JP2015138995A - 符号化装置、復号装置、及びプログラム - Google Patents

符号化装置、復号装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像を効率的且つ高精度に符号化/復号する。
【解決手段】符号化装置1は、原画像の階調数を削減した階調削減画像を生成する階調削減部10と、階調削減画像の解像度を削減した空間・階調削減画像群を生成する空間縮小部20と、空間・階調削減画像群を符号化して符号化信号群を生成し、該符号化信号群を局部復号した局部復号画像群を生成する符号化・局部復号部30と、局部復号画像群を復元した空間・階調復元画像群を生成する空間・階調復元部40と、原画像との誤差が最小となる空間・階調復元画像の生成に用いた最適パラメータを決定するパラメータ最適化部50とを備え、符号化・局部復号部30は、該空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を出力する。復号装置2は、符号化信号を復号して空間・階調削減画像を生成する復号部60と、空間・階調削減画像を復元する空間・階調復元部40とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、原画像を解像度及び階調数を削減した後に符号化する符号化装置、該符号化装置によって符号化された信号を復号する復号装置、及びそれらのプログラムに関する。
従来、AVC/H.264方式やHEVC/H.265方式などにより、画像を符号化する技術が知られている。近年では、表示装置の高精細化が進んでおり、いわゆる8Kシステムと呼ばれるスーパーハイビジョン(SHV)のような超高精細映像では、従来のハイビジョン(HV)映像の16倍の高解像度を有する。そこで、さらに符号化効率を高めるために、従来の符号化を行う前段で、解像度や階調数を削減することが検討されている。
一方、画像を空間方向に空間超解像処理して元の画像よりも解像度の高い画像を生成する空間超解像技術が知られている。例えば、被写体の照明方程式パラメータを推定し、推定した照明方程式パラメータについて高解像度化を行い、高解像度化された照明方程式パラメータを合成して高解像度画像を生成し、その際、推定した照明方程式パラメータの推定精度が所定の精度を満たさない画素が存在するときは、高解像度化した照明方程式パラメータをフィードバックして、再度、照明方程式パラメータの推定を行うことにより、被写体の画像を高解像度化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、画像を階調方向に補間処理して元の画像よりも階調数の多い画像を生成する階調補間装置が知られている。例えば、処理対象画素の印字濃度に対して複数の閾値と補間演算誤差を設定し、処理対象画素とその隣接する画素の持つ補間演算誤差の平均との総和を複数の閾値と比較し、その最も近い値の閾値を実行閾値として用いるなどして中間階調を補間する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4139853号公報 特開平4−18855号公報
原画像を解像度及び階調数を削減した後に符号化することで圧縮率を高めることができる。しかし、従来、解像度削減処理及び階調削減処理は原画像に応じて最適化されているわけではないため、符号化効率及び符号化精度を更に向上させる余地があった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、画像を効率的且つ高精度に符号化/復号することができる符号化装置、復号装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る符号化装置は、原画像の解像度及び階調数を削減した空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を出力する符号化装置であって、原画像の階調数を削減した階調削減画像を生成する階調削減部と、複数の画像縮小パラメータを用いて前記階調削減画像の解像度を削減した複数の空間・階調削減画像を生成する空間縮小部と、前記複数の空間・階調削減画像をそれぞれ符号化して複数の符号化信号を生成するとともに、該複数の符号化信号をそれぞれ局部復号した複数の局部復号画像を生成する符号化・局部復号部と、前記複数の局部復号画像をそれぞれ解像度及び階調数が原画像と等しくなるように復元した複数の空間・階調復元画像を生成する空間・階調復元部と、前記複数の空間・階調復元画像と原画像とを比較し、前記複数の画像縮小パラメータのうち、誤差が最小となる空間・階調復元画像の生成に用いられた画像縮小パラメータを最適パラメータと決定するパラメータ最適化部と、を備え、前記符号化・局部復号部は、前記最適パラメータを用いて生成された空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を出力することを特徴とする。
