JP2015141703A - 統合ユーザ識別子管理システム、ネットワーク端末、統合ユーザ識別子管理サーバ及びプログラム - Google Patents

統合ユーザ識別子管理システム、ネットワーク端末、統合ユーザ識別子管理サーバ及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる識別子の登録操作などを必要とすることなく、ユーザが使用する複数のネットワーク端末間で共通のユーザ識別子が付与されるようにする。【解決手段】ネットワーク端末は、問い合わせ情報を統合ユーザID管理サーバに送信し、統合ユーザID管理サーバからの問い合わせ情報に対する応答としての統合ユーザIDを記憶する。統合ユーザID管理サーバは、統合ユーザID情報のうち、受信された問い合わせ情報に格納されているのと同じユーザアカウントが対応付けられた共有統合ユーザID情報がある場合、受信された問い合わせ情報に格納される統合ユーザIDと共有統合ユーザID情報に格納される統合ユーザIDとを統合した統合ユーザIDを生成し、統合後の統合ユーザIDをネットワーク端末に送信する。【選択図】図6

Description

本発明は、統合ユーザ識別子管理システム、ネットワーク端末、統合ユーザ識別子管理サーバ及びプログラムに関する。
ネットワークに接続可能なネットワーク端末としての機器の多様化に伴い、1ユーザが複数の異なるネットワーク端末を利用することが一般的となってきている。具体的に、例えばユーザは、外出時にはスマートフォンやタブレット端末などをネットワークに接続して利用し、自宅ではパーソナルコンピュータなどをネットワークに接続して利用する。
このように1ユーザが複数のネットワーク端末を利用することが一般的になってきている状況では、複数のネットワーク端末の間で共通のユーザID(Identification:識別子)を利用できるようにすることが好ましい。共通のユーザIDが利用できるようになれば、例えばユーザが異なるネットワーク端末を利用して同じネットワーク上のサービスを利用した場合にも同じユーザとして認識される。これにより、サービスの充実、向上が図られ、ユーザにとってもネットワーク利用の利便性が高められる。
そこで、ネットワーク上の共通ID管理装置が、複数の端末IDに対して共通の共通IDを発行し、発行された共通IDと端末IDとの組み合わせを記憶するという技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成によって、ユーザが複数の端末を所有する場合であっても、各端末の端末IDが共通IDと対応付けられていることで、同一のユーザとして管理することが可能になる。
特開2007−208936号公報
しかし、特許文献1では、共通ID管理装置にユーザごとの端末IDを予め登録したうえで、ユーザに共通の端末IDに対して共通IDを発行する。つまり、共通IDは、事前にネットワーク端末の端末IDが登録されていなければ定めることができない。
このために、例えばユーザは、共通IDを発行してもらうためには、自己が所有するネットワーク機器の端末IDを共通ID管理装置に登録することになる。しかし、このような端末IDの登録の作業はユーザにとっては面倒であるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザによる識別子の登録操作などを必要とすることなく、ユーザが使用する複数のネットワーク端末間で共通のユーザ識別子が付与されるようにすることを目的とする。
本発明の一態様は、 ネットワーク端末と統合ユーザ識別子管理サーバとがネットワーク経由で接続される統合ユーザ識別子管理システムであって、前記ネットワーク端末は、統合ユーザ識別子を問い合わせるための情報であって、前記ネットワーク端末上で動作するアプリケーションが使用するユーザアカウントを格納する領域と統合ユーザ識別子記憶部に記憶される統合ユーザ識別子を格納する領域とを有する問い合わせ情報を前記統合ユーザ識別子管理サーバに送信する問い合わせ情報送信部と、前記統合ユーザ識別子管理サーバから前記問い合わせ情報に対する応答として送信された統合ユーザ識別子を前記統合ユーザ識別子記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子管理部とを備え、前記統合ユーザ識別子管理サーバは、統合ユーザ識別子を格納する領域と前記統合ユーザ識別子に対応付けられる1以上のユーザアカウントを格納する領域とを有する統合ユーザ識別子情報を記憶する統合ユーザ識別子情報記憶部において、受信された前記問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントが対応付けられている共有統合ユーザ識別子情報が記憶され、かつ、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とが異なる場合、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とを統合した統合ユーザ識別子を生成する統合ユーザ識別子生成部と、前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信する応答送信部とを備える統合ユーザ識別子管理システムである。
本発明の一態様は、上記の統合ユーザ識別子管理システムであって、前記統合ユーザ識別子管理サーバは、前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子に、受信された前記問い合わせ情報に格納されるユーザアカウントと、前記共有統合ユーザ識別子情報に格納されるユーザアカウントとを対応付けて生成した統合ユーザ識別子情報を前記統合ユーザ識別子情報記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子情報管理部をさらに備えてもよい。
本発明の一態様は、上記の統合ユーザ識別子管理システムであって、前記統合ユーザ識別子生成部は、受信された前記問い合わせ情報に統合ユーザ識別子が格納されていない場合、新規の統合ユーザ識別子を生成し、前記統合ユーザ識別子情報管理部は、前記新規の統合ユーザ識別子に対応する新規の統合ユーザ識別子情報を前記統合ユーザ識別子情報記憶部に記憶させ、前記応答送信部は、前記新規の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信してもよい。
本発明の一態様は、ネットワーク経由で統合ユーザ識別子管理サーバと通信を実行する通信部と、統合ユーザ識別子を問い合わせるための情報であって、ネットワーク端末上で動作するアプリケーションが使用するユーザアカウントを格納する領域と統合ユーザ識別子記憶部に記憶される統合ユーザ識別子を格納する領域とを有する問い合わせ情報を前記統合ユーザ識別子管理サーバに送信する問い合わせ情報送信部と、前記統合ユーザ識別子管理サーバから前記問い合わせ情報に対する応答として送信された統合ユーザ識別子を前記統合ユーザ識別子記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子管理部とを備えるネットワーク端末である。
本発明の一態様は、ネットワーク経由でネットワーク端末と通信を実行する通信部と、統合ユーザ識別子を格納する領域と前記統合ユーザ識別子に対応付けられる1以上のユーザアカウントを格納する領域とを有する統合ユーザ識別子情報を記憶する統合ユーザ識別子情報記憶部において、前記ネットワーク端末から受信された問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントが対応付けられている共有統合ユーザ識別子情報が記憶され、かつ、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とが異なる場合、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とを統合した統合ユーザ識別子を生成する統合ユーザ識別子生成部と、前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信する応答送信部とを備える統合ユーザ識別子管理サーバである。
本発明の一態様は、コンピュータをネットワーク経由で統合ユーザ識別子管理サーバと通信を実行する通信部、統合ユーザ識別子を問い合わせるための情報であって、ネットワーク端末上で動作するアプリケーションが使用するユーザアカウントを格納する領域と統合ユーザ識別子記憶部に記憶される統合ユーザ識別子を格納する領域とを有する問い合わせ情報を前記統合ユーザ識別子管理サーバに送信する問い合わせ情報送信部、前記統合ユーザ識別子管理サーバから前記問い合わせ情報に対する応答として送信された統合ユーザ識別子を前記統合ユーザ識別子記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子管理部として機能させるためのプログラムである。
本発明の一態様は、コンピュータをネットワーク経由でネットワーク端末と通信を実行する通信部、統合ユーザ識別子を格納する領域と前記統合ユーザ識別子に対応付けられる1以上のユーザアカウントを格納する領域とを有する統合ユーザ識別子情報を記憶する統合ユーザ識別子情報記憶部において、前記ネットワーク端末から受信された問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントが対応付けられている共有統合ユーザ識別子情報が記憶され、かつ、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とが異なる場合、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とを統合した統合ユーザ識別子を生成する統合ユーザ識別子生成部、前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信する応答送信部として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザによる識別子の登録操作などを必要とすることなく、ユーザが使用する複数のネットワーク端末間で共通のユーザ識別子が付与されるようになるという効果が得られる。
