JP2015154154A - 相補Golay符号を用いた直交変復調方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】直交変調方法において、簡易な構成のフィードバック系で、送信側のみならず受信側のIQインバランスを空間伝搬チャネルを含めて推定(補償)することが可能な直交変復調方法及び装置を提供する。
【解決手段】相補Golay符号を信号Aおよび信号Bに示すように、時間領域でIチャネルおよびQチャネルに交互に配置する。前記Iチャネル及びQチャネル信号は、局部発振器105からの搬送波および、位相器106により90°位相のずれた直交搬送波にて、直交変調される。前記搬送波および直交搬送波は、可変減衰器131および132に入力され、制御信号CS1およびCS2により、交互に減衰され、混合部133にて信号加算され、単一化された信号MX2を得る。前記信号MX2は、ミキサ122に入力され、IQインバランスを含まないフィードバック系を得る。
【選択図】図3
【解決手段】相補Golay符号を信号Aおよび信号Bに示すように、時間領域でIチャネルおよびQチャネルに交互に配置する。前記Iチャネル及びQチャネル信号は、局部発振器105からの搬送波および、位相器106により90°位相のずれた直交搬送波にて、直交変調される。前記搬送波および直交搬送波は、可変減衰器131および132に入力され、制御信号CS1およびCS2により、交互に減衰され、混合部133にて信号加算され、単一化された信号MX2を得る。前記信号MX2は、ミキサ122に入力され、IQインバランスを含まないフィードバック系を得る。
【選択図】図3
Description
本発明は、相補Golay符号の特性を利用し、広帯域伝送(例えば60GHzミリ波帯)における高速無線通信を可能にし、ハードウェア構造を簡易にかつ送受信におけるIQインバランスを著しく改善した直交変復調方法及び装置に関するものである。本発明は、特に1bit系列である相補Golay符号をIQ2チャネルを用いて交互に送信することで、時間軸方向に相補Golay符号を配置し、送信側のIQインバランス、空間伝搬チャネル及び受信側のIQインバランスが混合した一般化線形システムの入出力特性補償が可能な相補Golay符号を用いた直交変復調方法及び装置に関するものである。
近年、無線通信のデジタル高速化が進行している。デジタル無線通信では、従来のアナログ信号による変調に代わり、デジタル信号処理によりデータ信号を変調するデジタル変調が用いられる。デジタル変調方式の例として、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)のように、デジタル制御部からのデジタル信号で、振幅を変更されたI信号及びQ信号を発生する直交変調(IQ変調)方式がある。このように2つのチャネル入力を有する場合、それぞれのチャネルは周波数変換器前段のD/A変換器やLPF(ローパスフィルタ)での応答差があり、位相器部で設計した位相との誤差が存在し、これらの応答誤差をIQインバランスと称する。近年の無線通信では急増するトラフィックに対応するため、信号が広帯域化しており、周波数特性を有するIQインバランスの補償が必要とされている。
図1は直交変調(IQ変調)方式の送信側直交変調器の一例を示しており、Iチャネル及びQチャネルについて、デジタル信号xI[n]及びxQ[n]がそれぞれD/A変換器11及び12でアナログ信号に変換されてミキサ20に入力されるが、D/A変換器11及び12の特性の相違、経路回路(フィルタ等)の特性の相違等によって、ブロック21に示すようにIチャネル及びQチャネルで振幅インバランス(ε)を生じる。また、ミキサ20内には搬送波(fc1)を発生する局部発振器22が備えられており、90°位相差を付けた直交搬送波を出力する位相器24等で位相インバランスθを生じる。乗算部23,25及び加算部26でミキシングされ、振幅インバランス(ε)及び位相インバランスθを有する送信信号MX1は、高周波増幅器13を経てアンテナ14から送信される。
