JP2015114936A - アプリケーション制御のプログラム、方法、装置、及び記録媒体 - Google Patents

アプリケーション制御のプログラム、方法、装置、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】車両に搭載したタッチパネルを備える情報端末を、運転に影響を与えることなく操作可能に制御すること。
【解決手段】ドライブモードアプリケーション1は、ディスプレイ24に積層されたタッチパネル241を介して受け付けたユーザの操作に基づいて、アプリケーションの動作を制御する情報端末50を、第1アプリケーション121が表示されている状態で、タッチパネルを介して受け付けた第1方向へのスライド操作に基づいて、第1アプリケーションと、第1アプリケーション上の特定位置から指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーション122とをディスプレイに表示する表示切替部113として機能させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、走行中の車両に接続された情報端末におけるアプリケーションの制御を行うプログラム、方法、装置、及び記録媒体に関する。
近年の情報処理技術の発展に伴い、スマートフォンやタブレット端末等のタッチパネルを備えた情報端末が普及している。このような情報端末では、所定のプログラム(アプリケーション)をインストールすることにより機能を容易に拡張することができ、所謂カーナビアプリをインストールすることで、自動車等の車両の走行を補助するカーナビゲーションシステムとして利用することもできる。
スマートフォン等の情報端末は、通常、ホーム画面上にアプリケーションに関連付けられたアイコンを配置しておき、このアイコンをユーザが選択することによりアプリケーションの起動が行われ、また、所定のホームボタンをユーザが操作しホーム画面に一度戻りアイコンの操作をし直すことで、アプリケーションの切り替えが行われる。
ところで、カーナビゲーションシステムでは、走行中の安全確保のため複雑な操作を禁止する機構(所謂、ドライバーディストラクション(DDと表記することがある))が設けられている。この点、スマートフォン等をカーナビゲーションシステムとして用いる場合、アイコン操作によりアプリケーションの起動や切り替えを行うと、運転者の視線がディスプレイに向けられてしまい、安全走行上好ましくない。
そこで、近年では、ドライバーディストラクションを実現するための工夫として、特許文献1,2に記載の車載装置(車載機器)が知られている。特許文献1の車載装置では、接続された携帯情報端末において実行中のアプリケーションが走行中に使用許可されていない場合に、車両の乗員に対して注意又は警告を行うこととしている。また、特許文献2の車載機器では、車両走行中に、走行中の使用が許可されたアプリケーションを活性化し、許可されていないアプリケーションを非活性化することとしている。
また、カーナビゲーションの表示を矩形の画面全体に表示させ、車輌を運転しながら視ることは、情報量過多となり、安全上問題があるとして、現在地点を所要半径内の円形範囲とし、現在地点から目標地点に向って所要角度で拡開した扇形(もしくは逆三角形)とした指向性を持たせた表示エリアとする技術が特許文献3に開示されている。
特開2012−043253号公報 特開2003−222523号公報 特開平8−55298号公報
しかしながら、特許文献1の車載装置では、使用許可のないアプリケーションであっても注意や警告を無視して使用することが可能であり、安全走行に寄与するものではなかった。また、特許文献2の車載機器では、活性化されたアプリケーションの操作方法は、非走行時と変わらないため、運転中の操作により安全走行を害するおそれがあった。また、特許文献3の地図表示方法は、ディスプレイ上の前記扇型の表示エリアにカーナビアプリの地図を表示する方法に過ぎず、運転中のカーナビアプリ以外の他のアプリケーションの操作及び表示切替とは関連が無く、ドライバーディストラクションについて開示したものではない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、車両に搭載したタッチパネルを備える情報端末を、運転に影響を与えることなく操作可能に制御するプログラム、方法、装置、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
(1)表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に積層されたタッチパネル(例えば、後述のタッチパネル241)を介して受け付けたユーザの操作に基づいてアプリケーションの動作を制御する情報端末(例えば、後述の情報端末50)を、前記表示装置に第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)が表示されている状態で前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)への第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるスライド操作に基づいて、前記第1アプリケーションと、前記第1アプリケーション上の特定位置から指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とを前記表示装置に表示する表示切替部(例えば、後述の表示切替部113)、として機能させることを特徴とするプログラム(例えば、後述のドライブモードアプリケーション1)。
(1)のプログラムによれば、表示切替部(例えば、後述の表示切替部113)は、第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)中に表示されている特定位置(例えば、後述の自車位置)から一定の円の範囲を阻害しないように第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)の表示するウィジェットの形状が形成される。これにより、第1アプリケーション中に表示されている特定位置から一定の範囲の周辺の情報をユーザが常に把握することができる。
(2)前記表示切替部(例えば、後述の表示切替部113)として、前記表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)と前記第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とが表示されている状態で、前記第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)とは反対方向の第2方向への第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるスライド操作を受け付けた場合に、前記第1アプリケーションを前記表示装置の全面に表示するように、前記情報端末を機能させることを特徴とする(1)に記載のプログラム。
(2)のプログラムによれば、第1方向のスライド操作に応じて第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)から第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)に切り替わり、第2方向のスライド操作に応じて第2アプリケーションから第1アプリケーションに切り替わる。これにより、走行中に使用頻度の高い第1アプリケーションへの切り替えを直感的かつ容易に行うことができ、走行中の視点の移動を抑制することができる。
(3)前記情報端末(例えば、後述の情報端末50)をさらに、前記タッチパネル(例えば、後述のタッチパネル241)を介して受け付けたユーザの操作が、第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるか又は第2方式のタッチ(例えば、後述のシングルタッチ)によるかを判定する判定部(例えば、後述の判定部114)と、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザのスライド操作が、前記判定部により第2方式のタッチによると判定された場合、前記スライド操作に基づいて、前記表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に表示されたアプリケーションの操作を行うAP操作部(例えば、後述のAP操作部115)と、前記表示切替部(例えば、後述の表示切替部113)として、前記表示装置に前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)が表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)へのスライド操作が、前記判定部により第1方式のタッチによると判定された場合、前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とを前記表示装置に表示するように、機能させることを特徴とする(1)又は(2)に記載のプログラム。
