JP2015133335A - ナンバープレートの製造方法およびナンバープレート並びに、ナンバープレートの反射板 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は薄型で構造が簡単な、故障し難いバックライト型のナンバープレートを提供することを課題とする。
前記導光板(3)の端面に対向して、その長手方向に沿って互いに離間して複数のLEDよりなる光源(6)が配置され、
前記導光板(3)は、透明体で形成され、その反射板(2)に対向する面に、小さな凸または凹からなるドット(7)が多数分散形成されたドット群(8)を有し、その各ドット(7)の表面積が前記光源(6)から遠くなるほど大きく形成され且つ、各ドット(7)の表面にドット(7)に比べて微細な凹凸を有する凹凸加工部(10)が形成され、同様の凹凸加工部(10)が拡散板(9)側の略全体に形成されたナンバープレートの製造方法において、
前記導光板(3)を射出成形するための第1金型と第2金型とを有し、
前記ドット群(8)を形成するため、その第1金型の表面に部分的に第1のエッチングを行い、
前記凹凸加工部(10)を形成するため、第1金型のドットおよび第2金型の表面の略全部に均一に第2のエッチングを行うことにより表面にすりガラス状でドットの表面の面積より小さな無数の凹凸とし、
その第1金型と第2金型との間に樹脂を射出することにより、前記導光板(3)を製造することを特徴とするナンバープレートの製造方法である。
前記凹凸加工部(10)が、光源(6)の存在する導光板(3)の端面からそれに直交する方向に複数個離れたドット(7)の位置から形成されたことを特徴とするナンバープレートの製造方法である。
前記基部本体は四周に枠部(1a)を有し、
前記反射板(2)が、樹脂フィルムからなり、
前記反射板(2)の前記光源(6)側を除き、その外周に側部反射部(2a)を一定の幅で残してその境に、多数のスリット状のミシン目が形成され、そのミシン目で折り返して曲げることにより、その側部反射部(2a)で、前記導光板(3)の端面を通過する光を反射するように構成したナンバープレートである。
前記導光板(3)の端面に対向して、その長手方向に沿って互いに離間して複数のLEDよりなる光源(6)が配置され、
前記導光板(3)は、透明体で形成され、その反射板(2)に対向する面に、小さな凸または凹からなるドット(7)が多数分散形成されたドット群(8)を有し、その各ドット(7)の表面積が前記光源(6)から遠くなるほど大きく形成され且つ、各ドット(7)の表面にドット(7)に比べて微細な凹凸を有する凹凸加工部(10)が形成され、同様の凹凸加工部(10)が拡散板(9)側の略全体に形成されたナンバープレートの反射板おいて、
前記基部本体は四周に枠部(1a)を有し、
前記反射板(2)が、樹脂フィルムからなり、
前記反射板(2)の前記光源(6)側を除き、その外周に側部反射部(2a)を一定の幅で残してその境に、多数のスリット状のミシン目が形成され、そのミシン目で折り返して曲げることにより、その側部反射部(2a)で、前記導光板(3)の端面を通過する光を反射するように構成したナンバープレートの反射板である。
さらに、導光板3を第1金型と第2金型との間に樹脂を射出成形することにより製造し、第1金型の表面に部分的に第1のエッチングを行うことにより、ドット群8が形成され、第1の金型のドットおよび第2金型の表面に第2のエッチングを行い、表面にすりガラス状で無数の凹凸に形成することにより、凹凸加工部10が形成されるようにしたので、その製造が容易で品質のよいものを量産できる。
本発明の表示板は、字光式又はバックライト型のナンバープレートとして最適なものに関する。
一例として、図5に示す如く、プラスチック製の基部本体1と、その枠内の下端に配置した光源6と、基部本体1内に順次積層される反射板2,導光板3,拡散板9,被照射板5(ナンバープレート14)とを有する。
基部本体1の内面側上部にはボルト孔15が形成され、その孔縁部が立ち上げられると共に、その外周囲に環状溝が形成されている。そしてその環状溝の外周に整合するように、反射板2,導光板3にボルト孔15が形成されている。
導光板3は、一例として透明なアクリル板の射出成型体からなる。次に、拡散板9は乳白色のプラスチック材からなる。
また、被照射板5はその外周に透光部を有するナンバープレート14であって、その文字及び数字12,ハイフン記号12aが透光部として打ち抜かれていると共に、そこに半透明で有色のプラスッチク材がインサート成形されている。一例として、緑色の半透明プラスチック材を用いることができる。
導光板3は、その表面3a側が乳白色の拡散板9に対向し、その裏面3b側が反射板2に対向する。そして、ナンバープレートの下端に位置した光源6側から導光板3の内部に光が照射され、その内部の表面の平坦面を反射して左右両側面及び上端面に光が到達し、そこで反射板2の反射部2aで反射し、再び内部に進入する。
さらに、導光板3に形成されたドット7の表面には微細な凹凸加工部10が、図2,図3(B)の如く設けられている。同様に導光板3の表面3a側においても、その微細な凹凸加工部10が図2,図3(A)の如く設けられている。
第1金型の表面に、ドット以外の部分をマスキングして、第1のエッチングを行う。
次に、第1金型のドットの表面および、第2金型の表面の略全部に均一に第2のエッチングを行うことにより、それらの金型表面にすりガラス状でドットの表面の面積より小さな無数の凹凸を形成する。
