JP2015118654A - タッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

タッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】相互容量の大きさに関係なく、高精度にタッチポイントを検出することができるタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法を得る。
【解決手段】液晶駆動用の電極をタッチセンサとして用いるインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置であって、タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減部を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、インセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末は、薄型化が進んでおり、静電容量方式のタッチパネルは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)内部にセンサを取り込む方向になっている(例えば、特許文献1参照)。
図15は、従来のインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置10を示す断面図である。図15において、この表示装置10は、第1偏光板11、TFT(Thin Film Transistor)側ガラス基板12、共通電極13、カラーフィルタ側ガラス基板14、第2偏光板15、接着剤16およびカバーガラス17が、層状に重ねられて構成されている。なお、液晶は、TFT側ガラス基板12と共通電極13との間に注入等されるが、図示を省略している。また、カラーフィルタおよび配向膜も、図示を省略している。
ここで、インセル型のタッチパネルは、液晶駆動用の共通電極13をタッチセンサ(TxセンサおよびRxセンサ)として使用している。すなわち、LCD駆動時は、共通電極13に液晶駆動用の共通電圧Vcomが印加され、タッチ駆動時は、共通電極13にセンシング信号Txの電圧が印加される。
図16は、図15に示した表示装置10の駆動回路を示す回路ブロック図である。図16において、この駆動回路は、タッチパネルを備えた表示装置(ディスプレイ)10、タイミングコントローラ20、タッチパネルコントローラ30およびホストコントローラ40を備えている。
タイミングコントローラ20は、ホストコントローラ40から入力されるクロック信号、画像データ信号および水平同期信号に基づいて、表示装置10にLCD制御信号を出力し、表示装置10に共通電圧Vcomを印加して、表示装置10の液晶書き込みを実行する。また、タイミングコントローラ20は、タッチパネルコントローラ30に対して、水平同期信号に同期した水平制御信号を出力する。
タッチパネルコントローラ30は、タッチ駆動時に、表示装置10に矩形波のセンシング信号Txを出力するとともに、表示装置10からのスキャン信号Rxが入力される。このとき、タッチパネルコントローラ30は、水平制御信号のパルスn(nは、1以上の整数、例えばn=4)回ごとに1回、ノイズ期間を避けて表示装置10にセンシング信号Txを出力する。
また、タッチパネルコントローラ30は、入力されたスキャン信号Rxに基づいて、座標データ信号をホストコントローラ40に出力する。なお、この駆動回路において、タッチパネルコントローラ30の動作タイミングは、タイミングコントローラ20の動作タイミングから独立している。
図17は、図16に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。図17において、この駆動回路は、タイミングコントローラ20からの水平制御信号に基づいて、ノイズを回避するタイミングで、1垂直期間にTx_nからTx_endまで順次スキャンし、タッチポイントを検出している。
図18は、図16に示した駆動回路におけるタッチデータの抽出方法を示す説明図である。なお、ここでは、後述する付加相互容量によって増加する相互容量の影響については、考えないものとする。
図18において、実線はタッチなし時の電荷の積分値を示し、破線はタッチあり時の電荷の積分値を示している。ここで、タッチデータは、センシング信号Tx_nの1パルスあたりの電荷の変化量ΔInt_nと、タッチなし時の電荷の積分値とタッチあり時の電荷の積分値との差ΔInt_Touchとに基づいて(ΔInt_Touch/ΔInt_n)抽出される。
なお、タッチデータの抽出は、タッチなし時とタッチあり時との電荷の積分値の差ΔInt_Touchが大きいことが有効であり、センシング信号Tx_nのパルスの回数を増加させて積み上げ回数(積分数)を増やすことにより、タッチなし時とタッチあり時との電荷の積分値の差ΔInt_Touchを大きくすることができる。
