JP2015113198A - 自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】副走査方向にスライドさせる伸縮構造の原稿トレイを備え、読取生産性を低下させずに副走査方向の原稿サイズ検知を行う自動原稿搬送装置を提供する。【解決手段】原稿トレイ26に載置された原稿束Pを1枚ずつ分離し、1枚の原稿を原稿読取位置を通過させて所定の排紙位置まで搬送し排紙するように構成され、原稿トレイ26は、自動原稿搬送装置本体に支持される固定トレイ27と、副走査方向にスライドするように固定トレイに支持され、固定トレイと重なる収容位置と副走査方向上流側へ引出された伸張位置とに移動可能な延長トレイ28とを備え、さらに、固定トレイに、延長トレイのスライド量を検知する第1、第2、第3の原稿長センサ29a,29b,29cを設け、原稿サイズ検知時に、原稿長センサの情報に基づき、副走査方向の原稿サイズの判定を行い、副走査方向の原稿サイズを延長トレイのスライド量に対応したサイズと判定する。【選択図】図2
Description
本発明は、自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、多機能周辺装置(Multifunction Peripheral/Printer/Product;主に、プリンター複合機のことを指す。以下、MFPともいう)等の画像読取装置または画像形成装置においては、自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder;以下、ADFともいう)を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装置は、原稿トレイに載置された複数枚の原稿からなる原稿束を1枚ずつ分離し、1枚の原稿を画像形成装置に備えられた画像読取手段の原稿読取位置を通過させて所定の排紙位置まで搬送し排紙するように構成されている。さらに、この自動原稿搬送装置は、原稿載置トレイ上に載置された原稿のサイズを検知する第1原稿サイズ検知手段と、搬送中の前記原稿の搬送方向のサイズを検知する第2原稿サイズ検知手段とを備えている。
特許文献1の画像形成装置では、原稿読取位置を通過する原稿を原稿読取手段により読み取る際に、制御手段が、第1原稿サイズ検知手段の情報に基づき、第2原稿サイズ検知手段からの情報を採否して原稿サイズの判定を行い、原稿画像の読み取りを実行するように制御するように構成されている。
このように、従来のA3サイズの複合機(以下、A3MFPともいう。)に搭載されるADFは、原稿トレイの副走査方向に複数の原稿センサ(反射型フォトセンサ)と、原稿搬送路に原稿サイズ検知手段とを備え、搬送した原稿の副走査サイズを検知するように構成されている。
しかしながら、MFPのサイズ縮小とA3スキャンを両立させるという目的で、主走査方向サイズはA3MFPのまま、副走査方向をA4サイズに縮めるMFPでは、原稿トレイが従来に比べて短くなるため、今までの反射型フォトセンサを配置する方式では、原稿サイズ検知に必要なフォトセンサの位置に対して原稿トレイが短いため、採用することができない。
一方、原稿トレイを副走査方向にスライドさせる伸縮構造の構成にすることが考えられるが、原稿トレイを完全に伸張させていない状態で原稿を載せると、原稿に対するフォトセンサの位置がずれてしまうという問題があった。そして、特許文献1は、原稿トレイをスライドして収納する構成には構造上採用できないという問題があった。
また、原稿サイズ検知手段を原稿搬送路にのみ設ける構成では、一枚目の原稿を読み取る時点で原稿サイズが確定していない。そのため、複数枚の原稿を読取る場合には、一枚目の原稿で原稿サイズを判別してから二枚目以降を読取るため、読取生産性が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、副走査方向にスライドさせる伸縮構造の原稿トレイを備え、読取生産性を低下させずに副走査方向の原稿サイズ検知を行うことを目的とする。
この課題を解決するため、本発明は、原稿トレイに載置された複数枚の原稿からなる原稿束を1枚ずつ分離し、1枚の原稿を原稿読取位置を通過させて所定の排紙位置まで搬送し排紙するように構成された自動原稿搬送装置であって、前記原稿トレイは、本体に支持される固定トレイと、副走査方向にスライドするように前記固定トレイに支持され、前記固定トレイと重なる収容位置と副走査方向上流側へ引出された伸張位置とに移動可能な延長トレイとを備え、さらに、前記固定トレイに、前記延長トレイのスライド量を検知するスライド量検知手段を設け、原稿サイズ検知時に、前記スライド量検知手段の情報に基づき、副走査方向の原稿サイズの判定を行い、前記副走査方向の原稿サイズを前記延長トレイのスライド量に対応したサイズと判定するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、原稿トレイをスライドして引き出す構成であり、MFPのサイズ縮小とA3スキャンを両立させるという目的で、主走査方向サイズはA3MFPのまま、副走査方向をA4サイズに縮めるMFPを実現することができて、しかも、原稿トレイのスライド量を検知し、スライド量に応じて副走査長さを決定するので、読取生産性を低下させずに副走査方向の原稿サイズ検知を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る自動原稿搬送装置およびこの自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。また、図2は、第1の形態に係る自動原稿搬送装置の構成図である。また、図3は、第1の形態に係る自動原稿搬送装置の制御系のブロック図である。なお、画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等の機能を有するものである。
