JP2015137549A - 電動過給機 - Google Patents

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智則 佐々木
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【課題】軸受を冷却するための構造を簡易にすると共に搭載スペースの低減を図る電動過給機を提供する。
【解決手段】電動過給機101は、電動モータ30と、コンプレッサホイール21と、電動モータ30を収容するモータ室18を有するハウジング10と、モータ室18内に配設され且つコンプレッサホイール21を回転駆動する電動モータ30のシャフト22を回転自在に支持する第一軸受23及び第二軸受24とを備える。コンプレッサホイール21は、重力方向で電動モータ30の下方に配置され、第一軸受23は、重力方向で第二軸受24の下方に配置される。電動モータ30の動作時、モータ室18内の空気では、シャフト22の近位で第一軸受23から第二軸受24に向かう方向に沿って流れ、シャフト22の遠位で第二軸受24から第一軸受23に向かう方向に沿って流れる旋回流が生じる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電動過給機に関する。
過給機では、コンプレッサホイール、タービンホイール、又はそのいずれもが高速回転し、それにより、コンプレッサホイール及びタービンホイールの回転シャフトの軸受が発熱するため、軸受の冷却が必要になる。
例えば、特許文献1には、エンジンから排出される排気ガスが持つエネルギーにより駆動されるタービンロータ(タービンホイール)と、シャフトを介して連結されたタービンロータの回転駆動力を駆動源として回転して過給した空気をエンジンに供給するコンプレッサロータ(コンプレッサホイール)とを備えたターボチャージャ(過給機)が記載されている。このターボチャージャは、ベアリング(軸受)を介してシャフトを支持するベアリングハウジングを水冷する冷却構造を有している。
この冷却構造は、エンジンの動作時には、同時に動作する水ポンプによって強制的に冷却水を供給してベアリングハウジングを冷却する。さらに、この冷却構造は、エンジンが停止し水ポンプが停止した時には、冷却水の自然対流を利用して環状の冷却水路内で冷却水を循環させ、ベアリングハウジングを冷却する。そして、ベアリングハウジングを冷却することによって、ベアリングも冷却される。
特開2013−11253号公報
しかしながら、特許文献1のターボチャージャの冷却構造では、ベアリングハウジングに冷却水を供給するための配管及び水ポンプが必要となるため、コストが増加すると共に搭載スペースが拡大するという問題がある。このような問題は、排気ガスを利用するターボチャージャだけでなく、内蔵する電動モータ等の回転電機によってコンプレッサホイールを回転させることで過給する電動過給機にも該当する。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、軸受を冷却するための構造を簡易にすると共に搭載スペースの低減を図る電動過給機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る電動過給機は、回転電機と、回転電機によって回転駆動されるコンプレッサホイールと、回転電機を収容する回転電機室を有するハウジングと、回転電機室内に配設され、コンプレッサホイールを回転駆動する回転電機の回転軸を回転自在に支持する第一軸受及び第二軸受とを備え、コンプレッサホイールは、重力方向で回転電機の下方に配置され、第一軸受は、重力方向で第二軸受の下方に配置され、回転電機の動作時、回転電機室内の気体では、回転軸の近位で第一軸受から第二軸受に向かう方向に沿って流れ、回転軸の遠位で第二軸受から第一軸受に向かう方向に沿って流れる旋回流が生じる電動過給機。
上記電動過給機は、ハウジング内に設けられ、コンプレッサホイールを収容するホイール室と、重力方向で回転電機室の下方で回転電機室とホイール室とを隔てるハウジングの隔壁と、隔壁を貫通して形成され、ホイール室を回転電機室に連通可能な隔壁貫通穴とをさらに備えてよい。
ハウジングは、回転電機室に隣接し且つ回転軸の長手方向に沿って延在する側壁の外側に放熱フィンを有してよい。
この発明に係る電動過給機によれば、軸受を冷却するための構造を簡易にすると共に搭載スペースを低減することが可能になる。
