JP2015160298A - parallel link robot - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パラレルリンクロボットに関する。 The present invention relates to a parallel link robot.
従来から、特許文献1(特表昭63−501860号公報)に開示されているようなパラレルリンクロボットが存在している。パラレルリンクロボットは、例えば、3つのアーム部を駆動するモータを有し、エンドエフェクタを保持する可動部を、各アーム部から延びるリンク部に接続して、3つのモータを制御することで、可動部を上下、前後、左右に動かす。 Conventionally, there has been a parallel link robot as disclosed in Patent Document 1 (Japanese Patent Publication No. 63-501860). The parallel link robot has, for example, a motor that drives three arm portions, and a movable portion that holds an end effector is connected to a link portion that extends from each arm portion to control the three motors. Move the part up and down, back and forth, and left and right.
パラレルリンクロボットにおいて、可動部の重量は、リンク部を介してアーム部に掛かっている。すなわち、アーム部を駆動するモータは、可動部を動かすためのトルクに加え、可動部の重量を支えるためのトルクも出力しなければならない。このため、モータのサイズを大きくする必要がある。 In the parallel link robot, the weight of the movable part is applied to the arm part via the link part. That is, the motor that drives the arm unit must output torque for supporting the weight of the movable unit in addition to torque for moving the movable unit. For this reason, it is necessary to increase the size of the motor.
しかし、パラレルリンクロボットにおいてアーム部を駆動する高価なモータのサイズを大きくすると、製作コストが高くなってしまう。 However, if the size of the expensive motor that drives the arm unit in the parallel link robot is increased, the manufacturing cost increases.
本発明の課題は、アーム部に掛かる可動部の重量を軽減して製作コストを抑えることができるパラレルリンクロボットを提供することにある。 The subject of this invention is providing the parallel link robot which can reduce the weight of the movable part concerning an arm part, and can suppress manufacturing cost.
本発明に係るパラレルリンクロボットは、ベース部と、可動部と、第1〜第3アーム部と、第1〜第3駆動部と、第1〜第3リンク部と、制御部と、力作用部材とを備えている。可動部は、ベース部の下方に位置し、第1〜第4接続部を有している。第1〜第3アーム部は、ベース部から延びている。第1〜第3駆動部は、ベース部に支持されており、第1〜第3アーム部それぞれを駆動する。第1〜第3リンク部は、一端が第1〜第3アーム部それぞれに回転可能に接続され、他端が可動部の第1〜第3接続部それぞれに回転可能に接続される。制御部は、第1〜第3駆動部を制御し、第1〜第3アーム部および第1〜第3リンク部によって、可動部を上下、前後および左右の3方向に動かす。力作用部材は、可動部の第4接続部に接続される。そして、力作用部材は、可動部が3方向に動かされているときに、可動部に対して上向きの力を加える。 A parallel link robot according to the present invention includes a base portion, a movable portion, first to third arm portions, first to third drive portions, first to third link portions, a control portion, and a force action. And a member. The movable part is located below the base part and has first to fourth connection parts. The first to third arm portions extend from the base portion. The 1st-3rd drive part is supported by the base part, and drives each of the 1st-3rd arm part. One end of the first to third link portions is rotatably connected to each of the first to third arm portions, and the other end is rotatably connected to each of the first to third connection portions of the movable portion. A control part controls a 1st-3rd drive part, and moves a movable part to three directions of up-down, front-back, and right-and-left by the 1st-3rd arm part and the 1st-3rd link part. The force acting member is connected to the fourth connection part of the movable part. The force acting member applies an upward force to the movable part when the movable part is moved in three directions.
