JP2015153343A - 暴走監視装置、制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】暴走監視機能が無効化されていても制御システムの暴走による被制御体の暴走を防止する暴走監視装置を提供する。
【解決手段】暴走監視装置は、ウォッチドッグ部202により、光学モータ109の動作を制御するCPU201が暴走しているか否かを監視する。ウォッチドッグ部202は、CPU201からのWDイネーブル信号2011に応じて監視を開始する。第2AND部205は、CPU201から出力される光学モータ109の動作を制御するモータ駆動信号2013を、ウォッチドッグ部202が監視を行い、且つウォッチドッグ部202による監視結果、CPU201が正常に動作しているときに、モータドライバ207に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ等の被制御体の動作を制御する制御システムを監視する暴走監視装置に関する。
被制御体の動作を制御する制御システムが正常に動作しているか否かを監視するために、ウォッチドッグ装置と呼ばれる暴走監視装置がある。ウォッチドッグ装置にはウォッチドッグタイマ時間がセットされており、ウォッチドッグタイマ時間内に制御システムがタイマクリア動作を行わない場合、ウォッチドッグ装置は、制御システムが暴走していると判断する。制御システムが暴走していると判断したウォッチドッグ装置は、制御システムを強制的にリセットすることで暴走を停止させる。
制御システムは、電源投入により起動すると初期設定動作を開始する。同時に、ウォッチドッグ装置も動作を開始する。制御システムの初期設定動作に必要な時間がウォッチドッグタイマ時間以上であれば、制御システムは、初期設定動作の終了前にウォッチドッグ装置によりリセットされる。そのために制御システムの初期設定が終了しなくなる。
特許文献1には、このような状況が生じないように、制御システムの初期設定動作が終了するまでウォッチドッグ装置のウォッチドッグ機能(暴走監視機能)を無効化する技術が開示される。ウォッチドッグ機能が無効化されている間、制御システムは、タイマクリア動作を行わなくてもリセットされることがなく、初期設定を終了させることができる。初期設定動作が終了すると、ウォッチドッグ機能が有効化されて、ウォッチドッグ装置は制御システムの監視を行う。
特開2011−61335号公報
ウォッチドッグ機能(暴走監視機能)の有効化/無効化の切り替えは、例えば制御システムにより行われる。制御システムがウォッチドッグ装置(暴走監視装置)を内蔵する場合、例えば制御システム内のレジスタ設定の変更によりウォッチドッグ機能の有効化/無効化の切り替えが行われる。ウォッチドッグ装置が制御システムとは別に設けられる場合、例えば制御システムからの制御信号によりウォッチドッグ機能の有効化/無効化の切り替えが行われる。
このような構成では、制御システムが暴走した場合、ウォッチドッグ機能の有効化/無効化の切り替えを正常に行うことができなくなる。例えば、ウォッチドッグ機能を有効化しなければいけない状態であっても、レジスタ設定が変更されなかったり、制御信号の論理が変更されなかったりして、有効化できない場合が生じる。その結果、制御システムの暴走を検出できなくなる。制御システムの暴走が検出できない場合、制御システムにより制御される被制御体の動作が暴走してしまう可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、暴走監視機能が無効化されていても制御システムの暴走による被制御体の暴走を防止する暴走監視装置を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決する本発明の暴走監視装置は、被制御体の動作を制御する制御手段と、前記制御手段から入力されるイネーブル信号に応じて、該制御手段が暴走しているか否かの監視を開始する暴走監視手段と、前記イネーブル信号及び前記暴走監視手段からの出力信号に基づき、暴走監視信号を出力する第1手段と、前記暴走監視信号が第1レベルである場合は、前記制御手段からの前記被制御体の動作を制御するための制御信号を前記被制御体に送信し、前記暴走監視信号が第2レベルである場合は、前記制御信号を前記被制御体に送信しない第2手段と、を備え、前記第1手段は、前記イネーブル信号が前記暴走監視手段を有効とするレベルを有し、前記暴走監視手段からの出力信号が前記制御手段が暴走していないことを表すレベルを有している際に、前記第1レベルの暴走監視信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、制御信号を、暴走監視手段が監視を行い且つ制御手段が正常に動作しているときに被制御体に出力する。そのために、暴走監視機能が無効化されている場合には制御信号が被制御体に送信されず、被制御体の暴走を防止することができる。
