JP2015114076A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】全体の構造が簡単で、組み立ての際に人為的誤差が入らず製造コストが廉価で、低温流体路と高温流体路が気密に閉じられ、かつ、低温流体路と高温流体路の厚みを任意に設定でき、また、その圧力差によっても流体抵抗が左右されることのない熱交換器を提供する。【解決手段】側板1間の面方向に複数枚積層配設してなる隔壁板2は、断熱材としての側板1間に挟まれ、その間にスペーサを配設し、複数枚積層配設してなる隔壁板2と断熱材である側板1間を表裏に配設し、捩子で側板1及び複数枚の積層配設した隔壁板2を締付ければ、シール性の良い接合が可能となる。側板1と複数枚積層なる隔壁板2は、溶接が不要で部材の構造が簡単で組立するだけで良いから扱いやすく、隔壁板2は熱伝導の良い金属材料を使用すれば、容易に実施できる。【選択図】図2
Description
本発明は、熱交換器に関するもので、温度の高い流体から低い流体へ効率的に熱を移動させるもので、一般に、液体や気体等の流体を加熱や冷却する用途に用いる熱交換器に属するものである。
一般に、熱交換器には、回転形と静止形がある。回転形はローターの回転により排気から給気に熱回収する蓄熱式熱交換器であり、ローターに吸湿性を持たせている。また、静止形は、直交形プレートフィン式全熱交換器の構造を示すように、特殊加工紙等の仕切板と間隔板等で構成されている。
しかし、静止形の熱交換器であっても、具体的構造が複雑となり、また、伝熱管にフィンを取付ける場合は、複雑な形態にならざるを得ないし、精密な作業工程を必要とする。そこで、この点を改良した先行技術として特許文献1の技術がある。
しかし、静止形の熱交換器であっても、具体的構造が複雑となり、また、伝熱管にフィンを取付ける場合は、複雑な形態にならざるを得ないし、精密な作業工程を必要とする。そこで、この点を改良した先行技術として特許文献1の技術がある。
特許文献1の発明は、中空箱体に構成されたケーシングと前記ケーシング内に収納された伝熱体から構成される熱交換器において、前記伝熱体とは、平板が交互に反対方向に折返され、前記平板間に低温流体路と高温流体路とが交互に多層形成され、前記ケーシングの前記平板の折返し線と平行な前板、後板の内、前記前板側に前記高温流体路に連通する高温流体入口と高温流体出口とが設けられ、前記後板側に前記低温流体路に連通する低温流体入口と低温流体出口とが設けられ、前記伝熱体の端部に対峙する側板と前記伝熱体との間には該伝熱体側から前記端部全域を覆う側板シール部材、剛性を有する押え板が介設され、該押え板と前記側板間には付勢手段が設けられ、前記付勢手段は前記押え板を介して前記側板シール部材を前記伝熱体の端部に押圧し、前記側板シール部材は前記高温流体路、前記低温流体路の端部を気密に閉塞することにある。
これによって、中空箱体に構成されたケーシングと前記ケーシング内に収納された伝熱体から構成される熱交換器の伝熱体は、平板が交互に反対方向に折返され、前記平板間に低温流体路と高温流体路とが交互に多層形成され、前記ケーシングの前記平板の折返し線と平行な前板、後板の内、前記前板側に前記高温流体路に連通する高温流体入口と高温流体出口とが設けられ、前記後板側に前記低温流体路に連通する低温流体入口と低温流体出口とが設けられ、前記伝熱体の端部に対峙する側板と前記伝熱体との間には前記伝熱体側から前記端部全域を覆う側板シール部材、剛性を有する押え板が介設され、前記押え板と前記側板間には付勢手段が設けられ、前記付勢手段は前記押え板を介して前記側板シール部材を前記伝熱体の端部に押圧し、前記側板シール部材は前記低温流体路、前記高温流体路の端部を気密に閉塞するので、前記伝熱体は物理的に固定されていないので、簡単に分解でき清掃等のメンテナンスが容易である。
また、特許文献1の前記付勢手段は、所要の分布で配置されたコイルスプリングであり、該コイルスプリングの押え板側からフランジナットが挿入され、前記側板を挿通するスプリング支持ボルトが前記フランジナットに螺合され、前記スプリング支持ボルトを締込み前記スプリングを圧縮させることで、該スプリングの前記押え板への押圧力を拘束し、前記スプリング支持ボルトを緩めることで、前記スプリングの拘束を解除し前記押え板へ押圧力を作用させる様にしたので、前記側板の着脱時には前記スプリングの反力が側板に作用しないので、前記側板の着脱を容易に行うことができる。
ところが、特許文献1の熱交換器(1)は、中空箱体に構成されたケーシング(2)とケーシング(2)内に収納された伝熱体(3)から構成される。ここで、( )内の数字は、特許文献1の具番を示すものである。また、伝熱体(3)は、アルミニウム等熱伝導の高い材料の平板(4)を交互に折返して多層としたものであり、平板(4)の折返し線は、上下方向で一致し、折返し線は同一平面内に含まれる様になっている。平板(4)には、突起部(5a,5b)が所定の分布で押出し成形される。突起部(5a,5b)は、平面方向にそれぞれ交互に形成され、また、平板(4)を折返した状態で平板(4)の上面側に突起部(5a)が突出し、下面側に突起部(5b)が突出し、突起部(5a,5b)とが突合わされる様になっている。なお、伝熱体(3)は、平板(4)の最上層の部位の端縁(4a)と最下層の部位の端縁(4b)とは同じ側(図2では図中左側)となるのが好ましい。端縁(4a,4b)にはそれぞれ断面U字形のシール部材(6a,6b)を嵌込む。シール部材(6)は、耐熱性を有する高弾性材料であり、例えば、シリコンゴム等が用いられる。端縁(4a,4b)はそれぞれ突起部(5a,5b)の略突出高さ分だけ、上側に、下側に傾斜している。
そして、伝熱体(3)の開口(25)は、板形状の側板シール部材(26)、押え板(27)を介在させて右側板(15)によって閉塞される。側板シール部材(26)は伝熱体(3)の端部全域を覆うものであり、側板シール部材(26)によって低温流体路(7)、高温流路(8)の端部が気密に閉塞される。側板シール部材(26)は耐熱性の高弾性部材であり、例えば、シリコンゴムが採用される。押え板(27)は、剛性を有する材料、例えば鋼板から成ると記載されている。
更に、アルミニウム等熱伝導の高い材料の平板(4)を交互に折返して多層としたものであるから、通常、伝熱体(3)の開口(25)を側板シール部材(26)、押え板(27)を介在させて封止状態に閉塞することは困難である。平板(4)が短く、厚いときのみ成立する可能性があるが、スプリング(28)を介在させても、押え板(27)をバランスよく押圧させることは困難である。このため、側板シール部材(26)は、伝熱体(3)の端部全域を覆うものであり、側板シール部材(26)によって低温流体路(7)、高温流路(8)の端部が気密に閉塞される。側板シール部材(26)は、耐熱性の高弾性部材であり、例えば、シリコンゴムが採用されると記載されているが、平板(4)を湾曲させるとそれを救うことはできない。
また、伝熱体(3)は、熱伝導の高い材料の平板(4)を交互に折返して多層化し、平板(4)の折返し線は、上下方向で一致し、折返し線は同一平面内に含まれる様になっているが、伝熱体(3)は折り重なっているから、低温流体路(7)と高温流路(8)に圧力差があると、その流体抵抗も変化するから、使用できる用途が限定されていた。
また、伝熱体(3)は、熱伝導の高い材料の平板(4)を交互に折返して多層化し、平板(4)の折返し線は、上下方向で一致し、折返し線は同一平面内に含まれる様になっているが、伝熱体(3)は折り重なっているから、低温流体路(7)と高温流路(8)に圧力差があると、その流体抵抗も変化するから、使用できる用途が限定されていた。
そこで、本願発明は、上記問題点を解消すべく部品の構造が簡単で、組み立ての際に人為的誤差が入らず製造コストが廉価で、低温流体路と高温流体路が気密に閉じられ、かつ、低温流体路と高温流体路の厚みを任意に設定でき、また、その圧力差によっても流体抵抗が左右されることのない、そして、熱交換器内で発生した水滴の除去も可能な熱交換器の提供を課題とするものである。
請求項1の発明の熱交換器は、断熱材からなる側板、スぺーサ及び表面に凹凸形状または凹凸線条を形成して表面積を広くし、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板及びスぺーサを重ね、また、前記隔壁板及びスぺーサの必要な数だけ繰り返し重ねた後、他端の前記側板を重ねることにより全体を構成し、そして、前記側板と前記隔壁板の間、前記隔壁板の相互間を対向面が1つになる間隔で連結し、外部から低温流体を導入する低温吸気口及び前記低温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する低温排気口を設ける。また、前記側板と前記隔壁板の間、前記隔壁板の相互間を対向面が1つになる1個置きに連結した他方に外部から高温流体を導入する高温吸気口及び前記高温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する高温排気口を設けたものである。
ここで、上記側板は、断熱材からなり前記隔壁板の端部の両面に配設するものである。また、上記隔壁板は、表面に凹凸形状または凹凸線条を形成して表面積を広くしてなる熱伝導の良好な材料で、両側の前記側板に対して重ねて配設したものである。この表面に形成した凹凸形状または凹凸線条は、表または裏の1面または表裏の両面に形成してもよい。
また、上記スぺーサは、前記側板と前記隔壁板の間、前記隔壁板の相互間に配設した合成樹脂、エラストマー等の断熱材からなり、かつ、シール性の良い材料で、位置決め精度も高いものが望ましい。
そして、上記低温流体路は、外部から低温流体を導入する低温吸気口及び前記低温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する低温排気口との系、即ち、低温流体系を有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの1つである。
更に、上記高温流体路は、外部から前記低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口及び前記高温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する高温吸気口との系、即ち、高温流体系を有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの残りの1つである。
また、上記スぺーサは、前記側板と前記隔壁板の間、前記隔壁板の相互間に配設した合成樹脂、エラストマー等の断熱材からなり、かつ、シール性の良い材料で、位置決め精度も高いものが望ましい。
そして、上記低温流体路は、外部から低温流体を導入する低温吸気口及び前記低温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する低温排気口との系、即ち、低温流体系を有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの1つである。
更に、上記高温流体路は、外部から前記低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口及び前記高温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する高温吸気口との系、即ち、高温流体系を有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの残りの1つである。
請求項2の発明の熱交換器の水分排出路は、前記高温排気口側及び/または前記低温排気口側に配設され、前記隔壁板で液化した水滴を前記スぺーサでガイドして収集して排出するものである。
前記高温排気口側及び/または前記低温排気口側に配設されたものであり、水分を含んだまま、低温流体路側から冷やされると水の分子が凝集し、液化し、水滴が生じるからそれを排出するものである。勿論、高温流体路に暖められることにより、固体微粉末化した水の分子の結晶が温度上昇によって水滴化したものも排出することができる。
なお、前記スぺーサに水路を構成し、その水路にガイドされて、水滴を排出する構造とすると機能的に水の処理ができ易い。
