JP2015130932A - コマ玩具セット - Google Patents
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Abstract
【課題】視覚的に楽しむことができるとともに、性能調節をもすることができるコマ玩具セットを提供する。【解決手段】 飲料容器のキャップ2をフライホイールとして機能させるコマ本体10と、コマ本体10に回転力を与える回転力付与手段20と、を備え、コマ本体10は、回転軸12と、キャップ2の周壁内面に弾性力によって圧接されて当該キャップを支持可能に構成された支持部11と、回転力付与手段20からの回転力を入力するピニオン13と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、コマ本体とそのコマ本体を回転させる回転力付与手段とを備えたコマ玩具セットに関する。
従来、コマ玩具セットとして、回転軸にピニオンを備えたコマ本体と、このコマ本体のピニオンに噛合可能なラックを有する回転力付与手段と、を備え、回転力付与手段のラックによってピニオンひいてはコマ本体を回転させるように構成されたものが知られている(たとえば、特許文献1〜4)。
ところで、このようなコマ玩具セットにおけるコマ本体は、胴が円板状又は逆円錐状に形成され、この胴をフライホイールとして機能させることによって、コマ本体を回転させるように構成されている。
しかしながら、従来技術におけるコマ本体はそれ自体で意匠的に完成しているものが多く、遊技者は、そのコマ本体に手を加えることなく、コマ本体をそのままの状態で回転させることが普通であった。また、コマ本体に手を加えるとしても、遊技者が胴に自分の名前を記したり、お気に入りのシールを胴に貼ったりする程度のものであった。そのため、コマ本体の意匠が固定的となり視覚的な楽しみも少なく、しかも、手を加えることによってコマ本体の回転時間を調節する等の工夫もできないものであった。
本発明は、視覚的に楽しむことができるとともに、性能調節をもすることができるコマ玩具セットを提供することを目的とする。
本発明は、視覚的に楽しむことができるとともに、性能調節をもすることができるコマ玩具セットを提供することを目的とする。
請求項1に記載のコマ玩具セットは、飲料容器のキャップが着脱可能に構成され装着された前記キャップをフライホイールとして機能させるコマ本体と、前記コマ本体を起立状態に保持しつつ前記キャップが装着された前記コマ本体に回転力を与える回転力付与手段と、を備え、
前記コマ本体は、
当該コマ本体の回転中心となる回転軸と、
前記回転軸に取り付けられ、当該コマ本体の上方から被せた前記キャップの周壁内面に弾性力によって圧接されて当該キャップを支持可能に構成された支持部と、
前記支持部の下方に位置するように前記回転軸又は前記支持部に設けられ、前記回転力付与手段からの回転力を入力する回転力入力部と、
を備えたことを特徴とする。
前記コマ本体は、
当該コマ本体の回転中心となる回転軸と、
前記回転軸に取り付けられ、当該コマ本体の上方から被せた前記キャップの周壁内面に弾性力によって圧接されて当該キャップを支持可能に構成された支持部と、
前記支持部の下方に位置するように前記回転軸又は前記支持部に設けられ、前記回転力付与手段からの回転力を入力する回転力入力部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のコマ玩具セットは、請求項1に記載のコマ玩具セットにおいて、
前記支持部は、支持フレームであり、前記回転軸に固定されたハブと、当該ハブから半径方向外方へ延伸されるアームと、前記アームの先端に設けられ前記キャップの周壁内面に当接される当接部とを備えたことを特徴とする。
前記支持部は、支持フレームであり、前記回転軸に固定されたハブと、当該ハブから半径方向外方へ延伸されるアームと、前記アームの先端に設けられ前記キャップの周壁内面に当接される当接部とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載のコマ玩具セットは、請求項2に記載のコマ玩具セットにおいて、前記アームは、下面が平面で且つ延伸方向に直交する断面が凸状又はL字状となっていることを特徴とする。
