JPH11155890A - バイポーラ−ユニポーラ型代用大腿骨頭アダプタ - Google Patents

バイポーラ−ユニポーラ型代用大腿骨頭アダプタ

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JPH11155890A JP23944398A JP23944398A JPH11155890A JP H11155890 A JPH11155890 A JP H11155890A JP 23944398 A JP23944398 A JP 23944398A JP 23944398 A JP23944398 A JP 23944398A JP H11155890 A JPH11155890 A JP H11155890A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、これまでの面倒なバイポーラ型ト
ライアルシステムによらずに、適当な頸部長を選択しな
がら大腿骨頭またはバイポーラ型シェルの嵌め合わせを
調節でき、大腿骨を整復することができるバイポーラ−
ユニポーラ型代用大腿骨頭アダプタを提供する。 【解決手段】 代用シェルを代用大腿骨頭に変更する本
発明の大腿骨頭トライアルアダプタは、代用大腿頸部を
収める空隙を区画する内面と、外面を有するバレルを具
備する。周回するフランジ部はバレルの外面に設けられ
る。フランジ部に配置する弾性接続部材は、名目的な第
1の外径と、これを圧縮したときに得られる小さい第2
の外径(力が加わらないときはトライアルアダプタを代
用シェルに固着させるため第1の外径に戻る)を有す
る。フランジは所定長さの代用頸部のシミュレーション
に使うため、バレル外面に沿った所定の位置に設けるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ代用シ
ェルをユニポーラ代用大腿骨頭に変換するためのアダプ
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】臀部の代替乃至形成が成功するか否か
は、一部には、生来の健康な臀部関節の幾何形状と機能
にきわめて近いか乃至これにそっくりの関節補綴具を選
択できるか否かで決まる。補綴具を選択する際には、典
型的には、関節画像を手術前に解析する。補綴具のを選
択する際には、また、関節補綴具を恒久的に固定する前
に、一本乃至複数の骨に一個またはそれ以上の仮の部材
を一時的に固定する。仮の部材は、外科医が種々の測定
値を確認したり、いくつかの異なる部材の大きさや配置
を試してみることができるよう、恒久的な補綴具のいく
つかの特徴を模したものである。したがって、この仮の
部材は「トライアル(大腿骨代用品)」と呼ばれてい
る。
【0003】公知の手術手順においては、臀部および大
腿部用のトライアルは次のようにして用いられる。ま
ず、大腿骨の手前端を切断し骨髄を穴ぐる。すなわち、
大腿骨の切断した手前端に穴ぐり器(ブローチ;bro
ach)を挿入して、大腿ステムを収納できるよう形づ
くった骨の内部に空隙を設ける。穴ぐり器を取り外す前
に、完全な大腿ステムを模すことができるよう、トライ
アルの頸部(ネック部)あるいは筒耳とトライアルの頭
部は、穴ぐり器に固定する。そして、適当な頸部の長さ
と大腿ステムの全長を決めるため、通常長さや形状が異
なるいくつかのトライアル頸部と頭部を穴ぐり器に接続
する。一旦これらの長さを決めたら、トライアルの頸部
と頭部は穴ぐり器から取り外し、穴ぐり器は大腿骨から
取り外す。そして、当業者は公知の技術を使って穴ぐり
器で形成した空隙に挿入するのに、適当な長さの大腿ス
テムを選択する。
【0004】臀部形成術においては、典型的には、二つ
の型の大腿部補綴具が適している。一つはバイポーラ型
補綴具である。一般にバイポーラ臀部補綴具は、寛骨臼
と一緒に回動する外面と、大腿補綴具の球状の頭部とと
もに回動する内面を有するシェル(貝殻状部)を具備す
る。もう一つの型は、大腿補綴具が寛骨臼と一緒に直接
回動するのに十分な大きさの球状頭部を具備するもの
で、ユニポーラ型内部補綴具と呼ばれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第5,15
6,626号は、4部品型のトライアルを使った整復シ
ステムを用いた、バイポーラ型臀部補綴具の移植手順を
記載している。このシステムには、代用大腿ブローチ、
