JP2015135192A - 空気調和装置 - Google Patents

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Takahiro Matsunaga
隆廣 松永
秀哉 田村
Hideya Tamura
秀哉 田村
智昭 巳野
Tomoaki Mino
智昭 巳野
廣太郎 戸矢
Kotaro Toya
廣太郎 戸矢
康弘 岡
Yasuhiro Oka
康弘 岡
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Masakazu Sato
正和 佐藤
高橋 俊裕
Toshihiro Takahashi
俊裕 高橋
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Abstract

【課題】複数台の室外機が存在する場合でも冷媒量判定を精度よく行える空気調和装置を提供する。
【解決手段】室外機2aにおける熱交過冷却度Scaと室外機2bにおける熱交過冷却度Scbとの平均値である平均過冷却度Scvを算出し、過冷却度調整手段により熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbとを算出した平均過冷却度Scvに近づけることで、室外機2a、2bのいずれか一方への冷媒の偏りを改善し、熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbとが所定の範囲内に収まるようにしている。例えば、過冷却度調整手段として室外ファン27a、27bを用い、過冷却度調整テーブルを用いて、熱交過冷却度Scaまたは熱交過冷却度Scbと平均過冷却度Scvとの差である過冷却度差Scdに応じて室外ファン27a、27bの回転数を増減させることで、熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbとを平均過冷却度Scvに近づける。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数台の室外機と複数台の室内機とが冷媒配管で接続された空気調和装置に関わり、より詳細には、冷媒回路内に充填されている冷媒量の判定が行える空気調和装置に関する。
従来、少なくとも1台の室外機と複数台の室内機とが複数の冷媒配管で相互に接続された空気調和装置が提案されている。このような空気調和装置では、設置時やメンテナンス時に室外機と複数の室内機とを接続する液冷媒配管およびガス冷媒配管の長さに応じて不足する冷媒を追加で充填する場合や、設置後に冷媒回路からの冷媒漏洩の有無を判定する場合に、冷媒回路に充填されている冷媒量を判定する必要がある。
冷媒量の判定方法としては、例えば、特許文献1に記載の空気調和装置で提案されているものがある。この空気調和装置では、冷媒回路を冷房サイクルとし、圧縮機を所定の回転数に固定して駆動するとともに各室内機に備えられた室内膨張弁の開度調整によって、圧縮機に吸入される冷媒の圧力である吸入圧力が所定圧力となるように制御する。そして、室外機に備えられ凝縮器として機能している室外熱交換器の冷媒出口側における冷媒の過冷却度を検出し、検出した過冷却度と予め記憶されている基準値とを比較することで、冷媒回路内の冷媒量を判定している。具体的には、検出した過冷却度が基準値より小さい場合は冷媒量が不足していると判定され、検出した過冷却度が基準値より大きい場合は冷媒量が過剰であると判定される。
特許第2997487号公報
ところで、上述したような空気調和装置において室外機が複数台存在するときは、各室外機の設置環境の違い(直射日光が当たる/当たらない、風通しが良い/悪い、等)により、各室外機のいずれかに冷媒が偏ることがある。また、複数台の室外機のうち少なくとも1台の室外機が運転を停止している状態から全ての室外機が運転している状態に移行したときも、各室外機のいずれかに冷媒が偏ることがある。
設置環境の違いや室外機の運転状態により各室外機のいずれかに冷媒が偏っている状態では、各室外機の室外熱交換器の冷媒出口側における冷媒の過冷却度がバラつく。そして、過冷却度がバラついた状態で過冷却度を用いて冷媒量の判定を行うと、その判定精度が低下するという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、複数台の室外機が存在する場合でも冷媒量判定を精度よく行える空気調和装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和装置は、凝縮器として機能する室外熱交換器とこの室外熱交換器の冷媒出口側における冷媒の過冷却度である熱交過冷却度を調整する過冷却度調整手段とを有する複数の室外機と、熱交過冷却度を算出する制御手段とを有するものである。そして、制御手段は、熱交過冷却度の平均値である平均過冷却度を算出し、算出した平均過冷却度と各熱交過冷却度との差である過冷却度差が所定範囲内となるように各過冷却度調整手段を制御する過冷却度調整制御を所定の時間間隔で実行し、過冷却度差が所定範囲内となったときの平均過冷却度を用いて、各室外熱交換器を有する冷媒回路内の冷媒量を判定するものである。
上記のように構成した本発明の空気調和装置によれば、冷媒量判定を行うときに、過冷却度調整制御を実行することによって、平均過冷却度と各熱交過冷却度との差が所定範囲内となるようにする。これにより、各室外機間での冷媒の偏りが改善されて、各室外機における過冷却度のばらつきが小さくなるので、冷媒量判定を精度よく行える。
本発明の実施形態における、空気調和装置の説明図であり、(A)は冷媒回路図、(B)は室外機制御手段および室内機制御手段のブロック図である。 本発明の実施形態における、過冷却度調整テーブルある。 本発明の実施形態における、冷媒量判定時の処理を説明するフローチャートであり、(A)は親機の室外機の室外機制御手段における処理の流れを示し、(B)は子機の室外機の室外機制御手段における処理の流れを示している。 本発明の第2の実施形態における、過冷却度調整テーブルある。 本発明の第2の実施形態における、冷媒量判定時の処理を説明するフローチャートであり、(A)は親機の室外機の室外機制御手段における処理の流れを示し、(B)は子機の室外機の室外機制御手段における処理の流れを示している。 本発明の第3の実施形態における、過冷却度調整テーブルある。 本発明の第3の実施形態における、冷媒量判定時の処理を説明するフローチャートであり、(A)は親機の室外機の室外機制御手段における処理の流れを示し、(B)は子機の室外機の室外機制御手段における処理の流れを示している。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、2台の室外機に10台の室内機が並列に接続され、全ての室内機で同時に冷房運転あるいは暖房運転が行える空気調和装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1(A)に示すように、本実施例における空気調和装置1は、屋外に設置される2台の室外機2a、2bと、室外機2a、2bに液管8およびガス管9で並列に接続された10台の室内機5(図1(A)では、このうち3台のみ図示している)と、分岐器10a、10bとを備えている。詳細には、液管8は、一端が分岐器10aに、他端が分岐して各室内機5の液管接続部53に、それぞれ接続されている。また、室外機2aの閉鎖弁25aと分岐器10aとが液分管8aで、室外機2bの閉鎖弁25bと分岐器10aとが液分管8bで、それぞれ接続されている。また、ガス管9は、一端が分岐器10bに、他端が分岐して各室内機5のガス管接続部54に、それぞれ接続されている。さらには、室外機2aの閉鎖弁26aと分岐器10bとがガス分管9aで、室外機2bの閉鎖弁26bと分岐器10bとがガス分管9bで、それぞれ接続されている。