請求項4に記載のコマ玩具セットは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコマ玩具セットにおいて、
前記回転力付与手段は、
前記回転軸を半径方向の相対向する2方向から挟み込む形で前記コマ本体を保持可能な2つの保持部材によって構成され、
前記保持部材の少なくとも一方は、前記コマ本体の回転力入力部に係合し、前記コマ本体に対して前記2つの保持部材を互いに離間する方向に移動させた際に、前記回転力入力部に回転力を付与する回転力付与部を備えることを特徴とする。
前記回転力付与手段は、
前記回転軸を半径方向の相対向する2方向から挟み込む形で前記コマ本体を保持可能な2つの保持部材によって構成され、
前記保持部材の少なくとも一方は、前記コマ本体の回転力入力部に係合し、前記コマ本体に対して前記2つの保持部材を互いに離間する方向に移動させた際に、前記回転力入力部に回転力を付与する回転力付与部を備えることを特徴とする。
請求項5に記載のコマ玩具セットは、請求項4に記載のコマ玩具セットにおいて、前記回転力入力部はピニオンであり、前記回転力付与部はラックであることを特徴とする。
請求項6に記載のコマ玩具セットは、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコマ玩具セットにおいて、前記回転軸は前記支持部より上方に延伸され、当該回転軸の上端は前記キャップの天井壁内面に当接可能となっていることを特徴とする。
請求項7に記載のコマ玩具セットは、請求項6に記載のコマ玩具セットにおいて、前記回転軸の前記支持部より上方に延伸された部分には半径方向外方に張り出す張出し部が設けられ、前記張出し部には、前記回転軸を下方から挿通させた孔空き補助ホイールの孔が嵌合可能となっていることを特徴とする。
請求項8に記載のコマ玩具セットは、請求項7に記載のコマ玩具セットにおいて、前記張出し部の外面には、前記支持部の上面側から前記回転軸の上方に向けて張出し量が減少するようなテーパが付けられていることを特徴とする。
請求項9に記載のコマ玩具セットは、請求項7又は請求項8に記載のコマ玩具セットにおいて、前記張出し部は前記支持部の上面に接して形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載のコマ玩具セットによれば、飲料容器のキャップをフライホイールとして利用するため、好みの色や材質のキャップを装着して遊ぶことができる。また、キャップの種類を違えることによって回転時間の調整も行えることとなる。例えばプラスチック製のキャップからアルミニウム製のキャップにすることによって、見た目を大きく変化させることができるとともに、回転時間の調整を行えることになる。さらに、支持部はキャップの周壁内面に弾性力によって圧接されるので、キャップの内径が多少異なる場合であっても、確実にキャップに支持することができる。
請求項2に記載のコマ玩具セットによれば、支持部は、ハブ、アーム及び当接部から構成されるので、従来のように胴を円板状や逆円錐状とした場合に比べて、体積が少なくて済み、その分製造原価を低減することができる。また、アームを備えているため、コマ本体をキャップから取り外す際には、アームを指先で摘まんで、または工具を引っ掛けることによって容易に取り外すことができる。
請求項3に記載のコマ玩具セットによれば、アームの強度を高めることができるばかりか、アームに段部ができるため、段部に爪を掛けたり又は工具を引っ掛けたりし易くなり、キャップからのコマ本体の取り外しがさらに容易となる。
請求項4に記載のコマ玩具セットによれば、回転力付与手段の保持部材をコマ本体の回転軸を挟んで保持させ、2つの保持部材を互いに離間させる方向に移動させることによってコマ本体に回転力を与えるとともにコマ本体の保持を解除することができるので、コマ本体の保持、回転及び保持解除の操作が容易になる。
請求項5に記載のコマ玩具セットによれば、ラックとピニオンによってコマ本体の回転を行うので、確実に動力伝達が行える。
請求項6に記載のコマ玩具セットによれば、回転軸の上端をキャップの天井壁内面に対して当接させることによって、コマ本体を所定位置に安定して位置させることができる。
請求項7に記載のコマ玩具セットによれば、孔空き補助ホイールを保持させ、コマ本体の回転を安定させることができる。
