JP2015114980A - 端末装置および通信システム - Google Patents

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Shinichi Matsutani
紳一 松谷
宙 渡邊
Hiroshi Watanabe
宙 渡邊
田中 剛
Tsuyoshi Tanaka
剛 田中
倉本 佳吾
Keigo Kuramoto
佳吾 倉本
菊地 陽一
Yoichi Kikuchi
陽一 菊地
幹昌 山岸
Mikimasa Yamagishi
幹昌 山岸
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Abstract

【課題】定時刻のアプリ起動に係る端末装置のデータ通信によるネットワーク負荷を軽減する。【解決手段】所定の時間間隔で定期的に起動してネットワーク(14)と定時通信を行うアプリ(10)をインストールした端末装置(2)が備えられる。この端末装置には、通信を行うべき時刻に所定のアプリの起動要求を受け、該要求に係る通信が前記定時通信である場合、前記要求に係る起動時刻をランダムに変化させる制御部(プロセッサ6)が備えられる。【選択図】図1

Description

本開示の技術は、複数のアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリ」と称する)がインストールされるスマートフォンなどの端末装置の起動制御に関する。
スマートフォンなどの端末装置にインストールされるアプリには、決まった時刻にデータ通信を行うものが存在する。このようなアプリがインストールされた多数の端末装置で決まった時刻でアプリが動作すると、一斉にデータ通信が生起するため、ネットワーク負荷が増大する。
斯かるネットワーク負荷の軽減に関し、サーバに複数のクライアント装置が接続される場合、クライアント装置に予め設定された起動開始時刻を遅らせることにより、ネットワーク負荷を軽減することが知られている(たとえば、特許文献1)。また、起動時刻が到来したアプリが他のアプリと競合する場合、その起動時刻を遅らせ、アプリの競合を回避することが知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2008−209982号公報 特開2008−278283号公報
ところで、端末装置にインストールされるアプリは、アプリ提供側で作成され、その起動形態は自由に設定される。つまり、このアプリ起動によるデータ通信の契機はそのアプリによって決定される。決まった時刻としてたとえば、毎正時や日付が変わる一定のタイミングで、多数の端末装置上のアプリが一斉にデータ通信を行えば、ネットワークに通常の数倍ないし数十倍の負荷が加わり、集中的なネットワーク負荷を生じさせるという課題がある。
そこで、本開示の技術の目的は上記課題に鑑み、定時刻のアプリ起動に係る端末装置のデータ通信によるネットワーク負荷を軽減することにある。
上記目的を達成するため、本開示の技術の一側面によれば、所定の時間間隔で定期的に起動してネットワークと定時通信を行うアプリをインストールした端末装置が備えられる。この端末装置には、通信を行うべき時刻に所定のアプリの起動要求を受け、該要求に係る通信が前記定時通信である場合、前記要求に係る起動時刻をランダムに変化させる制御部が備えられる。
本開示の技術によれば、複数の端末装置からのアプリによる定時通信の発生タイミングを分散でき、ネットワーク負荷を効果的に低減できる。
第1の実施の形態に係る端末装置の一例を示す図である。 アプリの起動制御の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。 端末装置の一例を示す図である。 端末装置のハードウェアの一例を示す図である。 プログラム記憶部にインストールされたアプリの一例、端末装置の機能の一例を示す図である。 アプリ起動データベースの一例を示す図である。 アプリの起動制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 アプリの起動制御シーケンスを示す図である。 アプリの起動制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。 ネットワーク装置のハードウェアおよび機能の一例を示す図である。 端末装置の機能の一例を示す図である。 アプリ起動データベースの一例を示す図である。 ネットワーク負荷データベースを示す図である。 オフセット時間演算テーブルを示す図である。 オフセット時間データベースを示す図である。 オフセット時間の処理手順を示すフローチャートである。 オフセット時間の処理シーケンスを示す図である。 アプリの起動制御の処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る端末装置の設定画面および対象外アプリデータベースを示す図である。 対象外アプリの処理シーケンスを示す図である。 アプリの起動制御の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施の形態に係る起動制御の処理手順を示すフローチャートである。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る端末装置の一例を示している。この端末装置2は、本開示の端末装置の一例である。
この端末装置2では無線部4、プロセッサ6およびメモリ8が含まれる。無線部4はネットワーク側と無線接続し、データ通信を行う通信部の一例である。この無線部4にはデータ信号によって搬送波を変調するモデムが含まれる。
