JP2015150366A - 人工透析システム、血流監視装置および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】血管同士を部分的に接合させて接合部を形成する場合における人工透析時の血流の再循環を監視するための新たな技術を提案すること。
【解決手段】第1の血管である静脈A1と第2の血管である動脈V2とを接合した接合部SHが形成されている。静脈A1の接合部SHより血流下流側に、正常時の血流方向に沿って、血液を外部へ導出するための導出部である穿刺針18および透析された血液を導入するための導入部である穿刺針16とが設置される。また、穿刺針18と穿刺針16との間の静脈A1に向けて超音波を送受する超音波プローブ32が設置される。そして、超音波プローブ32による受信信号に基づいて、静脈A1の穿刺針18の穿刺位置と穿刺針16の穿刺位置との間における血流状態を監視する。
【選択図】図2
【解決手段】第1の血管である静脈A1と第2の血管である動脈V2とを接合した接合部SHが形成されている。静脈A1の接合部SHより血流下流側に、正常時の血流方向に沿って、血液を外部へ導出するための導出部である穿刺針18および透析された血液を導入するための導入部である穿刺針16とが設置される。また、穿刺針18と穿刺針16との間の静脈A1に向けて超音波を送受する超音波プローブ32が設置される。そして、超音波プローブ32による受信信号に基づいて、静脈A1の穿刺針18の穿刺位置と穿刺針16の穿刺位置との間における血流状態を監視する。
【選択図】図2
Description
本発明は、人工透析システム等に関する。
人工透析(血液透析)において十分な血液量を確保するため、動脈と静脈をつなぎ合わせてシャントと呼ばれる部位を構成することが知られている。シャントには、動脈と静脈を人工血管等のチューブを用いて体外でつなぎ合わせる「外シャント」と、体内でつなぎ合わせる「内シャント」が知られているが、内シャントが用いられるのが通例である。また、内シャントには、動脈と静脈を部分的に直接吻合(接合)させて接合部を形成するシャントや、人工血管を介して動脈と静脈を接続するシャントなどが知られている。
内シャントの問題の1つとして「再循環」が知られている。人工透析時には、血管に設けた導出部から血液を取り出し(脱血)、透析器(ダイアライザー)を通じて透析された血液を血管に設けた導入部から戻す(返血する)血液回路が形成される。このとき、透析後の血液が導入部から導出部へ流動して再び脱血されるのが「再循環」である。再循環が起こった場合、いかに透析装置が円滑に動作していようとも、透析治療の効果が極端に低減したり、効果が得られない場合がある。
そこで、シャント部における血流速度を判定し、再循環の発生を監視する技術として、特許文献1の技術が知られている。
しかしながら、特許文献1の技術は、人工血管を介して動脈と静脈を接続するシャントにおいて、人工血管を流れる血流速度を判定することで再循環の発生を監視する技術である。動脈と静脈を部分的に直接吻合(接合)させて接合部を内シャント(接合部)を形成する場合には、人工血管が存在しないため、特許文献1の技術を適用することができない。
そこで、本発明は、血管同士を部分的に接合させて接合部を形成する場合における人工透析時の血流の再循環を監視するための新たな技術を提案することを目的として考案されたものである。
以上の課題を解決するための第1の発明は、血管に設けられる当該血管から血液を外部へ導出するための導出部から導出された血液を透析する透析器と、前記導出部から前記透析器を通って、前記血管に設けられる前記血管に血液を導入するための導入部へと血液を流動させる血液ポンプと、前記血管の前記導出部と前記導入部との間に対して超音波を送受する超音波送受信部と、前記超音波送受信部による受信信号に基づいて、前記血管の前記導出部と前記導入部との間における血流状態を監視する監視部と、を備えた人工透析システムである。
また、別の形態として、血液を外部へ導出するための導出部および外部から血液を導入するための導入部が血管に設けられ、当該導出された血液を透析する人工透析において、前記血管の前記導出部と前記導入部との間に対して超音波を送受するように配置される超音波送受信部と、前記超音波送受信部による受信信号に基づいて、前記血管の前記導出部と前記導入部との間における血流状態を監視する監視部と、を備えた血流監視装置を構成することとしてもよい。
