JP2015144368A - 通信システム、通信装置および故障装置検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤発光の通信装置を迅速に特定して分離する。【解決手段】複数の加入者側装置と、複数の加入者側装置を収容する運用系の通信部および予備系の通信部を備える通信装置と、光スイッチとを有する通信システムであって、通信装置は、運用系の通信部が収容する複数の加入者側装置の回線障害を検出した場合、複数の加入者側装置の一部を予備系の通信部に切り替えて、運用系の通信部または予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認することにより、複数の加入者側装置の中から誤発光に陥った加入者側装置を特定する。【選択図】図1
Description
本発明は、通信システム、通信装置および故障装置検出方法に関する。
近年、1本の光ファイバーを複数の加入者側装置で共有するPON(Passive Optical Network)システムが広く普及している。PONシステムは、局側装置としてOLT(Optical Line Terminal)が配置され、加入者側装置として複数のONU(Optical Network Unit)が配置される。そして、ONUからOLTへの上り回線では、複数のONUから送信されるフレームが衝突しないように、OLTが各ONUの送信タイミングを制御している。
一方、故障などにより、ONUのレーザーダイオードが発光したままの状態になることがある(以降、誤発光と称する)。PONシステムは、OLTの制御により、複数のONUが送信する光信号を時分割多重しているので、1台のONUが誤発光の状態になると、他のONUの光信号と重なるため、全てのONUが正常な送信を行うことができなくなる。そこで、発光を停止させる制御フレームを用いる方法により、誤発光のONUを特定する技術が検討されている(例えば特許文献1参照)。
ところが、ONU自体が故障している場合、制御フレームを受信することが難しいため、保守者は、誤発光のONUを特定することが困難である。また、誤発光のONUを特定できたとしても、保守者は、現場に出向き、誤発光のONUを切り離すなどの対応を行うことが求められる。特に、ONUは、加入者宅にあるため、交換作業をすぐに行うことが難しく、同じOLTに収容されている他のONUは、長時間、通信することが困難な状態になる。
本件開示の通信システム、通信装置および故障装置検出方法は、誤発光の通信装置を特定して分離する技術を提供することを目的とする。
一つの観点によれば、複数の加入者側装置と、複数の加入者側装置を収容する運用系の通信部および予備系の通信部を備える通信装置と、光スイッチとを有する通信システムであって、通信装置は、運用系の通信部が収容する複数の加入者側装置の回線障害を検出した場合、複数の加入者側装置の一部を予備系の通信部に切り替えて、運用系の通信部または予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認することにより、複数の加入者側装置の中から誤発光に陥った加入者側装置を特定することを特徴とする。
一つの観点によれば、複数の加入者側装置を光スイッチを収容する運用系の通信部および予備系の通信部を備える通信装置であって、運用系の通信部が収容する複数の加入者側装置の回線障害を検出する警報収集部と、複数の加入者側装置の一部を予備系の通信部に切り替える切替部と、運用系の通信部または予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認することにより、複数の加入者側装置の中から誤発光に陥った加入者側装置を特定する制御部とを有することを特徴とする。
一つの観点によれば、複数の加入者側装置と、複数の加入者側装置を収容する運用系の通信部および予備系の通信部を備える通信装置と、光スイッチとを有する通信システムにおける加入者側装置の故障装置検出方法であって、通信装置は、運用系の通信部が収容する複数の加入者側装置の回線障害を検出した場合、複数の加入者側装置の一部を予備系の通信部に切り替えて、運用系の通信部または予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認することにより、複数の加入者側装置の中から誤発光に陥った加入者側装置を特定することを特徴とする。
本件開示の通信システム、通信装置および故障装置検出方法は、誤発光の通信装置を特定して分離することができる。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。
[PONシステム100]
図1は、PONシステム100の一例を示す。図1において、PONシステム100は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)と、ONU101(2-1)からONU101(2-128)と、ONU101((n-1)-1)からONU101((n-1)-128)とを有する。尚、nは正の整数である。さらに、PONシステム100は、集線OLT装置102と、光スイッチユニット103とを有する。また、集線OLT装置102は、PON−IF(PONーInterface)151(1)、PON−IF151(2) 、PON−IF151(n-1)およびPON−IF151(n)と、SW(SWitch)盤152と、CPU(Central Processing Unit)盤153とを有する。
図1は、PONシステム100の一例を示す。図1において、PONシステム100は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)と、ONU101(2-1)からONU101(2-128)と、ONU101((n-1)-1)からONU101((n-1)-128)とを有する。尚、nは正の整数である。さらに、PONシステム100は、集線OLT装置102と、光スイッチユニット103とを有する。また、集線OLT装置102は、PON−IF(PONーInterface)151(1)、PON−IF151(2) 、PON−IF151(n-1)およびPON−IF151(n)と、SW(SWitch)盤152と、CPU(Central Processing Unit)盤153とを有する。