この端末装置2には、ネットワークと所定の時間間隔で定期的に実行される通信(以下単に「定時通信」と称する)を実行する複数のアプリ10がインストールされる。このアプリ10にはたとえば、アプリA、アプリB、アプリCなどが含まれる。このアプリ10はメモリ8に格納される。メモリ8はハードディスク装置や半導体メモリなどの不揮発性メモリである。
プロセッサ6は本開示の制御部の一例である。このプロセッサ6では、通信を行うべき時刻に所定のアプリ10の起動要求を受け、該要求に係る通信が定時通信である場合には要求に係る起動時刻をランダムに変化させる機能を実現する。
図2は、起動制御の処理手順を示している。この処理手順では、プロセッサ6が通信を行うべき時刻にアプリ10のうち所定のアプリAから起動要求を受ける(S11)。その起動要求に係る通信が定時通信であるかを判定する(S12)。
アプリAの起動要求に係る通信が定時通信であれば(S13のYES)、アプリAの要求に係る起動時刻をランダムに変化させ(S14)、変化後の起動時刻に実行する(S15)。
また、アプリAの要求に係る通信が定時通信でなければ(S13のNO)、アプリAの要求に係る起動時刻を変化させることなく、その起動時刻に実行する(S16)。
この処理手順では、アプリAの起動を説明したが、他のアプリB、Cにおいても同様の処理が実行される。
<第1の実施の形態の効果>
(1) 端末装置2上で動作するアプリの起動時刻をランダムに変化させるので、複数の端末装置2からアプリによる定時通信の発生タイミングを分散でき、ネットワークに加わる負荷を効果的に低減できる。
(2) アプリによる各端末装置2による定時通信が分散することにより、ネットワークの輻輳を防止することができる。
(3) アプリの起動時刻はアプリ外でランダムに且つ自動的に変化させるので、端末装置2にインストールされるアプリ自体の起動時刻を変更する必要がなく、アプリユーザやアプリ作成者に対する負担がない。
〔第2の実施の形態〕
図3は、第2の実施の形態に係る通信システムを示す図である。この通信システム12には複数の端末装置2およびネットワーク14が含まれる。ネットワーク14に設置されたコアネットワーク16には複数の基地局装置18−1、18−2、18−3が接続されている。各基地局装置18−1、18−2、18−3には複数の端末装置2が無線により接続される。
端末装置2にはアプリ10がインストールされている。このアプリ10には既述のアプリA、アプリB、アプリCなど複数のアプリが含まれる。これらのアプリA、アプリB、アプリCは定時通信を含むデータ通信を行うプログラムである。
図4は、端末装置2の一例を示す図である。この端末装置2では装置筐体20の前面に表示画面22が設置されている。この表示画面22の前面にはタッチパネル24が設置されている。表示画面22にはキーボードなどの入力画面が表示される。タッチパネル24は入力デバイスの一例でありたとえば、指やスタイラスペンのタッチによって情報を入力することができる。
図5は、端末装置2のハードウェアの一例を示している。図5において、図1と同一部分には同一符号を付してある。この端末装置2は、インストールされているアプリの起動によってネットワーク14とデータ通信を行う移動機のひとつたとえば、スマートフォンである。
この端末装置2には一例として、無線部4、プロセッサ6、メモリ8、タッチパネル24および表示部26が含まれる。
プロセッサ6は本開示の制御部の一例である。このプロセッサ6が実行する機能は、メモリ8に格納されているOS(Operating System)や既述のアプリ10を実行する。この機能には、通信を行うべき時刻に所定のアプリの起動要求を受け、該要求に係る通信が既述の定時通信である場合、要求に係る起動時刻をランダムに変化させる機能が含まれる。
メモリ8にはプログラム記憶部28、データ記憶部30およびRAM(Random-Access Memory)32が含まれる。プログラム記憶部28およびデータ記憶部30には、ハードディスク装置や不揮発性メモリなどの記憶素子が用いられる。プログラム記憶部28にはOSやアプリ10などのプログラムが格納される。データ記憶部30にはデータ通信に用いられる起動データを含む制御データなどの各種のデータが格納され、データベースの一例としてデータテーブルが構築される。
RAM32は、実行するアプリ10などの各種アプリが展開されるワークエリアとして用いられる。このRAM32にはたとえば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random-Access Memory)、メモリ、フラッシュメモリが用いられる。
表示部26は文字情報や画像情報などの情報を表示する。この表示部26にはたとえば、LCD(Liquid Crystal Display)が用いられる。この表示部26の文字情報などの情報表示にはキーボード表示が含まれる。
タッチパネル24はデータ入力部の一例である。このタッチパネル24は表示部26の表示画面上に設置され、表示部26のキーボード表示などのガイド表示に対応したデータ入力などに用いられる。
図6のAは、メモリ8のプログラム記憶部28に格納されたOSおよびアプリを示している。端末装置2にはOS34およびアプリ10がインストールされ、プログラム記憶部28に格納される。アプリ10には既述の複数のアプリA、アプリB、アプリC、アプリDなど複数のアプリが含まれる。
図6のBは、プロセッサ6によって実現される機能36を示している。この機能36には通信判定機能38、乱数発生機能40、起動時刻演算機能42、タイマー機能44、データ通信機能46および通信記録機能48が含まれる。