図1は、第1の実施の形態に係る自動原稿搬送装置およびこの自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。また、図2は、第1の形態に係る自動原稿搬送装置の構成図である。また、図3は、第1の形態に係る自動原稿搬送装置の制御系のブロック図である。なお、画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等の機能を有するものである。
まず、構成について説明する。
図1、図2に示すように、画像形成装置100は、原稿の搬送を行う自動原稿搬送装置40と、原稿の読取りおよび転写紙への画像形成を行う画像形成装置本体70とを備えている。自動原稿搬送装置40はヒンジ機構を介して画像形成装置本体70に対して開閉自在に設けられている。
画像形成装置本体70内には、画像読取部81が設けられており、この画像読取部81によって読取られた画像情報は、後述する本体制御部の記憶部に記憶されるとともに、書込部82によって感光体ドラム83に照射されるようになっている。自動原稿搬送装置40と画像読取部81とを合わせたものが画像読取装置80を構成する。
画像読取部81は、スリットガラス71またはコンタクトガラス72上の原稿を照明する光源81aと、原稿から反射された光をそれぞれ反射する第1ミラー81b、第2ミラー81c、第3ミラー81dと、第3ミラー81dから反射された光をCCDイメージセンサ81fに結像するレンズ81eと、レンズ81eによって結像された光を電気信号に変換するCCDイメージセンサ81fとを備えている。
光源81aおよび第1ミラー81bは、図示しない第1走行体に取付けられているとともに、第2ミラー81cおよび第3ミラー81dは図示しない第2走行体に取付けられており、第1走行体および第2走行体はスリットガラス71およびコンタクトガラス72に沿って移動するようになっている。
そして、第1走行体および第2走行体は、コンタクトガラス72に載置された原稿を読取るときには、コンタクトガラス72の下方で図1中、左右方向に移動し、スリットガラス71を通過する原稿を読取るときには、スリットガラス71の下方で停止する。
書込部82は、画像読取部81によって読取った画像情報に応じて光変調したレーザダイオードのレーザ光を照射し、帯電させた感光体ドラム83の表面をこのレーザ光で露光するようになっている。
感光体ドラム83の周囲には、感光体ドラム83とともに画像形成手段を構成する現像装置86、転写ベルト87、クリーニング装置88、図示しない帯電装置および除電装置が設けられている。帯電装置は暗中にプラス電荷のコロナ放電をグリッドにより制御して感光体ドラムの表面を一定電位に帯電させるようになっている。
書込部82は、この一定電位に帯電された感光体ドラム83上に画像情報を含んだレーザダイオードのレーザ光を照射して感光体ドラム83上のマイナス電荷を除去し、感光体ドラム83上に静電潜像を形成する。
現像装置86は、感光体ドラム83上の電気除去された部分にマイナスに帯電されたトナーを付着させて可視像を形成する。転写ベルト87にはプラスのバイアスが印加されており、この転写ベルト87は、マイナスに帯電された可視像であるトナー画像を記録媒体としての転写紙(用紙)に転写して搬送するようになっている。
クリーニング装置88はクリーニングブレードを備えており、感光体ドラム83に残ったトナーを掻き落とすようになっている。除電装置は内部のLEDを点灯させることにより感光体ドラム83の残留電荷を除去して次の転写紙に新たな画像を形成するための準備を行う。
上記の工程によって画像が形成された転写紙は、定着装置90に搬送されるとともに、定着装置90によりトナー画像が定着される。
また、画像形成装置本体70内には転写紙(記録媒体)が収納された収納カセット95が設けられており、この収納カセット95に収納された転写紙は呼出しコロ95aによって給紙された後、搬送方向に回転する給紙ローラ95bに摺接し、分離方向に回転するリバースローラ95cによって分離された後、二対の中継ローラ対96,97を介してレジストローラ対98に搬送され、レジストローラ対98によってタイミングを取られて感光体ドラム83と転写ベルト87の間の搬送路に搬送される。
ここで、自動原稿搬送装置40の詳細な構成について、原稿トレイ26に載置された原稿が排紙トレイ15に排出されるまでの順番に従って図2を参照して説明する。
自動原稿搬送装置40は、原稿トレイ26に載置された複数枚の原稿からなる原稿束Pを1枚ずつ分離し、1枚の原稿を原稿読取位置を通過させて所定の排紙位置まで搬送し排紙するように構成されている。
読取りのために搬送される前の原稿は、原稿トレイ26上に、画像面を上にしてページ順にセットされるようになっている。
ピックアップローラ6は、通常は原稿トレイ26と所定間隔をあけた実線で示す位置で待機しており、原稿トレイ26に原稿がセットされたことが原稿セットセンサ7により検知され、かつ、図示しない操作部上で読取開始が指示された場合に、待機位置から下降して原稿の上面と接触する点線で示す位置に移動するように制御されている。この上昇および下降は、フィードローラ8の駆動時のフリクションにて行う。つまり、ピックアップローラ6の下降は、フィードローラ8の正転にて、上昇は逆転にて行われる。
