JP2015146027A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像表示部により大画面を構成する電子機器において、画像表示部間の境界領域の画像が見えない、あるいは見にくいという状況を解消した電子機器を提供する。【解決手段】第1、第2表示部11,12を1つの表示部として使用する際に、画像を表示できない境界領域BR上にかかる画像データについて、所定の画素数で幅が規定される領域分の画像データを、一方の表示部に重複して表示するオーバーラップ表示機能を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、電子機器に関し、特に複数の画像表示部を有した電子機器に関する。
液晶ディスプレイなどの画像表示装置を縦横に複数配列して大画面を構成する場合、液晶ディスプレイ間に、画像を表示できない境界領域が発生してしまう。このような大画面の全面に画像を表示する場合、単純に画像データをディスプレイごとに分割して表示したのでは、境界領域を間に挟んだ部分では、境界領域の幅の分だけ画像が間延びして見える。
このような状態を回避するため、液晶ディスプレイ間の境界領域の近傍の画像データを削除する補正を行って、画像が間延びするのを抑制する方法が採られている。しかし、このような補正を行うと、重要な画像データが境界領域の近傍にある場合は、一部、または全部が見えなくなるという問題があった。
これを解消するために、例えば特許文献1においては、境界領域に、ドットマトリックスLEDを配置し、境界領域で消えてしまうはずの画像データをLEDにより表示するという構成が開示されている。
特開2000−321597号公報
昨今では、携帯ゲーム機などの携帯可能な電子機器においても複数の画像表示部を有した構成が開発されており、複数の画像表示部を同一平面をなすように配置して大画面を構成することが考えられるが、そのような構成においても、上述したような境界領域の近傍で画像が見えなくなるという問題が発生する。しかし、携帯可能な電子機器においては、特許文献1のような構成を採ることは難しく、境界領域近傍において必要な画像が見えない、あるいは見にくいという問題が発生する。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、複数の画像表示部により大画面を構成する電子機器において、画像表示部間の境界領域近傍の画像が見えない、あるいは見にくいという状況を解消した電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、複数の表示部と、前記表示部の表示を制御する制御部と、を備え、前記複数の表示部を同一平面を構成するように配列して、前記複数の表示部を1つの表示画面として使用することが可能な電子機器であって、前記制御部は、前記複数の表示部を1つの表示画面として使用する際に、画像を表示できない境界領域を間に挟んで隣り合う1組の表示部において、前記境界領域上にかかる画像データについて、所定の画素数で幅が規定される領域分の画像データを、前記1組の表示部の一方の表示部に重複して表示するオーバーラップ表示機能を有する。
本発明に係る電子機器の一態様は、前記所定の画素数が、少なくとも、前記境界領域の幅に相当する画素数である。
本発明に係る電子機器の一態様は、前記所定の画素数が、前記境界領域上にかかる画像データが文字データである場合は、当該文字データの1文字の表示サイズに相当する画素数である。
本発明に係る電子機器の一態様は、前記所定の画素数が、任意の値に設定可能である。
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記オーバーラップ表示機能を実行する際に、前記所定の画素数で幅が規定される領域分の画像データが文字データである場合は、該文字データで重複して表示される文字を、他の文字とは視覚的に識別可能な方法で表示する。
本発明に係る電子機器の一態様は、前記視覚的に識別可能な方法が、前記文字データで重複して表示される前記文字を、前記他の文字とは異なる文字色若しくは異なる太さで表示する方法、前記文字データで重複して表示される前記文字上を網掛けして表示する方法、および前記文字データで重複して表示される前記文字に下線またはアッパーラインを施して表示する方法の何れかである。
本発明に係る電子機器によれば、必要な情報が境界領域に隠れて見えなくなることを抑制できる。
本発明に係る電子機器の一態様によれば、少なくとも、境界領域の幅に相当する画素数で幅が規定される領域分の画像データを、他方の表示部に重複させて表示するので、必要な情報が境界領域に隠れて見えなくなることを抑制できる。