本実施形態における統合ユーザID管理システムの構成例を示す図である。 本実施形態におけるアプリケーションの構造例を示す図である。 本実施形態におけるネットワーク端末の構成例(第1例)を示す図である。 本実施形態における問い合わせ情報の構造例を示す図である。 本実施形態におけるネットワーク端末の構成例(第2例)を示す図である。 本実施形態における統合ユーザID管理サーバの構成例を示す図である。 本実施形態における統合ユーザID管理システムにおける統合ユーザID管理に対応する処理の一例を示すシーケンス図である。 本実施形態における統合ユーザID管理システムにおける統合ユーザID管理に対応する処理の一例を示すシーケンス図である。 図7及び図8の処理に対応する統合ユーザIDと統合ユーザID情報の内容例を示す図である。 本実施形態のネットワーク端末においてアプリケーションとウェブブラウザとで統合ユーザIDを統合できるようにするための構成例を示す図である。 本実施形態のネットワーク端末においてアプリケーションとウェブブラウザとで統合ユーザIDを統合できるようにするための他の構成例を示す図である。
図1は、本実施形態における統合ユーザID(Identification:識別子)管理システムの全体的な構成例を示している。
同図に示す統合ユーザID管理システムは、ネットワーク端末100−1、100−2と統合ユーザID管理サーバ200とを備える。ネットワーク端末100−1、100−2と統合ユーザID管理サーバ200は、ネットワーク300経由で相互に通信が可能なように接続される。
なお、以降の説明にあたり、ネットワーク端末100−1、100−2とで特に区別しない場合には、ネットワーク端末100と記載する。
同図におけるネットワーク端末100−1とネットワーク端末100−2は、それぞれ、同じユーザUによって使用され、ネットワーク300と接続される端末装置である。一例として、ネットワーク端末100−1は、例えばスマートフォンやタブレット端末などであり、ユーザが外出しているときなどに使用する。また、ネットワーク端末100−2は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などであり、ユーザUが自宅などにて使用する。このように、複数のネットワーク端末100は同じユーザUによって、用途や状況などに応じて使い分けられる。
ネットワーク端末100−1には、アプリケーション10がインストールされている。アプリケーション10は、アプリケーションとしての本来の機能に対して、本実施形態における統合ユーザIDの管理に対応する機能が付加されたアプリケーションである。
ここで、アプリケーション10が対応する本来の機能の代表的なものとしてはウェブブラウザを挙げることができる。ただし、本実施形態においてアプリケーション10が対応する本来の機能としては特に限定されるものではなく、他には、例えばウェブブラウザ機能、ゲーム機能、オーディオや映像などのコンテンツを再生するコンテンツ再生機能などを挙げることができる。
一方、ネットワーク端末100−2には、アプリケーション10がインストールされていないが、例えばウェブブラウザのアプリケーションがインストールされている。このようにアプリケーション10がインストールされていないネットワーク端末100−2は、ウェブブラウザのアプリケーションによって、統合ユーザID管理機能に対応するウェブサイト(統合ユーザID対応ウェブサイト)にアクセスする。このように、ネットワーク端末100−2が統合ユーザID対応ウェブサイトにアクセスすることで、ネットワーク端末100−2と統合ユーザID管理サーバ200との間で統合ユーザIDの管理が可能になる。
なお、統合ユーザID対応ウェブサイトがユーザに提供するサービスとしては、特に限定されるものではない。統合ユーザID対応ウェブサイトは、例えばポータルサイト、通信販売のウェブサイト、SNS(Social Networking Service)などのうちのいずれかであればよい。
統合ユーザID管理サーバ200は、ネットワーク300上で統合ユーザIDを管理するサーバである。
ユーザUは、例えばネットワーク上で提供される各種のサービスに対応して、複数のユーザアカウントを保有している。ユーザアカウントとしては、例えば所定のSNS(Social Networking Service)において使用しているユーザアカウント、所定のポータルサイトへのログインに使用するユーザアカウント、メールアドレスなどを挙げることができる。
統合ユーザID管理サーバ200は、例えば以下のようにユーザUについての統合ユーザIDを管理することができる。また、以下の説明は、ユーザUに対応しては未だ統合ユーザIDが付与されていない状態から始まる場合を例に挙げる。
例えば、ユーザはネットワーク端末100−1を操作して、複数のユーザアカウントのうちから或る1つのユーザアカウントを選択する。ユーザは、選択したユーザアカウントを使用したSNSサーバやメールサーバなどのサーバ(サービスサーバ)との通信を伴う所定の動作をアプリケーション10に実行させる操作を行う。このような操作に応じて、ネットワーク端末100−1上で動作するアプリケーション10は、ネットワーク300上に存在するサービスサーバなどとユーザアカウントを利用した通信を実行する。
そのうえで、ネットワーク端末100−1上のアプリケーション10は、統合ユーザID管理サーバ200に対して、統合ユーザIDを問い合わせるリクエスト(要求)のコマンド(問い合わせ情報)を送信する。
問い合わせ情報は、サービスサーバとの通信に使用されたユーザアカウントを格納する領域を有する。
ここで、上記のように問い合わせ情報を送信したネットワーク端末100−1上のアプリケーション10には、統合ユーザIDが未だ発行されていない。
この場合、統合ユーザID管理サーバ200は、ネットワーク端末100−1から受信した問い合わせ情報に格納されるユーザアカウントに対応付けた新規の統合ユーザIDを生成する。統合ユーザID管理サーバ200は、生成した統合ユーザIDをユーザアカウントと対応付けた統合ユーザID情報を記憶する。また、統合ユーザID管理サーバ200は、生成した統合ユーザIDを、問い合わせ情報送信元のネットワーク端末100に送信する。つまり、この場合の統合ユーザID管理サーバ200は、ネットワーク端末100−1のアプリケーション10に対応する統合ユーザIDを新規に発行する。
この後において、ネットワーク端末100−1上で動作するアプリケーション10が、ユーザアカウントを利用してネットワーク300経由での通信を実行すれば、その都度、アプリケーション10から統合ユーザID管理サーバ200に問い合わせ情報が送信される。
ユーザUは複数のユーザアカウントを所持し、適宜必要に応じて使用する。このため、例えばユーザUがはじめてユーザアカウントを使用したような場合には、受信された問い合わせ情報に格納されるユーザアカウントが、未だユーザUの統合ユーザID情報に登録されていない場合がある。この場合、統合ユーザID管理サーバ200は、受信された問い合わせ情報に格納されるユーザアカウントをユーザUの統合ユーザID情報に追加登録する。
このように、ネットワーク端末100−1上で動作するアプリケーション10が異なるユーザアカウントを使用して通信を行うごとに、統合ユーザID管理サーバ200は、ユーザUの統合ユーザID情報に格納されるユーザアカウントが追加されていく。
また、統合ユーザID管理サーバ200は、上記のネットワーク端末100−1に対応した統合ユーザID情報管理と並行して、ネットワーク端末100−2に対応した統合ユーザID情報管理も実行される。
つまり、ネットワーク端末100−2では、ウェブブラウザがユーザアカウントを使用して統合ユーザID管理機能を有するウェブサイト(統合ユーザID対応ウェブサイト)にアクセスする。アクセスの際には、ウェブブラウザによりアクセス要求とともにクッキーが送信される。クッキーには、ウェブブラウザがログインなどで使用するユーザアカウントが記述されている。つまり、この場合には統合ユーザID対応ウェブサイトにネットワーク端末100−2から送信されるクッキーが問い合わせ情報である。
統合ユーザID管理サーバ200は、ネットワーク端末100−2から受信したクッキーにユーザアカウントが記述されていなければ、新規に統合ユーザIDを発行し、発行した統合ユーザIDが記述されたクッキーをネットワーク端末100−2に返送(送信)する。ここで、統合ユーザID管理サーバ200からネットワーク端末100−2に返送されるクッキーは、問い合わせ情報に対するレスポンス(応答)である。
また、ネットワーク端末100−2から受信したクッキーにユーザアカウントが記述されていれば、統合ユーザID情報に記述されたユーザアカウントを追加していく。
このようにして、統合ユーザID管理サーバ200は、ネットワーク端末100−2にも対応して統合ユーザID情報を管理することができる。
ここで、上記のようにネットワーク端末100−1、100−2のそれぞれに対応して統合ユーザID管理サーバ200が管理する各統合ユーザID情報は、いずれもユーザUがネットワーク端末100−1、100−2を操作することによって得られたものである。
しかし、この段階では、これら2つの統合ユーザID情報は、統合ユーザID管理サーバ200においては未だ同じユーザに対応するものとしては管理されていない状態である。
そこで、統合ユーザID管理サーバ200は、以下のようにしてネットワーク端末100−1のアプリケーション10に対応する統合ユーザID情報と、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザに対応する統合ユーザID情報とを統合する。
例えばユーザUがネットワーク端末100−1、100−2を適宜使用していくことで、或る段階で、いずれか一方のネットワーク端末100で先に使用したユーザアカウントが、他方のネットワーク端末100でも使用されることになる。
このように、ネットワーク端末100−1、100−2の双方において同じユーザアカウントが使用された結果、以下のような状態が得られる。つまり、ネットワーク端末100−1のアプリケーション10に対応する統合ユーザID情報と、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザに対応する統合ユーザID情報とで、同じユーザアカウントが格納される状態となる。
