JP2015119256A - 通信機器および通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信機器の現在位置で本来利用できない通信規格の通信回線で通信ネットワークへの接続を試みることにより無駄な時間を費やしてしまう。【解決手段】 エリア毎に使用できる少なくとも一つの通信規格を登録したテーブルが設けられ、位置情報算出手段が通信機器の現在位置を算出し、エリア判定手段が、該現在位置が複数のエリアのうちのいずれかエリア内に存在するかを特定し、前記テーブルを参照して、前記判定手段が特定したエリアで使用できる少なくとも一つの通信規格のうちのいずれかの通信回線を使用して通信ネットワークに接続する。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信機器および通信方法に関し、特に、現在位置情報を基に複数の通信規格の通信回線から最適な通信回線を選択するよう構成された通信機器および通信方法に関する。
携帯型コンピュータ等の端末をインターネット等のWAN(「Wide Area Network(広域ネットワーク)」の略称。)に接続するための持ち運び可能なルータとして、それぞれ異なる通信規格に基づく複数種類の通信方式のいずれかを選択してWANに無線接続できるルータが知られている。
例えば、特許文献1には、状況に応じて、通信速度は遅いが通信可能エリアが広い携帯電話等の移動通信回線と、通信速度は速いが通信可能エリアが狭い公衆無線LAN回線と切り替えて使用してWANに接続できる無線通信装置(ルータ)が開示されている。
また、ルータに関連する技術として、特許文献2には、あるネットワーク内に設けられたモバイル管理サーバが管理している複数の通信経路のうちの最適な通信経路を選択して通信を行う技術について記載されている。
また、特許文献3には、モバイルルータがWAN側の複数の実回線を組み合わせて一つの論理的な回線を構成し、この論理的な回線を介して、端末側のモバイルネットワークに接続されたノードとWAN側のパケット交換網に接続された応答ノードとが通信する技術が記載されている。
特許文献4には、モバイルルータが配下の通信端末に、WAN側の無線アクセス網との接続状態を通知することにより、該通信端末が通信可能な状態か否かを判断する技術が記載されている。
特許文献5には、モバイルルータが、現在位置、移動速度および使用中の通信メディアタイプ(WAN側通信回線の種類)等の情報を基に、利用者が設定した目的地までの移動ルートの各地点における通信帯域の変化を予測し、その予測の結果に基づいて配下のモバイルネットワークノードの通信トラフィック量を制御する技術が記載されている。
特開2012−010241号公報 特開2003−283546号公報 特開2005−210671号公報 特開2006−217382号公報 特開2010−226668号公報
しかしながら、特許文献1に記載の無線通信装置(ルータ)は、該無線通信装置が存在している場所で、どの通信規格に基づく通信方式の回線が利用できるのかを認識していないため、最初に、利用できない通信方式の回線に接続を試みると、当然、当該回線への接続は失敗するので、次に、他の通信規格に基づく通信方式の回線に接続を試みることになり、そのため、該無線通信装置が存在している場所で利用できない通信方式の回線に接続を試みることによる無駄な時間を費やしてしまうという問題点を有する。
なお、特許文献2乃至5には、それぞれ異なる通信規格に基づく複数種類の通信方式のいずれかを選択してWANに無線接続するための技術は何ら記載されていない。
本発明の目的は、上述した問題点を解決できるルータおよび通信方法を提供することにある。
本発明の第1の通信機器は、
所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出手段と、
複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルを記憶した記憶手段と、
前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出手段で算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定手段と、
前記判定手段で、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合には、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの範囲を指定する前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格のうちのいずれかの通信回線を使用して通信ネットワークに無線接続する通信手段と
を備える。
また、本発明の第2の通信機器は、
所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出手段と、
複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルと、
前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出手段で算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定手段と、
