JP6305758B2 - 管理システム、管理システムによる管理方法、管理装置、管理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

管理システム、管理システムによる管理方法、管理装置、管理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6305758B2
JP6305758B2 JP2013268121A JP2013268121A JP6305758B2 JP 6305758 B2 JP6305758 B2 JP 6305758B2 JP 2013268121 A JP2013268121 A JP 2013268121A JP 2013268121 A JP2013268121 A JP 2013268121A JP 6305758 B2 JP6305758 B2 JP 6305758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
predetermined
control function
confirmation
predetermined service
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013268121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015125512A (ja
Inventor
茂樹 島田
茂樹 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mixi Inc
Original Assignee
Mixi Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mixi Inc filed Critical Mixi Inc
Priority to JP2013268121A priority Critical patent/JP6305758B2/ja
Publication of JP2015125512A publication Critical patent/JP2015125512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6305758B2 publication Critical patent/JP6305758B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ユーザが使用する装置に追加される機能を管理する仕組みに関する。特に、オンラインサービスを支障なく運営するためにシステムの整合を図る仕組みに関するものである。
通信ネットワークを介してダウンロードされるアプリケーションプログラムをインストールして機能を追加することが可能な装置が普及している(例えば、スマートフォン,タブレット端末,タブレットPCなど)。これらの装置向けに開発されるアプリケーションプログラムの多くは、新機能の追加や不具合の修正を目的として頻繁に更新される。
また、同一のユーザが使用する複数の装置において、アプリケーションを同期させる手法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1記載の手法は、専用プログラムがそれぞれインストールされ同一のアカウントに関連付けられた複数のコンピュータ装置の間で、専用プログラムに登録されたアプリケーションの実行ファイル、ユーザデータ、設定情報領域(レジストリ)に格納された設定情報などが一方において変更された場合に当該変更が他方に自動的に反映されるように制御するものである。
国際公開第2013/027248号
通信ネットワークを介して提供されるオンラインサービスの中には、装置に追加された特定の機能を利用するものがある。特に、所定の関係にある複数のユーザの連携を支援するサービス(例えば、データ共有サービス,機能共用サービス,コミュニケーションサービスなど)を適正に提供するには、これらのサービスを利用するために必要な機能が各ユーザの装置にそれぞれ追加されている必要がある。
また、被管理者(例えば、子,部下など)の装置に追加可能な機能が管理者(例えば、親,上司など)の装置に追加済みの機能の範囲に限定されれば、被管理者によるサービスの利用・コンテンツの視聴に一定の制限をかける管理者の管理負担が軽減し得る。
本発明が解決しようとする課題は、所定のサービスを適正に運営するために必要な限度でシステムの整合を図る、という点である。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様に係る「管理システム」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答手段と、を具備する。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様に係る「管理システムによる管理方法」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認処理と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供処理と、要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答処理と、を含む。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様に係る「管理装置」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答手段と、を具備する。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様に係る「管理装置の制御方法」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認ステップと、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供ステップと、要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答ステップと、を含む。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様に係る「プログラム」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答手段と、を管理装置のコンピュータに機能として実現させる。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様に係る「コンピュータ読取り可能な記録媒体」に記録されるプログラムは、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答手段と、を管理装置のコンピュータに機能として実現させる。
上記課題を解決するため、本発明の第2態様に係る「管理システム」は、他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給手段と、を具備する。
上記課題を解決するため、本発明の第2態様に係る「管理システムによる管理方法」は、他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認処理と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供処理と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給処理と、を含む。
上記課題を解決するため、本発明の第2態様に係る「管理装置」は、他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給手段と、を具備する。
上記課題を解決するため、本発明の第2態様に係る「管理装置の制御方法」は、他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認ステップと、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供ステップと、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給ステップと、を含む。
上記課題を解決するため、本発明の第2態様に係る「プログラム」は、他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給手段と、を管理装置のコンピュータに機能として実現させる。
上記課題を解決するため、本発明の第2態様に係る「コンピュータ読取り可能な記録媒体」に記録されるプログラムは、他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給手段と、を管理装置のコンピュータに機能として実現させる。
上記課題を解決するため、本発明の第3態様に係る「管理システム」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供手段と、を具備する。
上記課題を解決するため、本発明の第3態様に係る「管理システムによる管理方法」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認処理と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供処理と、を含む。
上記課題を解決するため、本発明の第3態様に係る「管理装置」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供手段と、を具備する。
上記課題を解決するため、本発明の第3態様に係る「管理装置の制御方法」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認ステップと、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供ステップと、を含む。
上記課題を解決するため、本発明の第3態様に係る「プログラム」は、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供手段と、を管理装置のコンピュータに機能として実現させる。
上記課題を解決するため、本発明の第3態様に係る「コンピュータ読取り可能な記録媒体」に記録されるプログラムは、所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供手段と、を管理装置のコンピュータに機能として実現させる。
本発明において「管理システム」は、第1装置や第2装置に提供されるプログラムを管理するシステム(例えば、配信管理システム10)や、第1装置と第2装置の関係性を定義しこれらの装置を管理するシステム(例えば、権限管理システム20)を含んで構成される。第1装置や第2装置に所定サービスを提供するシステム(例えば、連携処理システム30)をさらに含んでいてもよい。一方、「管理装置」は、第1装置と第2装置の関係性を定義しこれらの装置を管理するシステム(例えば、権限管理システム20)を構成する装置(例えば、権限管理サーバ21)が好適である。
本発明において「所定サービス」は、通信ネットワークを介して提供されるオンラインサービスが想定されている。特に、本発明は、一のユーザ(管理者)が他のユーザ(被管理者)によるサービス(例えば、決済サービス)の利用やコンテンツの視聴・利用に一定の制限をかけることを支援するサービス、複数のユーザの連携を支援するサービス(例えば、データ共有サービス,機能共用サービス,コミュニケーションサービスなど)などに適用するのが好適である。ただし、適用されるサービスはこれらに限定されるものではない。
本発明において「制御プログラム」は、単数又は複数のプログラムモジュールから成る独立したアプリケーションプログラム(専用プログラム)であってもよいし、他のアプリケーションプログラムに組み込まれる単数又は複数のプログラムモジュールであってもよい。
第1装置や第2装置に制御プログラムを提供する主体は、第1装置と第2装置の関係性を定義しこれらの装置を管理するシステム(例えば、権限管理システム20)を構成する装置が好適であるが、第1装置や第2装置に提供されるプログラムを管理するシステム(例えば、配信管理システム10)を構成する装置や、これらのシステムに属さない装置であってもよい。
本発明において「制御プログラムが第1装置に提供された」ことや「第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能である」ことは、各装置に提供されるプログラムを管理するシステム(例えば、配信管理システム10)において記録されているログデータを利用して特定してもよいし、制御プログラムが導入された第1装置や第2装置からの通知により特定してもよい。
本発明では、第1装置に導入される制御機能と第2装置に導入される制御機能とを厳密に一致させるというポリシーを採用していない。換言すれば、「所定サービス」に対応可能である限りにおいて、第1装置に導入される制御プログラムのバージョンと第2装置に導入される制御プログラムのバージョンとが相違していてもよいし、両者のうちいずれか又は双方が最新のバージョンでなくてもよい。したがって、例えば、第1装置において最新バージョンの制御機能が使用可能になった場合においても、「所定サービス」に対応可能な制御機能が既に第2装置において使用可能であれば、当該制御機能を最新バージョンに更新することは強制されない。
上記第1態様に係る「管理システム」には、以下に例示する追加の技術的限定を加えてもよい。また、同趣旨の技術的限定を、第1態様に係る「管理システム」が実行する処理ステップ、第1態様に係る「管理装置」の機能、第1態様に係る「管理装置」が実行する処理ステップに加えてもよい。
・前記認証手段が、前記第2装置の管理対象として登録されている前記第1装置が前記実行要求の要求元である場合に、該第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることを条件として該第1装置に前記所定権限があると判定し、前記応答手段が、前記第2装置の管理対象として登録されている前記第1装置が前記実行要求の要求元である場合に、該第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを示す情報を応答する。これにより、システムの整合性を欠いた状態で所定サービスが利用される事態を回避することができる。