ここで、PON−IF151(1)、PON−IF151(2)、PON−IF151(n-1)およびPON−IF151(n)に共通の内容を説明する場合は、符号末尾の(1),(2),(n-1)および(n)を省略してPON−IF151と表記する。また、ONU101(1-1)からONU101(1-128)、ONU101(2-1)からONU101(2-128)およびONU101((n-1)-1)からONU101((n-1)-128)に共通の内容を説明する場合は、符号末尾の(第1数字−第2数字)を省略してONU101と表記する。ここで、第1数字は、収容されるPON−IF151の番号を示し、例えばONU101(1- )は、PON−IF151(1)に収容される。また、第2数字は、収容されるPON−IF151内のONUの番号を示す。例えば、ONU101(1-1)は、PON−IF151(1)に収容される1台目のONUを示し、ONU101(2-128)は、PON−IF151(2)に収容される128台目のONUを示す。
図1において、集線OLT装置102は、複数のPON−IF151を集約して、上位網に接続するための装置である。図1の例では、集線OLT装置102は、PON−IF151(1)からPON−IF151(n)までのn個のPON−IF151をSW盤152で集約して、上位網に接続する。
ここで、PON−IF151は、運用系のPON−IF151と、予備系のPON−IF151とを有する。例えば、図1に示した集線OLT装置102は、PON−IF151(1)からPON−IF151(n-1)までの(n−1)台の運用系のPON−IF151と、PON−IF151(n)の1台の予備系のPON−IF151とを有する。そして、運用系のPON−IF151(1)からPON−IF151(n-1)のいずれかが故障した場合やメンテナンスを行う場合、予備系のPON−IF151(n)は、一時的に、運用系のPON−IF151の代わりに動作する。
光スイッチユニット103は、集線OLT装置102の各PON−IF151と、複数のONU101との接続を自由に変えることができるM対N(M,Nは、正の整数)の光スイッチを有する。尚、光スイッチユニット103は、後述する集線OLT装置102のCPU盤153により制御される。
[集線OLT装置102]
集線OLT装置102のPON−IF151(1)、PON−IF151(2)、PON−IF151(n-1)およびPON−IF151(n)は、それぞれパッケージ化され、複数のONU101を収容可能な単独のOLTとして機能する。例えば、PON−IF151(1)は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)までの128台のONU101を収容し、PON−IF151(2)は、ONU101(2-1)からONU101(2-128)までの128台のONU101を収容する。同様に、PON−IF151(n-1)は、ONU101((n-1)-1)からONU101((n-1)-128)までの128台のONU101を収容する。
集線OLT装置102のPON−IF151(1)、PON−IF151(2)、PON−IF151(n-1)およびPON−IF151(n)は、それぞれパッケージ化され、複数のONU101を収容可能な単独のOLTとして機能する。例えば、PON−IF151(1)は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)までの128台のONU101を収容し、PON−IF151(2)は、ONU101(2-1)からONU101(2-128)までの128台のONU101を収容する。同様に、PON−IF151(n-1)は、ONU101((n-1)-1)からONU101((n-1)-128)までの128台のONU101を収容する。
PON−IF151(1)は、OLT201(1)と、SW(SWitch)202(1)とを有する。OLT201(1)は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)までの128台のONU101との通信を制御し、例えば、各ONU101がOLT201(1)に光信号を送信するタイミングなどを指示する。SW202(1)は、QoS(Quality of Service)制御(優先処理や帯域保証など)、VLAN(Virtual Local Area Network)制御(VLANタグの制御など)、方路決定制御などを行う。同様に、運用系のPON−IF151(2) は、OLT201(2)と、SW202(2)とを有し、運用系のPON−IF151(n-1) は、OLT201(n-1)と、SW202(n-1)とを有する。ここで、OLT201(2)およびOLT201(n-1)は、OLT201(1)と同様に動作し、SW202(2)およびSW202(n-1)は、SW202(1)と同様に動作する。尚、予備系のPON−IF151(n) は、OLT201(n)と、SW202(n)とを有する。但し、OLT201(n)は、運用系のOLT201(1)からOLT201(n-1)のいずれかから切り替えられた場合に、OLT201(1)からOLT201(n-1)の代わりに動作する。また、SW202(n)は、運用系のSW202(1)からSW202(n-1)のいずれかから切り替えられた場合に、SW202(1)からSW202(n-1)の代わりに動作する。
ここで、OLT201(1)、OLT201(2)、OLT201(n-1)およびOLT201(n)に共通の内容を説明する場合は、符号末尾の(1),(2),(n-1)および(n)を省略してOLT201と表記する。同様に、SW202(1)、SW202(2)、SW202(n-1)およびSW202(n) に共通の内容を説明する場合は、符号末尾の(1),(2),(n-1)および(n)を省略してSW202と表記する。
SW盤152は、PON−IF151(1)のSW202(1)からPON−IF151(n)のSW202(n)までのn個のSW202を集約して、上位網との間で送受信するパケットの方路を決定し、PON−IF151と上位網との間で通信を行う。
