N/A」と記載されたアイコンCN5は、ユーザーが所持していない操作装置を利用するアプリケーションであることを示す。なお、本実施形態では、アイコンCN5には、当該アプリケーションにて利用される操作装置を購入可能なストアのホームページのリンクが設定されており、当該アイコンCN5が上記カーソルCRにより選択されると、該当するストアのホームページに表示内容が切り替わる。
すなわち、リスト画面LS2は、情報処理装置3,3Aに現在接続されている操作装置2(コントローラー22)を利用可能なアプリケーションの情報と、ユーザーが所持していると登録されてはいるものの情報処理装置3,3Aに現在接続されていない操作装置2を利用可能なアプリケーションの情報と、これら操作装置を利用できないアプリケーション(すなわち、ユーザーが所持していない操作装置を利用するアプリケーション)の情報とを識別可能なリスト画面である。
このようなリスト画面LS2においても、タイトル行TRの各列CL1〜CL5に対して入力操作を行うことで、各列CL1〜CL5に設定される内容に応じたフィルタリング又はソートを実施できる。以下のリスト画面LS3〜LS5においても同様である。
図32は、上記リスト画面LSの他の例であるリスト画面LS3を示す図である。
送信情報生成部444は、リスト画面LSとして、図32に示すリスト画面LS3を生成してもよい。このリスト画面LS3には、上記ジャンル表示領域LS11及びページ表示領域LS12の他、上記テーブルLS13と同様の構成を有するテーブルLS33が設定されている。
リスト画面LS3では、「タイプ」と表記された列CL4は、各行に設定されるアプリケーションにて利用可能な操作装置2の種別及び当該操作装置2による操作内容をアイコンにより示している。
例えば、当該列CL4には、コントローラー22及びマウス21を利用可能なアプリケーションであることを示す上記アイコンCN1,CN2の他、アイコンCN6が設定される。このアイコンCN6は、コントローラー22を模したアイコンであり、当該アイコンCN6における左側部分は濃い階調で示され、右側部分は薄い階調で示されている。このようなアイコンCN6は、コントローラー22の左側に配置されたキー、ボタン及びスティック等の操作対象に対する入力操作を主として進行可能なアプリケーションを示すアイコンである。これら操作対象としては、例えば、上記操作装置2の方向キー222、ボタン229L及びスティック225Lが挙げられる。
このようなアイコンCN6が設定されるリスト画面LS3により、ユーザーは、アプリケーションを購入及び実行する前に、利用可能な操作装置2の種別を把握できるだけでなく、当該アプリケーションの進行に必要な操作内容を把握できる。
なお、図示を省略したが、コントローラー22の右側に配置された操作対象に対する入力操作のみで進行可能なアプリケーションが存在する場合には、上記アイコンCN6における階調が左右で逆のアイコンを用いてもよい。更に、マウス21の右側ボタンを使わずに進行可能なアプリケーションが存在する場合には、上記マウス21を模したアイコンCN2における右側ボタンに応じた部位が薄い階調で示されたアイコンを用いてもよい。すなわち、操作内容を示すアイコンの図柄は、適宜変更可能である。
図33は、上記リスト画面LSの他の例であるリスト画面LS4を示す図である。
送信情報生成部444は、リスト画面LSとして、図33に示すリスト画面LS4を生成してもよい。このリスト画面LS4には、上記ジャンル表示領域LS11及びページ表示領域LS12の他、上記テーブルLS13と同様の構成を有するテーブルLS43が設定されている。
リスト画面LS4では、「タイプ」と表記された列CL4は、各行に設定されるアプリケーションにて利用可能な操作装置2の種別及び当該操作装置2による操作内容をアイコンにより示す他、上記調整処理又は上記操作変換処理に対応するアプリケーション、及び、機能の一部が制限されるものの一部の操作対象を操作しなくても進行可能なアプリケーションをアイコンにより示している。
例えば、当該列CL4には、上記アイコンCN1,CN2,CN6の他、アイコンCN7,CN8が設定される。
これらのうち、アイコンCN7は、レンチ(スパナー)を模したアイコンであり、上記調整処理又は上記操作変換処理に対応するアプリケーションであることを示す。すなわち、アイコンCN7が設定された行Rのアプリケーションは、当該アプリケーションの実行時に、上記操作補正部369又は上記操作変換部389により変換された操作情報を受付可能なアプリケーションである。
