JP2015146109A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】文書に対する操作履歴が通知の条件に適合した場合に通知を行うにあたって、操作履歴を表示する権限を有していない通知先に対して、通知することを回避するようにした情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置の第1の判断手段は、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断し、第2の判断手段は、前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、前記通知における通知先は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断し、通知手段は、前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された場合、前記通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、文書の配布、再配布が行われる状況下でも、該配布先、再配布先の利用者を特定して該利用者の文書操作権限を容易に変更可能にすることを課題とし、文書アクセス権変更制御部は、クライアント端末が、利用者からある文書の配布先に対する文書アクセス権変更/抹消の設定操作を受け付けて送信する文書アクセス権変更依頼メッセージを受信すると、該受信メッセージに含まれる文書IDと送信元利用者IDを基に、文書操作履歴管理テーブル中の該文書の送信履歴をたどって該送信元利用者IDを送信元とする全ての送信先、再送信先の利用者IDを特定し、該利用者IDに対応して文書アクセス権管理テーブルに設定されている当該文書のアクセス権を、該受信メッセージにさらに含まれる当該文書のアクセス権の変更指定内容に基づいて変更設定することが開示されている。
特許文献2には、アクセス権付きの受信電子データのアクセス権を欠落させることなく転送先に受信電子データを入手させるようにすることを課題とし、受信した電子文書にアクセス権管理情報が設定されている場合は、ルールにおける転送手段及びファイル形式を参照し、アクセス権管理情報が設定されたままでの転送が可能かどうかを判別し、そして、可能である場合は、アクセス権管理情報が設定されたまま送信し、一方、不能である場合は、退避フォルダに電子文書を移動させると共に、退避フォルダの所在を示すURIを含んだテキストデータを作成し、そして、テキストデータを、そのまま、又はTIFFデータに変換して、転送先で指定される宛先へ送信することが開示されている。
特許文献3には、ユーザーの利便性を向上させることができる文書管理システム及びその文書管理方法並びにプログラムを提供することを課題とし、文書管理システムは、文書管理サーバと、インターネット経由で文書管理サーバにアクセスするクライアントPCとを備え、文書管理サーバは、クライアントPCでユーザー指定された検索条件、検索タイミングが登録される記憶手段を備え、文書管理サーバは、クライアントPCのユーザーからの操作があった管理対象を上記検索タイミングで検出し、その検出された管理対象について上記検索条件で検索処理を実行し、その検索により上記検索条件に合致する管理対象があったときに、クライアントPCのユーザーに更新通知を送信することが開示されている。
特許文献4には、記憶装置に格納された保存データ等の格納通知を行う際、保存データの格納後当該保存データを特定する格納情報が変更されても通知すべき情報を確実に通知して、通知先から当該保存データをアクセスすることができるようにすることを課題とし、情報管理部は格納情報を管理し、データ格納通知を行うための通知設定が行われると、制御部は格納情報と通知設定とに応じて当該保存データがデータ格納通知を行う保存データであるか否かについて判定し、データ格納通知を行う保存データであると、制御部は格納情報に基づいて保存データをアクセスする際に用いられるアクセス情報を生成し、この際、制御部は保存データが格納された後格納情報が変更されると、当該変更後の格納情報に応じてアクセス情報を生成し、そして、メール送信処理部はアクセス情報を通知設定で設定された通知先に通知することが開示されている。
特開2008−299395号公報 特開2007−310821号公報 特開2007−066270号公報 特開2012−068832号公報
本発明は、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合した場合に通知を行うにあたって、操作履歴を表示する権限を有していない通知先に対して、通知することを回避するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、前記通知における通知先は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された場合、前記通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、操作履歴の表示依頼を受け付ける受付手段と、前記表示依頼は、前記通知手段によって通知されたものであるか否かを判断する第3の判断手段と、前記第3の判断手段によって通知されたものであると判断された場合、前記表示依頼を行った者は、前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断することなく、該操作履歴を表示する表示手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記通知手段は、同じ通知先に対して複数の通知が連続して発生した場合は、複数の前記操作履歴と通知を対応させて記憶し、該通知先に該複数の操作履歴をまとめて表示するための情報を通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記文書に対して、権限の変更又は該文