CPU盤153は、PON−IF151(1)からPON−IF151(n)までのn個のPON−IF151の状態を監視したり、PON−IF151の動作を制御する。また、CPU盤153は、光スイッチユニット103を制御して、複数のONU101と複数のPON−IF151との接続を切り替える。
ここで、CPU盤153は、警報収集部301と、制御部302と、記憶部303と、切替部304とを有する。
警報収集部301は、PON−IF151が検出する回線障害警報を取得し、後述する制御部302に出力する。回線障害警報は、例えば、ONU101とOLT201との間のリンクが切断されたことを示す「リンク断」などの警報である。特に、本実施形態では、警報収集部301は、例えばONU101(1-1)からONU101(1-128)までの全てのONU101のリンクが切断された場合、「全リンク断」の警報を後述する制御部302に出力する。
制御部302は、CPU(Central Processing Unit)を有し、予め記憶されたプログラムに従って、集線OLT装置102全体の動作を制御する。例えば、制御部302は、運用系のPON−IF151の故障時やメンテナンス時に、運用系のPON−IF151から予備系のPON−IF151に切り替える。そして、制御部302は、PON−IF151を運用系から予備系へ切り替える時、運用系のPON−IF151が出力するタイミングに応じて、後述する切替部304を制御して光スイッチユニット103の切り替えを行う。ここで、運用系のPON−IF151が出力するタイミングは、例えば、OLT201がONU101に指定する送信タイミングである。これにより、制御部302は、ONU101とOLT201とが通信中の期間を知ることができ、通信中の期間を避けて光スイッチユニット103を切り替えることができる。例えば、ONU101(1-1)をOLT201(1)からOLT201(n)に切り替える場合、OLT201(1)は、制御部302にONU101(1-1)がフレームを送信するタイミングを通知する。そして、制御部302は、OLT201(1)から通知される送信タイミングと重ならないように光スイッチユニット103を制御し、ONU101(1-1)をOLT201(1)からOLT201(n)に切り替える。このようにして、制御部302は、ONU101とOLT201との間の通信が切断されないように、ONU101を予備系のOLT201(n)に切り替えることができる。
記憶部303は、運用系の各PON−IF151の設定情報を保持する。設定情報は、例えば、各ONU101の識別情報やリンクID(IDentification)などの情報である。
切替部304は、制御部302の指令に応じて、光スイッチユニット103の切り替えを行う。例えば、切替部304は、制御部302からONU101(1-1)をOLT201(1)からOLT201(n)に切り替える指令を受けた場合、光スイッチユニット103の中のM対Nの光スイッチをオンオフするクロスポイントを特定する。そして、切替部304は、オンするクロスポイントの光スイッチをオンに切り替え、オフするクロスポイントの光スイッチをオフに切り替える。尚、光スイッチユニット103をオンオフする制御は、後述する図2および図4で詳しく説明する。
このようにして、集線OLT装置102は、運用系のPON−IF151の故障時やメンテナンス時に、運用系のPON−IF151から予備系のPON−IF151への切り替えを行う。
図2は、光スイッチユニット103をオンオフする制御の一例を示す。尚、図2において、図1と同符号のブロックは、図1と同一又は同様の機能を有する。図2において、光スイッチユニット103内の各線は、光信号が流れる光路を示し、各光路のクロスポイントが黒丸印の場合はオン(交差する光路に光信号が流れる)、クロスポイントが白丸印の場合はオフ(交差する光路に光信号が流れない)をそれぞれ示す。図2の例では、OLT201(1)の線B1は、線A1に接続されている。そして、線A1には、ONU101(1-1)の線C1と、ONU101(1-2)の線C2と、ONU101(1-3)の線C3と、ONU101(1-128)の線C128とが接続されている。これにより、ONU101(1-1)からONU101(1-128)までの128個のONU101は、OLT201(1)との間で光信号を送受信できる。尚、図示していないONU101(1-4)からONU101(1-127)は、ONU101(1-1)と同様に、線A1に接続されている。
同様に、OLT201(2)の線B2は、線A2に接続されている。そして、線A2には、ONU101(2-1)の線D1と、ONU101(2-2)の線D2と、ONU101(2-3)の線D3と、ONU101(2-128)の線D128とが接続されている。これにより、ONU101(2-1)からONU101(2-128)までの128個のONU101は、OLT201(2) との間で光信号を送受信できる。尚、図示していないONU101(2-4)からONU101(2-127)は、ONU101(2-1)と同様に、線A2に接続されている。また、図2では省略してあるが、図1に示したONU101((n-1)-1)からONU101((n-1)-128)についても、光スイッチユニット103を介してOLT201(n-1)との間で光信号を送受信する。
ここで、予備系のPON−IF151(n)のOLT201(n)は、線B3に接続されているが、線B3は、線A1から線A4までのいずれにも接続されておらず、OLT201(n)は、待機している状態にある。
一般に、OLT201は、複数のONU101がデータを送信するタイミング(送信開始時刻、送信時間など)を指定して、複数のONU101が送信するデータが重複しないように制御する。そして、ONU101は、OLT201から指定された送信タイミングでレーザーダイオードを発光させ、OLT201にデータを送信する。ところが、一部のONU101が誤発光の状態に陥った場合、他の正常なONU101のレーザーダイオードの発光と重なるため、正常なONU101の送信データが誤ってしまうという問題が生じる。
