JP2015132547A - 中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置 - Google Patents

中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015132547A
JP2015132547A JP2014004272A JP2014004272A JP2015132547A JP 2015132547 A JP2015132547 A JP 2015132547A JP 2014004272 A JP2014004272 A JP 2014004272A JP 2014004272 A JP2014004272 A JP 2014004272A JP 2015132547 A JP2015132547 A JP 2015132547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
neutron
light
neutron beam
scintillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014004272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6320761B2 (ja
Inventor
滝 和也
Kazuya Taki
和也 滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2014004272A priority Critical patent/JP6320761B2/ja
Priority to PCT/JP2014/075931 priority patent/WO2015107727A1/ja
Priority to CN201480073204.6A priority patent/CN105917251B/zh
Publication of JP2015132547A publication Critical patent/JP2015132547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320761B2 publication Critical patent/JP6320761B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/29Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T3/00Measuring neutron radiation
    • G01T3/06Measuring neutron radiation with scintillation detectors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N2005/1085X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy characterised by the type of particles applied to the patient
    • A61N2005/109Neutrons

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

【課題】 中性子線量の算出精度の低下を抑制する。【解決手段】 中性子線を検出する中性子線検出装置は、放射線が入射すると光を発生させるシンチレータ13と、シンチレータ13で発生した光を伝送する光ファイバ14と、光ファイバ14によって伝送された光に基づいて中性子線量を算出する線量算出部21と、を備える。光ファイバ14は、シンチレータ13側端部の壁部に光を乱反射させる反射部14dを有する。【選択図】 図4

Description

本発明は、シンチレータで発生した光を伝送する光ファイバを備えた中性子線検出装置及び中性子捕捉療法装置に関する。
従来、中性子を検出する中性子線検出装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載された中性子線検出装置は、中性子が入射すると発光するシンチレータを用い、シンチレータで発生した光を光電子増倍管で電気信号に変換している。
特開昭61−71381号公報
ここで、中性子線の発生源付近に光電子増倍管を配置すると、中性子線によって光電子増倍管が劣化することが考えられる。このため、中性子線の発生源から離れた場所に光電子増倍管を設置することが望まれている。そこで、シンチレータの後段に直接、光電子増倍管を設けるのではなく、シンチレータの後段に光ファイバを設けてシンチレータから離れた場所に光電子増倍管を配置することが考えられる。