請求項8に記載のコマ玩具セットによれば、孔径の異なる孔空き補助ホイールを安定状態に保持させることができる。
請求項9に記載のコマ玩具セットによれば、孔空き補助ホイールを可及的に低い位置で安定状態に保持させることができる。
以下、本発明に係るコマ玩具セットを図面に示した実施形態に基づいて説明する。
図1は、コマ玩具セットの実施形態を示した斜視図、図2は、コマ玩具セットを組み付けた状態の平面図である。
このコマ玩具セット1は、コマ本体10と、コマ本体10に回転力を与える回転力付与手段20とを備えている。
このコマ玩具セット1は、コマ本体10と、コマ本体10に回転力を与える回転力付与手段20とを備えている。
このうちコマ本体10は、支持部である支持フレーム11、回転軸12及び回転力入力部(例えば後述のピニオン13)を備えている。
回転軸12はコマ本体10の回転中心となるもので、ここではプラスチック製のものが使用されている。勿論、回転軸12を金属製としてもよい。
回転軸12はコマ本体10の回転中心となるもので、ここではプラスチック製のものが使用されている。勿論、回転軸12を金属製としてもよい。
支持フレーム11は、回転軸12に取り付けられた円板状のハブ11aと、当該ハブ11aの周面から半径方向外方へ延伸され円周方向に等間隔に配置された4本のアーム11bと、各アーム11bの先端に連結され、円弧状を呈し、外周面がペットボトルのキャップ2の周壁2aの内面に圧接可能な4つの当接片(当接部)11cとによって構成されている。
この支持フレーム11はプラスチック製であり、4本のアーム11b及び4つの当接片11cは、弾性変形可能に構成されている。このように4本のアーム11b及び4つの当接片11cを弾性変形可能に構成することで、孔径が少しばかり異なるキャップ2の周壁2aの内面にも確実に当接片11cを圧接させることが可能となる。特に、キャップ2の周壁2aの内面には雌ねじが形成されているので、キャップ2の周壁2aの内面にも確実に当接片11cを圧接させるのに有効である。また、市販のペットボトルのキャップ2もメーカによって多少孔径が異なるものがあるので、汎用性を持たすために4本のアーム11b及び4つの当接片11cを弾性変形可能に構成しておくことは有効である。
この支持フレーム11はプラスチック製であり、4本のアーム11b及び4つの当接片11cは、弾性変形可能に構成されている。このように4本のアーム11b及び4つの当接片11cを弾性変形可能に構成することで、孔径が少しばかり異なるキャップ2の周壁2aの内面にも確実に当接片11cを圧接させることが可能となる。特に、キャップ2の周壁2aの内面には雌ねじが形成されているので、キャップ2の周壁2aの内面にも確実に当接片11cを圧接させるのに有効である。また、市販のペットボトルのキャップ2もメーカによって多少孔径が異なるものがあるので、汎用性を持たすために4本のアーム11b及び4つの当接片11cを弾性変形可能に構成しておくことは有効である。
各アーム11bは、下面が平面で且つ延伸方向に直交する断面が凸状となるように、つまり、図7に示したようにアーム基体の上面にアーム基体の延伸方向に沿って伸びるリブ11dを設けてもよい。このようにすれば、ペットボトルからのコマ本体10の取り外しの際に遊技者が爪や工具をアーム11bに掛けやすくなり、取り外しが容易となる。なお、アーム11bの断面を凸状に代えてL字状としても同じ効果が得られる。
回転力入力部として、ここでは、回転軸12に配設したピニオンが使用されている(図4及び図5(B)参照)。このピニオン13は、回転軸12における支持フレーム11の直下に設けてもよいし、回転軸12における支持フレーム11から少し離した位置に設けてもよい。このピニオン13は、回転軸12と一体に形成してもよく、回転軸12と別体に形成して、それを回転軸12に挿嵌して一体化してもよい。また、ピニオン13は支持フレーム11と一体に形成してもよい。
回転軸12の支持フレーム11から上方に延伸する部分(以下「上方延伸部分14」と言う。)は、ペットボトルのキャップ2の天井壁2bに対する距離を定める位置決め部として機能する。また、この回転軸12の上方延伸部分14は、フライホイールとしての重量を増加させて回転を安定させるため、孔空き補助ホイール3を支持する支持ピンとしても機能する。この場合の孔空き補助ホイール3としては板状のものが使用されるが、孔空き円板状のものであることが好ましい。例えば、中心に孔が設けられた50円硬貨,5円硬貨等が使用される。