図3は、誤発光が発生した時の問題点を示す。尚、図3において、横軸は時間tである。図3(a)は、図2に示したONU101(1-1)からONU101(1-128)までのONU101のうち、ONU101(1-1)、ONU101(1-2)およびONU101(1-3)の3つのONU101が送信するデータのタイミング例を示している。図3(a)において、ONU101(1-1)は、タイミングT1でレーザーダイオードの発光を開始し、タイミングT2でレーザーダイオードの発光を終了する。つまり、ONU101(1-1)は、タイミングT1からタイミングT2までの期間、レーザーダイオードを発光してデータを送信する。次に、ONU101(1-2)は、タイミングT3でレーザーダイオードの発光を開始し、タイミングT4でレーザーダイオードの発光を終了する。つまり、ONU101(1-2)は、タイミングT3からタイミングT4までの期間、レーザーダイオードを発光してデータを送信する。同様に、ONU101(1-3)は、タイミングT5からタイミングT6までの期間レーザーダイオードを発光してデータを送信する。
一方、図3(b)は、図3(a)と同様に、ONU101(1-1)、ONU101(1-2)およびONU101(1-3)がデータをOLT201(1)に送信するタイミングを示しているが、ONU101(1-2)が故障して誤発光の状態になる例を示している。図3(b)において、ONU101(1-1)は、タイミングT1からタイミングT2までの期間、レーザーダイオードを発光してOLT201(1)にデータを送信している。次に、ONU101(1-2)は、タイミングT3でOLT201(1)へのデータの送信を開始するが、データの送信を終了するタイミングT4を過ぎてもレーザーダイオードの発光を終了せず、誤発光の状態に陥る。このため、ONU101(1-3)は、タイミングT5からタイミングT6までの期間レーザーダイオードを発光してOLT201(1)にデータを送信するが、ONU101(1-2)の誤発光と衝突するため、OLT201(1)にデータを正常に送信することが困難である。尚、図3(b)では、ONU101(1-3)がOLT201(1)に正常にデータを送信することが困難な例を示したが、タイミングT6以降に送信タイミングが回ってくる他のONU101についてもOLT201(1)にデータを正常に送信することが困難である。例えば、同じOLT201(1)に収容されるONU101(1-4)からONU101(1-128)およびONU101(1-1)は、OLT201(1)に正常にデータを送信することが難しい。
このように、ONU101が誤発光に陥ったONU101(1-2)を含むOLT201(1)に収容される全てのONU101がOLT201(1)に正常にデータを送信できなくなり、OLT201(1)とONU101との間のリンクが切断され、回線障害が発生する。そして、図1に示したCPU盤153の制御部302は、PON−IF151(1)から回線障害警報を受信して、OLT201(1)に収容される全てのONU101のリンク断を検出する。このようにして、制御部302は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)までのいずれかのONU101が誤発光に陥っていることを認識する。ところが、制御部302は、どのONU101が誤発光に陥っているのかを特定していないので、保守者は、誤発光のONU101を切り離すことが難しく、迅速にOLT201(1)の通信を復旧することが困難である。
そこで、本実施形態に係るPONシステム100は、光スイッチユニット103により、OLT201(1)に収容されているONU101(1-1)からONU101(1-128)までの128台のONU101の一部を予備系のOLT201(n)に切り替える処理を行う。尚、ここでは、制御部302が128台のONU101を1台ずつ予備系のOLT201(n)に切り替える処理を行う場合について説明する。例えば、制御部302は、先ず、ONU101(1-1)をOLT201(n)に切り替えて、OLT201(1)の通信が復旧するか否かを確認する。そして、制御部302は、OLT201(1)の通信が復旧した場合、ONU101(1-2)からONU101(1-128)は正常であり、誤発光のONU101はONU101(1-1)であると特定できる。尚、制御部302は、ONU101(1-1)をOLT201(n)に切り替えても通信が復旧しない場合、次のONU101(1-2)をOLT201(n)に切り替えて通信が復旧するか否かを確認する。このようにして、制御部302は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)まで、通信が普及するまで同様の処理を繰り返して、誤発光に陥ったONU101を特定する。
図4は、運用系のOLT201(1)から予備系のOLT201(n)に切り替える時の一例を示す。尚、図4において、図2と同様に、クロスポイントが黒丸印の場合はオン、白丸印の場合はオフをそれぞれ示している。
図4(a)において、ONU101(1-1)の線C1は、線A2に接続され、運用系のOLT201(1)が接続されている線A1には接続されていない。一方、予備系のOLT201(n)の線B3は、線A2に接続されているので、線A2を介してONU101(1-1)の線C1に接続される。これにより、ONU101(1-1)は、予備系のOLT201(n)に収容され、OLT201(n)との間で通信を行うことができる。尚、図4(a)の状態では、ONU101(1-1)がOLT201(n)に収容され、ONU101(1-2)からONU101(1-128)までの127台のONU101は、OLT201(1)に収容されたままの状態にある。この状態で、ONU101(1-2)からONU101(1-128)までのONU101のリンクが復旧した場合、制御部302は、ONU101(1-1)が誤発光のONU101であると判断する。