この場合、シンチレータから光ファイバに向かう光の一部は、光ファイバの壁面で全反射せずに光ファイバ外へ透過してしまう。その結果、光の損失が発生し、中性子線と他の放射線(ガンマ線)との弁別が困難となり、中性子線量を算出する際の算出精度が低下する。
そこで、本発明は、中性子線量の算出精度の低下を抑制することができる中性子線検出装置及び中性子捕捉療法装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、中性子線を検出する中性子線検出装置であって、放射線が入射すると光を発生させるシンチレータと、シンチレータで発生した光を伝送する光ファイバと、光ファイバによって伝送された光に基づいて中性子線量を算出する算出部と、を備え、光ファイバは、シンチレータ側端部の壁部に光を乱反射させる反射部を有する。
この中性子線検出装置では、シンチレータで発生した光を伝送する光ファイバのシンチレータ側端部の壁部に、反射部が設けられている。これにより、光ファイバのシンチレータ側端部において、光ファイバ外へ出射しようとする光が反射部で乱反射する。乱反射した光の一部は、光ファイバ外へ透過することなく光ファイバ内を進む。これにより、光ファイバに入射した光が光ファイバ外へ透過してしまうことを抑制できる。従って、光ファイバ内に入射した光の損失が抑制でき、算出部において算出される中性子線量の算出精度の低下を抑制することができる。
反射部は、光ファイバの壁部において、シンチレータ側端部から予め定められた長さに達する位置まで形成されていてもよい。ここで、光ファイバに光を入射させた場合、光ファイバ内に光が入射するときの角度の関係から光を入射させた側の端部近傍において、光が光ファイバ外へ透過してしまうことが多い。一方、光ファイバ内をある程度進んだ光は、光ファイバ内で全反射されるため透過することが少ない。そこで、光が透過しやすい部分であるシンチレータ側端部から予め定められた長さに達する位置まで反射部を設けることにより、光ファイバ外へ透過する光を効果的に抑制することができる。
光ファイバの直径をφとし、光ファイバ内を通る光が光ファイバ内で全反射するときの臨界角をθとし、反射部が形成される予め定められた長さをLとしたときに、L=φ/tanθを満たすことが好ましい。この場合には、光ファイバにおけるシンチレータ側端部において、光が光ファイバ外へ透過しやすい部位のみに反射部を設けることができる。
反射部は、散乱用塗料によって形成されていてもよい。この場合には、反射部を容易に形成することができる。
本発明の他の一実施形態は、上記の中性子線検出装置を備えた中性子捕捉療法装置である。
この中性子捕捉療法装置では、光ファイバのシンチレータ側端部において、光ファイバ内に入射した光が反射部で乱反射する。乱反射した光の一部は、光ファイバ外へ透過することなく光ファイバ内を進む。これにより、光ファイバに入射した光が光ファイバ外へ透過してしまうことを抑制できる。従って、光ファイバ内に入射した光の損失が抑制でき、算出部において算出される中性子線量の算出精度の低下を抑制することができる。また、中性子捕捉療法装置では、患者に照射される中性子線の一部を中性子線検出装置によって検出している。患者の治療に用いる中性子線を多くして効率的な治療を行うためには、中性子線の検出のために用いられる中性子線の量は少ないことが望ましい。そこで、この中性子捕捉療法装置では、光ファイバ内に入射した光の損失が抑制できるため、少ない入光量であっても中性子線検出装置において効率よく中性子線量を算出することができる。これにより、中性子線の検出のために患者に照射される中性子線の線量の減少を抑制することができ、患者の治療を効率よく行うことが可能となる。
本発明の種々の実施形態によれば、中性子線量の算出精度の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態の中性子線検出器を備えた中性子捕捉療法装置を示す概略図である。 コリメータに設けられた中性子線検出器を示す断面図である。 中性子捕捉療法装置の制御部を示すブロック図である。 光ファイバにおけるシンチレータ側の端部の構造を示す断面図である。 光ファイバ外へ出射する光を説明するための断面図である。 変形例における光ファイバのシンチレータ側の端部の構造を示す断面図である。 光ファイバに反射部を設けた場合と設けていない場合とにおける光検出器の検出結果を示す表である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示される中性子捕捉療法装置1は、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT:Boron Neutron Capture Therapy)を用いたがん治療を行う装置である。中性子捕捉療法装置1では、例えばホウ素(10B)が投与された患者(被照射体)50の腫瘍に中性子線Nを照射する。
