JP2015161926A - 液晶表示装置及び電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠性の高い液晶表示装置及び電子装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、偏光層と、第1基板部と、第2基板部と、液晶層と、を含む液晶表示装置が提供される。第1基板部は、偏光層の側の第1面と、第1面とは反対側の第2面と、を有する。第1基板部は、第1面に配置された光反射性の第1画素電極及び第2画素電極と、第1画素電極及び第2画素電極と重ならない開口領域と、を含む。第2基板部は、第1基板部と偏光層との間に設けられ、第1基板部側の第3面と、第3面とは反対側の第4面と、を有する。第2基板部は、第3面に設けられた光透過性の対向電極を含む。液晶層は、第1面と第3面との間に設けられる。第2面から第1基板部に入射し、開口領域及び液晶層を通過した第1光の少なくとも一部は、第2基板部を介して第4面から出射可能である。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、液晶表示装置及び電子装置に関する。
液晶表示装置が種々の用途に用いられている。意匠性の向上が求められる。
本発明の実施形態は、意匠性の高い液晶表示装置及び電子装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、偏光層と、第1基板部と、第2基板部と、液晶層と、を含む液晶表示装置が提供される。前記第1基板部は、前記偏光層の側の第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有する。前記第1基板部は、前記第1面に配置された光反射性の第1画素電極及び第2画素電極と、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と重ならない開口領域と、を含む。前記第2基板部は、前記第1基板部と前記偏光層との間に設けられ、前記第1基板部側の第3面と、前記第3面とは反対側の第4面と、を有する。前記第2基板部は、前記第3面に設けられた光透過性の対向電極を含む。前記液晶層は、前記第1面と前記第3面との間に設けられる。前記第2面から前記第1基板部に入射し、前記開口領域及び前記液晶層を通過した第1光の少なくとも一部は、前記第2基板部を介して前記第4面から出射可能である。
本発明の実施形態によれば、意匠性の高い液晶表示装置及び電子装置が提供される。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に相当し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に相当し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る液晶表示装置を例示する模式的断面図である。
図1に表したように、本実施形態に係る液晶表示装置110は、偏光層52と、第1基板部10uと、第2基板部20uと、液晶層30と、を含む。
図1は、第1の実施形態に係る液晶表示装置を例示する模式的断面図である。
図1に表したように、本実施形態に係る液晶表示装置110は、偏光層52と、第1基板部10uと、第2基板部20uと、液晶層30と、を含む。
偏光層52から第1基板部10uに向かう方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向とX軸方向とに対して垂直な方向をY軸方向とする。
偏光層52は、例えば、X−Y平面に沿って延在する。
第1基板部10uは、第1面10aと、第2面10bと、を有する。第1面10aは、偏光層52の側の面である。第2面10bは、第1面10aとは反対側の面である。
第1面10a及び第2面10bは、Z軸方向に対して交差する。この例では、第1面10a及び第2面10bは、X−Y平面に対して平行である。
第1基板部10uは、複数の画素電極10e(例えば、第1画素電極11及び第2画素電極12など)を含む。複数の画素電極10eは、第1面10a内に配置される。複数の画素電極10eは、光反射性である。
第1基板部10uは、開口領域15oを含む。開口領域15oは、(X−Y平面に投影したときに)第1画素電極11及び第2画素電極12と重ならない。この例では、開口領域15oは、画素間領域15を含む。画素間領域15は、第1画素電極11と第2画素電極12との間の領域である。画素間領域15は、複数の画素電極10eどうしの間の領域である。後述するように、画素電極に開口部が設けられ、この開口部が開口領域15oとなっても良い。
第2基板部20uは、第1基板部10uと偏光層52との間に設けられる。第2基板部20uは、第3面20aと、第4面20bと、を有する。第3面20aは、第1基板部10u側の面である。第4面20bは、第3面20aとは反対側の面である。第3面20aは、例えば、第1面10aに対向する。第2基板部20uは、対向電極21(コモン電極)を含む。対向電極21は、第3面20a上に設けられる。対向電極21は、光透過性である。
液晶層30は、第1面10aと第3面20aとの間に設けられる。液晶層30の一部は、複数の画素電極10eと対向電極21との間に配置される。液晶層30の別の一部は、第1基板部10uの開口領域15o(例えば画素間領域15)と、対向電極21と、の間に配置される。
液晶層30は、画素部30d(例えば、第1画素部31及び第2画素部32など)を有する。第1画素部31は、第1画素電極11と第2基板部20uとの間に配置される。第2画素部32は、第2画素電極12と第2基板部20uとの間に配置される。液晶層30は、非画素部30nをさらに含む。非画素部30nは、開口領域15o(例えば画素間領域15)と第2基板部20uとの間に配置される。