該ブローチに取り付けた頸部、該頸部に取り付けられた
代用大腿骨頭、および該代用大腿骨頭を受けるとともに
患者の寛骨臼内に固定するためのシェルが含まれてい
る。これら4つの部品を用いる代用手法は、医師にとっ
て、しばしば扱いにくい場合がある。医師が前記代用大
腿骨頭を固定しようとするときに、この代用品は動きや
すくて前記シェルから外れ易いためである。さらに、こ
のトライアルシステムは、種々の組み合わせを行うた
め、適宜選択して組み合わせなければならない数多くの
部品を使う必要がある。
【0006】ユニポーラ型臀部を移植するのに用いるユ
ニポーラ型トライアルシステムは、典型的には、ブロー
チ、頸部トライアルおよび頭部トライアルを備える。バ
イポーラ股関節部移植器官の代用整復を実施するいくつ
かの場合に、対応のユニポーラ代用品を用いることがで
きる。これは、バイポーラおよびユニポーラの両移植手
法において代用整復を実施する際の主も重要なことの一
つで、寛骨臼に適合する部品を決定することがあるから
である。また、多くの場合、バイポーラ移植部品の動く
範囲は、ユニポーラ代用品とほぼ同様である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、バイポーラ型
代用シェルをユニポーラ型大腿骨頭に変更することによ
って、バイポーラ型代用シェルに着脱できるバイポーラ
−ユニポーラ兼用トライアルアダプタを提供することに
よって、従来の大腿代替品の欠点を克服するものであ
る。
【0008】アダプタの一態様においては、種々の大き
さの大腿骨頭に応じた種々の頸部長をもつユニポーラ代
用大腿骨頭を選ぶ必要をなくして、長さを調節できる頸
部が提供される。この態様の好ましい例においては、ば
ねを装填した嵌め込み式アダプタと簡単に頸部長を調節
できる機構が提供される。
【0009】本発明はまた、固定長大腿骨頭トライアル
アダプタシステムを提供する。この固定長トライアルア
ダプタは、代用大腿ステムから頸部トラニオンを受け入
れる形状の空隙を有する円筒形バレルを具備する。アダ
プタはまた、バレルの外面に、弾性接続部材が装着され
る周回フランジを具備する。アダプタを代用シェルに固
着させる接続部材は、名目的な第1の径と、この第1の
径を圧縮したときに得られることより小さな第2の径を
有する。そして、圧縮力が解き放たれると、接続部材は
第1の径に戻る。好ましい態様においては、接続部材は
代用シェルの環状溝に丁度嵌る形状にされる。
【0010】好ましい態様においては、周回フランジ
は、バレル外面の所定の位置に設けられ、内にある空隙
は、所定長の頸部トラニオンのシミュレーションをする
ため所定の深さを有する。このようにして、このトライ
アルシステムにおいては、種々の頸部長をもつ複数のア
ダプタを用いる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、以下の詳細な説明によ
って、より良く把握できるであろう。
【0012】図1〜図3には、本発明の調節可能トライ
アルアダプタ10を示す。この調節可能トライアルアダ
プタ10は、貫通開口12を有する円筒部(環状部)1
1、ばねで付勢されて前記円筒部11の外周13から突
出しているボールプランジャー(代用シェルへの結合
部)14、および前記円筒部11の外周13を突き抜け
て突出している爪部材15とを有している。
【0013】この代用アダプタはさらに、このアダプタ
10がバイポーラ代用シェル30中に挿入された場合に
ユニポーラ代用骨頭の調節可能な頸部部材として動作す
るバレル(アダプタの頸部部材)16を有している。こ
のバレル16は、このバレル16の外周に設けられた3
つの溝17を有している。このバレル16はさらに、こ
のバレル16の外周24に長手方向に設けられたスロッ
ト18と、このバレルの円筒状の壁20を貫通する開口
19とを有する。このバレル16は、このバレルの底部
26からこのバレルの頂部壁22に延びる長手開口21
を有している。前記頂部壁22には、前記開口21と連
通した小開口23が設けられている。
【0014】合い釘ピン28は円筒部11の側部に押入
されて固定され、該合い釘ピン28は前記側部を貫き延
びてバレル16のスロット18に填め込まれている。該
ピン28は、前記円筒部11を前記バレル16に変位可
能に固定しており、前記スロット18は、前記バレル1
6を前記溝17によって決められた3つの頸部の長さの
位置の間を上下動可能にしている。