(3)のプログラムによれば、タッチパネルを介して受け付けたユーザの操作が第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)の場合には、表示の切替を実行し、第2方式のタッチ(例えば、後述のシングルタッチ)の場合には、表示されているアプリケーションの操作を実行するため、走行中にアプリケーションの切り替え又はアプリケーションに対する操作を直感的かつ容易に行うことができ、走行中の視点の移動を抑制することができる。
(4)前記第1方式のタッチはマルチタッチであり、前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)はナビゲーション機能のアプリケーションであり、前記第1アプリケーション上の特定位置は、表示される地図上に表示された情報端末の現在位置であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のプログラム。
(4)のプログラムによれば、ナビゲーション機能のアプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)により地図上に表示された情報端末の現在位置からの指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)曲線の境界線を持つ第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)を表示するため、ユーザにとって重要な情報端末の現在位置周辺の情報を阻害することがなく、運転に影響を与えることがない。
また、走行中にアプリケーションの切り替え又はアプリケーションに対する操作を直感的かつ容易に行うことができ、走行中の視点の移動を抑制することができる。
(5)表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に積層されたタッチパネル(例えば、後述のタッチパネル241)を介して受け付けたユーザの操作に基づいてアプリケーションの動作を制御する情報端末(例えば、後述の情報端末50)が実行するアプリケーション制御方法であって、前記表示装置に第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)が表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)への第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるスライド操作に基づいて、前記第1アプリケーションと、前記第1アプリケーション上の特定位置から指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とを前記表示装置に表示する表示切替ステップ(例えば、後述の表示切替ステップ)、を備えることを特徴とするアプリケーション制御方法。
(6)前記表示切替ステップ(例えば、後述の表示切替ステップ)は、さらに前記表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)と前記第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とが表示されている状態で、前記第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)とは反対方向の第2方向への第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるスライド操作を受け付けた場合に、前記第1アプリケーションを前記表示装置の全面に表示するステップを備えることを特徴とする(5)に記載のアプリケーション制御方法。
(7)前記タッチパネル(例えば、後述のタッチパネル241)を介して受け付けたユーザの操作が、第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるか又は第2方式のタッチによるかを判定する判定ステップ(例えば、後述の判定ステップ)と、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザのスライド操作が、前記判定ステップにより第2方式のタッチ(例えば、後述のシングルタッチ)によると判定された場合、前記スライド操作に基づいて、前記表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に表示されたアプリケーションの操作を行うAP操作ステップ(例えば、後述のAP操作ステップ)と、をさらに備え、前記表示切替ステップは、前記表示装置に前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)が表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)へのスライド操作が、前記判定ステップにより第1方式のタッチによると判定された場合、前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とを前記表示装置に表示することを特徴とする(5)又は(6)に記載のアプリケーション制御方法。
(8)前記第1方式のタッチはマルチタッチであり、前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)はナビゲーション機能のアプリケーションであり、前記第1アプリケーション上の特定位置は、表示される地図上に表示された情報端末(例えば、後述の情報端末50)の現在位置であることを特徴とする(5)乃至(7)のいずれかに記載のアプリケーション制御方法。
(5)乃至(8)の方法によれば、それぞれ(1)乃至(4)のプログラムと同様の効果を奏する。
(9)表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に積層されたタッチパネル(例えば、後述のタッチパネル241)を備える前記表示装置と、前記表示装置に第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)が表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)への第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるスライド操作に基づいて、前記第1アプリケーションと、前記第1アプリケーション上の特定位置から指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とを、前記表示装置に表示する表示切替部(例えば、後述の表示切替部113)と、を備えることを特徴とする情報端末(例えば、後述の情報端末50)。
(10)前記表示切替部(例えば、後述の表示切替部113)は、さらに前記表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)と前記第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)とが表示されている状態で、前記第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)とは反対方向の第2方向への第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるスライド操作を受け付けた場合に、前記第1アプリケーションを前記表示装置の全面に表示することを特徴とする(9)に記載の情報端末(例えば、後述の情報端末50)。
(11)前記タッチパネル(例えば、後述のタッチパネル241)を介して受け付けたユーザの操作が、第1方式のタッチ(例えば、後述のマルチタッチ)によるか又は第2方式のタッチ(例えば、後述のシングルタッチ)によるかを判定する判定部(例えば、後述の判定部114)と、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザのスライド操作が、前記判定部により第2方式のタッチによると判定された場合、前記スライド操作に基づいて、前記表示装置(例えば、後述のディスプレイ24)に表示されたアプリケーションの操作を行うAP操作部(例えば、後述のAP操作部115)と、をさらに備え、前記表示切替部(例えば、後述の表示切替部113)は、前記表示装置に前記第1アプリケーション(例えば、後述のナビアプリ121)が表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向(例えば、後述の右から左、後述の左から右、後述の上から下、又は後述の下から上)へのスライド操作が、前記判定部により第1方式のタッチによると判定された場合、前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーション(例えば、後述の音楽アプリ122)と、を前記表示装置に表示することを特徴とする(9)又は(10)に記載の情報端末(例えば、後述の情報端末50)。
(12)前記第1方式のタッチはマルチタッチであり、前記第1アプリケーションはナビゲーション機能のアプリケーションであり、前記第1アプリケーション上の特定位置は、表示される地図上に表示された情報端末の現在位置であることを特徴とする(9)乃至(11)のいずれかに記載の情報端末(例えば、後述の情報端末50)。
