JP2015109523A - 撮像装置、調整装置および調整方法 - Google Patents

撮像装置、調整装置および調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015109523A
JP2015109523A JP2013250577A JP2013250577A JP2015109523A JP 2015109523 A JP2015109523 A JP 2015109523A JP 2013250577 A JP2013250577 A JP 2013250577A JP 2013250577 A JP2013250577 A JP 2013250577A JP 2015109523 A JP2015109523 A JP 2015109523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
light
unit
image
filter unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013250577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6277695B2 (ja
Inventor
祐治 山中
Yuji Yamanaka
祐治 山中
憲介 増田
Kensuke Masuda
憲介 増田
丸山 剛
Takeshi Maruyama
剛 丸山
祥 永井
Sho Nagai
祥 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013250577A priority Critical patent/JP6277695B2/ja
Publication of JP2015109523A publication Critical patent/JP2015109523A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6277695B2 publication Critical patent/JP6277695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】フィルタ部の各フィルタ領域に対応する画像内の位置を正確に特定することができる撮像装置、調整装置および調整方法を提供する。【解決手段】撮像装置10は、フィルタ部2と、受光素子アレイ4と、フィルタ部2の複数のフィルタ領域それぞれに対応する位置情報を記憶する記憶部50と、この位置情報に基づいて、被写体からの光がフィルタ部2に入射した際に得られる画像から、フィルタ部2の各フィルタ領域に対応する画像領域を検出する領域検出部43と、検出された画像領域の出力値に基づいて、被写体の色を検出する色検出部44と、を備える。フィルタ部2のあるフィルタ領域(対象領域)に対応する位置情報は、その対象領域に対応する波長特性を持つ検査光をフィルタ部2に入射させた際に得られる画像に対して二値化処理を行い、得られた二値化画像を用いて特定される受光素子アレイ4上の位置を示す情報である。【選択図】図7

Description

本発明は、被写体の色を検出する機能を持つ撮像装置、撮像装置の調整を行う調整装置および調整方法に関する。
従来、被写体からの光を、異なる波長特性を持つ複数の光に空間的に分離して受光し、分離された光に対応する複数の領域を含む画像を出力する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の撮像装置は、プレノプティックカメラの構成において、マイクロレンズアレイの前段に、各々が異なる波長選択性を持つ複数のフィルタ領域を有するフィルタ部を配置している。そして、フィルタ部およびマイクロレンズアレイを順次透過した光を受光素子アレイで受光して、マイクロレンズアレイを構成する各マイクロレンズに対応する部分画像(以下、マクロピクセルという。)が整列したライトフィールド画像を出力する。
ライトフィールド画像内の各マクロピクセルは、それぞれ、フィルタ部の複数のフィルタ領域に対応する複数の画像領域を持つ。これらのマクロピクセルから、同じフィルタ領域に対応する画像領域の出力値をそれぞれ取り出して再配置することにより、各フィルタ領域を透過した光の強度に応じた複数の画像を生成することができる。これら複数の画像は、例えば、被写体の色を検出する用途などで利用することができる。
しかし、特許文献1に記載の撮像装置では、ライトフィールド画像内の各マクロピクセルにおいて、どの位置がどのフィルタ領域に対応しているのかを正確に特定することが困難であり、例えば、被写体の色の検出などに支障をきたす懸念がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フィルタ部の各フィルタ領域に対応する画像内の位置を正確に特定することができる撮像装置、調整装置および調整方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、各々が異なる波長選択性を持つ複数のフィルタ領域を有するフィルタ部と、前記フィルタ部を透過した光を受光して画像を出力する受光素子アレイと、前記フィルタ部の複数のフィルタ領域ごとに、各フィルタ領域を透過した光を受光する前記受光素子アレイ上の位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、前記位置情報に基づいて、被写体からの光が前記フィルタ部に入射した際に前記受光素子アレイが出力する画像から、前記フィルタ部の各フィルタ領域を透過した光に対応する画像領域を検出する領域検出部と、検出された前記画像領域の出力値に基づいて、前記被写体の色を検出する色検出部と、を備え、前記フィルタ部の複数のフィルタ領域のうちの一つを対象領域としたときに、前記対象領域に対応する前記位置情報は、前記対象領域の波長選択性に対応する波長特性を持つ検査光を前記フィルタ部に入射させた際に前記受光素子アレイが出力する画像に対して二値化処理を行い、得られた二値化画像を用いて特定される前記受光素子アレイ上の位置を示す情報であることを特徴とする。
