JP2015123759A - ウォッシャホースの配管構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】2系統のホース孔部が形成されたウォッシャホースにホースジョイントを良好に接続する。【解決手段】車両用ワイパ装置では、ワイパアーム内に配設された第1中間ウォッシャホース80に第1ホース孔部82A、第2ホース孔部84Aが形成されている。第1ホース孔部82Aに第1ホースジョイント90の第1ジョイント部92Aが挿入され、第1ジョイント部92Aの先端部に拡径の第1係止部94Aが形成されている。また、第2ホース孔部84Aに第2ホースジョイント100の第2ジョイント部102Aが挿入され、第2ジョイント部102Aの先端部に拡径の第2係止部104Aが形成されている。そして、第1係止部94Aと第2係止部104Aとが第1中間ウォッシャホース80の長手方向にオフセットされている。このため、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100を第1中間ウォッシャホース80に良好に接続できる。【選択図】図1
Description
本発明は、ウォッシャホースの配管構造に関する。
車両用ワイパ装置では、ワイパアームの回動方向進行方向側へ洗浄液を供給するものがある(下記特許文献1参照)。この車両用ワイパ装置について簡単に説明すると、ワイパアームの先端部にワイピングブラシ(ワイパブレード)が連結されており、このワイピングブラシは、洗浄液を噴射する分配器(ノズル)を含んで構成されている。そして、ワイパアームには、ウォッシャタンクから供給された液体を分配器(ノズル)へ送るための液体搬送加熱装置(ホース)が設けられている。この液体搬送加熱装置(ホース)には、一対のダクト(ホース孔部)が形成されており、ダクト内を洗浄液が流れるようになっている。これにより、この車両用ワイパ装置では、液体搬送加熱装置(ホース)に2系統のダクト(ホース孔部)が形成されているため、2系統のダクト(ホース孔部)を別々に構成する場合に比べてワイパアームの幅方向においてワイパアームの小型化を図ることができる。
しかしながら、上記のように2系統のダクト(ホース孔部)が液体搬送加熱装置(ホース)に形成されている構造では、液体搬送加熱装置(ホース)にホースジョイント(接続部材)を接続する場合に以下のような問題がある。つまり、液体搬送加熱装置(ホース)にホースジョイントを接続する場合には、液体搬送加熱装置(ホース)からのホースジョイントの抜けを防止するために、ホースジョイントにおける接続部の先端部が一般に拡径に形成されている。このため、この拡径に形成された部分が液体搬送加熱装置(ホース)の幅方向に並んで配置されると、液体搬送加熱装置(ホース)の変形が大きくなり(2系統の両方のホースが同じ位置で拡径され)、ホースジョイントと液体搬送加熱装置(ホース)との間のシール性が悪化するという問題がある。
本発明は、上記事実を考慮し、2系統のホース孔部が形成されたウォッシャホースと接続部材とを良好に接続できるウォッシャホースの配管構造を提供することを目的とする。
本発明に係るウォッシャホースの配管構造は、停止位置と反転位置との間で往復回動されるワイパアームと、前記ワイパアームの先端側に連結され、前記ワイパアームの往復回動に伴い前記停止位置から回動方向一方側へ回動され且つ前記反転位置から回動方向他方側へ回動されて払拭面を払拭するワイパブレードと、前記ワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの前記回動方向一方側の側方に洗浄液を供給する第1ノズルと、前記ワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの前記回動方向他方側の側方に洗浄液を供給する第2ノズルと、前記ワイパアーム内において前記ワイパアームの長手方向に沿って配設され、一端側に接続された第1接続部材を介して流入された洗浄液を前記第1ノズル側へ通す第1ホース孔部と、一端側に接続された第2接続部材を介して流入された洗浄液を前記第2ノズル側へ通す第2ホース孔部と、が形成されたウォッシャホースと、前記第1接続部材における前記第1ホース孔部との接続部分を構成し、前記第1ホース孔部内に挿入され、先端部が前記第1ホース孔部の径方向外側へ膨らんだ第1係止部とされた第1接続部と、前記第2接続部材における前記第2ホース孔部との接続部分を構成し、前記第2ホース孔部内に挿入され、先端部が前記第2ホース孔部の径方向外側へ膨らんだ第2係止部とされ且つ当該第2係止部が前記第1係止部に対して前記ウォッシャホースの長手方向にオフセットして配置された第2接続部と、を備えている。
上記構成のウォッシャホースの配管構造によれば、ワイパアーム内にウォッシャホースが配設されている。ウォッシャホースには、第1ホース孔部及び第2ホース孔部が形成されている。第1ホース孔部内には、第1接続部材の第1接続部が挿入されている。そして、第1接続部材を介して第1ホース孔部内に流入された洗浄液が第1ノズル側へ流れて、当該洗浄液が第1ノズルによってワイパブレードの回動方向一方側の側方に供給される。一方、第2ホース孔部内には、第2接続部材の第2接続部が挿入されている。そして、第2接続部材を介して第2ホース孔部内に流入された洗浄液が第2ノズル側へ流れて、当該洗浄液が第2ノズルによってワイパブレードの回動方向他方側の側方に供給される。
