JP2015153239A - 携帯端末装置、表示方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルを備えた端末において、利便性を下げることなく、カーソルを表示する。【解決手段】タッチパネルは表示部12の一部として動作して画像を表示し、また操作部13の一部として動作して接触を検知して入力を受け付ける。操作部13は、タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、タッチパネルが表示する画像の一部を指し示すカーソルをタッチパネルに表示させる。【選択図】図2
Description
本発明は、携帯端末装置、表示方法およびプログラムに関する。
タッチパネルを実装し、画面をタッチすることで様々な操作を実現できる端末が普及している。端末に表示する情報によっては、指より幅のせまいタッチ反応領域が隣接していることがある。そのような場合、ユーザーが意図したタッチ領域とは別の領域にタッチしてしまうことがある。この課題を解決するために、画面上にカーソルを表示し、このカーソルを用いて項目を選択させる方法がある。
画面上にカーソルを表示する方法として、キーやマウスなどのデバイスを操作する方法や、カーソル表示のトリガとなるソフトボタンやメニュー項目を設けてそれを操作する方法や、タッチイベントを検出してカーソルを表示する方法が知られている。なお、タッチイベントを検出してカーソルを表示する方法では、タッチで項目を選択する操作と競合するため、レイアウトによって操作可能な場所が限定されていた。
通常の操作においては、項目を直接タッチする方がわかりやすく、また、1タッチですむので操作回数が少ないという利点がある。そのため、カーソルを表示して項目を選択する方法を用いるのは、必要なときのみに限定した方が望ましい。そこで、特許文献1に記載の技術では、タッチした指周辺のタッチ領域の面積などを端末が計算し、「タッチで選択できない」と判断した場合は自動的にカーソルを表示している。
しかしながら、「タッチで選択できない」条件が、操作する人やレイアウトの配置によって異なるため、自動で判断した結果がユーザーにとって操作性の向上につながらない可能性がある。例えば、「タッチで選択できない」と判定されやすくした場合、熟練者にとっては1タッチで選択できる場合でもカーソルが表示されて2タッチが必要になり、利便性が下がる。また、例えば、「タッチで選択できない」と判定されにくくした場合、初心者にとってはタッチで選択できない場合でもカーソルが表示されないので、誤タッチしやすくなってしまい、利便性が下がる。
そこで、本発明の幾つかの態様は、利便性を下げることなく、カーソルを表示することができる携帯端末装置、表示方法およびプログラムを提供する。
本発明の幾つかの態様は、画像を表示し、接触を検知して入力を受け付けるタッチパネルと、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する前記画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させる操作部と、を備えることを特徴とする携帯端末装置である。
また、本発明の幾つかの態様は、タッチパネルが、接触を検知して入力を受け付けるステップと、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させるステップと、
を含むことを特徴とする表示方法である。
を含むことを特徴とする表示方法である。
また、本発明の幾つかの態様は、タッチパネルが、接触を検知して入力を受け付けるステップと、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させるステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、利便性を下げることなく、カーソルを表示することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における携帯端末装置1の外観を示した概略図である。図示する例では、携帯端末装置1の正面側には、マルチタッチパネル10が配置されている。マルチタッチパネル10は、表示部の一部や操作部の一部として動作する。例えば、マルチタッチパネル10は、表示部の一部として動作し、画像や、画像の一部を指し示すカーソルなどの表示を行う。また、例えば、マルチタッチパネル10は、操作部の一部として動作し、接触を検知して入力を受け付ける。
以下、本発明の第1実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における携帯端末装置1の外観を示した概略図である。図示する例では、携帯端末装置1の正面側には、マルチタッチパネル10が配置されている。マルチタッチパネル10は、表示部の一部や操作部の一部として動作する。例えば、マルチタッチパネル10は、表示部の一部として動作し、画像や、画像の一部を指し示すカーソルなどの表示を行う。また、例えば、マルチタッチパネル10は、操作部の一部として動作し、接触を検知して入力を受け付ける。