本発明によれば、フィルタ部の各フィルタ領域に対応する画像内の位置を正確に特定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態の撮像装置における光学系の概念図である。 図2は、フィルタ部の幾何学的設計例を示す図である。 図3は、フィルタ部の分光透過率を示す図である。 図4は、マイクロレンズアレイを光軸に沿った方向から見た平面図である。 図5は、撮像装置により撮像されたライトフィールド画像を示す図である。 図6は、マクロピクセルを拡大して示す図である。 図7は、第1実施形態の撮像装置の具体的な構成例を示す図である。 図8は、フィルタ部の3つのフィルタ領域それぞれの分光透過率の差分と、その最大値とを示す図である。 図9は、バンドパスフィルタの分光透過率を示す図である。 図10は、検査光をフィルタ部に入射させた際に受光素子アレイが出力するライトフィールド画像に含まれるマクロピクセルを拡大して示す図である。 図11は、第2実施形態の撮像装置の具体的な構成例を示す図である。 図12は、撮像装置に対する調整を行う際の調整装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る撮像装置、調整装置および調整方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、プレノプティックカメラの構成を有する撮像装置に対して本発明を適用した例であるが、適用可能な撮像装置はこれに限らない。本発明は、被写体からの光を、異なる波長特性を持つ複数の光に空間的に分離して受光し、分離された光に対応する複数の領域を含む画像を出力する撮像装置に対して広く適用可能である。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態の撮像装置における光学系の概念図である。図1では、説明を分かり易くするために、撮像レンズとして機能するメインレンズ1を単レンズで示し、メインレンズ1の絞り位置を単レンズの中心としている。
メインレンズ1の絞り位置には、フィルタ部2が配置されている。なお、図1では、単レンズで示したメインレンズ1内にフィルタ部2が配置されるように図示されているが、実際にはレンズの内部にフィルタ部2が配置されることはない。
フィルタ部2は、各々が異なる波長選択性を持つ複数のフィルタ領域を有している。本実施形態では、フィルタ部2として、CIEにより定められたXYZ表色系の等色関数に基づいた分光透過率を持つ色の三刺激値に対応したカラーフィルタを用いる。
図2は、本実施形態のフィルタ部2の幾何学的設計例を示す図である。本実施形態のフィルタ部2は、図2に示すように、XYZ表色系の等色関数に基づいて設計された3つのフィルタ領域F,F,Fを有する。
図3は、本実施形態のフィルタ部2の分光透過率を示す図である。図3中の実線はフィルタ領域Fの分光透過率T(λ)を示し、一点鎖線はフィルタ領域Fの分光透過率T(λ)を示し、破線はフィルタ領域Fの分光透過率T(λ)を示している。これらT(λ),T(λ),T(λ)は、XYZ表色系の等色関数を透過率に置換したものである。このように、フィルタ部2の各フィルタ領域F,F,Fは、各々が異なる波長選択性を持つ。なお、図2および図3に示すフィルタ部2は一例であり、これに限定されるものではない。フィルタ部2は、異なる波長選択性を持つ複数のフィルタ領域を有する構成であればよく、フィルタ領域の数は2つであってもよし、4つ以上であってもよい。
メインレンズ1の集光位置付近には、複数のマイクロレンズ(小レンズ)から構成されるマイクロレンズアレイ3が配置されている。また、光学系のイメージ面には、フィルタ部2およびマイクロレンズアレイ3を透過した光を受光して画像を出力する受光素子アレイ4が配置されている。受光素子アレイ4は、画素ごとのカラーフィルタが実装されていないモノクロセンサであり、各受光素子が画像の1画素に対応する。マイクロレンズアレイ3を構成する各マイクロレンズの径と、受光素子アレイ4を構成する各受光素子の大きさは、おおよそ30:1〜2:1の比率の関係にある。
図4は、マイクロレンズアレイ3を光軸P(図1参照)に沿った方向から見た平面図である。図4中の白で示した部分が各マイクロレンズであり、黒で示した部分が遮光部である。遮光部は、曲率を持たない平坦部や、曲率が製造的に設計値仕様を満たさない領域である。これらの領域からの光は、設計上意図しない光線を受光素子まで届けるおそれがあるため、遮光することで設計から想定される電気信号が得られるようにしている。このことは、正確な測定値を得るために重要である。
本実施形態の撮像装置では、物体(被写体)Obから発する光のうち、メインレンズ1の開口に入射して絞りを通過する光束が、マイクロレンズアレイ3を透過して受光素子アレイ4により受光される。メインレンズ1に入射した光束は無数の光線の集合であり、それぞれの光線はメインレンズ1の絞りの異なる位置を通過する。本実施形態の撮像装置では、メインレンズ1の絞り位置に、3つのフィルタ領域F,F,Fを有するフィルタ部2が配置されている。したがって、メインレンズ1の絞りの異なる位置を通過する各光線は、それぞれ、異なる分光透過率(波長選択性)を持つ3つのフィルタ領域F,F,Fを透過することで、波長特性が異なる3種類の光線となる。
フィルタ部2を透過した光線はマイクロレンズアレイ3付近で一旦結像するが、その後、マイクロレンズアレイ2の作用によって拡散され、フィルタ部2の3つのフィルタ領域F,F,Fを透過した光線が、それぞれ受光素子アレイ4の別々の位置に到達する。すなわち、メインレンズ1の絞り位置を通過する光線は、フィルタ部2の3つのフィルタ領域F,F,Fのうちのいずれのフィルタ領域を透過したかに応じて、受光素子アレイ4のセンサ面における受光位置が異なる。このため、本実施形態の撮像装置では、物体(被写体)Obのある一点から発した光を、波長的に三刺激値X,Y,Zに分解した値を測定することができる。