ここで、第1接続部の先端部には、第1ホース孔部の径方向外側へ膨らんだ第1係止部が形成されており、第2接続部の先端部には、第2ホース孔部の径方向外側へ膨らんだ第2係止部が形成されている。そして、第2係止部が第1係止部に対してウォッシャホースの長手方向にオフセットして配置されている。このため、第1係止部と第2係止部とが互いに干渉し合うことが抑制されるため、第1接続部材及び第2接続部材とウォッシャホースとの接続状態においてウォッシャホースの変形を抑制できる。したがって、第1接続部材及び第2接続部材をウォッシャホースに良好に接続できる。
また、本発明に係るウォッシャホースの配管構造は、前記ウォッシャホースにおける前記第1ホース孔部が形成された一端面と、前記ウォッシャホースにおける前記第2ホース孔部が形成された一端面と、が前記ウォッシャホースの長手方向にオフセットして配置されている。
上記構成のウォッシャホースの配管構造によれば、第1ホース孔部への第1接続部の挿入量と、第2ホース孔部への第2接続部の挿入量とを同じ量に設定できる。これにより、第1接続部及び第2接続部をウォッシャホースへ挿入するときの挿入性(組付性)を維持できる。
また、本発明に係るウォッシャホースの配管構造は、前記ウォッシャホースにおける前記第1ホース孔部が形成された一端面と、前記ウォッシャホースにおける前記第2ホース孔部が形成された一端面と、が面一に配置され、前記第1接続部及び前記第2接続部の一方の長さが、前記第1接続部及び前記第2接続部の他方の長さに比して長く設定されている。
上記構成のウォッシャホースの配管構造によれば、ウォッシャホースにおける第1接続部材及び第2接続部材が接続される側の端面が面一に形成されているため、ウォッシャホースの一端部を簡易な構造にできる。
以下、図面を用いて本実施の形態に係るウォッシャホースの配管構造Sが適用された車両用ワイパ装置10について説明する。図2に示されるように、車両用ワイパ装置10は、略長尺状に形成されたワイパアーム12と、車両(自動車)のウィンドシールドガラスWGの被払拭面Sを払拭するワイパブレード30と、を含んで構成されている。また、車両用ワイパ装置10は、ワイパアーム12の先端部に設けられた「第1ノズル」としての第1メインノズル40及び「第2ノズル」としての第2メインノズル50と、ワイパアーム12の長手方向中間部に設けられた「第2ノズル」としてのサブノズル60と、含んで構成されている。以下、各構成について説明し、次いで本発明の要部であるウォッシャホースの配管構造Sについて説明する。
(ワイパアーム12について)
図2及び図3に示されるように、ワイパアーム12は、長尺状に形成されたアーム本体14と、アーム本体14の先端部に装着された先端カバー24と、を含んで構成されている。なお、アーム本体14及び先端カバー24は、いずれも樹脂製とされている。
図2及び図3に示されるように、ワイパアーム12は、長尺状に形成されたアーム本体14と、アーム本体14の先端部に装着された先端カバー24と、を含んで構成されている。なお、アーム本体14及び先端カバー24は、いずれも樹脂製とされている。
アーム本体14は、その長手方向から見てウィンドシールドガラスWG側(図2及び図3の矢印E方向側)へ開放された断面略U字状(開断面構造)に形成されている。具体的には、アーム本体14は、頂壁部14Aと、頂壁部14Aの幅方向両端からそれぞれウィンドシールドガラスWG側へ延設された側壁部14B,14Cと、を備えている。そして、アーム本体14は、図示しない裏面カバーによってウィンドシールドガラスWG側から塞がれている。
また、アーム本体14の基端側(図2及び図3の矢印C方向側)には、有底円筒状に形成された固定部16が形成されている。固定部16の底部の軸芯部には、円形の貫通孔16Aが同軸状に形成されている。そして、貫通孔16A内へピボット軸26(図4参照)の先端部がアーム下方側から挿通されて固定されることにより、ワイパアーム12の基端部がピボット軸26に固定されている。このピボット軸26は、車両のフレーム等に固定されたピボットホルダ(図示省略)に回動自在に支持されると共に、リンク機構を介してワイパモータWM(図8参照)に連結されている。そして、ワイパモータWMの駆動力によってピボット軸26が往復回動することで、ワイパアーム12が、停止位置(図4の実線図示位置)と反転位置(図4の一点鎖線図示位置)との間を往復回動するようになっている。なお、ワイパアーム12が、停止位置から反転位置へ向かう方向(図4の矢印A方向)が回動方向一方側(往復回動の往動側)とされており、反転位置から停止位置へ向かう方向(図4の矢印B方向)が回動方向他方側(往復回動の復動側)とされている。
また、アーム本体14の先端側には、クランク状に屈曲された横曲げ部18が形成されており、アーム本体14の先端部がアーム本体14の基端部に対して回動方向一方側へオフセットしている。
さらに、図2に示されるように、アーム本体14の先端はアーム本体14の長手方向において開放された開放端とされている。この開放端部に位置するアーム本体14の側壁部14B,14CにはU字状のスリット20がそれぞれ平行に形成されている。また、アーム本体14の先端側に位置する頂壁部14Aには、矩形状に開口された係合孔22が形成されている。そして、後述するワイパブレード30の連結ホルダ(図示省略)に取付けられたクリップ(図示省略)がアーム本体14の先端側からアーム本体14の先端部の内側に装着されるようになっている。具体的には、クリップ(不図示)が、その長手方向から見て略U字状に形成されており、その両側部の外側面に形成された係合凸部がスリット20に差込まれ、かつ頂部に形成された矩形状の係合突起が係合孔22にアーム下方側から弾性的に係合されて、アーム本体14の先端部の内側に装着される。なお、クリップは、その両側部の内側面に、円柱状の支軸部が同軸上に一体に形成され、後述するワイパブレード30の連結ホルダに回動可能に取付けられている。