通信判定機能38では、通信を行うべき時刻にアプリから起動要求を受け、該要求に係る通信が既述の定時通信であるかを判定する。
乱数発生機能40では、通信判定機能38が起動要求を発したアプリが定時通信を行うアプリであると判定すれば、その判定結果を契機に乱数を発生する。この乱数は起動時刻を変化させるための変化情報の一例である。
起動時刻演算機能42では、乱数発生機能40が発生させた乱数を用いてオフセット時間Toffsetを演算し、このオフセット時間Toffsetおよびアプリ10が要求する起動時刻T1から起動時刻T2を演算する。つまり、起動時刻演算機能42では乱数により求められたオフセット時間Toffsetを起動時刻T1に加算し、起動時刻T2に変化させる。
オフセット時間Toffsetの演算には、乱数発生機能40を用いて、予め決めた一定範囲としてたとえば、−300〔秒〕ないし+300〔秒〕の値を求める。
このオフセット時間Toffsetの演算例では、乱数発生機能40の乱数発生範囲が0〜1、求める範囲が−300〔秒〕〜+300〔秒〕であれば、オフセット時間Toffset〔秒〕は、
Toffset〔秒〕=(乱数値×600)−300 ・・・(1)
この演算式(1)から求められる。
タイマー機能44は、設定された起動時刻T1、T2を監視し、起動時刻T1または起動時刻T2にタイマー通知を発する。
データ通信機能46では、アプリの起動要求に係る起動時刻T1、またはこの起動時刻T1から変化させた起動時刻T2にデータ通信を開始させ、データ通信を実行する。
通信記録機能48は、データ通信を実行したアプリごとに起動時刻や一定時間内の通信の有無などを含む通信履歴データを記録する。
図7は、アプリ起動データベース50の一例を示している。このアプリ起動データベース50はメモリ8のデータ記憶部30に構築される。このアプリ起動データベース50には、アプリ名52、起動時刻54および一定時間内の通信の有無56が格納されている。
アプリ名52はアプリを識別する識別情報の一例である。このアプリ名52には、アプリを識別するたとえば、名称が格納される。この例では、アプリ名=アプリA、アプリB、アプリCなど、複数のアプリ名が格納されている。
起動時刻54は、各アプリの起動時刻情報が格納されている。この例では、アプリA=12:00、アプリB=13:00、アプリC=14:00などが格納されている。
一定時間内の通信の有無56は、各アプリ毎に一定時間内の通信の有無を表す情報が格納されている。この例では、アプリA=有、アプリB=有、アプリC=無などが格納されている。
これら各欄に記録されたデータは、数日分のデータであり、数日経過後に更新する。更新されたデータにより、起動制御が実行される。
図8は、起動制御の処理手順の一例を示している。この処理手順は、アプリの起動によって生起するデータ通信のタイミングをアプリ外で制御する処理を実行する。
この処理手順では、アプリ10たとえば、アプリAが定期的または不定期にデータ通信を行う際、指定時間にアプリAが起動するようOS34に要求する(S21)。この起動要求を受けたOS34は、要求元のアプリが、a)毎日定刻に起動要求が行われ、かつ、b)その起動時刻から一定時間内にデータ通信が行なわれているか判定する(S22)。
これらa)、b)の両方が行なわれていれば(S22のYES)、毎日定刻にデータ通信を行うアプリであると判断し、要求された起動時刻T1にオフセット時間Toffsetを加算した起動時刻T2を演算する(S23)。オフセット時間Toffsetおよび起動時刻T2(=T1+Toffset)の演算は既述の通りである。
演算により求められたオフセット時間Toffsetは起動時刻T1に加算され、起動時刻T2(=T1+Toffset)を設定する(S24)。つまり、起動時刻T1がアプリ外で起動時刻T2に変化させ、この起動時刻T2をアプリAの起動に用いる。
また、既述のa)、b)の何れかが行なわれていなければ(S22のNO)、アプリから要求された起動時刻T1を設定する(S25)。
起動時刻T1または起動時刻T2が到来するとアプリAが起動し、データ通信が行われる(S26)。このデータ通信の後、データ通信形態を記録し(S27)、この処理を終了する。このデータ通信形態の記録ではS22での判定情報に用いるための情報としてたとえば、アプリ毎の起動時刻、一定時間内の通信の有無などが保存される。
図9は、端末装置2の起動制御シーケンスの一例を示している。この起動制御シーケンスでは、端末装置2側のアプリ10、OS34およびタイマー機能44により起動時刻が変更され、この起動時刻のタイミングでネットワーク14とデータ通信が実行される。
アプリ10たとえば、アプリAが定期的または不定期のデータ通信を行う場合、動作状態Fonに移行したアプリ10からOS34に対し、起動要求が発せられる(S31)。この場合、指定時間をたとえば、起動時刻=12:00とすれば、この時刻に起動するようにアプリ10からOS34に起動要求が発せられる。つまり、起動時刻T1=12:00である。この起動要求の後、アプリAは停止状態Foff に移行する。
この起動要求を受けたOS34はたとえば、アプリAが前日の同時刻T1に起動させ、通信を行ったアプリであれば、起動時刻T1を遅らせる処理を行う(S32)。この場合、既述のオフセット時間をたとえば、Toffset=1〔分〕とすれば、起動時刻は1〔分〕だけ遅れた時刻12:01である。OS34は、この起動時刻12:01をタイマー機能44に設定する(S33)。これが既述の起動時刻T2=12:01である。