液晶層30には、例えば、ネマティック液晶が用いられる。液晶層30に含まれる液晶35は、長軸方向35D(ダイレクタ)を有する。液晶35の長軸方向35Dは、液晶層30に印加される電圧に応じて変化する。すなわち、電圧に応じて液晶層30の液晶配向が変化する。液晶配向の変化に伴って、例えば、液晶層30の実効的な複屈折率(リタデーション)が変化する。実効的な複屈折率の変化が、偏光層52により、光の明るさに変換される。これにより、表示が行われる。液晶配向の変化に伴って、旋光性(光学活性)が変化しても良い。
液晶表示装置110においては、観視者80は、偏光層52の側から、液晶表示装置110の表示を観視する。観視者80と第1基板部10uとの間に、偏光層52が配置される。偏光層52の側(第4面20bの側)が、表側に対応する。第2面10bの側が、裏側に対応する。液晶表示装置110は、例えば、反射型の表示装置である。
例えば、表側から、光(例えば、第3光L3)が液晶表示装置110に入射する。この光は、偏光層52、第2基板部20u、液晶層30を通過して、画素電極10e(例えば第1画素電極11)に入射する。画素電極10eに入射した第3光L3は、画素電極10eで反射する。反射した第3光L3が、液晶層30、第2基板部20u及び偏光層52を通過して、表側から外部に出射する。
液晶層30に印加される電圧に応じて、画素部30d(例えば第1画素部31)において、液晶配向が変化し、画素部30dにおける光学特性(例えば実効的な複屈折率、例えば、リタデーション)が変化する。光学特性の変化に応じて、偏光層52を通過して外部に出射する第3光L2の明るさが変化する。画素部30dにおける明るさが、電圧に応じて変化し、表示が行われる。
例えば、第1状態において、第1画素電極11と対向電極21との間の電位差が第1電圧とされる。このとき、偏光層52と、液晶層30のうちの第1画素電極11と対向電極21との間の第1画素部31と、を通過して第1画素電極11に入射して第1画素電極11で反射し第1画素部31及び偏光層52を通過する第3光L3の強度を第1強度とする。
第2状態において、第1画素電極11と対向電極21との間の電位差が第2電圧とされる。第2電圧を第1電圧とは異なる。このとき、偏光層52と、液晶層30のうちの第1画素電極11と対向電極21との間の第1画素部31と、を通過して、第1画素電極11に入射して第1画素電極11で反射し第1画素部31及び偏光層52を通過する第4光の強度を第2強度とする。
第1強度は、第2強度とは異なる。例えば、第2電圧の実効値は、第1電圧の実効値よりも大きい。例えば、第1状態はオフ状態である。第2状態はオン状態である。例えば、第1強度は、第2強度よりも低い。すなわち、例えば、ノーマリダーク(ノーマリブラック)の表示が行われる。例えば、第1強度は、第2強度よりも高い。すなわち、例えば、ノーマリブライト(ノーマリホワイト)の表示が行われる。
一方、第2面10bから第1基板部10uに第1光L1が入射する。第1光L1は、開口領域15o(例えば画素間領域15)及び液晶層30を通過する。第1光L1の少なくとも一部は、第2基板部20uを介して、第4面20bから出射可能である。
液晶表示装置110においては、開口領域15o(例えば画素間領域15)から、裏面にある物体などの像が観視可能である。
例えば、構造体150が、裏面側に設けられる。すなわち構造体150と、液晶層30と、の間に第1基板部10uが配置される。構造体150は、第1基板部10uと接しても良い。構造体150は、第1基板部10uと離間しても良い。
例えば、構造体150は、電子部品でも良い。機械部品でも良い。構造体150は、絵や写真でも良い。構造体150は任意である。構造体150から出射する光が、開口領域15o(例えば画素間領域15)を通過可能である。
構造体150は、発光しても良い。すなわち、構造体150は、第1光L1を放出しても良い。構造体150から放出された第1光L1が、開口領域15o(例えば画素間領域15)を通過する。
構造体150が反射性でも良い。構造体150で反射した光が、開口領域15o(例えば画素間領域15)を通過しても良い。
図1に例示したように、第2光L2が、第4面20bから第2基板部20uに入射する。第2光L2は、液晶層30及び開口領域15o(例えば画素間領域15)を介して第2面10bから出射する。この第2光L2は、構造体150に入射する。第2光L2のうちの、構造体150で反射した光が、第1光L1となる。この第1光L1が、開口領域15o(例えば画素間領域15)を通過する。
すなわち、外光が構造体150に入射して、構造体150で反射した光が、開口領域15o(例えば画素間領域15)を通過しても良い。
さらに、第1基板部10uと構造体150との間の空間から外光が構造体150に入射しても良い。構造体150で反射した光が、開口領域15o(例えば画素間領域15)を通過して、観視者80に到達する。
液晶表示装置110は、この構造体150をさらに含んでも良い。構造体150は、液晶表示装置110とは別に設けられても良い。
例えば、実施形態に係る電子装置310は、液晶表示装置110と、構造体150と、を含む。
実施形態において、構造体150は任意である。第1光L1は、例えば風景の光でも良い。
実施形態に係る液晶表示装置110においては、画素電極10eによる表示像と、開口領域15o(例えば画素間領域15)を通過する光(第1光L1)による背景像と、を提供することができる。これにより、意匠性の高い液晶表示装置及び電子装置が提供できる。
