JP2015141638A - アンケート配信サーバ及びアンケート配信プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザによるアンケート回答効率を向上するための技術を提供すること。【解決手段】アンケート配信サーバ（２０）は、交通機関に関する施設の位置情報を格納する交通機関データベース（３０）とユーザの位置情報を格納するユーザデータベース（３０）とアンケート情報を格納するアンケートデータベース（３０）との夫々に接続される。アンケート配信サーバ（２０）は、ユーザの端末（１０）からユーザ位置情報を受信する手段と、交通機関データベース（３０）を参照して、ユーザ位置情報に基づいてユーザが交通機関に関する施設内に位置している否かを判定する手段と、判定の結果、ユーザが交通機関に関する施設内に位置している場合に、ユーザ位置情報を受信した時刻を施設内時刻としてユーザデータベース（３０）に記録する手段と、ユーザに対して、反復的に施設内時刻にアンケート情報を配信する手段と、を備えるように構成されている。【選択図】図８

Description

本発明は、アンケート配信サーバ及びアンケート配信プログラムに関する。

インターネットの普及により、インターネットを介してユーザにアンケートを配信し回答効率を高める技術が提案されている（特許文献１を参照）。

特開２００６−８５２４０号公報

従来のパソコン（パーソナルコンピュータ）向けアンケート配信においては、ユーザは、まずパソコンを起動し、メーラー等のメールを受信するためのアプリケーションを立ち上げ、アンケート配信メールを受信していたら、当該メール本文中のアンケートページへのリンクＵＲＬを選択し、移動先のアンケート専用ページにて当該アンケートに回答する方法が一般的である。このような方法においては、ユーザがアンケートに回答するまでの経路が長くアンケートの回答効率が極めて悪い。

回答効率を向上させるために、近年では、スマートフォン等のいつでもメールを確認できる端末向けにアンケートを配信するサービスも提供され始めてきている。しかし、アンケートの通知に気が付かない場合も多く、回答効率を向上させる施策としては不十分である。

そこで、本発明は、ユーザによるアンケート回答効率を向上するための技術を提供することを目的とする。

本発明によれば、第１のアンケート配信サーバとして、
交通機関に関する施設の位置情報を格納する交通機関データベースとユーザの位置情報を格納するユーザデータベースとアンケート情報を格納するアンケートデータベースとの夫々に接続されるアンケート配信サーバであって、
ユーザの端末からユーザ位置情報を受信する手段と、
前記交通機関データベースを参照して、前記ユーザ位置情報に基づいて前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している否かを判定する手段と、
前記判定の結果、前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している場合に、前記ユーザ位置情報を受信した時刻を施設内時刻として前記ユーザデータベースに記録する手段と、
前記ユーザに対して、反復的に前記施設内時刻に前記アンケート情報を配信する手段と、を備える
アンケート配信サーバが得られる。

本発明によれば、第２のアンケート配信サーバとして、第１のアンケート配信サーバであって、
前記判定の結果、前記ユーザが前記交通機関に関する施設外に位置している場合に、前記ユーザ位置情報を受信した時刻を施設外時刻として前記ユーザデータベースに記録する手段と、
前記ユーザデータベースを参照して、複数の連続する前記施設内時刻の記録がある場合には、当該連続する前記施設内時刻のうち、最も早い前記施設内時刻と最も遅い前記施設内時刻とによって規定される時間帯を施設内時間帯としてユーザデータベースに記録する手段と、
前記ユーザに対して、反復的に前記施設内時間帯の任意の時刻に前記アンケート情報を配信する手段と、を備える
アンケート配信サーバが得られる。

本発明によれば、第３のアンケート配信サーバとして、第２のアンケート配信サーバであって、
前記ユーザデータベースを参照して、日を異にして複数の前記施設内時間帯の記録がある場合には、当該複数の前記施設内時間帯に共通する時間帯を共通時間帯として前記ユーザデータベースに記録する手段と、
前記ユーザに対して、反復的に前記共通時間帯の任意の時刻に前記アンケート情報を配信する手段と、を備える
アンケート配信サーバが得られる。