次に、フィードローラ8と分離パッド9で原稿を最上位から順次一枚ずつ分離する。分離パッド9の代わりに図示しないリバースローラを用いてもよい。
搬送路(イ)は、ガイド10とガイド11、12の間に形成されたものであり、フィードローラ8により分離搬送された最上位の原稿をプルアウトローラ対19a,19bと読取前ローラ対20a,20bによりスリットガラス71上へ搬送させるための経路である。
搬送路(ロ)はガイド12とガイド13の間に形成されたものであり、スリットガラス71上を通って搬送された原稿を排紙ローラ対21a,21bにより排紙口14へ移動させるための経路である。読取りを終えて排紙口14から排紙された原稿は、排紙トレイ15にスタック(積載)されるようになっている。
スイッチバック搬送路(ハ)は、原稿トレイ26の下部およびガイド17と分岐爪16の間に形成されたものであり、排紙口14から排紙された原稿をスイッチバックさせて、原稿後端から再び搬送路(イ)に導くためのものである。
分岐爪16は、排紙トレイ15の上方に設けられ、図中の実線で描かれた位置から破線で描かれた位置に切り替わることにより排紙口14から排紙された原稿をスイッチバック搬送路(ハ)へ導くようになっている。また、分岐爪16は、原稿がスイッチバック搬送路(ハ)内に導入されると、実線の位置に切り替わることによりスイッチバック搬送路(ハ)でスイッチバックされた原稿を後端から、搬送路(ニ)に導くようになっている。
搬送路(ニ)はガイド17,18の間に形成されたものであり、搬送路(イ)と合流しており、スイッチバックされた原稿を再び読取り位置へ搬送するための経路である。
反転ローラ対22a,22bは単独で正転と逆転を切り替えるための手段を有しており、スイッチバック搬送路(ハ)へ搬送されてくる原稿をスイッチバック搬送路(ハ)内に導入し、その後逆転して、搬送路(ニ)に原稿を搬送するようになっている。
読取前ローラ対20a,20bとスリットガラス71の間には、読取入口センサ23が配置されている。この読取入口センサ23は、読取前ローラ対20a,20bにより搬送されている原稿の先端と読取り開始のタイミングを合わせるためのものである。
上記の各ローラ対は、単一駆動源(1つのモータ)により駆動されるようにしても、または、複数駆動源(2つ以上のモータ)を用いて駆動するように構成してもよい。
次に本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40の動作について説明する。
[片面モード時の動作]
片面モードが設定された状態で図示しない操作部に設けられたスタートキーが押下されると、原稿セットセンサ7からの検知信号により原稿トレイ26上に原稿がセットされているか否かがチェックされる。
片面モードが設定された状態で図示しない操作部に設けられたスタートキーが押下されると、原稿セットセンサ7からの検知信号により原稿トレイ26上に原稿がセットされているか否かがチェックされる。
原稿セットが検知されると、モータが正回転し、ピックアップローラ6が下降し原稿に押圧されるとともに、ピックアップローラ6が図中時計方向に回転し、原稿を送り出す。
ピックアップローラ6により送り出された原稿は、フィードローラ8と分離パッド9(もしくはリバースローラ)によって順次一枚ずつに分離される。
次いで、原稿の先端が読取入口センサ23に検知されると、読取開始のタイミングがとられ、原稿の先端に合わせて画像読取装置80により読取りが開始される。
また、読取入口センサ23により原稿の後端が検知されると、読取終了のタイミングがとられ、原稿の後端に合わせて読取りが終了される。
片面モードのときは、分岐爪16が常に図中の実線位置にあるため、原稿は、読取り後に排紙口14から排紙トレイ15に排紙されて、画像面を下にした状態で順次積載される。
モータは常に駆動されているが、プルアウトローラ対19a,19bの線速をフィードローラ8の線速に対して早く設定することで、紙間が形成される。
全ての原稿の読取りが終了すると、モータが逆転してピックアップローラ6を上昇させて待機位置に移動させる。
[両面モード時の動作]
両面モードが設定された状態で図示しない操作部に設けられたスタートキーが押下されたとき、原稿セットセンサ7からの検知信号により原稿トレイ26上に原稿がセットされているか否かがチェックされる。
両面モードが設定された状態で図示しない操作部に設けられたスタートキーが押下されたとき、原稿セットセンサ7からの検知信号により原稿トレイ26上に原稿がセットされているか否かがチェックされる。
原稿セットが検知されると、モータが正回転し、ピックアップローラ6が下降し原稿に押圧されるとともにピックアップローラ6が図中時計方向に回転し、原稿を送り出す。
ピックアップローラ6により送り出された原稿は、フィードローラ8と分離パッド9(もしくはリバースローラ)にて順次一枚ずつに分離される。
次いで、原稿の先端が読取入口センサ23に検知されると、読取開始タイミングがとられ、原稿の先端に合わせて画像読取装置80により読取りが開始される。
また、読取入口センサ23により原稿の先端が検知されると、分岐爪16が図中点線位置に移動し、下側の反転ローラ対22aが正転方向(図中時計回り方向)に回転する。
さらに、原稿の先端を読取入口センサ23にて検知すると、フィードローラ8およびピックアップローラ6の駆動をクラッチなどにより解除し、次原稿を給紙せずに待機しておく。
また、読取入口センサ23により原稿の後端が検知されると、読取終了のタイミングがとられ、原稿の後端に合わせて読取りが終了される。