この例では、第2基板部20uは、第2基板20sをさらに含む。第2基板20sは、光透過性である。第2基板20sと液晶層30との間に、対向電極21が配置される。
一方、第1基板部10uは、第1基板10sと、配線16(第1配線16a及び第2配線16bなど)と、第1スイッチング素子17aと、第2スイッチング素子17bと、絶縁層18と、をさらに含む。
第1画素電極11及び第2画素電極12が、第1基板10sと液晶層30との間に配置される。第1基板10sは、光透過性である。
第1スイッチング素子17a(例えば、トランジスタまたは非線形抵抗素子など)は、第1基板10sと液晶層30との間に設けられる。第1スイッチング素子17aは、第1画素電極11と電気的に接続される。
第1配線16aは、第1基板10sと液晶層30との間に設けられる。第1配線16aは、第1スイッチング素子17aと、電気的に接続される。例えば、第1配線16aは、例えば、信号線である。この信号線は、例えば、第1画素電極11に電荷を供給する。電荷の供給が、第1スイッチング素子17aを介して行われる。または、第1配線16aは、走査線(ゲート線)でも良い。走査線には、第1スイッチング素子17aの動作を制御する信号が入力される。
第2スイッチング素子17b(例えば、トランジスタまたは非線形抵抗素子など)は、第1基板10sと液晶層30との間に設けられる。第2スイッチング素子17bは、第2画素電極12と電気的に接続される。
第2配線16bは、第1基板10sと液晶層30との間に設けられる。第2配線16bは、第2スイッチング素子17bと、電気的に接続される。例えば、第2配線16bは、例えば、信号線、または、走査線(ゲート線)である。
絶縁層18は、第1配線16aと第1画素電極11との間に設けられる。絶縁層18は、第2配線16bと第2画素電極12との間にさらに設けられる。
第1配線16aの少なくとも一部は、第1画素電極11と第1基板10sとの間に位置する。第2配線16bの少なくとも一部は、第2画素電極12と第1基板10sとの間に位置する。
第1基板部10uにおいては、配線16(及びスイッチング素子)が、絶縁層18により覆われる。絶縁層18の上に、画素電極10eが設けられる。絶縁層18により、配線16と画素電極10eとが絶縁される。これにより、画素電極10eの面積率を向上できる。これにより、表示の明るさが向上できる。高いコントラスト比が得られる。
実施形態において、光(第1光L1、第2光L2、第3光L4、第4光など)は、可視光を含む。可視光の波長は、例えば、380ナノメートル(nm)以上700nmである。
実施形態において、第1基板10s及び第2基板20sには、ガラス基板または樹脂基板が用いられる。
対向電極21には、例えば、光透過性の導電材料が用いられる。対向電極21には、例えば、In、Sn、Zn及びTiよりなる群から選択された少なくともいずれかの元素を含む酸化物が用いられる。対向電極21には、例えばITO(Indium Tin Oxide)などが用いられる。対向電極21には、例えば、光透過性の薄い金属層を用いても良い。
対向電極21は、光透過性である。光透過性の部材(第1基板10s、第2基板20s及び対向電極21など)においては、透過率が、反射率よりも高い。光透過性の部材においては、透過率は、吸収率よりも高い。
画素電極10eには、例えば、アルミニウムなどが用いられる。画素電極10eは、光反射性である。光反射性の部材(画素電極10eなど)においては、反射率が透過率よりも高い。光反射性の部材においては、例えば、反射率は、吸収率よりも高い。
例えば、画素電極10e(第1画素電極11及び第2画素電極12など)は、鏡面反射性である。例えば、画素電極10eに入射して反射する光の偏光特性は、反射により実質的に変化しない。例えば、画素電極10eにおいて、拡散反射性が高い場合は、反射光の偏光特性は、入射光の偏光特性から変化する場合がある。例えば、反射により偏光性が劣化すると、表示のコントラスト比が低下する場合がある。画素電極10eが鏡面反射性の場合に、高いコントラスト比を得やすい。
画素電極10eの表面は、比較的平坦である。これにより、鏡面反射性が得易い。
第1基板部10u及び第2基板部20uのそれぞれは、配向膜(図示しない)をさらに含んでも良い。例えば、配向膜は、画素電極10e及び対向電極21のそれぞれを覆う。配向膜は、液晶層30の液晶を配向させる。配向膜には、例えば、ポリイミドなどの有機膜が用いられる。配向膜の特性(例えば異方性)により、液晶層30の配向が定まる。例えば、配向膜にラビング処理が施される。配向膜には、例えば光配向処理などにより、異方性が設けられても良い。
液晶層30には、例えば、ネマティック液晶が用いられる。液晶層30は、カイラル剤を含んでも良い。液晶層30の厚さtLCは、例えば、画素電極10eを覆う配向膜と、対向電極21を覆う配向膜と、の間のZ軸方向に沿った距離である。
液晶層30は、第1部分LCaと、第2部分LCbと、第3部分LCcと、を含む。対向電極21と第1部分LCaとの間に、第2部分LCbが配置される。第1部分LCaと第2部分LCbとの間に第3部分LCcが配置される。第1部分LCaは、液晶層30のうちの、第1基板部10uの側の部分である。第2部分LCbは、液晶層30のうちの、第2基板部20uの側の部分である。第3部分LCcは、中央部分である。
例えば、液晶層30の誘電異方性は、正でも負でも良い。以下では、説明を簡単にするために、液晶層30の誘電異方性が正である例について説明する。