さらに、アーム本体14の先端部には、先端カバー24が装着されている。先端カバー24は、アーム本体14の長手方向から見て断面略U字状に形成されており、アーム本体14の先端部に被嵌されている。さらに、先端カバー24の先端は、後述するワイパブレード30の連結ホルダに取付けられた上記クリップが挿入可能なように開放されている。
(ワイパブレード30について)
図2及び図3に示されるように、ワイパブレード30は、略長尺状に形成されたゴム製のブレードラバー32を備えている。ブレードラバー32は、上部側に配置された略矩形断面状の基部32Aと、この基部32Aから首部を介して連結された略三角形断面状の払拭部32Bとによって構成されている。払拭部32Bの先端部(下端部)には、ウィンドシールドガラスWGの被払拭面Sを払拭するリップが形成されている。また、基部32Aの上面には、バネ板材によって構成された略長尺板状のバッキング(図示省略)が配置されている。そして、ブレードラバー32の基部32A及びバッキングが、長尺状に形成されかつ断面形状が略C字状とされた保持ケース(図示省略)によって覆われた状態で保持されている。
図2及び図3に示されるように、ワイパブレード30は、略長尺状に形成されたゴム製のブレードラバー32を備えている。ブレードラバー32は、上部側に配置された略矩形断面状の基部32Aと、この基部32Aから首部を介して連結された略三角形断面状の払拭部32Bとによって構成されている。払拭部32Bの先端部(下端部)には、ウィンドシールドガラスWGの被払拭面Sを払拭するリップが形成されている。また、基部32Aの上面には、バネ板材によって構成された略長尺板状のバッキング(図示省略)が配置されている。そして、ブレードラバー32の基部32A及びバッキングが、長尺状に形成されかつ断面形状が略C字状とされた保持ケース(図示省略)によって覆われた状態で保持されている。
また、ワイパブレード30の長手方向の中央部には図示しない連結ホルダが配設されている。そして、バッキングの長手方向の移動が規制された状態で、保持ケースと共にブレードラバー32及びバッキングが連結ホルダによって保持されている。さらに、連結ホルダには、ワイパアーム12のアーム本体14の先端部が連結される前述したクリップが支軸部回りに回動可能に組付けられている。
前述したワイパアーム12は図示しない加圧機構によってウィンドシールドガラスWGの被払拭面S側へ押圧されており、上記構成のワイパブレード30のブレードラバー32はこの押圧力を受けてウィンドシールドガラスWGの被払拭面Sに押圧接触されている。
(第1メインノズル40、第2メインノズル50、及びサブノズル60について)
図5及び図6に示されるように、第1メインノズル40は、アーム本体14の横曲げ部18に対してワイパアーム12の先端側(図5及び図6の矢印D方向側)に近接して配置されている。第1メインノズル40は、略矩形板状の第1メインノズル本体42を備えており、第1メインノズル本体42はアーム本体14における側壁部14Bの外側に固定されている。また、第1メインノズル本体42には、略筒状の第1メインノズル接続部44が一体に形成されており、第1メインノズル接続部44は第1メインノズル本体42からアーム本体14の幅方向内側へ延びてアーム本体14の内側に配置されている。
図5及び図6に示されるように、第1メインノズル40は、アーム本体14の横曲げ部18に対してワイパアーム12の先端側(図5及び図6の矢印D方向側)に近接して配置されている。第1メインノズル40は、略矩形板状の第1メインノズル本体42を備えており、第1メインノズル本体42はアーム本体14における側壁部14Bの外側に固定されている。また、第1メインノズル本体42には、略筒状の第1メインノズル接続部44が一体に形成されており、第1メインノズル接続部44は第1メインノズル本体42からアーム本体14の幅方向内側へ延びてアーム本体14の内側に配置されている。
さらに、第1メインノズル本体42には、第1メインノズル噴射孔46(図5参照)が形成されている。第1メインノズル噴射孔46は第1メインノズル接続部44と連通されており、第1メインノズル接続部44に流入された洗浄液が、第1メインノズル噴射孔46によってワイパブレード30の回動方向一方側に供給(噴射)されるようになっている。具体的には、ワイパブレード30の回動方向一方側のワイパブレード先端側に向けて噴射されるようになっている。
第2メインノズル50は、アーム本体14の横曲げ部18に対してワイパアーム12の基端側(図5及び図6の矢印C方向側)に近接して配置されている。第2メインノズル50は第2メインノズル本体52を有しており、第2メインノズル本体52は、アーム本体14の内側においてワイパアーム12の長手方向に沿って配置されると共に、アーム本体14の側壁部14Cに隣接されている。また、第2メインノズル本体52には、一対の取付片54が一体に形成されており、取付片54が第2メインノズル本体52からアーム本体14の側壁部14B側へ延びている。そして、第2メインノズル本体52が側壁部1414Cに係止されると共に、取付片54が側壁部14Bに係止されて、第2メインノズル50がアーム本体14に固定されている。
また、第2メインノズル本体52には、第2メインノズル接続部56(図6参照)が一体に形成されている。この第2メインノズル接続部56は、筒状に形成されて、第2メインノズル本体52からワイパアーム12の基端側へ延びている。さらに、第2メインノズル本体52には、第2メインノズル噴射孔58が形成されている。第2メインノズル噴射孔58は第2メインノズル接続部56と連通されており、第2メインノズル接続部56に流入された洗浄液が、第2メインノズル噴射孔58によってワイパブレード30の回動方向他方側に供給(噴射)されるようになっている。具体的には、ワイパブレード30の回動方向他方側のワイパブレード先端側に向けて噴射されるようになっている。