また、センシング信号Tx_nの1パルスあたりの電荷の変化量ΔInt_nの大きさは、相互容量およびセンシング信号Tx_nのパルス電圧の影響を受ける(∵Q=CV)。そのため、タッチデータの抽出は、センシング信号Tx_nのパルス電圧が高く、センシング信号Tx_nのパルスの回数が多いことが有効である。
特開2012−203901号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
図15に示した従来のインセル型のタッチパネルを備えた表示装置10は、共通電極13をタッチセンサとして使用しているので、構造上タッチセンサがゲートラインおよびソースラインに近接することにより、カップリング成分による付加相互容量が発生し、相互容量Cmが増加する。
ここで、相互容量Cmが増加すると、図18に示したセンシング信号Tx_nの1パルスあたりの電荷の変化量ΔInt_nが大きくなるので、積分値がすぐに飽和し、タッチデータを抽出することができなくなる。そこで、センシング信号Tx_nのパルス電圧またはパルスの回数を低減することが考えられるが、この場合には、タッチなし時とタッチあり時との電荷の積分値の差ΔInt_Touchが小さくなるので、有効なタッチデータを抽出することが困難になる。
また、タッチパネルコントローラの内部補正回路において、この増加した相互容量Cmを補正(Cancel)することが困難なので、相互容量の大きなインセル型のタッチパネルでは、タッチポイントの検出ができなかったり、タッチポイントの検出精度が著しく低下したりするという問題がある。以下、このような問題を具体的に例示する。
図19は、インセル型のタッチパネルにおいて、相互容量Cmを例えば12.2pFとした場合の電荷の積分値の変化を示す説明図である。なお、インセル型ではないタッチパネルの相互容量は、通常1〜2pF程度である。図19において、相互容量Cmがインセル型ではないタッチパネルよりも6〜10倍程度高いので、2パルスでも電荷の積分値の飽和が発生し、タッチポイントの検出に必要な生データ(Raw Data)を検出することができない。
図20は、インセル型のタッチパネルを備えた表示装置における相互容量Cmの増加を示す説明図である。図20において、タッチセンサは、ゲートラインと平行に配置されたTxライン、Txラインと交差し、ソースラインと平行に配置されたRxライン、およびTxラインとRxラインとの交差箇所に形成された相互容量Cm(図中の破線参照)を含む。
また、図20において、インセル型のタッチパネルを備えた表示装置では、上述したように、構造上タッチセンサがゲートラインおよびソースラインに近接することにより、カップリング成分(Ccg(Tx)+Ccg(Rx))による付加相互容量(図中の一点鎖線参照)が発生し、相互容量Cmが増加する。
図21は、インセル型のタッチパネルにおいて、相互容量Cmが大きい場合のタッチデータの抽出を示す説明図である。図21において、実線はタッチなし時の電荷の積分値を示し、破線はタッチあり時の電荷の積分値を示している。図21より、相互容量Cmが大きくなることで、センシング信号Tx_nの1パルスあたりの電荷の変化量ΔInt_nが大きくなり、積分値が飽和するので、タッチデータを抽出することができなくなる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、相互容量の大きさに関係なく、高精度にタッチポイントを検出することができるタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法を得ることを目的とする。
この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置は、液晶駆動用の電極をタッチセンサとして用いるインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置であって、タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減部を備えたものである。
また、この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置の駆動方法は、液晶駆動用の電極をタッチセンサとして用いるインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置で実行される駆動方法であって、タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減ステップを有するものである。
この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法によれば、タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する。