前記エリア判定手段で、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合に、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格を使用する順番を示す接続順位情報を登録した接続順位テーブルと、
前記接続順位テーブルに登録された前記接続順位情報で示される順番に、前記少なくとも一つの通信規格のうちの対応する一つを選択していき、選択した前記通信規格の通信回線を使用して通信ネットワークへの無線接続を試み、該無線接続が成功した時、その時に使用している前記通信規格の通信回線を継続使用して前記通信ネットワークに無線接続する通信手段と
を備える。
さらに、本発明の第1の通信方法は、
複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルを記憶手段に予め記憶しておく記憶ステップと、
所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出ステップと、
前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出ステップで算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定ステップと、
前記エリア判定ステップで、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合には、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの範囲を指定する前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格のうちのいずれかの通信回線を使用して通信ネットワークに無線接続する通信ステップと
を含む。
また、本発明の第2の通信方法は、
複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルを記憶手段に予め記憶しておく記憶ステップと、
所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出ステップと、
前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出ステップで算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定手段と、
前記エリア判定ステップで、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合に、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格を使用する順番を示す接続順位情報を接続順位テーブルに登録する接続順位登録ステップと、
前記接続順位テーブルに登録された前記接続順位情報で示される順番に、前記少なくとも一つの通信規格のうちの対応する一つを選択していき、選択した前記通信規格の通信回線を使用して通信ネットワークへの無線接続を試み、該無線接続が成功した時、その時に使用している前記通信規格の通信回線を継続使用して前記通信ネットワークに無線接続する通信ステップと
を含む。
本発明には、通信機器の現在位置で本来利用できない通信規格の通信回線で通信ネットワークへの接続を試みることにより無駄な時間を費やすことを防止できるという効果がある。
図1は、本発明の実施形態を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態におけるエリアの概要を示す模式図である。 図3は、本発明の実施形態におけるエリア情報テーブル141の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態における接続順位テーブル142の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態における、接続順位テーブル142に接続順位を登録する処理の動作を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態における、WANへの接続処理の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態は、ルータ10から構成される。
ルータ10は、位置情報算出手段100と、接続順位設定手段101と、接続手段102と、エリア判定手段103と、計時手段104と、端末(パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータおよび携帯ゲーム機等)と有線または無線通信するための端末側通信手段110と、複数の通信規格のうちのいずれかの通信回線を使用してWAN内の所望の装置と無線通信することができるWAN側通信手段120と、記憶手段140とから構成される。上記端末は、ルータ10の端末側通信手段110およびWAN側通信手段120を介してWAN内の所望の装置と通信を行う。
記憶手段140は、エリア情報テーブル141と、接続順位テーブル142とを記憶している
