JP2015129832A - 画像形成装置 - Google Patents

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宏俊 田島
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Abstract

【課題】配線を要することなく、複数の回転体を1つの駆動源で駆動する機構全体を小型に構成して、使用する部品の部品コストも小さくて済む画像形成装置を提供する。
【解決手段】カム面29aYは、入力ギア27Yの第一方向の回転を第一角度の遅れで中間体29Yに係合させる。カム面29aMは、入力ギア27Mの第二方向の回転を第一角度よりも大きい第二角度の遅れで中間体29Mに係合させる。このため、駆動モータの停止後、カム面29aY、29aMを初期状態へリセットしないと、次回の起動時に同様の係合順序を再現できない。そこで、制御部110は、駆動モータの回転停止後、入力ギア27Mを第二方向と逆方向に第二角度以上回転させるように駆動モータを作動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、共通の駆動源によって第一回転体と第二回転体とを回転駆動する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、感光ドラム、現像ローラ、トナー搬送スクリュー、搬送ローラ、定着ローラ等、多数の回転体を備えている。例えば、複数の感光ドラムを平行に配列してフルカラー印刷を行うタンデム型の画像形成装置が実用化されている。
画像形成装置は、共通の駆動源によって第一回転体と第二回転体とを回転駆動させることがある。このとき、駆動源の起動タイミングで、第一回転体の回転と第二回転体の回転とが同時に立ち上がると、駆動源に過負荷を生じる可能性がある。そのため、従来の画像形成装置では、駆動源の起動タイミングと、第一回転体の回転開始タイミングと、第二回転体の回転開始タイミングとを少しずつずらしている(特許文献1、2)。
特許文献1では、複数の現像ローラを駆動する各ギア列に電磁クラッチをそれぞれ設け、それらの電気的ON/OFFのタイミングをずらしている。特許文献2では、1つの駆動モータによる駆動力の複数の現像装置に対する駆動伝達及び停止を現像装置の外側にそれぞれ設けたカムによって制御している。
特開2008−76836号公報 特開2009−282126号公報
特許文献1に示されるように、回転体ごとに電磁クラッチを配置すると機構の小型化が難しく、電磁クラッチの部品コストがかかり過ぎる。電磁クラッチの場合、回転体の数が増えると画像形成装置内の配線が複雑になるという問題もある。特許文献2に示されるように、回転体ごとにカム機構を設ける場合、回転体の種類や配置に応じて専用のカム機構を設計する必要があり、標準化が難しい。カム機構を含めた全体の機構の小型化が難しく、カム機構の部品コストも大きくなる。
本発明は、配線を要することなく、複数の回転体を1つの駆動源で駆動する機構全体を小型に構成して、使用する部品の部品コストも小さくて済む画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、第一回転体と第二回転体とを回転駆動する駆動源と、前記駆動源が所定方向に回転したときに第一方向に回転する第一入力側回転体と、前記第一回転体と一体に回転可能な第一中間回転体と、前記第一入力側回転体の前記第一方向の回転を第一角度の遅れで前記第一中間回転体に係合させる第一係合部と、前記駆動源が前記所定方向に回転したときに第二方向に回転する第二入力側回転体と、前記第二回転体と一体に回転可能な第二中間回転体と、前記第二入力側回転体の前記第二方向の回転を前記第一角度よりも大きい第二角度の遅れで前記第二中間回転体に係合させる第二係合部と、前記駆動源の前記所定方向の回転停止から次の前記所定方向の回転開始までの所定時期に、前記第二入力側回転体を前記第二方向と逆方向に前記第二角度以上回転させるように前記駆動源を前記所定方向の逆方向に回転させる制御部と、を備えるものである。
本発明の画像形成装置は、電磁クラッチや電磁アクチュエータを使用することなく、第一回転体と第二回転体とに異なる回転開始タイミングを付与できる。そのため、配線を要することなく、複数の回転体を1つの駆動源で駆動する機構全体を小型に構成して、使用する部品の部品コストも小さくて済む。