前記高温排気口側及び/または前記低温排気口側に配設されたものであり、水分を含んだまま、低温流体路側から冷やされると水の分子が凝集し、液化し、水滴が生じるからそれを排出するものである。勿論、高温流体路に暖められることにより、固体微粉末化した水の分子の結晶が温度上昇によって水滴化したものも排出することができる。
なお、前記スぺーサに水路を構成し、その水路にガイドされて、水滴を排出する構造とすると機能的に水の処理ができ易い。
請求項3の発明の熱交換器の前記スぺーサは、水分排出路側の高さが低く、反水分排出路側の高さが高く立設されているから、水分排出路側によって水滴の流れる方向が決まり、また、熱交換器の立つた状態が特定できる。
ここで、水分排出路側の高さが低く、反排出路側の高さが高く立設されているスぺーサは、前記隔壁板の面に合成樹脂をインサート成形してもよいし、スペーサのみを独立に成型してもよい。
ここで、水分排出路側の高さが低く、反排出路側の高さが高く立設されているスぺーサは、前記隔壁板の面に合成樹脂をインサート成形してもよいし、スペーサのみを独立に成型してもよい。
請求項4の発明の熱交換器の前記水分排水路は、開閉バルブで排水及び排水停止が制御されるものである。
ここで、前記水分排水路を開閉バルブで排水及び排水停止が制御されることは、常時開放状態ではなく、所定量の水分が溜まったとき、または所定の時間間隔等で排水を行うことができる。
ここで、前記水分排水路を開閉バルブで排水及び排水停止が制御されることは、常時開放状態ではなく、所定量の水分が溜まったとき、または所定の時間間隔等で排水を行うことができる。
請求項5の発明の熱交換器の前記側板と前記隔壁板の間及び前記隔壁板相互間に配設する前記スぺーサの端部は、弾性に富む断熱材からなる弾性封止板材を介して低温吸気口及び/または高温吸気口を設けた平板からなるダクト接続板を前記側板及び前記隔壁板に固着したものであるから、弾性に富む断熱材からなる弾性封止板材は低温吸気口及び/または高温排気口を設けた平板からなるダクト接続板によって全体が押圧される。そのとき、前記側板及び前記隔壁板の端部は、前記弾性封止部材の面で押圧されるから、確実にシール性が確保される。
請求項6の発明の熱交換器の前記両端面に配設した断熱材からなる側板は、その側板と対向する外壁板との間に、熱交換の対象となる流体以外の流体の入る断熱層を形成したものである。
ここで、断熱材からなる側板と対向する外壁板との間で形成された断熱層は、熱交換の対象となる流体以外の流体が入るものであり、大気が流通してもよいし、閉じられた空間としてもよい。何れにせよ、目的によって開放または閉鎖が選択できる。
ここで、断熱材からなる側板と対向する外壁板との間で形成された断熱層は、熱交換の対象となる流体以外の流体が入るものであり、大気が流通してもよいし、閉じられた空間としてもよい。何れにせよ、目的によって開放または閉鎖が選択できる。
請求項7の発明の熱交換器の前記低温流体路の前記低温吸気口及び前記低温排気口と前記高温流体路の前記高温吸気口及び前記高温排気口は、互いに同一軸線状に前記低温吸気口及び前記低温排気口並びに前記高温吸気口及び前記高温排気口が配設されておらず、流体が前記低温吸気口から前記低温排気口または前記高温吸気口から前記高温排気口に流れるとき、通過する流体の澱みを形成したものである。
ここで、流体が前記低温吸気口から前記低温排気口または前記高温吸気口から前記高温排気口に流れるとき、通過する流体の澱みとは、前記低温吸気口から前記低温排気口または前記高温吸気口から前記高温排気口間に流体の流れる流路以外の空間が形成されておればよい。
ここで、流体が前記低温吸気口から前記低温排気口または前記高温吸気口から前記高温排気口に流れるとき、通過する流体の澱みとは、前記低温吸気口から前記低温排気口または前記高温吸気口から前記高温排気口間に流体の流れる流路以外の空間が形成されておればよい。
請求項1の発明にかかる熱交換器は、凹凸形状または凹凸線条を形成して表面積を広くしてなる熱伝導の良好な材料を断熱材からなり両面に配設した側板間の面方向に複数枚積層配設してなる隔壁板と、前記側板と前記隔壁板の間または前記隔壁板相互間の前記隔壁板に沿った低温流体路と高温流体路の流体の流れを形成すべくスぺーサを配設して固着し、前記側板と前記隔壁板の間及び前記隔壁板相互間を対向面が1つになる間隔で1個置きの間隔で連結し、外部から低温流体を導入する低温吸気口及び前記低温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する低温排気口を設ける。また、前記側板と前記隔壁板の間、前記隔壁板の相互間を対向面が1つになる間隔で連結し、他方に外部から高温流体を導入する高温吸気口及び前記高温吸気口から流入した流体を前記隔壁板に沿って移動させて排出する高温排気口を設けたものである。
したがって、側板間の面方向に複数枚積層配設してなる隔壁板は、断熱材である側板間に挟まれ、また、その間にスペーサを配設し、複数枚積層配設してなる隔壁板と断熱材である側板間を表裏に配設し、捩子で側板及び複数枚の積層配設した隔壁板を締付ければ、シール性の良い接合が可能となる。また、スペーサを配設して複数枚積層配設してなる隔壁板と断熱材である側板間を接合するとき、スペーサと複数枚積層した隔壁板と、側板間の断熱材が面一になっているので、簡単にシール性を確保できる。
また、このとき、側板と複数枚積層なる隔壁板は、溶接が不要で部材の構造が簡単で組立するだけで良いから、扱い易い。また、隔壁板は、ステンレス、アルミニウム、銅等の用途に応じた熱伝導の良い金属材料を使用すれば、容易に実施できる。また、隔壁板の厚さも任意であり、凹凸形状または凹凸線条も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。製造が容易であり、製造コストが抜群に安くできる。
そして、隔壁板の厚さも任意であり、その面に凹凸形状または凹凸線条を形成することにより、隔壁板の面積が広くなるから、隔壁板と空気との接触表面積や融壁板相互の隙間を自由に設定できる。
また、このとき、側板と複数枚積層なる隔壁板は、溶接が不要で部材の構造が簡単で組立するだけで良いから、扱い易い。また、隔壁板は、ステンレス、アルミニウム、銅等の用途に応じた熱伝導の良い金属材料を使用すれば、容易に実施できる。また、隔壁板の厚さも任意であり、凹凸形状または凹凸線条も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。製造が容易であり、製造コストが抜群に安くできる。
そして、隔壁板の厚さも任意であり、その面に凹凸形状または凹凸線条を形成することにより、隔壁板の面積が広くなるから、隔壁板と空気との接触表面積や融壁板相互の隙間を自由に設定できる。
本発明は、主に、断熱材からなる側板、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板及びスぺーサ、弾性封止部材及び平板からなるダクト接続板から構成されるものであるから、構造が簡単で単純な組立てをするだけで、溶接不要で構成されているから、製造コストが抜群に安くできる。
また、断熱材からなる側板、隔壁板及びスぺーサ、弾性封止部材、ダクト接続板から構成されるものであるから、ステンレス、アルミニウム、銅、合成樹脂等用途に応じた平板で容易に製作できる。
また、断熱材からなる側板、隔壁板及びスぺーサ、弾性封止部材、ダクト接続板から構成されるものであるから、ステンレス、アルミニウム、銅、合成樹脂等用途に応じた平板で容易に製作できる。
そして、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板及びスぺーサが簡単な構造であり、しかも、隔壁板の厚さも任意であり、凹凸形状も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。同様に、表面に凹凸形状または凹凸線条を形成して表面積を広くし、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板は設計自由度が高く、隔壁板の枚数を増やしたり、大きさ(装置の長さや幅)も容易に拡大できる。
更に、本発明は、主に、断熱材からなる側板、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板及びスぺーサ、弾性封止部材及びダクト接続板から構成されるものであるから、分解清掃が容易であり、縦向き、横向きなど設置が任意にでき、縦置きにすると水滴が下に流れるので除湿機として有効である。
更に、本発明は、主に、断熱材からなる側板、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板及びスぺーサ、弾性封止部材及びダクト接続板から構成されるものであるから、分解清掃が容易であり、縦向き、横向きなど設置が任意にでき、縦置きにすると水滴が下に流れるので除湿機として有効である。
請求項2の発明にかかる熱交換器に対して、更に、前記スぺーサにガイドされて水滴を収集して排出する水分排出路を具備するものであるから、請求項1の効果に加えて、例えば、冷却または加温された空気等の流体に含まれる気化された水分等の成分が液体として液化したとき、それを熱交換器の作動を停止させることなく排出できる。勿論、前記スぺーサ以外に水路を形成してもよい。気体が液化したとき、その液体を熱交換器から排出できるから、熱交換器の効率が低下することがない。
また、前記高温排気口側及び/または前記低温排気口側に配設され、前記隔壁板で液化した水滴を前記スぺーサでガイドして収集して排出する水分排出路は、前記高温排気口側及び前記低温排気口側に配設し、必要に応じて一方のみまたは両方の使用が可能となる。よって、水分排出路を前記高温排気口側及び前記低温排気口側に配設すれば、如何なる条件にも対応できる。そして、低温流体路と高温流体路の流速は水分排出路に低温流体または高温流体が流れることがないので、開放型で設けてもよいし、開閉を制御できるように構成してもよい。
また、前記高温排気口側及び/または前記低温排気口側に配設され、前記隔壁板で液化した水滴を前記スぺーサでガイドして収集して排出する水分排出路は、前記高温排気口側及び前記低温排気口側に配設し、必要に応じて一方のみまたは両方の使用が可能となる。よって、水分排出路を前記高温排気口側及び前記低温排気口側に配設すれば、如何なる条件にも対応できる。そして、低温流体路と高温流体路の流速は水分排出路に低温流体または高温流体が流れることがないので、開放型で設けてもよいし、開閉を制御できるように構成してもよい。
請求項3の発明にかかる熱交換器の前記スぺーサは、高温排気口側の高さが低く、反排出路側の高さが高く立設されているものであるから、請求項1または請求項2の効果に加えて、熱交換器の前記スぺーサは、水分排出路側の高さが低く、反排出路側の高さを高く配設すれば、熱交換器内で冷やされて温度が降下し、凝集した水滴が自然に落下することによりに排出できる。
請求項4の発明にかかる熱交換器の前記スぺーサの前記水分排水路は、開閉バルブで排水及び排水停止が制御されるものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、常時開放状態ではなく、前記水分排水路を開閉バルブで排水及び排水停止が制御でき、所定量の水分が溜まったとき、または所定の時間間隔等で排水を行うことができる。また、熱交換器を通過する流体速度が速い場合に、外部の空気等を吸い込むのを防止できる。逆に、熱交換器を通過する流体速度が遅い場合に、熱交換器内の流体が外部に出るのを防止できる。
請求項5の発明にかかる熱交換器の前記側板と前記隔壁板の間及び前記隔壁板相互間に配設する前記スぺーサの端部は、弾性に富む断熱材からなる弾性封止部材を介して平板に低温吸気口及び/または高温吸気口を設けたダクト接続板を前記側板及び前記隔壁板に固着したものであるから、請求項1乃至は請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、弾性に富む断熱材からなる弾性封止部材は低温吸気口及び/または高温吸気口を設けた弾性封止部材によって全体が押圧される。そのとき、前記側板及び前記隔壁板の端部は、前記弾性封止部材の面で押圧されるから、確実にシール性が確保される。
