JP2015138184A - 平版印刷版 - Google Patents

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JP2015138184A JP2014010438A JP2014010438A JP2015138184A JP 2015138184 A JP2015138184 A JP 2015138184A JP 2014010438 A JP2014010438 A JP 2014010438A JP 2014010438 A JP2014010438 A JP 2014010438A JP 2015138184 A JP2015138184 A JP 2015138184A
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Yuichiro Konishi
雄一朗 小西
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Abstract

【課題】長期保管した後であっても現像性に優れた平版印刷版を提供する。
【解決手段】基材上に少なくとも光重合開始剤と、3個以上の重合性二重結合基と1個のエーテル結合を有する重合性化合物を含有する水性分散液を塗布して得られた光硬化性感光層を有する平版印刷版。
【選択図】なし

Description

本発明は、基材上に少なくとも光硬化性感光層を有する平版印刷版に関する。詳しくは実質的にアルカリ剤を含有しないケミカルレス現像液によって現像可能な平版印刷版に関する。
近年、CTP(Computer To Plateの略)方式を利用した製版システムにおいてはJDF(Job Definition Formatの略)の拡充によりフルデジタル化が進み大幅に作業の効率化が図られてきている。また、出力機や印刷版等のハード面においても、プロセスレスやケミカルレスへの展開により効率化は勿論、人の健康や環境にも配慮したもの作りが浸透している。しかし、現在主流となっているサーマル型やフォトポリマー型のCTP印刷版(CTP方式による製版が可能な平版印刷版)では、印刷版をレーザー露光した後、強アルカリ剤を含有する現像液を用いて非画像部を溶出除去し、その後水洗およびガム引き工程を経て印刷に供されるものとなるため、強アルカリ剤含有現像液の費用や廃液費用の観点から、また環境負荷の観点から、大きな課題となっていた。
このようなアルカリ性現像液を用いることを回避し、水などで現像が可能な感光性組成物の提案がされている。例えば特開平5−27437号公報(特許文献1)には、カルボキシル基含有樹脂、アミン化合物、光硬化性不飽和化合物、光重合開始剤及び水を含む水系感光性組成物をプリント回路の製造に利用することが開示されている。また特開2003−215801号公報(特許文献2)には、側鎖に重合性二重結合基を有するアニオン性の水溶性ポリマーをバインダーポリマーとして用いる感光性組成物を感光性平版印刷版に利用することが開示されている。しかし上記した感光性組成物を自動現像機を用いて、水などの実質的にアルカリ剤を含有しないケミカルレス現像液で現像した場合、現像液中に堆積するスラッジの発生が顕著になり、該スラッジが感光性組成物被膜表面に付着する場合があり、改善が求められていた。
上記した問題を解決する方法として、例えば特開2011−209354号公報(特許分文献3)には、光重合開始剤と重合性二重結合基を有する化合物を、スルホン酸塩基を有する水溶性ポリマーとアニオン性界面活性剤の存在下で乳化分散した水中乳化物を利用する方法が開示される。このような系では、前記した現像液中に堆積するスラッジの問題は解決され、また良好な保存安定性も得られるが、長期間保存した後の現像性については十分満足できるものではなかった。
一方、特開2007−65548号公報(特許文献4)には感度および網点再現性の改善を目的に複数のアルコール性水酸基、複数の重合性二重結合基及び複数のエーテル結合を有する化合物を含有する感光層を有する平版印刷版が開示され、特開2012−194371号公報(特許文献5)には耐刷性と耐地汚れ性の改善を目的にウレタン系ポリエーテル化合物を含有する感光層を有する平版印刷版が、それぞれ開示されている。
特開平5−27437号公報 特開2003−215801号公報 特開2011−209354号公報 特開2007−65548号公報 特開2012−194371号公報
本発明は、長期保管した後であっても現像性に優れた平版印刷版を提供することを課題とする。
本発明は、基材上に少なくとも光重合開始剤と、3個以上の重合性二重結合基と1個のエーテル結合を有する重合性化合物を含有する水性分散液を塗布して得られた光硬化性感光層を有する平版印刷版によって達成された。
本発明により、長期保管した後であっても現像性に優れた平版印刷版を提供することが可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の平版印刷版が有する基材としては、アルミニウム板、各種プラスチックフィルム、各種プラスチックによりラミネートされた紙などが挙げられる。中でも柔軟性があり、張力による変形の少ない素材であるプラスチックフィルムが好ましく用いられる。好ましいプラスチックフィルム基材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、硝酸セルロース等が代表的に挙げられ、特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが好ましく用いられる。
本発明の平版印刷版は、前記した基材と光硬化性感光層との間に、後述する親水性層を有することが好ましく、基材の表面は、該親水性層や必要に応じて設けられる裏塗り層などとの接着を良くするために、表面処理されていても良い。こうした表面処理としては、コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理、紫外線照射処理等が挙げられる。更なる表面処理として基材上に下引き層を設けても良い。
本発明の平版印刷版は、前記した基材上に、少なくとも光硬化性感光層を有する。かかる光硬化性感光層は、少なくとも光重合性開始剤と、3個以上の重合性二重結合基と1個のエーテル結合を有する重合性化合物(以下、本発明の重合性化合物とも記載する。)を含有する水性分散液を基材上に塗布することで得られる。
