JP2015125525A - バッファを管理する情報処理装置、バッファ管理方法、及びそのためのプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係るバッファ管理装置901の構成を示すブロック図である。
プロセススケジュール部2は、プロセス1の起動、終了及びプロセス1の入出力バッファの使用枠を制御する。
図1に戻って、ブロッキング入出力部3は、実行中プロセスとして動作するユーザプログラムからの呼び出し(入出力要求、またはI/O要求とも呼ばれる)に応じて、入出力バッファ管理部5に対して入出力要求を行う。例えば、ブロッキング入出力部3は、APIとして実現される。即ち、ブロッキング入出力部3は、入出力バッファ管理部5が、実行中プロセスとして動作するユーザプログラムから入出力要求を受け付ける際のゲートウェイとして機能する。従って、ブロッキング入出力部3は、ユーザプログラムと同一プロセス(同一の実行単位)で動作する。
図1に戻って、非同期入出力要求部8は、独立した専用プロセスで動作し、ブロッキング入出力部3とは並列に動作可能である。非同期入出力要求部8は、入出力要求部31から入出力要求を受信し、入出力要求部31が実施する入出力バッファ管理部5への入出力要求処理を、代理実行する。
使用枠管理部4は、実行中プロセス毎にその実行中プロセスの所定使用枠値と再設定使用枠値と入出力バッファ使用数を保持する。
入出力バッファ管理部5は、未使用の入出力バッファを入出力バッファプール6で管理し、使用中の入出力バッファを入出力実行キュー7で管理する。
入出力バッファプール6は、未使用の入出力バッファ61を管理するバッファプールである。
ユーザがユーザプログラムの実行をプロセススケジュール部2に指示したとき、プロセススケジュール部2の開始部21は、そのユーザプログラムのロードモジュールをメモリ(例えば、図10に示す記憶部912)に展開する。即ち、開始部21は、そのユーザプログラムを新規プロセスとして実行可能な状態に準備する。
次に、プロセススケジュール部2の検査部25は、そのユーザプログラムが入出力バッファを使用するAPIをリンクしているか否かを検査する。
検査部25は、その新規プロセスの所定使用枠値を0に設定する。
次に、プロセススケジュール部2の開始判定部23は、使用枠値取得部41から、全ての実行中プロセスの所定使用枠値の値を取得する。また、開始判定部23は、システムに存在する利用可能な入出力バッファの総数を、入出力バッファ管理部5から取得する。
次に、開始判定部23は、取得したその実行中プロセスの所定使用枠値の全てとその新規プロセスの所定使用枠値とを合計した合計値とその総数とを比較する。
開始判定部23は、その新規プロセスのプロセス識別子及び所定使用枠値を、使用枠管理部4に送信する。
開始判定部23は、その新規プロセスの実行を保留し、そのユーザプログラムの実行開始処理を中断する。例えば、開始判定部23は、保留するその新規プロセスに関する情報を、記憶装置913に記憶する。以後、保留されたその新規プロセスを、保留プロセスとも呼ぶ。
次に、プロセススケジュール部2の使用枠値見直部24は、全ての実行中プロセスについて、再設定使用枠値の見直しを行う。
Ls: 余剰使用枠値
N:入出力バッファの総数
ΣLp:実行中プロセスの所定使用枠値の合計」。
Lp’:見直し後の再設定使用枠値
Lp:実行中プロセスの所定使用枠値
Rp:実行中プロセスの分配率
Rp = Kp / ΣKp
Kp:実行中プロセスの係数
ΣKp:実行中実行中プロセスの係数の合計
※ 分配する使用枠値の合計が余剰使用枠値を超えないように、端数を処理する
※ 余剰使用枠値が0の場合は、Lp’=Lpとする
※ ΣKpが0の場合、Rp=0とする」。
第2の方法では、使用枠値見直部24は、所定使用枠値の値を係数として設定する。この第2の方法では、所定使用枠値が大きい実行中プロセスほど優先的に、再設定使用枠値を相対的に大きく割り当てられる。
第3の方法では、使用枠値見直部24は、デバイスの入出力性能(I/O性能とも呼ばれる)に応じた入出力性能値を係数として設定する。この第3の方法では、低速なデバイスに出力する実行中プロセスほど、再設定使用枠値を相対的に小さく割り当てられる。この方法は、ユーザプログラムが特定の1つのデバイスのみに入出力要求を行う場合に有効である。