以上により、空気調和装置1の冷媒回路100が構成されている。
まずは、図1(A)を用いて、室外機2a、2bについて説明する。尚、室外機2a、2bの構成は同じであるため、以下の説明では、室外機2aの構成についてのみ説明を行い、室外機2bについては説明を省略する。また、図1(A)では、室外機2aの構成装置に付与した番号の末尾をaからbに変更したものが、室外機2aの構成装置と対応する室外機2bの構成装置となる。
図1(A)に示すように、室外機2aは、圧縮機21aと、四方弁22aと、室外熱交換器23aと、室外膨張弁24aと、液管8の一端が接続された閉鎖弁25aと、ガス管9の一端が接続された閉鎖弁26aと、室外ファン27aとを備えている。そして、室外ファン27aを除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路100の一部をなす室外機冷媒回路20aを構成している。
圧縮機21aは、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで、運転容量を可変できる能力可変型圧縮機である。圧縮機21aの冷媒吐出側は、後述する四方弁22aのポートaに吐出管41aで接続されており、また、圧縮機21aの冷媒吸入側は、後述する四方弁22aのポートcに吸入管42aで接続されている。
四方弁22aは、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21aの冷媒吐出側と吐出管41aで接続されている。ポートbは、室外熱交換器23aの一方の冷媒出入口と冷媒配管43aで接続されている。ポートcは、上述したように圧縮機21aの冷媒吸入側と吸入管42aで接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁26aと室外機ガス管45aで接続されている。尚、室外機2bの四方弁22bでは、四方弁22aと各ポートに付与した記号を異ならせており、四方弁22aにおけるポートa、b、c、dに対応するものを四方弁22bではポートe、f、g、hとしている。
室外熱交換器23aは、冷媒と、後述する室外ファン27aの回転により室外機2a内部に取り込まれた外気とを熱交換させるものである。室外熱交換器23aの一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22aのポートbに冷媒配管43aで接続され、他方の冷媒出入口は室外機液管44aで閉鎖弁25aに接続されている。
室外膨張弁24aは、室外機液管44aに設けられている。室外膨張弁24aは電子膨張弁であり、その開度が調整されることで、室外熱交換器23aに流入する冷媒量、あるいは、室外熱交換器23aから流出する冷媒量を調整する。
室外ファン27aは樹脂材で形成されており、室外熱交換器23aの近傍に配置されている。室外ファン27aは、図示しないファンモータによって回転することで図示しない吸込口から室外機2a内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23aにおいて冷媒と熱交換した外気を図示しない吹出口から室外機2a外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2aには各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管41aには、圧縮機21aから吐出される冷媒の圧力を検出する高圧センサ31aと、圧縮機21aから吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ33aが設けられている。吸入管42aには、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を検出する低圧センサ32aと、圧縮機21aに吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ34aとが設けられている。
室外機液管44aにおける室外熱交換器23aと室外膨張弁24aとの間には、室外熱交換器23aに流入する、または、室外熱交換器23aから流出する冷媒の温度を検出する熱交温度センサ35aが設けられている。そして、室外機2aの図示しない吸込口付近には、室外機2a内に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ36aが備えられている。
また、室外機2aには、室外機制御手段200aが備えられている。室外機制御手段200aは、室外機2aの図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図2(B)に示すように、室外機制御手段200aは、CPU210aと、記憶部220aと、通信部230aと、センサ入力部240aとを備えている。
記憶部220aは、ROMやRAMで構成されており、室外機2aの制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21aや室外ファン27aの制御状態、後述する過冷却度調整テーブル300a、等を記憶している。通信部230aは、各室内機5との通信を行うためのインターフェイスである。センサ入力部240aは、室外機2aの各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210aに出力する。
CPU210aは、前述した室外機2aの各センサでの検出結果をセンサ入力部240aを介して取り込む。また、CPU210aは、各室内機5から送信される制御信号を通信部230aを介して取り込む。CPU210aは、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、圧縮機21aや室外ファン27aの駆動制御を行う。また、CPU210aは、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、四方弁22aの切り換え制御を行う。さらには、CPU210aは、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、室外膨張弁24aの開度制御を行う。
次に、10台の室内機5について説明する。尚、10台の室内機5の構成は全て同じであるため、前述したように、図1(A)では、室内機5を3台だけ図示し、かつ、1台だけ室内機5を構成する各装置を図示している。
室内機5は、室内熱交換器51と、室内膨張弁52と、分岐した液管8の他端が接続された液管接続部53と、分岐したガス管9の他端が接続されたガス管接続部54と、室内ファン55とを備えている。そして、室内ファン55を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路100の一部をなす室内機冷媒回路50を構成している。
室内熱交換器51は、冷媒と後述する室内ファン55により図示しない吸込口から室内機5内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させるものであり、一方の冷媒出入口が液管接続部53に室内機液管71で接続され、他方の冷媒出入口がガス管接続部54に室内機ガス管72で接続されている。室内熱交換器51は、室内機5が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機5が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