本発明に係る電子機器の一態様によれば、文字データの1文字の表示サイズに相当する画素数で幅が規定される領域分の画像データを、他方の表示部に重複させて表示するので、文字データが境界領域に隠れて見えなくなることを抑制できる。
本発明に係る電子機器の一態様によれば、任意の画素数で幅が規定される領域分の画像データを、他方の表示部に重複させて表示するので、文字情報の多い画像だけでなく、種々の画像に対応することが可能となる。
本発明に係る電子機器の一態様によれば、重複箇所が視覚的に識別可能となり、同じ文章を2度読む可能性を低減できる。
タイルドディスプレイを説明する図である。 マルチディスプレイを説明する図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の閉じた状態の外観を示す斜視図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の閉じた状態の外観を示す斜視図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態の外観を示す斜視図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態の外観を示す斜視図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の電気的な構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末におけるマルチモードでの表示を示す図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末におけるタイルドモードでの表示を示す図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末におけるタイルドモードからの切り替えをスイッチにより行う場合の図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末におけるオーバーラップモードでの表示を示す図である。 本発明に係る実施の形態の携帯無線端末におけるタイルドモードからの切り替えを表示画面により行う場合の図である。 アプリケーションとの対応付け方法を説明する図である。 重複箇所を視覚的に識別可能な方法で表示する例を示す図である。 重複箇所を視覚的に識別可能な方法で表示する例を示す図である。 重複箇所を視覚的に識別可能な方法で表示する例を示す図である。 重複箇所を視覚的に識別可能な方法で表示する例を示す図である。
<タイルドディスプレイおよびマルチディスプレイ>
発明の実施の形態の説明に先立って、タイルドディスプレイおよびマルチディスプレイの定義について説明する。
図1は、複数の画像表示装置を縦横に配列して大画面を構成する、いわゆるタイルドディスプレイを示しており、特許文献1に開示されたような構成がこれに該当する。
図1に示すように、タイルドディスプレイTDは、複数の画像表示装置SMを縦横に配列して構成されており、画面全面には画像OBが表示されている。画像OBは、画像表示装置SM間の境界領域BRを跨ぐように表示されているが、画像表示装置SM間の境界領域BRの近傍の画像データを補正して、画像が間延びするのを抑制しているので、画像OBは間延びしていない。
図2は、1つの画像表示部DPにおいて複数の画面を表示する、いわゆるマルチディスプレイを示している。
図2に示すように、マルチディスプレイMDは、1つの画像表示部DPに複数の画面を表示する関係上、画面間の境界領域BRにおいて、画像が見えない状態となることがある。しかし、画面をスクロールするなどの操作により、見えなかった部分を見えるように表示することが可能なので、見えない部分は、見えないままに表示され、また、境界領域BR近傍の画像データを削除して画像が間延びするのを抑制するという処理も行われない。
本願では、タイルドディスプレイおよびマルチディスプレイを以上のように定義して発明の説明を行う。
<実施の形態>
以下、本発明に係る実施の形態として、本発明を2面の画像表示部を有する開閉式の携帯無線端末に適用した例について説明する。なお、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、2面以上の画像表示部を有し、複数の画像表示部によって大画面を構成する携帯無線端末であれば適用可能であるし、また、ポータブルゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)などの電子機器にも適用可能である。
<外観構成>
図3および図4は、本発明を適用した携帯無線端末100の外観形状を示す図であり、図3は、携帯無線端末100を閉じた状態で第1筐体10側から見た場合の図であり、図4は、携帯無線端末100を閉じた状態で第2筐体20側から見た場合の図である。