この発明の実施の形態に係る電動過給機の構成を示す断面側面図である。
実施の形態
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
まず、この発明の実施の形態に係る電動過給機101の構成を説明する。
図1を参照すると、電動過給機101は、吸入した気体(本実施の形態では空気とする)を過給するための過給部1と、過給部1を回転電機である電動モータ30を用いて駆動するための駆動部2とによって構成されている。
電動過給機101は、例えば、内燃機関を搭載せずに空気の供給を必要とする燃料電池を搭載する車両などに搭載され、空気を過給して燃料電池に供給する。そして、本実施の形態の電動過給機101は、空気を過給するつまり圧縮することで昇温する過給部1を重力方向で下方に位置させて搭載される。
過給部1は、回転することによって吸入空気を過給するコンプレッサホイール21と、コンプレッサホイール21と一体回転可能なシャフト22と、互いに組み付けられることによって内部にコンプレッサホイール21を収容する金属製のコンプレッサカバー11及びシールプレート12とを備えている。ここで、シャフト22は、回転軸を構成している。
シャフト22は、コンプレッサカバー11の内部からシールプレート12を貫通して駆動部2に延在している。このとき、シールプレート12はシャフト22の径方向に延在している。
コンプレッサカバー11及びシールプレート12によって囲まれた内部には、コンプレッサホイール21を回転可能に収容するホイール室15と、ホイール室15からシャフト22の軸方向に延在して外部に開口する吸入路16と、ホイール室15に連通し且つコンプレッサホイール21の周囲を囲むように延在して外部に開口する環状の排出路17とが形成されている。
駆動部2は、金属製の有底筒状のモータケース13と、モータケース13の開口を閉鎖するエンドプレート14とを備えている。そして、モータケース13及びエンドプレート14は、その内部に電動モータ30を収容するモータ室18を形成している。ここで、モータ室18は、回転電機室を構成している。
モータケース13の筒状の側壁13aの外周側には、周囲の空気によるモータケース13の冷却効率を向上させるために複数の放熱フィン13cが一体に突出形成されている。
そして、コンプレッサカバー11、シールプレート12、モータケース13及びエンドプレート14は、電動過給機101のハウジング10を形成している。
モータケース13の底部である端壁13bには、シールプレート12が固定されている。そして、端壁13bの中央には、モータ室18内に開口すると共にシールプレート12に向かって開口する端壁貫通穴13b1が貫通形成されている。端壁貫通穴13b1は、シャフト22の外径よりも大きい内径を有し、シャフト22を通している。そして、端壁13bは、シャフト22の径方向に延在している。ここで、端壁13bは、モータ室18とホイール室15とを隔てる隔壁を構成している。
さらに、シールプレート12には、端壁貫通穴13b1に隣接し且つ連通するプレート貫通穴12aが貫通形成されている。そして、シャフト22は、プレート貫通穴12a及び端壁貫通穴13b1を通って、モータ室18内に延在している。シャフト22の軸方向である長手方向は、モータケース13の側壁13aの延在方向に沿う方向となっている。
シャフト22の外周面22cは、モータ室18内に設けられたボールベアリング等の第一軸受23及び第二軸受24によって周方向に回転自在に支持されている。第一軸受23は、端壁13bの近傍でシャフト22を支持し、第二軸受24は、エンドプレート14側の端部22bの近傍でシャフト22を支持している。
第一軸受23は、その外周を囲むフランジ付円筒形状を有し且つ端壁13bに固定された第一軸受枠25によって支持及び固定され、端壁貫通穴13b1に隣接して位置している。端壁貫通穴13b1の内径は、第一軸受23の外径よりも小径であり、第一軸受23は、端壁貫通穴13b1における端壁13bとシャフト22との間の隙間を塞いでいる。
第二軸受24は、その外周を囲むフランジ付円筒形状を有し且つエンドプレート14に固定された第二軸受枠26によって支持及び固定されている。
