JP2015139087A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の操作を低減して投影面に柔軟に投影画像を投影可能な投影装置を提供する。【解決手段】投影光を投影可能な領域を検出する投影可能領域検出手段35と、前記投影可能領域検出手段が検出した前記領域のうち、歪みが補正された投影光を投影する投影範囲を設定する投影範囲設定手段36と、前記投影範囲設定手段により設定された前記投影範囲に応じて、投影光データを補正する投影光データ補正手段37と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、投影光を投影する投影装置に関する。
投影面に対しプロジェクタの投影方向が傾いていても投影画像が台形などに変形しないように投影画像を予め補正しておくキーストン補正機能(台形歪み補正機能)が知られている。プロジェクタは、投影画像の形状を矩形から変形した後に投影画像を投影することによって、投影面では矩形の投影画像を投影することができる。
しかしながら、従来のプロジェクタは、投影画像のキーストン補正や、投影画像の拡大・縮小などは可能であるが、投影画像を柔軟に変更することは困難であった。
一方、利用者が希望する形状で投影画像を投影する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)、特許文献1には、ユーザの操作に従って光を投影する投影範囲と光を投影しない非投影範囲を設定する投影範囲設定手段と、投影範囲設定手段により設定された投影範囲に光を投影するように投影光データを補正する投影光データ補正手段と、投影光データ補正手段により補正された投影光補正データの描画処理を行う投影光補正データ描画手段と、投影光補正データ描画手段により生成された投影光描画データを用いて光を投影する光投影手段と、を有する光投影装置が開示されている。
ところで、プロジェクタの大画面化・高精細化が進んでおり、投影面の一部に投影画像を投影しても利用者としては内容を把握することが可能になってきた。しかし、投影面として広い平面を確保できない場合、従来のプロジェクタでは投影面を柔軟に変更できないために、投影面の一部に投影画像を投影するには、利用者がプロジェクタの設置場所を正しく変更しなければならない。
また、プロジェクタの投影画像に対するニーズとしては、投影画像の2画面化やマルチ画面化も存在する。これは、1台のプロジェクタで複数の画像を投影することにより、プロジェクタの台数を削減したり、コストを削減したいというニーズである。しかし、この場合も、2画面分の平坦な投影面を確保できなければ、利用者は複数の画像を投影可能であるというプロジェクタの機能を活かすことができなった。
したがって、大画面・高精細なプロジェクタ又はマルチ画面を投影可能なプロジェクタを使用する利用者としては、全てが1つの平面でない投影面に、投影後に矩形になるように1つ以上の投影画像を柔軟に投影できることが好ましいと考えられる。
しかしながら、特許文献1に記載された光投影装置では、投影画像の形状を変更できるとしても利用者が投影領域を指定しなければならないという問題がある。また、特許文献1に記載された光投影装置を含め従来のプロジェクタでは、このようなニーズに応えることは困難であるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、利用者の操作を低減して投影面に柔軟に投影画像を投影可能な投影装置を提供することを目的とする。
本発明は、投影光を投影する投影装置であって、投影光を投影可能な領域を検出する投影可能領域検出手段と、前記投影可能領域検出手段が検出した前記領域のうち、歪みが補正された投影光を投影する投影範囲を設定する投影範囲設定手段と、前記投影範囲設定手段により設定された前記投影範囲に応じて、投影光データを補正する投影光データ補正手段と、を有することを特徴とする。
利用者の操作を低減して投影面に柔軟に投影画像を投影可能な投影装置を提供することができる。
本実施形態の投影装置による画像補正について説明する図の一例である。 投影装置の構成図の一例である。 画像処理部の機能を説明するブロック図の一例である。 画像処理部が投影画像データを補正する手順を示すフローチャート図の一例を示す。 投影面までの距離と投影画像の関係を説明する上面図の一例である。 キーストン補正された場合の投影画面について説明する図の一例である。 投影可能範囲検出部による距離データを用いた投影可能範囲の検出について説明する図の一例である。 距離画像のうち矩形領域abdeの座標を説明する図の一例である。 投影可能範囲検出部が投影可能範囲を検出する手順を示すフローチャート図の一例である。 距離画像から検出された平面(投影可能範囲)を三次元空間で示す図の一例である。 投影範囲設定部が投影範囲を設定する手順を示すフローチャート図の一例である。 設定された投影範囲、及び、台形歪みを補正するために変形された投影範囲の一例をそれぞれ示す図である。 投影範囲の補正について説明する図の一例である。 投影画像データの補正を模式的に説明する図の一例である。 投影装置が補正投影画像データを平面でない壁に向かって投影した場合の投影例を説明する図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の投影装置による画像補正について説明する図の一例である。2つの壁が作るコーナーに向けて投影装置が配置されている。