位置情報算出手段100は、例えば、複数のGPS(「Global Positioning System(全地球測位システム)」の略称。)衛星のそれぞれから送信される、当該衛星の軌道情報(位置情報)と原子時計からの時刻情報とを含む、測位データ信号を受信し、該測位データ信号に含まれる軌道情報および時刻情報に基づいて、ルータ10の位置の経度および緯度の値である経度値および緯度値を算出する。
なお、複数のGPS衛星から送信される複数の測位データ信号に含まれる軌道情報および時刻情報から、それらの信号を受信したルータ10等の受信機の位置の経度および緯度を計算する方法については、位置測位技術の分野で一般的によく知られているため、その説明は省略する。
また、ルータ10等の受信機の現在位置の測定の方法には、GPS衛星を利用する方法以外にも、例えば、複数の携帯電話の基地局の位置情報を使用する方法等、種々の方法があり、本発明はGPS衛星を利用する方法に限定されるものではない。
接続順位設定手段101は、位置情報算出手段100が算出した緯度値および経度値で示される位置で利用可能な通信規格の通信回線をエリア情報テーブル141を参照して選出し、選出した通信規格の通信回線に通信を試みる順番を示す接続順位を接続順位テーブル142に設定する。
接続手段102は、通信が確立できるまで、接続順位テーブル142を参照し、接続順位の高い通信規格の通信回線から順に、WAN側通信手段120に通信を試みさせる。
計時手段104は、所定の時間が経過する毎に所定時間経過信号を出力する。
エリア判定手段103は、位置情報算出手段100が算出した緯度値および経度値に基づいて、ルータ10が複数のエリア(地域)のうちのどのエリア内に存在するかを判別する。
本実施形態では、各エリアは全て四角形であり、各エリアには、固有のエリア識別情報が割り当てられているとする。
各エリアは、その四角形の2つの対角線のうちの一つの両端(以下、その一端を「第1の対頂点」、他端を「第2の対頂点」と言う。)の緯度値および経度値により指定される。
例えば、図2において、「エリア1」というエリア識別情報が割り当てられたエリアは、4つの頂点200乃至頂点203を有する四角形であり、頂点200と頂点201とを結ぶ辺はある経線上にあり、頂点202と頂点203とを結ぶ辺は別の経線上にあり、頂点200と頂点202とを結ぶ辺はある緯線上にあり、頂点201と頂点203とを結ぶ辺は別の緯線上にある。
そして、このエリアの中央部から見て、南西側にある頂点200が第1の対頂点であり、北東側にある頂点203が第2の対頂点であると予め取り決められている。従って、このエリアは、第1の対頂点である頂点200の経度値および緯度値と、第2の対頂点である頂点203の経度値および緯度値とにより特定できる。
他のエリアについても同様に、当該エリアの中央部から見て、南西側にある第1の対頂点の経度値および緯度値と、北東側にある第2の対頂点の経度値および緯度値とにより当該エリアを特定できる。
なお、各エリアの中央部から見て、北西側にある頂点を第1の対頂点、南東側にある頂点を第2の対頂点と取り決めてもよい。
図3は、エリア情報テーブル141を示す図である。
図3を参照すると、テーブル141は、エリア情報欄と通信規格利用可否情報欄とから構成され、さらに、エリア情報欄は、各エリアに割り当てられたエリア識別情報が登録されたエリア識別欄と、エリア識別欄に登録されたエリア識別情報を割り当てられたエリアの第1の対頂点の緯度値および経度値が記号「−」で区切られて(「−」の前が緯度値であり、「−」の後が経度値である。)登録された第1の対頂点欄と、エリア識別欄に登録されたエリア識別情報を割り当てられたエリアの第2の対頂点の緯度値および経度値が記号「−」で区切られて(「−」の前が緯度値であり、「−」の後が経度値である。)登録された第2の対頂点欄とに細分化されている。なお、各行の第1の対頂点欄に登録された第1の対頂点の緯度値および経度値と第2の対頂点欄に登録された第2の対頂点の緯度値および経度値とからなる情報をエリア指定情報という。
また、通信規格利用可否情報欄は、さらに、A欄、B欄、C欄およびD欄に細分化されている。
ここで、A欄の「A」、B欄の「B」、C欄の「C」およびD欄の「D」はWAN側通信手段120で使用できる通信規格を識別する通信規格識別情報である(以下、これらの通信規格識別情報で識別される通信規格を「通信規格A」、「通信規格B」、「通信規格C」および「通信規格D」と言う。)。
また、A欄、B欄、C欄およびD欄の各欄には、エリア識別欄に登録されたエリア識別情報を割り当てられたエリアで当該欄に対応する通信規格が利用可能か否かの情報(利用可能な場合は「1」、利用不可の場合は「0」)が登録されている。
また、第1の対頂点欄および第2の対頂点欄に登録された緯度および経度情報は、「W1°X1′Y1″N−W2°X2′Y2″E」の形式で表され、「W1」、「X1」、「Y1」、「W2」、「X2」および「Y2」は数値であり、「°」は「度」を表し、「′」は「分」を表し、「″」は「秒」を表す。また、「分」は、「度」の60分の1の単位であり、「秒」は、「分」の60分の1の単位である。そして、「N」は北緯を意味し、「E」は東経を意味する。なお、南緯を表す場合は「S」を用い、西経を表す場合は「W」を用いる。
このように、本実施形態では、緯度値および経度値を、「度」、「分」および「秒」を用いて表しているが、「分」および「秒」を「度」の小数点以下の値として10進数で表すようにしてもよい。