画像読取装置の構成例示図。 制御部の構成図。 動作タイミングチャートの例示図。 動作タイミングチャートの例示図。 動作タイミングチャートの例示図。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
図1は、暴走監視装置を備えた画像読取装置の構成例示図である。画像読取装置100は、例えばフラットヘッドタイプであり、原稿台101上に載置された原稿102を光で走査することで、当該原稿102の画像を読み取る。
画像読取装置100は、LED(Light Emitting Diode)光源103、第1ミラー104、第2ミラー105、第3ミラー106、結像レンズ107、及びCCD(Charge
Coupled Device)108を備える。LED光源103、第1ミラー104、第2ミラー105、及び第3ミラー106は、一体に構成された走査部である。画像読取装置100は、走査部を副走査方向(図1の左右方向)に移動させるための光学モータ109を備える。
原稿102の読み取り時には、LED光源103が点灯して、原稿台101上の原稿102を照射する。LED光源103から出射された光は、原稿102により反射され、その反射光が第1ミラー104、第2ミラー105、及び第3ミラー106により結像レンズ107に導かれる。反射光は、結像レンズ107にて結像されてCCD108に入力される。これにより、原稿102の画像が読み取られる。
走査部は、読取位置が副走査方向に移動するように、光学モータ109により副走査方向に移動させられる。走査部を移動させながら原稿102の読み取り動作を行うことで、画像読取装置100は、原稿102全体の読み取りを行うことができる。
このような原稿102の読み取り動作は、制御部200により制御される。制御部200は、LED光源103の点灯動作の制御や、光学モータ109の駆動制御を行う。LED光源103や光学モータ109は、制御部200により動作が制御される被制御体の一例である。制御部200には、暴走監視装置が設けられる。図2は、このような制御部200の構成図である。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ウォッチドッグ部202、信号レベルラッチ部203、第1〜第3AND(論理積)部204〜206、モータドライバ207、及びLED点灯部208を備える。ウォッチドッグ部202、信号レベルラッチ部203、及び第1〜第3AND部204〜206が暴走監視装置に相当する。
CPU201は、制御ソフトウェアを実行することで光学モータ109やLED光源103の動作を制御する。CPU201は、光学モータ109の動作を制御するためのモータ駆動信号2013及びLED光源103の動作を制御するためのLED点灯信号2014等の制御信号を出力する。また、CPU201は、ウォッチドッグ部202を有効化するためのウォッチドッグイネーブル信号(以下、「WDイネーブル信号」という。)2011及びパルス信号であるウォッチドッグクリア信号(以下、「WDクリア信号」という。)2012を出力する。
ウォッチドッグ部202は、CPU201の暴走監視を行う。ウォッチドッグ部202は、CPU201に印加される電源電圧の監視機能及びウォッチドッグ機能を有している。ウォッチドッグ部202は、電源電圧の監視機能及びウォッチドッグ機能によるCPU201の監視結果に応じて状態(論理)が遷移するウォッチドッグ出力信号(以下、「WD出力信号」という。)2021を出力する。
ウォッチドッグ部202は、電源電圧の監視の際に、電源電圧が予め定められた電圧値未満の間、WD出力信号2021をロー(Low)レベルに保持する。電源が投入されて電源電圧が予め定められた電圧値以上になると、ウォッチドッグ部202は、その時点から一定時間の経過後にWD出力信号2021をハイ(High)レベルに遷移する。
ウォッチドッグ部202は、CPU201から出力されるWDイネーブル信号2011がハイレベルの場合は、ウォッチドッグ機能が有効化される。そして、ウォッチドッグ部202は、CPU201の暴走を監視する。WDイネーブル信号2011がローレベルの場合はウォッチドッグ機能が無効化される。ウォッチドッグ機能が無効化されている間、WD出力信号2021は、常にハイレベルである。