上述のように送信部の直交変調器にはIQ2チャネル入力があり、送信部には振幅(ε)や位相(θ)のインバランスがあり、IチャネルとQチャネルの経路長の差異、回路の寄生容量、更に受信部の直交復調器で用いる90°移相器の不完全性、A/D変換器やLPF、BPF(バンドパスフィルタ)の個体差などが原因となって、振幅や位相の更に大きなインバランスを生じる。その結果、IチャネルとQチャネルの位相差が90°ではなくなると共に、振幅(利得)にも誤差が生じて正常な復調が困難になる。
直交変調器への入力信号をx[n]とすると、入力信号x[n]はIチャネルの入力信号xI[n]及びQチャネルの入力信号xQ[n]の複素数で、下記数1のように表わされる。ただし、“n”はn番目のサンプリングポイントを示す。
(数1)
x[n]=xI[n]+jxQ[n]
この数1に対して、振幅誤差ε、位相誤差θが存在すると、IQインバランスを含む直交変調器の出力信号(送信信号)のモデル式は、下記数5となる。即ち、“★”を畳み込み関数とし、上付け“*”を複素数とすると、図1より、
(数2)
y[n]=hI[n]★xI[n]+j(1+ε)hQ[n]ejθ★xQ[n]
と表わされ、
(数3)
xI[n]=(x[n]+x*[n])/2
xQ[n]=(x[n]−x*[n])/2
を上記数2に代入して変形すると、下記数4が得られる。
(数4)
g1[n]=(hI[n]+(1+ε)hQ[n]ejθ)/2
g2[n]=(hI[n]−(1+ε)hQ[n]ejθ)/2
次に、上記数4を畳み込み処理すると下記数5となる。この数5が、IQインバランスを含む直交変調器の出力信号のモデル式となる。
(数5)
yIQ[n]=g1[n]★x[n]+g2[n]★x*[n]
上記数5を用いることで周波数特性を有するIQインバランスをモデル化することができ、IQインバランスを推定(補償)するための出発点となる。また、本モデル式は、IQインバランスを含む直交変調器の出力信号を表わしている。
近年、特に信号広帯域化により周波数特性を有するIQインバランスの補償が必要とされ、送信系でIQインバランスを補償する場合、IQインバランスにより歪んだ信号をデジタル信号処理部へとフィードバックする経路が必要となり、フィードバックする場合、RF(Radio Frequency)帯からBB(Base Band)帯へとダイレクトコンバージョン方式でダウンコンバートすると、フィードバック系内でもIQインバランスを含んでしまい、本来補償したい送信部でのIQインバランスとは異なった値で補償してしまう問題がある。
(数1)
x[n]=xI[n]+jxQ[n]
この数1に対して、振幅誤差ε、位相誤差θが存在すると、IQインバランスを含む直交変調器の出力信号(送信信号)のモデル式は、下記数5となる。即ち、“★”を畳み込み関数とし、上付け“*”を複素数とすると、図1より、
(数2)
y[n]=hI[n]★xI[n]+j(1+ε)hQ[n]ejθ★xQ[n]
と表わされ、
(数3)
xI[n]=(x[n]+x*[n])/2
xQ[n]=(x[n]−x*[n])/2
を上記数2に代入して変形すると、下記数4が得られる。
(数4)
g1[n]=(hI[n]+(1+ε)hQ[n]ejθ)/2
g2[n]=(hI[n]−(1+ε)hQ[n]ejθ)/2
次に、上記数4を畳み込み処理すると下記数5となる。この数5が、IQインバランスを含む直交変調器の出力信号のモデル式となる。
(数5)
yIQ[n]=g1[n]★x[n]+g2[n]★x*[n]
上記数5を用いることで周波数特性を有するIQインバランスをモデル化することができ、IQインバランスを推定(補償)するための出発点となる。また、本モデル式は、IQインバランスを含む直交変調器の出力信号を表わしている。
近年、特に信号広帯域化により周波数特性を有するIQインバランスの補償が必要とされ、送信系でIQインバランスを補償する場合、IQインバランスにより歪んだ信号をデジタル信号処理部へとフィードバックする経路が必要となり、フィードバックする場合、RF(Radio Frequency)帯からBB(Base Band)帯へとダイレクトコンバージョン方式でダウンコンバートすると、フィードバック系内でもIQインバランスを含んでしまい、本来補償したい送信部でのIQインバランスとは異なった値で補償してしまう問題がある。