I.まず、投影装置は投影面に投影された投影画像までの距離データを取得する。
II.例えば、撮影手段により投影画像を撮像し画素毎に距離データが含まれる距離画像を取得する。距離画像は投影画像とほぼ同じ範囲が撮像されている。
III.距離画像の距離データを解析して壁に相当する平面を検出する。
IV.各平面から投影画像データと同じアスペクト比(図では16:9)の投影範囲を検出する。
V.距離データを利用して投影面で台形歪みが補正されるように投影範囲を補正する。この補正された投影範囲に投影画像データをマッピングする。なお、補正された投影範囲以外の画素には例えば黒画素が設定される。
以上のような処理により、投影面が平坦でなくても、距離データにより投影面から複数の平面を検出することで、それぞれの平面に投影される画像画像データを適切に補正できる。
また、複数の面が検出されるので、1台の投影装置が複数の同じ投影画像を投影したり、異なる投影画像を投影するマルチ画面に対応することもできる。これにより、プロジェクタの台数を削減し、コストを削減できる。
以下の説明において、本実施形態で使用される用語について定義しておく。
投影画像データ:投影される画像データ(画像データはなくてもよくこの場合、投影画像は投影光となり、投影画像データは投影光データとなる。)
投影画像 :投影画像データが平面などに投影された表示物
投影可能範囲 :距離データから解析された平面のうち投影が適切な面
投影範囲 :投影可能範囲のうち投影画像データと同じアスペクト比の範囲
補正された投影範囲 :歪み補正のために補正された投影範囲
補正投影画像データ :補正された投影範囲にマッピングされた投影画像データ
〔構成例〕
図2は、投影装置の構成図の一例を示す。投影装置100は、画像信号入力部21、データ通信部22、画像データ記憶部23、画像処理部24、画像投影部25、モータ制御部30、モータ31、光学系32、距離検出部28、制御部34、操作部29及びROM33を有している。データ通信部22と画像信号入力部21は共に、投影される画像データを入力するための入力部である。データ通信部22はLANやUSBケーブルを介してデジタル信号の画像データ(例えばJPEG,MPEG2、H.262、GIFなどのフォーマット)を受信する。通信方法は、有線通信又は無線通信のいずれでもよい。無線通信を利用する場合、無線LANの他、Bluetooth(登録商標)、NFC通信、TransferJetなど、どのような通信規格を利用してもよい。
また、画像信号入力部21は、D−Sub端子、コンポジット端子などのアナログの映像信号を入力するための入力部又はDVI−D、HDMI(登録商標)などのデジタルの映像信号を入力するための入力部である。画像信号入力部21はこれらの映像信号をJPEGなどの所定のフォーマットの画像データに変換する。画像データ記憶部23は、画像データを記憶するメモリやバッファと呼ばれる記憶手段である。
本実施形態では、画像信号入力部21及びデータ通信部22の両方から画像データを取得可能である。または、画像信号入力部21又はデータ通信部22の少なくとも一方が複数存在し、複数の画像データを取得可能である。これにより、投影装置は、異なる画像データを同時に投影することができる。
制御部34は、投影装置100の全体を制御する。制御部34は、CPU、RAM、割り込みコントローラ、入出力I/Fなどを備えたマイコンであり、ROM33に記憶されたプログラムを実行する。制御部34は、利用者が投影画像を投影するための操作を操作部29に入力すると、投影画像の投影を開始する。
画像処理部24は、画像データに後述する投影画像データの補正処理を行う。画像処理部24はスケーリング処理部26とキーストン補正部27と接続されており、これを用いた画像処理を行うこともできる。画像処理部24は、ICなどにより実装されていてもよいし、制御部34がプログラムを実行することでソフトウェアにより実現される機能でもよい。
スケーリング処理部26は、画像投影部25の解像度に合わせて投影画像データをスケーリングする。例えば、投影画像データが1920×1200で、画像投影部25の解像度が1024×768の場合、投影画像データを1024×768の解像度に変更する。
キーストン補正部27は、直方体や正方形以外の矩形に歪んだ投影画像が矩形になるように投影画像データを変形する。キーストン補正部27は、4 : 3や16:9等の特定のアスペクト比を有する投影画像の範囲を示すパターン画像(ひし形、平行四辺形、台形などに歪んでいる)を生成して、投影画像データをパターン画像の形状に変形する。これにより平面に投影された投影画像は矩形となる。