ここで、閉じた状態とは、図3および図4に示すように、第1表示部11が露出した状態で、第1筐体10と第2筐体20とが互いに重なるように配置された状態である。この場合、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12(図5)とは、間を開けて重なり合った状態となるので、両者のなす角度は0度と言うことができる。
また、図5および図6は、携帯無線端末100を開いた状態で第1表示部11および第2表示部12側から見た場合の図であり、図5は、第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように開いた状態を示し、図6は、第1表示部11および第2表示部12が、180度よりも小さい角度をなすように所定の角度で開いた状態を示している。
ここで、所定の角度で開いた状態とは、図5および図6に示すように、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12とが、0度よりも大きい角度をなすように第1筐体10と第2筐体20とが配置された状態を指し、図5および図6に示す状態に移行する途中の状態も開いた状態と言う。
図3〜図6に示されるように、第1筐体10と第2筐体20とは、ヒンジ部4およびアーム部5を介して連結されており、第2筐体20側に設けられたヒンジ部4は、アーム部5を第2筐体20に対して、角度変更可能に連結しており、アーム部5に第1筐体10が角度変更可能に連結している。これにより、図1に示されるように、第1筐体10が第1表示部11を露出させた状態で第2筐体20上に位置する状態から、図3に示されるように、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12とが同一平面を構成するように、第1筐体10を移動させることが可能となる。
ここで、ヒンジ部4およびアーム部5の構成について説明する。図5に示すように、第2筐体20は、その外面がフロントケース21およびリアケース22を組み合わせて構成されている。第2側筐体20は、フロントケース21側に、第2表示部12を有するとともに、図4に示すように、ヒンジ部4と、ヒンジ部4を回転軸方向両側から把持する第1把持部4aおよび第2把持部4bを有している。この、第1把持部4aおよび第2把持部4bの回転軸方向外側には、それぞれ第1アーム5aおよび第2アーム5bがヒンジ部4の回転軸に同軸をなすように係合している。なお、第1アーム5aおよび第2アーム5bは図示されないビーム(梁)と一体をなし、第1アーム5a、第2アーム5bおよびビームを含んでアーム部5が構成されている。
ここで、第1筐体10は、第1表示部11を有するフロントケース1(図3)と、第1表示部11が設けられた面とは反対の面(これを裏面と呼称する)を有するリアケース(図視せず)とを組み合わせて構成されており、図視されないビームは、第1筐体10のリアケース側において、第1筐体10の長手方向に延在するように設けられている。
第1アーム5aおよび第2アーム5bの、第1把持部4aおよび第2把持部4bとの係合部とは反対側の部分は、第1筐体10の裏面において第1筐体10と係合するが、当該係合部分は第1筐体10を回動可能に構成されることで、第1筐体10が角度変更可能となっている。
なお、第1筐体10には、音声入力部としてのマイク19や音声出力部としてのスピーカ18が格納されており、マイク19およびスピーカ18は、第1表示部11が露出する面の長手方向の両端部近傍に設けられている。
また、第1表示部11および第2表示部12は、それぞれタッチパネル機能を有しており、その機能は携帯無線端末100内部の電気的な構成によって実現される。
<電気的構成>
図7は携帯無線端末100の電気的な構成を示すブロック図である。図7に示されるように、携帯無線端末100は、第1表示部11、第2表示部12、音声出力部(スピーカ)18、音声入力部(マイク)19、制御部130、無線通信部131、第1タッチパネル123および第2タッチパネル124を備えている。なお、制御部130および無線通信部131は、例えば第2筐体20内に収められている。
制御部130は、CPU130aおよび記憶部130b等を備えており、携帯無線端末100の他の構成要素を制御することによって、携帯無線端末100の動作を統括的に管理する。記憶部130bは、ROMおよびRAM等で構成されている。制御部130の各種機能は、CPU130aが記憶部130b内の各種プログラムを実行することによって実現される。