中性子捕捉療法装置1は、サイクロトロン2を備えている。サイクロトロン2は、陰イオン等の荷電粒子を加速して、荷電粒子線Rを作り出す加速器である。本実施形態において、荷電粒子線Rは陰イオンから電荷を剥ぎ取って生成した陽子ビームである。陽子ビームは、加速された陰イオンがサイクロトロン2内でフォイルストリッパー等を用いて電子を剥ぎ取られることで生成され、サイクロトロン2から出射される。このサイクロトロン2は、例えば、ビーム半径40mm、60kW(=30MeV×2mA)の荷電粒子線Rを生成する能力を有している。なお、加速器は、サイクロトロンに限られず、シンクロトロンやシンクロサイクロトロン、ライナックなどであってもよい。
サイクロトロン2から出射された荷電粒子線Rは、中性子線生成部Mへ送られる。中性子線生成部Mは、ターゲット7、減速材9及びコリメータ10からなる。サイクロトロン2から出射された荷電粒子線Rは、ビームダクト3を通り、ビームダクト3の端部に配置されたターゲット7へ向かって進行する。このビームダクト3に沿って複数の四極電磁石4、電流検出部5、及び走査電磁石6が設けられている。複数の四極電磁石4は、例えば電磁石を用いて荷電粒子線Rのビーム軸調整やビーム径調整を行うものである。
電流検出部5は、ターゲット7に照射される荷電粒子線Rの電流値(つまり、電荷,照射線量率)を、荷電粒子線Rの照射中にリアルタイムで検出する。電流検出部5は、荷電粒子線Rに影響を与えずに電流測定可能な非破壊型のDCCT(DC Current Transformer)が用いられている。電流検出部5は、検出結果を後述する制御部20に出力する。なお、「線量率」とは、単位時間当たりの線量を意味する。
具体的には、電流検出部5は、ターゲット7に照射される荷電粒子線Rの電流値を精度よく検出するため、四極電磁石4による影響を排除すべく、四極電磁石4より下流側(荷電粒子線Rの下流側)で走査電磁石6の直前に設けられている。すなわち、走査電磁石6はターゲット7に対して常時同じところに荷電粒子線Rが照射されないように走査するため、電流検出部5を走査電磁石6よりも下流側に配設するには大型の電流検出部5が必要となる。これに対し、電流検出部5を走査電磁石6よりも上流側に設けることで、電流検出部5を小型化することができる。
走査電磁石6は、荷電粒子線Rを走査し、ターゲット7に対する荷電粒子線Rの照射制御を行うものである。この走査電磁石6は、荷電粒子線Rのターゲット7に対する照射位置を制御する。
中性子捕捉療法装置1は、荷電粒子線Rをターゲット7に照射することにより中性子線Nを発生させ、患者50に向かって中性子線Nを出射する。中性子捕捉療法装置1は、ターゲット7、遮蔽体8、減速材9、コリメータ10、ガンマ線検出部11を備えている。
また、中性子捕捉療法装置1は、制御部20を備えている。制御部20は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]等から構成されており、中性子捕捉療法装置1を総合的に制御する電子制御ユニットである。
ターゲット7は、荷電粒子線Rの照射を受けて中性子線Nを生成する。ここでのターゲット7は、例えば、ベリリウム(Be)やリチウム(Li)、タンタル(Ta)、タングステン(W)により形成され、例えば直径160mmの円板状を成している。なお、ターゲット7は、板状に限定されず、例えば、液状でもよい。
減速材9は、ターゲット7で生成された中性子線Nのエネルギーを減速させる。減速材9は、中性子線Nに含まれる速中性子を主に減速させる第1の減速材9Aと、中性子線Nに含まれる熱外中性子を主に減速させる第2の減速材9Bと、からなる積層構造を有している。
遮蔽体8は、発生させた中性子線N、及び当該中性子線Nの発生に伴って生じたガンマ線等が外部へ放出されないよう遮蔽する。遮蔽体8は、減速材9を囲むように設けられている。遮蔽体8の上部及び下部は、減速材9より荷電粒子線Rの上流側に延在しており、これらの延在部にガンマ線検出部11が設けられている。
コリメータ10は、中性子線Nの照射野を整形するものであり、中性子線Nが通過する開口10aを有する。コリメータ10は、例えば中央に開口10aを有するブロック状の部材である。
ガンマ線検出部11は、荷電粒子線Rの照射により中性子線生成部Mから発生するガンマ線を、中性子線の生成中(すなわち、患者50への中性子線Nの照射中)にリアルタイムで検出する。ガンマ線検出部11としては、シンチレータや電離箱、その他様々なガンマ線検出機器を採用することができる。本実施形態において、ガンマ線検出部11は、ターゲット7の周囲で減速材9より荷電粒子線Rの上流側に設けられている。
ガンマ線検出部11は、荷電粒子線Rの上流側に延在する遮蔽体8の上部及び下部の内側にそれぞれ配置されている。なお、ガンマ線検出部11の数は特に限定されず、一つであってもよく、三つ以上であってもよい。ガンマ線検出部11を三つ以上設けるときは、ターゲット7の外周を囲むように所定間隔で設けることができる。ガンマ線検出部11は、ガンマ線の検出結果を制御部20に出力する。このガンマ線検出部11を備えていない構成でもよい。