統合ユーザID管理サーバ200は、上記のように複数の統合ユーザID情報の間で同じユーザアカウントが格納されている場合、複数の統合ユーザID情報のそれぞれが示す統合ユーザIDは、同じユーザに対応しているものして扱う。
そこで、この場合の統合ユーザID管理サーバ200は、ネットワーク端末100−1のアプリケーション10に対応する統合ユーザID情報が示す統合ユーザIDと、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザに対応する統合ユーザID情報が示す統合ユーザIDとを統合する。
具体的には、例えば統合ユーザID管理サーバ200は、これら2つの統合ユーザIDに代わる共通の統合ユーザIDを生成する。
統合ユーザID管理サーバ200は、上記のように統合した後の統合ユーザIDを、ユーザUのネットワーク端末100−1、100−2の各アプリケーション10に送信する。ネットワーク端末100−1、100−2の各アプリケーション10は、受信した統合ユーザIDによりこれまで記憶していた統合ユーザIDを更新する。
このようにして、統合ユーザID管理サーバ200は、共通のユーザアカウントを格納する統合ユーザID情報を利用して統合ユーザIDを統合していくことができる。これにより、同じユーザUが使用する複数のネットワーク端末100間で、ユーザUに対応する統合ユーザIDが1つにまとめられていく。
[アプリケーションの構造例]
次に、図2を参照して、本実施形態におけるアプリケーション10の構成例について説明する。
アプリケーション10の開発者は、同図に示すように、アプリケーション開発環境において統合ユーザID管理SDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)を組み込んで、アプリケーション10についてのアプリケーション開発(作成)を行う。統合ユーザID管理SDKは、図1にて説明したように、ネットワーク300上での統合ユーザIDの管理に対応する機能をアプリケーション10に付加するために用いられるSDKである。
上記のように統合ユーザID管理SDKが組み込まれて作成されたアプリケーション10は、同図に示すように、アプリケーションプログラム11と、統合ユーザID管理SDKに対応するSDK対応ライブラリ12とを含む構造を有する。
アプリケーションプログラム11は、例えばウェブブラウザなどのように、アプリケーション10としての本来の機能を実現するための実行ファイルである。
SDK対応ライブラリ12は、ネットワーク300上での統合ユーザIDの管理に対応する機能として、問い合わせ情報の送信、受信した統合ユーザIDの管理などを実行するプログラムにより構成されるライブラリである。前述のように、SDK対応ライブラリ12は、統合ユーザID管理SDKが組み込まれたことによって、アプリケーション10に含められたライブラリである。
[ネットワーク端末の構成例(第1例)]
次に、図3を参照して、ネットワーク端末100の構成例として、まず、統合ユーザID管理機能付きのアプリケーション10がインストールされたネットワーク端末100−1の構成例について説明する。同図に示すネットワーク端末100−1は、通信部101、制御部102、記憶部103、表示部104及び操作部105を備える。
通信部101は、ネットワーク300経由で統合ユーザID管理サーバ200と通信を実行する。
制御部102は、ネットワーク端末100−1としての機能を実現するための各種の制御を実行する。制御部102は、ハードウェアとして例えばCPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部103が記憶するプログラムを実行することにより各種の制御を実行する。
同図に示す制御部102は、アプリケーション対応処理部121と、ライブラリ対応処理部122とを備える。アプリケーション対応処理部121とライブラリ対応処理部122は、記憶部103のアプリケーション記憶部131が記憶するアプリケーション10のプログラムを実行することにより実現される機能部である。
アプリケーション対応処理部121は、制御部102に対応するCPUが図2のアプリケーションプログラム11を実行することにより実現される機能部である。つまり、アプリケーション対応処理部121は、アプリケーション10としての本来の機能に対応した処理を実行する。
ライブラリ対応処理部122は、制御部102に対応するCPUが図2のSDK対応ライブラリ12を実行することにより実現される機能部である。
つまり、ライブラリ対応処理部122は、アプリケーション対応処理部121により、ユーザアカウントを使用したネットワーク300経由の通信を伴うアプリケーション10の動作が実行されるのに応じて、問い合わせ情報を生成する。そして、ライブラリ対応処理部122は、生成した問い合わせ情報を統合ユーザID管理サーバ200に対して送信する。
また、ライブラリ対応処理部122は、上記のように送信した問い合わせ情報に対するレスポンスとして統合ユーザID管理サーバ200から送信される統合ユーザIDを、ユーザUに対応する統合ユーザIDとして管理する。具体的には、ライブラリ対応処理部122は、統合ユーザID管理サーバ200から送信される統合ユーザIDを、アプリケーション10に対応付けて管理する。
ライブラリ対応処理部122は、同図に示すように、問い合わせ情報送信部122aと、統合ユーザID管理部122bとを備える。
問い合わせ情報送信部122aは、問い合わせ情報を統合ユーザID管理サーバ200に送信する。問い合わせ情報は、先の図1による説明からも理解されるように、アプリケーション10に対応する統合ユーザIDを問い合わせるための情報である。
前述のように、問い合わせ情報送信部122aは、アプリケーション対応処理部121によって、ユーザUに対応する複数のユーザアカウントのうちのいずれかの使用を伴ったアプリケーション10の動作が行われるごとに、問い合わせ情報を生成する。そして、問い合わせ情報送信部122aは、生成した問い合わせ情報を統合ユーザID管理サーバ200に送信する。
統合ユーザID管理部122bは、統合ユーザID管理サーバ200から問い合わせ情報に対する応答として送信された統合ユーザIDを統合ユーザID記憶部132に記憶させる。
図4は、問い合わせ情報送信部122aにより送信される問い合わせ情報の構造例を示している。
同図に示す問い合わせ情報は、ヘッダと、ヘッダに続くクエリとを格納する。
ヘッダは、図示は省略するが、問い合わせ情報の宛先である統合ユーザID管理サーバ200のアドレスや送信元であるネットワーク端末100−1のアドレス、問い合わせ情報のサイズなどを始め、問い合わせ情報に関する所定の情報が格納される。
また、本実施形態における問い合わせ情報のヘッダにおける所定位置には、アプリケーションIDと統合ユーザIDとを格納する領域が設けられる。
アプリケーションIDは、ネットワーク端末100−1にインストールされるアプリケーションを一意に識別するための識別子である。問い合わせ情報に格納されるアプリケーションIDは、問い合わせ情報を送信した処理を実行したアプリケーションを示す。
具体的に、ネットワーク端末100−1がアプリケーション10により送信する問い合わせ情報には、アプリケーション10を示すアプリケーションIDが格納される。
問い合わせ情報のヘッダに格納される統合ユーザIDは、統合ユーザID管理部122bが現在においてアプリケーション10に対応付けて管理する統合ユーザIDの値を示す。統合ユーザID管理部122bが管理する統合ユーザIDは、統合ユーザID記憶部132に記憶されている。
また、問い合わせ情報において、ヘッダに続けて格納されるクエリは、問い合わせ情報としてのデータである。クエリには、当該問い合わせ情報の送信のトリガとなったアプリケーション10の動作に際してユーザアカウントが使用された場合、使用されたユーザアカウントが格納される。
同図においては、クエリとしての文の記述例が示されている。同図に示すクエリの文において、ユーザアカウントは、「socialkeys」として定義されている。即ち、問い合わせ情報において、ユーザアカウントは、「socialkeys」として記述される。このように、問い合わせ情報は、ユーザアカウントを格納する領域を有する。
また、本実施形態におけるクエリの文には、「socialkeys」の他に、「action」、「location」を記述できるようにされている。
「action」は、問い合わせ情報の送信のトリガとなったアプリケーション10の動作を示す。「action」においては、同図に示すように、「init」、「load」、「search」、「transit」、「select」などの「name」のタグが定義されている。
「init」は、初回におけるアプリケーション10の起動を示す。
「load」は、2回目以降のアプリケーション10の起動を示す。
「search」は、アプリケーション10上での検索を示す。つまり、「search」は、アプリケーション対応処理部121によって実現されるアプリケーション10の機能に検索機能が含まれることを前提に定義されている。また、「search」に対応しては、パラメータ(params)として「url」や「検索語」などが定義されている。
つまり、アプリケーション10に対する操作として検索が行われた場合には、「action」において「search」が記述される。そのうえで、URL(Uniform Resource Locator)が検索された場合には、「url」として検索されたURLが記述される。また、検索語が入力された場合には、「検索語」として入力された検索語が記述される。
「transit」は、アプリケーション対応処理部121が実現されるアプリケーション10の機能としてページ間の遷移が含まれることを前提に定義された項目である。即ち、「transit」は、アプリケーション10に対する操作によりページが遷移されるのに応じて「action」に対して記述される。
「select」は、アプリケーション10上で提示された選択肢に対する選択操作を示す。
「location」は、例えばGPS(Global Positioning System)に対応する測位機能によって取得された位置情報が記述される。