無線通信部131は、携帯無線端末100とは別の携帯無線端末や、インターネットに接続されたWebサーバ等の通信装置からの無線信号をアンテナ131aで受信し、受信信号に対して増幅処理やダウンコンバートを行って制御部130に出力する。また無線通信部131は、制御部130で生成された送信信号に対してアップコンバートや増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ131aを通じて、携帯無線端末100とは別の携帯無線端末や、インターネットに接続された通信装置に対して無線送信する。
音声入力部19は、外部から入力される音声を音声データに変換して制御部130に出力する。音声出力部18は、制御部130からの音声データを音声に変換して外部に出力する。
第1表示部11および第2表示部12は、制御部130によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示する。
また、第1タッチパネル123および第2タッチパネル124は、それぞれ第1表示部11および第2表示部12と、その周囲におけるタッチパネル機能を実現するための構成を表している。第1表示部11とその周囲には、第1タッチパネル123を有しており、第1タッチパネル123によるタッチパネル機能を介して、ユーザの指等の指示体による操作を検出して制御部130に出力する。第2表示部12とその周囲には、第2タッチパネル124を有しており、第2タッチパネル124によるタッチパネル機能を介して、ユーザの指等の指示体による操作を検出して制御部130に出力する。
また、制御部130には、後に説明する表示方式選択スイッチ125が接続され、表示方式選択スイッチ125の操作により表示方式が選択されると、CPU130aが、記憶部130b内の複数の表示方式のプログラムの中から、選択された表示方式に対応するプログラムを実行し、その表示方式に従って、第1表示部11および第2表示部12に表示を行う。
なお、これも後に説明するが、表示方式選択スイッチ125のような機械的なスイッチではなく、第1タッチパネル123および第2タッチパネル124を介して表示方式を選択する方法を採用する場合には、タッチパネル機能を介して制御部130に指示が与えられ、CPU130aが、記憶部130b内の複数の表示方式のプログラムの中から、選択された表示方式に対応するプログラムを実行し、その表示方式に従って、第1表示部11および第2表示部12に表示を行う。
ここで、携帯無線端末100においては表示方式として、先に定義したタイルドディスプレイとしての表示を行うタイルドモード、マルチディスプレイとしての表示を行うマルチモードおよび新たに開発したオーバーラップ表示を行うオーバーラップモードの3種類の表示方式(表示機能)を有し、これらの中から何れかを選択を行う。
<マルチモードでの表示例>
次に、図8を用いて、携帯無線端末100の第1表示部11および第2表示部12を用いて、マルチモードでの表示を行う例について説明する。
図8は、図7を用いて説明したCPU130aが、記憶部130b内のマルチディスプレイのプログラムを実行することで、第1表示部11および第2表示部12上に画像を表示した状態を示している。なお、この状態は携帯無線端末100を第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように開いた状態で、第1筐体10および第2筐体20の長辺が水平となり、第2表示部12が設けられた第2筐体20が下側、第1表示部11が設けられた第1筐体10が上側となるように使用している。
なお、第1表示部11のマイク19が設けられた側の短辺の外側には、第1タッチパネル123により実現される複数のキーが表示される構成となっている。図8の例では、1つ前の画面に戻るバックキー111、各画面に対応したオプションメニューを表示させるメニューキー112およびホーム画面に戻るホームキー113を表示している。これらのキーは、第2表示部12においてもバックキー121、メニューキー122およびホームキー123として第2タッチパネル124により実現される。なお、バックキー111、メニューキー112およびホームキー113は、携帯無線端末100を閉じた状態で使用する場合に機能し、バックキー121、メニューキー122およびホームキー123は、携帯無線端末100を開いた状態で使用する場合に機能するように構成されている。
図8において、第1表示部11および第2表示部12には連続した地域の地図画像が表示されているが、第1表示部11の下側の長辺と第2表示部12の上側の長辺との間には、第1筐体10および第2筐体20の額縁の存在により画像を表示できない境界領域BRが存在している。このような状態でマルチモードでの表示を行うと、先に説明したように、見えない部分は、見えないままに表示され、また、単純に画像データを表示部ごとに分割して表示しているので、境界領域BRの幅の分だけ画像が間延びして見えている。しかし、図8に示すような地図では、画像が多少間延びして見えても地図としての情報を得ることはできるので、マルチモードを使用しても問題はない。