請求項6の発明にかかる熱交換器の前記両端面に配設した断熱材からなる側板と、前記側板と対向する外壁板との間に、熱交換の対象となる流体以外の流体の入る断熱層を形成したものであるから、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、熱交換器内の流体の温度が外部の温度によって、熱交換を行う雰囲気を決定できるから、熱交換効率を最大にすることができる。また、側板と前記側板と対向する外壁板との間に断熱層を形成するものであるから、機械的強度を増すことができる。
請求項7の発明にかかる熱交換器の前記低温流体路の前記低温吸気口及び前記低温排気口と前記高温流体路の前記高温吸気口及び前記高温排気口は、互いに同一軸線状に前記低温吸気口及び前記低温排気口並びに前記高温吸気口及び前記高温排気口が配設されておらず、流体が前記低温吸気口から前記低温排気口または前記高温吸気口から前記高温排気口に流れるとき、通過する流体の澱みを形成したものであるから、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、流体の澱みの部分が熱交換を行う雰囲気を決定し、熱交換の盛んなところと、熱交換が盛んでないところができ、熱交換が盛んな個所で、熱交換効率を上げ、損失の少ない熱交換が行える。
以下、本発明の実施の形態にかかる熱交換器について図面を参照しながら説明する。
なお、実施の形態において、同一記号及び同一符号は、実施の形態の同一または相当する機能部分を意味し、実施の形態相互との同一記号及び同一符号は、それら実施の形態に共通する機能部分であるから、ここでは重複する詳細な説明を省略する。
なお、実施の形態において、同一記号及び同一符号は、実施の形態の同一または相当する機能部分を意味し、実施の形態相互との同一記号及び同一符号は、それら実施の形態に共通する機能部分であるから、ここでは重複する詳細な説明を省略する。
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1の熱交換器について、図1乃至図6を用いて説明する。
図1及び図2に示す断熱材からなり両面に対向して配設した2枚の側板1は、合成樹脂製の板であり、合成樹脂としては、例えば、エンジニアリング・プラスチック、スーパー・エンジニアリング・プラスチックを用いることができる。具体的には、ポリアミド(ナイロン、芳香族ポリアミド等)、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート、環状ポリオレフィン等がある。そして、スーパーエンプラとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリスルホン、ポリエーテルサルフォン、非晶ポリアレート、液晶ポリマー、ポリアミドイミド等が使用できる。
まず、本発明の実施の形態1の熱交換器について、図1乃至図6を用いて説明する。
図1及び図2に示す断熱材からなり両面に対向して配設した2枚の側板1は、合成樹脂製の板であり、合成樹脂としては、例えば、エンジニアリング・プラスチック、スーパー・エンジニアリング・プラスチックを用いることができる。具体的には、ポリアミド(ナイロン、芳香族ポリアミド等)、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート、環状ポリオレフィン等がある。そして、スーパーエンプラとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリスルホン、ポリエーテルサルフォン、非晶ポリアレート、液晶ポリマー、ポリアミドイミド等が使用できる。
また、隔壁板2は、熱伝導の良好な銅、アルミニウム、黄銅、鉄等の材料を側板1間の面方向に必要な複数枚積層配設してなる。図5に示すように、表面に凹凸線条23を形成し、平面面積に対して表面積を広くし、通常、隔壁板2の全体形状(シルエットライン)は長方形に形成されている。そして、上下1〜2割が加工しない平面であり、その中央の6〜8割の表面に凹凸線条23が形成されている。本実施の形態では、上下に長い凹凸線条23としたものであるが、上下に、または左右に長い凹凸線条23に代えて、特定の円柱状または円錐台状等の複数の凹凸形状とすることができる。
また、上下1〜2割の加工しない平面には、ボルトを通すボルト貫通孔21が設けられている。本実施の形態の隔壁板2は、アルミニウム0.3mmを使用した。
また、上下1〜2割の加工しない平面には、ボルトを通すボルト貫通孔21が設けられている。本実施の形態の隔壁板2は、アルミニウム0.3mmを使用した。
図3に示すスぺーサ3は、1枚の側板1と隔壁板2の間、または隔壁板2の相互間の隔壁板2に沿った流体の流れを形成し、ボルト貫通孔21で位置決め配設している。スぺーサ3は、固着した断熱材からなる隔壁板2の加工しない平面の上下1〜2割に密着するように貼り付けられている。スぺーサ3は、同一厚みで、正面(最大面積側)から見て楔状になっており、隔壁板2の上端及び下端に配設される。スぺーサ3の厚みは2〜5mm均一に設定されている。幅の狭い個所と広い個所では1:4〜1:5程度になっている。このスペーサ3の厚み、大きさは、熱交換器の能力によってその値が変化する。スペーサ3としては、アルミニウム、銅、鉄等の2〜5mm厚のものを使用できる。また、ステンレスを使用しても、全体的な効率は若干低下するものの、熱交換器に導入する温度範囲によっては影響が殆どでない。本実施の形態の側板1は、ステンレス2.0mmを使用し、また、スペーサ3としては3.0mmのアルミニウム板を使用した。他の部品もアルミニウムで構成した。
このスぺーサ3の貼り付けは、ボルト貫通孔21で位置決めし、隔壁板2の加工しない平面に密着されている。この際に使用する接着剤は、合成樹脂系、合成ゴム系が望ましい。完全な接着が望ましいが、仮止めができる程度に位置合わせを行って個々の接合を行わないものでもよい。
本実施の形態では、スぺーサ3の取付けは、図3の紙面に対する右側が上下幅が狭く、左側が上下幅が広くなっており、狭い右側の上下幅方向から、流体が供給されると、凹凸線条23の付近で供給された流体が攪乱状態となるようになっている。流体が攪乱状態となることにより、流体が隔壁板2の凹凸線条23の付近に留まり、熱交換効率を上げることができる。
本実施の形態では、スぺーサ3の取付けは、図3の紙面に対する右側が上下幅が狭く、左側が上下幅が広くなっており、狭い右側の上下幅方向から、流体が供給されると、凹凸線条23の付近で供給された流体が攪乱状態となるようになっている。流体が攪乱状態となることにより、流体が隔壁板2の凹凸線条23の付近に留まり、熱交換効率を上げることができる。
詳しくは、図3に示すように、2枚の側板1とその間の複数の隔壁板2の総合的な厚さに対して、それらの端部を保持する弾性封止部材4,5には、2枚の側板1とその間の複数の隔壁板2の厚みよりも厚い余剰部を有している。図4に示すように、その余剰部の距離に相当する雌ネジ形成部12が側板1の端部に配設されている。雌ネジ形成部12の中心には、雌ネジ12aが形成されている。余剰部は側板1の両側に形成されている。2枚の側板1とその間の複数の隔壁板2の端部には、図3に示すように、弾性封止部材4,5が配設される。弾性封止部材4,5は弾性に富む断熱材からなり、上部に開口41が、下部に開口42が設けられている。また、螺入するボルト14,15が通過する雌ネジ12aが穿設されている。雌ネジ12aに対するボルト14,15の締付けにより、隔壁板2の端部は弾性封止部材4,5に潜り込み封止状態となる。
特に、側板1とその間の複数の隔壁板2との接合、スぺーサ3の接合に、シリコン系の接着剤等を使用すると封止が完璧に行われる。
特に、側板1とその間の複数の隔壁板2との接合、スぺーサ3の接合に、シリコン系の接着剤等を使用すると封止が完璧に行われる。
弾性封止部材4,5の外側には、平板からなるダクト接続板6,7が配設される。ダクト接続板6,7はステンレス板または鉄板からなり、弾性封止部材4,5の上部の開口41,51が、下部の開口42,52に対向する位置に直方体の管状の高温吸気口61,71が形成されている。また、下部の開口42,52に対向する位置に直方体の管状の高温排気口62,72が形成されている。この高温吸気口61,71と高温排気口62,72は、所定の温度管理下にある室内と図示しないダクトによって接続されている。所定の温度管理下にある室内とは冷凍庫・冷凍室または冷蔵庫・冷蔵室としての温度条件の場合、或いは100〜250℃と比較的温度が高い場合等の何れであってもよい。
高温吸気口61と高温排気口62は、対となって高温度の空気の流れを維持するものである。図1では、高温吸気口61から供給され、高温排気口62から排出される説明であるが、本発明を実施する場合には、開口42を高温吸気口61とし、開口41を低温排気口62としてもよい。本実施の形態では、温度を硬化させて水滴を収集することを前提に、高温吸気口61と高温排気口62の位置を定めた。同様に、低温吸気口71と低温排気口72は、対となって低温度の空気の流れを維持するものである。しかし、水分排出路63を配設した場合には、上側の開口41を高温吸気口61とし、下側の開口42を低温排気口62とするのが望ましい。
このとき、低温吸気口71と低温排気口72は、対となって低温度の空気の流れを維持するものであるが、本発明を実施する場合には、高温吸気口61と高温排気口62と、低温吸気口71と低温排気口72との何れに温度の高い空気を流してもよいし、給気または排気を逆にしてもよい。本実施の形態では、理解のし易さから高温吸気口61と高温排気口62及び低温吸気口71と低温排気口72を特定した。本実施の形態では、上側を高温吸気口61、下側を高温排気口62としているが、上側で加圧しているので、下側に水分排出路63を配設した方が効率的に水滴の収集ができる。このときの流体速度は、ベルヌーイの定理で水分排出路63が若干負圧になるが、水滴は落下される。しかし、大きく負圧または正圧になることはない。
また、本発明の実施の形態では、水分排出路63を下側の高温排気口62側に配設したものであるが、高温排気口62側に限られるものではなく、本実施の形態の熱交換器の置き方によって、低温吸気口71、低温排気口72、高温吸気口61、高温排気口62の何れに配設してもよいし、低温排気口72、高温排気口62の2ヵ所に配設することもできる。また、低温吸気口71、低温排気口72、高温吸気口61、高温排気口62の各々に配設することもできる。特に、開放型で制御する温度が変化する場合には、両者側に配設しておくのが望ましい。
また、水分排出路63を開放型として配設する場合には、ベルヌーイの定理で水分排出路63が若干負圧になるものの水滴が落下される条件とするのが望ましい。
また、水分排出路63を開放型として配設する場合には、ベルヌーイの定理で水分排出路63が若干負圧になるものの水滴が落下される条件とするのが望ましい。
本実施の形態のスぺーサ3の取付けは、図3における右側が上下幅が狭く、左側が上下幅が広くなっており、下側に配設したスぺーサ3は左側が高い位置になっており、右側の高温排気口62が低い位置になっている。
したがって、例えば、流体が空気でその空気の湿度が高いときに、その流体を冷やすと、水滴が隔壁板2の凹凸線条23の付近に留まる。流体が攪乱状態となって熱交換を行うときでも、温度の高い空気中に含まれていた水の分子が、その温度の低下とともに凝集された水滴となる。この水滴は比重が大きいから下方に落下し、スぺーサ3の上面を右に移動する。そして、開口42を通過すると、空気は高温排気口62側に流れるが、比重の大きい水滴は、下方に解放された水分排出路63で収集され、それを自然排出することができる。
したがって、例えば、流体が空気でその空気の湿度が高いときに、その流体を冷やすと、水滴が隔壁板2の凹凸線条23の付近に留まる。流体が攪乱状態となって熱交換を行うときでも、温度の高い空気中に含まれていた水の分子が、その温度の低下とともに凝集された水滴となる。この水滴は比重が大きいから下方に落下し、スぺーサ3の上面を右に移動する。そして、開口42を通過すると、空気は高温排気口62側に流れるが、比重の大きい水滴は、下方に解放された水分排出路63で収集され、それを自然排出することができる。