さらに、本発明に係る符号化装置において、前記階調削減部は、前記原画像のヒストグラムに基づいて量子化テーブルを生成し、該量子化テーブルを用いて階調数を削減し、前記空間・階調復元部は、前記量子化テーブルを用いて階調数を復元することを特徴とする。
さらに、本発明に係る符号化装置において、前記空間・階調復元部は、前記局部復号画像を前記原画像と等しい階調数に再量子化した再量子化画像を生成する再量子化部と、前記再量子化画像を前記原画像と等しい解像度に空間超解像するとともに、フィルタ処理により階調補間して、前記空間・階調復元画像を生成する空間超解像・階調補間部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る符号化装置において、前記空間超解像・階調補間部は、前記再量子化画像を周波数分解して高周波帯域成分を生成する周波数分解部と、前記再量子化画像及び前記高周波帯域成分をフィルタ処理により階調補間して、再量子化整形画像及び高周波帯域整形成分を生成する階調補間部と、前記再量子化整形画像を低周波帯域成分とし前記高周波帯域整形成分を高周波帯域成分として周波数再構成して、前記空間・階調復元画像を生成する周波数再構成部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る符号化装置において、前記周波数分解部は、ウェーブレット分解して前記高周波帯域成分を生成し、前記階調補間部は、バイラテラルフィルタを用いて前記フィルタ処理を行うことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る復号装置は、原画像の解像度及び階調数を削減した空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を復号する復号装置であって、前記符号化信号を復号して前記空間・階調削減画像を生成する復号部と、前記原画像の解像度及び階調数を削減した際のパラメータを用いて、前記空間・階調削減画像を解像度及び階調数が前記原画像と等しくなるように復元した空間・階調復元画像を生成する空間・階調復元部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記符号化装置又は上記復号装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、画像を効率的且つ高精度に符号化/復号することができるようになる。
本発明に係る符号化装置の処理概要を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置における階調削減部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置における空間・階調復元部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置における空間・階調復元部の処理概要を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置における空間・階調復元部の動作例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る復号装置の構成例を示すブロック図である。
図1は、本発明に係る符号化装置の処理概要を説明する図である。ただし、図1に示す解像度及び階調は一例であり、この値に限られるものではない。
図1に示す例では、まず「解像度8K×4K、階調12bit」の原画像の解像度及び階調数を削減し、「解像度4K×2K、階調8bit」の複数の空間・階調削減画像を生成する。次に、各空間・階調削減画像を符号化して複数の符号化信号を生成するとともに、各空間・階調削減画像を局部復号して複数の空間・階調復号画像を生成する。次に、各空間・階調復号画像を原画像と同じ「解像度8K×4K、階調12bit」に復元した複数の空間・階調復元画像を生成する。そして、原画像と複数の空間・階調復元画像とを比較し、誤差が最小となる空間・階調復元画像の生成に用いたパラメータを最適化パラメータとして外部に出力する。また、最適化パラメータを用いて生成した符号化信号を外部に出力する。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