画像形成装置の構成の説明図である。 駆動伝達装置の斜視図である。 正回転の説明図である。 逆回転の説明図である。 ワンウェイユニットの構成の説明図である。 正回転時の中間体の動作の説明図である。 各色に対応するワンウェイユニットのカム面の違いの説明図である。 逆回転時の中間体の動作の説明図である。 駆動モータの制御のフローチャートである。 実施の形態2の駆動伝達装置を駆動モータの反対側から見た斜視図である。 実施の形態2の駆動伝達装置を駆動モータ71側から見た斜視図である。 駆動伝達装置の駆動軸に沿った方向の断面図である。 駆動カップリングのカップリング形状の説明図である。 正回転時の入力ギアと駆動ピンの係合の説明図である。 入力ギアによる回転駆動の遅れ時間の説明図である。 正回転時の各色の感光ドラムの回転開始タイミングの説明図である。 逆回転時の入力ギアと駆動ピンの係合の説明図である。 逆回転時の駆動カップリングの斜視図である。 逆回転時の各色の感光ドラムの回転開始タイミングの説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト7に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配置したタンデム型中間転写方式フルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光ドラム3Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト7へ転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム3Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト7へ転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム3C、3Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト7へ転写される。
記録材カセット12に収納された記録材11は、分離ローラ14で1枚ずつに分離されてレジストローラ17で待機する。レジストローラ17は、中間転写ベルト7のトナー像にタイミングを合せて二次転写部T2へ記録材11を給送する。二次転写部T2でトナー像を転写された記録材11は、定着装置20で加熱加圧を受けて表面に画像を定着された後に、画像形成装置100の外部へ排出される。
中間転写ベルト7は、二次転写内側ローラを兼ねた駆動ローラ7aとテンションローラ7bとに張架され、駆動ローラ7aに駆動されて矢印R2方向に回転する。二次転写ローラ19は、駆動ローラ7aに支持された中間転写ベルト7に当接して二次転写部T2を形成する。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置6Y、6M、6C、6Kで使用されるトナーの色が異なる以外はほぼ同一に構成される。そのため、以下では、説明の重複を避けるために、画像形成部ごとの区別を表す符号末尾のY、M、C、Kを除いて総括的に説明する。
(画像形成部)
画像形成部Pは、画像形成装置100の筐体に固定された露光装置1と、紙面に垂直な方向に移動させて画像形成装置100の筐体から個別に取り出し可能なプロセスカートリッジ24とを含む。プロセスカートリッジ24には感光ドラム3が内蔵されている。
画像形成部Pは、感光ドラム3の周囲に帯電ローラ4、露光装置1、現像装置6、転写ローラ8、ドラムクリーニング装置2を配置している。感光ドラム3は、アルミニウムの円筒材料の外周にOPC感光層を形成されて矢印方向に回転する。帯電ローラ4は、感光ドラム3の表面を所定電位に帯電させる。露光装置1は、感光ドラム3の表面を走査露光して画像の静電潜像を形成する。
現像装置6は、感光ドラム3の静電潜像をトナー像に現像する。転写ローラ8は、中間転写ベルト7を押圧して中間転写ベルト7と感光ドラム3との間にトナー像の転写部を形成する。ドラムクリーニング装置2は、クリーニングブレードを感光ドラム3に摺擦させて転写残トナーを回収する。
(画像形成部の駆動源)
従来のタンデム型フルカラープリンタは、並列に配置された感光ドラムごとに駆動モータを設けて独立して駆動していた。しかし、画像形成装置の小型化の要求に応じて、一つのモータにより複数の現像ローラ及び複数の感光ドラムを回転させる画像形成装置が実用化されている。一つのモータで複数の現像ローラ及び複数の感光ドラムを駆動する場合、個別のモータで駆動する場合よりも大きな負荷が駆動モータに発生する。また、現像ローラ及び感光ドラムの駆動開始時には瞬間的に発生する摩擦のトルクにより、定常回転時よりも大きな負荷が発生する。
そして、現像ローラ及び感光ドラムに瞬間的に発生するトルクが同時に駆動モータに発生すると、大きな負荷が駆動モータに発生して過負荷を生じることがある。大きな負荷に備えるために大型で高価な駆動モータを準備する必要がある。そこで、一つの駆動モータで複数の感光ドラムを回転駆動する画像形成装置100では、複数の感光ドラムをすこしずつ時間をずらせて回転開始させている。
(駆動伝達装置)
図2は駆動伝達装置の斜視図である。図3は正回転の説明図である。図4は逆回転の説明図である。
図2に示すように、駆動モータ21は、安価なDCブラシレスモータである。DCブラシレスモータは、ステッピングモータのように回転角度を電気的に規制できない。
駆動伝達装置101は、駆動モータ21の出力軸に固定されたモータギアの回転をプロセスカートリッジ24Y、24M、24C、24Kに伝達して感光ドラム(3Y、3M、3C、3K:図1)を回転させる。駆動伝達装置101は、起動時の回転開始タイミングを、感光ドラム3Y、3M、3C、3Kの順に少しずつ遅らせる。
図3に示すように、駆動モータ21の回転は、駆動モータ21のモータギアを含むギア列22を介してワンウェイユニット23Y、23M、23C、23Kに伝達される。ギア列22は、入力ギア27Y、27M、27C、27Kに噛み合って、ワンウェイユニット23Y、23M、23C、23Kを同一方向に同一角速度で回転駆動する。