例えば、液晶層30に電圧が印加されない場合(初期状態)において、液晶層30の液晶35の長軸方向35Dは、X−Y平面に実質的に沿っている。例えば、液晶35のプレチルト角(長軸方向35DとX−Y平面との間の角度)は、10度以下であり、例えば、約5度である。液晶層30に電圧を印加すると、液晶のチルト角が大きくなる。電圧印加時に、例えば、液晶層30のうちの第3部分LCcにおいては、チルト角は約90度になる。なお、液晶層30の誘電異方性が負のときは、プレチルト角は、例えば、70度以上90度以下である。実施形態において、プレチルト角は任意である。
第1部分LCaにおける液晶の配向方向(長軸方向35D、液晶ダイレクタ方向)は、例えば、第1基板部10uの配向膜の配向処理方向(例えば、ラビング方向)によって定まる。第2部分LCbにおける液晶の配向処理方向(長軸方向35D、液晶ダイレクタ方向)は、例えば、第2基板部20uの配向膜の配向方向(例えばラビング方向)によって定まる。
例えば、配向膜の配向処理方向(例えば、ラビング方向)に関する情報は、偏光を用いて配向膜を解析することで得られる。例えば、配向膜の配向処理方向に関する情報は、配向処理の不均一性(例えばラビング傷など)を観察することで得られる。例えば、画素電極10eと対向電極21との間に直流を含む電圧を印加することで、配向処理の不均一に基づく筋が見易くなる場合がある。この筋に基づいて、配向処理方向(及び長軸方向35D)を求めることができる。
例えば、第1基板部10uにおける配向処理方向を求めることで、第1部分LCaにおける液晶の配向方向(長軸方向35D)が求められる。第1部分LCaにおける液晶の配向方向は、第1基板部10uにおける配向処理方向に沿う。同様に、例えば、第2基板部20uにおける配向処理方向を求めることで、第2部分LCbにおける液晶の配向方向(長軸方向35D)が求められる。すなわち、第2部分LCbにおける液晶の配向方向は、第2基板部20uにおける配向処理方向に沿う。
第1基板部10uに設けられる配線16(第1配線16a及び第2配線16b)には、例えば、金属膜が用いられる。
第1スイッチング素子17a及び第2スイッチング素子17bに含まれる半導体層には、例えば、ポリシリコン、アモルファスシリコン、または、酸化物半導体が用いられる。酸化物半導体には、例えば、インジウム(In)、ガリウム(Ga)及び亜鉛(Zn)の少なくともいずれかを含む酸化物が用いられる。
絶縁層18には、例えば、樹脂材料を用いることができる。樹脂材料として、例えば、アクリル樹脂及びポリイミド樹脂の少なくともいずれかが用いられる。絶縁層18は、光吸収性を有していても良い。これにより、例えば、画素間領域15における光の透過が抑制される。一方、絶縁層18の光透過性が高い場合、絶縁層18において、高い加工精度を得易い。絶縁層18は、樹脂層と、無機層と、の積層膜を用いても良い。無機層として、例えば、窒化シリコン、酸窒化シリコン、及び、酸化シリコンの少なくともいずれかが用いられる。
偏光層52には、偏光膜、または、偏光板などが用いられる。例えば、偏光層52のそれぞれは、粘着層を含んでも良い。粘着層により、偏光層52が第2基板部20uに固定される。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る別の液晶表示装置を例示する模式的平面図である。
これらの図は、配線及び画素電極10eを例示している。
これらの図は、配線及び画素電極10eを例示している。
図2(a)に表したように、液晶表示装置110及び電子装置310において、第1配線16a及び第2配線16bが設けられる。第1配線16a及び第2配線16bは、例えば、信号線である。液晶表示装置110において、第3配線16c及び第4配線16dがさらに設けられる。第3配線16c及び第4配線16dは、第1配線16a及び第2配線16bと交差する。第3配線16c及び第4配線16dは、例えば、ゲート線である。複数の画素電極10eの間に、画素間領域15(開口領域15o)が設けられる。
図2(b)に表したように、実施形態に係る別の液晶表示装置110a及び電子装置310aにおいては、画素電極10eに開口部10eoが設けられている。すなわち、第1画素電極11は、開口部10eoを有し、開口領域15oは、この開口部10eoを含む。第2画素電極12は、開口部10eoを有し、開口領域15oは、この開口部10eoを含む。
開口領域15oは、画素間領域15及び開口部10eoの少なくともいずれかを含む。このような開口領域15oを、第1光L1が通過する。
図3は、第1の実施形態に係る別の液晶表示装置を例示する模式的断面図である。
図3に表したように、本実施形態に係る別の液晶表示装置111(及び電子装置311)においては、第1位相差層61と第2位相差層62とが、さらに設けられている。これ以外は、液晶表示装置110と同様なので、説明を省略する。
図3に表したように、本実施形態に係る別の液晶表示装置111(及び電子装置311)においては、第1位相差層61と第2位相差層62とが、さらに設けられている。これ以外は、液晶表示装置110と同様なので、説明を省略する。
第1位相差層61は、液晶層30と偏光層52との間に配置される。この例では、第1位相差層61は、第2基板10sと偏光層52との間に配置されている。第2位相差層62は、液晶層30と偏光層52との間に配置される。この例では、第2位相差層62は、第1位相差層61と偏光層52との間に配置される。第1位相差層61及び第2位相差層62は、第2基板部20uの一部とみなしても良い。第1位相差層61及び第2位相差層62が、第2基板部20uとは別体であるとしても良い。
第1位相差層61として、例えば、1/4波長板が用いられる。第1位相差層61のリタデーションは、例えば、100ナノメートル以上150ナノメートル以下である。
