JP2015122708A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増大を抑制しつつ、環境光の色特性を測定することができる画像読取装置を提供する。【解決手段】原稿をスキャンするための画像読取装置100は、複数の色の光を順に原稿へ出射する光源122と、互いに異なる波長の光を選択的に透過する複数のフィルタ領域を有する光学フィルタ110と、(i)画像読取装置が設置された空間を照らす環境光を光学フィルタを介して受光することにより、複数のフィルタ領域に対応する複数の第1信号を出力し、(ii)原稿に対して相対的に移動しながら、原稿からの反射光を光学フィルタを介さずに受光することにより、複数の色に対応する複数の第2信号を出力するラインイメージセンサ124と、複数の第1信号に基づいて環境光の色特性を測定する測定部と、複数の第2信号に基づく画像データを、環境光の色特性に基づいて補正する画像処理部と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、画像、文書あるいは物体(以下、「原稿」という)を光学的にスキャンすることにより、原稿のカラーデジタル画像(以下、単に「画像」という場合もある)を生成する画像読取装置に関する。
画像読取装置では、例えばCCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)がイメージセンサとして用いられる。CISが用いられる画像読取装置(以下、「CISスキャナ」という)は、一般的に、3色(赤緑青)の発光ダイオードと、複数の受光素子が並んで配置されたラインイメージセンサとを備える。CISスキャナは、3色の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)によって赤、緑および青の光が順に繰り返し原稿に出射されている間に、ラインイメージセンサ内の複数の受光素子が並ぶ方向と略直交するスキャン方向にラインイメージセンサを移動させる。その結果、原稿が光学的にスキャンされ、原稿の画像が生成される。
このようなCISスキャナによるスキャン結果(画像)あるいは画像の印刷結果(印刷画像)は、CISスキャナが設置された空間を照らす光(以下、「環境光(ambient light)」という)によって、劣化する場合やユーザに違和感を生じさせる場合がある。そこで、環境光による画像の劣化あるいは違和感を減少させるために、測光器によって測定された環境光の色特性に応じて画像補正を行うことが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平07−123282号公報
しかしながら、特許文献1の画像読取装置には、環境光の色特性を測定するための測光器が画像読取装置に付加される必要があり、画像読取装置および測光器の部品点数が増大し、製造コストが増加するという課題がある。
そこで、本発明は、部品点数の増大を抑制しつつ、環境光の色特性を測定することができる画像読取装置を提供する。
本発明の一態様に係る画像読取装置は、原稿をスキャンするための画像読取装置であって、複数の色の光を順に前記原稿へ出射する光源と、互いに異なる波長の光を選択的に透過する複数のフィルタ領域を有する光学フィルタと、(i)前記画像読取装置が設置された空間を照らす環境光を前記光学フィルタを介して受光することにより、前記複数のフィルタ領域に対応する複数の第1信号を出力し、(ii)前記原稿に対して相対的に移動しながら、前記光源から順に出射された前記複数の色の光の前記原稿からの反射光を前記光学フィルタを介さずに受光することにより、前記複数の色に対応する複数の第2信号を出力するラインイメージセンサと、前記複数の第1信号に基づいて前記環境光の色特性を測定する測定部と、前記複数の第2信号に基づく前記原稿の画像データを生成し、前記環境光の色特性に基づいて前記画像データを補正する画像処理部とを備える。
この構成によれば、ラインイメージセンサから出力された、複数のフィルタ領域に対応する複数の第1信号に基づいて、環境光の色特性が測定される。つまり、画像読取装置は、原稿の画像データの生成と、環境光の色特性の測定とでラインイメージセンサを共用することができる。したがって、画像読取装置は、部品点数の増大を抑制しつつ、環境光の色特性を測定することができる。
例えば、前記複数のフィルタ領域は、前記ラインイメージセンサのライン方向に延びる長尺状の領域であり、前記ラインイメージセンサの移動方向に並んで配置されてもよい。
この構成によれば、光学フィルタに含まれる複数のフィルタ領域は、ラインイメージセンサのライン方向に延びる長尺状の領域であり、ラインイメージセンサの移動方向に並んで配置されている。したがって、画像読取装置は、ラインイメージセンサを複数のフィルタ領域が並ぶ方向(移動方向)に移動させることにより、ラインイメージセンサ内でライン方向に並ぶ複数の受光素子の各々で複数のフィルタ領域をそれぞれ透過した光を受光することができる。このような複数の受光素子から出力される複数の第2信号に基づいて環境光の色特性が測定されることにより、画像読取装置は、ライン方向における複数の受光素子の感度のばらつきによる測定精度の低下を抑制することができる。
