JP2015136888A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】保守点検モードでの調整操作後の装置の調整不良を低減する。
【解決手段】画像形成装置1は、テストモードの終了時において、テストモード中に調整操作が実行された保守点検項目である調整実行項目のなかに、調整操作後の設定値を画像形成装置1に反映させるために画像形成装置1の再起動が必要な保守点検項目である要再起動項目が含まれるか否かを判断する再起動判断部22と、表示部12と、再起動判断部22にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合、テストモードが終了すると、保守員に画像形成装置1の再起動が必要であることを通知するメッセージを表示部12に表示させる表示制御部26と、画像形成装置1を再起動させる操作に応じて、画像形成装置1の再起動を実行する再起動処理部24とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置1は、テストモードの終了時において、テストモード中に調整操作が実行された保守点検項目である調整実行項目のなかに、調整操作後の設定値を画像形成装置1に反映させるために画像形成装置1の再起動が必要な保守点検項目である要再起動項目が含まれるか否かを判断する再起動判断部22と、表示部12と、再起動判断部22にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合、テストモードが終了すると、保守員に画像形成装置1の再起動が必要であることを通知するメッセージを表示部12に表示させる表示制御部26と、画像形成装置1を再起動させる操作に応じて、画像形成装置1の再起動を実行する再起動処理部24とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、保守点検モードで保守員による種々の調整操作を受け付ける電子機器に関する。
画像形成装置等の電子機器において、保守点検モード(テストモード)が用意されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。保守点検モードは、保守員が種々の調整操作を行うためのモードである。保守員は、電子機器のメーカやメンテナンス会社等から電子機器の保守、点検、修理等のために派遣される者(サービスマン)である。保守員が装置を通常モードから保守点検モードに移行させ、保守点検モードで種々の調整操作を行うことで、ユーザが解消できない装置の不具合を解消することができる。
ところで、保守点検モードで調整操作が可能な保守点検項目は、1つの装置に多数存在する。これらの保守点検項目には、調整操作が終了するとすぐに調整後の設定値が装置に反映されるものと、装置を再起動しなければ調整後の設定値が装置に反映されないものとがある。
そこで、装置を再起動しなければ調整後の設定値が装置に反映されない保守点検項目に対する調整操作が終了すると、装置の再起動を保守員に対して指示することが行われている。具体的には、装置の電源の再投入を促すメッセージを装置の表示部に表示している。
しかしながら、上述のメッセージを保守員が見落とすことがある。例えば、上述のメッセージが他のメッセージの下に隠れるように表示されている場合等に、保守員が見落としやすい。
また、保守員は、一度装置を保守点検モードに移行させると、保守点検モードを終了させるまでに、複数の保守点検項目に対する調整操作を続けて行うことがある。この場合、保守員は、上述のメッセージが表示されても、次の保守点検項目に対する調整操作を行うために、そのメッセージを消去する。その後、保守員は、そのメッセージが表示されていたことを忘れてしまうことがある。
このようにメッセージを見落としたり忘れたりすることで、保守員は、電源の再投入を行わないまま、装置を保守点検モードから通常モードに復帰させることがある。その結果、保守点検モードでの調整後の設定値が装置に反映されず、調整不良が生じることがあった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、保守点検モードでの調整操作後の装置の調整不良を低減できる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器の第1の特徴は、保守点検モードで保守員による保守点検項目に対する調整操作を受け付ける電子機器であって、前記保守点検モードの終了時において、前記保守点検モード中に調整操作が実行された保守点検項目である調整実行項目のなかに、調整操作後の設定値を前記電子機器に反映させるために前記電子機器の再起動が必要な保守点検項目である要再起動項目が含まれるか否かを判断する再起動判断部と、表示部と、前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれると判断された場合、前記保守点検モードが終了すると、保守員に前記電子機器の再起動が必要であることを通知するメッセージを前記表示部に表示させる表示制御部と、前記電子機器を再起動させる操作に応じて、前記電子機器の再起動を実行する再起動処理部とを備えることにある。