水分排出路63は、高温排気口62の一部として、高温排気口62の下部に設けられているから、水分排出路63が開放状態であっても、空気は高温排気口62を通過するが、水滴等の水分は、高温排気口62の下部にある水分排出路63に到達したとき、水滴はその比重が大きいから、開口42から高温排気口62に到達しないで、水分排出路63で捕獲され、図示しない配管、必要に応じてバルブを介して容器等に収容される。
このように、高温流体路Bが低温流体路Aの温度を上げるとき、即ち、低温流体路Aが高温流体路Bの温度を下げるとき、高温吸気口61から流入した高温流体路Bは、隔壁板2を隔てて供給された低温流体路Aによって温度が降下されるから、その温度の低下とともに凝集され、水滴となるが、それが水分排出路63で捕獲されるから、水滴の混在する熱交換器として使用できる。
逆に、低温流体路Aは、隔壁板2を隔てて供給された高温流体路Bによって温度が上昇するから、その温度の上昇とともに凍結している水の分子が解凍され、水滴となるが、それが水分排出路63で捕獲され、通常の水滴の混在する熱交換器として使用できる。
このように、高温流体路Bが低温流体路Aの温度を上げるとき、即ち、低温流体路Aが高温流体路Bの温度を下げるとき、高温吸気口61から流入した高温流体路Bは、隔壁板2を隔てて供給された低温流体路Aによって温度が降下されるから、その温度の低下とともに凝集され、水滴となるが、それが水分排出路63で捕獲されるから、水滴の混在する熱交換器として使用できる。
逆に、低温流体路Aは、隔壁板2を隔てて供給された高温流体路Bによって温度が上昇するから、その温度の上昇とともに凍結している水の分子が解凍され、水滴となるが、それが水分排出路63で捕獲され、通常の水滴の混在する熱交換器として使用できる。
ここでは、水分排出路63を開放型として配設する場合について説明したが、ベルヌーイの定理で水分排出路63で水滴が落下できない場合も予測される。このような場合には、水分排水路63に開閉バルブを設けそれを開閉することにより、排水及び排水停止が人為的にも、電気的にも制御できる。このとき、時間で制御してもよいし、水滴の積算量、即ち、深さで制御してもよい。
次に、本実施の形態の熱交換器の組み立てについて説明する。
まず、図1乃至図7に示すように、隔壁板2の図示の上部と下部に厚みが均一な楔状のスペーサ3をボルト貫通孔21で位置決めして、複数の隔壁板2を取付ける。楔状のスペーサ3の取付けは図3の表側の右側が幅狭で、左側が幅広とする。次の、隔壁板2の楔状のスペーサ3は、逆に、表側の右側が幅広で、左側が幅狭であるように配置する。そして、図4に示すように、必要枚数隔壁板2及びスペーサ3を積層する。
隔壁板2及びスペーサ3の積層が完了した時点で、図2に示す側板1を両側の面にスペーサ3を配置し、ボルト貫通孔21で締付けを行う。
まず、図1乃至図7に示すように、隔壁板2の図示の上部と下部に厚みが均一な楔状のスペーサ3をボルト貫通孔21で位置決めして、複数の隔壁板2を取付ける。楔状のスペーサ3の取付けは図3の表側の右側が幅狭で、左側が幅広とする。次の、隔壁板2の楔状のスペーサ3は、逆に、表側の右側が幅広で、左側が幅狭であるように配置する。そして、図4に示すように、必要枚数隔壁板2及びスペーサ3を積層する。
隔壁板2及びスペーサ3の積層が完了した時点で、図2に示す側板1を両側の面にスペーサ3を配置し、ボルト貫通孔21で締付けを行う。
そこで、ボルト16の一方の側板1の挿通孔であるボルト貫通孔21から挿入し、反対側の側板1に挿入されているボルト16の先端にナット17を回転させて捩子止めする。ボルト16とナット17との捩子止めは、その間に配設されているスペーサ3との密着度を決定するものであるから、適当な密着性で締付けられる。
図1のダクト接続板7を正面とする左右には、両外の側板1の内側には、複数のスペーサ3及び隔壁板2が配設されている。弾性封止部材4,5の内部側には、複数のスペーサ3及び隔壁板2が繰り返し配設されている。そこで、図6に示すように、弾性封止部材4,5を2枚の側板1及び複数枚の隔壁板2を直角に配置し、雌ネジ形成部12の雌ネジ12a(図4参照)に対して、弾性封止部材4の貫通孔43及びダクト接続板6の貫通孔64とを合わせる。同様に、弾性封止部材4,5を2枚の側板1及び複数のスペーサ3及び複数枚の隔壁板2に合わせ、雌ネジ形成部12の雌ネジ12aに対して、弾性封止部材5の貫通孔53及びダクト接続板7の貫通孔74とを位置合わせする。
図1の正面の左右には、両外が側板1でその内側には、複数のスペーサ3及び複数の隔壁板2が繰り返し配設されている。そこで、図6に示すように、弾性封止部材4,5の外側からダクト接続板6,7が配設される。ダクト接続板6,7を側板1の外側の弾性封止部材4,5に載せ、ボルト15で雌ネジ形成部12の雌ネジ12aに螺合し、固着する。
ここで、弾性封止部材4,5は、一対の側板1及び複数のスペーサ3及び複数枚の隔壁板2の端部を封止し、一対の側板1及び複数のスペーサ3及び複数枚の隔壁板2の端部が閉じられた構造とする弾性を具備する材料で形成されたものである。
また、ダクト接続板6,7は、弾性を具備する弾性封止部材4,5を面で保持し、弾性封止部材4,5の端部に押圧するもので、弾性の少ない、面が湾曲しない材料からなり、ダクト接続板6は高温吸気口61から開口41を介して隔壁板2の面に連結され、高温排気口62に繋がっている。また、ダクト接続板7は低温吸気口71から図示しない開口を介して隔壁板2の面に連結され、低温排気口72に繋がっている。
ここで、弾性封止部材4,5は、一対の側板1及び複数のスペーサ3及び複数枚の隔壁板2の端部を封止し、一対の側板1及び複数のスペーサ3及び複数枚の隔壁板2の端部が閉じられた構造とする弾性を具備する材料で形成されたものである。
また、ダクト接続板6,7は、弾性を具備する弾性封止部材4,5を面で保持し、弾性封止部材4,5の端部に押圧するもので、弾性の少ない、面が湾曲しない材料からなり、ダクト接続板6は高温吸気口61から開口41を介して隔壁板2の面に連結され、高温排気口62に繋がっている。また、ダクト接続板7は低温吸気口71から図示しない開口を介して隔壁板2の面に連結され、低温排気口72に繋がっている。
このように構成した熱交換器は、高温度の空気を低温の空気にすべく熱交換するものである。具体的には、次のように動作する。
まず、高温吸気口61から高温度の流体としての空気を導入し、空気はスペーサ3の内面に案内されながら、図3の弾性封止部材5に衝突し、空気は隔壁板2の凹凸線条23の付近に留まり、凹凸線条23によって流体抵抗が高くなっているから、徐々に下方に移動し、下方に位置するスペーサ3が徐々に右方向の高温排気口62側の位置を低く、かつ、開口しているから、ここから、高温吸気口61から導入された高温度の空気が高温排気口62で排出される。
まず、高温吸気口61から高温度の流体としての空気を導入し、空気はスペーサ3の内面に案内されながら、図3の弾性封止部材5に衝突し、空気は隔壁板2の凹凸線条23の付近に留まり、凹凸線条23によって流体抵抗が高くなっているから、徐々に下方に移動し、下方に位置するスペーサ3が徐々に右方向の高温排気口62側の位置を低く、かつ、開口しているから、ここから、高温吸気口61から導入された高温度の空気が高温排気口62で排出される。
また、低温吸気口71から低温度の空気を導入し、導入した空気は直線移動し、スペーサ3の内面に案内されながら、弾性封止部材4に衝突し、凹凸線条23によって流体抵抗が高くなっているから、空気は隔壁板2の凹凸線条23の付近に留まり、徐々に下方に移動し、下方に位置するスペーサ3が徐々に左方向の低温排気口72側の位置を低く、かつ、開口しているから、ここから、低温吸気口71から導入された低温度の空気が低温排気口72から排出される。
このとき、高温流体路Bと低温流体路Aとは、1枚の隔壁板2を挟んで一方が高温流体路Bで、他方が低温流体路Aとなる。この構成は、隔壁板2毎に生じているから、熱交換器の能力は、この隔壁板2の面積、流体の流速、高温流体路Bの温度と低温流体路Aの温度及び環境温度等によって決定される。
ところが、高温流体路Bと低温流体路Aが独立した回路であるから、例えば、高温流体路Bが70〜80℃で低温流体路Aが5〜15℃と低温であると、高温側が冷やされて水分が凝集して水滴が発生する。このような場合に水滴をそのままにしておくと、熱交換の効率が低下したり、或いは熱湯が噴き出したり、空気ダクト内を化学的反応する水が流れたりして好ましくない状態が生ずる。そこで、図2に示す水分排出路63は、高温吸気口61から導入された高温度の空気が高温排気口62側に排出される。
ところが、高温流体路Bと低温流体路Aが独立した回路であるから、例えば、高温流体路Bが70〜80℃で低温流体路Aが5〜15℃と低温であると、高温側が冷やされて水分が凝集して水滴が発生する。このような場合に水滴をそのままにしておくと、熱交換の効率が低下したり、或いは熱湯が噴き出したり、空気ダクト内を化学的反応する水が流れたりして好ましくない状態が生ずる。そこで、図2に示す水分排出路63は、高温吸気口61から導入された高温度の空気が高温排気口62側に排出される。
図3に示す水分排出路63は、2枚の隔壁板2で挟まれたスペーサ3は、隔壁板2の底部に配設し、隔壁板2の左側から右側に徐々に水滴が流れるように形成されているから、水分排出路63は自然に水滴を収集することができる。また、水分排出路63は、高温排気口62の下部に水滴がスペーサ3の上から直接流れないように、水分排出路63で遮断しているから、水分排出路63が閉じた状態で特定時間に1回そこに溜まった水を除去することにより、高温流体路に発生する水滴を除去できる。
この図3に示す水分排出路63は、高温排気口62の下部に水滴が落下する構造としているが、本発明を実施する場合には、直接水を受ける水容器としてもよいし、または、樋のように一時的に水を集め、それを管路を介して直接下水に排出してもよいし、特定の容器に収容してもよい。この水分排出路63の機能からすれば、水分排出路63が最も下に位置するのが望ましい。
本実施の形態では、スペーサ3の上を水滴が流れるように構成している。しかし、本発明を実施する場合には、図3の弾性封止部材4の隔壁板2側に開口部を設け、そこから排出させることもできる。このときには、開口部の下面が開口42の下端よりも下に位置させることにより、開口42の下端を堤として機能させることができる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、スペーサ3の上を水滴が流れるように構成している。しかし、本発明を実施する場合には、図3の弾性封止部材4の隔壁板2側に開口部を設け、そこから排出させることもできる。このときには、開口部の下面が開口42の下端よりも下に位置させることにより、開口42の下端を堤として機能させることができる。
[実施の形態2]
図3の実施の形態の熱交換器では、隔壁板2の加工しない平面の上下1〜2割を除く面に、楔形状のスペーサ3を設けている。
しかし、本発明を実施する場合のスペーサ3の形状は、実施の形態1に拘束されるものではない。
即ち、図7のように略コ字状のスペーサ31と長方形状のスペーサ32とすることもできる。即ち、略コ字状のスペーサ31と長方形状のスペーサ32で一対のスペーサ33を構成している。この略コ字状のスペーサ31は、成型したものを接合してもよいし、接合することなく、そのまま重ねてもよい。或いは、隔壁板2の片面または両面にインサート成形してもよい。または、合成樹脂または合成ゴム材料を使用し、移動し難い材料を選択してもよい。
しかし、本発明を実施する場合のスペーサ3の形状は、実施の形態1に拘束されるものではない。
即ち、図7のように略コ字状のスペーサ31と長方形状のスペーサ32とすることもできる。即ち、略コ字状のスペーサ31と長方形状のスペーサ32で一対のスペーサ33を構成している。この略コ字状のスペーサ31は、成型したものを接合してもよいし、接合することなく、そのまま重ねてもよい。或いは、隔壁板2の片面または両面にインサート成形してもよい。または、合成樹脂または合成ゴム材料を使用し、移動し難い材料を選択してもよい。