図3に示すように、駆動モータ21が正回転の場合、ワンウェイユニット23Y、23M、23C、23Kは、図2に示すプロセスカートリッジ24Y、24M、24C、24Kのドラム駆動カップリング部25Y、25M、25C、25Kに回転を伝達する。これにより、図1に示すように感光ドラム3Y、3M、3C、3Kが回転して画像形成が可能になる。
図4に示すように、駆動モータ21が逆回転の場合、ワンウェイユニット23Y、23M、23C、23Kが空転する。これにより、図2に示すプロセスカートリッジ24Y、24M、24C、24Kのドラム駆動カップリング部25Y、25M、25C、25Kに回転が伝達されず、図1に示す感光ドラム3Y、3M、3C、3Kが停止状態に保たれる。
ワンウェイユニット23Y、23M、23C、23Kは、回転伝達の係合開始タイミングが少しずつことなる以外は同一に構成される。このため、イエローのプロセスカートリッジ24Yに設けられたワンウェイユニット23Yについてのみ説明し、他のワンウェイユニット23M、23C、23Kに関する重複した説明を省略する。
(ワンウェイユニット)
図5はワンウェイユニットの構成の説明図である。
図3に示すように、入力ギア27Yは、ギア列22の回転をワンウェイユニット23Yに入力する入力部である。入力ギア27Yは、回転自在に支持された支持軸26Yと一体に回転する。
図5の(a)に示すように、出力ギア28Yは、入力ギア27Yからの回転を受けて、従動側へ出力する出力部である。従動側は、出力ギア28Yの外周に設けた歯車によって駆動される感光ドラム以外の回転体を含む。
中間体29Yは、支持軸26Yの回転軸線方向で入力ギア27Yと出力ギア28Yとの間に介装された駆動伝達部材である。
ワンウェイユニット23Yは、支持軸26Yに沿って移動自在である。バネ30Yは、ワンウェイユニット23Yをプロセスカートリッジ24Y側に付勢して、ワンウェイユニット23Yをプロセスカートリッジ24Yのドラム駆動カップリング部(25Y:図2)に押し付けている。
中間体29Yの入力ギア27Y側の面には、中間体29Yを回転軸線方向に移動させるためのカム面29aYが形成される。入力ギア27Yの内部には、中間体29Yのカム面29aYに対向させて、中間体29Yのカム面29aYを押し上げるための摺動リブ27aYが設けられている。
中間体29Yの出力ギア28Y側の面には、ワンウェイユニット23Yのトルク伝達の継手形状としてのラチェット部29bYが形成されている。出力ギア28Yの内部には、中間体29Yのラチェット部29bYに係合して回転を伝達するラチェット形状28aYが設けられている。
(プロセスカートリッジ交換時)
図2に示すように、駆動伝達装置101は、画像形成装置100の不図示の筐体フレームに固定されている。プロセスカートリッジ24Yは、ドラム駆動カップリング部25Yにおいて駆動伝達装置101に対して着脱自在に連結されている。プロセスカートリッジ24Yは、ドラム駆動カップリング部25Yで駆動伝達装置101から分離して矢印X方向と逆方向に引き出して取り外し可能である。
図5の(b)に示すように、出力ギア28Yは、ラチェット形状28aYの反対側の面に、図2に示すドラム駆動カップリング部25Yの係合突起に係合する係合孔31Yが設けられている。図2に示すように、画像形成装置100にプロセスカートリッジ24YをX方向に挿入した時、ドラム駆動カップリング部25Yと出力ギア28Y部の位相が一致している場合、プロセスカートリッジ24Yは、画像形成装置100にそのまま装着可能である。
しかし、プロセスカートリッジ24Yの挿入時、ドラム駆動カップリング部25Yと出力ギア28Yの位相が合っていない場合、ドラム駆動カップリング部25Yの係合突起が係合孔31Yに係合しないで浮き上がった状態になる。しかし、バネ30Yに付勢された状態で出力ギア28Yが回転している間に、ドラム駆動カップリング部25Yと出力ギア28Yの位相が合い、その瞬間にドラム駆動カップリング部25Yの係合突起が係合孔31Yに落ち込む。バネ30Yに付勢されて、ワンウェイユニット23Yがプロセスカートリッジ24Yの挿入方向に移動して、プロセスカートリッジ24Yが画像形成装置100に正常に装着される。その後は、出力ギア28Yとドラム駆動カップリング部25Yとが一体に回転して、感光ドラム(3Y:図1)が回転駆動可能な状態になる。
言い換えれば、ワンウェイユニット23Yの出力ギア28Yの位相と、プロセスカートリッジ24Yのドラム駆動カップリング部25Yの位相が合ってない場合、両者の相対回転が行われることで互いの位相が合う。その結果、ワンウェイユニット23Yの退避が解除されて、プロセスカートリッジ24Y側に駆動が伝達される。
(正回転時)
図6は正回転時の中間体の動作の説明図である。図7は各色に対応するワンウェイユニットのカム面の違いの説明図である。
図3に示すように、画像形成装置の起動時や画像形成ジョブの開始時、駆動モータ21は正回転を行う。このとき、入力ギア27Yは、モータギアを含むギア列22から駆動力を受けて矢印方向に回転する。