本発明に係る電子機器の第2の特徴は、保守点検モードで保守員による保守点検項目に対する調整操作を受け付ける電子機器であって、前記保守点検モードの終了時において、前記保守点検モード中に調整操作が実行された保守点検項目である調整実行項目のなかに、調整操作後の設定値を前記電子機器に反映させるために前記電子機器の再起動が必要な保守点検項目である要再起動項目が含まれるか否かを判断する再起動判断部と、前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれると判断された場合、前記保守点検モードが終了すると前記電子機器の再起動を実行する再起動処理部とを備えることにある。
本発明に係る電子機器の第3の特徴は、記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部と、前記保守点検モードの終了時において、前記調整実行項目のなかに、調整操作後の効果確認のために前記画像形成部による画像形成動作が必要な保守点検項目である要画像形成項目が含まれるか否かを判断する画像形成判断部と、前記画像形成判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要画像形成項目が含まれると判断された場合において、前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれると判断された場合、前記電子機器が再起動すると前記画像形成部による画像形成動作を実行し、前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれないと判断された場合、前記保守点検モードが終了すると前記画像形成部による画像形成動作を実行する画像形成制御部とを備えることにある。
本発明に係る電子機器の第1の特徴によれば、再起動判断部にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合、保守点検モードが終了すると、表示制御部が、保守員に電子機器の再起動が必要であることを通知するメッセージを表示部に表示させる。これにより、保守員が電子機器を再起動させるのを忘れることを低減でき、保守点検モードでの要再起動項目の調整後の設定値が装置に反映されないことを低減できる。この結果、保守点検モードでの調整操作後の装置の調整不良を低減できる。
本発明に係る電子機器の第2の特徴によれば、再起動判断部にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合、再起動処理部が、保守点検モードが終了すると電子機器の再起動を実行する。これにより、テストモードでの要再起動項目の調整後の設定値が装置に反映されないことを低減できる。この結果、テストモードでの調整操作後の装置の調整不良を低減できる。
本発明に係る電子機器の第3の特徴によれば、画像形成判断部にて調整実行項目のなかに要画像形成項目が含まれると判断された場合において、再起動判断部にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合、画像形成制御部が、電子機器が再起動すると画像形成部による画像形成動作を実行する。一方、画像形成判断部にて調整実行項目のなかに要画像形成項目が含まれると判断された場合において、再起動判断部にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれないと判断された場合、画像形成制御部が、保守点検モードが終了すると画像形成部による画像形成動作を実行する。これにより、保守点検モードにおける調整操作後の効果確認のための画像形成動作が、必要に応じて適切なタイミングで自動的に実行されるので、保守員にとっての利便性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器である画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、画像形成部2と、操作パネル部3と、記憶部4と、電源部5と、電源スイッチ6と、制御部7とを備える。
画像形成部2は、記録媒体である用紙を搬送しつつ、用紙に画像を形成する。画像形成部2は、用紙の給紙、搬送、排紙を行う搬送部と、用紙に画像を形成するためのインクを吐出するインクジェットヘッド(いずれも図示せず)とを有する。また、画像形成部2は、インクジェットヘッドのクリーニングを行うメンテナンス機構(図示せず)等を有する。
操作パネル部3は、ユーザの入力操作を受け付けるとともに、画像を表示するものである。操作パネル部3は、入力部11と、表示部12とを備える。