また、本発明を実施する場合の略コ字状のスペーサ31及び長方形形状のスペーサ32からなるスペーサ33の形状は、図3のスペーサ3の単体の形状としてもよいし、図7に示す略コ字状のスペーサ31と長方形形状(板状)のスペーサ32の対の形状としてもよい。また、長方形形状のスペーサ32を略コ字状のスペーサ31の開口部側に配設し、全体の隔壁板2相互間の厚みを一定にすることもできる。
この実施の形態においても、スペーサ33を合成樹脂、合成ゴムに材料が限定されるものではなく、鉄、銅、ステンレス等の金属とすることもできる。
そして、図3に示す実施の形態の場合でも、表裏に貫通する接続口を設けて表裏にスペーサ3をインサート形成することができる。当然、スペーサ3についても、合成樹脂、合成ゴムに材料が限定されるものではなく、鉄、銅、ステンレス等の金属とすることもできる。
そして、隔壁板2に形成した凹凸線条23は、本実施の形態では、上下に延びた凹凸線条について説明したが、本発明を実施する場合には、中心から周囲に広がる線条でもよいし、星、楕円、円筒の凹凸形状または凹凸線条23とすることができる。
[実施の形態3]
この実施の形態においても、スペーサ33を合成樹脂、合成ゴムに材料が限定されるものではなく、鉄、銅、ステンレス等の金属とすることもできる。
そして、図3に示す実施の形態の場合でも、表裏に貫通する接続口を設けて表裏にスペーサ3をインサート形成することができる。当然、スペーサ3についても、合成樹脂、合成ゴムに材料が限定されるものではなく、鉄、銅、ステンレス等の金属とすることもできる。
そして、隔壁板2に形成した凹凸線条23は、本実施の形態では、上下に延びた凹凸線条について説明したが、本発明を実施する場合には、中心から周囲に広がる線条でもよいし、星、楕円、円筒の凹凸形状または凹凸線条23とすることができる。
[実施の形態3]
図8は図5の実施の形態の変形例である実施の形態3である。図5においては、凹凸線条23が片面側のみに形成したものであるが、図8(b)に示すように、両側の面に凹凸線条23を形成することができる。特に、図8のように両側の面に凹凸線条23を形成すると、隔壁板2をプレス加工する際に板材に加わる張力が1/2の変化で済むので、展性の良くない材料でも使用可能となる。特に、隔壁板2の加工しない平面と凹凸線条23を形成する面との境界にストレスが加わり易いが、1/2の変形で加工できるので、加工も容易になる。例えば、アルミニウム板、銅板の成形においても、ストレスによって破損される事例が皆無となった。
なお、他の構成は、他の実施の形態の技術を直接使用できる。
[実施の形態4]
なお、他の構成は、他の実施の形態の技術を直接使用できる。
[実施の形態4]
図9乃至図13は本実施の形態4の説明図である。ここでは、実施の形態1との相違点を重点的に説明する。
図1に示す低温流体路Aは、外部から温度の低い流体を対向面の上側の低温吸気口71から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて対向面の下側の低温排気口72に導くもので、低温吸気口71及び低温排気口72は四角筒で形成されている。同様に、高温流体路Bは、外部から温度の高い流体を対向面の下側の高温吸気口61から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて対向面の上側の高温排気口62に導くもので、高温吸気口61及び高温排気口62は四角筒で形成されている。
低温吸気口71と低温排気口72、高温吸気口61と高温排気口62は左右の同一辺側に設けられており、低温流体路Aと高温流体路Bは同一上下方向の流体の流れとなる。
図1に示す低温流体路Aは、外部から温度の低い流体を対向面の上側の低温吸気口71から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて対向面の下側の低温排気口72に導くもので、低温吸気口71及び低温排気口72は四角筒で形成されている。同様に、高温流体路Bは、外部から温度の高い流体を対向面の下側の高温吸気口61から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて対向面の上側の高温排気口62に導くもので、高温吸気口61及び高温排気口62は四角筒で形成されている。
低温吸気口71と低温排気口72、高温吸気口61と高温排気口62は左右の同一辺側に設けられており、低温流体路Aと高温流体路Bは同一上下方向の流体の流れとなる。
しかし、図9に示すように、低温吸気口71と低温排気口72、高温吸気口61と高温排気口62は、円筒で形成することもできる。
図9に示す低温流体路Aは、外部から温度の低い流体を低温吸気口71から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて低温排気口72に導くもので、体温吸気口71及び低温排気口72は円筒で形成されている。同様に、高温流体路Bは、外部から温度の高い流体を高温吸気口61から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて高温排気口62に導くもので、高温吸気口61及び高温排気口62は円筒で形成されている。
ダクト接続板7の低温吸気口71とダクト接続板6の低温排気口72、ダクト接続板6の高温吸気口61とダクト接続板7の高温排気口62は対向面の上下反対側に設けられており、低温流体Aと高温流体BはX軸状の流れとなる。
図9に示す低温流体路Aは、外部から温度の低い流体を低温吸気口71から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて低温排気口72に導くもので、体温吸気口71及び低温排気口72は円筒で形成されている。同様に、高温流体路Bは、外部から温度の高い流体を高温吸気口61から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて高温排気口62に導くもので、高温吸気口61及び高温排気口62は円筒で形成されている。
ダクト接続板7の低温吸気口71とダクト接続板6の低温排気口72、ダクト接続板6の高温吸気口61とダクト接続板7の高温排気口62は対向面の上下反対側に設けられており、低温流体Aと高温流体BはX軸状の流れとなる。
このとき、実施の形態1のスぺーサ3にガイドされて液化した水滴を収集して排出する水分排出路63は、下部の円筒の高温排気口62及び/または低温排気口72に形成できる。水分排出路63A及び水分排出路63Bはその例である。
但し、図9及び詳細に示す図13のように、本実施の形態4の水分排出路63A及び水分排出路63Bは仕切板64aと仕切板64bによって形成されている。
本実施の形態でも、水分排出路63Aと水分排出路63Bとの流速により、任意の形態とすることができる。
但し、図9及び詳細に示す図13のように、本実施の形態4の水分排出路63A及び水分排出路63Bは仕切板64aと仕切板64bによって形成されている。
本実施の形態でも、水分排出路63Aと水分排出路63Bとの流速により、任意の形態とすることができる。
また、本実施の形態4では、断熱材からなる一対の側板1と、一対の側板1と対向する1対の外壁板80との間に、熱交換の対象となる低温流体路Aと高温流体路Bとの流体以外の流体の入る断熱層を外壁板80で形成したものである。
即ち、断熱材からなる一対の側板1の外側に、ステンレス、アルミニウム、銅、合成樹脂等で箱形の容器で外壁板80を形成し、それをボルト81で固着し、その内部を一対の側板1との間で封止したものである。これによって空気の断熱層が形成され、熱交換効率をより良くすることができる。
また、本実施の形態では、一対の側板1の外で空気の断熱層が形成されているから、設置したときに、外部を加熱したり、冷却したりするのが防止できる。
即ち、断熱材からなる一対の側板1の外側に、ステンレス、アルミニウム、銅、合成樹脂等で箱形の容器で外壁板80を形成し、それをボルト81で固着し、その内部を一対の側板1との間で封止したものである。これによって空気の断熱層が形成され、熱交換効率をより良くすることができる。
また、本実施の形態では、一対の側板1の外で空気の断熱層が形成されているから、設置したときに、外部を加熱したり、冷却したりするのが防止できる。
本実施の形態4では、断熱材からなる一対の側板1と、一対の側板1と対向する1対の外壁板80との間に、熱交換の対象となる低温流体路Aの低温流体と高温流体路Bの高温流体の流体以外の空気等の流体の入る断熱層を形成したものである。しかし、側板1と外壁板80を一体に形成し、それを(側板兼用)外壁板80または(外壁板兼用)側板1とすることもできる。
また、このとき、(側板兼用)外壁板80または(外壁板兼用)側板1の断熱層を単純に空気層とせず、発泡層としたり、他の部材をインサートしたりすることもできるし、真空層とすることもできる。
また、このとき、(側板兼用)外壁板80または(外壁板兼用)側板1の断熱層を単純に空気層とせず、発泡層としたり、他の部材をインサートしたりすることもできるし、真空層とすることもできる。
本実施の形態4の低温流体路Aと高温流体路Bとの流体は、隔壁板2を隔てて上方向から下方向に流れるものであるから、両者が平行して流れ、熱交換器の熱変換効率を良くすることもできる。また、液化した水滴を収集して排出する水分排出路63A及び水分排出路63Bは、下部の円筒の高温排気口62及び/または低温排気口72に形成でき、所望の排出を行うことができる。
なお、スぺーサ34は、図11に示すように、略L字状に形成したもので、1対として使用するものであり、材料は実施の形態1乃至実施の形態3と同様、何れで形成してもよい。スぺーサ34の図11及び図12の内側の低温流体と高温流体が接触する面には、テーパを設けて液化した水滴が流れやすく構成することもできる。
[実施の形態5]
なお、スぺーサ34は、図11に示すように、略L字状に形成したもので、1対として使用するものであり、材料は実施の形態1乃至実施の形態3と同様、何れで形成してもよい。スぺーサ34の図11及び図12の内側の低温流体と高温流体が接触する面には、テーパを設けて液化した水滴が流れやすく構成することもできる。
[実施の形態5]
図14乃至図18は本実施の形態5の説明図である。ここでは、実施の形態1との相違点を重点的に説明する。
図1に示す低温流体は、外部から温度の低い流体を対向面の上側の低温吸気口71から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動して対向面の下側の低温排気口72に導くもので、低温吸気口71及び低温排気口72は円筒で形成されている。同様に、高温流体は、外部から温度の高い流体を対向面の上側の高温吸気口61から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて対向面の下側の高温排気口62に導くもので、高温吸気口61及び高温排気口62は円筒で形成されている。
低温吸気口71と高温排気口62、高温吸気口61と低温排気口72は左右の同一辺側に設けられており、低温流体と高温流体は並行する同一上下方向の流れとなる。
図1に示す低温流体は、外部から温度の低い流体を対向面の上側の低温吸気口71から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動して対向面の下側の低温排気口72に導くもので、低温吸気口71及び低温排気口72は円筒で形成されている。同様に、高温流体は、外部から温度の高い流体を対向面の上側の高温吸気口61から供給され、供給された流体を隔壁板2に沿って移動させて対向面の下側の高温排気口62に導くもので、高温吸気口61及び高温排気口62は円筒で形成されている。
低温吸気口71と高温排気口62、高温吸気口61と低温排気口72は左右の同一辺側に設けられており、低温流体と高温流体は並行する同一上下方向の流れとなる。
ここで、実施の形態1との相違点は、ダクト接続板7に低温吸気口71及び高温吸気口61が、ダクト接続板6に高温排気口62及び低温排気口72が配設され、しかも、図14乃至図16に示すように、ダクト接続板6の高温吸気口61と低温排気口72は、ダクト接続板7の低温吸気口71と高温排気口62との配設間隔よりも狭く設定されている。その差は低温吸気口71と高温吸気口61の中心軸がそれらの円筒の開口の1/2よりも大きく3倍以内に設定される。この間隔は限定的なものではなく、更に、広くまたは狭くすることもできる。