タイマー機能44は時刻の経過を監視して起動時刻T2=12:01を検出する(S34)。起動時刻T2が到来すると、タイマー機能44からタイマー通知が発せられる(S35)。このタイマー通知を受けたOS34は、アプリAを起動させる(S36)。これにより、アプリAは動作状態Fonに移行する。
起動したアプリAはネットワーク14とのデータ通信処理を実行し(S37)、ネットワーク14とのデータ通信を行う(S38)。
OS34では通信判定機能38によりアプリ起動後の一定時間内にデータ通信が行われるか否かを監視し、斯かるデータ通信であれば、通信記録機能48により起動時刻Tと通信の有無をメモリ8のデータ記憶部30に記録する(S39)。この場合、記録される起動時刻Tは、既述の起動時刻T2である。
動作状態Fonに移行した他のアプリBは起動時刻たとえば、13:00に起動要求がOS34に対して発せられる(S40)。この起動要求の後、そのアプリBは停止状態Foff に移行する。以降、このような処理が他のアプリC、アプリDなどで繰り返し実行される(SN)。
図10は、起動制御の具体的な処理手順の一例を示している。この処理手順では、アプリ10たとえば、アプリAから起動要求を受信すると(S51)、OS34はメモリ8のアプリ起動データベース50から起動時刻と通信の有無の情報を読み出す(S52)。アプリ起動データベース50には、アプリ毎に起動時刻、一定時間内の通信の有無を表す情報が格納されている。
このアプリAが前日も同時刻に起動し、一定時間内に通信したかを判定する(S53)。このアプリAが前日も同時刻に起動し、一定時間内に通信していれば(S53のYES)、オフセット時間Toffsetを演算により求める(S54)。このオフセット時間Toffsetの算出は既述の演算式(1) によって行う。
この場合、要求された起動時刻T1をオフセット時間Toffsetだけずらした起動時刻T2をタイマー機能44に設定する(S55)。
また、このアプリAが前日も同時刻に起動または一定時間内に通信の何れかをしていなければ(S53のNO)、アプリAから要求された起動時刻T1をタイマー機能44に設定する(S56)。つまり、この場合、オフセット時間Toffsetによる起動時刻の遅延などの変化はない。
このような起動時刻の設定の後、起動時刻が到来し、OS34がタイマー通知を受信すれば、アプリAを起動する(S57)。
OS34は一定時間、起動したアプリAの通信の有無を監視する(S58)。この監視結果として、アプリAから要求された起動時刻と起動後の通信の有無をメモリ8に保存する(S59)。つまり、これらの情報はデータ記憶部30にあるアプリ起動データベース50に格納される。
<第2の実施の形態の効果>
(1) 第2の実施の形態によれば、アプリの起動時刻T1とオフセット時間Toffsetから求めた起動時刻T2となり、タイマー通知が発生すると、OS34がアプリ10を起動させる。この起動後にアプリ10がデータ通信を行うが、その時刻はアプリ自体が持つ起動時刻T1よりもOS34で演算したオフセット時間Toffsetだけ変化した時刻となる。このようにオフセット時間Toffsetだけ起動時刻を変化させることにより、複数の端末装置2からのネットワーク14に対する集中的なネットワーク負荷を低減できる。
(2) OS34はアプリ10を起動させた後、そのアプリ10がデータ通信を行なうが、このデータ通信の一定時間の監視により、アプリから要求された起動時刻と起動後の通信有無を保存する。このデータを参酌することにより、アプリ10が要求した起動時刻を異なる起動時刻にランダムに変更する。
(3) このように、アプリ10は通信を行いたい時間に起動されるようOS34に対し要求を行なうが、OS34側で毎日定刻に通信を行なうアプリだと判断した場合、起動時刻をある程度の範囲でランダムに変化させる。これにより、同一アプリが多数の端末装置2で使用されている場合でもネットワーク負荷を軽減できる。
(4) このような起動制御を行えば、毎日定時刻にデータ通信を行なうアプリが多数の端末装置2にインストールされても、当該アプリによってデータ通信を行う時刻が端末装置2毎にずれ、ネットワークの集中的な負荷が軽減される。これにより、ピーク時の負荷に合わせてネットワーク機器の増設費用が軽減される。また、ピーク時の負荷を低減するので、ピーク負荷時における応答速度の低下を防止でき、サービスの応答速度を向上させることができる。
〔第3の実施の形態〕
図11は、第3の実施の形態に係る通信システム12の一例を示している。
第1または第2の実施の形態では、各端末装置2のそれぞれで定時通信を行うアプリ10に対し、オフセット量の一例であるオフセット時間Toffsetを演算し、アプリ10の起動時刻をランダムに変化させている。このような起動時刻の制御に関し、この実施の形態では、ネットワーク装置60からオフセット時間Toffsetを各端末装置2に通知し、各端末装置2で通知を受けたオフセット時間Toffsetを用いる。
図11に示す通信システム12では、ネットワーク14のコアネットワーク16にネットワーク装置60が含まれる。この実施の形態では、ネットワーク装置60で各端末装置2のオフセット時間Toffsetを管理する。このネットワーク装置60ではネットワーク14における地域や時間帯などの負荷状況に合わせ、複数の端末装置2ごとにデータ通信タイミングを制御する。地域や時間帯などの負荷状況は、起動時刻を変化させるための変化情報の一例である。
この例ではネットワーク装置60で管理する地域が複数のエリアa、エリアb、エリアc・・・に区分されている。エリアaはたとえば、基地局装置18−1のサービスエリア、エリアbはたとえば、基地局装置18−2のサービスエリア、エリアcはたとえば、基地局装置18−3のサービスエリアである。各エリアa、エリアb、エリアcには複数の端末装置2が属し、基地局装置18−1、18−2、18−3などのいずれかに無線により接続される。