書の削除が行われる場合、該文書の操作履歴について通知が行われ、かつ前記表示手段によって表示されていないものがあるか否かを判断する第4の判断手段と、前記第4の判断手段によって表示されていないものがあると判断された場合、前記文書を前記通知先がアクセス可能な領域に複写する複写手段と、前記表示手段は、前記複写された文書を表示することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、コンピュータを、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、前記通知における通知先は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された場合、前記通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合した場合に通知を行うにあたって、操作履歴を表示する権限を有していない通知先に対して、通知することを回避することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、操作履歴の表示を行うにあたって、操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断することなく、その操作履歴を表示することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、本構成を有していない場合に比較して、同じ通知先に対して複数の通知が連続して発生した場合は、通知回数を減らすことができる。
請求項4の情報処理装置によれば、操作履歴の表示が行われる前に、文書の権限の変更又はその文書の削除が行われても、その文書を表示することができる。
請求項5の情報処理プログラムによれば、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合した場合に通知を行うにあたって、操作履歴を表示する権限を有していない通知先に対して、通知することを回避することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現するにあたってのシステム構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。 ユーザー記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 メール送信設定記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 文書記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 アクセス権記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 操作履歴記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 アクセス権記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 操作履歴記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第2の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。 操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第3の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。 操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置100は、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合した場合に通知を行い、その操作履歴の表示を行うものであって、図1の例に示すように、文書操作モジュール105、操作履歴表示モジュール110、メール送信設定操作モジュール115、アクセス権判定モジュール120、メール送信モジュール125、文書記憶モジュール130、アクセス権記憶モジュール135、ユーザー記憶モジュール140、操作履歴ユーザー関連付け記憶モジュール145、操作履歴記憶モジュール150、メール送信設定記憶モジュール155を有している。
なお、文書とは、テキストデータ、画像、動画、音声等の電子データ、又はこれらの組み合わせであり、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。具体的には、文書作成プログラムによって作成された文書、Webページ等を含む。なお、表示には、画像等を液晶ディスプレイ等の表示装置に表示すること、音声をスピーカー(ヘッドフォン等を含む)等から出力すること等を含む。なお、情報処理装置100内に文書記憶モジュール130、アクセス権記憶モジュール135等の記憶モジュールが含まれているが、これらはファイルサーバとよばれている他の情報処理装置に配置されており、通信回線を介して接続されていてもよい。また、通知としては、メール、チャット、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、Social Networking Service)等におけるメッセージ等があり、以下、メールを主に例示する。
文書操作モジュール105は、アクセス権判定モジュール120、文書記憶モジュール130、アクセス権記憶モジュール135、操作履歴記憶モジュール150と接続されている。文書操作モジュール105は、文書に対する操作、例えば、取得、登録、変更、アクセス権変更、削除等の要求に対してその処理を行い、応答する。