図5は、本実施形態の撮像装置により撮像されたライトフィールド画像を示す図である。本実施形態の撮像装置で画像を撮像すると、図5に示すように、小さな円の部分画像が並んだライトフィールド画像が得られる。ライトフィールド画像に含まれる部分画像が円になるのは、メインレンズ1の絞り形状が円であるためである。ライトフィールド画像に含まれるそれぞれの小さな円の部分画像を「マクロピクセル」と呼ぶ。各マクロピクセルは、マイクロレンズアレイ3を構成する各マイクロレンズの直下に形成される。
図6は、マクロピクセルを拡大して示す図である。マクロピクセルの内部構造は、メインレンズ1の絞り位置に配置されたフィルタ部2の構造(図2参照)に対応したものとなる。すなわち、本実施形態の撮像装置により撮像されたライトフィールド画像に含まれる各マクロピクセルは、図6に示すように、フィルタ部2のフィルタ領域Fに対応する画像領域Mと、フィルタ領域Fに対応する画像領域Mと、フィルタ領域Fに対応する画像領域Mとを有する。マクロピクセルにおける各画像領域M,M,Mは、それぞれフィルタ部2のフィルタ領域F,F,Fを透過した光を受光することで得られる。なお、図6に示すマクロピクセルの内部構造が図2に示したフィルタ部2の構造に対して上下反転しているのは、光学系を通過してきたためである。ただし、この対応関係は光学系に依存するため、この例に限ったものではない。
本実施形態の撮像装置では、マクロピクセルの各画像領域M,M,Mの出力値から、そのマクロピクセルに対応する物体位置の分光エネルギを測定することができる。マクロピクセルの各画像領域M,M,Mの出力値をv=[v,v,vとする。tは行列の転置を意味する。出力値のとりかたは、画像領域M,M,Mごとの受光素子の出力の平均値をとってもよいし、画像領域M,M,Mごとに受光素子ひとつを選択してその出力値を代表値として採用してもよい。ただし、画像領域M,M,Mごとの受光素子の出力の平均値を各画像領域M,M,Mの出力値とすることで、電気的なランダムノイズの影響を抑制し、ノイズに対して頑健な信号を得ることができる。
マクロピクセルの各画像領域M,M,Mの出力値は、物体(被写体)Obから発した光を、波長的に三刺激値X,Y,Zに分解した値に、受光素子アレイ4の分光感度を乗じたものとなる。受光素子アレイ4の分光感度は設計時に既知なので、上記の出力値を受光素子アレイ4の分光感度で除算することで、物体(被写体)Obから発した光の三刺激値X,Y,Zを求めることができる。そして、この三刺激値X,Y,Zから、物体(被写体)Obの色(XYZ色空間における表色値)を検出することができる。
ここで、本実施形態の撮像装置では、マクロピクセルの各画像領域M,M,Mの出力値から物体(被写体)Obの色を検出するために、実際に製造した実機で、受光素子アレイ4のどの受光素子がマクロピクセルの各画像領域M,M,Mに対応しているかを特定する必要がある。すなわち、実機では、例えば光学系のアライメント誤差などの製造誤差があるため、マクロピクセルの各画像領域M,M,Mに対応する受光素子アレイ4の受光素子が、個体ごとに異なる場合がある。
そこで、本実施形態の撮像装置では、マクロピクセルの各画像領域M,M,Mに対応する受光素子アレイ4の受光素子の位置、つまり、フィルタ部2の各フィルタ領域F,F,Fを透過した光を受光する受光素子アレイ4上の位置を後述する方法によって特定し、その位置を示す位置情報を記憶部に格納している。そして、この記憶部に格納された位置情報を用いて、受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像からマクロピクセルの各画像領域M,M,Mを検出し、検出した各画像領域M,M,Mの出力値に基づいて、物体(被写体)Obの色を検出するようにしている。
図7は、本実施形態の撮像装置の具体的な構成例を示す図である。図7に示す撮像装置10は、レンズモジュール20と、カメラ部30と、演算装置40と、記憶部50とを備える。
レンズモジュール20は、第1レンズ1aおよび第2レンズ1bと、上述したフィルタ部2とを有している。第1レンズ1aおよび第2レンズ1bは、上述したメインレンズ1を構成する。ただし、この構成は一例であり、メインレンズ1を構成する光学素子の絞り位置にフィルタ部2が配置された構成であればよい。
カメラ部30は、上述したマイクロレンズアレイ3と、上述した受光素子アレイ4と、フレームメモリ31とを有している。フレームメモリ31は、受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像を一時的に保持する。
演算装置40は、例えば、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェースなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成される。演算装置40は、例えば、CPUがRAMをワークエリアとしてROMに格納された所定のプログラムを実行することにより、図7に示すように、二値化処理部41、位置特定部42、領域検出部43、および色検出部44の各機能構成を実現する。これらのうち、二値化処理部41および位置特定部42は、上述した位置情報を記憶部50に格納するための機能構成であり、例えば、実機を出荷する前、あるいは出荷後の任意のタイミングで実施される調整時に、調整作業者による所定の操作に応じて呼び出される。一方、領域検出部43および色検出部44は、実際にライトフィールド画像を用いて被写体の色を検出するための機能構成であり、被写体の撮像時に受光素子アレイ4がライトフィールド画像を出力するたびに呼び出される。