第2位相差層62として。例えば、1/2波長板が用いられる。第2位相差層62のリタデーションは、例えば、240ナノメートル以上290ナノメートル以下である。
例えば、第1位相差層61及び第2位相差層62には、延伸フィルムなどが用いられる。位相差層において、位相差層の複屈折率と、位相差層の厚さと、の積がリタデーションに対応する。リタデーションは、偏光を用いた解析により求めることができる。
第1位相差層61は、例えば、入射する直線偏光を、実質的に円偏光に変化させる。第2位相差層62は、例えば、入射する直線偏光の偏光方向を90度変化させる。
これらの位相差層を用いることで、液晶層30における光学特性(例えば、実効的な複屈折率)の変化を、光の明るさの変化に変化することが、効率的に行われる。すなわち、明るさを向上し、高いコントラスト比が得られる。波長依存性が小さくなる。
実施形態において、これらの位相差層は、必要に応じて設けられ、省略しても良い。第1位相差層61を用いることで、例えば、高い明るさと、高いコントラスト比と、が得易くなる。第2位相差層62を用いることで、例えば、光学特性の波長依存性が改善され、例えば、色づきが抑制される。
実施形態において、液晶層30の第1部分LCaにおける配向方向とX軸方向との間の角度を第1配向角とする。例えば、第1配向角は、85度以上95度以下である。この例では、第1配向角は、約90度である。
液晶層30の第2部分LCbにおける配向方向とX軸方向との間の角度を第2配向角とする。例えば、第2配向角は、−140度以下−180度以上である。この例では、第2配向角は、約−160度である。
第1配向方向と、第2配向方向と、の間の角度の絶対値(ツイスト角)は、約60度以上約80度以下である。この例では、ツイスト角は、70度である。ツイスト角は、液晶層30中における液晶35の長軸方向35Dのツイスト角に相当する。
液晶層30において、電圧を印加していない場合のリタデーション(プレチルト角は小さく無視する)は、例えば、180nm以上260nm以下である。すなわち、液晶層30に含まれる液晶の屈折率異方性と、液晶層30の厚さtLC(nm)との積は、180ナノメートル以上260ナノメートル以下である。
第1位相差層61の遅延軸と、X軸方向との間の第1位相差角度は、例えば、20度以上40度以下である。この例では、第1位相差角度は、28.5度である。
第2位相差層62の遅延軸と、X軸方向との間の第2位相差角度は、例えば、85度以上105度以下である。この例では、第2位相差角度は、93.5度である。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る液晶表示装置を例示する模式的断面図である。
図4に表したように、本実施形態に係る液晶表示装置120(及び電子装置320)においては、光学層65がさらに設けられている。光学層65は、偏光層52と対向電極21との間に設けられる。これ以外は、液晶表示装置110と同様なので説明を省略する。
図4は、第2の実施形態に係る液晶表示装置を例示する模式的断面図である。
図4に表したように、本実施形態に係る液晶表示装置120(及び電子装置320)においては、光学層65がさらに設けられている。光学層65は、偏光層52と対向電極21との間に設けられる。これ以外は、液晶表示装置110と同様なので説明を省略する。
光学層65は、第2基板部20uの一部としてみなしても良い。光学層65は、第2基板部20uとは別体としても良い。
光学層65は、光学層65に入射する光の進行方向を変更する。光学層65は、例えば、光学層65に入射する光を拡散(例えば散乱)する。例えば、光学層65は、光学層65に入射する光の拡散光(例えば散乱光)の強度を、光学層65に入射する光の方向(X−Y平面内の方向)に応じて変化させる。光学層65の構成及び特性の例は、後述する。
光学層65において、入射する光の偏光特性は、実質的に維持される。光学層65を用いることで、画素電極10eが比較的高い鏡面反射性を有していた場合においても、画素電極10eにおける像の写り込みが抑制され、見易い表示が可能になる。
光学層65のヘイズは、例えば、70%以上95%以下である。これにより、良好な散乱性が得られ、良好なコントラスト比の表示が提供できる。
図5(a)〜図5(d)は、第2の実施形態に係る液晶表示装置の一部を例示する模式図である。
これらの図は、光学層65を例示している。図5(a)は、光学層65を例示する模式的断面図である。図5(b)は、光学層65を例示する模式的平面図である。図5(c)は、別の例の光学層65を示す模式的平面図である。図5(d)は、光学層65の別の例を示す模式的断面図である。
これらの図は、光学層65を例示している。図5(a)は、光学層65を例示する模式的断面図である。図5(b)は、光学層65を例示する模式的平面図である。図5(c)は、別の例の光学層65を示す模式的平面図である。図5(d)は、光学層65の別の例を示す模式的断面図である。
図5(a)に例示したように、光学層65は、複数の第1光学部66と、第2光学部67と、を含む。複数の第1光学部66は、X−Y平面内(第1面10aに対して平行な平面内)に配置される。複数の第1光学部66は、光透過性である。第2光学部67は、複数の第1光学部66のうちの任意の2つ間に設けられる。第2光学部67も光透過性である。この例では、複数の第2光学部67が設けられている。複数の第1光学部66と、複数の第2光学部67と、が交互に配置されている。例えば、複数の第1光学部66の少なくともいずれかと、第2光学部67との間の境界68は、X−Y平面に対して傾斜している。第2光学部67の屈折率は、第1光学部66の屈折率よりも高い、または、低い。