この場合、孔空き補助ホイール3の孔の径が異なったりすることがあるが、径の異なる補助ホイール3を確実に固定支持させる必要がある。
そこで、本実施形態では、回転軸12における支持フレーム11の直上に回転軸12から半径方向外方に張り出す突起(張出し部)15が円周方向に等間隔に複数設けられるとともに、突起15の外面には、支持フレーム11の上面側から回転軸12上方に向けて張出し量が減少するようなテーパが付けられている。この突起15は支持フレーム11に接して設けられていることが好ましい。突起15が支持フレーム11に接して設けられていれば、孔空き補助ホイール3を安定状態で保持できる。
なお、この突起15は、回転軸12と一体に設けられていても、支持フレーム11と一体で設けられていてもよい。また、この突起15に代えて、錐状又は錐台状の張出し部を設けてもよい。
この場合、孔空き補助ホイール3の孔の径が異なったりすることがあるが、径の異なる補助ホイール3を確実に固定支持させる必要がある。
そこで、本実施形態では、回転軸12における支持フレーム11の直上に回転軸12から半径方向外方に張り出す突起(張出し部)15が円周方向に等間隔に複数設けられるとともに、突起15の外面には、支持フレーム11の上面側から回転軸12上方に向けて張出し量が減少するようなテーパが付けられている。この突起15は支持フレーム11に接して設けられていることが好ましい。突起15が支持フレーム11に接して設けられていれば、孔空き補助ホイール3を安定状態で保持できる。
なお、この突起15は、回転軸12と一体に設けられていても、支持フレーム11と一体で設けられていてもよい。また、この突起15に代えて、錐状又は錐台状の張出し部を設けてもよい。
このように構成されたコマ本体10によれば、ペットボトルのキャップ2の周壁2aの内面に支持フレーム11を挿嵌させると、支持フレーム11が弾性変形しながらペットボトルのキャップ2の周壁2aの内面に当接片11cが圧接し、回転軸12の上方延伸部分14の上端がペットボトルのキャップ2の天井壁2bに当接することによって、キャップ2の開口部にコマ本体10が位置決めされる。
なお、コマ本体10のフライホイールの重量を増加させたい場合には、孔3aを有する補助ホイール3、例えば50円硬貨,5円硬貨等の孔3aを上方延伸部分14に嵌合させる。すると、図5(B)に示すように、孔空き補助ホイール3の孔3aが上方延伸部分14の突起15の外面(傾斜面)の対応位置に嵌着される。
なお、このコマ玩具セット1では、ペットボトルのキャップ2の周壁2aの外面に嵌着する図8に示すようなリング4を備えていてもよい。このリング4は外周面に突起4aが形成されている。このリング4は、キャップ2と共に回転され、突起4aによって相手のコマを跳ね飛ばすことができるので、戦闘遊技を楽しむ場合に使用される。
なお、コマ本体10のフライホイールの重量を増加させたい場合には、孔3aを有する補助ホイール3、例えば50円硬貨,5円硬貨等の孔3aを上方延伸部分14に嵌合させる。すると、図5(B)に示すように、孔空き補助ホイール3の孔3aが上方延伸部分14の突起15の外面(傾斜面)の対応位置に嵌着される。
なお、このコマ玩具セット1では、ペットボトルのキャップ2の周壁2aの外面に嵌着する図8に示すようなリング4を備えていてもよい。このリング4は外周面に突起4aが形成されている。このリング4は、キャップ2と共に回転され、突起4aによって相手のコマを跳ね飛ばすことができるので、戦闘遊技を楽しむ場合に使用される。
以上、コマ本体10の構成を説明したが、ピニオン13及び突起15を回転軸12又は支持フレーム11に設ける場合、ピニオン13及び突起15を支持フレーム11に接して設けるようにすれば、コマ本体10全体をプラスチックで一体成型することが可能となる。
また、上記コマ本体10においては次のような変形も可能である。
例えば、ハブ11aの形状は必ずしも円板状でなくてもよい。例えば多角形状であってもよい。
また、アーム11bの本数も4本に限定されない。ただし、2本以上であり、円周方向に等間隔に配置されることが好ましい。