また、アイコンCN8は、下向きの矢印を模したアイコンであり、利用可能な操作装置2の種別を示すアイコン(例えば、コントローラー22を示すアイコンCN1)に付随して設定される。そして、当該アイコンCN8は、機能の一部が制限されるものの、操作装置2に設けられた操作対象のうち一部を操作しなくても進行可能なアプリケーションを示す。例えば、アイコンCN8がアイコンCN1に付随して設定されている場合には、一部の機能が制限されるものの、コントローラー22の一部の操作対象(例えば、コントローラー22の左側又は右側に配置されたボタン等の操作対象)を使うことなく進行可能なアプリケーションを示す。すなわち、アイコンCN8は、例えば、コントローラー22を片手で操作することでも進行可能なアプリケーションを示すアイコンとして利用できる。
このようなリスト画面LS4により、ユーザーが実際にアプリケーションを実行しなくても、当該アプリケーションに利用できる操作装置2の操作及び当該操作装置2に対する操作内容を把握できる他、上記調整処理及び上記操作変換処理への対応の有無や、操作装置2を用いたアプリケーションの進行方法を把握できる。従って、ユーザーが自身の好みや、実行環境(ゲームアプリケーションの場合にはプレイ環境であり、例えば、通勤/通学中の実行環境)に合わせたアプリケーションを選択しやすくすることができる。
なお、当該リスト画面LS4においては、上記調整処理又は上記操作変換処理に対応するアプリケーションであることをアイコンCN7により示した。これに関連して、他のユーザーの操作変換設定(例えば、上記補正値取得部368により取得される補正値や、上記変換情報取得部385により取得される変換情報)をサーバーから取得可能なアプリケーションであることを示すアイコンを、更にリスト画面LSに設定してもよい。この場合、当該アイコンがカーソルCR等により選択されると、他のユーザーの操作変換設定を示す画面が表示され、当該画面を操作することで、情報処理装置3,3Aが、当該他のユーザーの操作変換設定をサーバーから取得し、当該操作変換設定を利用可能に保持する構成としてもよい。
また、上記リスト画面LSは、コンテンツとしてゲーム等のアプリケーションについての情報が含まれるリスト画面を示したが、送信情報生成部444が生成するリスト画面はこれに限らない。例えば、音楽や動画等のコンテンツのリストを要求する要求情報が情報処理装置3,3Aから受信された場合には、送信情報生成部444は、これらコンテンツのリスト画面を含む送信情報を生成し、情報送信部445が、当該送信情報を送信する。
[操作画面の構成]
図34は、他の操作装置である視線入力デバイスを用いた場合に、OS及びアプリケーションの実行画面に重ねて表示される操作画面PSの一例を示す図である。
ところで、上記情報処理装置3Aには、操作装置として視線入力デバイスを接続できる。この視線入力デバイスは、図示を省略するが、表示装置DPにて表示された操作画面PSにおけるユーザーの視線の方向を検出する他、例えばウィンク等の所定の操作を検出し、検出された視線の方向及び当該操作が行われた旨の情報を含む操作情報を送信する。
一方、情報処理装置3Aが、操作装置として上記視線入力デバイスが接続されたことを検出すると、上記表示制御部386が、図34に示すような操作画面PSを描画部35に描画させて表示させる。また、操作取得部381が、取得された操作情報に含まれる視線の方向から、当該操作画面PSにおいて当該視線により示される指示位置を取得する。
操作画面PSは、視線入力デバイスにより情報処理装置3Aに所定の処理を実行させる画面であり、上記実行画面に重なって表示される。この操作画面PSは、コントローラー22を模した図柄が設定された操作領域PS1を有し、当該操作画面PSにおける操作領域PS1以外の領域は、実行画面表示領域となる透過領域PS2とされている。なお、操作画面PSにおいて、上記指示位置は、クロスヘアカーソルCCRにより示される。
そして、操作領域PS1内のコントローラー22の図柄における操作対象(例えばボタン)の位置にカーソルCCRが位置している状態で、上記視線入力デバイスから上記所定の操作が行われた旨の情報を含む操作情報が取得されると、操作変換部389は、当該操作対象に対する入力操作に応じた操作情報を生成する。そして、新たに生成された操作情報は、操作情報出力部390によりアプリケーション実行部38Bに出力される。これにより、操作画面PSに対する視線入力デバイスを用いた入力操作に応じて、所定の処理を情報処理装置3Aに実行させることができる。
なお、操作領域PS1に設定される図柄は、コントローラー22を模した図柄に限らず、マウス21を模した図柄であってもよい。この場合には、操作変換部389が、視線入力デバイスを用いた操作領域PS1に対する操作に応じてマウス21の操作情報を生成すればよい。また、上記と同様に、変換情報を用いて新たな操作情報を生成してもよい。