次に、図4(b)において、ONU101(1-2)の線C2は、線A2に接続され、運用系のOLT201(1)が接続されている線A1には接続されていない。そして、ONU101(1-2)は、線A2を介して予備系のOLT201(n)の線B3に接続され、予備系のOLT201(n)に収容される。これにより、ONU101(1-2)は、OLT201(n)との間で通信を行うことができる。尚、図4(b)の状態では、ONU101(1-1)およびONU101(1-2)がOLT201(n)に収容され、ONU101(1-3)からONU101(1-128)までの126台のONU101は、OLT201(1)に収容されたままの状態にある。この状態で、ONU101(1-3)からONU101(1-128)までのONU101のリンクが復旧した場合、制御部302は、直前に予備系のOLT201に切り替えたONU101(1-2)が誤発光のONU101であると判断する。
さらに、図4(c)において、ONU101(1-3)の線C3は、線A2に接続され、運用系のOLT201(1)が接続されている線A1には接続されていない。そして、ONU101(1-3)は、線A2を介して予備系のOLT201(n)の線B3に接続され、予備系のOLT201(n)に収容される。これにより、ONU101(1-3)は、OLT201(n)との間で通信を行うことができる。尚、図4(c)の状態では、ONU101(1-1),ONU101(1-2)およびONU101(1-3)がOLT201(n)に収容され、ONU101(1-4)からONU101(1-128)までの125台のONU101は、OLT201(1)に収容されたままの状態にある。この状態で、ONU101(1-4)からONU101(1-128)までのONU101のリンクが復旧した場合、制御部302は、直前に予備系のOLT201に切り替えたONU101(1-3)が誤発光のONU101であると判断する。そして、制御部302は、図4(d)に示すように、誤発光のONU101(1-3)の線C3と線A2との接続をオフにして、誤発光のONU101(1-3)を切り離す。これにより、ONU101(1-1)およびONU101(1-2)は、予備系のOLT201(n)を介して通信することができ、ONU101(1-4)からONU101(1-128)は、運用系のOLT201(1)を介して通信することができる。この後、制御部302は、予備系のOLT201(n)に接続されているONU101(1-1)およびONU101(1-2)を運用系のOLT201(1)に切り戻し、OLT201(n)は、再び、待機状態に戻る。
このようにして、制御部302は、運用系のOLT201(1)から予備系のOLT201(n)にONU101を1台ずつ順番に切り替えて、誤発光のONU101を特定し、切り離すことができる。
図5は、誤発光のONU101を特定する処理例を示す。尚、図5に示した処理は、PON−IF151およびCPU盤153により実行される。
ステップS101において、PON−IF151は、OLT201の状態を監視する。
ステップS102において、PON−IF151は、ステップS101で取得したPON−IF151の状態を判別する。例えば、PON−IF151は、OLT201に回線障害がある場合、ステップS103の処理に進み、OLT201に回線障害がない場合、ステップS101の処理に戻る。
ステップS103において、PON−IF151は、全ONU101のリンクが切断されているか否かを判別する。そして、制御部302は、全ONU101がリンク断の状態になっている場合、ステップS105の処理に進み、全ONU101がリンク断の状態になっていない場合、ステップS104の処理に進む。
ステップS104において、PON−IF151は、OLT201が正常であると判断して、予備系のPON−IF151への切り替えを実施しない。この理由は、例えば、ユーザーがONU101の電源を切った場合、当該ONU101のリンクが切断されるが、他のONU101のリンクは切断されないからである。このような場合、PON−IF151は、OLT201が正常であると判断する。
ステップS105において、PON−IF151は、全ONU101のリンクが切断されたことを示す回線障害警報をCPU盤153の制御部302に通知する。
ステップS106において、制御部302は、運用系のPON−IF151から予備系のPON−IF151へ設定情報を移行する。ここで、設定情報は、例えばVLAN設定やQoS設定などの情報である。
ステップS107において、制御部302は、図4で説明したように、運用系のPON−IF151のOLT201に収容されている複数のONU101を1台ずつ予備系のPON−IF151のOLT201に切り替える。
ステップS108において、制御部302は、運用系のPON−IF151のOLT201のリンク断が復旧したか否かを判別する。そして、制御部302は、運用系のOLT201のリンク断が復旧した場合、ステップS109の処理に進み、リンク断が復旧しない場合、ステップS107の処理に戻る。
ステップS109において、制御部302は、図4で説明したように、回線障害の原因となっている誤発光のONU101を特定する。
ステップS110において、制御部302は、光スイッチユニット103を制御して、ステップS109で特定した誤発光のONU101を切り離す。例えば図4(c)において、ONU101(1-3)が誤発光のONU101であると分かった場合、制御部302は、図4(d)に示したように、ONU101(1-3)の線C3と線A2との接続をオフにする。これにより、ONU101(1-3)は、どの線にも接続されていない状態になり、いずれのOLT201からも切り離される。
ステップS111において、制御部302は、予備系のOLT201に切り替えたONU101を元の運用系のOLT201に切り戻す。例えば図4(d)において、制御部302は、ONU101(1-3)を切り離した後、予備系のOLT201に切り替えられているONU101(1-1)およびONU101(1-2)を元の運用系のOLT201に切り戻す。ここで、予備系のOLT201から運用系のOLT201への切り戻す処理は、ステップS107で行った光スイッチユニット103の切り替え処理を逆に行う処理である。例えば図4(d)において、ONU101(1-1)の線C1およびONU101(1-2)の線C2と線A2との接続を切り離し、線A1に接続する。