したがって、低温流体路Aの低温流体は低温吸気口71から供給されて、隔壁板2に沿って移動し、対向面の下側の低温排気口72に導かれるが、そのとき、低温排気口72が下端から所定の距離だけ上昇した位置に配設されているから、低温流体Aは凹凸線条23の面に沿ってS字状を描いて低温排気口72に導かれる。このとき、図16の薄墨で描いているように澱み部分91が生ずる。
同様に、高温流体路Bの高温流体は高温吸気口61から供給されて、隔壁板2に沿って移動し、対向面の上側の高温排気口62に導かれるが、そのとき、高温排気口62が上端から所定の距離だけ下がった位置に配設されているから、低温流体Aは凹凸線条23の面に沿ってS字状を描いて高温排気口62に導かれる。
同様に、高温流体路Bの高温流体は高温吸気口61から供給されて、隔壁板2に沿って移動し、対向面の上側の高温排気口62に導かれるが、そのとき、高温排気口62が上端から所定の距離だけ下がった位置に配設されているから、低温流体Aは凹凸線条23の面に沿ってS字状を描いて高温排気口62に導かれる。
このとき、低温流体路Aの低温流体は低温排気口72から排出されるとき、澱み部分91が発生する。また、高温流体路Bの高温流体は高温排気口62から排出されるとき、澱み部分92が発生する。これらの澱み部分91または澱み部分92は、低温流体または高温流体が移動しても、その循環が殆ど機能しない領域となり、実質的に断熱層となる。この断熱層は、上部と底部とに形成されるから、上部及び下部が断熱構造を行ったものと同じ構造と見做すことができる。
即ち、実施の形態4では、断熱材からなる一対の側板1と、一対の側板1と対向する1対の外壁板80との間に流体の入る断熱層を形成したものであるが、本実施の形態では、熱交換に使用する低温流体路Aの低温流体と高温流体路Bの高温流体を使用して断熱層を生成させ、熱変換効率を良くすることもできる。
即ち、実施の形態4では、断熱材からなる一対の側板1と、一対の側板1と対向する1対の外壁板80との間に流体の入る断熱層を形成したものであるが、本実施の形態では、熱交換に使用する低温流体路Aの低温流体と高温流体路Bの高温流体を使用して断熱層を生成させ、熱変換効率を良くすることもできる。
ここで、スぺーサ33は、略L字状に形成したものであり、材料は実施の形態1乃至実施の形態4と同様、何れで形成してもよい。また、実施の形態1乃至実施の形態4と同様、水滴を排出する場合には、低温排気口72から分岐させて排出させてもよいし、スぺーサ33の内角(入れ隅)にアールを付けたり、スぺーサ33に図7のように、テーパーを付与してもよい。
または、低温排気口72の下に排出専用の図示しない水分排出路を設けることもできる。
または、低温排気口72の下に排出専用の図示しない水分排出路を設けることもできる。
上記実施の形態の熱交換器は、両端面に配設した断熱材からなる側板1と、表面に凹凸形状または凹凸線条23を形成して表面積を広くしてなる熱伝導の良好な材料を一対の側板1間に5〜20枚積層配設してなる隔壁板2と、側板1と隔壁板2の間または隔壁板2相互間の隔壁板2に沿った流体の流れを特定すべく配設したスぺーサ3,31及び32,33,34と、側板1と隔壁板2の間及び隔壁板2相互間を対向面が1つになる1個置きに連結し、外部から低温流体を導入する低温吸気口71及びその低温吸気口71から供給された低温流体を隔壁板2に沿って移動させて導く低温排気口72とからなる低温流体路Aと、低温流体路Aの側板1と隔壁板2の間及び隔壁板2相互間の低温吸気口71として連結したものを除いて連結し、外部から低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口61及び高温吸気口61から供給された高温流体を隔壁板2に沿って移動させて導く高温排気口62とからなる高温流体路Bと、高温排気口62側に配設され、前記スぺーサ3,31及び32,33,34にガイドされて液化した水滴を収集して排出する水分排出路63,63A,63Bを具備するものである。
したがって、側板1間の面方向に複数枚積層配設してなる隔壁板2は、断熱材である側板2間に挟まれ、また、その間にスペーサ3,31及び32,33,34を配設し、複数枚積層配設してなる隔壁板2と断熱材である側板1間を表裏に配設し、捩子で側板1及び複数枚の積層配設した隔壁板2を締付ければ、シール性の良い接合が可能となる。また、スペーサ3,31及び32,33,34を配設して複数枚積層配設してなる隔壁板2と断熱材である側板1間を接合するとき、スペーサ3,31及び32,33,34と複数枚積層した隔壁板2と、側板1間の断熱材が面一になっているので、簡単にシール性を確保できる。
また、このとき、側板1と複数枚積層なる隔壁板2は、溶接が不要で部材の構造が簡単で組立するだけで良いから、扱いやすい。また、隔壁板2は、ステンレス、アルミニウム、銅等の用途に応じた熱伝導の良い金属材料を使用すれば、容易に実施できる。また、隔壁板2の厚さも任意であり、凹凸形状または凹凸線条23も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。製造が容易であり、製造コストが抜群に安くできる。
そして、隔壁板2の厚さも任意であり、その面に凹凸形状または凹凸線条23を形成することにより、隔壁板2の面積が広くなるから、隔壁板2と空気との接触表面積や融壁板2相互の隙間を自由に設定できる。
そして、隔壁板2の厚さも任意であり、その面に凹凸形状または凹凸線条23を形成することにより、隔壁板2の面積が広くなるから、隔壁板2と空気との接触表面積や融壁板2相互の隙間を自由に設定できる。
また、上記実施の形態の熱交換器は、側板1及び隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34として特別な材料を使用するものでないので、ステンレス、アルミニウム、銅、合成樹脂等の用途に応じた平板で容易に製作できる。
そして、隔壁板2の厚さも任意であり、その表面の凹凸形状または凹凸線条23も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。また、隔壁板2とスペーサ3,31及び32,33,34のサイズによって低温流体路A及び高温流体路Bのサイズが任意に設定でき、熱交換器の能力を任意に設定できる。また、簡単な構成であるから、分解による清掃も簡単にできる。
上記実施の形態の熱交換器は、縦向き、横向き等設置が任意に選択できる。例えば、縦置きにすると水滴が下に流れるので除湿機能として有効である。また、この実施の形態の熱交換器は、製造コストが抜群に安くできる。
そして、隔壁板2の厚さも任意であり、その表面の凹凸形状または凹凸線条23も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。また、隔壁板2とスペーサ3,31及び32,33,34のサイズによって低温流体路A及び高温流体路Bのサイズが任意に設定でき、熱交換器の能力を任意に設定できる。また、簡単な構成であるから、分解による清掃も簡単にできる。
上記実施の形態の熱交換器は、縦向き、横向き等設置が任意に選択できる。例えば、縦置きにすると水滴が下に流れるので除湿機能として有効である。また、この実施の形態の熱交換器は、製造コストが抜群に安くできる。
上記実施の形態の熱交換器のスぺーサ3,31及び32,33,34は、水分排出路水分排出路63,63A,63B側の高さが低く、反水分排出路側の高さが高く形成されているから、熱交換器のスペーサ3,31及び32,33,34は、水分排出路63,63A,63B側の高さが低く、反排出路側の高さを高く配設すれば、熱交換器内で冷やされて温度が降下し、凝集した水滴が自然に落下し排出できる。
上記実施の形態の熱交換器の側板1と隔壁板2の間及び隔壁板2相互間の端部は、弾性に富む断熱材からなる弾性封止部材4,5を介してダクト接続板6,7を締付け固着したものである。
したがって、弾性に富む断熱材からなるダクト接続板6,7は高温吸気口61及び/または高温排気口62、低温吸気口71及び/または低温排気口72を設けた弾性封止部材4,5によって全体が押圧される。そのとき、側板1及び隔壁板2の端部は、弾性封止部材4,5の面で押圧形成されるから、確実にシール性が確保される。
したがって、弾性に富む断熱材からなるダクト接続板6,7は高温吸気口61及び/または高温排気口62、低温吸気口71及び/または低温排気口72を設けた弾性封止部材4,5によって全体が押圧される。そのとき、側板1及び隔壁板2の端部は、弾性封止部材4,5の面で押圧形成されるから、確実にシール性が確保される。
上記実施の形態の前記側板1は、断熱材からなり隔壁板2の端部の両面に配設するものである。また、隔壁板2は、表面に凹凸形状または凹凸線条23を形成して表面積を広くしてなる熱伝導の良好な材料で、両側の側板1に対して重ねて配設したものである。この表面に形成した凹凸形状または凹凸線条23は、表または裏の1面または表裏の両面に形成してもよい。
また、スペーサ3,31及び32,33,34は、側板1と隔壁板2の間、隔壁板2の相互間に配設した合成樹脂、エラストマー等の断熱材からなり、かつ、シール性の良い材料で、位置決め精度も高いものが望ましい。
また、スペーサ3,31及び32,33,34は、側板1と隔壁板2の間、隔壁板2の相互間に配設した合成樹脂、エラストマー等の断熱材からなり、かつ、シール性の良い材料で、位置決め精度も高いものが望ましい。
そして、上記低温流体路Aは、外部から低温流体を導入する低温吸気口71及び低温吸気口71から流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する低温排気口72との系を有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの1つである。
更に、高温流体路Bは、外部から低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口61及び高温吸気口61から流入した流体を隔壁板2に沿って流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する高温吸気口61との系を有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの残りの1つである。
更にまた、水分排出路63は、高温排気口62側に配設されたものであり、水分を含んだまま、低温側から冷やされると水の分子が凝集し、液化し、水滴が生じるからそれを排出するものである。なお、スペーサ3,31及び32,33,34に水路を構成させ、水路にガイドされて、水滴を排出する構造とすると機能的に処理でき易い。
更に、高温流体路Bは、外部から低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口61及び高温吸気口61から流入した流体を隔壁板2に沿って流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する高温吸気口61との系を有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの残りの1つである。
更にまた、水分排出路63は、高温排気口62側に配設されたものであり、水分を含んだまま、低温側から冷やされると水の分子が凝集し、液化し、水滴が生じるからそれを排出するものである。なお、スペーサ3,31及び32,33,34に水路を構成させ、水路にガイドされて、水滴を排出する構造とすると機能的に処理でき易い。
