JP2015158181A - 橋架下風力発電装置及び橋架下風力発電システム - Google Patents

橋架下風力発電装置及び橋架下風力発電システム Download PDF

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Abstract

【課題】橋梁を構成する橋架下に風力発電装置を設置し、川風、又は海風を利用して始動特性よく風力発電を行う橋架下風力発電装置を提供する。
【解決手段】各種橋梁2の橋架8の下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体5と、トラス状構造体5により吊り下げ支柱6と、吊り下げ支柱6により支持された発電機18と、発電機18に連結した垂直軸型の風車軸と、風車軸により上下2段にわたって支持された各々直線翼型で等間隔配置の3枚の羽根16を有し、かつ、風車軸に対し各段の羽根16を互いに60度ずらした状態で配列した2段構成の風車群14とを有し、各段の風車15A、15Bのうちの羽根16の受風面積の大きい側のいずれかの風車15A又は15Bで風車群14を回転起動してその回転力を前記風車軸を介して発電機18に伝達する風力発電設備11と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、橋架下風力発電装置、橋架下風力発電システム及び橋架下風力発電方法に関するものである。
近年、自然エネルギーの一種である風力を利用した風力発電装置が種々提案され、実用に供されている。
このような風力発電装置の場合、風力を利用して風車を回転させ、その回転力を発電機に伝達して発電出力を得る構成であることから、その設置場所として必然的に周囲に建物等が存在せず拓けた風通しの良好な場所であることが要請される。
しかし、例えば電力需要の大きい都市等の市街地又はその近隣地域では、大きな発電電力を得るための大規模な風力発電装置の設置に必要な広面積の土地を確保することは極めて困難である。
また、都市等の市街地等に風力発電装置を設置した場合、風車の回転に伴う騒音も問題となる。
他方、都市部等の地域においても、大きな河川が流れ、この河川には多数の橋梁が設置されており、橋梁を構成する橋架下では風力発電に必要な川風、又は海風が強く吹いている。
特許文献1には、橋梁等と風力発電機とを組み合わせた技術として、風力発電機と橋梁の雨水管の外周に取り付けたヒーターとを備え、前記風力発電機から得られる電力を前記ヒーターに供給してそれを発熱させることにより、前記雨水管の凍結を防止するように構成した凍結積雪防止装置が提案されている。
また、特許文献2には、同じく橋梁等と風力発電機とを組み合わせた技術として、橋梁の一部に設けた風力発電設備と、橋梁に形成された車道の一部に設けられ、車両の通過により昇降運動する昇降路面部と、前記昇降路面部の昇降運動が伝達されて、回転運動に変換する運動変換機構と、風力発電設備又は前記運動変換機構による回転運動が伝達されて回転する回転駆動軸を有する発電機と、を具備する橋用車道発電装置が提案されている。
しかし、特許文献1、2を含め、橋梁を構成する橋架下において、川風、又は海風を利用して風力発電を行うような発明は存在しない。
特開平11−6113号公報 特開2009−236001号公報
本発明が解決しようとする問題点は、橋梁を構成する橋架下に風力発電装置を設置し、川風、又は海風を利用して始動特性よく風力発電を行う橋架下風力発電装置が存在しない点である。
本発明は、各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体と、前記トラス状構造体により垂直配置に支持された吊り下げ支柱と、前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記吊り下げ支柱により下方に突出する状態で回転可能に支持されるとともに前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下複数段にわたって支持され、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いにずらした状態で配列した各々直線翼型の羽根を有する複数機構成の風車群とを有し、前記各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で前記風車軸を回転起動してその回転力を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体により吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により風力発電設備を支持する構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して風力発電を行うことができ、また、トラス状構造体により保守、点検領域を確保することもできる橋架下風力発電装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体により吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により直線翼、垂直軸型で、上下複数段にわたって風車群を配置した風力発電設備を支持する構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して風力発電を行うことができ、また、トラス状構造体により保守、点検領域を確保することもできる橋架下風力発電装