・前記提供手段が、前記所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を自動的に実行させる所定コマンドを前記所定データとして前記第2装置に提供する。これにより、他のプログラムモジュールに由来する機能とは独立に、第1装置(例えば、スレーブ端末)において利用可能となった所定サービスに対応可能な制御機能が第2装置(例えば、マスタ端末)に自動的に導入(例えば、インストール,アップデート)される。
・前記制御プログラムが、アプリケーションプログラムに組み込まれる単数又は複数のプログラムモジュールであり、前記提供手段が、前記所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にする前記アップデート処理を自動的に実行させる前記所定コマンドを前記所定データとして前記第2装置に提供する。これにより、他のプログラムモジュールに由来する機能とは独立に、第1装置(例えば、スレーブ端末)において利用可能となった所定サービスに対応可能な制御機能が第2装置(例えば、マスタ端末)に自動的に導入(アップデート)される。
上記第2態様に係る「管理システム」には、以下に例示する追加の技術的限定を加えてもよい。また、同趣旨の技術的限定を、第2態様に係る「管理システム」が実行する処理ステップ、第2態様に係る「管理装置」の機能、第2態様に係る「管理装置」が実行する処理ステップに加えてもよい。
・前記制御機能は、前記制御機能が有効になった旨の有効通知を外部に出力する有効通知機能を含み、前記確認手段が、前記第1装置から前記有効通知を受領した後に、前記第2装置から前記有効通知を既に受領しているか否かにより該第2装置において前記制御機能が使用可能であるか否かを確認する。これにより、第1装置(例えば、スレーブ端末)や第2装置(例えば、マスタ端末)に、システムの整合を図るための専用のプログラムをインストールしておく必要がなくなる。
・前記制御機能は、他の装置の管理対象になっている装置において前記所定サービスが利用される場合に限り、該所定サービスが利用される度に前記所定権限が必要となるよう制御するとともに、該所定サービスが利用される度に前記確認データの供給を求める所定要求を外部に出力し、前記確認手段が、前記第1装置から前記所定要求を受領する度に、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であるか否かを確認する。これにより、第1装置(例えば、スレーブ端末)において所定サービスを利用するために必要な限度で第2装置(例えば、マスタ端末)に当該所定サービスに対応可能な制御機能が追加されるよう促される。
・前記確認手段が、前記第2装置から前記制御機能が無効になった旨の無効通知を受領しているか否かにより前記第2装置において前記制御機能が無効であるか否かをさらに確認し、前記供給手段が、前記第2装置において前記制御機能が無効でない場合に限り、前記確認データを前記第1装置に供給する。これにより、第2装置(例えば、マスタ端末)において所定の制御機能を無効化(例えば、インストールやアップデートを削除)するだけで第1装置(例えば、スレーブ端末)における所定サービスの利用を制限することができる。なお、「無効通知」を送出する機能は、制御プログラムにより実現されてもよいし、アンインストールプログラムにより実現されてもよい。
・前記確認手段が、さらに、前記制御プログラムが前記第2装置に提供された場合に、前記第1装置に対して該制御プログラムが提供済みであるか否かを確認し、前記提供手段が、さらに、前記第1装置に対して前記制御プログラムが提供済みでないことが前記確認手段により確認された場合に、該制御プログラムを導入させる所定コマンドを該第1装置に提供する。これにより、第1装置(例えば、スレーブ端末)において先に所定の制御機能が導入された場合と、第2装置(例えば、マスタ端末)において先に所定の制御が導入された場合とで、整合を図るための手順が非対称になる。
・前記制御プログラムは、アプリケーションプログラムに組み込まれる単数又は複数のプログラムモジュールである。これにより、他のプログラムモジュールに由来する機能とは独立に、制御プログラムに由来する制御機能のみの整合が図られる。
上記第3態様に係る「管理システム」には、以下に例示する追加の技術的限定を加えてもよい。また、同趣旨の技術的限定を、第3態様に係る「管理システム」が実行する処理ステップ、第3態様に係る「管理装置」の機能、第3態様に係る「管理装置」が実行する処理ステップに加えてもよい。
・前記制御プログラムが、アプリケーションプログラムに組み込まれる単数又は複数のプログラムモジュールであり、前記提供手段が、前記アップデート処理を前記第2装置のユーザによる確認を待って実行させる前記マスタ用所定コマンド又は前記アップデート処理を前記第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させる前記スレーブ用所定コマンドを前記第2装置に提供する。これにより、スレーブ装置において先に所定の制御機能が導入(アップデート)された場合と、マスタ装置において先に所定の制御が導入(アップデート)された場合とで、整合を図るための手順が非対称になる。
また、上記いずれかの「管理システム」には、以下に例示する追加の技術的限定を加えてもよい。また、同趣旨の技術的限定を、上記いずれかの「管理システム」が実行する処理ステップ、上記いずれかの「管理装置」の機能、上記いずれかの「管理装置」が実行する処理ステップに加えてもよい。
・第1ユーザに対応し単数又は複数の装置が登録され得る第1アカウントと第2ユーザに対応し単数又は複数の装置が登録され得る第2アカウントとを対応付けて記憶手段に記憶させる手段をさらに具備し、前記確認手段が、前記第1装置が前記第1アカウントに関連付けて登録されている場合に、前記記憶手段を参照して前記第2アカウントに関連付けて登録されている装置を前記第2装置として特定する。これにより、第1のユーザアカウントに関連付けられた第1装置(例えば、スレーブ端末)と第2のユーザアカウントに関連付けられた第2装置(例えば、マスタ端末)との間で、システムの整合が図られる。
本発明は、第1装置により所定サービスが利用されようとする際に、そのことをトリガとして、第1装置とともに当該所定サービスを利用する可能性の高い第2装置において当該所定サービスに対応可能な機能が導入されるように仕向ける。
この点において、所定のサービスを適正に運営するために必要な限度でシステムの整合が図られている。
特に、本発明の第1態様及び第2態様によれば、第2装置(例えば、マスタ端末)において所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるまで第1装置(例えば、スレーブ端末)における所定サービスの利用が制限される。
特に、本発明の第3態様によれば、スレーブ装置において先に所定の制御機能が導入された場合と、マスタ装置において先に所定の制御機能が導入された場合とで、整合を図るための手順が非対称になる。
マスタコントロールサービスの概要の説明図である。 マスタコントロールサービスの概要の説明図である。 実施形態のシステムのネットワーク構成例を示すブロック図である。 データベースに記憶される(a)定義情報,(b)バージョン管理情報,(c)機能管理情報の主要な項目の説明図である。 サーバ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 ユーザ端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 定義情報の登録手順を例示するシーケンス図である。 アプリケーションプログラムの配信管理手順(マスタ端末に先にインストールされる場合)を例示するシーケンス図である。 制御モジュール群が組み込まれたアプリケーションプログラムをインストールする手順の説明図である。 アプリケーションプログラムの配信管理手順(スレーブ端末に先にインストールされる場合)を例示するシーケンス図である。 アプリケーションプログラムの配信管理手順(マスタ端末で先にアップデートされる場合)を例示するシーケンス図である。 インストール済みのアプリケーションプログラムにおいて制御モジュール群をアップデートする手順の説明図である。 アプリケーションプログラムの配信管理手順(スレーブ端末で先にアップデートされる場合)を例示するシーケンス図である。 実施形態のシステムを構成する各装置の機能構成例をそれぞれ示すブロック図である。 権限管理処理の手順を例示するシーケンス図である。 権限管理処理の手順を例示するシーケンス図である。
[1.実施形態の概要]
[1−1.マスタコントロールサービスの概要]
図1及び図2を参照して、マスタコントロールサービスの概要を説明する。
本実施形態のシステムにより提供される「マスタコントロールサービス」は、管理者が使用するユーザ端末50a(「第2装置」の一例。)と被管理者が使用するユーザ端末50b(「第1装置」の一例。)とがマスタ端末・スレーブ端末として対応付けて権限管理システム20に登録されている状態において、マスタコントロールサービスを適正に運営するために必要な限度でマスタ端末及びスレーブ端末を含むシステムの整合を図るとともに(図1参照)、マスタ端末の使用者(管理者)とスレーブ端末の使用者(被管理者)との間の連携を支援する(図2参照)。
ユーザ端末50aとユーザ端末50bとが対応付けて登録されるタイミングは、特に限定されない。すなわち、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにアプリケーションプログラムがインストールされる前から登録されていてもよいし、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにアプリケーションプログラムがインストールされた後で登録されてもよい。
また、ユーザ端末50aとユーザ端末50bの対応付け登録は、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにアプリケーションプログラムがインストールされた後でユーザ端末50aにより変更されてもよいし、ユーザ端末50aやユーザ端末50b(特に、ユーザ端末50b)の動作ログ等により特定されるコンテキスト(状況)に基づいて動的に変更されてもよい。
[1−1.(a)アプリケーションプログラムを部分的にかつ非対称に同期させる]
マスタ端末とスレーブ端末との間で、アプリケーションプログラムに組み込まれた特定のモジュール群を、所定の連携サービスを適正に運営するために必要な限度で同期させる(図1参照)。
このとき、マスタ端末において機能構成が先に変動した場合には、この変動をスレーブ端末にも自動的に反映させる。一方、スレーブ端末において機能構成が先に変動した場合には、この変動をマスタ端末に反映させるか否かをマスタ端末のユーザに委ねる。
例えば、ユーザ端末50aとユーザ端末50bがそれぞれマスタ・スレーブとして権限管理システムに登録されている前提において、配信管理システム10に登録されている「アプリケーションプログラム2」がマスタ端末に先にインストールされたときは、同じ「アプリケーションプログラム2」をスレーブ端末に自動的にインストールさせる。一方、「アプリケーションプログラム2」がスレーブ端末に先にインストールされた場合は、同じ「アプリケーションプログラム2」がマスタ端末にインストールされるよう促すとともに、マスタ端末にインストールされるまでスレーブ端末による使用を制限する。
その後、「アプリケーションプログラム2」に組み込まれた「制御モジュール群」がマスタ端末において先にアップデートされたときは、スレーブ端末において同じ「制御モジュール群」を自動的にアップデートさせる。一方、「アプリケーションプログラム2」に組み込まれた「制御モジュール群」がスレーブ端末において先にアップデートされた場合であってマスタ端末側の同じ「制御モジュール群」のバージョンが一定の条件を満たしていないときは、マスタ端末においてアップデートされるよう促すとともに、マスタ端末においてアップデートされるまでスレーブ端末による使用を制限する。
[1−1.(b)スレーブ端末のみに一定の制限をかける]
アプリケーションプログラムを読み込んでデータ処理機能部51を備えたスレーブ端末が、権限管理システム20にスレーブ端末として登録されている限りにおいて、管理対象処理(以下の説明では、「特定処理」ともいう。)の実行を原則として自制する(図2参照)。
このとき、スレーブ端末に対応付けて権限管理システム20に登録されているマスタ端末において管理対象処理を実行するための環境が整っていることを条件として、スレーブ端末が自制を一時的に解除して管理対象処理を実行する。
マスタコントロールサービスにおいて管理対象とされる処理のうちスレーブ端末において実行が制限される処理の種類は、柔軟に設定することができるように構成するとよい。
例えば、金銭債務を発生させる決済処理の実行、外部との通信を伴わないデータ処理(例えば、オフライン状態でのゲームの進行処理など)の実行、所定の通信(例えば、移動体通信ネットワーク以外のネットワークを介してインターネットに接続される無線LANのアクセスポイントやルータを経由する通信、近距離無線通信、無線による端末間通信、GPS衛星から発信される信号の受信など)を伴うデータ処理の実行、などを制限するか否かを個別に設定できるように構成するとよい。
設定の主体としては、マスタ端末の使用者(管理者)の他、配信管理システム10を管理する事業者、ユーザ端末50aやユーザ端末50bのユーザに有線又は無線の通信サービスを提供する事業者、配信管理システム10からアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なユーザ端末を製造販売する事業者、ユーザ端末にインストールされるOS(Operating System)を開発する事業者などが想定される。
以下の説明では、属性に基づく権限に応じて管理対象処理(特定処理)の実行を自制する制御機能をユーザ端末50が保有する例を示す。当該制御機能は、アプリケーションプログラムに組み込まれる制御モジュール群がユーザ端末のコンピュータに読み込まれることにより実現される。