更に、上記操作領域PS1は、所定の入力操作が行われた場合には非表示としてもよい。例えば、ユーザーの視線が表示装置DPの外側に位置している状態で、所定の入力操作が行われた旨の操作情報が取得された場合に、表示制御部386が、操作領域PS1を非表示としてもよい。この場合、同様の操作が行われた場合に、操作画面PSを再び表示させるように構成してもよい。
加えて、操作領域PS1の配置位置は、操作画面PSにおける右上でなくてもよく、操作画面PS内のどの位置でもよい。更に、上記視線入力デバイスを用いる場合には、表示装置DPはHMD(Head Mounted Display)であってもよい。
図35は、送信情報生成部444により生成されるリスト画面LSのうち、視線入力デバイスに対応するアプリケーションのリストを示すリスト画面LS5を示す図である。
上記送信情報生成部444は、リスト画面LSとして、図35に示すリスト画面LS5を生成できる。このリスト画面LS5は、視線入力デバイス接続時の上記操作変換に対応したアプリケーションのリストを示す画面である。このリスト画面LS4には、上記ジャンル表示領域LS11及びページ表示領域LS12の他、上記テーブルLS13と同様の構成を有するテーブルLS53が設定されている。
リスト画面LS5では、「タイプ」と表記された列CL4は、各行に設定されるアプリケーションが視線入力デバイス接続時の上記操作変換に対応しているか否かをアイコンにより示している。
例えば、当該列CL4には、コントローラー22及びマウス21を利用可能なアプリケーションであることを示す上記アイコンCN1,CN2の他、アイコンCN9が設定される。このアイコンCN9は、目を模したアイコンであり、上記アイコンCN1,CN2に付随して設定される。そして、アイコンCN9は、例えば、当該アイコンCN9がアイコンCN1に付随して設定されている場合には、該当するアプリケーションが、視線による入力操作をコントローラーの入力操作に変換可能なアプリケーションであることを示す。すなわち、上記視線入力デバイスが情報処理装置3Aに接続された場合には、当該アプリケーションの実行時にコントローラー22を模した図柄が操作領域PS1に設定された上記操作画面PSが表示される。同様に、当該アイコンCN9がアイコンCN2に付随して設定されている場合には、該当するアプリケーションが、視線による入力操作をマウス21の入力操作に変換可能なアプリケーションであることを示す。
このようなリスト画面LS5を含む送信情報を情報処理装置3Aがサーバー4Bから取得し、当該リスト画面LS5を表示装置DPに表示させることにより、アプリケーションの購入及び実行の前に、ユーザーが視線入力デバイスに対応したアプリケーションを判別しやすくすることができる。
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る情報処理システム1Bによれば、上記情報処理システム1,1Aと同様の効果がある他、以下の効果がある。
サーバー4Bからの送信情報を受信した情報処理装置3,3Aにより表示されるリスト画面LS2では、情報処理装置3,3Aに接続された操作装置2を利用可能なアプリケーションの情報と、当該情報処理装置3,3Aに予め登録された操作装置2を利用可能なアプリケーションの情報と、これらユーザーが所持する操作装置2を利用できないアプリケーションの情報と、をそれぞれ識別可能に表示される。これによれば、ユーザーが所持している操作装置2を利用可能なアプリケーションを容易に識別できる。従って、利用可能なアプリケーションを把握しやすくすることができる。
リスト画面LS2では、表示されたコンテキストメニューMNから操作装置2を操作して選択項目MN1,MN2を選択することにより、当該リスト画面LS2に設定されたアプリケーションの情報から、「接続中のコントローラー」又は「登録されたコントローラー」を利用可能なアプリケーションの情報をフィルタリングすることができる。また、上記のように、当該アプリケーションの情報をソートすることもできる。従って、ユーザーが所持している操作装置2により操作可能なアプリケーションを容易に識別できる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、補正値算出部365は、マウス21の接続時に、取得された入力値の積分値である入力量と、予め設定された基準量とに基づいて補正値を算出した。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、スティック225の操作時と同様に、ユーザーが上記視点を一周させるためにマウス21を移動操作した際に取得される入力値に応じた回転角の積分値である回転量を入力量とし、当該入力量と、基準量である360°とに基づいて補正値を算出してもよい。この場合、操作補正部369は、当該補正値を用いて、取得される入力値に応じた回転角を補正する構成とすればよい。