このため、簡易なフィードバック系としてダイオードの非線形特性を利用した2乗検波による補償法、つまり包絡線検波方式を用いて、複素正弦波信号をフィードバック入力する方法での補償法が検討されている(非特許文献1)。図2は、この包絡線検波方式を図1に対応させて示しており、アンテナ14からの送信信号MX1を検知してフィードバックし、ダイオードで成る検波器(半波整流回路)15で包絡線検波し、検波信号をLPF16でフィルタリングして後、A/D変換器17でデジタル信号にしている。
この包絡線検波方式は、フィードバック時にはIQインバランスを含まず、簡易に検波できる利点を有するが、IQインバランスの利得誤差のみの補償となり、位相誤差の補償が難しい問題がある。また、周波数特性の補償が難しく、かつ実際の信号を送信している最中の補償を行うのが困難である。
f0を設定可能な周波数とし、fsをサンプリング周波数としたとき、下記数6及び数7を想定する。数7は、周波数特性がないものと仮定した場合を示している。複素正弦波を入力しているので、周波数f0におけるIQインバランスに対して、最適なIQインバランス推定と補償が可能となる。
(数6)
x[n]=exp(j2πf0n/fs)
(数7)
n=0の場合 hI[n]=hQ[n]=1
n≠0の場合 hI[n]=hQ[n]=0
このときのフィードバック経路の出力信号は下記数10となり、2乗部分は最小二乗法により推定する。即ち、数6及び数7を前記数5に代入して変形すると、下記数8が成立する。
(数8)
y[n]=cos(2πf0n/fs)−(1+ε)sinθsin(2πf0n/fs)
+j(1+ε)cosθsin(2πf0n/fs)
従って、下記数9に基づいてyI[n]2+yQ[n]2を算出することにより、数10が導かれる。
(数9)
yI[n]=cos(2πf0n/fs)−(1+ε)sinθsin(2πf0n/fs)
yQ[n]=(1+ε)cosθsin(2πf0n/fs)
(数6)
x[n]=exp(j2πf0n/fs)
(数7)
n=0の場合 hI[n]=hQ[n]=1
n≠0の場合 hI[n]=hQ[n]=0
このときのフィードバック経路の出力信号は下記数10となり、2乗部分は最小二乗法により推定する。即ち、数6及び数7を前記数5に代入して変形すると、下記数8が成立する。
(数8)
y[n]=cos(2πf0n/fs)−(1+ε)sinθsin(2πf0n/fs)
+j(1+ε)cosθsin(2πf0n/fs)
従って、下記数9に基づいてyI[n]2+yQ[n]2を算出することにより、数10が導かれる。
(数9)
yI[n]=cos(2πf0n/fs)−(1+ε)sinθsin(2πf0n/fs)
yQ[n]=(1+ε)cosθsin(2πf0n/fs)
しかしながら、マルチキャリア伝送のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調でサブキャリア毎に1bit系列を配置するため、データパケットのプリアンブル部を作る際にIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)を利用する必要があり、また、シングルキャリア伝送への適用には追加のハードウェアが必要となるなどの課題がある。これは、Golay符号をフーリエ変換すると、その相関特性が崩れてしまうためである。また、シングルキャリア変調方式に対しては、FFT(Fast Fourier Transform)やIFFTの演算を追加する必要があり、汎用的ではない問題がある。
水越裕也,鈴木博,須山聡,府川和彦,"包絡線検波器を用いた直交変調器のIQインバランス補償",信学総大,B-5-90,Mar.2012.
R.Rodriguez-Avila,G.Nunez-Vega,R.Parra-Michel,and A.Mendez-Vazquez,"Frequency-Selective Joint T x/Rx I/Q Imbalance Estimation Using Golay Complementary Sequences"IEEE Trans.Wireless Commun.,vol.12,May.2013.