例えば、光学層65に第1入射方向から入射する光(第1入射光Li1)の光学層65における散乱光の強度は、光学層65に第2入射方向から入射する光(第2入射光Li2)の光学層65における散乱光の強度とは異なる。ここで、第1入射方向の、X−Y平面内の方向は、第2入射方向の、X−Y平面内の方向とは異なる。
例えば、第1入射光Li1の光学層65における散乱光の強度は、第2入射光Li2の光学層65における散乱光の強度よりも高い。例えば、第1入射光Li1は光学層65で散乱されて拡散する。一方、第2入射光Li2においては、光学層65における散乱(拡散)の程度が低く、透過性が高い。例えば、境界68がX−Y平面に対して傾斜していることで、このような散乱特性が得られる。光学層65は、例えば、異方性散乱層である。光学層65は、異方性前方散乱フィルムである。
光学層65においては、例えば、屈折率が高い領域と、低い領域と、が設けられている。光学層65は、例えば、透明フィルムである。光学層65においては、光の入射方向によって、例えば、散乱の程度が異なる。光学層65は、「散乱中心軸」を有する。散乱中心軸は、例えば、図5(a)に例示した第1入射光Li1の光軸に対応する。散乱中心軸は、例えば、最も散乱する光の入射方向に対応する。
図5(b)に例示したように、複数の第1光学部66は、帯状である。例えば、第1光学部66及び第2光学部67のそれぞれは、Z軸方向に対して交差(例えば直交)する1つの方向に沿って延在する。この例では、光学層65は、例えば、ルーバ構造タイプである。
図5(c)に例示した別の例では、複数の第1光学部66は、互いに離間した島状である。この例では、光学層65は、例えば、柱状構造タイプである。
図5(d)に例示した例では、光学層65は、複数の層(第1層65a及び第2層65bなど)を含む。これらの層は、Z軸方向に沿って積層されている。第1層65aは、X−Y平面内に配置された光透過性の複数の第1光学部66aと、複数の第1光学部66aのうちの2つの間に設けられた光透過性の第2光学部67aと、を含む。第2光学部67aの屈折率は、複数の第1光学部66aのそれぞれの屈折率とは異なる。この場合も、複数の第1光学部66aの少なくともいずれかと第2光学部67aとの間の境界68aは、X−Y面に対して傾斜している。
第2層65bは、X−Y平面内に配置された光透過性の複数の第3光学部66bと、複数の第3光学部66bのうちの2つの間に設けられた光透過性の第4光学部67bと、を含む。第4光学部67bの屈折率は、複数の第3光学部66bのそれぞれの屈折率とは異なる。複数の第3光学部66bの少なくともいずれかと第4光学部67bとの間の境界68bは、X−Y面に対して傾斜している。例えば、境界68bの延在方向は、境界68aの延在方向に沿っている。例えば、境界68bを含む平面と、境界68aを含む平面と、の間の角度は、30度以下でも良い。光学層65に複数の層を設けることで、例えば、拡散範囲が拡大する。光学層65に複数の層を設けることで、着色(例えば、虹色の発生)などが抑制できる。光学層65に設けられる層の数は、3以上でも良い。
図6(a)及び図6(b)は、第2の実施形態に係る液晶表示装置の特性を例示する模式的平面図である。
これらの図は、光学層65の特性を例示する模式図であり、光学層65に光が入射したときの光学層65を通過する光の強度を模式的に例示している。図6(a)は、第1入射光Li1が入射したときに対応する。この例では、第1入射光Li1は、Y−Z平面に沿って光学層65に入射している。第1入射光Li1の入射角(Z軸方向と第1入射光Li1との間の角度)は、30度である。図6(a)は、例えば、散乱中心軸に対して平行な方向から光が入射する場合に対応する。図6(b)は、第3入射光Li3が入射したときに対応する。この例では、第3入射光Li1は、X−Z平面に沿って光学層65に入射している。第3入射光Li3の入射角(Z軸方向と第3入射光Li3との間の角度)は、30度である。図6(b)は、例えば、散乱中心軸に対して垂直な方向から光が入射する場合に対応する。
これらの図は、光学層65の特性を例示する模式図であり、光学層65に光が入射したときの光学層65を通過する光の強度を模式的に例示している。図6(a)は、第1入射光Li1が入射したときに対応する。この例では、第1入射光Li1は、Y−Z平面に沿って光学層65に入射している。第1入射光Li1の入射角(Z軸方向と第1入射光Li1との間の角度)は、30度である。図6(a)は、例えば、散乱中心軸に対して平行な方向から光が入射する場合に対応する。図6(b)は、第3入射光Li3が入射したときに対応する。この例では、第3入射光Li1は、X−Z平面に沿って光学層65に入射している。第3入射光Li3の入射角(Z軸方向と第3入射光Li3との間の角度)は、30度である。図6(b)は、例えば、散乱中心軸に対して垂直な方向から光が入射する場合に対応する。
これらの図に描かれている同心円は、Z軸方向を基準にした角度(等角度線)に対応する。同心円の中心は、光学層65から、実質的にZ軸方向に沿って出射する透過光(垂直出射光)に対応する。これらの図に描かれている明るい領域B1及びB2は、透過光の強度が高い領域である。
図6(a)に表したように、例えば、Y軸方向に沿った第1入射光Li1においては、垂直出射光の強度が高い。そして、Y−Z平面内で傾斜する方向に出射する透過光の強度も高い。
図6(b)に表したように、例えば、X軸方向に沿った第3入射光Li3においては、垂直出射光の強度が低い。そして、X−Z平面内で傾斜する方向(垂直方向から傾斜した方向)において、透過光の強度が高い。