(9)乃至(12)の情報端末(例えば、後述の情報端末50)によれば、それぞれ(1)乃至(12)のプログラムと同様の効果を奏する。
(13)(1)乃至(4)のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(13)の記録媒体によれば、(1)乃至(4)のプログラムと同様の効果を奏する。
本発明によれば、車両に搭載したタッチパネルを備える情報端末を、運転に影響を与えることなく操作可能に制御することができる。
本発明のドライブモードアプリケーションがインストールされた情報端末のシステム構成図である。 第1実施形態のドライブモードアプリケーションの構造を示す図である。 情報端末のディスプレイの表示例である。 表示切替部による表示の切り替えを示す図である。 表示切替部による表示の切り替えを示す図である。 表示切替部による表示の切り替えを示す図である。 自車位置を示すアイコンが中央に表示されたナビアプリケーションの右側に描画されるサブアプリケーションのウィジェットの形状を示す図である。 自車位置を示すアイコンが画面下方に表示されたナビアプリケーションの右側に描画されるサブアプリケーションのウィジェットの形状を示す図である。 第2実施形態のドライブモードアプリケーションの構造を示す図である。 アプリケーションの切り替えとアプリケーションの操作との関係を示す図である。 表示切替部による表示の切り替えとアクティブアプリケーションとの関係を示す図である。
以下、本発明の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明のプログラムは、情報端末50に適用され、情報端末50に各種機能を実現させる。なお、情報端末50は、タッチパネルを介してユーザの操作を受け付ける端末装置であり、例えば、スマートフォンやタブレット端末を用いることができる。
[第1実施形態]
初めに、図1〜図8を参照して、第1実施形態について説明する。
[情報端末50のシステム構成]
図1を参照して、本発明のプログラムがインストールされた情報端末50のシステム構成について説明する。図1は、情報端末50のシステム構成図である。
情報端末50は、ハードウェア2として、CPU21と、メモリ22と、表示メモリ(VRAM:Video RAM)23と、ディスプレイ24と、通信部25とを少なくとも備え、ソフトウェア3として、デバイスドライバ31と、OS/ミドルウェア32と、アプリケーション33とを少なくとも備えて構成される。
CPU21は、情報端末50を総括的に制御する部分であり、各種プログラムを読み出し実行することにより、上述したハードウェアと協働し、後述する各種機能を実現する。メモリ22は、適宜読み出して実行されるプログラムを記憶し、また、プログラムの実行によって作成される種々の情報を記憶する。表示メモリ23は、ディスプレイ24に表示させるデータを保持するメモリである。
ディスプレイ24は、所定の画像を表示する。ディスプレイ24の表面には、タッチパネル241が積層されており、ユーザの操作を受け付ける。なお、本実施形態においてタッチパネル241が受け付ける操作には、ディスプレイ24の任意の位置を選択する選択操作(所謂タップ)やディスプレイ24の任意の位置を選択した後に指を移動させるスライド操作(所謂スワイプ、フリック)が含まれる。また、タッチパネル241は、複数の接触点を同時に感知可能なマルチタッチパネルにより構成される。タッチパネル241を介して受け付けた操作は、処理系(CPU21)に送信され処理される。
通信部25は、有線接続又は無線接続により情報端末50と他の装置とを接続し、両者の間で行う通信を制御する。本実施形態では、通信部25は、情報端末50と車両の制御装置(例えば、ECU:Engine Control Unit)とを接続する。情報端末50と車両の制御装置との接続方法は、任意であり、例えば、車両に設けられた取付ドッグに情報端末50を取り付けることで接続することとしてもよく、また、USB(登録商標)等の信号ケーブルや情報端末50に電気を供給する給電ケーブル等の所定のケーブルにより接続することとしてもよい。また、無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線接続により情報端末50と車両の制御装置とを接続することとしてもよい。
デバイスドライバ31は、上記ハードウェアに対して制御を行う。本実施形態では、OS/ミドルウェア32からの指令に従い、表示メモリ23に対して書き込みを行うとともに、書き込まれたデータに基づきディスプレイ24の表示を制御する。OS/ミドルウェア32は、アプリケーション33とハードウェア2との橋渡しの役目を担っており、その他、システムの資源の管理等を行う。なお、本実施形態のOS/ミドルウェア32は、情報端末50におけるマルチタスク環境をサポートする。
アプリケーション33は、情報端末50のユーザが実行したい作業を実施する機能を有するソフトウェアである。アプリケーション33には、本発明のプログラムであるドライブモードアプリケーション1と、ネイティブアプリケーション331とが少なくとも含まれる。なお、ネイティブアプリケーション331とは、ドライブモードアプリケーション1以外の任意のアプリケーションをいい、走行中に使用が許可されたアプリケーション及び走行中に使用が許可されていないアプリケーションを含む。
ドライブモードアプリケーション1は、情報端末50と車両との接続を検知すると、又は車両との接続の検知に加えユーザの操作を受け付けると、又は車両との接続の検知に加え車両が走行中であることを検知すると、起動するアプリケーションであり、車両の乗員(運転者)との間の入出力を管理するユーザインタフェイスを実現する。ドライブモードアプリケーション1は、例えばHTML5で記述され、走行中の複雑な操作等を禁止するDDマネージャ、ドライブモードアプリケーション1上で起動する複数のアプリケーション、及び起動するアプリケーションを切り替える独自のランチャーを含んで構成される。
複数のアプリケーションは走行中に使用可能なアプリケーションであり、予め設定されたアプリケーションに加え、後から追加されるアプリケーションも含む。なお、ドライブモードアプリケーション1では、ネイティブアプリケーション331を参照することで、ネイティブアプリケーション331を起動することもできる。この場合において、ネイティブアプリケーション331のうち走行中の使用が好ましくない機能については、DDマネージャにより制限される。
[ドライブモードアプリケーション1の構造]
続いて、図2を参照して、本発明のプログラムであるドライブモードアプリケーション1の構造について説明する。図2に示すように、ドライブモードアプリケーション1は、ドライバーディストラクションを考慮した制御を行うマネージメント部11と、ドライブモードアプリケーション1上で起動するアプリケーションを備えるコンテンツ部12と、を含んで構成される。
コンテンツ部12は、複数のアプリケーションを格納する。本実施形態では、コンテンツ部12の格納する複数のアプリケーションとして、カーナビゲーションシステムを実現するナビアプリ121、音楽再生を実現する音楽アプリ122、及びユーザ間のつながりをサポートするSNSアプリ123を格納しているものとする。コンテンツ部12に格納された複数のアプリケーションは、ドライブモードアプリケーション1上で1つずつ又は複数同時に起動する。
なお、コンテンツ部12に格納されるアプリケーションは、音楽アプリ122及びSNSアプリ123に限定されない。コンテンツ部12は、任意のアプリケーションを格納できる。例えば、図示しないが、目的地検索アプリ、周辺ガイドアプリ等のナビ補助アプリ(サブアプリケーション3)、交通情報アプリ、災害情報アプリ、車両情報アプリ、販売店情報アプリ等の情報アプリ(サブアプリケーション4)を格納することができる。
情報端末50はマネージメント部11を実行することによって、CPU21を接続検知部111、機能制限部112、表示切替部113として機能させる。
また、情報端末50はマネージメント部11を実行することによって、CPU21に、接続検知ステップ、機能制限ステップ、表示切替ステップを備えるアプリケーションの制御方法を実行させる。
以下、マネージメント部11を実行することによって、情報端末50が備える、接続検知部111、機能制限部112、表示切替部113について説明する。なお、マネージメント部11を実行することによって、情報端末50の実行するアプリケーションの制御方法の備える、接続検知ステップ、機能制限ステップ、表示切替ステップについての説明は、「部」を「ステップ」に置き換えることで説明できるため、省略する。
接続検知部111は、情報端末50と車両との接続を検知する。すなわち、接続検知部111は、通信部25を介して情報端末50と車両との間の有線接続又は無線接続を検知する。
機能制限部112は、接続検知部111が情報端末50と車両との接続を検知すると、又は接続検知部111の検知に加えユーザの操作を受け付けると、又は接続検知部111の検知に加え車両が走行中であることを検知すると、車両に接続されていない通常時における情報端末50の制御状態である第1制御とは異なる第2制御に基づきアプリケーションの動作を制御する。この第2制御では、ドライバーディストラクションの要求を満たすように、第1制御で受け付け可能なユーザの操作の一部を制限するとともに、第1制御で動作可能なアプリケーションの一部を制限する。一例として、煩雑かつディスプレイ24の注視が必要なテキスト入力のような操作が第2制御で制限されるユーザの操作に該当し、ディスプレイ24を注視する動画再生アプリケーションが第2制御で制限されるアプリケーションに該当する。