次に、開始判定部23は、実行中プロセスのそれぞれについて、使用枠値取得部41と使用バッファ計数部42とを介して、使用枠管理テーブル43に保持されている再設定使用枠値と入出力バッファ使用数とを取得する。
次に、開始判定部23は、全ての実行中プロセスのそれぞれについて、その再設定使用枠値とその入出力バッファ使用数とを、順次比較する。
開始判定部23は、入出力要求キャンセル部522を使用して、再設定使用枠値を超える数の入出力バッファを使用している実行中プロセスについて、入出力バッファの属性に基づいてその実行中プロセスの未実行の入出力要求をキャンセルする。
開始判定部23は、バッファ解放部53からのバッファ解放通知を待ち合わせる。バッファ解放が通知された後、処理はステップS110に戻り、プロセススケジュール部2は、再度、開始判定を実施する。
開始部21は、新実行中プロセスの実行を開始する。
開始判定部23は、保留プロセスが存在するか否かを確認する。
開始判定部23は、ステップS108で記憶した保留プロセスに関する情報に基づいて、保留プロセスのうち、実行指示時刻が最も早い保留プロセスを、開始判定の対象として選択する。次に、処理はステップS105に戻る。
プロセススケジュール部2の終了検知部22は、実行中プロセスのいずれかの終了を検知し、動作を開始する。
終了検知部22は、保留プロセスの有無を確認する。
使用枠値見直部24は、全ての実行中プロセスについて、再設定使用枠値の見直しを行う。再設定使用枠値の見直しは、ステップS109と同様の処理となる。但し、本ステップは、新実行中プロセスが存在しない場合に動作するため、再設定使用枠値の見直し対象である全ての実行中プロセスは、新実行中プロセスを含まない。次に、処理は終了する。
開始判定部23は、ステップS108で記憶した保留プロセスに関する情報に基づいて、保留プロセスのうち、実行指示時刻が最も早い保留プロセスを、開始判定の対象として選択する。
次に、開始判定部23は、使用枠値取得部41から、全ての実行中プロセスの所定使用枠値の値を取得する。また、開始判定部23は、システムに存在する利用可能な入出力バッファの総数を、入出力バッファ管理部5から取得する。
次に、開始判定部23は、その実行中プロセスの所定使用枠値の全てとその保留プロセスの所定使用枠値とを合計した合計値とその総数とを比較する。
開始判定部23は、その保留プロセスのプロセス識別子及び所定使用枠値を、使用枠管理部4に送信する。
使用枠値見直部24を使用して、全ての実行中プロセスについて、再設定使用枠値の見直しを行う。再設定使用枠値の見直しは、ステップS119と同様の処理となる。但し、ステップS109における合計値は、本ステップS124においては、保留プロセスの所定使用枠値を含まない、実行中プロセスのみの所定使用枠値の合計である。次に、処理は終了する。
ブロッキング入出力部3の高頻度入出力検出部33は、各実行中プロセスによるブロッキング入出力部3の呼び出しが、入出力要求するデバイスの性能につり合わない、高頻度の呼び出しであるか否かを監視する。続けて、高頻度入出力検出部33は、その監視した結果に基づいて、各実行中プロセスの係数を更新する。
次に、取得制限部32は、使用枠値取得部41と使用バッファ計数部42とを介して、ブロッキング入出力部3を呼び出した実行中プロセスについて、使用枠管理テーブル43に保持されている再設定使用枠値と入出力バッファ使用数とを取得する。
次に、取得制限部32は、その再設定使用枠値と入出力バッファ使用数とを比較する。入出力バッファ使用数がその再設定使用枠値以上の場合(ステップS203でNO)、取得制限部32は、入出力バッファの取得制限要と判定して、ステップS204に進む。入出力バッファ使用数が再設定使用枠値未満の場合(ステップS203でYES)、入出力バッファの取得制限不要と判定して、ステップS205に進む。
取得制限部32は、バッファ解放部53からのバッファ解放の通知を待ち合わせる。バッファ解放が通知されると、ステップS203に戻る。
ブロッキング入出力部3の入出力要求部31は、独立した専用のプロセスで動作する非同期入出力要求部8に、その入出力要求を通知して、制御を実行中プロセスで動作するユーザプログラムに戻す。
非同期入出力要求部8は、独立した専用のプロセスで動作し、入出力要求部31からの入出力要求の通知を待ち合わせる。入出力要求が通知されると、処理はステップS302に進む。