例えば、前記複数のフィルタ領域は、前記ラインイメージセンサのライン方向に並んで配置されてもよい。
この構成によれば、複数のフィルタ領域は、ラインイメージセンサのライン方向に並んで配置される。したがって、画像読取装置は、ラインイメージセンサを移動させなくても、複数のフィルタ領域を介して環境光を受光することができる。つまり、画像読取装置は、環境光の色特性の測定を高速に行うことが可能になる。
例えば、前記複数のフィルタ領域は、赤に対応する波長の光を選択的に透過する赤フィルタ領域と、緑に対応する波長の光を選択的に透過する緑フィルタ領域と、青に対応する波長の光を選択的に透過する青フィルタ領域とを含んでもよい。
この構成によれば、光学フィルタに含まれる複数のフィルタ領域として、赤緑青のフィルタ領域を用いることができる。したがって、簡易な構成で環境光の色特性(例えば色温度)を測定することが可能となる。
例えば、前記複数のフィルタ領域は、前記環境光のスペクトル分布を得るための複数の狭帯域のフィルタ領域であり、前記測定部は、前記複数の第1信号に基づいて前記環境光のスペクトル分布を測定してもよい。
この構成によれば、複数の狭帯域のフィルタ領域を有する光学フィルタを用いることにより、環境光のスペクトル分布を測定することが可能となる。
例えば、前記画像読取装置は、さらに、筐体と、前記原稿が載置される、前記筐体の上面に固定された透明な原稿台と、前記原稿台の上面を開閉自在に塞ぐカバー部材とを備え、前記光学フィルタは、前記筐体の上面の、前記原稿が載置される領域と重ならない位置に固定されてもよい。
この構成によれば、光学フィルタは、原稿が載置される領域と重ならない位置に固定される。したがって、画像読取装置は、光学フィルタが画像読取装置に固定された状態で、原稿をスキャンすることができる。
例えば、前記光学フィルタは、前記筐体の上面の、前記ラインイメージセンサの待機位置に対応する位置に固定されてもよい。
この構成によれば、光学フィルタは、筐体の上面の、ラインイメージセンサの待機位置に対応する位置に固定される。したがって、画像読取装置は、ラインイメージセンサを待機位置から動かさなくても、環境光の色特性を測定することができる。つまり、画像読取装置は、環境光の色特性の測定を高速に行うことが可能になる。
例えば、前記カバー部材には、前記カバー部材が閉じられた状態で前記光学フィルタに前記環境光を導く光路が形成されてもよい。
この構成によれば、カバー部材には、カバー部材が閉じられた状態で光学フィルタに環境光を導く光路が形成される。したがって、カバー部材を閉じた状態で環境光の色特性の測定が可能となる。つまり、環境光の色特性の測定条件が緩和され、測定の自由度を高めることが可能となる。
例えば、前記画像読取装置は、さらに、補正された前記画像データに従って前記原稿の画像を印刷する印刷部を備えてもよい。
この構成によれば、環境光の色特性に基づいて補正された画像データに従って原稿の画像を印刷することができる。したがって、画像読取装置が設置された場所において、印刷された画像に対するユーザの違和感を抑制することができる。例えば、環境光の光源が昼白色蛍光灯である場合に、画像読取装置は、印刷された原稿の画像が青白く見えることを抑制することができる。つまり、画像読取装置は、環境光の色特性に適した画像を印刷することができる。
本発明の一態様に係る画像読取装置によれば、部品点数の増大を抑制しつつ、環境光の色特性を測定することができる。
実施の形態1に係る画像読取装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る画像読取装置の測光モードにおける内部構造を示す断面図である。 実施の形態1に係る画像読取装置のスキャンモードにおける内部構造を示す断面図である。 実施の形態1に係る画像読取装置の平面図である。 実施の形態1に係る光学フィルタの平面図である。 実施の形態1に係る画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る画像読取装置100の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る光学フィルタの平面図である。 実施の形態3に係る光学フィルタの平面図である。 実施の形態3に係る画像読取装置によって測定される環境光の色特性の一例を示す図である。 実施の形態3に係る画像読取装置によって測定される環境光の色特性の一例を示す図である。 実施の形態3に係る画像読取装置によって測定される環境光の色特性の一例を示す図である。 実施の形態4に係る画像読取装置の内部構造を示す断面図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る画像読取装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
実施の形態1に係る画像読取装置は、1つの共通のラインイメージセンサを用いて、原稿のスキャンと環境光の色特性の測定とを実現する。つまり、原稿のスキャンと環境光の色特性の測定とでラインイメージセンサが共用される。具体的には、ラインイメージセンサは、測光モード(第1モード)において光学フィルタを介して環境光を受光し、スキャンモード(第2モード)において光学フィルタを介さずに原稿からの反射光を受光する。