尚、液管接続部53やガス管接続部54には、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
室内膨張弁52は、室内機液管71に設けられている。室内膨張弁52は電子膨張弁であり、その開度を調整することによって室内熱交換器51に流れる冷媒量を調整することができる。室内膨張弁52は、室内熱交換器51が蒸発器として機能する場合は、その開度が要求される冷房能力に応じて調整され、室内熱交換器51が凝縮器として機能する場合は、その開度が要求される暖房能力に応じて調整される。
室内ファン55は樹脂材で形成されており、室内熱交換器51の近傍に配置されている。室内ファン55は、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室内機5内に室内空気を取り込み、室内熱交換器51において冷媒と熱交換した室内空気を図示しない吹出口から室内へ供給する。
以上説明した構成の他に、室内機5には各種のセンサが設けられている。室内機液管71における室内熱交換器51と室内膨張弁52との間には、室内熱交換器51に流入あるいは室内熱交換器51から流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ61が設けられている。室内機ガス管72には、室内熱交換器51から流出あるいは室内熱交換器51に流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ62が設けられている。そして、室内機5の図示しない吸込口付近には、室内機5内に流入する室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度センサ63が備えられている。
また、室内機5には、室内機制御手段500が備えられている。室内機制御手段500は、室内機5の図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU510と、記憶部520と、通信部530と、センサ入力部540とを備えている。
記憶部520は、ROMやRAMで構成されており、室内機5の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、使用者による空調運転に関する設定情報等を記憶する。通信部530は、室外機2a、2bおよび他の室内機5との通信を行うためのインターフェイスである。センサ入力部540は、室内機5の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU510に出力する。
CPU510は、前述した室内機5の各センサでの検出結果をセンサ入力部540を介して取り込む。また、CPU510は、使用者が図示しないリモコンを操作して設定した運転情報やタイマー運転設定等を含んだ信号を図示しないリモコン受光部を介して取り込む。CPU510は、取り込んだ検出結果やリモコンから送信された信号に基づいて、室内膨張弁52の開度制御や、室内ファン55の駆動制御を行う。また、CPU510は、運転開始/停止信号や運転情報(設定温度や室内温度等)を含んだ制御信号を、通信部530を介して室外機2a、2bに送信する。
次に、本実施形態における空気調和装置1の空調運転時の冷媒回路100における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。尚、以下の説明では、各室内機5が冷房運転を行う場合について説明し、暖房運転を行う場合については詳細な説明を省略する。また、図1(A)における矢印は冷房運転時の冷媒の流れを示している。
図1(A)に示すように、各室内機5が冷房運転を行う場合、室外機制御手段200aは、四方弁22aを実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り換える。また、室外機制御手段200bは、四方弁22bを実線で示す状態、すなわち、ポートeとポートfとが連通するよう、また、ポートgとポートhとが連通するよう、切り換える。これにより、室外熱交換器23a、23bが凝縮器として機能するとともに、各室内機5の室内熱交換器51が蒸発器として機能する。
圧縮機21a、21bから吐出された高圧の冷媒は、吐出管41a、41bを流れて四方弁22a、22bに流入し、四方弁22a、22bから冷媒配管43a、43bを流れて室外熱交換器23a、23bに流入する。室外熱交換器23a、23bに流入した冷媒は、室外ファン27a、27bの回転により室外機2a、2b内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。室外熱交換器23a、23bから流出した冷媒は室外機液管44a、44bを流れ、全開とされている室外膨張弁24a、24bおよび閉鎖弁25a、25bを介して液分管8a、8bに流入する。
液分管8a、8bに流入した冷媒は、分岐器10aで合流して液管8を流れ、各室内機5に分流する。各室内機5に流入した冷媒は、室内機液管71を流れ、室内膨張弁52を通過するときに減圧されて低圧の冷媒となる。室内機液管71から室内熱交換器51に流入した冷媒は、室内ファンの回転により室内機5内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。このように、室内熱交換器51が蒸発器として機能し、室内熱交換器51で冷媒と熱交換を行った室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機5が設置された室内の冷房が行われる。
室内熱交換器51から流出した冷媒は室内機ガス管72を流れガス管9に流入する。ガス管9を流れて分岐器10bに流入した冷媒は、ガス分管9a、9bに分流し、閉鎖弁26a、26bを介して室外機2a、2bに流入する。室外機2a、2bに流入した冷媒は、室外機ガス管45a、45b、四方弁22a、22b、吸入管42a、42bを流れ、圧縮機21a、21bに吸入されて再び圧縮される。
以上説明したように冷媒回路100を冷媒が循環することで、空気調和装置1の冷房運転が行われる。
尚、室内機5が暖房運転を行う場合、室外機制御手段200aは、四方弁22aを破線で示す状態、すなわち、ポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートbとポートcとが連通するよう、切り換える。また、室外機制御手段200bは、四方弁22bを破線で示す状態、すなわち、ポートeとポートhとが連通するよう、また、ポートfとポートgとが連通するよう、切り換える。これにより、室外熱交換器23a、23bが蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器51が凝縮器として機能する。
次に、本実施形態における冷媒量判定運転について、図1乃至図3を用いて説明する。ここで、冷媒量判定運転とは、冷媒回路100に充填されている冷媒量を判定するために行われるものであり、具体的には、空気調和装置1の設置時やメンテナンス時に冷媒回路100に必要量の冷媒を充填するときに、充填された冷媒量が必要量となったか否かを判定する場合や、空気調和装置1の設置後やメンテナンス後に冷媒回路100から冷媒漏れが発生したか否かを判定する場合に行われる。尚、冷媒量判定運転では、冷媒回路100を図1に示す状態、すなわち、室外熱交換器23a、23bが凝縮器として機能するよう、また、各室内熱交換器51が蒸発器として機能するよう、四方弁22a、22bを切り換え、全ての室内機5が冷房運転となるようにする。