表示切替部113は、タッチパネル241を介して受け付けたスライド操作に基づいて、ディスプレイ24に表示するアプリケーションの種類を切り替える。なお、スマートフォン等では通常、ホーム画面上に配置されたアイコンに基づいてアプリケーションの種類を切り替えるため、表示切替部113は、情報端末50が車両に接続されていない通常時とは異なる態様でディスプレイ24に表示するアプリケーションの種類を切り替えるといえる。
なお、表示切替部113による表示の切り替えの詳細は、図4等で後述する。
[ディスプレイ24の表示例]
続いて、図3を参照して、ディスプレイ24の表示例について説明する。なお、図3以降、ディスプレイは横長の表示を例に説明するが、縦長の表示で本願発明が実現されても良い。
図3(A)は、情報端末50と車両とが接続されていない通常時の表示例を示す。通常時において、ディスプレイ24のホーム画面には、複数のアイコンが表示され、このアイコンがタッチパネル241を介して選択されると、対応するアプリケーションが起動し、ディスプレイ24に表示される。
図3(B)は、ドライブモードアプリケーション1のアプリケーション設定画面を示す。ドライブモードアプリケーション1では、予めドライブモードアプリケーション1上で起動するアプリケーションを設定しておく。この設定は、例えば、コンテンツ部12に格納されたアプリケーションの中から任意のアプリケーションを選択することにより行われる。勿論、コンテンツ部12に格納されたアプリケーションではなく、ネイティブアプリケーションの中から任意のアプリケーションを選択することもできる。
このとき、ドライブモードアプリケーション1上で起動するアプリケーションとして、複数のアプリケーションを設定することができる。複数のアプリケーションは、基本となる1つのベースアプリケーションに加え、補助的な複数のサブアプリケーションを含む。本実施形態では、ベースアプリケーションとしてナビアプリ121、サブアプリケーション1として複数の音楽アプリ122、サブアプリケーション2として複数のSNSアプリ123が設定されているものとする。なお、この他、図示しないが、例えば、目的地検索アプリ、周辺ガイドアプリ等のナビ補助アプリ(サブアプリケーション3)、交通情報アプリ、災害情報アプリ、車両情報アプリ、販売店情報アプリ等の情報アプリ(サブアプリケーション4)を設定することができる。
ドライブモードアプリケーション1が起動すると、ディスプレイ24には、ドライブモードアプリケーション1における基本表示が表示される。基本表示は、ベースアプリケーションとして設定されたアプリケーションに基づき行われ、図3(C)では、ナビアプリ121に基づくカーナビゲーションシステムの表示画面がディスプレイ24に表示されている。カーナビゲーションシステムでは、自車位置を示すアイコンが中央に表示され、自車の移動に伴って、地図がスクロール表示される。
[表示切替部113による表示切替]
図3(C)に示す表示画面において、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作を行うと、表示切替部113がディスプレイ24に表示するアプリケーションの種類を切り替える。この表示切替部113による表示の切り替えを、図4に示す。
なお、図4において、スライド操作301(右から左)は、タッチパネル241に指を接触した後に指を左方向に移動させる操作であり、スライド操作302(左から右)は、タッチパネル241に指を接触した後に指を右方向に移動させる操作である。
図4を参照して、表示画面201では、ドライブモードアプリケーション1における基本表示としてナビアプリ121(ベースアプリケーション)がディスプレイ24の全面に表示される。この表示画面201において、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作301(右から左)を行うと、表示切替部113はディスプレイ24の表示を表示画面201から表示画面202に切り替える。
この表示画面202では、ディスプレイ24の右側には音楽アプリ122(サブアプリケーション1)が表示され、それ以外の領域(残領域)にはナビアプリ121(ベースアプリケーション)がそのまま表示される。つまり、ユーザにとっては、視覚上、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)上に音楽アプリ122(サブアプリケーション1)が上書き描写されている。なお、一般的にはこのようなサブアプリケーションを「ウィジェット」とも呼ばれている。ここで、スライド操作301(右から左)は、指を左方向に移動させる操作であるため、表示画面201から表示画面202への表示の切り替えでは、指の移動に合わせてディスプレイ24の右外側から音楽アプリ122がディスプレイ24に入ってくるように表示の切り替えが行われる(以下、「スライドイン」ともいう)。
また、音楽アプリ122上の全画面表示ボタン1221をタップ(押下)すると、表示切替部113はディスプレイ24の表示を表示画面202から表示画面203に切り替える。この表示画面203では、ディスプレイ24の全面に音楽アプリ122(サブアプリケーション1)が表示される。
なお、詳細は、図6を参照して後で説明するが、表示画面202において、車両の乗員がタッチパネル241を介してさらにスライド操作301(右から左)を行うと、表示切替部113は、複数の音楽アプリ122の中から表示画面202において表示された音楽アプリ122と異なる種類の音楽アプリ122をさらにスライドインさせる。
一方、表示画面202において、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作302(左から右)を行うと、表示切替部113はディスプレイ24の表示を表示画面202から表示画面201に戻し、ディスプレイ24の残領域に表示されていたナビアプリ121をディスプレイ24の全面に表示する。
なお、スライド操作302(左から右)が行われた場合の、表示切替部113による表示の切り替えは、スライド操作301(右から左)が行われた場合と基本的に同じである。すなわち、表示画面201において、スライド操作302(左から右)が行われると、表示切替部113はディスプレイ24の表示を表示画面201から表示画面204に切り替える(スライドイン)。このとき、表示画面204では、ディスプレイ24の左側にSNSアプリ123(サブアプリケーション2)が表示され、それ以外の領域(残領域)にはナビアプリ121(ベースアプリケーション)がそのまま表示される。
また、SNSアプリ123上の全画面表示ボタン1231をタップ(押下)すると、表示切替部113はディスプレイ24の表示を表示画面204から表示画面205に切り替え、左側に表示されていたSNSアプリ123をディスプレイ24の全面に表示する。また、表示画面204において、スライド操作301(右から左)が行われると、表示切替部113はディスプレイ24の表示を表示画面204から表示画面201に戻し、ディスプレイ24の残領域に表示されていたナビアプリ121をディスプレイ24の全面に表示する。
詳細については後で説明するが、表示画面204において、さらにスライド操作302(左から右)が行われると、表示切替部113は表示画面204において表示されたSNSアプリ123と異なる種類のSNSアプリ123をさらにスライドインさせることができる。
以上のように、ドライブモードアプリケーション1では、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作を行うだけで、ディスプレイ24に表示するアプリケーションを切り替えることができ、また、一度切り替えたアプリケーションを元に戻す場合にも、車両の乗員がタッチパネル241を介して逆方向にスライド操作を行えば足りる。そのため、アイコン操作のようにディスプレイ24を視認する必要がなく、直感的にアプリケーションの切り替えを行うことができ、走行中の視点の移動を抑制することができる。
なお、図4では、ベースアプリケーションから切り替えるサブアプリケーションを左右側それぞれ2つとしていたが、サブアプリケーションの数をさらに増やすこととしてもよい。サブアプリケーションの数を増やした場合の表示の切り替えは、任意に行うことができるが、その一例を図5及び図6に示す。
図4では横方向のスライド操作に基づいてディスプレイ24に表示するアプリケーションを切り替えることとしているが、図5では横方向のスライド操作に加えて縦方向のスライド操作に基づいてディスプレイ24に表示するアプリケーションを切り替える。
図5を参照して、表示画面201では、ディスプレイ24の全面にベースアプリケーションが表示されている。この表示画面201において横方向のスライド操作が行われると、ディスプレイ24の表示が表示画面202,204に切り替わる。この点は、図4と同様である。