[符号化装置]
図2は、本発明の一実施形態に係る符号化装置の構成例を示すブロック図である。図2に示す例では、符号化装置1は、階調削減部10と、空間縮小部20と、符号化・局部復号部30と、空間・階調復元部40と、パラメータ最適化部50とを備える。
階調削減部10は、原画像を入力し、原画像の階調数を削減した階調削減画像を生成し、空間縮小部20に出力する。最も単純な方法としては、階調数を12bitから8bitに削減する場合には、画素値を1/16倍する。あるいは、階調変換前の画素値と階調変換後の画素値とを対応付けた量子化テーブルを有する場合には、量子化テーブルに基づいて画素値を変換する。また、階調削減部10は、複数の階調削減パラメータ(量子化テーブル)を用いて複数の階調削減画像を生成し、空間縮小部20に出力してもよい。
階調削減部10は、原画像のヒストグラムに基づいて量子化テーブルを生成し、該量子化テーブルを用いて階調数を削減してもよい。ヒストグラムを考慮することにより、原画像に応じた階調削減を行うことができる。
図3は階調削減部10の構成例を示すブロック図である。図3に示す例では、階調削減部10は、ヒストグラム検出部11と、量子化テーブル生成部12と、量子化部13とを備える。
ヒストグラム検出部11は、原画像の各画素値を検出してヒストグラムを生成し、量子化テーブル生成部12に出力する。
量子化テーブル生成部12は、ヒストグラム検出部11により生成されたヒストグラムの頻度をカウントし、階調削減後の画素値の頻度が均等になるように階調削減前の画素値及び階調削減後の画素値を対応付けた量子化テーブルを生成し、量子化部13、空間・階調復元部40、及び外部に出力する。
量子化部13は、量子化テーブル生成部12により生成された量子化テーブルに基づいて原画像の階調数を削減し、階調削減画像を空間縮小部20に出力する。階調削減後の画素値の頻度を均等化しようとすると、階調削減後の画素値が1つに定まらない場合も考えられる。例えば、図3に示すように階調削減前の画素値「4」に対して階調削減後の画素値が「0」と「1」をとり得る場合、頻度が均等となるように所定の確率で「0」と「1」を振り分けてもよいし、周辺の画素値から誤差の少ないと推定されるほうを選択してもよい。
空間縮小部20は、複数の画像縮小パラメータを用いて、階調削減部10により生成された階調削減画像の解像度を削減した複数の空間・階調削減画像(空間・階調削減画像群)を生成し、符号化・局部復号部30に出力する。例えば、空間縮小部20は、複数のフィルタを用いて階調削減画像を周波数分解(例えば、ウェーブレット分解)し、低周波帯域成分を整数化して出力することにより、空間・階調削減画像群を生成することができる。
符号化・局部復号部30は、空間縮小部20により生成された空間・階調削減画像群を既知の方式で符号化し、複数の符号化信号(符号化信号群)を生成する。例えば、符号化装置1に静止画が入力される場合にはJPEG2000方式などにより符号化し、符号化装置1に動画が入力される場合にはAVC/H.264方式やHEVC/H.265方式などにより符号化する。そして、符号化信号群のうち、後述するパラメータ最適化部50から入力される最適パラメータを用いて生成された空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を外部に出力する。
また、符号化・局部復号部30は、符号化信号群をそれぞれ局部復号した複数の局部復号画像(局部復号画像群)を生成し、空間・階調復元部40に出力する。例えば、動き推定、離散コサイン変換、及び量子化処理した画像を符号化して符号化信号を生成した場合には、該画像を逆量子化処理、逆離散コサイン変換、及び動き補償して符号化信号の局部復号画像を生成する。
空間・階調復元部40は、符号化・局部復号部30により生成された局部復号画像群の解像度及び階調数が原画像と等しくなるように復元した複数の空間・階調復元画像(空間・階調復元画像群)を生成し、パラメータ最適化部50に出力する。解像度の復元は、Lanczos法などの線形フィルタ拡大や、周波数分解(例えば、ウェーブレット分解)を用いた超解像処理により行うことができる。階調の復元は、最も単純な方法としては、階調数を8bitから12bitに再量子化する場合には、例えば画素値を単純に16倍する。あるいは、階調削減部10により量子化テーブルが生成される場合には、該量子化テーブルの逆テーブルを用いて階調を復元する。空間・階調復元部40のより好適な構成については後述する。
