JP2015123354A - 人工関節用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられ、取付部材が挿入部材に着脱可能に嵌合されて成る人工関節用器具において、取付部材と挿入部材との固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材と取付部材とが互いに分離してしまうことを抑制することができる人工関節用器具を提供する。
【解決手段】 人工関節用器具(1)において、取付部材(3)の凹溝(31)に装着された固定部材(4)は、取付部材(3)の挿入孔(32)内に挿入された挿入部材(2)の挿入部(21)に圧接して、該挿入部(21)を取付部材(3)に固定する。この固定部材(4)は、合成樹脂から成る部材であり、複数の固定片(41,42)に周方向に分割されて成る。
【選択図】 図3

Description

本発明は、関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられる人工関節用器具に関する。
人工股関節置換術あるいは人工骨頭置換術等のように、関節に異常が認められた患者に対して、その関節の一部または全部を人工関節に置換する手術が行われている。
たとえば、股関節を人工股関節に置換する手術においては、人工股関節のインプラントである骨頭ボールを、患者の状況に応じて適切に選択するために、ボール状に形成された人工股関節用ボールトライアル(以下、単に、「ボールトライアル」ともいう)が用いられ、仮整復が行われる。
ボールトライアルは、骨盤の寛骨臼に固定される人工股関節用カップに対して摺動可能に収容される。このボールトライアルは、人工股関節のインプラントであって大腿骨の髄腔部に挿入される人工股関節用ステム(以下、単に、「ステム」ともいう)において、またはこのステムの配置等を検討するために用いられるステムトライアルにおいて、大腿骨から突出して配置されるネック部分に対して着脱可能に嵌合されて用いられる。
股関節を人工股関節に置換する手術の際には、特許文献1に開示されるようなボールトライアルを用いた検討が術者によって行われることで、ネック部分に対する骨頭ボールの位置関係であるオフセットを患者の状況に応じて適切に設定可能な骨頭ボールが選択される。なお、ボールトライアルを用いた仮整復では、人工股関節としての可動域や脱臼のし難さ、大腿骨と骨盤との間で軟部組織によって生じる緊張力などが、オフセットの設定が異なるボールトライアルをステムまたはステムトライアルのネック部分に対して着脱して組合わせながら検討されることになる。
上記のボールトライアルとステムとの組合せから成る器具のような、関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられる人工関節用器具においては、取付部材(人工股関節置換術における「ボールトライアル」に相当する部材)は、挿入部材(人工股関節置換術における「ステム」に相当する部材)の挿入部(「ステム」における「ネック部分」に相当する部分)に対して、着脱可能に嵌合されて用いられる。そこで、取付部材においては、挿入部材の挿入部を取付部材に固定するための固定機構が設けられていることが必要となる。
図7は、従来技術に係る人工関節用器具10の構成を概略的に示す図である。図7(a)は人工関節用器具10の断面図を示し、図7(b)は図7(a)の切断面線D−Dから見た人工関節用器具10の断面図を示し、図7(c)は挿入部材11を取付部材12に装着する前の状態を示す断面図である。
従来技術に係る人工関節用器具10においては、取付部材12の凹溝12aに円環状の固定部材13が装着されており、この固定部材13が挿入部材11の挿入部11aを取付部材12に固定するための固定機構となる。具体的には、取付部材12の凹溝12aに装着された固定部材13は、取付部材12の挿入孔12b内に挿入された挿入部11aに圧接して挿入部11aを取付部材12に固定する。
従来技術では、たとえばシリコンゴムなどのゴムから成る固定部材13が、一般的に用いられる。ゴム製の固定部材13は、図7(b)と図7(c)とを比較すれば判るように、取付部材12の挿入孔12b内に挿入部11aが挿入されることによって圧縮変形し、これによって挿入部11aを弾発的に押圧して、挿入部11aを取付部材12に固定する。