ネットワーク装置60では、ネットワーク負荷を監視するために各種のデータ収集を行い保存する。収集されたデータには地域のたとえば、エリアa、エリアb、エリアc毎や時間帯毎のデータ通信の接続回数(以下、「呼量」と称する)を表す情報が含まれる。この呼量も既述の変化情報の一例である。ネットワーク装置60は、これらの収集データを用いることにより、端末装置2毎のデータ通信タイミングのオフセット時間Toffsetを決定し、このオフセット時間Toffsetを各端末装置2に通知する。
図12のAは、ネットワーク装置60のハードウェアの一例を示している。このネットワーク装置60には通信部62、プロセッサ64およびメモリ66が含まれる。通信部62は既述の基地局装置18−1、18−2、18−3を介して端末装置2との通信を行う。プロセッサ64は、メモリ66に格納されているOSや通信制御プログラムなどの各種のプログラムを実行する。通信制御プログラムにはオフセット時間演算プログラムが含まれる。
メモリ66はハードディスク装置などの不揮発性記憶装置である。このメモリ66にはプログラム記憶部68、データ記憶部70およびRAM72が含まれる。プログラム記憶部68にはOSや既述の通信制御プログラムなどの各種のプログラムが格納されている。データ記憶部70には、各種のデータが格納される。このデータ記憶部70にはデータ格納形態の一例としてネットワーク負荷データベース74(図15)、オフセット時間演算テーブル76(図16)およびオフセット時間データベース78(図17)が構築されている。RAM72は、プロセッサ64で実行される情報処理のワークエリアに用いられる。
図12のBは、ネットワーク装置60の機能80の一例を示している。この機能80には地域管理機能82、時間帯管理機能84、呼量収集機能86、ピーク呼量演算機能88、最大オフセット時間検出機能90、オフセット時間演算機能92およびデータ記録機能93が含まれる。
地域管理機能82は、端末装置2からの通知を受け、端末装置2の電話番号などにより端末装置2の存在する地域を登録し管理する。
時間帯管理機能84は、端末装置2にインストールされたアプリが起動する時間帯を登録し管理する。
呼量収集機能86は、呼量を収集し記録する。この呼量は既述の通り、端末装置2との時間帯毎のデータ通信の接続回数である。また、ピーク呼量演算機能88は、収集した呼量からピーク呼量を算出する。
最大オフセット時間検出機能90は、算出されたオフセット時間から最大オフセット時間を検出する。オフセット時間演算機能92は、負荷データを参照してオフセット時間を演算する。
データ記録機能93は、データベースを構築し、呼量、時間帯、ピーク呼量、最大オフセット時間、グループ数などの各種制御データを記録する。このグループ数も既述の変化情報の一例である。このデータ記録機能93により、既述のネットワーク負荷データベース74(図15)、オフセット時間演算テーブル76(図16)およびオフセット時間データベース78(図17)が構築されている。
図13は、端末装置2のプロセッサ6によって実現される機能94を示している。この機能94には既述の機能36(図6のB)に加え、位置登録要求機能96、オフセット時間記録機能98が含まれる。図6のBと同一部分には同一符号を付し、その説明を割愛する。
位置登録要求機能96はたとえば、端末装置2の電源投入を契機にネットワーク装置60に対し位置登録要求を行い、端末装置2の存在する位置を通知する。
オフセット時間記録機能98はネットワーク装置60から通知されたオフセット時間を記録する。ネットワーク装置60から通知されたオフセット時間はアプリ起動データベース100に格納される。
図14は、アプリ起動データベース100の一例を示している。このアプリ起動データベース100は既述のアプリ起動データベース50に代えてメモリ8のデータ記憶部30に構築される。このアプリ起動データベース100には、アプリ名52、起動時刻54、一定時間内の通信の有無56、オフセット時間102が含まれる。アプリ名52、起動時刻54、一定時間内の通信の有無56は、図7およびその説明に記載した通りであるから、その説明を割愛する。
オフセット時間102には、ネットワーク装置60から通知されたオフセット時間を格納する。アプリ10の起動に際し、アプリ起動データベース100からオフセット時間Toffsetを読み出し、アプリ10の起動時刻T1に加算すれば、起動時刻T2に変化させることができる。これにより、データ通信のタイミングをずらすことができる。
図15は、ネットワーク負荷データベース74の一例を示している。
このネットワーク負荷データベース74には地域104、時間帯106、呼量108が格納される。地域104には地域から区分されたエリアを特定するエリア名が格納される。この例では既述のエリアa、エリアbが格納されている。
時間帯106には時間帯データが格納される。この例では0時00分の正時データ、正時からずれた時刻たとえば、0時01分、0時02分が格納されている。また、呼量108には時間帯毎の呼量データが格納されている。
このようにネットワーク負荷データベース74にはエリア名に関係付けられて時間帯データおよび呼量データが格納されている。したがって、このネットワーク負荷データテーブル74からエリア名を特定すれば、時間帯および呼量が求められる。
図16は、オフセット時間演算テーブル76の一例を示している。
このオフセット時間演算テーブル76にはピーク呼量110、最大オフセット時間112、グループ数114が格納されている。
