JP2015122125A - タッチ検出機能付き表示パネルおよびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器 - Google Patents

タッチ検出機能付き表示パネルおよびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】外乱ノイズの影響を低減することができる、タッチ検出機能付き表示パネルを得る。【解決手段】あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号(水平同期信号Hsync)を生成する信号生成部と、同期信号に基づき表示を行う表示部と、同期信号に基づきタッチ検出動作を行うタッチ検出部とを備える。この構成により、表示動作およびタッチ検出動作の動作タイミングは、同期信号のパルス周期が変化すると、それに応じて変化する。【選択図】図14

Description

本開示は、外部近接物体によるタッチを検出する機能を有するタッチ検出機能付き表示パネルおよびその駆動方法、駆動回路、ならびにそのようなタッチ検出機能付き表示パネルを備えた電子機器に関する。
近年、いわゆるタッチパネルと呼ばれる接触検出装置を液晶表示装置等の表示装置上に装着し、あるいはタッチパネルと表示装置とを一体化し、その表示装置に各種のボタン画像等を表示させることにより、通常の機械式ボタンの代わりとして情報入力を可能とした表示パネルが注目されている。このようなタッチパネルを有する表示パネルは、キーボードやマウス、キーパッドのような入力装置を必要としないため、コンピュータのほか、携帯電話のような携帯情報端末などでも、使用が拡大する傾向にある。
タッチパネルの方式としては、光学式、抵抗式、静電容量式などいくつかの方式が存在する。例えば、特許文献1には、静電容量式のタッチパネルにおいて、表示装置にもともと備えられている表示用の共通電極を、一対のタッチセンサ用電極のうちの一方として兼用し、他方の電極(タッチ検出電極)をこの共通電極と交差するように配置した、いわゆるインセルタイプのタッチ検出機能付き表示パネルが提案されている。また、表示装置の表示面上にタッチパネルを形成した、いわゆるオンセルタイプのタッチ検出機能付き表示パネルもいくつか提案されている。
ところで、タッチパネルでは、一般に、インバータ蛍光灯やAM波、AC電源などに起因するノイズ(以下、外乱ノイズという。)に対して、人体がアンテナの役目を果たし、そのノイズがタッチパネルに伝播し誤動作を引き起こすおそれがある。このような外乱ノイズの影響の低減についても、いくつかの検討がなされている。例えば、特許文献2には、タッチ検出動作おいて使用する駆動信号の周波数を変更することができるタッチパネルが提案されている。このタッチパネルは、外乱ノイズが特定周波数である場合において、その駆動信号の周波数を変更することにより、S/N比の改善を図るものである。
特開2009−244958号公報 特開2006−106853号公報
このような外乱ノイズの影響の低減は、タッチパネル単体だけでなく、タッチ検出機能付き表示パネルにおいても望まれている。しかしながら、特許文献2には、タッチ検出機能付き表示パネルにおける、外乱ノイズに対する対策について、一切記載がない。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、外乱ノイズの影響を低減することができる、タッチ検出機能付き表示パネルおよびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器を提供することにある。
本開示のタッチ検出機能付き表示パネルは、信号生成部と、表示部と、タッチ検出部とを備えている。信号生成部は、あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号を生成するものである。表示部は、同期信号に基づき表示を行うものである。タッチ検出部は、同期信号に基づきタッチ検出動作を行うものである。
本開示のタッチ検出機能付き表示パネルの駆動方法は、あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号を生成し、同期信号の1連のパルスに基づいて、1画面分の表示を行うとともに、タッチ検出動作を行い、所定のフレーム期間ごとに画面の表示を切り換えるものである。
本開示の駆動回路は、信号生成部と、表示駆動部と、タッチ検出駆動部とを備えている。信号生成部は、あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号を生成するものである。表示駆動部は、同期信号に基づいて表示パネルを駆動するものである。タッチ検出駆動部は、同期信号に基づいてタッチパネルを駆動するものである。
本開示の電子機器は、上記タッチ検出機能付き表示パネルを備えたものであり、例えば、テレビジョン装置、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラあるいは携帯電話等の携帯端末装置などが該当する。
本開示のタッチ検出機能付き表示パネルおよびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器では、同期信号に基づいて表示が行われるとともに、その同期信号に同期したタイミングでタッチ検出動作が行われる。その際、この同期信号に含まれる一連のパルスのパルス周期は、変更可能に構成されている。これにより、表示動作およびタッチ検出動作の動作タイミングは、同期信号のパルス周期が変化すると、それに応じて変化する。
本開示のタッチ検出機能付き表示パネルおよびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器によれば、あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択するようにしたので、外乱ノイズの影響を低減することができる。
本開示のタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出方式の基本原理を説明するための図であり、指が接触または近接していない状態を表す図である。 本開示のタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出方式の基本原理を説明するための図であり、指が接触または近接した状態を表す図である。 本開示のタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出方式の基本原理を説明するための図であり、駆動信号およびタッチ検出信号の波形の一例を表す図である。 本開示の実施の形態に係るタッチ検出機能付き表示パネルの一構成例を表すブロック図である。 図4に示した選択スイッチ部の一構成例を表すブロック図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示デバイスの概略断面構造を表す断面図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示デバイスにおける画素配列を表す回路図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示デバイスにおける駆動電極およびタッチ検出電極の一構成例を表す斜視図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出走査の一動作例を表す模式図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示パネルにおける表示走査およびタッチ検出走査の一動作例を表す模式図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示パネルの一動作例を表すタイミング波形図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出動作の一例を表すタイミング波形図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示パネルにおける表示走査およびタッチ検出走査の一動作例を表すタイミング波形図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出動作に係るサンプリング周波数の変化を説明するためのタイミング波形図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示パネルにおける表示動作の一例を説明するためのタイミング波形図である。 実施の形態の変形例に係るタッチ検出機能付き表示パネルにおける表示走査およびタッチ検出走査の一動作例を表すタイミング波形図である。 実施の形態の他の変形例に係るタッチ検出機能付き表示パネルの一構成例を表すブロック図である。 実施の形態の他の変形例に係るタッチ検出機能付き表示パネルにおける表示動作の一例を説明するためのタイミング波形図である。 実施の形態の他の変形例に係るタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出走査の一動作例を表す模式図である。 実施の形態を適用したタッチ検出機能付き表示パネルのうち、適用例1の外観構成を表す斜視図である。 適用例2の外観構成を表す斜視図である。 適用例3の外観構成を表す斜視図である。 適用例4の外観構成を表す斜視図である。 適用例5の外観構成を表す正面図、側面図、上面図および下面図である。 変形例に係るタッチ検出機能付き表示デバイスの概略断面構造を表す断面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.静電容量式タッチ検出の基本原理