さらに、支持フレーム11をゴム製とすることによって、弾性変形可能に構成してもよいし、支持フレーム11の当接片11cの全部又は一部をゴム製としてもよい。要は、キャップ2の周壁2aの内面にも確実に当接片11cを圧接させることである。
また、図1に示したコマ本体10では、当接片11cを円弧状に形成しているが、図6に示したように、3本のアーム11bの各自由端に直線状で両端先端部がアーム11bの基端側に向けて屈曲され、この屈曲部の外側でペットボトルのキャップ2の周壁2aの内面に圧接させるものであってもよい。
例えば、ハブ11aの形状は必ずしも円板状でなくてもよい。例えば多角形状であってもよい。
また、アーム11bの本数も4本に限定されない。ただし、2本以上であり、円周方向に等間隔に配置されることが好ましい。
さらに、支持フレーム11をゴム製とすることによって、弾性変形可能に構成してもよいし、支持フレーム11の当接片11cの全部又は一部をゴム製としてもよい。要は、キャップ2の周壁2aの内面にも確実に当接片11cを圧接させることである。
また、図1に示したコマ本体10では、当接片11cを円弧状に形成しているが、図6に示したように、3本のアーム11bの各自由端に直線状で両端先端部がアーム11bの基端側に向けて屈曲され、この屈曲部の外側でペットボトルのキャップ2の周壁2aの内面に圧接させるものであってもよい。
次に、回転力付与手段20について説明する。
図1に示した回転力付与手段20は、一対の同じ形状の保持部材20a,20bから構成されている。保持部材20a,20bの各々は、摘み部21と、コマ本体10の回転軸12を収容するスリット22を有する作動部23とを備えた板状体から成る。
図1に示した回転力付与手段20は、一対の同じ形状の保持部材20a,20bから構成されている。保持部材20a,20bの各々は、摘み部21と、コマ本体10の回転軸12を収容するスリット22を有する作動部23とを備えた板状体から成る。
作動部23は、ラック24が内面に形成された作動片25と、相手方作動片25を収容するための収容空間26を有する断面コ字状の鞘27とから成る。鞘27は、先端が開口している。また、鞘27を画成する上壁27aには、スリット22側に逃げ28が形成されている。この逃げ28は、コマ本体10の回転力入力部(ピニオン)13の収容を容易にし、コマ本体10を保持する際にピニオン13を鞘27の底壁27bに着座させるためのものである。
この回転力付与手段20の使用方法は次の通りである。
ペットボトルのキャップ2を組み付けたコマ本体10の回転軸12を半径方向の相対向する2方向から挟み込む形で保持部材20a,20bの作動片25を相手方鞘27の収容空間26に挿入させて互いに組み付ける。或いは、予め組み付けた保持部材20a,20bのスリット22に、ペットボトルのキャップ2を組み付けたコマ本体10の回転軸12を挿入する。このように保持部材20a,20b及びコマ本体10は互いに組み付けられることから、操作性を良好にするため、組み付けられた状態で、コマ本体10の外側に保持部材20a,20bの摘み部21が突出していることが好ましい。
以上のようにして保持部材20a,20b及びコマ本体10を互いに組み付けると、図4に示すように、それぞれのラック24が対向する。そして、コマ本体10は、図3に示すように、ピニオン13の下面が鞘27の底壁27bの上に載置されて回転力付与手段20に保持される。そして、図4に示したように、コマ本体10のピニオン13が保持部材20a,20bのラック24に噛合する。
ペットボトルのキャップ2を組み付けたコマ本体10の回転軸12を半径方向の相対向する2方向から挟み込む形で保持部材20a,20bの作動片25を相手方鞘27の収容空間26に挿入させて互いに組み付ける。或いは、予め組み付けた保持部材20a,20bのスリット22に、ペットボトルのキャップ2を組み付けたコマ本体10の回転軸12を挿入する。このように保持部材20a,20b及びコマ本体10は互いに組み付けられることから、操作性を良好にするため、組み付けられた状態で、コマ本体10の外側に保持部材20a,20bの摘み部21が突出していることが好ましい。
以上のようにして保持部材20a,20b及びコマ本体10を互いに組み付けると、図4に示すように、それぞれのラック24が対向する。そして、コマ本体10は、図3に示すように、ピニオン13の下面が鞘27の底壁27bの上に載置されて回転力付与手段20に保持される。そして、図4に示したように、コマ本体10のピニオン13が保持部材20a,20bのラック24に噛合する。