その後、原稿は排紙口14からスイッチバック搬送路(ハ)に搬送される。読取入口センサ23が原稿を検知してからある時間T後(原稿後端が排紙口14を完全に抜けるだけの時間を経過した後)に、分岐爪16を図中の実線の位置に切り替えるとともに、下側の反転ローラ対22aの回転方向を逆転方向(図中反時計回り方向)にし、原稿を搬送路(ニ)へ導く。
次いで、搬送路(ニ)に進入した原稿は搬送路(イ)へ送り込まれる。そして原稿の先端が読取入口センサ23に検知されると、表面と同様に、原稿の裏面の読取動作が行われる。
また、読取入口センサ23で原稿の先端を検出すると、再び分岐爪16を図中の破線の位置に移動し、下側の反転ローラ対22aが正転方向に回転する。
このとき、読取前ローラ対20a,20bと反転ローラ対22a,22bは相反する方向へ回転しているが、反転ローラ対22a,22bの回転軸上にトルクリミッタを設けることにより、反転ローラ対22a,22bが読取前ローラ対20a,20bに従うようになっている。
原稿の裏面の読取動作が終了すると、原稿は再びスイッチバックされて搬送路(イ)へ送り込まれるが、このとき読取動作は行われない。
また、読取入口センサ23により原稿の先端が検知されても、分岐爪16が実線の位置にある状態にすることで、原稿を排紙トレイ15に表面を下にして排紙させる。
原稿の後端の3回目の通過が読取入口センサ23によって検知された時点で、原稿セットセンサ7が原稿を検知していたとき、次原稿の給紙動作が行われる。
以下、原稿セットセンサ7が原稿を検知しなくなるまで上述の動作を繰り返し行うことにより、原稿トレイ26の原稿についての両面原稿処理が完了する。
片面モードと同様に全ての原稿の読取りが終了すると、モータが逆転しピックアップローラ6を上昇させて待機位置に移動させる。
図3に示すように、自動原稿搬送装置40は、該自動原稿搬送装置全体の制御を行うコントローラ112を備えている。また、自動原稿搬送装置40は、コントローラ112に信号を入力するセンサ等として、原稿セットセンサ7と、読取入口センサ23と、排紙センサ24とを備えている。さらに自動原稿搬送装置40は、後述する原稿長センサとしての第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cと、原稿幅センサとしてのロータリーセンサ33と、原稿長方向の後端を検出する原稿端検知センサ30とを備えている。
また、自動原稿搬送装置40は、コントローラ112から信号を出力して駆動制御するアクチュエータ等として、画像読取部81と、ピックアップモータ101(ピックアップローラ6)と、給紙モータ102(プルアウトローラ対19a,19b)と、読取モータ103(読取前ローラ対20a,20b)と、排紙モータ104(排紙ローラ対21a,21b)とを備えている。
また、画像形成装置本体70は、画像形成装置本体70の制御を行う本体制御部111と、各種の入力操作や動作指示を行う操作部108とを備えている。コントローラ112と本体制御部111はインターフェース107を介して接続されており、双方の間で制御信号等のデータの授受が行われるようになっている。
図4は、第1の形態に係る自動原稿搬送装置40の画像読取部81の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、画像読取部81は、コントローラ112からの点灯信号に基づいて原稿に光を照射する光源部200と、原稿からの反射光を受光する複数のセンサチップ201と、各センサチップ201から出力された信号を増幅する複数の増幅部202と、増幅された信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D203と、デジタル変換された信号に画像処理を施す画処理部204と、画像処理された信号を記憶するフレームメモリ205と、コントローラ112からのタイミング信号に基づいてフレームメモリ205に記憶された信号の出力制御を行う出力制御回路206と、出力制御回路206からの信号を本体制御部111に出力するI/F回路207とを備えている。なお、画像読取部81には、コントローラ112から電源が供給されるようになっている。
ここで再び、図2、図5〜図8を参照して自動原稿搬送装置40の詳細な部分について説明する。
図5は、自動原稿搬送装置40に備えられた原稿トレイ26の縮小状態の模式的な側面図である。図6は、原稿トレイ26の伸張状態の模式的な側面図である。図7は、原稿トレイ26の主走査方向に沿った模式的な縦断面図である。図8は、原稿トレイ26の模式的な平面図である。
図5に示すように、原稿トレイ26は、固定トレイ27と延長トレイ28とを備えている。固定トレイ27は、自動原稿搬送装置本体に支持され、上部カバー32が固定トレイ27の上側を覆っている。図5、図6に示すように、延長トレイ28は、副走査方向にスライドするように固定トレイ27に支持され、固定トレイ27と重なる収容位置と副走査方向上流側へ引出された伸張位置とに移動可能である。
図7に示すように、延長トレイ28を固定トレイ27に対して副走査方向への移動可能に案内する構成として、延長トレイ28には、下端部の両側に副走査方向に延びる第1のリブ部材28aと第2のリブ部材28bが設けられている。また、固定トレイ27には、延長トレイ28の下端部の両側に設けられ、第1のリブ部材28aと第2のリブ部材28bを収容するよう副走査方向に延びる第1のレール部材27aと第2のレール部材27bが設けられている。