以上のように、本実施の形態にかかる熱交換器は、凹凸形状または凹凸線条23を形成して表面積を広くしてなる熱伝導の良好な材料と断熱材からなり両面に配設した側板間の面方向に複数枚積層配設してなる隔壁板2と、側板1と隔壁板2の間または前記隔壁板相互間の隔壁板2に沿った低温流体路Aと高温流体路の流体の流れを形成すべくスペーサ3,31及び32,33,34を配設して固着し、側板1と隔壁板2の間及び隔壁板2相互間を対向面が1つになる1個置きの間隔で連結し、外部から低温流体路Aを導入する低温吸気口71及び低温吸気口71から流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する低温排気口71を設ける。また、側板1と隔壁板2の間、隔壁板2の相互間を対向面が1つになる1個置きに連結した他方に外部から高温流体路Bを導入する高温吸気口61及び前記高温吸気口61から流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する高温排気口62を設けたものである。
したがって、側板1間の面方向に複数枚積層配設してなる隔壁板2は、断熱材である側板1間に挟まれ、また、その間にスペーサ3,31及び32,33,34を配設し、複数枚積層配設してなる隔壁板2と断熱材である側板1間を表裏に配設し、捩子で側板1及び複数枚の積層配設した隔壁板2を締付ければ、シール性の良い接合が可能となる。また、スペーサ3,31及び32,33,34を配設して複数枚積層配設してなる隔壁板2と断熱材である側板1間を接合するとき、スペーサ3,31及び32,33,34と複数枚積層した隔壁板2と、側板1間の断熱材が面一になっているので、簡単にシール性を確保できる。
また、このとき、側板1と複数枚積層なる隔壁板2は、溶接が不要で部材の構造が簡単で組立するだけで良いから、扱い易い。また、隔壁板2は、ステンレス、アルミニウム、銅等の用途に応じた熱伝導の良い金属材料を使用すれば、容易に実施できる。また、隔壁板2の厚さも任意であり、凹凸形状または凹凸線条23も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。製造が容易であり、製造コストが抜群に安くできる。
そして、隔壁板2の厚さも任意であり、その面に凹凸形状または凹凸線条23を形成することにより、隔壁板2の面積が広くなるから、隔壁板2と空気との接触表面積や融壁板2相互の隙間を自由に設定できる。
但し、隔壁板2は、ステンレス、アルミニウム、銅等で生成した場合には、直接、ダクト接続板6,7に端部を溶接することもできる。
そして、隔壁板2の厚さも任意であり、その面に凹凸形状または凹凸線条23を形成することにより、隔壁板2の面積が広くなるから、隔壁板2と空気との接触表面積や融壁板2相互の隙間を自由に設定できる。
但し、隔壁板2は、ステンレス、アルミニウム、銅等で生成した場合には、直接、ダクト接続板6,7に端部を溶接することもできる。
各実施の形態は、主に、断熱材からなる側板1、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34、弾性封止部材4,5及びダクト接続板6,7から構成されるものであるから、構造が簡単で単純な組立てをするだけで、溶接不要で構成されているから、製造コストが抜群に安くできる。
また、断熱材からなる側板1、隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34、弾性封止部材4,5、ダクト接続板6,7から構成されるものであるから、ステンレス、アルミニウム、銅、合成樹脂等用途に応じた平板で容易に製作できる。
また、断熱材からなる側板1、隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34、弾性封止部材4,5、ダクト接続板6,7から構成されるものであるから、ステンレス、アルミニウム、銅、合成樹脂等用途に応じた平板で容易に製作できる。
そして、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34が簡単な構造であり、しかも、隔壁板2の厚さも任意であり、凹凸形状も任意にできるので、接触表面積や隙間を自由に設計できる。同様に、表面に凹凸形状または凹凸線条23を形成して表面積を広くし、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板2は設計自由度が高く、隔壁板2の枚数を増やしたり、大きさ(装置の長さや幅)も容易に拡大できる。
更に、本実施の形態は、主に、断熱材からなる側板1、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34、弾性封止部材4,5及びダクト接続板6,7から構成されるものであるから、分解清掃が容易であり、縦向き、横向きなど設置が任意にでき、縦置きにすると水滴が下に流れるので除湿機として有効である。
更に、本実施の形態は、主に、断熱材からなる側板1、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34、弾性封止部材4,5及びダクト接続板6,7から構成されるものであるから、分解清掃が容易であり、縦向き、横向きなど設置が任意にでき、縦置きにすると水滴が下に流れるので除湿機として有効である。
本実施の形態の熱交換器に対して、更に、スペーサ3,31及び32,33,34にガイドされて水滴を収集して排出する水分排出路63,63A,63Bを具備するものであるから、例えば、冷却または加温された空気等の流体に含まれる気化された水分等の成分が液体として液化したとき、それを熱交換器の作動を停止させることなく排出できる。勿論、スペーサ3,31及び32,33,34以外に水路を形成してもよい。気体が液化したとき、その液体を熱交換器から排出できるから、熱交換器の効率が低下することがない。
また、低温排気口72側及び/または高温排気口62側に配設され、隔壁板2で液化した水滴をスペーサ3,31及び32,33,34でガイドして収集して排出する水分排出路63は、低温排気口72側及び高温排気口62側に配設し、必要に応じて一方のみまたは両方の使用が可能となる。よって、水分排出路63を高温排気口62側及び低温排気口72側に配設すれば、如何なる条件にも対応できる。そして、低温流体路と高温流体路の流速は水分排出路63に低温流体路Aまたは高温流体路Bが流れることがないので、開放型で設けてもよいし、開閉を制御できるように構成してもよい。
本実施の形態にかかる熱交換器のスペーサ3,31及び32,33,34は、高温排気口62側の高さが低く、反排出路側の高さが高く立設されているものであるから、熱交換器のスペーサ3,31及び32,33,34は、水分排出路63,63A,63B側の高さが低く、反排出路側の高さを高く配設すれば、熱交換器内で冷やされて温度が降下し、凝集した水滴が自然に落下することによりに排出できる。
本実施の形態にかかる熱交換器のスペーサ3,31及び32,33,34の水分排出路63,63A,63Bは、開閉バルブで排水及び排水停止が制御されるものであるから、常時開放状態ではなく、水分排出路63,63A,63Bを開閉バルブで排水及び排水停止が制御でき、所定量の水分が溜まったとき、または所定の時間間隔等で排水を行うことができる。また、熱交換器を通過する流体速度が速い場合に、外部の空気等を吸い込むのを防止できる。逆に、熱交換器を通過する流体速度が遅い場合に、熱交換器内の流体が外部に出るのを防止できる。
本実施の形態にかかる熱交換器の側板1と隔壁板2の間及び隔壁板2相互間に配設するスペーサ3,31及び32,33,34の端部は、弾性に富む断熱材からなる弾性封止部材4,5を介して低温吸気口71及び/または高温吸気口61を設けたダクト接続板6,7を側板1及び隔壁板に固着したものであるから、弾性に富む断熱材からなる弾性封止部材4,5は低温吸気口71及び/または高温吸気口61を設けた弾性封止部材4,5によって全体が押圧される。そのとき、側板1及び隔壁板2の端部は、弾性封止部材4,5の面で押圧されるから、確実にシール性が確保される。
本実施の形態にかかる熱交換器の前記両端面に配設した断熱材からなる側板1と、側板1と対向する隔壁板2との間に、熱交換の対象となる流体以外の流体の入る断熱層を形成したものであるから、熱交換器内の流体の温度が外部の温度によって、熱交換を行う雰囲気を決定できるから、熱交換効率を最大にすることができる。
本実施の形態にかかる熱交換器は、その低温流体路Aの低温吸気口71及び低温排気口72と高温流体路Bの高温吸気口61及び高温排気口62は、互いに同一軸線状に低温吸気口71及び低温排気口72並びに高温吸気口61及び高温排気口62が配設されておらず、流体が低温吸気口71から低温排気口72または高温吸気口61から高温排気口62に流れるとき、通過する流体の澱み91,92を形成したものであるから、流体の澱み91,92の部分が熱交換を行う雰囲気を決定し、熱交換の盛んなところと、熱交換が盛んでないところができ、熱交換が盛んな個所で、熱交換効率を上げ、損失の少ない熱交換が行える。
このように、本実施の形態の熱交換器は、断熱材からなる側板1、スペーサ3,31及び32,33,34及び表面に凹凸形状または凹凸線条23を形成して表面積を広くし、熱伝導の良好な材料からなる隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34を重ね、また、隔壁板2及びスペーサ3,31及び32,33,34の必要な数だけ繰り返し重ねた後、他端の前記側板1を重ねることにより全体を構成し、そして、側板1と隔壁板2の間、隔壁板2の相互間を対向面が1つになる1個置きに連結し、外部から低温流体路Aを導入する低温吸気口71及び低温吸気口71から流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する低温排気口72を設ける。また、側板1と隔壁板2の間、隔壁板2の相互間を対向面が1つになる1個置きに連結した他方に外部から高温流体路Bを導入する高温吸気口61及び高温吸気口61から流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する高温排気口62を設けたものである。
ここで、上記側板1は、断熱材からなり隔壁板2の端部の両面に配設するものである。また、上記隔壁板2は、表面に凹凸形状または凹凸線条23を形成して表面積を広くしてなる熱伝導の良好な材料で、両側の側板1に対して重ねて配設したものである。この表面に形成した凹凸形状または凹凸線条23は、表または裏の1面または表裏の両面に形成してもよい。
また、スペーサ3,31及び32,33,34は、側板1と隔壁板2の間、隔壁板2の相互間に配設した合成樹脂、エラストマー等の断熱材からなり、かつ、シール性の良い材料で、位置決め精度も高いものが望ましい。
そして、低温流体路Aは、外部から低温流体を導入する低温吸気口71及び低温吸気口71から流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する低温排気口72との系、即ち、低温流体路Aを有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの1つである。
更に、上記高温流体路Bは、外部から低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口61及び高温吸気口61から流入した流体を隔壁板2に沿って流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する高温排気口62との系、即ち、高温流体路Bを有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの残りの1つである。
また、スペーサ3,31及び32,33,34は、側板1と隔壁板2の間、隔壁板2の相互間に配設した合成樹脂、エラストマー等の断熱材からなり、かつ、シール性の良い材料で、位置決め精度も高いものが望ましい。
そして、低温流体路Aは、外部から低温流体を導入する低温吸気口71及び低温吸気口71から流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する低温排気口72との系、即ち、低温流体路Aを有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの1つである。
更に、上記高温流体路Bは、外部から低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口61及び高温吸気口61から流入した流体を隔壁板2に沿って流入した流体を隔壁板2に沿って移動させて排出する高温排気口62との系、即ち、高温流体路Bを有するものであり、熱交換器内に形成された2つの流路のうちの残りの1つである。