例えば、図3のテーブル141の4行目を見ると、エリア識別情報「0039817」が割り当てられたエリアは、北緯35度30分00秒および東経139度46分00秒の地点を第1の対頂点とし、北緯35度31分00秒および東経139度47分00秒の地点を第2の対頂点とするエリアであり、当該エリアでは、通信規格Aは利用不可であり、通信規格B、CおよびDは利用可能であることが判る。
なお、テーブル141内の各値は、WANに接続したときに、WAN内の特定のサーバから取得するようにしても良いし、これらの値を記憶した外部記憶媒体から端末を介して取得するようにしても良く、様々な方法で取得することが可能である。また、これらの値は定期的に更新されるようにしてもよい。
なお、テーブル141の変形例として、例えば、上述のように通信規格利用可否情報欄を通信規格識別情報毎に細分化するのではなく、エリア識別欄に登録された各エリア識別情報と対応付けて、各エリア識別情報を割りあてられたエリアで利用可能な少なくとも一つの通信規格を識別する少なくとも一つの通信規格識別情報を通信規格利用可否情報欄に登録するようなテーブルも考えられる。
図4は、接続順位テーブル142を示す図である。
図4を参照すると、テーブル142は、通信規格識別情報欄と、優先度欄と、接続順位情報欄とから構成される。
通信規格識別情報欄には、ルータ10で使用可能な通信規格A、B、CおよびDを識別する通信規格識別情報「A」、「B」、「C」および「D」が予め登録されている。
優先度欄には、通信規格識別情報欄に登録された通信規格識別情報で識別される通信規格を使用する優先度が登録される。この優先度は、ルータ10の利用者が自由に登録可能で、値が小さいほど優先度が高い。
接続順位情報欄には、位置情報算出手段100が算出した緯度値および経度値が示す位置で利用不可な通信規格を除いた、通信規格識別情報欄に登録された各通信規格識別情報で識別される通信規格のWANへの接続に使用する順位が、優先度欄に登録された優先度に従って決定され、通信規格識別情報欄に登録された対応する通信規格識別情報と対応付けて登録される。接続順位が高いほど、小さい値が登録される。なお、通信規格識別情報欄に、当該位置で利用不可の通信規格を識別する通信規格識別情報が登録された行の接続順位情報欄には「N」が格納される。
次に、本実施形態の動作について詳細に説明する。
図5は接続順位テーブル142に接続順位を登録するまでの処理を示す流れ図である。
図5を参照すると、まず、ルータ10の電源が入れられると、位置情報算出手段100が、GPS衛星からの測位データ信号に基づいて、ルータ10の現在位置を示す緯度値および経度値を算出する(ステップS100)。
位置情報算出手段100は、こうして算出した緯度値および経度値をエリア判定手段103に渡す。
そして、エリア判定手段103は、渡された緯度値および経度値で示される位置が、エリア情報テーブル141の先頭行から各行の第1の対頂点欄および第2の対頂点欄に登録された第1の対頂点および第2の対頂点の経度値および緯度値で示されるエリアに存在するか否かを判定していき、上記位置が存在するエリアが見つかった時に、そのエリアに対応するエリア識別情報をテーブル141のエリア識別情報欄から取得し、このエリア内存否判定処理を終了する(ステップS101)。
ここで、上述のエリア内存否判定処理は具体的には次のようにして行われる。
今、あるエリアの第1の対頂点の緯度値および経度値がそれぞれN1およびE1であり、当該エリアの第2の対頂点の緯度値および経度値がそれぞれN2およびE2であり位置情報算出手段100で算出された緯度値および経度値がそれぞれXおよびYとすると、N1≦X≦N2であり、且つ、E1≦Y≦E2であるという条件を満たした場合に、当該エリア内に位置情報算出手段100で算出された緯度値および経度値で示される位置(すなわち、ルータ10が存在する位置)が存在すると判定できる。
例えば、位置情報算出手段100で算出された緯度値および経度値が、それぞれ北緯35度30分15秒および東経139度46分30秒である場合、図3のエリア情報テーブル141を参照すると、上記緯度値は、エリア識別情報として「0039817」が割り当てられたエリアの第1の対頂点の緯度値と第2の対頂点の緯度値との間にあり、且つ、上記経度値は、同エリアの第1の対頂点の経度値と第2の対頂点の経度値との間にあって、上記条件を満たすので、位置情報算出手段100で算出された緯度値および経度値で示される位置は、エリア識別情報として「0039817」が割り当てられたエリア内に存在すると判定できる。
次に、エリア判定手段103は、今回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報と記憶手段140に記憶されている前回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報とを比較する(ステップS102)。
ステップS102の比較処理の結果、今回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報と前回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報とが一致する場合(ステップS103で「NO」の場合)には、ステップS106の処理に移り、計時手段104が所定時間経過信号を出力したことを位置情報算出手段100が検出すると、ステップS100以降の処理が繰り返される。
