JP2015154684A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保守作業性に優れた充電装置を提供する。
【解決手段】電力変換機器が実装されるコアフレーム14と、電力変換機器を覆うようにコアフレーム14に装着されるアウタハウジング15と、を備え、アウタハウジング15は、充電装置の設置面から離れた状態で支持されることで、コアフレーム14の前後方向にスライド可能となっており、コアフレーム14の下部にアウタハウジング15に突出したコアフレーム側シール部材146,147が形成されているとともに、アウタハウジング15の下部にコアフレーム14側に突出したアウタハウジング側シール部材155,156が形成されており、コアフレーム側シール部材146,147およびアウタハウジング側シール部材155,156は、アウタハウジング15がコアフレーム14に装着された場合に、少なくとも近接し、かつ、鉛直方向において重なり合うように形成されていることを特徴とする充電装置。
【選択図】 図7A

Description

本発明は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されたバッテリを充電するための充電装置に関するものである。
従来より、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されたバッテリを充電するための充電装置として、電力変換機器を覆うように装着されるアウタハウジングを備えた充電装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特開2001−178001号公報
しかしながら、従来技術では、アウタハウジングがネジにより固定されているため、アウタハウジングに覆われた電力変換機器の保守を行う場合には、アウタハウジングを固定するネジを外し、アウタハウジングを上に持ち上げて、アウタハウジングを取り外す必要があるため、電力変換機器の保守を効率良く行えない場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、保守作業性に優れた充電装置を提供することである。
本発明は、電力変換機器が実装されるコアフレームと、コアフレームに着脱可能であり、電力変換機器を覆うようにコアフレームに装着されるアウタハウジングとを備えた充電装置において、アウタハウジングを、充電装置の設置面から離した状態で支持することで、コアフレームの前後方向にスライド可能とするとともに、コアフレームの下部にアウタハウジング側に突出したコアフレーム側シール部材を形成するとともに、アウタハウジングの下部にコアフレーム側に突出したアウタハウジング側シール部材を形成し、コアフレーム側シール部材およびアウタハウジング側シール部材を、アウタハウジングがコアフレームに装着された場合に、少なくとも近接し、かつ、鉛直方向において重なり合うように形成することで、上記課題を解決する。
本発明によれば、アウタハウジングを、充電装置の設置面から離れた状態で支持することで、コアフレームの前後方向にスライド可能とし、電気変換機器の保守作業性を高めることができるとともに、コアフレーム側シール部材およびアウタハウジング側シール部材により充電装置の内部を外部からシールすることができるため、アウタハウジングを充電装置の設置面から離れた状態で支持したことにより、アウタハウジングと設置面との間に隙間が生じる場合でも、当該隙間から砂塵や地面で跳ねた雨滴が充電装置内に侵入してしまうことを有効に防止することができる。
本発明の一実施の形態を適用した充電システムを示す電気回路図である。 図1の充電システムを構成する機器とその電力の流れを示すブロック図である。 図2の充電装置を構成する電力変換機器のコアフレームへの装着構造を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る充電装置の筐体を示す全体斜視図である。 図4の筐体を分解して示す斜視図である。 図5のVI部を拡大した斜視図である。 アウタハウジングをコアフレームから引き出した状態(取り外した状態)を示す斜視図である。 アウタハウジングをコアフレームに装着した状態を示す斜視図である。 スライドレール機構を示す拡大斜視図である。 図7BをA方向から見た部分断面図である。 図7BのX-X線に沿う断面図である。 図7BのXI-XI線に沿う断面図である。 図5のコアフレームにヒートシンクを取り付けた状態を示す斜視図である。 図5のコアフレームに電力変換機器を実装した状態を正面側から示す斜視図である。 図5のコアフレームに電力変換機器を実装した状態を背面側から示す斜視図である。
《充電システム1の概要》