このとき、図5の(a)に示すように、入力ギア27Y内部の摺動リブ27aYが、中間体29Yのカム面29aYを駆動伝達位置まで押して移動させて、図6の(b)に示すように、中間体29Yを出力ギア28Yの方向へ押し上げる。
この動作により、図5の(a)に示すように、出力ギア28Yのラチェット形状28aYに中間体29Yのラチェット部29bYの略垂直面同士が噛み合い、入力ギア27Yと出力ギア28Yは中間体29Yを介して一体的に図6(a)の矢印方向に回転する。
図7に示すように、各色に対応するワンウェイユニット(23Y、23M、23C、23K:図5)のカム面29aY、29aM、29aC、29aKは、色毎に形状が異なっている。駆動モータ21が正回転する時、入力ギア27Yも回転するが、それぞれの摺動リブ27aY、27aM、27aC、27aKがカム面29aY、29aM、29aC、29aKの駆動伝達位置に当接するタイミングがずれている。図5に示す摺動リブ27aY、27aM、27aC、27aKがカム面29aY、29aM、29aC、29aKの駆動伝達位置に当接するタイミングは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色順になっている。
具体的には、駆動モータ21が正回転時、入力ギア27の摺動リブ27aがカム面29aの駆動伝達位置に当接する角度をY、M、C、Kの色順に従って90°から20°ずつ大きく付けて、プロセスカートリッジ24Yへ最初に駆動が伝わるようにしている。摺動リブ27aYの回転方向の長さを考慮して、駆動伝達位置と駆動遮断位置との開き角度は90°より大きい151°が必要である。ただし、遅延させる角度は20°だけに限定するものではなく、Y、M、C、Kの各色でどの程度の時間ずらすかの仕様によってその数値が変わってくる。
このようにして、駆動モータ21の正回転時には、ワンウェイユニット23を介して、プロセスカートリッジ24のドラム駆動カップリング部25の駆動タイミングは、Y、M、C、Kという色順に時間差が付けられている。時間差をつけて駆動が伝達されることにより、駆動モータ21やギア列22に対する瞬間的な負荷増加を回避している。
(逆回転時)
図8は逆回転時の中間体の動作の説明図である。
図4に示すように、画像形成ジョブの間、画像形成の終了時、画像形成装置の電源OFF時、駆動モータ21は逆回転して、ワンウェイユニット23Yの入力ギア27Yの摺動リブ27aYと中間体29Yのカム面29aYとの位相関係を初期位置に戻す。このとき、感光ドラム3Y、3M、3C、3Kが逆回転しないように、ワンウェイユニット23Y、23M、23C、23Kは、駆動伝達を空転させる。
図4に示すように、駆動モータ21を矢印方向に逆回転したとき、ワンウェイユニット23Yの入力ギア27Yは矢印方向に回転する。このとき、図5の(a)に示すように、入力ギア27Yの内部の摺動リブ27aYが、中間体29Yのカム面29aYを押し上げる位置から退避して、中間体29Yが駆動遮断位置まで移動可能になる。これにより、図8の(b)に示すように、中間体29Yは、出力ギア28Yから離れて入力ギア27Yの方向へ移動することができる。中間体29Yに設けられたラチェット部29bYと出力ギア28Yに設けられたラチェット形状28aYとが斜面同士で摺動して、ワンウェイユニット23Yが空転状態になる。
これにより、出力ギア28Yは回転せず、プロセスカートリッジ24Yのドラム駆動カップリング部25Yへの駆動は遮断されるため、ドラムの逆回転によるプロセスカートリッジ側へダメージを回避することができる。ダメージの例は、ドラムクリーニング装置2Yのクリーニングブレードの捲れである。
(駆動モータの制御)
図9は駆動モータの制御のフローチャートである。
図1を参照して図9に示すように、制御部110は、画像形成ジョブを受信すると、画像形成装置100を起動させる(S11)。図6に示すように、駆動モータ21を正回転して、プロセスカートリッジ24Y、24M、24C、24Kを順番に回転開始させる。制御部110は、感光ドラム3Y、3M、3C、3Kが起動し、定着装置20の昇温が完了すると、通紙を伴って画像形成ジョブを実行する(S12)。
制御部110は、画像形成ジョブが終了すると、後回転動作を実行して感光ドラム3Y、3M、3C、3Kの回転を停止させる(S13)。制御部110は、感光ドラム3Y、3M、3C、3Kの回転停止直後に、図8に示すように、駆動モータ21を逆回転させる(S14)。これにより、図5の(a)に示すように、ワンウェイユニット23Yの入力ギア27Yの摺動リブ27aYと中間体29Yのカム面29aYとの位相関係を初期位置に戻す。制御部110は、その後、画像形成装置100に次の画像形成ジョブを待機させる(S15)。
以上説明したように、駆動伝達装置101では、第一入力側回転体の一例である入力ギア27Yは、駆動源の一例である駆動モータ21が所定方向に回転したときに第一方向に回転する。第二入力側回転体の一例である入力ギア27Mは、駆動モータ21が所定方向に回転したときに第二方向に回転する。第一の実施形態では、第一方向と第二方向とは同一方向である。第一中間回転体の一例である中間体29Yは、第一回転体の一例である感光ドラム3Yと一体に回転可能である。第二中間回転体の一例である中間体29Mは、第二回転体の一例である感光ドラム3Mと一体に回転可能である。