図2は、本実施形態における携帯端末装置1の構成を示したブロック図である。図示する例では、携帯端末装置1は、制御部11と、表示部12と、操作部13と、アプリケーション処理部14と、記憶部15とを備えている。制御部11は、例えばCPUであり、記憶部15に記憶されているプログラムを実行することによって、携帯端末装置1が備える各部の動作を制御する。表示部12は、マルチタッチパネル10や、表示処理を行う回路などを備え、マルチタッチパネル10に画像やカーソルなどを表示させる。操作部13は、マルチタッチパネル10や、操作入力処理を行う回路などを備え、ユーザーからの操作の検出や、マルチタッチパネル10に表示させているカーソルの位置などを算出する。アプリケーション処理部14は、アプリケーション特有の処理を行う。記憶部15は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、携帯端末装置1が備える各部の動作に必要なデータを記憶する。
次に、本実施形態において、携帯端末装置1がカーソルを表示し、リンクを指定する入力を受け付ける動作例について図3〜図6を参照して説明する。図3〜図6は、マルチタッチパネル10の表示例と、ユーザーの操作例との関係を示した概略図である。図示する例では、アプリケーション処理部14の処理に応じた「Webニュース」のページを、表示部12がマルチタッチパネル10に表示させている。具体的には、マルチタッチパネル10には、「Webニュース」のページが表示されており、ニュース1〜ニュース5までのリンクが表示されている。
初めに、ユーザーは、図3に示すように、操作部13として動作するマルチタッチパネル10を操作し、左手の親指301と右手の人差し指302とで、2点のタッチ領域304,305を長押しする。なお、2点のタッチ領域304,305を長押しする方法は、左手の親指301と右手の人差し指302で2点のタッチ領域304,305を長押しする方法に限らず、どのような方法で2点のタッチ領域304,305を長押ししてもよい。
このとき、携帯端末装置1の操作部13は、2点のタッチ領域304,305の長押しを検知し、図4に示すように、2点のタッチ領域304,305の中間地点の項目を指すようにカーソル306をマルチタッチパネル10に表示させる。なお、カーソル306の表示位置は図4に示す例に限らない。例えば、携帯端末装置1の操作部13は、2点のタッチ領域304,305のうち、後に長押しされた領域の近くの項目を指すようにカーソル306をマルチタッチパネル10に表示させるようにしてもよい。
また、2点タッチされている状態で、指を離さずに移動させることで、マルチタッチパネル10に表示させているカーソル306を移動させることも可能である。
また、2点タッチされている状態で、指を離さずに移動させることで、マルチタッチパネル10に表示させているカーソル306を移動させることも可能である。
続いて、ユーザーは、図5に示すように、カーソル306をタッチした後、指を離さずにカーソル306をドラッグし、目的のリンクを選択する位置にカーソル306を移動させる。このとき、携帯端末装置1の操作部13は、ドラッグした指の移動を検知し、指の移動に応じて、マルチタッチパネル10に表示させているカーソル306を移動させる。
続いて、ユーザーは、図6に示すように、カーソル306をタップし、目的のリンクを指定する。なお、ユーザーは、カーソル306をドラッグして移動させている場合には、一度指を離した後にカーソル306をタップする。このとき、携帯端末装置1の操作部13は、タップされた位置を検知し、カーソル306が指しているリンクを選択する入力を受け付ける。続いて、アプリケーション処理部14は、操作部13が受け付けた選択入力で指定されたリンク先に画面を遷移させる。
なお、カーソル306をマルチタッチパネル10に表示している際に、カーソル306以外の位置をタップされた場合、操作部13は、カーソル306の表示を消すようにしてもよい。また、カーソル306を表示部12に表示している際に、カーソル以外の位置をタップされた場合、操作部13は、カーソル306の表示を消さないようにしてもよい。
次に、携帯端末装置1がカーソル306を表示する処理手順について説明する。図7は、本実施形態における携帯端末装置1がカーソル306を表示する処理手順を示したフローチャートである。なお、携帯端末装置1は、アプリケーション処理部14がアプリケーションを起動した後に、以下の処理を実行する。
(ステップS101)操作部13は、マルチタッチパネル10の2点がタッチされているか否かを判定する。マルチタッチパネル10の2点がタッチされていると操作部13が判定した場合にはステップS103の処理に進み、それ以外の場合にはステップS102の処理に進む。