[ハードウェア構成]
図1は、実施の形態1に係る画像読取装置の外観を示す斜視図である。図2Aは、実施の形態1に係る画像読取装置の測光モードにおける内部構造を示す断面図である。図2Bは、実施の形態1に係る画像読取装置のスキャンモードにおける内部構造を示す断面図である。図3は、実施の形態1に係る画像読取装置の平面図である。具体的には、図3では、スキャンモードにおける画像読取装置が示され、カバー部材の記載が省略されている。図4は、実施の形態1に係る光学フィルタの平面図である。
画像読取装置100は、原稿(例えば、画像、文書および物体など)をスキャンすることにより原稿の画像を生成する。具体的には、画像読取装置100は、例えばCIS方式のフラットベッド型のイメージスキャナである。
本実施の形態では、画像読取装置100は、プリンタでもあり、コピー機(Photocopier)でもある。つまり、本実施の形態に係る画像読取装置100は、複合機(MFP:Multi Function Printer)である。
図1〜図3に示すように、画像読取装置100は、筐体101と、プラテンガラス102と、カバー部材103と、操作部104と、光学フィルタ110と、スキャン部120と、制御部130と、印刷部140とを備える。
プラテンガラス102は、筐体101の上面に固定された透明な原稿台の一例である。具体的には、プラテンガラス102は、筐体101の上面に形成された開口を塞ぐガラス板である。このプラテンガラス102の上面に原稿が載置される。そして、プラテンガラス102の上面に載置された原稿は、筐体101内のスキャン部120によってスキャンされる。
カバー部材103は、少なくともプラテンガラス102の上面を開閉自在に塞ぐ部材である。本実施の形態では、カバー部材103が開かれた状態では、プラテンガラス102および光学フィルタ110の上面が開放される(図2A)。一方、カバー部材103が閉じられた状態では、プラテンガラス102および光学フィルタ110の上面が塞がれ、筐体101内への環境光の入射が抑制される(図2B)。
操作部104は、例えばタッチパネルまたはプッシュボタン等で構成されている。操作部104は、ユーザによる操作(例えば、原稿のスキャンあるいはコピーを開始する指示、環境光の色特性を測定する指示など)を受け付ける。
光学フィルタ110は、所定の波長(帯域)の光を選択的に透過する。つまり、光学フィルタ110は、他の波長(帯域)の光をブロックする。
光学フィルタ110は、筐体101の上面に固定されている。具体的には、光学フィルタ110は、筐体101の上面の、スキャン領域と重ならない位置に固定されている。スキャン領域とは、プラテンガラス102上の、原稿が載置される領域である。
より具体的には、光学フィルタ110は、筐体101の上面の、スキャン部120の待機位置に対応する位置に配置されている。つまり、光学フィルタ110は、待機位置に到達する環境光の経路上に配置されている。言い換えると、スキャン部120が待機位置に存在する場合、光学フィルタ110を透過した光はスキャン部120に入射する。
ここで、待機位置とは、原稿がスキャンされていない時にスキャン部120が待機している位置である。言い換えると、待機位置とは、スキャン部120が原稿をスキャンした後に戻る位置である。待機位置は、原点、開始位置、初期位置あるいはデフォルト位置と呼ばれることもある。
光学フィルタ110は、互いに異なる波長の光を選択的に透過する複数のフィルタ領域を有する。本実施の形態では、複数のフィルタ領域は、赤フィルタ領域111と、緑フィルタ領域112と、青フィルタ領域113とを含む。赤フィルタ領域111は、赤に対応する波長の光を選択的に透過する。緑フィルタ領域112は、緑に対応する波長の光を選択的に透過する。青フィルタ領域113は、青に対応する波長の光を選択的に透過する。
図4に示すように、赤フィルタ領域111、緑フィルタ領域112および青フィルタ領域113の各々は、ラインイメージセンサ124のライン方向に延びる長尺状の領域である。赤フィルタ領域111、緑フィルタ領域112および青フィルタ領域113は、ラインイメージセンサ124の移動方向(つまり、スキャン方向)に並んで配置されている。
スキャン部120は、測光モードにおいて、光学フィルタ110を介して環境光を受光することにより、光学フィルタ110を透過した光の強さに対応する信号を出力する。また、スキャン部120は、スキャンモードにおいて、スキャン方向(X軸方向)に移動しながら、プラテンガラス102のスキャン領域に載置された原稿からの反射光を受光することにより、反射光の強さに対応する信号を出力する。
具体的には、図2Aおよび図2Bに示すように、スキャン部120は、光源122と、ロッドレンズアレイ123と、ラインイメージセンサ124とを備える。
光源122は、スキャンモードにおいて、原稿に対して相対的に移動しながら、複数の色の光を順に原稿へ出射する(図2Bの破線矢印)。本実施の形態では、光源122は、スキャン方向に移動しながら、プラテンガラス102のスキャン領域に載置された原稿に赤、緑および青の光を順に繰り返し出射する。