無線通信信号の広帯域化に伴いトラフィックの急増が予想されると共に、直交変復調器を用いた通信の高品質化が要請され、周波数特性を有するIQインバランスの補償が必要とされている。送信系でIQインバランスを補償する場合には、IQインバランスにより歪んだ信号をデジタル信号処理部(制御部)へフィードバックする経路が必要となるが、フィードバック系においてIQインバランスを補償する手段も簡易な方式であり、受信側の復調器でのIQインバランスを補償し、空間伝搬等をも考慮して精度良く信号を復調できるIQインバランスの補償手法の出現が強く要請されている。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡易な構成のフィードバック系を用いてIQインバランスを確実に補償し、Golay符号の特長を利用して送受信双方向のIQインバランス、伝搬チャネルのIQインバランスを補償できると共に、大容量通信可能な相補Golay符号を用いた直交変復調方法及び装置を提供することにある。
本発明は、Iチャネル及びQチャネルを用い、局部発振器からの搬送波及び90°位相のずれた直交搬送波により変調して信号を送信する直交変調方法に関し、本発明の上記目的は、相補Golay符号を時間領域で前記Iチャネル及び前記Qチャネルに交互に配置して送信すると共に、前記搬送波及び前記直交搬送波を交互に減衰させてフィードバックして単一化させ、フィードバック系にIQインバランスを含まずに同期検波することにより達成される。
また、本発明は、送信された信号を受信してIチャネル及びQチャネルに分波し、局部発振器からの同期波及び90°位相のずれた位相波で復調する直交復調方法に関し、本発明の上記目的は、前記信号に相補Golay符号が配置されており、前記Iチャネル及び前記Qチャネルは交互に相関検波を行うと共に、前記Qチャネルでは極性を入れ替えた前記相補Golay符号の相関検波を利用することにより達成される。
更に、本発明は、Iチャネル及びQチャネルを用い、局部発振器からの搬送波及び90°位相のずれた直交搬送波により変調して信号を送信する直交変調装置に関し、本発明の上記目的は、相補Golay符号を時間領域で配置し、かつ前記Iチャネル及び前記Qチャネルに交互に配置した送信信号を形成する制御部と、ミキサを含み、前記送信信号を送信部で検知して前記制御部にフィードバックするフィードバック回路と、前記搬送波及び前記直交搬送波を交互に減衰させて前記ミキサに印加する切替部とを備え、前記搬送波及び前記直交搬送波を交互に減衰させて前記ミキサに印加させることにより前記フィードバック回路を単一化し、フィードバック系にIQインバランスを含まずに同期検波することにより達成される。
本発明は、送信された信号を受信してIチャネル及びQチャネルに分波し、局部発振器からの同期波及び90°位相のずれた位相波で復調する直交復調装置に関し、本発明の上記目的は、相補Golay符号が配置された前記信号を前記Iチャネル及び前記Qチャネルに交互に分波する分波器と、前記Iチャネル及び前記Qチャネル交互に相関検波を行う第1検波手段と、前記Qチャネルでは極性を入れ替えた前記相補Golay符号の相関検波を利用する第2検波手段とを具備することにより達成される。
本発明によれば、相補Golay符号をIチャネルのみを用いて送信するのではなく、IチャネルとQチャネル双方を用いて交互に送信すると共に、時間軸方向に相補Golay符号を配置しているため、送受信双方のIQインバランスを空間伝搬を含んだ形で補償することができる。
本発明によれば、フィードバック系を用いると共に、可変減衰器を利用して、局部発振器の電力レベルに差を付けてミキサに入力し擬似的なスイッチとして機能させ、直交変調部の各チャネルの応答を単一のフィードバックチャネルで抽出する回路構成をとることにより、フィードバック系をチャネル分けしないため、フィードバック時のIQインバランスを回避することができる。
また、同期検波方式であるため、周波数特性を有する振幅誤差と位相誤差の双方を補償することが可能である。加えて、1bit系列であるGolay符号の送り方をIQチャネルの双方を用いて交互に送信することで時間軸方向に配置することができ、シングルキャリア伝送においても適用することが可能であり、送信側のみならず受信側のIQインバランスを空間伝搬チャネルを含めて推定(補償)することが可能となる。
送信系でIQインバランスを補償する場合、IQインバランスにより歪んだ信号をデジタル信号処理部(コンピュータ等の制御部)へフィードバックして処理する必要がある。送信信号をフィードバックする場合に、RF帯からBB帯へダイレクトコンバージョン方式でダウンコンバートすると、フィードバック系内でもIQインバランスを含んでしまい、本来補償したい送信部でのIQインバランスとは異なった値として補償してしまう。そのため、本発明では、フィードバック回路を、IQインバランスを含まないような簡易な検波方式としている。また、受信側の復調器においてもIQインバランスが存在し、空間伝搬と混合された応答になるため、信号精度の高い復調のために、本発明では受信側においてもIQインバランスの補償を行っている。
本発明では、1bit系列である相補Golay符号の送り方をIチャネルのみを用いて送るのではなく、IチャネルとQチャネル双方を用いて交互に送信することで、時間軸方向にGolay符号を相補的に配置することができ、シングルキャリア伝送においても適用することが可能であり、送信側のみならず受信側のIQインバランスを、空間伝搬チャネルを含めて補償することが可能となる。
また、本発明では2つの可変減衰器を利用した切替部により、搬送波(cos信号)及び直交搬送波(sin信号)を擬似的に切り替えてフィードバック回路に入力している。可変減衰器の減衰率の制御により、局部発振器の電力レベル(電圧)に差を付けて搬送波(cos信号)及び直交搬送波(sin信号)を切り替えてミキサに入力し、直交変調部の各チャネルの応答を単一のフィードバックチャネルで抽出するようにしている。フィードバック経路でチャネルを分けないため、フィードバック時のIQインバランスを回避することができる。更に、本発明では同期検波方式により、周波数特性を有する振幅誤差及び位相誤差の双方を補償することが可能である。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する.