このように、光学層65においては、光学層65に第1入射方向から入射する光(例えば第1入射光Li1)の光学層65における光の強度は、光学層65に第2入射方向から入射する光(第2入射光Li2または第3入射光Li3など)の光学層65における光の強度とは異なる。光学層65は、例えば、ライトコントロールフィルムである。
図4に例示したように、光学層65において、光の進行方向が変化する。光学層65を設けることにより、裏面からの光は、効率的に表示部(第1基板部10u、液晶層30、第2基板部20u及び偏光層52)を通過できる。パネルの裏側にある物体(構造体150)の観視が容易になる。
(第3の実施形態)
図7(a)〜図7(c)は、第3の実施形態に係る液晶表示装置を例示する模式的断面図である。
図7(a)に表したように、本実施形態に係る液晶表示装置130(及び電子装置330)においては、第2基板部20uに、着色層25がさらに設けられている。対向電極21は、着色層25と液晶層30との間に配置される。着色層25と対向電極21との間に、平坦化層(オーバーコート層)が設けられても良い。これ以外は、液晶表示装置120と同様なので説明を省略する。
図7(a)〜図7(c)は、第3の実施形態に係る液晶表示装置を例示する模式的断面図である。
図7(a)に表したように、本実施形態に係る液晶表示装置130(及び電子装置330)においては、第2基板部20uに、着色層25がさらに設けられている。対向電極21は、着色層25と液晶層30との間に配置される。着色層25と対向電極21との間に、平坦化層(オーバーコート層)が設けられても良い。これ以外は、液晶表示装置120と同様なので説明を省略する。
この例では、着色層25は、第1着色部26bと、第2着色部27bと、を含む。第1着色部26bは、第1面10a(X−Y平面でも良い)に投影したときに、画素間領域15と重なる。第1着色部26bは、第1色を有する。この例では、第2着色部27bは、第1面10a(X−Y平面でも良い)に投影したときに、画素間領域15及び第1着色部26bと重なる。第2着色部27bは、第1色とは異なる第2色を有する。
例えば、第1色及び第2色のいずれか一方が、赤であり、いずれか他方が、青である。第1色及び第2色のいずれか一方が、赤であり、いずれか他方が、緑でも良い。第1色及び第2色のいずれか一方が、青であり、いずれか他方が、緑でも良い。
例えば、第1色及び第2色のいずれか一方が、マジェンタであり、いずれか他方が、シアンである。第1色及び第2色のいずれか一方が、マジェンタであり、いずれか他方が、イエローでも良い。第1色及び第2色のいずれか一方が、シアンであり、いずれか他方が、イエローでも良い。
この例では、第1着色部26b及び第2着色部27bが、画素間領域15と重なる。第1着色部26b及び第2着色部27bは、画素間領域15と重ならなくても良い
この例では、着色層25は、第1カラーフィルタ26aと、第2カラーフィルタ27aと、をさらに含む。第1カラーフィルタ26aは、第1画素電極11と偏光層52との間に設けられる。第1カラーフィルタ26aは、例えば、上記の第1色を有する。
この例では、着色層25は、第1カラーフィルタ26aと、第2カラーフィルタ27aと、をさらに含む。第1カラーフィルタ26aは、第1画素電極11と偏光層52との間に設けられる。第1カラーフィルタ26aは、例えば、上記の第1色を有する。
第2カラーフィルタ27aは、第2画素電極12と偏光層52との間に設けられる。第2カラーフィルタ27aは、第1色とは異なる第3色を有する。第3色は、第2色と同じでも良く、異なっても良い。
第1着色部26bは、第1カラーフィルタ26aと連続していても良く、分断されていても良い。第2着色部27bは、第2カラーフィルタ27aと連続していても良く、分断されていても良い。
図7(b)及び図7(c)に表したように、本実施形態に係る別の液晶表示装置131及び132(並びに電子装置331及び332)においても着色層25が設けられる。
実施形態によれば、意匠性の高い液晶表示装置及び電子装置が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、表示装置に含まれる配線、スイッチ素子、表示層、絶縁層、駆動部、スイッチ、セレクタ及び回路などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施の形態として上述した表示装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての表示装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
10a…第1面、 10b…第2面、 10e…画素電極、 10eo…開口部、 10s…第1基板、 10u…第1基板部、 11…第1画素電極、 12…第2画素電極、 15…画素間領域、 15o…開口領域、 16…配線、 16a〜16d…第1〜第4配線、 17a、17b…第1、第2スイッチング素子、 18…絶縁層、 20a…第3面、 20b…第4面、 20s…第2基板、 20u…第2基板部、 21…対向電極、 25…着色層、 26a、27a…第1、第2カラーフィルタ、 26b、27b…第1、第2着色部、 30…液晶層、 30d…画素部、 30n…非画素部、 31…第1画素部、 32…第2画素部、 35…液晶、 35D…長軸方向、 52…偏光層、 61…第1位相差層、 62…第2位相差層、 65…光学層、 65a…第1層、 65b…第2層、 66、66a…第1光学部、 67、67a…第2光学部、 66b…第3光学部、 66b…第4光学部、 68、68a、68b…境界、 80…観視者、 110、110a、111、120、130〜132…液晶表示装置、 310、310a、311、320、330〜332…電子装置、 B1、B2…領域、 L1〜L4…第1〜第4光、 LCa…第1部分、 LCb…第2部分、 LCc…第3部分、 La1〜La3、Lb1〜Lb3…光、 Li1〜Li3…第1〜第3入射光、 tLC…厚さ