空気調和装置1で冷媒量判定運転を行うときは、以下に説明するように、室外機制御手段200a、200bが室外機2a、2bの構成装置を制御し、室内機制御手段500が室内機5の構成装置を制御する。まず、室外機2a、2bでは、室外機制御手段200a、200bのCPU210a、210bは、圧縮機21a、21bの回転数が所定の固定回転数、例えば、50rpsとなるように制御する。また、CPU210a、210bは、室外ファン27a、27bの回転数を制御して室外熱交換器23a、23bを流通する空気量を調整することで、室外熱交換器23a、23bにおける凝縮圧力が所定の目標圧力、例えば、3.0MPaとなるように制御する。また、CPU210a、210bは、室外膨張弁24の開度を全開とする。
一方、室内機5では、室内機制御手段500のCPU510は、室内膨張弁52の開度を制御して室内熱交換器51を流れる冷媒量を調整するとともに、室内ファン55の回転数を制御して室内熱交換器51を流通する空気量を調整することで、室内熱交換器51における蒸発圧力が所定の目標圧力、例えば、0.9MPaとなるように制御する。
以上説明したように、冷媒量判定運転時は、室外ファン27a、27bが制御されて室外熱交換器23a、23bにおける凝縮圧力が所定の目標圧力となるよう調整されるとともに室内膨張弁52の開度および室内ファン55の回転数が制御されて室内熱交換器51における蒸発圧力が所定の目標圧力となるように調整されることで、圧縮機21の吐出圧力および吸入圧力が一定となる。また、冷媒回路100における圧縮機21a、21bの回転数を所定回転数に固定することによって冷媒回路100における冷媒循環量が一定となり、室外膨張弁24a、24bが全開とされることで冷媒の状態が変化しないようにされる。これら各装置の制御により、冷媒回路100における冷媒の状態が安定する。
尚、以下の説明では、必要に応じて、上述した冷媒量判定運転時の室外機2a、2bおよび室内機5の各装置の制御を総称して判定運転準備処理と記載する。
そして、冷媒回路100における冷媒の状態が安定した状態で、CPU210a、210bは、室外熱交換器23a、23bの冷媒出口側における冷媒の過冷却度(以降、熱交過冷却度Scと記載)を算出し、算出した熱交過冷却度Scと所定の過冷却度である基準過冷却度Scrとを比較することにより、冷媒回路100に充填されている冷媒量が適正であるか否かを判定することができる。
ここで、熱交過冷却度Scは、高圧センサ31a、31bで検出した圧縮機21a、21bの吐出圧力を用いて求めた高圧飽和温度から熱交温度センサ35a、35bで検出した室外熱交換器23a、23bの冷媒出口側における冷媒温度を減じることで算出できる。また、基準過冷却度Scrは、予め試験によって求められているものであり、空気調和装置1で充分な空調能力を発揮するために必要な冷媒量が冷媒回路100に充填されており、かつ、冷媒回路100を冷媒量判定運転の際の状態としたときの、室外熱交換器23a、23bの冷媒出口側における冷媒の過冷却度である。
しかし、本実施形態の空気調和装置1のように、室外機2a、2bの2台の室外機が存在する場合、室外機2a、2bの設置場所の違いによって、直射日光が当たる/当たらない、風通しが良い/悪い、等といった、室外機2a、2bの設置環境に違いが生じることがあり、設置環境に違いに起因して室外機2a、2bのいずれか一方に冷媒が偏ることがある。また、室外機2a、2bのうちいずれか一方が運転を停止している状態から室外機2a、2bが共に運転する状態に移行したときも、室外機2a、2bのいずれか一方に冷媒が偏ることがある。
上述した理由により室外機2a、2bのいずれか一方に冷媒が偏っている状態では、室外機2aにおける熱交過冷却度Sc(以降、必要に応じて熱交過冷却度Scaと記載)と、室外機2bにおける熱交過冷却度Sc(以降、必要に応じて熱交過冷却度Scbと記載)とが異なる値となる。
熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbとが異なる値であれば、両者と基準過冷却度Scrとの差も異なるので、一方(例えば、熱交過冷却度Sca)が基準過冷却度Scrと同じ値であっても、他方(熱交過冷却度Scb)が基準過冷却度Scrと異なる値である、という状態が発生し、冷媒量判定運転で冷媒回路100の冷媒充填量が判定できないという問題があった。また、熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbのうちいずれか一方を用いて基準過冷却度Scrと比較して冷媒量判定を行うと、判定精度が低下する問題があった。
そこで、本発明では、室外機2aにおける熱交過冷却度Scaと室外機2bにおける熱交過冷却度Scbとの平均値である平均過冷却度Scvを算出し、過冷却度調整手段により熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbとを算出した平均過冷却度Scvに近づける過冷却度調整制御を実行することで、室外機2a、2bの間での冷媒の偏りを改善し、熱交過冷却度Scaおよび熱交過冷却度Scbと平均過冷却度Scvとの差がそれそれ所定の範囲内に収まるようにして、熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbとのばらつきを小さくしている。そして、本実施形態では、過冷却度調整手段として室外ファン27a、27bを用い、図2に示す過冷却度調整テーブル300aを用いて、熱交過冷却度Scaおよび熱交過冷却度Scbと平均過冷却度Scvとの差である過冷却度差Scdに応じて室外ファン27a、27bの回転数を増減させることで、過冷却度調整制御を実行する。
以下の説明では、まず、図2を用いて、過冷却度調整テーブル300aについて説明し、次に、図3を用いて、冷媒量判定運転時の室外機2aの室外機制御手段200aおよび室外機2bの室外機制御手段200bにおける処理の流れについて説明する。尚、以下の説明では、室外機2aを親機、室外機2bを子機とし、親機である室外機2aが平均過冷却度Scvを算出して子機である室外機2bに送信するとともに、算出した平均過冷却度Scvと基準過冷却度Scrとの比較により冷媒量判定を行うものとする。
室外機2a、2bの室外機制御手段200a、200bに備えられている記憶部220a、220bには、図2に示す過冷却度調整テーブル300aが予め記憶されている。過冷却度調整テーブル300aは、熱交過冷却度Scから平均過冷却度Scvを減じた値である過冷却度差Scd(単位:℃)に応じて、室外ファン27a、27bの回転数を増減するための室外ファン回転数調整値Fra(単位:rpm)が定められたものである。
具体的には、過冷却度差Scdが−1℃超+1℃未満である場合の室外ファン回転数調整値Fraを0rpmとしている。そして、過冷却度差Scdが−11℃以下である場合の室外ファン回転数調整値Fraを最大の+30rpmとし、過冷却度差Scdが−11℃超−9℃以下である場合の室外ファン回転数調整値Fraを+25rpmとし、過冷却度差Scdが−9℃超−7℃以下である場合の室外ファン回転数調整値Fraを+20rpmとし、・・・というように、過冷却度差Scdが負(つまり、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより小さい)の大きな値から0に近づくにつれて、室外ファン回転数調整値Fraが小さくなるように設定されている。