なお、属性に基づく権限に応じて管理対象処理(特定処理)の実行を制限する制御機能は、サーバ装置側(例えば、連携処理サーバ31や権限管理サーバ21)にあってもよい。特に、実質的な処理がサーバ側にて実行されるオンラインサービス(例えば、課金/決済サービス,連携サービスなど)では、制御機能をサーバ側に実装するのが好ましいこともある。さらに、金銭債務を発生させる決済処理の実行に際しては、その処理結果の重大性に鑑みて、管理者(マスタ端末の使用者)に都度承諾を得るように構成してもよい。
[1−1.(c)データを共有させる]
アプリケーションプログラムを読み込んでデータ処理機能部51を備えたスレーブ端末の動作に起因して生成されるデータを、スレーブ端末に対応付けて権限管理システム20に登録され、かつ、同一のアプリケーションプログラムを読み込んで制御機能部52を備えたマスタ端末により閲覧可能とする(図2)。
共有の対象とするデータとしては、例えば、オフラインあるいはオンラインで実行可能なゲームの進捗を示すデータなどが想定される。
[1−1.(d)データを共用させる]
アプリケーションプログラムを読み込んでデータ処理機能部51を備えたスレーブ端末の動作に起因して獲得されるデータを、スレーブ端末に対応付けて権限管理システム20に登録され、かつ、同一のアプリケーションプログラムを読み込んで制御機能部52を備えたマスタ端末により利用可能とする(図2)。
共用の対象とするデータとしては、例えば、アンケートへの回答により獲得される報酬(金銭的価値を有する電子クーポンやポイントなど)を示すデータなどが想定される。
[1−2.実施形態の主要な特徴]
本実施形態のシステムでは、単一のアプリケーションプログラムを配信管理システム10に配信可能に登録し、ユーザ端末50aやユーザ端末50bからの要求に応じて共通のアプリケーションプログラムを各端末に提供し、インストールさせる。
アプリケーションプログラムは、マスタコントロールサービスにおける管理対象でない通常処理を少なくとも実行するデータ処理機能部51を実現させるデータ処理モジュール群を含む。また、アプリケーションプログラムには、マスタコントロールサービスにおける管理対象である特定処理の実行を制御する制御機能部52を実現させる制御モジュール群が組み込まれる。
[1−2.(a)アプリケーションプログラムを提供するシステム等の構成]
本実施形態のシステムは、所定サービスに対応可能なバージョンの制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムがユーザ端末50b(「第1装置」の一例。)に提供された後に、ユーザ端末50bと異なるユーザに関連付けられかつユーザ端末50bに対応付けて登録されているユーザ端末50a(「第2装置」の一例。)において同じ所定サービスに対応可能なバージョンの制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、ユーザ端末50aにおいて同じ所定サービスに対応可能なバージョンの制御機能が使用可能であることが確認手段により確認された場合を除き、同じオンラインサービスに対応可能な制御機能が使用可能になるようユーザ端末50aに所定データ(例えば、制御プログラムのインストールやアップデートを促す通知、制御プログラムのインストールやアップデートを実行させるコマンド)を提供する提供手段と、を具備する。
この構成により、スレーブ端末において所定サービス(例えば、新機能が付加されたオンラインサービス)に対応可能なバージョンの制御機能が導入される場合に、そのことをトリガとして、スレーブ端末とともに所定サービスを利用する可能性の高いマスタ端末に同じサービスに対応可能な制御機能が導入されるよう促される。
この点において、所定のサービスを適正に運営するために必要な限度で(例えば、より少ない回数で、より少ない通信量で、より小さいコストで)システムの整合が図られている。
[1−2.(b)アプリケーションプログラムに組み込まれる制御モジュール群の構成]
アプリケーションプログラムに組み込まれる制御モジュール群(制御プログラム)は、管理対象である特定処理を自ら実行しようとし又は他の機能部に実行させようとするデータ処理機能部51からの要求に応じてインストール先のユーザ端末(ユーザ端末50aやユーザ端末50b)に適用される権限を確認する機能と、確認される権限に応じて特定処理の実行を制限するか否かを決定する機能と、特定処理の実行を制限しないことが決定された場合に限り当該特定処理の実行に必要な必要データをデータ処理機能部51に提供する機能と、をそれぞれ実現させる単数又は複数のプログラムモジュールを含む。
この構成により、特定処理の実行が制限されるか否かが、制御モジュール群が組み込まれたアプリケーションプログラムを読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末により、実行時に当該ユーザ端末自身に適用される権限に応じて動的に決定される。また、インストール先のユーザ端末(ユーザ端末50aやユーザ端末50b)に適用されるべき権限がアプリケーションプログラムのインストール後に変更された場合に、当該変更が略リアルタイムで反映される。
したがって、本実施形態の制御モジュール群をアプリケーションプログラムに組み込めば、当該アプリケーションプログラムがユーザ端末に実行させる処理の少なくとも一部を必要に応じて制限するに際し、専用プログラムをインストールする必要がない。
[1−2.(c)アプリケーションプログラムに制御モジュール群を組み込む手順]
制御モジュール群がアプリケーションプログラムに組み込まれる態様・タイミングは限定されない。
例えば、制御モジュール群を含むアプリケーションプログラムをインストールするためのインストールプログラムを権限管理システム20がユーザ端末50aやユーザ端末50bに供給し、制御モジュール群が組み込まれたアプリケーションプログラムが新規にインストールされてもよい。また、例えば、制御モジュール群を含まないアプリケーションプログラムが既にインストールされているユーザ端末50aやユーザ端末50bに制御モジュール群を追加で組み込むためのアップデートプログラムを権限管理システム20が供給し、インストール済みのアプリケーションプログラムが制御モジュール群を組み込むように更新されてもよい。また、例えば、制御モジュール群が組み込まれたアプリケーションプログラムが既にインストールされているユーザ端末50aやユーザ端末50bにおいて制御モジュール群を更新するためのアップデートプログラムを権限管理システム20が供給し、制御モジュール群のバージョンが更新されてもよい。
なお、制御モジュール群は、アプリケーションプログラムを開発する際に利用されるSDK(Software Development Kit)に含まれるライブラリ(library)として、例えばマスタコントロールサービスを提供する事業者により提供されるのが好適である。
マスタコントロールサービスを提供する事業者としては、例えば、配信管理システム10を管理する事業者、ユーザ端末50aやユーザ端末50bのユーザに有線又は無線の通信サービスを提供する事業者、配信管理システム10からアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なユーザ端末を製造販売する事業者、ユーザ端末にインストールされるOS(Operating System)を開発する事業者などが想定される。
ユーザ端末にインストールされるアプリケーションプログラムを開発する事業者は、本実施形態のシステムが提供するマスタコントロールサービスを利用可能なアプリケーションプログラムを、当該アプリケーションプログラムに制御モジュール群(ライブラリ)を組み込むだけで生成することができる。
そのため、本実施形態のシステムが提供するマスタコントロールサービスに相当するサービスを利用するための専用のプログラム(例えば、専用のアプリケーションプログラム、OSに組み込むミドルウェアモジュールなど)を独自に開発する必要がなくなり、他のアプリケーションプログラムとの差別化に寄与する機能モジュールの開発に特化することが可能になる。特に、過度な開発負担なくアプリケーションプログラムに制御モジュール群を事後的に組み込むことができるため、当初からオプション機能として提供したり、配信開始後のニーズに応じて追加機能として提供したりすることが可能である。
[1−3.実施形態のシステムが奏する効果]
以上のように、本実施形態のシステムは、オンラインサービスを適正に運営するために必要な限度でシステムの整合を図る。したがって、不必要な処理や通信の発生が抑制され、ユーザによる端末の使用性を妨げず、かつ、サービス運営にかかるコストが抑えられる。
また、アプリケーションプログラムがユーザ端末に実行させる処理の少なくとも一部を必要に応じて制限する機能を当該ユーザ端末に実現させるためのプログラム(制御プログラム)を当該アプリケーションプログラムへの組込みが可能なプログラムモジュール(ライブラリ)として提供する。この点において、アプリケーションプログラムがユーザ端末に実行させる処理の少なくとも一部を必要に応じて制限する仕組みが当該ユーザ端末に導入されやすくなると言える。
なお、管理者向けの完全版と被管理者向けの機能制限版とを別個に開発する必要がなくなるため、アプリケーションプログラムの人気の度合いを示す指標の1つである「ダウンロード数」が単一のアプリケーションプログラムに集約されて注目を浴びやすくなるという副次的な効果も期待できる。
[2.実施形態の詳細]
[2−1.実施形態のシステムのネットワーク構成例]
図3に、実施形態のシステムのネットワーク構成例を示す。
本実施形態のシステム(情報処理システム)は、配信管理システム10と、権限管理システム20と、連携処理システム30と、ユーザA及びユーザBがそれぞれ使用するユーザ端末50a及びユーザ端末50bと、を含む。
配信管理システム10、権限管理システム20及び連携処理システム30とユーザ端末50a及びユーザ端末50bとは、通信ネットワーク40を介してそれぞれデータの授受が可能である。また、権限管理システム20と連携処理システム30とは、通信ネットワーク40、LAN又は専用回線を介してデータの授受が可能である。
通信ネットワーク40は、既存のネットワーク(例えば、インターネット(Internet),携帯電話網,無線WAN(Wireless Wide Area Network),無線LAN(Wireless Local Area Network),イーサネット(Ethernet)(登録商標)など)のうち少なくともいずれかを含んでいてよい。
[2−1.(a)配信管理システム]
図3において、配信管理システム10は、主として、配信管理サーバ11と、データベース13にアクセス可能なDBサーバ12とにより構成される。
配信管理システム10は、ネットワーク上において、例えば、有償又は無償で配信されるアプリケーションプログラムを管理するアプリケーションストアとして存在する。アプリケーションストアの管理運営主体は、例えば、ユーザ端末50aやユーザ端末50bのユーザに有線又は無線の通信サービスを提供する事業者、配信管理システム10からアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なユーザ端末を製造販売する事業者、ユーザ端末にインストールされるOS(Operating System)を開発する事業者などである。
配信管理サーバ11は、Webサーバプログラム(HTTPデーモン(HyperText Transfer Protocol Daemon)ともいう。)がインストールされたサーバ装置(コンピュータ)である。
配信管理サーバ11は、例えば、アプリケーションプログラムを指定する所定の要求に応じて、指定されたアプリケーションプログラムをインストールするためのインストールプログラムや更新するためのアップデートプログラムをDBサーバ12を通じてデータベースから取得し、これを要求元に配信する機能を有する。
なお、複数のサーバ装置を連携させて配信サーバシステムを構成し、配信管理サーバ11の機能を分散させることも可能である。例えば、配信管理サーバ11が外部の配信サーバへのリンク情報を提供したり同配信サーバへ所定の要求を転送(リダイレクト)したりすることにより、指定されたアプリケーションプログラムのインストールプログラム又はアップデートプログラムを要求元に提供する処理を当該配信サーバに負担させてもよい。
DBサーバ12は、DB(Database)サーバプログラムがインストールされたサーバ装置(コンピュータ)であり、内蔵する又は外部の接続可能なデータベース13とともにDBMS(Database Management System)を構成する。
DBサーバ12は、例えば、データの格納要求に応じて要求元から取得されるデータをデータベース13に格納する機能と、データの抽出要求に応じてデータベース13から抽出されるデータを要求元に応答する機能とを有する。
なお、複数のサーバ装置を連携させてDBサーバシステムを構成し、DBサーバ12の機能を分散させることも可能である。また、複数のデータベース13にデータを分散配置することも可能である。
[2−1.(b)権限管理システム]
図3において、権限管理システム20は、主として、権限管理サーバ21(「管理装置」の一例。)と、データベース23(「記憶手段」の一例。)にアクセス可能なDBサーバ22とにより構成される。
権限管理サーバ21は、Webサーバプログラム(HTTPデーモン(HyperText Transfer Protocol Daemon)ともいう。)がインストールされたサーバ装置(コンピュータ)である。
権限管理サーバ21は、例えば、データを指定した所定の要求に応じて、指定されたデータをDBサーバ22を通じてデータベース23から取得し、要求元に提供する機能を有する。
なお、複数のサーバ装置を連携させて管理サーバシステムを構成し、権限管理サーバ21の機能を分散させることも可能である。
DBサーバ22は、DB(Database)サーバプログラムがインストールされたサーバ装置(コンピュータ)であり、内蔵する又は外部の接続可能なデータベース23とともにDBMS(Database Management System)を構成する。
DBサーバ22は、例えば、データの格納要求に応じて要求元から取得されるデータをデータベース23に格納する機能と、データの抽出要求に応じてデータベース23から抽出されるデータを要求元に応答する機能とを有する。