このような内容の問い合わせ情報を受信する統合ユーザID管理サーバ200は、ユーザアカウントに加えて、ユーザがアプリケーション10に対して行った操作(「action」に対応する)や、ネットワーク端末100−1の位置の情報(「location」に対応する)などを取得できる。
統合ユーザID管理サーバ200は、これらの操作、位置などに関する情報を利用して、アクセス解析を行い、ユーザの嗜好や行動パターンなどを推定することが可能である。
また、図4の問い合わせ情報の構造によれば、例えば検索に関しては、「action」において「search」と記述され、さらに、パラメータ(params)として、検索に使用されたURLや検索語などの検索条件が記述される。つまり、図4の問い合わせ情報によっては、アプリケーション10に対して検索のための操作が行われた旨と、検索条件とが記述される。このことは、SDK対応ライブラリ12に基づいて、アプリケーション10によって、ユーザがどのような検索条件により検索したのかという、ユーザの行動についての解析を行っているのに相当する。
即ち、本実施形態においては、アクセス解析における一部の処理がアプリケーション10においてSDK対応ライブラリ12に基づいて行われるようになっている。このように、アプリケーション10がアクセス解析のための処理の一部を担うことによって、統合ユーザID管理サーバ200がアクセス解析を実行するにあたっての処理負荷が軽減される。
説明を図3に戻す。記憶部103は、ネットワーク端末100−1における制御部102が利用する各種の情報を記憶する。
同図における記憶部103は、アプリケーション記憶部131と統合ユーザID記憶部132を備える。
アプリケーション記憶部131は、アプリケーション10としてのプログラムのデータを記憶する。
統合ユーザID記憶部132は、統合ユーザID管理サーバ200によって付与された統合ユーザIDを記憶する。
表示部104は、制御部102の制御に応じて画像を表示する。
操作部105は、ネットワーク端末100−1が備える操作子や操作デバイスを一括して示している。なお、表示部104にタッチパネルが組み合わされている場合には、タッチパネルも操作部105に含まれる。ネットワーク端末100−1の操作子あるいは操作デバイスに対して行われる操作に応じて、操作部105から制御部102に対して操作信号が出力される。制御部102は、操作部105から出力される操作信号に基づいて各種の制御を実行する。
[ネットワーク端末の構成例(第2例)]
次に、図5を参照して、ネットワーク端末100−2の構成例について説明する。これまでの説明から理解されるように、ネットワーク端末100−2は、統合ユーザID管理機能を有するアプリケーション10がインストールされていないネットワーク端末である。なお、同図において、図3と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
同図に示す制御部102は、ウェブブラウザ部123としての機能部を備える。ウェブブラウザ部123は、ウェブブラウザとしてのアプリケーションのプログラムを実行することにより得られる。
ウェブブラウザ部123は、操作部105に対して行われたウェブサイトへのアクセスのための操作に応じてネットワーク300上のウェブサイトにアクセスし、アクセスしたウェブサイトを表示部104に表示させることができる。
同図に示すウェブブラウザ部123においては、問い合わせ情報送信部123aと統合ユーザID管理部123bが備えられる。
ウェブブラウザ部123に備えられる問い合わせ情報送信部123aは、例えば、ネットワークに対応した所定の通信プロトコルに従って、ウェブサイトへのアクセス要求を送信する。アクセス要求にはクッキーが含まれており、クッキーにはウェブサイトへのログインなどに応じてユーザアカウントが記述される。つまり、ネットワーク端末100−2では、ウェブブラウザのアプリケーションが送信するアクセス要求に含まれるクッキーが問い合わせ情報である。従って、ウェブブラウザ部123においては、アクセス要求を送信する機能部が問い合わせ情報送信部123aとして機能する。
また、ウェブブラウザ部123に備えられる統合ユーザID管理部123bは、統合ユーザID対応ウェブサイトがクッキーに書き込んだ統合ユーザIDを記憶する。つまり、ウェブブラウザ部123においてクッキーを処理する機能部が統合ユーザID管理部123bとして機能する。
ネットワーク端末100−2の場合、アプリケーション10がインストールされていないことから、記憶部103からはアプリケーション記憶部131が省略される。
[統合ユーザID管理サーバの構成例]
次に、図6を参照して、統合ユーザID管理サーバ200の構成例について説明する。同図に示す統合ユーザID管理サーバ200は、通信部201、制御部202、記憶部203を備える。
通信部201は、ネットワーク300経由でネットワーク端末100と通信を実行する。
制御部202は、統合ユーザID管理サーバ200としての機能を実現するための各種制御を実行する。制御部202は、例えばCPUを備え、記憶部203に記憶されるプログラム(図示は省略する)を実行することにより、各種制御を実行することができる。
制御部202は、プログラムの実行により実現される機能部として、統合ユーザID生成部221、統合ユーザID情報管理部222、応答送信部223、解析処理部224及びウェブサイト提供部225を備える。
ネットワーク端末100から送信された問い合わせ情報は、通信部201にて受信される。
統合ユーザID生成部221は、受信された問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントが対応付けられている統合ユーザID情報(共有統合ユーザID情報)が統合ユーザID情報記憶部231において記憶され、かつ、受信された問い合わせ情報に格納される統合ユーザIDと共有統合ユーザID情報に格納される統合ユーザIDとが異なる場合、以下の処理を実行する。つまり、統合ユーザID生成部221は、受信された問い合わせ情報に格納される統合ユーザIDと共有統合ユーザID情報に格納される統合ユーザIDとを統合して統合ユーザIDを生成する。
記憶部203において統合ユーザID情報記憶部231が記憶する統合ユーザID情報は、現在において発行されている統合ユーザIDに1以上のユーザアカウントを対応付けた情報である。
統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID生成部221により統合された後の統合ユーザIDに以下のユーザアカウントを対応付けて生成した統合ユーザID情報を、統合ユーザID情報記憶部231に記憶させる。
つまり、統合ユーザID情報管理部222は、統合後の統合ユーザIDに、受信された問い合わせ情報に格納されるユーザアカウントを対応付ける。また、統合ユーザID情報管理部222は、統合後の統合ユーザIDに、受信された問い合わせ情報の送信元に対応する統合ユーザID情報に格納されるユーザアカウントを対応付ける。また、統合ユーザID情報管理部222は、統合後の統合ユーザIDに、共有統合ユーザID情報に格納されるユーザアカウントを対応付ける。
このように、統合ユーザID情報管理部222は、上記の各ユーザアカウントを統合後の統合ユーザIDに対応付けることで、統合後の統合ユーザIDに対応する統合ユーザID情報を生成する。そして、統合ユーザID情報管理部222は、上記のように生成した統合ユーザID情報を統合ユーザID情報記憶部231に記憶させる。
応答送信部223は、統合ユーザID生成部221により統合された後の統合ユーザIDを、受信された問い合わせ情報に対する応答(レスポンス)として、問い合わせ情報の送信元のネットワーク端末100に送信する。
解析処理部224は、受信された問い合わせ情報における「action」や「location」などのタグに記述された内容に基づいて、アクセス解析処理を実行する。アクセス解析処理の結果を示す情報は、例えばネットワーク300経由で外部のサーバなどに送信してもよいし、記憶部203に記憶させてもよい。
ウェブサイト提供部225は、アプリケーション10が実装されていないネットワーク端末100−2からのアクセスに応じて、統合ユーザIDの管理機能を有するウェブサイト(統合ユーザID対応ウェブサイト)を提供する。
前述のように、統合ユーザID対応ウェブサイトによってユーザに提供されるサービスとしては特に限定されるものではなく、例えばポータルサイト、通信販売のウェブサイト、SNS(Social Networking Service)などのうちのいずれかであればよい。
前述のように、アプリケーション10がインストールされていないネットワーク端末100−2は、統合ユーザID対応ウェブサイトにアクセスを行うにあたって、ネットワーク端末100−2は問い合わせ情報としてのクッキーを含むアクセス要求を送信する。
ウェブサイト提供部225は、統合ユーザID対応ウェブサイト経由で受信されたアクセス要求に含まれるクッキーを、統合ユーザID生成部221に受け渡す。統合ユーザID生成部221は、受け渡されたクッキーを問い合わせ情報として取得する。
即ち、統合ユーザID対応ウェブサイトに対してネットワーク端末100からアクセスが行われた場合には、ネットワーク端末100からのアクセス要求に含まれるクッキーが問い合わせ情報として扱われる。
また、応答送信部223は、クッキーとしての問い合わせ情報を含むアクセス要求が受信された場合に応じては、受け渡されたクッキーに通知すべき統合ユーザIDを記述する。応答送信部223は、統合ユーザIDが記述されたクッキーを、統合ユーザID対応ウェブサイト経由でアクセス元のネットワーク端末100に送信する。つまり、この場合の応答送信部223は、問い合わせ情報に対するレスポンス(応答)として、通知すべき統合ユーザIDを記述したクッキーをネットワーク端末100に送信する。
なお、同図においては、統合ユーザID管理サーバ200においてウェブサイト提供部225が備えられることで、統合ユーザID管理サーバ200が統合ユーザID対応ウェブサイトのウェブサーバとしても機能するように構成されている。