【0015】前記爪部材15は、ボタン部40、溝係合
部42、および圧縮ばね41を受けめくら穴46を有し
ている。前記爪部材15が組み立てられると、該爪部材
15は開口25内に挿入され、合い釘ピン47を円筒部
11の貫通孔51に押入し、爪部材15の貫通孔48を
貫通させて固定することにより、該爪部材15は円筒部
11に回動可能に組み付けられる。前記圧縮ばね41は
前記円筒部11の穴49と爪部材の穴46とに挿入さ
れ、円筒部11の穴49に配置される。合い釘ピン50
は、円筒部11内に延びて穴49を横切り、前記ばね4
1を圧縮状態で穴46,49に閉じこめられる。前記爪
部材15は、ばね41によってバレル16に向かって付
勢されており、その結果バレル16が固定位置にある時
には、前記溝係合部42が前記溝17の一つに係合す
る。前記ボタン部40は前記円筒部11の外周13に露
出されており、その結果使用者は、該ボタン部40を動
かすことによって、係合部42を溝17との係合から解
除し、前記バレル16を所望の位置に移動させることが
できる。
【0016】図4(a)及び図4(b)、さらに図5の
アダプタ10に取り付けた状態で示すように、バイポー
ラ代用シェル60は平らな下方領域62を含む球形をし
ている。アダプタ収納用の開口64は下方領域62に囲
まれている。代用シェル60の骨に接する外面66は寛
骨臼とともに回動する。代用シェル60の頂部には、こ
の代用シェル60の内部に到達する差異に用いられる第
2の開口67が設けられる。一般にバイポーラ代用シェ
ル60は、外径が約38mm〜63mm、高さが27.
5mm〜40mmの、種々の大きさのものが入手でき
る。
【0017】代用シェル60はまた、開口64からシェ
ル60の内部に延びて空隙を区画する、骨に接触しない
内面65を有する。この内面65は、本発明のアダプタ
を用いないバイポーラ型トライアルを使った整復におい
て、トライアル頭部65とともに回動する半球形領域6
8を含む。したがって単一の代用シェル60は、バイポ
ーラ型トライアルにおいて用いるか、またはトライアル
頭部となる本発明のアダプタとともに用いることができ
る。
【0018】代用シェル60の内面65はまた、環状溝
70およびアダプタを載置させて保持する形で、本発明
のトライアルアダプタ10のようなアダプタと係合する
環状の棚72を区画する。環状溝70は、アダプタ収納
用開口64の内側に位置し、トライアルアダプタ10
の、ばねを装填したボール状プランジャ14のようなト
ライアルアダプタに取り付けた接続部材を収めることが
できる形状にされる。環状の棚72は開口64の中に位
置し、代用シェル60との関係ではトライアルアダプタ
10の台座手段として働く。
【0019】代用シェル60は、手術時の一時的な使用
に適した材料から作る。このような材料としては、種々
のコポリマー、特にアセタールコポリマーや、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリフェニルスルホンおよびナ
イロンのようなポリマー材がある。
【0020】使用に当たっては、前記円筒部11をバイ
ポーラ代用シェル60の開口31内に挿入し、バレル1
6をアダプタ10から下方に延ばす。前記円筒部11の
頂部27は前記シェル30の開口31内の棚部72に当
接し、ばね付勢されたボール形プランジャー14は前記
バイポーラ代用シェル60内に形成された溝70に嵌め
込まれる。その結果アダプタ10は、バイポーラ型代用
シェル60内に嵌め込まれ、溝70に入り込んだばね付
勢されたボールプランジャーによって保持される。
【0021】図6に示すように、前記バレル16は代用
大腿74の大腿頸部トラニオン(筒耳,回動軸部)56
との結合部としての役割を果たす。前記大腿頸部回動軸
部76は、該大腿頸部回動軸部76をバレル16の開口
21に挿入することによってアダプタ10に結合するこ
とができる。
【0022】ユニポーラ型アダプタ10は、代用シェル
の頂部孔67から径の小さな円筒状器具を用いて手で押
し出すことによって、前記バイポーラ型代用シェル30
から取り外すことができる。
【0023】また、図7乃至図11(d)に示すよう
に、長さが調節可能なトライアルアダプタ10に代えて
固定長のトライアルアダプタ80を用いることもでき
る。固定長のアダプタ80は、一般に外面84と上端8
6および下端88を有する円筒形のバレル82を備え
る。周回するフランジ部90は、上端86と下端88の