図2に示されるように、サブノズル60はアーム本体14の長手方向中間部の内側に配置されている。具体的には、サブノズル60はワイパブレード30における長手方向一端部(図2の矢印C方向側の端部)の側方に配置されている。図7に示されるように、このサブノズル60は、ワイパアーム12の長手方向を軸方向とした略円筒形状のサブノズル本体62を有しており、サブノズル本体62はアーム本体14の側壁部14Cに隣接している。サブノズル本体62には、取付片64が一体に形成されている。この取付片64は、サブノズル本体62からアーム本体14の側壁部14B側へ延びており、取付片64の先端部分が二股状に形成されている。そして、取付片64がワイパアーム12の側壁部14B,14Cにそれぞれ係止されて、サブノズル60がアーム本体14に固定されている。
また、サブノズル本体62には、略円筒状に形成された一対のサブノズル接続部66A,66Bが一体に形成されている。一対のサブノズル接続部66A,66Bは、サブノズル本体62からアーム本体14の基端側及び先端側へそれぞれ延びると共に、互いに連通している。さらに、サブノズル本体62には、サブノズル噴射孔68が形成されている。サブノズル噴射孔68は一対のサブノズル接続部66A,66Bと連通されており、サブノズル本体62に対してワイパアーム12の基端側に配置されたサブノズル接続部66Aに流入された洗浄液が、サブノズル噴射孔68によってワイパブレード30の回動方向他方側に供給(噴射)されるようになっている。
そして、図2に示されるように、前述した第1メインノズル40(の第1メインノズル接続部44)が、後述する「ウォッシャホース」としての第1中間ウォッシャホース80の第1ホース部82、「第1接続部材」としての第1ホースジョイント90、及び基端側ウォッシャホース70を介して、車両の第1ウォッシャポンプ(図示省略)と接続されている。これにより、車両のウォッシャタンク(図示省略)から第1ウォッシャポンプによって圧送された洗浄液が第1メインノズル40に供給されるようになっている。
一方、サブノズル60(のサブノズル接続部66A)が、第1中間ウォッシャホース80の第2ホース部84、「第2接続部材」としての第2ホースジョイント100、及び基端側ウォッシャホース72を介して、車両の第2ウォッシャポンプ(図示省略)と接続されている。また、第2メインノズル50(の第2メインノズル接続部56)が、先端側ウォッシャホース78、ホース接続部材76、及び第2中間ウォッシャホース74を介してサブノズル60(のサブノズル接続部66B)と接続されている。これにより、車両のウォッシャタンクから第2ウォッシャポンプによって圧送された洗浄液がサブノズル60及び第2メインノズル50に供給されるようになっている。
(ウォッシャホースの配管構造Sについて)
図2に示されるように、ウォッシャホースの配管構造Sは、「ウォッシャホース」としての第1中間ウォッシャホース80と、「第1接続部材」としての第1ホースジョイント90及び「第2接続部材」としての第2ホースジョイント100と、の接続部分に適用されている。つまり、ワイパアーム12においてサブノズル60よりも基端側の部位に適用されている。
図2に示されるように、ウォッシャホースの配管構造Sは、「ウォッシャホース」としての第1中間ウォッシャホース80と、「第1接続部材」としての第1ホースジョイント90及び「第2接続部材」としての第2ホースジョイント100と、の接続部分に適用されている。つまり、ワイパアーム12においてサブノズル60よりも基端側の部位に適用されている。
第1中間ウォッシャホース80は、ゴム材等により構成されている。また、第1中間ウォッシャホース80は、アーム本体14の内側に配置されると共に、アーム本体14の長手方向に沿う略長尺状に形成されている。図1にも示されるように、第1中間ウォッシャホース80は、第1ホース部82と第2ホース部84とを含んで構成されている。この第1ホース部82及び第2ホース部84は、ワイパアーム12の幅方向に並んだ状態で一体(第1ホース部82と第2ホース部84の一部が接続された長手断面8の字形状)に形成されている。また、第1ホース部82の長さが第2ホース部84の長さに比して長く設定されており、第1ホース部82の先端側の部分は第2ホース部84に対してワイパアーム12の先端側に延びている。
図1に示されるように、第1ホース部82は、第1中間ウォッシャホース80の幅方向一方側の部分を構成すると共に、ワイパアーム12の側壁部14B(図1では不図示)に隣接して配置されている。第1ホース部82内には、断面円形状の第1ホース孔部82Aが第1ホース部82の長手方向に貫通形成されている。そして、図7に示されるように、第1ホース部82の長手方向中間がサブノズル60とアーム本体14の頂壁部14Aとの間に(具体的にはサブノズル60を潜るように)配置されている。また、図5及び図6に示されるように、第1ホース部82の先端側の部分が第2メインノズル50とアーム本体14の頂壁部14A(図5及び図6では不図示)との間に(具体的には第2メインノズル50を潜るように)配置されて、第1ホース部82の先端部が第1メインノズル40の第1メインノズル接続部44に接続されている。