そのため、相互容量の大きさに関係なく、高精度にタッチポイントを検出することができるタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法を得ることができる。
(a)〜(c)は、この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法の要旨を説明するための図である。 この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置のタッチ駆動波形を示す説明図である。 この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法の効果を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係るタッチセンサ内蔵型表示装置の駆動回路を示す回路ブロック図である。 図4に示した駆動回路の逆位相スキャン調整回路を示す回路ブロック図である。 図4に示した駆動回路の対策駆動回路を示す回路ブロック図である。 図4に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に係るタッチセンサ内蔵型表示装置の駆動回路を示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るタッチセンサ内蔵型表示装置のダミーラインの設置例を示す説明図である。 図8に示した駆動回路のMUX回路を示す回路ブロック図である。 図8に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3に係るタッチセンサ内蔵型表示装置の駆動回路を示す回路ブロック図である。 図12に示した駆動回路のMUX回路および容量回路を示す回路ブロック図である。 図12に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。 従来のインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置を示す断面図である。 図15に示した表示装置の駆動回路を示す回路ブロック図である。 図16に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。 図16に示した駆動回路におけるタッチデータの抽出方法を示す説明図である。 インセル型のタッチパネルにおいて、相互容量を例えば12.2pFとした場合の電荷の積分値の変化を示す説明図である。 インセル型のタッチパネルを備えた表示装置における相互容量の増加を示す説明図である。 インセル型のタッチパネルにおいて、相互容量が大きい場合のタッチデータの抽出を示す説明図である。
以下、この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
まず、図1〜3を参照しながら、この発明の要旨について説明する。図1は、この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法の要旨を説明するための図である。また、図2は、この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置のタッチ駆動波形を示す説明図である。また、図3は、この発明に係るタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法の効果を説明するための図である。
図1において、(a)は正のセンシング信号Txのパルスを印加した場合の電荷の積分値を示し、(b)は負のセンシング信号Txのパルスを印加した場合の電荷の積分値を示し、(c)はこの発明の駆動方法によるセンシング信号Txのパルスを印加した場合の電荷の積分値を示している。
図1(a)に示されるように、センシング信号Txのパルスが正である場合には、マイナスの電荷がチャージされるので、電荷の積分値は減少する。反対に、図1(b)に示されるように、センシング信号Txのパルスが負である場合には、プラスの電荷がチャージされるので、電荷の積分値は増加する。
ここで、図1(c)に示されるように、センシング信号Txのパルスを出力するTxライン(Tx_n)とは異なるTxライン(Tx_m)について、センシング信号Txのパルスと逆位相(180°)のパルスを同じタイミングで出力することにより、センシング信号Txの1パルスあたりの電荷の変化量ΔIntを小さくすることができる。また、この逆位相(180°)のパルスの電圧を調整することにより、電荷の変化量ΔIntを調整することができる。
すなわち、図2に示されるように、センシング信号Txのパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号Txのパルスとは逆位相(180°)のパルスを出力するとともに、この逆位相(180°)のパルスの電圧を調整して電荷の変化量ΔIntを調整することにより、電荷の積分値が飽和しないので、相互容量Cmの大きさに関係なく、タッチデータを抽出することができ、高精度にタッチポイントを検出することができる。