実用新案登録第3172112号公報
ゴム製の固定部材13から成る固定機構を有する取付部材12を用いた従来技術では、挿入部材11の挿入部11aが取付部材12に固定された状態においても、固定部材13の可撓性によって、挿入部材11と取付部材12とが相対的に僅かに動くことが可能となる。このため、手術中において、挿入部材11が取付部材12に対して、または取付部材12が挿入部材11に対して多方向に移動可能な状態になることによって、挿入部11aに沿って取付部材12が緩み易くなり、術者の意に反して挿入部材11と取付部材12とが互いに分離してしまうという問題がある。このような、挿入部材11と取付部材12とが互いに分離してしまうという現象は、固定部材13に血液や脂分などが付着した場合に顕著である。
本発明の目的は、関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられ、取付部材が挿入部材に着脱可能に嵌合されて成る人工関節用器具において、取付部材と挿入部材との固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材と取付部材とが互いに分離してしまうことを抑制することができる人工関節用器具を提供することである。
本発明は、関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられる人工関節用器具において、
先細の円錐台形状の挿入部を有する挿入部材と、
前記挿入部が挿入される円柱形状の挿入孔が形成されるとともに、前記挿入孔に連通する円環状の凹溝が形成された取付部材と、
合成樹脂から成り、円環の一部を成す形状に形成された固定部材であって、その一部分が前記凹溝から前記挿入孔内に突出するように前記凹溝内に装着され、前記挿入孔内に挿入された前記挿入部に圧接して該挿入部を前記取付部材に固定する固定部材と、を含み、
前記固定部材は、複数の固定片に周方向に分割されて成ることを特徴とする人工関節用器具である。
また本発明の人工関節用器具において、前記固定部材は、内径が厚み方向に同一であることを特徴とする。
また本発明は、関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられる人工関節用器具において、
円柱形状の挿入部を有する挿入部材と、
前記挿入部が挿入される円柱形状の挿入孔が形成されるとともに、前記挿入孔に連通する円環状の凹溝が形成された取付部材と、
合成樹脂から成り、円環の一部を成す形状に形成された固定部材であって、その一部分が前記凹溝から前記挿入孔内に突出するように前記凹溝内に装着され、前記挿入孔内に挿入された前記挿入部に圧接して該挿入部を前記取付部材に固定する固定部材と、を含み、
前記固定部材は、複数の固定片に周方向に分割されて成ることを特徴とする人工関節用器具である。
また本発明の人工関節用器具において、前記固定部材は、外径が厚み方向に漸次的に変化していることを特徴とする。
本発明によれば、人工関節用器具は、先細の円錐台形状の挿入部を有する挿入部材と、取付部材と、固定部材とを含む。取付部材は、挿入部材の挿入部が挿入される円柱形状の挿入孔が形成されるとともに、該挿入孔に連通する円環状の凹溝が形成された部材である。固定部材は、合成樹脂から成る部材であり、円環の一部を成す形状に形成されている。この固定部材は、その一部分が取付部材の凹溝から挿入孔内に突出するように該凹溝内に装着され、挿入孔内に挿入された挿入部に圧接して該挿入部を取付部材に固定する。そして、固定部材は、複数の固定片に周方向に分割されて成る。
また、本発明の人工関節用器具は、円柱形状の挿入部を有する挿入部材と、取付部材と、固定部材とを含む。取付部材は、挿入部材の挿入部が挿入される円柱形状の挿入孔が形成されるとともに、該挿入孔に連通する円環状の凹溝が形成された部材である。固定部材は、合成樹脂から成る部材であり、円環の一部を成す形状に形成されている。この固定部材は、その一部分が取付部材の凹溝から挿入孔内に突出するように該凹溝内に装着され、挿入孔内に挿入された挿入部に圧接して該挿入部を取付部材に固定する。そして、固定部材は、複数の固定片に周方向に分割されて成る。