間でバレルの外面84と一体となっている。フランジ部
90は一般に円筒形で、高さはバレル82より低く、バ
レル82の外面84から外側に外径がD2 の位置まで径
方向に延びる。
【0024】バレル82は開口94から内側に延びて空
隙96を分画する内面95と方の開口94を有する。空
隙96は大腿頸部トライアルを載せられる形状にする。
この空隙96は一般に円筒形で、下方の開口94から大
腿頸部トラニオンが接触する上部領域98に向けて上方
に延びる。空隙96はまた、通常テーパ付けされている
従来の頸部トライアルトラニオンも収められるようテー
パ付けされる。当業者ならば種々のテーパのものが使用
できることは容易に分るであろう。一般的なテーパは1
0/12と11/13であるが、これらはその長さ方向
における二つの異なった地点での頸部径を表す。
【0025】空隙96の内部には、Oリング104,1
06をそれぞれ嵌めるための溝100,102を設ける
ことができる。Oリング104,106はシリコーンゴ
ムから形成するのが好ましいが、これらのOリングがあ
ると、トラニオンの寸法が、トライアルであるか恒久的
な補綴具であるか、あるいはテーパの寸法決め、測定に
異なる標準を採用する製造会社によって異なることがあ
っても、アダプタ80は頸部トライアルトラニオンと丁
度合わさることができる。さらにOリングがあると、空
隙の長さ方向に沿った二つの箇所で頸部とアダプタ80
を合わせることもできるようになる。この構成は空隙9
6の長さ方向における組み合わせを制御する上で好まし
い。こうするとトライアルアダプタ80が頸部から外れ
にくくなるからである。Oリングの代替品としては、空
隙内において少なくとも一個の周方向に隆起した部品
(図示せず)を用いることもできる。
【0026】好ましい態様においては、フランジ部90
はその外周に弾性接続部材110を収めるのに適した溝
108を有する。接続部材110は図9および図10に
示した態様においては、溝108の径D1 より大きい内
径112を有する弧状をしている。したがって、接続部
材110が第1の撓みのない位置にあるときは、隙間1
14(図8に示す)が溝108と接続部材110の間に
できる。また、接続部材110の(撓みがないときの)
名目的な外径116は、フランジ部90の外径D2 より
も、好ましくは約0.05〜0.11だけ大きい。
【0027】接続部材110は、弧状の形が第1の撓み
のない位置から、第2の圧縮位置まで押し込めることが
できるよう可撓性の材料から作られる。接続部材110
は、例えばアダプタが代用シェル60に対して押された
ときのような圧縮力に応答して、名目的な外径116よ
りも小さい第2の外径を維持する。接続部材110は、
完全なリング形状に形づくることもできる。しかし角度
αに対応する部分はそのリング形状から取り除いてお
く。取り除いた部分αは約10°乃至約60°、好まし
くは約30°の弧状形である。
【0028】当業者ならば、接続部材110は形状記憶
性を有する種々の弾性材料から製造できることは容易に
分かるであろう。このような材料としては形状記憶合金
の他、ポリマー材料も含まれる。例えばコポリマー、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリフェニルスルホンお
よびナイロンである。
【0029】アダプタ80がシェル60に挿入される
と、代用シェル60の空隙65から伝わってくる接触に
伴う力が弾性接続部材110を、その第1の名目的な外
径116位置から第2の圧縮外径位置へ圧縮し、アダプ
タ80は代用シェル60の中に滑り込む。フランジ90
が、代用シェルの開口64内において環状の棚72に乗
っかると、接続部材110は、これに応答して環状溝7
0と整列し、弾性接続部材110は拡がったときに溝7
0に嵌って、アダプタ80を代用シェル60に固定す
る。接続部材110は、溝70への嵌め込みを容易にす
るため、環状溝70の形状に対応する丸形の外縁を有す
るのが好ましい。
【0030】固定長のトライアルアダプタ80は、可変
長のアダプタ10について説明したように、代用シェル
の頂上穴67を通して適当な道具を挿入することによっ
て、代用シェルから取り外すことができる。さらにアダ
プタ80には、その上端86に楕円形の開口120を設
けることもできる。そして円筒形の挿入部材と、その挿
入端の近くに開口120と整列した十字形部材を備える
道具(図示せず)を使い、この道具を内側から楕円形の