一方の端部22a側でコンプレッサホイール21の中心に通されたシャフト22における外周面22c上には、固定ナット27及び固定リング28が取り付けられている。固定ナット27及び固定リング28は、コンプレッサホイール21を両側から挟持してシャフト22の軸方向でのコンプレッサホイール21の位置を保持する。
また、モータ室18内における第一軸受23及び第二軸受24の間において、シャフト22の外周面22c上には、円筒状のロータコア31がシャフト22と一体に回転するように設けられている。ロータコア31内には、その外周面に沿って永久磁石32が埋め込まれている。
さらに、モータ室18内では、ロータコア31の外周を囲むようにして円筒状のステータコア33が設けられている。ステータコア33は、モータケース13の側壁13aに固定されている。さらに、ステータコア33内では巻線が巻回され、この巻線はコイル34を形成し、ステータコア33の両端から突出もしている。
そして、巻線に電力が供給されると、コイル34から回転磁界が発生し、この回転磁界の作用を永久磁石32が受けることによって、ロータコア31がシャフト22及びコンプレッサホイール21と共に回転駆動される。
上述のようなシャフト22、ロータコア31、永久磁石32、ステータコア33及びコイル34は、電動モータ30を構成している。そして、シャフト22は、コンプレッサホイール21及び電動モータ30の回転軸を兼ねている。
また、モータケース13の端壁13bには、モータ室18内に開口すると共にシールプレート12に向かって開口する2つの圧力調整穴13b2が貫通形成されている。2つの圧力調整穴13b2は、端壁貫通穴13b1から径方向外側に離れた位置に配置されている。ここで、圧力調整穴13b2は、隔壁貫通穴を構成している。
次に、この発明の実施の形態に係る電動過給機101の動作を説明する。
図1を参照すると、電動過給機101において、図示しない電源によって電動モータ30のコイル34に電力が印加されると、コイル34が発生する回転磁界によってロータコア31が回転駆動され、それによって、シャフト22及びコンプレッサホイール21が高速回転駆動される。
高速回転するコンプレッサホイール21は、吸入路16から吸入する空気を圧縮つまり過給して排出路17から排出する。
このとき、圧縮されることによって昇温する空気が、コンプレッサホイール21、シャフト22、コンプレッサカバー11及びシールプレート12を昇温させる。シャフト22及びシールプレート12から伝達する熱によってモータケース13の端壁13b及び第一軸受23が昇温し、そのため、モータ室18内では、エンドプレート14側よりも端壁13b側の空気の方が高温になる。
また、シャフト22が回転することによって第一軸受23及び第二軸受24が昇温するが、シャフト22及び端壁13bから熱伝達を受ける第一軸受23の方が、第二軸受24よりも高温になる。
一方、電動過給機101の周囲には外気が導入されるように構成されており、この導入された外気は、モータケース13の側壁13aの多数の放熱フィン13cと熱交換を行って、放熱フィン13c及び側壁13aを冷却する。これによって、モータ室18内の側壁13a近傍の空気も、側壁13aと熱交換を行って冷却される。
よって、モータ室18内の空気は、エンドプレート14側よりも端壁13b側で温度が高く、側壁13a側よりもシャフト22側で温度が高い温度分布を有する。これにより、モータ室18内の空気に自然対流が発生する。この自然対流は図1において破線矢印で示されるような旋回流を形成する。この旋回流では、空気は、シャフト22の近位で第一軸受23から第二軸受24へとシャフト22に沿って重力方向の上方に流れ、さらに温度が低い側壁13aにおける重力方向の上部へとエンドプレート14に沿ってシャフト22の遠位に向かう側方に流れ、そして、シャフト22の遠位で側壁13aの重力方向の下部へと側壁13aに沿って下方に流れ、その後、第一軸受23へと端壁13bに沿ってシャフト22の近位に向かう側方に流れる。
このとき、第二軸受24よりも高温の第一軸受23には、側壁13aに沿って重力方向の下方へ流れる過程での側壁13aとの熱交換後の冷却された空気が流れ込むため、第一軸受23は、効果的に冷却される。第二軸受24には第一軸受23との熱交換後の空気が流れ込むが、第二軸受24は、第一軸受23よりも低温であるため、流れ込む空気によって十分に冷却される。
そして、第一軸受23及び第二軸受24との熱交換後の空気は、側壁13aとの熱交換で冷却された後に再び第一軸受23を冷却する。