撮像装置10の調整時には、図7に示す光源61から出射されてバンドパスフィルタ62を透過した光を検査光として、光学系のフィルタ部2に入射させる。検査光は、フィルタ部2の3つのフィルタ領域F,F,Fのうち、位置特定の対象とするフィルタ領域(以下、対象領域という。)に対応する波長特性を持つ光であり、対象領域ごとに設定される。撮像装置10の調整時には、対象領域に応じてバンドパスフィルタ62を切り替えることで、フィルタ部2の3つのフィルタ領域F,F,Fそれぞれに対応する検査光を、フィルタ部2に順次入射させる(検査光発生手段)。なお、検査光の詳細は後述する。
二値化処理部41は、上述した検査光がフィルタ部2に入射した際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像に対して二値化処理を行い、明るい画素は白、それ以外の画素は黒となる二値化画像を生成する。
位置特定部42は、二値化処理部41が生成した二値化画像を用いて、白画素の座標を特定するとともに、白画素がつながっている「かたまり」(連結部分)の位置を特定することにより、フィルタ部2の対象領域に対応するマクロピクセル内の画像領域の位置を特定する。例えば、フィルタ部2のフィルタ領域Fを対象領域とした場合、ライトフィールド画像において横方向にi番目、縦方向にj番目のマクロピクセル内の画像領域MをM(i,j)とすると、M(i,j)は通常、複数の画素からなる。位置特定部42は、M(i,j)に属する各画素の座標をi,jと対応付けて特定し、これらを画像領域Mの位置情報として記憶部50に格納する。
記憶部50は、位置特定部42によって特定された位置情報を記憶する不揮発性メモリである。記憶部50は、位置特定部42によって特定された位置情報を、例えば、ルックアップテーブルのかたちで保持することができる。
領域検出部43は、記憶部50が記憶する位置情報に基づいて、被写体の撮像時、つまり、被写体からの光がフィルタ部2に入射した際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像から、各マクロピクセルの画像領域M,M,Mをそれぞれ検出する。また、本実施形態の領域検出部43は、検出した各画像領域M,M,Mの出力値をマクロピクセルの位置に応じて再配置することにより、中間画像を生成する。
具体的には、領域検出部43は、ライトフィールド画像に含まれる各マクロピクセル内の画像領域Mを検出し、検出した画像領域Mの出力値(例えば、画像領域Mを構成する画素の平均値)を各マクロピクセルの位置i,jに従って再配置することにより、フィルタ部2のフィルタ領域Fに対応する中間画像を生成する。すなわち、(i,j)=(1,1)ならば、ライトフィールド画像の例えば左上端のマクロピクセル内の画像領域Mの出力値を中間画像の左上端の画素の値とする。この処理を、ライトフィールド画像に含まれるすべてのマクロピクセルについて行うことで、フィルタ部2のフィルタ領域Fを透過した光で形成された二次元画像である中間画像を生成することができる。
また、領域検出部43は、ライトフィールド画像に含まれる各マクロピクセル内の画像領域M,Mについても同様の処理を行うことで、フィルタ部2のフィルタ領域Fに対応する中間画像や、フィルタ領域Fに対応する中間画像も生成することができる。
色検出部44は、領域検出部43が検出した各画像領域M,M,Mの出力値に基づいて、上述した方法により被写体の色を検出する。本実施形態の色検出部44は、領域検出部43が生成した3つの中間画像(フィルタ部2のフィルタ領域F,F,Fに各々対応する3つの中間画像)を用いることにより、被写体の異なる位置の色を個別に検出することができる。
なお、領域検出部43は、3つの画像領域M,M,Mに各々対応する中間画像を生成する代わりに、3つの画像領域M,M,Mの代表的な出力値を取得する構成であってもよい。この場合、色検出部44は、3つの画像領域M,M,Mの代表的な出力値に基づいて、被写体の色を検出する。
上述した二値化処理部41、位置特定部42、領域検出部43、および色検出部44の各機能構成は、その一部あるいは全部を、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現してもよい。
ここで、撮像装置10の調整時に用いる検査光の詳細について説明する。検査光は、上述したように、受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像から、フィルタ部2の対象領域に対応する画像領域を分離して、その位置を特定するために用いられる光であり、対象領域に対応する波長特性を持つ。例えば、検査光は、フィルタ部2の対象領域の分光透過率と他のフィルタ領域の分光透過率との差分に基づいて定められた波長特性を持つ光である。より具体的には、フィルタ部2の対象領域の分光透過率と他のフィルタ領域の分光透過率との差分の最大値を中心波長とする光を、検査光として用いることができる。
フィルタ部2のフィルタ領域Fを対象領域とする場合、まず、フィルタ領域Fの分光透過率T(λ)と、他の2つのフィルタ領域F,Fの分光透過率T(λ),T(λ)との差分D(λ)を、下記式(1)により求める。
(λ)=T(λ)−T(λ)−T(λ) ・・・(1)
そして、差分D(λ)の最大値Sの波長の光を、フィルタ領域Fを対象領域とする場合の検査光、つまり、受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像から画像領域Mを分離するための検査光とする。
フィルタ部2のフィルタ領域Fを対象領域とする場合は、同様に、フィルタ領域Fの分光透過率T(λ)と、他の2つのフィルタ領域F,Fの分光透過率T(λ),T(λ)との差分D(λ)を求める。そして、差分D(λ)の最大値Sの波長の光を、フィルタ領域Fを対象領域とする場合の検査光、つまり、受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像から画像領域Mを分離するための検査光とする。