2.実施の形態
3.適用例
<1.静電容量式タッチ検出の基本原理>
まず最初に、図1〜図3を参照して、本開示のタッチ検出機能付き表示パネルにおけるタッチ検出の基本原理について説明する。このタッチ検出方式は、静電容量式のタッチセンサとして具現化されるものであり、例えば図1(A)に示したように、誘電体Dを挟んで互いに対向配置された一対の電極(駆動電極E1およびタッチ検出電極E2)を用い、容量素子を構成する。この構造は、図1(B)に示した等価回路として表される。駆動電極E1、タッチ検出電極E2および誘電体Dによって、容量素子C1が構成される。容量素子C1は、その一端が交流信号源(駆動信号源)Sに接続され、他端Pは抵抗器Rを介して接地されると共に、電圧検出器(タッチ検出回路)DETに接続される。交流信号源Sから駆動電極E1(容量素子C1の一端)に所定の周波数(例えば数kHz〜数十kHz程度)の交流矩形波Sg(図3(B))を印加すると、タッチ検出電極E2(容量素子C1の他端P)に、図3(A)に示したような出力波形(タッチ検出信号Vdet)が現れる。なお、この交流矩形波Sgは、後述する交流駆動信号VcomACに相当するものである。
指が接触(または近接)していない状態では、図1に示したように、容量素子C1に対する充放電に伴って、容量素子C1の容量値に応じた電流I0が流れる。このときの容量素子C1の他端Pの電位波形は、例えば図3(A)の波形V0のようになり、これが電圧検出器DETによって検出される。
一方、指が接触(または近接)した状態では、図2に示したように、指によって形成される容量素子C2が容量素子C1に直列に追加された形となる。この状態では、容量素子C1、C2に対する充放電に伴って、それぞれ電流I1、I2が流れる。このときの容量素子C1の他端Pの電位波形は、例えば図3(A)の波形V1のようになり、これが電圧検出器DETによって検出される。このとき、点Pの電位は、容量素子C1、C2を流れる電流I1、I2の値によって定まる分圧電位となる。このため、波形V1は、非接触状態での波形V0よりも小さい値となる。電圧検出器DETは、検出した電圧を所定のしきい値電圧Vthと比較し、このしきい値電圧以上であれば非接触状態と判断する一方、しきい値電圧未満であれば接触状態と判断する。このようにして、タッチ検出が可能となる。
<2.実施の形態>
[構成例]
(全体構成例)
図4は、実施の形態に係るタッチ検出機能付き表示パネル1の一構成例を表すものである。このタッチ検出機能付き表示パネルは、表示素子として液晶表示素子を用いており、その液晶表示素子により構成される液晶表示デバイスと静電容量式のタッチ検出デバイスとを一体化した、いわゆるインセルタイプの表示パネルである。
このタッチ検出機能付き表示パネル1は、制御部11と、ゲートドライバ12と、ソースドライバ13と、選択スイッチ部14と、駆動電極ドライバ16と、タッチ検出機能付き表示デバイス10と、タッチ検出部40とを備えている。
制御部11は、外部より供給された映像信号Vdispに基づいて、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、駆動電極ドライバ16、およびタッチ検出部40に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する回路である。具体的には、制御部11は、ゲートドライバ12に対して、水平同期信号Hsyncを供給し、ソースドライバ13に対して映像信号およびソースドライバ制御信号を供給し、駆動電極ドライバ16に対して駆動電極ドライバ制御信号を供給し、タッチ検出部40に対してタッチ検出制御信号を供給する。水平同期信号Hsyncは、後述するように、所定のパルス周期(1水平期間)で配置したパルスPを含むものである。制御部11は、基準クロックCLKを生成するクロック生成部19を有しており、制御部11は、この基準クロックCLKに基づいて、これらの制御信号を生成するようになっている。また、制御部11は、後述するように、タッチ検出部40から供給された周期制御信号CTLに基づいて、水平同期信号Hsyncに含まれる複数のパルスPのパルス周期の長さ(1水平期間の長さ)を変更する機能も有している。
ゲートドライバ12は、制御部11から供給される水平同期信号Hsyncに基づいて、タッチ検出機能付き表示デバイス10の表示駆動の対象となる1水平ラインを順次選択する機能を有している。具体的には、ゲートドライバ12は、水平同期信号Hsyncに含まれるパルスPに同期した走査信号Vscanを生成し、その走査信号Vscanを、走査信号線GCLを介して、画素PixのTFT素子Trのゲートに印加することにより、タッチ検出機能付き表示デバイス10の液晶表示デバイス20にマトリックス状に形成されている画素Pixのうちの1行(1水平ライン)を表示駆動の対象として順次選択する。
ソースドライバ13は、制御部11から供給される映像信号およびソースドライバ制御信号に基づいて、画素信号Vsigを生成し出力するものである。具体的には、ソースドライバ13は、後述するように、1水平ライン分の映像信号から、タッチ検出機能付き表示デバイス10の液晶表示デバイス20の複数(この例では3つ)のサブ画素SPixの画素信号Vpixを時分割多重した画素信号Vsigを生成し、選択スイッチ部14に供給するようになっている。また、ソースドライバ13は、画素信号Vsigに多重化された画素信号Vpixを分離するために必要なスイッチ制御信号Vsel(VselR,VselG,VselB)を生成し、画素信号Vsigとともに選択スイッチ部14に供給する機能も有している。なお、この多重化は、ソースドライバ13と選択スイッチ部14との間の配線数を少なくするために行われるものである。
選択スイッチ部14は、ソースドライバ13から供給された画素信号Vsigおよびスイッチ制御信号Vselに基づいて、画素信号Vsigに時分割多重された画素信号Vpixを分離し、タッチ検出機能付き表示デバイス10の液晶表示デバイス20に供給するものである。
図5は、選択スイッチ部14の一構成例を表すものである。選択スイッチ部14は、複数のスイッチグループ17を有する。各スイッチグループ17は、この例では、3つのスイッチSWR,SWG,SWBを有しており、それぞれの一端は互いに接続されソースドライバ13から画素信号Vsigが供給され、他端はタッチ検出機能付き表示デバイス10の液晶表示デバイス20の画素信号線SGLを介して、画素Pixに係る3つのサブ画素SPix(R,G,B)にそれぞれ接続されている。この3つのスイッチSWR,SWG,SWBは、ソースドライバ13から供給されたスイッチ制御信号Vsel(VselR,VselG,VselB)によってそれぞれオンオフ制御されるようになっている。この構成により、選択スイッチ部14は、スイッチ制御信号Vselに応じてこの3つのスイッチSWR,SWG,SWBを時分割的に順次切り替えてオン状態にすることにより、多重化された画素信号Vsigから画素信号Vpix(VpixR,VpixG,VpixB)を分離するように機能する。そして、選択スイッチ部14は、これらの画素信号Vpixを、3つのサブ画素SPixにそれぞれ供給するようになっている。
駆動電極ドライバ16は、制御部11から供給される駆動電極ドライバ制御信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示デバイス10の駆動電極COML(後述)に駆動信号Vcomを供給する回路である。具体的には、駆動電極ドライバ16は、タッチ検出動作において、そのタッチ検出動作に係る駆動電極COMLに対して、水平同期信号Hsyncに同期した交流駆動信号VcomACを印加する。その際、駆動電極ドライバ16は、所定の数の駆動電極COMLからなるブロック(後述する駆動電極ブロックB)ごとに駆動電極COMLを駆動する。また、駆動電極ドライバ16は、交流駆動信号VcomACが印加されていない駆動電極COMLに対しては、直流駆動信号VcomDCを印加するようになっている。