入力部11は、ユーザ等による入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力部11は、各種の操作キー、タッチパネル(いずれも図示せず)等を有する。操作キーには、画像形成装置1をテストモード(保守点検モード)から通常モードへ復帰させるためのモードキーが含まれている。テストモードは、画像形成装置1が保守員(サービスマン)による各種の調整操作を受け付けるモードである。ユーザが解消できない不具合が画像形成装置1に生じた場合に、保守員がテストモードで各種の調整操作を実行し、不具合の解消を図る。
表示部12は、各種の操作画面等の画像を表示するものである。表示部12は、液晶表示パネル等を有する。
記憶部4は、HDD(Hard Disk Drive)等からなる。記憶部4は、各種のプログラムを記憶している。また、記憶部4は、図2に示すテストモードテーブル16を記憶している。
テストモードテーブル16は、各保守点検項目における設定値を保持している。保守点検項目は、保守員がテストモードにおいて調整操作が可能な項目である。例えば、「排出速度」は、画像形成部2において搬送部が用紙を排紙台へ排紙する際の搬送速度である。テストモードテーブル16に保持されている設定値は、各保守点検項目において現在設定されている値である。
また、テストモードテーブル16は、各保守点検項目におけるデフォルト値、最小値、最大値、およびステップを保持している。ここで、ステップは、調整幅の最小単位である。
また、テストモードテーブル16は、各保守点検項目における再起動の要否を示す情報、および画像形成動作の要否を示す情報を保持している。
再起動の要否を示す情報は、当該保守点検項目が、テストモードにおける調整後の設定値を画像形成装置1に反映させるために画像形成装置1の再起動が必要な項目である否かを示すものである。再起動の要否が「要」の項目が、画像形成装置1の再起動が必要な要再起動項目である。要再起動項目は、画像形成装置1の起動時にしか設定値が参照されない項目である。
画像形成動作の要否を示す情報は、当該保守点検項目が、テストモードにおける調整操作後の効果確認のために画像形成部2による画像形成動作が必要な項目であるか否かを示すものである。画像形成動作の要否「要」の項目が、画像形成部2による画像形成動作が必要な要画像形成項目である。画像形成部2による画像形成動作は、給紙から排紙までの用紙の搬送を行いつつ、搬送される用紙へインクジェットヘッドからインクを吐出して印刷する動作である。
電源部5は、外部電源から電力を受け取り、画像形成装置1に電力を供給して駆動させる。
電源スイッチ6は、保守員等が画像形成装置1の電源をオン/オフするための操作を受け付ける。電源スイッチ6は、保守員等の操作に応じて電源部5に対して電力の供給、遮断を指示する。
制御部7は、画像形成装置1における制御的な処理を行う。制御部7は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成される。制御部7は、テストモード処理部21と、再起動判断部22と、画像形成判断部23と、再起動処理部24と、画像形成制御部25と、表示制御部26とを備える。制御部7の各部は、CPUが記憶部4に格納されたプログラムを実行すること等により構成される。
テストモード処理部21は、保守員の操作に応じて、画像形成装置1をテストモードへ移行させる。また、テストモード処理部21は、保守員の操作に応じて、画像形成装置1をテストモードから通常モードへ復帰させる。また、テストモード処理部21は、テストモードにおける保守員の調整操作に応じて、調整実行項目のテストモードテーブル16における設定値を更新する。調整実行項目は、テストモード中に保守員による調整操作が実行された保守点検項目である。
再起動判断部22は、テストモードの終了時において、調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれるか否かを判断する。
画像形成判断部23は、テストモードの終了時において、調整実行項目のなかに要画像形成項目が含まれるか否かを判断する。
再起動処理部24は、保守員等が画像形成装置1を再起動させる操作に応じて、画像形成装置1の再起動を実行する。画像形成装置1を再起動させる操作としては、操作パネル部3に対する再起動を指示する操作と、電源スイッチ6に対する電源再投入の操作とがある。
画像形成制御部25は、画像形成部2を制御して画像形成動作を実行する。画像形成制御部25は、画像形成判断部23にて調整実行項目のなかに要画像形成項目が含まれると判断された場合において、再起動判断部22にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合、画像形成装置1が再起動すると画像形成部2による画像形成動作を実行する。一方、画像形成制御部25は、画像形成判断部23にて調整実行項目のなかに要画像形成項目が含まれると判断された場合において、再起動判断部22にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれないと判断された場合、テストモードが終了すると画像形成部2による画像形成動作を実行する。