アクセス権判定モジュール120で、対象としている文書に設定されたユーザーのアクセス権とその文書に対する操作を行ったユーザーを比較することによって、要求に応答するか否かを判断した後に、文書操作モジュール105は、文書記憶モジュール130に新しい文書を記憶させ、又は文書記憶モジュール130内の文書を取得して、追加、変更、削除等の処理を行い、操作履歴記憶モジュール150に操作履歴を追加する。
操作履歴表示モジュール110は、アクセス権判定モジュール120、操作履歴ユーザー関連付け記憶モジュール145、操作履歴記憶モジュール150と接続されている。操作履歴表示モジュール110は、操作履歴の表示依頼を受け付ける。そして、表示依頼は、メール送信モジュール125によって通知されたものであるか否かを判断する。メール送信モジュール125によって通知されたものであると判断された場合、表示依頼を行ったユーザーは、操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断することなく、その操作履歴を表示する。つまり、操作履歴表示モジュール110は、操作履歴の取得の要求に応答するものである。アクセス権判定モジュール120で要求に応答するか否かを判断した後に、操作履歴記憶モジュール150から操作履歴を取得する。そして、その操作履歴を表示依頼元の情報処理装置(そのユーザーが使用している情報処理装置)へ送信する。アクセス権の判断の前に、操作履歴・ユーザー関連付け記憶モジュール145で、操作履歴に関連付けられたユーザーからの要求か否かを確認し、操作履歴に関連付けられたユーザーからの要求である場合は、アクセス権の判断をスキップする。
メール送信設定操作モジュール115は、アクセス権判定モジュール120、アクセス権記憶モジュール135、操作履歴記憶モジュール150、メール送信設定記憶モジュール155と接続されている。メール送信設定操作モジュール115は、メール送信設定の取得、登録、変更、削除等の要求に対応した処理を行い、応答する。アクセス権判定モジュール120で要求に応答するか否かを判断した後に、メール送信設定記憶モジュール155で、メール送信設定の取得、追加、変更、削除等を行い、操作履歴記憶モジュール150に操作履歴を追加する。
アクセス権判定モジュール120は、文書操作モジュール105、操作履歴表示モジュール110、メール送信設定操作モジュール115、メール送信モジュール125、文書記憶モジュール130、アクセス権記憶モジュール135、ユーザー記憶モジュール140、メール送信設定記憶モジュール155と接続されている。アクセス権判定モジュール120は、ユーザー記憶モジュール140からユーザーに設定されている権利(例えば、管理特権等)を取得する。そして、アクセス権記憶モジュール135から操作対象のアクセス権を取得する。これらの情報から、対象としている文書への操作を許可するか否かを判断する。
メール送信モジュール125は、アクセス権判定モジュール120、ユーザー記憶モジュール140、操作履歴ユーザー関連付け記憶モジュール145、操作履歴記憶モジュール150、メール送信設定記憶モジュール155と接続されている。メール送信モジュール125は、文書に対する操作履歴がメール送信の条件に適合するか否かを判断する。そして、適合すると判断された場合、メールにおける通知先のユーザーは操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する。この判断は、操作対象である文書を表示する権限があるか否かによって判断してもよい。つまり、文書を表示する権限を有しているならば、その文書に対して行われた操作履歴を表示することも許可される。権限を有していると判断された場合、通知先に操作履歴を表示するための情報をメール送信する。「操作履歴を表示するための情報」としては、例えば、URL(Uniform Resource Locator)等がある。以下、URLを例示して説明する。そのURLで表示されるページに、操作履歴が記載されている。
具体的に説明する。メール送信モジュール125は、操作履歴記憶モジュール150から操作履歴を取得する。取得するタイミングは、予め定められた期間毎であってもよいし、新たな操作履歴が発生する毎であってもよい。また、メール送信設定記憶モジュール155から、メールを送信する条件、メールの送信先等の情報を取得する。操作履歴がメールを送信する条件にマッチする場合は、アクセス権判定モジュール120で操作対象に送信先のユーザーがアクセスできるか否かを判断した後に、ユーザー記憶モジュール140から、メールの送信先のユーザーの情報を取得し、URLを記載したメールを送信する。なお、メールを送信する場合に、操作履歴・ユーザー関連付け記憶モジュール145に、操作履歴と、メールの送信先のユーザーの関連付けを記憶する。また、メールには文書ではなく操作履歴を表示するURLを記載する。
文書記憶モジュール130は、文書操作モジュール105、アクセス権判定モジュール120と接続されている。文書記憶モジュール130は、文書の名前等の属性や、文書のコンテンツ等を記憶する。例えば、文書記憶テーブル700を記憶する。図7は、文書記憶テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。文書記憶テーブル700は、文書ID欄710、名前欄720、作成日時欄730、作成者欄740、説明欄750を有している。文書ID欄710は、本実施の形態において、文書を一意に識別するための情報(文書ID:IDentification)を記憶している。名前欄720は、その文書の名前を記憶している。作成日時欄730は、その文書を作成した日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者欄740は、本実施の形態において、その文書の作成者(ユーザー)を一意に識別するための情報(ユーザーID)を記憶している。説明欄750は、その文書の説明を記憶している。