以上のように構成される人工関節用器具では、取付部材の挿入孔に挿入部材の挿入部が挿入されるにつれて、取付部材の凹溝内に装着されている固定部材が変形して、挿入部の外周面に対する固定部材の接触面積が増加し、固定部材の弾性回復力が増加し、これによって挿入部の外周面に対する固定部材の押圧力が増加する。この押圧力が増加すると、挿入部材の固定部材に対する静止摩擦力が、ゴムなどのヤング率の低い材料に比べて合成樹脂製の固定部材では大きくなり、大きな引抜き抵抗力を発生させることができる。また、固定部材は複数の固定片に周方向に分割されて成るので、取付部材の挿入孔に挿入部材の挿入部が挿入された状態において、取付部材の凹溝の内周面に対する各固定片の接触面積を大きくすることができる。したがって、取付部材と挿入部材との固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材と取付部材とが互いに分離してしまうことを抑制することができる。さらにまた、固定部材の厚みや形状を変化させることで、取付部材と挿入部材との固定力を広い範囲に与えることができる。
本発明の一実施形態に係る人工関節用器具1の構成を概略的に示す断面図である。 人工股関節について、大腿骨および骨盤の一部とともに模式的に示す図である。 人工関節用器具1の断面図である。 人工関節用器具1において、挿入部材2を取付部材3に装着する前の状態を示す図である。 取付部材3に固定片41を装着する様子を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る人工関節用器具1A,1Bの構成を示す図である。 従来技術に係る人工関節用器具10の構成を概略的に示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る人工関節用器具1の構成を概略的に示す断面図である。図1(a)は人工関節用器具1の全体的な構成を示す図であり、図1(b)は人工関節用器具1に備えられる固定部材4の固定片41の構成を示す図である。
本実施形態に係る人工関節用器具1は、挿入部材2と、取付部材3と、固定部材4とを含んで構成される。人工関節用器具1は、関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられ、取付部材3が挿入部材2に着脱可能に嵌合されて成り、取付部材3と挿入部材2との固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材2と取付部材3とが互いに分離してしまうことを抑制することができる人工関節用器具である。
人工関節用器具1は、人工股関節置換術において用いられるボールトライアルとステムとの組合せから成る器具、人工関節を設置するための骨切除用カットガイドに取りつけ取り外しが可能なハンドル部品や、骨切除の方向や位置を確認することができるアライメント装置などとして適用することができる。以下では、本実施形態に係る人工関節用器具1を、人工股関節置換術において用いられるボールトライアルとステムとの組合せから成る器具として適用した例について説明する。
人工関節用器具1の説明にあたり、まず、人工関節用器具1が適用される人工股関節置換術によって股関節に対して置換される人工股関節について図2を用いて説明する。図2は、人工股関節について、大腿骨および骨盤の一部とともに模式的に示す図である。
図2に示すように、人工股関節100は、ステム103と、骨頭ボール104と、カップ105とを備える。
前記ステム103は、軸状の部材として形成され、たとえば、先端側が大腿骨101の髄腔部101aに挿入されて、骨セメント106により固定される大腿骨コンポーネントとして構成される。骨セメントを用いずに前記ステム103を大腿骨101の髄腔部101aに挿入されることもある。また、カップ105も同様で、骨セメント106を用いて固定することもあり、セメントを用いずに設置することもできる。そして、ステム103における大腿骨101に挿入される側と反対側の端部には、大腿骨101から突出して配置されるネック部分103aが設けられている。このネック部分103aには、大腿骨101から突出して延びる方向である軸方向に対して斜めに形成されたテーパ面をその側面において有するテーパ部103bが設けられている。なお、テーパ部103bにおけるテーパ面は、円錐曲面の一部を構成する曲面として構成されている。これにより、テーパ部103bは、その端部側に向かって断面積が徐々に減少するように形成されている。