表示制御部26は、表示部12を制御する。表示制御部26は、再起動判断部22にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合、テストモードが終了すると、後述する図5の再起動指示画面30を表示部12に表示させる。
次に、画像形成装置1におけるテストモード実行時の動作について、図3、図4のフローチャートを参照して説明する。
図3のステップS1において、テストモード処理部21は、保守員の操作により通常モードからテストモードへの移行が指示されたか否かを判断する。保守員は、パスワードの入力を含む所定の操作により、テストモードへの移行を指示することができる。テストモードへの移行は指示されていないと判断した場合(ステップS1:NO)、テストモード処理部21は、ステップS1を繰り返す。
テストモードへの移行が指示されたと判断した場合(ステップS1:YES)、ステップS2において、テストモード処理部21は、画像形成装置1を通常モードからテストモードへ移行させる。
画像形成装置1がテストモードへ移行すると、保守員が、保守点検項目を1つずつ選択し、選択した保守点検項目における設定値を調整するための調整操作を実行する。ここで、例えば、設定値の調整のために画像形成動作を行うことが必要な場合、画像形成部2による画像形成動作が実行され、その結果を確認した保守員により設定値の調整が行われる。
ステップS2に続いて、ステップS3では、テストモード処理部21は、保守員が選択した保守点検項目における調整操作が実行されたか否かを判断する。
調整操作が実行されたと判断した場合(ステップS3:YES)、ステップS4において、テストモード処理部21は、今回の調整実行項目のテストモードテーブル16における設定値を更新する。
次いで、ステップS5において、再起動判断部22は、テストモードテーブル16を参照して、今回の調整実行項目が要再起動項目であるか否かを判断する。今回の調整実行項目は要再起動項目ではないと再起動判断部22が判断した場合(ステップS5:NO)、ステップS8へ処理が進む。
今回の調整実行項目は要再起動項目であると判断した場合(ステップS5:YES)、ステップS6において、再起動判断部22は、すでに再起動フラグが立っているか否かを判断する。再起動フラグは、テストモードが終了すると画像形成装置1の再起動が必要であることを示すものである。再起動フラグが立っていると再起動判断部22が判断した場合(ステップS6:YES)、ステップS8へ処理が進む。
再起動フラグが立っていないと判断した場合(ステップS6:NO)、ステップS7において、再起動判断部22は、再起動フラグを立てる。この後、ステップS8へ処理が進む。
ステップS8では、画像形成判断部23は、テストモードテーブル16を参照して、今回の調整実行項目が要画像形成項目であるか否かを判断する。今回の調整実行項目は要画像形成項目ではないと画像形成判断部23が判断した場合(ステップS8:NO)、ステップS3へ処理が戻る。
今回の調整実行項目は要画像形成項目であると判断した場合(ステップS8:YES)、ステップS9において、画像形成判断部23は、すでに画像形成フラグが立っているか否かを判断する。画像形成フラグは、テストモードが終了すると画像形成動作が必要であることを示すものである。画像形成フラグが立っていると画像形成判断部23が判断した場合(ステップS9:YES)、ステップS3へ処理が戻る。
画像形成フラグが立っていないと判断した場合(ステップS9:NO)、ステップS10において、画像形成判断部23は、画像形成フラグを立てる。この後、ステップS3へ処理が戻る。
ステップS3において、調整操作が実行されていないと判断した場合(ステップS3:NO)、ステップS11において、テストモード処理部21は、保守員の操作によりテストモードの終了が指示されたか否かを判断する。保守員は、入力部11のモードキーを押下することにより、テストモードの終了による通常モードへの復帰を指示することができる。テストモードの終了は指示されていないと判断した場合(ステップS11:NO)、テストモード処理部21は、ステップS3へ戻る。
テストモードの終了が指示されたと判断した場合(ステップS11:YES)、図4のステップS12において、テストモード処理部21は、テストモードを終了させて画像形成装置1を通常モードへ復帰させる。
次いで、ステップS13において、画像形成判断部23は、画像形成フラグが立っているか否かを判断する。ここで、このテストモードの終了時に画像形成フラグが立っていることは、テストモードにおける調整実行項目のなかに要画像形成項目が含まれることを意味する。