ウォッチドッグ機能が有効化されると、ウォッチドッグ部202は、CPU201から出力されるWDクリア信号2012に基づきCPU201の暴走を監視する。予め定められたウォッチドッグタイマ時間以内にWDクリア信号2012が入力された場合、ウォッチドッグ部202は、WD出力信号2021のレベルをハイレベルで維持する。しかし、ウォッチドッグタイマ時間以内にWDクリア信号2012が入力されなかった場合、ウォッチドッグ部202は、WD出力信号2021のレベルをローレベルにする。WD出力信号2021をハイレベルからローレベルへ遷移させた後、一定時間経過すると、ウォッチドッグ部202は、WD出力信号2021のレベルをローレベルからハイレベルへ遷移させる。その後、ウォッチドッグタイマ時間以内にWDクリア信号2012が入力されなかった場合は、再度WD出力信号2021のレベルをローレベルに遷移させる。即ちCPU201が暴走してCPU201からWDクリア信号2012が入力されなくなると、ウォッチドッグ部202は、WD出力信号2021を交番信号にしてCPU201の暴走を検出したことを表す。
信号レベルラッチ部203は、WD出力信号2021の立下りを検知する。そして、初期論理値としてハイレベルが設定されている。よって、WD出力信号2021がハイレベルからローレベルに変化したことを検知して、ローレベルのラッチ信号を出力する。一度、ローレベルになった後は、CPUによってリセットされるまでローレベルのラッチ信号を出力する。よって、信号レベルラッチ部203は、WD出力信号2021がハイレベルの間、即ちウォッチドッグ機能が無効化されている間又はCPU201が正常に動作している間、ハイレベルのラッチ信号2031を出力する。WD出力信号2021がハイレベルからローレベルに遷移すると、信号レベルラッチ部203は、ローレベルのラッチ信号2031を出力する。即ち、CPU201が暴走してWD出力信号2021が交番信号になると、ラッチ信号2031はローレベルになる。信号レベルラッチ部203は、一旦ローレベルのラッチ信号2031を出力すると、WD出力信号の状態にかかわらず、ラッチ信号2031の状態をローレベルに維持する。このようにラッチ信号2031は、CPU201の暴走を検出したことを表す暴走検出信号である。
第1AND部204は、WDイネーブル信号2011及びラッチ信号2031を入力として論理積演算を行う。論理積演算の結果は、暴走監視信号2041として第2AND部205及び第2AND部206に入力される。即ち、CPU201の暴走によりWDクリア信号2012が出力されない場合、又はWDイネーブル信号2011がローレベル(ウォッチドッグ機能が無効)になっている場合、第1AND部204は、ローレベルの暴走監視信号2041を出力する。CPU201が暴走しておらず、且つウォッチドッグ機能が有効化されている場合、第1AND部204は、ハイレベルの暴走監視信号2041を出力する。このように暴走監視信号2041は、CPU201が暴走しているか否か及びウォッチドッグ機能が有効化されているか否かを表す。
第2AND部205は、モータ駆動信号2013及び暴走監視信号2041を入力として論理積演算を行う。論理積演算の結果は、モータドライバ207に入力される。暴走監視信号2041がハイレベルであれば、CPU201が正常に動作し且つウォッチドッグ機能が有効化されており、モータ駆動信号2013がそのままモータドライバ207に入力されることになる。暴走監視信号2041がローレベルであれば、CPU201が暴走、或いはウォッチドッグ機能が無効化されており、第2AND部205はローレベルの出力信号を出力してモータ駆動信号2013がモータドライバ207に入力されることはない。モータドライバ207は、モータ駆動信号2013に応じて光学モータ109に電流を印加して動作させる。光学モータ109は、モータ駆動信号2013がハイレベルのときに動作する。
第3AND部206は、LED点灯信号2014及び暴走監視信号2041を入力として論理積演算を行う。論理積演算の結果は、LED点灯部208に入力される。暴走監視信号2041がハイレベルであれば、CPU201が正常に動作し且つウォッチドッグ機能が有効化されており、LED点灯信号2014がそのままLED点灯部208に入力されることになる。暴走監視信号2041がローレベルであれば、CPU201が暴走、或いはウォッチドッグ機能が無効化されており、第3AND部206はローレベルの出力信号を出力し、LED点灯信号2014がLED点灯部208に入力されることはない。LED点灯部208は、LED点灯信号2014に応じてLED光源103に電流を印加して点灯させる。LED光源103は、LED点灯信号2014がハイレベルのときに点灯する。