ここでは、ベース部に支持された第1〜第3駆動部が第1〜第3アーム部を駆動すると、それに伴って第1〜第3リンク部の姿勢や位置が変わり、第1〜第3リンク部が接続された可動部が上下、前後、左右に動く。そして、少なくとも可動部が動かされているときに、力作用部材は、第4接続部を介して可動部に対して上向きの力を加える。これにより、可動部の重量の少なくとも一部が力作用部によって支えられる状態となり、アーム部に掛かる可動部の重量が軽減され、アーム部を介して可動部を動かしている第1〜第3駆動部に掛かる負荷も小さくなる。したがって、第1〜第3駆動部に必要な駆動力が小さくなり、パラレルリンクロボットの製作コストが抑えられる。 Here, when the 1st-3rd drive part supported by the base part drives the 1st-3rd arm part, the posture and position of the 1st-3rd link part change in connection with it, and the 1st-3rd The movable part to which the link part is connected moves up and down, back and forth, and left and right. And at least when the movable part is moved, the force acting member applies an upward force to the movable part via the fourth connection part. Accordingly, at least a part of the weight of the movable part is supported by the force acting part, the weight of the movable part applied to the arm part is reduced, and the first to third drives that move the movable part via the arm part The load on the part is also reduced. Therefore, the driving force required for the first to third driving units is reduced, and the manufacturing cost of the parallel link robot can be reduced.
また、パラレルリンクロボットは、ベース部に支持される第4駆動部をさらに備え、その第4駆動部によって力作用部材に上向きの力を作用させることが好ましい。制御部が、第4駆動部を制御し、可動部の重量に対応する上向きの力を力作用部材に作用させれば、アーム部に掛かるエンドエフェクタの重量が、より確実に軽減される。 Moreover, it is preferable that the parallel link robot further includes a fourth drive unit supported by the base unit, and causes the upward force to act on the force acting member by the fourth drive unit. If the control unit controls the fourth driving unit to apply an upward force corresponding to the weight of the movable unit to the force acting member, the weight of the end effector applied to the arm unit is more reliably reduced.
また、パラレルリンクロボットは、第5駆動部と、エンドエフェクタとをさらに備えていることが好ましい。第5駆動部は、ベース部に支持され、力作用部材に回転力を作用させる。エンドエフェクタは、可動部に対して回転可能に設けられている。この場合、制御部は、第4駆動部および第5駆動部を制御し、可動部およびエンドエフェクタに上向きの力を加えるとともに、エンドエフェクタを可動部に対して回転させることができる。 The parallel link robot preferably further includes a fifth drive unit and an end effector. The fifth drive unit is supported by the base unit and causes the force acting member to apply a rotational force. The end effector is provided to be rotatable with respect to the movable part. In this case, the control unit can control the fourth driving unit and the fifth driving unit, apply an upward force to the movable unit and the end effector, and rotate the end effector relative to the movable unit.
本発明に係るパラレルリンクロボットによれば、力作用部が、第4接続部を介して可動部に対して上向きの力を加えるため、アーム部に掛かる可動部の重量が軽減され、第1〜第3駆動部に必要な駆動力が小さくなって、パラレルリンクロボットの製作コストが抑えられる。 According to the parallel link robot according to the present invention, the force acting unit applies an upward force to the movable unit via the fourth connection unit, so that the weight of the movable unit applied to the arm unit is reduced. The driving force required for the third drive unit is reduced, and the manufacturing cost of the parallel link robot can be reduced.