骨頭ボール104は、骨盤102の寛骨臼102a側に配置されて球状に形成されたコンポーネントとして構成される。そして、骨頭ボール104には、嵌合用孔部104aが設けられている。骨頭ボール104は、この嵌合用孔部104aにおいて、ステム103のネック部分103aに対して嵌合することで、ステム103に固定される。
カップ105は、骨盤102の寛骨臼102aに固定されるとともに、骨頭ボール104が摺動するように配置され、シェル105aおよびライナー105bを有する二層構造のコンポーネントとして構成される。シェル105aは、寛骨臼102aに取付けられる半球殻状の部材として設けられる。ライナー105bは、シェル105aよりも小径の半球殻状の部材として設けられ、シェル105aの寛骨臼102a側と反対側の内面に接触して取付けられる。
ライナー105bは、たとえば、超高分子量ポリエチレンなどの樹脂によって形成される。そして、ライナー105bのシェル105a側と反対側の内面に対して、骨頭ボール104の外表面の球面部分が摺動するように配置される。なお、ライナー105bは、骨頭ボール104の摺動に伴う摩耗粉の発生を抑制するために、骨頭ボール104と摺動する内面107が、ホスホリルコリン基を有する重合性単量体がグラフト結合された高分子材料から成るように構成してもよい。このようなホスホリルコリン基を有する高分子材料は、たとえば、特許第4156945号公報に記載されるものを用いることができる。
そして、この人工股関節置換術の際に、術者が、ステム103のネック部分103aに対する骨頭ボール104の位置関係であるオフセットを患者の状況に応じて適切に設定可能な骨頭ボール104を選択する検討を行うために、ボールトライアルが用いられる。
ボールトライアルは、ステム103におけるネック部分103aのテーパ部103bに対して着脱自在に構成されており、術者によって、ネック部分103aのテーパ部103bに対する取付け作業と取外し作業とが適宜繰返されながら用いられることになる。なお、人工股関節置換術の際には、適切なオフセットに設定可能な骨頭ボール104を選択する検討のために、サイズの異なる複数のボールトライアルが用いられる。すなわち、ボールトライアルを用いた仮整復では、人工股関節100としての可動域や脱臼のし難さ、大腿骨101と骨盤102との間で軟部組織によって生じる緊張力などが、オフセットの設定が異なるボールトライアルをネック部分103aのテーパ部103bに対して着脱して組合わせながら検討されることになる。
ボールトライアルは、カップ105に対して摺動可能に収容され、ステム103におけるネック部分103aのテーパ部103bに対して着脱自在に嵌合されるように構成されている。
図1に示す人工関節用器具1は、その用途の一例として上述した人工股関節100を設置する人工股関節置換術の際に用いられる。人工関節用器具1を構成する各部材と、上述した人工股関節100を構成する各部材との対応関係について説明すると、人工関節用器具1の挿入部材2がステム103に相当する部材であり、人工関節用器具1の取付部材3がボールトライアルに相当する部材である。また、人工関節用器具1において、取付部材3と挿入部材2との固定状態を保持する固定機構が、固定部材4である。
図3は、人工関節用器具1の断面図である。図3(a)は図1(a)の切断面線A−Aから見た人工関節用器具1の断面図を示し、図3(b)は図1(a)の切断面線B−Bから見た人工関節用器具1の断面図を示す。図4は、人工関節用器具1において、挿入部材2を取付部材3に装着する前の状態を示す図である。図4(a)は図3(a)に対応した図であり、図4(b)は図3(b)に対応した図である。
人工関節用器具1は、前述したように、挿入部材2と、取付部材3と、固定部材4とを含んで構成される。
挿入部材2は、先細の円錐台形状の挿入部21を有する。この挿入部21は、挿入部材2において、前述のステム103におけるネック部分103aに相当する部分である。