本発明によれば、アンケート配信プログラムであって、
交通機関に関する施設の位置情報を格納する交通機関データベースとユーザの位置情報を格納するユーザデータベースとアンケート情報を格納するアンケートデータベースとの夫々に接続されるアンケート配信サーバ上で実行されるアンケート配信プログラムであって、
前記アンケート配信プログラムは、前記アンケート配信サーバに、
ユーザの端末からユーザ位置情報を受信する手段、
前記交通機関データベースを参照して、前記ユーザ位置情報に基づいて前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している否かを判定する手段、
前記判定の結果、前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している場合に、前記ユーザ位置情報を受信した時刻を施設内時刻として前記ユーザデータベースに記録する手段、
前記ユーザに対して、反復的に前記施設内時刻に前記アンケート情報を配信する手段、として機能させる
アンケート配信プログラムが得られる。

本発明によれば、交通機関の施設内に位置する時刻にアンケートを配信することとしたため、電車やバス等の待ち時間に効率的にアンケートを解答させることができ、解答率の向上を図ることができる。

また、本発明によれば、日を異にして交通機関の施設内に位置する時間帯のうち、共通する時間帯を「通勤・通学時間帯」として反復的に移動が行われる時間帯と推測することにより、その時間帯を狙ってアンケートを配信することができる。これにより、アンケートの配信効率をも向上させることができる。

本発明の実施の形態によるアンケート配信システムを示す図である。 図１のアンケート配信システムに用いられるアンケート配信サーバの構成を示すブロック図である。 図１のデータベースに格納される駅情報管理テーブルを説明する図である。 図１のデータベースに格納されるユーザ移動情報管理テーブルを説明する図である。図においては、ユーザＡの２月１日時点における記録が示されている。 図１のデータベースに格納される施設内時間帯管理テーブルを説明する図である。図においては、ユーザＡに関する記録が示されている。 図１のデータベースに格納される共通時間帯管理テーブルを説明する図である。 図１のデータベースに格納されるアンケート情報管理テーブルを説明する図である。 図１のアンケート配信サーバの処理フローを示す図である。

以下、本発明の実施の形態によるアンケート配信サーバが、アンケート配信システムの一部として用いられる場合を例に説明する。なお、本発明によるアンケート配信サーバは、広告配信システムとして用いることや、ゲームサービスなどの他のサービスに付随して用いることも可能である。

図１に示されるように、本実施の形態によるアンケート配信システムは、ユーザの端末１０と、アンケート配信サーバ２０と、当該アンケート配信サーバ２０に接続されたデータベース３０とよって構成されている。端末１０と、アンケート配信サーバ２０とは、インターネット５０等のネットワークを介して互いに接続される。なお、データベース３０は、アンケート配信サーバ２０内に格納されていてもよいし、インターネット５０を介して接続されるものとしてもよい。

端末１０のユーザは、自己の所有する端末１０で中継局（図示せず）及びインターネット５０を経由してアンケート配信サーバ２０にアクセスする。端末１０としては、例えば、携帯電話機、ＰＤＡ、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等のデバイスが該当する。本実施の形態における端末１０は、ＧＰＳ衛星４０を利用して現在位置に関する情報（以下、「位置情報」という。）を取得する機能を備えている。位置情報の例としては、経度及び緯度等が挙げられるがユーザの位置を特定可能なものであればこれに限定されない。

アンケート配信サーバ２０は、例えば図２に示されるようなアンケート配信システム専用端末１上に具現化される。具体的には、アンケート配信システム専用端末１は、互いにバス接続されたＣＰＵ２、主記憶３、補助記憶４及び送受信部５を備えている。このうち主記憶３は例えばＤＲＡＭなどで構成されており、補助記憶４は例えばＨＤＤなどで構成されている。補助記憶４にはアンケート配信サーバ２０を機能させるためのアンケート配信サーバ用プログラム（アンケート配信プログラム）やデータベース３０が格納されている。アンケート配信サーバ用プログラムは、主記憶３上に展開されＣＰＵ２によって実行されることにより、アンケート配信システム専用端末１をアンケート配信サーバ２０として機能させる。なお、主記記憶３上には、ＣＰＵ２がプログラムに従って動作している間に生成したデータやＣＰＵ２によって利用されるデータも一時的に格納される。送受信部５はＣＰＵ２の制御によりアンケート配信サーバ２０とネットワークとの接続を確立する。

データベース３０は、交通機関に関する施設の位置情報を格納する交通機関データベースと、ユーザの位置情報を格納するユーザデータベースと、アンケート情報を格納するアンケートデータベースとに概念的に区別することができる。