画像投影部25は、例えば所定の投影方式により投影画像データを光に変換して投影する。投影方式としては、マイクロミラーを使用するDLP方式、透過型液晶を使用するLCD方式、反射型液晶を使用するLCOS方式などがある。本実施形態では投影方式はどのようなものでもよい。
投影装置100は変倍機能を有しており、制御部34はモータ制御部30に対し設定された倍率に応じた制御信号を出力する。モータ制御部30は、光学系32のレンズを光軸方向に移動可能なモータ31を制御し、レンズ位置を決定することで設定された倍率に投影画像を拡大・縮小する。
距離検出部28は、投影画像が投影される対象物との距離を検出する。距離は、好ましくは画素毎に検出されるが、所定の画素ブロック毎に検出してもよい。解像度が高くなると画素間の距離の違いはわずかになるためである。距離データの取得を画素ブロック毎とすることで、処理負荷を低減できる。距離検出部28としては、例えばステレオカメラ、タイム・オブ・フライト方式による距離を検出可能なカメラ、レーザーレーダーなどがある。
ステレオカメラにより距離を検出するには2つの画像をブロックマッチングして視差を算出し、焦点距離や基線長などから距離を算出する。画素又は画素ブロックに距離データが含まれる画像データを距離画像という。
なお、距離検出部28は投影装置100に固定されていてもよいが、着脱可能でもよい。着脱可能な場合、距離検出部28はBluetooth、IC通信、赤外線通信、無線LANなどの無線I/Fにより投影装置100と通信し、距離情報を送信する。
操作部29は、利用者の操作を受け付ける。操作部29は、例えば、投影装置100に配置されたハードキーである。また、リモコンによる操作を受け付けるため例えば赤外線受信部を有していてもよい。また、操作部29として、投影装置100が投影する操作メニューが用いられてもよい。この場合、投影装置100は画像投影部25から操作メニューを投影するので、利用者はハードキー又はリモコンでカーソルを移動させ決定キーを押下することで所望の操作を行うことができる。操作部29は、縮小・拡大の変倍率、明るさ、キーストン補正の補正量の設定など各種の操作を受け付けることが可能である。なお、操作部29が液晶表示部とタッチパネルを有し、タッチパネルから操作を受け付けてもよい。
ROM33にはプログラム40が記憶されている。プログラム40は、制御部34のCPUが実行するプログラムである。また、画像処理部24がソフト的に実現される場合は、制御部34が投影画像データを補正する補正処理を行うためのプログラムも含まれる。プログラム40はデータ通信部22を経由して不図示のサーバからダウンロードされてもよいし、メモリカードなどに記憶された状態で配布されてもよい。
〔機能と動作手順〕
図3は、画像処理部24の機能を説明するブロック図の一例である。投影装置100は、距離データなどを用いて投影装置100が投影画像を投影可能な範囲を検出する投影可能範囲検出部35と、投影可能範囲検出部35から検出した投影可能範囲を用いて投影範囲を設定する投影範囲設定部36と、投影範囲設定部36により設定された投影範囲を用いて投影画像データを補正して補正投影画像データを作成する投影画像データ補正部37と、を有する。
図4は、画像処理部24が投影画像データを補正する手順を示すフローチャート図の一例を示す。
まず、投影可能範囲検出部35は距離データを取得する(S1)。
次に、投影可能範囲検出部35は距離データを用いて投影可能範囲を検出する(S2)。
次に、投影範囲設定部36は投影可能範囲に投影画像データと同じアスペクト比の投影範囲を設定する(S3)。
次に、投影範囲設定部36は、投影範囲に歪み補正を施す(S4)。
次に、投影画像データ補正部37は投影画像データを補正された投影範囲にマッピングすることで補正投影画像データを作成する(S5)。
以下、図4に沿って説明する。
<S1 距離データの取得>
図5(a)は、投影面までの距離と投影画像の関係を説明する上面図の一例である。図5(a)に示すように、投影装置100はコーナー部51に向けて投影画像を投影する。従って、投影画像は左の壁52と右の壁53に跨って投影される。
直線54,55は投影範囲の左端と右端をそれぞれ示している。左右の壁52,53の内側に描画された同心円は投影装置(例えば、光学系32の最も外側のレンズ)を中心56としている。同心円から明らかなように、投影装置100から左右の壁52,53までの距離は一定でなく、コーナー部51の奥に近づくほど距離が長くなっている。
図5(b)は、画像を投影するために投影装置100に入力される投影画像データの一例を示す。このように投影画像データはアスペクト比が決まった矩形の画像データである。投影画像は投影装置100と壁52,53までの距離に応じて拡大される。