アクセス権記憶モジュール135は、文書操作モジュール105、メール送信設定操作モジュール115、アクセス権判定モジュール120と接続されている。アクセス権記憶モジュール135は、操作対象である文書のアクセス権を記憶する。例えば、アクセス権記憶テーブル800を記憶する。図8は、アクセス権記憶テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。アクセス権記憶テーブル800は、対象欄810、ユーザー欄820、権利欄830を有している。対象欄810は、本実施の形態において、対象を一意に識別するための情報(文書ID)を記憶している。ユーザー欄820は、ユーザーIDを記憶している。権利欄830は、その対象に対してそのユーザーが有している権利を記憶している。例えば、「表示」、「変更」、「履歴表示」等の権利がある。
ユーザー記憶モジュール140は、アクセス権判定モジュール120、メール送信モジュール125と接続されている。ユーザー記憶モジュール140は、ユーザーの名前、メールアドレス、設定されている特権等の属性を記憶する。例えば、ユーザー記憶テーブル500を記憶する。図5は、ユーザー記憶テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。ユーザー記憶テーブル500は、ユーザーID欄510、名前欄520、メールアドレス欄530、管理特権欄540を有している。ユーザーID欄510は、ユーザーIDを記憶している。名前欄520は、そのユーザーの名前を記憶している。メールアドレス欄530は、そのユーザーのメールアドレスを記憶している。管理特権欄540は、そのユーザーの管理特権の有無を示す情報を記憶している。
操作履歴ユーザー関連付け記憶モジュール145は、操作履歴表示モジュール110、メール送信モジュール125と接続されている。操作履歴ユーザー関連付け記憶モジュール145は、操作履歴と、メールの送信先のユーザーの関連付けを記憶する。例えば、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000を記憶する。図10は、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000は、操作履歴欄1010、ユーザー欄1020を有している。操作履歴欄1010は、本実施の形態において、操作履歴を一意に識別するための情報(操作履歴ID)を記憶している。ユーザー欄1020は、ユーザーIDを記憶している。つまり、その操作履歴は、そのユーザーによる操作によって表示される。
操作履歴記憶モジュール150は、文書操作モジュール105、操作履歴表示モジュール110、メール送信設定操作モジュール115、メール送信モジュール125と接続されている。操作履歴記憶モジュール150は、操作日時、操作ユーザー、操作対象、操作内容などの操作履歴を記憶する。例えば、操作履歴記憶テーブル900を記憶する。図9は、操作履歴記憶テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。
操作履歴記憶テーブル900は、操作履歴ID欄910、操作日時欄920、操作者欄930、操作対象欄940、操作内容欄950を有している。操作履歴ID欄910は、操作履歴IDを記憶している。操作日時欄920は、その操作が行われた日時を記憶している。操作者欄930は、その操作を行った者(ユーザーID)を記憶している。操作対象欄940は、その操作の対象を記憶している。操作内容欄950は、その操作の内容を記憶している。例えば、「文書の登録」、「文書の修正(修正箇所、修正内容等)」、「文書の削除」等がある。
メール送信設定記憶モジュール155は、メール送信設定操作モジュール115、アクセス権判定モジュール120、メール送信モジュール125と接続されている。メール送信設定記憶モジュール155は、メールを送信する条件、メールの送信先などの、メール送信設定の情報を記憶する。例えば、メール送信設定記憶テーブル600を記憶する。図6は、メール送信設定記憶テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。メール送信設定記憶テーブル600は、メール送信設定ID欄610、メールを送信する条件欄620、メールの送信先欄630を有している。メール送信設定ID欄610は、本実施の形態において、メール送信設定(通知の条件)を一意に識別するための情報(メール送信設定ID)を記憶している。メールを送信する条件欄620は、メールを送信する条件を記憶している。メールの送信先欄630は、メールの送信先を記憶している。例えば、「文書が登録された」という通知条件に合致した場合は、「User−2」にメールが送信される。メール内容は、操作履歴を表示するURLである。
図2は、本実施の形態を実現するにあたってのシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100、通信端末210a、通信端末210b、通信端末210c、文書処理装置220a、文書処理装置220bは、それぞれ通信回線299を介して接続されている。例えば、文書処理装置220a、文書処理装置220bのユーザーの操作によって、文書に対する操作が行われる。その操作の処理、操作履歴の記憶が、情報処理装置100によって行われる。そして、その操作が通知条件に合致したならば、通信端末210a、通信端末210b、通信端末210cのいずれかの所持者であるユーザーに、文書に対する操作が行われたことがメールによって通知される。メールを受け取った文書処理装置220a等のユーザーは、そのメールに記載されているURLにアクセスして、操作履歴を表示する。
図3は、第1の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。特に操作が行われた後から、メールを送信するまでのメール送信モジュール125によって行われる処理例を示している。この処理例は、情報処理装置100のサービスの起動に合わせて、処理を開始する。なお、操作履歴を記録するときに都度処理を開始してもよい。
ステップS302では、未処理の操作履歴を取得する。具体的には、操作履歴記憶モジュール150から、メール送信処理をまだ行っていない、最も古い操作履歴を取得する。