しかし、例えば統合ユーザID管理サーバ200とは独立したウェブサーバを設け、このように設けられたウェブサーバにより統合ユーザIDの管理機能を有するウェブサイトを提供してもよい。
記憶部203は、制御部202が利用する各種の情報を記憶する。同図に示す記憶部203においては、統合ユーザIDの管理に対応して統合ユーザID情報記憶部231が備えられる。統合ユーザID情報記憶部231には、前述のように、統合ユーザID情報管理部222の制御によって統合ユーザID情報が記憶される。
[統合ユーザID管理例]
次に、図7、図8のシーケンス図を参照して、本実施形態の統合ユーザID管理システム(ネットワーク端末100−1、100−2及び統合ユーザID管理サーバ200)による統合ユーザID管理に対応する処理の一例について説明する。
ここで、アプリケーション10がインストールされたネットワーク端末100−1としては例えばスマートフォンやタブレット端末などである。また、アプリケーション10がインストールされていないネットワーク端末100−2としては例えばパーソナルコンピュータなどである。
まず、図7に示すように、ネットワーク端末100−1において、問い合わせ情報送信部122aは、アプリケーション10の初回起動に応じて問い合わせ情報を統合ユーザID管理サーバ200に送信する(ステップS101)。ステップS101にて送信される問い合わせ情報においては、図4にて説明したように、問い合わせ情報の「action」には、例えば初回起動を示す「init」が記述される。
ステップS101にて送信された問い合わせ情報は、統合ユーザID管理サーバ200にて受信される。この場合の問い合わせ情報はアプリケーション10の初回起動に応じて送信されたものであるため、問い合わせ情報には有効な統合ユーザIDは格納されていない。
この場合、統合ユーザID管理サーバ200における統合ユーザID生成部221は、新規の統合ユーザIDを生成する。ここでは、統合ユーザID=1が生成された場合を例に挙げている。そして、応答送信部223は、レスポンスとして、上記のように生成された新規の統合ユーザID=1をネットワーク端末100−1に送信する(ステップS102)。このように、ステップS102によっては、新規の統合ユーザIDがネットワーク端末100−1のアプリケーション10に対応して発行される。
ネットワーク端末100−1では、ステップS102により送信された統合ユーザID=1が受信される。ネットワーク端末100−1の統合ユーザID管理部122bは、受信された統合ユーザID=1を、統合ユーザID記憶部132に記憶させる(ステップS103)。
また、統合ユーザID管理サーバ200における統合ユーザID情報管理部222は、ステップS102に対応して生成された統合ユーザIDに、ネットワーク端末100−1のアプリケーション10を対応付けて統合ユーザID情報を生成する。なお、ステップS101により送信された問い合わせ情報にユーザアカウントが格納されていれば、統合ユーザID情報管理部222は、問い合わせ情報に格納されていたユーザアカウントも対応付けた統合ユーザID情報を生成してよい。
ただし、ここでは、ステップS101に応じて受信した問い合わせ情報にはユーザアカウントが格納されていなかった場合を例に挙げる。この場合、ステップS102に対応して統合ユーザID情報管理部222が生成した統合ユーザID情報には、ユーザアカウントは格納されない。
統合ユーザID情報管理部222は、上記のように生成された統合ユーザID情報を統合ユーザID情報記憶部231に記憶させる。即ち、統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID情報の新規登録を行う(ステップS104)。
このように、本実施形態においては、未だ統合ユーザIDが発行されていないネットワーク端末100に対して統合ユーザID管理サーバ200が統合ユーザIDを新規に発行する。即ち、本実施形態においては、特にユーザが統合ユーザIDの発行を要求するような操作を行わなくとも、統合ユーザID管理サーバ200によって新規の統合ユーザIDが発行される。
また、上記ステップS101〜S104とは別の機会において、ネットワーク端末100−2におけるウェブブラウザ部123は、統合ユーザID管理サーバ200におけるウェブサイト提供部225により提供される統合ユーザID対応ウェブサイトにアクセスする(ステップS111)。この際、ウェブブラウザ部123の問い合わせ情報送信部123aは、アクセス要求としての問い合わせ情報を統合ユーザID管理サーバ200に送信する。
ここで、ステップS111によるアクセスは、ネットワーク端末100−2からウェブサイト提供部225が提供するウェブサイトへの初めてのアクセスである。ステップS111によるアクセスが行われる以前の段階では、ネットワーク端末100−2には未だ統合ユーザIDが発行されていない。
そこで、統合ユーザID管理サーバ200における統合ユーザID生成部221は、新規の統合ユーザIDを生成する。ここでは、統合ユーザIDの値として「1」が使用済みであるが、「2」が未使用であったために、生成された統合ユーザIDの値が「2」である場合の例を挙げている。
応答送信部223は、レスポンスとして、上記のように生成された新規の統合ユーザID=2を、ネットワーク端末100−2に送信する(ステップS112)。この場合の応答送信部223は、ネットワーク端末100−2がウェブサイト提供部225により提供されるウェブサイト経由でアクセスしてきたのに応じて、ステップS112として、統合ユーザID=2を記述したクッキーの送信を行う。
このように、ステップS112によっては、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザに対応して新規の統合ユーザID=2が発行される。
ネットワーク端末100−2では、ステップS112により送信された統合ユーザID=2が受信される。ネットワーク端末100−2の統合ユーザID管理部123bは、受信された統合ユーザID=2を、統合ユーザID記憶部132に記憶させる(ステップS113)。具体的に、統合ユーザID管理部122bは、ステップS113において、統合ユーザID=2が記述されたクッキーを統合ユーザID記憶部132に記憶させる。
また、統合ユーザID管理サーバ200における統合ユーザID情報管理部222は、ステップS112に対応して生成された統合ユーザIDに、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザのアプリケーションと対応付けて統合ユーザID情報を生成する。
この場合においても、ステップS111に応じて受信した問い合わせ情報(アクセス要求)には、例えばログインなどのためのユーザアカウントが格納されている可能性がある。このような場合、統合ユーザID情報管理部222は、問い合わせ情報(アクセス要求)に格納されていたユーザアカウントも対応付けた統合ユーザID情報を生成してよい。
ただし、ここでは、ステップS111に応じて受信した問い合わせ情報(アクセス要求)にはユーザアカウントが格納されていなかった場合について説明する。この場合、ステップS112に対応して統合ユーザID管理サーバ200が生成した統合ユーザID情報には、ユーザアカウントは格納されない。
そして、統合ユーザID情報管理部222は、上記のように生成した統合ユーザID情報を統合ユーザID情報記憶部231に記憶させる。即ち、統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID情報の新規登録を行う(ステップS114)。
上記のようにステップS111〜S114の処理によっては、ネットワーク端末100−2にインストールされているウェブブラウザのアプリケーションに対応して統合ユーザID=2が発行される。
ここまでの段階においては、ステップS101〜S104により、ネットワーク端末100−1におけるアプリケーション10に対応して統合ユーザID=1が付与されている。一方、ステップS111〜S114により、ネットワーク端末100−2におけるウェブブラウザに対応して統合ユーザID=2が付与されている。
ネットワーク端末100−1におけるアプリケーション10とネットワーク端末100−2におけるウェブブラウザは、同じユーザUが使用する。
即ち、ネットワーク端末100−1とネットワーク端末100−2とでは、同じユーザUに対応して、互いに異なる統合ユーザIDが付与されている状態にある。このような状態は、ネットワーク端末100−1とネットワーク端末100−2との間で未だ統合ユーザIDが統合されていない状態である。
同図においては、ステップS104により、ネットワーク端末100−1に対応して統合ユーザID情報が新規登録された後において、ネットワーク端末100−1におけるアプリケーション10がユーザアカウントAを使用して動作した例を示している(ステップS121)。
ユーザアカウントAは、ユーザUが保有する複数のユーザアカウントのうちの1つである。ステップS121にて、アプリケーション10上でユーザアカウントAが使用されるのに応じて、ネットワーク端末100−1の問い合わせ情報送信部122aは、クエリにおける「socialkeys」にユーザアカウントAを記述した問い合わせ情報を、統合ユーザID管理サーバ200に送信する(ステップS122)。
なお、アプリケーション10がユーザアカウントを使用する動作としては特に限定されない。一例として、アプリケーション10がユーザアカウントを使用する動作は、アプリケーション10経由でのアプリケーションのダウンロードサイトなどへの接続時における、ダウンロードサイトからの認証要求に応じたユーザアカウントの送信を挙げることができる。また、アプリケーション10が電子メールに対応するメーラーの機能を備える場合には、送信元としてユーザUのメールアドレスを入力して作成した電子メールの送信などもユーザアカウントを使用した動作とすることができる。
ステップS122にて送信された問い合わせ情報が受信されるのに応じて、統合ユーザID管理サーバ200の統合ユーザID情報管理部222は、以下の処理を実行する。