本発明の重合性化合物としては、ビス[2−ジ(プロペノイルオキシメチル)ブチル]エーテル、ビス[2,2,2−トリ(プロペノイルオキシメチル)]エーテル、[2,2,2−トリ(プロペノイルオキシメチル)エチル][2−ヒドロキシ−2,2−ビス(プロペノイルオキシメチル)エチル]エーテル、ビス[2−ジ(プロペノイルオキシメチル)プロピル]エーテル等の多官能性アクリル系化合物を挙げることができる。重合性化合物は1種のみの単独で用いても良いし、任意の2種以上を混合して用いても良い。市販品としては、新中村化学工業(株)から“NKエステル”として各種グレードが販売されており、いずれも用いることができる。光硬化性感光層における本発明の重合性化合物の含有量は、光硬化性感光層の総固形分質量100質量部に対して5〜60質量部の範囲であることが好ましい。
本発明において光硬化性感光層は、他の重合性化合物として、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリスアクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等の多官能性アクリル系モノマー等、アクリロイル基、メタクリロイル基を導入した各種オリゴマーのポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等を本発明の重合性化合物と併せて含有することもできる。その際には本発明の重合性化合物の割合は重合性化合物の総固形分量に対して30質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましい。なお、ここでいう重合性化合物の割合には後述する重合性二重結合基を有する高分子化合物は含めないものとする。また、これら重合性化合物の分子量は1000未満であることが好ましい。
本発明において光硬化性感光層は光重合開始剤を含有する。光重合開始剤としては、従来から知られる公知の化合物を用いることができる。例えば、トリハロアルキル置換された化合物(例えばトリハロアルキル置換された含窒素複素環化合物としてs−トリアジン化合物およびオキサジアゾール誘導体、トリハロアルキルスルホニル化合物)、有機ホウ素塩、ヘキサアリールビイミダゾール、チタノセン化合物、チオ化合物、有機過酸化物等が挙げられる。これらの光重合開始剤の中でも、特にトリハロアルキル置換化合物、有機ホウ素塩が好ましく用いられる。更に好ましくは、トリハロアルキル置換化合物と有機ホウ素塩を組み合わせて用いることである。トリハロアルキル置換化合物と有機ホウ素塩を組み合わせることで、更に感度を向上させることができるために好ましい。
光重合開始剤であるトリハロアルキル置換化合物は、具体的にはトリクロロメチル基、トリブロモメチル基等のトリハロアルキル基を分子内に少なくとも1個以上有する化合物であり、好ましい例としては、該トリハロアルキル基が含窒素複素環基に結合した化合物としてs−トリアジン誘導体およびオキサジアゾール誘導体が挙げられ、あるいは、該トリハロアルキル基がスルホニル基を介して芳香族環あるいは含窒素複素環に結合したトリハロアルキルスルホニル化合物が挙げられる。
トリハロアルキル基が含窒素複素環基に結合した化合物やトリハロアルキルスルホニル化合物の特に好ましい例を以下に示す。
Figure 2015138184
Figure 2015138184
有機ホウ素塩を構成する有機ホウ素アニオンは、下記一般式1で表される。
Figure 2015138184
式中、R、R、RおよびRは各々同じであっても異なっていても良く、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基を表す。これらのうちで、R、R、RおよびRのうちの一つがアルキル基であり、他の置換基がアリール基である場合が特に好ましい。
有機ホウ素塩を構成するカチオンとしては、アルカリ金属イオンおよびオニウム化合物が挙げられるが、好ましくはオニウム塩であり、例えばテトラアルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩、トリアリールスルホニウム塩等のスルホニウム塩、トリアリールアルキルホスホニウム塩等のホスホニウム塩が挙げられる。特に好ましい有機ホウ素塩の例を下記に示す。
Figure 2015138184
Figure 2015138184
上述したような光重合開始剤の含有量は、光硬化性感光層の総固形分質量100質量部に対して0.1〜30質量部の範囲で使用することが好ましく、更には1〜15質量部の範囲で含まれることが好ましい。
光硬化性感光層は重合性二重結合基を有する高分子化合物を含有することが好ましい。この重合性二重結合基を有する高分子化合物は、任意の繰り返し単位によって形成された高分子化合物であり、任意の連結基を介して重合性二重結合基が側鎖に結合した高分子化合物である。中でもビニル基を反応性二重結合基として有した高分子化合物が好ましく用いられ、ビニル基が置換したフェニル基が直接もしくは任意の連結基を介して主鎖と結合した高分子化合物が特に好ましく用いられる。また、実質的にアルカリ剤を含有しないケミカルレス現像液での現像を可能にするため、任意の連結基を介して主鎖に連結するスルホ基、四級アンモニウム基等を導入することが好ましいが、中でも現像性の高さからスルホ基を有する高分子化合物が好ましく用いることができる。該スルホ基は塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩等)を形成しても良い。これらの連結基としては特に限定されず、任意の基、原子またはそれらの複合した基が挙げられる。ビニル基が置換したフェニル基およびスルホ基は、それぞれ独立して主鎖に結合していても良いし、あるいはビニル基が置換したフェニル基とスルホ基が連結基の一部または全部を共有する形で結合していても良い。
上記ビニル基が置換したフェニル基において、該フェニル基は置換されていても良く、また、該ビニル基はハロゲン原子、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、アミド基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基等で置換されていても良い。
本発明のビニル基が置換したフェニル基が直接もしくは任意の連結基を介して主鎖と結合した高分子化合物は、詳細には、下記一般式2で表される基を側鎖に有するものが好ましい。
Figure 2015138184