ステップS304では、未処理の操作履歴が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS306へ進み、それ以外の場合はステップS302へ戻る。つまり、メール送信処理をまだ行っていない操作履歴が取得できたかを確認する。
ステップS306では、メール送信設定のリストを取得する。具体的には、メール送信設定記憶モジュール155から、メール送信設定のリストを取得する。
ステップS308では、未処理のメール送信設定が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS310へ進み、それ以外の場合はステップS328へ進む。つまり、現在処理している操作履歴に対するメール送信処理をまだ行っていないメール送信設定が残っているかを確認する。
ステップS310では、次の送信設定を処理対象に変更する。つまり、処理対象のメール送信設定を、次のメール送信設定に変更する。
ステップS312では、メールを送信する条件にマッチするか否かを判断し、マッチする場合はステップS314へ進み、それ以外の場合はステップS308へ戻る。具体的には、メール送信設定記憶モジュール155から、処理対象のメール送信設定のメールを送信する条件を取得し、処理対象の操作履歴が条件にマッチするかを確認する。
ステップS314では、送信先のリストを取得する。具体的には、メール送信設定記憶モジュール155から、処理対象のメール送信設定の送信先のリストを取得する。
ステップS316では、未処理の送信先が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS318へ進み、それ以外の場合はステップS308へ戻る。つまり、現在処理している操作履歴に対するメール送信処理をまだ行っていない送信先が残っているかを確認する。
ステップS318では、次の送信先を処理対象に変更する。つまり、処理対象の送信先を、次の送信先に変更する。
ステップS320では、アクセス可能であるか否かを判断し、可能である場合はステップS322へ進み、それ以外の場合はステップS316へ戻る。つまり、送信先のユーザーが、その時点において操作履歴の操作対象(文書)を表示する権限があるかを確認する。
ステップS322では、ユーザーの情報を取得する。具体的には、ユーザー記憶モジュール140から、送信先のユーザーのメールアドレス等の情報を取得する。
ステップS324では、操作履歴とユーザーの関連付けを記憶する。具体的には、操作履歴・ユーザー関連付け記憶モジュール145に、操作履歴と送信先のユーザーの関連付けを記憶する。
ステップS326では、メールを送信する。具体的には、送信先のユーザーのメールアドレスに、操作履歴を表示するためのURLを記載したメールを送信する。
ステップS328では、サービスが停止しているか否かを判断し、停止している場合は処理を終了し(ステップS399)、それ以外の場合はステップS302へ戻る。つまり、文書管理システムのサービスが継続しているかを確認する。
ステップS399では、処理を終了する。
図4は、第1の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。特に操作履歴を表示するためのURLが記載されたメールを受け取ったユーザーから、そのURLへのアクセス要求があった場合(他のアクセス要求を含めてもよい)に、表示を行うまでの操作履歴表示モジュール110による処理例を示したものである。この処理例は、ユーザーから操作履歴の取得の要求を受け付け、処理を開始する。
ステップS402では、操作履歴が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS404へ進み、それ以外の場合はステップS416へ進む。つまり、指定された操作履歴が、操作履歴記憶モジュール150に存在するかを確認する。
ステップS404では、関連付けが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS412へ進み、それ以外の場合はステップS406へ進む。つまり、指定された操作履歴と、要求を出したユーザーとの関連付けが、操作履歴・ユーザー関連付け記憶モジュール145に存在するかを確認する。メールに記載されたURLによってアクセスされたものであるか否かを判断することになる。
ステップS406では、管理特権を保有するか否かを判断し、保有する場合はステップS412へ進み、それ以外の場合はステップS408へ進む。つまり、要求を出したユーザーが管理特権を保有するか(管理者であるか)を、ユーザー記憶モジュール140を用いて確認する。
ステップS408では、操作対象が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS410へ進み、それ以外の場合はステップS414へ進む。つまり、指定された操作履歴の操作対象である文書が存在するかを、文書を記憶する文書記憶モジュール130を用いて確認する。
ステップS410では、履歴表示権があるか否かを判断し、ある場合はステップS412へ進み、それ以外の場合はステップS414へ進む。つまり、指定された操作履歴の操作対象の履歴表示権を、要求を出したユーザーに設定されているかを、アクセス権記憶モジュール135を用いて確認する。
ステップS412では、指定された操作履歴を表示する。つまり、ユーザーが操作している情報処理装置(例えば、通信端末210a)のブラウザに操作履歴を表示させるべく、その操作履歴を送信する。操作履歴として、いつ、だれが、どの文書に何をしたかを知るための情報が含まれている。また、付随情報として、その操作が行われた文書そのものを表示するようにしてもよい。
ステップS414では、指定された操作履歴を表示する権限がない旨のエラーを返す。
ステップS416では、指定された操作履歴は存在しない旨のエラーを返す。
ステップS499では、処理を終了する。
図5から図12に示す例を用いて具体例を説明する。