非同期入出力要求部8は、バッファ取得部51を使用して、入出力バッファ61を取得する。
次に、非同期入出力要求部8は、入出力要求登録部521を使用して、ステップS302で取得した入出力バッファ61を、入出力バッファ71として入出力実行キュー7に登録し、入出力バッファ71の登録をデバイスドライバ523に通知する。次に、処理はステップS301に戻り、非同期入出力要求部8は、再度、入出力要求の通知を待ち合わせる。
デバイスドライバ523は、デバイスドライバ523毎に独立した専用のプロセスで動作し、入出力要求登録部521からの入出力バッファ登録通知を待ち合わせる。入出力バッファ登録が通知されると、処理はステップS402に進む。
デバイスドライバ523は、入出力実行キュー7に入出力バッファ71が登録されているか否かを確認する。入出力バッファ71が登録されていない場合(ステップS402で無)、処理はステップS401に戻り、デバイスドライバ523は、再度入出力バッファ登録通知を待ち合わせる。入出力バッファ71が登録されている場合(ステップS402で有)、デバイスドライバ523は、最初に登録された入出力バッファ71を取り出す。次に、処理はステップS403に進む。
デバイスドライバ523は、ステップS402で取り出した入出力バッファ71に基づいて、デバイスに対して入出力を実行する。
次に、デバイスドライバ523は、入出力実行に要した時間を測定し、統計情報として平均時間を記録する。
次に、デバイスドライバ523は、バッファ解放部53を使用して、入出力実行に使用した入出力バッファ71を、入出力バッファ61として入出力バッファプール6に戻す。この処理を実行することを、バッファ解放と呼ぶ。続けて、デバイスドライバ523は、そのバッファ解放をステップS113で待ち状態にある開始判定部23、または、ステップS204で待ち状態にある取得制限部32に通知する。次に、処理はステップS401に戻り、デバイスドライバ523は、再度入出力バッファ登録通知を待ち合わせる。
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
Ls : 余剰使用枠値
N : 入出力バッファの総数
Lg : プロセスグループの1プロセスあたりの所定使用枠値
Pg : プロセスグループの実行中プロセス数
Σ(Lg・Pg) : 実行中プロセスの所定使用枠値の合計」。
Lg’: プロセスグループの見直し後の再設定使用枠値
Lg : プロセスグループの所定使用枠値
Rg : プロセスグループの分配率
Rg = Kg / Σ(kg・Pg)
Kg : プロセスグループの1プロセスあたりの係数
Σ(Kg・Pg) : 実行中プロセスの係数の合計
※ 分配する使用枠値の合計が、余剰使用枠値を超えないように端数を処理する
※ 余剰使用枠値が0の場合は、Lg’ = Lgとする
※ Σ(kg・Pg)が0の場合、Rg = 0 とする」。
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第1の上限値の見直しを実行する
プロセススケジュール手段と、
前記実行中プロセスから入出力要求を受信した場合に、前記実行中プロセスによる前記入出力バッファの使用数を、前記実行中プロセスに対応する前記第1の上限値以下に保つように、前記入出力バッファの取得を待ち合わせるブロッキング入出力手段と、を含む
情報処理装置。
前記第1の上限値を超える数の前記入出力バッファを使用している前記実行中プロセスが存在しない状態になるまで、前記新規プロセスの実行を待ち合わせる
ことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
前記新規プロセスを開始する場合、前記第1の合計数と、前記利用可能な入出力バッファの総数とに基づいて、前記第1の上限値の見直しを実行し、
前記実行中プロセスが終了した場合、前記実行中プロセスに対して設定された前記下限値の第2の合計数と、前記利用可能な入出力バッファの総数とに基づいて、前記第1の上限値の見直しを実行する
ことを特徴とする付記1または2記載の情報処理装置。
前記新規プロセス及び前記実行中プロセスのそれぞれに対応する実行優先度及び前記下限値、並びにデバイスの入出力性能、の任意の情報に基づいて、前記新規プロセス及び前記実行中プロセスのそれぞれに対応する係数を算出し、算出された前記係数に基づいて、前記見直しを実行する