本発明の一実施形態に係るパラレルリンクロボット10の外観を図1に示す。このパラレルリンクロボット10は、食品の生産ラインなどにおいて、ピッキング作業や箱詰め作業に好適に利用される。
An appearance of a
(1)構成
図1および図2に示すように、パラレルリンクロボット10は、ベース部20と、可動部30と、第1〜第3アーム部41〜43と、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53と、第1〜第3リンク部61〜63と、引き上げ・回転機構70と、エンドエフェクタ80と、制御部90(図3参照)とを備えている。
(1) Configuration As shown in FIGS. 1 and 2, the
(1−1)ベース部
ベース部20は、例えば食品の生産工場の天井に設置される構造物であり、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53や後述する引き上げ用第4サーボモータ79、回転用第5サーボモータ76などを支持し且つ囲っている。
(1-1) Base Part The
(1−2)可動部
可動部30は、ベース部20の下方の空間に位置している。可動部30には、第1〜第4接続部31〜34が形成されている。第1〜第3接続部31〜33には、第1〜第3リンク部61〜63の下端が連結される。第4接続部34は、深溝玉軸受である軸受34aのアウターレース(外輪)が固定される部分である。軸受34aは、ラジアル荷重およびアキシャル荷重を受けることができる軸受である。軸受34aのインナーレース(内輪)には、後述する第1力作用部材71が固定される。
(1-2) Movable Part The
(1−3)第1〜第3アーム部
第1〜第3アーム部41〜43は、ベース部20から外側に向かって延びている。第1〜第3アーム部41〜43は、内端が移動用第1〜第3サーボモータ51〜53の出力軸に取り付けられており、外端がジョイントを介して第1〜第3リンク部61〜63と回転可能に連結される。
(1-3) 1st-3rd arm part The 1st-3rd arm part 41-43 is extended toward the outer side from the
(1−4)移動用第1〜第3サーボモータ
移動用第1サーボモータ51は、ベース部20に固定され、その出力軸を回転中心として第1アーム部41を回転させる。移動用第2サーボモータ52は、ベース部20に固定され、その出力軸を回転中心として第2アーム部42を回転させる。移動用第3サーボモータ53は、ベース部20に固定され、その出力軸を回転中心として第3アーム部43を回転させる。
(1-4) First to Third Servo Motors for Movement The
移動用第1〜第3サーボモータ51〜53や第1〜第3アーム部41〜43は、平面視において等角度間隔(120度間隔)で配置されている。
The first to
(1−5)第1〜第3リンク部61〜63
第1〜第3リンク部61〜63は、上述のように、上端がジョイントを介して第1〜第3アーム部41〜43の外端に回転可能に連結されている。また、第1〜第3リンク部61〜63の下端は、ジョイントを介して可動部30の第1〜第3接続部31〜33に回転可能に連結されている。第1〜第3リンク部61〜63の長さは、第1〜第3アーム部41〜43の長さよりも大きい(長い)。
(1-5) First to
As described above, the first to
(1−6)引き上げ・回転機構
引き上げ・回転機構70は、第1力作用部材71と、第1ユニバーサルジョイント(自在継手)72と、第2力作用部材73と、第3力作用部材78と、第4力作用部材74と、第2ユニバーサルジョイント75と、引き上げ用第4サーボモータ79と、回転用第5サーボモータ76とを備えている。
(1-6) Lifting / Rotating Mechanism The lifting /
ロッド状の第1力作用部材71は、可動部30の第4接続部34に、軸受34aを介して接続される。軸受34aのインナーレースから下方に延びる第1力作用部材71の下端部分に、後述するエンドエフェクタ80が固定される。
The rod-shaped first
ロッド状の第2力作用部材73は、第1ユニバーサルジョイント72を介して第1力作用部材71と連結されている。第1力作用部材71は、第2力作用部材73の回転に応じて回転する。
The rod-shaped second
円筒状の第4力作用部材74は、その内部に第2力作用部材73が挿入されており、可動部30がベース部20に対して移動したときに、第2力作用部材73と相対移動する。第2力作用部材73と第4力作用部材74とは、軸方向に相対移動可能に連結されている一方、第2力作用部材73と第4力作用部材74とは、相対回転はしないように連結されている。すなわち、第4力作用部材74の回転に伴って、第2力作用部材73も回転する。