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体により吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により上下2段にわたって配置され、かつ、各段の羽根を互いに60度ずらした状態で配列した2機構成の風車群を有する風力発電設備を支持する構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して起動特性よく風車群を回転させ風力発電を行うことができ、また、トラス状構造体により保守、点検領域を確保することもできる橋架下風力発電装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下に吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により風力発電設備を支持する構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して風力発電を行うことができる橋架下風力発電装置を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下に吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により直線翼、垂直軸型で、上下複数段にわたって風車群を配置し、かつ、各段の羽根を互いにずらした状態で配列した複数機構成の風車群を有する風力発電設備を支持する構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して起動特性よく風車群を回転させて風力発電を行うことができる橋架下風力発電装置を提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下に吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により直線翼、垂直軸型で、上下2段にわたって風車群を配置し、かつ、各段の羽根を互いにずらした状態で配列した2機構成の風車群を有する風力発電設備を支持する構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して起動特性よく風車群を回転させて風力発電を行うことができる橋架下風力発電装置を提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、在来線、新幹線等の鉄道の各種橋梁、高速道路、一般道路等の道路の各種橋梁、水道設備の橋梁、ガス設備の橋梁、港湾又は内海に架けた鉄道又は道路のための橋梁等のうちから選定される橋梁に適用して請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果を発揮させることができる。
請求項8記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下にトラス状構造体を組み込み、トラス状構造体により所要数の吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により直線翼、垂直軸型で、上下2段にわたって風車群を配置し、かつ、各段の羽根を互いにずらした状態で配列した2機構成の風車群を有する風力発電設備を支持する構成とし、さらに、前記吊り下げ支柱と、この吊り下げ支柱により支持する風力発電設備とを一組として前記トラス状構造体の延長方向に多数組列設した構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して起動特性よく各風車群を回転させ大出力の風力発電を行うことができ、また、トラス状構造体により保守、点検領域を確保することもできる橋架下風力発電システムを提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、各種橋梁の橋架下に吊り下げ支柱を支持し、この吊り下げ支柱により直線翼、垂直軸型で、上下2段にわたって風車群を配置し、かつ、各段の羽根を互いにずらした状態で配列した2機構成の風車群を有する風力発電設備を支持する構成とし、さらに、前記吊り下げ支柱と、この吊り下げ支柱により支持する風力発電設備とを一組として前記トラス状構造体の延長方向に多数組列設した構成の基に、橋梁を構成する橋架下に吹く自然風を利用して起動特性よく各風車群を回転させ大出力の風力発電を行うことができる橋架下風力発電システムを提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、在来線、新幹線等の鉄道の各種橋梁、高速道路、一般道路等の道路の各種橋梁、水道設備の橋梁、ガス設備の橋梁、港湾又は内海に架けた鉄道又は道路のための橋梁等のうちから選定される橋梁に適用して請求項8又は9に記載の発明の効果を発揮させることができる橋架下風力発電システムを提供することができる。
図1は本発明の実施例に係る橋架下風力発電装置、橋架下風力発電システムを示す概略斜視図である。 図2は本実施例に係る橋架下風力発電装置における風力発電設備の構成を示す概略説明図である。 図3は本実施例に係る風力発電設備における2段構成の風車の各羽根の配置説明図である。 図4は本実施例に係る風力発電システムの概略ブロック図である。 図5は本実施例の変形例に係る橋架下風力発電装置、橋架下風力発電システムを設置するための橋梁を示す概略説明図である。 図6は本実施例の変形例に係る橋架下風力発電装置、橋架下風力発電システムを示す概略斜視図である。 図7は本実施例の別の変形例に係るトラス状構造体無しとした橋架下風力発電装置、橋架下風力発電システムの概略斜視図である。