Claims (18)
- 偏光層と、
前記偏光層の側の第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有し、前記第1面に配置された光反射性の第1画素電極及び第2画素電極と、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と重ならない開口領域と、を含む前記第1基板部と、
前記第1基板部と前記偏光層との間に設けられ、前記第1基板部側の第3面と、前記第3面とは反対側の第4面と、を有し、前記第3面に設けられた光透過性の対向電極を含む第2基板部と、
前記第1面と前記第3面との間に設けられた液晶層と、
を備え、
前記第2面から前記第1基板部に入射し、前記開口領域及び前記液晶層を通過した第1光の少なくとも一部は、前記第2基板部を介して前記第4面から出射可能である液晶表示装置。 - 前記開口領域は、前記第1画素電極と前記第2画素電極との間の画素間領域を含む請求項1記載の液晶表示装置。
- 前記第1画素電極は開口部を有し、前記開口領域は、前記開口部を含む請求項1記載の液晶表示装置。
- 構造体が設けられ、
前記構造体と前記液晶層との間に前記第1基板部が配置され、
第2光は、前記第4面から前記第2基板部に入射し、前記液晶層及び前記開口領域を介して前記第2面から出射して、前記構造体に入射し、
前記第2光のうちの、前記構造体で反射した光が、前記第1光となる請求項1〜3のいずれか1つに記載の液晶表示装置。 - 前記第1光を放出する構造体が設けられ、
前記構造体と前記液晶層との間に前記第1基板部が配置される請求項1〜3のいずれか1つに記載の液晶表示装置。 - 前記構造体をさらに備えた請求項4または5に記載の液晶表示装置。
- 前記第1画素電極と前記対向電極との間の電位差が第1電圧であるときに、前記偏光層と、前記液晶層のうちの前記第1画素電極と前記対向電極との間の第1画素部と、を通過して前記第1画素電極に入射して前記第1画素電極で反射し前記第1画素部及び前記偏光層を通過する第3光の第1強度は、
前記第1画素電極と前記対向電極との間の電位差が第2電圧であるときに、前記偏光層と、前記液晶層のうちの前記第1画素電極と前記対向電極との間の第1画素部と、を通過して前記第1画素電極に入射して前記第1画素電極で反射し前記第1画素部及び前記偏光層を通過する第4光の第2強度とは異なる請求項1〜6のいずれか1つに記載の液晶表示装置。 - 前記第2電圧の実効値は、前記第1電圧の実効値よりも大きい請求項7記載の液晶表示装置。
- 前記第1強度は、前記第2強度よりも低い請求項7または8に記載の液晶表示装置。
- 前記第1強度は、前記第2強度よりも高い請求項7または8に記載の液晶表示装置。
- 前記偏光層と前記対向電極との間に設けられた光学層をさらに備え、
前記光学層に第1入射方向から入射する光の前記光学層における散乱光の強度は、前記光学層に第2入射方向から入射する光の前記光学層における散乱光の強度とは異なり、
前記第1入射方向の、前記第1面に対して平行な平面内の方向は、前記第2入射方向の、前記平面内の方向とは異なる請求項1〜10のいずれか1つに記載の液晶表示装置。 - 前記光学層は、前記平面内に配置された光透過性の複数の第1光学部と、前記複数の第1光学部のうちの2つの間に設けられた光透過性の第2光学部と、を含み、前記第2光学部の屈折率は、前記複数の第1光学部のそれぞれの屈折率とは異なり、
前記複数の第1光学部の少なくともいずれかと前記第2光学部との間の境界は、前記平面に対して傾斜している請求項11記載の液晶表示装置。 - 前記第1画素電極及び前記第2画素電極は、鏡面反射性である請求項1〜12のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
- 前記第1基板部は、
光透過性の第1基板であって前記第1画素電極及び前記第2画素電極が前記第1基板と前記液晶層との間に配置される第1基板と、
前記第1基板と前記液晶層との間に設けられ前記第1画素電極と電気的に接続された第1スイッチング素子と、
前記第1基板と前記液晶層との間に設けられ前記第1スイッチング素子と電気的に接続された第1配線と、
前記第1配線と前記第1画素電極との間に設けられた絶縁層と、
をさらに含み、
前記第1配線の少なくとも一部は、前記第1画素電極と前記第1基板との間に位置する請求項1〜13のいずれか1つに記載の液晶表示装置。 - 前記液晶層は、前記第1基板部側の第1部分と、前記第2基板部側の第2部分と、を含み、
前記第1部分と前記第2部分との間における液晶ダイレクタのツイスト角度は、60度以上80度以下である請求項1〜14のいずれか1つに記載の液晶表示装置。 - 前記液晶層に含まれる液晶の屈折率異方性と前記液晶層の厚さ(ナノメートル)との積は、180ナノメートル以上260ナノメートル以下である請求項1〜15のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
- 前記液晶層と前記偏光層との間に設けられた位相差層をさらに備え、
前記位相差層のリタデーションは、100ナノメートル以上150ナノメートル以下である請求項1〜16のいずれか1つに記載の液晶表示装置。 - 請求項4または5に記載の前記液晶表示装置と、
前記構造体と、
を備えた電子装置。
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