パラメータ最適化部50は、空間・階調復元部40により生成された空間・階調復元画像群と原画像とを比較し、誤差が最小となる空間・階調復元画像の生成に用いられた画像縮小パラメータを最適パラメータとして符号化・局部復号部30に出力する。ここで、誤差は、原画像と複数の空間・階調復元画像の差の絶対値の和、差の絶対値の積、又は差の二乗和など、種々の演算方法によって定めることができる。なお、階調削減部10にて複数の階調削減パラメータを用いて階調削減を行った場合には、誤差が最小となる空間・階調復元画像の生成に用いられた階調削減パラメータも最適パラメータに含める。また、パラメータ最適化部50は、最適パラメータ及び空間・階調復元部40で用いるフィルタの情報を含むパラメータを外部に出力する。
[空間・階調復元部]
次に、空間・階調復元部40の好適な構成について詳細に説明する。図4は、空間・階調復元部40の構成例を示すブロック図である。図4に示す例では、空間・階調復元部40は、再量子化部41と、空間超解像・階調補間部42とを備える。空間・階調復元部40は、複数の局部復号画像をそれぞれ処理して複数の空間・階調復元画像を生成するが、各画像に対する処理は同じであるため、以下では1つの局部復号画像から1つの空間・階調復元画像を生成する処理について説明する。
図5は、空間・階調復元部40の処理概要を説明する図である。ただし、図5に示す解像度及び階調は一例であり、この値に限られるものではない。
再量子化部41は、局部復号画像を原画像と等しい階調数に再量子化した再量子化画像を生成し、空間超解像・階調補間部42に出力する。例えば、図5に示すように階調数を8bitから12bitに再量子化する場合には、単純な方法としては画素値を16倍する。あるいは、変換前の画素値と変換後の画素値とを対応付けた量子化テーブルが階調削減部10から入力される場合には、量子化テーブルを用いて(量子化テーブルを逆テーブルにして)画素値を変換する。
空間超解像・階調補間部42は、図5に示すように、再量子化部41により生成された「解像度4K×2K、階調12bit」の再量子化画像を、原画像と等しい解像度に空間超解像するとともにフィルタを用いて同時に階調補間し、「解像度8K×4K、階調12bit」の空間・階調復元画像を生成する。空間超解像・階調補間部42は、周波数分解部421と、階調補間部422と、周波数再構成部423とを備える。
周波数分解部421は、再量子化部41により生成された再量子化画像をデシメーション無しで(つまり、周波数帯域成分の画像サイズの縮小を行わずに)周波数分解(例えば、ウェーブレット分解)し、再量子化画像の空間標本化周波数を超える高周波帯域成分を階調補間部422に出力する。
階調補間部422は、再量子化部41により生成された再量子化画像、及び周波数分解部421により生成された高周波帯域成分に波形整形用のフィルタを適用して再量子化整形画像、及び高周波帯域整形成分を生成し、周波数再構成部423に出力する。フィルタ処理を行うことにより、同時に階調補間を行うことができる。階調補間部422で用いるフィルタとして、例えば、原画像の撮影時における光学的な劣化過程を模擬した低域通過フィルタである点拡がり関数(PSF:Point spread function)のフィルタ、ガウシアン関数のフィルタ、Lanczosフィルタなどを用いることができる。
あるいは、階調補間部422で用いる低域通過フィルタとして、バイラテラルフィルタを用いることができる。バイラテラルフィルタは、画像はエッジ領域以外では階調が滑らかに変化すると仮定し、エッジを保持しながら低域通過フィルタ処理を行うフィルタである。バイラテラルフィルタを用いて波形整形及び階調補間を同時に行うことで、標本化と量子化間の高い相関を利用した空間超解像・階調補間が可能となる。例えば、輝度変化が少ない平坦な空間領域では、空間高周波帯域のパワーが低く輝度値が滑らかに変化するように作用する。また、輝度変化が大きいエッジ領域では、空間高周波帯域のパワーが高く輝度値が大きく変化するように作用する。
周波数再構成部423は、階調補間部422により生成された再量子化整形画像を空間低周波帯域とし、階調補間部422により生成された高周波帯域整形成分を空間高周波帯域成分として、周波数再構成(例えば、ウェーブレット再構成)し、空間・階調復元画像を生成し、出力する。