(ステップS102)操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた箇所に応じた通常動作を行う。その後、ステップS101の処理に戻る。
(ステップS102)操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた箇所に応じた通常動作を行う。その後、ステップS101の処理に戻る。
(ステップS103)操作部13は、ステップS101の処理でマルチタッチパネル10の2点がタッチされたと判定した後、一定時間が経過する前に、タッチされた領域が移動したか否かを判定する。一定時間が経過する前に、タッチされた領域が移動したと操作部13が判定した場合にはステップS104の処理に進み、それ以外の場合にはステップS105の処理に進む。例えば、一定時間は1秒である。なお、一定時間は1秒に限らず、どのような時間でもよい。また、一定時間は予め決められていてもよく、任意に設定できるようにしてもよい。
(ステップS104)操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた2点間の移動量に応じて、ピンチインまたはピンチアウトの処理を行う。その後、ステップS101の処理に戻る。
(ステップS105)操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた2点の位置に応じて、カーソル306を表示する位置を算出する。その後、ステップS106の処理に進む。例えば、操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた2点の中央を、カーソル306の表示位置として算出する。また、例えば、操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた2点のうち後にタッチされた位置を、カーソル306の表示位置として算出する。
(ステップS105)操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた2点の位置に応じて、カーソル306を表示する位置を算出する。その後、ステップS106の処理に進む。例えば、操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた2点の中央を、カーソル306の表示位置として算出する。また、例えば、操作部13は、マルチタッチパネル10のタッチされた2点のうち後にタッチされた位置を、カーソル306の表示位置として算出する。
(ステップS106)操作部13は、ステップS105の処理で算出した表示位置に基づいて、マルチタッチパネル10にカーソル306を表示させる。その後、ステップS107の処理に進む。
(ステップS107)操作部13は、カーソル306の操作に基づいた処理を行う。その後、ステップS101の処理に戻る。カーソル306の操作に基づいた処理としては、カーソル306の移動処理や、カーソル306が指しているリンクを選択する入力を受け付ける処理である。なお、カーソル306の操作に基づいた処理は、上記の処理に限らず、どのような処理であってもよい。
(ステップS107)操作部13は、カーソル306の操作に基づいた処理を行う。その後、ステップS101の処理に戻る。カーソル306の操作に基づいた処理としては、カーソル306の移動処理や、カーソル306が指しているリンクを選択する入力を受け付ける処理である。なお、カーソル306の操作に基づいた処理は、上記の処理に限らず、どのような処理であってもよい。
上述したとおり、本実施形態によれば、操作部13は、マルチタッチパネル10の2点がタッチされているか否かを判定する。また、操作部13は、マルチタッチパネル10の2点がタッチされたと判定した後、一定時間が経過した場合、マルチタッチパネル10にカーソル306を表示させる。すなわち、操作部13は、マルチタッチパネル10が異なる2箇所の接触を一定時間以上連続して検知した場合、マルチタッチパネル10にカーソル306を表示させる。
これにより、ユーザーは、マルチタッチパネル10にカーソル306を表示させたい場合には、マルチタッチパネル10の2点をタッチするだけでカーソル306を表示させることができる。これにより、携帯端末装置1は、利便性を下げることなく、カーソル306をマルチタッチパネル10に表示することができる。
また、本実施形態によれば、キーやマウスなど、カーソル306を操作するためのデバイスを用いる必要がない。また、本実施形態によれば、カーソル306の表示を指示するためのソフトボタンを置いたり、メニュー項目に追加したりすることが不要である。また、本実施形態によれば、タッチで項目を選択する操作と競合しない上に、スマートフォンで一般的に普及している項目の長タッチや、項目外の長タッチや、マルチタッチからのピンチイン/ピンチアウトや、フリックや、ドラッグなどの操作とも競合しないので、レイアウトによって操作可能な場所が制限されることはない。