式中、R、RおよびRは、同じであっても異なっていても良く、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、アミド基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルファニル基、アリールスルファニル基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基から選ばれる基を表し、これらの基を構成するアルキル基およびアリール基は、ハロゲン原子、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、アミド基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルケニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルファニル基、アリールスルファニル基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基等で置換されていても良い。これらの基の中でも、R、Rが水素原子であり、Rが水素原子もしくは炭素数4以下の低級アルキル基(例えばメチル基、エチル基等)であるものが特に好ましい。
式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基、ニトロ基、シアノ基、アミド基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルファニル基、アリールスルファニル基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基から選ばれる基を表す。また、これらの基を構成するアルキル基およびアリール基は、ハロゲン原子、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、アミド基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルファニル基、アリールスルファニル基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基等で置換されていても良い。
式中、Lは炭素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる原子または、水素原子、炭素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる原子群からなる多価の連結基を表す。具体的には下記に例示される構造単位より構成される基および下記に示す複素環基が挙げられる。これらの基は単独でも任意の2つ以上が組み合わされていても良い。
Figure 2015138184
連結基Lとしては複素環を含むものが好ましい。Lを構成する複素環の例としては、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、トリアゾール環、テトラゾール環、イソオキサゾール環、オキサゾール環、オキサジアゾール環、イソチアゾール環、チアゾール環、チアジアゾール環、チアトリアゾール環、インドール環、インダゾール環、ベンズイミダゾール環、ベンゾトリアゾール環、ベンズオキサゾール環、ベンズチアゾール環、ベンズセレナゾール環、ベンゾチアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、トリアジン環、キノリン環、キノキサリン環等の含窒素複素環、フラン環、チオフェン環等が挙げられ、これらの複素環は置換基を有していても良い。
上述した多価の連結基が置換基を有する場合、置換基としては、ハロゲン原子、カルボキシル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、アミド基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルファニル基、アリールスルファニル基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基等が挙げられる。
式中、mは0〜4の整数を表し、pは0または1の整数を表し、qは1〜4の整数を表す。
重合性二重結合基を有する高分子化合物は、上述した側鎖にビニル基が置換したフェニル基を有する繰り返し単位、およびスルホ基や四級アンモニウム基等を有する繰り返し単位からのみなる重合体であっても良いし、あるいは本発明の効果を妨げない限り、更に他の繰り返し単位を導入した重合体であっても良い。また更に、他のモノマーとの共重合体であっても良く、このようなモノマーは1種で用いても良いし、任意の2種類以上を用いても良い。
また、重合性二重結合基を有する高分子化合物は連鎖移動剤を用いることで、任意の置換基を高分子主鎖の末端に導入することができる。具体的には直鎖アルカンチオール、特にアルコキシ基やハロゲン原子が結合した珪素原子が置換した直鎖アルカンチオールを連鎖移動剤として重合時に用いることで、高い画像強度を得ることができるため好ましく用いることができる。このような連鎖移動剤の例として、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリクロロシラン、3−メルカプトプロピルジクロロメチルシラン、4−メルカプトブチルトリメトキシシラン、4−メルカプトブチルジメトキシメチルシラン、4−メルカプトブチルトリエトキシシラン、4−メルカプトブチルトリクロロシラン、4−メルカプトブチルジクロロメチルシラン等が挙げられ、これらの分子末端の珪素原子同士は加水分解縮合することで酸素原子を介して結合してシロキサン結合を形成しても良い。
重合性二重結合基を有する高分子化合物の好ましい例を以下に示すが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例示された構造式の中の数字は共重合体トータル組成100質量%中における各繰り返し単位の質量%を表す。
Figure 2015138184
Figure 2015138184
重合性二重結合基を有する高分子化合物の重量平均分子量は、1000から100万の範囲であることが好ましく、更に5万から60万の範囲にあることが特に好ましい。重合性二重結合基を有する高分子化合物は1種のみを単独で用いても良いし、任意の2種以上を混合して用いても良い。また上記した重合性二重結合基を有する高分子化合物の含有量は光硬化性感光層の総固形分質量100質量部に対して20〜80質量部の範囲であることが好ましい。