第一係合部の一例であるカム面29aYは、入力ギア27Yの第一方向の回転を第一角度の一例である90度の遅れで中間体29Yに係合させる。第二係合部の一例であるカム面29aMは、入力ギア27Mの第二方向の回転を第一角度よりも大きい第二角度の一例である110度の遅れで中間体29Mに係合させる。このため、感光ドラム3Y、3Mが同時に回転開始して駆動モータ21に過負荷を生じる事態を回避できる。しかし、駆動モータ21の停止後、カム面29aY、29aMを初期状態へリセットしないと、次回の起動時に同様の係合順序を再現できない。
そこで、制御部の一例である制御部110は、駆動モータ21の所定方向の回転停止から次の所定方向の回転開始までの所定時期に、入力ギア27Mを第二方向と逆方向に第二角度以上回転させるように駆動モータ21を所定方向の逆方向に回転させる。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、第一伝達部の一例であるラチェット部29bYは、中間体29Yの第一方向の回転は感光ドラム3Yに伝達するが、第一方向と逆方向の回転は感光ドラム3Yに伝達しない。このため、入力ギア27Yが第一角度以上逆回転しても感光ドラム3Yが逆回転しない。
実施の形態1では、第二伝達部の一例であるラチェット部29bMは、中間体29Mの第二方向の回転は感光ドラム3Mに伝達するが、第二方向と逆方向の回転は感光ドラム3Mに伝達しない。このため、入力ギア27Mが第二角度以上逆回転しても感光ドラム3Yが逆回転しない。
実施の形態1では、第一着脱部材の一例である出力ギア28Yは、中間体29Yと感光ドラム3Yとの間に配置されて中間体29Yに対して感光ドラム3Yを着脱可能に接続する。ラチェット部29bYは、中間体29Yと出力ギア28Yの対向面に配置されたラチェット構造である。このため、ラチェット部29bYを中心近くまで配置して出力ギア28Yの中間体29Y収容部を小径化できる。
実施の形態1では、入力ギア27Yと中間体29Yとラチェット部29bYとは、感光ドラム3Yの回転軸線上に配置され、入力ギア27Mと中間体29Mとラチェット部29bMとは、感光ドラム3Mの回転軸線上に配置される。このため、感光ドラム3Y、3Mの大きさや配置に応じた機構全体の変更が少なくて済む。標準化が容易であるため、複数の感光ドラム3Y、3Mを1つの駆動モータ21で駆動する機構全体の小型化が容易で、使用する部品の部品コストが小さくて済む。
実施の形態1では、第一着脱部材の一例である出力ギア28Yは、中間体29Yと感光ドラム3Yとの間に配置されて中間体29Yに対して感光ドラム3Yを着脱可能に接続する。ラチェット部29bYは、中間体29Yと出力ギア28Yの対向面に配置されたラチェット構造である。このため、ラチェット部29bYを中心近くまで配置して出力ギア28Yの中間体29Y収容部を小径化できる。
実施の形態1では、入力ギア27Yと中間体29Yとラチェット部29bYとは、感光ドラム3Yの回転軸線上に配置され、入力ギア27Mと中間体29Mとラチェット部29bMとは、感光ドラム3Mの回転軸線上に配置される。このため、感光ドラム3Y、3Mの大きさや配置に応じた機構全体の変更が少なくて済む。標準化が容易であるため、複数の感光ドラム3Y、3Mを1つの駆動モータ21で駆動する機構全体の小型化が容易で、使用する部品の部品コストが小さくて済む。
実施の形態1では、中間体29Yは、入力ギア27Yの回転に伴って入力ギア27Yの内側で入力ギア27Yに対して相対回転し、カム面29aYは、入力ギア27Yと中間体29Yの相対回転を第一角度に規制する規制構造である。このため、中間体29Yを含めた機構全体の回転軸線方向の長さが短縮される。
実施の形態1では、複数のプロセスカートリッジの駆動タイミングの切り替えを、電磁クラッチ、ステッピングモータなどの電気部品を用いずに実現できる。機構に電磁クラッチを含まないため、消費電力が小さく、装置全体の小型化に有利で、電磁クラッチへの電流印加による昇温が無い。また、ステッピングモータを含まないので、消費電力が小さく、装置全体の小型化に有利で、ステッピングモータ特有の振動・騒音が発生しない。
以上説明したように、実施の形態1では、プロセスカートリッジの駆動部分において、ワンウェイクラッチ構成とし、入力ギアと出力ギアとの間に、カム面とラチェット面を有する中間体を設けた構成で、カム面の形状を各色ごとに変えている。入力ギアと出力ギアとの間に、カム面とラチェット面を有する中間体を設けて、カム面の形状を各色ごとに変えている。これにより、複数のプロセスカートリッジの駆動連結のタイミングをずらせて、瞬間にかかるモータもしくはギアへの負荷を低減することができる。感光ドラムの逆回転を最小限にして感光ドラムの摩耗を回避できる。
<実施の形態2>
(駆動伝達装置)
図10は実施の形態2の駆動伝達装置を駆動モータの反対側から見た斜視図である。図11は実施の形態2の駆動伝達装置を駆動モータ側から見た斜視図である。図12は駆動伝達装置の駆動軸に沿った方向の断面図である。図13は駆動カップリングのカップリング形状の説明図である。