最初に本発明の一実施の形態を適用した充電システムの概要について、図1を参照して説明する。本例の充電システム1は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載された二次電池6を充電する場合に適用されるものであって、三相交流電源2から供給される三相交流電力を電力変換回路3により単相交流電力に直接変換し、これをトランス4により適宜の電圧に昇圧又は降圧させたのち、整流器5により直流電力に変換して二次電池6を充電するシステムである。なお、7は平滑回路、11は三相交流電源2を入切する電源ブレーカ、12は充電ガンである。
本例の充電システム1において、三相交流電源2から三相交流電力が供給される出力線(R相,S相,T相で示す)の各相には、ノイズ対策として高調波を減衰させるフィルタ回路8が設けられている。本例のフィルタ回路8は、各相R,S,Tに接続された3つのフィルタリアクトル81と、各相R,S,Tの間に接続された6つのフィルタコンデンサ82L,82Rとを備える。フィルタコンデンサ82L,82Rは、たとえば6つのフィルタコンデンサで構成される。
本例の充電システム1において、フィルタ回路8を経由して三相交流電力が電力変換回路3に供給され、単相交流電力に変換される。本例の電力変換回路3は、R相,S相,T相に対応してマトリックス状に配列された6つの双方向スイッチング素子31(311〜316)を備え、マトリックスコンバータとも称される。以下、一つの双方向スイッチング素子を総称する場合は符号31を用いて説明する一方、図1に示すように6つの双方向スイッチング素子のうちの特定の素子を示す場合は311〜316を用いて説明する。
本例の双方向スイッチング素子31のそれぞれは、半導体スイッチング素子であるIGBTを還流ダイオードと組み合わせて逆並列に接続したIGBTモジュールで構成されている。なお、一つの双方向スイッチング素子31の構成は、図示するものに限定されず、これ以外にもたとえば逆阻止型IGBTの2素子を逆並列に接続した構成であってもよい。
双方向スイッチング素子31のそれぞれには、当該双方向スイッチング素子31のON/OFF動作にともない発生するサージ電圧から当該双方向スイッチング素子31を保護するために、双方向スイッチング素子31の入力側及び出力側に1つのスナバコンデンサ327(同図の右下の回路図参照)と3つのダイオードを組み合わせたスナバ回路32(321〜326)が設けられている。以下、一つのスナバ回路を総称する場合は符号32を用い、図1に示すように6つのスナバ回路のうち特定のスナバ回路を示す場合は321〜326を用いる。
本例の充電システム1は、電力変換回路3の双方向スイッチング素子31のそれぞれをON/OFF制御するためにマトリックスコンバータ制御回路9を備える。マトリックスコンバータ制御回路9は、三相交流電源2から供給される電圧値、現在出力中の直流電流値及び目標電流指令値を入力し、これらに基づいて双方向スイッチング素子31のそれぞれのゲート信号を制御し、トランス4へ出力する単相交流電力を調整することで、目標と一致する直流電力を得る。
トランス4は、電力変換回路3で変換された単相交流電力の電圧を所定値に昇圧又は降圧する。整流器5はたとえば4つの整流ダイオード51〜54を備え、調圧された単相交流電力を直流電力に変換する。また、平滑回路7はコイル71とコンデンサ72とを備え、整流された直流電流に含まれる脈流をより直流に近い状態に平滑化する。充電ガン12は、平滑回路7で平滑化された直流電力を充電すべき自動車の充電インレット(不図示)に接続し、ここから電力を供給する。
以上のように構成された本例の充電システム1により、図2に示すように、三相交流電源2から供給される三相交流電力は、電源ブレーカ11及びフィルタリアクトル81を介して電力変換回路3に供給され、マトリックスコンバータ制御回路9が電力変換回路3を制御することにより単相交流電力に直接変換され、さらにトランス4によって適宜の電圧に調圧されたのち整流器5によって直流電力に変換される。そして、平滑回路7によって平滑化された直流電力は充電ガン12を介して二次電池6に供給され、これにより二次電池6が充電される。なお、上述した充電システム1は一例であり、本発明に係る充電装置1Aは図示する構成の充電システム1にのみ限定されることはない。
《充電装置の部品配置》
次に、図2の電源ブレーカ11から充電ガン12までの機器を含む充電装置1Aの配置構成について、図3〜図12を参照して説明する。なお、図1,2と同じ部品には同一の符号を付すことで互いの対応関係を示すものとする。
本例の充電装置1Aは筐体13の内部に、図2に示す電源ブレーカ11、フィルタリアクトル81、電力変換回路3、マトリックスコンバータ制御回路9、トランス4、整流器5及び平滑回路7を実装し、図3に示すように、筐体13から先端に充電ガン12が装着されたケーブル12aを引き出して構成されている。これら筐体13内に実装される機器類を電力変換機器とも称する。