また、図3に示されるように、上述した従来のタッチ駆動に係る図19と、この発明のタッチ駆動に係る図2とを比較すると、従来のタッチ駆動では、相互容量Cmが大きく、電荷の積分値がすぐに飽和してタッチポイントを検出することができないのに対して、この発明のタッチ駆動によれば、電荷の積分値が飽和しないので、タッチポイントの検出に必要な生データ(Raw Data)を検出することができる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1では、センシング信号Txのパルスを出力するTxライン(Tx_n)とは異なるTxライン(Tx_m)に、センシング信号Txのパルスと逆位相(180°)のパルスを同じタイミングで出力し(逆位相スキャン)、Txラインを順次スキャンすることで、この発明のタッチ駆動を実現する。
なお、この発明の実施の形態1に係るインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置の構成は、図15に示したものと同様なので、説明を省略する。また、後述する実施の形態2、3においても、タッチセンサ内蔵型表示装置の構成は、図15に示したものと同様である。
図4は、この発明の実施の形態1に係るタッチセンサ内蔵型表示装置の駆動回路を示す回路ブロック図である。図4において、この駆動回路は、図16に示したタッチパネルコントローラ30に代えて、タッチパネルコントローラ30Aを備え、逆位相スキャン調整回路(相互容量低減部)50および対策駆動回路(相互容量低減部)60をさらに備えている。駆動回路のその他のブロック構成は、図11に示したものと同様なので、説明を省略する。
タッチパネルコントローラ30Aは、逆位相スキャン調整回路50に対して、増加した相互容量Cmを補正するためのキャリブレーション補正データを出力するとともに、対策駆動回路60に対して、センシング信号Txのパルス電圧(Txスキャン電圧)を含むTx同期信号を出力する。なお、キャリブレーション補正データは、タッチパネルコントローラ30Aの内部補正回路用のデータである。また、逆位相スキャン調整回路50は、対策駆動回路60に対して、逆位相スキャン電圧を出力する。
図5は、図4に示した駆動回路の逆位相スキャン調整回路50を示す回路ブロック図である。図5において、逆位相スキャン調整回路50は、抵抗制御部51、可変抵抗52およびオペアンプ53を有している。なお、抵抗制御部51および可変抵抗52は、例えばデジタルポテンショメータ(Digital Potential Meter)等によって構成されている。
抵抗制御部51は、タッチパネルコントローラ30Aからのキャリブレーション補正データに基づいて、可変抵抗52に抵抗制御信号を出力する。可変抵抗52は、抵抗制御部51からの抵抗制御信号に応じて抵抗値が可変され、オペアンプ53の反転入力端子に入力される電圧を調整する。オペアンプ53は、反転入力端子に入力される電圧と所定の参照電圧Vrefとを比較して、逆位相スキャン電圧を出力する。
図6は、図4に示した駆動回路の対策駆動回路60を示す回路ブロック図である。また、図7は、図4に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。図6において、対策駆動回路60は、複数のマルチプレクサ(MUX)61および各MUX61に対応したスイッチ62を有している。
図6では、MUX61として、Tx_nラインおよびTx_mラインに接続されたMUX_n、並びにTx_n+1ラインおよびTx_m+1ラインに接続されたMUX_n+1を示し、スイッチ62として、MUX_nおよびMUX_n+1に対応したスイッチSW_nおよびSW_n+1を示している。
図6、7より、MUX_nは、Tx_nラインまたはTx_mラインが1(ハイ状態)である場合に、SW_nの入力in1にTxスキャン電圧を出力し、入力in2に逆位相スキャン電圧を出力する。また、MUX_nは、Tx_nラインおよびTx_mラインが0(ロー状態、ハイ状態以外は全てロー状態とする)である場合に、SW_nの入力in1、in2に、液晶駆動用の共通電圧Vcomを出力する。
SW_nは、Tx_nラインが1であり、Tx_mラインが0である場合、並びにTx_nラインおよびTx_mラインが0である場合に、入力in1を出力Q1から出力し、入力in2を出力Q2から出力する。また、SW_nは、Tx_nラインが0であり、Tx_mラインが1である場合に、入力in2を出力Q1から出力し、入力in1を出力Q2から出力する。
このように、Tx_nラインにセンシング信号Txのパルスを出力するとともに、Tx_nラインとは異なるTx_mラインに、センシング信号Txのパルスと逆位相(180°)のパルスを同じタイミングで出力し、次のフレームでは、Tx_n+1ラインにセンシング信号Txのパルスを出力するとともに、Tx_m+1ラインに、センシング信号Txのパルスと逆位相(180°)のパルスを同じタイミングで出力し、これを順次繰り返すことで、この発明のタッチ駆動を実現することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減部を備えている。