つまり、統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID=1が格納される統合ユーザID情報に、ステップS122に対応して受信された問い合わせ情報に記述されているユーザアカウントを格納する。このように、統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID=1にユーザアカウントAを対応付けて管理する(ステップS123)。
この場合、統合ユーザID=1の統合ユーザID情報にユーザアカウントAは追加されたものの、統合ユーザIDについては、ステップS102にて発行された統合ユーザID=1のままで変化はない。
そこで、この場合の応答送信部223は、ステップS122にて送信された問い合わせ情報に対するレスポンスとして、統合ユーザID=1をネットワーク端末100−1に送信する(ステップS124)。
ステップS124により受信されたレスポンスが示す統合ユーザIDは「1」のままであり、これまで統合ユーザID記憶部132に記憶されていた統合ユーザIDと変化が無い。そこで、この場合の統合ユーザID管理部122bは、特に統合ユーザID記憶部132に記憶される統合ユーザIDについて更新を行わなくともよい。
ただし、例えば統合ユーザID管理部122bは、レスポンスが受信されるごとに、レスポンスが示す統合ユーザIDにより統合ユーザID記憶部132に記憶される統合ユーザIDを更新する処理を実行するようにしてもよい。
この場合であっても、これまでと同じ統合ユーザIDがレスポンスとして送信された場合には、結果的に、統合ユーザIDを更新しない場合と同様にこれまでと同じ統合ユーザIDが統合ユーザID記憶部132に記憶されている状態となる。
また、同図においては、上記のステップS121〜124までの処理が行われた後の或る機会において、ネットワーク端末100−1におけるアプリケーション10上がユーザアカウントBを使用して動作している(ステップS131)。
ユーザアカウントBも、ユーザアカウントAと同様、ユーザUが保有する複数のユーザアカウントのうちの1つである。ステップS131にて、アプリケーション10上でユーザアカウントBが使用されるのに応じて、ネットワーク端末100−1の問い合わせ情報送信部122aは、クエリにおける「socialkeys」にユーザアカウントBを記述した問い合わせ情報を、統合ユーザID管理サーバ200に送信する(ステップS132)。
ステップS132にて送信された問い合わせ情報が受信されるのに応じて、統合ユーザID管理サーバ200の統合ユーザID情報管理部222は、以下の処理を実行する。
つまり、統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID=1が格納される統合ユーザID情報に、ステップS132に対応して受信された問い合わせ情報に格納されていたユーザアカウントBをさらに格納する。つまり、統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID=1にユーザアカウントA、Bの2つのユーザアカウントを対応付けて管理する(ステップS133)。
図9(a)は、ステップS133によって統合ユーザID管理サーバ200の統合ユーザID情報記憶部231に記憶された、統合ユーザID=1に対応の統合ユーザID情報の内容例を示している。
同図に示す統合ユーザID情報は、統合ユーザID=1に対してアプリケーションID=α、ユーザアカウントA、ユーザアカウントBが対応付けられている。ここで、アプリケーションID=αは、ネットワーク端末100−1にインストールされたアプリケーション10を示すアプリケーションIDである。ユーザアカウントA、ユーザアカウントBは、それぞれステップS123、S133によって統合ユーザID=1に対応付けられたユーザアカウントである。
この場合、ステップS133によって統合ユーザID=1に対応の統合ユーザID情報にユーザアカウントBがさらに追加されたものの、統合ユーザIDは、ステップS102にて発行されたときと同じ統合ユーザID=1のままで変化はない。
そこで、この場合の応答送信部223は、図7に示すように、ステップS122にて送信された問い合わせ情報に対するレスポンスとして、統合ユーザID=1を示すレスポンスをネットワーク端末100−1に送信する(ステップS134)。
この場合にも、ステップS134により受信されたレスポンスは統合ユーザID=1を示しており、これまで統合ユーザID記憶部132に記憶されていた統合ユーザIDと変化が無い。そこで、この場合の統合ユーザID管理部122bは、統合ユーザID記憶部132に記憶される統合ユーザIDについて特に更新を行わない。
図7以降の処理の例について、図8を参照して説明する。
先のステップS131〜S134が行われた後において、ネットワーク端末100−2は、図8に示すように、統合ユーザID管理サーバ200の統合ユーザID対応ウェブサイトに対して、ユーザアカウントBを使用してアクセスしている(ステップS141)。この際、ネットワーク端末100−2における問い合わせ情報送信部122aは、アクセス要求に含まれるクッキー(問い合わせ情報)にユーザアカウントBを記述して統合ユーザID管理サーバ200に送信する。また、このときには、既に、ステップS113により統合ユーザID=2がネットワーク端末100−2にて記憶されている。そこで、ステップS141により送信されるクッキーには、統合ユーザID=2も記述されている。
ステップS141に応じて統合ユーザID管理サーバ200にて受信されたアクセス要求に含まれるクッキー(問い合わせ情報)には、図9(b)に示すように、アプリケーションID=β、統合ユーザID=2、ユーザアカウントBが記述されている。アプリケーションID=βは、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザを示す。
このとき、図9(b)のクッキー(問い合わせ情報)と同じ統合ユーザID=2に対応して統合ユーザID管理サーバ200が記憶する統合ユーザID情報は、図9(c)に示される。図9(c)の統合ユーザID情報は、統合ユーザID=2にアプリケーションID=βのみが対応付けられた内容である。
そこで、統合ユーザID管理サーバ200における統合ユーザID情報管理部222は、図9(c)の統合ユーザID情報に、図9(b)のクッキーに記述されているユーザアカウントBを格納する。つまり、統合ユーザID情報管理部222は、図9(d)に示すように統合ユーザID=2にユーザアカウントBを対応付けて統合ユーザID情報の管理を行う(ステップS142)。
次に、統合ユーザID生成部221は、以下のように、統合ユーザIDの統合処理を実行する(ステップS143)。
統合ユーザID生成部221は、統合ユーザID情報記憶部231が記憶する統合ユーザID情報のうちで、先のステップS141に応じて受信されたクッキー(問い合わせ情報)に記述されたユーザアカウントBを格納する統合ユーザID情報を検索する。
この場合には、ユーザアカウントBを格納する統合ユーザID情報として、図9(a)に示される統合ユーザID=1の統合ユーザID情報と、図9(d)に示す統合ユーザID=2の統合ユーザID情報とが検索結果として得られる。
このように、同じユーザアカウントを格納する複数の統合ユーザIDが検索されるということは、同じユーザUが、ネットワーク端末100−1のアプリケーション10と、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザを使用していることを示す。
そこで、統合ユーザID生成部221は、図9(a)に示される統合ユーザID情報の統合ユーザID=1と、図9(d)に示される統合ユーザID情報の統合ユーザID=2とを統合した統合ユーザIDを生成する。
具体例として、統合ユーザID生成部221は、統合ユーザID=1、統合ユーザID=2とは異なる値であって、未使用の値の統合ユーザIDを生成する。ここでは、統合ユーザID=1と統合ユーザID=2とを統合したことにより統合ユーザID=3が生成された場合を例に挙げる。
なお、図9(d)に示される統合ユーザID情報の統合ユーザID=2は、ステップS141に応じて受信されたクッキー(問い合わせ情報)に記述されている(含まれている)統合ユーザIDである。
従って、ステップS143における統合ユーザID生成部221は、以下の2つの統合ユーザIDを統合している。つまり、1つは、ステップS141に応じて受信された問い合わせ情報に含まれる統合ユーザID=2である。また、もう1つは、ステップS141に応じて受信された問い合わせ情報に含まれているのと同じユーザアカウントが対応付けられている統合ユーザID情報に含まれている統合ユーザID=1である。なお、ステップS141に応じて受信された問い合わせ情報に含まれているのと同じユーザアカウントが対応付けられている統合ユーザID情報としては複数であってもよい。
上記のように統合ユーザID=1と統合ユーザID=2との統合によって統合ユーザID=3が生成されるのに応じて、応答送信部223は、ステップS141により受信したアクセス要求に対する応答として、統合ユーザID=3が記述されたクッキーを送信する(ステップS144)。
このとき、ネットワーク端末100−2における統合ユーザID記憶部132においては統合ユーザID=2が記憶されている。これに対して、ステップS144に応じてネットワーク端末100−2が受信するクッキーに記述されているのは統合ユーザID=3であって、統合ユーザID=2とは異なる。
そこで、ネットワーク端末100−2の統合ユーザID管理部123bは、これまで統合ユーザID記憶部132に記憶されていた統合ユーザID=2を、受信したクッキーに記述されていた統合ユーザID=3に更新する(ステップS145)。このようにして、ネットワーク端末100−2において記憶する統合ユーザIDは、統合後の値に変更される。
また、ステップS143にて統合ユーザIDが統合されるのに応じて、統合ユーザID情報管理部222は、統合後の統合ユーザID=3に対応する統合ユーザID情報について統合する(ステップS146)。統合ユーザID情報の統合は、ステップS141に応じて受信されたクッキー(問い合わせ情報)が格納するのと同じユーザアカウントを格納する統合ユーザID情報を統合することによって行われる。