取付部材3は、挿入部材2の挿入部21が挿入される円柱形状の挿入孔32が形成されるとともに、該挿入孔32に連通する円環状の凹溝31が形成された部材である。取付部材3は、全体として球体の一部を成す形状に形成されており、骨盤102の寛骨臼102aに固定されるカップ105に嵌合される部分であり、カップ105の内面107に接触する、球面の一部を成す摺動面を有する。
取付部材3のカップ105の内面107に接触する摺動面は、鏡面仕上げされており、算術平均粗さRaが0.05μm以下にされている。なお、算術平均粗さRaの測定は、JIS B0601:2001に準拠したものである。
取付部材3を構成する材料としては、たとえば、Co−Cr合金、Co−Cr−Mo合金などの金属材料、アルミナ、ジルコニア、アルミナ−ジルコニア複合体などのセラミックス材料を挙げることができる。このような、金属またはセラミックスから成る取付部材3とすることによって、取付部材3に傷が発生するのを抑制することができる。
固定部材4は、合成樹脂から成る部材であり、円環の一部を成す形状に形成されている。固定部材4の断面形状としては、矩形状、多角形状、円形状、長円形状、楕円形状などが挙げられ、特に限定されるものではないが、内径が厚み方向に同一であることが好ましい。なお、「内径」とは、固定部材4の内周面の曲率半径の中心からの距離である。固定部材4は、その一部分が取付部材3の凹溝31から挿入孔32内に突出するように該凹溝31内に装着され、挿入孔32内に挿入された挿入部21に圧接して該挿入部21を取付部材3に固定する。そして、固定部材4は、複数(本実施形態では2つ)の固定片41,42に周方向に分割されて成る。すなわち、各固定片41,42は、厚み方向に内径が同一の円環の一部を切欠いた形状に形成され、凹溝31内に装着された状態で、互いに周方向に離間して設けられる。
なお、固定部材4において、各固定片41,42の周方向に対応する長さは、特に限定されるものではなく、各固定片同士で同一であってもよく、異なっていてもよい。たとえば、各固定片41,42の周方向に対応する長さを同一に設定する場合、各固定片41,42の長さを、円環の略半円に対応する弧の長さに等しく設定すればよい。また、各固定片41,42の周方向に対応する長さを異なるように設定する場合、たとえば、一方の固定片41の長さを、円環の半円を超える弧の長さに設定し、他方の固定片42の長さを、円環の残余部分の弧の長さに設定すればよい。
また、上記では、固定部材4における周方向の分割個数(固定片の個数)を「2つ」として説明したが、この分割個数についても、特に限定されるものではない。
また、各固定片41,42は、図1(b)に示すように、外径が厚み方向に漸次的に変化した傾斜部41aが形成された形状であることが好ましい。なお、「外径」とは、固定部材4の外周面の曲率半径の中心からの距離である。各固定片41,42が傾斜部41aが形成された形状であることによって、取付部材3の凹溝31に各固定片41,42を装着するときの作業性を向上することができる。具体的には、取付部材3の凹溝31に各固定片41,42を装着するときには、各固定片41,42の外周面が取付部材3の挿入孔32の内周面に接触した状態で、挿入孔32内を凹溝31に向けて、各固定片41,42を移動させることになるが、傾斜部41aが形成された形状であることによって、各固定片41,42は、挿入孔32内での移動がスムーズなものとなる。
固定部材4の各固定片41,42を構成する材料としては、たとえば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン、polyetheretherketone)、MCナイロン(登録商標)、POM(ポリアセタール、polyacetal、polyoxymethylene)、PPS(ポリフェニレンスルファイド、polyphenylenesulfide)、PES(ポリエーテルスルフォン、polyethersulfone)、PPSU(ポリフェニルサルフォン、polyphenylenesulphone)、PEI(ポリエーテルイミド、polyetherimide)などの合成樹脂を挙げることができる。