第1のレール部材27aおよび第2のレール部材27bには、凹部27cが所定の間隔でそれぞれ形成されている。一方、第1のリブ部材28aおよび第2のリブ部材28bには、下端部で副走査方向に複数の突起部28cが凹部27cと対応する位置に形成されている。したがって、延長トレイ28が引き出す方向にスライドされると、突起部28cが所定の間隔で形成された突起部28cに対し嵌合と脱出を繰り返すようになっている。このため、各嵌合位置で延長トレイ28を固定トレイ27に対して副走査方向の所定の位置ごとに位置決めできるように構成されている。各嵌合位置は、延長トレイ28を引き出す必要がある原稿サイズの種類数に対応して設けられている。
例えば、原稿トレイ26にA4サイズの原稿束Pを横置きする場合には、図5に示すように、延長トレイ28を引き出さない状態とし、原稿トレイ26にA4サイズの原稿束Pを縦置きする場合や、A3サイズの原稿束Pを縦置きする場合には、図6に示すように、延長トレイ28を引き出した状態とするが、A4サイズからA3サイズまでの原稿束の縦置きについては、延長トレイ28のスライド量を原稿長に応じて変える。
図7に示すように、固定トレイ27には、延長トレイ28を引き出して固定トレイ27と延長トレイ28とに原稿を乗せる場合における原稿長を検出するために、延長トレイ28のスライド量を検知するスライド量検知手段としての第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cを備えられている。
第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cは、フィラーセンサがもちいられており、固定トレイ27に副走査方向に複数設けられている。延長トレイ28には、フィラーセンサのフィラーに接触するリブが副走査方向に延びるよう設けられている。延長トレイ28に設けられたリブ28dがフィラーセンサに接触しているときはONになるように設定されている。
図8は、原稿トレイ26の模式的な平面図を示している。図8に示すように、原稿トレイ26を構成している固定トレイ27の上面部には、原稿サイズが変わっても常に原稿の幅方向中央を固定トレイ27の幅方向中央に一致させるセンタリング位置決め機構34が設けられている。そして、センタリング位置決め機構34に連関して、主走査方向の原稿サイズを検知する原稿サイズ検知手段としてのロータリーセンサ33が設けられている。
図8に示すように、センタリング位置決め機構34は、固定トレイ27の幅方向中央に設けられ回転するピニオン34aと、ピニオン34aの両側に設けられピニオン34aと噛み合い、互いにすれ違い主走査方向に案内されるラック対34b,34cと、ラック対34b,34cの各端部より一体に立ち上がる一対の幅寄せ板34d,34eとを有してなる。
センタリング位置決め機構34には、一方の幅寄せ板34d,34eを掴んで移動することにより、一対の幅寄せ板34d,34eを最大に離隔した状態でA3サイズの横幅寸法より数mm大きく、最小に接近した状態で葉書サイズの横幅寸法より数mm小さく移動できるように構成されている。なお、センタリング位置決め機構34に替えて、片寄せ位置決め機構を備えてもよい。
センタリング位置決め機構34に連関するロータリーセンサ33は、備えたピニオン33aと噛み合うラック34dの回転がセンサ入力軸に入力するように設けられている。ロータリーセンサ33は、内部に4つのセンサを有し、4つのセンサのON・OFF関係により、8通りの角度を検知することができるものが用いられている。ロータリーセンサ33は、ラック34dの移動量を回転量に変換してカウントするようになっており、カウント量に応じて主走査方向の原稿サイズを検知し、コントローラ112へ信号を出力するようになっている。
図9は、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置の原稿サイズを検知する検知テーブルを示す図である。
図9に示す検知テーブルにおいて、縦軸の左側の欄は、副走査方向の原稿サイズを判定するための第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cのON・OFF状態を示しており、横軸の上側の欄は、主走査方向の原稿サイズを判定するためのロータリーセンサ33のON・OFF状態を示している。また、縦軸の左側の欄の全長さセンサONとは、各センサがONの状態であることを意味している。なお、各欄のカッコ内は、副走査方向の原稿の長さを表す原稿長さを示し、主走査方向の原稿の長さを表す原稿幅をそれぞれ示している。
ロータリーセンサ33は、円周方向4等分配置に4つのセンサを内蔵し、入力軸が90度回転する毎に各センサが配列順に入力軸の検出部位を検出してONからOFF、OFFからONに切り替わる構成であり、4つのセンサのON・OFF関係により検知テーブル中の6通りの幅センサとして機能する。すなわち、ロータリーセンサ33は、4つのセンサが全部OFFのときは、全幅センサOFFを検知できる。第1のセンサのみがONのときには検知テーブル中の幅センサ1ONを検知でき、第1、第2のセンサがONのときには検知テーブル中の幅センサ2ONを検知でき、第1〜第3のセンサが全てONのときには検知テーブル中の幅センサ3ONを検知でき、第1〜第4のセンサが全てONのときには検知テーブル中の幅センサ4ONを検知でき、並びに、第1のセンサがOFFで第2〜第4のセンサが全てONのときには検知テーブル中の幅センサ5ONを検知できる。
また、図9に示す検知テーブルにおいて、A5、A4、A3、B6、B5、B4、LTおよびDLTは、各原稿サイズを表しており、Tは、原稿の縦置きを表し、Yは、原稿の横置き方を表している。したがって、例えば、検知テーブルにおけるB6−Tは、B6の縦置きを表している。
原稿サイズ検知時に、第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cから入力する副走査方向の原稿サイズを示す信号情報に基づき、副走査方向の原稿サイズの判定を行うようになっている。この判定を行う際には、副走査方向の原稿サイズを延長トレイ28のスライド量に対応したサイズと判定するように構成されている。
またコントローラ112は、ロータリーセンサ33から入力する主走査方向の原稿サイズの判定を行う。コントローラ112のROMには、ロータリーセンサ33の所定の回転量毎に原稿幅センサ1〜5のON状態が対応付けられたマップも記憶されている。
このため、コントローラ112は、主走査方向の原稿サイズを示す信号情報として、ロータリーセンサ33の各回転量に応じて原稿幅センサ1〜5のON・OFF状態を検知できるようになっており、ON・OFF状態を検知に基づき、副走査方向の原稿サイズの判定を行うようになっている。
こうして、コントローラ112は、副走査方向の原稿サイズを示す信号情報と主走査方向の原稿サイズを示す信号情報とを用いて、原稿サイズを正確に把握し、原稿が縦置きまたは横置きの何れの状態におかれているかを正確に判定するようになっている。
図10は、自動原稿搬送装置40の原稿トレイ26を構成する延長トレイ28の後端部の斜視図である。図10に示すように、延長トレイ28の副走査方向後端には隆条部31が設けられている。隆条部31は、延長トレイ28の副走査方向後端において、主走査方向に延び、かつ所定高さ以上の高さを有している。
隆条部31が設けられていることで、ユーザは、原稿束Pの後端を隆条部31に当接させて原稿束Pを延長トレイ28に載置することができ、これによって、原稿束Pの先端を揃えることができる。隆条部31は把手としても機能する。
延長トレイ28には隆条部31の前側近傍で幅方向中央部に設けられた凹部に原稿端検知センサ30が設けられている。原稿端検知センサ30は、反射型フォトインタラプタが用いられ、延長トレイ28の上に載置された原稿に対して下方から光を照射しその反射光を受光して原稿検知を行うようになっている。
原稿端検知センサ30は、原稿束Pと隆条部31の隙間が無いように原稿束Pが延長トレイ28に正しく載置されていることを検知する信号を、図3に示すコントローラ112に出力するようになっている。コントローラ112は、原稿端検知センサ30からの信号情報に基づいて、原稿束Pと隆条部31の隙間があるように原稿束Pが延長トレイ28に載置されているか否かを判定し、原稿束Pと隆条部31の隙間があると判定したときは、原稿サイズが不定であると判断し、原稿搬送を実行しないようになっている。
図11は、延長トレイ28の後端部での原稿サイズの不定を検知することの説明図である。図11は、原稿サイズが不定であると判断する別の場合を示す。原稿端検知センサ30は、原稿束Pの後端が隆条部31に乗り、延長トレイ28に浮いて載置されているときには原稿検知を行わないようになっている。図3に示すコントローラ112は、原稿サイズ検知時に、原稿端検知センサ30からの信号情報が入力しない場合には、原稿サイズを不定と判定するようになっている。
さらに、コントローラ112は、原稿端検知センサ30からの信号情報と、原稿セットセンサ7からの信号情報を照合して、原稿長サイズを確認できる。これによって、コントローラ112は、延長トレイ28が原稿長サイズに対応した寸法だけ正しく引き出されていることを確認できる。
画像形成装置100は、原稿サイズが不定の場合には、原稿サイズを判定することができないので、スタートボタンを押下しても読み取りを開始せず、原稿トレイ26に適正に載置できていない等を表示部にエラーメッセージとして表示する。なお、当該エラーメッセージを音声で出力するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40によれば、原稿トレイ26が固定トレイ27と延長トレイ28とで構成され、原稿サイズ検知時に、延長トレイ28のスライド量を検出する第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cの情報に基づき、副走査方向の原稿サイズの判定を行い、副走査方向の原稿サイズを延長トレイ28のスライド量に対応したサイズと判定するように構成されている。
この構成により、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、延長トレイ28をスライドして引き出す構成であり、MFPのサイズ縮小とA3スキャンを両立させるという目的で、主走査方向サイズはA3MFPのまま、副走査方向をA4サイズに縮めるMFPを実現することができて、しかも、延長トレイ28のスライド量を検知し、スライド量に応じて副走査長さを決定するので、読取生産性を低下させずに副走査方向の原稿サイズ検知を行うことができる。
本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、原稿サイズ検知時に、主走査方向のロータリーセンサ33の情報に基づき、主走査方向の原稿サイズと判定するように構成されている。
この構成により、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、主副両方の原稿サイズを検知することで、原稿サイズの確定を高精度で行うことができる。
本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、原稿サイズ検知時に、延長トレイ28の副走査方向後端に備えた原稿端検知センサ30が原稿を検知していない場合には、原稿サイズを不定と判定するように構成されている。
この構成により、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、ユーザが原稿サイズに対して延長トレイ28を引き出しすぎた場合に、原稿サイズを不定と判定するので、誤検知が発生するのを防ぐことができる。例えば、延長トレイ28をA3原稿が置けるように、ユーザによってスライドされた状態で、A4原稿をセットされてしまったような場合に、原稿サイズを不定と判定することができるので、スライド量検知手段としての第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cの情報にのみ基づく場合に加え、原稿サイズを一層正確に判定できる。
本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、固定トレイ27に副走査方向に複数設けられた第1、第2および第3の原稿長センサ29a,29b,29cであるフィラーセンサのフィラーが、延長トレイ28に設けられたリブと接触する構成である。
この構成により、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、読み取り位置までの搬送経路上に原稿サイズを検知するセンサを複数設ける必要がなくコストを低減することができるとともに、読み取りを開始しないと原稿サイズを判定できない場合に加え、読取生産性を向上させることができる。
本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、延長トレイ28の副走査方向後端に主走査方向に延び、かつ所定高さ以上の隆条部31を有する。
この構成により、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、各原稿サイズのうちユーザによって任意に選択された一枚または複数毎の原稿を積載する際に、位置決めを容易にすることができるとともに、延長トレイ28のスライド量を積載された原稿サイズに合わせて適切に調整することが可能になる。
本実施の形態に係る原稿端検知センサ30は、延長トレイ28の上に載置された原稿に対して下方から光を照射しその反射光を受光して原稿検知を行うようになっているとともに、原稿が、隆条部31に乗り、延長トレイ28に浮いて載置されているときには原稿検知を行わないようになっている。
この構成により、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置40は、隆条部31の高さ調整または原稿端検知センサ30の検出距離感度調整により、原稿検知を行う場合と行わない場合とに判別することができて、原稿が延長トレイ28に正しく載置された場合にのみ、原稿検知を行い、原稿を搬送することができる。
本実施の形態に係る画像読取装置80は、自動原稿搬送装置40を備え、自動原稿搬送装置40により搬送される原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを記憶するように構成されているので、副走査方向にスライドさせる伸縮構造の原稿トレイ26を備え、読取生産性を低下させずに副走査方向の原稿サイズ検知を行うことができる。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、画像読取装置80を備え、自動原稿搬送装置40により搬送される原稿の画像を画像読取装置80で読み取り、読み取った画像を記録媒体に形成するように構成されているので、副走査方向にスライドさせる伸縮構造の原稿トレイ26を備え、読取生産性を低下させずに副走査方向の原稿サイズ検知を行うことができる。
(第2の実施の形態)
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る自動原稿搬送装置に備えられた原稿トレイの縮小状態の模式的な側面図であり、図13は、原稿トレイの伸張状態の模式的な側面図である。
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る自動原稿搬送装置に備えられた原稿トレイの縮小状態の模式的な側面図であり、図13は、原稿トレイの伸張状態の模式的な側面図である。
第2の実施の形態に係る自動原稿搬送装置に備えられた原稿トレイ26は、固定トレイ27の上側に延長トレイ28が設けられている点が、第1の実施の形態に係る原稿トレイ26と相違している。固定トレイ27の上側に延長トレイ28が設けられている構成であるので、図8に示す主走査方向の原稿サイズを検知する原稿サイズ検知手段としての、センタリング位置決め機構34とロータリーセンサ33は、延長トレイ28の上面に備えられる。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、説明を省略する。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