図2に示されるように、コリメータ10には、コリメータ10の開口10aを通過する中性子線Nを、中性子線の生成中(すなわち、患者50への中性子線Nの照射中)にリアルタイムで検出するための中性子線検出器12が設けられている。中性子線検出器12は、コリメータ10に形成された貫通孔10b(開口10aと直交する方向に形成された貫通孔)中に少なくともその一部が設けられている。中性子線検出器12は、シンチレータ13、光ファイバ14、光検出器15を有している。
シンチレータ13は、入射した放射線(中性子線N、ガンマ線)を光に変換する蛍光体である。シンチレータ13は、入射した放射線の線量に応じて内部結晶が励起状態となり、シンチレーション光を発生させる。シンチレータ13は、コリメータ10の貫通孔10b内に設けられており、コリメータ10の開口10aに露出している。シンチレータ13は、開口10a内の中性子線Nまたはガンマ線がシンチレータ13に入射することで発光する。シンチレータ13には、Liガラスシンチレータ、LiCAFシンチレータ、LiFを塗布したプラスチックシンチレータ、LiF/ZnSシンチレータ等を採用できる。
なお、図2では中性子線Nの進行方向を直線で示しているが、実際には中性子線Nは、拡散するように進行する。このため、貫通孔10b内に設けられたシンチレータ13にも中性子線Nが照射され、シンチレータ13によって中性子線Nを検出することができる。
ここで、シンチレータ13によって中性子線Nのみを検出することが好ましい。しかしながら、中性子線Nの生成時や減速材9による中性子線Nの減速時にはガンマ線が発生し、このガンマ線もシンチレータ13によって検出される。
光ファイバ14は、シンチレータ13で生じた光を伝達するライトガイドとして機能する。光検出器15は、光ファイバ14を通じて伝達された光を検出する。光検出器15としては、例えば光電子増倍管や光電管など各種の光検出機器を採用することができる。光検出器15は、光検出時に電気信号(検出信号)を制御部20に出力する。
図3に示されるように、制御部20は、線量算出部(算出部)21及び照射制御部22を有している。制御部20は、電流検出部5、ガンマ線検出部11及び光検出器15(中性子線検出器12)と電気的に接続されている。
線量算出部21は、電流検出部5による荷電粒子線Rの電流値の検出結果に基づいて、ターゲット7に照射される荷電粒子線Rの線量を、荷電粒子線Rの照射中にリアルタイムで測定(算出)する。線量算出部21は、測定された荷電粒子線Rの電流値を時間に関して逐次積分し、荷電粒子線Rの線量をリアルタイムで算出する。
また、線量算出部21は、ガンマ線検出部11によるガンマ線の検出結果に基づいて、ガンマ線の線量を、中性子線Nの照射中にリアルタイムで測定(算出)する。
さらに、線量算出部21は、中性子線検出器12による中性子線Nの検出結果に基づいて、コリメータ10の開口10aを通過する中性子線Nの線量を測定(算出)する。線量算出部21は、光検出器15から検出信号を受信し、中性子線に関する信号とガンマ線に関する信号とを弁別する。線量算出部21は、光検出器15と合せて、弁別部を構成する。
線量算出部21は、光検出器15で受光した光に関する検出信号の波高(光量)が判定閾値Qthを超えているか否か判定し、中性子線Nによる検出信号と、ガンマ線による検出信号とを弁別する。シンチレータ13において、放射線として中性子線N及びガンマ線が入射するので、光量の強さに応じて中性子線Nとガンマ線とを弁別する。
線量算出部21は、算出した荷電粒子線Rの線量、ガンマ線の線量、及び中性子線Nの線量に基づいて、ターゲット7で発生した中性子線Nの線量を総合的に、中性子線Nの照射中にリアルタイムで算出する。中性子線Nの線量など線量算出部21による算出結果は、例えばディスプレイ31に表示される。このように、中性子線検出器12及び線量算出部21は、中性子線を検出する中性子線検出装置を構成している。
照射制御部22は、線量算出部21によって算出された中性子線Nの線量に基づいて、ターゲット7に対する荷電粒子線Rの照射を制御する。照射制御部22は、サイクロトロン2及び走査電磁石6に指令信号を送信してターゲット7に対する荷電粒子線Rの照射を制御することで、ターゲット7から生成される中性子線Nの患者に対する照射制御を行う。照射制御部22は、線量算出部21の算出する中性子線Nの線量が予め設定された治療計画に沿うように中性子線Nの照射制御を行う。
次に、光ファイバ14の詳細について説明する。図4に示すように、光ファイバ14の一端は、シンチレータ13の側面に当接している。光ファイバ14の他端は光検出器15に接続されている。光ファイバ14は、長尺状のコア14aと、コア14aの外周面を覆うクラッド14bと、クラッド14bの外周面を覆うカバー14cと、を含んで構成されている。クラッド14bのシンチレータ13側の端部の外周面、すなわち、クラッド14bの外周面とカバー14cの内周面との間には、反射部14dが設けられている。なお、図4では、コア14a及びクラッド14bを通る光の軌跡を示すために、コア14a及びクラッド14bにおいて断面を示すハッチングを省略している。