また、ホイール室15内で圧縮を受けて圧力を上昇させた空気の一部は、シールプレート12及び固定リング28の間、並びに、固定リング28及びシャフト22の間を通って、端壁貫通穴13b1内に流入する。
端壁貫通穴13b1内の空気の圧力が上昇するため、流入した圧縮空気は、シールプレート12及びモータケース13の端壁13bの間を通って、圧力が低いモータ室18に連通する圧力調整穴13b2に流れ、モータ室18内に流入する。
これにより、端壁貫通穴13b1内の圧力が低下すると共にモータ室18内の圧力が上昇し、互いの間の差圧が低くなる。つまり、第一軸受23における端壁貫通穴13b1側とモータ室18側との差圧が低くなる。なお、電動過給機101では、モータ室18内に潤滑油を流通させることができないため、軸受23及び24内には、製造時にグリスが封入されている。上述のように第一軸受23を挟んだモータ室18の内外の差圧が低くなるため、第一軸受23に封入されているグリスが端壁貫通穴13b1内の圧縮空気によって第一軸受23から抜け出すことが防がれる。
また、モータ室18内の空気は、圧力調整穴13b2を通ってモータ室18の外に流出することもある。流出した空気は、圧力が高い端壁貫通穴13b1及びホイール室15へは流れずに、シールプレート12及び端壁13bの間を通って電動過給機101の外部に流出する。
上述のように、モータ室18内には、圧力調整穴13b2を介した空気の供給及び排出も行われる。空気が供給されることによって、モータ室18内での空気の流量が増加するため、第一軸受23及び第二軸受24の冷却効率が向上する。また、空気が供給及び排出されることによって、モータ室18内の空気を新鮮な空気に入れ替えることができ、それにより、第一軸受23及び第二軸受24の冷却効率が向上する。
このように、この発明の実施の形態に係る電動過給機101は、電動モータ30と、電動モータ30によって回転駆動されるコンプレッサホイール21と、電動モータ30を収容するモータ室18を有するハウジング10と、モータ室18内に配設され且つコンプレッサホイール21を回転駆動する電動モータ30のシャフト22を回転自在に支持する第一軸受23及び第二軸受24とを備える。さらに、コンプレッサホイール21は、重力方向で電動モータ30の下方に配置され、第一軸受23は、重力方向で第二軸受24の下方に配置される。そして、電動モータ30の動作時、モータ室18内の空気では、シャフト22の近位で第一軸受23から第二軸受24に向かう方向に沿って流れ、シャフト22の遠位で第二軸受24から第一軸受23に向かう方向に沿って流れる旋回流が生じる。
このとき、電動モータ30の動作時、モータ室18内において、自然対流による空気の旋回流が生じ、このとき、空気は、シャフト22の近位で第一軸受23から第二軸受24に向かう方向に沿って流れた後、シャフト22の近位から遠位に向かって流れ、さらに、シャフト22の遠位で第二軸受24から第一軸受23に向かう方向に沿って流れ、そして、シャフト22の遠位から近位に向かって流れる。空気は、流れる過程で、第一軸受23及び第二軸受24を冷却する。なお、電動モータ30の動作時、コンプレッサホイール21によって圧縮されることで昇温する空気によって、ハウジング10のモータケース13の端壁13bが昇温し、第二軸受24近傍よりも第一軸受23近傍の空気の温度の方が高くなる。さらに、コンプレッサホイール21と共にシャフト22が回転することによって、第一軸受23及び第二軸受24が昇温し、シャフト22の遠位よりも近位での空気の温度の方が高くなる。よって、上述のような空気の旋回流が発生する。
従って、電動過給機101は、第一軸受23及び第二軸受24を冷却するために、配管、ポンプ等の追加の装置の使用を不要にするため、その構造の簡易化及び省スペース化を可能にする。
また、電動過給機101は、ハウジング10内に設けられ且つコンプレッサホイール21を収容するホイール室15と、重力方向でモータ室18の下方でモータ室18とホイール室15とを隔てるハウジング10の端壁13bと、端壁13bを貫通して形成され且つホイール室15をモータ室18に連通可能な圧力調整穴13b2とを備える。このとき、ホイール室15とモータ室18との間の内部の圧力差に対応して、圧力調整穴13b2を通じてモータ室18に空気が出入りする。これにより、モータ室18内への新鮮な空気の供給、及びモータ室18内からの第一軸受23及び第二軸受24との熱交換後の空気の排出が可能となるため、第一軸受23及び第二軸受24の冷却効率が向上する。