具体的には、光源122は、例えば、導光体(図示せず)と、導光体の一端部に対向して配置された赤LED、緑LEDおよび青LED(いずれも図示せず)とを備える。赤LED、緑LEDおよび青LEDは、制御部130からのクロック信号(点灯制御信号)に基づいて順に繰り返し点灯する。導光体は、ライン方向(Y軸方向)に延びており、赤LED、緑LEDおよび青LEDからの光をプラテンガラス102上に載置された原稿へ導く。
ロッドレンズアレイ123は、光を受光素子に集光する光学レンズの一例である。具体的には、ロッドレンズアレイ123は、Y軸方向(ライン方向)に延びる光学レンズアレイである。ロッドレンズアレイ123は、原稿で反射した光をラインイメージセンサ124の複数の受光素子にそれぞれ結像させる。
ラインイメージセンサ124は、例えばCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)イメージセンサである。ラインイメージセンサ124は、ライン方向に一列に並んで配置された複数の受光素子(図示せず)を有する。
各受光素子には、受光した光の光量(強さ)に応じた電荷が蓄積される。各受光素子に蓄積された電荷は、制御部130からのクロック信号に基づくタイミングで読み出され、電気信号に変換される。
本実施の形態では、ラインイメージセンサ124は、測光モードにおいて、光学フィルタ110を介して環境光を受光することにより、複数のフィルタ領域に対応する複数の第1信号を出力する。また、ラインイメージセンサ124は、スキャンモードにおいて、原稿に対して相対的に移動しながら、光源122から順に出射された複数の色の光の原稿からの反射光を光学フィルタ110を介さずに受光することにより、複数の色に対応する複数の第2信号を出力する。
制御部130は、画像読取装置100が備える各構成要素の動作を制御するコントローラである。例えば、駆動源(図示せず)を制御することにより、スキャン部120のスキャン方向の動きを制御する。また、制御部130は、印刷部140の動作を制御する。さらに、制御部130は、ラインイメージセンサ124から出力された信号を処理する。
印刷部140は、制御部130から出力される画像データに従って、原稿の画像を印刷する。印刷部140は、例えば、インクジェットプリンタ、レーザプリンタである。
[機能構成]
次に、制御部130の機能構成について、図5を用いて具体的に説明する。図5は、実施の形態1に係る画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。ここでは、主として、環境光の色特性の測定機能、および、画像処理機能に関して説明し、その他の機能については説明を省略する。
図5に示すように、制御部130は、測定部131と、記憶部132と、画像処理部133とを備える。
測定部131は、複数のフィルタ領域に対応する複数の第1信号に基づいて環境光の色特性を測定する。つまり、測定部131は、環境光に含まれる互いに異なる複数の波長の光の強さを示す複数の第1信号に基づいて環境光の色特性を測定する。色特性とは、例えば、色温度、スペクトル分布(分光特性)、予め定められた複数の色の光の強さなどである。
本実施の形態では、測定部131は、例えば、赤フィルタ領域111を透過した赤色の光の強さと、緑フィルタ領域112を透過した緑色の光の強さと、青フィルタ領域113を透過した青色の光の強さとを環境光の色特性として測定する。
記憶部132は、測定部131によって測定された環境光の色特性を示す色特性データ(測定結果)を格納する。記憶部132は、複数の色特性データを記憶してもよい。その場合、色特性データには、例えば測定日時および測定場所などの付随情報が含まれるとよい。
画像処理部133は、複数の第2信号に基づいて原稿の画像データを生成する。つまり、画像処理部133は、複数の色に対応する複数の第2信号に基づいて、原稿のカラー画像データを生成する。例えば、画像処理部133は、赤緑青の各々の光の強度を示すアナログ信号(第2信号)をデジタル信号に変換することによりカラー画像データを生成する。このとき、シェーディング補正およびガンマ補正等の各種の補正処理が行われてもよい。
画像処理部133は、さらに、環境光の色特性に基づいて画像データを補正する。具体的には、画像処理部133は、記憶部132から色特性データを読み出し、色特性データに対応する補正方法でカラー画像データを補正する。
例えば、画像処理部133は、予め定められた複数の光源の中から、測定された赤緑青の各々の光の強さ(色特性データ)に適合する光源を選択する。予め定められた複数の光源は、例えば自然光、昼白色蛍光灯、D50蛍光灯、および、タングステン光などである。つまり、画像処理部133は、色特性データを用いて環境光の光源の種別を推定する。
そして、画像処理部133は、選択された光源に適した補正方法でカラー画像データを補正する。つまり、画像処理部133は、選択された光源によって生じる画像の劣化あるいは違和感を軽減するための画像補正をカラー画像データに行う。例えば、画像処理部133は、選択された光源が昼白色蛍光灯である場合、選択された光源がD50蛍光灯である場合よりも、赤の強度が増加するように、カラー画像データを補正する。
[動作]
次に、以上のように構成された画像読取装置100の動作について図6を用いて説明する。図6は、実施の形態1に係る画像読取装置100の処理動作を示すフローチャートである。具体的には、図6のフローチャートは、制御部130の処理動作を示す。