反射部14dは、コア14a及びクラッド14b外へ出射しようとする光を乱反射させる。本実施形態では、クラッド14bの外周面(壁部)に酸化チタン(散乱用塗料)を塗布することによって反射部14dを形成している。反射部14dは、酸化チタンに限定されず、光を乱反射させることができるものであれば、他の散乱用塗料を塗布したり、他の散乱用材料によって形成したりすることができる。反射部14dは、クラッド14bの外周面において、シンチレータ13側の端部から予め定められた長さLに達する位置まで形成されている。
シンチレータ13から光ファイバ14内に入射した光の一部は、コア14aとクラッド14bとの境界面で全反射し、光ファイバ14の他端側に向けて伝送される(例えば軌跡R1を通る光)。また、シンチレータ13から光ファイバ14内に入射した光の一部は、コア14aからクラッド14bを通って反射部14dにおいて乱反射する(例えば軌跡R2を通る光)。反射部14dにおいて乱反射した光の一部は、光ファイバ14の他端側に向けて伝送される。
ここで、光ファイバ14によって伝送される光について説明する。以下では、図5を用いて、反射部14dが設けられていない光ファイバ14Xを例として説明する。光ファイバ14Xには、開口数(NA=n×sinθ:nは真空中の屈折率)が仕様によって定められている。シンチレータ13から光ファイバ14に入射した光のうち、光ファイバ14の軸線方向に対して臨界角θ以下で入射した光(例えば軌跡R11を通る光)のみが光ファイバ14内で全反射を繰り返し、伝送される。なお、臨界角θは、開口数によって決定される。
シンチレータ13から光ファイバ14に入射した光のうち、光ファイバ14の軸線方向に対して臨界角θよりも大きい角度で入射した光(例えば軌跡R12を通る光)は、コア14aとクラッド14bとの境界面で全反射できず、光ファイバ14外へ出射する。このように、シンチレータ13で発生し、光ファイバ14側へ向けて進む光のうち、2π(1−cosθ)の範囲内の光のみが全反射を繰り返して光ファイバ14内で伝送される。
本実施形態では、図4に示すように光ファイバ14に反射部14dを設けることにより、光ファイバ14外へ出射しようとする光を乱反射させる。反射部14dで乱反射した光の一部は、コア14aとクラッド14bとの境界面に向けて全反射可能な角度で入射する。このように、反射部14dを設けることにより、光ファイバ14外へ出射しようとする光の一部を、光ファイバ14内で伝送することができる。
反射部14dは、シンチレータ13から光ファイバ14に入射した光が、光ファイバ14外へ直接出射する領域に設けられている。クラッド14bの外周面において反射部14dが設けられる長さLは、次の式で求めることができる。
L=φ/tanθ
なお、φはクラッド14bの直径、θは光ファイバ14内を通る光が全反射するための臨界角とする。
次に、シンチレータ13によって発生した光を光ファイバ14によって伝送し、光検出器15おいて検出した結果を図7を用いて説明する。ここでは、開口数が0.22、直径が1mmの光ファイバ14を用いた。また、反射部14dを設ける長さLを6mmとした。また、図7に示す数値は、5回ずつ測定を行った場合の値を示している。
図7に示すように、反射部14dを設けた場合、光検出器15の検出結果は、0.24±0.027mWとなった。一方、反射部14dを設けていない場合、光検出器15の検出結果は、0.132±0.010mWとなった。このように、反射部14dを設けることによって、1.6倍程度、光ファイバ14によって伝送される光量が多くなった。
本実施形態は以上のように構成され、シンチレータ13で発生した光を伝送する光ファイバ14のクラッド14bの外周面に、反射部14dが設けられている。これにより、光ファイバ14のシンチレータ13側の端部において、光ファイバ14内に入射した光が反射部14dで乱反射する。乱反射した光の一部は、光ファイバ14外へ透過することなく光ファイバ14内を進む。これにより、光ファイバ14に入射した光が光ファイバ14外へ透過してしまうことを抑制できる。従って、光ファイバ14内に入射した光の損失が抑制でき、線量算出部21において算出される中性子線量の算出精度の低下を抑制することができる。