各エッチング後、一対の金型間に樹脂を射出する。
第1エッチングを行った第1金型の表面により、導光板3の反射板2側にドット群8が形成される。第2エッチングを行った各金型の表面により、導光板3のドット7の表面に微細な凹凸加工部10が形成され、導光板3の表面3a側の図3(A)に示す位置に夫々凹凸加工部10が形成される。
一例として、第1のエッチングの深さは5μm〜10μmであり、その直径は0.5mm〜2mmである。また、第2のエッチングの深さは5μm〜10μmである。
なお、この例では光源6のLEDは各数字毎に区切られた光遮断用のスリット13間に互いに離間して、図5に示す如く、LED6は各スリット間の領域に2つずつ配置されている。それを3以上とすることも一つとすることもできる。
光源6を点灯すると、その光は導光板3内をその平面が平滑な部分では反射しながら進行する。そして、そのドット7及び凹凸加工部10の部分から外側に放出される。導光板3の裏面3b側に出た光は反射板2により反射され、再び導光板3内に進入し、導光板3の表面3aの凹凸加工部10から拡散板9側に放出される。そして拡散板9で乱反射して被照射板5の裏面側を均等に照射する。
なぜならば、ドット群8及びそれに設けた凹凸加工部10の表面積が光源6から遠いほど大きくなっているからである。また、導光板3の表面3a側に放出する光は、ドット群8及び反射板2を介して反射した光と、表面3a上の凹凸加工部10から放出された光との和が拡散板9に到達する。実験の結果、それらの相乗作用により被照射板5の裏面側は均等に照射される。
1a 枠部
2 反射板
2a 側部反射部
3 導光板
3a 表面
3b 裏面
4 透光部
5 被照射板
6 光源
7 ドット
8 ドット群
10 凹凸加工部
12 数字
12a ハイフン記号
13 スリット
14 ナンバープレート
15 ボルト孔
16 ライン
Claims (4)
- 平板状の基部本体(1)と、基部本体(1)の表面から外側に順に配置される反射板(2)および導光板(3)と、拡散板(9)と、少なくとも一部に透光部(4)を有する被照射板(5)とを具備し、
前記導光板(3)の端面に対向して、その長手方向に沿って互いに離間して複数のLEDよりなる光源(6)が配置され、
前記導光板(3)は、透明体で形成され、その反射板(2)に対向する面に、小さな凸または凹からなるドット(7)が多数分散形成されたドット群(8)を有し、その各ドット(7)の表面積が前記光源(6)から遠くなるほど大きく形成され且つ、各ドット(7)の表面にドット(7)に比べて微細な凹凸を有する凹凸加工部(10)が形成され、同様の凹凸加工部(10)が拡散板(9)側の略全体に形成されたナンバープレートの製造方法において、
前記導光板(3)を射出成形するための第1金型と第2金型とを有し、
前記ドット群(8)を形成するため、その第1金型の表面に部分的に第1のエッチングを行い、
前記凹凸加工部(10)を形成するため、第1金型のドットおよび第2金型の表面の略全部に均一に第2のエッチングを行うことにより表面にすりガラス状でドットの表面の面積より小さな無数の凹凸とし、
その第1金型と第2金型との間に樹脂を射出することにより、前記導光板(3)を製造することを特徴とするナンバープレートの製造方法。 - 請求項1に記載のナンバープレートの製造方法において、
前記凹凸加工部(10)が、光源(6)の存在する導光板(3)の端面からそれに直交する方向に複数個離れたドット(7)の位置から形成されたことを特徴とするナンバープレートの製造方法。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のナンバープレートの製造方法を用いて製造されたナンバープレートにおいて、
前記基部本体は四周に枠部(1a)を有し、
前記反射板(2)が、樹脂フィルムからなり、
前記反射板(2)の前記光源(6)側を除き、その外周に側部反射部(2a)を一定の幅で残してその境に、多数のスリット状のミシン目が形成され、そのミシン目で折り返して曲げることにより、その側部反射部(2a)で、前記導光板(3)の端面を通過する光を反射するように構成したナンバープレート。 - 平板状の基部本体(1)と、基部本体(1)の表面から外側に順に配置される反射板(2)および導光板(3)と、拡散板(9)と、少なくとも一部に透光部(4)を有する被照射板(5)とを具備し、
前記導光板(3)の端面に対向して、その長手方向に沿って互いに離間して複数のLEDよりなる光源(6)が配置され、
前記導光板(3)は、透明体で形成され、その反射板(2)に対向する面に、小さな凸または凹からなるドット(7)が多数分散形成されたドット群(8)を有し、その各ドット(7)の表面積が前記光源(6)から遠くなるほど大きく形成され且つ、各ドット(7)の表面にドット(7)に比べて微細な凹凸を有する凹凸加工部(10)が形成され、同様の凹凸加工部(10)が拡散板(9)側の略全体に形成されたナンバープレートの反射板おいて、
前記基部本体は四周に枠部(1a)を有し、
前記反射板(2)が、樹脂フィルムからなり、
前記反射板(2)の前記光源(6)側を除き、その外周に側部反射部(2a)を一定の幅で残してその境に、多数のスリット状のミシン目が形成され、そのミシン目で折り返して曲げることにより、その側部反射部(2a)で、前記導光板(3)の端面を通過する光を反射するように構成したナンバープレートの反射板。
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