固定部材4の各固定片41,42は、上記の合成樹脂の中でも、PEEKによって形成されていることが好ましい。PEEKは、比較的高い硬さを有する高硬度材料であり、ヤング率の高い材料である。このようなヤング率の高い材料で形成された固定部材4は、ゴムなどのヤング率の低い材料で形成された固定部材に比べて、取付部材3と挿入部材2との固定状態を保持する能力が向上されたものとなる。さらに、ヤング率の高い材料で形成された固定部材4は、高精度に機械加工が施されたものとなるので、取付部材3と挿入部材2との固定状態を保持する能力が安定したものとなる。
なお、ヤング率の測定は、ASTM D638に準拠したものであり、引張試験機を用いて、速度5〜500mm/min(程度)で引張し、試料が変形する直前での最大弾性(SSカーブの最大傾斜の接線の一次式)から、ヤング率を求めることができる。
以上のように構成される人工関節用器具1では、図3と図4とを比較すれば分かるように、取付部材3の挿入孔32に挿入部材2の挿入部21が挿入されるにつれて、取付部材3の凹溝31内に装着されている固定部材4が変形して、挿入部21の外周面に対する固定部材4の接触面積が増加し、固定部材4の弾性回復力が増加し、これによって挿入部21の外周面への固定部材4による押圧力が増加する。この押圧力が増加すると、挿入部材2の固定部材4に対する静止摩擦力が、ゴムなどのヤング率の低い材料から成る固定部材に比べて大きくなり、大きな引抜き抵抗力を発生させることができる。また、固定部材4は複数の固定片41,42に周方向に分割されて成るので、取付部材3の挿入孔32に挿入部材2の挿入部21が挿入された状態において、取付部材3の凹溝31の内周面に対する各固定片41,42の接触面積を大きくすることができる。したがって、取付部材3と挿入部材2との固定部材4を介した固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材2と取付部材3とが互いに分離してしまうことを抑制することができる。さらにまた、固定部材4の厚みや形状を変化させることで、取付部材3と挿入部材2との固定力を広い範囲に与えることができる。
なお、本実施形態に係る人工関節用器具1が上記の効果を奏することについては、以下に示す実験により検証されている。
(実験サンプル)
図1に示す本実施形態の人工関節用器具(以下、「実施例」という)と、シリコンゴムから成る円環状の固定部材を備えた、図7に示す従来技術の人工関節用器具(以下、「比較例」という)とを、実験サンプルとして準備した。
(評価方法)
実施例および比較例のそれぞれについて、取付部材の挿入孔に挿入部材が挿入されて、取付部材と挿入部材との固定部材による固定状態を確保した後、挿入部材の取付部材に対する引抜き強度(N)を、プッシュプルゲージで測定した。なお、固定部材は、乾燥状態のものと、牛脂を付着させたものとを用いた。
(評価結果)
評価結果を表1に示す。
Figure 2015123354
表1の評価結果から明らかなように、実施例は比較例に対して、特に、牛脂を付着させた固定部材を用いた場合には、引抜き強度が大きな値を示す。
したがって、本実施形態の人工関節用器具1は、取付部材3と挿入部材2との固定部材4を介した固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材2と取付部材3とが互いに分離してしまうことを抑制することができる、ということが判る。
次に、取付部材3に固定部材4を装着する手順について、図5を用いて説明する。図5は、取付部材3に固定片41を装着する様子を示す図である。取付部材3の凹溝31に固定部材4を構成する各固定片41,42を装着するときには、固定部材装着治具5を用いる。
固定部材装着治具5は、円柱形状に形成された治具であり、厚み方向(固定部材4の挿入方向)に貫通する円錐台形状の貫通孔が形成されている。取付部材3の凹溝31に各固定片41,42を装着するときには、まず、2つの固定片41,42のうちのいずれか一方(たとえば固定片41とする)を、その外周面が固定部材装着治具5の貫通孔の内周面に接触するように、図5の矢符C1方向(貫通孔の中心軸線の延在方向)に沿って、固定部材装着治具5の貫通孔内に挿入する。
次に、貫通孔内に固定片41が挿入された固定部材装着治具5を、貫通孔の中心軸線と取付部材3の挿入孔32の中心軸線とを一致させて、貫通孔の内径が小さい側の先端部が取付部材3に接触するように配置する。