ここで、照射する中性子線Nの線量を精度良く算出するには、シンチレータ13によって検出された中性子線Nとガンマ線とを弁別する必要がある。このため、シンチレータ13での検出結果が適切に光検出器15へ伝送されない場合、検出のデータ量が少なくなり、中性子線Nとガンマ線とを精度良く弁別することが困難となる。そこで本実施形態のように、光検出器15に入射する光の量が多くなると、光検出器15から線量算出部21へ出力される電気信号の総数が多くなる。これにより、線量算出部21は、多くの情報(電気信号)に基づいて中性子に関する信号とガンマ線に関する信号とを弁別する処理を行うことが可能となり、中性子に関する信号とガンマ線に関する信号とを弁別しやすくなる。これにより、線量算出部21は、中性子線Nの線量を精度良く算出することができる。
光ファイバ14に光を入射させた場合、光ファイバ14内に光が入射するときの角度の関係から光を入射させた側の端部近傍において、光が光ファイバ14外へ透過してしまうことが多い。一方、光ファイバ14内をある程度進んだ光は、光ファイバ14内で全反射されるため光ファイバ14外へ透過することが少ない。そこで、光が透過しやすい部分であるシンチレータ13側端部から予め定められた長さLに達する位置まで反射部14dを設けることにより、光ファイバ14外へ透過する光を効果的に抑制することができる。
クラッド14bの外周面において反射部14dを形成する長さLを、上述したようにL=φ/tanθを満たす長さとする。この場合には、光ファイバ14におけるシンチレータ13側端部において、光が光ファイバ14外へ透過しやすい部位のみに反射部14dを設けることができる。
クラッド14bの外周面に酸化チタンを塗布して反射部14dを形成することにより、反射部14dを容易に形成することができる。
中性子捕捉療法装置1では、患者に照射される中性子線の一部を用いて中性子線の線量を測定している。患者の治療に用いる中性子線を多くして効率的な治療を行うためには、中性子線の測定のために用いられる中性子線の量は少ないことが望ましい。そこで、この中性子捕捉療法装置1では、シンチレータ13から光ファイバ14内に入射した光の損失が抑制できるため、少ない入光量であっても効率よく中性子線量を算出することができる。これにより、中性子線の測定のために患者に照射される中性子線の線量の減少を抑制することができ、患者の治療を効率よく行うことが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、光ファイバ14のシンチレータ13側の端部から、上述した式L=φ/tanθで求められる長さLに達する位置まで反射部14dを設けるものとした。例えばシンチレータ13の大きさが大きい等の場合にはシンチレータ13の大きさを考慮して反射部14dを設けてもよい。具体的には、シンチレータ13における光ファイバ14が当接する側面に対して反対側の側面を基準とする。そして、クラッド14bの外周面において、基準としたシンチレータ13の反対側の側面から長さLに達する位置まで反射部14dを設けてもよい。この場合には、シンチレータ13の大きさを考慮して、光ファイバ14外へ出射しようとする光のみを反射部14dによって乱反射させることができる。
また、光ファイバ14のクラッド14bの外周面に反射部14dを設けて光を乱反射させたが、図6に示す光ファイバ14Aのように、クラッド14bの外周面にテクスチャ構造を有するテクスチャ面14tを形成してもよい。なお、テクスチャ面14tは、三角錐又は四角錘等の錘形状を有する凸部を複数設けることによって形成されている。また、テクスチャ面14tに形成される凸部の谷の間隔及び深さ(突出高さ)は、シンチレータ13で発生した光の波長λよりも大きい(長い)。これにより、光ファイバ14A外へ出射しようとする光をテクスチャ面14tで乱反射させることができ、光ファイバ14A外へ光が透過してしまうことを抑制できる。また、テクスチャ面14tに反射部14dを蒸着させてもよい。この場合には、光ファイバ14A外へ出射しようとする光をより一層乱反射させることができる。
また、上記実施形態では、中性子線検出装置を中性子捕捉療法装置1に適用しているが、中性子線検出装置の用途は限定されない。例えば、原子炉の運転状態を監視するモニタとして、本発明の中性子線検出装置を適用してもよい。また、物理実験で使用される加速中性子を測定する際に本発明の中性子線検出装置を使用してもよい。また、非破壊検査用の中性子照射装置において、本発明の中性子線検出装置を使用してもよい。
1…中性子捕捉療法装置、2…サイクロトロン(加速器)、7…ターゲット、12…中性子線検出器(中性子線検出装置)、13…シンチレータ、14,14A…光ファイバ、14d…反射部(散乱用塗料)、21…線量算出部(中性子線検出装置、算出部)。

Claims (5)

  1. 中性子線を検出する中性子線検出装置であって、
    放射線が入射すると光を発生させるシンチレータと、
    前記シンチレータで発生した前記光を伝送する光ファイバと、
    前記光ファイバによって伝送された前記光に基づいて中性子線量を算出する算出部と、を備え、
    前記光ファイバは、前記シンチレータ側端部の壁部に前記光を乱反射させる反射部を有する、中性子線検出装置。