ステップS102の比較処理の結果、今回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報と前回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報とが一致しない場合(ステップS103で「YES」の場合)には、エリア判定手段103は、前回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報に代えて今回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報を記憶手段140に記憶する。
さらに、接続順位設定手段101は、エリア情報テーブル141のエリア識別情報欄の今回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報が登録された行の通信規格利用可否情報欄を参照し、当該エリア識別情報が割り当てられたエリアで利用可能な通信規格を選定する(ステップS104)。
ここで、上述の選定処理は具体的には次のようにして行われる。
すなわち、エリア情報テーブル141のエリア識別情報欄の今回の上記エリア内存否判定処理で取得したエリア識別情報が登録された行の通信規格利用可否情報欄のA欄、B欄、C欄およびD欄を参照し、通信規格Aに対応したA欄、通信規格Bに対応したB欄、通信規格Cに対応したC欄および通信規格Dに対応したD欄のうち、「1」が登録された欄に対応する通信規格が選定される。
例えば、図3のテーブル141において、エリア識別情報が「0039817」である場合、エリア識別情報欄の「0039817」が登録された行の通信規格利用可否情報欄のA欄、B欄、C欄およびD欄を参照すると、「1」が登録された欄はB欄、C欄およびD欄であるため、エリア識別情報「0039817」が割り当てられたエリアで利用可能な通信規格として、通信規格B、C、およびDが選定される。
次に、接続順位設定手段101は、上述のステップS104で選定した各該通信規格に対して接続順位テーブル142に接続順位を登録する(ステップS105)。
すなわち、接続順位設定手段101は、接続順位テーブル142の通信規格識別情報欄において、ステップS104で選定した各通信規格を識別する通信規格識別情報が登録された行の優先度欄の値を参照し、該優先度欄に登録されている優先度が高い順に、対応する行の接続順位情報欄に接続順位を登録していく。テーブル142では、接続順位を示す数字は小さいほど接続順位が高いことを示す。なお、ステップS104で選定されなかった各通信規格を識別する通信規格識別情報が登録された行の接続順位情報欄には「N」が登録される。
その後、ステップS106の処理に移り、計時手段104が所定時間経過信号を出力したことを位置情報算出手段100が検出すると、ステップS100以降の処理が繰り返される。
図6は、接続順位テーブル142に設定された接続順位に従ってWANに接続する処理を示す流れ図である。
図6を参照すると、まず、端末側通信手段110が端末からのインターネット等のWANへの接続要求を受け取ると、端末側通信手段110は接続手段102にWANへの接続を要求する(ステップS200)。
接続手段102は、接続順位テーブル142の接続順位情報欄を参照し、該接続順位情報欄に登録されている順位の高い順に、対応する行の通信規格識別情報欄に登録された通信規格識別情報で識別される通信規格を選択し(ステップS201)、WAN側通信手段120は当該通信規格の通信回線を使用して、WANへの接続を試みる。
このとき、例えばビル内や地下街にいる等の理由で選択した通信規格の通信回線でWANに接続できない場合には(ステップS202で「NO」の場合)、接続手段102は、WAN側通信手段120に、次の順位の通信規格の通信回線を使用したWANへの接続を試みさせる(ステップS203)。
選択した通信規格の通信回線でWANに接続できる場合には(ステップS202で「YES」の場合)、選択した通信規格の通信回線でWANに接続する(ステップS204)。
なお、ステップS202およびS203で、全ての順位の通信規格の通信回線でWANに接続できない場合は、接続手段102はWANへの接続処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態では、ルータ10の現在位置で本来利用できない通信規格の通信回線でWANへの接続を試みることにより無駄な時間を費やすことを防止できるという効果がある。
その理由は、エリア毎に利用できる通信規格を登録したエリア情報テーブル141をルータ10に設け、各エリアで利用できない通信規格によるWANへの接続は試みないようにしたからである。
なお、本実施形態の説明においては、ルータを例に挙げたが、複数の通信規格に対応した通信機能を有する他の通信機器にも本発明を適用できることは言うまでもない。
10 ルータ
100 位置情報算出手段
101 接続順位設定手段
102 接続手段
103 エリア判定手段
104 計時手段
110 端末側通信手段
120 WAN側通信手段
140 記憶手段
141 エリア情報テーブル
142 接続順位テーブル

Claims (6)

  1. 所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出手段と、