また、電動過給機101において、ハウジング10は、モータ室18に隣接し且つシャフト22の長手方向に沿って延在する側壁13aの外側に放熱フィン13cを有する。これにより、シャフト22の遠位で第二軸受24から第一軸受23に向かう方向に沿って流れる空気が熱交換を通じて側壁13aに伝達した熱が、放熱フィン13cから効果的に放熱される。よって、シャフト22の遠位の空気は、効率的に冷却され、その後、コンプレッサホイール21に近いせいで第二軸受24よりも温度が高い第一軸受23に供給されてこれを効果的に冷却する。さらに、シャフト22の遠位と近位との間の温度差が大きくなるため、モータ室18内で旋回する空気の流量も増加する。従って、第一軸受23及び第二軸受24が効果的に冷却される。
また、実施の形態における電動過給機101において、圧力調整穴13b2は、1つであっても3つ以上であってもよい。さらに、複数の圧力調整穴13b2が設けられる場合、複数の圧力調整穴13b2の径、断面形状、シャフト22からの距離は同一であっても異なっていてもよい。
また、実施の形態における電動過給機101では、圧力調整穴13b2が設けられていたが、圧力調整穴13b2はなくてもよい。この場合、自然対流による空気流はモータ室18内で循環するが、モータケース13の側壁13aと熱交換することで冷却されるため、第一軸受23及び第二軸受24の冷却は可能である。或いは、電動過給機101が自動車に搭載される場合には、圧力調整穴13b2の代わりに、走行風を導入可能な穴をモータケース13に形成してもよく、ラジエータなどの他の装置の冷却風を導入可能な穴をモータケース13に形成してもよい。
また、実施の形態における電動過給機101では、2つの軸受23及び24が設けられていたが、これに限定されるものでなく、3つ以上の軸受が設けられてもよい。
また、実施の形態の電動過給機101における上述した軸受23及び24の冷却構造は、軸受を潤滑油に浸して冷却する又は流れる潤滑油で冷却するものでなく、気体を用いて冷却する過給機であれば、適用可能である。
10 ハウジング、13a 側壁、13b 端壁(隔壁)、13b2 圧力調整穴(隔壁貫通穴)、13c 放熱フィン、15 ホイール室、18 モータ室(回転電機室)、21 コンプレッサホイール、22 シャフト(回転軸)、23 第一軸受、24 第二軸受、30 電動モータ(回転電機)、101 電動過給機。

Claims (3)

  1. 回転電機と、
    前記回転電機によって回転駆動されるコンプレッサホイールと、
    前記回転電機を収容する回転電機室を有するハウジングと、
    前記回転電機室内に配設され、前記コンプレッサホイールを回転駆動する前記回転電機の回転軸を回転自在に支持する第一軸受及び第二軸受と
    を備え、
    前記コンプレッサホイールは、重力方向で前記回転電機の下方に配置され、
    前記第一軸受は、重力方向で前記第二軸受の下方に配置され、
    前記回転電機の動作時、前記回転電機室内の気体では、前記回転軸の近位で前記第一軸受から前記第二軸受に向かう方向に沿って流れ、前記回転軸の遠位で前記第二軸受から前記第一軸受に向かう方向に沿って流れる旋回流が生じる電動過給機。
  2. 前記ハウジング内に設けられ、前記コンプレッサホイールを収容するホイール室と、
    重力方向で前記回転電機室の下方で前記回転電機室と前記ホイール室とを隔てる前記ハウジングの隔壁と、
    前記隔壁を貫通して形成され、前記ホイール室を前記回転電機室に連通可能な隔壁貫通穴と
    をさらに備える請求項1に記載の電動過給機。
  3. 前記ハウジングは、前記回転電機室に隣接し且つ前記回転軸の長手方向に沿って延在する側壁の外側に放熱フィンを有する請求項1または2に記載の電動過給機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017203407A (ja) * 2016-05-11 2017-11-16 株式会社マーレ フィルターシステムズ ターボチャージャ
CN108644005A (zh) * 2018-05-19 2018-10-12 温州伊诺韦特科技有限公司 一种电动涡轮增压器

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