フィルタ部2のフィルタ領域Fを対象領域とする場合は、同様に、フィルタ領域Fの分光透過率T(λ)と、他の2つのフィルタ領域F,Fの分光透過率T(λ),T(λ)との差分D(λ)を求める。そして、差分D(λ)の最大値Sの波長の光を、フィルタ領域Fを対象領域とする場合の検査光、つまり、受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像から画像領域Mを分離するための検査光とする。
図8は、フィルタ部2の3つのフィルタ領域F,F,Fそれぞれの分光透過率T(λ),T(λ),T(λ)の差分D(λ),D(λ),D(λ)と、その最大値S,S,Sとを示す図である。図8中の実線は差分D(λ)を示し、一点鎖線は差分D(λ)を示し、破線は差分D(λ)を示している。また、それぞれの差分D(λ),D(λ),D(λ)において、矢印で示した位置の波長が、最大値S,S,Sである。
検査光としては、波長S,S,Sの単色光が理想的である。しかし、波長S,S,Sの単色光を得ることは困難であるため、それぞれの波長を中心波長とした、波長的に広がりのあるスペクトルを持つ光を検査光として用いればよい。
フィルタ部2のフィルタ領域Fを対象領域とする場合、波長Sを中心波長とする検査光を得るために、例えば広い可視光域を含む広い波長域に強度を持つキセノンランプを光源61として用いる。そして、この光源61から出射された光を透過するバンドパスフィルタ62として、波長Sを中心波長とする分光透過率を持つバンドパスフィルタを用いる。図9は、波長Sを中心波長とする検査光を得るために用いるバンドパスフィルタ62の分光透過率を示す図である。このようなバンドパスフィルタ62としては、例えば、色素を用いた吸収型フィルタを用いることができる。
図10は、撮像装置10の調整時において、波長Sを中心波長とする検査光をフィルタ部2に入射させた際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像に含まれるマクロピクセルを拡大して示す図である。波長Sを中心波長とする検査光をフィルタ部2に入射させた際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像では、図10に示すように、各マクロピクセル内の画像領域Mの画素だけが大きな画素値を持つため明るく見える。つまり、各マクロピクセル内の画像領域Mと他の画像領域M,Mとのコントラストが最大となっている。このライトフィールド画像に対して、適切な閾値を用いて二値化処理を行うことで、得られた二値化画像から画像領域Mの位置を正確に特定することができる。
また、フィルタ部2のフィルタ領域Fを対象領域とする場合は、波長Sを中心波長とする分光透過率を持つバンドパスフィルタ62を用いることで、波長Sを中心波長とする検査光を得る。そして、この検査光をフィルタ部2に入射させた際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像に対して二値化処理を行うことで、得られた二値化画像から画像領域Mの位置を正確に特定することができる。
また、フィルタ部2のフィルタ領域Fを対象領域とする場合は、波長Sを中心波長とする分光透過率を持つバンドパスフィルタ62を用いることで、波長Sを中心波長とする検査光を得る。そして、この検査光をフィルタ部2に入射させた際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像に対して二値化処理を行うことで、得られた二値化画像から画像領域Mの位置を正確に特定することができる。
以上のように特定された画像領域M,M,Mそれぞれの位置は、位置情報として撮像装置10の記憶部50に格納される。そして、撮像装置10を用いて実際に被写体を撮像して被写体の色を検出する際には、記憶部50が記憶する位置情報を用いて、被写体の撮像により得られるライトフィールド画像から、各マクロピクセルの画像領域M,M,Mを正しく検出することができる。そして、検出した画像領域M,M,Mの出力値に基づいて、被写体の色を適切に検出することができる。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の撮像装置10によれば、フィルタ部2の各フィルタ領域F,F,Fに対応する画像内の位置を正確に特定し、被写体の色の検出などを適切に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、調整時のライトフィールド画像に対する二値化処理と、二値化画像を用いて画像領域M,M,Mの位置を特定して位置情報を記憶部50に格納する処理とを、調整装置が行う。以下、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を適宜省略し、第2実施形態の特徴点のみを説明する。
図11は、第2実施形態の撮像装置の具体的な構成例を示す図である。図11に示す撮像装置70は、レンズモジュール20と、カメラ部30と、演算装置80と、記憶部50とを備える。レンズモジュール20、カメラ部30、および記憶部50は、第1実施形態と同様である。演算装置80は、第1実施形態の演算装置40と異なり、領域検出部43および色検出部44のみを備え、二値化処理部41および位置特定部42は設けられていない。
第2実施形態では、撮像装置70の調整時に、図11に示す調整装置90を用いる。この調整装置90は、第1実施形態と同様の光源61およびバンドパスフィルタ62(検査光発生手段)のほかに、演算装置100を備える。この調整装置90の演算装置100に、第1実施形態の二値化処理部41と同様の二値化処理部101と、第1実施形態の位置特定部42と同様の位置特定部102とが設けられている。
調整装置90は、撮像装置70の調整時に光源61を駆動し、光源61から出射された光をバンドパスフィルタ62を透過させることによって検査光として、この検査光を撮像装置70のフィルタ部2に入射させる。そして、検査光がフィルタ部2に入射した際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像を、撮像装置70から取得して演算装置100に入力する。
