JP2015153350A - 画像形成システム、画像形成装置およびその制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置およびその制御方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設定情報をインポートする際に他の設定項目に影響を及ぼすことが無い設定項目であれば、自装置において未だ有効化されていない機能であってもインポートすることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置の依存関係テーブル格納部310には、自装置の設定情報に含まれる一の設定項目が他の一の設定項目に及ぼす影響の有無を設定項目間の依存関係として規定したデータが格納される。インポートレベル決定部303は、他装置の識別情報と、自装置の識別情報と比較し、その結果に基づき他装置の設定情報を自装置の設定情報に反映する際のインポートレベルを決定する。設定項目反映部302は、決定されたインポートレベルに応じて他装置の設定情報を自装置の設定情報に反映する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置の設定情報を管理する技術に関する。
近年、プリンタ、複写機あるいは複合機などの画像形成装置には、複数の機能が搭載され、それに応じて様々なオプション品が装着可能なものがある。画像形成装置が有する機能、オプション品の増加に応じて、設定または調整すべき設定項目の数は増加する。そのため、例えばオフィスに設置してから使用開始できるまでに多くの時間がかかる場合がある。
例えば、画像形成装置をオフィスに設置する前に、予めユーザの要望に応じた機能の有効化、オプション品の装着、およびそれらの設定・調整作業をまとめて販売者側で行う、いわゆる設置前キッティングが行われることがある。キッティング作業では、事前にユーザが発注した条件、あるいはユーザ先に既に設置されている画像形成装置(例えば、リプレイス対象機)から取得した設定情報に基づいて設定・調整が行われる。例えば、設置前のキッティングにおいて設定及び調整を済ませた画像形成装置を出荷したとする。しかしながら、この場合であっても、装置の搬入あるいは搬出時における振動、温度変化、湿度変化などの影響により、設置後に再度の設定及び調整が必要になることがある。
設置後に行う再度の設定及び調整は手動での作業となり、非常に時間と労力を要してしまう。そこで、画像形成装置の設定情報を所定の媒体に送出し、その設定情報を他の画像形成装置に転用して当該画像装置に反映させる場合がある。
一方、画像形成装置の設定情報は、画像形成部分、画像処理部分、及び搭載機器の構成各々に応じた固有の設定情報と、機種間で共通する機能の初期値、あるいはアドレス帳などの共通の設定情報とに細分化される。また、例えば装置構成に応じた設定情報は、一般的には当該装置構成が同一である画像形成装置間においてのみ正しく反映させることが可能になり、装置構成が異なる画像形成装置間には適用することができない。つまり、固有の設定情報と、共通の設定情報とを適切に峻別する必要がある。
設定情報を峻別するという観点では、設定項目毎に送出許可と受入許可を固定的に更新フラグを用いて管理し、他の画像形成装置と共通な設定情報のみを送出、受入するという方法がある。ところが近年、ライセンス、及び、セキュリティなどに関連する設定情報においては、たとえ機種、装置構成が同一の画像形成装置間においても設定情報を転用することができない、という問題がある。
このような問題に対し、特許文献1に開示された画像形成装置では、受信した他装置の設定情報を一時的に保持し、保持した設定情報から当該他装置の識別情報を取得する。さらに、この画像形成装置は、他装置の識別情報と自装置の識別情報とを比較した上で、保持した他装置の設定情報の設定値を自装置に反映させるためのインポートレベルを決定する、というものである。また、インポートレベルを決定するための識別情報には、機種管理番号及び機体管理番号、ファームバージョン、仕向け情報、アクセサリ接続情報、及びライセンス情報などが含まれる、としている。
特開2012−226662号公報
特許文献1に開示された画像形成装置では、自装置及び他装置の識別情報に矛盾がない場合はインポートを許可し、識別情報に矛盾がある場合はインポート対象から除外するようにインポートレベルが決定される。
しかしながら、実運用上では、識別情報に矛盾が存在する場合、つまり一致しない場合であっても設定情報をインポートしたい場合が発生し得る。例えば、所定のオプション品が装着されている他装置の設定情報を、これを装着していない状態の自装置にインポートする場合、そのオプションに関する設定情報はインポートされない。従って、そのオプション品を自装置に装着した後に、改めて当該オプション品に関する設定情報を他装置からインポートする必要が生じることになる。
また、ユーザが所定の機能を有効化するためのライセンスを購入しているが、未だ自装置において当該機能が有効化されていないという状態がある。その状態のまま他装置からの設定情報のインポートを行った場合、ライセンスを購入しているにも関わらず、その機能に関する設定情報はインポートされないことになる。そのため、自装置においてその機能を有効化した後に、改めて設定情報を他装置からインポートする必要が生じることになる。これらの場合においては、依然としてユーザ、販売者の作業コストが発生してしまう、という課題が残る。
本発明は、設定情報をインポートする際に他の設定項目に影響を及ぼすことが無ければ、自装置において未だ有効でない機能、あるいは未装着のオプション品の設定情報であってもインポートすることができる画像形成装置を提供することを、主たる目的とする。
本発明の画像形成装置は、他装置の設定情報を自装置の設定情報として反映させる画像形成装置であって、前記他装置を一意に特定する識別情報及び当該他装置の設定情報を含む情報を受信する受信手段と、前記自装置の設定情報に含まれる一の設定項目が他の一の設定項目に及ぼす影響の有無を設定項目間の依存関係として規定したデータを格納する格納手段と、前記受信した他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とを所定の条件に基づき比較し、これにより当該他装置の設定情報を当該自装置の設定情報に反映する際のインポートレベルを決定する決定手段と、前記決定手段が決定したインポートレベルに応じて前記他装置の設定情報を前記自装置の設定情報に反映する反映手段と、を有し、前記決定手段は、前記他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とが適合しない場合、前記格納手段に格納されたデータを参照し、これにより設定項目間の依存関係が無いと判別したときに前記インポートレベルを当該他装置の設定情報の反映を許可するレベルに決定することを特徴とする。