更に、操作装置2に設けられたキー及びボタンのうちのいずれかのキー又はボタンを、他のキー又は他のボタンに置き換えて、当該キー又はボタンの入力に応じた操作信号が入力されると、対応する他のキー又は他のボタンの入力に応じた処理を実行するように構成してもよい。
上記実施形態では、所定の処理として、FPSゲーム等のアプリケーションの実行時に処理され、当該ゲームの仮想空間における視点を回転させる処理を挙げた。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、ボタンの押下時間に応じてキャラクター等のオブジェクトを移動する処理を実行する場合には、当該押下時間に応じたキャラクターの移動量を調整してもよい。すなわち、調整対象の処理は、適宜変更可能である。また、マウス21の移動操作、及び、スティック225の傾倒操作に応じて取得される入力値に応じた処理量を補正する構成に限らず、コントローラー22に配設された方向キーや、当該コントローラー22及びマウス21に配設されたボタンの入力操作に応じて取得される操作信号(入力値)に応じた処理量を補正する構成としてもよい。
上記実施形態では、ゲームの仮想空間における視野が回転される方向は、仮想空間における左右方向の回転を想定したが、上下方向の回転であってもよい。
また、上記実施形態では、上記基準量は、仮想空間における視点が一周する場合の入力量としたが、本発明はこれに限らない。基準量の入力により回転される視点の回転角は半周でもよく、適宜変更可能である。この場合、上記調整画面にて、プレイヤーの視点を当該角度回転させる入力操作をプレイヤーに実施させるようにすればよい。
また、この際、プレイヤーの視点をそれぞれ異なる角度回転させる入力操作をプレイヤーに実施させ、それぞれの角度に応じた補正値を算出してもよい。例えば、当該視点を第1の角度(例えば90°)回転させる入力操作と、第2の角度(例えば180°)回転させる入力操作とを、プレイヤーに実施させ、それぞれの角度に応じた補正値を算出してもよい。この場合、補正値算出部365が、上記視点を第1の角度回転させる入力量に基づいて算出される補正値と、上記視点を第2の角度回転させる入力量に基づいて算出される補正値とから、補正値のカーブ(補正カーブ)を算出及び生成し、当該カーブに基づいて、操作補正部369が入力値を補正するように構成してもよい。すなわち、プレイヤーの視点をそれぞれ異なる角度回転させる入力操作をプレイヤーにそれぞれ実施させ、それぞれ取得される入力量と当該角度に応じた基準量とに基づいて算出される複数の補正値から補正カーブを算出し、当該補正カーブを用いて、入力値を補正する構成としてもよい。
上記実施形態では、上記調整画面APの画像設定領域AP1には、アプリケーション実行部36Bによる実行中のゲームのプレイ画面の一例の画像が設定されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、OS実行部36Aが調整画面表示部363を有する場合には、上記画像設定領域AP1に設定される画像(動画を含む)は、実行中のゲームとは無関係の画像であってもよい。この場合、上記のように、視点が一周する動画を上記画像設定領域AP1に設定して表示させてもよい。
また、アプリケーション実行部36Bによるアプリケーションの実行中に、上記調整画面(例えば調整画面AP)が表示されてもよく、上記入力量の取得を含む補正値算出処理が実行されてもよい。この際、OS実行部36Aが調整画面表示部363を有する場合には、当該調整画面の表示時の入力値をアプリケーション実行部36Bに渡さない構成とすれば、実行中のゲームが進行されることを抑制できる。
更に、情報処理装置3が、ユーザーの入力操作に応じて実行中のアプリケーションに基づくゲームの進行を一時的に中断した際に、上記補正値算出処理を実行する場合には、以下のように構成してもよい。
例えば、アプリケーション実行部36Bが、中断時の視点の方向を保存するとともに、当該視点の回転操作のみを許容する状態(ゲーム内の時間が流れない状態)とする。そして、視点を所定角度回転させる入力操作をプレイヤーに実行させ、補正値算出部365が、取得される入力値及び上記基準値に基づいて上記補正値を算出する。この際、当該入力操作に応じて視点が回転され、回転後の視点に応じた画面が描画及び表示される。そして、補正値算出処理が終了し、プレイヤーによりゲームの一時的な中断が解除されると、上記視点が中断前の視点に戻り、当該視点に応じた画面が描画及び表示される他、以降に取得される入力値が上記操作補正処理により補正され、これにより、当該ゲームにおける視点が操作される。
このように構成することで、ゲームの進行時であっても、操作補正状態を容易に設定及び変更できる。