図1に示されるように、第2ホース部84は、第1中間ウォッシャホース80の幅方向他方側の部分を構成すると共に、ワイパアーム12の側壁部14C(図1では不図示)に隣接して配置されている。第2ホース部84には、第1ホース部82と同様に、断面円形状の第2ホース孔部84Aが第2ホース部84の長手方向に貫通形成されており、第2ホース孔部84Aと第1ホース孔部82Aとが平行に配置されている。つまり、第1中間ウォッシャホース80の内部には、第1ホース孔部82Aと第2ホース孔部84Aとを区画する区画壁86が第1中間ウォッシャホース80の長手方向に沿って形成されている。また、第2ホース孔部84Aの径寸法は第1ホース孔部82Aの径寸法と同じ寸法に形成されている。そして、図7に示されるように、第2ホース部84の先端部がサブノズル60におけるワイパアーム12の基端側のサブノズル接続部66Aに接続されている。
さらに、図1に示されるように、第2ホース部84の基端面84B(ワイパアーム12の基端側(図1の矢印C方向側)の端面であり、本発明の一端面に対応する)が、第1ホース部82の基端面82B(ワイパアーム12の基端側の端面であり、本発明の一端面に対応する)に対して第1中間ウォッシャホース80の長手方向一方側(ワイパアーム12の基端側)にオフセットして配置されている。つまり、第1中間ウォッシャホース80の長手方向に対して直交する方向から見て、第1中間ウォッシャホース80の基端部(一端部)には段差部88が形成されている。
第1ホースジョイント90は、ワイパアーム12の長手方向を軸方向とした略筒状に形成されている。この第1ホースジョイント90の長手方向両端部には、略円筒形状の一対の「第1接続部」としての第1ジョイント部92A,92Bが形成されている。この第1ジョイント部92A,92Bの先端部には、傘状の第1係止部94A,94Bが一体に形成されている。具体的には、第1係止部94A,94Bは第1ジョイント部92A,92Bに対して拡径に形成されており、第1係止部94A,94Bの径寸法が、第1ホースジョイント90の長手方向内側へ向かうに従い大きくなるように設定されている。また、第1係止部94A,94Bの長さ寸法L1が、第1中間ウォッシャホース80の基端部における段差部88の段差寸法L3に比して小さく設定されている。さらに、第1ジョイント部92A,92Bの長さ寸法がL2とされている。
第2ホースジョイント100は、第1ホースジョイント90と同一構成を成している。すなわち、第2ホースジョイント100は、ワイパアーム12の長手方向を軸方向とした略筒状に形成されている。また、第2ホースジョイント100の長手方向両端部には、略円筒形状の「第2接続部」としての第2ジョイント部102A,102Bが形成されている。この第2ジョイント部102A,102Bの先端部には、傘状の第2係止部104A,104Bが一体に形成されている。そして、第2係止部104A,104Bは第2ジョイント部102A,102Bに対して拡径に形成されており、第2係止部104A,104Bの径寸法が、第2ホースジョイント100の長手方向内側へ向かうに従い大きくなるように設定されている。また、第2係止部104A,104Bの長さ寸法は第1係止部94A,94Bの長さ寸法と同じL1とされており、第2ジョイント部102A,102Bの長さ寸法が第1ジョイント部92A,92Bの長さ寸法2と同じL2とされている。
そして、第1ホースジョイント90における一方の第1ジョイント部92A及び第2ホースジョイント100における一方の第2ジョイント部102Aが、第1中間ウォッシャホース80の基端部における第1ホース孔部82A内及び第2ホース孔部84A内にそれぞれ挿入されている。これにより、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100と第1中間ウォッシャホース80とが接続されている。また、この状態では、第1係止部94A及び第2係止部104Aの長さ寸法L1が、第1中間ウォッシャホース80の基端部における段差部88の段差寸法L3に比して小さく設定されると共に、第1ジョイント部92A及び第2ジョイント部102Aの長さ寸法L2がそれぞれ同じ寸法に設定されているため、第1係止部94A及び第2係止部104Aが第1中間ウォッシャホース80の長手方向においてオフセットして配置されている。
なお、第1ホースジョイント90における他方の第1ジョイント部92Bは基端側ウォッシャホース70に接続されており、第2ホースジョイント100における他方の第2ジョイント部102Bは基端側ウォッシャホース72に接続されている。
(車両用ワイパ装置10の電気的構成について)
次に、上記のように構成された車両用ワイパ装置10の電気的構成について図8を用いて説明する。
次に、上記のように構成された車両用ワイパ装置10の電気的構成について図8を用いて説明する。
車両用ワイパ装置10は、ワイパスイッチsw1及びワイパモータWMを備えている。そして、ワイパスイッチsw1がONされることで、ワイパモータWMが駆動されて、ピボット軸26が回動されるようになっている。このワイパスイッチsw1は、「+B端子」、「S端子」、「+1端子」、「+2端子」を有しており、「+B端子」は車両のバッテリーに接続されている。
ワイパモータWMは、車両用ワイパ装置10を高速で作動させる高速モード及び低速で作動させる低速モードに対応させるために、高速用ブラシ、低速用ブラシ、及び低速と高速とに共通して使用される共通ブラシを有している。そして、ワイパモータWMの低速用ブラシに接続される正極端子がワイパスイッチsw1の「+1端子」に接続されており、高速用ブラシに接続される正極端子が、「+2端子」に接続されている。また、ワイパモータWMの共通ブラシに接続される負極端子はGND接地されている。