実施の形態2の駆動伝達装置は、実施の形態1と同様に、図1に示す画像形成装置100において、回転負荷である感光ドラム3Y、感光ドラム3M、感光ドラム3C、感光ドラム3Kを異なるタイミングで回転開始させて、駆動モータの過負荷を回避する。そして、図2に示すプロセスカートリッジ24Y、24M、24C、25Kをドラム駆動カップリング部25において着脱自在に連結して回転駆動する。
実施の形態2の駆動伝達装置は、図10に示す画像形成装置の起動時に駆動モータを正回転させて感光ドラムを回転させるが、画像形成ジョブの終了後には実施の形態1と同様に駆動モータを逆回転させて駆動カップリングを初期状態に復帰させる。そして、駆動モータ71の正回転時には入力ギア76Y、76M、76C、76Kの回転が駆動カップリング82Y、82M、82C、82Kに伝達されるが、逆回転時には実施の形態1と同様に伝達されない。
実施の形態2の駆動伝達装置は、実施の形態1とは異なり、図5に示すワンウェイユニット23Yの機能を、図10に示す入力ギア76Yと図11に示す被駆動カップリング86Yとに分担させている。異なるタイミングを設定するために、入力ギア76Yに設けるピン孔の大きさを各色(Y、M、C、K)で異ならせている。
図10に示すように、駆動伝達装置102は、駆動モータ71が回転すると、モータギア72、段ギア73、アイドラギア74、75、入力ギア76Yを介して、駆動カップリング82Yに駆動が伝達される。駆動モータ71が回転すると、入力ギア76Yが回転し、入力ギア76Yの回転が駆動ピン79Yを介して駆動軸83Yに伝達される。駆動軸83Yが回転すると、駆動ピン80Yを介して駆動カップリング82Yに駆動が伝達される。
図11に示すように、駆動カップリング82Yは、駆動モータ71が正回転の時、被駆動カップリング86Yに駆動を伝達し、駆動モータ71が逆回転の時、被駆動カップリング86Yに駆動を伝達しないカップリング形状を有する。
図12に示すように、被駆動カップリング86Yが回転すると、被駆動軸87Yを介して感光ドラム3Yが回転する。駆動ピン79Yは駆動軸83Yに固定され、入力ギア76Yは、駆動ピン79Yに拘束される範囲で駆動軸83Yの周りを回転可能である。被駆動カップリング86Yは、感光ドラム3Yの被駆動軸87Yに固定されて、駆動カップリング82Yに係合可能である。
駆動カップリング82Yは、駆動ピン80Yが駆動カップリング82Yの長円孔82Yn内を移動可能な範囲で駆動軸83Yに沿って移動可能である。駆動カップリング82Yは、駆動ピン80Yによって駆動軸83Yに対する回転を規制されている。
図13に示すように、駆動モータ71が正回転の時、駆動カップリング82Yが矢印P方向に回転して、駆動面82aYとボス86aYが当接して、駆動カップリング82Yから被駆動カップリング86Yに回転が伝達される。駆動モータ71が逆回転の時、駆動カップリング82Yが矢印Q方向に回転して、螺旋状のテーパ面82bYに沿ってボス86aYが移動して、駆動カップリング82Yが被駆動カップリング86Yに対して空転する。
(正回転時)
図14は正回転時の入力ギアと駆動ピンの係合の説明図である。図15は入力ギアによる回転駆動の遅れ時間の説明図である。図16は正回転時の各色の感光ドラムの回転開始タイミングの説明図である。
図10に示すように、駆動伝達装置102は、駆動モータ71が正方向に回転したとき、被駆動カップリング86Y、被駆動カップリング86M、被駆動カップリング86C、被駆動カップリング86Kの順に、それぞれ異なるタイミングで駆動を開始する。
図14に示すように、入力ギア76Yにはピン孔76aYが設けられ、駆動軸83Yに固定された駆動ピン79Yがピン孔76aYに拘束されている。駆動軸83Yは、駆動ピン79Yがピン孔76aY内を移動する時間だけ、入力ギア76Yから駆動軸83Yへの駆動伝達を遅らせる。
図15の(a)に示すように、ピン孔76aYの正方向壁面76bYと駆動ピン79Yとがなす周方向角度をαYとする(αY=20°)。このとき、図14の(a)の状態から入力ギア76Yが角度αY回転すると、図14の(b)に示すように、正方向壁面76bYと駆動ピン79Yが当接して、入力ギア76Yの回転が駆動軸83Yへ伝達される。図11に示すように、駆動軸83Yの回転は、駆動カップリング82Y、被駆動カップリング86Yを介して感光ドラム3Yに伝達される。これにより、駆動モータ71(入力ギア76Y)の回転開始から角度αY(20°)だけ遅れて、感光ドラム3Yの回転が開始される。
図16の(a)に示すように、正方向壁面76bY、76bM、76bC、76bKと駆動ピン79Y、79M、79C、79Kとがなす周方向角度をαY、αM、αC、αKとする。角度αY、αM、αC、αKは、αY<αM<αC<αKの関係を有し、αY=20°、αM=40°、αC=60°、αK=80°とそれぞれ異なる。このため、駆動モータ71の回転開始後、駆動軸83Y、83M、83C、83Kの順に回転開始する。