上記実施形態では、情報処理装置3において、補正値取得部368により補正値が取得された場合に、操作補正部369により入力値の補正、又は、入力値に応じた視点の回転角の補正が実行されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、特定のアプリケーション(例えばゲームアプリケーション)の実行時にのみ、上記操作補正処理が実行される構成してもよい。
上記実施形態では、操作装置2と表示装置DPとは別体として構成していたが、本発明はこれに限らない。例えば、HMDのように、これら操作装置と表示装置とが一体的に構成されていてもよい。操作装置と表示装置とが一体化されたHMDとして構成する場合には、例えば、ユーザーの頭部の動きを検出するセンサーによる検出結果を入力値として取得すればよい。また、情報処理装置3,3Aによる処理結果を確認できれば、表示装置DPは必ずしも必須ではない。
上記実施形態では、操作装置2は、マウス21と、スティック225を有するコントローラー22とを備えて構成されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、マウス21及びコントローラー22のいずれかが接続された場合に、上記調整処理が実行される構成としてもよい。また、情報処理装置3,3Aに接続される操作装置2は、マウス21及びコントローラー22に限らず、他の種別のポインティングデバイス等、他の操作装置でもよい。
上記実施形態では、補正値取得部368は、該当する補正値がストレージ33に保持されていない場合に、サーバー4,4Bから当該補正値を取得するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、サーバー4,4Bから補正値を取得する機能については無くてもよく、また、常時サーバー4,4Bと通信可能であり、当該サーバー4,4Bに補正値が保持されていれば、ストレージ33に補正値が保持されていなくてもよい。この場合、補正値算出処理に関連する機能部はなくてもよい。
上記実施形態では、操作補正部369は、補正値が取得できなかった場合には、上記操作補正処理を実行しないとした。このような操作補正処理を実行するか否かを、プレイヤー(ユーザー)が選択できるように構成してもよい。
上記実施形態では、変換画面CS1には変換前操作表示領域CS11が含まれるとし、変換画面CS2の操作表示領域CS21には変換前操作が示されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、変換前操作表示領域CS11は設定されなくてもよく、操作表示領域CS21にて変換前操作を示さなくてもよい。すなわち、変換前操作は画面に表示しなくてもよい。
上記実施形態では、変換前操作登録画面RS1、変換後操作登録画面RS2、変換画面CS1,CS2及び操作画面PSは、OS及びアプリケーションの実行画面に重ねて表示されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、各画面において、実行画面全体が表示される実行画面表示領域を個別に設定してもよい。例えば、変換画面CSは、変換前操作表示領域CS11及び変換後操作表示領域CS12以外の領域に、実行画面全体が表示される実行画面表示領域が設定された画面としてもよい。
上記実施形態では、変換画面CS1における変換前操作表示領域CS11及び変換後操作表示領域CS12は、常時表示されるとし、変換画面CS2における操作表示領域CS21は、常時表示されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、操作変換部389により変換されない入力操作に応じた操作情報が取得された場合には、これら各表示領域CS11,CS12,CS21は表示しないこととしてもよい。
上記実施形態では、変換情報は、変換情報生成部387により生成され、変換情報送信部388によりサーバー4A,4Bに送信されて登録されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、変換情報は、ユーザーの入力操作に応じて予め生成されて保持されなくても、OSやアプリケーションの更新プログラムとしてサーバー4A,4Bから提供されてもよい。
上記実施形態では、変換情報は、サーバー4A,4Bから取得できるとしたが、情報処理装置3Aに接続される外部ストレージ等の外部機器から取得可能に構成してもよい。このような外部機器として、HDDやフラッシュメモリー等の外付けの記憶装置を例示できる。また、変換情報はストレージ33に保持されていなくてもよく、サーバー4A,4B等の外部機器と常時通信可能であれば、当該外部機器に保持されていてもよい。