ワイパモータWMには、ワイパブレード30の払拭位置に対応してカムスイッチcswが設けられており、ワイパブレード30が停止位置以外に位置した状態でワイパスイッチsw1がOFFされても、カムスイッチcswによってワイパブレード30が停止位置に戻るように構成されている。
カムスイッチcswは、「a接点」、「b接点」、「c接点」、「d接点」、及びカムプレートcpを有している。「a接点」はワイパスイッチsw1の「+B端子」に接続されており、「b接点」はワイパモータWMの負極端子と共にGND接地されている。また、「c接点」はワイパスイッチsw1の「S端子」に接続されており、「d接点」は、後述するウォッシャシステムのリレーのコイルLに接続されている。
カムプレートcpは、ワイパモータWMの出力軸に連結されたウォームホイール(図示省略)と一体回転するように構成されており、ワイパブレード30が、停止位置と反転位置との間を一往復するとカムプレートcpが一回転されるようになっている。なお、図8では、ワイパブレード30が停止位置に配置された状態を示している。そして、ワイパモータWMが駆動されることでカムプレートcpが回転し、カムプレートcpによって「c接点」が「b接点」又は「a接点」の何れか一方に接続されるようになっている。具体的には、ワイパブレード30が停止位置以外にあるときは、「c接点」が「a接点」と接続されるようになっている。これにより、ワイパブレード30が停止位置以外にあるときにワイパスイッチsw1がOFFされても、カムスイッチcswを介してワイパモータWMに駆動電流が供給されるようになっている。そして、ワイパブレード30が停止位置に回動されると、「c接点」が「b接点」に接続されるようになっている。これにより、ワイパモータWMの低速用ブラシと共通ブラシがGND電位で閉回路となって、ワイパモータWMが停止位置で停止されるように構成されている。
また、車両用ワイパ装置10はウォッシャシステムを備えており、ウォッシャシステムは、第1ウォッシャポンプを駆動する第1ウォッシャポンプモータPM1と、第2ウォッシャポンプを駆動する第2ウォッシャポンプモータPM2と、を有している。第1ウォッシャポンプモータPM1及び第2ウォッシャポンプモータPM2のそれぞれの一端はウォッシャスイッチsw2を介してGND接地されている。また、第1ウォッシャポンプモータPM1及び第2ウォッシャポンプモータPM2の他端の何れか一方が、ウォッシャリレーの切替接点によって車両のバッテリーに接続されるようになっている。
また、第1ウォッシャポンプモータPM1及び第2ウォッシャポンプモータPM2とウォッシャスイッチsw2との間には、ウォッシャ連動回路を介してワイパスイッチsw1が接続されている。これにより、ウォッシャスイッチsw2がONされると、ウォッシャ連動回路内のワイパリレーによってワイパが作動されるようになっている。
そして、カムプレートcpが「d接点」と接続されるか否かに基づいてウォッシャシステムのウォッシャリレーのコイルLが作動されて、第1ウォッシャポンプモータPM1及び第2ウォッシャポンプモータPM2の何れか一方に択一的に電流が供給されるようになっている。
具体的には、図9のタイミングチャートに示されるように、車両のイグニッションスイッチ(IG SW)がONされている状態で、ウォッシャスイッチsw2がONされると、ワイパブレード30は停止位置(図8の状態)にあるのでカムプレートcpが「d接点」と接続されており、ウォッシャリレーによって第1ウォッシャポンプモータPM1がONされる。そして、ウォッシャ連動回路内のワイパリレーによってワイパモータWMがONされて、ワイパブレード30が停止位置から反転位置へ向けて回動(往動)される。なお、図9では、ワイパブレード30が回動方向一方側に回動(往動)されている状態を「OPEN」として記載され、ワイパブレード30が回動方向他方側に回動(復動)されている状態を「CLOSE」として記載されている。
そして、ワイパブレード30が反転位置(「OPEN」から「CLOSE」に切替わる位置)に到達する手前の位置で、ウォッシャリレーによって第1ウォッシャポンプモータPM1の駆動から第2ウォッシャポンプモータPM2の駆動へ切替わるように設定されている。以下、この切替わる位置を「上切替位置」と称し、このときのワイパブレード30の位置は図4の一点鎖線で示される位置に対応している(図4参照)。
一方、ワイパブレード30が反転位置から停止位置へ回動(復動)されると、ワイパブレード30が停止位置(「CLOSE」から「OPEN」に切替わる位置)に到達する手前の位置で、ウォッシャリレーによって第2ウォッシャポンプモータPM2の駆動から第1ウォッシャポンプモータPM1の駆動へ切替わるように設定されている。以下、この切替わる位置を「下切替位置」と称し、このときのワイパブレード30の位置は図4の一点鎖線で示される位置に対応している。
すなわち、図10(A)に示されるように、ワイパアーム12が回動方向一方側へ回動されて上切替位置に到達するまでは、第1メインノズル40から洗浄液が供給される(図10(A)の矢印F参照)。そして、反転位置の手前の上切替位置において、第1ウォッシャポンプモータPM1の駆動から第2ウォッシャポンプモータPM2の駆動に切替わり、サブノズル60及び第2メインノズル50から洗浄液が供給されるように構成されている。
一方、図10(B)に示されるように、反転位置からワイパアーム12が回動方向他方側へ回動されて下切替位置に到達するまでは、サブノズル60及び第2メインノズル50から洗浄液が供給される(図10(B)の矢印G参照)。そして、停止位置の手前の下切替位置において、第2ウォッシャポンプモータPM2の駆動から第1ウォッシャポンプモータPM1の駆動へ切り替わり、第1メインノズル40から洗浄液が供給されるように構成されている。