このようにして、本実施形態に係るPONシステム100は、誤発光のONU101を特定して切り離し、正常なONU101による通信を迅速に復旧することができる。
[応用例1]
先の実施形態では、集線OLT装置102は、運用系のOLT201に収容される複数のONU101を予備系のOLT201に1台ずつ切り替える毎に運用系のOLT201に接続されている残りのONU101のリンクが復旧するか否かを確認した。そして、集線OLT装置102は、切り替え後にリンクが復旧した場合に、直前に切り替えたONU101が誤発光のONU101であると特定した。
[応用例1]
先の実施形態では、集線OLT装置102は、運用系のOLT201に収容される複数のONU101を予備系のOLT201に1台ずつ切り替える毎に運用系のOLT201に接続されている残りのONU101のリンクが復旧するか否かを確認した。そして、集線OLT装置102は、切り替え後にリンクが復旧した場合に、直前に切り替えたONU101が誤発光のONU101であると特定した。
先の実施形態に対して、本応用例1の場合、集線OLT装置102は、複数のONU101のうち、予め決められた台数または予め決められた割合のONU101を運用系のOLT201から予備系のOLT201に切り替える。これにより、本応用例に係るPONシステム100は、先の実施形態よりも速く誤発光のONU101を特定することができる。
例えば、予め決められた台数のONU101を切り替える場合、制御部302は、運用系のOLT201に接続されている複数台のONU101の中から所定台数(2台ずつや3台ずつなど)のONU101を一度に予備系のOLT201に切り替える。そして、切り替え後に運用系のOLT201のリンクが復旧した場合、制御部302は、予備系のOLT201に切り替えた所定台数のONU101の中に誤発光のONU101が含まれていると判断する。さらに、制御部302は、予備系のOLT201に切り替えた所定台数のONU101を1台ずつ運用系のOLT201に切り戻す。そして、再び、運用系のOLT201のリンクが切断された場合、或いは、予備系のOLT201のリンクが復旧した場合、制御部302は、直前に切り戻したONU101が誤発光のONU101であると判断する。ここで、所定台数が2台の場合、制御部302は、128台のONU101の中から誤発光のONU101を特定するために、最大で64回の切り替えを行えばよい。尚、最大で64回となるのは、1番目から順番に処理するとして、127番目または128番目のONU101が誤発光のONU101である場合に該当する。この場合、制御部302は、2台ずつ63回の切り替えを行えば、127番目または128番目のONU101が誤発光のONU101であることが分かる。そして、制御部302は、127番目のONU101または128番目のONU101のいずれかを切り替えることで、誤発光のONU101を特定できる。これに対して、先の実施形態の場合、制御部302は、1台ずつ切り替えるので、誤発光のONU101を特定するまでに最大で127回の切り替えを行うことになる。
一方、予め決められた割合のONU101を切り替える場合、制御部302は、運用系のOLT201に接続されている複数台のONU101の中から所定割合の台数(50%の台数など)のONU101を一度に予備系のOLT201に切り替える。そして、切り替え後に運用系のOLT201のリンクが復旧した場合、制御部302は、予備系のOLT201に切り替えた所定割合の台数のONU101の中に誤発光のONU101が含まれていると判断する。或いは、切り替え後に運用系のOLT201のリンクが復旧しない場合、制御部302は、運用系のOLT201に残っているONU101の中に誤発光のONU101が含まれていると判断する。
ここでは、予備系のOLT201に切り替えた所定割合の台数のONU101の中に誤発光のONU101が含まれている場合について説明する。制御部302は、予備系のOLT201に切り替えた所定割合の台数のONU101に対して所定割合の台数(50%の台数など)のONU101を運用系のOLT201に切り戻す。そして、再び、運用系のOLT201のリンクが切断された場合、或いは、予備系のOLT201のリンクが復旧した場合、制御部302は、直前に切り戻したONU101の中に誤発光のONU101があると判断する。
このように、制御部302は、誤発光のONU101が含まれている複数のONU101に対して、所定割合のONU101を予備系または運用系のOLT201に切り替える処理を繰り返して誤発光のONU101を特定する。
ここで、所定割合が50%の場合、制御部302は、図1に示した128台のONU101の中から誤発光のONU101を特定するために、最大で7回の切り替えを行えばよい。尚、最大で7回となる理由は、1回切り替える毎に半分の台数のONU101に絞り込むことができるからである。例えば128台のONU101の場合、制御部302は、1回目の切り替えで64台に絞り込み、2回目の切り替えで32台に絞り込むことができる。さらに、制御部302は、3回目で16台、4回目で8台、5回目で4台、6回目で2台、7回目で1台のように、誤発光のONU101を特定することができる。
尚、50%の割合のONU101を切り替える場合、制御部302は、OLT201に収容されているONU101の台数に応じて、1番目から64番目までと、65番目から128番目までとに分けてもよいし、奇数番目と偶数番目とにわけてもよい。奇数番目と偶数番目とのONU101に分ける場合、収容台数に依存しないので、処理を共通化できる利点がある。ここで、奇数番目および偶数番目は、必ずしもONU101の番号ではなく、同じOLT201に収容されているONU101の順番である。例えば図1の場合、OLT201(1)に収容されているONU101(1-1)、ONU101(1-3)が奇数番目のONU101であるが、ONU101(1-1)、ONU101(1-3)が予備系のOLT201(n)に収容された場合、ONU101(1-3)が偶数番目のONU101となる。