本発明によれば、設定情報をインポートする際に他の設定項目に影響を及ぼすことが無い設定項目であれば、自装置において未だ有効化されていない機能、あるいは未装着のオプション品の設定情報であってもインポートすることができる。そのため、当該機能の有効化、あるいはオプション品の装着後すぐにこれらの使用を開始することが可能になり、ユーザビリティ、利便性などの向上を図ることができる。
本実施形態に係る画像形成装置を含む画像形成システム全体の構成の一例を示す図。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 画像形成装置において実現される各機能部の一例を示すモジュール図。 画像形成装置の識別情報の一例を示す図。 各設定項目のインポートレベルの設定に必要な情報が格納されたテーブルの一例を示す図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、インポートレベルの具体的な決定ロジックを規定したテーブルの一例を示す図。 自装置の設定情報における設定項目間の依存関係を規定した情報が格納されたテーブルの一例を示す図。 画像形成装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 図8に示す処理手順とは異なる画像形成装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、以下の説明においては、他装置の設定情報を自装置の設定情報として反映させる画像形成装置の場合を例に挙げて説明する。また、設定情報に含まれる設定項目毎にインポートの態様を示すインポートレベルを決定し、このインポートレベルに応じて他装置の設定情報を自装置の設定情報に反映する画像形成装置について説明する。なお、インポートの態様とは、例えば同一機種管理番号(SN)であればインポートを許可する、あるいは同一製品シリーズであればインポートを許可する、などの態様である。
[実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を含む画像形成システムS全体の構成の一例を示す図である。画像形成システムSは、画像形成装置102、103、USB(Universal Serial Bus)ストレージ104、遠隔ユーザ環境PC(personal computer)105、配信サーバ106、109、ルータ107、ライセンスサーバ110を含んで構成される。なお、画像形成システムSに含まれるデバイス(機器)群は、ネットワーク回線101、インターネット網108を介して相互に接続される。
画像形成装置102、画像形成装置103は、例えば複合機であり、原稿を読み取り、読み取って得た画像データを処理した後に複写物を出力する。画像形成装置102、画像形成装置103は、また、クライアントコンピュータが生成したPDL(page description language)データをネットワーク回線101を介して受信してプリント出力する。
また、画像形成装置102、画像形成装置103が読み取ったイメージデータは、ネットワーク回線101を介して画像形成システムSに含まれるファイルサーバ/メールサーバなどの装置に送信される。画像形成装置102、画像形成装置103は、また、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバとして動作可能に構成される。なお、本実施形態においては、画像形成装置102と画像形成装置103は、それぞれに搭載された機能、装着しているオプション品(以下、機能等と称す)などの構成が異なっているものとする。
USBストレージ104は、着脱可能な記憶装置の一種であり、各種データを格納することができる。遠隔ユーザ環境PC105は、例えばWebブラウザを搭載したPCである。遠隔ユーザ環境PC105は、HTTPサーバとして動作している画像形成装置102、画像形成装置103にアクセスし、表示画面に表示されたコンテンツ経由で設定情報(設定項目及びその設定値)のインポートを行う。
配信サーバ106は、ネットワーク回線101を介して、画像形成装置102、画像形成装置103を含む管理対象のデバイス群と接続される。配信サーバ106は、また、管理対象デバイスの識別情報及び設定情報のエクスポート、インポートなどデバイスの管理に必要な通信を行う。この通信には、HTTP、SOAP(Simple Object Access Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)といった公知のプロトコルを用いることができる。ルータ107は、ネットワーク回線101とインターネット網108とを接続するための機器である。
配信サーバ109は、配信サーバ106と同等の機能を有し、インターネット網108、ルータ107を介してネットワーク回線101に接続される。配信サーバ109は、画像形成装置102、画像形成装置103を含む管理対象のデバイス群と接続され、これらの識別情報及び設定情報などを含む情報のエクスポート、インポートなどデバイスの管理に必要な通信を行う。この通信には、HTTP、SOAP、FTPといった公知のプロトコルを用いることができる。ライセンスサーバ110は、画像形成装置が有する所定の機能を有効化するためのライセンスを管理するためのサーバである。具体的には、ライセンスサーバ110は、画像形成装置毎、あるいはユーザ毎にライセンスの購入(取得)状況を管理する。なお、本実施形態の説明においては、ユーザがライセンスを購入した後に画像形成装置において機能が有効化されることにより当該機能の使用が可能になるものとする。これは、ライセンスを購入したタイミングと、機能を有効化するタイミングとにズレが生じる場合があるためである。
ここで、配信サーバ109、又は、配信サーバ106のいずれか一方のみであっても設定値の配信は可能である。例えば、ユーザ先の管理方法に基づき、イントラネット上に配信サーバを配置する場合と、インターネット上に配置する場合とを使い分けることができる。また、ライセンスサーバ110と通信を行うことにより、管理対象のデバイス(画像形成装置102、画像形成装置103)のライセンス情報を取得するように構成することもできる。この場合には、ライセンスサーバ110から配信サーバ106もしくは配信サーバ109に対してライセンス情報が送信される。また、ライセンス情報は、例えばUSBストレージ104などのローカルストレージに格納することもできる。