図5の例に示すユーザー記憶テーブル500のように3人のユーザー(管理者、富士太郎、藤花子)が登録されている。
また、図6の例に示すメール送信設定記憶テーブル600のように2つのメール送信設定(通知条件)が登録されている。例えば、「文書が登録された」場合は、User−2(富士太郎)にメールを送信するというメール送信設定と、「文書の属性が変更された」場合は、User−2(富士太郎)とUser−3(藤花子)にメールを送信するというメール送信設定が登録されている。
ここで、User−1(管理者)が、図7、図8、図9の例にそれぞれ示すユーザー記憶テーブル500、メール送信設定記憶テーブル600、文書記憶テーブル700のように、文書を登録したとする。つまり、example.txtという文書が登録され、その文書に対するアクセス権がメール送信設定記憶テーブル600に示すように設定された場合、文書記憶テーブル700に示すような操作履歴が記録される。
すると、メール送信設定記憶テーブル600のSubscription−1によって、User−2(富士太郎)へメールが送信されることになる。メールには、操作履歴記憶テーブル900の内容を表示するURLが記載されている。そして、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000に示すように、操作履歴のEvent−1はUser−2に関連付けられる。この状態で、User−2はEvent−1を表示できる。
ここで、User−1(管理者)が、図8の例に示すアクセス権記憶テーブル800から、図11の例に示すアクセス権記憶テーブル1100に変更したとする。つまり、Document−1に対して、User−2(富士太郎)、User−3(藤花子)の権利を削除したものである。
この操作によって、図9の例に示す操作履歴記憶テーブル900が図12の例に示す操作履歴記憶テーブル1200へと変更されることになる。つまり、Event−2が追加された。
この状態では、メール送信設定記憶テーブル600のSubscription−2に該当することになるのであるが(図3の例に示すフローチャートのステップS312でYes)、User−1(管理者)による属性変更という操作によって、Document−1の操作履歴の表示ができないこととなっているので(図3の例に示すフローチャートのステップS320でNo)、操作履歴のURLのメールをUser−2(富士太郎)、User−3(藤花子)へ送信することはない。もちろんのことながら、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000にも登録されない。つまり、User−2(富士太郎)、User−3(藤花子)は、Event−2という操作履歴を表示することはできない(図4の例に示すフローチャートのステップS404でNo、かつステップS410でNo)。
しかし、User−2(富士太郎)に対しては、Event−1という操作履歴のURLがメールされているので、つまり、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000に登録されているので、Document−1に対して、User−2(富士太郎)の権利が削除された後であっても、Event−1という操作履歴は表示することができる(図4の例に示すフローチャートのステップS404でYes)。結果として、Document−1に対して、User−2(富士太郎)、User−3(藤花子)の権利が削除された後は、Event−1という操作履歴について、User−2(富士太郎)は表示できるが、User−3(藤花子)は表示できず、Event−2という操作履歴について、User−2(富士太郎)、User−3(藤花子)はともに表示できないことになる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態のモジュール構成例は、図1の例に示した第1の実施の形態と同等である。ただし、メール送信モジュール125は、同じ通知先に対して複数の通知が連続して発生した場合は、複数の操作履歴とメールを対応させて記憶し、そのメール先にその複数の操作履歴をまとめて表示するための情報を通知する。例えば、操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400に複数の操作履歴とメールを対応させて記憶する。図14は、操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400のデータ構造例を示す説明図である。操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400は、操作履歴欄1410、メール送信ID欄1420を有している。操作履歴欄1410は、複数の操作履歴IDを記憶している。メール送信ID欄1420は、本実施の携帯において、メール送信を一意に識別するための情報(メール送信ID)を記憶している。メール送信IDが判明すれば、複数の操作履歴のリストを表示することが可能である。「複数の操作履歴をまとめて表示するための情報」として、例えば、メール送信IDに対応させたURLがある。つまり、そのURLで表示されるページには、複数の操作履歴のリストが記載されているようにすればよい。
図13は、第2の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。このフローチャートのステップS1300からステップS1324までの処理は、図3の例に示したフローチャートのステップS300からステップS324までの処理に対応する。
ステップS1302では、未処理の操作履歴を取得する。
ステップS1304では、未処理の操作履歴が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1306へ進み、それ以外の場合はステップS1302へ戻る。
ステップS1306では、メール送信設定のリストを取得する。