次に、図4に示した状態から保持部材20a,20bの摘み部21を互いに離間する方向に引くと、ラック24,ピニオン13を介して回転軸12が回転させられる。そして、保持部材20a,20bが互いに離間すると、コマ本体10が回転力付与手段20の保持から解放されるので、コマ本体10は回転した状態で床等の回転面に落下する。
なお、この場合の回転力付与手段20による保持工程を容易にするため、保持部材20a,20bの鞘27の上壁27aを支持フレーム11の下面に摺接すれば、直ちに、ピニオン13の下面が鞘27の底壁27bの上に載置されるように構成しておくことが好ましい。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、本発明は、かかる実施形態及び変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、前記実施形態では、保持部材20a,20bの双方にラック24を設けたが、ラック24は保持部材20a,20bの一方に設けられていれば足りる。
また、前記実施形態では、回転軸12を支持フレーム11の上下に延伸させることとしたが、少なくとも支持フレーム11の下方に延伸していれば足りる。
さらに、前記実施形態では、回転軸12を利用して孔空き補助ホイール3を取り付けるようにしたが、支持フレーム11の上に被せて補助ホイール収容室を画成する蓋体を設け、この補助ホイール収容室に補助ホイールを設置してもよい。この場合、回転軸12を支持フレーム11の上方に延伸させなければ、孔無しの補助ホイールを使用することもできる。
また、支持フレーム11に代えて、通常のコマと同様に円板状部又は逆円錐状の支持部を設けてもよい。この場合には、支持部の少なくとも外周部が弾性変形して、外周がキャップ2の周壁2aの内面に圧接されるようにしておく。
さらに、ペットボトルのキャップ2に代えて、缶飲料の金属製のキャップをフライホイールとして機能させてもよい。
また、前記実施形態では、回転力入力部をピニオン13としたが、ピニオン13に代えてローラを用い、一方、保持部材20a,20bの摺接力によってローラを回転させるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、回転軸12を支持フレーム11の上下に延伸させることとしたが、少なくとも支持フレーム11の下方に延伸していれば足りる。
さらに、前記実施形態では、回転軸12を利用して孔空き補助ホイール3を取り付けるようにしたが、支持フレーム11の上に被せて補助ホイール収容室を画成する蓋体を設け、この補助ホイール収容室に補助ホイールを設置してもよい。この場合、回転軸12を支持フレーム11の上方に延伸させなければ、孔無しの補助ホイールを使用することもできる。
また、支持フレーム11に代えて、通常のコマと同様に円板状部又は逆円錐状の支持部を設けてもよい。この場合には、支持部の少なくとも外周部が弾性変形して、外周がキャップ2の周壁2aの内面に圧接されるようにしておく。
さらに、ペットボトルのキャップ2に代えて、缶飲料の金属製のキャップをフライホイールとして機能させてもよい。
また、前記実施形態では、回転力入力部をピニオン13としたが、ピニオン13に代えてローラを用い、一方、保持部材20a,20bの摺接力によってローラを回転させるようにしてもよい。
1 コマ玩具セット
2 キャップ
3 補助ホイール
3a 孔
10 コマ本体
11 支持フレーム
11a ハブ
11b アーム
11c 当接片(当接部)
12 回転軸
13 回転力入力部(ピニオン)
15 突起(張出し部)
20 回転力付与手段
20a,20b 保持部材
24 回転力付与部(ラック)
2 キャップ
3 補助ホイール
3a 孔
10 コマ本体
11 支持フレーム
11a ハブ
11b アーム
11c 当接片(当接部)
12 回転軸
13 回転力入力部(ピニオン)
15 突起(張出し部)
20 回転力付与手段
20a,20b 保持部材
24 回転力付与部(ラック)
Claims (9)
- 飲料容器のキャップが着脱可能に構成され装着された前記キャップをフライホイールとして機能させるコマ本体と、前記コマ本体を起立状態に保持しつつ前記キャップが装着された前記コマ本体に回転力を与える回転力付与手段と、を備え、