まず、制御部130は、現在のモードが測光モードであるか否かを判定する(S101)。測光モードは、例えば、カバー部材103が開かれた時に自動的に設定される。また測光モードは、例えば、操作部104を介してユーザから環境光の測定指示を受け付けた時に設定されてもよい。
ここで、現在のモードが測光モードである場合(S101のYes)、測定部131は、光学フィルタ110を介して環境光を受光したラインイメージセンサ124の出力信号である複数の第1信号に基づいて環境光の色特性を測定する(S102)。本実施の形態では、測定部131は、赤フィルタ領域111、緑フィルタ領域112、および青フィルタ領域113の各々を介して環境光を受光したラインイメージセンサ124から出力された赤緑青の各々の複数の第1信号に基づいて環境光の色特性を測定する。
例えば、測定部131は、ライン方向に並ぶ複数の受光素子の各々から出力された赤緑青の各々の第1信号(アナログ信号)をデジタル値に変換する。そして、測定部131は、色ごとに、複数の受光素子に対応する複数のデジタル値の代表値(例えば、平均値、最大値および中央値など)を、色特性データを構成する値として決定する。
測定部131は、測定結果である色特性データを記憶部132に格納する(S103)。例えば、画像読取装置100を移動させて複数の場所で測定が行われた場合、測定部131は、測定場所を示す情報に対応付けて色特性データを格納する。具体的には、画像読取装置100は、リビングルームを示す情報に対応付けて第1の色特性データを格納し、寝室を示す情報に対応付けて第2の色特性データを格納する。測定場所を示す情報は、例えば、ユーザによって入力されればよい。
一方、現在のモードが測光モードでない場合(S101のNo)、制御部130は、現在のモードがスキャンモードであるか否かを判定する(S104)。スキャンモードは、例えば、操作部104を介してユーザからスキャン開始の指示を受け付けた時に設定される。
ここで、現在のモードがスキャンモードでない場合(S104のNo)、そのまま処理を終了する。一方。現在のモードがスキャンモードである場合(S104のYes)、制御部130は、スキャン部120を介して、原稿をスキャンする(S105)。つまり、ラインイメージセンサ124は、光源122から順に出射された赤緑青の光の、原稿からの反射光を、光学フィルタ110を介さずに受光することにより、赤緑青の第2信号を順に出力する。
画像処理部133は、複数の色に対応する複数の第2信号に基づいて、原稿のカラー画像データを生成する(S106)。ここでは、画像処理部133は、スキャン方向の各位置における赤緑青の第2信号に基づいて原稿のカラー画像データを生成する。
さらに、画像処理部133は、記憶部132から色特性データを読み出し、色特性データに対応する補正方法でカラー画像データを補正する(S107)。例えば、画像処理部133は、ユーザから指定された場所に対応する色特性データを記憶部132から読み出す。そして、画像処理部133は、読み出された色特性データに適した補正方法でカラー画像データを補正する。
最後に、制御部130は、印刷部140を介して、補正されたカラー画像データに従って原稿の画像を印刷する(S108)。つまり、制御部130は、印刷部140に、カラー画像データが表す原稿の画像を印刷する。
[効果]
以上のように、実施の形態1に係る画像読取装置100によれば、ラインイメージセンサ124から出力された、複数のフィルタ領域(赤フィルタ領域111、緑フィルタ領域112および青フィルタ領域113)に対応する複数の第1信号に基づいて、環境光の色特性が測定される。つまり、画像読取装置100は、原稿の画像データの生成と、環境光の色特性の測定とでラインイメージセンサ124を共用することができる。したがって、画像読取装置100は、部品点数の増大を抑制しつつ、環境光の色特性を測定することが可能となる。
また、実施の形態1に係る画像読取装置100によれば、複数のフィルタ領域(赤フィルタ領域111、緑フィルタ領域112および青フィルタ領域113)は、ラインイメージセンサ124のライン方向に延びる長尺状の領域であり、ラインイメージセンサ124の移動方向に並んで配置されている。したがって、画像読取装置100は、ラインイメージセンサ124を複数のフィルタ領域が並ぶ方向(スキャン方向)に移動させることにより、ラインイメージセンサ124内でライン方向に並ぶ複数の受光素子の各々で赤緑青のフィルタ領域をそれぞれ透過した光を受光することができる。このような複数の受光素子から出力される複数の第2信号に基づいて環境光の色特性が測定されることにより、画像読取装置100は、ライン方向における複数の受光素子の感度のばらつきによる測定精度の低下を抑制することができる。
また、実施の形態1に係る画像読取装置100によれば、光学フィルタ110に含まれる複数のフィルタ領域として、赤フィルタ領域111、緑フィルタ領域112および青フィルタ領域113を用いることができる。したがって、簡易な構成で環境光の色特性(例えば色温度)を測定することができ、製造コストを減少させることが可能となる。