タッチ検出機能付き表示デバイス10は、タッチ検出機能を内蔵した表示デバイスである。タッチ検出機能付き表示デバイス10は、液晶表示デバイス20と、タッチ検出デバイス30とを有する。液晶表示デバイス20は、後述するように、ゲートドライバ12から供給される走査信号Vscanに従って、1水平ラインずつ順次走査して表示を行うデバイスである。タッチ検出デバイス30は、上述した静電容量式タッチ検出の基本原理に基づいて動作し、タッチ検出信号Vdetを出力するものである。このタッチ検出デバイス30は、後述するように、駆動電極ドライバ16から供給される交流駆動信号VcomACに従って順次走査してタッチ検出を行うようになっている。
タッチ検出部40は、制御部11から供給されるタッチ検出制御信号と、タッチ検出機能付き表示デバイス10のタッチ検出デバイス30から供給されたタッチ検出信号Vdetに基づいて、タッチ検出デバイス30に対するタッチの有無を検出し、タッチがある場合においてタッチ検出領域におけるその座標などを求める回路である。このタッチ検出部40はLPF(Low Pass Filter)部42と、A/D変換部43と、信号処理部44と、座標抽出部45と、検出タイミング制御部46とを有している。LPF部42は、タッチ検出デバイス30から供給されるタッチ検出信号Vdetに含まれる高い周波数成分(ノイズ成分)を除去し、タッチ成分を取り出してそれぞれ出力する低域通過アナログフィルタである。LPF部42の入力端子のそれぞれと接地との間には、直流電位(例えば0V)を与えるための抵抗Rが接続されている。なお、この抵抗Rに代えて、例えばスイッチを設け、所定の時間にこのスイッチをオン状態にすることにより直流電位(0V)を与えるようにしてもよい。A/D変換部43は、交流駆動信号VcomACに同期したタイミングで、LPF部42から出力されるアナログ信号をそれぞれサンプリングしてデジタル信号に変換する回路である。信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に基づいて、タッチ検出デバイス30に対するタッチの有無を検出する論理回路である。また、この信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に基づいて、外乱ノイズの有無を検出し、外乱ノイズが検出された場合には、制御部11に対して、周期制御信号CTLを介して、水平同期信号HsyncにおけるパルスPのパルス周期を変更するように指示する機能をも有している。座標抽出部45は、信号処理部44においてタッチ検出がなされたときに、そのタッチパネル座標を求める論理回路である。検出タイミング制御部46は、これらの回路が同期して動作するように制御するようになっている。
(タッチ検出機能付き表示デバイス10)
次に、タッチ検出機能付き表示デバイス10の構成例を詳細に説明する。
図6は、タッチ検出機能付き表示デバイス10の要部断面構造の例を表すものである。このタッチ検出機能付き表示デバイス10は、画素基板2と、この画素基板2に対向して配置された対向基板3と、画素基板2と対向基板3との間に挿設された液晶層6とを備えている。
画素基板2は、回路基板としてのTFT基板21と、駆動電極COMLと、画素電極22とを有している。TFT基板21は、各種電極や配線、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)などが形成される回路基板として機能するものである。TFT基板21は例えばガラスにより構成されるものである。TFT基板21の上には、駆動電極COMLが形成される。駆動電極COMLは、複数の画素Pix(後述)に共通の電圧を供給するための電極である。この駆動電極COMLは、液晶表示動作のための共通駆動電極として機能するとともに、タッチ検出動作のための駆動電極としても機能するものである。駆動電極COMLの上には絶縁層23が形成され、その上に画素電極22が形成される。画素電極22は、表示を行うための画素信号を供給するための電極であり、透光性を有するものである。駆動電極COMLおよび画素電極22は、例えばITO(Indium Tin Oxide)により構成される。
対向基板3は、ガラス基板31と、カラーフィルタ32と、タッチ検出電極TDLとを有している。カラーフィルタ32は、ガラス基板31の一方の面に形成されている。このカラーフィルタ32は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のカラーフィルタ層を周期的に配列して構成したもので、各表示画素にR、G、Bの3色が1組として対応付けられている。また、ガラス基板31の他方の面には、タッチ検出電極TDLが形成されている。タッチ検出電極TDLは、例えばITOにより構成され、透光性を有する電極である。このタッチ検出電極TDLの上には、偏光板35が配設されている。
液晶層6は、表示機能層として機能するものであり、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものである。この電界は、駆動電極COMLの電圧と画素電極22の電圧との電位差により形成される。液晶層6には、FFS(フリンジフィールドスイッチング)やIPS(インプレーンスイッチング)等の横電界モードの液晶が用いられる。
なお、液晶層6と画素基板2との間、および液晶層6と対向基板3との間には、それぞれ配向膜が配設され、また、画素基板2の下面側には入射側偏光板が配置されるが、ここでは図示を省略している。
図7は、液晶表示デバイス20における画素構造の構成例を表すものである。液晶表示デバイス20は、マトリックス状に配列した複数の画素Pixを有している。各画素Pixは、3つのサブ画素SPixにより構成される。この3つのサブ画素SPixは、図6に示したカラーフィルタ32の3色(RGB)にそれぞれ対応するように配置されている。サブ画素SPixは、TFT素子Trおよび液晶素子LCを有している。TFT素子Trは、薄膜トランジスタにより構成されるものであり、この例では、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のTFTで構成されている。TFT素子Trのソースは画素信号線SGLに接続され、ゲートは走査信号線GCLに接続され、ドレインは液晶素子LCの一端に接続されている。液晶素子LCは、一端がTFT素子Trのドレインに接続され、他端が駆動電極COMLに接続されている。
サブ画素SPixは、走査信号線GCLにより、液晶表示デバイス20の同じ行に属する他のサブ画素SPixと互いに接続されている。走査信号線GCLは、ゲートドライバ12と接続され、ゲートドライバ12より走査信号Vscanが供給される。また、サブ画素SPixは、画素信号線SGLにより、液晶表示デバイス20の同じ列に属する他のサブ画素SPixと互いに接続されている。画素信号線SGLは、選択スイッチ部14と接続され、選択スイッチ部14より画素信号Vpixが供給される。
さらに、サブ画素SPixは、駆動電極COMLにより、液晶表示デバイス20の同じ行に属する他のサブ画素SPixと互いに接続されている。駆動電極COMLは、駆動電極ドライバ16と接続され、駆動電極ドライバ16より駆動信号Vcom(直流駆動信号VcomDC)が供給される。
この構成により、液晶表示デバイス20では、ゲートドライバ12が走査信号線GCLを時分割的に線順次走査するように駆動することにより、1水平ラインが順次選択され、その1水平ラインに属する画素Pixに対して、ソースドライバ13および選択スイッチ部14が画素信号Vpixを供給することにより、1水平ラインずつ表示が行われるようになっている。
図8は、タッチ検出デバイス30の一構成例を斜視的に表すものである。タッチ検出デバイス30は、画素基板2に設けられた駆動電極COML、および対向基板3に設けられたタッチ検出電極TDLにより構成されている。駆動電極COMLは、図の左右方向に延在する複数のストライプ状の電極パターンに分割されている。タッチ検出動作を行う際は、各電極パターンには、駆動電極ドライバ16によって交流駆動信号VcomACが順次供給され、後述するように時分割的に順次走査駆動が行われるようになっている。タッチ検出電極TDLは、駆動電極COMLの電極パターンの延在方向と直交する方向に延びるストライプ状の電極パターンから構成されている。タッチ検出電極TDLの各電極パターンは、タッチ検出部40のLPF部42の入力にそれぞれ接続されている。駆動電極COMLとタッチ検出電極TDLにより互いに交差した電極パターンは、その交差部分に静電容量を形成している。
この構成により、タッチ検出デバイス30では、駆動電極ドライバ16が駆動電極COMLに対して交流駆動信号VcomACを印加することにより、タッチ検出電極TDLからタッチ検出信号Vdetを出力し、タッチ検出が行われるようになっている。つまり、駆動電極COMLは、図1〜図3に示したタッチ検出の基本原理における駆動電極E1に対応し、タッチ検出電極TDLは、タッチ検出電極E2に対応するものであり、タッチ検出デバイス30はこの基本原理に従ってタッチを検出するようになっている。図8に示したように、互いに交差した電極パターンは、静電容量式タッチセンサをマトリックス状に構成している。よって、タッチ検出デバイス30のタッチ検出面全体にわたって走査することにより、外部近接物体の接触または近接が生じた位置の検出も可能となっている。