演算装置100の二値化処理部101は、第1実施形態の二値化処理部41と同様に、検査光がフィルタ部2に入射した際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像に対して二値化処理を行って、二値化画像を生成する。
演算装置100の位置特定部102は、第1実施形態の位置特定部42と同様に、二値化処理部101が生成した二値化画像を用いて、白画素の座標を特定するとともに、白画素の連結部分の位置を特定することにより、フィルタ部2の対象領域に対応するマクロピクセル内の画像領域の位置を特定する。そして、位置特定部102は、特定した画像領域の位置を示す位置情報を、撮像装置70の記憶部50に格納する。
図12は、撮像装置70に対する調整を行う際の調整装置90の処理手順を示すフローチャートである。なお、この図12のフローチャートで示すステップS101〜ステップS105の処理手順は、第1実施形態の撮像装置10に対する調整時にも適用できる。第1実施形態の撮像装置10に対する調整時に適用する場合は、ステップS102およびステップS103の処理が、撮像装置10の内部で実施される。
撮像装置70に対する調整を行う際、調整装置90は、まず光源61を駆動し、光源61から出射された光をバンドパスフィルタ62を透過させることによって検査光として、この検査光を撮像装置70のフィルタ部2に入射させる(ステップS101)。
次に、調整装置90の二値化処理部101が、撮像装置70の受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像に対して二値化処理を行って、二値化画像を生成する(ステップS102)。
次に、調整装置90の位置特定部102が、二値化処理部101が生成した二値化画像を用いて、フィルタ部2の対象領域に対応するマクロピクセル内の画像領域の位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を、撮像装置70の記憶部50に格納する(ステップS103)。
次に、調整装置90は、撮像装置70のフィルタ部2のすべてのフィルタ領域を対象領域として処理を行ったか否かを判定する(ステップS104)。そして、対象領域としていないフィルタ領域があれば(ステップS104:No)、新たに対象領域とするフィルタ領域に応じてバンドパスフィルタ62を切り替えた後(ステップS105)、ステップS101に戻って以降の処理を繰り返す。一方、すべてのフィルタ領域を対象領域として処理を行った場合は(ステップS104:Yes)、撮像装置70の調整を終了する。
以上説明したように、第2実施形態では、撮像装置70のフィルタ部2に検査光を入射させた際に受光素子アレイ4が出力するライトフィールド画像に対する二値化処理と、得られた二値化画像を用いて画像領域M,M,Mの位置を特定して位置情報を記憶部50に格納する処理とを、調整装置90が行うようにしている。したがって、撮像装置70での処理負荷を低減しながら、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を加えながら具体化することができる。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(変形例1)
上述した第1実施形態および第2実施形態では、検査光を得るためのバンドパスフィルタ62として、色素を用いた吸収型フィルタを用いた。しかし、バンドパスフィルタ62としては、吸収型フィルタに限らず、例えば、誘電体多層膜を用いた干渉型フィルタを用いるようにしてもよい。誘電体多層膜は、分光透過率の設計自由度が高いため、より仕様に近い分光透過率のバンドパスフィルタ62を作製できるという利点がある。
(変形例2)
上述した第1実施形態および第2実施形態では、光源61として、キセノンランプを用いた。しかし、光源61としては、キセノンランプに限らず、例えば、ハロゲンランプや発光ダイオードなどを用いるようにしてもよい。ハロゲンランプは、短波長側の光強度がキセノンランプよりも低いが、キセノンランプと同様に広い波長域にわたって強度を持つので、光源61として用いることが可能である。また、発光ダイオードは、一般的に波長帯域はキセノンランプやハロゲンランプに比べて狭いが、光源61として用いることは可能である。
(変形例3)
上述した第1実施形態および第2実施形態では、キセノンランプなどの光源61から出射された光をバンドパスフィルタ62を透過させることで、対象領域に対応する波長特性を持つ検査光を得るようにしていた。しかし、キセノンランプなどの光源61とバンドパスフィルタ62の組み合わせに代えて、対象領域に対応する波長特性を持つレーザを出射するレーザダイオードを用い、このレーザダイオードが出射するレーザを検査光として、撮像装置10,70のフィルタ部2に入射させるようにしてもよい。レーザダイオードは、純度の高い特定の波長を発光することができるので、レーザダイオードを検査光の光源として用いることにより、上述した第1実施形態や第2実施形態と比較して、コントラストの高い画像が得られるといった利点がある。
1 メインレンズ
2 フィルタ部
3 マイクロレンズアレイ
4 受光素子アレイ
10 撮像装置
41 二値化処理部
42 位置特定部
43 領域検出部
44 色検出部
50 記憶部
61 光源
62 バンドパスフィルタ
70 撮像装置
90 調整装置
101 二値化処理部
102 位置特定部
特開2013−214950号公報

Claims (11)

  1. 各々が異なる波長選択性を持つ複数のフィルタ領域を有するフィルタ部と、
    前記フィルタ部を透過した光を受光して画像を出力する受光素子アレイと、
    前記フィルタ部の複数のフィルタ領域ごとに、各フィルタ領域を透過した光を受光する前記受光素子アレイ上の位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、
