JP2015161510A - 配管の応力解析方法、及び、応力解析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
尚、その他の検査方法としては、超音波探傷試験(Ultrasonic Test:UT)法やTOFD(Time of Flight Diffraction)法などのような非破壊検査法も知られている。
本態様によれば、解析条件を外観形状パラメータ及び非外観形状パラメータを含み、外観形状パラメータに基づいて最適化の基準となる設計値を求めて最適化を実施する。その際、非外観形状パラメータの変化率に制限を設けることによって、最適化によって、設計情報に含まれる初期値からかけ離れた現実的でない解析結果が導かれることを回避できる。これにより、効率的に妥当な解析結果を得ることができ、解析処理全体に要する時間の効率化を図ることができる。
本態様によれば、外観形状パラメータとして拘束支持部材による支持態様に関する情報を含むことにより、拘束支持部材の態様が設計当初から変化又は変更されている場合であっても、現実の外観形状に基づいた最適化によって加味することができる。
尚、「支持態様に関する情報」とは、配管における拘束支持部材の位置、拘束形式、支持形式などの外観形状として識別可能な情報であって、上述の外観形状パラメータの下位概念に含まれる。
本態様によれば、冷態時の外観形状に基づいて最適化された解析条件について、稼動時においても現実の配管の振る舞いと整合するように最適化する。これにより、より現実の配管に近い解析条件に基づいて応力解析を実施することができ、更なる精度向上を図ることができる。
尚、「稼動時」とは、配管に加熱媒体が流れている時を意味しており、より好ましくは配管の作動状態が平衡状態に到達している時を意味する。
本態様によれば、応力解析結果から意図する応力分布を得るための解析条件を算出することができる。これにより、特定の応力分布を実現するための具体的なメンテナンス計画を立案することができる。
この場合、前記配管は、少なくとも1つの拘束支持部材によって支持されており、前記外観形状パラメータは、少なくとも前記拘束支持部材による支持態様に関する情報を含んでもよい。
図3は本実施例に係る応力解析装置10の構成を示すブロック図である。応力解析装置10は、入力部12と、測定部14と、記憶部16と、演算処理部18と、出力部20とを備えており、典型的には上述したようにコンピュータなどの電子演算機として構成される。
尚、上述した演算処理部18の構成要素は機能ブロックであり、同様の機能・作用を発揮できる限りにおいて、各構成要素は統合又は分離されていてもよい。
尚、図5及び図6における比較対象は、上述した最適化を行うことなく設計情報のみに基づく解析条件によって得られる変位分布である。
続いて、実施例2に係る応力解析装置10´について説明する。図7は実施例2に係る応力解析装置10´の構成を示すブロック図であり、図8は図7の応力解析装置10´によって実施される応力解析方法を工程毎に示すフローチャートである。尚、以下の説明では、実施例1と共通する構成には共通の符号を付すこととし、重複する説明は適宜省略することとする。
10 応力解析装置
12 入力部
14 測定部
16 記憶部
18 演算処理部
20 出力部
22 解析条件設定部
24 最適化部
26 解析部
28 推定部
30 目的関数設定部
32 解析条件算出部
Claims (10)
- 加熱媒体が流れる配管の応力解析方法であって、
前記配管の設計情報に基づいて解析条件を設定する解析条件設定工程と、
前記配管の冷態時における外観形状を測定する第1の測定工程と、
前記配管の外観形状について、前記解析条件から得られる設計値と前記第1の測定工程で得られる実測値との差が第1の閾値以内になるように、前記解析条件を最適化する最適化工程と、
前記最適化された解析条件に基づいて応力解析を実施する解析工程と
を備えることを特徴とする配管の応力解析方法。 - 前記解析条件は、前記外観形状に関する外観形状パラメータと、前記配管のその他の特徴に関する非外観形状パラメータとを含み、
前記設計値は前記外観形状パラメータに基づいて得られ、
前記最適化工程は、前記非外観形状パラメータの変化率が、前記解析条件から得られる初期値から所定範囲内になるように、前記解析条件を最適化することを特徴とする請求項1に記載の配管の応力解析方法。 - 前記配管は、少なくとも1つの拘束支持部材によって支持されており、
前記外観形状パラメータは、少なくとも前記拘束支持部材による支持態様に関する情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の配管の応力解析方法。 - 前記配管の稼動時における外観形状を測定する第2の測定工程と、
前記最適化された解析条件に基づいて、前記配管の稼動時における外観形状を推定する推定工程と
を更に備え、
前記最適化工程は、前記配管の外観形状について、前記第2の測定工程で得られる実測値と前記推定工程で得られる推定値との差が第2の閾値以内になるように、前記解析条件を最適化することを特徴とする請求項1に記載の配管の応力解析方法。 - 前記配管の応力分布に関する目的関数を設定する目的関数設定工程と、
前記解析工程の解析結果が前記目的関数になるように前記解析条件を算出する解析条件算出工程と
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の配管の応力解析方法。 - 加熱媒体が流れる配管の応力解析装置であって、
前記配管の外観形状を測定する測定部と、
前記配管の設計情報に基づいて解析条件を設定する解析条件設定部と、
前記解析条件を最適化する最適化部と、
前記最適化された解析条件に基づいて、前記配管の応力解析を実施する解析部と
を備え、
前記測定部は、前記配管の冷態時における外観形状を測定し、
前記最適化部は、前記配管の外観形状について、前記解析条件から得られる設計値と前記測定部で得られた冷態時における実測値との差が第1の閾値以内になるように、前記解析条件を最適化することを特徴とする配管の応力解析装置。 - 前記解析条件は、前記外観形状に関する外観形状パラメータと、前記配管のその他の特徴に関する非外観形状パラメータとを含み、
前記設計値は前記外観形状パラメータに基づいて得られ、
前記最適化部は、前記非外観形状パラメータの変化率が、前記解析条件から得られる初期値から所定範囲内になるように、前記解析条件を最適化することを特徴とする請求項6に記載の配管の応力解析装置。 - 前記配管は、少なくとも1つの拘束支持部材によって支持されており、
前記外観形状パラメータは、少なくとも前記拘束支持部材による支持態様に関する情報を含むことを特徴とする請求項7に記載の配管の応力解析装置。 - 前記最適化された解析条件に基づいて、前記配管の稼動時における外観形状を推定する推定部を更に備え、
前記測定部は、前記配管の稼動時における外観形状を測定し、
前記最適化部は、前記配管の外観形状について、前記推定部で得られる推定値と前記測定部で得られる稼動時における実測値との差が第2の閾値以内になるように、前記解析条件を最適化することを特徴とする請求項6に記載の配管の応力解析装置。 - 前記配管の応力分布に関する目的関数を設定する目的関数設定部と、
前記解析部の解析結果が前記目的関数になるように前記解析条件を算出する解析条件算出部と
を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の配管の応力解析装置。
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