図9は、タッチ検出走査を模式的に表すものである。図9では、表示画面・タッチ検出面が20個の駆動電極ブロックB1〜B20により構成される場合の、各駆動電極ブロックB1〜B20に対する交流駆動信号VcomACの印加動作を示している。駆動信号印加ブロックBACは、交流駆動信号VcomACが印加された駆動電極ブロックBを示しており、その他の駆動電極ブロックBには、直流駆動信号VcomDCが印加されるようになっている。駆動電極ドライバ16は、図9に示したように、タッチ検出動作の対象となる駆動電極ブロックBを順次選択して、交流駆動信号VcomACを印加し、全ての駆動電極ブロックBにわたって走査する。その際、駆動電極ドライバ16は、後述するように、各駆動電極ブロックBに対して、所定の複数の水平期間にわたって、交流駆動信号VcomACを印加するようになっている。なお、この例では、説明の便宜上、駆動電極ブロックBの個数を20個としているが、これに限定されるものではない。
図10は、表示走査およびタッチ検出走査を模式的に表すものである。タッチ検出機能付き表示パネル1では、ゲートドライバ12が走査信号線GCLを時分割的に線順次走査するように駆動することにより、表示走査Scandを行うとともに、駆動電極ドライバ16が、駆動電極ブロックBを順次選択して駆動することにより、タッチ検出走査Scantを行う。この例では、タッチ検出走査Scantは、表示走査Scandの2倍の走査速度で行われる。このように、タッチ検出機能付き表示パネル1では、タッチ検出の走査速度を表示走査よりも速くすることにより、外部近接物体によるタッチにすぐに応答することができ、タッチ検出に対する応答特性を改善することができるようになっている。なお、これに限定されるものではなく、例えば、タッチ検出走査Scantは、表示走査Scandの2倍以上の走査速度で行われるようにしてもよいし、表示走査Scandの2倍以下の走査速度で行われるようにしてもよい。
ここで、水平同期信号Hsyncは、本開示における「同期信号」の一具体例に対応する。制御部11は、本開示における「信号生成部」の一具体例に対応する。液晶表示デバイス20は、本開示における「表示部」の一具体例に対応する。タッチ検出デバイス30およびタッチ検出部40は、本開示における「タッチ検出部」の一具体例に対応する。
タッチ検出電極TDLは、本開示における「検出電極」の一具体例に対応する。液晶素子LCは、本開示における「表示素子」の一具体例に対応する。交流駆動信号VcomACは、本開示における「駆動信号」の一具体例に対応する。タッチ検出信号Vdetは、本開示における「検出信号」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態のタッチ検出機能付き表示パネル1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図4を参照して、タッチ検出機能付き表示パネル1の全体動作概要を説明する。制御部11は、外部より供給された映像信号Vdispに基づいて、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、駆動電極ドライバ16、およびタッチ検出部40に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する。ゲートドライバ12は、液晶表示デバイス20に走査信号Vscanを供給し、表示駆動の対象となる1水平ラインを順次選択する。ソースドライバ13は、画素信号Vpixが多重化された画素信号Vsigと、それに対応したスイッチ制御信号Vselを生成し、選択スイッチ部14に供給する。選択スイッチ部14は、画素信号Vsigおよびスイッチ制御信号Vselに基づいて画素信号Vpixを分離生成し、その画素信号Vpixを、1水平ラインを構成する各画素Pixに供給する。駆動電極ドライバ16は、駆動電極ブロックBに対して、交流駆動信号VcomACを順次印加するとともに、交流駆動信号VcomACを印加していない駆動電極COMLに対して直流駆動信号VcomDCを印加する。タッチ検出機能付き表示デバイス10は、表示動作を行うとともにタッチ検出動作を行い、タッチ検出電極TDLからタッチ検出信号Vdetを出力する。LPF部42は、タッチ検出信号Vdetに含まれる高い周波数成分(ノイズ成分)を除去し、タッチ成分を取り出して出力する。A/D変換部43は、LPF部42から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示デバイス10に対するタッチの有無を検出するとともに、外乱ノイズの有無を検出し、その検出結果に応じて、周期制御信号CTLを介して、制御部11に対して、水平同期信号Hsyncに含まれるパルスPのパルス周期を変更するように指示する。座標抽出部45は、信号処理部44においてタッチ検出がなされたときに、そのタッチパネル座標を求める。検出タイミング制御部46は、LPF部42、A/D変換部43、信号処理部44、座標抽出部45が同期して動作するように制御する。
(詳細動作)
次に、タッチ検出機能付き表示パネル1の詳細動作を説明する。
図11は、タッチ検出機能付き表示パネル1のタイミング波形例を表すものであり、(A)は基準クロックCLKの波形を示し、(B)は水平同期信号Hsyncの波形を示し、(C)は走査信号Vscanの波形を示し、(D)は画素信号Vsigの波形を示し、(E)はスイッチ制御信号Vselの波形を示し、(F)は画素信号Vpixの波形を示し、(G)は駆動信号Vcomの波形を示し、(H)はタッチ検出信号Vdetの波形を示す。
タッチ検出機能付き表示パネル1では、各1水平期間(1H)において、タッチ検出動作および表示動作が行われる。表示動作では、ゲートドライバ12が、走査信号線GCLに対して走査信号Vscanを順次印加することにより表示走査を行う。タッチ検出動作では、駆動電極ドライバ16が、駆動電極ブロックBごとに交流駆動信号VcomACを順次印加することによりタッチ検出走査を行い、タッチ検出部40が、タッチ検出電極TDLから出力されるタッチ検出信号Vdetに基づいてタッチを検出する。これらの動作タイミングは、基準クロックCLKに基づいて設定される。以下にその詳細を説明する。
まず、制御部11が、タイミングt1において、水平同期信号HsyncとしてパルスPを生成し、ゲートドライバ12に対して供給する(図11(B))。これにより、1水平期間が開始する。
次に、駆動電極ドライバ16が、タイミングt2〜t3の期間において、駆動電極COMLに対して交流駆動信号VcomACを印加し、タッチ検出部40が、サンプリングタイミングtsにおいて、タッチ検出信号Vdetをサンプリングする。具体的には、駆動電極ドライバ16は、水平同期信号Hsyncに同期したタイミングt2〜t3の期間において、タッチ検出動作に係るk番目の駆動電極ブロックB(k)を構成する駆動電極COMLにパルス状の交流駆動信号VcomACを印加する(図11(G))。この交流駆動信号VcomACは、静電容量を介してタッチ検出電極TDLに伝わり、タッチ検出信号Vdetが変化する(図11(H))。そして、タッチ検出部40のA/D変換部43が、サンプリングタイミングtsにおいて、このタッチ検出信号Vdetが入力されたLPF部42の出力信号をA/D変換する(図11(H))。タッチ検出部40の信号処理部44は、後述するように、複数の水平期間において収集したこのA/D変換結果に基づいて、タッチ検出を行う。
次に、ゲートドライバ12が、タイミングt4において、表示動作に係るn行目の走査信号線GCL(n)に対して、走査信号Vscanを印加し、走査信号Vscan(n)が低レベルから高レベルに変化する(図11(C))。そして、ソースドライバ13および選択スイッチ部14が、画素信号線SGLに対して画素信号Vpixを印加し(図11(F))、そのn行目の走査信号線GCL(n)に係る1水平ラインの画素Pixの表示が行われる。