光硬化性感光層には紫外光から近赤外光の各種光源に対応できるように、前述の光重合開始剤を増感する化合物を併せて含有することが好ましい。そのような化合物としてシアニン系色素、シアニン、フタロシアニン、メロシアニン、ポルフィリン、スピロ化合物、フェロセン、フルオレン、フルギド、イミダゾール、ペリレン、フェナジン、フェノチアジン、ポリエン、アゾ化合物、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、トリメチンアクリジン、ケトクマリン、キナクリドン、インジゴ、スクアリリウム化合物、クマリン系化合物、カルバゾール系化合物、カルボメロシアニン系色素、アミノベンジリデンケトン系色素、ピロメチン系色素、スチリル系色素、あるいは(チオ)ピリリウム系化合物等が挙げられる。これらのうち、シアニン系色素またはクマリン系化合物あるいは(チオ)ピリリウム系化合物が好ましい。上記色素の含有量は、光重合開始剤に対して0.01〜3質量%の範囲が好ましく、更には0.5〜1.5質量%の範囲で含まれることが好ましい。光重合開始剤を増感する化合物の例を以下に示す。
Figure 2015138184
Figure 2015138184
Figure 2015138184
光硬化性感光層を構成するその他の要素として、視認性を高める目的で種々の着色剤を添加することが好ましく行われる。こうした目的で添加される着色剤として着色顔料の水系分散物が最も好ましく用いることができる。こうした顔料の水系分散物の例として各種、黒色、青色、赤色、緑色、黄色等の着色した顔料が水溶性である各種分散剤の存在下に水中で分散された任意の素材が使用可能である。顔料として特に、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等は入手が容易であり水中での分散も比較的容易であるため特に好ましく用いることができる。また、こうした顔料を水中で分散させるために用いることのできる分散剤の例として、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン基を有する水溶性であるノニオン系界面活性剤や、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポリスチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ポリスチレン−マレイン酸共重合体、その他各種水溶性高分子が挙げられる。こうした分散剤は着色顔料100質量部に対して5〜50質量部の範囲で含まれていることが好ましい。更に着色顔料を用いる場合には、光硬化性感光層の総固形分質量100質量部に対して0.1〜20質量部の範囲で含まれていることが好ましい。
光硬化性感光層はシランカップリング剤を含有することが好ましい。光硬化性感光層がシランカップリング剤を含有することによって優れた耐刷性が得られる。
シランカップリング剤としては、その目的を達成するものであれば特に限定されず任意のものを用いることができる。例えば、エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン、アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、スチリルトリメトキシシラン、スチリルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ビニルトリス(3−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。中でも、エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリエトキシシラン等のトリアルコキシシランが特に好ましい。なお、シランカップリング剤は、1種を単独で用いても良く、2種以上を任意の組み合わせおよび比率で併用しても良い。
光硬化性感光層が含有するシランカップリング剤の量としては、光硬化性感光層の総固形分質量100質量部に対して、0.01〜20質量部の範囲が好ましい。
光硬化性感光層は酸化防止剤を含有することが好ましい。酸化防止剤としては、(株)大成社出版の「酸化防止剤ハンドブック」(昭和51年10月25日初版)12頁から16頁に記載されている酸化防止剤や、メルカプト基含有化合物、チオエーテル基含有化合物のような含硫黄化合物;亜リン酸エステル類のような含リン化合物;アミン類;フェノール類;ハイドロキノン類;アスコルビン酸類などが挙げられる。中でも、アミン類、フェノール類、アスコルビン酸類が好ましく用いられる。酸化防止剤の添加量としては、光硬化性感光層の総固形分質量100質量部に対して0.01〜10質量部の範囲で使用することが好ましい。
アミン類としてはヒンダードアミン系化合物が好ましく用いられる。このようなヒンダードアミン系化合物としては、LA52、LA57、LA62((株)アデカ製)、TINUVIN144、765、770DF(チバ・ジャパン(株)製)、サイアソーブUV−3346、UV−3529、UV−3853(サンケミカル(株)製)などが挙げられる。
フェノール類の市販品としては、ノクラックNS−5、NS−6、NS−30(大内新興化学工業(株)製)、サイアノックスCY1790、CY2777、CY−XS4(サンケミカル(株)製)、スミライザーGA80、GM、GS、WXR、MDP(住友化学(株)製)のようなヒンダードフェノール系化合物を本発明に用いることができる。
アスコルビン酸類としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウムなどが挙げられる。
本発明において光硬化性感光層は少なくとも光重合開始剤と本発明の重合性化合物を含有する水性分散液を基材上に塗布することで得られる。特に現像液中に堆積するスラッジの問題を回避する観点から、本発明の重合性化合物と光重合開始剤を分散相として含む水中乳化物を作製し、これを含有する水性分散液を塗工液として基材上に塗布することによって光硬化性感光層を形成することが好ましい。
水中乳化物の作製にあたっては、分散相の成分をアニオン性界面活性剤の存在下で水中に乳化分散することが好ましく、これによってある程度高温に晒しても安定な乳化分散状態が保てる水中乳化物が得られる。