図5(c)は、コーナー部51に向けて投影された投影画像を示す図の一例である。投影装置100から壁52,53までの距離が短いと投影画像データは小さく表示され、距離が長いと投画像は大きく表示される。したがって、図5(b)の投影画像データを壁52,53に向かって投影すると、投影画像データの縦の長さは直線54、55の位置で最も短くなり、コーナー部51で最も長くなる。
このため、何らかの補正を行わずに投影画像を壁に投影すると、投影画像は中心が大きく、両端にいくに従って小さく表示される。片側の壁だけに着目すると投影範囲が台形に変形されている。
図5のように、投影面に対し投影装置100の光軸が垂直でない場合に生じる台形、ひし形、平行四辺形などへの歪みを、電子的にキャンセルする補正が台形歪み補正(キーストン補正とも言うがキーストン補正部27によるキーストン補正と区別するため台形歪み補正という)である。投影装置100が台形歪み補正を行う場合、投影画像が正しい形(投影画像データと同じアスペクト比の矩形)となるように、投影画像データを投影装置100の内部にて補正し、補正投影画像データを生成する。
図6を用いて、台形歪み補正された場合の投影画面について説明する。図6(a)は図5(a)と同じ上面図である。図6(b)は、投影画像データを左右に区切って、左右の投影画像のそれぞれに台形歪み補正が行われた投影画像データの一例を示す図である。台形歪み補正では台形歪みとは逆方向に投影画像データを歪ませておく。すなわち、投影装置100からの距離が長い位置(例えばコーナー部51)で壁に投影される画像が小さくなるように補正する。左右に区切られたそれぞれの投影画像データが台形歪み補正されることで、上下に三角形の切り欠きを有するような形状となる。
図6(c)は、台形歪み補正された投影画像データがコーナー部51に向けて投影された投影画像を示す図の一例である。図6(b)のように補正された投影画像データを投影することにより、矩形の投影画像が得られる。
なお、図6(c)の投影画像データの補正は後述する本実施形態の投影画像データの補正とは異なっているが、図6(c)のように補正することも可能である。
投影装置100がこのような台形歪み補正を行うためには、壁と投影装置100の位置関係を正しく把握する必要がある。具体的には、壁52と壁53のコーナー部51はどこか、壁52の手前側と奥側の距離はどのくらいか、壁53の手前側と奥側の距離はどのくらいか、などを検出する必要がある。本実施形態では、以下にて説明するように、これらに相当する情報を取得して、壁52と53にそれぞれ投影画像を投影することを可能にする。
図7は、投影可能範囲検出部35による距離データを用いた投影可能範囲の検出について説明する図の一例である。同様に、投影装置100は2つの壁のコーナー部51に対し投影画像を投影している。
まず、投影装置100が実際には存在しない平面な投影面に投影した場合、投影範囲は頂点abdeを結ぶ矩形領域となる。これに対し、2つの壁52,53が形成する非平面に投影された投影範囲は、頂点abcdefを結ぶ領域となる。
距離検出部28は、少なくとも投影画像abcdefと同じ広さ以上の範囲の距離データを取得する。また、好ましくは、距離検出部28は、投影画像abdeと同じ範囲で距離データを取得する。つまり、距離画像の画素は投影画像データの画素と対応するので、距離画像から求める投影範囲を投影画像データに設定できる。投影画像データと距離画像の解像度が異なってもよく、この場合は1つの距離画像の画素を複数の投影画像データの画素に対応づければよい。したがって、頂点abcdefを結ぶ領域は矩形領域となる。頂点abcdefを結ぶ領域は矩形領域は特許請求の範囲の投影予定範囲の一例である。
投影画像abcdefの全体が得られていなくても、投影画像abdeを検出することに平面を検出することは可能である。なお、距離画像から輝度値などを利用して投影画像abcdefを検出してもよい。
距離データの取得密度は、距離検出部28の距離の検出原理などによって異なるが、投影画像データの補正に十分な取得密度(例えば、投影画像データの補正によりジャギーが見られない程度)を有している。例えば、距離検出部28がステレオカメラの場合、画素毎に距離情報を取得できる。TOFカメラの場合は少なくとも1〜数画素に1つの距離情報を取得できる。また、距離検出部28がレーザーレーダーの場合、レーザー光の照射方向の制御分解能に応じて距離情報を取得できる。
このように投影範囲の距離データが得られれば、次述するように平面を検出することができる。平面とは図7の場合は2つの壁52,53である。
<S2 投影可能範囲の検出>
図8(a)は、距離画像のうち矩形領域abdeの座標を説明する図の一例であり、図8(b)は、矩形領域abdeの距離データを模式的に説明する図の一例である。図8(a)の(x,y)は距離データが格納されている距離画像の座標を表す。x座標は距離画像の水平方向の座標であり、y座標は投影範囲の垂直方向の座標である。