本発明は、橋梁を構成する橋架下に風力発電装置を設置し、川風、又は海風を利用して始動特性よく風力発電を行う橋架下風力発電装置を提供するという目的を、各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体と、前記トラス状構造体により垂直配置に支持された吊り下げ支柱と、前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下2段にわたって支持された各々直線翼型で等間隔配置の3枚の羽根を有し、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いに60度ずらした状態で配列した2機構成の風車群とを有し、前記各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で前記風車群を回転起動してその回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、を有する構成により実現した。
以下に、本発明の実施例に係る橋架下風力発電装置、橋架下風力発電システムについて詳細に説明する。
本実施例に係る橋架下風力発電装置1及び橋架下風力発電システム51は、図1に示すように、例えば、高速道路の一部を構成する既設又は新設の橋梁2における主桁3の下部に、この主桁3の延長方向にわたって組み込んだトラス状構造体5と、前記トラス状構造体5に設けた支柱支持片5aにより垂直配置に、かつ、所定の間隔をもって列設支持した所要数の吊り下げ支柱(図1には6本のみ示す)6と、前記吊り下げ支柱6により垂直配置に支持された各風力発電設備(図1には6台のみ示す)11と、を有している。
本実施例においては、前記トラス状構造体5と、1本の吊り下げ支柱6と、1台の風力発電設備11とにより一組の橋架下風力発電装置1を構成し、また、前記トラス状構造体5と、例えば6本の吊り下げ支柱6と、6台の風力発電設備11とにより橋架下風力発電システム51を構成するものとして以下の説明を行う。
また、本実施例においては、前記主桁3と、この主桁3の上部に構築した上部構造体4及び高欄7とにより橋架8を構成するものとして以下の説明を行う。
さらに、図1において、9は橋架8を下方から支持する橋脚である。
前記風力発電設備11は、図1、図2に示すように、前記吊り下げ支柱6の上端部に配置した発電機18と、前記吊り下げ支柱6の内部を貫通して配置され、前記発電機18の回転入力部に上端を連結した回転連結軸10と、前記吊り下げ支柱6の下端部に配置され、前記回転連結軸10の下端が上側から連結された軸連結機構部12と、を有している。
さらに、前記風力発電設備11は、前記吊り下げ支柱6により軸連結機構部12を介して垂直配置に、かつ、下方に突出するように支持されるともに、上端が前記軸連結機構部12内で前記回転連結軸10に下側から連結された垂直軸型の風車軸13と、前記風車軸13により上下複数段、例えば上下2段にわたって支持された2機構成の風車群14と、を有している。
前記発電機18としては、例えば巻線形発電機。誘導形発電機、同期発電機、コアレス型発電機等、種々の構造からなる発電機を挙げることができ、特に限定するものではない。
前記風車群14は、各々直線翼型で風車軸13の周りで120度等間隔配置の3枚ずつの羽根16を各々アーム17を用いて前記風車軸13に連結した上段側の風車15Aと、下段側の風車15Bとから構成している。
上段側の風車15A、下段側の風車15Bは、各々の3枚の羽根16を、したがって、合計6枚の羽根16を風車軸13の周りで図3に示すように上側、下側交互に60度ずつずらした(60度角度配置に割り振った)状態に配列した構成としている。
前記風車群14としては、上述した場合の他、3段、4段等、さらに段数の多い複数段構成とすることも可能であり、特に限定するものではない。
ところで、直線翼垂直軸型の風車(前記風車15A、風車15B)の場合、その風車軸13に対する回転トルクTBは、下記数1で表されることが知られている。
(数1)
=CTB・1/2・ρ・V・S・R
ここに、CTBはトルク係数、ρは空気密度、Vは風車15A又は風車15Bに作用する自然風の風速、Sは羽根16の自然風の方向に直交する方向への投影面積、Rは風車15A又は風車15Bの回転半径である。
したがって、本実施例に係る橋架下風力発電装置1においては、図3に示すように、自然風の方向がX1の場合、上下2段の風車群14のうち、上段側の風車15Aの各羽根16の合計の自然風の方向に直交する方向への投影面積が大きく、下段側の風車15Bの投影面積が小さくなるので、すなわち、上段側の風車15Aの各羽根16の自然風に対する受風面積が大となるので、上段側の風車15Aの回転トルクが下段側の風車15Bの回転トルクよりも大となる。
これにより前記風車群14は上段側の風車15Aの回転トルクにより起動し、起動した後は前記風車群14は一体となって回転し、前記風車群14の回転力が前記風車軸13、回転連結軸10を介して前記発電機18の入力軸(ローター)に伝達されて、前記発電機18により自然風による発電出力を得ることができる。
一方、風向変動に伴い、自然風の方向が図3に示すX2に変化した場合、上述した場合とは逆に、下段側の風車15Bの回転トルクが上段側の風車15Aの回転トルクがよりも大となる。