他方、この表示画面201において縦方向、例えば、タッチパネル241に接触した指を下方向に移動させるスライド操作が行われると、ディスプレイ24の表示が表示画面201から表示画面211に切り替わる。すなわち、ディスプレイ24の上側にサブアプリケーション3(例えば、ナビ補助アプリ)が表示され画面の残領域にベースアプリケーションであるナビアプリが表示される。同様に、表示画面201においてタッチパネル241に接触した指を上方向に移動させるスライド操作が行われると、ディスプレイ24の表示が表示画面201から表示画面212に切り替わり、ディスプレイ24の下側にサブアプリケーション4(例えば、情報アプリ)が表示され画面の残領域にベースアプリケーションであるナビアプリが表示される。
このように、横方向のスライド操作に加えて縦方向のスライド操作に基づいてディスプレイ24に表示するアプリケーションを切り替えることで、表示画面201から、最大4つのサブアプリケーションを切り替えることができる。
詳細については後で説明するが、異なる複数のナビ補助アプリ(サブアプリケーション3)が設定されている場合、表示画面211において、タッチパネル241に接触した指をさらに下方向に移動させるスライド操作が行われると、表示切替部113は異なる種類のナビ補助アプリ(サブアプリケーション3)をさらにスライドインさせることができる。
同様に、異なる複数の情報アプリ(サブアプリケーション4)が設定されている場合、表示画面212において、タッチパネル241に接触した指をさらに上方向に移動させるスライド操作が行われると、表示切替部113は異なる種類の情報アプリ(サブアプリケーション4)をさらにスライドインさせることができる。
図6を参照して、複数のサブアプリケーションをスライドインさせる別方法について詳細に説明する。ここでは、図3(B)で説明したように、予めアプリケーション設定画面を用いて、複数の音楽アプリ122(サブアプリケーション1)がユーザにより設定されているとする。図6は、音楽アプリ122A(サブアプリケーション1)が右側に表示された状態(図4の表示画面202に対応)において、車両の乗員がタッチパネル241を介してさらにスライド操作301(右から左)を行うことにより、例えば残りの音楽アプリ122B、122Cをスライドインさせる概念を示している。
音楽アプリ122A(サブアプリケーション1)が右側に表示された状態(図4の表示画面202)において、車両の乗員がタッチパネル241を介してさらにスライド操作301(右から左)を行うと、表示切替部113は、複数の音楽アプリ122の中から表示画面202において表示された音楽アプリ122Aとは異なる種類のサブアプリケーション1例えば音楽アプリ122Bをスライドインさせる。そうすることで、表示画面では、ディスプレイ24の右側には音楽アプリ122B(サブアプリケーション1)が表示され、それ以外の領域(残領域)にはナビアプリ121(ベースアプリケーション)がそのまま表示される。このように構成することにより、複数種類の任意のサブアプリケーションを切り替えることができる。なお、スライド操作に複数のサブアプリケーションを割り当てる場合は、切り替えに際して識別音をスピーカー(図示しない)から発声させることが望ましい。例えば、1つ目のサブアプリケーションでは「ピィ」と発声し、2つ目のサブアプリケーションでは「ピィピィ」、3つ目のサブアプリケーションでは「ピィピィピィ」と発生することができる。
さらに、表示画面201にナビアプリ121(ベースアプリケーション)が表示されている状態で、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作301(右から左)を行うことにより、例えば3種類の音楽アプリ122をスライドインさせる場合、表示切替部113が、ユーザにより一番最近に使用した音楽アプリ122(サブアプリケーション1)を最初にスライドインするように予め設定することができる。さらに、車両の乗員がタッチパネル241を介してさらにスライド操作301(右から左)を行う場合、表示切替部113が2番目以降にスライドインさせる音楽アプリ122(サブアプリケーション)を、ユーザにより過去に使用した音楽アプリ122(サブアプリケーション)の使用頻度に基づいて決めるように予め設定することができる。
また、表示画面201にナビアプリ121(ベースアプリケーション)が表示されている状態で、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作301(右から左)を行うことにより、例えば3種類の音楽アプリ122をスライドインさせる場合、最初にスライドインする音楽アプリ122(サブアプリケーション1)として、ユーザにより一番最近に使用した音楽アプリ122(サブアプリケーション1)に替えて、表示切替部113が、ユーザにより過去に使用した音楽アプリ122(サブアプリケーション1)の使用頻度に基づいて決めるように設定することもできる。
以上のように、表示画面201にナビアプリ121(ベースアプリケーション)が表示されている状態で、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作301(右から左)を行うことにより、例えば3種類の音楽アプリ122(サブアプリケーション1)をスライドインさせる場合、複数の音楽アプリ122(サブアプリケーション1)の中から、最初にどの音楽アプリ122(サブアプリケーション1)を選択してスライドインさせるか、また2番目以降にどの音楽アプリ122(サブアプリケーション1)を選択してスライドインさせるか、についてユーザが予め選択基準を設定することができる。
予めアプリケーション設定画面を用いて、複数のSNSアプリ123(サブアプリケーション2)がユーザにより設定されている場合も上記と同様に、複数のサブアプリケーションをスライドインさせる別方法が適用できる。すなわち、表示画面201にナビアプリ121(ベースアプリケーション)が表示されている状態で、車両の乗員がタッチパネル241を介してスライド操作301(左から右)を行うことにより、例えば3種類のSNSアプリ123(サブアプリケーション2)をスライドインさせる場合に、上記と同様の方法が適用できる。
この場合、上記の説明において「音楽アプリ122(サブアプリケーション1)」、「スライド操作301(右から左)」、「音楽アプリ122A(サブアプリケーション1)が右側に表示された状態(図4の表示画面202)」、及び「音楽アプリ122B、122C」をそれぞれ「SNSアプリ123(サブアプリケーション2)」、「スライド操作302(左から右)」、「SNSアプリ123A(サブアプリケーション2)が左側に表示された状態(図4の表示画面204)」、及び「SNSアプリ123B、123C」に読み替えることで、上記複数のSNSアプリ123(サブアプリケーション3)を左から右にスライドインさせる別方法を説明できる。
また、図5を参照して、ディスプレイ24の上側に描画されるサブアプリケーション3が複数設定されている場合において、表示画面201において縦方向、例えば、タッチパネル241に接触した指を上から下方向に移動させるスライド操作が行われる場合、上記と同様の、複数のサブアプリケーション3をスライドインさせる別方法が適用できる。
この場合、上記の説明において「音楽アプリ122(サブアプリケーション1)」、「スライド操作301(右から左)」、「音楽アプリ122A(サブアプリケーション1)が右側に表示された状態(図4の表示画面202)」、及び「音楽アプリ122B、122C」をそれぞれ「サブアプリケーション3A」、「スライド操作(上から下)」、「サブアプリケーション3が上側に表示された状態」、及び「サブアプリケーション3B、3C」に読み替えることで、上記複数のサブアプリケーション3を上から下にスライドインさせる別方法を説明できる。
同様に、図5を参照して、ディスプレイ24の下側に描画されるサブアプリケーション4が複数設定されている場合において、表示画面201において縦方向、例えば、タッチパネル241に接触した指を下から上方向に移動させるスライド操作が行われる場合、上記と同様の複数のサブアプリケーションをスライドインさせる別方法が適用できる。
この場合、上記の説明において「音楽アプリ122(サブアプリケーション1)」、「スライド操作301(右から左)」、「音楽アプリ122A(サブアプリケーション1)が右側に表示された状態(図4の表示画面202)」、及び「音楽アプリ122B、122C」をそれぞれ「サブアプリケーション4A」、「スライド操作(下から上)」、「サブアプリケーション4が下側に表示された状態」、及び「サブアプリケーション4B、4C」に読み替えることで、上記複数のサブアプリケーション4を下から上にスライドインさせる別方法を説明できる。
次に、図7を参照して、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)の右側に描画される音楽アプリ122(サブアプリケーション1)の形状(ウィジェットの形状)を説明する。ウィジェットは、画面の側面に接していない方の辺について、その一部が円の一部を形成するような形状を持たせている。この「辺」は、画面の中心付近から一定の半径である円となっている。なお、画面の中心付近は、自車の位置を示している。これは、ユーザにとっては、自車位置から一定範囲の周辺の情報(道路、渋滞、施設)を常に把握することが望ましいためであり、ウィジェットによって、その情報が隠されてしまうこと防ぐためにこのようなウィジェットの形状を採用した。