上記実施形態では、操作変換処理により変換される操作情報の例として、スティック225Rの傾倒操作に応じた操作情報に変換されるボタン229Lの入力及びスティック225Lの傾倒操作に応じた操作情報、並びに、スティック225Lの下方向への傾倒操作に応じた操作情報に変換される当該スティック225Lの上方向への傾倒操作に応じた操作情報を挙げた。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、上記実施形態にて挙げた操作内容は、本発明を理解しやすいように例示したものであり、当該操作内容に本発明は限定されない。すなわち、変換前操作及び変換後操作は、上記操作内容に限定されず、他の操作内容であってもよい。
例えば、上記のように、変換情報に基づく操作変換処理に、スティック225やタッチパッド224の感度調整を含めてもよい。この場合、操作体2251を所定方向に最大限に傾倒させる操作を変換前操作とし、当該変換前操作に応じた操作情報を、操作体2251を同方向に略半分の傾倒量で傾倒させる操作(変換後操作)に応じた操作情報に変換して、スティック225の感度を調整してもよい。
また、例えば、あるボタンが入力される毎に所定の機能が切り替わるアプリケーションにおいて、当該ボタンが入力され続けている場合に当該所定の機能に切り替わった状態が維持されるように、操作情報を変換してもよい。
上記実施形態では、操作変換部389は、変換情報に含まれる変換前操作と同じ入力操作に応じた操作情報が取得された場合に、当該操作情報を、変換前操作に対応する変換後操作に応じた操作情報に変換する操作変換処理を実行するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、上記のように、操作変換処理を実行するか否かを、ユーザーが選択できるように構成してもよい。
上記実施形態にて示した各画面のレイアウトや、マーカー及びアイコン等のデザインは、適宜変更可能である。
上記実施形態では、調整処理、変換情報生成処理及び操作変換処理を実行させるプログラムは、ストレージ33に保持されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、これら処理を実行する際にネットワークNを介してサーバー等から取得されてもよく、他の形式で記録されていてもよい。
本発明は、例えばゲーム装置やPC等の情報処理装置に好適に利用できる。
1A,1B…情報処理システム、2…操作装置、3A…情報処理装置、32…通信部、38A…OS実行部(主制御部)、38B…アプリケーション実行部(実行部)、381…操作取得部、386…表示制御部、387…変換情報生成部、389…操作変換部、391…実行部、4A,4B…サーバー、DP…表示装置、CS1,CS2…変換画面(画面)、CS11…変換前操作表示領域、CS12…変換後操作表示領域、CS13,CS22…透過領域(実行画面表示領域)、CS21…操作表示領域(変換前操作表示領域、変換後操作表示領域)、RS1…変換前操作登録画面、RS2…変換後操作登録画面。

Claims (12)

  1. 入力操作に応じた操作情報を操作装置から取得する操作取得部と、
    前記入力操作である変換前操作に応じた操作情報である変換前操作情報を、前記変換前操作とは異なる変換後操作に応じた操作情報である変換後操作情報に変換する操作変換部と、
    前記変換後操作情報に基づいて所定の処理を実行する実行部と、
    少なくとも前記変換後操作を示す画面を表示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記画面は、前記操作装置を模した図柄が設定され、前記変換前操作を示す変換前操作表示領域、及び、前記変換後操作を示す変換後操作表示領域と、
    前記実行部による前記処理の実行画面が表示される実行画面表示領域と、を含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記変換前操作表示領域及び前記変換後操作表示領域は、同じ表示領域であり、当該表示領域に、前記変換前操作及び前記変換後操作のそれぞれが示される
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記変換前操作情報を、前記変換後操作情報に変換する変換情報を生成する変換情報生成部を有し、
    前記表示制御部は、前記変換前操作が実施される変換前操作登録画面と、前記変換後操作が実施される変換後操作登録画面とを表示させ、
    前記変換情報生成部は、前記変換前操作登録画面の表示時に取得される前記変換前操作情報と、前記変換後操作登録画面の表示時に取得される前記変換後操作情報とに基づいて前記変換情報を生成し、