図16の(b)に示すように、入力ギア76Y、76M、76C、76Kが角度αY°回転すると、入力ギア76Yの正方向壁面76bYと駆動ピン79Yが当接して駆動軸83Yが回転開始して感光ドラム(3Y)の回転が開始する。図16の(c)に示すように、入力ギア76Y、76M、76C、76Kが角度αM°回転すると、入力ギア76Mの正方向壁面76bMと駆動ピン79Mが当接して駆動軸83Mが回転開始して感光ドラム(3M)の回転が開始する。図16の(d)に示すように、入力ギア76Y、76M、76C、76Kが角度αC°回転すると、入力ギア76Cの正方向壁面76bCと駆動ピン79Cが当接して駆動軸83Cが回転開始して感光ドラム(3C)の回転が開始する。
さらに、入力ギア76Y、76M、76C、76Kが角度αK°回転すると、入力ギア76Kの正方向壁面76bKと駆動ピン79Kが当接して駆動軸83Kが回転開始して感光ドラム(3K)の回転が開始する。これにより、駆動モータ71の回転駆動が、感光ドラム3Y、3M、3C、3Kのすべてに伝達される。
(逆回転時)
図17は逆回転時の入力ギアと駆動ピンの係合の説明図である。図18は逆回転時の駆動カップリングの斜視図である。図19は逆回転時の各色の感光ドラムの回転開始タイミングの説明図である。
図17の(a)に示すように、正方向壁面76bYに駆動ピン79Yが当接した状態から入力ギア76Yが逆回転を開始する。図17の(b)に示すように、入力ギア76Yが角度αY逆回転すると、逆方向壁面76cYと駆動ピン79Yが当接して、入力ギア76Yの回転が駆動ピン79Yに伝達されて駆動軸83Yが逆方向に回転開始する。このとき、正方向壁面76bYと駆動ピン79Yとがなす周方向角度αYは20°となる。
図18に示すように、駆動軸83Yが逆回転することで、駆動カップリング82Yは逆回転するが、感光ドラム3Yは逆回転しない。すなわち、駆動カップリング82が逆回転すると、テーパ面82bYとボス86aYが当接し、テーパ面82bYの形状に沿って駆動カップリング82Yは矢印a方向に退避する。これにより、駆動カップリング82の回転は被駆動カップリング86には伝達されず、感光ドラム3Yは逆回転しない。
図19の(a)に示すように、正方向壁面76bY、76bM、76bC、76bKに駆動ピン79Y、79M、79C、79Kを当接した状態で入力ギア76Y、76M、76C、76Kの逆回転が開始される。逆回転の開始後、角度αY=20°回転すると逆方向壁面76cYと駆動ピン79Yが当接して入力ギア76Yの逆回転が駆動カップリング82Yに伝達される。角度αM=40°回転すると逆方向壁面76cMと駆動ピン79Mが当接して入力ギア76Mの逆回転が駆動カップリング82Mに伝達される。角度αC=60°回転すると逆方向壁面76cCと駆動ピン79Cが当接して入力ギア76Cの逆回転が駆動カップリング82Cに伝達される。角度αK=80°回転すると逆方向壁面76cKと駆動ピン79Kが当接して入力ギア76Kの逆回転が駆動カップリング82Kに伝達される。ここで、駆動モータ71の逆回転を停止することで逆回転動作は終了する。
そして、次回、画像形成ジョブの開始時や前多回転時に駆動モータ71を正回転したときは、上述したように駆動軸83Y、駆動軸83M、駆動軸83C、駆動軸83Kの順に異なるタイミングで駆動が開始される。駆動モータ71の正回転時には、駆動タイミングは同時ではなくY、M、C、Kという色順に時間差をつけて駆動が伝達されるため、駆動モータ71に対する瞬間的な負荷増加が回避される。
以上説明したように、実施の形態2では、ギアのピン穴の大きさを、各色個別に変えることで、駆動の連結タイミングをずらし、かつ駆動カップリングにテーパ部を設け、回転方向によってカートリッジ側への駆動を遮断する。駆動側のカップリングの平行ピン穴の大きさを、各色個別に変えることで、駆動の連結タイミングをずらし、かつ被駆動側のカップリングにテーパ部を設け、回転方向によってプロセスカートリッジ側への駆動を遮断する。
実施の形態2では、第一中間回転体の一例である駆動軸83Yは、入力ギア76Yを相対回転可能に支持する回転軸である。第一係合部の一例であるピン孔76aYは、入力ギア76Yと駆動軸83Yとの相対回転を第一角度の一例であるαYに規制する規制構造である。
<その他の実施形態>
本発明は、複数の回転体の回転軸線上にそれぞれ配置された入力側回転体と出力側回転体の相対回転が回転体ごとに異なる角度で規制される限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
したがって、実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が無い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
回転体は、感光ドラムには限らない。回転体は、平行に配列されるものに限らない。回転体は、1種類の回転体には限らない。画像形成装置において、1つの駆動モータで駆動される多種類の複数の回転体で実施できる。感光ドラム、現像ローラ、トナー搬送スクリュー、搬送ローラ、定着ローラ等、多数の回転体について実施できる。
駆動モータの逆回転の実行時期は、後回転動作の直後には限らない。本体初期立ち上げ時、画像形成ジョブの間、スリープモード移行時、画像形成ジョブの終了時、1日のうち、夜間の所定時刻でもよい。
