JP2015120126A - 吐瀉物処理剤およびこれを用いた吐瀉物処理キット - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間保存することができ、ウイルス等を含む吐瀉物を不活性化させて良好に処理できる吐瀉物処理剤を提供する。
【解決手段】バリア性の高い密閉袋2内が第1室3と第2室4に区画され、第1室3内には、貝殻を焼成して得た貝殻カルシウムが封入されており、第2室4内には、塩素剤と吸水ポリマーとシリカゲルと銀抗菌剤を混合した粉粒体が封入されて、吐瀉物処理剤1が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、感染リスクの高い吐瀉物を安全に処理できる吐瀉物処理剤およびこれを用いた吐瀉物処理キットに関するものである。
例えば、医療や看護の現場において、ノロウイルスなどを含む感染リスクの高いウイルスに感染した又は感染が疑われる患者が排泄する吐瀉物が床などに散乱することがあり、このような吐瀉物を安全に処理するために、従来では吐瀉物に次亜塩素酸ナトリウム液を噴霧し、さらに凝固剤で吐瀉物を固化させて処理していた。
特開2008−169189号公報
従来のように、吐瀉物に次亜塩素酸ナトリウム液を噴霧し、さらに凝固剤で固化させる処理では作業性が悪いものであった。
なお、特許文献1に開示されているような吐瀉物の固化殺菌処理剤が提案されているが、より安全で作業性が向上し、しかも保管が容易となる吐瀉物処理剤およびこれを用いた吐瀉物処理キットの出現が望まれていた。
本発明は、安全であり、作業性が向上し、保管が容易な、吐瀉物処理剤およびこれを用いた吐瀉物処理キットの提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の吐瀉物処理剤は、塩素剤と吸水ポリマーとシリカゲルを混合した粉粒体を、バリア性の高い密閉袋内に封入してなることを要旨とする。
バリア性の高い密封袋内に封入したため、塩素成分が漏れ出すことがなく、安全に長期に亘り保存することができ、使用時に取り出して、開封し、封入されている塩素剤と吸水ポリマーとシリカゲルを吐瀉物に振り掛けることにより、塩素剤によりノロウイルスなどを含む感染リスクの高いウイルスを不活性化することができ、さらに、シリカゲルに吐瀉物の水分が入水してゆき、吸水ポリマーが吐瀉物の水分を吸水して、良好に吐瀉物をゲル化し、処理しやすい状態にすることができる。
また、本発明の吐瀉物処理剤において、前記密閉袋内が第1室と第2室に区画され、第1室内には貝殻を焼成して得た貝殻カルシウムが封入されているとともに、前記第2室内に前記粉粒体が封入されてなるものとすることもできる。
こうすれば、先ず、第1室を開封して、内部の貝殻カルシウムを吐瀉物に振り掛けることにより、吐瀉物の水分と反応して強アルカリ性の水酸化カルシウムとなり、これにより酸性が強い吐瀉物を良好に中和させ、かつ吐瀉物の臭いを良好に消臭することができるものとなる。
その後に、第2室を開封して、塩素剤と吸水ポリマーとシリカゲルを混合した粉粒体を吐瀉物に振り掛けることにより、塩素剤がノロウイルス等に良好に作用し、さらに吸水ポリマーにより吐瀉物の水分を吸収して、吐瀉物を良好にゲル化させることができるものとなる。
また、本発明の吐瀉物処理剤において、前記粉粒体に銀抗菌剤を混合してなるものとすることもできる。
こうすれば、銀抗菌剤は、塩素剤に対し時間差をおいて作用し、O−157,O−111或いは大腸菌などの菌に良好に作用して、これらの菌を殺菌することができる。
また、本発明の吐瀉物処理剤において、前記密閉袋は、アルミ箔と樹脂フイルムとを重ねた二重構造であり、密閉袋の端縁部には、簡易に開封するための切込みが複数形成されているものとすることもできる。
こうすれば、良好なバリア性が確保されて、塩素成分の漏れを防ぎ、安全に長期に亘り保存することができる吐瀉物処理剤となる。