図8(b)に示すように、x座標は1〜23で、y座標は1〜20であるが、距離データはより細かく検出されてもよい。x座標に沿って距離データを見ると、x=14、15で最も距離データが大きく、x=1又はx=23に近いほど距離データが小さくなっている。また、x=14、15、x=1付近、又は、x=23付近でy座標に沿って距離データをみると、ほぼ一定である。
これらの距離データから、投影範囲の矩形領域abdeは垂直な2つの壁に跨っており、x=14、15で2つの壁が交差するコーナー部51の最奥部があると推定できる。より詳細には、y座標に沿った距離データがほぼ一定の複数のx座標が連続した範囲は平坦であると推定できる。一方、x座標に沿った距離データが一様に増加又は減少しない場合(増加から減少、又は、減少から増加に転じる場合)、2つの平面のコーナーに到達したと判断できる。このことを利用すれば、距離データから平面を検出できる。
以下、詳細に説明する。投影可能範囲検出部35は、距離データを解析して、投影面において連続した平面を検出する。連続した平面は投影可能範囲と判断される。具体的には、隣接した距離データを比較することによって判定できる。
まず、投影範囲の左上の頂点の座標を(1,1)とする。座標(1,1)の距離データは40である。次に、座標(2,1)の距離データを参照すると、距離データは50である。座標(1,1)と座標(2,1)は同じ距離ではないので、投影範囲のX軸方向は投影装置100の光軸と垂直でないことがわかる。
一方、座標(1,1)の距離データである40と、座標(2,1)の距離データである50の2点をX軸方向に直線で近似すると、距離データをZとして、
Z = 10X + 30
という一次式が得られる。
次に、座標(3,1)の距離データは60となっており、先ほどの一次式「Z = 10X + 30」を満たすことがわかる。すなわち、座標(1,1)から座標(3,1)までは、X座標に比例して距離データが増大している。このことは、座標(1,1)から座標(3,1)の間の投影範囲は、直線であることが分かる。すなわち、投影範囲のX軸方向は投影装置100の光軸と垂直ではないものの平面であることがわかる。
なお、座標(1,1)と座標(2,1)の距離データから求めた一次式「Z = 10X +30」を、座標(3,1)の距離データが満たすか否かはマージンをもって判定してもよい。平面であっても、誤差などにより距離データが完全に直線上に乗らない場合があるためである。
例えば、座標(1,1)における距離データが40、座標(2,1)の距離データが50、座標(3,1)の距離データが61の場合、座標(3,1)の計算上の距離データである60との差異はわずかなので、座標(3,1)も平面内にあると判断できる。例えば、マージンを±5%とする。座標(1,1)、(2,1)の距離データから求めた一次式の算出結果は60なので、マージンは±3である。したがって、座標(1,3)の実際の距離データが、57〜63の場合、座標(1,1)から座標(3,1)までを結ぶ直線は平面状にあると判断することができる。
なお、マージンについては、予め定められていてもよいし、利用者が任意に設定できるようにしても良い。
座標(1,1)から座標(3,1)を結ぶ直線が平面状にある事が判明したら、同様の手法で座標(1,1)から座標(4,1)までを結ぶ直線が平面状にあるかも判定する。この処理を繰り返すことで、平面な範囲を検出する。
平面かどうかの検出先の座標の距離データが平面でない場合、該座標から別の平面の検出を開始する。
隣接画素の距離データが一次式の算出結果に対しマージン以上に異なる場合について説明する。図8(b)の座標(15,1)と座標(16,1)の距離データを比較すると、X軸方向の距離データが等しくないため投影面に平行ではないことがわかる。次に、X軸方向の距離データが一次式で近似できるか否かを考える。座標(15,1)の距離データは170であるが、一次式の算出結果は180なので、マージン外であることが分かる。このため、座標(1,1)から(14,1)までを結ぶ平面と、座標(15,1)から(16,1)を結ぶ平面は別の平面であることがわかる。
なお、連続した平面か否かの判定では、一次式の算出結果と実際の距離データを比較するのでなく、一次式のパラメータを比較してもよい。例えば、座標(1,1)から(14,1)までは、隣接した座標の距離データに「Z = 10X + 30」の一次式が成立する。これに対し、座標(15,1)と座標(16,1)の距離データには「Z = -20 (X - 15) + 170」 の一次式が成り立つ。比例係数もy切片も有意差以上に異なることから、座標(1,1)から(14,1)までを結ぶ平面と、座標(15,1)から(16,1)を結ぶ平面は別の平面であることがわかる。
図9は、投影可能範囲検出部35が投影可能範囲を検出する手順を示すフローチャート図の一例である。図9の手順は、投影可能範囲検出部35が距離データを取得することでスタートする。
まず、投影可能範囲検出部35はX軸方向の距離データが等しいか否かを判定する(S10)。