具体的には、まず、ゲートドライバ12が、タイミングt4において走査信号Vscan(n)を低レベルから高レベルに変化させることにより、表示動作に係る1水平ラインを選択する。そして、ソースドライバ13が、画素信号Vsigとして、赤色のサブ画素SPixのための画素電圧VRを選択スイッチ部14に供給するとともに(図11(D))、その画素電圧VRを供給している期間において高レベルとなるスイッチ制御信号VselRを生成し、選択スイッチ部14に供給する(図11(E))。そして、選択スイッチ部14は、このスイッチ制御信号VselRが高レベルとなる期間においてスイッチSWRをオン状態にすることにより、ソースドライバ13から供給された画素電圧VRを画素信号Vsigから分離し、画素信号VpixRとして、画素信号線SGLを介して、1水平ラインに係る赤色のサブ画素SPixに対して供給する(図11(F))。なお、スイッチSWRがオフ状態になった後には、この画素信号線SGLがフローティング状態になるために、この画素信号線SGLの電圧は保持される(図11(F))。同様に、ソースドライバ13は、緑色のサブ画素Spixのための画素電圧VGを、対応するスイッチ制御信号VselGとともに選択スイッチ部14に供給し(図11(D),(E))、選択スイッチ部14は、スイッチ制御信号VselGに基づいて、この画素電圧VGを画素信号Vsigから分離して、画素信号VpixGとして、画素信号線SGLを介して、1水平ラインに係る緑色のサブ画素SPixに供給する(図11(F))。その後、同様に、ソースドライバ13は、青色のサブ画素Spixのための画素電圧VBを、対応するスイッチ制御信号VselBとともに選択スイッチ部14に供給し(図11(D),(E))、選択スイッチ部14は、スイッチ制御信号VselBに基づいて、この画素電圧VBを画素信号Vsigから分離して、画素信号VpixBとして、画素信号線SGLを介して、1水平ラインに係る青色のサブ画素SPixに供給する(図11(F))。
次に、ゲートドライバ12は、タイミングt5において、n行目の走査信号線GCLの走査信号Vscan(n)を高レベルから低レベルに変化させる(図11(C))。これにより、表示動作に係る1水平ラインのサブ画素Spixは、画素信号線SGLから電気的に切り離される。
これ以降、上述した動作を繰り返すことにより、タッチ検出機能付き表示パネル1では、線順次走査により、表示画面全体における表示動作が行われるとともに、以下に示すように駆動電極ブロックBずつ走査することにより、タッチ検出面全体におけるタッチ検出動作が行われる。
図12は、タッチ検出走査の動作例を表すものであり、(A)は水平同期信号Hsyncの波形を示し、(B)は駆動信号Vcomの波形を示し、(C)はタッチ検出信号Vdetの波形を示す。
駆動電極ドライバ16は、図12に示したように、水平同期信号Hsyncに同期した交流駆動信号VcomACを生成し、駆動電極COMLに対して、駆動電極ブロックBごとに順次印加してタッチ検出走査を行う。その際、駆動電極ドライバ16は、各駆動電極ブロックBに対して、所定の複数の水平期間にわたり、交流駆動信号VcomACを印加する(図12(B))。具体的は、例えば、駆動電極ブロックBが、40本の駆動電極COMLにより構成される場合において、連続する20の水平期間にわたって、交流駆動信号VcomACを印加する。タッチ検出部40は、各1水平期間において、この交流駆動信号VcomACに基づくタッチ検出信号Vdetをサンプリングし(図12(C))、この所定の複数の水平期間のうちの最後の水平期間におけるサンプリングが終了した後に、信号処理部44が、これらの複数(この例では20個)のサンプリング結果に基づいて、その駆動電極ブロックBに対応する領域に対するタッチの有無などを検出する。このように、複数のサンプリング結果に基づいてタッチ検出を行うようにしたので、サンプリング結果を統計的に解析することが可能となり、サンプリング結果のばらつきに起因するS/N比の劣化を抑えることができ、タッチ検出の精度を高めることができる。
この例では、40本の駆動電極COMLにより駆動電極ブロックBを構成し、駆動電極ドライバ16が、20の水平期間にわたって、交流駆動信号VcomACを印加するようにした。これにより、このタッチ検出走査の走査速度は、線順次走査を行う表示走査の走査速度の2倍になる。なお、交流駆動信号VcomACを印加する期間は、20の水平期間に限定されるものではなく、これに代えて、例えば、40の水平期間としてもよいし、10の水平期間としてもよい。交流駆動信号VcomACを印加する期間を、40の水平期間にした場合には、タッチ検出走査の走査速度は、表示走査の走査速度と同じになり、10の水平期間にした場合には、タッチ検出走査の走査速度は、表示走査の走査速度の4倍になる。また、駆動電極ブロックBを構成する駆動電極COMLの本数は40本に限定されるものではなく、39本以下であってもよいし、41本以上であってもよい。
図13は、1フレーム期間における表示走査およびタッチ検出走査を表すものであり、(A)は水平同期信号Hsyncの波形を示し、(B)は走査信号Vscanの波形を示し、(C)は駆動信号Vcomの波形を示す。なお、この例では、表示画面全面に係る走査信号線GCLの総本数はN本とする。
図13に示したように、制御部11は、所定のパルス周期(1水平期間)で配列したN個のパルスPを生成し、水平同期信号Hsyncとしてゲートドライバ12に供給する(図13(A))。そして、ゲートドライバ12は、この水平同期信号Hsyncの各パルスに同期して走査信号Vscan(1)〜Vscan(N)を順次生成し、N本の走査信号線GCL(1)〜GCL(N)に対してそれぞれ供給する。これにより、タッチ検出機能付き表示パネル1では、1フレーム期間よりも短い、N個のパルスPに対応する期間(パルス継続期間TP)において、表示画面全体に対する表示が行われる。
また、駆動電極ドライバ16は、このパルス継続期間TPにおいて、水平同期信号Hsyncに同期する交流駆動信号VcomACを生成し、駆動電極ブロックB1〜B20に対して順次供給し、タッチ検出部40が、その交流駆動信号VcomACに対応したタッチ検出信号Vdetに基づいて、タッチの有無を検出する。これにより、タッチ検出機能付き表示パネル1では、このパルス継続期間TPにおいて、タッチ検出面全体に対するタッチ検出が行われる。なお、この例では、上述したように、タッチ検出走査の走査速度は、表示走査の走査速度の2倍であるため、このパルス継続期間TPにおいて、タッチ検出面全体に対するタッチ検出が2回行われる。
(外乱ノイズ供給時の動作)
次に、外乱ノイズが印加されたときの動作について説明する。外乱ノイズは、タッチ検出にしばしば影響を与える。例えば、タッチ検出のサンプリング周波数fs(1水平期間の時間の逆数)の整数倍の成分を有する外乱ノイズがタッチパネルに伝搬すると、タッチ成分のS/N比が劣化し、タッチ検出の精度が低下するおそれがある。
そこで、タッチ検出機能付き表示パネル1は、サンプリング周波数fsの整数倍の成分の外乱ノイズが印加され、タッチ検出部40が外乱ノイズを検出した場合に、タッチ検出のサンプリング周波数fsを変更する。これにより、外乱ノイズは、変更されたサンプリング周波数fsの整数倍の成分を含まないようになるため、タッチ成分のS/N比が改善し、タッチ検出の精度が向上する。
タッチ検出機能付き表示パネル1では、タッチ検出部40の信号処理部44は、外乱ノイズを検出した場合において、周期制御信号CTLを介して、制御部11に対して、水平同期信号HsyncにおけるパルスPのパルス周期を変更するように指示する。そして、制御部11は、パルスPのパルス周期を変更した水平同期信号Hsyncを生成してゲートドライバ12に供給する。また、制御部11は、駆動電極ドライバ16が、その水平同期信号Hsyncに同期したタイミングで交流駆動信号VcomACを駆動電極COMLに対して印加するように、駆動電極ドライバ制御信号を介して、駆動電極ドライバ16を制御する。そして、制御部11は、タッチ検出部40が、その交流駆動信号VcomACに同期したタイミングでタッチ検出信号Vdetをサンプリングするように、タッチ検出制御信号を介して、タッチ検出部40を制御する。このようにして、タッチ検出機能付き表示パネル1では、外乱ノイズの有無に応じて、サンプリング周波数fsが変化する。
図14は、外乱ノイズが無い場合と有る場合におけるタッチ検出動作の一例を表すものであり、(A)〜(C)は外乱ノイズがない場合における動作例を示し、(D)〜(F)は外乱ノイズがある場合における動作例を示す。図14において、(A),(D)は、水平同期信号Hsyncの波形を示し、(B),(E)は、駆動信号Vcomの波形を示し、(C),(F)は、タッチ検出信号Vdetの波形を示す。
図14に示したように、タッチ検出機能付き表示パネル1では、外乱ノイズの有無に応じて、水平同期信号HsyncにおけるパルスPのパルス周期が変化する。この例では、制御部11は、外乱ノイズが無い場合(図14(A))は、外乱ノイズがある場合(図14(D))に比べ、パルスPのパルス周期を短くしている。これに伴い、交流駆動信号VcomACのパルス周期もまた、外乱ノイズの有無に応じて変化し(図14(B),(E))、タッチ検出のサンプリング周波数fsも変化する(図14(C),(F))。
このように、サンプリング周波数fsの整数倍の成分の外乱ノイズが印加され、タッチ検出部40が外乱ノイズを検出した場合に、タッチ検出のサンプリング周波数fsを変更するようにしたので、タッチ検出の精度を向上することができる。
また、図14に示したように、フレーム期間(1F)は、外乱ノイズの有無によらず一定である。すなわち、タッチ検出機能付き表示パネル1は、供給された映像信号Vdispに基づいて表示を行うものであり、この映像信号Vdispによって定められたフレーム期間において1画面分の表示を行う。これにより、例えば、フレームレート変換を行う必要がないため、回路構成をシンプルにすることができる。