また、使用時には、切込みの部分から良好に開封して、内部の貝殻カルシウム或いは粉粒体を素早く吐瀉物に振り掛け、吐瀉物を処理することができるものとなり、作業性が向上するものとなる。
また、本発明の吐瀉物処理キットは、請求項1〜請求項4何れかに記載の吐瀉物処理剤と、吐瀉物を掬い取る塵取り状の吸水性紙材からなるトレイと、身体保護用のガウンと、手保護用のプラスチックグローブと、目保護用のアイシールド付きのマスクと、頭部保護用のキャップと、足保護用の足カバーで構成されてなることを要旨とする。
このような吐瀉物処理キットは、医療施設や介護施設あるいは学校,保育所,鉄道,工場等に備蓄しておき、使用時には、作業者がガウン,グローブ,シールド付きマスク,キャップ,足カバーを装着した状態で、吐瀉物に吐瀉物処理剤を振り掛け、ノロウイルスや他の雑菌等を良好に殺菌して、トレイで良好に吐瀉物を掬い取り、トレイに吐瀉物の水分を吸水させて、良好に吐瀉物をトレイ内に回収することができ、吐瀉物を安全に処理することができるものとなる。
また、本発明の吐瀉物処理キットにおいて、前記トレイの持ち手部に、吐瀉物処理キットの構成部材の全てを入れて密閉できる袋が連結されてなるものとすることもできる。
例えば、袋を内側および外側の二重袋で構成し、内袋および外袋がトレイの持ち手部に連結されていれば、吐瀉物を回収したトレイをそのまま内側の袋内に容易に入れ込むことができ、内側の袋を駒結び等により密閉した状態で、さらに外側の袋内に、使用済みのガウン,グローブ,マスク,キャップ,足カバーを入れて、外側の袋を駒結び等で密閉することにより、吐瀉物の処理を安全かつ容易に行うことができ、吐瀉物および吐瀉物処理キットの構成部材の全てを入れたままの状態で安全に焼却処理等することができるものとなる。
塩素剤等を封入した吐瀉物処理剤の外観構成図である。 吐瀉物処理キットを構成するトレイと内袋と外袋の概略構成図である。 作業時にガウン,グローブ等を装着した状態の装着状態図である。 アイシールド付きのマスクを装着した状態の装着状態図である。 大トレイと小トレイを用いて吐瀉物を掬い取る前の配置状態図である。 大トレイと小トレイを用いて吐瀉物を掬い取る作業状態図である。 作業完了後に吐瀉物はトレイと共に内袋に収納され、ガウン,グローブ等は外袋内に収納された状態の説明図である。 別の袋内にガウンやグローブを回収する別例の説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、吐瀉物の処理に用いる吐瀉物処理剤の外観図である。
この吐瀉物処理剤1は、後述する吐瀉物処理キットの構成部材として吐瀉物処理キット内に収納させておく場合と、吐瀉物処理キットとは別の保管場所に保管しておく場合の何れにおいても、使用時には吐瀉物処理キットと共に使用されるものである。
この吐瀉物処理剤1は、例えばアルミ箔とポリエチレンを重ね合わせて蒸着等により一体化させた二重構造の7μ〜9μ程度の厚みのシートを折り重ねて、長辺側の長縁シール部2aと短辺側の短縁シール部2b,2bおよび短縁シール部2b,2bと平行に中央部に形成されている仕切りシール部2cで接着して、区画された密閉袋状の第1室3と第2室4が形成されている。
また、長縁シール部2aには、所定間隔で多数の切込み2d,2dが形成されている。この切込み2d,2dは、特許第4868346号に開示されているようなカッターローラーを用いて形成されたものであり、吐瀉物処理剤1の使用時には、密閉状に形成された第1室3或いは第2室4を適所の切込み2dの部分から手で容易に開封できるものとなっている。
第1室3内には、ホタテ貝あるいは牡蠣の貝殻を1000℃で焼成した粉状の貝殻カルシウムが封入されている。また、貝殻カルシウムと共に3〜5g程度の酸化アルミニウム,トルマリン等の無機鉱物質を封入しておくこともでき、第1室3内には全体で15g程度の粉体が封入されている。
なお、第1室3内に封入される貝殻カルシウムは、生石灰(CaO)に比較してアルカリ効果が長時間持続するものであり、また、反応性が低く発熱量も小さいので安全性が高いものである。
また、第2室4内には、塩素剤と吸水ポリマーとシリカゲルと銀抗菌剤を混合した粉粒体が封入されている。
例えば、シリカゲル配合の吸水ポリマーは約14g程度、塩素剤は1〜3g程度、銀抗菌剤は0.3g程度が混合されて、全体として第2室4内には15g程度の粉粒体が封入されている。
なお、第2室4内には、銀抗菌剤の存在しない吸水ポリマーと塩素剤のみを混合した粉粒体を封入させておくこともできる。
塩素剤は、ジクロロイソシアヌル酸,トリクロロイソシアヌル酸,亜塩素酸のうちの何れか1種類を、セピオライト,アタパルジャイト等を加熱焼成して粉状等にした多孔質担体に担持させたもの、あるいは次亜塩素酸カルシウム(さらし粉,高度さらし粉)で構成されている。
なお、塩素剤は2種類混合することなく、上記のうちの何れか1種類のもので構成される。
吸水ポリマーは水膨潤性ポリマーであり、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体,ポリ酢酸ビニール−アクリル酸ナトリウム架橋体,澱粉−アクリル酸ナトリウム架橋体,ポリメタアクリル酸ヒドロキシエチル等である。
銀抗菌剤は、多孔質乾燥剤や無機質多孔体に担持させた銀イオンを発生する抗菌剤の粉体である。
このような吐瀉物処理剤1は、アルミ箔とポリエチレンを重ね合わせたバリア性が高い二重構造であり、バリア性が高いため長期保存が可能である。しかも、多数の切込み2dが形成されているため、この切込み2dを介して素早く開封して、内部の粉粒体を吐瀉物に振り掛けることができ、素早い使用が可能となる。
なお、この吐瀉物処理剤1の表面に、水道水の塩素濃度を調べる際に使用する公知の試薬を塗布しておけば、シール部2a,2bからの塩素成分の漏れにより色が変色して、シール部2a,2bからの漏れを目視で確認することができ、吐瀉物処理剤1の保存時の管理が容易なものとなる。
また、さらには、表面に示温塗料を塗布しておけば、温度上昇により発現する示温塗料による警告マークを目視できて、吐瀉物処理剤1の保存時の温度管理も容易なものとなる。
このような吐瀉物処理剤1を使用する場合には、先ず、切込み2dを介して第1室3を開封させ、内部の貝殻カルシウムを吐瀉物上に振り掛ける。
吐瀉物は胃液を含んでいるため酸性であるが、貝殻カルシウムは吐瀉物の水分に触れることで強アルカリ性の水酸化カルシウムとなり、その成分はウイルスや嫌気性菌の細胞壁を通過し、細胞質を加水分解することにより殺菌効果を発揮することができ、また、水酸化カルシウムは水酸化物イオンが吐瀉物から発せられる悪臭物質と結合して無臭の化合物を生成するため、消臭効果が得られるものとなる。
さらに、水酸化物イオンの高いPHにより吐瀉物を中和するとともに、微生物の代謝活性を抑制することができるものである。
このように第1室3の貝殻カルシウムを吐瀉物に振り掛けることにより、中和作用と消臭,殺菌作用を発揮させることができる。
次に、吐瀉物処理剤1の第2室4を開封して、吐瀉物上に、シリカゲルと吸水ポリマーと塩素剤と銀抗菌剤からなる粉粒体を振り掛けると、シリカゲルに吐瀉物の水分が入水してゆき、吸水ポリマーが吐瀉物の水分を吸水して、良好に吐瀉物をゲル化させることができ、吸水ポリマーは酸性では水分の吸水力が落ちてしまうが、既に吐瀉物は貝殻カルシウムにより中性化しているため、吸水ポリマーは中性の水分を吸水しやすく、良好に吐瀉物をゲル化させることができる。
また、塩素剤が吐瀉物中のノロウイルス等に有効に作用し、ノロウイルス等を不活性化させて感染の危険性を良好に回避することができるものとなる。
さらには、混合された銀抗菌剤が時間差を生じて徐々に作用を発揮するが、この銀抗菌剤は既に吐瀉物が中和しているから酸化銀になりにくく、有効にO−157,O−111或いは大腸菌などに銀イオンが作用して殺菌効果を発揮することができる。
次に、吐瀉物を処理する作業時に用いる吐瀉物処理キット5について説明する。
吐瀉物処理キット5は、図2に概略図で示すように、塵取り状の大トレイ6を備えており、この大トレイ6内には重ね合わせて、図5に示すように、塵取り状の小トレイ7が収納されており、大トレイ6の手で持つ持ち手部6aの部分には、破れ防止用のゆとり空間Sを形成して内袋10と外袋11が固定用輪ゴム8a,8bまたはインシュロックで連結されている。即ち、持ち手部6aには間隔をおいて2個の凹み状の溝6b,6bを形成させておき、この凹み状の溝6b,6b内に固定用輪ゴム8a,8bを内袋10と外袋11の外側より嵌め込んで、持ち手部6aに内袋10と外袋11の閉止端側を連結固定しておくことができる。
図示左側の内袋10および外袋11の開放端側からは、内部にアイソレーションガウン12,プラスチックグローブ13,アイシールド14付きのマスク15,キャップ16,足カバー17を予め入れて収納保管しておくことができ、また、内袋10内には、図1に示したような吐瀉物処理剤1を予め入れておくことができる。
なお、吐瀉物処理剤1は吐瀉物処理キット5とは別の場所で保管しておくこともできるものである。
図3には、処理作業時に吐瀉物処理キット5の構成部材を装着した状態を示し、図4では、アイシールド14付きマスク15の装着状態を示す。
図3および図4に示すように、ウイルス等の感染源が付着するのを防ぐためのアイソレーションガウン12を先ず身体に装着し、次にプラスチックグローブ13を両手にはめ、次にアイシールド14付きマスク15を顔に装着し、次に頭部にキャップ16を被り、次に靴を履いたままその外側に足カバー17を装着して作業を行う。
なお、プラスチックグローブ13は、アレルギーの心配のないニトリル製である。
また、マスク15は、鼻および口の粘膜を保護するものであり、マスク15の上端に透明のアイシールド14が一体化されている。アイシールド14は目の粘膜を保護するためのものである。
このような吐瀉物処理キット5は、医療施設や介護施設あるいは保育所や学校、その他工場等に、構成部材をひとまとめに内袋10と外袋11内に収納させた状態で保存しておくことができるものであり、吐瀉物を処理する際に、吐瀉物に含まれるノロウイルス等からの感染を確実に防止して安全に作業を行えるものである。
図2に示す3本の輪ゴムのうち持ち手部6aの図示右端側の輪ゴム9を外して、外袋11を図5のように図示右側へ、即ち反対側へ折り返すことができ、この状態で大トレイ6に重ね合わされていた小トレイ7を取り出す。
図5の大トレイ6と小トレイ7を用いて吐瀉物を掬い取る前の配置状態図、および、図6の大トレイ6と小トレイ7を用いて吐瀉物を掬い取る作業状態図で示すように、吐瀉物処理剤1を用いて吐瀉物Tを殺菌し、かつゲル化させた状態で、大トレイ6と小トレイ7を接近させて、吐瀉物Tを掬い取ることができる。
この大トレイ6および小トレイ7は、バルプモールド,コートボール(ボール紙),片面ダンボール,両面ダンボールの何れかの紙材で塵取り状に形成されており、トレイ6,7の紙材の含水率は1〜10%に調整され、コッブ吸水度は2分間吐瀉物接触でグラム平米当り100g/m〜400g/mに設定されており、吐瀉物Tがトレイ6,7の紙材に素早く吸い取られて、吐瀉物Tが固定化されるように構成されている。
なお、例えばダンボール製の大トレイ6および小トレイ7の掬い取り側の先端縁部を、持ち手部6a,7a側に向かって上傾してカットしておけば、掬い取り側の先端縁部にダンボール内の空間に通じる開口が形成され、掬い取り時に、この先端縁部の開口から吐瀉物Tがダンボール内の空間内に入り込み、より素早く吐瀉物Tが吸い取られて、吐瀉物Tがダンボール内の空間で固定化されることとなる。
従って、小トレイ7を外側へ出して、大トレイ6と小トレイ7で両側から吐瀉物Tを掬い取り、そのまま小トレイ7を大トレイ6側へ押し込んで、内袋10内にトレイ6,7と共に吐瀉物Tを収納することができ、その状態で、内袋10の左側の開放端側を駒結びにして内袋10を密閉する。この際、吐瀉物処理剤1の密閉袋2も同時に内袋10内に密閉状に収納させておく。