The cylindrical fourth
回転用第5サーボモータ76は、ベース部20に固定されており、その出力軸が水平配置されている。回転用第5サーボモータ76の出力軸76aの先端には、かさ歯車が固定されている、出力軸76aが回転すると、かさ歯車が上端に固定された鉛直円筒部材76bが回転する。すなわち、出力軸76aの先端のかさ歯車と、鉛直円筒部材76bの上端のかさ歯車とは、噛み合っている。また、鉛直円筒部材76bは、ベース部20に対して、鉛直軸周りの相対回転が可能に、且つ、相対上下移動が不能に、固定されている。
The fifth servomotor for
鉛直円筒部材76bの下端と、第4力作用部材74の上端とは、第2ユニバーサルジョイント75を介して連結されている。回転用第5サーボモータ76が駆動され、鉛直円筒部材76bが回転すると、それに伴って第4力作用部材74が回転する。すなわち、回転用第5サーボモータ76が駆動されると、第4力作用部材74、第2力作用部材73、第1力作用部材71などを介して、回転力がエンドエフェクタ80に伝わる。すなわち、回転用第5サーボモータ76が駆動されると、エンドエフェクタ80に連結されている第1力作用部材71に、回転力が作用する。
The lower end of the vertical
第3力作用部材78は、先端が第2力作用部材73の上端に固定されるワイヤーである。第3力作用部材78は、第2力作用部材73の上端から上に延び、円筒状の第4力作用部材74および鉛直円筒部材76bの内部空間を通って、引き上げ用第4サーボモータ79に向かう。第3力作用部材78の基端は、引き上げ用第4サーボモータ79の出力軸に巻き付けられている。引き上げ用第4サーボモータ79が第3力作用部材78を巻き取ると、第3力作用部材78の先端が固定されている第2力作用部材73が引き上げられる。第2力作用部材73が引き上げられると、第2力作用部材73に第1ユニバーサルジョイント72を介して連結されている第1力作用部材71も引き上げられ、第1力作用部材71に固定されているエンドエフェクタ80も、第1力作用部材71に軸受34aを介して連結されている可動部30も引き上げられる。すなわち、第1〜第3力作用部材71,73,78等を介して、引き上げ用第4サーボモータ79の回転トルクが、可動部30およびエンドエフェクタ80を上向きに引き上げる力に変わる。すなわち、引き上げ用第4サーボモータ79が駆動されると、可動部30およびエンドエフェクタ80に連結されている第1力作用部材71に、上向きの力が作用する。また、第1〜第3力作用部材71,73,78は、ベース部20に固定されている鉛直円筒部材76bと第2ユニバーサルジョイント75によって連結されており、ベース部20から可動部30に向かって延びている。
The third
(1−7)エンドエフェクタ
エンドエフェクタ80は、食品などの物品を吸着保持できる物品把持部である。エンドエフェクタ80は、吸着部81を備え、吸着部81の内部を大気圧よりも負圧にするバキューム機構から延びるホース(図示せず)に接続されている。吸着部81による物品の把持/把持解除を切り替えるためのバキュームON/OFF機構82(図3参照)は、例えばバキューム機構から延びるホースに設けられる電磁開閉弁であり、制御部90によって状態が切り替えられる。
(1-7) End Effector The
エンドエフェクタ80は、可動部30に下方に位置し、可動部30に対して鉛直軸を中心とした回転が可能なように、可動部30に支持されている。具体的には、アウターレースが可動部30に固定されている軸受34aのインナーレースが、第1力作用部材71に固定されており、その第1力作用部材71の下端が、エンドエフェクタ80の上部に固定されている。
The
(1−8)制御部
図3に示す制御部90は、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53、引き上げ用第4サーボモータ79、回転用第5サーボモータ76、バキュームON/OFF機構82などに制御指令を送って、並進3自由度を持つ可動部30を、上下、前後および左右の3方向に動かす。通常、制御部90は、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53が内蔵する第1〜第3エンコーダ、引き上げ用第4サーボモータ79が内蔵する第4エンコーダ、回転用第5サーボモータ76が内蔵する第5エンコーダから位置検出情報を受けて、各モータを制御する。
(1-8) Control Unit The
但し、停電などが起こって移動用第1〜第3サーボモータ51〜53の原点位置が失われた場合、制御部90は、第1〜第3ジャイロセンサ91〜93の検出情報に基づいて、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53の動きを制御する。第1〜第3ジャイロセンサ91〜93は、図2に示すように、第1〜第3アーム部41〜43に装着されている。