  2. 前記反射部は、前記光ファイバの壁部において、前記シンチレータ側端部から予め定められた長さに達する位置まで形成されている、請求項1に記載の中性子線検出装置。
  3. 前記光ファイバの直径をφとし、前記光ファイバ内を通る光が前記光ファイバ内で全反射するときの臨界角をθとし、前記反射部が形成される前記予め定められた長さをLとしたときに、
    L=φ/tanθ
    を満たす、請求項2に記載の中性子線検出装置。
  4. 前記反射部は、散乱用塗料によって形成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の中性子線検出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の中性子線検出装置を備えた中性子捕捉療法装置。
JP2014004272A 2014-01-14 2014-01-14 中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置 Expired - Fee Related JP6320761B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014004272A JP6320761B2 (ja) 2014-01-14 2014-01-14 中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置
PCT/JP2014/075931 WO2015107727A1 (ja) 2014-01-14 2014-09-29 中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置
CN201480073204.6A CN105917251B (zh) 2014-01-14 2014-09-29 中子射线检测装置及中子捕捉疗法装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014004272A JP6320761B2 (ja) 2014-01-14 2014-01-14 中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015132547A true JP2015132547A (ja) 2015-07-23
JP6320761B2 JP6320761B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=53542638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014004272A Expired - Fee Related JP6320761B2 (ja) 2014-01-14 2014-01-14 中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6320761B2 (ja)
CN (1) CN105917251B (ja)
WO (1) WO2015107727A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6938627B2 (ja) * 2017-05-16 2021-09-22 住友重機械工業株式会社 中性子捕捉療法システム
WO2019114307A1 (zh) * 2017-12-15 2019-06-20 南京中硼联康医疗科技有限公司 中子捕获治疗系统
CN108152847A (zh) * 2018-01-31 2018-06-12 东莞南方医大松山湖科技园有限公司 闪烁晶体、晶体模块、检测器及正电子发射成像设备
CN113616941B (zh) * 2021-05-10 2022-07-01 中国原子能科学研究院 一种基于强流回旋加速器的4治疗室bnct癌症治疗装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5264702A (en) * 1992-08-03 1993-11-23 Martin Marietta Energy Systems, Inc. On-line tritium production monitor
JPH09140658A (ja) * 1995-11-24 1997-06-03 Olympus Optical Co Ltd 放射線検出内視鏡
JP2008027779A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Kokuyo Co Ltd 照射装置
JP2013167467A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Tokuyama Corp 中性子検出器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202415A (ja) * 2000-12-21 2002-07-19 Three M Innovative Properties Co 側面発光性光ファイバー