開口120を通して、十字形部材を開口120と整列さ
せながら挿入することができる。ついでこの道具は、十
字形部材が楕円形の穴120との整列を解くよう90°
回転させる。この後、この道具を弾性接続部材110を
圧縮してアダプタ80を取り外すのに十分な力で引っ張
ることによって、アダプタ80をシェル60から取り外
す。
【0031】種々の頸部トラニオンを有するトライアル
は、異なる有効長を有する固定長トライアルアダプタを
使って模すことができる。トライアルアダプタ80の有
効長は、例えば周回フランジ部90をバレル82の異な
る位置に設けることによって種々に変えることができ
る。バレル内部の空隙96の末端領域98の位置も、同
様に変えることができる。有効長がそれぞれ−3mm、
0、+5mmおよび+10mmの固定長トライアルアダ
プタ80は、図11(a),図11(b),図1(c)
および図11(d)にそれぞれ示してある。
【0032】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 (1)前記アダプタはさらに、前記フランジに形成され
る周回溝を有する請求項1記載のアダプタ。 (2)前記接触部材は弧状形をしている請求項1記載の
アダプタ。 (3)前記弧状形は360°より小さい角を区画する上
記実施態様(2)記載のアダプタ。 (4)前記接触部材は、前記フランジの周回溝に配置さ
れる上記実施態様(1)記載のアダプタ。 (5)前記接触部材の名目的な第1の径は、前記フラン
ジの外径より大きい上記実施態様(4)記載のアダプ
タ。
【0033】(6)前記接触部材は、前記代用シェル内
の対応する環状溝と合わさる形状に形づくられる上記実
施態様(5)記載のアダプタ。 (7)前記フランジは、所定長さの代用頸部のシミュレ
ーションに用いるため、バレル外面に沿った、前記上端
と下端の間の所定の位置に設けられる請求項1記載のア
ダプタ。 (8)前記接触部材は、アセタールコポリマーから形成
される上記実施態様(1)記載のアダプタ。 (9)前記接触部材は、前記フランジ部の溝の中に押し
込めることができる請求項2記載のシステム。 (10)前記接触部材は、前記代用シェルの対応する溝
に嵌め込むことができる形状に形づくられる請求項2記
載のシステム。
【0034】(11)前記接触部材は360°より小さ
い角の弧状形を区画する上記実施態様(10)記載のシ
ステム。 (12)前記接触部材は約300°〜350°の弧状形
を区画する上記実施態様(11)記載のシステム。 (13)前記フランジは、前記バレル外面に沿った、前
記上端と下端の間の所定の位置に設けられる請求項2記
載のシステム。 (14)前記システムは、前記バレル外面の複数の所定
位置にフランジ部を設けた複数のバレルを具備する上記
実施態様(13)記載のシステム。 (15)前記システムは、前記代用シェルの空隙内に形
成される環状溝を含む請求項3記載のシステム。
【0035】(16)前記接触部材は弧状形をしている
実施形態(15)記載のトライアルシステム。 (17)前記弧状形は360°より小さい角を区画する
上記実施態様(16)記載のトライアルシステム。 (18)前記弧状形の接触部材は、前記フランジの周回
溝に配置される上記実施態様(17)記載のトライアル
システム。 (19)前記接触部材の名目的な第1の径は、前記フラ
ンジの外径より大きい上記実施態様(17)記載のトラ
イアルシステム。 (20)前記接触部材は、前記周回フランジの溝に押し
込めることができる上記実施態様(17)記載のトライ
アルシステム。
【0036】(21)前記接触部材は、前記代用シェル
内の対応する環状溝と合わさる形状に形づくられる上記
実施態様(17)記載のトライアルシステム。 (22)前記フランジは、所定長さの代用頸部のシミュ
レーションに用いるため、バレル外面に沿った、前記上
端と下端の間の所定の位置に設けられる上記実施態様
(17)記載のトライアルシステム。
【0037】
【発明の効果】医師は手術中に可変長ユニポーラ型トラ
イアルアダプタ10または固定長ユニポーラ型トライア
ルアダプタ10をシェル60に挿入することによって、
バイポーラ代用シェルをユニポーラ代用骨頭に変換する
ことを選択することができる。どちらのアダプタを使っ
ても、外科医はこれまでの面倒なバイポーラ型トライア
ルシステムによらずに、適当な頸部長を選択しながら大
腿骨頭またはバイポーラ型シェルの嵌め合わせを調節で
き、大腿骨を整復することができる。