画像形成フラグが立っていると画像形成判断部23が判断した場合(ステップS13:YES)、ステップS14において、再起動判断部22は、再起動フラグが立っているか否かを判断する。ここで、このテストモードの終了時に再起動フラグが立っていることは、テストモードにおける調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれることを意味する。再起動フラグが立っていないと再起動判断部22が判断した場合(ステップS14:NO)、ステップS18へ処理が進む。
再起動フラグが立っていると再起動判断部22が判断した場合(ステップS14:YES)、ステップS15において、表示制御部26は、図5に示す再起動指示画面30を表示部12に表示させる。表示制御部26は、画像形成装置1を再起動させる操作が行われるまで再起動指示画面30の表示を継続する。すなわち、画像形成装置1を再起動させない限り再起動指示画面30は消えないようになっている。
再起動指示画面30には、保守員に画像形成装置1の再起動が必要であることを通知するとともに再起動を指示するメッセージ31が表示される。また、再起動指示画面30には、再起動ボタン32が表示される。再起動ボタン32は、保守員から再起動の指示を受け付けるためのボタンである。
図4に戻り、ステップS15に続いて、ステップS16において、再起動処理部24は、画像形成装置1を再起動させる操作が行われたか否かを判断する。具体的には、再起動処理部24は、再起動ボタン32の押下、および電源スイッチ6に対する電源再投入の操作のいずれかが行われたか否かを判断する。画像形成装置1を再起動させる操作は行われていないと判断した場合(ステップS16:NO)、再起動処理部24は、ステップS16を繰り返す。
画像形成装置1を再起動させる操作が行われたと判断した場合(ステップS16:YES)、ステップS17において、再起動処理部24は、画像形成装置1の再起動を実行する。この後、ステップS18へ処理が進む。
ステップS18では、画像形成制御部25は、画像形成部2を制御して効果確認のための画像形成動作を実行する。この後、ステップS23へ処理が進む。
ステップS13において、画像形成フラグが立っていないと画像形成判断部23が判断した場合(ステップS13:NO)、ステップS19において、再起動判断部22は、再起動フラグが立っているか否かを判断する。再起動フラグが立っていないと再起動判断部22が判断した場合(ステップS19:NO)、ステップS23へ処理が進む。
再起動フラグが立っていると再起動判断部22が判断した場合(ステップS19:YES)、ステップS20へ処理が進む。ステップS20〜S22の処理は、前述したステップS15〜S17の処理と同様である。ステップS22の後、ステップS23に処理が進む。
ステップS23では、テストモード処理部21は、保守員による操作に応じて、テストモードにおける調整実行項目のうち効果確認のための画像形成動作が不要な項目の効果確認のための動作を実行する。
これにより、テストモード実行時の一連の動作が終了する。効果確認の結果、再調整が必要であると保守員が判断した場合、保守員が画像形成装置1をテストモードに移行させる操作を行い、上述した図3、図4のフローチャートの動作が再度実行される。
以上説明したように、画像形成装置1では、調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれる場合、テストモードが終了すると、表示制御部26が、メッセージ31を含む再起動指示画面30を表示部12に表示させる。これにより、保守員が画像形成装置1を再起動させるのを忘れることを低減でき、テストモードでの要再起動項目の調整後の設定値が装置に反映されないことを低減できる。この結果、テストモードでの調整操作後の画像形成装置1の調整不良を低減できる。
また、画像形成装置1では、表示制御部26は、画像形成装置1を再起動させる操作が行われるまで再起動指示画面30の表示を継続する。これにより、保守員が画像形成装置1を再起動させるのを忘れることをより確実に防止できる。
また、画像形成装置1では、調整実行項目のなかに要画像形成項目および要再起動項目が含まれる場合、テストモード終了後に画像形成装置1が再起動すると、画像形成制御部25が、画像形成部2による画像形成動作を実行する。一方、調整実行項目のなかに要画像形成項目が含まれ、要再起動項目は含まれない場合、テストモードが終了すると、画像形成制御部25が、画像形成部2による画像形成動作を実行する。これにより、テストモードにおける調整操作後の効果確認のための画像形成動作が、必要に応じて適切なタイミングで自動的に実行されるので、保守員にとっての利便性が向上する。
なお、再起動判断部22にて調整実行項目のなかに要再起動項目が含まれると判断された場合において、再起動処理部24が、テストモードが終了すると画像形成装置1の再起動を実行するようにしてもよい。すなわち、再起動指示画面30の表示を省略するとともに、画像形成装置1を再起動させる操作によらずに再起動処理部24が再起動を実行するようにしてもよい。このようにしても、テストモードでの要再起動項目の調整後の設定値が装置に反映されないことを低減し、テストモードでの調整操作後の画像形成装置1の調整不良を低減できる。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 操作パネル部