また、実施の形態1に係る画像読取装置100によれば、光学フィルタ110は、原稿が載置される領域(スキャン領域)と重ならない位置に固定される。したがって、画像読取装置100は、光学フィルタ110が画像読取装置100に固定された状態で、原稿をスキャンすることができる。つまり、スキャンモードにおいて画像読取装置100から光学フィルタ110を取り外す必要がないので、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、実施の形態1に係る画像読取装置100によれば、光学フィルタ110は、筐体101の上面の、ラインイメージセンサ124の待機位置に対応する位置に固定される。したがって、画像読取装置100は、ラインイメージセンサ124を待機位置から動かさなくても、環境光の色特性を測定することができる。つまり、画像読取装置100は、環境光の色特性の測定を高速に行うことが可能になる。
また、実施の形態1に係る画像読取装置100によれば、環境光の色特性に基づいて補正された画像データに従って原稿の画像を印刷することができる。したがって、画像読取装置100が設置された場所において、印刷された画像に対するユーザの違和感を抑制することができる。例えば、環境光の光源が昼白色蛍光灯である場合に、画像読取装置100は、画像において赤色の強度を増加させる補正を行うことにより、印刷された原稿の画像が青白く見えることを抑制することができる。つまり、画像読取装置100は、環境光の色特性に適した画像を印刷することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る画像読取装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
実施の形態2では、光学フィルタに含まれる複数のフィルタ領域の形状および配置が実施の形態1と異なる。以下では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1と同様の構成の説明を適宜省略する。
図7は、実施の形態2に係る光学フィルタの平面図である。
図7に示すように、本実施の形態では、光学フィルタ110aに含まれる複数のフィルタ領域は、ラインイメージセンサ124のライン方向に並んで配置されている。つまり、赤フィルタ領域111a、緑フィルタ領域112a、および青フィルタ領域113aは、ライン方向に繰り返し並んで配置されている。
赤フィルタ領域111a、緑フィルタ領域112a、および青フィルタ領域113aは、ラインイメージセンサ124に含まれる複数の受光素子に対応付けられている。つまり、各受光素子には、赤フィルタ領域111a、緑フィルタ領域112a、および青フィルタ領域113aのいずれかを透過した光が到達する。
以上のように、本実施の形態に係る画像読取装置によれば、複数のフィルタ領域(赤フィルタ領域111a、緑フィルタ領域112a、および青フィルタ領域113a)は、ラインイメージセンサ124のライン方向に並んで配置される。したがって、画像読取装置は、ラインイメージセンサ124を移動させなくても、複数のフィルタ領域を介して環境光を受光することができる。つまり、画像読取装置は、環境光の色特性の測定を高速に行うことが可能になる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る画像読取装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
実施の形態3では、光学フィルタに含まれる複数のフィルタ領域が実施の形態1の赤緑青のフィルタ領域と異なる。以下では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1と同様の構成の説明を適宜省略する。
図8は、実施の形態3に係る光学フィルタの平面図である。
本実施の形態では、光学フィルタ110bに含まれる複数のフィルタ領域は、環境光のスペクトル分布を得るための複数の狭帯域のフィルタ領域である。複数の狭帯域のフィルタ領域は、ライン方向に並んで配置されている。
具体的には、複数の狭帯域のフィルタ領域は、例えば、可視光に相当する帯域(例えば、400nm〜800nm)を所定の帯域(例えば10nmなど)単位で分割して得られる複数の狭帯域の光を選択的に透過させるフィルタ領域である。
複数の狭帯域のフィルタ領域は、ラインイメージセンサ124に含まれる複数の受光素子に対応付けられている。つまり、各受光素子には、複数の狭帯域のフィルタ領域のいずれかを透過した光が到達する。
測定部131は、光学フィルタ110bを介して環境光を受光したラインイメージセンサ124から出力された複数の第1信号に基づいて、環境光のスペクトル分布を測定する。つまり、測定部131は、複数の第1信号に基づいて環境光の分光特性を測定する。
このように測定される環境光のスペクトル分布の例を図9A〜図9Cを用いて説明する。図9A〜図9Cの各々は、実施の形態3に係る画像読取装置によって測定される環境光の色特性の一例を示す図である。図9A〜図9Cにおいて、横軸は波長を示し、縦軸は被エネルギー(つまり光の強さ)を示す。
具体的には、図9Aは、環境光が昼光(自然光)の場合に得られるスペクトル分布を示す。また、図9Bは、環境光が白色蛍光灯の場合に得られるスペクトル分布を示す。また、図9Cは、環境光がタングステン光の場合に得られるスペクトル分布を示す。