具体的には、統合ユーザID情報管理部222は、図9(a)に示される統合ユーザID=1の統合ユーザID情報に格納されているアプリケーションID=α、ユーザアカウントA、Bを取得する。また、統合ユーザID情報管理部222は、図9(d)に示される統合ユーザID=2の統合ユーザID情報に格納されているアプリケーションID=β、ユーザアカウントBを取得する。
そして、統合ユーザID情報管理部222は、ステップS143によって得られた統合ユーザID=3に、上記のように取得したアプリケーションID=α、アプリケーションID=β、ユーザアカウントA、Bを対応付けた統合ユーザID情報を生成する。このとき、ユーザアカウントBについては、統合ユーザID=1の統合ユーザID情報と統合ユーザID=2の統合ユーザID情報とで重複していることから、1つにまとめられたうえで対応付けられる。
これにより、図9(e)に示すように、統合ユーザID=3に対してアプリケーションID=α、アプリケーションID=β、ユーザアカウントA、ユーザアカウントBが対応付けられた統合ユーザID情報が得られる。
そして、統合ユーザID情報管理部222は、統合ユーザID情報記憶部231に記憶される図9(a)、図9(d)の統合ユーザID情報については削除し、図9(e)に示す統合ユーザID情報を統合ユーザID情報記憶部231に記憶する。
このようにして、ステップS146においては、ステップS143による統合ユーザIDの統合に応じて、統合ユーザID情報が統合される。
また、同じ図8に示すように、この後において、例えば、ネットワーク端末100−1におけるアプリケーション10がユーザアカウントAを使用して動作している(ステップS151)。
ステップS151によるアプリケーション10の動作に応じて、ネットワーク端末100−1の問い合わせ情報送信部122aは、ユーザアカウントAをクエリの「socialkeys」に記述した問い合わせ情報を統合ユーザID管理サーバ200に送信する(ステップS152)。ステップS152にて送信される問い合わせ情報には、アプリケーションID=αと、統合ユーザID=1が格納されている。
統合ユーザID管理サーバ200における統合ユーザID情報管理部222は、ステップS152に対応して受信された問い合わせ情報において示されるアプリケーションID=αを格納する統合ユーザID情報を統合ユーザID情報記憶部231から検索する。
この場合には、アプリケーションID=αを格納する統合ユーザID情報として、図9(e)に示される統合ユーザID情報が検索結果として得られる。図9(e)の統合ユーザID情報には、ステップS152により送信された問い合わせ情報に記述されたユーザアカウントAが既に格納されている。従って、この場合の統合ユーザID情報管理部222は、図9(e)の統合ユーザID情報にユーザアカウントAを格納する処理を行う必要がない。
また、統合ユーザID生成部221は、ステップS152に応じて受信された問い合わせ情報において記述されるユーザアカウントAを格納する統合ユーザID情報を統合ユーザID情報記憶部231から検索する。この場合には、図9(e)に示される統合ユーザID情報のみが検索結果として得られる。
ただし、この場合、ステップS152に応じて受信された問い合わせ情報は統合ユーザID=1を格納するのに対して、図9(e)の統合ユーザID情報においては統合ユーザID=3が示される。このように統合ユーザIDが異なる場合、統合ユーザID管理サーバ200において、統合ユーザID=1が他の統合ユーザIDと統合されて統合ユーザID=3となったことを示している。
この場合には、統合ユーザID生成部221は、特に統合ユーザIDの統合についての処理は実行しない。
このように、ステップS152にて受信した問い合わせ情報に対応する統合ユーザIDが、統合ユーザID管理サーバ200側で統合されたことにより変更されていた場合、応答送信部223は、以下の処理を実行する。
つまり、応答送信部223は、図9(e)のようにユーザアカウントAを格納する統合ユーザID情報から統合ユーザID=3を取得する(ステップS153)。そして、応答送信部223は、ステップS152にて受信された問い合わせ情報に対するレスポンスとして、ステップS153により取得された統合ユーザID=3をネットワーク端末100−1に送信する(ステップS154)。
ネットワーク端末100−1の統合ユーザID記憶部132においては、統合ユーザID=1が記憶されている。そこで、統合ユーザID管理部122bは、統合ユーザID記憶部132に記憶される統合ユーザID=1を、ステップS154に応じて受信したレスポンスが示す統合ユーザID=3により更新する(ステップS155)。
このようにして、ネットワーク端末100−1のアプリケーション10と、ネットワーク端末100−2のウェブブラウザとの間で、同じユーザUに対応する統合ユーザID=3が付与される状態となる。
[ネットワーク端末におけるアプリケーション間での統合ユーザIDの統合]
アプリケーション10がインストールされたネットワーク端末100−1においては、前述のように、アプリケーション10の動作に応じて問い合わせ情報が送信されることで、アプリケーション10に対応して統合ユーザIDが管理される。
そのうえで、例えばネットワーク端末100−1にウェブブラウザがインストールされている場合、ネットワーク端末100−2と同様に、ネットワーク端末100−1もウェブブラウザによって統合ユーザID対応ウェブサイトにアクセスすることもできる。これにより、ネットワーク端末100−1においては、ウェブブラウザに対応した統合ユーザIDも管理される。
このように、ネットワーク端末100−1においては複数のアプリケーションごとに対応して個別に統合ユーザIDが管理される場合がある。このような場合のあることを考慮すれば、ネットワーク端末100−1における複数のアプリケーション間でも統合ユーザIDが統合されるようにすることが好ましい。
そこで、図10を参照して、ネットワーク端末100−1においてアプリケーション10とウェブブラウザ20とで統合ユーザIDを統合できるようにするための構成例について説明する。
例えば、アプリケーション10上で表示されている広告に対するクリック操作が行われるのに応じて、アプリケーション10は、広告元ウェブサイト400のURLを指定してアクセスを行う。この際、アプリケーション10は、広告元ウェブサイト400のURLに直接アクセスするのではなく、リダイレクトにより、統合ユーザID管理サーバ200に一旦アクセスしたうえで、広告元ウェブサイトにアクセスする。
このとき、アプリケーション10は、ネットワーク端末100−1におけるウェブブラウザ20を起動させ(ステップS201)、ウェブブラウザ20に対して、リダイレクトにより、統合ユーザID管理サーバ200にアクセスさせる(ステップS202)。統合ユーザID管理サーバ200は、ステップS202によるアクセスに応じて、アプリケーション10が広告元ウェブサイト400にアクセスできるようにする(ステップS203)。
ステップS201〜S203により、アプリケーション10の画面上で、例えばアクセスした広告元ウェブサイト400の画像が表示される。
また、統合ユーザID管理サーバ200における応答送信部223は、ステップS202によるアクセスに応答して、ウェブブラウザ20に対応する統合ユーザIDを記述したクッキーをレスポンスとして送信する(ステップS204)。
ウェブブラウザ20は、統合ユーザID管理サーバ200から受信したクッキーを、アクセス元のアプリケーション10に転送する(ステップS205)。アプリケーション10はウェブブラウザ20から受け取ったクッキーを記憶する。つまり、ウェブブラウザ20に対応する統合ユーザIDを、自己に対応する統合ユーザIDとして管理する。
この結果、アプリケーション10とウェブブラウザ20のそれぞれに対応する統合ユーザIDが同じものとなるように統合される。
次に、図11を参照して、ネットワーク端末100−1においてアプリケーション10とウェブブラウザ20とで統合ユーザIDを統合できるようにするための他の構成例について説明する。
例えば、同図においては、ネットワーク端末100−1のウェブブラウザ20により、統合ユーザID管理サーバ200のウェブサイト提供部225(図6)が提供するユーザID対応ウェブサイト50にアクセスしている。
ここで、ユーザID対応ウェブサイト50にはアプリケーション10を起動させるためのリンクが設けられている。このリンクに対する操作が行われるのに応じて、ウェブブラウザ20は、操作されたリンクとして記述されていたカスタムURLスキームをアプリケーション10に受け渡す。このようにカスタムURLスキームが受け渡されるのに応じてアプリケーション10は起動してアクティブな状態となる。
ウェブブラウザ20がアプリケーション10に受け渡したカスタムURLスキームによっては、ウェブブラウザ20が管理する統合ユーザIDが指定される。このために、カスタムURLスキームを受け取ったアプリケーション10における統合ユーザID管理部122bは、例えば、これまで自己が管理していた統合ユーザIDを、カスタムURLスキームによって指定された統合ユーザIDに変更する。この結果、アプリケーション10とウェブブラウザ20のそれぞれに対応する統合ユーザIDが同じものとなるように統合される。
これまでに説明したように、本実施形態においては、同じユーザが使用する複数のネットワーク端末100の間で共通の統合ユーザIDが付与される。
本実施形態における統合ユーザIDは、アプリケーションの使用に応じてネットワーク端末100から送信される問い合わせ情報に格納されるユーザアカウントの共通性に基づいて統合されていく。これにより、本実施形態においては、例えばユーザがIDを登録する操作などを行わなくとも、複数のネットワーク端末100を使用してさえいれば、統合ユーザIDが適切に付与されていく。
また、本実施形態において、統合ユーザIDの統合は、受信された問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントを格納する統合ユーザID情報(共有統合ユーザID情報)の統合ユーザIDが対象となる。そのうえで、本実施形態においては、統合ユーザIDが統合されるのに応じて、統合ユーザID情報管理部222が、統合後の統合ユーザIDに対応して共有統合ユーザID情報についても統合する。これにより、統合後の統合ユーザIDに対応して1つの統合ユーザID情報が得られる。即ち、統合後の統合ユーザIDも1つの統合ユーザID情報として管理される。このように統合後の統合ユーザID情報が管理されることにより、本実施形態においては、統合後の統合ユーザIDを利用してさらに統合ユーザIDを統合していくことが可能になる。