ステップS1308では、未処理のメール送信設定が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1310へ進み、それ以外の場合はステップS1334へ進む。
ステップS1310では、次の送信設定を処理対象に変更する。
ステップS1312では、メールを送信する条件にマッチするか否かを判断し、マッチする場合はステップS1314へ進み、それ以外の場合はステップS1308へ戻る。
ステップS1314では、送信先のリストを取得する。
ステップS1316では、未処理の送信先が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1318へ進み、それ以外の場合はステップS1308へ戻る。
ステップS1318では、次の送信先を処理対象に変更する。
ステップS1320では、アクセス可能であるか否かを判断し、可能である場合はステップS1322へ進み、それ以外の場合はステップS1316へ戻る。
ステップS1322では、ユーザーの情報を取得する。
ステップS1324では、操作履歴とユーザーの関連付けを記憶する。
ステップS1326では、同じユーザーに対しての複数のメール送信であるか否かを判断し、複数のメール送信である場合はステップS1328へ進み、それ以外の場合はステップS1332へ進む。例えば、複数の文書があるフォルダを登録したような場合は、文書の登録という操作履歴が複数発生することになる。なお、複数のメール送信であるか否かは、予め定められた期間内に予め定められた数より多い又は以上の操作履歴が発生した場合としてもよい。
ステップS1328では、操作履歴とメール送信IDの関連付けを記憶する。前述の操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400に、複数の操作履歴とメール送信IDの関連付けを記憶する。
ステップS1330では、複数の操作履歴のリストを作成し、複数のメール内容を1つのメールに集約する。具体的には、作成した操作履歴のリストを表示するページを作成し、そのURLをメール送信IDに関連付けて作成すればよい。
なお、このステップS1330の処理を行った場合は、図4の例に示したフローチャートのステップS412で、メール送信IDに対応する操作履歴のリストを表示することになる。
ステップS1332では、メールを送信する。具体的には、送信先のユーザーのメールアドレスに、操作履歴を表示するためのURL(図3の例と同等のURL又はステップS1330で作成したURL)を記載したメールを送信する。
ステップS1334では、サービスが停止しているか否かを判断し、停止している場合は処理を終了し(ステップS1399)、それ以外の場合はステップS1302へ戻る。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態のモジュール構成例は、図1の例に示した第1の実施の形態と同等である。ただし、文書操作モジュール105は、文書に対して、権限の変更又はその文書の削除が行われる場合、その文書の操作履歴について通知が行われ、かつ操作履歴表示モジュール110によってその操作履歴が表示されていないものがあるか否かを判断する。そして、表示されていないものがあると判断された場合、文書を通知先がアクセス可能な領域に複写する。ここで権限の変更は、通知先がアクセス不可となるような変更に限定してもよい。また、その複写された文書については、操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600によって管理してもよい。図16は、操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600のデータ構造例を示す説明図である。操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600は、操作履歴欄1610、ユーザー欄1620、文書欄1630を有している。操作履歴欄1610は、操作履歴IDを記憶している。ユーザー欄1620は、ユーザーIDを記憶している。文書欄1630は、そのユーザーIDのユーザーがアクセス可能な領域に複写された文書を記憶している。この操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600によって、操作履歴を表示したユーザーが、操作対象の文書を表示しようとした場合に、その文書が既に削除されていた場合又はアクセス不可となっていた場合であっても、複写された文書を表示することができるようになる。
また、操作履歴表示モジュール110は、複写された文書を表示する。もちろんのことながら、通知先であるユーザーによるアクセスがあった場合に、そのユーザーがアクセス可能な領域にある文書を表示する。
図15は、第3の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。特に文書操作モジュール105の処理(文書のアクセス権変更又は文書の削除)例を示すものである。
ステップS1502では、文書に対する操作は、文書のアクセス権変更、又は文書の削除であるかを判断し、文書のアクセス権変更、又は文書の削除である場合はステップS1504へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ進む。
ステップS1504では、その文書の操作履歴に関連付けられたユーザーはいるか否かを判断し、いる場合はステップS1506へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ進む。操作履歴記憶テーブル900、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000を用いて判断を行う。つまり、操作履歴記憶テーブル900の操作対象欄940から削除等の対象となっている文書を検索し、対象としている文書があれば、その文書に対応する操作履歴IDが操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000の操作履歴欄1010にあるかを検索すればよい。