図6は、空間超解像・階調補間部42の動作例を説明する図であり、空間超解像処理により解像度を縦横それぞれ2倍にする例を示している。まず、周波数分解部421により、再量子化画像Sを周波数分解する(ステップS101)。ここでは、周波数分解としてデシメーション無しの1階離散ウェーブレット分解を行っている。LLは低周波帯域成分であり、LHは水平方向高周波帯域成分であり、HLは垂直方向高周波帯域成分であり、HHは斜め方向高周波帯域成分である。低周波帯域成分LLを除くLH、HL、及びHHを高周波帯域成分とする。
次に、階調補間部422により、再量子化画像S及び高周波帯域成分LH,HL,HHに波形整形用のフィルタを適用し、再量子化整形画像S’、及び高周波帯域整形成分LH’,HL’,HH’を生成する(ステップS102)。
次に、周波数再構成部423により、再量子化整形画像S’を空間低周波帯域とし、高周波帯域整形成分LH’,HL’,HH’を空間高周波帯域成分として配置する(ステップS103)。そして、周波数再構成部423により、ステップS103にて配置した周波帯域成分をウェーブレット再構成し、空間・階調復元画像を生成する(ステップS104)。
なお、上述した符号化装置1として機能させるためにコンピュータを用いることができ、そのようなコンピュータは、符号化装置1の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。
以上説明したように、本発明に係る符号化装置又はそのプログラムによれば、原画像の階調数及び解像度を削減した空間・階調削減画像群を生成し、該空間・階調削減画像群をそれぞれ符号化して符号化信号群を生成するとともに、該符号化信号群をそれぞれ局部復号した局部復号画像群を生成する。次に、局部復号画像群をそれぞれ解像度及び階調数が原画像と等しくなるように復元した空間・階調復元画像群を生成する。そして、空間・階調復元画像群と原画像とを比較し、誤差が最小となる空間・階調復元画像の生成に用いられたパラメータを決定し、最終的に該パラメータを用いて生成された空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を出力する。このため、効率的且つ高精度な符号化信号を得ることができる。
局部復号画像群をそれぞれ解像度及び階調数が原画像と等しくなるように復元して空間・階調復元画像群を生成する際には、空間超解像処理及び階調補間処理を同時に行うのが好適である。これにより、標本化と量子化間の高い相関を利用することができ、より効率的且つ高精度な符号化信号を得ることができる。
[復号装置]
次に、符号化装置1により生成された符号化信号を復号する復号装置について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る復号装置の構成例を示すブロック図である。図7に示す例では、復号装置2は、復号部60と、空間・階調復元部40とを備える。
復号部60は、符号化装置1により生成された符号化信号を、符号化方式に対応する方式により復号して復号画像(つまり、符号化装置1により原画像の解像度及び階調数が削減された空間・階調削減画像)を生成し、空間・階調復元部40に出力する。
復号装置2の空間・階調復元部40は、符号化装置1の空間・階調復元部40と同じ構成とする。ただし、符号化装置1の空間・階調復元部40は局部復号画像群を入力して処理するのに対し、復号装置2の空間・階調復元部40は、復号部60により生成された復号画像を入力して処理する。
つまり、空間・階調復元部40は、復号部60により生成された復号画像の解像度及び階調数が原画像と等しくなるように復元した空間・階調復元画像を生成し、外部に出力する。より詳細には、空間・階調復元部40は、まず復号画像を原画像と等しい階調数に再量子化した再量子化画像を生成する。符号化装置1において量子化テーブルを用いて階調削減を行った場合には、符号化装置1から入力される量子化テーブルを用いて(量子化テーブルを逆テーブルにして)、復号画像を原画像と等しい階調数に再量子化した再量子化画像を生成する。そして、符号化装置1から入力されるパラメータを用いて、再量子化画像を原画像と等しい解像度に空間超解像するとともに、フィルタ処理により階調補間して、空間・階調復元画像を生成する。
なお、上述した復号装置2として機能させるためにコンピュータを用いることができ、そのようなコンピュータは、復号装置2の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。
以上説明したように、本発明に係る復号装置又はそのプログラムによれば、原画像の解像度及び階調数を削減した空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を復号して復号画像(空間・階調削減画像)を生成する。そして、原画像の解像度及び階調数を削減した際のパラメータを用いて、復号画像を解像度及び階調数が原画像と等しくなるように復元した空間・階調復元画像を生成する。このため、符号化信号を復号して、原画像との誤差が少ない高精度な復元画像を得ることができる。