過冷却度差Scdが負の値であるということは、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより小さいということであり、熱交過冷却度Scを平均過冷却度Scvに近づけるためには、熱交過冷却度Scを大きくする必要がある。従って、過冷却度調整テーブル300aでは、過冷却度差Scdが負の値であるときは、室外ファン回転数調整値Fraがプラスの値とされている。つまりは、室外ファン27a、27bの回転数を大きくするように制御することで、室外熱交換器23a、23bに流入する空気量を増加させて室外熱交換器23a、23bにおける熱交換量を上げて熱交過冷却度Scを大きくする。
一方、過冷却度差Scdが+11℃以上である場合の室外ファン回転数調整値Fraを最小の−30rpmとし、過冷却度差Scdが+9℃以上+11℃未満である場合の室外ファン回転数調整値Fraを−25rpmとし、過冷却度差Scdが7℃以上9℃未満である場合の室外ファン回転数調整値Fraを−20rpmとし、・・・というように、過冷却度差Scdが正(つまり、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより大きい)の大きな値から0に近づくにつれて、室外ファン回転数調整値Fraが大きくなるように設定されている。
過冷却度差Scdが正の値であるということは、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより大きいということであり、熱交過冷却度Scを平均過冷却度Scvに近づけるためには、熱交過冷却度Scを小さくする必要がある。従って、過冷却度調整テーブル300aでは、過冷却度差Scdが正の値であるときは、室外ファン回転数調整値Fraがマイナスの値とされている。つまりは、室外ファン27a、27bの回転数を小さくするように制御することで、室外熱交換器23a、23bに流入する空気量を減少させて室外熱交換器23a、23bにおける熱交換量を下げて熱交過冷却度Scを小さくする。
次に、図1乃至図3を用いて、本実施形態の空気調和装置1における、冷媒量判定運転時の制御について説明する。図3は、空気調和装置1が冷媒量判定運転を行う場合の、各室外機制御手段での処理の流れを示すものであり、(A)は親機である室外機2aの室外機制御手段200aのCPU210aが行う制御に関する処理の流れを、(B)は子機である室外機2bの室外機制御手段200bのCPU210bが行う制御に関する処理の流れを、それぞれ示している。図3において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。尚、図3では、本発明に関わる処理を中心に説明しており、これ以外の処理、例えば、冷房運転時や暖房運転時に使用者が指示した設定温度や風量等といった運転条件に応じた冷媒回路100の制御、といった、空気調和装置1に関わる一般的な処理については説明を省略する。
まず、図3(A)を用いて、親機である室外機2aのCPU210aが行う処理の流れについて説明する。作業者が、室外機2aに設けられた図示しないスイッチを操作する、あるいは、室内機5の運転操作を行う図示しないリモコンを操作する、ことによって、空気調和装置1で冷媒量判定運転開始を指示する。作業者からの冷媒量判定運転開始指示を受けたCPU210aは、子機である室外機2bに冷媒量判定運転の開始指示のための冷媒量判定運転開始信号を送信する(ST1)。
次に、CPU210aは、判定運転準備処理を行う(ST2)。具体的には、前述したように、CPU210aは、圧縮機21aの回転数が所定の固定回転数となるように制御し、室外ファン27aの回転数を制御して室外熱交換器23aに流通させる空気量を調整することで、室外熱交換器23aにおける凝縮圧力が所定の圧力となるように制御し、室外膨張弁24の開度を全開とする。また、CPU210aは、通信部230aを介して、各室内機5に対し室内膨張弁52の開度を制御して室内熱交換器51を流れる冷媒量を調整するとともに、室内ファン55の回転数を制御して室内熱交換器51に流通させる空気量を調整することで、室内熱交換器51における蒸発圧力が所定の圧力となるように制御するよう、指示する。このように、凝縮圧力および蒸発圧力が各々所定の圧力となるように制御するとともに、圧縮機21の回転数を固定することで、冷媒回路100における冷媒循環量が一定となり、また、室外膨張弁24の開度を全開とすることで、冷媒の状態が変化しないようにしている。これにより、冷媒回路100における冷媒の状態が安定する。
次に、CPU210aは、タイマー計測を開始し(ST3)、熱交過冷却度Scaを算出する(ST4)。CPU210aは、高圧センサ31aで検出しセンサ入力部240aを介して取り込んだ圧縮機21aの吐出圧力を用いて求めた高圧飽和温度から、熱交温度センサ35aで検出した室外熱交換器23aの冷媒出口側における冷媒温度を減じで算出する。尚、CPU210aは、算出した熱交過冷却度Scaを記憶部220aに記憶する。
次に、CPU210aは、室外機2bから送信された室外機2bの熱交過冷却度Scbを取り込み(ST5)、取り込んだ熱交過冷却度Scbを記憶部220aに記憶する。そして、CPU210aは、記憶部220aに記憶している熱交過冷却度Scaと熱交過冷却度Scbとを用いて平均過冷却度Scvを算出しこれを通信部230aを介して室外機2bに送信し(ST6)、熱交過冷却度Scaから平均過冷却度Scvを減じて過冷却度差Scdaを算出する(ST7)。尚、CPU210aは、算出した平均過冷却度Scvおよび過冷却度差Scdaを記憶部220aに記憶する。
次に、CPU210aは、記憶部220aに記憶している過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満であるか否かを判定する(ST8)。過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満でなければ(ST8−No)、CPU210aは、記憶部220aに記憶している過冷却度調整テーブル300aを参照し、過冷却度差Scdaに応じた室外ファン回転数調整値Fraを抽出し、現在の室外ファン回転数に室外ファン回転数調整値Fraを加算する(ST14)。
次に、CPU210aは、ST3でタイマー計測を開始してから所定時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定する(ST15)。所定時間が経過していなければ(ST15−No)、CPU210aは、ST15に処理を戻し、所定時間が経過していれば(ST15−Yes)、CPU210aは、タイマーをリセットし(ST16)、ST3に処理を戻す。以降、CPU210aは、過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満となるまで、ST3からST16までの処理を繰り返す。尚、上述したST3からST16までの処理を繰り返す制御が、本発明における過冷却度調整制御である。
ST8において、過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満となれば(ST8−Yes)、CPU210aは、室外機2bから通信部230aを介して調整完了信号を受信したか否かを判定する(ST9)。ここで、調整完了信号とは、室外機2bにおける過冷却度差Scdbが−1℃超+1℃未満となったことを示す信号である。
調整完了信号を受信していなければ(ST9−No)、CPU210aは、ST15に処理を進める。調整完了信号を受信していれば(ST9−Yes)、CPU210aは、記憶部220aに記憶している平均過冷却度Scvを読み出す(ST10)。尚、読み出した平均過冷却度Scvは、上述した各室外機2a、2bにおける過冷却度差ScdaおよびScdbが各々−1℃超+1℃未満となったときの値であり、当該過冷却度差ScdaおよびScdbを算出する際にST6で算出したものである。