However, when the origin position of the first to
(2)動作
上述のように、制御部90が移動用第1〜第3サーボモータ51〜53に駆動指令を送ると、並進3自由度を持つ可動部30が上下、前後、左右に移動し、所望の位置まで移動する。また、回転用第5サーボモータ76を駆動することで、制御部90は、エンドエフェクタ80を回転させて、物品を把持しやすい姿勢に変える。そこでバキュームON/OFF機構82を制御し、エンドエフェクタ80に物品を把持させた後、制御部90は、再び移動用第1〜第3サーボモータ51〜53に駆動指令を送り、物品を置く場所まで可動部30を移動させる。
(2) Operation As described above, when the
このようなパラレルリンクロボットの通常動作に加え、本実施形態に係るパラレルリンクロボット10では、引き上げ用第4サーボモータ79の駆動による移動補助動作が行われる。制御部90は、可動部30を3方向に動かしているときに、第1〜第3力作用部材71,73,78によって、引き上げ用第4サーボモータ79の駆動トルクを上向きの力に変えて可動部30に作用させる。制御部90は、3方向に移動させる可動部30の加速度も考慮して、可動部30に連結されている第1力作用部材71に掛ける上向きの力を演算し、エンドエフェクタ80を含む可動部30の重量の分だけ第1力作用部材71に上向きの力を作用させる。これにより、可動部30の3方向の移動に必要な移動用第1〜第3サーボモータ51〜53のトルクが小さくなり、可動部30が高速に動くようになる。
In addition to the normal operation of the parallel link robot, the
(3)特徴
(3−1)
パラレルリンクロボット10では、ベース部20に支持された移動用第1〜第3サーボモータ51〜53が第1〜第3アーム部41〜43を駆動すると、それに伴って第1〜第3リンク部61〜63の位置が変わり、第1〜第3リンク部61〜63が接続された可動部30が上下、前後、左右の並進3方向に動く。そして、可動部30が動かされているときに、制御部90は、第1〜第3力作用部材71,73,78等を介して可動部30に対して上向きの力を加える。これにより、可動部30の重量の全部あるいは一部が第1〜第3力作用部材71,73,78等によって支えられる状態となり、第1〜第3アーム部41〜43に掛かる可動部30の重量が軽減される。これにより、第1〜第3アーム部41〜43を介して可動部30を動かしている移動用第1〜第3サーボモータ51〜53に掛かる負荷も小さくなっている。したがって、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53に必要な駆動力が小さくなり、小型の移動用第1〜第3サーボモータ51〜53を選定することができ、パラレルリンクロボット10の製作コストが抑えられている。また、可動部30の3方向の移動に必要な移動用第1〜第3サーボモータ51〜53のトルクが小さくなっているため、可動部30を高速に移動させることができている。
(3) Features (3-1)
In the
(3−2)
パラレルリンクロボット10では、制御部90が、並進3方向に移動させる可動部30の加速度も考慮して、可動部30およびエンドエフェクタ80に掛けるべき上向きの力を演算し、引き上げ用第4サーボモータ79に制御指令を送っている。このため、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53で回転させる第1〜第3アーム部41〜43に掛かる可動部30およびエンドエフェクタ80の重量が、適切に軽減されている。なお、可動部30およびエンドエフェクタ80に掛けるべき上向きの力の大きさは、基本的には可動部30およびエンドエフェクタ80の重量に相当する大きさである。
(3-2)
In the
(3−3)
停電などが起こって移動用第1〜第3サーボモータ51〜53の原点位置が失われた場合を想定すれば、1つの解決策として、停電後に原点位置の再検出を行うため、原点センサを設けて自動原点復帰をさせることが考えられる。
(3-3)
Assuming that the origin position of the first to
しかし、原点復帰が完了するまでエンドエフェクタ80の位置が判らないため、原点復帰時にエンドエフェクタ80が機物に接触、衝突する可能性がある。
However, since the position of the
このため、手動操作によって原点復帰をさせない場合、モータ原点位置を停電時にも保持する機能が必要になる。 For this reason, if the home position return is not performed by manual operation, a function for holding the motor home position even during a power failure is required.