項目の長タッチは、例えばコンテキストメニュー表示の操作として用いられる。また、項目外の長タッチは、例えば待ち受け画面でウィジェットを貼り付ける操作として用いられる。また、マルチタッチからのピンチイン/ピンチアウトは、例えばブラウザでのズームイン/ズームアウトの操作として用いられる。また、フリックやドラッグは、例えば画面のスクロールの操作として用いられる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態における携帯端末装置1の外観図は、第1実施形態における携帯端末装置1の外観図と同様である。また、本実施形態における携帯端末装置1のブロック図は第1実施形態における携帯端末装置1のブロック図と同様である。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態における携帯端末装置1の外観図は、第1実施形態における携帯端末装置1の外観図と同様である。また、本実施形態における携帯端末装置1のブロック図は第1実施形態における携帯端末装置1のブロック図と同様である。
本実施形態と第1実施形態とで異なる点は、本実施形態では、ユーザーがマルチタッチパネル10の目的ではない位置をタッチした場合においても、携帯端末装置1がカーソル306を表示することができる点である。
次に、本実施形態において、携帯端末装置1がカーソルを表示し、リンクを指定する入力を受け付ける動作例について図8〜図15を参照して説明する。図8〜図15は、マルチタッチパネル10の表示例と、ユーザーの操作例との関係を示した概略図である。図示する例では、アプリケーション処理部14の処理に応じた「Webニュース」のページを、表示部12がマルチタッチパネル10に表示させている。具体的には、マルチタッチパネル10には、「Webニュース」のページが表示されており、ニュース1〜ニュース5までのリンクが表示されている。
まず、長押し処理が実行される前に、カーソル306の表示処理を行う場合の動作例について、図8〜図11を参照して説明する。図8に示す例では、ユーザーは、操作部13として動作するマルチタッチパネル10のうち、右手の人差し指302で目的ではないタッチ領域801をタッチしている。この場合、ユーザーがマルチタッチパネル10から右手の人差し指302を離すと、タッチしている項目が選択されてしまう。また、ユーザーが右手の人差し指302をドラッグすると、画面がスクロールしてしまう。
そこで、本実施形態では、ユーザーは、カーソル306を表示させたい場合には、既にタッチしている1点目のタッチ領域801の他に、2点目をタッチする。図9に示す例では、ユーザーは、2点目として、左手の親指301でタッチ領域802をタッチしている。なお、2点のタッチ領域801,802をタッチする方法は、左手の親指301と右手の人差し指302でタッチする方法に限らず、どのような方法で2点のタッチ領域801,802をタッチしてもよい。
このとき、携帯端末装置1の操作部13は、2点のタッチ領域801,802のタッチを検知し、図9に示すように、1点目のタッチ領域801の近くの項目を指すようにカーソル306をマルチタッチパネル10に表示させる。また、携帯端末装置1の操作部13は、1点目のタッチ領域801から右手の人差し指302が離れても、項目が選択されないように動作する。なお、カーソル306の表示位置は図9に示す例に限らない。例えば、携帯端末装置1の操作部13は、2点のタッチ領域801,802の中間地点の項目を指すようにカーソル306をマルチタッチパネル10に表示させるようにしてもよい。
続いて、ユーザーは、図10に示すように、カーソル306をタッチした後、指を離さずにカーソル306をドラッグし、目的のリンクを選択する位置にカーソル306を移動させる。このとき、携帯端末装置1の操作部13は、ドラッグした指の移動を検知し、指の移動に応じて、マルチタッチパネル10に表示させているカーソル306を移動させる。
続いて、ユーザーは、図11に示すように、カーソル306をタップし、目的のリンクを指定する。なお、ユーザーは、カーソル306をドラッグして移動させている場合には、一度指を離した後にカーソル306をタップする。このとき、携帯端末装置1の操作部13は、タップされた位置を検知し、カーソル306が指しているリンクを選択する入力を受け付ける。続いて、アプリケーション処理部14は、操作部13が受け付けた選択入力で指定されたリンク先に画面を遷移させる。
なお、カーソル306をマルチタッチパネル10に表示している際に、カーソル306以外の位置をタップされた場合、操作部13は、カーソル306の表示を消すようにしてもよい。また、カーソル306を表示部12に表示している際に、カーソル以外の位置をタップされた場合、操作部13は、カーソル306の表示を消さないようにしてもよい。