また、別の形態として、血液を外部へ導出するための導出部および外部から血液を導入するための導入部が血管に設けられ、当該導出された血液を透析する人工透析において、前記血管の前記導出部と前記導入部との間に対して超音波を送受するように配置される超音波送受信部を備えた血流監視装置の制御方法であって、前記超音波送受信部による受信信号に基づいて、前記血管の前記導出部と前記導入部との間における血流状態を監視すること、を含む制御方法を構成することとしてもよい。
この第1の発明等によれば、透析用の血液の導出部と導入部とが設けられ、この導出部と導入部との間の当該血管に対して超音波を照射する超音波送受信部の受信信号に基づいて、導出部と導入部との間における血流状態が監視される。よって、血管同士を部分的に接合させて接合部を形成した場合における人工透析時の血流の再循環を監視することができる。
また、第2の発明として、前記監視部が前記正常時の血流方向と逆方向の血流方向を検知した場合に所定の報知を行うこととしてもよい。
また、上述した血流監視装置において、前記血流状態が所定の条件を満たした場合に所定の報知を行う報知部を更に備えることとしてもよい。
また、上述した制御方法において、前記血流状態が所定の条件を満たした場合に所定の報知をすることを更に含むこととしてもよい。
また、第1又は第2の発明における血流状態の監視を、前記監視部が血流速度を計測して実現する第3の発明を構成することとしてもよい。
以下、本発明を適用した実施形態の一例を説明するが、本発明を適用可能な実施形態が以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態における人工透析システム1のシステム構成例を示す図である。人工透析システム1は、透析患者である被検者3から脱血するために血管に穿刺する導出部である穿刺針18と、脱血された血液に血流を付与するための血液ポンプ14と、透析器(ダイアライザー)12と、透析された血液を返血するために血管に穿刺する導入部である穿刺針16とによって構成される血液回路を備える。すなわち、穿刺針18が導出部となって血液を被検者3から導出し、導出された血液を透析器12が透析し、透析された血液を穿刺針16が導入部となって被検者3に導入する血液回路が構成され、血液ポンプ14によって血液が血液回路内を安定的に流れるように流動される。
透析器12は、半透膜或いは中空糸膜等を有し、拡散または濾過の原理によって血液回路を流れる血液中の老廃物を、チューブ13を通って循環される透析液に移行させて除去する装置である。
また、人工透析システム1は、人工透析の処理全体を司る透析制御装置20を備えた本体装置10と、測定結果や操作情報を画像表示するための手段及び操作入力のための手段を兼ねるタッチパネル4と、操作入力をするためのキーボード6とを備える。そして、本体装置10は、本実施形態の特徴の1つである血流監視のための血流監視ユニット30を備える。血流監視ユニット30は、超音波プローブ32による超音波の送受信を制御して、透析対象の血管の血流を監視する装置であり、各種のスイッチ等で構成された操作部200と、液晶ディスプレイ等で構成された表示部300と、スピーカー等で構成された音出力部400とを備える。
本実施形態は、血流監視ユニット30と、超音波送受信部である超音波プローブ32と、穿刺針16,18の使用位置と、透析対象の血管構造とに特徴を有し、透析自体については公知技術を適用することができる。そのため、以下説明においては、この特徴点を中心に説明する。
本実施形態の原理を説明する。図2は、本実施形態の原理を説明するための図であり、透析対象部位周辺を模式的に示す図である。被検者3の透析対象の血管には、第1の血管である静脈A1と、第2の血管である動脈V2とが吻合(接合)されて接合部SHが形成された、いわゆる内シャントが形成されている。十分な透析を行うためには1分間に約150〜200mlの血液を血液回路に循環させる必要があるが、本来の静脈A1にはそれだけの血流量がないため、接合部SHを形成することで、動脈V2からの血流の一部を静脈A1に流し、透析を行えるだけの血流を確保するようにしている。本実施形態では、透析対象部位を前腕とするため、静脈A1を橈側皮静脈、動脈V2を橈骨動脈として接合部SHを形成することができるが、静脈A1を尺側皮静脈、動脈V2を尺骨動脈とすることもできる。勿論、前腕ではなく他の部位を透析対象部位としてもよい。