また、画像形成装置103(102)は、配信サーバ106、109、遠隔ユーザ環境PC105を介することなく、当該画像形成装置に接続されたUSBストレージ104へダイレクトに設定情報等をエクスポートすることもできる。このようにしてUSBストレージ104に蓄積した設定情報等は、他の画像形成装置に適宜インポートすることができる。
図2は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示す画像形成装置の各構成機器(ブロック)はモジュールを示しており、ブロック間の矢印は、データもしくは指示の流れを示している。以下、代表して画像形成装置102を取り上げて説明を進める。
画像形成装置102は、コントローラ部201、印刷部207、読取部209、操作パネル210、回線I/F(インタフェース)212を含んで構成される。
コントローラ部201は、画像形成装置102の各構成機器を制御する。コントローラ部201は、CPU(Central Processing Unit)202、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)204を含んで構成される。なお、ROM204は、各種プログラムを格納する領域(プログラムROM)、各種データを格納する領域(データROM)を有する。コントローラ部201は、印刷部I/F206、読取部I/F208、MODEM211、USBI/F215、ネットワークI/F218、USBHOST230を有する。なお、各機能部はシステムバス205介して相互に接続される。
CPU202は、ROM204のプログラム領域に記憶された各種制御プログラムをRAM203に読み出して実行することにより各機能部を総括的に制御する。なお、ROM204のプログラム領域に記憶された圧縮されたデータをRAM203において伸張、展開して実行するように構成することもできる。また、図示しないハードディスクドライブ(HDD)に、前述の各種制御プログラムを圧縮状態/非圧縮状態で格納してもよい。また、ROM204のデータ領域には、CPU202により画像形成装置102の装置情報、ユーザの電話帳情報、部門管理情報など不揮発情報が記憶される。これらの情報は、CPU202が必要に応じて読み出し、また、必要に応じて更新される。
ネットワークI/F218は、ネットワーク回線220に接続された配信サーバ106、遠隔ユーザ環境PC105などとの相互通信を仲介する。なお、ネットワークI/F
218とネットワーク回線220とは、LANケーブル219などの通信ケーブルを介して接続される。MODEM211は、回線I/F212を介して公衆回線214と接続し、図示しない他の画像形成装置、ファクシミリ装置、電話機などとの相互通信を仲介する。なお、回線I/F212と公衆回線214とは、電話線213を介して接続される。USBI/F215は、USBストレージ104に対してCPU202がデータの読み書きを行うためのインタフェースである。USBHOST230は、外部メモリ231に対してCPU202がデータの読み書きを行うためのインタフェースである。
印刷部I/F206は、プリンターエンジンである印刷部207に画像信号を出力するためのインタフェースである。読取部I/F208は、スキャナエンジンである読取部209が読み取った画像信号を受け付けるためのインタフェースである。CPU202は、読取部I/F208を介して受け付けた画像信号を処理し、処理後の画像信号を記録画像信号として印刷部I/F206へ出力することにより読み取って得た画像が印刷される。
操作パネル210は、例えばタッチパネル式ディスプレイであり、CPU202の指示に基づき、ユーザに対して各種情報を提示したり、ユーザからの操作入力を受け付けたりする。なお、説明においては、図2に示すように、読取部209及び印刷部207が画像形成装置102の内部に配備されている場合を例に挙げて説明した。その他、読取部209及び印刷部207の一方、もしくは両方とも画像形成装置102の外部に配備して構成することもできる。
図3は、画像形成装置102のCPU202がプログラムROMに格納された所定のソフトウエアプログラムを実行することにより実現される各機能部の一例を示すモジュール図である。
図3に示す機器設定DB(データベース)301は、画像形成装置102の設定情報(設定項目及びその設定値)を格納する。なお、機器設定DB301は、各設定項目の不揮発な設定値を扱うため、データROMに格納される。
設定項目反映部302は、後述するインポートレベル決定部303が決定したインポートレベルに応じて他装置の設定情報を機器設定DB301に反映させる。このように、設定項目反映部302は、決定されたインポートレベルに応じて他装置の設定情報を自装置(ここでは、画像形成装置102)の設定情報に反映する反映手段として機能する。
ストレージ制御部307は、記憶装置の一例であるUSBストレージ313に格納されたデータの読み取り、及び、データの書き込みを行う。また、USBストレージ313から読み取られた各種情報(例えば、他装置の識別情報、設定情報、ライセンス情報等)は、受信データ格納部313に格納される。その際、ストレージ制御部307を介して受信されたことを示す情報(例えば、識別子)と関連付けられて受信データ格納部313に格納される。なお、ストレージ制御部307は、USBストレージ313に格納されている各種データを消去する機能を備える。
第1受信部314は、配信サーバ106、配信サーバ109から他装置の識別情報及び設定情報等を取得したり、ライセンスサーバ110からライセンス情報を取得したりする。また、これら取得された各情報は、第1受信部314を介して取得されたことを示す情報と関連付けられて受信データ格納部313に格納される。
第2受信部315は、HTTPサーバとして動作している、例えば画像形成装置103にアクセスし、コンテンツ経由で当該画像形成装置103の識別情報及び設定情報を取得する。また、これら取得された各情報は、第2受信部315を介して取得されたことを示す情報と関連付けられて受信データ格納部313に格納される。
このように、ストレージ制御部307、第1受信部314、第2受信部315は、他装置の識別情報及び設定情報等を受信するための受信手段として機能する。
ライセンス情報取得部304は、受信データ格納部313に格納された各種情報の中から、インポートレベル決定部303によるインポートレベルの決定に必要なライセンスに関する情報を取得する。
設定情報取得部305は、受信データ格納部313に格納された情報の中から、インポートレベル決定部303によるインポートレベルの決定に必要な設定情報を取得する。
識別情報取得部306は、受信データ格納部313に格納された情報の中から、インポートレベル決定部303によるインポートレベルの決定に必要な識別情報を取得する。