図6は、奇数番目のONU101を切り替える一例を示す。図6において、奇数番目のONU101は、ONU101(1-1)からONU101(1-128)までの128台のONU101のうち、ONU101(1-1)、ONU101(1-3)、・・・・、ONU101(1-127)の64台(50%の割合の台数)である。そして、偶数番目のONU101 (1-2)、ONU101(1-4)、・・・・、ONU101(1-128)は、線A1に接続され、線B1を介して運用系のOLT201(1)に収容される。一方、奇数番目のONU101 (1-1)、ONU101(1-3)、・・・・、ONU101(1-127)は、線A2に接続され、線B3を介して予備系のOLT201(n)に収容される。ここで、運用系のOLT201(1)のリンクが復旧した場合、誤発光のONU101は、予備系のOLT201(n)に収容されている奇数番目のONU101のいずれかである。逆に、運用系のOLT201(1)のリンクが復旧しない場合、誤発光のONU101は、運用系のOLT201(1)に収容されている偶数番目のONU101のいずれかである。
次に、CPU盤153は、誤発光のONU101が含まれている方のOLT201に収容されているONU101の中から誤発光のONU101を特定する処理を行う。例えば、運用系のOLT201(1)のリンクが復旧しない場合、CPU盤153は、運用系のOLT201(1)に収容されている残りのONU101を1台ずつ予備系のOLT201(n)に切り替えて運用系のOLT201(1)のリンクが復旧するか否かを確認する処理を行う。例えば、CPU盤153の制御部302は、図5のステップS107およびステップS108の処理と同様の処理を行い、誤発光のONU101を特定する。
或いは、CPU盤153は、運用系または予備系のOLT201のうちリンクが復旧しない方のOLT201に収容されている残りのONU101の何台かをリンクが復旧した方のOLT201に切り替えて、リンクの復旧を確認する処理を行う。以降、同様に、CPU盤153は、リンクが復旧しなかった方のOLT201に収容されている残りのONU101の中から誤発光のONU101を特定する処理を繰り返し行う。
このようにして、本応用例1に係るPONシステム100は、先の実施形態のように1台ずつ切り替える場合に比べて、迅速に誤発光のONU101を特定することができる。
[応用例2]
図7は、図1に示したPON−IF151が複数のOLT201を有する場合の一例を示す。尚、図7において、図1と同符号のブロックは、図1と同一又は同様の機能を有する。図7に示したPONシステム100が図1と異なる点は、PON−IF151が複数のOLT201を有することである。例えば、運用系のPON−IF151(1)は、OLT201(1)_1からOLT201(1)_mまでの複数のOLT201を有し、運用系のPON−IF151(2)は、OLT201(2)_1からOLT201(2)_mまでの複数のOLT201を有する。ここで、mは、2以上の整数である。同様に、予備系のPON−IF151(n)は、OLT201(n)_1からOLT201(n)_mまでの複数のOLT201を有する。そして、OLT201(1)_1は、ONU101(1-1)_1からONU101(1-128)_1までの128台のONU101を収容する。同様に、OLT201(1)_2からOLT201(1)_mまでのOLT201は、それぞれ128台のONU101を収容する。尚、運用系のPON−IF151(2)についてもm台のOLT201を有し、各OLT201は、それぞれ128台のONU101を収容する。
[応用例2]
図7は、図1に示したPON−IF151が複数のOLT201を有する場合の一例を示す。尚、図7において、図1と同符号のブロックは、図1と同一又は同様の機能を有する。図7に示したPONシステム100が図1と異なる点は、PON−IF151が複数のOLT201を有することである。例えば、運用系のPON−IF151(1)は、OLT201(1)_1からOLT201(1)_mまでの複数のOLT201を有し、運用系のPON−IF151(2)は、OLT201(2)_1からOLT201(2)_mまでの複数のOLT201を有する。ここで、mは、2以上の整数である。同様に、予備系のPON−IF151(n)は、OLT201(n)_1からOLT201(n)_mまでの複数のOLT201を有する。そして、OLT201(1)_1は、ONU101(1-1)_1からONU101(1-128)_1までの128台のONU101を収容する。同様に、OLT201(1)_2からOLT201(1)_mまでのOLT201は、それぞれ128台のONU101を収容する。尚、運用系のPON−IF151(2)についてもm台のOLT201を有し、各OLT201は、それぞれ128台のONU101を収容する。
予備系のPON−IF151(n)は、PON−IF151(1)と同様に、OLT201(n)_1からOLT201(n)_mまでのm台のOLT201を有するが、各OLT201は、ONU101を収容せず、待機状態になっている。そして、予備系のPON−IF151(n)は、運用系のPON−IF151の故障時またはメンテナンス時に、運用系のPON−IF151の代わりに動作する。
そして、CPU盤153の制御部302は、いずれかのPON−IF151が回線障害情報を出力している場合、図5のフローチャートで説明したように、誤発光のONU101を特定して切り離す処理を行う。例えば、図7において、ONU101(1-1)_mが誤発光の状態になると、OLT201(1)_mが回線障害情報を出力する。そして、OLT201(1)_mが回線障害情報を出力している場合、制御部302は、OLT201(1)_mに収容されているONU101(1-1)_mからONU101(1-128)_mまでのONU101のいずれかが誤発光に陥ったと判断する。さらに、制御部302は、ONU101(1-1)_mからONU101(1-128)_mまでのONU101を予備系のPON−IF151(n)のOLT201(n)_mに切り替える処理を行い、誤発光のONU101を特定する。尚、制御部302が運用系のOLT201(1)_mから予備系のOLT201(n)_mに切り替える時、先の実施形態で説明したように、1台ずつONU101を切り替えてもよいし、予め決められた複数台のONU101を切り替えてもよい。