そして、上切替位置と下切替位置との間の領域が、中央払拭領域CA(図4参照)とされており、中央払拭領域CAにおける回動方向の中央位置(停止位置及び反転位置から等距離に離間された位置)が回動方向中央位置CL(図4参照)とされている。
次に本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された車両用ワイパ装置10において、洗浄液をウィンドシールドガラスWGの払拭面Sに供給して、ワイパブレード30によって払拭面Sを払拭する際には、ウォッシャスイッチsw2をONにする。ウォッシャスイッチsw2がONされると、ウォッシャスイッチsw2に連動してワイパスイッチsw1がONされて、ワイパアーム12と共にワイパブレード30が停止位置から回動方向一方側へ回動される。このときには、第1ウォッシャポンプモータPM1が駆動されて、第1メインノズル40ワイパブレード30に対して回動方向一方側へ洗浄液が供給される。そして、上切替位置において、第1ウォッシャポンプモータPM1の駆動から第2ウォッシャポンプモータPM2の駆動へ切替わり、第2メインノズル50及びサブノズル60から洗浄液が供給される。
ワイパブレード30が上切替位置から回動方向一方側へさらに回動されると、ワイパブレード30が、反転位置において反転されて、回動方向他方側へ回動される。このときには、第2メインノズル50及びサブノズル60からワイパブレード30に対して回動方向他方側へ洗浄液が供給されている。そして、下切替位置において、第2ウォッシャポンプモータPM2の駆動から第1ウォッシャポンプモータPM1の駆動へ切替わり、第1メインノズル40から洗浄液が供給される。
ワイパブレード30が下切替位置から回動方向他方側へさらに回動されると、ワイパブレード30は、停止位置において反転されて、回動方向一方側へ回動される。以下、上記ワイパブレード30の往復回動が、設定された所定の回数繰り返される。
また、車両用ワイパ装置10では、ワイパアーム12のアーム本体14の内側に第1中間ウォッシャホース80が配設されており、第1中間ウォッシャホース80には、第1ホース孔部82A及び第2ホース孔部84Aが形成されている。つまり、アーム本体14内に配設された第1中間ウォッシャホース80には、2系統のホース孔部が形成されている。そして、第1ホース孔部82Aには、第1ホースジョイント90の第1ジョイント部92Aが挿入されており、第1ホースジョイント90を介して第1ホース孔部82A内に流入された洗浄液が第1メインノズル40に供給される。また、第2ホース孔部84Aには、第2ホースジョイント100の第2ジョイント部102Aが挿入されており、第2ホースジョイント100を介して第2ホース孔部84A内に流入された洗浄液がサブノズル60及び第2メインノズル50に供給される。これにより、第1中間ウォッシャホース80における第1ホース部82と第2ホース部84とを別体で構成して、別体で構成された第1ホース部82及び第2ホース部84をアーム本体14内にそれぞれ配設する場合に比べて、ワイパアーム12の幅方向における小型化を図ることができる。
ここで、第1ジョイント部92Aの先端部には、第1ホース孔部82Aの径方向外側へ膨らんだ第1係止部94Aが形成されている。また、第2ジョイント部102Aの先端部には、第2ホース孔部84Aの径方向外側へ膨らんだ第2係止部104Aが形成されている。そして、第1係止部94Aと第2係止部104Aとが第1中間ウォッシャホース80の長手方向にオフセットして配置されている。このため、仮に、第1係止部94Aと第2係止部104Aとが第1中間ウォッシャホース80の幅方向において並んで配置された場合と比べて、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100を第1中間ウォッシャホース80に良好に接続できる。
つまり、仮に第1係止部94Aと第2係止部104Aとが第1中間ウォッシャホース80の幅方向に並んで配置された場合では、第1係止部94Aと第2係止部104Aとが第1中間ウォッシャホース80の区画壁86を介して互いに干渉し合う。このため、第1中間ウォッシャホース80の幅方向外側への変形が大きくなり、第1中間ウォッシャホース80と第1ジョイント部92Aとの間及び第1中間ウォッシャホース80と第2ジョイント部102Aとの間のシール性を確保できない可能性がある。これに対して、本実施の形態では、第2係止部104Aと第1係止部94Aとが第1中間ウォッシャホース80の長手方向においてオフセットして配置されている。このため、第1係止部94Aと第2係止部104Aとが第1中間ウォッシャホース80の区画壁86を介して互いに干渉し合うことが抑制される。これにより、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100と第1中間ウォッシャホース80との接続状態において第1中間ウォッシャホース80の変形を抑制できる。したがって、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100を第1中間ウォッシャホース80に良好に接続できる。