    前記操作変換部は、前記変換情報に基づいて、前記変換前操作情報を前記変換後操作情報に変換する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記変換前操作情報を前記変換後操作情報に変換する変換情報を保持する外部機器と通信する通信部を備え、
    前記操作変換部は、前記外部機器から取得される前記変換情報に基づいて、前記変換前操作情報を前記変換後操作情報に変換する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報処理装置において、
    当該情報処理装置を制御する制御プログラムを実行して、当該情報処理装置を制御する主制御部と、
    前記主制御部による制御下で、所定のアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、を備え、
    前記主制御部は、前記操作取得部、前記操作変換部及び前記表示制御部を有し、
    前記アプリケーション実行部は、前記実行部を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報処理装置と、
    入力操作に応じた操作情報を前記情報処理装置に送信する操作装置と、を備えることを特徴とする情報処理システム。
  8. 入力操作に応じた操作情報を操作装置から取得する情報処理装置を用いて行われ、前記情報処理装置に所定の処理を実行させる制御方法であって、
    前記入力操作である変換前操作に応じた操作情報である変換前操作情報を取得する操作取得ステップと、
    前記変換前操作情報を、前記変換前操作とは異なる変換後操作に応じた操作情報である変換後操作情報に変換する操作変換ステップと、
    前記変換後操作情報に応じた処理を実行する実行ステップと、
    少なくとも前記変換後操作を示す画面を表示する表示制御ステップと、を含む
    ことを特徴とする制御方法。
  9. 入力操作に応じた操作情報を操作装置から取得する情報処理装置により実行され、前記情報処理装置に所定の処理を実行させる制御プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記入力操作である変換前操作に応じた操作情報である変換前操作情報を取得する操作取得ステップと、
    前記変換前操作情報を、前記変換前操作とは異なる変換後操作に応じた操作情報である変換後操作情報に変換する操作変換ステップと、
    前記変換後操作情報に応じた処理を実行する実行ステップと、
    少なくとも前記変換後操作を示す画面を表示する表示制御ステップと、を実行させる
    ことを特徴とする制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の制御プログラムをコンピューター読取可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
  11. アプリケーションを示すアプリケーション情報が設定されたリスト画面を表示する情報処理装置であって、
    前記アプリケーション情報のうち、当該情報処理装置に接続された操作装置、及び、当該情報処理装置に予め登録された操作装置の少なくともいずれかの操作装置である接続可能操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、前記接続可能操作装置を利用できないアプリケーションの情報と、をそれぞれ識別可能な前記リスト画面を表示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置において、
    前記リスト画面には、当該情報処理装置に接続された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、当該情報処理装置に予め登録された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、がそれぞれ識別可能に表示され、
    前記接続された操作装置に対する所定の入力操作に応じて、前記接続された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報と、前記予め登録された操作装置を利用可能なアプリケーションの情報とのうち、一方のフィルタリング、及び、それぞれのソートのいずれかを実施した前記リスト画面を表示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
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