<タイルドモードでの表示例>
次に、図9を用いて、携帯無線端末100の第1表示部11および第2表示部12を用いて、タイルドモードでの表示を行う例について説明する。なお、携帯無線端末100の使用形態は、図8に示したマルチモードの場合と同じである。
図9において、第1表示部11および第2表示部12には連続した説明文の文字画像が表示されているが、先に説明したように、タイルドモードでは、境界領域BR近傍の画像データを補正して、画像が間延びするのを抑制するので、第1表示部11の境界領域BR近傍の文字列CHは補正により削除され、下半分が見えなくなっている。なお、文字の大きさおよび位置によって見えなくなる部分は変わり、境界領域BRを跨ぐほどの大きさの文字であれば、文字の上部と文字の下部しか見えなくなり、文字の大きさが、境界領域BRの幅以下で、文字の配列が境界領域BR近傍に位置すれは、その配列全てが見えなくなる可能性がある。
このように、文字列を含んだ画像においてタイルドモードを使用すると、場合によっては、文字を読み取ることができないという状態が生じる可能性がある。
一方、図8を用いて説明したマルチモードを文字列を含んだ画像に使用すると、図8の境界領域BRを跨いで表示される文字のように、文字が間延びして見え、読みづらいという状態が生じる可能性がある。
<オーバーラップモードでの表示例>
次に、図10〜図12を用いて、携帯無線端末100の第1表示部11および第2表示部12を用いて、オーバーラップモードでの表示を行う例について説明する。なお、携帯無線端末100の使用形態は、図8に示したマルチモードの場合と同じである。
図10は、マルチモード、タイルドモードおよびオーバーラップモードの3種類の表示方式から、何れかを選択するための表示方式選択手段として、表示方式選択スイッチ125を備える場合の構成を示している。
表示方式選択スイッチ125は、例えば、第2側筐体20の一方の短辺側の側面に、押しボタンスイッチとして設けられており、これを押すことで、表示方式を切り替える構成となっている。
例えば、図10に示す表示方式は、図9と同じタイルドモードであるが、このモードでは、第1表示部11の境界領域BR近傍の文字列CHは、補正により削除されて下半分が見えなくなっている。そこで、表示方式選択スイッチ125を押すことでオーバーラップモードでの表示に変わる。
図11は、オーバーラップモードでの表示を示している。図11に示すように、オーバーラップモードにおいては、第1表示部11の境界領域BR近傍の文字列CHは、境界領域BR近傍の部分が補正により削除されて下半分が見えなくなっているが、第2表示部12の境界領域BR近傍に、文字列CHを完全に表示した文字列CH1が表示されている。従って、図9に示したタイルドモードでは読めなかった文字列CHを、文字列CH1として読むことができる。
このように、オーバーラップモードは、境界領域BRを間に挟んで隣り合う一組の表示部において、境界領域BR上にかかる画像データが存在する場合、当該画像データについて、少なくとも、境界領域BRの幅(表示部と表示部との間の長さ)に相当する画素数で規定される領域分の画像データを、一方の表示部に重複させて表示するので、境界領域BRの存在により必要な情報が見えなくなることを抑制できる。図11の場合は、1文字の表示サイズよりも境界領域BRの幅の方が広く、文字列CHの全範囲の画像データが、第2表示部12に表示されることとなる。
なお、境界領域BR上にかかる画像データが文字データである場合は、当該文字データの1文字の表示サイズが例えば16ドットであれば、それに相当する画素数で規定される領域分の画像データを他方の表示部に重複させて表示する。なお、重複させる幅については、固定値ではなく任意の値に設定可能とすれば、文字情報の多い画像だけでなく、種々の画像に対応することが可能となる。
このような表示は、図7を用いて説明した制御部130における画像処理で実現され、タイルドモードで使用される境界領域BRの画像データの補正技術に基づいて、境界領域BRにかかる画像データを検出し、予め定めた所定の画素数で幅(境界領域BRの幅方向と同じ方向の長さ)が規定される領域分の画像データを他方の表示部に重複させて表示させることが可能となる。
なお、表示方式選択スイッチ125は、押すことで表示モードを順番に変えるような押しボタンスイッチとしても良く、スライドスイッチなどで構成しても良く、スイッチの種類に限定はない。
ここで、表示方式選択手段としては、図10に示した、表示方式選択スイッチ125のような機械的なスイッチに限定されるものではなく、第1表示部11および第2表示部12に付加されたタッチパネルの機能により表示方式を選択する手段を採用しても良い。