インポートレベルテーブル格納部309(以下、格納部309と称する場合もある)は、インポートレベル決定部303によるインポートレベルの決定に必要な各種情報が規定されたテーブルを格納する。
依存関係テーブル格納部310(以下、格納部310と称する場合もある)は、インポートレベル決定部303によるインポートレベルの決定に必要な各設定項目毎の依存関係が規定されたテーブルを格納する。
識別情報格納部311(以下、格納部311と称する場合もある)は、取得部312が取得した自装置(ここでは、画像形成装置102)の識別情報を格納する。
なお、受信データ格納部313、インポートレベルテーブル格納部309、依存関係テーブル格納部310、識別情報格納部311は、RAM203、あるいはROM204上の所定の記憶領域にそれぞれが形成される。
インポートレベル決定部303は、ライセンス情報取得部304、設定情報取得部305、識別情報取得部306それぞれが取得した情報、及び、格納部309、格納部310、格納部311に格納された情報を参照することによりインポートレベルを決定する。
以下、識別情報、設定情報、及び、インポートレベルの詳細について説明する。
図4は、識別情報格納部311に格納された識別情報、あるいは識別情報取得部306が取得する識別情報の一例を示す図である。図4に示す識別情報401は、識別情報の各項目が格納される識別情報項目フィールド、その項目の値が格納される値フィールドを含んで構成される。なお、識別情報とは、画像形成装置を一意に特定するためのものであり、例えば画像形成装置102と画像形成装置103とではその内容が異なる。
図4に示す識別情報では、装置の種別を示す「機種管理番号」が、「MFPAシリーズ」であり、装置固有の「機体管理番号」が、「No.12345」である。また、装置に搭載されているファームウエアのバージョンを示す「ファームバージョン」が、「Ver1.2」であり、当該装置の仕向け先を示す「仕向け情報」が、「日本、日本語」である。また、画像形成装置に装着されているオプション品を示す「アクセサリ接続情報」は、フィニッシャ1は「接続(ON)」、フィーダ1は「未接続(OFF)」の状態である。また、画像形成装置が有する機能の有効あるいは無効を示す「ライセンス情報」は、機能1は「ON(有効)」、機能2は「OFF(無効)」の状態である。
このように、本実施形態における識別情報は、受信データ格納部313から識別情報取得部306が取得する識別情報(他装置の識別情報)と、識別情報格納部311に格納された識別情報(自装置の識別情報)との2種類が存在する。これら2種類の識別情報が比較され、その結果適合するか否かその差異に応じてインポートレベル決定部303により各設定項目におけるインポートレベルが決定される。また、インポートレベル決定部303が決定したインポートレベルに応じて、他装置の設定情報が自装置の設定情報として設定項目毎に反映されることになる。
以下、インポートレベルテーブルの具体的な構成、及び、インポートレベルの決定ロジックについて図5、図6を用いて詳細に説明する。
図5は、各設定項目のインポートレベルの設定に必要な情報が格納されたテーブルの一例を示す図である。図6は、インポートレベルの具体的な決定ロジックを規定したテーブルの一例を示す図である。
図5に示すインポートレベルテーブル501は、自装置が有する機能等の種別が格納される大項目フィールド、それらの設定項目が格納される設定項目フィールドを含んで構成される。インポートレベルテーブル501は、また、決定されたインポートレベルが格納されるインポートレベルフィールドを有する。なお、図5において例えば「機能1/設置項目A」とされている項目には、図6(a)に示す決定ロジックに基づき決定された値(インポートレベル)が格納される。このようにインポートレベルテーブル501は構成される。また、決定ロジックの詳細については、後述する。
ここで、図5に示す大項目フィールドに格納された「機能1」及び「機能2」は、これら機能に対するライセンスをユーザが購入して有効化されるものとする。当然ながら、「機能1」の設定項目A、B、C、及び、「機能2」の設定項目D、Eについては、ライセンス購入により各機能が有効化されていないと意味を持たないことになる。
また、大項目フィールドに格納された「フィニッシャ1」の設定項目F、Gは、オプション品であるフィニッシャ1に関する項目である。また、大項目フィールドに格納された「フィーダ1」の設定項目H、Iは、オプション品であるフィーダ1に関する項目である。そのため、当然ながらこれらの設定項目は、対応するオプション品が装置に装着されていなければ意味を持たないことになる。
各設定項目(設定項目AからI)の設定値のインポートは、インポートレベル決定部303が決定したインポートレベルに応じて行われる。なお、本実施形態におけるインポートレベルの値は、例えばレベル0、レベル1、レベル2、レベル3として以下のように定義されるものとする。
レベル0:引き継がない(インポートしない)。
レベル1:同一機種管理番号(SN)であればインポートを許可する。
レベル2:同一機種であればインポートを許可する。
レベル3:同一製品シリーズであればインポートを許可する。
なお、各設定項目に対するインポートレベル(レベル0〜3)は、通常のインポートの際に適用されるデフォルト値を予め設定しておくことも可能である。
図6(a)に示す決定ロジック601は、「機能1」の設定項目A、B、Cに対するインポートレベルを決定する際に参照される。決定ロジック601では、ファームバージョンの新又は旧、仕向け情報及びライセンス情報の一致又は不一致を条件に適合するか否かを比較することによりインポートレベルを特定する。具体的には、決定ロジック601のケース1、ケース2、ケース3のいずれの条件を満たすかによりインポートレベルのレベル値が決定される。
ケース1では、自装置の識別情報に含まれるファームバージョンが、識別情報取得部306が取得した識別情報に含まれるファームバージョンよりも新しく、且つ、機能1に関する有効なライセンス情報の一致を条件とする。この条件を満たした場合、インポートレベルは「レベル1」に決定される。
また、ケース2では、ケース1の条件に加えてさらに仕向け情報の一致を条件とする。この条件を満たした場合、インポートレベルは「レベル3」に決定される。
また、ケース3では、機能1に関する有効なライセンス情報の不一致を条件とする。この条件を満たした場合、他の条件を満たすか否かにかかわらずインポートレベルは「レベル0」に決定される。つまり、この場合の設定項目の設定値は、自装置の設定情報としてインポートされない。例えば、自装置において有効化されていない機能に関する設定項目の設定値は、一般的にはインポートする必要がないためである。