また、第1中間ウォッシャホース80の基端部には段差部88が形成されており、第1ホース部82の基端面82Bと第2ホース部84の基端面84Bとが第1中間ウォッシャホース80の長手方向にオフセットして配置されている。さらに、第1ジョイント部92A,92Bの長さ寸法L2と第2ジョイント部102A,102Bの長さ寸法L2とが同じ寸法に設定されている。このため、第1ホース孔部82Aへの第1ジョイント部92Aの挿入量と、第2ホース孔部84Aへの第2ジョイント部102Aの挿入量とを同じ量に設定できる。これにより、第1ジョイント部92A及び第2ジョイント部102Aを第1中間ウォッシャホース80へ挿入するときの挿入性(組付性)を維持できる。
なお、本実施の形態では、上述したように、第1中間ウォッシャホース80の基端部には段差部88が形成されており、第1ホース部82の基端面82Bと第2ホース部84の基端面84Bとが第1中間ウォッシャホース80の長手方向にオフセットして配置されている。また、第1ジョイント部92A及び第2ジョイント部102Aの長さ寸法L2がそれぞれ同じ寸法に設定されている。これに代えて、第1中間ウォッシャホース80の基端部における段差部88を省略して、第1ホース部82の基端面82Bと第2ホース部84の基端面84Bとを面一に配置してもよい。この場合には、第1ジョイント部92A及び第2ジョイント部102Aの一方の長さを、第1ジョイント部92A及び第2ジョイント部102Aの他方の長さに比して長く設定する。例えば、図11に示されるように、第1ジョイント部92Aの長さ寸法L2’を第2ジョイント部102Aの長さ寸法L2に比べて長く設定して、第1係止部94Aと第2係止部104Aとを第1中間ウォッシャホース80の長手方向にオフセットさせてもよい。これにより、第1中間ウォッシャホース80の基端部を簡易な構造にすることができる。また、第1ホース部82の基端面82Bと第2ホース部84の基端面84Bとを面一にできることから、第1中間ウォッシャホース80の切断が容易である。
また、本実施の形態では、ウォッシャホースの配管構造Sが、第1中間ウォッシャホース80と、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100と、の接続部分に適用されているが、ウォッシャホースの配管構造Sが適用される部位は適宜変更することができる。例えば、基端側ウォッシャホース70と基端側ウォッシャホース72とを第1中間ウォッシャホース80と同様に一体に形成して、一体に形成された基端側ウォッシャホース70及び基端側ウォッシャホース72と、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100と、の接続部分にウォッシャホースの配管構造Sを適用してもよい。
さらに、本実施の形態では、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100が別体で構成されているが、第1ホースジョイント90及び第2ホースジョイント100を、長手方向中間部において、一体に形成してもよい。
12・・・ワイパアーム、30・・・ワイパブレード、40・・・第1メインノズル(第1ノズル)、50・・・第2メインノズル(第2ノズル)、60・・・サブノズル(第2ノズル)、80・・・第1中間ウォッシャホース(ウォッシャホース)、82A・・・第1ホース孔部、84A・・・第2ホース孔部、90・・・第1ホースジョイント(第1接続部材)、92A・・・第1ジョイント部(第1接続部)、94A・・・第1係止部、100・・・第2ホースジョイント(第2接続部材)、102A・・・第2ジョイント部(第2接続部)、104A・・・第2係止部
Claims (3)
- 停止位置と反転位置との間で往復回動されるワイパアームと、
前記ワイパアームの先端側に連結され、前記ワイパアームの往復回動に伴い前記停止位置から回動方向一方側へ回動され且つ前記反転位置から回動方向他方側へ回動されて払拭面を払拭するワイパブレードと、
前記ワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの前記回動方向一方側の側方に洗浄液を供給する第1ノズルと、
前記ワイパアームに設けられ、前記ワイパブレードの前記回動方向他方側の側方に洗浄液を供給する第2ノズルと、
前記ワイパアーム内において前記ワイパアームの長手方向に沿って配設され、一端側に接続された第1接続部材を介して流入された洗浄液を前記第1ノズル側へ通す第1ホース孔部と、一端側に接続された第2接続部材を介して流入された洗浄液を前記第2ノズル側へ通す第2ホース孔部と、が形成されたウォッシャホースと、
前記第1接続部材における前記第1ホース孔部との接続部分を構成し、前記第1ホース孔部内に挿入され、先端部が前記第1ホース孔部の径方向外側へ膨らんだ第1係止部とされた第1接続部と、
前記第2接続部材における前記第2ホース孔部との接続部分を構成し、前記第2ホース孔部内に挿入され、先端部が前記第2ホース孔部の径方向外側へ膨らんだ第2係止部とされ且つ当該第2係止部が前記第1係止部に対して前記ウォッシャホースの長手方向にオフセットして配置された第2接続部と、
を備えたウォッシャホースの配管構造。 - 前記ウォッシャホースにおける前記第1ホース孔部が形成された一端面と、前記ウォッシャホースにおける前記第2ホース孔部が形成された一端面と、が前記ウォッシャホースの長手方向にオフセットして配置された請求項1に記載のウォッシャホースの配管構造。
- 前記ウォッシャホースにおける前記第1ホース孔部が形成された一端面と、前記ウォッシャホースにおける前記第2ホース孔部が形成された一端面と、が面一に配置され、
前記第1接続部及び前記第2接続部の一方の長さが、前記第1接続部及び前記第2接続部の他方の長さに比して長く設定された請求項1に記載のウォッシャホースの配管構造。
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