ピーク呼量110には単位時間としてたとえば、1分当たりのピーク呼量が格納される。最大オフセット時間112にはピーク呼量に関係付けられたオフセット無しまたは最大オフセット時間データが格納される。つまり、この最大オフセット時間112は、該当時間帯にオフセット量の一例である最大で何秒間のオフセット時間を設定するかを表している。
グループ数114は、該当時間帯に端末装置2を何グループに分けてオフセット時間を決定するかを表している。
このオフセット時間演算テーブル76によれば、たとえば、ある時間帯の最大オフセット時間112が119〔秒〕、グループ数114が120であれば、端末装置2を120のグループに分け、それぞれのグループに対し、0〜119〔秒〕の間で同じ値とならない時間値のオフセット時間Toffsetが求められる。
図17は、オフセット時間データベース78の一例を示している。
このオフセット時間データベース78には地域104、時間帯106、最大オフセット時間112、グループ数114が格納されている。地域104は、図15に示す地域104と同一である。時間帯106は図15に示す時間帯106に対応する。このオフセット時間データベース78では時間帯106に格納される時間帯データでは正時データが格納されている。この例では0時、1時、2時が格納されている。最大オフセット時間112は、図16に示す最大オフセット時間112に対応する。グループ数114は、図16に示すグループ数114と同様である。
図18は、オフセット時間を決定する処理手順を示している。この処理手順では地域としてエリアa、b・・・eの5エリアを想定する。時間帯は1時間を単位に分割する。オフセット時間は1時間の時間帯を単位として決定する。
ネットワーク装置60では一定時間毎に以下の処理を繰返し実行し、オフセット時間データベース78の格納データを更新する。
この処理手順を開始すると、ネットワーク負荷データベース74から、地域104のエリアx(たとえば、エリアa)の負荷データの読み出しを行う(S61)。この負荷データは地域104および時間帯106毎の呼量108である。この負荷データは予め収集され、ネットワーク負荷データベース74に格納されている。
次に、オフセット時間演算テーブル76の読み出しを行う(S62)。このオフセット時間演算テーブル76には予め単位時間(この例では1分毎)当たりのピーク呼量110、これに対応する最大オフセット時間112およびグループ数114が決められる。
最大オフセット時間112では所定のグループ数に端末装置2を分け、それぞれのグループに対し、同値とならないオフセット時間Toffsetが設定される。
次に、ネットワーク負荷データベース74から読み出した負荷データである呼量108から、時間帯毎のピーク呼量110を求め、そのピーク呼量110に対応する最大オフセット時間112をオフセット時間演算テーブル76より求める(S63)。
このように求められた最大オフセット時間112をオフセット時間データベース78(図17)に保存する(S64)。
このように決定された最大オフセット時間112は端末装置2に通知され、端末装置2のOS34(図6のA)の処理に従って起動させるアプリたとえば、アプリAの起動時刻を変更させる。このオフセット時間Toffsetを端末装置2に通知するタイミングおよび処理は任意であるがたとえば、図19に示す処理手順を用いればよい。
図19は、オフセット時間の通知処理の処理シーケンスを示している。
この処理シーケンスには電源投入後に必ず行なわれる位置登録時の通知処理を示している。この処理では端末装置2が電源の投入を契機に、端末装置2からネットワーク装置60に対し、位置登録要求を行う(S71)。この位置登録要求は、端末装置2の存在位置をネットワーク装置60に通知する処理である。端末装置2の位置はたとえば、GPS(Global Positioning System)で求めればよく、この位置データを通知すればよい。
この位置登録要求を受けたネットワーク装置60から端末装置2に位置登録を行った旨の位置登録応答が通知される(S72)。
この位置登録を完了した後、ネットワーク装置60では端末装置2に付されている電話番号により端末装置2が該当するグループおよび地域を求める(S73)。
こうして求めた地域およびグループはオフセット時間データベース78(図15)を参照し、端末装置2に通知するオフセット時間Toffsetを求める(S74)。
ネットワーク装置60は、演算したオフセット時間Toffsetを端末装置2に通知する(S75)。この通知を受けた端末装置2は、通知されたオフセット時間Toffsetを記憶する(S76)。このオフセット時間Toffsetは、アプリ起動データベース100(図14)に格納される。
図20は、端末装置2の起動制御の処理手順を示している。この処理手順では、ネットワーク装置60で求めたオフセット時間を利用し、アプリの起動時刻を変化させる。
この処理手順では、アプリ10から起動要求を受信し(S81)、アプリ起動データベース100から前日の起動時刻と通信有無を読み出す(S82)。前日も同時刻に起動し、一定時間内に通信したか判定する(S83)。
前日も同時刻に起動し、一定時間内に通信していれば(S83のYES)、プロセッサ6がアプリ起動データベース100からオフセット時間Toffsetを読み出す(S84)。プロセッサ6が、アプリ10の要求した起動時刻T1にオフセット時間Toffsetを加え、起動時刻T1を起動時刻T2に変化させてタイマー機能44に設定する(S85)。
また、前日も同時刻に起動していない、または一定時間内に通信していないのいずれかであれば(S83のNO)、プロセッサ6がアプリの要求した起動時刻T1をタイマー機能44に設定する(S86)。