次に、固定部材装着治具5の貫通孔内に挿入されている固定片41を、固定片41の外周面が貫通孔の内周面に接触した状態で、取付部材3に向けて押し棒などを用いて、図5の矢符C2方向(貫通孔の中心軸線の延在方向)に沿って移動させる。さらに、押し棒などを用いて、図5の矢符C3方向(貫通孔の中心軸線の延在方向)に沿って固定片41を移動させると、固定部材装着治具5の貫通孔内を移動した固定片41が、その外周面が取付部材3の挿入孔32の内周面に接触した状態で、挿入孔32内を凹溝31に向けて移動することになり、最終的には凹溝31内に固定片41が装着される。
上記の手順と同様にして、取付部材3の凹溝31内に固定片42を装着することができる。このようにして、固定部材装着治具5を用いて、取付部材3の凹溝31内に固定部材4を装着することができる。
図6は、本発明の他の実施形態に係る人工関節用器具1A,1Bの構成を示す図である。図6(a)は人工関節用器具1Aの構成を示す図であり、図6(b)は人工関節用器具1Bの構成を示す図である。人工関節用器具1Aおよび人工関節用器具1Bの構成は、前述した人工関節用器具1の構成に類似している。
まず図6(a)を用いて、人工関節用器具1Aについて説明する。人工関節用器具1Aは、挿入部材2Aと、取付部材3Aと、固定部材4Aとを含んで構成される。人工関節用器具1Aは、挿入部材2Aおよび固定部材4Aの形状が、前述した人工関節用器具1の挿入部材2および固定部材4の形状と異なる以外は、人工関節用器具1と同様である。
挿入部材2Aは、円柱形状の挿入部21Aを有する。この挿入部21Aは、挿入部材2Aにおいて、前述のステム103におけるネック部分103aに相当する部分である。
取付部材3Aは、前述した人工関節用器具1の取付部材3と同様に構成されており、挿入部材2Aの挿入部21Aが挿入される円柱形状の挿入孔32Aが形成されるとともに、該挿入孔32Aに連通する円環状の凹溝31Aが形成された部材である。
固定部材4Aは、合成樹脂から成る部材であり、円環の一部を成す形状に形成されている。固定部材4Aの断面形状としては、矩形状、多角形状、円形状、長円形状、楕円形状などが挙げられ、特に限定されるものではないが、内径が厚み方向に漸次的に変化していることが好ましい。この固定部材4Aは、その一部分が取付部材3Aの凹溝31Aから挿入孔32A内に突出するように該凹溝31A内に装着され、挿入孔32A内に挿入された挿入部21Aに圧接して該挿入部21Aを取付部材3Aに固定する。そして、固定部材4Aは、複数(本実施形態では2つ)の固定片41A,42Aに周方向に分割されて成る。すなわち、各固定片41A,42Aは、厚み方向に内径が漸次的に変化した円環の一部を切欠いた形状に形成され、凹溝31A内に装着された状態で、互いに周方向に離間して設けられる。
なお、前述した人工関節用器具1の固定部材4と同様に、固定部材4Aにおいて、各固定片41A,42Aの周方向に対応する長さは、特に限定されるものではなく、各固定片同士で同一であってもよく、異なっていてもよい。また、固定部材4Aにおける周方向の分割個数(固定片の個数)についても、特に限定されるものではない。
また、各固定片41A,42Aは、外径が厚み方向に漸次的に変化した傾斜部が形成された形状であることが好ましい。各固定片41A,42Aが傾斜部が形成された形状であることによって、取付部材3Aの凹溝31Aに各固定片41A,42Aを装着するときの作業性を向上することができる。
以上のように構成される人工関節用器具1Aは、複数の固定片41A,42Aに周方向に分割されて成る固定部材4Aを備えているので、前述した人工関節用器具1と同様に、取付部材3Aと挿入部材2Aとの固定部材4Aを介した固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材2Aと取付部材3Aとが互いに分離してしまうことを抑制することができる。
次に図6(b)を用いて、人工関節用器具1Bについて説明する。人工関節用器具1Bは、挿入部材2Bと、取付部材3Bと、固定部材4Bとを含んで構成される。人工関節用器具1Bは、挿入部材2Bおよび固定部材4Bの形状が、前述した人工関節用器具1の挿入部材2および固定部材4の形状と異なる以外は、人工関節用器具1と同様である。