このようにして、本応用例2に係るPONシステム100は、誤発光のONU101を特定し、切り離すことができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
100・・・PONシステム;101・・・ONU;102・・・集線OLT装置;103・・・光スイッチユニット;151・・・PON−IF;152・・・SW盤;153・・・CPU盤;201・・・OLT;202・・・SW;301・・・警報収集部;302・・・制御部;303・・・記憶部;304・・・切替部
Claims (9)
- 複数の加入者側装置と、前記複数の加入者側装置を収容する運用系の通信部および予備系の通信部を備える通信装置と、光スイッチとを有する通信システムであって、
前記通信装置は、前記運用系の通信部が収容する前記複数の加入者側装置の回線障害を検出した場合、前記複数の加入者側装置の一部を前記予備系の通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認することにより、前記複数の加入者側装置の中から誤発光に陥った前記加入者側装置を特定する
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記通信装置は、前記複数の加入者側装置を1台ずつ前記予備系の通信部に切り替える毎に、前記運用系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認する
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記通信装置は、前記複数の加入者側装置のうち予め決められた所定割合の前記加入者側装置を前記予備系の通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認し、
さらに、前記通信装置は、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部のうち回線障害が復旧しない系の前記通信部に接続されている前記加入者側装置に対して、予め決められた所定割合の前記加入者側装置を前記運用系の通信部または前記予備系の通信部のうち回線障害が生じていない系の前記通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認する処理を繰り返す
ことを特徴とする通信システム。 - 複数の加入者側装置を光スイッチを収容する運用系の通信部および予備系の通信部を備える通信装置であって、
前記運用系の通信部が収容する前記複数の加入者側装置の回線障害を検出する警報収集部と、
前記複数の加入者側装置の一部を前記予備系の通信部に切り替える切替部と、
前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認することにより、前記複数の加入者側装置の中から誤発光に陥った前記加入者側装置を特定する制御部と
を有することを特徴とする通信装置。 - 請求項4に記載の通信装置において、
前記制御部は、前記複数の加入者側装置を1台ずつ前記予備系の通信部に切り替える毎に、前記運用系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認する
ことを特徴とする通信装置。 - 請求項4に記載の通信装置において、
前記制御部は、前記複数の加入者側装置のうち予め決められた所定割合の前記加入者側装置を前記予備系の通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認し、
さらに、前記制御部は、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部のうち回線障害が復旧しない系の前記通信部に接続されている前記加入者側装置に対して、予め決められた所定割合の前記加入者側装置を前記運用系の通信部または前記予備系の通信部のうち回線障害が生じていない系の前記通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認する処理を繰り返す
ことを特徴とする通信装置。 - 複数の加入者側装置と、前記複数の加入者側装置を収容する運用系の通信部および予備系の通信部を備える通信装置と、光スイッチとを有する通信システムにおける前記加入者側装置の故障装置検出方法であって、
前記通信装置は、前記運用系の通信部が収容する前記複数の加入者側装置の回線障害を検出した場合、前記複数の加入者側装置の一部を前記予備系の通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認することにより、前記複数の加入者側装置の中から誤発光に陥った前記加入者側装置を特定する
ことを特徴とする故障装置検出方法。 - 請求項7に記載の故障装置検出方法において、
前記通信装置は、前記複数の加入者側装置を1台ずつ前記予備系の通信部に切り替える毎に、前記運用系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認する
ことを特徴とする故障装置検出方法。 - 請求項7に記載の故障装置検出方法において、
前記通信装置は、前記複数の加入者側装置のうち予め決められた所定割合の前記加入者側装置を前記予備系の通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認し、
さらに、前記通信装置は、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部のうち回線障害が復旧しない系の前記通信部に接続されている前記加入者側装置に対して、予め決められた所定割合の前記加入者側装置を前記運用系の通信部または前記予備系の通信部のうち回線障害が生じていない系の前記通信部に切り替えて、前記運用系の通信部または前記予備系の通信部の回線障害が復旧するか否かを確認する処理を繰り返す
ことを特徴とする故障装置検出方法。
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