穿刺針16,18は、第1の血管である静脈A1の接合部SHより下流側に穿刺される。また、導入部である穿刺針16が、導出部である穿刺針18よりも下流側に穿刺される。図2において、静脈A1内の矢印の向きが正常な血流方向である。正常に透析が行われている場合には、穿刺針18の穿刺位置と穿刺針16の穿刺位置間の静脈A1内の血流は、穿刺針18の穿刺位置から穿刺針16の穿刺位置に向かって流れる方向である(以下この方向を「正方向」といい、逆向きを「逆方向」という)。しかし、穿刺針16から返血されることから、必ず、逆方向の血流成分が存在し得る。この逆方向の血流量が、正方向の血流量よりも多くなると、透析された血液が再び穿刺針18から脱血される逆流、すなわち再循環が起こることになる。
そこで、本実施形態では、穿刺針18の穿刺位置と、穿刺針16の穿刺位置間の静脈A1内の血流速度を超音波で継続的に計測することで、血流状態を監視する。具体的には、穿刺針18の穿刺位置と穿刺針16の穿刺位置間の静脈A1に向けて超音波を照射可能な皮膚面上に超音波プローブ32を取り付ける。超音波プローブ32は平板状の探触子で構成され、貼付やテープ等によって固定される。平板上の小型プローブであるため、穿刺針18の穿刺位置と穿刺針16の穿刺位置間の狭い範囲に取り付けることができる。また、超音波により血流速度を測定するため、非侵襲な計測を実現する。超音波プローブ32によって静脈A1に向けて照射された超音波の反射波は、同じく超音波プローブ32によって受信される。この受信信号に基づいて静脈A1内の血流速度を計測する。
超音波を利用した血流速度の計測方法は、適宜公知の技術を適用することができる。例えば、ドップラー法を用いる場合には、次の(1)式に基づいて血流速度を算出することができる。
u=(c×Δf)/(2×fc×cosθ) …(1)
ここで、uは血流速度、cは音速、Δfはドップラー偏移周波数、fcは超音波周波数、θは超音波入射角度である。
u=(c×Δf)/(2×fc×cosθ) …(1)
ここで、uは血流速度、cは音速、Δfはドップラー偏移周波数、fcは超音波周波数、θは超音波入射角度である。
音速は固定値であり、超音波周波数および超音波入射角度は、超音波プローブ32の設置位置や送受信する超音波の周波数、送受信ビーム角度等によって決まる既知の値である。よって、ドップラー偏移周波数が求まれば血流速度を得ることができる。ドップラー偏移周波数は、例えば、図3に示すデータ処理によって求めることができる。すなわち、超音波反射波の受信信号を直交検波した後、血管が存在する信号範囲の成分を積分する。その後、クラッタ信号除去のためのHPF(ハイパスフィルター:通常Wall Motion Filterと呼ばれる)を経てFFT演算を施すことで、ドップラー偏移周波数を得ることができる。ドップラー偏移周波数は、血流が送信超音波に対して向かっている方向に流れている場合は超音波周波数fcよりも高い周波数となり、反対に離れていく方向に流れている場合は超音波周波数fcよりも低い周波数となる。
血流速度が算出されたならば、その血流速度が所定の異常状態条件や所定の注意喚起条件を満たすか否かを判定して血流状態を判断する。異常状態条件には、例えば、血流が逆方向に流れていること(すなわち再循環が発生していること)を含めることができる。注意喚起条件には、例えば、正方向の血流速度が徐々に遅くなり逆方向への血流が生じる予兆があることを含めることができる。異常状態条件や注意喚起条件を満たした場合には、その旨の報知を行う。報知としては、表示部300に所定の報知メッセージを表示させたり、音出力部400から所定の報知音を出力させたり、血液回路の血流速度を低減させるための指示信号の本体装置10への出力等が考えられる。