図14に示したように、タッチ検出機能付き表示パネル1では、外乱ノイズの有無に応じて、水平同期信号HsyncにおけるパルスPのパルス周期が変化する。つまり、外乱ノイズの有無に応じて、表示の周期(1水平期間)が変化する。以下に、この場合における表示動作について説明する。
図15は、外乱ノイズが無い場合と有る場合における表示動作の一例を表すものであり、(A)は基準クロックCLKの波形を示し、(B)〜(E)は外乱ノイズが無い場合における動作例を示し、(F)〜(I)は外乱ノイズが有る場合における動作例を示す。図15において、(B),(F)は水平同期信号Hsyncを示し、(C),(G)は走査信号Vscanを示し、(D),(H)は画素信号Vsigを示し、(E),(I)はスイッチ制御信号Vselを示す。なお、基準クロックCLKの周波数は、外乱ノイズの有無によらず一定である。
図15に示したように、走査信号Vscan、画素信号Vsig、およびスイッチ制御信号Vselのタイミングは、外乱ノイズの有無によらず一定である。すなわち、外乱ノイズの有無により、1水平ラインに対する画素信号の書込みのタイミングは変化せず、水平同期信号HsyncにおけるパルスPのパルス周期のみが変化する。このように、1水平ラインに対する画素信号の書込みのタイミングを一定にしたので、外乱ノイズの有無により、表示画像が変化するおそれを低減することができ、画質の劣化を抑えることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、水平期間の長さを変更できるようにしたので、外乱ノイズが印加された場合において、S/N比を改善することができ、タッチ検出精度を向上することができる。
また、本実施の形態では、水平期間の長さを変更する際、フレーム期間を一定に保つようにしたので、回路構成をシンプルにすることができる。
また、本実施の形態では、水平期間の長さを変更する際、水平同期信号のパルスのパルス周期のみを変更するようにしたので、画質の劣化を抑えることができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、図14に示したように、外乱ノイズが無い場合に、外乱ノイズがある場合に比べ、パルスPのパルス周期を短くしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、外乱ノイズが無い場合に、外乱ノイズがある場合に比べ、パルスPのパルス周期を長くしてもよい。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、パルス継続期間TPにおいて、水平同期信号Hsyncに同期する交流駆動信号VcomACを生成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、図16に示したように、パルス継続期間TP以外の期間においても、交流駆動信号VcomACを生成してもよい。この例では、パルス継続期間TPにおいて、表示画面全体に対する表示が行われ、一方、このパルス継続期間TPを含む1フレーム期間において、タッチ検出面全体に対するタッチ検出が行われる。このタッチ検出動作では、図13の場合に比べて、より長い水平期間にわたり、各駆動電極ブロックBに対して交流駆動信号VcomACを印加することができる。これにより、サンプリング結果のばらつきに起因するS/N比の劣化をさらに抑えることができ、タッチ検出の精度をさらに高めることができる。
また、例えば、外乱ノイズが無い場合には、パルスPのパルス周期を短くするとともに、本変形例(図16)のように動作し、外乱ノイズがある場合には、パルスPのパルス周期を長くするとともに、上記実施の形態(図13)のように動作するようにしてもよい。つまり、外乱ノイズが無い場合には、より長い水平期間にわたり、各駆動電極ブロックBに対して交流駆動信号VcomACを印加することにより、タッチ検出の精度を向上し、外乱ノイズがある場合には、パルスPのパルス周期を長くすることにより、外乱ノイズによるS/N比劣化を防ぐことができる。
すなわち、本変形例は、1フレーム期間において、パルス継続期間TPがある所定の長さよりも短い場合には、1フレーム期間における、パルス継続期間TPを除いたブランキング期間を有効に活用してタッチ検出動作を行うものである。ここで、所定の長さは、例えば、タッチ検出動作を十分に行うことができるブランキング期間の長さに対応する、パルス継続期間の長さとすることができる。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、基準クロックCLKのクロック周波数を一定にしたまま、水平同期信号HsyncのパルスPのパルス周期を変更することにより、水平期間の長さを変更したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、基準クロックCLKのクロック周波数を変更することにより、水平期間の長さを変更してもよい。以下に、その詳細を説明する。
図17は、タッチ検出機能付き表示パネル1Bの一構成例を表すものである。タッチ検出機能付き表示パネル1Bは、制御部51を備えている。制御部51は、生成する基準クロックCLKの周波数を変更することができるクロック生成部59を有している。この基準クロックCLKの周波数は、タッチ検出部40から供給された周期制御信号CTLに基づいて、変更されるようになっている。
タッチ検出機能付き表示パネル1Bでは、タッチ検出部40の信号処理部44が、外乱ノイズを検出した場合において、周期制御信号CTLを介して、制御部51に対して、基準クロックCLKの周波数を変更するように指示する。そして、制御部51は、周波数が変更された基準クロックCLKに基づいて、水平同期信号Hsyncを生成してゲートドライバ12に供給し、駆動電極ドライバ制御信号を生成して駆動電極ドライバ16に供給し、タッチ検出制御信号を生成してタッチ検出部40に供給する。これにより、上記実施の形態の場合(図14)と同様に、サンプリング周波数fsが変化するため、タッチ検出の精度を向上することができる。すなわち、タッチ検出機能付き表示パネル1Bでは、基準クロックCLKの周波数を変更することにより、間接的に水平期間の長さを変更し、サンプリング周波数fsを変更している。
図18は、外乱ノイズが無い場合と有る場合における表示動作の一例を表すものであり、(A)〜(E)は外乱ノイズが無い場合における動作例を示し、(F)〜(J)は外乱ノイズが有る場合における動作例を示す。図19において、(A),(F)は基準クロックCLKの波形を示し、(B),(G)は水平同期信号Hsyncを示し、(C),(H)は走査信号Vscanを示し、(D),(I)は画素信号Vsigを示し、(E),(J)はスイッチ制御信号Vselを示す。図18に示したように、水平同期信号Hsync、走査信号Vscan、画素信号Vsig、およびスイッチ制御信号Vselのタイミングは、基準クロックCLKの周波数に応じて変化する。すなわち、1水平ラインに対する画素信号の書込みのタイミングは、外乱ノイズの有無に応じて変化する。このように、画素信号の書込みのタイミングが変化しても、表示画像に対する影響が許容できる程度である場合には、この変形例を適用することが可能である。
[変形例1−4]
上記実施の形態では、所定の本数の駆動電極COMLからなる駆動電極ブロックBごとに駆動電極COMLを駆動し走査したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、所定の本数の駆動電極COMLを同時に駆動するとともに、その駆動する駆動電極COMLを1本ずつシフトすることにより走査してもよい。以下に、その詳細を説明する。
図19は、本変形例に係る駆動電極ドライバ16Cの一動作例を模式的に表すものである。駆動電極ドライバ16Cは、所定の本数の駆動電極COMLに対して同時に交流駆動信号VcomACを印加する。具体的には、駆動電極ドライバ16Cは、所定の本数(この例では5本)の駆動電極COMLに対して同時に交流駆動信号VcomACを印加する(駆動信号印加電極LAC)。そして、駆動電極ドライバ16Cは、交流駆動信号VcomACを印加する駆動電極COMLを1本ずつシフトすることによりタッチ検出走査を行う。なお、この例では、5本の駆動電極COMLに対して同時に交流駆動信号VcomACを印加したが、これに限定されるものではなく、これに代えて4本以下もしくは6本以上の駆動電極COMLに対して同時に交流駆動信号VcomACを印加してもよい。また、この例では交流駆動信号VcomACを印加する駆動電極COMLを1本ずつシフトするようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、2以上の本数ずつシフトしてもよい。
[その他の変形例]