以上のように、本実施の形態に係る画像読取装置によれば、複数の狭帯域のフィルタ領域を有する光学フィルタ110bを用いることにより、環境光のスペクトル分布を測定することが可能となる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る画像読取装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
実施の形態4では、カバー部材が閉じられた状態であっても、ラインイメージセンサが光学フィルタを介して環境光を受光できるように、カバー部材に光路が形成されている点が実施の形態1と異なる。以下では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1と同様の構成の説明を適宜省略する。
図10は、実施の形態4に係る画像読取装置の内部構造を示す断面図である。図10に示すように、画像読取装置200は、カバー部材103の代わりに、カバー部材203を備える。
カバー部材203には、カバー部材203が閉じられた状態で光学フィルタ110に環境光を導く光路203aが形成されている。
光路203aは、光が通過する経路である。本実施の形態では、光路203aは、光学フィルタ110の上方に設けられた穴によって形成されている。なお、穴の開口は、透明な部材によって塞がれてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る画像読取装置200によれば、カバー部材203には、カバー部材203が閉じられた状態で光学フィルタ110に環境光を導く光路203aが形成される。したがって、カバー部材203を閉じた状態で環境光の色特性の測定が可能となる。つまり、環境光の色特性の測定条件が緩和され、測定の自由度を高めることが可能となる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態に係る画像読取装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態2または3と実施の形態4とが適宜組み合わされてもよい。つまり、実施の形態4に係る画像読取装置200は、実施の形態1の光学フィルタ110の代わりに、実施の形態2の光学フィルタ110aまたは実施の形態3の光学フィルタ110bを備えてもよい。
なお、上記各実施の形態において、光学フィルタは、ライン方向に延びていたが、必ずしもこれに限定される必要はない。例えば、光学フィルタは、スキャン方向に延びていてもよい。
なお、上記各実施の形態において、光学フィルタに含まれる複数のフィルタ領域は、一方向に並べて配置されていたが、必ずしもこのように配置される必要はない。例えば、複数のフィルタ領域は、プラテンガラスの四隅の近傍に離散的に配置されてもよい。
なお、上記各実施の形態において、光学フィルタに含まれる各フィルタ領域の形状は、矩形であったが、この形状に限定される必要はない。例えば、各フィルタ領域の形状は、円形あるいは四角形以外の多角形であってもよい。また、複数のフィルタ領域の形状は、互いに異なっていてもよい。
なお、上記各実施の形態において、光学フィルタは、3種類以上のフィルタ領域を含んでいたが、2種類のみのフィルタ領域を含んでもよい。
なお、上記各実施の形態において、光学フィルタは、筐体に固定されていたが、必ずしも筐体に固定される必要はない。例えば、実施の形態3では、光学フィルタは、カバー部材に形成された光路上においてカバー部材に固定されてもよい。
また、光学フィルタは、画像読取装置に着脱可能に装着されてもよい。つまり、各フィルタ領域を透過した光がスキャン方向のどの位置でどの受光素子に受光されるかが特定されれば、光学フィルタは、プラテンガラスのスキャン領域上に着脱可能に配置されてもよい。
また、光学フィルタは、スキャン部内に設置されてもよい。つまり、光学フィルタは、ラインイメージセンサとともに移動してもよい。この場合、光学フィルタは、ラインイメージセンサに到達する光の光路上および光路外を移動可能に設置されればよい。
なお、上記各実施の形態において、画像読取装置は、環境光の色特性を測定していたが、他の光の色特性を測定してもよい。例えば、画像読取装置は、携帯端末のディスプレイが発する光を光学フィルタを介して受光し、受光結果の信号に基づいて当該ディスプレイの色温度を測定してもよい。
なお、上記各実施の形態において、画像読取装置は、印刷部を備えていたが、印刷部を備えなくてもよい。その場合、画像読取装置は、例えば、印刷装置に画像データを出力してもよい。