図3は、本発明に係るフィードバック回路付き相補Golay符号を用いた直交変調器の一例を示しており、Iチャネルからは(A)に示すようなGolay符号を配置されたパケットPI(デジタル信号)が入力され、Qチャネルからは(B)に示すようなGolay符号を配置されたパケットPQ(デジタル信号)が入力され、IチャネルではD/A変換器101でアナログ信号に変換され、QチャネルではD/A変換器102でアナログ信号に変換され、Golay符号を配置されたアナログ信号は変調器のミキサに交互に取り込まれる。ミキサ内には局部発振器105が設けられており、局部発振器105からの搬送波(cos信号)と、位相器106で90°位相をずらされた直交搬送波(sin信号)とを用いてミキシングして、送信信号MX1として高周波増幅器108、アンテナ109を経て送信する。また、本発明では、送信信号MX1を検知して制御部150へフィードバックするフィードバック回路120を設けている。
図3は、本発明に係るフィードバック回路付き相補Golay符号を用いた直交変調器の一例を示しており、Iチャネルからは(A)に示すようなGolay符号を配置されたパケットPI(デジタル信号)が入力され、Qチャネルからは(B)に示すようなGolay符号を配置されたパケットPQ(デジタル信号)が入力され、IチャネルではD/A変換器101でアナログ信号に変換され、QチャネルではD/A変換器102でアナログ信号に変換され、Golay符号を配置されたアナログ信号は変調器のミキサに交互に取り込まれる。ミキサ内には局部発振器105が設けられており、局部発振器105からの搬送波(cos信号)と、位相器106で90°位相をずらされた直交搬送波(sin信号)とを用いてミキシングして、送信信号MX1として高周波増幅器108、アンテナ109を経て送信する。また、本発明では、送信信号MX1を検知して制御部150へフィードバックするフィードバック回路120を設けている。
フィードバック回路120は、BPF(バンドパスフィルタ)121と、ミキサ122と、A/D変換器123とで構成されており、A/D変換器123でデジタル信号とされたフィードバック信号FBSは(C)に示されるようなパケット構造であり、制御部150に推定信号として入力される。ミキサ122は乗算部122Aと、LPF122Bとで構成されている。
また、本発明では変調器のミキサ(局部発振器105、位相器106)とフィードバック回路120との間に、制御部150で減衰率を制御される切替部130を具備している。本実施形態では便宜的に、局部発振器105の出力をcos信号、位相器106の出力をsin信号として説明する。切替部130は、局部発振器105からのcos信号を制御部150からの制御信号CS1で減衰率A1を可変される可変減衰器131と、位相器106からのsin信号を制御部150からの制御信号CS2で減衰率A2を可変される可変減衰器132と、減衰器131及び132の出力を混合(加算)して出力する混合部133とで構成されている。切替部130の切替出力MX2は、ミキサ122内の乗算部122Aに入力される。
制御信号CS1及びCS2で減衰率A1及びA2をA1>>A2又はA2>>A1とすることによって、切替部130の出力MX2をcos信号又はsin信号とすることができる。つまり、切替部130は、局部発振器105における信号電力の相対的調整のために用いられている。例えばフィードバックされている送信信号(MX1)からI信号の方のみ抽出する場合には、cos信号には減衰電力0dBでそのまま通過させ、一方のsin信号には減衰電力20〜40dBほどで電力を減衰させておき、cos信号とsin信号に電力差を付けて、ミキサ122に入力されるsin信号レベルをcos信号に比べて無視できる程度にする。同様にして、Q信号の方のみを抽出する場合には、逆にsin信号を減衰させずに、cos信号を減衰させる動作となる。
非特許文献2の変調方式では、図4(A)に示すような逆フーリエ変換されたGolay符号がプリアンブル部分のIQチャネル双方に入っているパケット構造をしている。逆フーリエ変換されたGolay符号は、Golay符号の性質である下記数11及び数12の特性を有さないため、そのままでは時間領域で用いるのが困難である。このため、信号を受信した後、フーリエ変換して周波数方向へと持ち直すことでGolay符号の性質を利用するようにしている。従って、送信側にはIFFT、受信側にはFFT処理が必須となる。