これにより前記風車群14は下段側の風車15Bの回転トルクにより起動し、起動した後は前記風車群14は一体となって回転し、前記風車群14の回転力が前記風車軸13、回転連結軸10を介して前記発電機18の入力軸(ローター)に伝達されて、前記発電機18により自然風による発電出力を得ることができる。
このようにして、本実施例に係る橋架下風力発電装置1によれば、上段側の風車15A、下段側の風車15Bのうちのいいずれか一方で風車群14を回転起動し、起動した後は風車群14を一体として回転させ、前記発電機18により自然風による発電出力を得るように構成しているので、従来のように風車が1段のみの構成と比較し、風車群14の起動特性が向上するとともに、風車群14を2段構成としたことにより、起動後の風車群14の回転数増大、したがって、前記発電機18による発電出力の増大を実現することができる。
次に、本実施例に係る橋架下風力発電システム51について説明する。
本実施例に係る橋架下風力発電システム51は、既述したように、前記トラス状構造体5と、例えば、6本の吊り下げ支柱6と、6台の風力発電設備11とにより構成している。
本実施例に係る橋架下風力発電システム51の制御系を図4に示す。
この制御系は、6台の風力発電設備11の各発電機18からの発電出力を、整流ユニット、バッテリーユニット、等を含む公知の電力制御ユニット(例えば、電力会社の電力系統に連係する系統連係電力制御ユニット)21に入力し、出力制御した発電出力を電力会社の電力系統、負荷系統等の送電目的箇所に送電するものである。
本実施例に係る橋架下風力発電システム51における吊り下げ支柱6、風力発電設備11の設置個数は、上述した例に限らす、例えば主桁3の下部に組み込んだトラス状構造体5の規模に応じて、前記吊り下げ支柱6、風力発電設備11の個数を各々N個(Nは正の整数、20、30、・・・50、100等、さらに大規模な構成とし、全体として大電力を送電可能な構成とすることもできる。
本実施例に係る橋架下風力発電システム51によれば、個々の風力発電設備11が、既述した場合と同様に動作するので、各風車群14の起動特性が向上するとともに、起動後の各風車群14の回転数増大、したがって、各発電機18による発電出力の増大を実現でき、全体として大きな発電出力を得ることが可能となる。
また、本実施例に係る橋架下風力発電装置1、橋架下風力発電システム51によれば、前記主桁3の下部に、この主桁3の延長方向にわたってトラス状構造体5を組み込んでいるので、トラス状構造体5に作業者用の作業空間領域を形成することができ、個々の風力発電設備11の保守、点検の点でも極めて有益である。
次に、図5、図6を参照して、変形例に係る橋架下風力発電装置1A及び橋架下風力発電システム51Aについて説明する。
尚、図5、図6に示す変形例に係る橋架下風力発電装置1A及び橋架下風力発電システム51Aにおいて、既述した実施例の場合と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図5、図6に示す変形例に係る橋架下風力発電装置1A及び橋架下風力発電システム51Aは、既述した実施例の場合と略同様な構成であるが、これらの設置箇所を例えば図5に示す内海(例えば東京湾、瀬戸内海等)の港湾31を跨ぐ領域に架けた既設の橋梁32における主桁33の下部領域34としたことが特徴である。
即ち、変形例に係る橋架下風力発電装置1A及び橋架下風力発電システム51Aは、橋梁32における主桁33の下部に、この主桁33の延長方向にわたって組み込んだトラス状構造体35と、前記トラス状構造体35に設けた支柱支持片35aにより垂直配置に、かつ、所定の間隔をもって列設支持した所要数の吊り下げ支柱(図6には6本のみ示す)36と、前記吊り下げ支柱36により垂直配置に支持された既述した場合と同様な構成からなる各風力発電設備(図6には6台のみ示す)11と、を有している。尚、図6において37は主桁である。
また、図6に示す変形例に係る橋架下風力発電システム51Aにおいても、図4に示す制御系を採用するものである。
変形例における吊り下げ支柱36、風力発電設備11の設置個数は、上述した例に限らす、例えば主桁33の下部に組み込んだトラス状構造体35の規模に応じて、前記吊り下げ支柱36、風力発電設備11の個数を各々N個(Nは正の整数、20、30、・・・50、100等、さらに大規模な構成とし、全体として大電力を送電可能な構成とすることもできる。
変形例に係る橋架下風力発電装置1Aの場合も、個々の発電設備11が、既述した場合と同様に動作するので、各風車群14の起動特性が向上するとともに、起動後の各風車群14の回転数増大、したがって、各発電機18による発電出力の増大を実現でき、全体として大きな発電出力を得ることが可能となる。
また、変形例に係る橋架下風力発電システム51Aにおいても、例えば東京湾、瀬戸内海等の内海に架けた既設の橋梁32における主桁33の下部領域34を有効に利用して全体として大きな発電出力を得ることが可能となる。
また、変形例に係るに係る橋架下風力発電装置1A、橋架下風力発電システム51Aにおいても、前記主桁33の下部に、この主桁33の延長方向にわたってトラス状構造体35を組み込んでいるので、トラス状構造体35に作業者用の作業空間領域を形成することができ、個々の風力発電設備11の保守、点検の点でも極めて有益である。
次に、図7を参照して、別の変形例に係る橋架下風力発電装置1B及び橋架下風力発電システム51Bについて説明する。