このようなアニオン性界面活性剤としては、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等の高級脂肪酸塩類、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩類、オクチルアルコール硫酸エステルナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルアンモニウム等の高級アルコール硫酸エステル塩類、アセチルアルコール硫酸エステルナトリウム等の脂肪族アルコール硫酸エステル塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類、ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム等のアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩類、ラウリル燐酸ナトリウム、ステアリル燐酸ナトリウム等のアルキル燐酸エステル塩類、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムのポリエチレンオキサイド付加物、ラウリルエーテル硫酸アンモニウムのポリエチレンオキサイド付加物、ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミンのポリエチレンオキサイド付加物等のアルキルエーテル硫酸塩のポリエチレンオキサイド付加物類、ノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウムのポリエチレンオキサイド付加物等のアルキルフェニルエーテル硫酸塩のポリエチレンオキサイド付加物類、ラウリルエーテル燐酸ナトリウムのポリエチレンオキサイド付加物等のアルキルエーテル燐酸塩のポリエチレンオキサイド付加物類、ノニルフェニルエーテル燐酸ナトリウムのポリエチレンオキサイド付加物等のアルキルフェニルエーテル燐酸塩のポリエチレンオキサイド付加物類等を挙げることができる。これらのうちで、特にジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸塩類及びアルキルエーテル硫酸塩のポリエチレンオキサイド付加物類が最も安定な水中乳化物を形成することから極めて好ましい。
またこの系に更に、前述した重合性二重結合基とスルホ基を有する高分子化合物を加えることで、乳化分散安定性は更に向上する。該高分子化合物は、乳化分散時に添加してもよいし乳化分散後に添加してもよいが、乳化分散時に添加することで、水中乳化物の水中における分散粒子径が顕著に減少し、極めて微小な液滴、微粒子の形態で分散するため、経時による沈降あるいは浮上等の問題発生が抑えられることからより好ましい。更に、該高分子化合物は、その一部を分散時に使用してまず水中乳化物を作製し、安定な乳化物が作製された後に更に該高分子化合物を添加することも好ましく行うことができる。
光重合開始剤および本発明の重合性化合物を水中に乳化分散する際、これらの成分を溶解もしくは分散可能な有機溶剤を使用して混合液を作製し、水と混合した上で、前記したアニオン性界面活性剤や重合性二重結合基とスルホ基を有する高分子化合物を用いて乳化分散することが好ましい。但し、他に使用する添加剤が液体であり、本発明の重合性化合物がこれに溶解して両者の混合物が液状である場合には、敢えて有機溶剤を使用せずとも両者の混合物を水中に乳化分散させることも可能である。本発明の重合性化合物や光重合開始剤、及びその他の添加剤を予め混合して、両者が混合した水中乳化物を作製することも可能であるが、各々別々に水中乳化物を作製しても良い。乳化分散を行う方法については、回転式分散機、メデイアミル、超音波式分散機または混練機等の任意の分散機を利用することができ、ホモミキサーやホモジナイザー、あるいはサンドグラインダー等の市販される装置が好ましく利用できる。
乳化分散の際に使用できる有機溶剤としては、常温で液体であり、分散相の成分を溶解もしくは分散可能である有機溶剤を意味する。本発明で用いることのできる有機溶剤の例として、揮発性有機溶剤と不揮発性有機溶剤が挙げられる。揮発性有機溶剤を用いた場合には、作製した水中乳化物から揮発性有機溶剤を加熱もしくは放置すること等で系中から取り除くことが好ましい。不揮発性有機溶剤を用いる場合には、不揮発性有機溶剤が50℃より高い引火点を示し、通常の取扱いにおいて危険物としての対策が軽減できる場合があり、好ましい。
上記の揮発性有機溶剤として、本発明で好ましく使用できる溶剤の例を挙げると、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等の低級アルカノールの酢酸エステル類、酢酸エチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル等のエチレングリコール系酢酸エステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族類等が挙げられるが、これらのうちで酢酸エチルが後述する種々の理由から、最も好ましく使用することができる。
本発明で用いることのできる不揮発性有機溶剤として、リン酸エステル、フタル酸エステル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルその他のカルボン酸エステル、脂肪酸アミド、アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、アルキル化ナフタレン、ジアリールエタン、塩素化パラフィン、アルコール系溶剤、フェノール系溶剤、エーテル系溶剤、モノオレフィン系溶剤、エポキシ系溶剤等が挙げられる。具体例としては、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル、リン酸トリシクロヘキシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジラウレート、フタル酸ジシクロヘキシル、オレフィン酸ブチル、ジエチレングリコールベンゾエート、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、トリメリット酸トリオクチル、クエン酸アセチルトリエチル、マレイン酸オクチル、マレイン酸ジブチル、イソアミルビフェニル、塩素化パラフィン、ジイソプロピルナフタレン、1,1′−ジトリルエタン、モノイソプロピルビフェニル、ジイソプロピルビフェニル、2,4−ジターシャリアミルフェノール、N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−ターシャリオクチルアニリン、ヒドロキシ安息香酸2−エチルヘキシルエステル、ポリエチレングリコール等の高沸点溶剤が挙げられる。
本発明において、乳化分散に用いる有機溶剤は、揮発性有機溶剤であることがより好ましい。この場合、水中乳化物が最も安定して製造でき、かつ室温より高い温度に晒しても乳化分散状態が安定に保たれることから好ましい。揮発性有機溶剤としては、特に酢酸エチルが好ましい。酢酸エチルは揮発性が高いため、加熱もしくは減圧下に置くだけで簡便に水中乳化物から溜去でき、酢酸エチルを溜去した後の水中乳化物は固体分散状態であり、酢酸エチル等の有機溶剤を含んだ状態よりも更に安定な塗布液を形成することから極めて好ましい。
次に、水中乳化物を作製する製造方法について、より具体的に説明する。