図6(b)に示す決定ロジック602は、「機能2」の設定項目D、Eに対するインポートレベルを決定する際に参照され、決定ロジック601と同様にケース1からケース3の条件に基づき、各設定項目のインポートレベルが決定される。
図6(c)に示す決定ロジック603は、「フィニッシャ1」の設定項目F、Gに対するインポートレベルを決定する際に参照される。決定ロジック603では、仕向け情報及びアクセサリ接続情報の一致又は不一致を条件に適合するか否かを比較することによりインポートレベルの値を特定する。具体的には、決定ロジック603のケース1、ケース2、ケース3のいずれの条件を満たすかによりインポートレベルが決定される。
ケース1では、仕向け情報及びアクセサリ接続情報の一致を条件とする。この条件を満たした場合、インポートレベルは「レベル2」に決定される。
また、ケース2では、アクセサリ接続情報の不一致を条件とする。この条件を満たした場合、他の条件を満たすか否かにかかわらずインポートレベルは「レベル0」に決定される。つまり、この場合の設定項目の設定値は、自装置の設定情報としてインポートされない。例えば、自装置に装着されていないオプション品に関する設定項目の設定値は、一般的にはインポートする必要がないためである。
図6(d)に示す決定ロジック604は、「フィーダ1」の設定項目H、Iに対するインポートレベルを決定する際に参照され、決定ロジック603と同様にケース1、ケース2の条件に基づき、各設定項目のインポートレベルが決定される。
図7は、自装置の設定情報における設定項目間の依存関係を規定した情報が格納されたテーブルの一例を示す図である。なお、設定項目間の依存関係とは、設定情報に含まれる一の設定項目が他の一の設定項目に及ぼす影響の有無を示すものである。
図7に示す依存関係テーブル701は、自装置が有する機能等の種別を示す情報が格納される大項目フィールド、それらの設定項目を示す情報が格納される設定項目フィールドを含んで構成される。依存関係テーブル701は、また、設定項目の設定値が参照される際のデバイス(例えば、機能1、フィニッシャ1など)の状態(ON:有効、OFF:無効)を示す情報が格納されるデバイス状態フィールドを有する。例えば、設定項目の設定値をデバイスがON状態のときに参照する場合と、OFF状態のときに参照する場合とがある。依存関係テーブル701は、また、設定項目間の依存関係を示す情報が格納される依存項目フィールドを有する。依存関係テーブル701は、また、インポートレベルを格納するインポートレベルフィールドを有する。
ここで、図7に示す大項目フィールドに格納された「機能1」、「機能2」、「フィニッシャ1」、「フィーダ1」のそれぞれは、図5に示す大項目フィールドに格納された「機能1」、「機能2」、「フィニッシャ1」、「フィーダ1」のそれぞれに相当する。また、図7に示す設定項目フィールドに格納された設定項目AからIは、図5に示す設定項目フィールドに格納された設定項目AからIのそれぞれに相当する。
また、図7に示すように、依存関係テーブル701では、「機能2」の設定項目D、Eが、「機能1」の設定項目Aに依存する関係にあるものとして説明を進める。
依存関係テーブル701では、例えば「機構2」の設定項目Dの設定値は、当該「機能2」がON状態において参照され、且つ、「機能2」の設定項目Dの設定値は、「機能1」の設定項目Aの設定値に影響を及ぼす関係を示している。そのため、「機能2」が自装置において有効化されていない状態で設定項目Dをインポート対象とした場合、依存関係にある「機能1」の設定値(設定項目A)との整合性が図れずに矛盾が生じることになる。
しかしながら、ライセンスサーバ110が保持するライセンス情報に基づき、「機能2」を有効化するためのライセンスが既に取得されているならば、「機能2」が有効化されているものとして扱っても問題は生じない。つまり、近時に機能2が有効化されることが容易に予測されるためである。このような場合、「機能2」の設定項目Dをインポート対象にする、つまり、これに対応する他装置の設定情報の反映を許可(許可)することが可能になる。
具体的には、この場合の設定項目Dのインポートレベルは、図6に示す決定ロジック602のケース3の場合(レベル0)とは異なり、インポートレベルを「レベル3」に決定する。このように決定することで、自装置において「機能2」が未だ有効化されていない場合であっても、これに対応する他装置の設定情報が反映されることになる。その結果、「機能2」は、これが自装置において有効化された時点から即、設定項目Dの設定値を参照する動作を実行することが可能になる。
また、例えば「フィニッシャ1」の設定項目Fの設定値は、当該「フィニッシャ1」がON状態、つまり装着されている状態において参照される。しかし、「フィニッシャ1」の設定項目Fの設定値は、他の設定項目との依存関係が無い。そのため、仮に自装置には「フィニッシャ1」が装着されていなくとも、設定項目Fをインポート対象にする、つまり、これに対応する他装置の設定情報の反映を許可することが可能になる。
具体的には、この場合の設定項目Fのインポートレベルは、図6に示す決定ロジック603のケース2の場合(レベル0)とは異なり、インポートレベルを「レベル3」に決定する。このように決定することで、自装置において「フィニッシャ1」が未だ装着されていない場合であっても、これに対応する他装置の設定情報が反映されることになる。その結果、「フィニッシャ1」は、これが自装置において装着された時点から即、設定項目Fの設定値を参照する動作を実行することが可能になる。なお、「フィーダ1」についても、「フィニッシャ1」の場合と同様にしてインポートレベルを決定する。
図8は、画像形成装置102の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下で説明する各処理は、CPU202の指示に基づき、主としてインポートレベル決定部303、設定項目反映部302により実行される。なお、画像形成システムSの各構成機器は既に起動しているものとし、画像形成装置102が有する機能等はON状態において設定値を参照するものとする。また、他装置である画像形成装置103の設定情報を自装置である画像形成装置102にインポートするものとし、受信データ格納部313には当該画像形成装置103の識別情報、設定情報などの情報が既に格納されているものとする。
CPU202は、取得部312を介して自装置の識別情報を取得し、取得した当該識別情報を識別情報格納部311に格納する(S801)。
CPU202は、識別情報取得部306を介して受信データ格納部313から(他装置の)識別情報を取得する(S802)。
CPU202は、設定情報取得部305を介して受信データ格納部313から(他装置の)設定情報を取得する(S803)。