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
ことを特徴とする付記4記載の情報処理装置。
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
前記入出力ブロッキング手段は、前記第2の上限値に基づいて前記入出力バッファの取得を待ち合わせる
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
ことを特徴とする付記1乃至8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
ことを特徴とする付記1乃至9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
前記プロセススケジュール部は、利用可能な入出力バッファの総数と、新規に開始される新規プロセス及び既に実行中の実行中プロセスのそれぞれが必要とする前記入出力バッファの数の下限値の第1の合計数と、を比較した結果に基づいて、前記新規プロセスの実行を開始及び保留し、前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第1の上限値の見直しを実行し、
前記ブロッキング入出力部は、前記実行中プロセスから入出力要求を受信した場合に、前記実行中プロセスによる前記入出力バッファの使用数を、前記実行中プロセスに対応する前記第1の上限値以下に保つように、前記入出力バッファの取得を待ち合わせる
情報処理装置。
前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第1の上限値の見直しを実行し、
前記実行中プロセスから入出力要求を受信した場合に、前記実行中プロセスによる前記入出力バッファの使用数を、前記実行中プロセスに対応する前記第1の上限値以下に保つように、前記入出力バッファの取得を待ち合わせる
バッファ管理方法。
前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第1の上限値の見直しを実行し、
前記実行中プロセスから入出力要求を受信した場合に、前記実行中プロセスによる前記入出力バッファの使用数を、前記実行中プロセスに対応する前記第1の上限値以下に保つように、前記入出力バッファの取得を待ち合わせる処理をコンピュータに実行させる
プログラム。
2 プロセススケジュール部
3 ブロッキング入出力部
4 使用枠管理部
5 入出力バッファ管理部
6 入出力バッファプール
7 入出力実行キュー
8 非同期入出力要求部
21 開始部
22 終了検知部
23 開始判定部
24 使用枠値見直部
25 検査部
31 入出力要求部
32 取得制限部
33 高頻度入出力検出部
41 使用枠値取得部
42 使用バッファ計数部
43 使用枠管理テーブル
51 バッファ取得部
52 入出力実行管理部
53 バッファ解放部
61 入出力バッファ
71 入出力バッファ
332 高頻度入出力検出部
431 使用枠管理レコード
521 入出力要求登録部
522 入出力要求キャンセル部
523 デバイスドライバ
901 バッファ管理装置
910 コンピュータ
911 CPU
912 記憶部
913 記憶装置
914 入出力部
917 記録媒体
Claims (10)
- 利用可能な入出力バッファの総数と、新規に開始される新規プロセス及び既に実行中の実行中プロセスのそれぞれが必要とする前記入出力バッファの数の下限値の第1の合計数と、を比較した結果に基づいて、前記新規プロセスの実行を開始及び保留し、
前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第1の上限値の見直しを実行する
プロセススケジュール手段と、
前記実行中プロセスから入出力要求を受信した場合に、前記実行中プロセスによる前記入出力バッファの使用数を、前記実行中プロセスに対応する前記第1の上限値以下に保つように、前記入出力バッファの取得を待ち合わせるブロッキング入出力手段と、を含む
情報処理装置。 - 前記ブロッキング入出力手段は、
前記第1の上限値を超える数の前記入出力バッファを使用している前記実行中プロセスが存在しない状態になるまで、前記新規プロセスの実行を待ち合わせる