    前記位置情報に基づいて、被写体からの光が前記フィルタ部に入射した際に前記受光素子アレイが出力する画像から、前記フィルタ部の各フィルタ領域を透過した光に対応する画像領域を検出する領域検出部と、
    検出された前記画像領域の出力値に基づいて、前記被写体の色を検出する色検出部と、を備え、
    前記フィルタ部の複数のフィルタ領域のうちの一つを対象領域としたときに、前記対象領域に対応する前記位置情報は、前記対象領域の波長選択性に対応する波長特性を持つ検査光を前記フィルタ部に入射させた際に前記受光素子アレイが出力する画像に対して二値化処理を行い、得られた二値化画像を用いて特定される前記受光素子アレイ上の位置を示す情報であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記二値化処理を行う二値化処理部と、
    前記二値化画像を用いて、前記対象領域を透過した光を受光する前記受光素子アレイ上の位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を、前記対象領域に対応する前記位置情報として前記記憶部に格納する位置特定部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フィルタ部は、等色関数に基づいた分光透過率を持つ少なくとも3つのフィルタ領域を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記検査光は、前記対象領域の分光透過率と他のフィルタ領域の分光透過率との差分に基づいて定められた波長特性を持つ光であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記検査光は、前記対象領域の分光透過率と他のフィルタ領域の分光透過率との差分の最大値を中心波長とする光であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 各々が異なる波長選択性を持つ複数のフィルタ領域を有するフィルタ部と、
    前記フィルタ部を透過した光を受光して画像を出力する受光素子アレイと、
    前記フィルタ部の複数のフィルタ領域ごとに、各フィルタ領域を透過した光を受光する前記受光素子アレイ上の位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、を備える撮像装置の調整を行う調整装置であって、
    前記フィルタ部の複数のフィルタ領域のうちの一つを対象領域としたときに、前記対象領域の波長選択性に対応する波長特性を持つ検査光を前記フィルタ部に入射させる検査光発生手段と、
    前記検査光が前記フィルタ部に入射した際に前記受光素子アレイが出力する画像を取得して該画像に対して二値化処理を行う二値化処理部と、
    前記二値化処理により得られた二値化画像を用いて、前記対象領域を透過した光を受光する前記受光素子アレイ上の位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を、前記対象領域に対応する前記位置情報として前記記憶部に格納する位置特定部と、を備えることを特徴とする調整装置。
  7. 前記検査光発生手段は、
    光源と、
    前記光源から出射された光を透過して前記検査光とする、前記フィルタ部とは異なるバンドパスフィルタと、を備えることを特徴とする請求項6に記載の調整装置。
  8. 前記バンドパスフィルタは、色素を用いた吸収型フィルタまたは誘電体多層膜を用いた干渉型フィルタであることを特徴とする請求項7に記載の調整装置。
  9. 前記光源は、キセノンランプ、ハロゲンランプ、発光ダイオードのいずれかであることを特徴とする請求項7に記載の調整装置。
  10. 前記検査光発生手段は、前記対象領域の波長選択性に対応する波長特性を持つレーザを前記検査光として前記フィルタ部に入射させることを特徴とする請求項6に記載の調整装置。
  11. 各々が異なる波長選択性を持つ複数のフィルタ領域を有するフィルタ部と、
    前記フィルタ部を透過した光を受光して画像を出力する受光素子アレイと、
    前記フィルタ部の複数のフィルタ領域ごとに、各フィルタ領域を透過した光を受光する前記受光素子アレイ上の位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、を備える撮像装置の調整方法であって、
    前記フィルタ部の複数のフィルタ領域のうちの一つを対象領域としたときに、前記対象領域の波長選択性に対応する波長特性を持つ検査光を前記フィルタ部に入射させる工程と、
    前記検査光が前記フィルタ部に入射した際に前記受光素子アレイが出力する画像に対して二値化処理を行う工程と、
    前記二値化処理により得られた二値化画像を用いて、前記対象領域を透過した光を受光する前記受光素子アレイ上の位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を、前記対象領域に対応する前記位置情報として前記記憶部に格納する工程と、を含むことを特徴とする調整方法。
JP2013250577A 2013-12-03 2013-12-03 撮像装置、調整装置および調整方法 Active JP6277695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250577A JP6277695B2 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 撮像装置、調整装置および調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250577A JP6277695B2 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 撮像装置、調整装置および調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015109523A true JP2015109523A (ja) 2015-06-11
JP6277695B2 JP6277695B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=53439593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013250577A Active JP6277695B2 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 撮像装置、調整装置および調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6277695B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9609292B2 (en) 2014-03-04 2017-03-28 Ricoh Company, Limited Imaging device, adjusting device, and adjusting method

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066741A1 (ja) * 2010-11-16 2012-05-24 株式会社ニコン マルチバンドカメラ及びマルチバンド画像撮像方法
WO2012143983A1 (ja) * 2011-04-22 2012-10-26 パナソニック株式会社 撮像装置、撮像システム、及び撮像方法
JP2013214950A (ja) * 2012-03-09 2013-10-17 Ricoh Co Ltd 撮像装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066741A1 (ja) * 2010-11-16 2012-05-24 株式会社ニコン マルチバンドカメラ及びマルチバンド画像撮像方法
WO2012143983A1 (ja) * 2011-04-22 2012-10-26 パナソニック株式会社 撮像装置、撮像システム、及び撮像方法
JP2013214950A (ja) * 2012-03-09 2013-10-17 Ricoh Co Ltd 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9609292B2 (en) 2014-03-04 2017-03-28 Ricoh Company, Limited Imaging device, adjusting device, and adjusting method

Also Published As

Publication number Publication date
JP6277695B2 (ja) 2018-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6260354B2 (ja) 撮像装置、調整装置および調整方法
US11405535B2 (en) Quad color filter array camera sensor configurations
US9307127B2 (en) Image capturing device and image capturing system
JP2015228641A (ja) 撮像装置、露光調整方法およびプログラム
JP5201825B2 (ja) 距離画像取得装置及び方法
JP6224275B2 (ja) マルチスペクトル撮像装置
TWI674396B (zh) 判定入射輻射之光譜發射特性之方法及系統
JP2014086863A (ja) 撮像装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP2014095688A (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP2014132256A (ja) 撮像システム及び色検査システム
JP2013124985A (ja) 複眼式撮像装置および測距装置
US20230103720A1 (en) Lens device, imaging apparatus, and imaging method
WO2014122713A1 (ja) 情報取得装置および物体検出装置
JP6277695B2 (ja) 撮像装置、調整装置および調整方法
JP2010276469A (ja) 画像処理装置及び測距装置の画像処理方法
JP2010217334A (ja) 受光素子用フィルタおよび受光装置
JP6361857B2 (ja) 画像読取装置および画像読取プログラム
US11580654B2 (en) Alternating light distributions for active depth sensing
DK3007430T3 (en) CAMERA SYSTEM AND INSPECTION AND / OR MEASUREMENT OF OBJECTS
JPWO2018012478A1 (ja) 測色計
JP2014140117A (ja) カメラ装置及び撮像方法
JP2020005053A (ja) イメージセンサの分光感度測定方法、分光感度測定装置の検査方法及び分光感度測定装置
KR102524989B1 (ko) 카메라 모듈 검사 장치
JP2013104789A (ja) 撮像装置及び撮像方法
CN112532967A (zh) 一种检测方法与装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6277695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151