CN2496038Y (zh) * 2001-09-24 2002-06-19 南京春辉科技实业有限公司 高亮度侧面发光光纤
CN101556352B (zh) * 2009-04-14 2010-12-29 长春理工大学 一种抑制传能光纤包层模式传播的方法
EP2600356B1 (en) * 2010-07-28 2017-05-17 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Neutron ray irradiation device, and method for control of neutron ray irradiation device
CN202256756U (zh) * 2011-09-22 2012-05-30 陈强 高亮度散光光纤
CN103163551A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 中国辐射防护研究院 用于慢中子测量的光纤耦合辐射探测器
CN103163550A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 中国辐射防护研究院 用于快中子测量的光纤耦合辐射探测器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5264702A (en) * 1992-08-03 1993-11-23 Martin Marietta Energy Systems, Inc. On-line tritium production monitor
JPH09140658A (ja) * 1995-11-24 1997-06-03 Olympus Optical Co Ltd 放射線検出内視鏡
JP2008027779A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Kokuyo Co Ltd 照射装置
JP2013167467A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Tokuyama Corp 中性子検出器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015107727A1 (ja) 2015-07-23
CN105917251A (zh) 2016-08-31
JP6320761B2 (ja) 2018-05-09
CN105917251B (zh) 2018-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5996470B2 (ja) 中性子捕捉療法装置
JP6052933B2 (ja) 中性子線検出装置及び中性子捕捉療法装置
JP6565113B2 (ja) 中性子捕捉療法装置
EP3370088B1 (en) Neutron ray detecting system, and method of setting neutron ray detecting system
EP3381514B1 (en) Neutron capture therapy system and gamma ray detector for neutron capture therapy
WO2012008274A1 (ja) 粒子線照射装置およびこれを備えた粒子線治療装置
JP6320761B2 (ja) 中性子線検出装置、及び、中性子捕捉療法装置
JP6613464B2 (ja) 中性子線検出装置
WO2015190602A1 (ja) ガンマ線計測装置及びガンマ線計測方法
JP2014190754A (ja) 中性子線量測定装置及び中性子捕捉療法装置
JP7021989B2 (ja) 中性子捕捉療法システム、及び中性子線検出装置
JP7084758B2 (ja) 中性子線検出装置、及び中性子線検出装置の異常検知方法
US9971048B2 (en) Device for detecting therapeutic proton beam emitted in scattering mode
JP6875265B2 (ja) 中性子線検出装置
JP2016038273A (ja) シンチレータの使用時間測定装置、シンチレータの使用時間測定方法、及び、中性子捕捉療法システム
JP7248470B2 (ja) 中性子線検出装置
JP7083994B2 (ja) 中性子線測定装置、及び中性子線測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6320761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees