JP2015121756A - 救助訓練システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、車両に搭乗した訓練員が被弾した場合は、負傷したことをLED又は音声により表示する射撃訓練装置が開示されている。
以下、本発明の実施形態1に係る救助訓練システムについて詳細に説明する。
本発明の実施形態1に係る救助訓練システムは、訓練者が装着するヘッドマウントディスプレイやバイノーラルヘッドホン等を使って、訓練者に火災等の災害発生時での各種状況をAR(Augmented Reality:拡張現実)で仮想認識させ、訓練者が所定の時間内に消火行動並びに要救助者の救助行動を行うことができたかどうかを判定するようにすることにより、現実に近い救助訓練が行えるものである。
本発明の実施形態1に係る救助訓練システムのシステム構成について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る救助訓練システムの構成の一例を示す図である。また、図2は、本発明の実施形態1に係る救助訓練システムにおいて、訓練実施時の構成の一例を示す図である。
図1および図2に示すように、本発明の実施形態1に係る救助訓練システムは、火災の消火並びに要救助者の救助を行う訓練者10と、装備装置20と、火災模擬装置30と、監視制御装置40と、中継装置50とを含んで構成される。
監視制御装置40は、火災模擬装置30への制御指示や状態表示、また、訓練状況や訓練結果を表示する火災模擬装置30のコントローラである。
火災模擬装置30は、監視制御装置40からの指示により、訓練者10が装着する表示部202や現示部203に、救助訓練での各種状況(煙、炎、爆発音、要救助者の負傷状態等)をARで仮想認識させるための装置である。監視制御装置40から火災模擬装置30への指示は、あらかじめ設定された訓練スケジュールまたはオペレータの操作によって行われる。火災模擬装置30は、監視制御装置40からの指示を受け、指示内容に応じたマーカーをマーカー表示部302に表示させ、当該マーカーを訓練者10に装着された装備装置20に認識させる。
中継装置50は、電波により装備装置20及び火災模擬装置30との間でデータの入出力を行う。
次に、装備装置20の制御構成について、図3を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態1に係る装備装置20の制御構成を示すブロック図である。
装備装置20は、表示部202と、現示部203と、位置検出部204と、撮像部205と、姿勢検出部206と、記憶部207と、無線送受信部208と、レーザ送信部209と、電源部210と、表示部202,現示部203,位置検出部204,撮像部205,姿勢検出部206,記憶部207,無線送受信部208,レーザ送信部209および電源部210を制御する制御部201とを含んで構成される。
現示部203は、例えばバイノーラルヘッドホンであって、災害状況や要救助者の状態を訓練者10に音声で認識させるための部位である。
位置検出部204は、例えばGPS(Global Positioning System)等を使って、訓練者10の位置情報を取得する。
なお、訓練者10の位置情報は、図2に示すように、訓練者10が通過したことを検知する赤外線センサ60や訓練者10が所定のエリアに侵入したことを検知するエリア侵入センサ70を配置して取得することも可能であり、また、Wi−Fi(Wireless Fidelity)ベースのロケーションシステムを利用してもよい。また、訓練者10にICタグを携帯させ、所定の場所に配置したICタグリーダでICタグ情報を読み取ることで取得してもよい。
姿勢検出部206は、変位センサや赤外線センサ、モーションキャプチャ等によって、訓練者10の姿勢(起立、中腰、伏せ)を検出する。
記憶部207は、CG・音響情報テーブル207aを有している。CG・音響情報テーブル207aは、火災模擬装置30のマーカー表示部302に表示されるマーカーに対応付けて、災害状況や要救助者の状態を表示部202や現示部203にARで仮想認識させるための3次元CG映像情報並びに音響情報を記憶する。
レーザ送信部209は、例えば消火器や消火用のホースを模擬したものであり、これらの機器を使って消火作業を行うための部位であって、火元となる火災模擬装置30のレーザ受信部303に向かってレーザ光を送信することで消火が行われる。
電源部210は、バッテリとスイッチング電源等を備えた電源部位であり、装備装置20の各部位に電力を供給する。
制御部201は、マーカー解析部201aと、CG・音響制御部201bとを有する。マーカー解析部201aは、撮像部205で撮像したマーカーの解析を行う。また、CG・音響制御部201bは、マーカー解析部201aで解析したマーカー情報に基づいて、記憶部207のCG・音響情報テーブル207aに記憶された3次元CG映像を表示部202のヘッドマウントディスプレイに表示させ、また、記憶部207のCG・音響情報テーブル207aに記憶されたバイノーラル音響を現示部203のバイノーラルヘッドホンから出力させる。
なお、上記した消火器や消火用のホースを模擬したレーザ送信部209から送信するレーザ光を用いた消火模擬行動や訓練時間の経過と共に、火災模擬装置30に表示させるマーカーを変更することにより、煙の量や炎の大きさを変更し、実際の火災状況に近づけることができる。
次に、火災模擬装置30の制御構成について、図4を参照して詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態1に係る火災模擬装置30の制御構成を示すブロック図である。
火災模擬装置30は、マーカー表示部302と、レーザ受信部303と、記憶部304と、無線送受信部305と、位置検出部306と、電源部307と、マーカー表示部302,レーザ受信部303,記憶部304,無線送受信部305,位置検出部306および電源部307を制御する制御部301とを含んで構成される。
マーカー表示部302は、監視制御装置40からの指示に基づき、制御部301のマーカー表示制御部301aからの制御によって所定のマーカーを表示する。また、レーザ受信部303でのレーザ光の受信位置情報並びに受信回数に応じて所定のマーカーを表示する。
レーザ受信部303は、装備装置20のレーザ送信部209から送信されたレーザ光の受信を行い、レーザ光の受信位置情報並びに受信回数を制御部301に対して出力する。
無線送受信部305は、中継装置50を介して監視制御装置40に、位置検出部306で検出した火災模擬装置30の位置情報を送信したり、監視制御装置40から送信された訓練情報を受信する。
位置検出部306は、GPS等を使って、火災模擬装置30の位置情報を取得する。
電源部307は、バッテリとスイッチング電源等を備えた電源部位であり、火災模擬装置30の各部位に電力を供給する。
制御部301は、マーカー表示制御部301aを有する。マーカー表示制御部301aは、監視制御装置40からの指示を受け、記憶部304のマーカー情報テーブル304aを参照して、指示内容に応じたマーカーをマーカー表示部302に表示させる制御を行う。また、レーザ受信部303でのレーザ光の受信位置情報並びに受信回数に応じてマーカーの表示制御を行う。
次に、監視制御装置40の制御構成について、図5を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40の制御構成を示すブロック図である。
監視制御装置40は、PC/AT互換機等のPC(Personal Computer)や専用機等を用いることができる。また、監視制御装置40は、表示部402と、記憶部403と、入力部404と、ネットワーク送受信部405と、電源部406と、表示部402,記憶部403,入力部404,ネットワーク送受信部405および電源部406を制御する制御部401とを含んで構成される。また、図示しない印字機等を接続するようにしてもよい。
表示部402は、汎用的な液晶や有機ELディスプレイやプロジェクタやインクジェットプリンタやレーザプリンタ等の画像/文字を出力する部位であり、訓練状況のモニタや訓練結果等の情報を含む各種情報を表示する。
訓練シナリオテーブル403aは、訓練開始から終了までの火災模擬装置30の演出状況及び訓練者10の取るべき行動等を設定するテーブルである(図7参照)。
採点用テーブル403bは、訓練シナリオテーブル403aに登録されている模範行動に対し、訓練者10の取った行動が模範行動に沿っているかを判定し、訓練者10が訓練時に獲得した得点を集計したデータを記憶するテーブルである。
火災模擬装置指示テーブル403cは、それぞれの火災模擬装置30の動作(火災状況の演出方法)を設定したテーブルである。訓練時は、スケジュールまたはマニュアル操作により、指定のタイミングで各火災模擬装置30にテーブルに設定された状況を付与する。
行動情報テーブル403eは、訓練者10が取った行動を時系列で記録するテーブルである。
救助訓練DB403fは、SQL等のデータベースで、訓練結果等のデータを記憶する。
処置実施テーブル403gは、要救助者の負傷状態および負傷した部位によって、訓練者10の表示部202に仮想表示すべき画像と、要救助者への処置内容と、処置にかかる標準時間とを設定するためのテーブルである(図9参照)。
図6は、本発明の実施形態1に係る救助訓練システムにおける消火および救助訓練のイメージ図である。また、図7は、図6に示す消火および救助訓練を実施する際の訓練シナリオテーブルである。
本発明の実施形態1に係る救助訓練システムにおいては、訓練に先立ち、図6に示すように、訓練エリアの地図情報に、火災模擬装置30の設置場所や要救助者の配置場所等を設定する。また、図7の訓練シナリオテーブル403aに示すように、訓練エリアに対する訓練時の火災状況並びに模範的な訓練行動のスケジュール(シナリオ)を作成し、訓練時には、監視制御装置40により訓練シナリオテーブル403aのスケジュール(シナリオ)に基づいた火災模擬装置30の制御及び状態監視を実施する。また、訓練者10の行動を監視し、スケジュール(シナリオ)通りに訓練者10が行動しているかをチェックし、訓練状況を採点しながら所定の訓練を実施するものである。
図6において、(A)〜(Q)は火災模擬装置30の設置場所、(*1)〜(*23)は、訓練者が指定の地点を通過したかをチェックするためのチェックポイント、また、矢印は訓練者10の基本的な行動順路を示す。また、図7に示すように、訓練シナリオテーブル403aには、訓練開始から終了までの訓練成果を確認するためのチェックポイントや所定のチェックポイントで取るべき模範行動が記憶されている。
なお、訓練者10が実際に救助訓練を行う際の要救助者は、人、または人に相当する大きさと重量を備えた人形を使うものとする。
ネットワーク送受信部405は、監視制御装置40と中継装置50との間を接続するためのLAN(Local Area Network)、USB(Universal Serial Bus)、シリアル(RS−232C)、パラレル等の接続インターフェイスである。
電源部406は、バッテリとスイッチング電源等を備えた電源部位であり、監視制御装置40の各部位に電力を供給する。
火災模擬装置制御指示部401aは、記憶部403の火災模擬装置指示テーブル403cを参照し、火災模擬装置30に対して所定の演出効果を指示する。
訓練者位置算出部401bは、訓練者10が装着する装備装置20の位置検出部204から取得した訓練者10の位置情報並びに時刻情報を基に訓練シナリオテーブル403aを参照し、訓練者10が所定のチェックポイントを所定の時刻に通過したかどうか、また、所定のチェックポイントで模範行動を行ったかどうかの判定を行う。また、訓練者位置算出部401bは、装備装置20から取得した訓練者10の位置情報から、監視制御装置40のモニタ画面に表示する表示位置を算出し、訓練者10の行動軌跡を表示部402に表示する制御を行う。
次に、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練前準備処理について、図10を参照して詳細に説明する。
図10は、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練前準備処理のフローチャートである。
ステップS101において、オペレータが訓練環境の設定を行う。オペレータは、訓練に先立ち、監視制御装置40の入力部404から操作を行い、登録済みのスケジュール(シナリオ)に基づいた訓練を実施するのか、新たにスケジュールを作成して訓練を実施するのかの選択を行う。
ステップS102において、監視制御装置40の制御部401は、ステップS101の操作に基づき、登録済みスケジュールによる訓練なのか否かを判断し、登録済みスケジュールによる訓練の場合(YES)にはステップS104に進み、新たにスケジュールを作成する場合(NO)にはステップS103に進む。
ステップS103において、監視制御装置40の制御部401は、表示部402にスケジュール作成用の画面(図11)を表示させ、オペレータが当該画面からスケジュールの作成を行う。図11は、スケジュール作成用画面の画面例である。オペレータがボタン群600中の「スケジュール」ボタンを押下することで、図11に示すスケジュール作成用画面810に切り替わる。オペレータが、図11の画面上で火災模擬装置30への制御指示や要救助者の容態更新指示等を訓練開始時間からの相対時間にて設定を行うことで、設定された訓練スケジュールは記憶部403の訓練シナリオテーブル403aに登録される。スケジュール訓練時には、本画面で作成したスケジュール内容に基づき火災模擬装置30の制御が為される。
ステップS105において、オペレータは、ステップS104によって表示された地図上に、訓練で使用する火災模擬装置30の状態設定並びに配置を行うと共に、火災、煙、負傷者の設定並びに配置を行い、図12の画面上で「設定」ボタン610を押下することで配置を確定する。