このように、第2AND部205及び第3AND部206は、暴走監視信号2041に応じて制御信号(モータ駆動信号2013、LED点灯信号2014)を被制御体に送信するか否かが制御される制御信号出力部となる。制御信号出力部から出力される制御信号は、被制御体の動作を制御する被制御体制御部(モータドライバ207、LED点灯部208)に送られる。制御信号に応じて、被制御体制御部は被制御体の動作を制御する。第1AND部204は、第2AND部205及び第3AND部206からの制御信号の出力を制御する暴走監視信号2041を生成する出力制御部となる。本実施形態では2つの被制御体に対して2つの制御信号出力部を設けた構成となっているが、制御信号出力部は、被制御体の数に応じて設けられればよい。また、被制御体が1つであれば、WDイネーブル信号2011、ラッチ信号2031、及び制御信号を入力とする3入力のAND回路を、第1〜第3AND部204〜206に代えて設けてもよい。論理積演算の結果が被制御体制御部に送信される。本実施形態では、論理積演算により制御信号出力部を実現するが、これに限定されるものではない。例えば、暴走監視信号2041の状態に応じて制御信号の通過/不通過が制御されるバッファを制御信号出力部に用いることも可能である。
図3〜図5は、このような制御部200による動作タイミングチャートの例示図である。図3は、電源投入から正常動作を行うまでのタイミングチャートである。
時刻t1で画像読取装置100に電源が投入されると、信号レベルラッチ部203は初期値としてハイレベルのラッチ信号2031を出力する。ウォッチドッグ部202は、電源が投入された時刻t1から一定時間経過した時刻t2でWD出力信号をローレベルからハイレベルに遷移させる。CPU201は、時刻t1で初期設定動作を開始しており、ローレベルのWDイネーブル信号2011を出力する。そのために、ウォッチドッグ部202のウォッチドッグ機能は無効化されている。
CPU201は、時刻t3で初期設定動作を終了する。初期設定動作が終了すると、CPU201は、WDイネーブル信号2011をハイレベルに遷移して、ウォッチドッグ部202のウォッチドッグ機能を有効化する。これにより、第1AND部204は、ハイレベルのWDイネーブル信号2011とハイレベルのラッチ信号2031が入力されるために、ハイレベルの暴走監視信号2041を出力する。
時刻t3からウォッチドッグタイマ時間以内である時刻t4になると、CPU201は、WDクリア信号2012を出力する。ウォッチドッグ部202は、WDクリア信号2012によりウォッチドッグタイマをクリアする。CPU201は、正常に動作している間、ウォッチタイマ時間を超えない一定の時間間隔でWDクリア信号2012を出力する。
ウォッチドッグ部202は、一定の時間間隔でWDクリア信号2012が入力されるために、ハイレベルのWD出力信号2021を保持する。
光学モータ109を駆動する場合、時刻t5でCPU201はモータ駆動信号2013をハイレベルに遷移する。時刻t5の時点で暴走監視信号2041は、ハイレベルである。そのために第2AND部205は、入力されるモータ駆動信号2013をそのままモータドライバ207に入力することになる。これにより、光学モータ109は駆動される。
LED光源103を点灯させる場合、時刻t6でCPU201はLED点灯信号2014をハイレベルに遷移する。時刻t6の時点で暴走監視信号2041は、ハイレベルである。そのために第3AND部206は、入力されるLED点灯信号2014をそのままLED点灯部208に入力することになる。これにより、LED光源103は点灯される。
このように、WDイネーブル信号2011によりウォッチドッグ部202のウォッチドッグ機能が有効化されると、暴走監視信号2041がハイレベルになり、光学モータ109の駆動やLED光源103の点灯が可能になる。ウォッチドッグ部202のウォッチドッグ機能が無効化されている場合には、暴走監視信号2041がローレベルになり、光学モータ109の駆動やLED光源103の点灯ができなくなる。
図4は、ウォッチドッグ機能が有効化されているときにCPU201が暴走した場合のタイミングチャートである。