これにより、タイマー機能44からタイマー通知を受信し、プロセッサ6がアプリを起動する(S87)。
通信記録機能48が一定時間、起動したアプリ10の通信有無を監視し(S88)、アプリ10から要求された起動時刻と起動後の通信有無を保存する(S89)。このような処理を実行した後、処理をS81に移行前の状態に遷移させる。
<第3の実施の形態の効果>
(1) 上記実施の形態では、端末装置2の主導により、ネットワーク負荷を軽減したが、この実施の形態では、ネットワーク14の主導により、データ通信のタイミングを制御できる。
(2) ネットワーク装置60によってデータ通信のタイミングを制御できるので、ネットワーク14の負荷状況によってデータ通信のオフセット時間を変えるなどにより、ネットワーク負荷をより効果的に軽減できる。
〔第4の実施の形態〕
図21のAは、第4の実施の形態に係る対象外アプリ設定プログラムの設定画面表示を示している。この対象外アプリ設定プログラム115を備え、対象外アプリの設定画面表示116を表示画面22に展開し、既述の起動制御の対象外とするアプリのユーザ選択により、予め起動制御を行うか否かを指定可能としてもよい。
この設定画面表示116では、タイトル表示118、アプリリスト120、チェックボックス122および決定ボタン124が表示されている。
タイトル表示118は、対象外アプリの設定モードに移行した際に表示される設定画面表示116を特定するための表示である。アプリリスト120には端末装置2にインストールされている全てのアプリを表す識別情報が表示されている。この識別情報はアプリを特定可能なたとえば、名称や記号など、何れでもよい。チェックボックス122はタッチパネル24のボックス上を指、スタイラスペンなどでタッチすれば、チェック126が表示される。チェック126は、対象外アプリの選択を示しているが、対象アプリをチェックして選択する形態でもよい。決定ボタン124は、このような選択の後、入力を決定する入力欄である。同様に、決定ボタン124上をタッチすれば、チェック内容が確定し、処理される。
このような構成とすれば、端末装置2のユーザが指定した対象外アプリでは当該アプリの起動要求時刻に起動を行うことが可能であり、その他のアプリはオフセット時間により起動時刻が変化することになる。
図21のBは、対象外アプリデータベースの一例を示している。この対象外アプリデータベース128は、端末装置2のたとえば、データ記憶部30に設定される。この対象外アプリデータベース128には、対象外アプリ名130とともに、対象外アプリを表す対象外アプリリスト132が格納される。この例では、対象外アプリリスト132には図21のAに示すチェック126によって指定されたアプリA、アプリC、アプリDが格納されている。
図22は、対象外アプリの設定シーケンスを示している。対象外アプリ設定プログラム115では、端末装置2にインストールされているアプリリスト120およびチェックボックス122を表示し、対象外としたいアプリ名のチェックボックス122をユーザのタッチにより選択する。このアプリ選択後に決定ボタン124をタッチすれば、対象外アプリ設定プログラム115はOS34に対し、対象外アプリ設定要求を発行する(S91)。この対象外アプリ設定要求には、ユーザが指定した対象外アプリのアプリリスト120が設定されている。その要求を受信したOS34では対象外アプリデータベース128に対象外アプリリスト132を保存する(S92)。
図23は、アプリから起動要求を受けたOS34の処理手順を示している。
この処理手順では、アプリからの起動要求を受信すると(S101)、対象外アプリデータベース128から対象外アプリリスト132を読み出す(S102)。起動要求に係るアプリが対象外アプリかを判断する(S103)。この判断には、要求元のアプリが対象外アプリリスト132に存在するか否かを判断する。
起動要求に係るアプリが対象外アプリを記録した対象外アプリリスト132に存在すれば(S103のYES)、対象外アプリとしてアプリ本来の起動時刻T1での起動処理を行う(S104)。対象外アプリリスト132に存在しなければ(S103のNO)、既述の起動時刻の変更制御を行う(S105)。
<第4の実施の形態の効果>
(1) ユーザにより起動時刻の変更対象とするか、対象外とするかを選択することができる。
(2) このような処理によれば、端末装置2の負荷を低減でき、起動時刻の変更を行うべきアプリに対してのみ、起動時刻制御を実施でき、迅速に処理を行うべきアプリに対しては、アプリが要求する定時刻に起動でき、オフセット時間による遅延を防止できる。
(3) 起動時刻を遅らせるオフセット時間を端末装置またはネットワーク装置で決めれば、ネットワーク負荷を更に効果的に低減できる。このような機能により、ユーザ側で対象または対象外のアプリが指定できるので、ユーザの利便性が高められる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、OSが動作主体として起動時刻の変更処理を行っているが、これに限定されない。起動するアプリとOSとの間に存在するミドルウェアプログラムが起動時刻の変更処理を行う構成としてもよい。