交通機関データベースは、図３に示されるような駅情報管理テーブルを有している。駅情報管理テーブルには、電車等の駅名と、当該駅施設内における位置情報とを関連付けて記録されている。本実施の形態においては、交通機関として、列車の駅名が記録されているが、バス停や、モノレール、空港、港等、交通機関の施設であればどのようなものでもよい。更に、交通機関には、線路等用の敷地を含めてもよい。また、位置情報としては、当該施設内における代表的な位置情報を複数記録してもよい。

ユーザデータベースは、図４に示されるユーザ移動情報管理テーブルと、図５に示される施設内時間帯管理テーブルと、図６に示される共通時間帯管理テーブルとを有している。

図４に示されるユーザ移動情報管理テーブルには、ユーザＡの２月１日における移動情報が記録されている。詳しくは、ユーザ（正確には、端末）が位置情報を取得した時刻と、当該取得した位置情報と、“０”又は“１”のいずれかで表される施設内フラグとが関連付けられて記録されている。施設内フラグには、交通機関の施設外であれば“０”を記録され、交通機関の施設内であれば“１”を記録される（詳しくは後述する）。

図５に示される施設内時間帯管理テーブルには、日付と、その日付におけるユーザＡの施設内時間帯とが関連付けられて記録される（詳しくは後述する）。

図６に示される共通時間帯管理テーブルには、ユーザ名と、当該ユーザ毎の共通時間帯が関連付けられて記録されている（詳しくは後述する）。

アンケートデータベースは、図７に示されるアンケート情報管理テーブルを有している。アンケート情報管理テーブルには、アンケート識別記号と、アンケートデータセットとが関連付けられて記録されている。アンケートデータセットには、アンケートの内容や、当該アンケートを端末上で実行するために必要な情報が含まれている。

以下、図８を参照しつつ、本実施の形態によるアンケート配信システムのアンケート配信サーバ２０の処理の流れを説明する。図８に示されるように、アンケート配信サーバ２０は、ユーザの端末１０が取得した位置情報を受信する（ステップＳ８０１）と、駅情報管理テーブル（図３参照）を参照して（ステップＳ８０２）、当該位置情報が交通機関の施設内にあるかどうかを判定する（ステップＳ８０３）。判定の結果、当該位置情報が交通機関の施設内のものである場合（ステップＳ８０３で“ｙｅｓ”の場合）には、当該位置情報を受信した時刻にユーザが交通機関の施設内にいたと推定し、図４のユーザ移動情報管理テーブルにその時刻、その時に受信した位置情報及び施設内フラグを“１”と記録する（ステップＳ８０４。例えば、図４の「６：４５」のレコードを参照）。一方、判定の結果、当該位置情報が交通機関の施設外のものである場合（ステップＳ８０３で“ｎｏ”の場合）には、当該位置情報を受信した時刻にユーザが交通機関の施設外にいたと推定し、図４のユーザ移動情報管理テーブルにその時刻、その時に受信した位置情報及び施設内フラグを“０”と記録する（ステップＳ８０４。例えば、図４の「６：３０」のレコードを参照）。このように、ユーザ移動情報管理テーブルにおいては、ユーザが交通機関の施設内にいた時刻を施設内フラグ“１”により記録し、ユーザが交通機関の施設外にいた時刻を施設外フラグ“０”により記録する。

本実施の形態によるアンケート配信サーバは、ユーザＡに対して、施設内フラグが“１”の時刻（施設内時刻）にアンケートを配信するように構成されている。即ち、例えば、アンケート配信サーバ２０は、図４のユーザ移動情報管理テーブルを参照し、施設内時刻になると、ユーザＡの端末に対して、図７に示されるアンケート情報管理テーブルを参照した上であらかじめ設定された任意のアンケートデータセット（図７参照）を送信する。ここで、図４に示されるように、複数の施設内時刻が存在する場合には、いずれかの時刻にアンケートを配信してもよいし、記録されている全ての時刻にアンケートを配信することとしてもよい。

以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、待ち時間（即ち、アンケートを回答する余裕が生じる時間）が高い確率で発生する交通機関の施設内（例えば、駅校内の電車待ち時間、列車乗車中の時間等）にタイミングをあわせてアンケートを配信することによって、ユーザの回答率を向上させることができる。