前述の酢酸エチル等の有機溶剤を使用して重合開始剤および本発明の重合性化合物を溶解もしくは分散した溶液を作製する。これを、アニオン性界面活性剤、重合性二重結合基とスルホ基を有する高分子化合物等を含む水中に添加する際に、ホモミキサーやホモジナイザー等の高速剪断が可能である公知の攪拌装置を使用して乳化分散を行うことで水中乳化物を作製することができる。有機溶剤には、本発明の光硬化性感光層を塗設するための塗布液に含まれる他の水不溶性の化合物を添加してもよいし、分散媒として用いる水には、塗布液に含まれる他の水可溶性の化合物を添加してもよい。また乳化分散方式はバッチ式で行う場合や、連続的方式で配管系を流れる状態で連続して乳化分散を行うことが可能であり、その際0〜70℃の温度範囲で乳化分散を行うことが好ましい。
光硬化性感光層自体の乾燥固形分塗布量に関しては、乾燥質量で1平方メートルあたり0.3〜10gの範囲の乾燥固形分塗布量で形成することが好ましく、更に0.5〜3gの範囲であることが良好な解像度を発揮し、かつ細線画像や微小網点画像の耐刷性を確保し、同時にインキ乗り性を大幅に向上させるために極めて好ましい。
<親水性層>
平版印刷版は前記基材上に親水性層を有することができる。親水性層は無機フィラーを含有する親水性層であることが好ましく、該親水性層には、ゼラチンを含有することが好ましい。
ゼラチンについて更に詳細に説明する。例えば石灰処理ゼラチンは以下のようにして製造される。まず、燐酸カルシウムを除去したコラーゲンのみからなるオセインを2〜3ヵ月間、飽和石灰水中に浸漬(石灰漬け)した後、水洗、中和し、約60℃の温湯で抽出(1番抽出)を行う。次いで約70℃で2番抽出を、約85℃で3番抽出を、更には95℃で4番抽出を行う。各抽出液は瀘過、減圧濃縮後、約10℃で冷却、凝固させ、次いで乾燥することによりゼラチンが得られる。
上記した例ではオセインを石灰水により前処理(アルカリ処理)しているが、この他の前処理として塩酸、硫酸等の希薄な酸溶液に短時間(10〜48時間)浸漬する酸処理、プロナーゼやペプシン等を利用する酵素処理等がある。上記した例では抽出は60℃から第1抽出を始め95℃の第4抽出まで行っているが、第1抽出は一般に45℃以上の温度であれば開始することができる。抽出回数は上記した例では4回であるが、前段階の抽出温度との差を小さくすることで、例えば7回にわたる抽出も可能である。また一般に市販されるゼラチンは、求められる物理性、化学性に応じて、これら複数回にわたって抽出されたゼラチンをそれぞれ乾燥した後、適宜混合される。
ゼラチンを得るためには、牛骨から抽出されたオセインを原料とするボーンゼラチンが好ましい。前処理としては、アルカリ処理あるいは酵素処理が施されたゼラチンであることが好ましい。また第1および第2抽出により得られたゼラチンが特に高いゼリー強度が得られる点で好ましい。
ゼラチンの好ましい使用量としては、0.5〜2.0g/mの範囲であることが好ましく、0.8〜1.5g/mの範囲がより好ましい。
親水性層は上記したゼラチン以外に、他の親水性バインダーを併用することができる。その他の親水性バインダーの量としては、親水性層が含有する親水性バインダーの総量に対して0〜10質量%の範囲で用いることが好ましく、より好ましくは0〜5質量%の範囲で用いる。
他の親水性バインダーとしては、例えば、ゼラチン誘導体などの蛋白質またはセルロース誘導体、アラビアゴム、デンプンおよびその誘導体、セルロース誘導体(例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース)、グリコーゲン、アガロース、ペクチン、デキストラン、プルランなどの多糖類、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、スチレン・マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、アクリルアミド重合体などの合成高分子化合物などが挙げられる。
親水性層が含有する無機フィラーとしては、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、コロイダルシリカ、細孔シリカ、カオリン等が挙げられる。中でも二酸化チタン、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、コロイダルシリカが好ましい。
二酸化チタンは、ルチル型、アナターゼ型のいずれでもよく、その製法についても硫酸法、塩素法いずれかに限定されるものではない。それらを単独または混合して使用してもよい。更に、分散安定性や他の機能性の観点から、各種表面処理を施したものを選択的に用いることも可能である。市販されている二酸化チタンとしては、例えば堺化学工業(株)からのSR−1、R−650、R−5N、R−7E、R−3L、A−110、A−190等、石原産業(株)からのタイペークR−580、同R−930、同A−100、同A−220、同CR−58、チタン工業(株)からのクロノスKR−310、同KR−380、同KA−10、同KA−20等、テイカ(株)からのチタニックスJR−301、同JR−600A、同JR−800、同JR−701等、デュポン(株)からのタイピュアR−900、同R−931等が挙げられる。
硫酸バリウムは、バリウム塩素溶液に硫酸塩水溶液を加えて化学的に沈殿させて製造される沈降性硫酸バリウムを用いることが好ましい。沈降性硫酸バリウムは例えば堺化学工業(株)から“バリエース”として様々な粒子径のものや表面処理が施されたものなどが市販されているが、いずれも用いることができる。
水酸化アルミニウムは、アルミナ含有鉱石であるボーキサイトを苛性ソーダもしくはアルミン酸ナトリウム溶液と混合し、高温高圧条件下でアルミナ成分を抽出し、その抽出液から溶解残分である赤泥を分離除去して、清澄化したアルミン酸ナトリウム溶液を得、その後、該溶液に種子を添加して水酸化アルミニウムを晶析させ、得られた水酸化アルミニウムを粉砕することで得ることができる。水酸化アルミニウムは昭和電工(株)から“ハイジライト”として各種グレードが市販されており、いずれも用いることができる。
コロイダルシリカは、珪酸ソーダの酸等による複分解やイオン交換樹脂層を通して得られるシリカゾルを加熱熟成して得られる。あるいは、アルコキシドの加水分解といった液相合成法によっても製造することができる。例えば日産化学工業(株)製からスノーテックスXS、スノーテックスS、スノーテックス20、MP−2040、MP−1040、スノーテックスZL、スノーテックスO、スノーテックスOL、スノーテックスUP、スノーテックスPS−S、スノーテックスPS−M等が市販されており、いずれも用いることができる。