等しい場合(S10のYes)、投影範囲のX軸方向は投影装置100に平行であると判断する(S20)。
等しくない場合(S10のNo)、投影可能範囲検出部35は、X軸方向の距離データを1次式で近似できるか否かを判定する(S30)。
1次式で近似できた場合(S30のYes)、投影可能範囲検出部35は、近似できた範囲では投影範囲のX軸方向は投影装置100に平行でないが平面であると判断する(S40)。
1次式で近似できない場合(S30のNo)、投影可能範囲検出部35は、X軸方向に少なくとも平面でない部分があると判断する(S50)。
次に、投影可能範囲検出部35はY軸方向の距離データが等しいか否かを判定する(S60)。
等しい場合(S60のYes)、投影範囲のY軸方向は投影装置100に平行であると判断する(S70)。
等しくない場合(S60のNo)、投影可能範囲検出部35は、Y軸方向の距離データを1次式で近似できるか否かを判定する(S80)。
1次式で近似できた場合(S80のYes)、投影可能範囲検出部35は、近似できた範囲では投影範囲のY軸方向は投影装置100に平行でないが平面であると判断する(S90)。
1次式で近似できない場合(S80のNo)、投影可能範囲検出部35は、Y軸方向に少なくとも平面でない部分があると判断する(S100)。
次に、投影可能範囲検出部35は、全ての距離データについて判断したか否かを判定する(S110)。
全ての距離データについて判断していない場合(S110のNo)、次の距離データを参照してステップS10からの処理を繰り返す。
全ての距離データについて判断した場合(S110のYes)、図9の手順は終了する。
図10は、距離画像から検出された平面(投影可能範囲)を三次元空間で示す図の一例である。検出された平面が(X,Y,Z)軸上に表示されている。X軸は距離画像の水平方向の座標、Y座標は垂直方向の座標、Z座標は距離データである。
図10では、平面abcfと平面fcdeの2つの平面が距離画像内に検出されている。この2つの平面がそれぞれ投影可能範囲である。
なお、図10では2つの平面が検出されているが、3つ以上の平面が検出される場合もある。また、図10では水平方向に左右に平面が検出されているが、上下方向に検出される場合もある。
<S3 投影範囲の設定>
続いて、投影範囲設定部36による投影範囲の設定について説明する。投影範囲設定部36は、投影可能範囲から、投影画像データと同じアスペクト比で投影画像を投影可能な範囲を決定する。
図11は投影範囲設定部36が投影範囲を設定する手順を示すフローチャート図の一例である。図11の手順は、投影範囲設定部36が、図10のように座標で示された投影可能範囲を取得するとスタートし、1つの投影可能範囲毎に処理する。
まず、投影範囲設定部36は、投影画像データのアスペクト比を確認する(S210)。本具体形態では16:9と仮定する。
次に、投影可能範囲においてアスペクト比16:9で表示できる最大領域を算出する(S220)。具体的には、図10の平面abcdのY方向の長さとX方向の長さのうち、X方向の長さを16とした場合に、9に相当するY方向の長さを確保できるか否かを判定する。X方向の長さは「14−1=13」である。これを16とすると、9に相当するY方向の長さは「(13/16)×9」である。Y方向の長さは例えば20なので、X方向の全体を使った16:9のアスペクト比が最大領域である。
なお、16:9の9に相当するY方向の長さを確保できない場合、Y方向の長さを9とした場合に、16に相当するX方向の長さを決定することで16:9のアスペクト比の最大領域を決定する。
なお、最大領域の位置は、例えば平面abcdの上下方向又は左右方向の中央とすればよい。
次に、この最大領域における画素数を算出する(S230)。すなわち、最大領域のX方向の画素数とY方向の画素数の積を算出する。画素数が少ない場合、粗い投影画像となってしまうためである。なお、後述するように台形歪み補正が行われるため、最大領域の全ての画素を使用して投影することができないので、例えば最大領域の画素数に0.9(例えば90%が使用される)を乗じてもよい。または、後述する図11のように台形歪み補正後の画素数を算出してもよい。
そして、画素数が閾値以上か否かを判定する(S240)。なお、X方向の画素数とY方向の画素数のそれぞれを閾値と比較してもよい。
閾値以上でない場合(S240のNo)、投影しても投影画像の品質が低いと判断して、着目した投影可能範囲は利用不可と判断する(S270)。すなわち、該投影可能範囲を平面又は投影範囲から除外する。
画素数が閾値以上の場合(S240のYes)、投影範囲設定部36は最大領域の画像を投影した場合の面積が閾値以上か否かを判定する(S250)。歪み補正された投影画像は長方形なので、平面abceのX方向の長さ「14−1」とY方向の長さ「20」をそれぞれ、投影面までの距離(X=1の距離データ40)で拡大すれば、投影画面のX方向の長さとY方向の長さが得られる。よって、投影面積は容易に求められる。