【0038】この代用システムは、整復手術中に外科医
が好適な寸法を選択できるよう、バイポーラ型シェルと
大腿ステムについて種々の寸法を有するのが好ましい。
固定長アダプタ80を用いるときは、トライアルシステ
ムは異なる頸部長をもつ複数のアダプタ80を備えるの
が好ましい。
【0039】以上、本発明を特定の実施例、構成および
用途に関して説明したが、本発明はこれらに限定される
ものではなく、本発明の特許請求の範囲の趣旨から逸脱
するものでない限り、様々な変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代用アダプタの分解斜視図である。
【図2】図1の代用アダプタを約90度回転させた分解
斜視図である。
【図3】本発明の代用アダプタの側面図である。
【図4】図4(a)はバイポーラ型シェルトライアルの
側面図、図4(b)は図4(a)に示したトライアルバ
イポーラ型シェルトライアルの断面図である。
【図5】バイポーラ型シェルトライアルとともに用い
た、図1に示すトライアルアダプタの断面図である。
【図6】本発明に係る大腿部トライアルシステムの断面
図である。
【図7】本発明に係る固定長アダプタの平面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】本発明に係る接続部材の平面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】図11(a)は−3mmずらした本発明に係
る固定長アダプタの断面図、図11(b)は何もずらし
ていない本発明に係る固定長アダプタの断面図、図11
(c)は+5mmずらした本発明に係る固定長アダプタ
の断面図、図11(d)は+10mmずらした本発明に
係る固定長アダプタの断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 代用シェルを代用大腿骨頭に変更するた
    めの固定長型代用大腿骨頭アダプタであって、 上端と下端を備えた外面と、代用大腿ステムの頸部トラ
    ニオンを収める空隙を区画する内面、および外径を有す
    る周回フランジを具備する円筒形バレルと、 前記周回フランジに配置される弾性接続部材であって、
    この弾性部材は、名目的な第1の径と、圧縮力を加えた
    ときに得られる、前記第1の径より小さい第2の径をも
    ち、この第2の径は前記圧縮力を取り去ると前記第1の
    径に戻ってこのアダプタを前記代用シェルに固着させ
    る、弾性接続部材を有するアダプタ。
  2. 【請求項2】 代用シェルを代用大腿骨頭に変更するた
    めの代用大腿骨頭アダプタシステムであって、 上端と下端を備えた外面と、代用大腿ステムの頸部トラ
    ニオンを収める空隙を区画する内面を具備するバレルで
    あって、さらにこのバレルの外面には、外径と周回溝を
    有する周回フランジを具備する円筒形バレルと、 前記周回フランジに配置される弾性接続部材であって、
    この弾性部材は、名目的な第1の径と、圧縮力を加えた
    ときに得られる、前記第1の径より小さい第2の径をも
    ち、この第2の径は前記圧縮力を取り去ると前記第1の
    径に戻ってこのアダプタを前記代用シェルに固着させ
    る、弾性接続部材を有するシステム。
  3. 【請求項3】 代用大腿システムであって、 頸部を含む代用大腿ステムと、 骨に接触する外面と、空隙を区画しかつ骨に接触しない
    内面を有する代用シェルと、 代用シェルを代用大腿骨頭に変更するため、前記頸部に
    取り外し可能に取り付けることができる固定長アダプタ
    であって、 上端と下端を備えた外面と、代用大腿ステムの頸部トラ
    ニオンを収める空隙を区画する内面を具備するバレルで
    あって、さらにこのバレルの外面には、外径と周回溝を
    有する周回フランジを具備する円筒形バレルと、 前記周回フランジに配置される弾性接続部材であって、
    この弾性部材は、名目的な第1の径と、圧縮力を加えた
    ときに得られる、前記第1の径より小さい第2の径をも
    ち、この第2の径は前記圧縮力を取り去ると前記第1の
    径に戻ってこのアダプタを前記代用シェルに固着させ
    る、弾性接続部材を有するアダプタを具備するシステ
    ム。
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