筐体13は、図5に示すように、底部141が当該充電装置1Aの設置箇所に固定され、上述した電力変換機器を実装するコアフレーム14と、このコアフレーム14に実装された電力変換機器を覆うように、コアフレーム14の正面側に装着されるアウタハウジング15と、コアフレームの背面側に装着されるバックハウジング16とを備える。なお、本実施形態では、充電装置1Aを設置した際に使用者がアクセスする面を正面、その反対側(裏側)を背面としている。また、以下においては、正面方向および背面方向を前後方向とし、充電装置1Aの設置面上において前後方向に垂直な方向を左右方向として説明する。
コアフレーム14は、充電装置1Aの設置個所にアンカーボルトなどの固定手段によって固定される底部を構成するベースプレート141と、水平断面がC字状に折り曲げられたコアフレーム本体142とを含み、コアフレーム本体142は、ベースプレート141に固定されている。
ベースプレート141は、図6に示すように、アンカーボルトなどで設置個所に固定されるベースプレート本体141aと、当該ベースプレート本体141aに溶接等で固定されたブラケット141bとを含み、ブラケット141bにコアフレーム本体142がボルトなどによって固定される。これにより、図5に示すように、コアフレーム本体142が設置個所に直立して強固に固定されることになる。
アウタハウジング15は、図5に示すように、水平断面が緩やかな曲線を含むC字状となるように折り曲げられた側板と、天板とを含み、側板と天板は溶接等で固定されている。そして、図4に示すように、正面の側板には、充電操作を行う際に使用者がアクセスするための、たとえば操作指令を入力したり制御状態を表示したりするなどの操作パネル151と、不使用時の充電ガン12を収納するためのガンポケット152が設けられている。
また、コアフレーム14の背面には、バックハウジング16が設けられている。バックハウジング16は、図5に示すように、平板に形成され、後述するファン17が装着される通孔161と、電力変換回路3及び整流器5に装着されるヒートシンクを筐体外へ露出させるための通孔162とが開設されている。そして、アウタハウジング15とバックハウジング16とは、互いの接合部をボルトやビス等を用いて固定することでコアフレーム14に装着される。
なお、本例ではアウタハウジング15を断面C字状に形成し、バックハウジング16を平板に形成したが、この形状に限定されることなく、たとえば、両方15,16ともに断面C字状などに形成してもよい。
また、本実施形態において、コアフレーム14およびアウタハウジング15は、図7Aおよび図7Bに示すように、引き出し型のスライドレール機構を備えている。なお、図7Aは、引き出し型のスライドレール機構により、アウタハウジング15をコアフレーム14から引き出した状態を示す斜視図であり、図7Bは、引き出し型のスライドレール機構により、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した状態を示す斜視図である。なお、図7Aおよび図7Bでは、アウタハウジング15の内側に設けられているスライドレール機構の様子が分かるように、コアフレーム14およびアウタハウジング15のみを図示するとともに、アウタハウジング15を半透明で図示している。
具体的には、図5、図7Aおよび図7Bに示すように、コアフレーム14(コアフレーム本体142)は、左右一対の第1スライドレール144を備えており、アウタハウジング15は、第1スライドレール144に対応する高さ位置に、左右一対の第2スライドレール153を備えている。第1スライドレール144には、図8に示すように、コアフレーム14の側面方向(左右方向)に突出したピン1441,1442が形成されており、第2スライドレール153には、第1スライドレール144のピン1441,1452の形状に合った窪みを有する係合部1531,1532が形成されている。
そして、第2スライドレール153の係合部1531,1532を、第1スライドレール144のピン1441,1442に係合させることで、第1スライドレール144と第2スライドレール153とが連結され、その結果、コアフレーム14とアウタハウジング15とが連結される。これにより、アウタハウジング15がコアフレーム14に対してスライド可能となる。そして、図7Aおよび図7Bに示すように、アウタハウジング15をコアフレーム14に対して前後方向に(コアフレーム14の面に垂直な方向に)スライドさせることで、アウタハウジング15を装着または取り外す際の作業性を向上させることができる。なお、図8は、スライドレール機構を示す拡大斜視図である。
さらに、コアフレーム14およびアウタハウジング15の上部にも、第1スライドレール144および第2スライドレール153と同様に、引き出し型のスライドレール機構が設けられている。すなわち、コアフレーム14の上部に第3スライドレール145が形成されており、アウタハウジング15の上部に第4スライドレール154が形成されている。そして、第3スライドレール145と第4スライドレール154とが係合することで、引き出し型のスライドレール機構145,154が構成される。
このように、本実施形態に係る充電装置1Aは、第1スライドレール144および第2スライドレール153とから構成されるスライドレール機構と、第3スライドレール145および第4スライドレール154とから構成されるスライドレール機構とを備える。そして、これら2つの引き出し型のスライドレール機構により、アウタハウジング15が充電装置1Aの設置面から離れた状態で支持されることとなり、その結果、アウタハウジング15を前後方向に円滑にスライドさせることが可能となる。
一方、アウタハウジング15を充電装置1Aの設置面から離した状態で支持した場合に、図7Bに示すように、アウタハウジング15と設置面との間に隙間Sができてしまい、この隙間Sから砂塵や地面で跳ねた雨滴が充電装置1Aの筐体13内に入り込んでしまう場合がある。そこで、本実施形態では、アウタハウジング15と設置面との隙間Sから砂塵や雨滴が侵入してしまうことを防止するために、以下に説明するように、コアフレーム14にコアフレーム側シール部材146を形成するとともに、アウタハウジング15にアウタハウジング側シール部材155を形成する。
コアフレーム側シール部材146は、図6に示すように、アウタハウジング15側に突出するように、コアフレーム14のベースプレート本体141aに溶接などにより固定されている。具体的には、コアフレーム側シール部材146は、ベースプレート本体141aの正面側の側面に設けられ、正面方向に大きく突出した第1シール部材146aと、ベースプレート本体141aの左右側面に設けられ、左右方向(正面方向に垂直な方向)にそれぞれ小さく突出した一対の第3シール部材146bとを有している。また、第1シール部材146aの主面は、図6に示すように、アウタハウジング15のC字状の水平断面に合わせた形状となっている。なお、コアフレーム側シール部材146では、第1シール部材146aと第3シール部材146bとが分離して形成されているが、第1シール部材146aと第3シール部材146bとを一体的に形成することもできる。
また、アウタハウジング15には、図6に示すように、アウタハウジング15の内面からコアフレーム14側に突出したアウタハウジング側シール部材155が溶接などにより固定されている。具体的には、アウタハウジング側シール部材155は、コアフレーム側シール部材146に対応する高さ位置に設けられており、背面方向に大きく突出した第2シール部材155aと、左右方向にそれぞれ小さく突出した一対の第4シール部材155bとを有している。なお、アウタハウジング側シール部材155では、第2シール部材155aと第4シール部材155bとは一体的に形成されているが、第1シール部材146aと第3シール部材146bとを分離して形成することもできる。
ここで、図9は、図7BをA方向から見た部分断面図であり、図10は、図7BのX-X線に沿う断面図である。なお、図9は、図10のIX-IX線に沿う断面図でもある。図9に示すように、アウタハウジング側シール部材155の第2シール部材155aは、コアフレーム側シール部材146の第1シール部材146aよりも低い高さ位置に形成されているとともに、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、鉛直方向において、第1シール部材146aと第2シール部材155aとが近接するように形成されている。また、第1シール部材146aおよび第2シール部材155aは、図9および図10に示すように、鉛直方向の上側から見た場合に、第1シール部材146aと第2シール部材155aとが重なり合うように形成されている(図10では、第1シール部材146aと第2シール部材155aとが重なり合っており、上方に位置する第1シール部材146aのみが見えている。)。さらに、第1シール部材146aは、図9に示すように、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、アウタハウジング15の内面に接する(または近接する)ように形成されており、第2シール部材155aは、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、ベースプレート本体141aと接する(または近接する)ように形成されている。
また、コアフレーム側シール部材146の第3シール部材146bとアウタハウジング側シール部材155の第4シール部材155bとは、図9に示すように、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、第3シール部材146bと第4シール部材155bとが接するように形成されている。また、第3シール部材146bおよび第4シール部材155bは、図10に示すように、鉛直方向の上側から見た場合に、第3シール部材146bと第4シール部材155bとが重なり合うように形成されている(図10では、第3シール部材146bと第4シール部材155bとが重なり合っており、上方に位置する第4シール部材155bのみが見えている。)。
このように、本実施形態では、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、第1シール部材146aと第2シール部材155aとが近接し、かつ、鉛直方向において重なり合うように形成されているとともに、第3シール部材146bと第4シール部材155bとが接し、かつ、鉛直方向において重なり合うように形成されている。これにより、本実施形態では、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、図9に示すように、電力変換機器が内包される筐体13内部の空間Iを、筐体13外部の空間Oからシールすることができ、アウタハウジング15を充電装置1Aの設置面から離した状態で支持したことにより、アウタハウジング15と設置面との間に隙間Sが生じた場合でも、アウタハウジング15と設置面との間の隙間Sから砂塵や地面で跳ねた雨滴が侵入してしまうことを有効に防止することができる。
また、図6および図9に示すように、コアフレーム側シール部材146の第3シール部材146bと、アウタハウジング側シール部材155の第4シール部材155bとは、互いに対向する面がそれぞれ平行となるように形成されている。さらに、コアフレーム側シール部材146の第3シール部材146bは、アウタハウジング15側が低くなるように傾斜しており、一方、アウタハウジング側シール部材155の第4シール部材155bは、コアフレーム14側が高くなるように傾斜している。これにより、アウタハウジング15をコアフレーム14側にスライドさせた場合に、第3シール部材146bと第4シール部材155bとがぶつかってしまうことを有効に防止することができるため、電力変換機器の保守作業性をより向上することができる。
次に、コアフレーム本体142に実装される電力変換機器について説明する。図3は電力変換機器のコアフレーム本体142への実装構造を鉛直断面で示し、図11は同じく電力変換機器のコアフレーム本体142への実装構造を水平断面で示し、図13Aおよび図13Bは全ての機器の実装状態を示す。なお、図11は、図7BのXI-XI線に沿った断面図でもある。
図11の水平断面図に示すように、筐体13内部には、コアフレーム本体142で仕切られた2つの空間A,Bが存在する。すなわち、コアフレーム本体142のC字状断面で囲まれた空間Aと、その背面の空間Bの2つの空間である。本例では、電力変換機器をコアフレーム本体142に実装するにあたりC字状断面で囲まれた空間Aに発熱を伴う機器を実装する。すなわち、図2に示す電力変換機器のうち発熱を伴う機器は電力変換回路3、整流器5及びトランス4であるので、これらを空間A側に実装する。同時に、図5に示すバックハウジング16に開設された通孔161にファン17を設け、図3に示すように冷却空気を吸い込んで空間Aに導入する。
一方、図2の残りの機器は空間A,Bの残りのスペースに実装することができるが、本例では、電力変換機器をコアフレーム本体142に実装するにあたりできる限り図2に示す電力の流れに沿って機器をレイアウトする。すなわち、電源ブレーカ11、フィルタリアクトル81、電力変換回路3、マトリックスコンバータ制御回路9、トランス4、整流器5及び平滑回路7をこの順序で配置できれば、配線間のインダクタンスやノイズによる各相の不均衡が抑制され、電力変換効率が向上する。
このため、本例では図3及び図13A,13Bに示すようにレイアウトしている。つまり、図3に示すように商用電源などの三相交流電源2はコアフレーム14のベースプレート141から引き込み、空間Aの最上部に実装した電源ブレーカ11に接続する。そして、電源ブレーカ11からの配線をコアフレーム本体142に開設した通孔143(図5参照)を挿通して空間Bの最上部に実装したフィルタリアクトル81に接続する。
フィルタリアクトル81からの配線は、同じくコアフレーム本体142に開設した通孔143を挿通して空間Aの次段に実装した電力変換回路3に接続する。電力変換回路3の裏面の空間Bにはマトリックスコンバータ制御回路9が実装され、当該マトリックスコンバータ制御回路9からの制御配線は、コアフレーム本体142に開設した通孔143を挿通して電力変換回路3に接続する。
本来であれば、空間Aの電力変換回路の次段にはトランス4を実装するのが好ましいが、トランス4は重量物であるため、本例では充電装置1Aの安定性を考慮して空間Aの最下部に実装している。したがって、電力変換回路3からの配線は、空間Aの最下部に実装したトランス4に接続され、当該トランス4からの配線は、空間Aの電力変換回路3の次段に実装された整流器5に接続する。そして、整流器5からの配線は、コアフレーム本体142に開設した通孔143を挿通して空間Bの最下部に実装した平滑回路7に接続する。なお、充電ガン12が装着されたケーブル12aは、第1アウタハウジング15aの適宜箇所から外部へ引き出される。図13Aはコアフレーム本体142への実装状態を正面側から示し、図13Bは同じく背面側から示す。
図12は、電力変換回路3と整流器5に装着されるヒートシンク10をコアフレーム本体142のフランジに取り付けた状態を示す。このヒートシンク10の裏面側に電力変換回路3と整流器5が実装される。ヒートシンク10をコアフレーム本体142のフランジに固定することで、剛性の高いヒートシンク10がコアフレーム本体142を構成する構造体になるので、コアフレーム本体142自体の剛性が向上する。
以上のように、本実施形態に係る充電装置1Aは、電力変換機器が実装されるコアフレーム14と、当該コアフレーム14に対して前後方向にスライド可能なアウタハウジング15とを備え、スライドレール機構144,153,145,154により、アウタハウジング15を設置面から離した状態で支持することで、アウタハウジング15が前後方向に円滑にスライド可能となっている。そして、本実施形態では、このようにアウタハウジング15を円滑にスライドさせることができるため、アウタハウジング15をコアフレーム14から容易に取り外し、また、アウタハウジング15をコアフレーム14に容易に装着させることができ、その結果、電気変換機器の保守作業性を向上することができる。
一方、アウタハウジング15を設置面から離して支持したことで、アウタハウジング15と設置面との間の隙間Sから砂塵や地面で跳ねた雨滴が筐体13内部に侵入する恐れがある。しかしながら、本実施形態では、コアフレーム14に第1シール部材146aおよび第3シール部材146bを設けるとともに、アウタハウジング15に第2シール部材155aおよび第4シール部材155bを設けることで、筐体13の内側の空間をアウタハウジング15と設置面との間の隙間Sからシールすることができ、アウタハウジング15と設置面との間の隙間Sから埃や砂塵が侵入してしまうことを有効に防止することができる。
すなわち、本実施形態では、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、第1シール部材146aと第2シール部材155aおよび第3シール部材146bと第4シール部材155bとがそれぞれ近接する(または接する)とともに鉛直方向から見た場合に互いに重なり合うように、第1シール部材146a、第3シール部材146b、第2シール部材155a、および第4シール部材155bが形成されている。これにより、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、電力変換機器が内包される筐体13の内側の空間Iを、筐体13の外側の空間Oからシールすることができ、アウタハウジング15を設置面から離して支持した場合でも、アウタハウジング15と設置面との間の隙間Sから砂塵や雨滴が侵入してしまうことを有効に防止することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述した実施形態では、第1シール部材146a、第3シール部材146b、第2シール部材155a、および第4シール部材155bにより、充電装置1Aの筐体13をシールする構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、充電装置1Aは、第1シール部材146aおよび第2シール部材155aのみを有する構成としてもよいし、あるいは、第3シール部材146bおよび第4シール部材155bのみを有する構成としてもよい。この場合も、アウタハウジング15と設置面との間の隙間Sから砂塵や雨滴が侵入してしまうことを抑制することが可能となる。
また、上述した実施形態では、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、第3シール部材146bと第4シール部材155bとが接するように、第3シール部材146bおよび第4シール部材155bを形成する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、アウタハウジング15をコアフレーム14に装着した場合に、第3シール部材146bと第4シール部材155bとが近接するように、第3シール部材146bおよび第4シール部材155bを構成してもよい。
なお、上述した実施形態の電源ブレーカ、フィルタリアクトル81、電力変換回路3、マトリックスコンバータ制御回路9、トランス4、整流器5及び平滑回路7は本発明の電力変換機器に相当し、コアフレーム14は本発明のコアフレームに相当し、アウタハウジング15は本発明のアウタハウジングに相当し、コアフレーム側シール部材146は本発明のコアフレーム側シール部材に相当し、アウタハウジング側シール部材155は本発明のアウタハウジング側シール部材に相当し、第1シール部材146aは本発明の第1シール部材に相当し、第2シール部材155aは本発明の第2シール部材に相当し、第3シール部材146は本発明の第3シール部材に相当し、第4シール部材155bは本発明の第4シール部材に相当し、第1スライドレール144および第2スライドレール153は本発明のスライドレール機構に相当し、トランス4は本発明の電圧変換回路に相当し、整流器5は本発明の整流回路に相当する。
1…充電システム
1A…充電装置
2…三相交流電源
3…電力変換回路
31,311〜316…双方向スイッチング素子
32,321〜326…スナバ回路
327…スナバコンデンサ
4…トランス
5…整流器
6…二次電池
7…平滑回路
8…フィルタ回路
81…フィルタリアクトル
82L,82R…フィルタコンデンサ
9…マトリックスコンバータ制御回路
10…ヒートシンク
11…電源ブレーカ
12…充電ガン
13…筐体
14…コアフレーム
141…ベースプレート
142…コアフレーム本体
143…通孔
144…第1スライドレール
1441,1442…ピン
145…第3スライドレール
146…コアフレーム側シール部材
146a…第1シール部
146b…第3シール部
15…アウタハウジング
151…操作パネル
152…ガンポケット
153…第2スライドレール
1531,1532…係合部
154…第4スライドレール
155…アウタハウジング側シール部材
155a…第2シール部
155b…第4シール部
16…バックハウジング
161,162…通孔
17…ファン

Claims (5)

  1. 商用電力を直流電力に変換する電力変換機器が実装されるコアフレームと、前記コアフレームに着脱可能であり、前記電力変換機器を覆うように前記コアフレームに装着されるアウタハウジングと、を備えた充電装置であって、
    前記アウタハウジングは、前記充電装置の設置面から離れた状態で支持されることで、鉛直方向に垂直な方向である前記コアフレームの前後方向にスライド可能となっており、
    前記コアフレームの下部に前記アウタハウジング側に突出したコアフレーム側シール部材が形成されているとともに、前記アウタハウジングの下部に前記コアフレーム側に突出したアウタハウジング側シール部材が形成されており、
    前記コアフレーム側シール部材と前記アウタハウジング側シール部材とは、前記アウタハウジングが前記コアフレームに装着された場合に、前記コアフレーム側シール部材と前記アウタハウジング側シール部材とが少なくとも近接し、かつ、鉛直方向において重なり合うように形成されていることを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1に記載の充電装置であって、
    前記アウタハウジングのスライド方向のうち、前記アウタハウジングが前記コアフレームから離れる方向を第1方向とし、前記アウタハウジングが前記コアフレームに近付く方向を第2方向とした場合に、
    前記コアフレーム側シール部材は、前記コアフレームから前記第1方向に突出した第1シール部材を含み、
    前記アウタハウジング側シール部材は、前記アウタハウジングから前記第2方向に突出した第2シール部材を含むことを特徴とする充電装置。
  3. 請求項1または2に記載の充電装置であって、
    前記充電装置の設置面上において、前記アウタハウジングのスライド方向に垂直な方向を第3方向とした場合に、
    前記コアフレーム側シール部材は、前記コアフレームから前記第3方向のそれぞれに突出した一対の第3シール部材を含み、
    前記アウタハウジング側シール部材は、前記アウタハウジングから前記第3方向のそれぞれに突出した一対の第4シール部材を含むことを特徴とする充電装置。
  4. 請求項3に記載の充電装置であって、
    前記第3シール部材は、前記アウタハウジング側が低くなるように、前記アウタハウジングのスライド方向に傾斜しており、
    前記第4シール部材は、前記コアフレーム側が高くなるように、前記アウタハウジングのスライド方向に傾斜していることを特徴とする充電装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の充電装置であって、
    前記アウタハウジングと前記コアフレームとが引き出し型のスライドレール機構により連結されており、
    前記アウタハウンジングは、前記スライドレール機構により前記充電装置の設置面から離れた状態で支持されることで、スライド可能となっていることを特徴とする充電装置。
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