図8を参照して、図7の変形例を説明する。図8では、自車位置が画面の中心付近ではなく、画面の下方向に中心点がシフトしていることが特徴となっている。カーナビゲーションアプリでは、自車の進行方向を上に地図を表示させる機能(所謂「ヘディングアップ」)が備わっている場合が多い。ヘディングアップ機能が採用されている場合、進行方向の地図データをより多くユーザに提示するために自車位置を画面の中心から下方にずらすことが行われている。図8は、その場合のウィジェット形状を示している。
図7の場合でも図8の場合でも、自車位置から一定の円の範囲を阻害しないようにウィジェットの形状を決定することは変わりがない。また、左側に表示されるサブアプリケーションでも、同様に自車位置から一定の円の範囲を阻害しないようにウィジェットの形状が決定される。なお、ウィジェット形状として、例えば、自車位置から一定範囲の周辺の情報(道路、渋滞、施設)を常に把握することができるような、凹形状でもよい。
以上、図7及び図8を参照して、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)の右側に描画される音楽アプリ122(サブアプリケーション)の形状(ウィジェットの形状)について説明したが、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)の左側に描画されるSNSアプリ123(サブアプリケーション)の形状(ウィジェットの形状)についても同様に、自車位置から一定の円の範囲を阻害しないようにウィジェットの形状を決定することができる。
また、図5を参照して、表示画面201において縦方向、例えば、タッチパネル241に接触した指を上から下方向に移動させるスライド操作が行われる場合のディスプレイ24の上側に描画されるサブアプリケーション3の形状についても同様に、自車位置から一定の円の範囲を阻害しないようにウィジェットの形状を決定することができる。
また、表示画面201においてタッチパネル241に接触した指を下から上方向に移動させるスライド操作が行われる場合のディスプレイ24の下側に描画されるサブアプリケーション3の形状についても同様に、自車位置から一定の円の範囲を阻害しないようにウィジェットの形状を決定することができる。
以上説明した第1実施形態のドライブモードアプリケーション1によれば、以下のような効果を奏する。
機能制限部112は、車両と接続されていない通常時に第1制御でアプリケーションの動作を制御する一方で、接続検知部111が情報端末50と車両との接続を検知すると、又は接続検知部111の検知に加えユーザの操作を受け付けると、又は接続検知部111の検知に加え車両が走行中であることを検知すると、第1制御とは異なる第2制御でアプリケーションの動作を制御する。
これにより、車両走行中に好ましくない操作等を適宜禁止することができ、車両に搭載したタッチパネル241を備える情報端末50を、運転に影響を与えることなく操作可能に制御することができる。
第2制御による制御では、機能制限部112は、第1制御で受け付け可能なユーザの操作の一部を制限するとともに、第1制御で動作可能なアプリケーションの一部を制限する。
これにより、車両接続時にディスプレイ24を注視する必要のある操作(例えば、テキスト入力)やアプリケーション(例えば、動画再生)を禁止することができ、車両に搭載したタッチパネル241を備える情報端末50を、運転に影響を与えることなく操作可能に制御することができる。
また、表示切替部113は、タッチパネル241を介して受け付けた第1方向へのスライド操作に基づいて、情報端末50のディスプレイ24に表示するアプリケーションの種類を切り替える。
これにより、直感的にアプリケーションの切り替えを行うことができ、運転に影響を与えることがない。
表示切替部113は、ベースアプリケーションを全面に表示する表示画面201においてスライド操作301(右から左)を受け付けた場合に、ディスプレイ24の表示をベースアプリケーションとサブアプリケーション1とを表示する表示画面202に切り替える。そして、表示切替部113は、表示画面202において、サブアプリケーション上に表示された全画面表示ボタン1221をタップ(押下)する操作を受け付けた場合にサブアプリケーション1を全面に表示する表示画面203に切り替え、スライド操作302(左から右)を受け付けた場合にベースアプリケーションを全面に表示する表示画面201に切り替える。
これにより、走行中に使用頻度の高いベースアプリケーションへの切り替えを直感的かつ容易に行うことができ、走行中の視点の移動を抑制することができる。
そして、ベースアプリケーションであるナビアプリ121中に表示されている自車位置から一定の円の範囲を阻害しないようにサブアプリであるウィジェットの形状が形成されるため、自車位置から一定範囲の周辺の情報(道路、渋滞、施設)をユーザが常に把握することができる。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態について、図9〜図11を参照しながら説明する。第1実施形態では、ディスプレイ24に表示するアプリケーションの切り替えについて説明したが、第2実施形態では、ディスプレイ24に表示するアプリケーションの操作について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
[ドライブモードアプリケーション1Aの構造]
図9は、第2実施形態のドライブモードアプリケーション1Aの構造を示す図である。第2実施形態のドライブモードアプリケーション1Aは、第1実施形態のドライブモードアプリケーション1に加え、判定部114とAP操作部115と、を含んで構成される。
すなわち、情報端末50はマネージメント部11を実行することによって、CPU21を接続検知部111、機能制限部112、表示切替部113に加えて、判定部114とAP操作部115として機能させる。
また、情報端末50はマネージメント部11を実行することによって、CPU21に、接続検知ステップ、機能制限ステップ、表示切替ステップに加えて、判定ステップとAP操作ステップを備えるアプリケーションの制御方法を実行させる。
以下、マネージメント部11を実行することによって、情報端末50の備える機能手段となる、判定部114とAP操作部115について説明する。なお、マネージメント部11を実行することによって、情報端末50の実行するアプリケーションの制御方法の備える、判定ステップとAP操作ステップについての説明は、「部」を「ステップ」に置き換えることで説明できるため、省略する。
判定部114は、タッチパネル241を介して受け付けたユーザ(車両の乗員)の操作が、シングルタッチであるかマルチタッチであるかを判定する。ここで、シングルタッチとは、タッチパネル241への接触点が1つのみの操作をいい、例えば、一本の指でタッチパネル241を操作した場合の操作が該当する。また、マルチタッチとは、タッチパネル241への接触点が2つ以上の操作をいい、例えば、2本の指でタッチパネル241を操作した場合の操作が該当する。
なお、複数のタッチ方式(例えば、シングルタッチ、2か所の同時タッチ、3か所の同時タッチ、又はマルチタッチ等)の中から、第1方式のタッチ及び第2方式のタッチを予め選択して設定するようにしてもよい。その場合、判定部114は、タッチパネル241を介して受け付けたユーザ(車両の乗員)の操作が、第1方式のタッチであるか第2方式のタッチであるかを判定する。
第2実施形態のドライブモードアプリケーション1Aでは、車両の乗員の操作がシングルタッチであるかマルチタッチであるかにより、アプリケーションの制御を異ならせることとしている。すなわち、図10(A)に示すように、マルチタッチによるスライド操作である場合には、表示切替部113によるアプリケーションの切り替えが行われ、シングルタッチによるスライド操作である場合には、AP操作部115によるアプリケーションの操作が行われる。
別の実施形態として、第1方式のタッチによるスライド操作である場合には、表示切替部113によるアプリケーションの切り替えが行われ、第2方式のタッチによるスライド操作である場合には、AP操作部115によるアプリケーションの操作が行われるように設定してもよい。
表示切替部113は、判定部114によりマルチタッチ(又は第1方式のタッチ)と判定された場合、タッチパネル241を介して受け付けたスライド操作に基づいてディスプレイ24に表示するアプリケーションの種類を切り替える。なお、表示切替部113による表示の切り替えは、第1実施形態と同じであるため詳細な説明を省略する。
AP操作部115は、判定部114によりシングルタッチ(又は第2方式のタッチ)と判定された場合、タッチパネル241を介して受け付けたスライド操作に基づいてディスプレイ24に表示されたアプリケーションの操作を行う。なお、アプリケーションの操作内容は、アプリケーションの種類に応じて任意に設定する。例えば、ナビアプリ121である場合には表示位置のスクロール、音楽アプリ122である場合には再生中の楽曲のシーク、又は再生中の楽曲の次の曲への切り替え、SNSアプリ123である場合には送信宛先、又はメッセージの切り替えといったことが一例として挙げられる。なお、マルチタッチでもスライド操作以外についてはアプリケーションの操作に割り当てることが可能である。例えば、ナビアプリ121上で2本の指でマルチタッチして2点間を広げる動作(所謂「ピンチアウト」)で地図を拡大したり、2点間を狭める動作(所謂「ピンチイン」)で地図を縮小したりすることができる。