以上説明したように、本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置によれば、副走査方向にスライドさせる伸縮構造の原稿トレイを備え、読取生産性を低下させずに副走査方向の原稿サイズ検知を行うという効果を有し、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機(MFP)等の画像読取装置に搭載される自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の全般に有用である。
26 原稿トレイ
27 固定トレイ
28 延長トレイ
29a,29b,29c 第1、第2、第3の原稿長センサ(スライド量検知手段)
30 原稿端検知センサ
31 隆条部
33 ロータリーセンサ(原稿サイズ検知手段)
40 自動原稿搬送装置
80 画像読取装置
100 画像形成装置
P 原稿束
27 固定トレイ
28 延長トレイ
29a,29b,29c 第1、第2、第3の原稿長センサ(スライド量検知手段)
30 原稿端検知センサ
31 隆条部
33 ロータリーセンサ(原稿サイズ検知手段)
40 自動原稿搬送装置
80 画像読取装置
100 画像形成装置
P 原稿束
Claims (8)
- 原稿トレイに載置された複数枚の原稿からなる原稿束を1枚ずつ分離し、1枚の原稿を原稿読取位置を通過させて所定の排紙位置まで搬送し排紙するように構成された自動原稿搬送装置であって、
前記原稿トレイは、本体に支持される固定トレイと、
副走査方向にスライドするように前記固定トレイに支持され、前記固定トレイと重なる収容位置と副走査方向上流側へ引出された伸張位置とに移動可能な延長トレイとを備え、
さらに、前記固定トレイに、前記延長トレイのスライド量を検知するスライド量検知手段を設け、
原稿サイズ検知時に、前記スライド量検知手段の情報に基づき、副走査方向の原稿サイズの判定を行い、前記副走査方向の原稿サイズを前記延長トレイのスライド量に対応したサイズと判定するように構成されていることを特徴とする自動原稿搬送装置。 - 前記固定トレイまたは前記延長トレイに、主走査方向の原稿サイズを検知する原稿サイズ検知手段を有し、
原稿サイズ検知時に、前記主走査方向の原稿サイズ検知手段の情報に基づき、主走査方向の原稿サイズと判定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。 - 前記延長トレイの副走査方向後端に、原稿が置かれているか否かを検知する原稿検知手段を有し、
原稿サイズ検知時に、前記原稿検知手段が原稿を検知していない場合には、原稿サイズを不定と判定するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動原稿搬送装置。 - 前記スライド量検知手段は、固定トレイに副走査方向に複数設けられたフィラーセンサによって構成され、
前記延長トレイには、前記フィラーセンサに接触するリブが副走査方向に延びるよう設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の自動原稿搬送装置。 - 前記延長トレイの副走査方向後端に主走査方向に延び、かつ所定高さ以上の隆条部を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の自動原稿搬送装置。
- 前記原稿検知手段は、前記延長トレイの上に載置された原稿に対して下方から光を照射しその反射光を受光して原稿検知を行うようになっているとともに、原稿が、前記隆条部に乗り、前記延長トレイに浮いて載置されているときには原稿検知を行わないようになっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の自動原稿搬送装置。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載の自動原稿搬送装置を備え、前記自動原稿搬送装置により搬送される原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを記憶することを特徴とする画像読取装置。
- 請求項7に記載の画像読取装置を備え、前記自動原稿搬送装置により搬送される原稿の画像を前記画像読取装置で読み取り、読み取った画像を記録媒体に形成することを特徴とする画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110713034A (zh) * | 2018-07-13 | 2020-01-21 | 株式会社理光 | 片材保持装置、片材供给装置及图像形成装置 |
CN114189592A (zh) * | 2020-09-14 | 2022-03-15 | 佳能株式会社 | 图像处理装置及其控制方法 |
US11843741B2 (en) | 2022-05-13 | 2023-12-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Document feeding, image reading, and image forming apparatus including slidable document supports with one constituting part of an upper surface of the apparatus |
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-
2013
- 2013-12-11 JP JP2013256323A patent/JP2015113198A/ja active Pending
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