なお、複数のサーバ装置を連携させてDBサーバシステムを構成し、DBサーバ22の機能を分散させることも可能である。また、複数のデータベース23にデータを分散配置することも可能である。
図4(a)に、データベース23に格納される定義情報の主要な項目を例示する。
図4(a)に例示するように、定義情報は、「定義情報ID」(キー項目)と、「マスタ」とするユーザ端末を識別する「端末識別情報」と、「スレーブ」とするユーザ端末を識別する「端末識別情報」と、設定ページにおいて指定された制限事項を特定可能な「スレーブ区分」(属性の区分)とを含む。
「端末識別情報」は、例えば、ユーザ端末を識別する端末ID,SIMカード531を識別するカードID,ユーザ端末を使用するユーザに対応付けられたユーザID(「アカウント」の一例。)などを用いるとよい。なお、「端末識別情報」としてユーザIDを利用する場合は、1のユーザIDに複数のユーザ端末を関連付けて登録しておくことにより、1の「端末識別情報」により複数のユーザ端末をそれぞれ特定することができる。
「スレーブ区分」は、所定の管理対象事項の数がnであるとして、10進数の0〜2−1の値とするとよい。
例えば、所定の管理対象事項の数が8である場合には、第1桁から第8桁までの8つの数値(各桁は0又は1のいずれかの値をとり、0が制限対象でないこと、1が制限対象であること、をそれぞれ表す)を8種類の管理対象事項にそれぞれ対応させ、指定された制限事項を特定可能な8桁の数値を2進数の値とみなし、この2進数の値を10進数の値に変換した変換後の値(10進数の0〜255)が「スレーブ区分」の値となるように定義する。
他のユーザ端末との関係で「スレーブ」となっているユーザ端末は、「スレーブ区分」の値により特定される制限事項を管理対象とする。この設定は、初回起動時等にインストール先の「スレーブ区分」を確認することにより、アプリケーションプログラムごとに行われる。
なお、本実施形態では、他のユーザ端末との関係で「スレーブ」として登録されていても、同時に他のユーザ端末との関係で「マスタ」や「スレーブ」として登録されることができる。また、他のユーザ端末との関係で「マスタ」として登録されていても、同時に他のユーザ端末との関係で「マスタ」や「スレーブ」として登録されることができる。
図4(b)に、データベース23に格納されるバージョン管理情報の主要な項目を例示する。
図4(b)に例示するように、バージョン管理情報は、「端末識別情報」と、アプリケーションプログラムを識別する「アプリケーションコード」と、当該アプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群の「バージョン」とを含む。「端末識別情報」と「アプリケーションコード」とが複合キーを形成する。
「バージョン管理情報」を参照することにより、ユーザ端末にインストールされているアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群のバージョンを特定することができる。
図4(c)に、データベース23に格納される機能管理情報の主要な項目を例示する。
図4(c)に例示するように、機能管理情報は、「定義情報ID」と、アプリケーションプログラムを識別する「アプリケーションコード」と、機能を識別する「機能コード」と、「ステータス」(本実施形態では、「未提供」/「有効」/「無効」の3値をとる。)とを含む。「定義情報ID」と「アプリケーションコード」と「機能コード」とが複合キーを形成する。
「機能管理情報」を参照することにより、スレーブ端末に対応付けられたマスタ端末における制御モジュール群が対応可能な単数又は複数の機能(オンラインサービスを利用するために必要な機能)の管理状態をそれぞれ特定することができる。すなわち、「有効」は使用可能であることを意味し、「未提供」や「無効」は使用不可能であることを意味する。
[2−1.(c)連携処理システム]
図3において、連携処理システム30は、主として、連携処理サーバ31と、データベース33にアクセス可能なDBサーバ32とにより構成される。
連携処理サーバ31は、アプリケーションプログラムがインストールされたサーバ装置(コンピュータ)である。
連携処理サーバ31は、例えば、金銭債務を発生させる課金/決済機能、所定のデータを複数のユーザ端末において共有可能に管理するデータ共有管理機能、所定のデータが示す特典を複数のユーザ端末において共用可能に管理する特典共用管理機能のうち少なくともいずれかを有する。
なお、複数のサーバ装置を連携させて処理サーバシステムを構成し、連携処理サーバ31の機能を分散させることも可能である。
DBサーバ32は、DB(Database)サーバプログラムがインストールされたサーバ装置(コンピュータ)であり、内蔵する又は外部の接続可能なデータベース33とともにDBMS(Database Management System)を構成する。
DBサーバ32は、例えば、データの格納要求に応じて要求元から取得されるデータをデータベース33に格納する機能と、データの抽出要求に応じてデータベース33から抽出されるデータを要求元に応答する機能とを有する。
なお、複数のサーバ装置を連携させてDBサーバシステムを構成し、DBサーバ32の機能を分散させることも可能である。また、複数のデータベース33にデータを分散配置することも可能である。
[2−1.(d)ユーザ端末]
図3において、ユーザ端末50a及びユーザ端末50bは、所定のアプリケーションプログラムをインストールすることにより機能の拡張が可能な汎用の情報処理装置(コンピュータ)である。
ユーザ端末50a及びユーザ端末50bは、データ表示機能,データ通信機能などを有する。
本実施形態のシステムでは、スマートフォン(smartphone),タブレット(tablet)端末,タブレットPC(personal computer),小型のPC,ウェアラブルなPCなどの携帯装置がユーザ端末50a及びユーザ端末50bとして好適である。
[2−2.サーバ装置のハードウェア構成例]
図5に、サーバ装置のハードウェア構成例を示す。
典型的なサーバ装置は、MPU(Micro-Processing Unit)やROM(Read Only Memory)を含む制御処理装置510と、RAM(Random Access Memory)を含む主記憶装置520と、HDD(Hard Disc Drive)を含む補助記憶装置530と、マウスやキーボードを含む入力装置540と、ディスプレイやスピーカを含む出力装置550と、ネットワークカード(Network Interface Card)を含む通信制御装置560と、を有する。
主記憶装置520、補助記憶装置530、入力装置540、出力装置550及び通信制御装置560は、バスラインを介して制御処理装置510とそれぞれ接続される。
制御処理装置510は、(1)補助記憶装置530に記憶されたプログラムを主記憶装置520上に読み込み、(2)プログラムの指示に従って入力装置540と補助記憶装置530と通信制御装置560との少なくともいずれかからデータを受け取り、(3)取得したデータをプログラム通りに演算・加工した上で、(4)演算済み・加工済みのデータを補助記憶装置530と出力装置550と通信制御装置560との少なくともいずれかに送り出す。
[2−3.ユーザ端末のハードウェア構成例]
図6に、ユーザ端末のハードウェア構成例を示す。
本実施形態のシステムでは、制御処理部を構成するMPU611と、主記憶部を構成するRAM621と、補助記憶部を構成するROM622及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)623と、独立したコンピュータシステムを構成するSIM(Subscriber Identity Module)カード631や汎用IC(Integrated Circuit)チップ632と、入力出力部を構成するタッチパネルディスプレイ641と、第1通信制御部を構成するNIC(Network Interface Controller)651と、第2通信制御部を構成する無線LAN(Local Area Network)チップ652と、近距離通信制御部を構成するNFC(Near Field Communication)チップ653と、複数の人工衛星からそれぞれ送出される所定の信号を用いて割り出した現在位置を示す位置情報を出力するGPSチップ654と、を少なくとも有する携帯装置(コンピュータ)をユーザ端末50a及びユーザ端末50bとして用いる。
RAM621と、ROM622と、EEPROM623と、SIMカード631と、汎用ICチップ632と、タッチパネルディスプレイ641と、NIC651と、無線LANチップ652と、NFCチップ653と、GPSチップ654とは、バスラインを介してMPU611と接続される。
MPU611は、(1)EEPROM623に記憶されたプログラムをRAM621上に読み込み、(2)プログラムの指示に従ってタッチパネルディスプレイ641とEEPROM623とSIMカード631と汎用ICチップ632とNIC651と無線LANチップ652とNFCチップ653とGPSチップ654との少なくともいずれかからデータを受け取り、(3)取得したデータをプログラム通りに演算・加工した上で、(4)演算済み・加工済みのデータをEEPROM623とタッチパネルディスプレイ641とSIMカード631と汎用ICチップ632とNIC651と無線LANチップ652とNFCチップ653との少なくともいずれかに送り出す。
[3.実施形態のシステムによる定義情報の登録手順]
図7に、本実施形態のシステムによる定義情報の登録手順を例示する。
本実施形態のシステムによる定義情報の登録は、権限管理システム20を構成する権限管理サーバ21及びDBサーバ22の制御処理装置と、ユーザ端末50aの制御処理部とが協働することにより、次の〔手順11〕〜〔手順15〕のように実行される。
なお、定義情報の削除(すなわち、マスタ/スレーブ登録の解除)も、同様の手順により行われる。
〔手順11〕設定ページをユーザ端末50aが権限管理サーバ21に要求し(S705a)、当該要求を権限管理サーバ21が受領する(S705b)。
〔手順12〕「マスタ」(master)とする端末(ここでは、ユーザ端末50a)の端末識別情報と、これに対応付けて「スレーブ」(slave)とする端末(ここでは、ユーザ端末50b)の端末識別情報とをそれぞれ入力する複数の入力欄や、所定の管理対象事項の中から「スレーブ」とする端末による実行を制限させる制限事項をそれぞれ指定(選択)する複数の指定要素(プルダウン,ラジオボタンなど)を含む設定ページを権限管理サーバ21がユーザ端末50aに応答し(S710b)、当該応答をユーザ端末50aが受領する(S710a)。
〔手順13〕ユーザ端末50aが、設定ページをタッチパネルディスプレイ641に表示し、タッチパネルディスプレイ641による入力を受け付ける(S715a)。
〔手順14〕設定ページにおいて入力又は指定されたデータをユーザ端末50aが権限管理サーバ21に送信し(S720a)、当該データを権限管理サーバ21が受信する(S720b)。
〔手順15〕権限管理サーバ21が、受信したデータに基づいて定義情報を生成し(S725b)、その格納又は更新をDBサーバ22に要求する(S730b)。要求を受領したDBサーバ22は(S730c)、データベース23に定義情報を格納すると(S735c)、定義情報の格納が完了した旨の完了通知を権限管理サーバ21に送信する(S740c)。完了通知を受信した権限管理サーバ21は(S740c)、定義情報の設定又は更新が完了した旨の完了通知をユーザ端末50aに送信し(S745b)、ユーザ端末50aは完了通知を受信する(S745a)。
[4.実施形態のシステムによるアプリケーションプログラムの配信管理手順]
[4−1.マスタ端末の機能追加をスレーブ端末に反映させる(新規インストール)]
図8及び図9を参照して、制御モジュール群を含むアプリケーションプログラムをインストールするためのインストールプログラムがユーザ端末50a(マスタ端末)に供給され新規にインストールされた後に、同一のインストールプログラムがユーザ端末50b(スレーブ端末)に自動的に供給され新規にインストールされるまでの手順を説明する。
本実施形態のシステムによるインストールプログラムの配信管理は、権限管理システム20を構成する権限管理サーバ21の制御処理装置と、ユーザ端末50a及びユーザ端末50bの制御処理部とがそれぞれ協働することにより、次の〔手順21〕〜〔手順27〕の手順により実行される。
〔手順21〕ユーザ端末50aがインストールプログラムを配信サーバに要求し(S805a)、当該要求を受領した配信サーバからインストールプログラムを含む応答を受領する(S810a)。インストールプログラムは、図9(a)に示すように、インストール処理をユーザ端末に実行させる「インストール処理モジュール」と、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む。
〔手順22〕ユーザ端末50aがインストールプログラムにより規定されるインストール処理を実行する(S815a)。ユーザ端末50aにインストールされたアプリケーションプログラムは、図9(b)に示すように、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む。
〔手順23〕インストールされたアプリケーションプログラムが起動され制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50aは、インストールが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S820a)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S820b)、管理情報を更新する(S825b)。ここでは、ユーザ端末50aに新規にインストールされたアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群のバージョンを示すバージョン管理情報と、ユーザ端末50aに新規に追加された制御モジュール群が対応可能な単数又は複数の機能の管理状態(ここでは、「有効」)を示す機能管理情報と、をそれぞれ生成し、データベース23に格納させる。