図12に示す表示方式は、図9と同じタイルドモードであるが、このモードでは、第1表示部11の境界領域BR近傍の文字列CHは、境界領域BRにかかる部分が補正により削除されて下半分が見えなくなっている。そこで、機能選択キー(図示せず)などにより第1表示部11および第2表示部12の何れかに表示方式選択ウインドウ70を表示させ、表示方式選択ウインドウ70において、オーバーラップモードを選択することで、オーバーラップモードでの表示に変える。
すなわち、図12に示すように、表示方式選択ウインドウ70は、マルチモードを選択する項目71(1.Multi)、タイルドモードを選択する項目72(2.Tile)およびオーバーラップモードを選択する項目73(3.Overlap)を有しており、項目73に手指等でタッチすることで、図11に示したようなオーバーラップモードでの表示に変えることができる。
このように、3種類の表示方式を準備し、容易に切り替えることができる構成とすることで、ファイルのリストから画像ファイルを選んで表示する際に、画像に応じて即座に最適な表示方式に切り替えることが可能となる。
例えば、列車の時刻表をカメラ機能を用いて撮影した画像を表示させる場合、タイルドモードでは、ある時間帯を表示した部分が境界領域BRにかかって見えなくなる可能性があるので、そのような画像を表示する場合には、オーバーラップモードを選択するなどの使い方が可能となる。
なお、第1表示部11および第2表示部12がタッチパネル機能を有さない場合であっても、表示方式選択ウインドウ70を表示させて、それを選択キー(図示せず)などで選択する構成を採っても良い。
<搭載したアプリケーションとの対応付け>
また、携帯無線端末100には、静止画撮影機能(カメラ機能)や、動画撮影機能(ムービー機能)などの画像に関する種々のアプリケーションを有しているが、各アプリケーションに対して、3つの表示方式の何れを使用するかを対応付けておけば、アプリケーションを実行する際には、対応付けられた表示方式が自動的に選択されることとなり、表示方式の選択作業が不要となる。
例えば、通常はマルチモードとなるようにデフォルトで設定しておき、カメラ機能のアプリケーションであれば、タイルドモードを対応付けておくことで、カメラの起動とともに画面がタイルドモードとなり、カメラ機能のアプリケーションを終了すればマルチモードに戻ることとなる。
以下、図13を用いて、アプリケーションとの対応付け方法の一例を示す。図13の(A)部には、機能選択キー(図示せず)などにより第1表示部11および第2表示部12の何れかに表示された、表示方式設定ウインドウ80を示している。表示方式設定ウインドウ80内には、タイルドモードを設定する項目81(Tile)およびオーバーラップモードを選択する項目82(Overlap)を有している。
ここで、タイルドモードを選択すると、図13の(B)部に示すように、タイルドモードに対応付けられたアプリケーションの名称が表示されたアプリケーション表示ウインドウ90が表示される。アプリケーション表示ウインドウ90内には、保存された画像などを見るビュワー機能のアプリケーションの名称91(Viewer)およびムービー機能のアプリケーションの名称92(Movie Player)が示されており、タイルドモードにはビュワーおよびムービー機能のアプリケーションが対応付けられていることが判る。
ここで、カメラ機能のアプリケーションも対応付けたい場合は、図13の(C)部に示すように、携帯無線端末100が有しているアプリケーションの一覧を表示するアプリケーション選択ウインドウ100を開き、そこで、カメラ機能の項目101(Camera)を選択する。この場合、アプリケーション選択ウインドウ100とアプリケーション表示ウインドウ90とを同時に開いておいて、カメラ機能の項目101をドラッグしてアプリケーション表示ウインドウ90上に移動させることで選択する構成としても良い。
このようにしてカメラ機能を新たにタイルドモードに対応付けることで、図13の(D)部に示すように、アプリケーション表示ウインドウ90には、カメラ機能のアプリケーションの名称93(Camera)が表示されることとなる。
<変形例>
図11を用いて説明した、オーバーラップモードでの表示例では、第1表示部11の境界領域BR近傍の文字列CHは、境界領域BR近傍の部分が補正により削除されて下半分が見えなくなっているが、第2表示部12の境界領域BR近傍に、文字列CHを完全に表示した文字列CH1が表示される例を示した。
この表示方法によれば、部分的にしか読めない文字列CHを、文字列CH1として読むことができるが、重複箇所が判らない状態で読むと、重複した文章を2度読む可能性があり、読む人間が混乱を来す可能性がある。図11のように、文字が大きく、字間も広いような文章であれば混乱は少ないが、ブラウジングなどにおいて、細かい文字で字間を詰めて表示された文章では、重複していることが判らず、同じ文章を2度読む可能性が高い。