上記実施の形態では、パルスPのパルス周期の長さを2段階に設定可能に構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、3段階以上に設定可能に構成してもよい。
上記実施の形態では、駆動電極ブロックBは複数の駆動電極COMLから構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、その複数の駆動電極COMLを一体として太く形成し、これを駆動電極ブロックBとして駆動してもよい。
<3.適用例>
次に、図20〜図24を参照して、上記実施の形態および変形例で説明したタッチ検出機能付き表示パネルの適用例について説明する。上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示パネルは、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示パネルは、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図20は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示パネルが適用されるテレビジョン装置の外観を表すものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル511およびフィルターガラス512を含む映像表示画面部510を有しており、この映像表示画面部510は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示パネルにより構成されている。
(適用例2)
図21は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示パネルが適用されるデジタルカメラの外観を表すものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部521、表示部522、メニュースイッチ523およびシャッターボタン524を有しており、その表示部522は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示パネルにより構成されている。
(適用例3)
図22は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示パネルが適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表すものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体531、文字等の入力操作のためのキーボード532および画像を表示する表示部533を有しており、その表示部533は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示パネルにより構成されている。
(適用例4)
図23は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示パネルが適用されるビデオカメラの外観を表すものである。このビデオカメラは、例えば、本体部541、この本体部541の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ542、撮影時のスタート/ストップスイッチ543および表示部544を有している。そして、その表示部544は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示パネルにより構成されている。
(適用例5)
図24は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示パネルが適用される携帯電話機の外観を表すものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740、サブディスプレイ750、ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示パネルにより構成されている。
以上、実施の形態および変形例、ならびに電子機器への適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、FFSやIPS等の横電界モードの液晶を用いた液晶表示デバイスとタッチ検出デバイスとを一体化したが、これに代えて、TN(ツイステッドネマティック)、VA(垂直配向)、ECB(電界制御複屈折)等の各種モードの液晶を用いた液晶表示デバイスとタッチ検出デバイスとを一体化してもよい。このような液晶を用いた場合には、タッチ検出機能付き表示デバイスを、図25にしめしたように構成可能である。図25は、本変形例に係るタッチ検出機能付き表示デバイス10Dの要部断面構造の一例を表すものであり、画素基板2Bと対向基板3Bとの間に液晶層6Bを挟持された状態を示している。その他の各部の名称や機能等は図6の場合と同様なので、説明を省略する。この例では、図6の場合とは異なり、表示用とタッチ検出用の双方に兼用される駆動電極COMLは、対向基板3Bに形成されている。
また、例えば、上記各実施の形態では、液晶表示デバイスと静電容量式のタッチ検出デバイスとを一体化したいわゆるインセルタイプとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば液晶表示デバイスの表面に静電容量式のタッチ検出デバイスを形成した、いわゆるオンセルタイプであってもよい。オンセルタイプでは、例えば、液晶表示デバイスから、タッチ検出デバイスに表示駆動のノイズが伝搬する場合には、液晶表示デバイスとタッチ検出デバイスを同期して動作させることが考えられる。この場合でも、上記実施の形態のように、水平期間の長さを変更することにより、表示動作とタッチ検出動作を同期させたまま、タッチ検出動作のサンプリング周波数を変更することができ、外乱ノイズに起因する影響を抑えることができる。
また、例えば、上記各実施の形態では、タッチ検出デバイスは静電容量式としたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば光学式であってもよいし、抵抗膜式であってもよい。
また、例えば、上記各実施の形態では、表示素子は液晶素子としたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばEL(Electro Luminescence)素子であってもよい。
なお、本技術は以下のような構成とすることができる。
(1)あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号を生成する信号生成部と、
前記同期信号に基づき表示を行う表示部と、
前記同期信号に基づきタッチ検出動作を行うタッチ検出部と
を備えたタッチ検出機能付き表示パネル。
(2)前記表示部は、前記一連のパルスが継続するパルス継続期間において1画面分の表示を行う
前記(1)に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(3)前記タッチ検出部は、前記パルス継続期間において、タッチ検出動作を行う
前記(2)に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(4)前記タッチ検出部は、前記パルス継続期間以外のブランキング期間においても、タッチ検出動作を行う
前記(3)に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(5)前記パルス継続期間が所定の長さ以下である
前記(4)に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(6)前記パルス周期は、基準クロックのクロックカウント数により設定されるものであり、
前記信号生成部は、前記基準クロックのクロック周波数を変更することにより、前記パルス周期を変更する
前記(1)から(5)のいずれかに記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(7)前記信号生成部は、前記タッチ検出部における検出結果に基づいて、前記パルス周期を選択する
前記(1)から(6)のいずれかに記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(8)前記パルス継続期間は、供給された映像信号に基づくフレーム期間に含まれる
前記(2)から(5)のいずれかに記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(9)一方向に延在するように並設された複数の駆動電極と、
前記駆動電極と交差する方向に延在するように並設された検出電極と、
複数の画素電極と、
前記駆動電極の電圧および前記画素電極の電圧に基づいて表示を行う表示素子と
を備え、