次に、長押し処理が実行された後に、カーソル306の表示処理を行う場合の動作例について、図12〜図15を参照して説明する。図12に示す例では、ユーザーは、操作部13として動作するマルチタッチパネル10のうち、右手の人差し指302で目的ではないタッチ領域801をタッチしている。この場合、ユーザーがマルチタッチパネル10から右手の人差し指302を離すと、タッチしている項目が選択されてしまう。また、ユーザーが右手の人差し指302をドラッグすると、画面がスクロールしてしまう。
また、ユーザーが右手の人差し指302でタッチ領域801を長押しした場合、図13に示すように、操作部13は、長押しに対応する処理を行う。図13に示す例では、長押しに対応する処理として、操作部13はマルチタッチパネル10にコンテキストメニュー1301を表示させている。なお、長押しに対応する処理は、コンテキストメニュー1301の表示に限らず、どのような処理であってもよい。
そこで、本実施形態では、ユーザーは、カーソル306を表示させたい場合には、既にタッチしている1点目のタッチ領域801の他に、2点目をタッチする。図14に示す例では、ユーザーは、2点目として、左手の親指301でタッチ領域802をタッチしている。なお、2点のタッチ領域801,802をタッチする方法は、左手の親指301と右手の人差し指302でタッチする方法に限らず、どのような方法で2点のタッチ領域801,802をタッチしてもよい。
このとき、携帯端末装置1の操作部13は、2点のタッチ領域801,802のタッチを検知し、図15に示すように、コンテキストメニュー1301の表示を消去する。また、携帯端末装置1の操作部13は、1点目のタッチ領域801の近くの項目を指すようにカーソル306をマルチタッチパネル10に表示させる。また、携帯端末装置1の操作部13は、1点目のタッチ領域801から右手の人差し指302が離れても、項目が選択されないように動作する。なお、カーソル306の表示位置は図15に示す例に限らない。例えば、携帯端末装置1の操作部13は、2点のタッチ領域801,802の中間地点の項目を指すようにカーソル306をマルチタッチパネル10に表示させるようにしてもよい。
操作部13がマルチタッチパネル10にカーソル306を表示させた後の動作は、図10,11に示した動作と同様である。
次に、携帯端末装置1がカーソル306を表示する処理手順について説明する。図16は、本実施形態における携帯端末装置1がカーソル306を表示する処理手順を示したフローチャートである。なお、携帯端末装置1は、アプリケーション処理部14がアプリケーションを起動した後に、以下の処理を実行する。
(ステップS201)操作部13は、マルチタッチパネル10の1点目がタッチされたか否かを判定する。マルチタッチパネル10の1点目がタッチされたと操作部13が判定した場合にはステップS202の処理に進み、それ以外の場合にはステップS201の処理を再度実行する。
(ステップS202)操作部13は、1点目がタッチされている状態であり、タッチされた場所は長押しに対応する処理を行う部分、かつ、長押しとみなす時間が経過したか否かを判定する。1点目がタッチされている状態であり、タッチされた場所は長押しに対応する処理を行う部分、かつ、長押しとみなす時間が経過したと操作部13が判定した場合にはステップS203の処理に進み、それ以外の場合にはステップS204の処理に進む。
(ステップS203)操作部13は、長押しに対応する動作を行う。その後、ステップS204の処理に進む。長押しに対応する動作としては、例えば、コンテキストメニューをマルチタッチパネル10に表示させる動作である。なお、長押しに対応する動作は、コンテキストメニューの表示に限らず、どのような動作であってもよい。
(ステップS204)操作部13は、1点目がタッチされている状態であり、マルチタッチパネル10の2点目がタッチされたか否かを判定する。1点目がタッチされている状態であり、マルチタッチパネル10の2点目がタッチされたと操作部13が判定した場合にはステップS205の処理に進み、それ以外の場合にはステップS202の処理に戻る。
(ステップS205)操作部13は、1点目のタッチで行われた処理がある場合、1点目のタッチで行った処理をキャンセルする。その後、ステップS206の処理に進む。1点目のタッチで行われた処理としては、例えば、1点目が長押しされた場合に行うコンテキストメニュー1301の表示処理である。例えば、操作部13は、1点目のタッチ(長押し)でコンテキストメニュー1301の表示処理を行った場合、コンテキストメニュー1301の表示を消去する。
ステップS206〜ステップS208の処理は、第1の実施形態におけるステップS105〜ステップS107の処理と同様である。