これに鑑み、本実施形態に係るパラレルリンクロボット10では、停電などが起こって移動用第1〜第3サーボモータ51〜53の原点位置が失われた場合、制御部90が、第1〜第3ジャイロセンサ91〜93の検出情報に基づいて、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53の動きを制御している。これにより、第1〜第3アーム部41〜43のアーム角度の絶対位置が判るようになり、移動用第1〜第3サーボモータ51〜53の回転原点位置が判らない場合でも、制御部90は現在位置を把握することができる。
In view of this, in the
(4)変形例
(4−1)変形例A
上記実施形態では、引き上げ・回転機構70を配備して、エンドエフェクタ80の
回転を可能にしているが、エンドエフェクタを回転させる必要がないパラレルリンクロボットにも本発明は適用できる。
(4) Modification (4-1) Modification A
In the above-described embodiment, the pull-up /
図4に、変形例Aに係るパラレルリンクロボット110の構成を示す。パラレルリンクロボット110は、ベース部120と、可動部130と、第1〜第3アーム部141〜143と、移動用第1〜第3サーボモータ151〜153と、第1〜第3リンク部161〜163と、引き上げ機構170と、可動部130の下部に固定されたエンドエフェクタ(図示せず)とを備えている。
FIG. 4 shows a configuration of the
ベース部120は、移動用第1〜第3サーボモータ151〜153や後述する引き上げ用リニアアクチュエータ179などを支持している。
The
可動部130は、ベース部120の下方の空間に位置している。可動部130には、第1〜第4接続部131〜134が形成されている。第1〜第3接続部131〜133には、第1〜第3リンク部161〜163の下端が連結される。第4接続部134は、ロッド状の第1力作用部材171の下端が固定される部分である。
The
第1〜第3アーム部141〜143は、ベース部120から外側に向かって延びている。第1〜第3アーム部141〜143は、内端が移動用第1〜第3サーボモータ151〜153の出力軸に取り付けられており、外端がジョイントを介して第1〜第3リンク部161〜163と回転可能に連結される。
The first to
移動用第1サーボモータ151〜153は、第1〜第3アーム部141〜143を回転させる。
The
第1〜第3リンク部161〜163の下端は、ジョイントを介して可動部130の第1〜第3接続部131〜133に回転可能に連結されている。
The lower ends of the first to
引き上げ機構170は、第1力作用部材171と、第1ボールジョイント172と、第2力作用部材173と、第2ボールジョイント175と、引き上げ用リニアアクチュエータ179とを備えている。ロッド状の第1力作用部材171の上端と、第2力作用部材173の下端とは、第1ボールジョイント172によって連結されている。第2力作用部材173の上端と、引き上げ用リニアアクチュエータ179のロッド179aの下端とは、第2ボールジョイント175によって連結されている。引き上げ用リニアアクチュエータ179は、そのロッド179aが鉛直方向に延びる電動ボールネジ式の電動スライダーであり、サーボモータを内蔵している。引き上げ用リニアアクチュエータ179は、そのケーシングがベース部120に固定されている。制御部が引き上げ用リニアアクチュエータ179を駆動すると、ロッド179aが上下に移動する。
The
以上のような構成の変形例Aに係るパラレルリンクロボット110においても、上述の(3−1)や(3−2)で説明した本発明のメリット、すなわち、移動用第1〜第3サーボモータ151〜153の小型化に伴う製作コスト削減や可動部130の高速移動実現といったメリットを享受することができる。
Also in the
(4−2)変形例B
上記実施形態では、デルタ型と呼ばれる3自由度制御のパラレルリンクロボット10に本発明を適用しているが、6つのアームを持つヘキサ型と呼ばれる6自由度制御のパラレルリンクロボットに対しても、本発明の適用が可能である。
(4-2) Modification B
In the above embodiment, the present invention is applied to the three-degree-of-freedom control
(4−3)変形例C
上記実施形態では、ワイヤーである第3力作用部材78を引き上げ用第4サーボモータ79の出力軸に巻き付けて、引き上げ用第4サーボモータ79を駆動して可動部30やエンドエフェクタ80を上に引き上げる構成を採っているが、高速性を要求されない場合には、モータの代わりに、可動部30およびエンドエフェクタ80の重量に相当するカウンターウェイトを採用してもよい。
(4-3) Modification C
In the above embodiment, the third
また、可動部30の移動範囲が狭い場合には、モータやカウンターウェイトではなく、バネ部材をベース部20に固定してワイヤーで可動部30やエンドエフェクタ80に上向きの力を作用させる構成を採ることもできる。
When the moving range of the
10,110 パラレルリンクロボット
20,120 ベース部
30,130 可動部
41〜43,141〜143 第1〜第3アーム部
51〜53,151〜153 移動用第1〜第3サーボモータ(第1〜第3駆動部)
61〜63,161〜163 第1〜第3リンク部
71 第1力作用部材
72 第1ユニバーサルジョイント
73 第2力作用部材
74 第4力作用部材
75 第2ユニバーサルジョイント
76 回転用第5サーボモータ(第5駆動部)
78 第3力作用部材
79 引き上げ用第4サーボモータ(第4駆動部)
80 エンドエフェクタ
171 第1力作用部材
172 第1ボールジョイント
173 第2力作用部材
175 第2ボールジョイント
179 引き上げ用リニアアクチュエータ
10, 110
61-63, 161-163 First to
78 Third
80
Claims (3)
前記ベース部の下方に位置し、第1〜第4接続部を有する、可動部と、
前記ベース部から延びる第1〜第3アーム部と、
前記ベース部に支持され、前記第1〜第3アーム部それぞれを駆動する、第1〜第3駆動部と、