また、相互容量低減部は、相互容量の変化を打ち消すためのキャリブレーション補正データを出力する逆位相スキャン調整回路を有している。
また、相互容量低減部は、センシング信号のパルスを出力するラインとは異なるラインに、センシング信号のパルスと逆位相のパルスを、センシング信号と同じタイミングで出力し、全てのラインを順次スキャンする対策駆動回路を有している。
そのため、相互容量の大きさに関係なく、高精度にタッチポイントを検出することができるタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法を得ることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2では、センシング信号Txのパルスを出力するTxラインとは別に、タッチ動作エリア外にTxダミーラインを設け、このTxダミーラインに、センシング信号Txのパルスと逆位相(180°)のパルスを同じタイミングで出力することで、この発明のタッチ駆動を実現する。
図8は、この発明の実施の形態2に係るタッチセンサ内蔵型表示装置の駆動回路を示す回路ブロック図である。図8において、この駆動回路は、図4に示した対策駆動回路60に代えて、MUX回路(相互容量低減部)60Aを備えている。駆動回路のその他のブロック構成は、図4に示したものと同様なので、説明を省略する。
図9は、この発明の実施の形態2に係るタッチセンサ内蔵型表示装置のダミーラインの設置例を示す説明図である。図9において、Txダミーラインは、端末のタッチ動作エリア外、すなわちディスプレイの外周のベゼル箇所に設けられている。Txダミーラインをベゼル箇所に設けることにより、タッチ動作に影響を及ぼすことがない。
図10は、図8に示した駆動回路のMUX回路60Aを示す回路ブロック図である。また、図11は、図8に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。
図10、11より、MUX回路60Aは、Tx_nラインからTx_endラインまでの何れか1つが1(ハイ状態)である場合に、当該TxラインについてTxスキャン電圧を出力するとともに、Txダミーラインについて逆位相スキャン電圧を出力する。また、MUX回路60Aは、Tx_nラインからTx_endラインまでの全てが0(ロー状態)である場合に、液晶駆動用の共通電圧Vcomを出力する。このとき、Txダミーラインは、グランド(GND)に接続される。
このように、Txライン(Tx_nライン〜Tx_endライン)にセンシング信号Txのパルスを出力するとともに、タッチ動作エリア外に設けられたTxダミーラインに、センシング信号Txのパルスと逆位相(180°)のパルスを同じタイミングで出力することで、この発明のタッチ駆動を実現することができる。
以上のように、実施の形態2によれば、タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減部を備えている。
また、相互容量低減部は、相互容量の変化を打ち消すためのキャリブレーション補正データを出力する逆位相スキャン調整回路を有している。
また、センシング信号のパルスを出力するラインとは別に、タッチ動作エリア外に設けられたダミーラインをさらに備え、相互容量低減部は、ダミーラインに、センシング信号のパルスと逆位相のパルスを、センシング信号と同じタイミングで出力するMUX回路を有している。
そのため、相互容量の大きさに関係なく、高精度にタッチポイントを検出することができるタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法を得ることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3では、Rxライン上にメッシュ層を設けて容量回路を形成するとともに、センシング信号Txのパルスを出力するTxラインと同一のTxラインについて、センシング信号Txのパルスと逆位相(180°)のパルスを用いて、相互容量を調整することで、この発明のタッチ駆動を実現する。
図12は、この発明の実施の形態3に係るタッチセンサ内蔵型表示装置の駆動回路を示す回路ブロック図である。図12において、この駆動回路は、図8に示した駆動回路に加えて、容量回路(相互容量低減部)70を備えている。容量回路70は、FPC(フレキシブルプリント基板)上のRxラインとは異なる層に、メッシュ層を設けることで形成されている。駆動回路のその他のブロック構成は、図4に示したものと同様なので、説明を省略する。