次に、内袋10の外側に被せるようにして外袋11を配置させ、図7のように、外袋11の内側と内袋10の外側との間にガウン12,グローブ13,アイシールド14付きマスク15,キャップ16,足カバー17を収納させ、外袋11の開放端を駒結び11aとして、更に輪ゴム9を駒結び11a部の内側に巻き付けて、完全に外袋11を密閉し、作業を終了することができる。
なお、内袋10および外袋11は、例えばポリエチレン系またはポリプロピレン系のフイルムで形成したものが好ましく、更には、銀ナノパウダー,酸化アルミニウム,ジルコニウムシリケート,トリマニン等の無機担体を配合して樹脂に練り込んで製造したフイルムで形成した内袋10および外袋11を使用すると、より効果的にノロウイルス等を閉じ込めることができる。
なお、外袋11は、緩衝材としても機能することができ、内袋10の外側に付着したノロウイルス等を確実に閉じ込めることができる。
なお、ガウン12やキャップ16,足カバー17は、汚染面(外側)が内側になるように裏返して脱いで外袋11内に封じ込めることができ、内袋10および外袋11に入れたまま焼却処理することができるものである。
なお、図8に示すものは別例であり、別途、ポリエチレン製等の袋18を用意しておき、この中に使用済みのガウン12,アイシールド14付きマスク15,キャップ16,グローブ13等を入れて密閉できるように構成したものである。
このように吐瀉物処理キット5を着用して、トレイ6,7で安全に吐瀉物を取り除き処理することができ、ウイルスの拡散を良好に防げるものとなる。
1 吐瀉物処理剤
2 密閉袋
2c 仕切りシール部
2d 切込み
3 第1室
4 第2室
5 吐瀉物処理キット
6 大トレイ
6a 持ち手部
7 小トレイ
7a 持ち手部
8a,8b 固定用輪ゴム
9 着脱輪ゴム
10 内袋
11 外袋
12 アイソレーションガウン
13 プラスチックグローブ
14 アイシールド
15 マスク
16 キャップ
17 足カバー
18 袋

Claims (6)

  1. 塩素剤と吸水ポリマーとシリカゲルを混合した粉粒体を、バリア性の高い密閉袋内に封入してなる吐瀉物処理剤。
  2. 前記密閉袋内が第1室と第2室に区画され、第1室内には貝殻を焼成して得た貝殻カルシウムが封入されているとともに、前記第2室内に前記粉粒体が封入されてなる請求項1に記載の吐瀉物処理剤。
  3. 前記粉粒体に銀抗菌剤を混合してなる請求項1または請求項2に記載の吐瀉物処理剤。
  4. 前記密閉袋は、アルミ箔と樹脂フイルムとを重ねた二重構造であり、密閉袋の端縁部には、簡易に開封するための切込みが複数形成されている請求項1乃至請求項3何れか記載の吐瀉物処理剤。
  5. 請求項1〜請求項4何れかに記載の吐瀉物処理剤と、吐瀉物を掬い取る塵取り状の吸水性紙材からなるトレイと、身体保護用のガウンと、手保護用のプラスチックグローブと、目保護用のアイシールド付きのマスクと、頭部保護用のキャップと、足保護用の足カバーで構成されてなる吐瀉物処理キット。
  6. 前記トレイの持ち手部に、吐瀉物処理キットの構成部材の全てを入れて密閉できる袋が連結されてなる請求項5に記載の吐瀉物処理キット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015205234A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 有限会社クリーンケア 嘔吐物処理剤
KR102194636B1 (ko) * 2020-08-07 2020-12-23 주식회사 세니젠 토사물 처리용 조성물

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