一端が前記第1〜第3アーム部それぞれに回転可能に接続され、他端が前記可動部の前記第1〜第3接続部それぞれに回転可能に接続される、第1〜第3リンク部と、
前記第1〜第3駆動部を制御し、前記第1〜第3アーム部および前記第1〜第3リンク部によって、前記可動部を上下、前後および左右の3方向に動かす、制御部と、
前記可動部の第4接続部に接続され、前記可動部が前記3方向に動かされているときに、前記可動部に対して上向きの力を加える、力作用部材と、
を備えた、パラレルリンクロボット。 A base part;
A movable part located below the base part and having first to fourth connection parts;
First to third arm portions extending from the base portion;
First to third driving units supported by the base unit and driving the first to third arm units, respectively.
First to third link portions, one end of which is rotatably connected to each of the first to third arm portions, and the other end of which is rotatably connected to each of the first to third connection portions of the movable portion; ,
A control unit that controls the first to third drive units, and moves the movable unit in three directions of up and down, front and rear, and left and right by the first to third arm units and the first to third link units;
A force acting member that is connected to the fourth connection portion of the movable portion and applies an upward force to the movable portion when the movable portion is moved in the three directions;
Parallel link robot with
をさらに備え、
前記制御部は、前記第4駆動部を制御して、前記可動部の重量に対応する上向きの力を、前記力作用部材に作用させる、
請求項1に記載のパラレルリンクロボット。 A fourth drive part (79) supported by the base part and acting upward force on the force acting member;
Further comprising
The control unit controls the fourth driving unit to cause an upward force corresponding to the weight of the movable unit to act on the force acting member.
The parallel link robot according to claim 1.
前記可動部に対して回転可能に設けられた、エンドエフェクタと、
をさらに備え、
前記制御部は、前記第4駆動部および前記第5駆動部を制御して、前記可動部および前記エンドエフェクタに上向きの力を加えるとともに、前記エンドエフェクタを前記可動部に対して回転させる、
請求項2に記載のパラレルリンクロボット。 A fifth drive unit supported by the base unit and causing a rotational force to act on the force acting member;
An end effector provided rotatably with respect to the movable part;
Further comprising
The control unit controls the fourth driving unit and the fifth driving unit to apply an upward force to the movable unit and the end effector, and to rotate the end effector with respect to the movable unit.
The parallel link robot according to claim 2.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014038441A JP2015160298A (en) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | parallel link robot |
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JP2014038441A JP2015160298A (en) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | parallel link robot |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015160298A true JP2015160298A (en) | 2015-09-07 |
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ID=54183748
Family Applications (1)
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-
2014
- 2014-02-28 JP JP2014038441A patent/JP2015160298A/en active Pending
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