前記コマ本体は、
当該コマ本体の回転中心となる回転軸と、
前記回転軸に取り付けられ、当該コマ本体の上方から被せた前記キャップの周壁内面に弾性力によって圧接されて当該キャップを支持可能に構成された支持部と、
前記支持部の下方に位置するように前記回転軸又は前記支持部に設けられ、前記回転力付与手段からの回転力を入力する回転力入力部と、
を備えたことを特徴とするコマ玩具セット。 - 前記支持部は、支持フレームであり、前記回転軸に固定されたハブと、当該ハブから半径方向外方へ延伸されるアームと、前記アームの先端に設けられ前記キャップの周壁内面に当接される当接部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のコマ玩具セット。
- 前記アームは、下面が平面で且つ延伸方向に直交する断面が凸状又はL字状となっていることを特徴とする請求項2に記載のコマ玩具セット。
- 前記回転力付与手段は、
前記回転軸を半径方向の相対向する2方向から挟み込む形で前記コマ本体を保持可能な2つの保持部材によって構成され、
前記保持部材の少なくとも一方は、前記コマ本体の回転力入力部に係合し、前記コマ本体に対して前記2つの保持部材を互いに離間する方向に移動させた際に、前記回転力入力部に回転力を付与する回転力付与部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコマ玩具セット。 - 前記回転力入力部はピニオンであり、前記回転力付与部はラックであることを特徴とする請求項4に記載のコマ玩具セット。
- 前記回転軸は前記支持部より上方に延伸され、当該回転軸の上端は前記キャップの天井壁内面に当接可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコマ玩具セット。
- 前記回転軸の前記支持部より上方に延伸された部分には半径方向外方に張り出す張出し部が設けられ、前記張出し部には、前記回転軸を下方から挿通させた孔空き補助ホイールの孔が嵌合可能となっていることを特徴とする請求項6に記載のコマ玩具セット。
- 前記張出し部の外面には、前記支持部の上面側から前記回転軸の上方に向けて張出し量が減少するようなテーパが付けられていることを特徴とする請求項7に記載のコマ玩具セット。
- 前記張出し部は前記支持部の上面に接して形成されていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のコマ玩具セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002847A JP2015130932A (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | コマ玩具セット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015130932A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018223339A1 (zh) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 曹立权 | 一种具有蓝牙音响功能的指尖陀螺 |
US11986745B2 (en) | 2019-01-29 | 2024-05-21 | Lego A/S | Toy top launcher |
-
2014
- 2014-01-10 JP JP2014002847A patent/JP2015130932A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018223339A1 (zh) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 曹立权 | 一种具有蓝牙音响功能的指尖陀螺 |
US11986745B2 (en) | 2019-01-29 | 2024-05-21 | Lego A/S | Toy top launcher |
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