4 記憶部
5 電源部
6 電源スイッチ
7 制御部
11 入力部
12 表示部
16 テストモードテーブル
21 テストモード処理部
22 再起動判断部
23 画像形成判断部
24 再起動処理部
25 画像形成制御部
26 表示制御部
30 再起動指示画面
31 メッセージ
32 再起動ボタン
2 画像形成部
3 操作パネル部
4 記憶部
5 電源部
6 電源スイッチ
7 制御部
11 入力部
12 表示部
16 テストモードテーブル
21 テストモード処理部
22 再起動判断部
23 画像形成判断部
24 再起動処理部
25 画像形成制御部
26 表示制御部
30 再起動指示画面
31 メッセージ
32 再起動ボタン
Claims (3)
- 保守点検モードで保守員による保守点検項目に対する調整操作を受け付ける電子機器であって、
前記保守点検モードの終了時において、前記保守点検モード中に調整操作が実行された保守点検項目である調整実行項目のなかに、調整操作後の設定値を前記電子機器に反映させるために前記電子機器の再起動が必要な保守点検項目である要再起動項目が含まれるか否かを判断する再起動判断部と、
表示部と、
前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれると判断された場合、前記保守点検モードが終了すると、保守員に前記電子機器の再起動が必要であることを通知するメッセージを前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記電子機器を再起動させる操作に応じて、前記電子機器の再起動を実行する再起動処理部と
を備えることを特徴とする電子機器。 - 保守点検モードで保守員による保守点検項目に対する調整操作を受け付ける電子機器であって、
前記保守点検モードの終了時において、前記保守点検モード中に調整操作が実行された保守点検項目である調整実行項目のなかに、調整操作後の設定値を前記電子機器に反映させるために前記電子機器の再起動が必要な保守点検項目である要再起動項目が含まれるか否かを判断する再起動判断部と、
前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれると判断された場合、前記保守点検モードが終了すると前記電子機器の再起動を実行する再起動処理部と
を備えることを特徴とする電子機器。 - 記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部と、
前記保守点検モードの終了時において、前記調整実行項目のなかに、調整操作後の効果確認のために前記画像形成部による画像形成動作が必要な保守点検項目である要画像形成項目が含まれるか否かを判断する画像形成判断部と、
前記画像形成判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要画像形成項目が含まれると判断された場合において、前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれると判断された場合、前記電子機器が再起動すると前記画像形成部による画像形成動作を実行し、前記再起動判断部にて前記調整実行項目のなかに前記要再起動項目が含まれないと判断された場合、前記保守点検モードが終了すると前記画像形成部による画像形成動作を実行する画像形成制御部と
をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
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JP2014010432A JP2015136888A (ja) | 2014-01-23 | 2014-01-23 | 電子機器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020136956A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
-
2014
- 2014-01-23 JP JP2014010432A patent/JP2015136888A/ja active Pending
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JP2020136956A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
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