最大領域の画像を投影した場合の面積が閾値以上でない場合(S250のNo)、投影しても利用者が視認性よく投影画像を見られないと判断して、着目した投影可能範囲は利用不可と判断する(S270)。
最大領域の画像を投影した場合の面積が閾値以上の場合(S250のYes)、着目した投影可能範囲が利用可能と判断する(S260)。
投影範囲設定部36は全ての平面について判断したか否かを判断する(S280)。
全ての平面について判断されていない場合(S280のNo)、次の投影可能範囲を参照してステップS210以降の処理を行う(S290)。
<S4 投影範囲の歪み補正>
図12(a)は、設定された投影範囲の一例を示す図である。2つの投影可能範囲においてそれぞれ16:9の投影範囲が確保されている。この投影範囲の全てに投影画像データが配置されると、投影面では台形歪みが生じるので、投影画像データには台形歪み補正が施される。
台形歪み補正の程度は、投影装置100と投影面の傾きの大きさによって変わるので、投影範囲設定部36は距離データを用いて投影範囲を補正する。
また、投影画像abdeと距離データの取得範囲は同じなので、図12(a)の投影範囲は、投影画像データとそのまま対応する。したがって、距離画像の投影範囲の座標に基づき、投影画像データが格納される画像メモリの投影範囲に対応する範囲を特定できる。
図13は投影範囲の補正について説明する図の一例である。図13(a)は投影画像データを投影する投影素子のサイズと投影面における投影画像のサイズHの関係を説明する図の一例である。投影素子の高さをhとした。投影素子が作る画像は光学系で拡大されるが光学系の拡大率は固定又は既知である。また、投影画像は距離Lに応じて大きくなるが、その比例係数をαとする。αは既知である。
H=α・L・h
hは、本実施形態では、アスペクト比16:9の9に相当する投影素子のサイズであるが、すでに投影範囲の画素数が求められているのでこの式からHを算出できる。なお、図では高さ方向のサイズhとHを用いて説明しているが、横方向のサイズも比例係数αと距離Lの関係は同じである。
図13(b)は平面fcdeの距離データを模式的に示す図の一例である。X=15の距離データは約170、X=23の距離データは約10である。したがって、平面fcdeの近傍の右端と、遠方の左端で距離が「170−10」異なっている。
距離Lがhに与える影響は、上式から「h=H/α・L」で表すことができるため、Lに「170−10」を設定することで、台形歪みを修整するため、X=15ではどの程度hを小さくすればよいか算出できる。このようにして算出された、X=15における投影素子のサイズをh´とする。平面abcfについても同様にh´を算出できるため説明は省略する。
図12(b)は、台形歪みを補正するために変形された投影範囲の一例を示す図である。距離データが大きくなる平面abcfの右端、及び、距離データが大きくなる平面fcdeの左端では、高さ方向の投影画像データのサイズhがh´に補正されている。これにより、投影面では、アスペクト比16:9の投影画像が得られる。
<S5 投影画像データのマッピング>
続いて、投影画像データの補正について説明する。投影画像データ補正部37は画像データ記憶部23から読み出す投影画像データを、投影範囲設定部36が設定した投影範囲にもとづいて補正する。
図14は、投影画像データの補正を模式的に説明する図の一例である。投影画像データと画像メモリは同じサイズであるとする。
(i)まず、設定された投影範囲外の画像メモリを黒の画素値などで塗りつぶす。白の画素値で置き換えてもよい。
(ii)投影範囲に対して、投影画像データの全体を縮小してマッピングする。マッピングには任意のアルゴリズムを使用すればよい。例えば、射影変換する。射影変換は例えば以下のように行う。投影範囲の座標を(u,v)、投影画像データの座標を(x、y)で表す。また、変換係数をa,b,c,d,e,f,g,hとして、u,vをx、yで表す。
u=x・a+y・b+c-x・g・u‐y・h・u
v=x・d+y・e+f−x・g・v−y・h・v
投影範囲の4つの頂点と投影画像データの4つの頂点が対応するので、それぞれ頂点の座標をu,vとx、yに代入して変換係数をa,b,c,d,e,f,g,hを算出する。4つの頂点にx、yの2つの値があるので、8個の変換式が得られ、各変関係係数を決定できる。変換係数がわかれば、任意のx、yをu,vに変換できる。
(iii)黒の画素値と投影範囲にマッピングされた投影画像データが補正投影画像データである。補正投影画像データは画像投影部に出力される。
ここで、平面fcdeに設定された投影範囲に対しては、同じ投影画像データを縮小してマッピングしても良いし、別の投影画像データをマッピングしてもよい。別の投影画像データをマッピングすることで、1つの投影装置100が異なる投影画像を同時に投影することができる。
また、投影画像データが1種類で投影領域が1箇所でよい場合は、投影範囲の大きい方にのみ投影画像データをマッピングすればよい。
〔平面距離補正が施された投影画像の例〕