次に、CPU210aは、冷媒回路100に充填されている冷媒量の判定を行う(ST11)。CPU210aは、ST10で読み出した平均過冷却度Scvを用い、平均過冷却度Scvと予め記憶部220aに記憶されている基準過冷却度Scrとを比較することで、冷媒量判定を行う。
具体的には、平均過冷却度Scvが基準過冷却度Scrより小さい値であれば、冷媒回路100に充填されている冷媒量が不足していると判定する。また、平均過冷却度Scvが基準過冷却度Scrより大きい値であれば、冷媒回路100に充填されている冷媒量が過剰であると判定する。そして、平均過冷却度Scvと基準過冷却度Scrとが同じ値であれば、冷媒回路100に充填されている冷媒量は適量であると判定する。
尚、CPU210aは、冷媒量判定の結果を、室外機に備えられた図示しない表示部や、図示しないリモコンの表示部に表示する。
ST11で冷媒量判定を終えたCPU210aは、室外機2bに冷媒量判定運転の終了指示のための冷媒量判定運転終了信号を送信する(ST12)。そして、CPU210aは、判定運転終了処理を行うとともに、タイマーをリセットし(ST13)、冷媒量判定運転に関する処理を終了する。尚、判定運転終了処理とは、冷媒量判定運転終了時の室外機2aおよび室内機5の各装置の制御を表し、具体的には、CPU210aは、圧縮機21aおよび室外ファン27aを停止するとともに、室外膨張弁24aを全閉とする。また、CPU210aは、通信部230aを介して、各室内機5に対し室内膨張弁52を全閉とするとともに、室内ファン55を停止するように指示する。
次に、図3(B)を用いて、子機である室外機2bのCPU210bが行う処理の流れについて説明する。まず、CPU210bは、室外機2aが送信する冷媒量判定運転開始信号を通信部230bを介して受信したか否かを判定する(ST21)。
冷媒量判定運転開始信号を受信していなければ(ST21−No)、CPU210bは、ST21に処理を戻す。冷媒量判定運転開始信号を受信していれば(ST21−Yes)、CPU210bは、判定運転準備処理を行う(ST2)。尚、室外機2bにおける判定運転準備処理は、図3(A)のST2で説明した室外機2aにおける判定運転準備処理と同じ処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、CPU210bは、タイマー計測を開始し(ST23)、熱交過冷却度Scbを算出しこれを通信部230bを介して室外機2aに送信する(ST24)。CPU210bは、高圧センサ31bで検出しセンサ入力部240bを介して取り込んだ圧縮機21bの吐出圧力を用いて求めた高圧飽和温度から、熱交温度センサ35bで検出した室外熱交換器23bの冷媒出口側における冷媒温度を減じて算出する。尚、CPU210bは、算出した熱交過冷却度Scbを記憶部220bに記憶する。
次に、CPU210bは、室外機2aから送信された平均過冷却度Scvを取り込み(ST25)、取り込んだ平均過冷却度Scvを記憶部220bに記憶する。そして、CPU210aは、記憶部220bに記憶している熱交過冷却度Scbと平均過冷却度Scvとを用い、熱交過冷却度Scbから平均過冷却度Scvを減じて過冷却度差Scdbを算出する(ST26)。尚、CPU210bは、算出した過冷却度差Scdbを記憶部220bに記憶する。
次に、CPU210bは、記憶部220aに記憶している過冷却度差Scdbが−1℃超+1℃未満であるか否かを判定する(ST27)。過冷却度差Scdbが−1℃超+1℃未満であれば(ST27−Yes)、CPU210bは、過冷却度差Scdbが−1℃超+1℃未満となったことを示す調整完了信号を通信部230bを介して室外機2aに送信し(ST33)、ST29に処理を進める。
過冷却度差Scdbが−1℃超+1℃未満でなければ(ST27−No)、CPU210bは、記憶部220bに記憶している過冷却度調整テーブル300aを参照し、過冷却度差Scdbに応じた室外ファン回転数調整値Fraを抽出し、現在の室外ファン回転数に室外ファン回転数調整値Fraを加算する(ST28)。
次に、CPU210bは、ST23でタイマー計測を開始してから所定時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定する(ST29)。所定時間が経過していなければ(ST29−No)、CPU210bは、ST29に処理を戻し、所定時間が経過していれば(ST29−Yes)、CPU210bは、タイマーをリセットする(ST30)。
次に、CPU210bは、室外機2aが送信する冷媒量判定運転終了信号を通信部230bを介して受信したか否かを判定する(ST31)。冷媒量判定運転終了信号を受信していなければ(ST31−No)、CPU210bは、ST23に処理を戻す。冷媒量判定運転終了信号を受信していれば(ST31−Yes)、CPU210bは、判定運転終了処理を行い(ST32)、冷媒量判定運転に関する処理を終了する。尚、判定運転終了処理とは、冷媒量判定運転終了時の室外機2bの各装置の制御を表し、具体的には、CPU210bは、圧縮機21bおよび室外ファン27bを停止するとともに、室外膨張弁24bを全閉とする。
次に、本発明の空気調和装置1の第2の実施形態について、図1、図4、および、図5を用いて説明する。尚、本実施形態では、空気調和装置1の構成や運転動作については、第1の実施形態と同じであるため、詳細な説明は省略する。第1の実施形態と異なるのは、過冷却度調整手段として室外ファン27a、27bに代えて、室外膨張弁24a、24bを用いることと、図2に示す過冷却度調整テーブル300aに代えて、図4に示す過冷却度調整テーブル300bを記憶していることであり、この過冷却度調整テーブル300bを用いて、室外膨張弁24a、24bの開度を調整することで、過冷却度調整制御を行うことである。
室外機2a、2bの室外機制御手段200a、200bに備えられている記憶部220a、220bには、図4に示す過冷却度調整テーブル300bが予め記憶されている。過冷却度調整テーブル300bは、熱交過冷却度Scから平均過冷却度Scvを減じた値である過冷却度差Scd(単位:℃)に応じて、室外膨張弁24a、24bの開度を増減するために室外膨張弁24a、24bの図示しないステッピングモータに与えられるパルス調整値Pa(単位:パルス)が定められたものである。
具体的には、過冷却度差Scdが−1℃超+1℃未満である場合のパルス調整値Paを0パルスとしている。そして、過冷却度差Scdが−11℃以下である場合のパルス調整値Paを最小の−10パルスとし、過冷却度差Scdが−11℃超−9℃以下である場合のパルス調整値Paを−8パルスとし、過冷却度差Scdが−9℃超−7℃以下である場合のパルス調整値Paを−6パルスとし、・・・というように、過冷却度差Scdが負(つまり、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより小さい)の大きな値から0に近づくにつれて、パルス調整値Paが大きくなる(室外膨張弁24a、24bの開度を小さくする方向での変化量が小さくなる)ように設定されている。
過冷却度差Scdが負の値であるということは、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより小さいということであり、熱交過冷却度Scを平均過冷却度Scvに近づけるためには、熱交過冷却度Scを大きくする必要がある。従って、過冷却度調整テーブル300bでは、過冷却度差Scdが負の値であるときは、パルス調整値Paがマイナスの値とされている。つまりは、室外膨張弁24a、24bの開度を小さくするように制御することで、室外熱交換器23a、23bに流入する冷媒量を減少させて熱交過冷却度Scを大きくする。