CPU202は、識別情報取得部306を介して取得した識別情報と、識別情報格納部311に格納された設定情報とを比較し、適合するか否かに応じて他装置の設定値をインポートする際の条件を確認する。具体的には、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して、インポート対象となる他装置の設定値が自装置において有効化されていない非アクティベート状態の機能等に関する設定項目の設定値であるか否かを判別する(S804)。
つまり、ステップS801の処理で取得した自装置の識別情報と、依存関係テーブル701のデバイス状態フィールドとを参照し、これにより自装置が有する機能等がどのような状態のときにその設定値を参照するのかを特定する。
非アクティベート状態の機能等に関する設定項目の設定値であると判別した場合(S804:Yes)、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して当該設定項目における依存関係の有無、つまりインポートを許可できるか否かを判別する(S805)。具体的には、依存関係テーブル701の依存項目フィールド(図7)を参照することにより判別される。また、そうでない場合(S804:No)、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して、インポートレベルテーブル501に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S806)。
CPU202は、インポートを許可できないと判別した場合(S805:No)、インポートレベル決定部303を介して、インポートレベルテーブル501に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S806)。
CPU202は、インポートを許可できると判別した場合(S805:Yes)、インポートレベル決定部303を介して依存関係テーブル701に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S807)。
CPU202は、次のインポート対象の設定値の有無を判別する(S808)。CPU202は、次のインポート対象の設定値があると判別した場合(S808:Yes)、ステップS804の処理に戻る。また、そうでない場合(S808:No)、一連の処理を終了する。
図9は、図8に示す処理手順とは異なる画像形成装置102の処理手順の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理手順との主たる違いは、自装置において未だ有効化されていない機能において、当該機能を有効化するためのライセンスが既に購入されているか否かに応じてインポートレベルを決定するという点である。
CPU202は、取得部312を介して自装置の識別情報を取得し、取得した当該識別情報を識別情報格納部311に格納する(S901)。
CPU202は、識別情報取得部306を介して受信データ格納部313から(他装置の)識別情報を取得する(S902)。
CPU202は、設定情報取得部305を介して受信データ格納部313から(他装置の)設定情報を取得する(S903)。
CPU202は、識別情報取得部306を介して取得した識別情報と、識別情報格納部311に格納された設定情報とを比較し、適合するか否かに応じて他装置の設定値をインポートする際の条件を確認する。具体的には、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して、インポート対象となる他装置の設定値が自装置において有効化されていない非アクティベート状態の機能に関する設定項目の設定値であるか否かを判別する(S904)。
つまり、ステップS801の処理で取得した自装置の識別情報と、依存関係テーブル701のデバイス状態フィールドとを参照し、これにより自装置が有する機能がどのような状態のときにその設定値を参照するのかを特定する。
非アクティベート状態の機能に関する設定項目の設定値ではないと判別した場合(S904:No)、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して、インポートレベルテーブル501に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S910)。また、そうでない場合(S904:Yes)、ステップS905の処理へ進む。
CPU202は、ステップS903の処理で取得した設定情報がいずれの入力I/F(図2に示す回線I/F212、ネットワークI/F
218、USBI/F215)を介して受信データ格納部313に格納されたかを判別する(S905)。具体的には、第1受信部314、第2受信部315、ストレージ制御部307のいずれを介して受信したものかを示す情報(識別子)を参照し、これにより判別する。
CPU202は、ステップS905の処理において、ストレージ制御部307を介して受信したと判別した場合、ローカルストレージ(USBストレージ)上にライセンス情報が格納されているか否かを判別する(S909)。具体的には、CPU202は、ライセンス情報取得部304を介してライセンス情報が取得できたか否かにより判別する。ライセンス情報が格納されていないと判別した場合(S909:No)、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して、インポートレベルテーブル501に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S915)。その後、ステップS911の処理へ進む。また、そうでない場合(S909:Yes)、ステップS907の処理へ進む。
CPU202は、ステップS905の処理において、第1受信部314を介して受信したと判別した場合、ライセンス情報取得部304を介して受信データ格納部313からライセンス情報が取得できたか否かを判別する(S906)。ライセンス情報が取得できなかった場合(S906:No)、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して、インポートレベルテーブル501に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S914)。その後、ステップS911の処理へ進む。また、そうでない場合(S906:Yes)、ステップS907の処理へ進む。