前記表示部は、前記同期信号に基づいて、複数の前記表示素子を、各駆動電極に対応する複数の表示素子ごとに駆動することにより順次走査して表示を行い、
前記タッチ検出部は、前記同期信号に同期したタイミングで、複数の前記駆動電極に駆動信号を順次印加するとともに、前記検出電極から出力された検出信号に基づいてタッチを検出する
前記(1)から(8)のいずれかに記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(10)複数の前記駆動電極は、所定の数の駆動電極からなる複数の駆動電極ブロックを構成し、
前記タッチ検出部は、所定数の前記パルス周期からなる駆動期間ごとに、各駆動電極ブロックに前記駆動信号を印加する
前記(9)に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(11)前記タッチ検出部は、前記パルス継続期間が所定の長さ以下である場合において、前記駆動期間を長くする
前記(10)に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
(12)あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号を生成し、
前記同期信号の1連のパルスに基づいて、1画面分の表示を行うとともに、タッチ検出動作を行い
所定のフレーム期間ごとに画面の表示を切り換える
タッチ検出機能付き表示パネルの駆動方法。
(13)あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号を生成する信号生成部と、
前記同期信号に基づいて表示パネルを駆動する表示駆動部と、
前記同期信号に基づいてタッチパネルを駆動するタッチ検出駆動部と
を備えた
駆動回路。
(14)タッチ検出機能付き表示パネルと、
前記タッチ検出機能付き表示パネルを利用した動作制御を行う制御部と
を備え、
前記タッチ検出機能付き表示パネルは、
あらかじめ用意された複数のパルス周期の中から一のパルス周期を選択し、この選択されたパルス周期で出現する一連のパルスを含む同期信号を生成する信号生成部と、
前記同期信号に基づき表示を行う表示部と、
前記同期信号に基づきタッチ検出動作を行うタッチ検出部と
を有する
電子機器。
1…タッチ検出機能付き表示パネル、2,2B…画素基板、3,3B…対向基板、6,6B…液晶層、10…タッチ検出機能付きデバイス、11…制御部、12…ゲートドライバ、13…ソースドライバ、14…選択スイッチ部、16…駆動電極ドライバ、17…スイッチグループ、20…液晶表示デバイス、21…TFT基板、22…画素電極、23…絶縁層、30…タッチ検出デバイス、31…ガラス基板、32…カラーフィルタ、35…偏光板、40…タッチ検出部、42…LPF部、43…A/D変換部、44…信号処理部、45…座標抽出部、46…検出タイミング制御部、B,B1〜B20…駆動電極ブロック、CLK…基準クロック、COML…駆動電極、CTL…周期制御信号、GCL…走査信号線、Hsync…水平同期信号、LC…液晶素子、Out…出力信号、P…パルス、Pix…画素、SPix…サブ画素、Scand…表示走査、Scant…タッチ検出走査、SGL…画素信号線、SWR,SRG,SWB…スイッチ、TDL…タッチ検出電極、TP…パルス継続期間、Tr…TFT素子、ts…サンプリングタイミング、Vcom…駆動信号、VcomAC…交流駆動信号、VcomDC…直流駆動信号、Vdet…タッチ検出信号、Vscan…走査信号、Vsel,VselR,VselG,VselB…スイッチ制御信号、Vsig,Vpix,VpixR,VpixG,VpixB…画素信号。

Claims (11)

  1. 供給された映像の1フレーム期間内において、一定の周波数の基準クロックに基づき前記映像の水平同期信号のパルスを生成する信号生成部と、
    前記パルスに同期して前記映像の表示を行う表示部と、
    前記パルスと同一の周期、あるいは、前記パルスの複数倍の周期でタッチ検出動作を行うタッチ検出部と
    を備え、
    前記信号生成部は、前記映像の1フレーム期間の長さを変えることなく、前記パルスの生成周期を変更する
    タッチ検出機能付き表示パネル。
  2. 前記タッチ検出部は、前記タッチ検出動作において、前記信号生成部が生成しているパルスの周波数の整数倍の成分を有する外乱ノイズを検出し、
    前記信号生成部は、前記外乱ノイズが検出された場合に、前記パルスの生成周期を変更する
    請求項1に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
  3. 前記信号生成部は、あらかじめ用意された複数種の周期のうちの1つを前記パルスの発生周期として選択する請求項1または2に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
  4. 前記パルスが継続して生成されるパルス継続期間は、前記映像の1フレーム期間に含まれる
    請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
  5. 前記タッチ検出部は、前記パルス継続期間において、前記タッチ検出動作を行う
    請求項4に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
  6. 前記タッチ検出部は、前記パルス継続期間を除くブランキング期間においても、前記タッチ検出動作を行う
    請求項5に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
  7. 一方向に延在するように並設された複数の駆動電極と、
    前記駆動電極と交差する方向に延在するように並設された検出電極と、
    複数の画素電極と、
    前記駆動電極の電圧および前記画素電極の電圧に基づいて表示を行う表示素子と
    を備え、
    前記表示部は、前記パルスに同期して、複数の前記表示素子を、各駆動電極に対応する複数の表示素子ごとに駆動することにより順次走査して表示を行い、
    前記タッチ検出部は、前記パルスと同一の周期、あるいは、前記パルスの複数倍の周期で、複数の前記駆動電極に駆動信号を順次印加するとともに、前記検出電極から出力された検出信号に基づいてタッチを検出する
    請求項1から6のいずれか一項に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
  8. 複数の前記駆動電極は、所定の数の駆動電極からなる複数の駆動電極ブロックを構成し、
    前記タッチ検出部は、所定数の前記パルスの生成周期からなる駆動期間ごとに、各駆動電極ブロックに前記駆動信号を印加する
    請求項7に記載のタッチ検出機能付き表示パネル。
  9. 供給された映像の1フレーム期間内において、一定の周波数の基準クロックに基づき前記映像の水平同期信号のパルスを生成し、
    前記パルスに同期して前記映像の表示を行い、
    前記パルスと同一の周期、あるいは、前記パルスの複数倍の周期でタッチ検出動作を行うと共に、前記パルスの周波数の整数倍の成分を有する外乱ノイズを検出し、
    前記外乱ノイズが検出された場合に、前記映像の1フレーム期間の長さを変えることなく、前記パルスの生成周期を変更する
    タッチ検出機能付き表示パネルの駆動方法。
  10. 供給された映像の1フレーム期間内において、一定の周波数の基準クロックに基づき前記映像の水平同期信号のパルスを生成する信号生成部と、
    前記パルスに同期して前記映像の表示を行う表示パネルを駆動する表示駆動部と、
    前記パルスと同一の周期、あるいは、前記パルスの複数倍の周期でタッチ検出動作を行うと共に、前記パルスの周波数の整数倍の成分を有する外乱ノイズを検出し、タッチパネルを駆動するタッチ検出駆動部と
    を備え、
    前記信号生成部は、前記外乱ノイズが検出された場合に、前記映像の1フレーム期間の長さを変えることなく、前記パルスの生成周期を変更する
    駆動回路。
  11. タッチ検出機能付き表示パネルと、
    前記タッチ検出機能付き表示パネルを利用した動作制御を行う制御部と
    を備え、
    前記タッチ検出機能付き表示パネルは、
    供給された映像の1フレーム期間内において、一定の周波数の基準クロックに基づき水平同期信号のパルスを生成する信号生成部と、
    前記パルスに同期して前記映像の表示を行う表示部と、
    前記パルスと同一の周期、あるいは、前記パルスの複数倍の周期でタッチ検出動作を行うと共に、前記パルスの周波数の整数倍の成分を有する外乱ノイズを検出するタッチ検出部と
    を有し、
    前記信号生成部は、前記外乱ノイズが検出された場合に、前記映像の1フレーム期間の長さを変えることなく、前記パルスの生成周期を変更する
    電子機器。
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