(2) オフセット時間の演算や設定に緊急無線通信時の処理を考慮してもよい。図24は、この場合の処理手順の一例を示している。この処理手順では、端末装置2またはネットワーク装置60で緊急無線通信の監視を行う(S111)。緊急無線通信が生じた場合には(S112のYES)、対象外アプリリスト132にないアプリの起動およびオフセット時間の演算処理を停止する(S113)。このオフセット時間の演算処理の停止は緊急状態が終了するまで継続させる。緊急状態が終了すれば(S114のYES)、停止しているアプリの起動およびオフセット時間の演算処理を実行し(S115)、S111に戻り、緊急無線通信の監視を行う。このようにすれば、緊急時、対象外アプリリスト132にないアプリたとえば、アプリBの起動や起動時刻の変更処理を解除でき、端末装置2やネットワーク装置60の負荷を軽減できる。
(3) 上記実施の形態では、スマートフォンなどの端末装置2を例示したが、端末装置2以外の移動機の一例として、通信機能を備えるパーソナルコンピュータや、時計、電子カメラ、電子ゲーム機など、定時にデータ通信を行う電子機器であってもよい。
以上説明したように、本開示の技術の最も好ましい実施の形態などについて説明した。本開示の技術は上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本開示の技術の範囲に含まれることは言うまでもない。また、本開示の技術に係る他の目的、特徴および利点は上記記載に限定されない。
2 端末装置
4 無線部
6 プロセッサ
8 メモリ
10 アプリ
12 通信システム
14 ネットワーク
16 コアネットワーク
18−1、18−2、18−3 基地局装置
20 装置筐体
22 表示画面
24 タッチパネル
26 表示部
28 プログラム記憶部
30 データ記憶部
32 RAM
34 OS
36 機能
38 通信判定機能
40 乱数発生機能
42 起動時刻演算機能
44 タイマー機能
46 データ通信機能
48 通信記録機能
50 アプリ起動データベース
52 アプリ名
54 起動時刻
56 一定時間内の通信の有無
60 ネットワーク装置
62 通信部
64 プロセッサ
66 メモリ
68 プログラム記憶部
70 データ記憶部
72 RAM
74 ネットワーク負荷データベース
76 オフセット時間演算テーブル
78 オフセット時間データベース
80 機能
82 地域管理機能
84 時間帯管理機能
86 呼量収集機能
88 ピーク呼量演算機能
90 最大オフセット時間検出機能
92 オフセット時間演算機能
93 データ記憶機能
94 機能
96 位置登録要求機能
98 オフセット時間記録機能
100 アプリ起動データベース
102 オフセット時間
104 地域
106 時間帯
108 呼量
110 ピーク呼量
112 最大オフセット時間
114 グループ数
115 対象外アプリ設定プログラム
116 設定画面表示
118 タイトル表示
120 アプリリスト
122 チェックボックス
124 決定ボタン
126 チェック
128 対象外アプリデータベース
130 対象外アプリ名
132 対象外アプリリスト

Claims (6)

  1. 所定の時間間隔で定期的に起動してネットワークと定時通信を行うアプリをインストールした端末装置であって、
    通信を行うべき時刻に所定のアプリの起動要求を受け、該要求に係る通信が前記定時通信である場合、前記要求に係る起動時刻をランダムに変化させる制御部を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記制御部は、通信を行うべき時刻に所定のアプリが起動されるよう発行された要求を検知し、該要求に係る通信が所定の時間間隔で定期的に実行される定時通信であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部は、前記ネットワーク側からの要求を受け、該要求により前記起動時刻を変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記制御部は、少なくとも定期的に起動する前記アプリから前記起動時刻を変更するアプリまたは前記起動時刻を変更しないアプリを選択登録し、該アプリに応じて前記起動時刻を変更しまたは前記起動時刻を変更しないことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかの請求項に記載の端末装置。
  5. 所定の時間間隔で定期的に起動してネットワークと定時通信を行うアプリをインストールした複数の端末装置を含む通信システムであって、
    前記複数の端末装置をグループに分け、前記アプリの要求に係る起動時刻を前記グループ毎に変化させて前記端末装置に通知するネットワーク装置を備えることを特徴とする通信システム。
  6. 前記起動時刻は、乱数、前記端末装置の属する地域、時間帯または呼量を含む変化情報に応じて制御されることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105718284A (zh) * 2016-01-18 2016-06-29 广东小天才科技有限公司 一种用于通信终端的应用程序启动方法及装置
JP2017182389A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社モバリティー 携帯端末用情報通知サーバー装置
JP2018063479A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 株式会社リコー 機器、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2018082417A (ja) * 2016-11-09 2018-05-24 ソフトバンク株式会社 通信端末、設定方法及びプログラム

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