また、上記各実施の形態に係る画像読取装置に含まれる制御部を構成する構成要素の一部または全部は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成されるコンピュータとして構成されてもよい。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、制御部を構成する構成要素の一部または全部は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記実施の形態に係る画像読取装置に含まれる制御部を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。例えば、測定部と画像処理部とは、1個のシステムLSIから構成されてもよい。システムLSIは、複数の構成要素を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROMおよびRAM等を含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の制御部を構成する構成要素の一部または全部は、画像読取装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROMおよびRAM等から構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ等に記録したものとしてもよい。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサおよびメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
本発明の一態様に係る画像読取装置は、例えばCIS方式の、カラーイメージスキャナおよびコピー機等として利用することができる。
100、200 画像読取装置
101 筐体
102 プラテンガラス
103、203 カバー部材
104 操作部
110、110a、110b 光学フィルタ
111、111a 赤フィルタ領域
112、112a 緑フィルタ領域
113、113a 青フィルタ領域
120 スキャン部
122 光源
123 ロッドレンズアレイ
124 ラインイメージセンサ
130 制御部
131 測定部
132 記憶部
133 画像処理部
140 印刷部
203a 光路

Claims (9)

  1. 原稿をスキャンするための画像読取装置であって、
    複数の色の光を順に前記原稿へ出射する光源と、
    互いに異なる波長の光を選択的に透過する複数のフィルタ領域を有する光学フィルタと、
    (i)前記画像読取装置が設置された空間を照らす環境光を前記光学フィルタを介して受光することにより、前記複数のフィルタ領域に対応する複数の第1信号を出力し、(ii)前記原稿に対して相対的に移動しながら、前記光源から順に出射された前記複数の色の光の前記原稿からの反射光を前記光学フィルタを介さずに受光することにより、前記複数の色に対応する複数の第2信号を出力するラインイメージセンサと、
    前記複数の第1信号に基づいて前記環境光の色特性を測定する測定部と、
    前記複数の第2信号に基づく前記原稿の画像データを生成し、前記環境光の色特性に基づいて前記画像データを補正する画像処理部とを備える
    画像読取装置。
  2. 前記複数のフィルタ領域は、前記ラインイメージセンサのライン方向に延びる長尺状の領域であり、前記ラインイメージセンサの移動方向に並んで配置されている
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記複数のフィルタ領域は、前記ラインイメージセンサのライン方向に並んで配置されている
    請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記複数のフィルタ領域は、赤に対応する波長の光を選択的に透過する赤フィルタ領域と、緑に対応する波長の光を選択的に透過する緑フィルタ領域と、青に対応する波長の光を選択的に透過する青フィルタ領域とを含む
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記複数のフィルタ領域は、前記環境光のスペクトル分布を得るための複数の狭帯域のフィルタ領域であり、
    前記測定部は、前記複数の第1信号に基づいて前記環境光のスペクトル分布を測定する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記画像読取装置は、さらに、
    筐体と、
    前記原稿が載置される、前記筐体の上面に固定された透明な原稿台と、
    前記原稿台の上面を開閉自在に塞ぐカバー部材とを備え、
    前記光学フィルタは、前記筐体の上面の、前記原稿が載置される領域と重ならない位置に固定されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記光学フィルタは、前記筐体の上面の、前記ラインイメージセンサの待機位置に対応する位置に固定されている
    請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記カバー部材には、前記カバー部材が閉じられた状態で前記光学フィルタに前記環境光を導く光路が形成されている
    請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記画像読取装置は、さらに、
    補正された前記画像データに従って前記原稿の画像を印刷する印刷部を備える
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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