これにより、タッチパネル241に対するスライド操作という直感的な操作のみで、アプリケーションの切替及び操作を行うことができる。なお、図10(A)では、アプリケーションの切替及び操作の双方を、横方向のスライド操作で行うこととしているため、切替及び操作をシングルタッチ(又は第2方式のタッチ)であるかマルチタッチ(又は第1方式のタッチ)であるかにより判別することとしている。この点、スライド操作の内容によって切替及び操作を判別できれば、シングルタッチであるかマルチタッチであるかに関わらず、アプリケーションの切替及び操作を行うこととしてもよい。
スライド操作の内容による判別としては、例えば、第1方向のスライド操作でのみアプリケーションの切り替えを行う場合における、第1方向のスライド操作と第1方向に交わる第2方向のスライド操作とによる判別が考えられる。具体的には、図10(B)に示すように、横方向のスライド操作でのみアプリケーションの切り替えを行い、縦方向のスライド操作でアプリケーションの操作を行う。
[表示の切り替えとアクティブアプリケーションとの関係]
ところで、ドライブモードアプリケーション1Aの表示切替部113は、ディスプレイ24に複数のアプリケーションを表示する場合がある。この点、スライド操作という直感的な操作でアプリケーションを操作する場合、操作対象のアプリケーション(アクティブアプリケーション)を適切に判別する必要がある。
そこで、表示切替部113による表示の切り替えとアクティブアプリケーションとの関係を、図11を参照して説明する。
表示画面221では、ディスプレイ24の全面にナビアプリ121が表示されている。ディスプレイ24には1つのアプリケーションしか表示されていないため、表示画面221では、ナビアプリ121がアクティブアプリケーションとなる。すなわち、表示画面221においてシングルタッチによるスライド操作が行われると、AP操作部115は、ナビアプリ121を操作する。
表示画面221において、マルチタッチのスライド操作321が行われると、表示切替部113は、ディスプレイ24の表示を表示画面221から表示画面222に切り替える。この表示画面222では、ディスプレイ24の右側に音楽アプリ122(サブアプリケーション1)が表示され、それ以外の領域(残領域)にはナビアプリ121(ベースアプリケーション)がそのまま表示される。つまり、ユーザにとっては、視覚上、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)上に音楽アプリ122(サブアプリケーション)が上書き描写されている。この表示画面222では、音楽アプリ122がアクティブアプリケーションとなる。すなわち、表示画面222においてシングルタッチによるスライド操作322が行われると、AP操作部115は、音楽アプリ122を操作する。なお、音楽アプリ122上の全画面表示ボタン1221をタップ(押下)すると、表示切替部113はディスプレイ24の音楽アプリ122の表示を表示画面222から全画面表示に切り替える。
このように、表示切替部113により表示の切り替えが行われた場合には、表示切替部113により表示されることになった新たなアプリケーションがアクティブアプリケーションになる。つまり、ユーザにとっては、視覚上、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)上に音楽アプリ122(サブアプリケーション)が上書き描写されている。この表示画面222では、音楽アプリ122がアクティブアプリケーションとなる。
これにより、車両の乗員は、アプリケーションを操作するためのスライド操作の開始位置を意識する必要がないため、ディスプレイ24に視線を移すことなく直感的な操作のみでアプリケーションの操作を行うことができる。
図11を参照して、表示切替部113が、ディスプレイ24の表示を表示画面221から、ディスプレイ24の右側に音楽アプリ122(サブアプリケーション1)が表示され、それ以外の領域(残領域)にはナビアプリ121(ベースアプリケーション)がそのまま表示される表示画面222に切り替えた場合のアクティブアプリケーションについて説明した。
上記説明は、ディスプレイ24の左側にSNSアプリ123(サブアプリケーション2)を表示するように切り替えた場合のアクティブアプリケーションについても同様である。すなわち、ユーザにとっては、視覚上、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)上にSNSアプリ123(サブアプリケーション2)が上書き描写されている。この表示画面では、SNSアプリ123(サブアプリケーション2)がアクティブアプリケーションとなる。
同様に、ディスプレイ24の上側にサブアプリケーション3を表示するように切り替えた場合のアクティブアプリケーションについても同様である。
すなわち、ユーザにとっては、視覚上、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)上にサブアプリケーション3が上書き描写されている。この表示画面では、サブアプリケーション3がアクティブアプリケーションとなる。
同様に、ディスプレイ24の下側にサブアプリケーション4を表示するように切り替えた場合のアクティブアプリケーションについても同様である。
すなわち、ユーザにとっては、視覚上、ナビアプリ121(ベースアプリケーション)上にサブアプリケーション4が上書き描写されている。この表示画面では、サブアプリケーション4が、それぞれアクティブアプリケーションとなる。
以上説明した第2実施形態のドライブモードアプリケーション1Aによれば、以下のような効果を奏する。
タッチパネル241を介して受け付けたユーザの操作がマルチタッチである場合、表示切替部113は、ディスプレイ24に表示するアプリケーションを切り替え、シングルタッチである場合、AP操作部115は、ディスプレイ24に表示されたアプリケーションの操作を行う。
これにより、ユーザは、直感的な操作のみでアプリケーションの切替及び操作を行うことができるため、ディスプレイ24を視認する必要がなく、車両に搭載したタッチパネル241を備える情報端末50を運転に影響を与えることなく操作可能に制御することができる。
表示切替部113は、ベースアプリケーションを全面に表示する表示画面においてスライド操作(右から左)を受け付けた場合に、ディスプレイ24の表示をベースアプリケーションとサブアプリケーション1とを表示する表示画面に切り替える。そして、この表示画面においてサブアプリケーション1上の全画面表示ボタンをタップ(押下)すると、表示切替部113は全面にサブアプリケーション1を表示する表示画面に切り替え、スライド操作(左から右)を受け付けた場合に全面にベースアプリケーションを表示する表示画面に切り替える。
これにより、走行中に使用頻度の高いベースアプリケーションへの切り替えを直感的かつ容易に行うことができ、走行中の視点の移動を抑制することができる。
AP操作部115は、ディスプレイ24に複数のアプリケーションが表示されている場合にアプリケーションを操作するためのスライド操作を受け付けると、表示切替部113により表示されることになった新たなアプリケーションに対して操作を行う。
これにより、車両の乗員は、アプリケーションを操作するためのスライド操作の開始位置を意識する必要がないため、ディスプレイ24に視線を移すことなく直感的な操作のみでアプリケーションの操作を行うことができ、走行中の視点の移動を抑制することができる。
以上、本発明のドライブモードアプリケーション1、1Aの好ましい実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、図4及び図6に示す上記実施形態では、「第1方向へのスライド操作」及び「前記第1方向とは反対方向の第2方向へのスライド操作」について、横方向のスライド操作を例にとり説明している。この点、「第1方向へのスライド操作」及び「前記第1方向とは反対方向の第2方向へのスライド操作」は、縦方向のスライド操作であってもよい。
また、アプリケーションを操作するためのスライド操作に替えて、アプリケーションの操作を、マイク(図示せず)を介して音声入力された車両の乗員による各種の選択、指示を、音声認識技術により解釈して、アプリケーションを操作してもよい。
前述の実施形態において、情報端末50として、スマートフォン、タブレット端末について説明しているが、情報端末50はこれに限定されず、本発明は、PND(Personal Navigation Device)、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、車載ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ等、様々な装置に適用可能である。
また、例えば、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、又はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(「FPGA」)等の構成要素を用いるハードウェアにおいて主として実施されてもよい。また、ハードウェア及びソフトウェアの両方の組み合わせを用いて実施されてもよい。
情報端末50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
ここで「コンピュータシステム」とは、OS及び周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。前述の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、前述のものに限定されない。
1,1A…ドライブモードアプリケーション、11…マネージメント部、111…接続検知部、112…機能制限部、113…表示切替部、114…判定部、115…AP操作部、12…コンテンツ部、121…ナビアプリ、122…音楽アプリ、123…SNSアプリ、50…情報端末、1221…音楽アプリの全画面表示ボタン、1231…SNSアプリの全画面表示ボタン

Claims (13)

  1. 表示装置に積層されたタッチパネルを介して受け付けたユーザの操作に基づいてアプリケーションの動作を制御する情報端末を、
    前記表示装置に第1アプリケーションが表示されている状態で前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向への第1方式のタッチによるスライド操作に基づいて、前記第1アプリケーションと、前記第1アプリケーション上の特定位置から指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーションとを前記表示装置に表示する表示切替部
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記表示切替部として、
    前記表示装置に前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとが表示されている状態で、前記第1方向とは反対方向の第2方向への第1方式のタッチによるスライド操作を受け付けた場合に、前記第1アプリケーションを前記表示装置の全面に表示するように
    前記情報端末を機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記情報端末をさらに、
    前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの操作が、第1方式のタッチによるか又は第2方式のタッチによるかを判定する判定部と、
    前記タッチパネルを介して受け付けたユーザのスライド操作が、前記判定部により第2方式のタッチによると判定された場合、前記スライド操作に基づいて、前記表示装置に表示されたアプリケーションの操作を行うAP操作部と、
    前記表示切替部として、
    前記表示装置に前記第1アプリケーションが表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向へのスライド操作が、前記判定部により第1方式のタッチによると判定された場合、前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーションとを前記表示装置に表示するように、
    機能させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記第1方式のタッチはマルチタッチであり、前記第1アプリケーションはナビゲーション機能のアプリケーションであり、前記第1アプリケーション上の特定位置は、表示される地図上に表示された情報端末の現在位置であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 表示装置に積層されたタッチパネルを介して受け付けたユーザの操作に基づいてアプリケーションの動作を制御する情報端末が実行するアプリケーション制御方法であって、
    前記表示装置に第1アプリケーションが表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向への第1方式のタッチによるスライド操作に基づいて、前記第1アプリケーションと、前記第1アプリケーション上の特定位置から指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーションとを前記表示装置に表示する表示切替ステップ
    を備えることを特徴とするアプリケーション制御方法。
  6. 前記表示切替ステップは、さらに
    前記表示装置に前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとが表示されている状態で、前記第1方向とは反対方向の第2方向への第1方式のタッチによるスライド操作を受け付けた場合に、前記第1アプリケーションを前記表示装置の全面に表示するステップを備えることを特徴とする請求項5に記載のアプリケーション制御方法。
  7. 前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの操作が、第1方式のタッチによるか又は第2方式のタッチによるかを判定する判定ステップと、
    前記タッチパネルを介して受け付けたユーザのスライド操作が、前記判定ステップにより第2方式のタッチによると判定された場合、前記スライド操作に基づいて、前記表示装置に表示されたアプリケーションの操作を行うAP操作ステップと、をさらに備え
    前記表示切替ステップは、
    前記表示装置に前記第1アプリケーションが表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向へのスライド操作が、前記判定ステップにより第1方式のタッチによると判定された場合、前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーションとを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のアプリケーション制御方法。
  8. 前記第1方式のタッチはマルチタッチであり、前記第1アプリケーションはナビゲーション機能のアプリケーションであり、前記第1アプリケーション上の特定位置は、表示される地図上に表示された情報端末の現在位置であることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のアプリケーション制御方法。
  9. 表示装置に積層されたタッチパネルを備える前記表示装置と、
    前記表示装置に第1アプリケーションが表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向への第1方式のタッチによるスライド操作に基づいて、前記第1アプリケーションと、前記第1アプリケーション上の特定位置から指定半径上に曲線の境界線を持つ第2アプリケーションとを前記表示装置に表示する表示切替部と、
    を備えることを特徴とする情報端末。
  10. 前記表示切替部は、さらに
    前記表示装置に前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとが表示されている状態で、前記第1方向とは反対方向の第2方向への第1方式のタッチによるスライド操作を受け付けた場合に、前記第1アプリケーションを前記表示装置の全面に表示することを特徴とする請求項9に記載の情報端末。
  11. 前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの操作が、第1方式のタッチによるか又は第2方式のタッチによるかを判定する判定部と、
    前記タッチパネルを介して受け付けたユーザのスライド操作が、前記判定部により第2方式のタッチによると判定された場合、前記スライド操作に基づいて、前記表示装置に表示されたアプリケーションの操作を行うAP操作部と、をさらに備え
    前記表示切替部は、
    前記表示装置に前記第1アプリケーションが表示されている状態で、前記タッチパネルを介して受け付けたユーザの第1方向へのスライド操作が、前記判定部により第1方式のタッチによると判定された場合、前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーションとを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の情報端末。
  12. 前記第1方式のタッチはマルチタッチであり、前記第1アプリケーションはナビゲーション機能のアプリケーションであり、前記第1アプリケーション上の特定位置は、表示される地図上に表示された情報端末の現在位置であることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報端末。
  13. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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