時刻t7でCPU201が暴走すると、WDクリア信号2012の出力が停止する。そのために、ウォッチドッグタイマ時間が経過する時刻t8で、ウォッチドッグ部202は、WD出力信号2021をハイレベルからローレベルへと遷移させる。WD出力信号2021がローレベルに遷移するために、ラッチ信号2031もローレベルに遷移する。これにより第1AND部204から出力される暴走監視信号2041もハイレベルからローレベルへと遷移する。
暴走監視信号2041がローレベルであるために、モータ駆動信号2013がハイレベルであっても、モータドライバ207にはローレベルの信号しか入力されない。そのために光学モータ109が駆動されることはない。同様に、LED点灯信号2014がハイレベルであっても、LED光源103は点灯しない。
時刻t8から一定時間経過した時刻t9において、ウォッチドッグ部202は、WD出力信号2021をローレベルからハイレベルに遷移する。このとき、信号レベルラッチ部203から出力されるラッチ信号2031はローレベルを維持したままであるので、暴走監視信号2041もローレベルのまま変化しない。時刻t9以降、ウォッチドッグ部202は、WD出力信号2021を交番信号とするが、暴走監視信号2041は、ローレベルのまま変化しない。
ラッチ信号2031を再度ハイレベルに戻すには、電源を入れ直す必要がある。即ち、電源を入れ直すことでCPU201の暴走を停止してリセットしなければ、ラッチ信号2031をハイレベルに戻すことはできない。なお、電源を入れ直す他に、例えばリセットスイッチを画像読取装置100に設けて、CPU201の動作をリセットすることでラッチ信号2031をハイレベルに戻すようにしてもよい。ラッチ信号2031がハイレベルに戻ることで、図3と同様の処理により動作が正常に戻る。
このように、CPU201が暴走すると、ウォッチドッグ機能が有効化されていても暴走監視信号2041がローレベルになり、光学モータ109の駆動やLED光源103の点灯ができなくなる。そのためにCPU201の暴走による光学モータ109やLED光源103の暴走を防止することができる。
図5は、CPU201が暴走してウォッチドッグ機能が無効化される場合のタイミングチャートである。
時刻t10でCPU201が暴走すると、WDイネーブル信号2011がローレベルに遷移する。ウォッチドッグ部202は、これによりウォッチドッグ機能が無効化される。WDイネーブル信号2011がローレベルになると、第1AND部204から出力される暴走監視信号2041がハイレベルからローレベルに遷移する。
暴走監視信号2041がローレベルであるために、モータ駆動信号2013がハイレベルであっても、モータドライバ207にはローレベルの信号しか入力されない。そのために光学モータ109が駆動されることはない。同様に、LED点灯信号2014がハイレベルであっても、LED光源103は点灯しない。
このように、CPU201が暴走し、ウォッチドッグ機能が無効化されても、暴走監視信号2041がローレベルになることで、光学モータ109の駆動やLED光源103の点灯ができなくなる。そのためにCPU201の暴走による光学モータ109やLED光源103の暴走を防止することができる。
以上説明したように、制御部200は、CPU201が暴走するとウォッチドッグ部202のウォッチ機能が有効化されているか否かにかかわらず、暴走監視信号2041をローレベルに保持する。被制御体(光学モータ109、LED光源103)を動作させるモータドライバ207やLED点灯部208には、暴走監視信号2041がローレベルの間、制御信号(モータ駆動信号2013、LED点灯信号2014)が入力されない。そのためにCPU201が一旦暴走すると、被制御体の動作は制御信号にかかわらず動作が制限され、被制御体の暴走を防止することができる。
本実施形態では、制御システムである制御部200内に暴走監視装置を備える構成としたが、これらは別々に備える構成であってもよい。例えば、CPU201が制御システムとなり、ウォッチドッグ部202、及び第1〜第3AND部204〜206からなる暴走監視装置がこれに接続される構成であってもよい。
100…画像読取装置、101…原稿台、102…原稿、103…LED光源、104…第1ミラー、105…第2ミラー、106…第3ミラー、107…結像レンズ、108…CCD、109…光学モータ、200…制御部、201…CPU、202…ウォッチドッグ部、203…信号レベルラッチ部、204…第1AND部、205…第2AND部、206…第3AND部、207…モータドライバ、208…LED点灯部、2011…WDイネーブル信号、2012…WDクリア信号、2013…モータ駆動信号、2014…LED点灯信号、2021…WD出力信号、2031…暴走監視信号