挿入部材2Bは、先細の円錐台形状の挿入部21Bを有する。この挿入部21Bは、挿入部材2Bにおいて、前述のステム103におけるネック部分103aに相当する部分である。
取付部材3Bは、前述した人工関節用器具1の取付部材3と同様に構成されており、挿入部材2Bの挿入部21Bが挿入される円柱形状の挿入孔32Bが形成されるとともに、該挿入孔32Bに連通する円環状の凹溝31Bが形成された部材である。
固定部材4Bは、合成樹脂から成る部材であり、円環の一部を成す形状に形成されている。そして、固定部材4Bは、その内周面が挿入部材2Bの挿入部21Bの外周面に沿うように、内径が厚み方向に漸次的に変化している。この固定部材4Bは、その一部分が取付部材3Bの凹溝31Bから挿入孔32B内に突出するように該凹溝31B内に装着され、挿入孔32B内に挿入された挿入部21Bに圧接して該挿入部21Bを取付部材3Bに固定する。そして、固定部材4Bは、複数(本実施形態では2つ)の固定片41B,42Bに周方向に分割されて成る。すなわち、各固定片41B,42Bは、厚み方向に内径が漸次的に変化した円環の一部を切欠いた形状に形成され、凹溝31B内に装着された状態で、互いに周方向に離間して設けられる。
また、各固定片41B,42Bは、外径が厚み方向に漸次的に変化した傾斜部が形成された形状であることが好ましい。各固定片41B,42Bが傾斜部が形成された形状であることによって、取付部材3Bの凹溝31Bに各固定片41B,42Bを装着するときの作業性を向上することができる。
以上のように構成される人工関節用器具1Bは、複数の固定片41B,42Bに周方向に分割されて成る固定部材4Bを備えているので、前述した人工関節用器具1と同様に、取付部材3Bと挿入部材2Bとの固定部材4Bを介した固定状態が、術者の意に反して解除されて、挿入部材2Bと取付部材3Bとが互いに分離してしまうことを抑制することができる。
1,1A,1B 人工関節用器具
2,2A,2B 挿入部材
3,3A,3B 取付部材
4,4A,4B 固定部材
21,21A,21B 挿入部
31,31A,31B 凹溝
32,32A,32B 挿入孔
41,41A,41B,42,42A,42B 固定片
41a 傾斜部

Claims (4)

  1. 関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられる人工関節用器具において、
    先細の円錐台形状の挿入部を有する挿入部材と、
    前記挿入部が挿入される円柱形状の挿入孔が形成されるとともに、前記挿入孔に連通する円環状の凹溝が形成された取付部材と、
    合成樹脂から成り、円環の一部を成す形状に形成された固定部材であって、その一部分が前記凹溝から前記挿入孔内に突出するように前記凹溝内に装着され、前記挿入孔内に挿入された前記挿入部に圧接して該挿入部を前記取付部材に固定する固定部材と、を含み、
    前記固定部材は、複数の固定片に周方向に分割されて成ることを特徴とする人工関節用器具。
  2. 前記固定部材は、内径が厚み方向に同一であることを特徴とする請求項1に記載の人工関節用器具。
  3. 関節の一部または全部を人工関節に置換する手術で用いられる人工関節用器具において、
    円柱形状の挿入部を有する挿入部材と、
    前記挿入部が挿入される円柱形状の挿入孔が形成されるとともに、前記挿入孔に連通する円環状の凹溝が形成された取付部材と、
    合成樹脂から成り、円環の一部を成す形状に形成された固定部材であって、その一部分が前記凹溝から前記挿入孔内に突出するように前記凹溝内に装着され、前記挿入孔内に挿入された前記挿入部に圧接して該挿入部を前記取付部材に固定する固定部材と、を含み、
    前記固定部材は、複数の固定片に周方向に分割されて成ることを特徴とする人工関節用器具。
  4. 前記固定部材は、外径が厚み方向に漸次的に変化していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の人工関節用器具。
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