JP2015131787A - メタけい酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムを用いた除草剤液及び除草方法 - Google Patents

メタけい酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムを用いた除草剤液及び除草方法 Download PDF

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Abstract

【課題】環境を汚染することなく効率よく除草を枯殺、制御または抑制する為の方法、キットおよび組成物を提供する。
【解決手段】メタけい酸ナトリウムまたはグルコン酸ナトリウムの水性分散液を散布することにより雑草を枯殺、制御または抑制する為の方法、キットおよび組成物を提供する。またグルコン酸ナトリウムの水性分散液を散布することにより界面活性剤など環境に懸念される展着剤を一切使用せずに雑草の葉の表面に効率よく展着する組成物を提供する。

Description

本発明は雑草にメタけい酸ナトリウムまたはグルコン酸ナトリウムの水性分散液を散布することにより雑草を枯殺、制御または抑制する為の方法、キットおよび組成物を提供する。メタけい酸ナトリウムまたはグルコン酸ナトリウムの水性分が接触する植物を非選択的に枯らすのに極めて有効である配合物を用いて、不要な植物および草を消滅させる植物の除草剤処理の方法を含む。より詳しくは、本発明は、除草効果のあるメタけい酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム成分を含む「ノックダウン」除草剤配合物に関する。また界面活性剤など環境に懸念される展着剤を一切使用せずに雑草の葉の表面に有効に展着する技術に関する。
背景としてメタけい酸ナトリウムはほとんどの温泉に含まれる代表的な成分で温泉に入ると肌がつるつるになるのはこのメタけい酸ナトリウムの働きによるものと言われている。石鹸、洗剤、お菓子の乾燥剤など幅広く利用されている。古くからその特性を生かして土木業界ではセメントの急結材として利用され、土壌の改良、地盤強化などのグラウト工事に多量に利用されており土壌汚染、水質汚染など環境負荷の懸念は少ない。また、水道関係では原水の汚濁化に伴い、水処理緩和のため、珪酸バンドと併用して利用されている。
グルコン酸ナトリウムは食品添加物として味噌・醤油、魚肉練り品、パン、プロセスチーズなどに調味料、pH調整剤、イーストフード、乳化剤、発酵調整剤などとしてさまざまな食品に使用されており土壌汚染、水質汚染など環境負荷の懸念は少ない。
環境に悪影響を及ぼす恐れが少ない除草剤として重曹を用いた除草方法がある。重曹は農林水産省、環境省より「特定防除資材」として指定されている。しかし重曹は約8%までしか水に溶解しなく除草効果が弱い。また、2−3日すると重曹が沈殿してしまうため、散布時にノズルが詰まってしまう恐れがあり除草散布としては不向きである。
他にも環境に悪影響を及ぼす恐れが少ない除草剤としてオレンジオイル(d−リモネン)を用いた除草剤もあるが天然オレンジの皮より精製するため、値段が高くコスト面で課題がある。
雑草の葉にはクチクラ[cuticula]と呼ばれる透明で水を通さない層がある。クチクラの表面にはさらに細かいワックス(蝋:ろう)の粒(形はいろいろ)が一面に分布している。その為、雑草の種類によっては除草効果のある水性分散液を散布した場合、葉の表面で水が弾き付着、浸透出来ない。付着をよくする為、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなど海面活性剤の展着剤があるが環境への懸念がある。
多くの場合除草剤は悪影響を有する。例えば、それらは有益な農作物を汚染し、他の植物または動物に影響を及ぼし、及びまたは土壌を汚染する。加えて、現在市場にある多くの除草剤組成物は、ヒトおよび家畜に対して毒性が強い。殆どの化学物質の除草剤は人類に対して危険であり、それ故、ヒトおよび動物の組織に誤って吸入および、または吸収された場合は危険である。最近市販されている除草剤の有害な副作用および他の生命体への吸収および摂取と関連する問題に対する関心が広がっているために、複雑かつ非常に危険な化学物質の長期の使用、特にそれらが食物連鎖に入り込んだときに関して、多くの懸念が存在する。低い毒性を有する除草剤が望ましい。