CPU202は、ステップS905の処理において、第2受信部315を介して受信したと判別した場合、インポートレベル決定部303を介して、インポートレベルテーブル501に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S914)。その後、ステップS911の処理へ進む。
CPU202は、ライセンス情報取得部304を介して取得したライセンス情報に基づき、インポート対象の他装置の設定値に対応する自装置の機能を有効化するためのライセンスが既に購入されているか否かを判別する(S911)。具体的には、例えばCPU202がネットワークI/F218を介してライセンスサーバ110に問い合わせを行い、これにより判別する。ライセンスが未だ購入されていない場合(S907:No)、CPU202は、ステップS914の処理へ進む。また、そうでない場合(S907:Yes)、CPU202は、インポートレベル決定部303を介して依存関係テーブル701に格納された情報に基づきインポートレベルを決定する。その後、CPU202は、設定項目反映部302を介して、決定したインポートレベルに応じてインポート対象の他装置の設定値を機器設定DB301に反映させる(S908)。その後、ステップS911の処理へ進む。
ここで、例えばインポート対象の他装置の設定値に対応する自装置の設定項目が設定項目D(図7)であるとする。その場合、未だ有効化されていない自装置の機能2の設定項目Dに対して他装置の設定値を反映させることは、機能1の設定項目A(図7)の設定値に影響を及ぼすことになる。しかしながら、ステップS906の処理において、既にライセンスが購入されていると判別されている。そのため、機能2(図7)の設定項目Dには、これに対応する他装置の設定値がインポートされることになる。
CPU202は、次のインポート対象の設定値の有無を判別する(S911)。CPU202は、次のインポート対象の設定値があると判別した場合(S911:Yes)、ステップS904の処理に戻る。また、そうでない場合(S911:No)、ローカルストレージ上にライセンス情報が格納されているか否かを判別する(S912)。
CPU202は、ライセンス情報が格納されていると判別した場合(S912:Yes)、ストレージ制御部307を介して当該ローカルストレージ上からライセンス情報を削除する(S913)。また、そうでない場合(S912:No)、及び、ステップS913の処理終了後に、CPU202は、一連の処理を終了する。
このように、一連の処理において、例えば第1受信部314を介して配信サーバ106、109から設定情報の受信が行われた場合、インポート対象の設定項目におけるライセンスの購入の有無によりその後の処理が異なる。これにより、他の設定項目に影響を及ぼす設定項目である場合であっても適切なインポートレベルが決定される。
また、第2受信部315を介して、つまりHTTPサーバから設定情報の受信が行われた場合、ライセンス情報の問い合わせを行うことはセキュリティ上必ずしも安全と言えないケースがある。そのため、設定値をインポートする際にはデフォルトのインポートレベルが適用されるように制御される。
また、ストレージ制御部307を介し、USBストレージから設定情報の受信が行われた場合には、当該ストレージ上にライセンス情報が存在し、且つ、インポート対象の設定項目のライセンスが購入されているか否かによりその後の処理が異なる。これにより、他の設定項目に影響を及ぼす設定項目である場合でも適切なインポートレベルが適用されるように制御される。なお、ローカルストレージ(USBストレージ)の紛失に伴うライセンス情報の流出を防止するために、正常にアクセスされたライセンス情報については当該ストレージ上から削除するように制御される。
このように、本実施形態の画像形成装置102では、他の機器の設定情報をインポートする際に、設定項目間の依存関係に応じてインポートレベルを決定する。これにより、設定情報をインポートする際に他の設定項目に影響を及ぼすことが無い設定項目であれば、自装置において未だ有効化されていない機能、あるいは未装着のオプション品の設定情報であってもインポートすることができる。そのため、当該機能の有効化、あるいはオプション品の装着後すぐにこれらの使用を開始することが可能になり、ユーザビリティ、利便性などの向上を図ることができる。
また、他装置(画像形成装置103)の識別情報と、自装置(画像形成装置102)の識別情報とを比較し、その結果当該他装置において有効化されている機能が当該自装置において有効化されておらず、且つ、設定項目間の依存関係が有ると判別した場合がある。このような場合であっても、その機能を有効化するためのライセンスが既に購入(取得)されていれば設定値のインポートが許可される。そのため、当該機能の有効化後すぐにインポートした設定値を参照する機能の実行が可能になり、ユーザビリティ、利便性などの向上を図ることができる。
また、ストレージ制御部307、第1受信部314、第2受信部315のいずれの受信手段を介して識別情報及び設定情報を含む情報を受信したのかに応じて、ライセンスの取得状況の参照方法、取扱い方法が変更される。これにより、ユーザの利便性とセキュリティとを両立することができる。
また、本発明は、上述した画像形成装置においてなされる各処理の手順を含む方法であっても良い。
また、本発明は、コンピュータに、上述した画像形成装置においてなされる各処理の手順を実行させるためのコンピュータプログラムであっても良い。このコンピュータプログラムは、各種記録媒体、あるいはネットワークを介して流布させることが可能なものである。このコンピュータプログラムがROMなどの記憶装置を有するコンピュータにインストールされることで実行可能となり、上述の画像形成装置を実現する。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
101・・・ネットワーク回線、102、103・・・画像形成装置、104・・・USBストレージ、105・・・遠隔ユーザ環境PC、106、108・・・インターネット網、109・・・配信サーバ、107・・・ルータ、110・・・ライセンスサーバ、S・・・画像形成システム。

Claims (10)

  1. 他装置の設定情報を自装置の設定情報として反映させる画像形成装置であって、
    前記他装置を一意に特定する識別情報及び当該他装置の設定情報を含む情報を受信する受信手段と、
    前記自装置の設定情報に含まれる一の設定項目が他の一の設定項目に及ぼす影響の有無を設定項目間の依存関係として規定したデータを格納する格納手段と、