〔手順24〕権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aに新規にインストールされたアプリケーションプログラムがユーザ端末50bに未だインストールされていない場合(例えば、バージョン管理情報を参照することで特定される)、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにインストールされているOSの提供元が運営する公知の通知サービス等を利用して、ユーザ端末50aの機能構成に変動があった旨をユーザ端末50bに通知する(S830b)。この通知には、同一のアプリケーションプログラムを自動的にインストールさせるためのコマンド(「所定データ」及び「所定コマンド」の一例。)が含まれるものとする。
〔手順25〕ユーザ端末50bは、通知を受領すると(S830c)、同一のインストールプログラムを配信サーバに自動的に要求し(S835c)、当該要求を受領した配信サーバからインストールプログラムを含む応答を受領する(S840c)。インストールプログラムは、同様に、インストール処理をユーザ端末に実行させる「インストール処理モジュール」と、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む(図9(a))。
〔手順26〕ユーザ端末50bがインストールプログラムに規定されるインストール処理を実行する(S845c)。ユーザ端末50bにインストールされたアプリケーションプログラムは、同様に、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む(図9(b))。
〔手順27〕インストールされたアプリケーションプログラムが起動され制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50bは、インストールが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S850c)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50bから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S850b)、管理情報を更新する(S855b)。ここでは、ユーザ端末50bに新規にインストールされたアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群のバージョンを示すバージョン管理情報を生成し、データベース23に格納させる。
[4−2.スレーブ端末の機能追加をマスタ端末に反映させる(新規インストール)]
図10及び図9を参照して、制御モジュール群を含むアプリケーションプログラムをインストールするためのインストールプログラムがユーザ端末50b(スレーブ端末)に供給され新規にインストールされた後に、同一のインストールプログラムがユーザ端末50a(マスタ端末)にユーザA(管理者)の選択に応じて供給され新規にインストールされるまでの手順を説明する。
本実施形態のシステムによるインストールプログラムの配信管理は、権限管理システム20を構成する権限管理サーバ21の制御処理装置と、ユーザ端末50a及びユーザ端末50bの制御処理部とがそれぞれ協働することにより、次の〔手順31〕〜〔手順37〕の手順により実行される。
〔手順31〕ユーザ端末50bがインストールプログラムを配信サーバに要求し(S1005c)、当該要求を受領した配信サーバからインストールプログラムを含む応答を受領する(S1010c)。インストールプログラムは、図9(a)に示すように、インストール処理をユーザ端末に実行させる「インストール処理モジュール」と、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む。
〔手順32〕ユーザ端末50bがインストールプログラムにより規定されるインストール処理を実行する(S1015c)。ユーザ端末50bにインストールされたアプリケーションプログラムは、図9(b)に示すように、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む。
〔手順33〕インストールされたアプリケーションプログラムが起動され制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50bは、インストールが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S1020c)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50bから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S1020b)、管理情報を更新する(S1025b)。ここでは、ユーザ端末50bに新規にインストールされたアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群のバージョンを示すバージョン管理情報と、ユーザ端末50bに新規に追加された制御モジュール群が対応可能な機能のユーザ端末50aにおける管理状態(ここでは、「未提供」)を示す機能管理情報と、をそれぞれ生成し、データベース23に格納させる。
〔手順34〕ユーザ端末50bに新規にインストールされたアプリケーションプログラムがユーザ端末50aに未だインストールされていない場合(例えば、バージョン管理情報を参照することで特定される)、権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにインストールされているOSの提供元が運営する公知の通知サービス等を利用して、ユーザ端末50bの機能構成に変動があった旨をユーザ端末50aに通知する(S1030b)。なお、〔手順33〕の後に通知する態様に代えて、又はこの態様とともに、制御機能部52に対して管理状態が応答された後(図16のS1620b)に通知するように構成してもよい。
〔手順35〕ユーザ端末50aは、通知(「所定データ」の一例。)を受領すると(S1030a)、ユーザAの選択に応じて同一のインストールプログラムを配信サーバに要求し(S1035a)、当該要求を受領した配信サーバからインストールプログラムを含む応答を受領する(S1040a)。インストールプログラムは、同様に、インストール処理をユーザ端末に実行させる「インストール処理モジュール」と、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む(図9(a))。
〔手順36〕ユーザ端末50aがインストールプログラムに規定されるインストール処理を実行する(S1045a)。ユーザ端末50aにインストールされたアプリケーションプログラムは、同様に、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、「制御モジュール群」とを含む(図9(b))。
〔手順37〕インストールされたアプリケーションプログラムが起動され制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50aは、インストールが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S1050a)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S1050b)、管理情報を更新する(S1055b)。ここでは、ユーザ端末50aに新規にインストールされたアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群のバージョンを示すバージョン管理情報を生成するとともに、ユーザ端末50aに新規に追加された制御モジュール群が対応可能な単数又は複数の機能の管理状態(ここでは、「有効」)を示すように機能管理情報を更新する。
[4−3.マスタ端末の機能追加をスレーブ端末に反映させる(アップデート)]
図11及び図12を参照して、インストール済みのアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群をアップデートするためのアップデートプログラムがユーザ端末50a(マスタ端末)に供給されアップデートされた後に、同一のアップデートプログラムがユーザ端末50b(スレーブ端末)に自動的に供給されアップデートされるまでの手順を説明する。
本実施形態のシステムによるアップデートプログラムの配信管理は、権限管理システム20を構成する権限管理サーバ21の制御処理装置と、ユーザ端末50a及びユーザ端末50bの制御処理部とが協働することにより、次の〔手順41〕〜〔手順47〕の手順により実行される。
〔手順41〕ユーザ端末50aがアップデートプログラムを配信サーバに要求し(S1105a)、当該要求を受領した配信サーバからアップデートプログラムを含む応答を受領する(S1110a)。アップデートプログラムは、図12(a)に示すように、アップデート処理をユーザ端末に実行させる「アップデート処理モジュール」と、「メインモジュール」に必要な変更を加える「変更処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む。
〔手順42〕ユーザ端末50aがアップデートプログラムにより規定されるアップデート処理を実行する(S1115a)。ユーザ端末50aにおいてアップデートされる前のアプリケーションプログラムは、図12(b)に示すように、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、旧バージョンの「制御モジュール群」とを含む。また、ユーザ端末50aにおいてアップデートされた後のアプリケーションプログラムは、図12(c)に示すように、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む。
〔手順43〕アプリケーションプログラムが起動されアップデートされた制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50aは、アップデートが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S1120a)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S1120b)、管理情報を更新する(S1125b)。ここでは、ユーザ端末50aにおいてアップデートされた制御モジュール群の新バージョンを示すようにバージョン管理情報を更新するとともに、ユーザ端末50aにおいてアップデートされた制御モジュール群が対応可能な単数又は複数の機能の管理状態(ここでは、「有効」)を示す機能管理情報を生成し、データベース23に格納させる。
〔手順44〕権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aにおいてアップデートされた制御モジュール群がユーザ端末50bにおいて未だアップデートされていない場合(例えば、バージョン管理情報を参照することで特定される)、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにインストールされているOSの提供元が運営する公知の通知サービス等を利用して、ユーザ端末50aの機能構成に変動があった旨をユーザ端末50bに通知する(S1130b)。この通知には、制御モジュール群を自動的にアップデートさせるためのコマンド(「所定データ」及び「所定コマンド」の一例。)が含まれるものとする。
〔手順45〕ユーザ端末50bは、通知を受領すると(S1130c)、同一のアップデートプログラムを配信サーバに自動的に要求し(S1135c)、当該要求を受領した配信サーバからアップデートプログラムを含む応答を受領する(S1140c)。アップデートプログラムは、同様に、アップデート処理をユーザ端末に実行させる「アップデート処理モジュール」と、「メインモジュール」に必要な変更を加える「変更処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む(図12(a))。
〔手順46〕ユーザ端末50bがアップデートプログラムに規定されるアップデート処理を実行する(S1145c)。ユーザ端末50bにおいてアップデートされる前のアプリケーションプログラムは、同様に、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、旧バージョンの「制御モジュール群」とを含む(図12(b))。また、ユーザ端末50bにおいてアップデートされた後のアプリケーションプログラムは、同様に、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む(図12(c))。
〔手順47〕アプリケーションプログラムが起動されアップデートされた制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50bは、アップデートが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S1150c)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50bから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S1150b)、管理情報を更新する(S1155b)。ここでは、ユーザ端末50bにおいてアップデートされた制御モジュール群のバージョンを示すようにバージョン管理情報を更新する。
[4−4.スレーブ端末の機能追加をマスタ端末に反映させる(アップデート)]
図13及び図12を参照して、インストール済みのアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群をアップデートするためのアップデートプログラムがユーザ端末50b(スレーブ端末)に供給されアップデートされた後に、同一のアップデートプログラムがユーザ端末50a(マスタ端末)にユーザA(管理者)の選択に応じて供給されアップデートされるまでの手順を説明する。
本実施形態のシステムによるアップデートプログラムの配信管理は、権限管理システム20を構成する権限管理サーバ21の制御処理装置と、ユーザ端末50a及びユーザ端末50bの制御処理部とが協働することにより、次の〔手順51〕〜〔手順57〕の手順により実行される。