画像形成装置は、1ドラム型/タンデム型の区別なく実施できる。感光体の数、帯電方式、静電潜像の形成方式、転写方式、定着方式等の区別無く実施できる。ここでは、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明しているが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。複写機、ファクシミリ、プリンタ等の一つのモータで複数のプロセスカートリッジ駆動させる構成において、それぞれのプロセスカートリッジの駆動タイミングをずらすことで、瞬間にかかるモータもしくはギアへの負荷を低減できる。
1Y、1M、1C、1K 露光装置
3Y、3M、3C、3K 感光ドラム
4Y、4M、4C、4K 帯電ローラ
6Y、6M、6C、6K 現像装置
7 中間転写ベルト、12 記録材カセット、14 分離ローラ
17 レジストローラ、19 二次転写ローラ、20 定着装置
21 駆動モータ、22 ギア列
23Y、23M、23C、23K ワンウェイユニット
24Y、24M、24C、24K プロセスカートリッジ
25Y、25M、25C、25K ドラム駆動カップリング部
26Y、26M、26C、26K 支持軸
27Y、27M、27C、27K 入力ギア
27aY、27aM、27aC、27aK 摺働リブ
28Y、28M、28C、28K 出力ギア
28aY、28aM、28aC、28aK ラチェット形状
29Y、29M、29C、29K 中間体
29aY、29aM、29aC、29aK カム面
29bY、29bM、29bC、29bK ラチェット部
30Y、30M、30C、30K バネ
71 駆動モータ、72 モータギア、73 段ギア
74 アイドラギア、75 アイドラギア
76Y、76M、76C、76K 入力ギア
79Y、79M、79C、79K 駆動ピン
80Y、80M、80C、80K 駆動ピン
82Y、82M、82C、82K 駆動カップリング
83Y、83M、83C、83K 駆動軸
86Y、86M、86C、86K 被駆動カップリング
87Y、87M、87C、87K 被駆動軸

Claims (7)

  1. 第一回転体と第二回転体とを回転駆動する駆動源と、
    前記駆動源が所定方向に回転したときに第一方向に回転する第一入力側回転体と、
    前記第一回転体と一体に回転可能な第一中間回転体と、
    前記第一入力側回転体の前記第一方向の回転を第一角度の遅れで前記第一中間回転体に係合させる第一係合部と、
    前記駆動源が前記所定方向に回転したときに第二方向に回転する第二入力側回転体と、
    前記第二回転体と一体に回転可能な第二中間回転体と、
    前記第二入力側回転体の前記第二方向の回転を前記第一角度よりも大きい第二角度の遅れで前記第二中間回転体に係合させる第二係合部と、
    前記駆動源の前記所定方向の回転停止から次の前記所定方向の回転開始までの所定時期に、前記第二入力側回転体を前記第二方向と逆方向に前記第二角度以上回転させるように前記駆動源を前記所定方向の逆方向に回転させる制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一中間回転体の前記第一方向の回転は前記第一回転体に伝達するが、前記第一方向と逆方向の回転は前記第一回転体に伝達しない第一伝達部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一中間回転体と前記第一回転体との間に配置されて前記第一中間回転体に対して前記第一回転体を着脱可能に接続する第一着脱部材を備え、
    前記第一伝達部は、前記第一中間回転体と前記第一着脱部材の対向面に配置されたラチェット構造であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一入力側回転体と前記第一中間回転体とは前記第一回転体の回転軸線上に配置され、
    前記第二入力側回転体と前記第二中間回転体とは前記第二回転体の回転軸線上に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一中間回転体は、前記第一入力側回転体の回転に伴って前記第一入力側回転体に対して相対回転するように前記第一入力側回転体の内側に配置され、
    前記第一係合部は、前記第一入力側回転体と前記第一中間回転体の相対回転を前記第一角度に規制する規制構造であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一中間回転体は、前記第一入力側回転体を相対回転可能に支持する回転軸を有し、
    前記第一係合部は、前記第一入力側回転体と当該回転軸との相対回転を前記第一角度に規制する規制構造であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記第二中間回転体の前記第二方向の回転は前記第二回転体に伝達するが、前記第二方向と逆方向の回転は前記第二回転体に伝達しない第二伝達部を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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