また、図13は、図12の訓練状況設定用画面820に基づいて訓練を実施する場合の訓練中の訓練状況モニタ画面である。オペレータが、図12の画面で「モニタ」ボタン(配置初期化ボタンの左側のボタン)を押下することで図13に示す訓練状況モニタ画面830に切り替わり、「訓練開始」ボタンを押下することによって訓練開始となる。図13に示すように、訓練中は、火災模擬装置30からの状態取得により、該当箇所の装置状態を更新することで、表示エリア710が訓練時の訓練状況をモニタする画面となる。
なお、図13の「配置」ボタンを押下すると図12の画面が表示され、訓練時の状況設定が可能となる。
次に、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練時の火災模擬装置制御処理について、図14を参照して詳細に説明する。
図14は、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練時の火災模擬装置制御処理のフローチャートである。
ステップS201において、オペレータがスケジュール訓練またはマニュアル訓練を選択するボタン操作を行うと、監視制御装置40の制御部401は、スケジュール訓練が選択された場合(YES)にはステップS204に進み、マニュアル訓練が選択された場合(NO)には、ステップS202に進む。
ステップS202において、監視制御装置40の制御部401は、火災模擬装置30のマニュアル制御情報を火災模擬装置指示テーブル403cに格納する。
ステップS203において、監視制御装置40の制御部401は、火災模擬装置指示テーブル403cに格納されたマニュアル制御内容に応じて火災模擬装置30に制御信号を送信し、火災模擬装置30の動作制御を行う。
ステップS206において、監視制御装置40の制御部401は、訓練が終了したか否かを判断し、訓練が終了していない場合(NO)にはステップS201に戻り、訓練が終了した場合(YES)には処理を終了する。
次に、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練時の訓練者位置情報取得処理について、図15を参照して詳細に説明する。
図15は、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練時の訓練者位置情報取得処理のフローチャートである。
ステップS301において、監視制御装置40の制御部401は、装備装置20から所定の時間間隔で訓練者10の位置情報並びに姿勢情報を取得する。
ステップS302において、監視制御装置40の制御部401は、装備装置20から取得した訓練者10の位置情報を基に図12で示した表示部402の訓練状況モニタ画面830上での表示位置を算出し、訓練者10の訓練行動軌跡を画面表示する。
ステップS304において、監視制御装置40の制御部401は、訓練が終了したか否かを判断し、訓練が終了していない場合(NO)にはステップS301に戻り、訓練が終了した場合(YES)には処理を終了する。
次に、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練結果の得点集計処理について、図16を参照して詳細に説明する。
図16は、本発明の実施形態1に係る監視制御装置40での訓練結果の得点集計処理のフローチャートである。
ステップS401において、監視制御装置40の制御部401は、図示していない採点用テーブル403bにおいて、テーブルの初期設定(点数=0、テーブル番号=1)を行う。
ステップS402において、監視制御装置40の制御部401は、行動情報テーブル403eから訓練者10の訓練時のチェックポイント「*1」での位置情報を取得する。
ステップS403において、監視制御装置40の制御部401は、訓練シナリオテーブル403aからテーブル番号=1の設定位置情報を取得する。
ステップS405において、監視制御装置40の制御部401は、加算する点数を「0」として、ステップS410に進む。
ステップS406において、監視制御装置40の制御部401は、訓練シナリオテーブル403aに設定された設定時間と訓練時の実際の通過時間とを比較する。比較した結果、「設定時間≒通過時間」の場合にはステップS407にて予め設定した「所定の点数」を加算し、「設定時間<通過時間」の場合にはステップS408にて「所定の点数−5」を加算し、また、「設定時間>通過時間」の場合にはステップS409にて「所定の点数+5」を加算する。