〔手順51〕ユーザ端末50bがアップデートプログラムを配信サーバに要求し(S1305c)、当該要求を受領した配信サーバからアップデートプログラムを含む応答を受領する(S1310c)。アップデートプログラムは、図12(a)に示すように、アップデート処理をユーザ端末に実行させる「アップデート処理モジュール」と、「メインモジュール」に必要な変更を加える「変更処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む。
〔手順52〕ユーザ端末50bがアップデートプログラムにより規定されるアップデート処理を実行する(S1315c)。ユーザ端末50cにおいてアップデートされる前のアプリケーションプログラムは、図12(b)に示すように、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、旧バージョンの「制御モジュール群」とを含む。また、ユーザ端末50bにおいてアップデートされた後のアプリケーションプログラムは、図12(c)に示すように、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む。
〔手順53〕アプリケーションプログラムが起動されアップデートされた制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50bは、アップデートが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S1320c)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50bから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S1320b)、管理情報を更新する(S1325b)。ここでは、ユーザ端末50bにおいてアップデートされた制御モジュール群のバージョンを示すようにバージョン管理情報を更新するとともに、ユーザ端末50bにおいてアップデートされた制御モジュール群が対応可能な単数又は複数の機能のユーザ端末50aにおける管理状態(ここでは、「未提供」)を示す機能管理情報を生成し、データベース23に格納させる。
〔手順54〕ユーザ端末50bにおいてアップデートされた制御モジュール群がユーザ端末50aにおいて未だアップデートされていない場合(例えば、バージョン管理情報を参照することで特定される)、権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにインストールされているOSの提供元が運営する公知の通知サービス等を利用して、ユーザ端末50bの機能構成に変動があった旨をユーザ端末50aに通知する(S1330b)。なお、〔手順53〕の後に通知する態様に代えて、又はこの態様とともに、制御機能部52に対して管理状態が応答された後(図16のS1620b)に通知するように構成してもよい。
〔手順55〕ユーザ端末50bは、通知を受領すると(S1330a)、ユーザAの選択に応じて同一のアップデートプログラムを配信サーバに要求し(S1335a)、当該要求を受領した配信サーバからアップデートプログラムを含む応答を受領する(S1340a)。アップデートプログラムは、同様に、アップデート処理をユーザ端末に実行させる「アップデート処理モジュール」と、「メインモジュール」に必要な変更を加える「変更処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む(図12(a))。
〔手順56〕ユーザ端末50aがアップデートプログラムに規定されるアップデート処理を実行する(S1345a)。ユーザ端末50aにおいてアップデートされる前のアプリケーションプログラムは、同様に、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、旧バージョンの「制御モジュール群」とを含む(図12(b))。また、ユーザ端末50bにおいてアップデートされた後のアプリケーションプログラムは、同様に、「メインモジュール」と、「データ処理モジュール群」と、新バージョンの「制御モジュール群」とを含む(図12(c))。
〔手順57〕アプリケーションプログラムが起動されアップデートされた制御モジュール群を読み込んで制御機能部52を備えたユーザ端末50aは、アップデートが完了した旨を権限管理サーバ21に通知する(S1350a)。権限管理サーバ21は、ユーザ端末50aから通知(「有効通知」の一例。)を受領すると(S1350b)、管理情報を更新する(S1355b)。ここでは、ユーザ端末50aにおいてアップデートされた制御モジュール群のバージョンを示すようにバージョン管理情報を更新するとともに、ユーザ端末50aにおいてアップデートされた制御モジュール群が対応可能な機能の管理状態(ここでは、「有効」)を更新する。
[5.実施形態のシステムの機能]
図14に、権限管理システム、連携処理システム及びユーザ端末の機能構成例をそれぞれ示す。
権限管理システム20を構成するDBサーバ22の機能と、連携処理システム30を構成するDBサーバ32の機能は、サーバ装置向けOS(Operating System)と当該OS上で動作するDBサーバプログラムとがサーバ装置にそれぞれインストールされることにより実現される。
サーバ装置にインストールされるべきプログラムは、各種の記録媒体(例えば、CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disk),MOディスク(Magneto-Optical disk),フラッシュメモリ(flash memory)など)に記録された状態で配布され当該記録媒体からサーバ装置に読み込まれてもよいし、通信ネットワークを介し搬送波に重畳させてサーバ装置に供給されてもよい。
権限管理システム20を構成する権限管理サーバ21の機能と、連携処理システム30を構成する連携処理サーバ31の機能は、サーバ装置向けOSと当該OS上で動作するアプリケーションプログラムとがサーバ装置にそれぞれインストールされることにより実現される。
サーバ装置にインストールされるべきプログラムは、各種の記録媒体(例えば、CD,DVD,MOディスク,フラッシュメモリなど)に記録された状態で配布され当該記録媒体からサーバ装置に読み込まれてもよいし、通信ネットワークを介し搬送波に重畳させてサーバ装置に供給されてもよい。
ユーザ端末50の機能は、携帯装置向けOSと当該OS上で動作するアプリケーションプログラムとがユーザ端末50にそれぞれインストールされることにより実現される。
ユーザ端末50にインストールされるべきプログラムは、配信サーバから通信ネットワークを介し搬送波に重畳させてユーザ端末50に供給されるのが一般的である。なお、各種の記録媒体(例えば、CD,DVD,MOディスク,フラッシュメモリなど)に記録された状態で配布され当該記録媒体からユーザ端末50に読み込まれてもよい。
[5−1.権限管理システムの機能]
図14に示すように、権限管理システム20を構成するDBサーバ22は、データ管理部221と、データ記憶部222とを具備する。
データ管理部221は、外部からの格納要求に応じてデータ記憶部222にデータを記憶させるとともに、外部からの抽出要求に応じてデータ記憶部222に記憶されるデータを提供する。
図14に示すように、権限管理システム20を構成する権限管理サーバ21は、格納要求部211と、登録部212と、提供部213と、抽出要求部214と、供給部215と、応答部216と、確認部217とを具備する。
格納要求部211は、定義情報、バージョン管理情報又は機能管理情報を登録し又は更新するようDBサーバ22のデータ管理部221に要求する。
登録部212は、ユーザ端末50aからマスタ端末及びスレーブ端末とするユーザ端末の識別情報と、制限事項の指定データとを受領し、格納要求部211に出力する。また、登録部212は、ユーザ端末50aやユーザ端末50bから受領される通知(「有効通知」及び「無効通知」)に基づいて生成し又は更新したバージョン管理情報や機能管理情報を格納要求部211に出力する。
提供部213は、定義情報が更新される度に、ユーザ端末50bに更新通知を送信する。また、ユーザ端末50aとユーザ端末50bとのいずれか一方において機能に変動があった場合に、必要に応じてその旨を他方に通知する。この通知には、インストール処理やアップデート処理を自動的に実行させるためのコマンド(「所定コマンド」)が含まれていてもよい。
抽出要求部214は、データの抽出をデータ管理部221に要求するとともに、データ管理部221から提供されるデータを出力する。
供給部215は、ユーザ端末50からの要求に応じて、定義情報(例えば、属性の区分)や管理情報(ステータス)を要求元に供給する。
応答部216は、連携処理サーバ31からの要求に応じて権限の有無を判定可能な情報(例えば、属性情報)を応答する。
確認部217は、ユーザ端末50aとユーザ端末50bとのいずれか一方において機能に変動(追加)があった後(例えば、インストール又はアップデートが完了した旨の通知を受けた際、管理状況の確認が要求された際など)に、管理情報(特に、バージョン管理情報)を参照し、他方において同様の機能が有効(使用可能)であるか否かを確認する。
[5−2.処理システムの機能]
図14に示すように、連携処理システム30を構成するDBサーバ32は、データ管理部321と、データ記憶部322とを具備する。
データ管理部321は、外部からの格納要求に応じてデータ記憶部322にデータを記憶させるとともに、外部からの抽出要求に応じてデータ記憶部322に記憶されるデータを提供する。
図14に示すように、連携処理システム30を構成する連携処理サーバ31は、抽出要求部311と、格納要求部312と、処理部313と、認証部314とを具備する。
抽出要求部311は、処理部313からの要求に応じて特定処理に用いるデータの抽出をDBサーバ32のデータ管理部321に要求するとともに、データ管理部321から提供されるデータを要求元に提供する。
格納要求部312は、処理部313からの要求に応じて特定処理により得られたデータの格納をDBサーバ32のデータ管理部321に要求する。
処理部313は、ユーザ端末50の対象処理実行部524と連携して、マスタコントロールサービスにおける管理対象である特定処理を実行する。本実施形態では、例えば、課金/決済処理、データ共有処理、特典共用処理などが特定処理に該当する。
認証部314は、マスタコントロールサービスにおける管理対象である特定処理を開始しようとする処理部313からの要求に応じて、ユーザ端末50の端末識別情報を権限管理サーバ21に送信して権限管理サーバ21から定義情報を受領するとともに、受領した定義情報を用いてユーザ端末50の権限を保証する。
特に、「マスタ」であるユーザ端末50aから共有データの閲覧要求や共用データの利用要求を処理部313が受領した場合に、ユーザ端末50aがユーザ端末50bに対応付けて「マスタ」として登録されていることを認証部314が確認し保証するように構成するとよい。また、「スレーブ」であるユーザ端末50bから課金/決済の処理要求を処理部313が受領した場合に、「マスタ」であるユーザ端末50aに承諾するか否かを問い合わせるように構成してもよい。
[5−3.ユーザ端末の機能]
図14に示すように、ユーザ端末50は、データ処理実行部511と、対象処理実行部512と、確認部521と、決定部522と、提供部523と、対象処理実行部524と、取得部525と、管理部526と、通知部527と、保持部531と、記憶部532とを具備する。
このうち、データ処理実行部511と対象処理実行部512とは、OSがインストールされたユーザ端末にアプリケーションプログラムに含まれるデータ処理モジュール群が読み込まれることにより実現されるデータ処理機能部51(仮想データ処理装置)を構成する。一方、確認部521と、決定部522と、提供部523と、対象処理実行部524と、取得部525と、管理部526と、通知部527とは、OSがインストールされたユーザ端末にアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群が読み込まれることにより実現される制御機能部52(仮想制御装置)を構成する。また、保持部531と、記憶部532は、EEPROM523を含む補助記憶部により実現される。
データ処理実行部511は、マスタコントロールサービスにおける管理対象でない通常処理を実行する。
対象処理実行部512は、データ処理実行部511からの要求に応じて、連携処理サーバ31と連携せずに、マスタコントロールサービスにおける管理対象である特定処理を実行する。
確認部521は、特定処理を実行しようとし又は実行させようとするデータ処理実行部511からの要求に応じて、データ記憶部222に記憶される定義情報及び管理情報に基づきユーザ端末に適用される権限(例えば、属性区分、管理状態)を確認する。
決定部522は、確認部521により確認される権限に応じて特定処理の実行を制限するか否かを決定する。確認部521により権限が確認できなかった場合に、保持部531に保持される直近のキャッシュデータにより特定される権限に応じて特定処理の実行を制限するか否かを決定する。確認部521により権限が確認できなかった場合であって、かつ、有効なキャッシュデータが保持部531に保持されていない場合に、特定処理の実行を制限する旨を決定する。
提供部523は、決定部522により特定処理の実行を制限しないことが決定された場合に限り当該特定処理の実行に必要な必要データをデータ処理実行部511に提供する。
対象処理実行部524は、データ処理実行部511からの要求に応じて、連携処理サーバ31と連携して、マスタコントロールサービスにおける管理対象である特定処理を実行する。
取得部525は、データ記憶部222に記憶される定義情報が更新されたことを示す更新通知を提供部213から受領した場合に、当該定義情報を取得する。
管理部526は、決定部522による決定の基礎となった権限を特定し得るキャッシュデータや、取得部525により取得される定義情報に基づく権限を特定し得るキャッシュデータを保持部531に保持させる。
通知部527は、アプリケーションプログラムのインストール又はアップデートが完了した際に、端末識別情報とアプリケーションコードとバージョンとを含む通知(「有効通知」の一例。)を権限管理サーバ21に送信する。また、通知部527は、アプリケーションプログラムのインストール又はアップデートが削除される際に、端末識別情報とアプリケーションコードとを少なくとも含む通知(「無効通知」の一例。)を権限管理サーバ21に送信する。