    前記受信した他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とを所定の条件に基づき比較し、これにより当該他装置の設定情報を当該自装置の設定情報に反映する際のインポートレベルを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定したインポートレベルに応じて前記他装置の設定情報を前記自装置の設定情報に反映する反映手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とが適合しない場合、前記格納手段に格納されたデータを参照し、これにより設定項目間の依存関係が無いと判別したときに前記インポートレベルを当該他装置の設定情報の反映を許可するレベルに決定することを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 前記識別情報には、装置が有する機能を示す情報が当該機能の有効又は無効を示すライセンス情報とともに含まれており、
    前記決定手段は、前記ライセンス情報が不一致である場合に前記他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とが適合しないとすることを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、前記他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とが前記機能に対するライセンス情報において適合せず、且つ、前記格納手段に格納されたデータを参照し、これにより設定項目間の依存関係が有ると判別した場合、さらに、当該機能を自装置において有効化するためのライセンスが既に取得されているか否かを判別し、この判別の結果に応じて前記インポートレベルを決定することを特徴とする、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、前記他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とを比較し、その結果当該他装置において有効化されている機能が当該自装置においては有効化されておらず、且つ、前記設定項目間の依存関係が有ると判別した場合であり、さらに、当該機能を自装置において有効化するためのライセンスが取得されていると判別したときには、当該機能における前記インポートレベルを当該他装置の設定情報の反映を許可するレベルに決定することを特徴とする、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記受信手段は、前記自装置とネットワークを介して接続されたライセンスサーバから当該自装置が有する機能に対するライセンスの取得状況を示す情報をさらに受信し、
    前記決定手段は、前記受信手段が受信した前記ライセンスの取得状況を示す情報に基づき前記インポートレベルを決定することを特徴とする、
    請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記受信手段は、前記自装置に接続された記憶装置から当該自装置が有する機能に対するライセンスの取得状況を示す情報を受信し、当該受信した後に当該ライセンスの取得状況を示す情報を当該記憶装置から消去することを特徴とする、
    請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 前記決定手段は、前記受信手段が前記自装置とネットワークを介して接続されたHTTPサーバとして機能する他装置から識別情報及び設定情報を含む情報を受信した場合には、前記他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とが適合しない場合であっても前記ライセンスの取得状況の確認を行わないことを特徴とする、
    請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  8. 他装置の設定情報を自装置の設定情報として反映させる画像形成装置の制御方法であって、
    前記他装置を一意に特定する識別情報及び当該他装置の設定情報を含む情報を受信する工程と、
    前記自装置の設定情報に含まれる一の設定項目が他の一の設定項目に及ぼす影響の有無を設定項目間の依存関係として規定したデータを格納する工程と、
    前記受信した他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とを所定の条件に基づき比較し、これにより当該他装置の設定情報を当該自装置の設定情報に反映する際のインポートレベルを決定する工程と、
    前記決定したインポートレベルに応じて前記他装置の設定情報を前記自装置の設定情報に反映する工程と、を有し、
    前記インポートレベルを決定する工程は、前記他装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とが適合しない場合、前記設定項目間の依存関係を規定したデータを参照し、これにより設定項目間の依存関係が無いと判別したときに前記インポートレベルを当該他装置の設定情報の反映を許可するレベルに決定する工程であることを特徴とする、
    画像形成装置の制御方法。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  10. ネットワークに接続された他の画像形成装置の設定情報を自装置の設定情報として反映させる画像形成システムであって、
    前記自装置は、
    前記他の画像形成装置を一意に特定する識別情報及び当該他装置の設定情報を含む情報を受信する受信手段と、
    前記自装置の設定情報に含まれる一の設定項目が他の一の設定項目に及ぼす影響の有無を設定項目間の依存関係として規定したデータを格納する格納手段と、
    前記受信した他の画像形成装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とを所定の条件に基づき比較し、これにより当該他装置の設定情報を当該自装置の設定情報に反映する際のインポートレベルを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定したインポートレベルに応じて前記他装置の設定情報を前記自装置の設定情報に反映する反映手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記他の画像形成装置の識別情報と、前記自装置の識別情報とが適合しない場合、前記格納手段に格納されたデータを参照し、これにより設定項目間の依存関係が無いと判別したときに前記インポートレベルを当該他装置の設定情報の反映を許可するレベルに決定することを特徴とする、
    画像形成システム。
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