また上記した粒度分布を有する無機フィラー全体の中で、珪素含有化合物の含有量は少ない方が望ましい。珪素含有化合物とはコロイダルシリカや細孔シリカ、およびカオリン等といったもので、全無機フィラーに対して5質量%以下で用いることが好ましく、3質量%以下とすることがより好ましく、とりわけ1質量%以下で用いることが望ましい。これにより現像性により優れた親水性層が得られる。
親水性層は、親水性層の膜強度や接着強度を向上させる目的で、架橋剤を含有することが好ましい。架橋剤の例としては、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート化合物、アルデヒド化合物、シラン化合物、クロム明礬、ジビニルスルホン等を好適に用いることができる。特に好ましい架橋剤としては、ジビニルスルホンである。架橋剤の配合量は親水性層が含有する親水性バインダーの固形分量に対して、1.0〜30質量%で用いることが好ましい。
親水性層を十分に架橋させるため、例えば親水性層を形成した後に、30〜60℃、好ましくは40〜50℃の温度下の条件で0.5〜10日間の加温処理を施すことが好ましい。このような加温処理によって該親水性層は印刷時に非画像部として印刷に供されても、印刷適性としては当然であるが、耐傷性という観点において十分な性能が発現できる。
親水性層は界面活性剤を含有することが好ましい。親水性層中の無機フィラーを高濃度で含有する塗液の塗布性、更には印刷適性を考慮した場合、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール等のノニオン性界面活性剤を含有することが好ましい。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤等も好ましく用いられる。ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルベタイン、オクタン酸アミドプロピルベタイン等の脂肪酸アルキルベタイン型両性界面活性剤/ラウリルジメチルアミノ酢酸、ステアリルジメチルアミノ酢酸等のアルキルベタイン型両性界面活性剤/ドデシルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン、オクタデシルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤/ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸カリウム、ラウロイルメチル−β−アラニン等のアミノ酸型両性界面活性剤/ラウリルジメチルアミンN−オキシド、オレイルジメチルアミンN−オキシド等のアミンオキシド型の両性界面活性剤を用いることもできる。上記した界面活性剤の添加量は、親水性層の親水性バインダーに対し、固形分で0.2〜15質量%であることが好ましく、より好ましくは1.5〜10質量%である。親水性層自体の乾燥固形分塗布量に関しては、乾燥質量で1平方メートルあたり1〜20gの範囲の乾燥固形分塗布量で形成することが好ましい。
<保護層>
本発明の光硬化性感光層の上に、更に保護層を設けることも好ましく行われる。保護層は、光硬化性感光層中で露光により生じる画像形成反応を阻害する大気中に存在する酸素や塩基性物質等の低分子化合物の光硬化性感光層中への混入を防止し、大気中での露光感度を更に向上させる好ましい効果を有する。更には光硬化性感光層中表面を傷から防止する効果も併せて期待される。従って、このような保護層に望まれる特性は、酸素等の低分子化合物の透過性が低く力学的強度に優れ、更に、露光に用いる光の透過は実質阻害せず、光硬化性感光層との密着性に優れ、かつ、露光後の現像工程で容易に除去できることが望ましい。
このような、保護層に関する工夫が従来よりなされており、米国特許第3,458,311号明細書、特開昭55−49729号公報等に詳しく記載されている。保護層に使用できる材料としては例えば、比較的結晶性に優れた水溶性高分子化合物を用いることが良く、具体的には、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、酸性セルロース類、ゼラチン、アラビアゴム、ポリアクリル酸等のような水溶性ポリマーが知られているが、これらのうち、ポリビニルアルコールを主成分として用いることが、酸素遮断性、現像除去性といった基本特性的に最も良好な結果を与える。保護層に使用するポリビニルアルコールは、必要な酸素遮断性と水溶性を有するための未置換ビニルアルコール単位を含有する限り、一部がエステル、エーテルおよびアセタールで置換されていても良い。また、同様に一部が他の共重合成分を有していても良い。こうした保護層を適用する際の乾燥固形分塗布量に関しては好ましい範囲が存在し、光硬化性感光層上に乾燥質量で1平方メートルあたり0.1〜10gの範囲の乾燥固形分塗布量で形成することが好ましく、更には0.2〜2gの範囲が好ましい。保護層は、公知の種々の塗布方式を用いて光硬化性感光層上に塗布、乾燥される。
平版印刷版が有する親水性層や、その上層に設けられる光硬化性感光層、および保護層等を塗布する場合は、基材上に、上述した要素から構成される組成物の塗液を塗布、乾燥して作製される。塗布方法としては、公知の種々の方法を用いることができ、例えば、バーコーター塗布、スライドホッパーコーティング塗布、カーテン塗布、ブレード塗布、エアーナイフ塗布、ロール塗布、回転塗布、ディップ塗布等を挙げることができる。
平版印刷版に画像パターンを形成するための露光に用いる光源としては、カーボンアーク、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、低圧水銀灯、ディープUVランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、タングステンランプ、ハロゲンランプ、エキシマーUVランプ、LED灯、各種蛍光ランプ等(白色蛍光灯、ブラックライト、ケミカルライト等)を用いることが可能であるが、製版効率の上からレーザーによる走査露光が非常に好ましい。レーザー光源としては、青紫色半導体レーザー(バイオレットレーザー)、アルゴンレーザー、ヘリウム・ネオンレーザー、赤色LED、近赤外レーザー、赤外レーザー等が挙げられる。また、走査方法としては、内面ドラム方式あるいは外面ドラム方式、平面走査方式等のいずれであってもよいが、内面ドラム方式が好ましい。
<現像処理>