[6.実施形態のシステムによる権限管理処理]
図15及び図16に、本実施形態のシステムによる権限管理処理の手順を例示する。
本実施形態のシステムによる権限管理処理は、権限管理サーバ21の制御処理装置と、DBサーバ22の制御処理装置と、ユーザ端末50の制御処理部とが協働することにより実行される。
なお、アプリケーションプログラムの起動を指示する所定の操作がユーザによりなされると、アプリケーションプログラムに含まれるデータ処理モジュール群とアプリケーションプログラムに組み込まれた制御モジュール群とがユーザ端末50の制御処理部に読み込まれる。その結果、ユーザ端末50の制御処理部には、データ処理モジュール群に由来するデータ処理機能部51(仮想データ処理装置)と、制御モジュール群に由来する制御機能部52(仮想制御装置)とが形成される。
[6−1.権限の確認]
特定処理を実行しようとし又は実行させようとするデータ処理実行部511は、制御機能部52に権限の確認を要求する(S1505a)。
制御機能部52は、当該要求を受領すると(S1505b)、ユーザ端末50の端末識別情報を取得する(S1510b)。端末識別情報は、ROM622やSIMカード631から都度取得してもよいし、セットアップ時等に読み出して記憶部532にセキュアに記憶しておいたものを利用してもよい。
続いて、制御機能部52の確認部521が、定義情報を権限管理サーバ21に要求する(S1515b)。この要求(「所定要求」の一例。)には、ユーザ端末50の端末識別情報が含まれるものとする。権限管理サーバ21の供給部215が、当該要求を受領する(S1515c)。
抽出要求部214は、供給部215からの要求に応じて、定義情報の抽出をDBサーバ22に要求する。この要求には、ユーザ端末50の端末識別情報が含まれるものとする。
DBサーバ22のデータ管理部221は、当該要求を受領すると、端末識別情報により識別されるユーザ端末がデータ記憶部222に他のユーザ端末との関係で「スレーブ」として登録されている場合に、「スレーブ区分」の値(「確認データ」の一例。)を要求元に応答する。一方、抽出要求部214から取得した端末識別情報により識別されるユーザ端末がデータ記憶部222に他のユーザ端末との関係で「マスタ」として登録されている場合に、「スレーブ区分」の値として「0」(制限事項がないことを示す値)を要求元に応答する。
抽出要求部214から「スレーブ区分」の値を受領すると、供給部215は、受領した値を制御機能部52に応答する(S1520c)。制御機能部52の確認部521がこの応答を受領する(S1520b)。
なお、通信の不調などに起因して権限管理サーバ21から「スレーブ区分」の値を取得できず属性が確認できなかった場合に(S1525b:No)、有効なキャッシュデータが保持部531に保持されていれば(S1535b:Yes)、確認部521は、当該キャッシュデータを用いて属性を特定する(S1540b)。有効なキャッシュデータが保持部531に保持されていなければ(S1535b:No)、確認部521は、属性が特定できないものとして処理を進める。
「有効なキャッシュデータ」として扱うデータの範囲については、マスタコントロールサービスの運営者等が適宜にこれを設定することができる。例えば、ユーザ端末50の保持部531に保持された時期が権限管理サーバ21の提供部213から更新通知を受領した時期より後である場合に限り、有効なキャッシュデータとして扱うこととしてよい。
このように、「スレーブ区分」の値をユーザ端末50側に保持しておき有効な時期を限って活用することで、ユーザ端末50が権限管理サーバ21と通信できない状態にあっても(例えば、オフライン環境下にあっても)最低限の処理を進めることができる。
権限管理サーバ21から取得された「スレーブ区分」の値に基づき属性が「マスタ」でないこと(すなわち、「スレーブ」であること)が確認された場合に(S1530b:No)、制御機能部52の確認部521は、データ記憶部222に記憶される管理情報(ここでは、機能管理情報)を権限管理サーバ21に要求する(S1605a)。この要求には、ユーザ端末50の端末識別情報と、アプリケーションプログラムを特定するアプリケーションコードと、特定処理を実行するための機能を特定する機能コードとが含まれるものとする。
権限管理サーバ21の供給部215が当該要求を受領すると(S1605b)、抽出要求部214が機能管理情報をDBサーバ22に要求する(S1610b)。この要求には、端末識別情報、アプリケーションコード及び機能コードが含まれるものとする。
DBサーバ22のデータ管理部221は、当該要求を受領すると(S1610c)、データ記憶部222から機能管理情報を抽出し、権限管理サーバ21に応答する(S1615c)。
権限管理サーバ21の供給部215は、機能管理情報を受領すると(S1615b)、機能管理情報(マスタ端末における管理状態)を制御機能部52に応答する(S1620b)。制御機能部52の確認部521がこの応答を受領する(S1620a)。
[6−2.制限要否の決定]
権限管理サーバ21から取得された「スレーブ区分」の値に基づき属性が「マスタ」であることが確認された場合(S1530b:Yes)、キャッシュデータを用いて属性を特定した場合(S1540b)、有効なキャッシュデータが保持部531に保持されていない場合(S1535b:No)、及び、権限管理サーバ21から機能管理情報を取得した場合(S1620a)に、決定部522は、特定処理の実行を制限するか否かを決定する(S1545b)。
具体的には、下記(a)〜(d)のいずれかの場合には権限(「所定権限」の一例。)があるということで制限しない旨を決定し、その他の場合は制限する旨を決定する。
(a)定義情報に基づく属性が「マスタ」である場合。
(b)キャッシュデータにより特定される属性が「マスタ」である場合。
(c)定義情報に基づく属性が「スレーブ」であるが、対応するマスタ端末における特定処理を実行するための機能の管理状態が「有効」である(「未提供」・「無効」でない)場合。
(d)キャッシュデータにより特定される属性が「スレーブ」であるが、特定処理を実行するための機能が制限されない「スレーブ区分」である場合。
決定部522により決定がなされると、管理部526は、確認部521により確認され決定の基礎となった属性を特定し得るデータを保持部531に保持させる(S1550b)。
[6−3.必要データの提供]
制御機能部52の提供部523は、上記の決定に基づくデータをデータ処理機能部51に応答する(S1155b)。データ処理機能部51のデータ処理実行部511が、当該応答を受領する(S1155a)。
具体的には、特定処理の実行を制限しないことが決定された場合には、当該特定処理の実行に必要な必要データを提供する。一方、特定処理の実行を制限することが決定された場合には、当該特定処理の実行が制限される旨を示す所定のエラーメッセージを提供する。
以上の手順により必要データを取得したデータ処理実行部511は、同じデータ処理機能部51を構成する対象処理実行部512に特定処理を実行させたり、制御機能部52を構成する対象処理実行部524に特定処理を実行させたりする。
[6−4.マスタ端末への通知]
機能管理情報(マスタ端末における管理状態)が「未提供」である場合(S1625b:No、かつ、S1630:Yes)、権限管理サーバ21の提供部213は、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにインストールされているOSの提供元が運営する公知の通知サービス等を利用して、ユーザ端末50b(スレーブ端末)の機能構成に変動があった旨をユーザ端末50a(マスタ端末)に通知する(図10のS1030b)。以降の手順は図10に示す通りである。
なお、機能管理情報(マスタ端末における管理状態)が「未提供」であるのは、対象となっている機能に対応可能な制御モジュール群がマスタ端末に未だインストールされていない場合である。
一方、機能管理情報(マスタ端末における管理状態)が「有効」である場合(S1625b:No、かつ、S1630:No)、権限管理サーバ21の抽出要求部214が、スレーブ端末及びマスタ端末にそれぞれインストールされている制御モジュール群のバージョンを示すバージョン管理情報をDBサーバ22に要求する(S1635b)。この要求には、スレーブ端末の端末識別情報及びアプリケーションコードが含まれるものとする。
DBサーバ22のデータ管理部221は、当該要求を受領すると(S1635c)、データ記憶部222からバージョン管理情報を抽出し、権限管理サーバ21に応答する(S1640c)。
権限管理サーバ21の確認部217は、バージョン管理情報を受領すると(S1640b)、スレーブ端末にインストールされている制御モジュール群のバージョンとマスタ端末にインストールされている制御モジュール群のバージョンとを比較する(S1645b)。
バージョンが一致しない場合(S1645b:No)、権限管理サーバ21の提供部213は、ユーザ端末50aやユーザ端末50bにインストールされているOSの提供元が運営する公知の通知サービス等を利用して、ユーザ端末50b(スレーブ端末)の機能構成に変動があった旨をユーザ端末50a(マスタ端末)に通知する(図13のS1330b)。以降の手順は図13に示す通りである。
なお、バージョンが一致しないのは、マスタ端末にインストールされている制御モジュール群が対意匠となっている機能に対応可能なバージョンに未だアップデートされていない場合である。
機能管理情報(マスタ端末における管理状態)が「無効」である場合(S1625b:Yes)、及び、バージョンが一致する場合(S1645b:Yes)、処理を終了する。
10 配信管理システム
20 権限管理システム
30 連携処理システム
11 配信管理サーバ
12 DBサーバ
13 データベース
21 権限管理サーバ
22 DBサーバ
23 データベース
31 連携処理サーバ
32 DBサーバ
33 データベース
40 通信ネットワーク
50 ユーザ端末
50a ユーザ端末
50b ユーザ端末
51 データ処理機能部(仮想データ処理装置)
52 制御機能部(仮想制御装置)

Claims (25)

  1. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、
    要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答手段と、
    を具備する管理システム。
  2. 前記認証手段が、前記第2装置の管理対象として登録されている前記第1装置が前記実行要求の要求元である場合に、該第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることを条件として該第1装置に前記所定権限があると判定し、
    前記応答手段が、前記第2装置の管理対象として登録されている前記第1装置が前記実行要求の要求元である場合に、該第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを示す情報を応答する、
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記提供手段が、前記所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を自動的に実行させる所定コマンドを前記所定データとして前記第2装置に提供する、
    請求項1又は請求項2に記載の管理システム。
  4. 前記制御プログラムが、アプリケーションプログラムに組み込まれる単数又は複数のプログラムモジュールであり、
    前記提供手段が、前記所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にする前記アップデート処理を自動的に実行させる前記所定コマンドを前記所定データとして前記第2装置に提供する、
    請求項3に記載の管理システム。
  5. 他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給手段と、
    を具備する管理システム。
  6. 前記制御機能は、前記制御機能が有効になった旨の有効通知を外部に出力する有効通知機能を含み、
    前記確認手段が、前記第1装置から前記有効通知を受領した後に、前記第2装置から前記有効通知を既に受領しているか否かにより該第2装置において前記制御機能が使用可能であるか否かを確認する、
    請求項5に記載の管理システム。
  7. 前記制御機能は、他の装置の管理対象になっている装置において前記所定サービスが利用される場合に限り、該所定サービスが利用される度に前記所定権限が必要となるよう制御するとともに、該所定サービスが利用される度に前記確認データの供給を求める所定要求を外部に出力し、
    前記確認手段が、前記第1装置から前記所定要求を受領する度に、前記第2装置において前記制御機能が使用可能であるか否かを確認する、
    請求項6に記載の管理システム。
  8. 前記確認手段が、前記第2装置から前記制御機能が無効になった旨の無効通知を受領しているか否かにより前記第2装置において前記制御機能が無効であるか否かをさらに確認し、
    前記供給手段が、前記第2装置において前記制御機能が無効でない場合に限り、前記確認データを前記第1装置に供給する、
    請求項7に記載の管理システム。
  9. 前記確認手段が、さらに、前記制御プログラムが前記第2装置に提供された場合に、前記第1装置に対して該制御プログラムが提供済みであるか否かを確認し、
    前記提供手段が、さらに、前記第1装置に対して前記制御プログラムが提供済みでないことが前記確認手段により確認された場合に、該制御プログラムを導入させる所定コマンドを該第1装置に提供する、
    請求項5から請求項8までのいずれか一項に記載の管理システム。
  10. 前記制御プログラム、アプリケーションプログラムに組み込まれる単数又は複数のプログラムモジュールである、
    請求項5から請求項9までのいずれか一項に記載の管理システム。
  11. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供手段と、
    を具備する管理システム。
  12. 前記制御プログラムが、アプリケーションプログラムに組み込まれる単数又は複数のプログラムモジュールであり、