そこで、オーバーラップモードにおいては、重複箇所を視覚的に識別可能な方法で表示することで、読む人間が混乱することを抑制する構成を採用する。以下、重複箇所の表示例について図14〜図17を用いて説明する。
図14は、重複して表示される文字列CH1の文字色を他の文字列とは異なる文字色に変更して表示する例を示している。このような表示を行うことで、重複箇所が視覚的に識別可能となり、同じ文章を2度読む可能性を低減できる。
図15は、重複して表示される文字列CH1の文字の太さを他の文字列よりも太くして表示する例を示している。このような表示を行うことで、重複箇所が視覚的に識別可能となり、同じ文章を2度読む可能性を低減できる。なお、文字の太さを変更する以外に、フォントを変更する構成としても良い。
図16は、重複して表示される文字列CH1に網掛け処理を施して表示する例を示している。すなわち、文字列CH1上を覆うように網掛け領域MSを設けることで重複箇所が視覚的に識別可能となり、同じ文章を2度読む可能性を低減できる。
図17は、重複して表示される文字列CH1に下線ULを施して表示する例を示している。このような表示を行うことで、重複箇所が視覚的に識別可能となり、同じ文章を2度読む可能性を低減できる。なお、下線の変わりにアッパーラインを施しても良い。
なお、重複箇所を視覚的に表示できるのであれば、上述した方法以外の方法であっても良いことは言うまでもない。
また、重複箇所を視覚的に識別可能に表示するのは、図7を用いて説明した制御部130における画像処理で実現されるが、当該処理は周知の技術により実現可能であるので、説明は省略する。
<付記>
(1)前記制御部は、前記複数の表示部を1つの表示部として使用する際に、前記境界領域上にかかる画像データは表示しないマルチディスプレイ表示機能と、前記境界領域に
隣接する領域の画像データを削除して、前記境界領域を間に挟んで隣り合う前記1組の表示部において画像が間延びして表示されるのを抑制するタイルドディスプレイ表示機能と、をさらに有し、前記オーバーラップ表示機能、前記マルチディスプレイ表示機能および前記タイルドディスプレイ表示機能を選択的に切り替える表示方式選択手段を備えている。
(2)前記表示方式選択手段が、切り替えスイッチにより実現される。
(3)前記表示方式選択手段が、前記複数の表示部の何れかに表示された表示方式選択画面により実現される。
(4)前記制御部は、前記複数のアプリケーションのうち、前記オーバーラップ表示機能、前記マルチディスプレイ表示機能および前記タイルドディスプレイ表示機能の何れを使用するかの対応付けがなされたアプリケーションが選択された場合には、それに対応付けられた何れかの表示機能を自動的に選択する。
11 第1表示部
12 第2表示部
130 制御部
BR 境界領域

Claims (6)

  1. 複数の表示部と、
    前記表示部の表示を制御する制御部と、を備え、
    前記複数の表示部を同一平面を構成するように配列して、前記複数の表示部を1つの表示画面として使用することが可能な電子機器であって、
    前記制御部は、
    前記複数の表示部を1つの表示画面として使用する際に、画像を表示できない境界領域を間に挟んで隣り合う1組の表示部において、前記境界領域上にかかる画像データについて、所定の画素数で幅が規定される領域分の画像データを、前記1組の表示部の一方の表示部に重複して表示するオーバーラップ表示機能を有することを特徴とする、電子機器。
  2. 前記所定の画素数は、
    少なくとも、前記境界領域の幅に相当する画素数である、請求項1記載の電子機器。
  3. 前記所定の画素数は、
    前記境界領域上にかかる画像データが文字データである場合は、当該文字データの1文字の表示サイズに相当する画素数である、請求項1記載の電子機器。
  4. 前記所定の画素数は、任意の値に設定可能である、請求項1記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、
    前記オーバーラップ表示機能を実行する際に、前記所定の画素数で幅が規定される領域分の画像データが文字データである場合は、該文字データで重複して表示される文字を、他の文字とは視覚的に識別可能な方法で表示する、請求項1記載の電子機器。
  6. 前記視覚的に識別可能な方法は、
    前記文字データで重複して表示される前記文字を、前記他の文字とは異なる文字色若しくは異なる太さで表示する方法、前記文字データで重複して表示される前記文字上を網掛けして表示する方法、および前記文字データで重複して表示される前記文字に下線またはアッパーラインを施して表示する方法の何れかである、請求項5記載の電子機器。
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