一方、過冷却度差Scdが+11℃以上である場合のパルス調整値Paを最大の+10パルスとし、過冷却度差Scdが+9℃以上+11℃未満である場合のパルス調整値Paを+8パルスとし、過冷却度差Scdが7℃以上9℃未満である場合のパルス調整値Paを+6パルスとし、・・・というように、過冷却度差Scdが正(つまり、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより大きい)の大きな値から0に近づくにつれて、パルス調整値Paが小さくなる(室外膨張弁24a、24bの開度を大きくする方向での変化量が小さくなる)ように設定されている。
過冷却度差Scdが正の値であるということは、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより大きいということであり、熱交過冷却度Scを平均過冷却度Scvに近づけるためには、熱交過冷却度Scを小さくする必要がある。従って、過冷却度調整テーブル300bでは、過冷却度差Scdが正の値であるときは、パルス調整値Paがプラスの値とされている。つまりは、室外膨張弁24a、24bの開度を大きくするように制御することで、室外熱交換器23a、23bに流入する冷媒量を増加させて熱交過冷却度Scを小さくする。
次に、図1、図4および図5を用いて、本実施形態の空気調和装置1における、冷媒量判定運転時の制御について説明する。図5は、空気調和装置1が冷媒量判定運転を行う場合の、各室外機制御手段での処理の流れを示すものであり、(A)は親機である室外機2aの室外機制御手段200aのCPU210aが行う制御に関する処理の流れを、(B)は子機である室外機2bの室外機制御手段200bのCPU210bが行う制御に関する処理の流れを、それぞれ示している。図5において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。
尚、図5(A)に示すフローチャートにおいて、ST54(図3(A)に示す第1の実施形態におけるST14に相当)以外の処理は、図3(A)を用いて説明した第1の実施形態における処理と同じであるため、ST54以外の処理については詳細な説明を省略する。また、図5(B)に示すフローチャートにおいて、ST68(図3(B)に示す第1の実施形態におけるST28に相当)以外の処理は、図3(B)を用いて説明した第1の実施形態における処理と同じであるため、ST68以外の処理については詳細な説明を省略する。また、図5では、本発明に関わる処理を中心に説明しており、これ以外の処理、例えば、冷房運転時や暖房運転時に使用者が指示した設定温度や風量等といった運転条件に応じた冷媒回路100の制御、といった、空気調和装置1に関わる一般的な処理については説明を省略する。
まず、図5(A)を用いて、親機である室外機2aのCPU210aが行う処理のうち、ST54について説明する。CPU210aは、ST48において、過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満でなければ(ST48−No)、記憶部220aに記憶している過冷却度調整テーブル300bを参照し、過冷却度差Scdaに応じたパルス調整値Paを抽出し、抽出したパルス調整値Paを室外膨張弁24aに与える(ST54)。そして、ST54の処理を終えたCPU210aは、ST57に処理を進める。
次に、図5(B)を用いて、子機である室外機2bのCPU210bが行う処理のうち、ST68について説明する。CPU210bは、ST67において、過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満でなければ(ST67−No)、記憶部220bに記憶している過冷却度調整テーブル300bを参照し、過冷却度差Scdbに応じたパルス調整値Paを抽出し、抽出したパルス調整値Paを室外膨張弁24bに与える(ST68)。そして、ST68の処理を終えたCPU210bは、ST69に処理を進める。
次に、本発明の空気調和装置1の第3の実施形態について、図1、図6、および、図7を用いて説明する。尚、本実施形態では、空気調和装置1の構成や運転動作については、第1の実施形態と同じであるため、詳細な説明は省略する。第1の実施形態と異なるのは、過冷却度調整手段として室外ファン27a、27bに代えて、圧縮機21a、21bを用いることと、図2に示す過冷却度調整テーブル300aに代えて、図6に示す過冷却度調整テーブル300cを記憶していることであり、この過冷却度調整テーブル300cを用いて、圧縮機21a、21bの回転数を増減することで、過冷却度調整制御を行うことである。
室外機2a、2bの室外機制御手段200a、200bに備えられている記憶部220a、220bには、図6に示す過冷却度調整テーブル300cが予め記憶されている。過冷却度調整テーブル300cは、熱交過冷却度Scから平均過冷却度Scvを減じた値である過冷却度差Scd(単位:℃)に応じて、圧縮機21a、21bの回転数を増減するための圧縮機回転数調整値Cra(単位:rps)が定められたものである。
具体的には、過冷却度差Scdが−1℃超+1℃未満である場合の圧縮機回転数調整値Craを0rpsとしている。そして、過冷却度差Scdが−11℃以下である場合の圧縮機回転数調整値Craを最小の−3.0rpsとし、過冷却度差Scdが−11℃超−9℃以下である場合の圧縮機回転数調整値Craを−2.5rpsとし、過冷却度差Scdが−9℃超−7℃以下である場合の圧縮機回転数調整値Craを−2.0rpsパルスとし、・・・というように、過冷却度差Scdが負(つまり、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより小さい)の大きな値から0に近づくにつれて、圧縮機回転数調整値Craが大きくなるように設定されている。
過冷却度差Scdが負の値であるということは、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより小さいということであり、熱交過冷却度Scを平均過冷却度Scvに近づけるためには、熱交過冷却度Scを大きくする必要がある。従って、過冷却度調整テーブル300cでは、過冷却度差Scdが負の値であるときは、圧縮機回転数調整値Craがマイナスの値とされている。つまりは、圧縮機21a、21bの回転数を小さくするように制御することで、室外熱交換器23a、23bに流入する冷媒量を減少させて熱交過冷却度Scを大きくする。
一方、過冷却度差Scdが+11℃以上である場合の圧縮機回転数調整値Craを最大の+3.0rpsとし、過冷却度差Scdが+9℃以上+11℃未満である場合の圧縮機回転数調整値Craを+2.5rpsとし、過冷却度差Scdが7℃以上9℃未満である場合の圧縮機回転数調整値Craを+2.0rpsとし、・・・というように、過冷却度差Scdが正(つまり、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより大きい)の大きな値から0に近づくにつれて、圧縮機回転数調整値Craが小さくなるように設定されている。