本実施の形態の熱交換器の水分排出路63,63a,63bは、高温排気口62側及び/または低温排気口72側に配設され、隔壁板2で液化した水滴を前記スぺーサ3,31及び32,33でガイドして収集して排出するものである。
高温排気口62側及び/または低温排気口72側に配設されたものであり、水分を含んだまま、低温流体路A側から冷やされると水の分子が凝集し、液化し、水滴が生じるからそれを排出するものである。勿論、高温流体路Bに暖められることにより、固体微粉末化した水の分子の結晶が温度上昇によって水滴化したものも排出することができる。
なお、スペーサ3,31及び32,33,34に水路を構成し、その水路にガイドされて、水滴を排出する構造とすると機能的に水の処理ができ易い。
高温排気口62側及び/または低温排気口72側に配設されたものであり、水分を含んだまま、低温流体路A側から冷やされると水の分子が凝集し、液化し、水滴が生じるからそれを排出するものである。勿論、高温流体路Bに暖められることにより、固体微粉末化した水の分子の結晶が温度上昇によって水滴化したものも排出することができる。
なお、スペーサ3,31及び32,33,34に水路を構成し、その水路にガイドされて、水滴を排出する構造とすると機能的に水の処理ができ易い。
本実施の形態の熱交換器のスペーサ3,31及び32,33,34は、水分排出路63,63a,63b側の高さが低く、水分排出路63,63A,63Bの反対側の高さが高く立設されているから、水分排出路63,63a,63b側によって水滴の流れる方向が決まり、また、熱交換器の立つた状態が特定できる。
ここで、水分排出路63,63A,63B側の高さが低く、反排出路側の高さが高く立設されているスペーサ3,31及び32,33,34は、隔壁板2の面に合成樹脂をインサート成形してもよいし、スペーサ3,31及び32,33,34のみを独立に成型してもよい。
ここで、水分排出路63,63A,63B側の高さが低く、反排出路側の高さが高く立設されているスペーサ3,31及び32,33,34は、隔壁板2の面に合成樹脂をインサート成形してもよいし、スペーサ3,31及び32,33,34のみを独立に成型してもよい。
本発明の熱交換器の水分排出路63,63A,63Bは、開閉バルブで排水及び排水停止が制御されるものとすることができる。水分排出路63,63A,63Bは少なくとも側板1を除きスペーサ3,31及び32,33,34と隔壁板2の積層厚みを確保する必要があるが、除きスペーサ3,31及び32,33,34と隔壁板2の広さ方向の幅は任意とすることができる。
ここで、水分排出路63,63A,63Bを開閉バルブで排水及び排水停止が制御されることは、常時開放状態ではなく、所定量の水分が溜まったとき、または所定の時間間隔等で排水を行うことができる。
ここで、水分排出路63,63A,63Bを開閉バルブで排水及び排水停止が制御されることは、常時開放状態ではなく、所定量の水分が溜まったとき、または所定の時間間隔等で排水を行うことができる。
本実施の形態の熱交換器の側板1と隔壁板2の間及び隔壁板2相互間に配設するスペーサ3,31及び32,33,34の端部は、弾性に富む断熱材からなる弾性封止部材4,5を介して低温吸気口71及び/または高温吸気口61を設けたダクト接続板6,7を側板1及び隔壁板2に固着したものであるから、弾性に富む断熱材からなる弾性封止板材4,5は低温吸気口71及び/または高温吸気口61を設けたダクト接続板6,7によって全体が押圧される。そのとき、側板1及び隔壁板2の端部は、弾性封止板材4,5の面で押圧されるから、確実にシール性が確保される。
本実施の形態の熱交換器の前記両端面に配設した断熱材からなる側板1は、その側板1と対向し、側板1及び隔壁板2に併設され、最外側に位置する外壁板80との間に、熱交換の対象となる流体以外の流体の入る断熱層を形成したものである。
ここで、断熱材からなる側板1と対向する外壁板80との間で形成された断熱層は、熱交換の対象となる流体以外の流体が入るものであり、大気が流通してもよいし、閉じられた空間としてもよい。何れにせよ、目的によって開放または閉鎖が選択できる。
勿論、低温流体路Aまたは高温流体路Bに供給する温度が大気に近い場合には、その大気を循環させることもできる。
また、両端面に配設した断熱材からなる側板1と対向する、側板1の外側に配設された外壁板80との間で機械的強度を増すから、熱交換器が堅固に製造できる。
ここで、断熱材からなる側板1と対向する外壁板80との間で形成された断熱層は、熱交換の対象となる流体以外の流体が入るものであり、大気が流通してもよいし、閉じられた空間としてもよい。何れにせよ、目的によって開放または閉鎖が選択できる。
勿論、低温流体路Aまたは高温流体路Bに供給する温度が大気に近い場合には、その大気を循環させることもできる。
また、両端面に配設した断熱材からなる側板1と対向する、側板1の外側に配設された外壁板80との間で機械的強度を増すから、熱交換器が堅固に製造できる。
本実施の形態の熱交換器の低温流体路Aの低温吸気口71及び低温排気口72と高温流体路Bの高温吸気口61及び高温排気口62は、互いに同一軸線状に低温吸気口71及び低温排気口72並びに高温吸気口61及び高温排気口62が配設されておらず、流体が低温吸気口71から低温排気口72または高温吸気口61から高温排気口62に流れるとき、通過する流体の澱みを形成したものである。
ここで、流体が低温吸気口71から低温排気口72または高温吸気口61から高温排気口62に流れるとき、通過する流体の澱みとは、低温吸気口71から低温排気口72または高温吸気口61から高温排気口62間に流体の流れる流路以外の空間が形成されておればよい。
ここで、流体が低温吸気口71から低温排気口72または高温吸気口61から高温排気口62に流れるとき、通過する流体の澱みとは、低温吸気口71から低温排気口72または高温吸気口61から高温排気口62間に流体の流れる流路以外の空間が形成されておればよい。
1 側板
2 隔壁板
3,31及び32,33,34 スぺーサ
4,5 弾性封止部材
6,7 ダクト接続板
23 凹凸線条
A 低温流体路
B 高温流体路
61 高温吸気口
62 高温排気口
71 低温吸気口
72 低温排気口
63,63A,63B 水分排出路
80 外壁板
2 隔壁板
3,31及び32,33,34 スぺーサ
4,5 弾性封止部材
6,7 ダクト接続板
23 凹凸線条
A 低温流体路
B 高温流体路
61 高温吸気口
62 高温排気口
71 低温吸気口
72 低温排気口
63,63A,63B 水分排出路
80 外壁板
Claims (7)
- 両端面に配設した断熱材からなる側板と、
表面に凹凸形状または凹凸線条を形成して表面積を広くしてなる熱伝導の良好な材料からなる一対の前記側板間に複数枚積層配設してなる隔壁板と、
前記側板と前記隔壁板の間または前記隔壁板相互間の前記隔壁板に沿った流体の流れを特定すべく配設したスぺーサと、
前記側板と前記隔壁板の間及び前記隔壁板相互間を対向面が1つになる間隔で連結し、外部から低温流体を導入する低温吸気口及び前記低温吸気口から供給された前記低温流体を前記隔壁板に沿って移動させて導く低温排気口とからなる低温流体路と、
前記低温流体路の前記側板と前記隔壁板の間及び前記隔壁板相互間の前記低温吸気口として連結したものを除いて連結し、外部から前記低温流体よりも温度の高い高温流体を導入する高温吸気口及び前記高温吸気口から供給された前記高温流体を前記隔壁板に沿って移動させて導く高温排気口とからなる高温流体路と
を具備することを特徴とする熱交換器。 - 更に、前記高温排気口側及び/または前記低温排気口側に配設され、前記隔壁板で液化した水分を前記スぺーサでガイドして収集して排出する水分排出路を具備することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記スぺーサは、前記水分排出路側及び/または前記低温排気口側の高さが低く、反水分排出路側の高さが高く形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
- 前記水分排水路は、開閉バルブで排水及び排水停止が制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の熱交換器。
- 前記側板と前記隔壁板の間及び前記隔壁板相互間の端部は、弾性に富む断熱材からなる弾性封止部材を介して平板からなるダクト接続板を締付け固着したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の熱交換器。
- 前記両端面に配設した断熱材からなる側板と、前記側板と対向する前記側板の外側に配設した外壁板との間に、熱交換の対象となる流体以外の流体の入る断熱層を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の熱交換器。
- 前記低温流体路の前記低温吸気口及び前記低温排気口と、前記高温流体路の前記高温吸気口及び前記高温排気口は、互いに平行する軸線状に配設され、片側の間隔とその反対側の片側の間隔の位置が中々と外々であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013258149A JP2015114076A (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 熱交換器 |
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JP2013258149A JP2015114076A (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 熱交換器 |
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Family Applications (1)
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JP2013258149A Pending JP2015114076A (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 熱交換器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015114076A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018141602A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社富士通ゼネラル | マイクロ流路熱交換器 |
JP2019109004A (ja) * | 2017-12-18 | 2019-07-04 | 東京窯業株式会社 | セラミック熱交換器 |
CN115727691A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-03-03 | 大连理工大学 | 基于Sigmoid函数杂化方法的极小曲面与Kagome桁架结构的多孔介质换热器 |
-
2013
- 2013-12-13 JP JP2013258149A patent/JP2015114076A/ja active Pending
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JP7016692B2 (ja) | 2017-12-18 | 2022-02-07 | 東京窯業株式会社 | セラミック熱交換器 |
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CN115727691B (zh) * | 2022-11-18 | 2023-11-21 | 大连理工大学 | 基于Sigmoid函数杂化方法的极小曲面与Kagome桁架结构的多孔介质换热器 |
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