ステップS1506では、そのユーザーによって、既に操作履歴は表示されているか否かを判断し、表示されている場合はステップS1512へ進み、それ以外の場合はステップS1508へ進む。表示されたか否かについては、操作履歴表示モジュール110に問い合わせる。操作履歴表示モジュール110は、表示したものの履歴を記憶しており、その履歴を検索することによって応答する。
ステップS1508では、そのユーザーの個人領域にその文書をコピーする。そのユーザーがアクセス可能な記憶領域であればよい。
ステップS1510では、表示用操作履歴とその文書を関連付ける。つまり、ユーザーによって操作履歴が表示された場合に、操作対象となっている文書(既にアクセス不可又は削除されている文書の複写文書)を表示できるようにするためである。
なお、ステップS1510の処理を行った場合は、図4の例に示したフローチャートのステップS412で、そのユーザーの個人領域にコピーされた文書を表示するようにしてもよい。
ステップS1512では、文書操作モジュール105が受け付けた当初の処理である文書のアクセス権を変更する、又は文書を削除する。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図17に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1701を用い、記憶装置としてRAM1702、ROM1703、HD1704を用いている。HD1704として、例えばハードディスクを用いてもよい。文書操作モジュール105、操作履歴表示モジュール110、メール送信設定操作モジュール115、アクセス権判定モジュール120、メール送信モジュール125等のプログラムを実行するCPU1701と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1702と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1703と、補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD1704と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1706と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置1705と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1707、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1708により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図17に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図17に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図17に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…文書操作モジュール
110…操作履歴表示モジュール
115…メール送信設定操作モジュール
120…アクセス権判定モジュール
125…メール送信モジュール
130…文書記憶モジュール
135…アクセス権記憶モジュール
140…ユーザー記憶モジュール
145…操作履歴ユーザー関連付け記憶モジュール
150…操作履歴記憶モジュール
155…メール送信設定記憶モジュール

Claims (5)

  1. 文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、前記通知における通知先は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された場合、前記通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 操作履歴の表示依頼を受け付ける受付手段と、
    前記表示依頼は、前記通知手段によって通知されたものであるか否かを判断する第3の判断手段と、
    前記第3の判断手段によって通知されたものであると判断された場合、前記表示依頼を行った者は、前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断することなく、該操作履歴を表示する表示手段
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知手段は、同じ通知先に対して複数の通知が連続して発生した場合は、複数の前記操作履歴と通知を対応させて記憶し、該通知先に該複数の操作履歴をまとめて表示するための情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記文書に対して、権限の変更又は該文書の削除が行われる場合、該文書の操作履歴について通知が行われ、かつ前記表示手段によって表示されていないものがあるか否かを判断する第4の判断手段と、
    前記第4の判断手段によって表示されていないものがあると判断された場合、前記文書を前記通知先がアクセス可能な領域に複写する複写手段と、
    前記表示手段は、前記複写された文書を表示する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、前記通知における通知先は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された場合、前記通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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