別の変形例に係る橋架下風力発電装置1B及び橋架下風力発電システム51Bにおいて、既述した変形例の場合と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図7に示す別の変形例に係る橋架下風力発電装置1B及び橋架下風力発電システム51Bは、既述した変形例の場合と略同様な構成であるか、変形例におおける前記トラス状構造体35を無くし、各風力発電設備11を支持する各吊り下げ支柱(図7には6本のみ示す)36を、前記主桁33に一端を固着した所要数の支持片41により直接吊り下げ支持したことが特徴であり、残余の構成は変形例の場合と同様である。
図7に示す別の変形例に係る橋架下風力発電システム51Bにおいても、図4に示す制御系を採用するものである。
別の変形例に係る橋架下風力発電装置1Bの場合も、個々の風力発電設備11が、既述した場合と同様に動作するので、各風車群14の起動特性が向上するとともに、起動後の各風車群14の回転数増大、したがって、各発電機18による発電出力の増大を実現でき、全体として大きな発電出力を得ることが可能となる。
また、別の変形例に係る橋架下風力発電システム51Bにおいても、例えば東京湾、瀬戸内海等の内海に架けた既設の橋梁32における主桁33の下部領域34を有効に利用して全体として大きな発電出力を得ることが可能となる。
尚、既述した本実施例に係る橋架下風力発電システムは、既設又は新設の橋梁の橋架下に、この橋架の延長方向にわたって作業空間領域を形成するトラス状構造体を組み込む工程と、前記トラス状構造体によりその延長方向に吊り下げ支柱を垂直配置に所要数列設する工程と、前記各吊り下げ支柱により各風力発電設備を支持する工程と、前記各吊り下げ支柱により支持された各発電機と各風力発電設備の各風車軸とを連結する工程と、により構築することができる。
変形例の橋架下風力発電システムについても同様であり、また、別の変形例の橋架下風力発電システムについてもトラス状構造体を省く点を除き略同様である。
さらに、図7に示す別の変形例に係る橋架下風力発電装置1B及び橋架下風力発電システム51Bの場合、橋梁32を新設して前記橋架下風力発電装置1B及び橋架下風力発電システム51Bを組み込むような場合には、橋梁32の主桁33の下面に橋架下風力発電装置1B及び橋架下風力発電システム51Bを組み込むことを想定して、各吊り下げ支柱36用のアンカーボルト等を具備する突部等の取り付け構造物を予め所定間隔で設ける仕様として前記橋梁32を新設するようにすることもできる。
本発明は、在来線、新幹線等の鉄道の各種橋梁、高速道路、一般道路等の道路の各種橋梁、水道設備の橋梁、ガス設備の橋梁、港湾又は内海に架けた鉄道又は道路のための橋梁、さらには、跨線橋、跨道橋等、各種橋梁の橋架下に吹く自然風を有効に利用した風力発電装置、風力発電システムとして広範に適用可能である。
1 橋架下風力発電装置
1A 橋架下風力発電装置
1B 橋架下風力発電装置
2 橋梁
3 主桁
4 上部構造体
5 トラス状構造体
5a 支柱支持片
6 吊り下げ支柱
7 高欄
8 橋架
9 橋脚
10 回転連結軸
11 風力発電設備
12 軸連結機構部
13 風車軸
14 風車群
15A 上段の風車
15B 下段の風車
16 羽根
17 アーム
18 発電機
21 電力制御ユニット
31 港湾
32 橋梁
33 主桁
34 下部領域
35 トラス状構造体
35a 支柱支持片
36 吊り下げ支柱
41 支持片
51 橋架下風力発電システム
51A 橋架下風力発電システム
51B 橋架下風力発電システム

Claims (10)

  1. 各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体と、
    前記トラス状構造体により垂直配置に支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記吊り下げ支柱により下方に突出する状態で回転可能に支持されるとともに、前記発電機に連結した風車軸と、前記風車軸により支持された羽根を前記橋架下の風で回転起動してその回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風車とを有する風力発電設備と、
    を有することを特徴とする橋架下風力発電装置。
  2. 各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体と、
    前記トラス状構造体により垂直配置に支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記吊り下げ支柱により下方に突出する状態で回転可能に支持されるとともに前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下複数段にわたって支持され、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いにずらした状態で配列した各々直線翼型の羽根を有する複数機構成の風車群とを有し、
    前記各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で前記風車軸を回転起動してその回転力を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、
    を有することを特徴とする橋架下風力発電装置。
  3. 各種橋梁の橋架下に組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体と、