    前記提供手段が、前記アップデート処理を前記第2装置のユーザによる確認を待って実行させる前記マスタ用所定コマンド又は前記アップデート処理を前記第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させる前記スレーブ用所定コマンドを前記第2装置に提供する、
    請求項11に記載の管理システム。
  13. 第1ユーザに対応し単数又は複数の装置が登録され得る第1アカウントと第2ユーザに対応し単数又は複数の装置が登録され得る第2アカウントとを対応付けて記憶手段に記憶させる手段をさらに具備し、
    前記確認手段が、前記第1装置が前記第1アカウントに関連付けて登録されている場合に、前記記憶手段を参照して前記第2アカウントに関連付けて登録されている装置を前記第2装置として特定する、
    請求項1から請求項12までのいずれか一項に記載の管理システム。
  14. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認処理と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供処理と、
    要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答処理と、
    を含む、管理システムによる管理方法。
  15. 他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認処理と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供処理と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給処理と、
    を含む、管理システムによる管理方法。
  16. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認処理と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認処理において確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供処理と、
    を含む、管理システムによる管理方法。
  17. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、
    要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答手段と、
    を具備する管理装置。
  18. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認ステップと、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供ステップと、
    要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答ステップと、
    を含む、管理装置の制御方法。
  19. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、
    要求元が所定権限を有する場合に限り実行要求に応じて前記所定サービスを構成する処理を実行する処理手段に対して該所定権限の判定結果を出力する認証手段からの照会に応じて、該要求元が該所定権限を有するか否かの判定に資する情報を応答する応答手段と、
    を管理装置のコンピュータに機能として実現させるためのプログラム。
  20. 他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給手段と、
    を具備する管理装置。
  21. 他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認ステップと、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供ステップと、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給ステップと、
    を含む、管理装置の制御方法。
  22. 他の装置の管理対象になっている装置において所定サービスが利用される場合に限り少なくとも該所定サービスが初めて利用される際に所定権限が必要となるよう制御する制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置を管理対象として登録されている第2装置において該制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該制御機能が使用可能になるよう該第2装置に所定データを提供する提供手段と、
    前記第2装置において前記制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合に限り、前記所定権限の確認が可能な確認データを前記第1装置に供給する供給手段と、
    を管理装置のコンピュータに機能として実現させるためのプログラム。
  23. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供手段と、
    を具備する管理装置。
  24. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認ステップと、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認ステップにおいて確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供ステップと、
    を含む、管理装置の制御方法。
  25. 所定サービスに対応可能な制御機能をコンピュータに実現させる制御プログラムが第1装置に提供された後に、該第1装置と異なるユーザに関連付けられかつ該第1装置に対応付けて登録されている第2装置において該所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記第2装置において前記所定サービスに対応可能な制御機能が使用可能であることが前記確認手段により確認された場合を除き、該第2装置が前記第1装置を管理対象として登録されているマスタ装置であれば該所定サービスに対応可能な制御機能を導入し使用可能にするインストール処理又はアップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待って実行させるマスタ用所定コマンドを該第2装置に提供し、該第2装置が前記第1装置の管理対象として登録されているスレーブ装置であれば前記インストール処理又は前記アップデート処理を該第2装置のユーザによる確認を待たずに自動的に実行させるスレーブ用所定コマンドを該第2装置に提供する提供手段と、
    を管理装置のコンピュータに機能として実現させるためのプログラム。
JP2013268121A 2013-12-25 2013-12-25 管理システム、管理システムによる管理方法、管理装置、管理装置の制御方法及びプログラム Active JP6305758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013268121A JP6305758B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 管理システム、管理システムによる管理方法、管理装置、管理装置の制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013268121A JP6305758B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 管理システム、管理システムによる管理方法、管理装置、管理装置の制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015125512A JP2015125512A (ja) 2015-07-06
JP6305758B2 true JP6305758B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=53536194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013268121A Active JP6305758B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 管理システム、管理システムによる管理方法、管理装置、管理装置の制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6305758B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018195153A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 有限会社アクシズエンジニアリング 工作機械用稼働状況遠隔監視装置
JP6716004B1 (ja) * 2019-09-30 2020-07-01 株式会社バーチャルキャスト 記録装置、再生装置、システム、記録方法、再生方法、記録プログラム、再生プログラム
WO2021162043A1 (ja) * 2020-02-14 2021-08-19 住友重機械工業株式会社 射出成形機システム、射出成形機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101280924B1 (ko) * 2011-12-21 2013-07-22 엔에이치엔(주) 도전 상대 연결을 통한 게임 제공 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP5821627B2 (ja) * 2011-12-27 2015-11-24 富士通株式会社 サービス提供方法、サービス利用方法およびシステム
JP2013157863A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Sharp Corp 通信装置、その制御プログラム、および、通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015125512A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102026225B1 (ko) 블록 체인을 이용하여 데이터를 관리하는 장치 및 방법
US10880287B2 (en) Out of box experience application API integration
US10419289B2 (en) System and method for configuration management service
US10102016B2 (en) Dynamic determination of local and remote API calls
RU2342693C2 (ru) Способы и устройство для дарения по сети передачи данных
US9576111B2 (en) Uniform modular framework for a host computer system
US9665729B2 (en) Revocation of application on mobile device
US8387038B2 (en) Method and system for automatic computer and user migration
AU2015363218A1 (en) No password user account access
BRPI0720581A2 (pt) Transferir programaticamente aplicativos entre aparelhos telefônicos com base em informações de licença
TW201308237A (zh) 用於將預安裝之軟體連結至一線上商店之一使用者帳戶之系統及方法
CN105765533A (zh) 用于固件虚拟化的方法和装置
KR20190110082A (ko) 블록 체인을 이용하여 데이터를 관리하는 장치 및 방법
JP6305758B2 (ja) 管理システム、管理システムによる管理方法、管理装置、管理装置の制御方法及びプログラム
KR101638689B1 (ko) 클라이언트 단말에 대한 사용자 맞춤형 동기화 서비스 제공 방법 및 시스템
US20220382910A1 (en) Data bundle generation and deployment
US9424405B2 (en) Using receipts to control assignments of items of content to users
CN114787786A (zh) 通信模块、通信系统和通信方法
JP6394068B2 (ja) サービスアプリケーション配信システム、サービスアプリケーション配信方法及びサービス情報管理サーバー
US20230244859A1 (en) System and method for automatically sharing verified user information across remote systems
JP6379825B2 (ja) サービスアプリケーション発行装置、インストーラ、サービスアプリケーション発行システム、サービスアプリケーション発行方法及びインストール方法
JP2016024721A (ja) サーバシステム、方法、およびそのプログラム
KR20230040434A (ko) 다양한 통신 프로토콜 적용에 따른 멀티 프로세싱이 가능한 디바이스 펌웨어 관리 방법 및 시스템
JP2012038205A (ja) 記憶装置共用システムと方法およびプログラム
JP2007200075A (ja) アプリケーションソフトウェア管理サーバ及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6305758

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250