次に、血流監視に関する装置構成を説明する。図4は、人工透析システム1のうちの、血流監視に係る機能構成例を示すブロック図である。血流監視ユニット30は、監視装置処理部100と、操作部200と、表示部300と、音出力部400と、記憶部500とを備え、超音波プローブ32を含めることで血流監視装置40を構成する。血流監視ユニット30は、一種のコンピューター装置である。
監視装置処理部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のマイクロプロセッサーや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、IC(Integrated Circuit)メモリーなどの電子部品によって実現される。そして、監視装置処理部100は、各機能部との間でデータの入出力制御を行い、所定のプログラムやデータ、操作部200からの操作入力信号、超音波プローブ32からの信号等に基づいて各種の演算処理を実行して透析対象の血管の血流状態を監視する。
監視装置処理部100は、超音波測定制御部110と、監視部120とを有する。
超音波測定制御部110は超音波測定を統合的に制御する。具体的には、超音波プローブ32による超音波の送信ビームおよび受信ビームを制御する機能や、超音波プローブ32から入力される信号を増幅して超音波反射波信号のデータを生成する機能等を有する。
超音波測定制御部110は超音波測定を統合的に制御する。具体的には、超音波プローブ32による超音波の送信ビームおよび受信ビームを制御する機能や、超音波プローブ32から入力される信号を増幅して超音波反射波信号のデータを生成する機能等を有する。
監視部120は、血流速度計測部122と、報知制御部124とを有し、監視プログラム510に従って、透析対象の血管の血流状態を監視する監視処理を実行する。血流速度計測部122は、超音波反射波の受信信号に基づいて、透析対象の血管を流れる血流速度を計測する。例えば超音波ドップラー法を用いた上述の(1)式に基づき、血流速度を算出することができる。計測された血流速度は計測時刻と対応付けて計測データ520として記憶部500に蓄積記憶される。また、監視部120は、計測された血流速度が異常状態条件や注意喚起条件を満たすかを判定することで血流状態を監視する。異常状態条件又は注意喚起条件を満たす場合には、報知制御部124がその旨を報知する制御を行う。
記憶部500は、ICメモリーやハードディスクなどの記憶媒体により実現され、各種プログラムや、監視装置処理部100の演算過程のデータなどの各種データを記憶する。具体的には、記憶部500は、監視プログラム510と、計測データ520とを記憶する。
次に、血流監視装置40の動作について説明する。図5は、本実施形態における血流監視装置40における監視処理の流れを示すフローチャートである。なお、監視処理の実行に先立って、図2に示すような所定の取り付け位置に、穿刺針16,18および超音波プローブ32が取り付けられ、人工透析が開始されている。
監視処理において、血流監視装置40の監視装置処理部100は、先ず、超音波プローブ32を制御して超音波測定を開始し(ステップS2)、超音波反射波の受信信号に基づいて透析対象の血管の血流速度の測定を開始する(ステップS4)。そして、監視処理を終了するまで、ステップS6〜S14を繰り返し実行することで、透析対象の血管の血流状態を監視する。
監視処理において、血流監視装置40の監視装置処理部100は、先ず、超音波プローブ32を制御して超音波測定を開始し(ステップS2)、超音波反射波の受信信号に基づいて透析対象の血管の血流速度の測定を開始する(ステップS4)。そして、監視処理を終了するまで、ステップS6〜S14を繰り返し実行することで、透析対象の血管の血流状態を監視する。
血流状態の監視の1つとして、血流速度が異常状態条件を満たすか否かを監視する(ステップS6)。異常状態条件は、例えば、血流速度が逆方向の血流を示すこと、すなわち再循環が発生していると判定できることを含む。異常状態条件を満たすと判定された場合には(ステップS6:YES)、再循環が発生している旨の報知を行い(ステップS8)、透析異常が生じていることを知らせる。