回答効率を更に向上させるために、本実施の形態においては、例えば、図５に示される施設内時間帯管理テーブルを更に用いることとしてもよい。施設内時間帯管理テーブルを用いる場合、図４のユーザ移動情報管理テーブルを参照して、複数の連続する施設内時刻のうち、最も早い施設内時刻（図４であれば「６：４５」）と最も遅い施設内時刻（図４であれば「７：２０」）とによって規定される時間帯（「６：４５−７：２０」）を交通機関の施設内に連続的に位置している時間帯と推定して、上記の施設内時間帯管理テーブルに記録すればよい。そして、ユーザに対して、当該施設内時間帯の任意の時刻にアンケート情報を配信することとしてもよい。これにより、配信のタイミングに幅を持たせることができるため、施設内時間帯の重複する他のユーザに対して一括してアンケートを配信することができる。

更に、図６に示される共通時間帯管理テーブルを用いることとしてもよい。共通時間帯管理テーブルを用いる場合、図５の施設内時間帯管理テーブルを参照して、日を異にして記録されている複数の施設内時間帯の開始時間として最も遅い時間（図５であれば「６：５０」）と、終了時間として最も早い時間（図５であれば「７：１５」）とによって規定される時間帯（「６：５０〜７：１５」）を共通時間帯管理テーブルに記録すればよい。このようなテーブルによれば、ユーザが高確率で交通機関を利用している時間帯にアンケートを配信することができる。

以上説明した実施の形態によれば、仮にユーザの位置情報を取得することができない場合であっても、データベース３０を参照することにより、所定の時刻（又は時間帯）にアンケートを配信することによって、高い確率でユーザの待ち時間にアンケートを配信することができる。

１ アンケート配信サーバ専用端末
２ ＣＰＵ
３ 主記憶
４ 補助記憶
５ 送受信部
１０ 端末
２０ アンケート配信サーバ
３０ データベース
４０ ＧＰＳ衛星

Claims (4)

1. 交通機関に関する施設の位置情報を格納する交通機関データベースとユーザの位置情報を格納するユーザデータベースとアンケート情報を格納するアンケートデータベースとの夫々に接続されるアンケート配信サーバであって、
   ユーザの端末からユーザ位置情報を受信する手段と、
   前記交通機関データベースを参照して、前記ユーザ位置情報に基づいて前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している否かを判定する手段と、
   前記判定の結果、前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している場合に、前記ユーザ位置情報を受信した時刻を施設内時刻として前記ユーザデータベースに記録する手段と、
   前記ユーザに対して、反復的に前記施設内時刻に前記アンケート情報を配信する手段と、を備える
   アンケート配信サーバ。
2. 請求項１に記載のアンケート配信サーバであって、
   前記判定の結果、前記ユーザが前記交通機関に関する施設外に位置している場合に、前記ユーザ位置情報を受信した時刻を施設外時刻として前記ユーザデータベースに記録する手段と、
   前記ユーザデータベースを参照して、複数の連続する前記施設内時刻の記録がある場合には、当該連続する前記施設内時刻のうち、最も早い前記施設内時刻と最も遅い前記施設内時刻とによって規定される時間帯を施設内時間帯としてユーザデータベースに記録する手段と、
   前記ユーザに対して、反復的に前記施設内時間帯の任意の時刻に前記アンケート情報を配信する手段と、を備える
   アンケート配信サーバ。
3. 請求項２に記載のアンケート配信サーバであって、
   前記ユーザデータベースを参照して、日を異にして複数の前記施設内時間帯の記録がある場合には、当該複数の前記施設内時間帯に共通する時間帯を共通時間帯として前記ユーザデータベースに記録する手段と、
   前記ユーザに対して、反復的に前記共通時間帯の任意の時刻に前記アンケート情報を配信する手段と、を備える
   アンケート配信サーバ。
4. 交通機関に関する施設の位置情報を格納する交通機関データベースとユーザの位置情報を格納するユーザデータベースとアンケート情報を格納するアンケートデータベースとの夫々に接続されるアンケート配信サーバ上で実行されるアンケート配信プログラムであって、
   前記アンケート配信プログラムは、前記アンケート配信サーバに、
   ユーザの端末からユーザ位置情報を受信する手段、
   前記交通機関データベースを参照して、前記ユーザ位置情報に基づいて前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している否かを判定する手段、
   前記判定の結果、前記ユーザが前記交通機関に関する施設内に位置している場合に、前記ユーザ位置情報を受信した時刻を施設内時刻として前記ユーザデータベースに記録する手段、
   前記ユーザに対して、反復的に前記施設内時刻に前記アンケート情報を配信する手段、として機能させる
   アンケート配信プログラム。

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