上述の実施形態は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
このように、本発明は原画像を符号化/復号する任意の用途に有用である。
1 符号化装置
2 復号装置
10 階調削減部
20 空間縮小部
30 符号化・局部復号部
40 空間・階調復元部
50 パラメータ最適化部
60 復号部
40 空間・階調復元部
41 再量子化部
42 空間超解像・階調補間部
421 周波数分解部
422 階調補間部
423 周波数再構成部

Claims (8)

  1. 原画像の解像度及び階調数を削減した空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を出力する符号化装置であって、
    原画像の階調数を削減した階調削減画像を生成する階調削減部と、
    複数の画像縮小パラメータを用いて前記階調削減画像の解像度を削減した複数の空間・階調削減画像を生成する空間縮小部と、
    前記複数の空間・階調削減画像をそれぞれ符号化して複数の符号化信号を生成するとともに、該複数の符号化信号をそれぞれ局部復号した複数の局部復号画像を生成する符号化・局部復号部と、
    前記複数の局部復号画像をそれぞれ解像度及び階調数が原画像と等しくなるように復元した複数の空間・階調復元画像を生成する空間・階調復元部と、
    前記複数の空間・階調復元画像と原画像とを比較し、前記複数の画像縮小パラメータのうち、誤差が最小となる空間・階調復元画像の生成に用いられた画像縮小パラメータを最適パラメータと決定するパラメータ最適化部と、を備え、
    前記符号化・局部復号部は、前記最適パラメータを用いて生成された空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を出力することを特徴とする符号化装置。
  2. 前記階調削減部は、前記原画像のヒストグラムに基づいて量子化テーブルを生成し、該量子化テーブルを用いて階調数を削減し、
    前記空間・階調復元部は、前記量子化テーブルを用いて階調数を復元することを特徴とする、請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記空間・階調復元部は、
    前記局部復号画像を前記原画像と等しい階調数に再量子化した再量子化画像を生成する再量子化部と、
    前記再量子化画像を前記原画像と等しい解像度に空間超解像するとともに、フィルタ処理により階調補間して、前記空間・階調復元画像を生成する空間超解像・階調補間部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の符号化装置。
  4. 前記空間超解像・階調補間部は、
    前記再量子化画像を周波数分解して高周波帯域成分を生成する周波数分解部と、
    前記再量子化画像及び前記高周波帯域成分をフィルタ処理により階調補間して、再量子化整形画像及び高周波帯域整形成分を生成する階調補間部と、
    前記再量子化整形画像を低周波帯域成分とし前記高周波帯域整形成分を高周波帯域成分として周波数再構成して、前記空間・階調復元画像を生成する周波数再構成部と、
    を備えることを特徴とする、請求項3に記載の符号化装置。
  5. 前記周波数分解部は、ウェーブレット分解して前記高周波帯域成分を生成し、
    前記階調補間部は、バイラテラルフィルタを用いて前記フィルタ処理を行うことを特徴とする、請求項4に記載の符号化装置。
  6. コンピュータを、請求項1から5のいずれか一項に記載の符号化装置として機能させるためのプログラム。
  7. 原画像の解像度及び階調数を削減した空間・階調削減画像を符号化した符号化信号を復号する復号装置であって、
    前記符号化信号を復号して前記空間・階調削減画像を生成する復号部と、
    前記原画像の解像度及び階調数を削減した際のパラメータを用いて、前記空間・階調削減画像を解像度及び階調数が前記原画像と等しくなるように復元した空間・階調復元画像を生成する空間・階調復元部と、
    を備えることを特徴とする復号装置。
  8. コンピュータを、請求項7に記載の復号装置として機能させるためのプログラム。

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