ここで、上記した監視制御装置40での訓練結果の得点集計処理を実施した後の訓練結果表示画面の画面例を図17に示す。図17は、訓練結果表示画面の画面例である。オペレータが、ボタン群600中の「結果表示」ボタンを押下することで図17に示す訓練結果表示画面840に切り替わる。訓練結果表示画面840では表示エリア720に訓練時の行動毎に訓練結果(「○」か「×」か)が表示されるようになっている。
また、各火災模擬装置30の演出状況と訓練者10の位置関係により、適切な姿勢がとられていない場合には、採点用テーブル403bにより減点する等、採点時のチェックポイントとして使用する。
また、訓練者10の姿勢を判断するために、訓練者10の身体情報(身長や、姿勢判定のための位置判定を行うための判断値を事前に登録しておくことにより、訓練者10に応じたデータで姿勢の判断を行う。
なお、訓練者情報設定画面850で、訓練条件(風向き、風速、季節、時間帯等)も設定できるようにし、訓練時の演出テーブルに内容を設定した条件に応じて変化(既定の係数を付与することにより、演出効果を変化)させることにより、訓練時のスケジュールやテーブル作成量を低減することができる。
訓練者10は、上述した図9の処置実施テーブル403gに示すように、要救助者の負傷状態および負傷部位に応じた処置内容と処置の標準時間に従って応急処置を行うようにする。処置の標準時間は、訓練者10が要救助者の元に到着し、要救助者の状態を判断して応急処置を実施し、要救助者を連れて発見場所を離れるまでの時間とし、公知のセンサ等により感知して計測する。
同様にして、要救助者と共に安全な場所に避難完了するまでの時間も計測する。
応急処置の処置状態については、要救助者を安全な場所に避難させた後に、教官が目視にて確認する。
以下、本発明の実施形態2に係る救助訓練システムについて、実施形態1との相違点のみ記載する。
実施形態1の火災が発生した場合と同様に、石油タンクやガスタンクが地震で損傷した場合でも、タンクローリーが横転した場合でも、飛行機が墜落した場合でも、テロが発生した場合の治安維持対策、領土侵犯への防衛活動又は武力闘争等でも火災は発生する。火災が発生する場合は、実施形態1と同様なので説明を省略する。
また、訓練者10装着の表示部202であるヘッドマウントディスプレイに要救助者(人もしくは人形等)の負傷状況を仮想表示させることにより、訓練者10が臨場感のある避難・救助訓練を体感できるようにするのも、実施形態1と同様なので説明を省略する。
石油タンクやガスタンクが地震で損傷した場合でも、タンクローリーが横転した場合でも、飛行機が墜落した場合でも、火災の勢いの変化や火災発生後の時間で変動する、爆発が起きた場合の爆風範囲を、ヘッドマウントディスプレイにゼブラ等で仮想表示し、警告した方が救助訓練で効果的である。
テロが発生した場合の治安維持対策、領土侵犯への防衛活動又は武力闘争等の救助訓練では、発生後の時間で変動する、敵対者の射撃の予想される範囲を、ヘッドマウントディスプレイにゼブラ等で仮想表示し、警告した方が救助訓練で効果的である。
Claims (3)
- 火災、石油タンクやガスタンクの地震での損傷、タンクローリー横転、飛行機墜落、テロが発生した場合の治安維持対策、領土侵犯への防衛活動等又は武力闘争等の救助訓練等の状況の仮想空間映像を映し出す映像手段と、前記映像手段に映し出された仮想空間映像を見ながら訓練者が負傷した要救助者の救助を行う救助訓練システムであって、
前記要救助者の負傷状態および負傷部位によって前記映像手段に仮想表示すべき画像と、前記要救助者への処置内容と、当該処置にかかる標準時間とを登録した処置実施テーブルと、
前記訓練者が実施した前記要救助者に対する処置内容の確認と処置時間の計測を行い、当該処置内容および計測処置時間を前記処置実施テーブルに登録された処置内容および標準時間との比較を行い、訓練の適否を判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする救助訓練システム。 - 請求項1に記載の救助訓練システムにおいて、前記処置実施テーブルの前記処置の標準時間は、前記訓練者が前記要救助者の元に到着し、前記要救助者の状態を判断して応急処置を実施し、前記要救助者を連れて発見場所を離れるまでの時間とすることを特徴とする救助訓練システム。
- 請求項1または2に記載の救助訓練システムにおいて、前記映像手段は、ヘッドマウントディスプレイであり、前記訓練者に装着されて前記要救助者の負傷状況を仮想表示させることを特徴とする救助訓練システム。
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