また、血流状態の監視の1つとして、血流速度が注意喚起条件を満たすか否かを監視する(ステップS10)。注意喚起条件は、例えば、再循環が発生する予兆があることを含む。例えば、計測データ520に基づき、過去所定時間(例えば3分間)分の血流速度が継続して所定の閾値以下であり、且つ、低減傾向にある場合に、再循環の発生予兆ありと判定することができる。注意喚起条件を満たすと判定された場合には(ステップS10:YES)、近い将来再循環が発生する可能性がある旨の報知を行う(ステップS12)。
そして、監視処理を終了しない場合には(ステップS14:NO)、ステップS6に処理を移行して、監視処理を終了するまで(ステップS14:YES)、ステップS6〜S14を繰り返す。
以上、本実施形態によれば、被検者3には、第1の血管である静脈A1と、第2の血管である動脈V2とが部分的に接合した接合部SHが形成されている。そして、静脈A1の接合部SHより血流下流側に、血液を外部へ導出するための導出部である穿刺針18と、穿刺針18の穿刺位置より更に下流側に、透析された血液を血管に導入するための導入部である穿刺針16とが設けられて、人工透析が行われる。また、穿刺針18の穿刺位置と、穿刺針16の穿刺位置との間の静脈A1に向けて超音波を送受信可能な皮膚面の所定位置に超音波プローブ32が取り付けられる。この超音波プローブ32による超音波反射波の受信信号に基づいて、穿刺針18の穿刺位置と、穿刺針16の穿刺位置との間の静脈A1の血流状態が監視される。よって、血管同士を部分的に接合させて接合部を形成した場合における人工透析時の血流の再循環を監視することができる。
なお、本発明を適用可能な形態は上記実施形態に限るものではなく、適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。例えば、透析対象の部位は前腕に限られるものではない。また、血流速度をドップラー法以外の技術を用いて計測することとしてもよい。
3…被検者、A1…静脈、V2…動脈、1…人工透析システム、30…血流監視ユニット、32…超音波プローブ、40…血流監視装置、100…監視装置処理部、120…監視部、122…血流速度計測部、124…報知制御部、500…記憶部
Claims (7)
- 血管に設けられる当該血管から血液を外部へ導出するための導出部から導出された血液を透析する透析器と、
前記導出部から前記透析器を通って、前記血管に設けられる前記血管に血液を導入するための導入部へと血液を流動させる血液ポンプと、
前記血管の前記導出部と前記導入部との間に対して超音波を送受する超音波送受信部と、
前記超音波送受信部による受信信号に基づいて、前記血管の前記導出部と前記導入部との間における血流状態を監視する監視部と、
を備えた人工透析システム。 - 前記監視部は、正常時の血流方向と逆方向の血流方向を検知した場合に所定の報知を行う、
請求項1に記載の人工透析システム。 - 前記監視部は、血流速度を計測して前記血流状態を監視する、
請求項1又は2に記載の人工透析システム。 - 血液を外部へ導出するための導出部および外部から血液を導入するための導入部が血管に設けられ、当該導出された血液を透析する人工透析において、前記血管の前記導出部と前記導入部との間に対して超音波を送受するように配置される超音波送受信部と、
前記超音波送受信部による受信信号に基づいて、前記血管の前記導出部と前記導入部との間における血流状態を監視する監視部と、
を備えた血流監視装置。 - 前記血流状態が所定の条件を満たした場合に所定の報知を行う報知部、
を更に備えた請求項4に記載の血流監視装置。 - 血液を外部へ導出するための導出部および外部から血液を導入するための導入部が血管に設けられ、当該導出された血液を透析する人工透析において、前記血管の前記導出部と前記導入部との間に対して超音波を送受するように配置される超音波送受信部を備えた血流監視装置の制御方法であって、
前記超音波送受信部による受信信号に基づいて、前記血管の前記導出部と前記導入部との間における血流状態を監視すること、
を含む制御方法。 - 前記血流状態が所定の条件を満たした場合に所定の報知をすること、
を更に含む請求項6に記載の制御方法。
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