    前記トラス状構造体により垂直配置に支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下2段にわたって支持された各々直線翼型で等間隔配置の3枚の羽根を有し、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いに60度ずらした状態で配列した2機構成の風車群とを有し、
    前記各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で前記風車群を回転起動してその回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、
    を有することを特徴とする橋架下風力発電装置。
  4. 各種橋梁の橋架下に固定支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記吊り下げ支柱により下方に突出する状態で回転可能に支持されるとともに、前記発電機に連結した風車軸と、前記風車軸により支持された羽根を前記橋架下の風で回転起動してその回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風車とを有する風力発電設備と、
    を有することを特徴とする橋架下風力発電装置。
  5. 各種橋梁の橋架下に固定支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記吊り下げ支柱により下方に突出する状態で回転可能に支持されるとともに前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下複数段にわたって支持され、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いにずらした状態で配列した各々直線翼型の羽根を有する複数機構成の風車群とを有し、
    前記各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で前記風車群を回転起動してその回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、
    を有することを特徴とする橋架下風力発電装置。
  6. 各種橋梁の橋架下に固定支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下2段にわたって支持された各々直線翼型で等間隔配置の3枚の羽根を有し、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いに60度ずらした状態で配列した2機構成の風車群とを有し、前記各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で前記風車群を回転起動してその回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、
    を有することを特徴とする橋架下風力発電装置。
  7. 前記橋梁は、在来線、新幹線等の鉄道の各種橋梁、高速道路、一般道路等の道路の各種橋梁、水道設備の橋梁、ガス設備の橋梁、港湾又は内海に架けた鉄道又は道路のための橋梁等のうちから選定されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の橋架下風力発電装置。
  8. 各種橋梁の橋架下に、この橋架の延長方向にわたって組み込んだ作業空間領域を形成するトラス状構造体と、
    前記トラス状構造体により垂直配置に支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下2段にわたって支持された各々直線翼型で等間隔配置の3枚の羽根を有し、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いに60度ずらした状態で配列した2機構成の風車群とを有し、上下2段の風車群を、各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で回転起動して前記風車群の回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、
    を有し、
    前記吊り下げ支柱と、この吊り下げ支柱により支持する風力発電設備とを一組として前記トラス状構造体の延長方向に多数組列設したことを特徴とする橋架下風力発電システム。
  9. 各種橋梁の橋架下に固定支持された吊り下げ支柱と、
    前記吊り下げ支柱により支持された発電機と、前記発電機に連結した垂直軸型の風車軸と、前記風車軸により上下2段にわたって支持された各々直線翼型で等間隔配置の3枚の羽根を有し、かつ、前記風車軸に対し各段の羽根を互いに60度ずらした状態で配列した2機構成の風車群とを有し、前記各段の風車のうちの羽根の受風面積の大きいいずれかの風車で前記風車群を回転起動してその回転力を前記風車軸を介して前記発電機に伝達する風力発電設備と、
    を有し、
    前記吊り下げ支柱と、この吊り下げ支柱により支持する風力発電設備とを一組として前記トラス状構造体の延長方向に多数組列設したことを特徴とする橋架下風力発電システム。
  10. 前記橋梁は、在来線、新幹線等の鉄道の各種橋梁、高速道路、一般道路等の道路の各種橋梁、水道設備の橋梁、ガス設備の橋梁、港湾又は内海に架けた鉄道又は道路のための橋梁等のうちから選定されることを特徴とする請求項8又は9に記載の橋架下風力発電システム。
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