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記プロセススケジュール手段は、
前記新規プロセスを開始する場合、前記第1の合計数と、前記利用可能な入出力バッファの総数とに基づいて、前記第1の上限値の見直しを実行し、
前記実行中プロセスが終了した場合、前記実行中プロセスに対して設定された前記下限値の第2の合計数と、前記利用可能な入出力バッファの総数とに基づいて、前記第1の上限値の見直しを実行する
ことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。 - 前記プロセススケジュール手段は、
前記新規プロセス及び前記実行中プロセスのそれぞれに対応する実行優先度及び前記下限値、並びにデバイスの入出力性能、の任意の情報に基づいて、前記新規プロセス及び前記実行中プロセスのそれぞれに対応する係数を算出し、算出された前記係数に基づいて、前記見直しを実行する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記ブロッキング入出力手段は、所定の閾値を超える頻度で入出力要求を実行する前記実行中プロセスに対応する前記係数を、前記プロセススケジュール手段による前記見直しにおいて前記第1の上限値が相対的に小さくなるように、更新する
ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。 - 前記プロセススケジュール手段は、前記新規プロセスが入出力バッファを使用しないバッファ不用プロセスである場合、前記バッファ不用プロセスの前記下限値を0に設定する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記入出力バッファに格納されたデータの破棄を許容する特性が示されている場合、前記特性に基づいて、使用中の前記入出力バッファを強制的に開放する入出力バッファ管理手段を更に含む
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記プロセススケジュール手段は、前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記プロセスが所定の情報に基づいてグループ化されたグループに対応する、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第2の上限値の見直しを実行し、
前記入出力ブロッキング手段は、前記第2の上限値に基づいて前記入出力バッファの取得を待ち合わせる
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 利用可能な入出力バッファの総数と、新規に開始される新規プロセス及び既に実行中の実行中プロセスのそれぞれが必要とする前記入出力バッファの数の下限値の第1の合計数と、を比較した結果に基づいて、前記新規プロセスの実行を開始及び保留し、
前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第1の上限値の見直しを実行し、
前記実行中プロセスから入出力要求を受信した場合に、前記実行中プロセスによる前記入出力バッファの使用数を、前記実行中プロセスに対応する前記第1の上限値以下に保つように、前記入出力バッファの取得を待ち合わせる
バッファ管理方法。 - 利用可能な入出力バッファの総数と、新規に開始される新規プロセス及び既に実行中の実行中プロセスのそれぞれが必要とする前記入出力バッファの数の下限値の第1の合計数と、を比較した結果に基づいて、前記新規プロセスの実行を開始及び保留し、
前記新規プロセスの実行を開始する場合及び前記実行中プロセスが終了した場合、前記利用可能な入出力バッファの利用率がより高くなるように、前記実行中プロセスのそれぞれが同時に取得できる前記入出力バッファの数の第1の上限値の見直しを実行し、
前記実行中プロセスから入出力要求を受信した場合に、前記実行中プロセスによる前記入出力バッファの使用数を、前記実行中プロセスに対応する前記第1の上限値以下に保つように、前記入出力バッファの取得を待ち合わせる処理をコンピュータに実行させる
プログラム。
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