図15は、投影装置100が補正投影画像データを平面でない壁に向かって投影した場合の投影例を説明する図の一例である。投影装置100に平行でない2つの壁に跨って投影画像が投影されているが、投影画像データに平面距離補正が施されているので、2つの壁のそれぞれに矩形の投影画像を投影できる。
また、投影面を平面の数と同じ2箇所に増やすことができるので、投影の自由度を上げることができる。利用者は投影範囲を設定するなどの作業も不要である。
1つの投影装置100で異なる複数の投影画像を投影するマルチ画面化に関しても、距離データから平面を見つけ出し、投影画像データを補正して投影することができる。
したがって、本実施形態の投影装置は、投影面が平坦でなくても、距離データにより投影面から複数の平面を検出することで、それぞれの平面に投影される画像画像データを適切に補正できる。
また、複数の面が検出されるので、1台の投影装置が複数の同じ投影画像を投影したり、異なる投影画像を投影するマルチ画面に対応することもできる。これにより、プロジェクタの台数を削減し、コストを削減できる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、各平面を検出して投影可能範囲とするのでなく、辺を共有する複数の平面に、複数の平面の全体からアスペクト比を満たす投影可能範囲を検出してもよい(図6(c))。各平面を検出した後、平面の端部のX座標を比較すれば2つの平面が辺を共有していることが分かる。そして、平面の座標に応じて投影画像データを区分して投影範囲に、マッピングすれば複数の平面に跨って1つの矩形の投影画像を投影できる。
24 画像処理部
25 画像投影部
28 距離検出部
29 操作部
34 制御部
35 投影可能範囲検出部
36 投影範囲設定部
37 投影画像データ補正部
100 投影装置
特許第4341723号公報

Claims (10)

  1. 投影光を投影する投影装置であって、
    投影光を投影可能な領域を検出する投影可能領域検出手段と、
    前記投影可能領域検出手段が検出した前記領域のうち、歪みが補正された投影光を投影する投影範囲を設定する投影範囲設定手段と、
    前記投影範囲設定手段により設定された前記投影範囲に応じて、投影光データを補正する投影光データ補正手段と、
    を有することを特徴とする投影装置。
  2. 前記投影可能領域検出手段は、距離情報検出手段が検出した投影光の投影予定範囲の距離情報を用いて、投影光を投影可能な前記領域を検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 前記投影可能領域検出手段は、前記距離情報を用いて、前記投影予定範囲に存在する投影光の光軸に垂直な平面以外の、投影光の光軸に垂直でない平面を前記領域として検出する、ことを特徴とする請求項2記載の投影装置。
  4. 前記投影可能領域検出手段は、前記投影予定範囲に存在する、投影光の光軸に垂直でない複数の平面を前記領域として検出する、ことを特徴とする請求項3記載の投影装置。
  5. 前記投影範囲設定手段は、前記投影可能領域検出手段が検出した平面のうち、投影光を所定の品質以上で投影可能でない平面を除外する、
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の投影装置。
  6. 前記投影範囲設定手段は、前記投影可能領域検出手段が検出した平面のうち、投影される投影光の面積が閾値以下の平面を除外する、
    ことを特徴とする請求項5記載の投影装置。
  7. 前記投影範囲設定手段は、前記投影可能領域検出手段が検出した平面のうち、投影される投影光の画素数が閾値以下の平面を除外する、
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の投影装置。
  8. 前記投影範囲設定手段は、前記投影可能領域検出手段が検出した平面のうち、投影光データと同じアスペクト比が確保される範囲を前記投影範囲に設定する、
    ことを特徴とする請求項3〜7いずれか1項記載の投影装置。
  9. 前記投影範囲設定手段は、前記投影範囲のうち最も遠方の距離情報と最も近傍の距離情報の差を用いて前記投影範囲に台形歪み補正を施し、
    前記投影光データ補正手段は、台形歪みが施された前記投影範囲に投影光データをマッピングすることで投影光データを補正する、
    ことを特徴とする請求項8記載の投影装置。
  10. 前記投影光データ補正手段は、台形歪みが施された複数の前記投影範囲のそれぞれに、同じ投影光データをマッピングすることで投影光データを補正するか、又は、異なる投影光データをマッピングすることで投影光データを補正し、
    補正された投影光データに基づく複数の投影光を同時に投影する、
    ことを特徴とする請求項9記載の投影装置。
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