さらに、本実施形態における統合ユーザID管理サーバ200の統合ユーザID生成部221は、未だ統合ユーザIDが付与されていないネットワーク端末100から、統合ユーザIDが格納されていない問い合わせ情報を受信した場合には、新規の統合ユーザIDを発行するようにしている。ここでの発行とは、統合ユーザID管理サーバ200が新規の統合ユーザIDを生成し、生成した新規の統合ユーザIDを格納する統合ユーザID情報を記憶するとともに、ネットワーク端末100に新規の統合ユーザIDをレスポンスとして送信することである。
このように、本実施形態においては、新規に統合ユーザIDを発行する段階においても、ユーザによる登録操作などによることなく統合ユーザID管理サーバ200の制御によって統合ユーザIDを付与することが可能とされている。
本実施形態における統合ユーザIDは、例えば、複数のネットワーク端末100を利用するユーザについてのアクセス解析などに用いることができる。アクセス解析には、ユーザがネットワーク端末100で用いた各種のユーザアカウントをそのまま利用することも可能である。しかし、ユーザアカウントは、ユーザの個人情報でもあるため、アクセス解析などにユーザアカウントを利用することが好ましくない場合がある。
これに対して、本実施形態の統合ユーザIDは、統合ユーザID管理サーバ200がユーザごとに生成した識別子であり、特にユーザが使用するものではない。即ち、統合ユーザIDは、ユーザの個人情報ではない。従って、本実施形態の統合ユーザIDをアクセス解析に用いても、特にユーザの個人情報を利用していることにはならない。
なお、上述のネットワーク端末100あるいは統合ユーザID管理サーバ200の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のネットワーク端末100あるいは統合ユーザID管理サーバ200としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は本実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…アプリケーション、11…アプリケーションプログラム、12…SDK対応ライブラリ、20…ウェブブラウザ、50…統合ユーザID対応ウェブサイト、100…ネットワーク端末、101…通信部、102…制御部、103…記憶部、104…表示部、105…操作部、121…アプリケーション対応処理部、122…ライブラリ対応処理部、122a…問い合わせ情報送信部、122b…統合ユーザID管理部、123…ウェブブラウザ部、123a…問い合わせ情報送信部、123b…統合ユーザID管理部、131…アプリケーション記憶部、132…統合ユーザID記憶部、200…統合ユーザID管理サーバ、201…通信部、202…制御部、203…記憶部、221…統合ユーザID生成部、222…統合ユーザID情報管理部、223…応答送信部、224…解析処理部、225…ウェブサイト提供部、231…統合ユーザID情報記憶部、300…ネットワーク、300…サービス提供サーバ、300…ネットワーク、400…広告元ウェブサイト

Claims (7)

  1. ネットワーク端末と統合ユーザ識別子管理サーバとがネットワーク経由で接続される統合ユーザ識別子管理システムであって、
    前記ネットワーク端末は、
    統合ユーザ識別子を問い合わせるための情報であって、前記ネットワーク端末上で動作するアプリケーションが使用するユーザアカウントを格納する領域と統合ユーザ識別子記憶部に記憶される統合ユーザ識別子を格納する領域とを有する問い合わせ情報を前記統合ユーザ識別子管理サーバに送信する問い合わせ情報送信部と、
    前記統合ユーザ識別子管理サーバから前記問い合わせ情報に対する応答として送信された統合ユーザ識別子を前記統合ユーザ識別子記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子管理部とを備え、
    前記統合ユーザ識別子管理サーバは、
    統合ユーザ識別子を格納する領域と前記統合ユーザ識別子に対応付けられる1以上のユーザアカウントを格納する領域とを有する統合ユーザ識別子情報を記憶する統合ユーザ識別子情報記憶部において、受信された前記問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントが対応付けられている共有統合ユーザ識別子情報が記憶され、かつ、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とが異なる場合、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とを統合した統合ユーザ識別子を生成する統合ユーザ識別子生成部と、
    前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信する応答送信部とを備える
    統合ユーザ識別子管理システム。
  2. 前記統合ユーザ識別子管理サーバは、
    前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子に、受信された前記問い合わせ情報に格納されるユーザアカウントと、前記共有統合ユーザ識別子情報に格納されるユーザアカウントとを対応付けて生成した統合ユーザ識別子情報を前記統合ユーザ識別子情報記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子情報管理部をさらに備える
    請求項1に記載の統合ユーザ識別子管理システム。
  3. 前記統合ユーザ識別子生成部は、
    受信された前記問い合わせ情報に統合ユーザ識別子が格納されていない場合、新規の統合ユーザ識別子を生成し、
    前記統合ユーザ識別子情報管理部は、
    前記新規の統合ユーザ識別子に対応する新規の統合ユーザ識別子情報を前記統合ユーザ識別子情報記憶部に記憶させ、
    前記応答送信部は、
    前記新規の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信する
    請求項2に記載の統合ユーザ識別子管理システム。
  4. ネットワーク経由で統合ユーザ識別子管理サーバと通信を実行する通信部と、
    統合ユーザ識別子を問い合わせるための情報であって、ネットワーク端末上で動作するアプリケーションが使用するユーザアカウントを格納する領域と統合ユーザ識別子記憶部に記憶される統合ユーザ識別子を格納する領域とを有する問い合わせ情報を前記統合ユーザ識別子管理サーバに送信する問い合わせ情報送信部と、
    前記統合ユーザ識別子管理サーバから前記問い合わせ情報に対する応答として送信された統合ユーザ識別子を前記統合ユーザ識別子記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子管理部と
    を備えるネットワーク端末。
  5. ネットワーク経由でネットワーク端末と通信を実行する通信部と、
    統合ユーザ識別子を格納する領域と前記統合ユーザ識別子に対応付けられる1以上のユーザアカウントを格納する領域とを有する統合ユーザ識別子情報を記憶する統合ユーザ識別子情報記憶部において、前記ネットワーク端末から受信された問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントが対応付けられている共有統合ユーザ識別子情報が記憶され、かつ、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とが異なる場合、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とを統合した統合ユーザ識別子を生成する統合ユーザ識別子生成部と、
    前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信する応答送信部と
    を備える統合ユーザ識別子管理サーバ。
  6. コンピュータを
    ネットワーク経由で統合ユーザ識別子管理サーバと通信を実行する通信部、
    統合ユーザ識別子を問い合わせるための情報であって、ネットワーク端末上で動作するアプリケーションが使用するユーザアカウントを格納する領域と統合ユーザ識別子記憶部に記憶される統合ユーザ識別子を格納する領域とを有する問い合わせ情報を前記統合ユーザ識別子管理サーバに送信する問い合わせ情報送信部、
    前記統合ユーザ識別子管理サーバから前記問い合わせ情報に対する応答として送信された統合ユーザ識別子を前記統合ユーザ識別子記憶部に記憶させる統合ユーザ識別子管理部
    として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを
    ネットワーク経由でネットワーク端末と通信を実行する通信部、
    統合ユーザ識別子を格納する領域と前記統合ユーザ識別子に対応付けられる1以上のユーザアカウントを格納する領域とを有する統合ユーザ識別子情報を記憶する統合ユーザ識別子情報記憶部において、前記ネットワーク端末から受信された問い合わせ情報に格納されるのと同じユーザアカウントが対応付けられている共有統合ユーザ識別子情報が記憶され、かつ、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とが異なる場合、受信された前記問い合わせ情報に格納される統合ユーザ識別子と前記共有統合ユーザ識別子情報に格納される統合ユーザ識別子とを統合した統合ユーザ識別子を生成する統合ユーザ識別子生成部、
    前記統合ユーザ識別子生成部により統合された後の統合ユーザ識別子を、受信された前記問い合わせ情報に対する応答として前記ネットワーク端末に送信する応答送信部
    として機能させるためのプログラム。
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