過冷却度差Scdが正の値であるということは、熱交過冷却度Scが平均過冷却度Scvより大きいということであり、熱交過冷却度Scを平均過冷却度Scvに近づけるためには、熱交過冷却度Scを小さくする必要がある。従って、過冷却度調整テーブル300cでは、過冷却度差Scdが正の値であるときは、圧縮機回転数調整値Craがプラスの値とされている。つまりは、圧縮機21a、21bの回転数を大きくするように制御することで、室外熱交換器23a、23bに流入する冷媒量を増加させて熱交過冷却度Scを小さくする。
次に、図1、図6および図7を用いて、本実施形態の空気調和装置1における、冷媒量判定運転時の制御について説明する。図7は、空気調和装置1が冷媒量判定運転を行う場合の、各室外機制御手段での処理の流れを示すものであり、(A)は親機である室外機2aの室外機制御手段200aのCPU210aが行う制御に関する処理の流れを、(B)は子機である室外機2bの室外機制御手段200bのCPU210bが行う制御に関する処理の流れを、それぞれ示している。図7において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。
尚、図7(A)に示すフローチャートにおいて、ST94(図3(A)に示す第1の実施形態におけるST14に相当)以外の処理は、図3(A)を用いて説明した第1の実施形態における処理と同じであるため、ST94以外の処理については詳細な説明を省略する。また、図7(B)に示すフローチャートにおいて、ST108(図3(B)に示す第1の実施形態におけるST28に相当)以外の処理は、図3(B)を用いて説明した第1の実施形態における処理と同じであるため、ST108以外の処理については詳細な説明を省略する。また、図7では、本発明に関わる処理を中心に説明しており、これ以外の処理、例えば、冷房運転時や暖房運転時に使用者が指示した設定温度や風量等といった運転条件に応じた冷媒回路100の制御、といった、空気調和装置1に関わる一般的な処理については説明を省略する。
まず、図7(A)を用いて、親機である室外機2aのCPU210aが行う処理のうち、ST94について説明する。CPU210aは、ST88において、過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満でなければ(ST88−No)、記憶部220aに記憶している過冷却度調整テーブル300cを参照し、過冷却度差Scdaに応じた圧縮機回転数調整値Craを抽出し、現在の圧縮機回転数に圧縮機回転数調整値Craを加算する(ST94)。そして、ST94の処理を終えたCPU210aは、ST97に処理を進める。
次に、図7(B)を用いて、子機である室外機2bのCPU210bが行う処理のうち、ST108について説明する。CPU210bは、ST107において、過冷却度差Scdaが−1℃超+1℃未満でなければ(ST107−No)、記憶部220bに記憶している過冷却度調整テーブル300cを参照し、過冷却度差Scdaに応じた圧縮機回転数調整値Craを抽出し、現在の圧縮機回転数に圧縮機回転数調整値Craを加算する(ST108)。そして、ST108の処理を終えたCPU210bは、ST109に処理を進める。
以上説明したように、本発明の空気調和装置は、冷媒量判定を行うときに、過冷却度調整制御を実行することによって、平均過冷却度と各熱交過冷却度との差が所定範囲内となるようにする。これにより、各室外機間での冷媒の偏りが改善されて、各室外機における過冷却度のばらつきが小さくなるので、冷媒量判定を精度よく行える。
尚、以上説明した各実施形態では、過冷却度差Scdが所定の範囲内(−1超+1未満)となるまで、各実施形態における過冷却度調整テーブルを用いて各過冷却度Scを調整する場合について説明したが、過冷却度差Scdが0、つまり、平均過冷却度Scvと各過冷却度Scとが同じ値となるまで、過冷却度調整テーブルを用いて各過冷却度Scを調整し、いずれかの過冷却度Scを基準過冷却度Scvと比較することで冷媒量判定を行ってもよい。このように、平均過冷却度Scvと過冷却度Scとを同じ値として冷媒量判定を行えば、過冷却度差Scdを所定の範囲内として冷媒量判定を行う場合と比べて、より判定精度を上げることができる。
1 空気調和装置
2a、2b 室外機
5 室内機
20a、20b 室外機冷媒回路
21a、21b 圧縮機
23a、23b 室外熱交換器
24a、24b 室外膨張弁
27a、27b 室外ファン
31a、31b 高圧センサ
35a、35b 熱交温度センサ
100 冷媒回路
200a、200b 室外機制御手段
210a、210b CPU
220a、210b 記憶部
300a、300b、300c 過冷却度調整テーブル
Sc、Sca、Scb 過熱交冷却度
Scr 基準過冷却度
Scv 平均過冷却度
Scd、Scda、Scdb 過冷却度差
Fra 室外ファン回転数調整値
Pa パルス調整値
Cra 圧縮機回転数調整値
Trl 液側冷媒温度
Trg ガス側冷媒温度

Claims (5)

  1. 凝縮器として機能する室外熱交換器と、同室外熱交換器の冷媒出口側における冷媒の過冷却度である熱交過冷却度を調整する過冷却度調整手段とを有する複数の室外機と、
    各前記熱交過冷却度を算出する制御手段と、
    を有する空気調和装置であって、
    前記制御手段は、
    各前記熱交過冷却度の平均値である平均過冷却度を算出し、算出した同平均過冷却度と各前記熱交過冷却度との差である過冷却度差が所定範囲内となるように各前記過冷却度調整手段を制御する過冷却度調整制御を所定の時間間隔で実行し、
    過冷却度差が所定範囲内となったときの前記平均過冷却度を用いて、各前記室外熱交換器を有する冷媒回路内の冷媒量を判定する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御手段は、前記過冷却度調整制御を実行したことによって各前記熱交過冷却度が同じ値となった場合は、いずれか1つの前記熱交過冷却度を用いて、各前記室外熱交換器を有する冷媒回路内の冷媒量を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 複数の前記室外機は、前記室外熱交換器に空気を送る室外ファンを有し、
    前記過冷却度調整手段は前記室外ファンであり、
    前記制御手段は、
    各前記熱交過冷却度が前記平均過冷却度より小さいときに、各前記室外ファンの回転数を大きくし、
    各前記熱交過冷却度が前記平均過冷却度より大きいときに、各前記室外ファンの回転数を小さくする、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 複数の前記室外機は、前記室外熱交換器を流れる冷媒量を増減する室外膨張弁を有し、
    前記過冷却度調整手段は前記室外膨張弁であり、
    前記制御手段は、
    各前記熱交過冷却度が前記平均過冷却度より小さいときに、各前記室外膨張弁の開度を小さくし、
    各前記熱交過冷却度が前記平均過冷却度より大きいときに、各前記室外膨張弁の開度を大きくする、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  5. 複数の前記室外機は、前記冷媒回路を流れる冷媒を圧縮する圧縮機を有し、
    前記過冷却度調整手段は前記圧縮機であり、
    前記制御手段は、
    各前記熱交過冷却度が前記平均過冷却度より小さいときに、各前記圧縮機の回転数を小さくし、
    各前記熱交過冷却度が前記平均過冷却度より大きいときに、各前記圧縮機の回転数を大きくする、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
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