図13は、図12に示した駆動回路のMUX回路60Aおよび容量回路70を示す回路ブロック図である。また、図14は、図12に示した駆動回路におけるタッチ駆動時の動作を示すタイミングチャートである。
図12、13より、MUX回路60Aは、Tx_nラインからTx_endラインまでの何れか1つが1(ハイ状態)である場合に、当該TxラインについてTxスキャン電圧を出力するとともに、容量回路70に逆位相スキャン電圧を出力する。また、MUX回路60Aは、Tx_nラインからTx_endラインまでの全てが0(ロー状態)である場合に、液晶駆動用の共通電圧Vcomを出力する。このとき、容量回路70は、グランド(GND)に接続される。
このように、Rxライン上にメッシュ層を設けて容量回路を形成するとともに、Txラインに出力されたセンシング信号Txのパルス、および同一のTxラインにおけるこのパルスと逆位相(180°)のパルスを用いて、相互容量を調整することで、この発明のタッチ駆動を実現する。
以上のように、実施の形態3によれば、タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減部を備えている。
また、相互容量低減部は、相互容量の変化を打ち消すためのキャリブレーション補正データを出力する逆位相スキャン調整回路を有している。
また、センシング信号のパルスを出力するラインと交差し、センシング信号に対するスキャン信号が入力されるライン上に、メッシュ層を設けて形成された容量回路をさらに備え、相互容量低減部は、センシング信号のパルスを出力するラインと同一のラインについて、センシング信号のパルスと逆位相のパルスを用いて、相互容量の大きさを低減するMUX回路を有している。
そのため、相互容量の大きさに関係なく、高精度にタッチポイントを検出することができるタッチセンサ内蔵型表示装置およびその駆動方法を得ることができる。
10 タッチセンサ内蔵型表示装置、11 偏光板、12 TFT側ガラス基板、13 共通電極、14 カラーフィルタ側ガラス基板、15 偏光板、16 接着剤、17 カバーガラス、20 タイミングコントローラ、30、30A タッチパネルコントローラ、40 ホストコントローラ、50 逆位相スキャン調整回路(相互容量低減部)、51 抵抗制御部、52 可変抵抗、53 オペアンプ、60 対策駆動回路(相互容量低減部)、60A MUX回路(相互容量低減部)、61 MUX、62 スイッチ、70 容量回路(相互容量低減部)。

Claims (6)

  1. 液晶駆動用の電極をタッチセンサとして用いるインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置であって、
    前記タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、前記センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減部を備えた
    タッチセンサ内蔵型表示装置。
  2. 前記相互容量低減部は、前記相互容量の変化を打ち消すためのキャリブレーション補正データを出力する逆位相スキャン調整回路を有する
    請求項1に記載のタッチセンサ内蔵型表示装置。
  3. 前記相互容量低減部は、前記センシング信号のパルスを出力するラインとは異なるラインに、前記センシング信号のパルスと逆位相のパルスを、前記センシング信号と同じタイミングで出力し、全てのラインを順次スキャンする対策駆動回路を有する
    請求項1または請求項2に記載のタッチセンサ内蔵型表示装置。
  4. 前記センシング信号のパルスを出力するラインとは別に、タッチ動作エリア外に設けられたダミーラインをさらに備え、
    前記相互容量低減部は、前記ダミーラインに、前記センシング信号のパルスと逆位相のパルスを、前記センシング信号と同じタイミングで出力するMUX回路を有する
    請求項1または請求項2に記載のタッチセンサ内蔵型表示装置。
  5. 前記センシング信号のパルスを出力するラインと交差し、前記センシング信号に対するスキャン信号が入力されるライン上に、メッシュ層を設けて形成された容量回路をさらに備え、
    前記相互容量低減部は、前記センシング信号のパルスを出力するラインと同一のラインについて、前記センシング信号のパルスと逆位相のパルスを用いて、前記相互容量の大きさを低減するMUX回路を有する
    請求項1または請求項2に記載のタッチセンサ内蔵型表示装置。
  6. 液晶駆動用の電極をタッチセンサとして用いるインセル型のタッチパネルを備えたタッチセンサ内蔵型表示装置で実行される駆動方法であって、
    前記タッチパネルのセンシング信号のパルスを出力するのと同じタイミングで、前記センシング信号のパルスとは逆位相のパルスを出力することにより、相互容量の大きさを低減する相互容量低減ステップを有する
    タッチセンサ内蔵型表示装置の駆動方法。
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