上述したとおり、本実施形態によれば、操作部13は、マルチタッチパネル10の1点目がタッチされた状態で、2点目がタッチされたか否かを判定する。また、操作部13は、マルチタッチパネル10の1点目がタッチされた状態で、2点目がタッチされたと判定した場合、マルチタッチパネル10にカーソル306を表示させる。すなわち、操作部13は、マルチタッチパネル10が1箇所の接触を検知した後、当該箇所の接触を検知した状態で、他の1箇所の接触を検知した場合、カーソル306をマルチタッチパネル10に表示させる。
これにより、ユーザーは、マルチタッチパネル10の1点目をタッチした後に、カーソル306を表示させたい場合には、マルチタッチパネル10の2点目をタッチするだけでカーソル306を表示させることができる。これにより、携帯端末装置1は、利便性を下げることなく、カーソル306をマルチタッチパネル10に表示することができる。
なお、上述した実施形態における携帯端末装置1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の第1の実施形態および第2の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、ユーザーはマルチタッチパネル10を操作する際に、左手の親指301と右手の人差し指302とで操作しているが、これに限らず、どのように操作してもよい。
(1)画像を表示し、接触を検知して入力を受け付けるタッチパネルと、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する前記画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させる操作部と、を備えることを特徴とする携帯端末装置。
(2)前記操作部は、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を一定時間以上連続して検知した場合、前記カーソルを前記タッチパネルに表示させることを特徴とする(1)に記載の携帯端末装置。
(3)前記操作部は、前記タッチパネルが1箇所の接触を検知した後、当該箇所の接触を検知した状態で、他の1箇所の接触を検知した場合、前記カーソルを前記タッチパネルに表示させることを特徴とする(1)に記載の携帯端末装置。
(4)タッチパネルが、接触を検知して入力を受け付けるステップと、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させるステップと、を含むことを特徴とする表示方法。
(5)タッチパネルが、接触を検知して入力を受け付けるステップと、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させるステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
1・・・携帯端末装置、10・・・マルチタッチパネル、11・・・制御部、12・・・表示部、13・・・操作部、14・・・アプリケーション処理部、15・・・記憶部、301・・・左手の親指、302・・・右手の人差し指、304,305,801,802・・・タッチ領域、306・・・カーソル、1301・・・コンテキストメニュー
Claims (5)
- 画像を表示し、接触を検知して入力を受け付けるタッチパネルと、
前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する前記画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させる操作部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記操作部は、前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を一定時間以上連続して検知した場合、前記カーソルを前記タッチパネルに表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記操作部は、前記タッチパネルが1箇所の接触を検知した後、当該箇所の接触を検知した状態で、他の1箇所の接触を検知した場合、前記カーソルを前記タッチパネルに表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - タッチパネルが、接触を検知して入力を受け付けるステップと、
前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させるステップと、
を含むことを特徴とする表示方法。 - タッチパネルが、接触を検知して入力を受け付けるステップと、
前記タッチパネルが異なる2箇所の接触を検知した場合、前記タッチパネルが表示する画像の一部を指し示すカーソルを前記タッチパネルに表示させるステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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