Claims (10)

  1. 被制御体の動作を制御する制御手段と、
    前記制御手段から入力されるイネーブル信号に応じて、該制御手段が暴走しているか否かの監視を開始する暴走監視手段と、
    前記イネーブル信号及び前記暴走監視手段からの出力信号に基づき、暴走監視信号を出力する第1手段と、
    前記暴走監視信号が第1レベルである場合は、前記制御手段からの前記被制御体の動作を制御するための制御信号を前記被制御体に送信し、前記暴走監視信号が第2レベルである場合は、前記制御信号を前記被制御体に送信しない第2手段と、を備え、
    前記第1手段は、前記イネーブル信号が前記暴走監視手段を有効とするレベルを有し、前記暴走監視手段からの出力信号が前記制御手段が暴走していないことを表すレベルを有している際に、前記第1レベルの暴走監視信号を出力することを特徴とする、
    暴走監視装置。
  2. 前記暴走監視手段は、前記制御手段の暴走を検出すると、暴走を検出したことを表すレベルを有する出力信号を出力し、
    前記第1手段は、暴走を検出したことを表すレベルを有する前記出力信号と前記イネーブル信号との論理積演算の結果を前記暴走監視信号として出力することを特徴とする、
    請求項1記載の暴走監視装置。
  3. 前記第2手段は、前記暴走監視信号と前記制御信号との論理積演算の結果を前記被制御体に送信することを特徴とする、
    請求項1又は2記載の暴走監視装置。
  4. 前記暴走監視手段は、前記制御手段の暴走を検出すると、前記制御手段がリセットされるまで暴走を検出したことを表すレベルを有する出力信号を出力することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の暴走監視装置。
  5. 前記暴走監視手段は、前記制御手段の初期設定動作が終了するまで、該制御手段が暴走していないことを表すレベルを有する出力信号を出力することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか1項記載の暴走監視装置。
  6. 前記暴走監視手段は、前記制御手段から入力されるクリア信号に基づいて、該制御手段が暴走しているか否かを監視することを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の暴走監視装置。
  7. 被制御体の動作を制御するための制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御信号に応じて前記被制御体の動作を制御する被制御体制御手段と、
    前記制御手段から入力されるイネーブル信号に応じて、該制御手段が暴走しているか否かの監視を開始する暴走監視手段と、
    前記イネーブル信号及び前記暴走監視手段からの出力信号に基づき、暴走監視信号を出力する第1手段と、
    前記暴走監視信号が第1レベルである場合は、前記制御手段からの前記被制御体の動作を制御するための制御信号を前記被制御体に送信し、前記暴走監視信号が第2レベルである場合は、前記制御信号を前記被制御体に送信しない第2手段と、を備え、
    前記第1手段は、前記イネーブル信号が前記暴走監視手段を有効とするレベルを有し、前記暴走監視手段からの出力信号が前記制御手段が暴走していないことを表すレベルを有している際に、前記第1レベルの暴走監視信号を出力することを特徴とする、
    制御システム。
  8. 前記制御手段は、初期設定動作が終了すると前記イネーブル信号を出力し、
    前記暴走監視手段は、前記初期設定動作が終了するまで、前記制御手段が暴走していないことを表すレベルを有する出力信号を出力することを特徴とする、
    請求項7記載の制御システム。
  9. 前記制御手段は、正常に動作しているときに一定の時間間隔でパルス信号を出力し、
    前記暴走監視手段は、前記パルス信号により前記制御手段が暴走しているか否かを監視し、前記パルス信号が出力されなくなると前記制御手段の暴走を検出することを特徴とする、
    請求項7又は8記載の制御システム。
  10. 前記第2手段は、前記暴走監視信号と前記制御信号との論理積演算の結果を前記被制御体制御手段に送信することを特徴とする、
    請求項7〜9のいずれか1項記載の制御システム。
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