現在環境への影響を配慮して除草剤の使用を控える傾向にあり、草刈機を使用して人力により除草を行っている所もある。ところが広大な面積を有する河川、道路、鉄道線路、空港、公園緑地、農園、ゴルフ場等では、草刈機による除草には多大のコストがかかるという問題がある。例えば羽田空港程度の規模の空港でも、除草費用は年間1億円以上にも達する。このため、低コストで環境汚染を起こすことなく除草できる方法が求められている。
発明が解決しようとする課題
本発明の目的は、環境に悪い影響を与えることなく効率良く除草する除草剤液、方法を提供することである。
課題を解決するための手段
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、メタけい酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムの水性分散液を雑草に散布することにより、低コストで環境に悪影響を与えることなく雑草を枯殺、制御または抑制する枯らすことができることを見出し、本発明に想到した。
グルコン酸ナトリウムは除草効果以外に油を溶解する作用があり葉の表面のクチクラ[cuticula]と呼ばれる透明で水を通さない層にある細かいワックス(蝋:ろう)を溶解し除草効果のある水性分散液を散布した葉の表面で付着し浸透することを見出し、本発明に想到した。
発明の効果
本発明の除草方法により、雑草を枯らすとともに、次世代の雑草を矮化させることができる。メタけい酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムは低コストで、水溶性である上、環境に対して影響が少ない。
本発明を以下の特定の実施例を参照してさらに説明する。当然のことながら、これらの実施例は説明に役立つことを意図したものであって限定するものでは全くない。
実施例1
神奈川県藤沢市において試験地に生育するキク科のウラジロチチコグサ(草丈約15cm)に対して12月中旬に以下の野外除草試験を行った。
除草剤配合物(MG−01)を、本発明により、15.0重量%のメタけい酸ナトリウム、5.0重量%のグルコン酸ナトリウムを80.0重量%の水によく撹拌して成分の完全かつ均一なブレンドを確保した。
スプレー装置で葉にまんべんなく吹きつけた。
色およびしおれの評価は、処理後10分、3時間、1日、および7日に行った。
雑草の枯れ具合を目視により判定し、完全に変色およびしおれた場合を100%として結果を表1に示す。
考察
この試験においては、植物は非常に速やかに反応した。ウラジロチチコグサは変色の後に壊死が続き、葉組織の黒変が10分前後に起こった。3時間後にはかなりしおれ5日後にはほぼ完全に枯れた。
Figure 2015131787
実施例2
神奈川県藤沢市において試験地に生育するアカバナ科のメマツヨイグサ(草丈約20cm)に対して12月中旬に以下の野外除草試験を行った。
除草剤配合物(MG−01)を、本発明により、15.0重量%のメタけい酸ナトリウム、5.0重量%のグルコン酸ナトリウムを80.0重量%の水によく撹拌して成分の完全かつ均一なブレンドを確保した。
スプレー装置で葉にまんべんなく吹きつけた。
色およびしおれの評価は、処理後3時間、1日、3日、および7日に行った。
雑草の枯れ具合を目視により判定し、完全に変色およびしおれた場合を100%として結果を表2に示す。
考察
この試験においては、植物は非常に速やかに反応した。メマツヨイグサは変色の後に壊死が続き、葉組織の黒変が3時間前後に起こった。3日後にはかなりしおれ7日後にはほぼ枯れた。
Figure 2015131787

Claims (4)

  1. 植物を枯殺、制御または抑制する方法であって、水、除草効果のあるメタけい酸ナトリウムまたはグリコン酸ナトリウム成分を含有する液体除草組成物を用意すること及び除草組成物を植物の一つ又は複数の葉に吹きつけることを含む方法
  2. 雑草の葉の表面に効率よく展着するグルコン酸ナトリウム成分を界面活性剤などの展着剤の代わりに植物の一つ又は複数の葉に吹きつけることを含む方法
  3. 当該除草剤配合物を中に有する容器及び、その配合物を希釈して除草剤組成物を提供するための、媒体に記録された使用説明書を含む。
  4. グルコン酸ナトリウムの水性分散液を予め調製し、それを圧送ポンプ及びブラストノズルを具備する高圧湿式ブラスト装置のブラストノズルより雑草にブラストすることを特徴とする除草方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019026491A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 淑 百瀬 無機多孔質材表面の水性処理剤及び植生物防除方法

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