本発明では、図4(B)及び(C)に示すようにGolay符号を信号のプリアンブルで交互に送信する。送信する順番はGolay符号の相補性である数11を用いることができればよいので、一例としてGa,jGb,データ#11,#12,Gb,jGa,データ#21,#22の順に載せる。他の組み合わせも、Golay符号の相補性さえ利用できれば可能であり、例えばjGb,Ga,データ#11,#12,jGa,Gb,データ#21,データ#22の場合も可能である。1bit系列である相補Golay符号の送り方を、Iチャネルのみを用いて送信するのではなく、IチャネルとQチャネル双方を用いて交互に送信することで、時間軸方向に相補Golay符号を配置することができ、送信側のIQインバランス、空間伝搬チャネル、受信側のIQインバランスの混合された一般化線形システムの入出力特性補償が可能となる。時間軸方向に相補Golay符号を配置しているため、無線通信システム全般に対しての適用が可能であり、平均電力とピーク電力の比率が0dBであるため、増幅器に負担をかけず、推定の際に増幅器における非線形歪みを回避することが可能である。また、Golay符号は(1,-1)で表わされる1bit系列であるため、ハードウェアへ簡易に実装可能である。
上述のような相補Golay符号の性質により、送受IQインバランス、伝搬チャネルの重畳した周波数特性を補償できることは、下記数13及び数14で示される。数13の各右式の“F”はフーリエ変換を示している。つまり、Γ[l]及びΒ[l]はそれぞれ、γ[n]及びβ[n]のフーリエ変換後の伝達関数を表わしている。
このような構成において、本発明に係る直交変調器の動作例を図5のフローチャートを参照して説明する。直交変調器そのものはフィードバック回路120を含めてハードウェアで構成されるが、便宜的にフローチャートを用いて動作例を説明する。
先ず送信するためのパケットPIがIチャネルに入力され(ステップS1)、次いでパケットPQがQチャネルに入力される(ステップS2)。直交変調器では局部発振器105で搬送波が発振されて変調が行われ(ステップS3)、ミキサより送信する送信信号MX1が下記数16に従って出力され、アンテナ109から送信されると共に(ステップS4)、送信信号MX1が検知されてフィードバック回路120にフィードバックされる(ステップS10)。
(数17)
MX2:yLO=A1cos(ωct)−A2sin(ωct+θ)
また、フィードバックのために検知された送信信号MX1(数16)は先ずBPF121でフィルタリングされてミキサ122内の乗算部122Aに入力され、切替部130からの切替信号MX2(数17)と乗算され、更にLPF122Bでフィルタリングされ(ステップS13)、図3(C)で示されるパケット形態で、下記数18に従ったフィードバック信号FBSがA/D変換器123でデジタル信号に変換され、制御部150に入力されて処理される(ステップS14)。全てのパケットデータが送信されるまで、上記動作が繰り返される(ステップS15)。
上記数18において、A1>>A2の場合にはA1に起因する式となり、A2>>A1の場合にはA2に起因する式となる。
ここで、Golay符号送信時のフィードバック信号FBSのIチャネルパケットは、下記数19及び数20で表わされる。いずれも、A1>>A2の場合とA2>>A1の場合とで内容が相違する。
上記数19及び数20について、Golay符号と畳み込み処理を行うと下記数21となり、数21についてもA1>>A2の場合とA2>>A1の場合とで内容が相違する。
同様に、Golay符号送信時のフィードバック信号FBSのQチャネルパケットは、下記数22及び数23で表わされる。いずれも、A1>>A2の場合とA2>>A1の場合とで内容が相違する。
上記数22及び数23について、Golay符号と畳み込み処理を行うと下記数24となり、数24についてもA1>>A2の場合とA2>>A1の場合とで内容が相違する。
上記のことを纏めると、A1>>A2とA2>>A1の切替条件で下記表1のようになる。
図6は直交復調器30の一例を示しており、発信側のアンテナ14から送信信号をアンテナ31で受信し、BPF32を経て高周波増幅器33で増幅して分波器34に入力する。分波器34で分波されたIチャネル信号及びQチャネル信号はそれぞれ乗算部36A及び36Bに入力され、局部発振器35で発振された同期波及び位相器36で90°位相のずれた位相波で復調される。復調されたIチャネル信号及びQチャネル信号はLPF38A及び38Bを経てA/D変換器39A及び39Bでデジタル信号に変換されて出力される。本発明による復調器の受信信号には、送受信のIQインバランスと伝搬チャネルが重畳した応答が含まれるが、受信信号のモデルは下記数25で表わされる。
上記数25の上側のy(R)[n]のx(T)[n]に対して、下側のx(T)[n]を代入して整理し、下記数26で示されるγ[n]、β[n]を用いて簡素化すると、数27が求められる。
一方、Golay符号を含む受信信号は、上記数26にGolay符号を配置した下記数28で表わされる。
上記数28について、Golay符号との畳み込みを行うと下記数29〜31となり、便宜的にそれぞれを数式(1)〜(3)とする。
ここで、推定される応答は、下記数32となる。
(数32)
(1)+(2)=γ[n]
(1)+(3)=β[n]
上記数32から得られた応答が推定値になる。このように本発明の復調器ではパケットの送り方を変更し、それに合わせる形の相関検出をすることで送信側の直交変調器、受信側の直交復調器のIQインバランス及び空間の伝搬チャネルが重畳した応答が推定可能となる。推定された応答を用いて、数33のような伝達関数を有する図に示す補償システムを、送信系においてはD/A変換器Cの前に配置し、受信系では等化器の部分に適用する。
図7は本発明のシミュレーションを実施するシステムの構成例(処理若しくは動作の流れ)を示しており、数5のモデルにより直交変調器はシミュレーションされ、復調器は数17のモデルをそのまま用いている。
相補Golay符号を付されたメッセージデータ201はビットエラー演算300に利用されると共に、変調202される。変調202されたデータはシリアル/パラレル変換203され、更に逆フーリエ変換(IFFT)204され、GI(Guard Interval)コードを付され(205)た後にパラレル/シリアル変換206される。
シリアル変換206された信号はIQインバランス補償210され、IQインバランス211を含めて送信されると共に、フィードバック212され、IQインバランス推定213を行ってIQインバランス補償210にフィードバックされる。
送信された信号はフェーディング220、熱雑音221の影響を受けて受信され、更に復調器でのIQインバランス230を含んで等化231及びチャネル推定232される。チャネル推定232の推定値はチャネル均一化231に入力され、チャネル均一化231の出力データからGIコードを除去233し、フーリエ変換(FFT)して復調235する。
復調235されたデータが受信データ240であり、受信データ240はビットエラー演算300に利用される。
多重化にOFDMを使用し、サブキャリア内の変調を16QAM、FFTの点数を512、サブキャリアの数を352、パイロットサブキャリアを16、バンド幅を2.56GHz、シンボル周期を225ns、GI長を25ns、プリアンブル長を2シンボル、データ長を10シンボルとする。また、変調側での振幅インバランスを1.2dB、位相インバランスを5°、IQ応答モデルが[10],[0.136 0.0039]、復調側での振幅インバランスを1.2dB、位相インバランスを5°、IQ応答モデルが[10],[0.136 0.0039]、チャネルモデルを修正Saleh-Valenzuelaモデルとしている。修正SVモデルのモデル式は下記数34である。
また,本チャネルモデルの図は、図9に示される。
ここで,修正SVモデルのパラメータを下記表2のように設定する。このパラメータは机の上に受信機、天井に送信機を置いた時の環境を表わしている。
図8はサブキャリア指標に対するEMV(エラーベクトル振幅)[dB]の特性を示しており、特性Aは補償なしの場合であり、特性Bは従来の包絡線による補償の場合を示している。これに対し、本発明の特性Cから分かるように、特性改善が顕著である。
また、図9は送受信双方のIQインバランスと伝搬チャネル重畳時の補償特性を示しており、平均SNR(Signal to Noise Ratio)[dB]に対するビットエラー率で示している。破線曲線が白色雑音の例であり、△印曲線が補償なしの例である。濃い○印曲線が従来の補償による特性であり、淡い○印曲線が本発明による特性である。
なお、本発明は上述の発明を実施するための形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成を採り得ることは勿論である。
11,12、101,102 D/A変換器
13、33、108 高周波増幅器
14、31、109 アンテナ
15 検波器(半波整流回路)
16、39A、39B、123 A/D変換器
17、38A、38B LPF
20、122 ミキサ
22、35、105 局部発振器
24、36、106 位相器
32、121 BPF
34 分波器
120 フィードバック回路
130 切替部
131、132 可変減衰器
150 制御部
13、33、108 高周波増幅器
14、31、109 アンテナ
15 検波器(半波整流回路)
16、39A、39B、123 A/D変換器
17、38A、38B LPF
20、122 ミキサ
22、35、105 局部発振器
24、36、106 位相器
32、121 BPF
34 分波器
120 フィードバック回路
130 切替部
131、132 可変減衰器
150 制御部
Claims (7)
- Iチャネル及びQチャネルを用い、局部発振器からの搬送波及び90°位相のずれた直交搬送波により変調して信号を送信する直交変調方法において、
相補Golay符号を時間領域で前記Iチャネル及び前記Qチャネルに交互に配置して送信すると共に、
前記搬送波及び前記直交搬送波を交互に減衰させてフィードバックして単一化させ、フィードバック系にIQインバランスを含まずに同期検波するようにしたことを特徴とする相補Golay符号を用いた直交変調方法。 - 前記搬送波がcos信号であり、前記直交搬送波がsin信号である請求項1に記載の相補Golay符号を用いた直交変調方法。
- 送信された信号を受信してIチャネル及びQチャネルに分波し、局部発振器からの同期波及び90°位相のずれた位相波で復調する直交復調方法において、
前記信号に相補Golay符号が配置されており、前記Iチャネル及び前記Qチャネルは交互に相関検波を行うと共に、前記Qチャネルでは極性を入れ替えた前記相補Golay符号の相関検波を利用することを特徴とする相補Golay符号を用いた直交復調方法。 - 前記同期波がcos信号であり、前記位相波がsin信号である請求項3に記載の相補Golay符号を用いた直交復調方法。
- Iチャネル及びQチャネルを用い、局部発振器からの搬送波及び90°位相のずれた直交搬送波により変調して信号を送信する直交変調装置において、
相補Golay符号を時間領域で配置し、かつ前記Iチャネル及び前記Qチャネルに交互に配置した送信信号を形成する制御部と、
ミキサを含み、前記送信信号を送信部で検知して前記制御部にフィードバックするフィードバック回路と、
前記搬送波及び前記直交搬送波を交互に減衰させて前記ミキサに印加する切替部と、
を備え、前記搬送波及び前記直交搬送波を交互に減衰させて前記ミキサに印加させることにより前記フィードバック回路を単一化し、フィードバック系にIQインバランスを含まずに同期検波するようにしたことを特徴とする相補Golay符号を用いた直交変調装置。 - 前記切替部が2つの可変減衰器で成り、前記各可変減衰器の減衰率が前記制御部によって制御される請求項5に記載の相補Golay符号を用いた直交変調装置。
- 送信された信号を受信してIチャネル及びQチャネルに分波し、局部発振器からの同期波及び90°位相のずれた位相波で復調する直交復調装置において、
相補Golay符号が配置された前記信号を前記Iチャネル及び前記Qチャネルに交互に分波する分波器と、
前記Iチャネル及び前記Qチャネル交互に相関検波を行う第1検波手段と、
前記Qチャネルでは極性を入れ替えた前記相補Golay符号の相関検波を利用する第2検波手段と、
を具備したことを特徴とする相補Golay符号を用いた直交復調装置。
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CN108809420B (zh) * | 2017-05-05 | 2020-11-10 | 中兴通讯股份有限公司 | 基于激光器的无线频率传输系统及其传输装置和传输方法 |
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