    複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルを記憶した記憶手段と、
    前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出手段で算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定手段と、
    前記判定手段で、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合には、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの範囲を指定する前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格のうちのいずれかの通信回線を使用して通信ネットワークに無線接続する通信手段と
    から構成されたことを特徴とする通信機器。
  2. 所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出手段と、
    複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルと、
    前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出手段で算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定手段と、
    前記エリア判定手段で、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合に、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格を使用する順番を示す接続順位情報を登録した接続順位テーブルと、
    前記接続順位テーブルに登録された前記接続順位情報で示される順番に、前記少なくとも一つの通信規格のうちの対応する一つを選択していき、選択した前記通信規格の通信回線を使用して通信ネットワークへの無線接続を試み、該無線接続が成功した時、その時に使用している前記通信規格の通信回線を継続使用して前記通信ネットワークに無線接続する通信手段と
    から構成されたことを特徴とする通信機器。
  3. 前記順番は、前記通信手段で使用できる通信規格毎に予め設定された優先度に従って決定する
    ことを特徴とする請求項2記載の通信機器。
  4. 複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルを記憶手段に予め記憶しておく記憶ステップと、
    所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出ステップと、
    前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出ステップで算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定ステップと、
    前記エリア判定ステップで、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合には、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの範囲を指定する前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格のうちのいずれかの通信回線を使用して通信ネットワークに無線接続する通信ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  5. 複数のエリアのそれぞれの範囲を指定するエリア指定情報と、該エリア指定情報で指定される前記エリアで使用できる少なくとも一つの通信規格とを関係付けたエリア情報テーブルを記憶手段に予め記憶しておく記憶ステップと、
    所定の時間間隔で現在の位置を算出する位置情報算出ステップと、
    前記エリア指定情報に基づき、前記位置情報算出ステップで算出された現在の位置が、前記複数のエリアのうちのいずれかのエリア内に存在するか否かを判定するエリア判定手段と、
    前記エリア判定ステップで、いずれかのエリア内に存在すると判定された場合に、前記エリア情報テーブルにおいて、当該エリアの前記エリア指定情報と関係付けられた前記少なくとも一つの通信規格を使用する順番を示す接続順位情報を接続順位テーブルに登録する接続順位登録ステップと、
    前記接続順位テーブルに登録された前記接続順位情報で示される順番に、前記少なくとも一つの通信規格のうちの対応する一つを選択していき、選択した前記通信規格の通信回線を使用して通信ネットワークへの無線接続を試み、該無線接続が成功した時、その時に使用している前記通信規格の通信回線を継続使用して前記通信ネットワークに無線接続する通信ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  6. 前記順番は、所定の複数の通信規格毎に予め設定された優先度に従って決定する
    ことを特徴とする請求項5記載の通信方法。
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