現像処理における処理液としては、画質向上や処理時間の短縮等を目的として、必要に応じて界面活性剤もしくはアルカリ剤を含有しても良い。前記の重合性二重結合基を有する高分子化合物がカルボキシル基やスルホ基等の酸性基を有し、該酸性基が光硬化性感光層中において、金属塩もしくはアンモニウム塩の形態になっている場合には、アルカリ剤を実質的に含有しないケミカルレス現像液、すなわち、pHが9未満の中性現像液で処理することが可能である。特に重合性二重結合基を有する化合物がスルホ基の中和塩を有する場合には良好な現像性を得ることが可能であり、純水でも処理可能であるが、カルボキシル基中和塩の場合やスルホ基中和塩を有していても十分な現像性を得ることができない場合は、該中性現像液に現像性の向上を目的として界面活性剤を添加することができる。
界面活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステル類、モノグリセリドアルキルエステル類等のノニオン性、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキル硫酸塩類、アルキルスルホン酸塩類、スルホコハク酸エステル塩類等のアニオン性、アルキルベタイン類、アミノ酸類等の両性の界面活性剤、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、プロピレングリコール、ジアセトンアルコール等の水溶性有機溶剤等が挙げられる。
なお、現像は、浸漬現像、スプレー現像、ブラシ現像、超音波現像等の公知の現像法により、通常、好ましくは10〜60℃程度、更に好ましくは15〜45℃程度の温度で、5秒〜10分程度の時間でなされる。その際、光硬化性感光層上に必要に応じて設けられる保護層は、予め水などで除去しておいてもよいし、現像時に除去することとしてもよい。
以下、実施例を用いて本発明を説明するが、無論この記述により本発明が限定されるものではない。なお、以下の記述の中における単位として%や部は、特に記載がない限り質量基準である。
(実施例1)
<親水性層>
厚みが約200μmのポリエチレンテレフタレート基材上に、下記組成の親水性層塗工液1をスライドホッパーコーティング法により塗布した。その際、湿分塗布量が35g/mになるように予め設定して行った。塗布後直ちに1〜5℃の冷風にて塗膜をゲル化、その後は50℃に設定された乾いた風を用いて乾燥を行った。乾燥後には40℃40%RHに調整された恒温恒湿機に入れ7日間の加温を施すことで親水性層を完成させた。
<親水性層塗工液1>
ゼラチン:GELタイプI 1.2部
(牛骨オセインを原料とするアルカリ処理ゼラチン、1番2番抽出ゼラチン混合品)
無機フィラー1:二酸化チタン 4.0部
(TISR1、堺化学工業(株)製、平均径≒0.3μm、屈折率=2.04)
無機フィラー2:硫酸バリウム 1.6部
(B35、堺化学工業(株)製、平均径≒0.3μm、屈折率=1.23)
無機フィラー3:水酸化アルミニウム 0.4部
(H42、昭和電工(株)製、平均径≒1.0μm、屈折率=1.24)
無機フィラー分散剤(アクリル酸共重合金属塩、10%溶液) 1.0部
POEノニルフェニルエーテル硫酸Na(10%溶液) 0.4部
ジビニルスルホン(5%溶液) 4.0部
水で全量を35部とした。
<光硬化性感光層>
上記で得られた親水性層上に、下記光硬化性感光層塗工液を乾燥固形分量が1.5g/mになるよう塗布を行い、塗布後75℃の乾燥器内にて10分間乾燥した。
<光硬化性感光層塗工液>
下記の組成の水相を作製した。
<水相>
重合性二重結合基とスルホ基を有する高分子化合物
(SP−2)平均分子量80000 20部
ペレックスOTP(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム:花王(株)製) 5部
イオン交換水 300部
下記の組成の分散相を作製した。
<分散相>
重合性化合物(表1に記載) 6部
有機ホウ素塩(BC−7) 2部
トリハロアルキル置換化合物(T−8) 1.5部
増感色素(VS−1) 0.05部
3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン 0.08部
酸化防止剤
(2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール))
0.01部
酢酸エチル 200部
水性分散液の作製には、密閉容器内にホモミキサーが配置され、減圧下で加熱しながら溶媒を溜去可能な、みずほ工業(株)製卓上型真空乳化装置PVQ−1Dを使用して作製を行った。ホモミキサーの回転速度は5000rpmに設定した。上記で作製した水相と分散相を、真空乳化装置内に導入し、室温下でホモミキサーの20分間高速攪拌により乳化分散を行った。その後、着色剤としてピグメントブルー15を0.2部加えて攪拌し、真空乳化装置内をアスピレーターで減圧状態にし、大気圧の20%の減圧条件下で温度を50℃に上昇させて酢酸エチルを減圧溜去した。冷却器にて回収した酢酸エチルの量から、用いた全ての酢酸エチルが水中乳化物から溜去されたことを確認した。こうして光重合開始剤と本発明の重合性化合物を含有する水性分散液である光硬化性感光層塗工液を作製した。
<保護層>
下記保護層処方に従って塗布液を作製し、前記光硬化性感光層上に乾燥固形分量が1.5g/mになるよう塗布を行い、塗布後75℃の乾燥器内にて10分間乾燥を行って平版印刷版を得た。
<保護層塗工液>
ポリビニルアルコール PVA−102((株)クラレ製) 1部
イオン交換水 9部
<露光・現像処理>
上記で得られた平版印刷版について、作製直後の平版印刷版と、40℃の条件下にて4週間保管した後の平版印刷版をそれぞれ準備し、405nmに発光する青紫半導体レーザー(出力60mW)を露光光源に用い、版面露光エネルギーを200μJ/cmに設定してテストチャート画像を露光した。その後、18℃のイオン交換水に15秒間漬けてセルローススポンジで光硬化性感光層/保護層を有する側の面を擦り、その後乾燥することにより印刷刷版を作製した。
<現像性>
溶出性の評価は、上記したイオン交換水を用いた現像処理により非画像部の光硬化性感光層が問題なく溶出したものを○、非画像部に光硬化性感光層がわずかに残存したものを△、非画像部に光硬化性感光層が明確に残存したものを×として、目視にて評価した。
Figure 2015138184
表1から判るように、本発明によって、長期保管した後であっても現像性に優れる平版印刷版が得られることが判る。

Claims (1)

  1. 基材上に少なくとも光重合開始剤と、3個以上の重合性二重結合基と1個のエーテル結合を有する重合性化合物を含有する水性分散液を塗布して得られた光硬化性感光層を有する平版印刷版。
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